JP2018097061A - 像担持体 - Google Patents
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Abstract
Description
像担持体は、電子写真方式の画像形成方法において、潜像または顕像をその表面に担持する物体である。像担持体の例には、電子写真感光体および中間転写体が含まれる。像担時体は、最表層に保護層(表面層)を有する。保護層は、像担持体の表面を形成する層であり、像担持体の断面における最外部に配置されている層である。保護層の厚さは、像担持体の種類に応じて適宜に決めることができ、0.2〜15μmであることが好ましく、0.5〜10μmであることがより好ましい。
ラジカル重合性モノマーは、ラジカル重合性官能基を有し、紫外線や可視光線、電子などの活性線の照射あるいは加熱などのエネルギーの付加により、ラジカル重合(硬化)して、一般に像担持体のバインダー樹脂として用いられる樹脂となる化合物である。ラジカル重合性モノマーの例には、スチレン系モノマー、アクリル系モノマー、メタクリル系モノマー、ビニルトルエン系モノマー、酢酸ビニル系モノマーおよびN−ビニルピロリドン系モノマーが含まれ、バインダー樹脂の例には、ポリスチレンおよびポリアクリレートが含まれる。
第1のPFPEは、下記式(1)で表される化合物であることが好ましい。
(1)末端に水酸基を有するPFPEに対して、(メタ)アクリル酸クロライドを脱塩酸によりエステル化反応させる方法。
(2)末端に水酸基を有するPFPEに対して、(メタ)アクリロイル基を有するイソシアネート化合物をウレタン化反応させる方法。
(3)末端にカルボキシル基を有するPFPEを常法により酸ハロゲン化物とし、この酸ハロゲン化物に対して、(メタ)アクリロイル基と水酸基を有する化合物をエステル化反応させる方法。
下記式(Z−1)で表される両末端にカルボキシル基を有するPFPE14.6質量部と、塩化チオニル20質量部と、N,N−ジメチルホルムアミド2滴とを混合し、4時間加熱還流する。過剰の塩化チオニルを留去すると、中間体(I)15.0質量部が得られる。次いで、グリセリンジアクリレート4.0質量部と、ピリジン1.6質量部と、重合禁止剤としてp−メトキシフェノール0.006質量部とをジクロロエタン50質量部に溶解し、中間体(I)15.0質量部を添加する。そのまま室温で一晩撹拌した後、水を添加してジクロロエタン抽出する。有機層を水洗し、溶媒を留去してパーフルオロポリエーテル化合物(PFEP−A−1A)18.2質量部が得られる。なお、式(Z−1)、(I)、式(PFPE−A−1A)中、mの平均は8であり、nの平均は5である。
下記式(Z−2)で表される両末端に水酸基を有するPFPE21.8質量部と、重合禁止剤としてp−メトキシフェノール0.01質量部と、ウレタン化触媒としてジブチルスズジラウレート0.01質量部と、メチルエチルケトン20質量部とを混合し、空気気流下で攪拌を開始し、80℃に昇温する。
下記式(Z−3)で表され、両末端に水酸基を有するPFPE14.4質量部と、ピリジン12質量部と、ジメチルアミノピリジン2.7質量部と、ジクロロメタン80質量部とを攪拌混合し、無水トリフルオロメタンスルホン酸20.8質量部をゆっくりと添加し、室温にて48時間攪拌する。得られた反応混合物中にパーフルオロヘキサン200重量部を添加し、ジクロロメタンとエタノールの混合溶液を用いて洗浄した後、蒸留によりパーフルオロヘキサンを除去して、中間体(II)15.0重量部が得られる。
第2のPFPEは、ラジカル重合性官能基数が異なること以外は第1のPFPEと同じ構造を有する。第2のPFPEのラジカル重合性官能基数は、0〜3である。ラジカル重合性官能基数が2または3の場合、当該ラジカル重合性官能基は、片末端に結合していてもよいし、両末端にそれぞれ結合していてもよい。
下記式(Z−3)で表される両末端に水酸基を有するPFPE14.4質量部と、p−メトキシフェノール0.01質量部と、ジブチルスズジラウレート0.01質量部と、メチルエチルケトン10質量部とを混合し、空気気流下で攪拌を開始して80℃に昇温する。その後、2−フェニルエチルイソシアナート3.0質量部を添加して、80℃で10時間攪拌することにより反応を行う。
前記式(Z−3)で表される両末端に水酸基を有するPFPE14.4質量部と、p−メトキシフェノール0.01質量部と、ジブチルスズジラウレート0.01質量部と、メチルエチルケトン10質量部とを混合し、空気気流下で攪拌を開始して80℃に昇温する。その後、2−(メタクリロイルオキシ)エチルイソシアナート3.1質量部を添加し、80℃で10時間攪拌することにより反応を行う。
保護層は、ラジカル重合性官能基を含む被担持体を表面に担持した金属酸化物粒子(以下、単に「ラジカル重合性金属酸化物粒子」ともいう)を含んでいてもよい。ラジカル重合性金属酸化物粒子は、金属酸化物粒子と、その表面に担持され、ラジカル重合性官能基を含む被担持体と、を有する。金属酸化物粒子の表面へのラジカル重合性官能基を含む被担持体の担持は、物理的な担持であってもよいし、化学的な結合であってもよい。ラジカル重合性官能基は、一種でもそれ以上でもよく、同じであっても異なっていてもよい。
S−2:CH2=CHSi(OCH3)3
S−3:CH2=CHSiCl3
S−4:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)(OCH3)2
S−5:CH2=CHCOO(CH2)2Si(OCH3)3
S−6:CH2=CHCOO(CH2)2Si(OC2H5)(OCH3)2
S−7:CH2=CHCOO(CH2)3Si(OCH3)3
S−8:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)Cl2
S−9:CH2=CHCOO(CH2)2SiCl3
S−10:CH2=CHCOO(CH2)3Si(CH3)Cl2
S−11:CH2=CHCOO(CH2)3SiCl3
S−12:CH2=C(CH3)COO(CH2)2Si(CH3)(OCH3)2
S−13:CH2=C(CH3)COO(CH2)2Si(OCH3)3
