JP2018092951A - 受発光装置及び受発光装置の補償方法 - Google Patents

受発光装置及び受発光装置の補償方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学素子の温度特性が変化した場合でも、温度特性を高精度に補償する。【解決手段】受光装置100は、受光量に応じた第一の出力信号を出力する第一の受光素子101と、第一の受光素子101の温度情報を取得する温度情報取得部102と、複数の電力供給条件で第一の受光素子101に電力供給が行われたときの第一の出力信号及び温度情報に基づいて第一の出力信号の補償情報を生成し、記憶部105に格納する生成部103と、第一の出力信号を、第一の出力信号が出力されたときの温度情報と補償情報とに基づいて補償する補償部104と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は受発光装置及び受発光装置の補償方法に関する。
従来、フォトダイオードやフォトトランジスタ、サーモパイル等の受光素子や、LED(Light Emitting Diode)やレーザ、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ヒータ等の発光素子、さらに、これら受光素子と発光素子とを組み合わせた受発光素子といった光学素子は、計測装置のセンサや光源として、または照明用途等の光学装置内に使用されている。一方で、これら光学素子は、多くの場合環境温度や周囲の熱源によって光学素子の温度が変わると、素子特性が変わる、つまり、これら光学素子は温度特性を有する。
例えば、受光素子の場合、同じ光量の光を受光していても受光素子の温度変化に応じて受光素子の出力が変わってしまう。また、例えば、発光素子の場合、同じ電力を投入しても発光素子の温度変化に応じて出力される光量が変わってしまう。
これらの現象は、例えば光学素子を計測装置に用いる場合は、素子温度によって計測結果が変わってしまうという問題を引き起こす。また、例えば光学素子を照明用途に用いる場合は、素子温度によって照明の明るさが変わったり、照明周囲の温度むらに起因する明度むらが生じてしまったりする等の問題を引き起こす。
これらの問題への対応策として、例えば特許文献1には、LEDのダイ温度に応じてLEDコントローラによる駆動方法を制御することで、照明の明度の温度依存性を補償する方法が開示されている。また、特許文献2には、光源を複数のブロックに分割し、ブロック毎に光源の周辺温度の検出値と、光源の輝度の検出値と、光源の温度特性とに基づき、光源の輝度が目標輝度と一致するように、光源の駆動量を補正する方法が提示されている。
特許第5842288号公報 特開2013−4263号公報
特許文献1に示されるように、温度を観測してその結果に応じて制御を変化させる手段は光学素子の温度特性の影響を補償するために有効である。しかしながら、例えば製品の出荷前検査時等、事前にその光学素子や光学装置の温度特性を取得しておく必要がある。
具体的には、例えば、LED照明の明度を、LEDに入力する電流値を制御することで素子温度の変化に依らずに規定の値に保とうとするときには、ある素子温度における電流値と明度との関係、すなわち温度特性を補償するための補償情報を予め取得しておく必要がある。そして、LED照明を使用する際には素子温度を計測し、事前に取得した補償情報を参照してLEDに入力する電流値を決定することで、LED照明の明度を素子温度の変化に依らずに規定の値に保つことができる。
しかしながら、事前に取得した温度特性を補償するための補償情報を使い続ける場合、経年劣化等により光学素子の温度特性が変化してしまった場合には、温度特性の補償精度が低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、経年劣化等により光学素子の温度特性が変化してしまった場合にも、温度特性を高精度に補償することができる受発光装置及び受発光装置の補償方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る受発光装置は、供給される電力に応じた量の光を出力する第一の発光素子と、前記第一の発光素子が出力する光の少なくとも一部を受光し、受光量に応じた第一の出力信号を出力する第一の受光素子と、前記第一の発光素子の温度情報を取得する温度情報取得部と、前記第一の出力信号の補償に用いる第一の補償情報を記憶する第一の記憶部と、前記第一の発光素子に電力を供給することで、当該第一の発光素子を複数の温度状態に変化させる制御部と、前記複数の温度状態における、複数の前記第一の出力信号及び前記温度情報に基づいて前記第一の補償情報を生成する第一の生成部と、前記第一の出力信号を、前記温度情報及び前記第一の補償情報に基づいて補償する第一の補償部と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の他の態様に係る受発光装置の補償方法は、供給される電力に応じた量の光を出力する第一の発光素子と、前記第一の発光素子が出力する光の少なくとも一部を受光し、受光量に応じた第一の出力信号を出力する第一の受光素子と、を備えた受発光装置の補償方法であって、前記第一の発光素子に、当該第一の発光素子の温度状態が複数の温度状態に変化するように電力を供給し、前記第一の発光素子が前記複数の温度状態にあるときの、複数の前記第一の受光素子の前記第一の出力信号及び前記第一の発光素子の温度情報に基づいて、前記第一の出力信号の補償に用いる第一の補償情報を生成して記憶部に記憶しておき、前記第一の出力信号を、前記第一の発光素子の温度情報及び前記記憶部に記憶されている前記第一の補償情報に基づいて補償することを特徴としている。
本発明の一態様によれば、使用環境下における最新の光学素子の温度特性を取得することで、経年劣化等により光学素子の温度特性が変化してしまった場合にも、高精度に温度特性を補償することができる。
本発明の第一実施形態に係る受光装置の一例を示す概略構成図である。 第一の受光素子101の出力である第一の出力信号の温度特性を表す概念図である。 第一の出力信号の補償情報の取得方法を説明するための概念図である。 本発明の第二実施形態に係る発光装置の一例を示す概略構成図である。 温度特性の補償方法を説明するための概念図である。 温度特性の補償方法を説明するための概念図である。 温度特性の補償方法を説明するための概念図である。 本発明の第三実施形態に係る受発光装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の第四実施形態に係る受発光装置の変形例を示す概略構成図である。
以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の具体的な構成について記載されている。しかしながら、このような特定の具体的な構成に限定されることなく他の実施態様が実施できることは明らかであろう。また、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態で説明されている特徴的な構成の組み合わせの全てを含むものである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一部分には同一符号を付している。
まず、本発明の第一実施形態を説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る受光装置の一例を示す概略構成図である。
<受光装置>
本発明の一実施形態に係る受光装置は、受光量に応じた第一の出力信号を出力する第一の受光素子と、前記第一の受光素子の温度情報を取得する温度情報取得部と、前記第一の出力信号の補償に用いる補償情報を記憶する記憶部と、前記第一の受光素子に電力を供給することで、当該第一の受光素子を複数の温度状態に変化させる制御部と、前記複数の温度状態における、複数の前記第一の出力信号及び前記温度情報に基づいて前記補償情報を生成する生成部と、前記第一の出力信号を、前記温度情報及び前記補償情報に基づいて補償する補償部と、を備える。
ここでいう、補償情報とは、温度情報と、第一の出力信号の変化率との対応を表すテーブル、または、温度情報を入力とし、第一の出力信号の変化率を出力として算出するための、関数の係数や、温度情報と第一の出力信号を入力とし、温度特性の影響が補償された第一の出力信号を算出するための、関数の係数等を含む。
本発明の一実施形態に係る受光装置によれば、使用環境下における最新の光学素子の温度特性を取得することが可能になり、これを用いることで、経年劣化等により光学素子の温度特性が変化してしまった場合でも、温度特性の影響を高精度に補償することができる。さらに、第一の受光素子に電力を供給することで複数の温度状態を作り出すことができるため、恒温槽等の熱浴のような大規模な設備を必要とすることなく第一の受光素子の出力の補償情報を生成することができる。
本発明の第一実施形態に係る受光装置100は、図1に示すように、第一の受光素子101と、温度情報取得部102と、生成部103と、補償部104と、記憶部105と、制御部106と、指示部107と、を備える。
