JP2018093834A - 移植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】施肥量が調整可能な施肥装置と、耕盤深さに基づいて施肥装置による施肥量を制御する制御部とを備えた移植機において、専用のセンサを設けることなく低コストで施肥装置による施肥量を制御できる移植機を提供することを課題としている。【解決手段】植付作業機6と、植付部21と、施肥装置8と、圃場の耕盤深さを検出する耕盤深さ検出手段47と、制御部50とを備え、該制御部50は、該耕盤深さ検出手段47によって検出された値に基づいて、施肥装置8による施肥量を制御する移植機において、前記植付作業機6の昇降位置を検出する昇降位置検出手段35と、前記植付部21による植付深さを検出する植付深さ検出手段30とを設け、前記耕盤深さ検出手段47は、昇降位置検出手段35により検出された植付作業機6の昇降位置と、植付深さ検出手段30により検出された植付深さとを用いて耕盤深さを検出するように構成された。【選択図】図4

Description

本発明は、耕盤深さに応じて施肥装置による施肥量を制御する移植機に関する。
前後輪に支持される走行機体の後方に昇降可能に設けられた植付作業機と、該植付作業機側に載置された苗を掻き取って植付作業を行う植付部と、施肥量が調整可能な施肥装置と、圃場の耕盤深さを検出する耕盤深さ検出手段と、制御部とを備え、該制御部は、該耕盤深さ検出手段によって検出された値に基づいて、施肥装置による施肥量を制御する特許文献1に記載の移植機が従来公知である。
特許第5704293号公報
上記文献の移植機によれば、前記制御部は、耕盤深さ検出手段により検出された耕盤深さに基づいて、施肥装置による施肥量や施肥を行う高さ位置を良好に制御できるものであるが、施肥装置の制御のために耕盤深さを検出するためのセンサを別途に設ける必要があるため、部品点数が多くなり、メンテナンスやコスト面で課題があった。
本発明は、施肥量が調整可能な施肥装置と、耕盤深さに基づいて施肥装置による施肥量を制御する制御部とを備えた移植機において、専用のセンサを設けることなく低コストで施肥装置による施肥量を制御できる移植機を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、第1に、前後輪1,2に支持される走行機体3の後方に昇降可能に設けられた植付作業機6と、該植付作業機6側に載置された苗を掻き取って植付作業を行う植付部21と、施肥量が調整可能な施肥装置8と、圃場の耕盤深さを検出する耕盤深さ検出手段47と、制御部50とを備え、該制御部50は、該耕盤深さ検出手段47によって検出された値に基づいて、施肥装置8による施肥量を制御する移植機において、前記植付作業機6のリフト角を検出することにより植付作業機6の昇降位置を検出する昇降位置検出手段35と、前記植付部21による植付深さを検出する植付深さ検出手段30とを設け、前記耕盤深さ検出手段47は、昇降位置検出手段35により検出された植付作業機6の昇降位置と、植付深さ検出手段30により検出された植付深さとを用いて耕盤深さを検出するように構成されたことを特徴としている。
第2に、前記植付作業機6に、土壌の肥沃度を検出する肥沃度検出センサ46を設けたことを特徴としている。
前記施肥装置による施肥量の制御に用いる前記耕盤深さ検出手段を、植付作業時に通常用いられる、前記植付作業機のフロートと後輪との相対高さを検出することにより植付作業機の昇降位置を検出する昇降位置検出手段と、前記植付部による植付深さを検出する植付深さ検出手段とで構成したことにより、別途に専用のセンサ類を用いることなく耕盤深さを検出することができるため、部品点数を削減できるとともに、施肥装置による施肥量を制御する制御部をより低コストで構成することができる。