S−14:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(CH3)(OCH3)2
S−15:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3
S−16:CH2=C(CH3)COO(CH2)2Si(CH3)Cl2
S−17:CH2=C(CH3)COO(CH2)2SiCl3
S−18:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(CH3)Cl2
S−19:CH2=C(CH3)COO(CH2)3SiCl3
S−20:CH2=CHSi(C2H5)(OCH3)2
S−21:CH2=C(CH3)Si(OCH3)3
S−22:CH2=C(CH3)Si(OC2H5)3
S−23:CH2=CHSi(OCH3)3
S−24:CH2=C(CH3)Si(CH3)(OCH3)2
S−25:CH2=CHSi(CH3)Cl2
S−26:CH2=CHCOOSi(OCH3)3
S−27:CH2=CHCOOSi(OC2H5)3
S−28:CH2=C(CH3)COOSi(OCH3)3
S−29:CH2=C(CH3)COOSi(OC2H5)3
S−30:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OC2H5)3
S−31:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)2(OCH3)
像担持体は、電子写真方式の画像形成装置における有機感光体として使用される。たとえば、画像形成装置は、像担持体と、像担持体の表面を帯電させるための帯電装置と、帯電した像担持体の表面に光を照射して静電潜像を形成するための露光装置と、静電潜像が形成された像担持体にトナーを供給してトナー像を形成するための現像装置と、像担持体の表面のトナー像を記録媒体に転写するための転写装置と、トナー像が記録媒体に転写した後の像担持体の表面に残留するトナーを除去するためのクリーニング装置と、記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に定着させる定着装置と、を有する。
スキャナー112は、コンタクトガラス上の原稿Dを光学的に走査して読み取る。原稿Dからの反射光がCCDセンサー112aにより読み取られ、入力画像データとなる。入力画像データは、画像処理部30において所定の画像処理が施され、露光装置411に送られる。
(1)第1のPFPEの合成
前述した方法に従い下記に示す第1のPFPEを合成した。なお、下記表1における化合物略称では、語末が「A」の化合物は下記の構造式における「X(ラジカル重合性官能基)」がアクリロイルオキシ基の化合物であり、語末が「M」の化合物は「X」がメタクリロイルオキシ基の化合物であることを示している。
前述した方法にならい下記に示す第1のPFPEを合成した。なお、下記表1における化合物略称では、語末が「A」の化合物は下記の構造式における「X(ラジカル重合性官能基)」がアクリロイルオキシ基の化合物であり、語末が「M」の化合物は「X」がメタクリロイルオキシ基の化合物であることを示している。
A.ラジカル重合性の金属酸化物粒子1の作製
下記成分を下記分量で、直径径0.5mmのアルミナビーズが入った湿式サンドミルに入れ、30℃にて6時間混合した。その後、メチルエチルケトンとアルミナビーズを濾別し、60℃にて乾燥してラジカル重合性の金属酸化物粒子1を作製した。なお、金属酸化物粒子として数平均一次粒径20nmの酸化スズを使用した。
酸化スズ 100質量部
例示化合物(S−14) 10質量部
メチルエチルケトン 1000質量部
下記成分を下記分量で、直径径0.5mmのアルミナビーズが入った湿式サンドミルに入れ、30℃にて6時間混合した。その後、メチルエチルケトンとアルミナビーズを濾別し、60℃にて乾燥してラジカル重合性の金属酸化物粒子2を作製した。なお、金属酸化物粒子として数平均一次粒径50nmの銅アルミ酸化物を使用した。
銅アルミ酸化物 100質量部
例示化合物(S−14) 5質量部
メチルエチルケトン 1000質量部
例示化合物S−14をトリメトキシプロピルシランに変更した以外は、ラジカル重合性金属酸化物粒子1と同様にして非ラジカル重合性の金属酸化物粒子3を作製した。
(1)像担持体1の作製
A.導電性支持体の準備
円筒形アルミニウム支持体の表面を切削加工し、導電性支持体を準備した。
下記成分を下記分量で混合し、分散機としてサンドミルを用いて、バッチ式で10時間の分散を行い、中間層用の塗布液を調製した。当該塗布液を浸漬塗布法によって導電性支持体の表面に塗布し、110℃で20分間乾燥し、膜厚2μmの中間層を導電性支持体上に形成した。なお、ポリアミド樹脂としてX1010(ダイセルデグサ株式会社)を使用した。また、酸化チタン粒子としてSMT500SAS(テイカ株式会社)を使用した。
ポリアミド樹脂 10質量部
酸化チタン粒子 11質量部
エタノール 200質量部
下記成分を下記分量で混合し、循環式超音波ホモジナイザー(RUS−600TCVP;株式会社日本精機製作所)を19.5kHz、600Wにて循環流量40L/時間で0.5時間分散することにより、電荷発生層用の塗布液を調製した。当該塗布液を浸漬塗布法によって中間層の表面に塗布し、乾燥させて、膜厚0.3μmの電荷発生層を中間層上に形成した。なお、電荷発生物質は、Cu−Kα特性X線回折スペクトル測定で8.3°、24.7°、25.1°、26.5°に明確なピークを有するチタニルフタロシアニンおよび(2R,3R)−2,3−ブタンジオールの1:1付加体と、未付加のチタニルフタロシアニンの混晶を使用した。また、ポリビニルブチラール樹脂としてエスレックBL−1(積水化学工業株式会社、「エスレック」は、同社の登録商標)を使用した。また、混合液として、3−メチル−2−ブタノン/シクロヘキサノン=4/1(V/V)を使用した。
電荷発生物質 24質量部
ポリビニルブチラール樹脂 12質量部
混合液 400質量部