第一の受光素子101は、制御部106からの電力供給により発熱し得る。また、第一の受光素子101は、その出力信号である第一の出力信号S101を生成部103及び補償部104に出力する。
温度情報取得部102は第一の受光素子101の温度情報を取得し、取得した温度情報S102を生成部103及び補償部104に出力する。生成部103は、指示部107から、補償情報の生成を指示するための生成信号が入力されたとき、温度特性を補償するための補償情報S103を生成し、生成した補償情報S103を記憶部105に格納する。
補償部104は第一の受光素子101から入力された第一の出力信号S101を、温度情報取得部102から出力された温度情報S102と、記憶部105に格納された補償情報S103とに基づいて補償し、温度特性の影響が補償された出力信号、つまり受光量に応じた出力信号S100を出力する。
制御部106は、指示部107から、補償情報の生成を指示するための生成信号が入力されたとき、第一の受光素子101に電力供給を行い、第一の受光素子101を複数の温度状態に変化させる。
(第一の受光素子)
第一の受光素子101は、受光装置100が感度を示すべき波長の光を受光した際に、受光した光量に応じた第一の出力信号S101を電気的に出力することが可能であり、且つ、第一の受光素子101は、電力が供給されることで発熱する受光素子であれば特に制限されない。
第一の受光素子101としては、例えば、受光装置100が感度を示すべき波長に応じたフォトダイオードやフォトトランジスタ等の量子型光センサが好適である。また、例えば、特に赤外線に感度を示す受光装置を構成する場合、第一の受光素子101として、焦電センサ(Pyroelectric sensor)、サーモパイル(Thermopile)、ボロメータ(Bolometer)等の熱型赤外線センサ等も好適である。
また、第一の受光素子101は、フォトダイオード等の各種センサの出力を増幅する回路や電流−電圧変換回路、抵抗測定回路等を備えていてもよく、電流値や電圧値、抵抗値を第一の出力信号S101として出力してもよい。
また、第一の受光素子101は、アナログ−ディジタル変換回路を有し、第一の出力信号S101をディジタルデータとして出力してもよい。
第一の受光素子101としてのフォトダイオード等、電気的に接続可能な各種センサは電気抵抗を有するため、電力を供給することで発熱が生じる。しかしながら、センサ自体を発熱させることがセンサの寿命等の観点から望ましくない場合や、必要な印加電圧や供給電流が電力供給回路の制約により確保できない場合等は、センサの近傍に適切な抵抗値の抵抗体を設け、この抵抗体に電力を供給することでこの抵抗体を発熱させてもよい。
(温度情報取得部)
温度情報取得部102は、第一の受光素子101の温度情報を取得し、取得した温度情報を生成部103及び補償部104に出力することができれば特に制限されない。
温度情報取得部102によって取得される第一の受光素子101の温度情報は、第一の受光素子101の補償情報としての温度特性の取得、及び第一の出力信号S101の温度特性の補償に用いられるため、第一の受光素子101の温度情報は精度良く取得されることが望ましい。
第一の受光素子101の温度情報として、第一の受光素子101の抵抗値を用いても良い。上述の量子型光センサや熱型赤外線センサを含め、電気的な接続が可能な受光素子は電気抵抗を有し、例えば量子型光センサの場合には素子の温度に応じてキャリア密度が変わること、またはエネルギーバンドの状態が変わること等により抵抗値が変化する。さらに、量子型光センサであるかに関わらず、素子の温度に応じて素子が熱膨張又は収縮すること等によっても抵抗値が変化する。すなわち、第一の受光素子101の抵抗値は、第一の受光素子101の温度に直接相関を持つ。そのため、第一の受光素子101の抵抗値を第一の受光素子101の温度情報として用いることで、第一の受光素子101の補償情報としての温度特性の取得、及び第一の出力信号S101の温度特性の補償を精度よく行うことができる。よって、第一の受光素子101の温度情報として、第一の受光素子101の抵抗値を用いることは、第一の受光素子101の温度情報を精度良く取得すると言う観点から好ましい。
なお、第一の受光素子101の抵抗値として、第一の受光素子101に試験電流を入力したときに第一の受光素子101に生じる電位差や、第一の受光素子101に試験電圧を印加したときに第一の受光素子101に流れる電流の値を用いても良い。
また、第一の受光素子101の温度情報として、第一の受光素子101の近傍、例えば第一の受光素子101と同一基板上にサーミスタを配置し、このサーミスタの抵抗値を用いても良い。この場合、第一の受光素子101とサーミスタとが同一基板上に配置されているため、第一の受光素子101の温度とサーミスタの温度とは略等しいと考えられる。すなわち、サーミスタの抵抗値は、第一の受光素子101の温度に間接的に相関を持つ。そのため、サーミスタの抵抗値を第一の受光素子101の温度情報として用いることで、第一の受光素子101の補償情報としての温度特性の取得、及び第一の出力信号の温度特性の補償を精度よく行うことができる。
よって、第一の受光素子101の温度情報として、第一の受光素子101と同一基板上に形成されたサーミスタの抵抗値を用いることは、第一の受光素子101自体の温度情報を精度良く取得すると言う観点から好ましい。なお、当該サーミスタの抵抗値として、サーミスタに試験電流を入力したときにサーミスタに生じる電位差や、サーミスタに試験電圧を印加したときにサーミスタに流れる電流の値を用いても良い。
温度情報取得部102としては、例えば、抵抗測定回路が好適である。抵抗測定回路は例えば、抵抗測定対象物に試験電流を入力したときに抵抗測定対象物に生じる電位差や、抵抗測定対象物に試験電圧を印加したときに抵抗測定対象物に流れる電流に基づいて抵抗値を算出しても良い。
また、温度情報取得部102はアナログ−ディジタル変換回路を有し、ディジタルデータとして温度情報を出力しても良い。
また、温度情報取得部102は記憶領域を有し、第一の受光素子101の温度情報を記憶領域に記憶しておき、生成部103及び補償部104からの要求に応じて記憶領域から温度情報を読み出し、読みだされた温度情報を出力しても良い。
また、温度情報取得部102は、第一の受光素子101等、受光装置100の他の構成要素に内蔵されていても良い。
(生成部)
生成部103は、第一の受光素子101から出力される第一の出力信号S101と、温度情報取得部102から出力される温度情報S102との関係から補償情報を生成することができれば特に制限されない。生成部103は補償情報を生成し、生成した補償情報S103を記憶部105に格納する。また生成部103は、新たに補償情報を生成した場合には、記憶部105に格納されている以前生成した補償情報を、新たに生成した補償情報に更新記憶する。
生成部103としては、例えば、アナログIC(Integrated Circuit)、ディジタルIC、また、CPU(Central Processing Unit)、マイクロコントローラ等のプロセッサが好適である。
また、生成部103は、補償部104等、受光装置100の他の構成要素に内蔵されていても良い。
(補償部)
補償部104は、第一の受光素子101から出力される第一の出力信号S101を、この第一の出力信号S101を第一の受光素子101から入力した際に温度情報取得部102から入力される温度情報S102と、記憶部105から読み出した補償情報S103とに基づいて補償し、温度特性の影響が補償された出力信号、つまり受光装置100の出力信号S100を出力することができれば特に制限されない。
補償部104としては、例えば、アナログIC、ディジタルIC及びCPU、マイクロコントローラ等のプロセッサが好適である。
また、補償部104は、生成部103等、受光装置100の他の構成要素に内蔵されていても良い。
また、補償部104は、温度特性の影響が補償された出力信号S100を、電圧値や電流値等のアナログ値として出力しても良いし、通信ポートやバスを介してディジタル値として出力しても良い。
(記憶部)
記憶部105は、生成部103で生成された第一の出力信号S101の補償情報S103を記憶することができれば特に制限されない。記憶部105は生成部103に内蔵されていてもよい。
(制御部)
制御部106は、第一の受光素子101に電力を供給することで、第一の受光素子101の温度状態を変化させることができれば特に制限されない。
(指示部)
指示部107は、補償情報の生成を指示するための生成信号を制御部106に出力することができれば、特に制限されない。指示部107は、例えばユーザが指示部107に対して生成信号の出力を指示することで、または、定期的等、任意のタイミングで生成信号を制御部106に出力する。
(温度特性の影響の補償方法)
補償部104によって行われる、温度特性の影響の補償(以下、“温度特性補償”と称する場合がある)の方法について図2を用いて説明する。