また、前記植付作業機に、土壌の肥沃度を検出する肥沃度検出センサを設けたものによれば、施肥装置による施肥量や施肥位置を検出するために必要なセンサ類を、植付作業機側の施肥位置近傍に集中配置できるため、耕盤深さと肥沃度、及び施肥位置との相関を、走行によるタイムラグを考慮せずに得ることができる。
本発明を適用した乗用田植機の全体側面図である。 植付作業機を示した要部側面図である。 施肥装置の構成を示した概念図である。 (A)及び(B)は、耕盤深さ検出手段による耕盤深さの検出態様を示したモデル図である。 制御部のブロック図である。 別実施例における植付作業機を示した要部側面図である。 別実施例における植付作業機を示した要部背面図である。
図1は、本発明を適用した乗用田植機の全体側面図であり、図2は、植付作業機を示した要部側面図であり、図3は施肥装置の構成を示した概念図である。本乗用田植機は、前輪1及び後輪2を備えた走行機体3と、該走行機体3の後部に昇降リンク4を介して昇降自在に連結された植付作業機6と、該植付作業機6と後輪2との間に配置された左右方向の整地作業機7と、圃場側にペースト状の肥料(以下、ペースト肥料)の施肥を行う施肥装置8とを備えている。
前記走行機体3は、前側に配置されたボンネット9と、該ボンネット9の後方で各種操作具が配置された操縦部12とを備えている。該操縦部12には、オペレータが着座する座席13と、床面を形成するフロアステップ14と、該操縦部12の後方左右両側にフロアステップ14よりも一段高く形成されて苗供給時に用いられるリアステップ16とが設けられている。
前記植付作業機6は、左右方向の四角柱状部材であって主フレームをなす横フレーム17と、横フレーム17の真後側近傍から前方に向って上方に傾斜形成されて背面側に苗を載置する苗載せ台18と、該苗乗せ台18の下端側でマット苗を支持する左右方向に延設されたエプロン19から苗を掻取って圃場に植付ける植付部21と、苗載せ台18下方に配置されて圃場面X2に接地される(田面を滑走する)前後方向のフロート22とを備えている。
前記植付部21は、前後方向に延設されて前記横フレーム17側に支持固定されたプランタケース23と、プランタケース23の後端部に位置する左右方向の軸回りに回転駆動可能に中心側が支持されたロータリケース24と、該ロータリケース24の両端側に支持された植付爪26とを有している。該植付爪26が左右方向に複数配置されることによって、一度に複数の苗の植付作業を行うことができるように構成されている。
前記フロート22は、前記プランタケース23の下方側に、複数(図示する例では3つ)左右に並べて設けられている。各フロート22は、前端側が上下揺動可能に支持されており、各フロート22の後端側は、回動軸を介してフロート支持アーム27が連結されている。該フロート支持アーム27には、植付深さ調節レバー28が連結されており、該植付深さ調節レバー28の前後揺動操作に連動してフロート22が上下方向に変位することによって、植付深さを調節することができる(図1乃至図3参照)。
具体的に説明すると、該植付深さ調整レバー28は、上方揺動操作されると、前記フロート22が植付部21に対して下降するため、植付部21が圃場面に対して上昇して植付深さが浅くなり、植付深さ調整レバー28が下方揺動操作されると、フロート22が植付部21に対して上昇するため、植付部21が圃場面に対して下降して植付深さが深くなるように構成されている。このとき、該植付深さ調整レバー28の操作位置を検出するポテンショメータ等からなる植付深さセンサ(植付深さ検出手段)30が設けられており、植付作業機6による植付深さを検出することができる。
なお、左右方向複数のフロート22のうち、中央に配置されたセンターフロート22Aは、圃場面からの土圧を感知する感知体として機能する。そのため、植付作業機6の昇降位置を、センターフロート22Aが所定の土圧で圃場面X2と接地したことを感知した高さ、言い換えると、植付作業を行う植付位置に制御することができる。