下記成分を下記分量で混合した電荷輸送層用の塗布液を浸漬塗布法によって電荷発生層の表面に塗布し、120℃で70分間乾燥することにより、膜厚24μmの電荷輸送層を電荷輸送層上に形成した。なお、ポリカーボネート樹脂としてZ300(三菱ガス化学株式会社)を使用した。また、酸化防止剤としてIRGANOX1010(BASF社、「IRGANOX」は同社の登録商標)を使用した。
下記構造式(2)で表される電荷輸送物質 60質量部
ポリカーボネート樹脂 100質量部
酸化防止剤 4質量部
下記成分を下記分量で混合した保護層用の塗布液(ラジカル重合性樹脂組成物)を電荷輸送層の表面に、円形スライドホッパー塗布機を用いて塗布した。次いで、塗布された塗布液の膜に、メタルハライドランプで紫外線を1分間照射して当該膜を硬化させることにより、膜厚3.0μmの保護層を電荷輸送層上に形成した。なお、重合開始剤は、イルガキュア819(BASFジャパン社)を使用した。
ラジカル重合性モノマー(M6) 120質量部
PFPE−A−1A 10質量部
PFPE−B−2 5質量部
ラジカル重合性金属酸化物粒子1 100質量部
重合開始剤 10質量部
2−ブタノール 400質量部
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−2Mに変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−3に変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体2を作製した。
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Aに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から15質量部に変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−3に変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から15質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体3を作製した。
ラジカル重合性モノマーをM6からM2に変更し、第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Mに変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−5Mに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から20質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体4を作製した。
ラジカル重合性モノマーをM6からM2に変更し、第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Mに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から20質量部に変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−5Mに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体5を作製した。
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Mに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から15質量部に変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−6Aに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体6を作製した。
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−6Aに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から20質量部に変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体7を作製した。
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−7Aに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から15質量部に変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−4Aに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体8を作製した。
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−7Mに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から15質量部に変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−5Mに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から15質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体9を作製した。
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−8Aに変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−5Aに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から15質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体10を作製した。