図2は、第一の受光素子101の出力である第一の出力信号S101の温度特性を表す概念図であり、第一の受光素子101がある一定の光量を受光する際の、第一の受光素子101の温度情報と第一の出力信号S101との関係を表している。図2において横軸は第一の受光素子101の素子温度、または温度相当の値を表す温度情報、縦軸は第一の出力信号S101である。
図2に示すように、一般に、第一の受光素子101として量子型光センサや熱型赤外線センサ等を用いる場合、受光素子の温度が上昇すると、その出力は低下する傾向があることが知られている。
温度特性補償の方法としては例えば、第一の受光素子101の基準温度を規定し、基準温度外の温度における第一の出力信号S101を、基準温度での第一の出力信号相当値に換算する方法が挙げられる。
例えば、図2に示すように、第一の受光素子101の基準温度に対応する基準温度情報値T0に対し、得られた温度情報値がT1であり、第一の出力信号S101としてOUT1が得られたものとする。この場合には、図2に示されるような温度特性を補償情報として利用し、実際に取得された第一の出力信号S101=OUT1を、基準温度情報値T0における第一の出力信号相当値OUT0に換算することで、温度補償した出力信号S100(=OUT0)を得ることができる。
より具体的には、例えば補償情報から、温度情報値がT1のときに第一の受光素子101がある光量を受光した際の第一の出力信号S101=OUT1が、温度情報値が基準温度情報値T0のときに第一の受光素子101が同じ光量を受光した際の第一の出力信号S101=OUT0の60%の値になると読み取れたとする。この場合には、温度情報値がT1のときに得られた第一の出力信号S101=OUT1を5/3(60%の逆数)倍した値を温度特性補償後の第一の出力信号S101、つまり、受光量に応じた出力信号S100として出力すればよい。
このようにすることで、受光装置100は温度特性の影響が補償された出力信号S100を出力することができる。
(補償情報の取得)
温度特性補償を行う際に参照される補償情報、すなわち第一の受光素子101の出力である第一の出力信号S101の温度特性を取得するための方法について、図3を用いて説明する。
補償情報の取得に際しては第一の受光素子101に電力を供給し、第一の受光素子101を発熱させることにより生じる第一の受光素子101の温度変化を利用する。
すなわち、電力供給により第一の受光素子101の温度が上昇した際に第一の受光素子101の温度情報と第一の出力信号S101とを取得することで、第一の受光素子101の温度が環境温度より上昇した状態における、第一の受光素子101の温度情報と第一の出力信号との関係を取得することができる。
例えば、図3に示すように、基準温度環境において基準温度情報値Ta0とそのときの第一の出力信号S101=OUTa0が得られたとき、図3中の点Pを得る。さらに、第一の受光素子101に電力を供給し、第一の受光素子101の温度上昇が生じた後、第一の受光素子101の温度情報と第一の出力信号S101とを取得することで、温度情報値Ta1とそのときの第一の出力信号S101=OUTa1が得られたとき、図3中の点Qを得る。このとき、点Pと点Qとを通る直線を補償情報として、以降の補償部104における、第一の受光素子101の第一の出力信号S101の温度特性の補償に用いることができる。この例では点Pと点Qの2点のみを実測値として取得したが、より多点の実測値を用いても良い。その場合、補償情報である温度特性の曲線を、実測点を用いた最小二乗法等によって任意の式の近似式として取得しても良い。
第一の受光素子101の温度情報と第一の出力信号S101との関係の取得は、求められる温度特性補償の精度、すなわち得るべき補償情報の精度に応じて複数回行われても良い。
この補償情報の取得は、第一の受光素子101が環境温度に対し、より高温における状態の温度特性しか実測できないため、温度特性補償を行いたい温度範囲に対し、より低い温度環境下で行われることがより望ましい。
また、この補償情報の取得を従来技術と共に用いてもよい。すなわち例えば恒温槽等の熱浴を用いて環境温度を変化させつつ、この補償情報の取得を行うことで、熱浴によって実際に制御される複数の環境温度の間の温度における温度特性を補償するための情報を補間しても良い。
この補償情報の取得は受光装置100の出荷前検査時に行われても良い。
また、この補償情報の取得は受光装置100が使用されている最中に行われても良い。この場合、何らかの原因により、使用の継続によって第一の受光素子101の温度特性が変化してしまったとしても、補償情報を新たに取得し更新することで、第一の受光素子101の温度特性の変化に対応することができる。ただし、この場合、補償情報を取得している最中、第一の受光素子101が受光する光量の変化が、受光装置100が必要とする受光感度に対して十分小さい範囲に収まっている必要がある。
この制約を回避するために、供給された電力または電流ならびに印加された電圧に応じた光量の光を出力する補償情報取得用の発光素子(以下、補償用発光素子という。)を別途設け、複数の電力供給条件で第一の受光素子101に電力供給が行われて補償情報が取得されている間、補償用発光素子を一定の駆動条件で駆動し、この補償用発光素子から出力される光も第一の受光素子101で受光させるようにしても良い。こうすることで、補償情報を取得している間、第一の受光素子101が受光する光量の変化を、受光装置100が必要とする受光感度に対して十分小さい範囲に収めることができる。なお、この補償用発光素子は第一の受光素子101が感度を示す光を出力することができれば特に制限されず、例えば発光ダイオードや白熱球等が好適である。
また同じくこの制約を回避するために、第一の受光素子101と同様の、受光量に応じた第二の出力信号を出力する、補償情報取得用の受光素子としての補償用受光素子をさらに用いても良い。このとき、補償情報を取得している間、第二の出力信号の変化量が予め設定した閾値以下であるか否かを判断することによって、第二の出力信号の変化が、受光装置100が必要とする受光感度に対して十分小さい範囲に収まっていることを確認し、変化が許容範囲外であった場合には取得された補償情報を破棄し、変化が許容範囲に収まっていた場合には取得された補償情報を以降用いる等してもよい。このようにすることによって、不正確な補償情報が取得されることを回避することができる。
また、電力供給により第一の受光素子101の温度が上昇した際の第一の受光素子101の温度情報と第一の出力信号S101とは、電力供給が行われている最中に取得されても良いし、電力供給が終了した後に取得されても良い。ただし、電力供給が終了した後に取得する場合は、電力供給終了後に電力供給により上昇した温度が環境温度まで下がる前に第一の受光素子101の温度情報とそのときの第一の出力信号S101とを取得する必要がある。
また、電力供給により第一の受光素子101の温度が上昇する過程において、第一の出力信号S101を多点に渡って取得することで、第一の受光素子101が複数の温度状態にあるときの第一の出力信号S101を取得するようにしてもよい。
また、より精度の良い補償情報を取得するために、電力供給による温度上昇後の第一の受光素子101の温度情報とそのときの第一の出力信号S101とを多点に渡って取得する場合、電力供給終了後に電力供給により上昇した温度が環境温度まで下がるまでの間に複数回、第一の受光素子101の温度情報とそのときの第一の出力信号S101とを取得しても良い。
このように、本発明の第一実施形態に係る受光装置100においては、生成部103を、受光装置100内に一体に備えているため、生成部103を作動させることによって、使用環境下等において、最新の光学素子の温度特性を取得することが可能になり、経年劣化等により光学素子の温度特性が変化してしまった場合にも、温度特性を高精度に補償することができる。
次に、本発明の第二実施形態を説明する。
図4は、本発明の第二実施形態に係る発光装置の一例を示す概略構成図である。
<発光装置>
本発明の一実施形態に係る発光装置は、供給される電力に応じた量の光を出力する第一の発光素子と、前記第一の発光素子の温度情報を取得する温度情報取得部と、前記第一の発光素子の電力供給条件の補償情報を記憶する記憶部と、前記第一の発光素子に電力を供給することで、当該第一の発光素子を複数の温度状態に変化させる制御部と、前記複数の温度状態における、複数の前記第一の発光素子の出力及び前記温度情報に基づいて前記補償情報を生成する生成部と、前記電力供給条件を、前記温度情報及び前記補償情報に基づいて補償する補償部と、を備える。
ここでいう、補償情報とは、第一の発光素子の温度情報と、第一の発光素子の出力信号、すなわち、後述の第一の発光素子の出力相当値S201の変化率との対応を表すテーブル、或いは第一の発光素子の温度情報と、既定の同一の光を出力するための電力供給条件との対応を表すテーブル、または、温度情報を入力とし、第一の発光素子の出力相当値の変化率を出力として算出するための、関数の係数等、或いは温度情報を入力とし、既定の同一の光を出力するための電力供給条件を出力として算出するための、関数の係数等を含む。