前記整地作業機7は、前記フロート22の前方側にステー31により垂下されており、左右方向に延設されて回転駆動可能に支持された整地ロータ32と、該整地ロータ32の上方及び後方側を覆うカバー体33とを有し、走行機体3側から伝動されるエンジン動力によって回転駆動し、圃場面を均す(整地作業する)ことができる。
ちなみに、前記植付作業機6は、昇降リンク4のリフト角を検出するリフト角ポテンショ(昇降位置検出手段)35が設けられており、該リフト角ポテンショ35によって検出されたリフト角により、走行機体3に対する植付作業機6の昇降位置を検出できる。
該構成によれば、本乗用田植機は、植付作業機6を植付位置まで下降作動させた状態で、植付部21を駆動させながら前後輪1,2によって走行機体3を走行させることにより、圃場での植付作業を行うことができる。このとき、前記施肥装置8による施肥作業が同時に実行可能に構成されている。該施肥装置8について以下、詳述する。
前記施肥装置8は、走行機体3のボンネット9の左右側方側に配置されてペースト肥料を貯蔵する肥料タンク41と、該肥料タンク41内のペースト肥料を送出す施肥ポンプ42と、該施肥ポンプ42によって送出されたペースト肥料を圃場に吐出するように案内する施肥ノズル43と、左右に複数並べて配置された施肥ノズル43毎に設けられてペースト肥料が吐出されるか否かを操作する条止めバルブ44と、土壌内の肥沃度を検出する肥料濃度検出装置(肥沃度検出センサ)46と、耕盤深さを検出する耕盤深さ検出手段47と、制御部50とを備え、該制御部50は、施肥を行う際に、前記肥料濃度検出装置46によって検出された土壌の肥料濃度や、耕盤深さ検出手段47によって検出された耕盤深さに基づいて、施肥装置8による施肥量を自動的に制御する施肥制御を実行するように構成されている。(図1乃至図3参照)。詳しくは後述する。
前記施肥ノズル43は、前記植付部21によって植付けられる苗の近傍の側方側であって、圃場面X2からの深さが比較的浅い位置にペースト肥料が吐出されるように設けられた側条ノズル43Aと、植付部21によって左右方向に並べて植付けられる苗の間であって、側条ノズルと比較して圃場面X2からの深さが深い位置にペースト肥料が吐出されるように設けられた深層ノズル43Bとを有している(図3参照)。
前記施肥ポンプ42は、前後輪1,2の間であって走行機体3の下側に設けられており、前記肥料タンク41内のペースト肥料を側条ノズル43Aに向けて送出すための側条用ポンプユニット42Aと、前記肥料タンク41内のペースト肥料を深層ノズル43Bに向けて送出すための深層用ポンプユニット42Bとを備えている(図3参照)。
該側条用ポンプユニット42Aは、側条駆動モータ45A(モータ)の駆動力を制御することによって、ペースト肥料の送出量が無段階で調整できるように構成され、該深層用ポンプユニット42Bは、深層駆動モータ45B(モータ)の駆動力を制御することによって、ペースト肥料の送出量が無段階で調整できるように構成されている(図3参照)。
該構成によれば、圃場に植付けられる苗に沿って施肥する側条ノズル43Aから吐出される施肥量と、左右の苗間に施肥する深層ノズル43Bから吐出される施肥量とを別途に制御できるため、苗の条列に沿った苗近傍の施肥位置と、苗の条間での施肥位置とで、それぞれ適した量のペースト肥料を同時に施肥することができる。
また、各駆動モータ45によって施肥量を無段階で調整できるように構成するとともに、肥料にペースト肥料を用いたことにより、駆動モータ45の駆動力を制御することによる、施肥ノズル43からのペースト肥料の吐出量の変化の応答性が良くなるため、制御部50による施肥量の制御を容易に設定することができる。さらに、施肥装置8の動力として各駆動モータ45を用いたことにより、駆動力を作業用PTO軸(図示しない)から取出すものと比較して構成が簡素化され、施肥ポンプ42の設置スペースも小さくできる。