ラジカル重合性モノマーをM6からM2に変更し、第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−9Mに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から15質量部に変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−6Mに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から15質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体11を作製した。
ラジカル重合性モノマーをM6からM2に変更し、第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Aに変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−5Mに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更し、ラジカル重合性金属酸化物粒子をラジカル重合性金属酸化物粒子1からラジカル重合性金属酸化物粒子2に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体12を作製した。
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Mに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から20質量部に変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更し、ラジカル重合性金属酸化物粒子をラジカル重合性金属酸化物粒子1からラジカル重合性金属酸化物粒子2に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体13を作製した。
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−7Mに変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−7Mに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更し、ラジカル重合性金属酸化物粒子をラジカル重合性金属酸化物粒子1からラジカル重合性金属酸化物粒子2に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体14を作製した。
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Aに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から15質量部に変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2から5147X(ソルベイズスペシャルティポリマーズ社)に変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更し、ラジカル重合性金属酸化物粒子をラジカル重合性金属酸化物粒子1からラジカル重合性金属酸化物粒子2に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体15を作製した。
ラジカル重合性モノマーをM6からM2に変更し、第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Aに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から15質量部に変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からA10Pに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から15質量部に変更し、ラジカル重合性金属酸化物粒子をラジカル重合性金属酸化物粒子1からラジカル重合性金属酸化物粒子2に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体16を作製した。なお、A10Pは、ソルベイズスペシャルティポリマーズ社のFluorolink A10Pである。
ラジカル重合性モノマーをM6からM2に変更し、第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Mに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から20質量部に変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−5Mに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更し、ラジカル重合性金属酸化物粒子をラジカル重合性金属酸化物粒子1から非ラジカル重合性の金属酸化物粒子3に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体17を作製した。
ラジカル重合性モノマーをM6からM2に変更し、第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Mに変更し、第1のPFPEの配合量を10質量部から20質量部に変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からA10Pに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更し、ラジカル重合性金属酸化物粒子をラジカル重合性金属酸化物粒子1から非ラジカル重合性の金属酸化物粒子3に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体18を作製した。