本発明の一実施形態に係る発光装置によれば、使用環境下における最新の光学素子の温度特性を取得することが可能になり、これを用いることで、経年劣化等により光学素子の温度特性が変化してしまった場合にも、温度特性の影響を高精度に補償することができる。さらに、第一の発光素子に電力を供給することで複数の温度状態を作り出すことができるため、恒温槽等の熱浴のような大規模な設備を必要とすることなく第一の発光素子の電力供給条件の補償情報を生成することができる。
本発明の第二実施形態に係る発光装置200は、図4に示すように、第一の発光素子201と、温度情報取得部202と、生成部203と、補償部204と、記憶部205と、制御部206と、指示部207と、を備える。
第一の発光素子201は、制御部206からの電力供給を受けて動作する。第一の発光素子201の出力、つまり第一の発光素子201が出力する光は、発光装置200の外部に設けられた受光素子で受光され、受光量に応じた信号が第一の発光素子201の出力相当値S201として生成部203に出力される。
温度情報取得部202は第一の発光素子201の温度情報を取得し、取得した温度情報S202を生成部203及び補償部204に出力する。生成部203は、指示部207から、補償情報の生成を指示するための生成信号が入力されたとき、第一の発光素子201の出力相当値S201と、出力相当値S201が検出されたときの温度情報S202と、をもとに、温度特性を補償するための補償情報を生成し、生成した補償情報S203を記憶部205に格納する。補償部204は第一の発光素子201を駆動するための電力供給条件を、温度情報取得部202から出力された温度情報と、記憶部205に格納された補償情報とに基づいて補償し、補償した電力供給条件を制御部206に出力する。
制御部206は、補償部204で補償した電力供給条件を用いて第一の発光素子201に電力供給を行う。また、指示部207から、補償情報の生成を指示するための生成信号が入力されたときには、電力供給条件を変化させ、第一の発光素子201を複数の温度状態に変化させる。
(第一の発光素子)
第一の発光素子201は、供給電力に応じた光量の、発光装置200が出力すべき波長の光を出力することができれば特に制限されない。第一の発光素子201としては、例えば、発光装置200が出力すべき波長に応じたLED(発光ダイオード)や、MEMSヒータ、白熱電球等が好適である。また、第一の発光素子201への電力供給は、電流の入力や、電圧の印加によって行われても良い。この際電流源や電圧源を用いても良い。
また、第一の発光素子201は、第一の発光素子201への電力供給を行い、第一の発光素子201としてのLED等各種光源を駆動するための、駆動回路を有していても良い。
電気的に接続可能な各種光源は電気抵抗を有するため、電力を供給することで発熱が生じるが、光源自体を発熱させることが光源の寿命等の観点から望ましくない場合や、必要な印加電圧や供給電流が電力供給回路の制約により確保できない場合等は、光源の近傍に適切な抵抗値の抵抗体を設け、この抵抗体に電力を供給することで、この抵抗体を発熱させてもよい。
(温度情報取得部)
温度情報取得部202は、第一の発光素子201の温度情報を取得し、取得した温度情報を生成部203及び補償部204に出力することができれば特に制限されない。
温度情報取得部202によって取得される第一の発光素子201の温度情報は、第一の発光素子201を駆動するための電力供給条件の補償情報としての温度特性の取得、及び第一の発光素子201を駆動するための電力供給条件の温度特性の補償に用いられるため、第一の発光素子201の温度情報は精度良く取得されることが望ましい。
第一の発光素子201の温度情報として、第一の発光素子201の抵抗値を用いても良い。上述のLEDやMEMSヒータ、白熱電球等を含め、電気的な接続が可能な発光素子は電気抵抗を有し、例えばLEDの場合には素子の温度に応じてキャリア密度が変わること、エネルギーバンドの状態が変わること等により抵抗値が変化する。また、LEDであるかに関わらず、素子の温度に応じて素子が熱膨張又は収縮すること等によっても抵抗値が変化する。すなわち、第一の発光素子201の抵抗値は、第一の発光素子201の温度に直接相関を持つ。そのため、第一の発光素子201の抵抗値を第一の発光素子201の温度情報として用いることで、第一の発光素子201を駆動するための電力供給条件の補償情報としての温度特性の取得、及び第一の発光素子201を駆動するための電力供給条件の温度特性の補償を精度よく行うことができる。よって、第一の発光素子201の温度情報として、第一の発光素子201の抵抗値を用いることは、第一の発光素子201の温度情報を精度良く取得すると言う観点から好ましい。
なお、第一の発光素子201の抵抗値として、第一の発光素子201に試験電流を入力したときに第一の発光素子201に生じる電位差や、第一の発光素子201に試験電圧を印加したときに第一の発光素子201に流れる電流の値を用いても良い。
また、第一の発光素子201の温度情報として、第一の発光素子201の近傍、例えば第一の発光素子201と同一基板上にサーミスタを配置し、このサーミスタの抵抗値を用いても良い。この場合、第一の発光素子201とサーミスタとが同一基板上に配置されているため、第一の発光素子201の温度とサーミスタの温度とは略等しいと考えられる。すなわち、サーミスタの抵抗値は、第一の発光素子201の温度に間接的に相関を持つ。そのため、サーミスタの抵抗値を第一の発光素子201の温度情報として用いることで、第一の発光素子201を駆動するための電力供給条件の補償情報としての温度特性の取得、及び第一の発光素子201を駆動するための電力供給条件の温度特性の補償を精度よく行うことができる。
よって、第一の発光素子201の温度情報として、第一の発光素子201と同一基板上に配置されたサーミスタの抵抗値を用いることは、第一の発光素子201自体の温度情報を精度良く取得すると言う観点から好ましい。なお、当該サーミスタの抵抗値として、サーミスタに試験電流を入力したときにサーミスタに生じる電位差や、サーミスタに試験電圧を印加したときにサーミスタに流れる電流の値を用いても良い。
温度情報取得部202としては、例えば、抵抗測定回路が好適である。抵抗測定回路は例えば、抵抗測定対象物に試験電流を入力したときに抵抗測定対象物に生じる電位差や、抵抗測定対象物に試験電圧を印加したときに抵抗測定対象物に流れる電流に基づいて抵抗値を算出しても良い。
また、温度情報取得部202はアナログ−ディジタル変換回路を有し、ディジタルデータとして温度情報を出力しても良い。
また、温度情報取得部202は記憶領域を有し、第一の発光素子201の温度情報を記憶領域に記憶しておき、生成部203及び補償部204からの要求に応じて記憶領域から温度情報を読み出し、読み出された温度情報を出力しても良い。
また、温度情報取得部202は、第一の発光素子201等、発光装置200の他の構成要素に内蔵されていても良い。
(生成部)
生成部203は、第一の発光素子201の出力相当値S201と、温度情報取得部202から出力される温度情報S202との関係から補償情報を生成することができれば特に制限されない。生成部203は、補償情報を生成し、生成した補償情報を記憶部205に格納する。また生成部203は、新たな補償情報を生成した場合には、記憶部205に格納されている以前生成した補償情報を、新たに生成した補償情報に更新記憶する。
生成部203としては、例えば、アナログIC、ディジタルICや、CPU、マイクロコントローラ等のプロセッサが好適である。
また、生成部203は、補償部204等、発光装置200の他の構成要素に内蔵されていても良い。
(補償部)
補償部204は、第一の発光素子201を駆動するための電力供給条件を、温度情報取得部202から入力される温度情報S202と、記憶部205から読み出した補償情報S203とに基づいて補償することができれば特に制限されない。
補償部204としては、例えば、アナログIC、ディジタルICや、CPU、マイクロコントローラ等のプロセッサが好適である。
また、補償部204は、生成部203等、発光装置200の他の構成要素に内蔵されていても良い。
また、補償部204は、温度特性の影響が補償された電力供給条件を、電圧値や電流値等のアナログ値として出力しても良いし、通信ポートやバスを介してディジタル値として出力しても良い。
(記憶部)
記憶部205は、生成部203で生成された第一の発光素子201を駆動するための電力供給条件の補償情報S203を記憶することができれば特に制限されない。記憶部205は生成部203に内蔵されていてもよい。
(制御部)
制御部206は、第一の発光素子201に所定電力を供給することができ、また、補償情報の生成を指示するための生成信号が指示部207から入力されたときに、第一の発光素子201への供給電力を変化させることで、第一の発光素子201の温度状態を変化させることができれば特に制限されない。
(指示部)
指示部207は、補償情報の生成を指示するための生成信号を制御部206に出力することができれば、特に制限されない。指示部207は、例えばユーザが指示部207に対して生成信号の出力を指示することで、または、定期的等、任意のタイミングで生成信号を制御部206に出力する。