前記条止めバルブ44は、前記座席13の後方側に配置されている(図1参照)。該条止めバルブ44は、側条用ポンプユニット42Aと側条ノズル43Aとの間の経路に設けられた側条側バルブ44Aと、深層用ポンプユニットと深層ノズル43Bとの間の経路に設けられた深層バルブ44Bとを備え、各施肥ノズル43について別個にバルブの開閉が操作可能に構成されている。
これにより、オペレータは、条止めバルブ44を操作することによって、操縦部12側から施肥が実行される施肥ノズル43を任意に選択することができる。ちなみに、該条止めバルブ44には、該条止めバルブ44から各施肥ノズルに向けてペースト肥料を案内する複数のホース部材(図示しない)が着脱可能な連結部が設けられている。
また、該条止めバルブ44が配置される座席後方には、各施肥ノズル43が詰っているか否かを検出して報知する詰りセンサユニット48が設けられている。該詰りセンサユニット48により、各側条ノズル43A及び深層ノズル43Bにペースト肥料や異物が詰っている場合には、異常を検知してオペレータに報知することができる。
前記肥料濃度検出装置46は、左右一対の電極部49,49と、一対の電極部49,49間を流れる電流値と電圧とを測定する測定装置(図示しない)とを有し、圃場(土壌)内に差込まれた一対の電極部49,49間を流れる電流値と、電圧とから算出された電気伝導度から土壌の肥沃度を検出できるように構成されており、該電極部49は、前記整地作業機7側に設けられている(図1及び図2参照)。
具体的に説明すると、一対の電極部49,49は、前記整地作業機7のカバー体33の左右両端側にそれぞれ取付けられることにより、左右に並べられた植付部21による植付作業が行われる範囲での土壌の肥沃度が検出できるように構成されている。また、各電極部49,49は、カバー体33の背面側から下方に向けて突出するように取付けられることにより、前記整地ロータ32の後方側で電極部49が圃場(泥)内に差込まれるように構成されている。
該構成によれば、施肥装置8がペースト肥料を用いるものであって、管路抵抗により保持された肥料を施肥ポンプ42で圧送することによって肥料を吐出するものであるから、ホッパから繰り出された肥料をブロアの風圧により圃場に落下させて施肥する粒状施肥装置や、管路抵抗が少なくノズルから流出し易い液肥施肥装置と比較して、管路長を考慮に入れる必要なく施肥量を応答性良く制御できる。また、肥料濃度検出装置46(電極部49)が、施肥装置8によってペースト肥料が吐出される施肥ノズル43の前方側近傍に配置されるため、肥料濃度検出装置46によって検出された土壌の肥沃度に基づいて、制御された施肥量で肥料を目的の施肥位置に排出するにあたり制御部50の設定が容易になる。
また、該電極部49が、センターフロート22Aによる感知に基づいて昇降位置が制御される植付作業機6の昇降作動に伴って、同時に昇降位置が制御される整地作業機7(カバー体33)に取付けられるため、前記電極部49が、植付作業時には常に圃場面から所定の深さで差込まれた状態を保持できるため、安定して土壌の肥沃度を検出することができる。
なお、該電極部49が整地作業機7のカバー体33後部側に取付けられたことにより、一対の電極部49,49が整地ロータ32によって整地された直後の圃場面に差込まれるため、左右の電極部49の圃場内への差込深さが安定する。これにより、肥料濃度検出装置46により検出される土壌の肥沃度の精度も向上する。
次に、図4及び図5に基づき、耕盤深さ検出手段47の具体的な構成について説明する。図4は、(A)及び(B)は、耕盤深さ検出手段による耕盤深さの検出態様を示したモデル図である。前記耕盤深さ検出手段47は、前記昇降リンク4のリフト角を検出することにより、植付作業機6の昇降位置を検出する前記リフト角ポテンショ35と、植付部21の植付深さを検出する前記植付深さセンサ30とから構成され、両センサから得られる検出値から耕盤深さを検出する。