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Mに変更し、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−5Mに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から10質量部に変更し、金属酸化物粒子を配合しなかったこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体19を作製した。
ラジカル重合性モノマーをM6からM2に変更し第1のPFPEを添加せず、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−5Mに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から30質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体20を作製した。
ラジカル重合性モノマーをM6からM2に変更し、ラジカル重合性モノマーの配合量を120質量部から100質量部に変更し、第1のPFPEを添加せず、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−5Mに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から30質量部に変更し、分散剤(アロンGF400;東亞合成株式会社、「アロン」は同社の登録商標である)25質量部添加したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体21を作製した。
ラジカル重合性モノマーの配合量を120質量部から150質量部に変更し、第1のPFPEを添加せず、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−6Aに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から2質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体22を作製した。
第1のPFPEを添加せず、第2のPFPEをPFPE−B−2からPFPE−B−6Aに変更し、第2のPFPEの配合量を5質量部から20質量部に変更したこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体23を作製した。
第1のPFPEをPFPE−A−1AからPFPE−A−4Aに変更し、第2のPFPEを添加しないこと以外は、像担持体1の作製と同様にして、像担持体24を作製した。
像担持体1〜24のそれぞれを、フルカラー複写機(bizhub PRO C6501;コニカミノルタ株式会社、「bizhub」は同社の登録商標)に搭載し、30℃、85%RHの高温高湿環境(HH環境)で、画像比率15%の文字画像をA4横送りの向きで50万枚連続してプリントする耐久試験を実施した。
耐久試験前後における像担持体の均一膜厚部分(像担持体の両端は膜厚が不均一になりやすいので、少なくとも両端3cmを除く)を、渦電流方式の膜厚測定器(EDDY560C;HELMUT FISCHER GMBTE CO社)を用いてランダムに10か所測定し、その平均値を求め、像担持体上の層の厚さとした。そして、耐久試験前後の層の厚さの差を減耗量とした。減耗量が小さいほど耐摩耗性が高く、減耗量が2.0μm以下であれば実用上問題ない。
耐久試験後、A3紙全面にハーフトーン画像の画出しを行い、下記の基準により像担持体の耐傷付性を評価した。
◎:像担持体表面に目視でみられる目立った傷の発生はなく、ハーフトーン画像にも像担持体傷に対応する画像不良の発生は見当たらない(良好)。
○:像担持体表面に目視で軽微な傷の発生があるが、ハーフトーン画像には像担持体傷に対応する画像不良の発生は見当たらない(実用上問題なし)。
×:像担持体表面に目視で明確に傷の発生があり、ハーフトーン画像にも該傷に対応する画像不良の発生が認められる(実用上問題あり)。
耐久試験中および耐久試験後に、像担持体の表面および出力画像を目視で観察し、下記の基準により像担持体のクリーニング性を評価した。
◎:50万枚までトナーのすり抜けがなく、全く問題ないレベル。
○:50万枚までの時点で像担持体上にトナーのすり抜けが一部見られるが、出力画像は良好であり、実用上問題ないレベル。
△:50万枚以前にトナーのすり抜けにより、出力画像上にスジ状の軽微な画像不良が発生したが、実用上問題ないレベル。
×:50万枚以前にトナーのすり抜けにより、出力画像上にスジ状の明らかな画像不良の発生が認められる(実用上問題あり)。
30 画像処理部
40 画像形成部
41Y、41M、41C、41K 画像形成ユニット
42 中間転写ユニット
43 二次転写ユニット
50 用紙搬送部
51 給紙部
51a、51b、51c 給紙トレイユニット
52 排紙部
52a 排紙ローラー
53 搬送経路部
53a レジストローラー対
60 定着装置
62 定着ローラー
63 加圧ローラー
100 画像形成装置
110 画像読取部
111 給紙装置
112 スキャナー
112a CCDセンサー
411 露光装置
412 現像装置
413 像担持体
414 帯電装置
415 ドラムクリーニング装置
421 中間転写ベルト
422 一次転写ローラー
423、431 支持ローラー
423A バックアップローラー
426 ベルトクリーニング装置
431A 二次転写ローラー
432 二次転写ベルト
D 原稿
S 用紙
Claims (4)
- 最表面に保護層を有する電子写真用の像担持体であって、
前記保護層は、ラジカル重合性モノマーと、ラジカル重合性官能基数が4以上のパーフルオロポリエーテル化合物と、ラジカル重合性官能基数が0〜3のパーフルオロポリエーテル化合物と、を含有するラジカル重合性組成物のラジカル反応による重合物である、
像担持体。 - 前記保護層は、ラジカル重合性官能基を有する被担持体をその表面に担持する金属酸化物粒子をさらに有する前記ラジカル重合性組成物のラジカル反応による重合物である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の像担持体。
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