(温度特性の影響の補償方法)
補償部204によって行われる、温度特性の影響の補償(以下、“温度特性補償”と称する場合がある)の方法について図5を用いて説明する。
図5は、第一の発光素子201が必要とする電力供給条件の温度特性を表す概念図であり、温度情報と、発光装置200に求められる精度範囲で同一の出力を得るための、第一の発光素子201への電力供給条件との関係を表している。図5において横軸は第一の発光素子201の素子温度、または温度相当の値を表す温度情報、縦軸は第一の発光素子201の電力供給条件である。
ここで、電力供給条件とは例えば、第一の発光素子201を電流制御により駆動する場合には、その電流値や、同じく電圧制御により駆動する場合にはその電圧値や、同じく電力制御により駆動する場合にはその電力値や、制御方法によらず、電流、電圧、電力を供給する時間を含めた電力供給条件を指す。特に、第一の発光素子201としてLEDを用いる場合、LEDは量子型光デバイスであり、その発光特性は供給電荷量と温度とに依存することから、電流値や電流供給時間を制御することが望ましい。また、特に、第一の発光素子201としてMEMSヒータや白熱電球を用いる場合、それらは熱型のデバイスであり、その発光特性は供給電力量と温度とに依存することから、電力値や電力供給時間を制御することが望ましい。
また、一般に、電流制御にて第一の発光素子201としてLEDを用いる場合、発光素子の温度が上昇すると、同じ電流供給量ではその出力は低下する傾向があるため、常に同一の出力を得るためには温度上昇時には電流供給量を増やす必要がある。
温度特性補償の方法としては例えば、基準温度を規定し、基準温度外の温度における電力供給条件を基準温度での電力供給条件に換算する方法が挙げられる。
例えば、図5に示すように、基準温度に対応する基準温度情報値T2に対し、得られた温度情報値がT3のとき、図5中に示されるような温度特性を補償情報として参照し、電力供給条件COND3を用いて第一の発光素子201に制御部206から電力を供給する。これによって、基準温度情報値T2において電力供給条件COND2を用いて第一の発光素子201に電力を供給した場合と同等の出力を得ることができる。
このようにすることで、発光装置200は温度特性の影響が補償された光を出力することができる。
(補償情報の取得)
温度特性補償を行う際に参照される補償情報、すなわち第一の発光素子201を駆動するための電力供給条件の温度特性を取得するための方法について、図5を用いて説明する。
補償情報の取得に際しては第一の発光素子201に電力を供給し、第一の発光素子201を発熱させることにより生じる第一の発光素子201の温度変化を利用する。
すなわち、電力供給により第一の発光素子201の温度が上昇した際に第一の発光素子201の温度情報と第一の発光素子201の出力とが既定の同一の光を出力する状態となる際の電力供給条件を取得することで、第一の発光素子201の温度が環境温度より上昇した状態における、第一の発光素子201の温度情報と同一の出力を得るための電力供給条件の関係を取得することができる。
例えば、図6に示すように、基準温度環境において基準温度情報値Tb2とそのときに既定の同一の光を出力する状態となる電力供給条件CONDb2が得られたとき、図6中の点Rを得る。さらに、第一の発光素子201に電力を供給し、第一の発光素子201の温度上昇が生じた後、第一の発光素子201の温度情報値Tb3とそのときに既定の同一の光を出力する状態における電力供給条件CONDb3とが得られたとき、図6中の点Sを得る。このとき、点Rと点Sを通る直線を補償情報として、以降の補償部204における、第一の発光素子201を駆動するための電力供給条件の温度特性の補償に用いることができる。この例では点Rと点Sの2点のみを実測値として取得したが、より多点の実測値を用いても良い。その場合、補償情報である温度特性の曲線を、実測点を用いた最小二乗法等によって任意の式の近似式として取得しても良い。
または、直接的に第一の発光素子201の温度が環境温度より上昇した状態における、第一の発光素子201の温度情報と同一の出力を得るための電力供給条件の関係を取得することが難しい場合は、電力供給により第一の発光素子201の温度が上昇した際に第一の発光素子201の温度情報と第一の発光素子201の出力を取得する。このようにすることで、第一の発光素子201の温度が環境温度より上昇した状態における、第一の発光素子201の温度情報と第一の発光素子201の出力との関係を取得し、この結果から第一の発光素子201の温度が環境温度より上昇した状態における、第一の発光素子201の温度情報と同一の出力を得るための電力供給条件の関係を取得しても良い。
例えば、図7に示すように、基準温度環境において基準温度情報値Tb2とそのときに既定の同一の光を出力する状態となる電力供給条件b0により第一の発光素子201を駆動することで、第一の発光素子201の出力OUTb0が得られたとき、図7中の点K0を得る。さらに、第一の発光素子201に電力を供給し、第一の発光素子201の温度上昇が生じた後、第一の発光素子201の温度情報値Tb3とそのときに電力供給条件b1により第一の発光素子201を駆動することで、第一の発光素子201の出力OUTb1が得られたとき、図7中の点K1を得る。このとき、例えば任意温度における第一の発光素子201への電力供給条件と第一の発光素子201の出力との関係が事前に分かっているならば、点K0と点K1とから、温度情報値Tb3において第一の発光素子201の出力が既定の同一の光を出力する際の電力供給条件を求めても良い。より具体的には例えば、第一の発光素子201としてLEDを用い、且つその駆動方法として電流制御を用いる場合、LEDは供給する電荷量と光の出力とが略比例の関係になることが期待される。そのため、上述の電力供給条件b0としてある駆動電流値Aを用いる場合、仮に、温度情報値Tb3が得られたときに、第一の発光素子201の出力が、基準温度情報値Tb2が得られたときの第一の発光素子201の出力の1/2であったならば、温度情報値Tb3が得られた場合には前述の駆動電流値Aの2倍の電流値をダイの第一の発光素子201に供給することで、基準温度情報値Tb2が得られたときの第一の発光素子201の出力と同等の出力を得ることができる。この例では、電力供給条件b0は図6中のCONDb2に、点K0と点K1から求められた温度情報値Tb3において第一の発光素子201の出力が既定の同一の光を出力する状態となる電力供給条件はCONDb3に対応する。
また、第一の発光素子201への電力供給条件と第一の発光素子201の出力との関係が事前に分からないならば、電力供給条件を複数用いた実測点を得ることで、任意温度における第一の発光素子201への電力供給条件と第一の発光素子201の出力との関係を推定しても良い。より具体的に例えば、図7に示すように、温度情報値Tb3を得た際に電力供給条件b0と異なる電力供給条件b1を用いて点K2を得ることで、点K1と点K2から、温度情報値Tb3において第一の発光素子201の出力が既定の同一の光を出力する際の電力供給条件、すなわち点K0が示す出力を得るための電力供給条件を求めても良い。
これら温度特性の取得は、求められる温度特性補償の精度、すなわち得るべき補償情報の精度に応じて複数回行われても良い。
この補償情報の取得は、第一の発光素子201が環境温度に対し、より高温における状態の温度特性しか実測できないため、温度特性補償を行いたい温度範囲に対し、より低い温度環境下で行われることがより望ましい。
また、この補償情報の取得を従来技術と共に用いてもよい。すなわち例えば恒温槽等の熱浴を用いて環境温度を変化させつつ、この補償情報の取得を行うことで、熱浴によって実際に制御される複数の環境温度の間の温度における温度特性を補償するための情報を補間しても良い。
この補償情報の取得は発光装置200の出荷前検査時に行われても良い。
また、この補償情報の取得は発光装置200が使用されている最中に行われても良い。この場合、発光装置200自体によって第一の発光素子201の出力が取得される必要がある。よって第一の発光素子201が出力する光の少なくとも一部を受光し、受光した光の光量に応じた出力信号を出力する補償情報取得用の受光素子をさらに設け、その出力信号を複数の電力供給条件で第一の発光素子201に電力が供給された際の第一の発光素子201の出力として用いても良い。なお、この補償情報取得用の受光素子としては、例えば受光装置100における第一の受光素子101と同等の機能構成を有する受光素子を適用することができる。
また、電力供給により第一の発光素子201の温度が上昇した際の第一の発光素子201の温度情報とその出力は、電力供給が行われている最中に取得されても良いし、電力供給が終了した後に取得されても良い。ただし、電力供給が終了した後に取得する場合は、電力供給終了後に電力供給により上昇した温度が環境温度まで下がる前に第一の発光素子201の温度情報値とそのときの出力とを取得する必要がある。
また、電力供給により第一の発光素子201の温度が上昇する過程において、第一の発光素子201の出力を多点に渡って取得することで、第一の発光素子201が複数の温度状態にあるときの第一の発光素子201の出力を取得するようにしてもよい。