具体的に説明すると、図4(A)に示されるように、前記植付作業機6が、感知体であるセンターフロート22Aによって圃場面X2から所定の土圧を感知した(圃場面X2に接地した)昇降位置である前記植付位置へ昇降作動されることにより、前記リフト角ポテンショ35によって検出されたリフト角により、後輪2が接地する耕盤X1からフロート22の下面側が接地する圃場面X2までの高さ(h1)を検出することができる。
しかしながら、図4(B)に示されるように、前記フロート22の植付作業機6(横フレーム17)に対する高さ位置は、前記植付深さ調節レバー28の上下揺動操作による植付深さの調整によって変動する。該植付深さ調整レバー28の操作に基づいて変動する植付作業機6の昇降量(h2)は、前記植付深さセンサ30により検出することができる。
これにより、前記耕盤深さ検出手段47は、前記リフト角ポテンショ35によって検出される耕盤深さ基準高さ(h1)から、前記植付深さセンサ30によって検出される昇降高さ(h2)を加減算することによって、施肥量の制御に用いる耕盤深さ(H)を検出することができる。
該構成によれば、前後輪1,2が接地して走行する耕盤X1から、前記フロート22が滑走する圃場面X2までの高さである耕盤深さを検出する耕盤深さ検出手段47を、通常の植付作業機6に取付けられているリフト角ポテンショ35と、植付深さセンサ30とから構成することにより、耕盤深さを検出する専用のセンサを別途に設ける必要がなくなるため、部品点数を削減し、コストを低く抑えることができる。
次に、図5に基づき、前記制御部について説明する。図5は、制御部のブロック図である。前記制御部50の出力側には、植付作業機6の昇降を操作する作業機操作カム(図示しない)を駆動させる作業機操作カムモータ51と、前記側条施肥駆動モータ45Aと、前記深層施肥駆動モータ45Bとが接続されている。
一方で、前記制御部50の入力側には、作業機準備スイッチ52と、植付自動スイッチ53と、植付作業機6の上昇操作を検出する作業機操作スイッチ(上側)54と、植付作業機6の下降操作を検出する作業機操作スイッチ(下側)56と、作業機操作カムの操作位置を検出する作業機操作カムポテンショ57と、前記リフト角ポテンショ35と、前記植付深さセンサ30と、GPSアンテナ58と、通信装置59と、走行機体の走行速度を検出する回転センサ61と、前記肥料濃度検出装置46とが接続されている。
該制御部50は、前記作業機準備スイッチ52を入操作(ON操作)されると、植付作業機6及び施肥装置8を駆動可能な状態とする一方で、作業準備スイッチ52が切操作(OFF操作)されると、植付作業機6及び施肥装置8の駆動が規制された状態とする。これに加えて、植付自動スイッチ53が入操作(ON操作)されると、植付作業機6を植付位置まで下降作動された状態で、直進走行させることにより、植付部21による苗の植付作業及び施肥装置8による施肥作業が行われる植付自動制御が実行可能な状態とする一方で、植付自動スイッチを切操作(OFF操作)すると、植付自動制御の実行が規制された状態とする。
また、該制御部は、植付自動制御等によって植付作業を行う際に、前記施肥装置を駆動させて圃場への施肥を行う施肥制御が同時に実行するように構成されている。なお、該施肥制御は、植付作業が実行されない状態でも実行可能に構成しても良い。
該施肥制御は、前記肥料濃度検出装置46によって、土壌の肥沃度から土壌特性を検出し、検出した箇所に施肥するペースト肥料の量を制御する。具体的には、該肥料濃度検出装置46により検出された土壌の肥沃度が基準値と比較して十分でないことが検出された場合には、検出箇所へのペースト肥料の送出し量を増やし、土壌の肥沃度が基準値と比較して十分であることが検出された場合には、ペースト肥料の送出し量を減らすことができる。これにより、施肥装置による施肥作業時において、土壌での肥沃度にムラが少なくなるようにペースト肥料の散布量を過不足なく制御することができる。