また、より精度の良い補償情報を取得するために、電力供給による温度上昇後の第一の発光素子201の温度情報値とそのときの第一の発光素子201の出力とを多点に渡って取得する場合、電力供給終了後に電力供給により上昇した温度が環境温度まで下がるまでの間に複数回、第一の発光素子201の温度情報値とそのときの第一の発光素子201の出力とを取得しても良い。
このように、本発明の第二実施形態に係る発光装置200においては、生成部203を、発光装置200内に一体に備えているため、生成部203を作動させることによって、使用環境下等において、最新の光学素子の温度特性を取得することができ、経年劣化等により光学素子の温度特性が変化してしまった場合にも、温度特性を高精度に補償することができる。
次に、本発明の第三実施形態を説明する。
図8は、本発明の一実施形態に係る受発光装置の一例を示す概略構成図である。
<受発光装置>
本発明の一実施形態に係る受発光装置は、供給される電力に応じた量の光を出力する第一の発光素子と、前記第一の発光素子が出力する光の少なくとも一部を受光し、受光量に応じた第一の出力信号を出力する第一の受光素子と、前記第一の発光素子の温度情報を取得する温度情報取得部と、前記第一の出力信号の補償に用いる第一の補償情報を記憶する第一の記憶部と、前記第一の発光素子に電力を供給することで、当該第一の発光素子を複数の温度状態に変化させる制御部と、前記複数の温度状態における、複数の前記第一の出力信号及び前記温度情報に基づいて前記第一の補償情報を生成する第一の生成部と、前記第一の出力信号を、前記温度情報及び前記第一の補償情報に基づいて補償する第一の補償部と、を備える。
ここでいう、補償情報とは、第一の発光素子の温度情報と、第一の受光素子の出力信号の変化率との対応を表すテーブル、または、温度情報を入力とし、第一の受光素子の出力信号の変化率を出力として算出するための、関数の係数や、温度情報と第一の出力信号を入力とし、温度特性の影響が補償された第一の出力信号を算出するための、関数の係数等を含む。
本発明の一実施形態に係る受発光装置によれば、使用環境下における最新の光学素子の温度特性を取得することが可能になり、これを用いることで、経年劣化等により光学素子の温度特性が変化してしまった場合にも、温度特性の影響を高精度に補償することができる。さらに、第一の発光素子に電力を供給することで複数の温度状態を作り出すことができるため、恒温槽等の熱浴のような大規模な設備を必要とすることなく第一の受光素子の出力の、第一の発光素子の温度に基づく温度特性を補償するための補償情報を生成することができる。
本発明の第三実施形態に係る受発光装置300は、図8に示すように、第一の発光素子301−1と、第一の受光素子301−2と、温度情報取得部302と、第一の生成部303と、第一の補償部304と、第一の記憶部305と、制御部306と、指示部307と、を備える。
ここで、第一の発光素子301−1は、制御部306から電力供給を受けて動作する。第一の受光素子301−2は第一の発光素子301−1が出力する光の少なくとも一部を受光する。また、第一の受光素子301−2はその出力である第一の出力信号S301を第一の生成部303及び第一の補償部304に出力する。温度情報取得部302は第一の発光素子301−1の温度情報を取得し、この温度情報S302を第一の生成部303及び第一の補償部304に出力する。第一の生成部303は、指示部307から、補償情報の生成を指示するための生成信号が入力されたとき、第一の受光素子301−2の第一の出力信号S301に現れる温度特性を補償するための第一補償情報S303を生成し、生成した第一補償情報S303を第一の記憶部305に格納する。また第一の生成部303は、新たな第一補償情報S303を生成した場合に、第一の記憶部305に格納されている以前生成した第一補償情報S303を、新たに生成した第一補償情報S303に更新記憶する。
第一の補償部304は第一の受光素子301−2から入力された第一の出力信号S301を、温度情報取得部302から出力された温度情報S302と、第一の記憶部305に格納された第一補償情報S303とに基づいて補償し、温度特性の影響が補償された第一の出力信号、すなわち受光量を表す出力信号S300を出力する。
制御部306は、第一の発光素子301−1に所定電力を供給し、指示部307から、補償情報の生成を指示するための生成信号が入力されたときには、第一の発光素子301−1への供給電力を変化させ、第一の発光素子301−1を複数の温度状態に変化させる。
(第一の発光素子)
第一の発光素子301−1は、供給電力に応じた光量の、受発光装置300が出力すべき波長の光を出力可能であれば特に制限されない。
また、第一の発光素子301−1は本発明の第二実施形態に係る発光装置200の第一の発光素子201と同等の機能構成を有する。
(第一の受光素子)
第一の受光素子301−2は、受発光装置300が感度を示すべき波長の光を受光した際に、また、第一の発光素子301−1が出力する光の少なくとも一部を受光した際に、受光した光の光量に応じた第一の出力信号S301を電気的に出力することが可能であれば特に制限されない。
第一の受光素子301−2は本発明の第一実施形態に係る受光装置100の第一の受光素子101と同等の機能構成を有する。
(温度情報取得部)
温度情報取得部302は、第一の発光素子301−1の温度情報を取得し、その温度情報を第一の生成部303及び第一の補償部304に出力することができれば特に制限されない。
温度情報取得部302は本発明の第二実施形態に係る発光装置200の温度情報取得部202と同等の機能構成を有する。なお、発光装置200と同様に、第一の発光素子301−1の温度情報として、第一の発光素子301−1の抵抗値を用いても良い。また、発光装置200と同様に、第一の発光素子301−1の温度情報として、第一の発光素子301−1の近傍、例えば同一基板上にサーミスタを配置し、このサーミスタの抵抗値を用いても良い。
(第一の生成部)
第一の生成部303は、第一の受光素子301−2から出力される第一の出力信号S301と、温度情報取得部302から出力される温度情報S302との関係から第一補償情報S303を生成することができれば特に制限されない。
第一の生成部303は本発明の第一実施形態に係る受光装置100の生成部103と同等の機能構成を有する。
(第一の補償部)
第一の補償部304は、第一の受光素子301−2から出力される第一の出力信号S301を、第一の出力信号S301を取得した際に温度情報取得部302から入力される温度情報S302と、第一の記憶部305から読み出した第一補償情報S303とに基づいて補償し、温度特性の影響が補償された出力信号、つまり受発光装置300の第一の出力信号S300を出力することができれば特に制限されない。
第一の補償部304は本発明の第一実施形態に係る受光装置100の補償部104と同等の機能構成を有する。
(第一の記憶部)
第一の記憶部305は、第一の生成部303で生成された第一の出力信号S301の第一補償情報S303を記憶することができれば特に制限されない。第一の記憶部305は第一の生成部303に内蔵されていてもよい。
(制御部)
制御部306は、第一の発光素子301−1に所定電力を供給することができ、また、補償情報の生成を指示するための生成信号が指示部307から入力されたときに、第一の発光素子301−1への供給電力を変化させることで、第一の発光素子301−1を温度状態を変化させることができれば特に制限されない。
(指示部)
指示部307は、補償情報の生成を指示するための生成信号を制御部306に出力することができれば、特に制限されない。指示部307は、例えばユーザが指示部307に対して生成信号の出力を指示することで、または、定期的等、任意のタイミングで生成信号を制御部306に出力する。
(温度特性の影響の補償方法)
受発光装置300において、第一の発光素子301−1の温度特性の影響を考えると、第一の発光素子301−1の出力する光は温度特性を有するため、その光の少なくとも一部を受光する第一の受光素子301−2の第一の出力信号S301も温度特性を有する。よって、第一の発光素子301−1の温度情報に基づいて第一の出力信号S301を補償することによって、第一の発光素子301−1の温度特性の影響を補償した第一の出力信号S300を得ることができる。
受発光装置300の第一の出力信号S301の温度特性の補償は、本発明の第一実施形態に係る受光装置100の温度特性の補償と同様に第一補償情報S303を用いて行うことができる。ただし、受発光装置300において温度補償される温度特性は、第一の発光素子301−1の温度特性に起因するものである。
また、第一の受光素子301−2自体にも温度特性が存在するとき、受発光装置300に求められる精度に応じて第一の受光素子301−2の温度特性の影響も補償する必要があるが、これについては本発明の第一実施形態に係る受光装置100における第一の受光素子101の温度特性の影響の補償方法を用いることができることは明らかである。
(第一補償情報の取得)
第一の出力信号S301に現れる温度特性の補償を行う際に参照される第一補償情報S303、すなわち第一の受光素子301−2の出力である第一の出力信号S301の温度特性の取得は、本発明の第一実施形態に係る受光装置100と同様に行うことができる。ただし、電力投入により温度変化が生じるのは第一の発光素子301−1である。
このように、本発明の第三実施形態に係る受発光装置300においては、第一の生成部303を受発光装置300内に一体に備えているため、使用環境下等において、最新の光学素子の温度特性を取得することができ、経年劣化等により光学素子の温度特性が変化してしまった場合にも、温度特性を高精度に補償することができる。また、第一の発光素子301−1の温度特性の影響及び第一の受光素子301−2の温度特性の影響を共に補償することができる。
次に、本発明の第四実施形態を説明する。
図9は、本発明の一実施形態に係る受発光装置の変形例を示す概略構成図である。
<受発光装置の変形例>
本発明の第四実施形態に係る受発光装置は、第三実施形態に係る受発光装置に加えて、第一の発光素子と同一基板上に配置され、第一の発光素子が出力する光の少なくとも一部を受光し、受光量に応じた第二の出力信号を出力する第二の受光素子と、複数の電力供給条件で第一の発光素子に電力供給が行われたときの第二の出力信号及び温度情報に基づいて、第二の出力信号の補償情報である第二補償情報を算出する第二の生成部と、第二の出力信号を、第二の出力信号を取得したときの温度情報と第二補償情報とに基づいて補償する第二の補償部と、第二補償情報を記憶する第二の記憶部と、をさらに備える。
ここでいう基板とは、素子等各部が実装されるプリント基板や、半導体基板を含む。また、第二の受光素子を第一の発光素子と同一のプリント基板上に配置する場合は、第二の受光素子を第一の受光素子よりも第一の発光素子に近い位置に配置することが望ましい。こうすることによって、第一の出力信号S300と比べて、第一の発光素子301−1に起因する温度特性以外の外乱の影響が少ない第二の出力信号S400を得ることができる。
図9に示すように、本発明の第四実施形態に係る受発光装置400は、第三実施形態に係る受発光装置300において、さらに、第二の受光素子301−3と第二の生成部303aと第二の補償部304aと第二の記憶部305aとを備える。
ここで第二の受光素子301−3は第一の発光素子301−1が出力する光の少なくとも一部を受光する。また、第二の受光素子301−3はその出力である第二の出力信号S301aを第二の生成部303a及び第二の補償部304aに出力する。
温度情報取得部302は第一の発光素子301−1の温度情報を取得し、取得した温度情報S302を第二の生成部303a及び第二の補償部304aに出力する。
第二の生成部303aは、指示部307から、補償情報の生成を指示する生成信号が入力されたとき、第二の受光素子301−3の第二の出力信号S301aに現れる温度特性を補償するための第二補償情報S303aを、第二の出力信号S301aと温度情報S302とに基づき算出し、第二補償情報S303aを第二の記憶部305aに格納する。第二の補償部304aは、第二の受光素子301−3から入力された第二の出力信号S301aを、温度情報取得部302から出力された温度情報S302と、第二の記憶部305aに格納された第二補償情報S303aとに基づいて補償し、温度特性の影響が補償された第二の出力信号S400を出力する。なお第二の記憶部305aは第一の記憶部305と共通であってもよい。
また、制御部306は、第一の発光素子301−1に所定電力を供給し、指示部307から、第一補償情報S303及び/または第二補償情報S303aの生成を指示するための生成信号が入力されたときには、第一の発光素子301−1への供給電力を変化させ、第一の発光素子301−1を、第一補償情報S303生成のための複数の温度状態及び/または第二補償情報S303a生成のための複数の温度状態に変化させる。なお、第一補償情報S303生成用と第二補償情報S303a生成用の複数の温度状態は共通であってもよく、又は個別に設けられていても良い。また、第一補償情報S303及び第二補償情報S303aのいずれの補償情報の生成が指示されたかに応じて、第一の発光素子301−1への供給電力を変化させても良い。
指示部307は、第一補償情報S303または第二補償情報S303aの生成を指示するための生成信号を制御部306に出力することができれば、特に制限されない。指示部307は、例えばユーザが指示部307に対して生成信号の出力を指示すること、または、定期的等、任意のタイミングで生成信号を制御部306に出力する。第一補償情報S303の生成を指示するための生成信号と第二補償情報S303aの生成を指示するための生成信号は共通であってもよく、また、それぞれについて生成信号を設けても良い。
温度特性の影響が補償された第二の出力信号S400は、温度特性の影響が補償された第一の出力信号S300に対して外乱の影響が少ないため、温度特性の影響が補償された第一の出力信号S300の、第一の発光素子301−1の出力の温度に依らない変動を除いた、温度特性以外の要因による変動量の算出に用いることが出来る。
(第二の受光素子)
第二の受光素子301−3は第一の発光素子301−1と共に同一の基板308上に形成され、第一の発光素子301−1が出力する光の少なくとも一部を基板308内の伝搬や基板308表面の反射等により受光し、受光した光の光量に応じた第二の出力信号S301aを出力することが可能であれば特に制限されない。
第二の受光素子301−3は第一の受光素子301−2と同等の機能構成を有するものを用いることができる。
(第二の生成部)
第二の生成部303aは、第二の受光素子301−3から出力される第二の出力信号S301aと、温度情報取得部302から出力される温度情報S302との関係から第二補償情報S303aを生成することができれば特に制限されない。
第二の生成部303aは第一の生成部303と同等の機能構成を有するものを用いることができる。また、第二の生成部303aは第一の生成部303に内蔵されていても良い。
(第二の補償部)
第二の補償部304aは、第二の受光素子301−3から出力される第二の出力信号S301aを、この第二の出力信号S301aを取得した際に温度情報取得部302から出力される温度情報S302と、第二の生成部303aから出力される第二補償情報S303aとに基づいて補償し、温度特性の影響が補償された第二の出力信号S400を出力可能であれば特に制限されない。
第二の補償部304aは第一の補償部304と同等の機能構成を有するものを用いることができる。また、第二の補償部304aは第一の補償部304に内蔵されていても良い。
(第二の記憶部)
第二の記憶部305aは、第二の生成部303aで生成された第二の出力信号S301aの第二補償情報S303aを記憶することができれば特に制限されない。
(温度特性の影響の補償方法)
受発光装置400において、第一の発光素子301−1の温度特性の影響を考えると、第一の発光素子301−1の出力する光は温度特性を有するため、その光の少なくとも一部を受光する第二の受光素子301−3の第二の出力信号S301aも、第一の出力信号S301と同様に温度特性を有する。よって、第一の出力信号S301と同様に、第一の発光素子301−1の温度情報S302に基づいて第二の出力信号S301aを補償することによって、第一の発光素子301−1の温度特性の影響を補償した第二の出力信号S400を得ることができる。
第二の補償部304aにおける第二の出力信号S301aの温度特性の補償は、本発明の第三実施形態に係る受発光装置300の第一の出力信号S301の温度特性の補償と同様の手順で第二補償情報S303aを用いて行うことができる。
(第二補償情報の取得)
第二の出力信号S301aに現れる温度特性の補償を行う際に参照される第二補償情報S303a、すなわち第二の受光素子301−3の出力信号である第二の出力信号S301aの温度特性の取得は第一補償情報S303の取得と同様の手順で行うことができる。
(温度情報)
受発光装置400において、温度情報取得部302は、第一の発光素子301−1の温度情報として第二の受光素子301−3の抵抗値を用いても良い。この場合、第一の発光素子301−1と第二の受光素子301−3とが同一基板上に形成されているため、第一の発光素子301−1の温度と第二の受光素子301−3の温度は略等しいと考えられる。すなわち、第二の受光素子301−3の温度は、第一の発光素子301−1の温度に間接的に相関を持つため、第二の受光素子301−3の抵抗値を第一の発光素子301−1の温度情報として用いることで、第一の出力信号S301、及び第二の出力信号S301aに現れる第一の発光素子301−1の温度特性の影響の補償を精度よく行うことができる。よって、第一の発光素子301−1の温度情報として、第一の発光素子301−1と同一基板上に形成された第二の受光素子301−3の抵抗値を用いることは、第一の発光素子301−1自体の温度情報を精度良く取得すると言う観点から好ましい。なお、第二の受光素子301−3の抵抗値として、第二の受光素子301−3に試験電流を入力したときに第二の受光素子301−3に生じる電位差や、第二の受光素子301−3に試験電圧を印加したときに第二の受光素子301−3に流れる電流の値を用いても良い。