同様に、該施肥制御は、前記耕盤深さ検出手段47によって検出された耕盤深さ(水田深さ)が深い場合には、走行機体のスリップ量が多くなることから、ペースト肥料の送出し量を減らし、耕盤深さが基準よりも浅いことが検出された場合には、走行機体のスリップ量が少なくなるため、ペースト肥料の送出し量を増やすことにより、耕盤深さの違いによらず、施肥量が均一になるように制御することができる。
さらに、前記制御部50は、例えば、前記GPSアンテナ58と、タブレットPCやスマートフォン等の通信装置59によって、植付作業を行う圃場データや、圃場の状態や、施肥するペースト肥料の種類や、土壌に必要な肥料の量等の様々な情報を取得し、施肥装置による施肥量の制御に反映させることができる。
次に、図6及び図7に基づき、施肥装置に設けた前記肥料濃度検出装置の配置の別実施例について、上述の例と異なる点を説明する。図6及び図7は、別実施例における植付作業機を示した要部側面図及び要部背面図である。前記肥料濃度検出装置47は、前記苗載せ台18下端側のエプロン19の左右両端側に上下回動可能に設けられたエプロンガード機構66に取付けられている。
前記エプロンガード機構66は、前記横フレーム17の左右両端側において、前面及び後面から下方に向って延設された2枚の板状部材67a,67bからなる支持ブラケット67と、該支持ブラケット67に板状の取付部材69を介して上下回動可能に支持された先端がU字状に湾曲された棒状部材である回動部材68とを備えている。
該回動部材68は、横フレーム17の左右両端側にそれぞれ設けられており、各回動部材は、その先端側がエプロン19の左右端部外側を覆うようにしてガードする位置まで上方回動操作したガード姿勢と、回動部材68の先端側が下方側に向けられて回動部材68がスタンドとして機能する位置まで下方回動操作したスタンド姿勢とに姿勢切換可能に構成されている(図7参照)。
これに対し、前記肥料濃度検出装置47を構成する左右一対の電極部49,49は、前記横フレーム17の左右端側にそれぞれ設けられた前記支持ブラケット67,67側に取付部材69を介してそれぞれ取付固定されている。これにより、前記電極部49を植付作業機6(エプロン19)の左右両端側に形成された空きスペースに配置することができるため、肥料濃度検出装置47をスペース効率良く設置することができる。
さらに、前記電極部49は、前後の板状部材からなる支持ブラケット67の間(後側の板状部材の前面側)に取付固定されているため、電極部49が支持ブラケット67によって保護され、耐久性が向上する。
1 前輪
2 後輪
3 走行機体
6 植付作業機
8 施肥装置
21 植付部
30 植付深さセンサ(植付深さ検出手段)
35 リフト角ポテンショ(昇降位置検出手段)
46 肥料濃度検出装置(肥沃度検出センサ)
47 耕盤深さ検出手段
50 制御部

Claims (2)

  1. 前後輪(1,2)に支持される走行機体(3)の後方に昇降可能に設けられた植付作業機(6)と、
    該植付作業機(6)側に載置された苗を掻き取って植付作業を行う植付部(21)と、
    施肥量が調整可能な施肥装置(8)と、
    圃場の耕盤深さを検出する耕盤深さ検出手段(47)と、
    制御部(50)とを備え、
    該制御部(50)は、該耕盤深さ検出手段(47)によって検出された値に基づいて、施肥装置(8)による施肥量を制御する移植機において、
    前記植付作業機(6)のリフト角を検出することにより植付作業機(6)の昇降位置を検出する昇降位置検出手段(35)と、
    前記植付部(21)による植付深さを検出する植付深さ検出手段(30)とを設け、
    前記耕盤深さ検出手段(47)は、昇降位置検出手段(35)により検出された植付作業機の昇降位置と、植付深さ検出手段(30)により検出された植付深さとを用いて耕盤深さを検出するように構成された
    移植機。
  2. 前記植付作業機(6)に、土壌の肥沃度を検出する肥沃度検出センサ(46)を設けた
    請求項1に記載の移植機。
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