また、受発光装置400において、第一実施形態または第二実施形態に係る受光装置100や発光装置200と同様に、温度情報取得部302は第一の発光素子301−1及び第二の受光素子301−3と同一基板上に形成されたサーミスタの抵抗値を用いても良い。
(第二の出力信号による第一の出力信号の補正)
上述の方法により、第一の発光素子301−1の温度特性の影響を補償された第一の出力信号(以下、“温度特性補償済み第一の出力信号”と称す)S300及び第二の出力信号(以下、“温度特性補償済み第二の出力信号”と称す)S400を得ることができる。
このとき、温度特性補償済み第一の出力信号S300を温度特性補償済み第二の出力信号S400に基づいて補正してもよい。
つまり、温度特性補償済み第二の出力信号S400は温度特性補償済み第一の出力信号S300と比べて、温度特性以外の外乱の影響が小さいため、温度特性補償済み第一の出力信号S300の、第一の発光素子301−1の出力の温度に依らない変動を除いた、温度特性以外の要因による変動量の算出に用いることができる。
ここで、第一の発光素子301−1の出力の温度に依らない変動を除いた、温度特性以外の要因による変動量とは、例えば受発光装置400を計測器用途に用いた場合の、測定対象物の干渉による信号の変化等に対応する。
また、温度特性補償済み第一の出力信号S300の温度特性補償済み第二の出力信号S400に基づく補正の方法としては、例えば、その差に基づいて補正する方法や、その比に基づいて補正する方法が挙げられる。
このように、本発明の第四実施形態に係る受発光装置400においては、第一の生成部303を受発光装置400内に一体に備えているため、使用環境下等において、最新の光学素子の温度特性を取得することができ、経年劣化等により光学素子の温度特性が変化してしまった場合にも、温度特性を高精度に補償することができる。また、第一の発光素子301−1の温度特性の影響を補償された第一の出力信号S300及び第一の出力信号S300の、第一の発光素子301−1の出力の温度に依らない変動を除いた、温度特性以外の要因による変動量の算出を行うことができる。
なお、上記実施形態において、第一の受光素子101、また、発光素子201、301−1の温度状態を変化させる場合には、例えば、受光素子又は発光素子への供給電力量を、所望の温度状態となり得る電力量に変更すること、或いは、受光素子又は発光素子に一定量の電力を供給することで、温度状態を連続的に上昇させること、等により、受光素子又は発光素子の温度状態を変化させればよい。
また、上記各実施形態においては、指示部からの生成信号を受けて、制御部が発光素子または受光素子への供給電力を変化させることで、補償情報の取得を行う場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、補償情報の取得を行う場合には、各生成部を自動的に或いは手動で動作させればよい。例えば、第一実施形態に係る受光装置100において、生成部103を自動的に動作させる場合には、例えば、受光装置100の起動時、また受光装置100の起動後、一定周期で生成部103が自動的に補償情報を取得するための処理を実行し、生成部103からの制御信号にしたがって、第一の受光素子101への供給電力を変化させると共に、各種情報を収集し、これに基づき補償情報を算出するようにすればよい。また、手動で動作させる場合には、例えば、生成部103に補償情報を取得するための処理を実行させるためのスイッチ等を設けておき、スイッチ操作が行われたときに生成部103が補償情報を取得するための処理を実行するようにすればよい。他の各実施形態における発光装置200、受発光装置300及び400においても、同様に構成すればよい。
また、発光装置と受光装置とを用い、受光装置の出力信号を用いて測定対象の物質の濃度を測定するようにした光学式物理量測定装置の、発光装置及び受光装置として、上記第三実施形態に係る受発光装置300または第四実施形態に係る受発光装置400を適用することも可能である。このように、受発光装置300または受発光装置400を備えた光学式物理量測定装置を構成することによって、温度環境の影響のより少ない光学式物理量測定装置を構成することができ、すなわち測定精度のより高い光学式物理量測定装置を得ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
100 受光装置
101、301−2 第一の受光素子
102、202、302 温度情報取得部
103、203 生成部
104、204 補償部
105、205 記憶部
106、206、306 制御部
107、207、307 指示部
200 発光装置
201、301−1 第一の発光素子
301−3 第二の受光素子
303 第一の生成部
303a 第二の生成部
304 第一の補償部
304a 第二の補償部
305 第一の記憶部
305a 第二の記憶部

Claims (9)

  1. 供給される電力に応じた量の光を出力する第一の発光素子と、
    前記第一の発光素子が出力する光の少なくとも一部を受光し、受光量に応じた第一の出力信号を出力する第一の受光素子と、
    前記第一の発光素子の温度情報を取得する温度情報取得部と、
    前記第一の出力信号の補償に用いる第一の補償情報を記憶する第一の記憶部と、
    前記第一の発光素子に電力を供給することで、当該第一の発光素子を複数の温度状態に変化させる制御部と、
    前記複数の温度状態における、複数の前記第一の出力信号及び前記温度情報に基づいて前記第一の補償情報を生成する第一の生成部と、
    前記第一の出力信号を、前記温度情報及び前記第一の補償情報に基づいて補償する第一の補償部と、
    を備える受発光装置。
  2. 前記第一の発光素子は、LED、MEMSヒータ及び白熱電球のいずれかであり、
    前記第一の受光素子は、量子型光センサまたは熱型赤外線センサである
    請求項1に記載の受発光装置。
  3. 前記第一の補償情報の生成を指示するための生成信号を出力する指示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記生成信号が入力されたときに、前記第一の発光素子に電力を供給し、当該第一の発光素子を複数の温度状態に変化させる
    請求項1または請求項2に記載の受発光装置。
  4. 前記第一の発光素子と同一基板上に配置され、前記第一の発光素子が出力する光の少なくとも一部を受光し、受光量に応じた第二の出力信号を出力する第二の受光素子と、
    前記第二の出力信号の補償に用いる第二の補償情報を記憶する第二の記憶部と、
    前記複数の温度状態における前記第二の出力信号及び前記温度情報に基づいて前記第二の補償情報を生成する第二の生成部と、
    前記第二の出力信号を、前記温度情報及び前記第二の補償情報に基づいて補償する第二の補償部と、
    をさらに備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の受発光装置。
  5. 前記第一の補償情報及び/または前記第二の補償情報の生成を指示するための生成信号を出力する指示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記生成信号が入力されたときに、前記第一の発光素子に電力を供給し、当該第一の発光素子を複数の温度状態に変化させる
    請求項4に記載の受発光装置。
  6. 前記温度情報取得部は、前記第一の発光素子の抵抗値を前記温度情報として取得する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の受発光装置。
  7. 前記温度情報取得部は、前記第二の受光素子の抵抗値を前記温度情報として取得する
    請求項4に記載の受発光装置。
  8. 前記第一の出力信号を、前記第二の出力信号に基づいて補正する
    請求項4または請求項5に記載の受発光装置。
  9. 供給される電力に応じた量の光を出力する第一の発光素子と、
    前記第一の発光素子が出力する光の少なくとも一部を受光し、受光量に応じた第一の出力信号を出力する第一の受光素子と、
    を備えた受発光装置の補償方法であって、
    前記第一の発光素子に、当該第一の発光素子の温度状態が複数の温度状態に変化するように電力を供給し、
    前記第一の発光素子が前記複数の温度状態にあるときの、複数の前記第一の受光素子の前記第一の出力信号及び前記第一の発光素子の温度情報に基づいて、前記第一の出力信号の補償に用いる第一の補償情報を生成して記憶部に記憶しておき、
    前記第一の出力信号を、前記第一の発光素子の温度情報及び前記記憶部に記憶されている前記第一の補償情報に基づいて補償する、受発光装置の補償方法。
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