JP2023183024A - 調色led照明装置および調光方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】LED発光素子の温度変化に伴う照明の色の変化を適切に抑制する。
【解決手段】複数色のLED発光素子12により構成される発光面と、LED発光素子12の電圧値を計測する計測器24と、LED発光素子12に印加する電流値を制御する電流制御装置21と、を備え、発光面が、第1の色のLED発光素子121を複数個接続してなる第1の色のLED発光素子群と、第2の色のLED発光素子122を複数個接続してなる第2の色のLED発光素子群と、を備え、電流制御装置21は、第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電圧値の変化量が閾値を超えた場合に、該当する色のLED発光素子群の電流値を制御することにより、該当する色のLED発光素子群の光束量を調整する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、調色LED照明装置および調光方法に関する。
従来、異なる色の光を発光する複数のLED発光素子を基板の同一平面上に実装したLED光源装置が知られている(たとえば、特許文献1,2参照)。
また、LED発光素子は、発光により発熱するため、継続して発光させると温度が上昇し、温度の変化に対して光束量が変化することで、光の色が変化することが知られている。また、赤色LED発光素子は高温になると光束量が大きく減少し、反対に、青色LED発光素子は高温になると光束量が少し増加するなど、LED発光素子の色に応じて、温度の変化に伴う光の色の変化の態様が異なることも知られている。
ここで、赤色、緑色、青色の3色のLED発光素子を同時に発光させた場合、時間の経過とともにLED発光素子の温度が上昇することで、各色の光束量(発光強度)が変化し、各色のLED発光素子から照射される光の色も変わるため、各色のLED発光素子から照射される光が合成されて生じる照明の色も時間経過に伴い変化してしまう場合があった。このような時間経過に伴う照明の色の変化は、特に舞台照明において大きな問題となる。
このような問題に対して、特許文献2では、サーミスタなどの温度測定素子により、光源装置全体の基板温度をモニターし、光束量の温度依存性(lm-Tj特性)の近似式に基づいて、基準となる基準光束量から、温度変化に伴い変化した光束量への変化量を求め、光束量の電流依存性(lm-If特性)の近似式から、基準光束量を確保できる順方向電流の制御量を求め、求めた順方向電流の制御量を加味した順方向電流をLED発光素子に印加することにより、LED発光素子の温度が変化しても、温度変化前の光束量で各LED発光素子を発光させる技術が開示されている。
特開2019-102396号公報 国際公開第2005/011006号公報
しかしながら、多色光源を構成するLED発光素子の色ごとに基板からの熱抵抗が異なり、また、LED発光素子の色ごとに印加する電流値や電圧値も異なる場合があるため、LED発光素子の温度は一律ではなく、LED発光素子の色ごとに温度が異なる場合がある。そのため、特許文献2において、サーミスタなどの温度測定素子により光源装置全体の基板温度をモニターしても、各LED発光素子の温度変化を適切に把握することができず、LED発光素子の温度変化による照明の色の変化に対して適切に対応することができないという問題があった。
本発明の課題は、LED発光素子の温度変化に伴う照明の色の変化を適切に抑制することができる、調色LED照明装置を提供することである。
本発明の第1の観点に係る調色LED照明装置は、複数色のLED発光素子により構成される発光面と、前記LED発光素子の電圧値を計測する計測器と、前記LED発光素子に印加する電流値を制御する電流制御装置と、を備え、前記発光面が、第1の色のLED発光素子を複数個接続してなる第1の色のLED発光素子群と、第2の色のLED発光素子を複数個接続してなる第2の色のLED発光素子群と、を備えて構成されており、前記計測器は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電圧値を計測することができ、前記電流制御装置は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電圧値の変化量が閾値を超えた場合に、該当する色のLED発光素子群の電流値を制御することにより、前記該当する色のLED発光素子群の光束量を調整する。
上記調色LED照明装置において、前記電流制御装置は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて電流値を変更した直後の電圧値を電圧判定値として記憶し、前記計測器により計測された前記第1および第2の色のLED発光素子群のリアルタイムの電圧値が、電流値を変更した直後の前記電圧判定値から変化した電圧値の変化量を算出し、当該電圧値の変化量が閾値を超えた場合に、該当する色のLED発光素子群の電流値を制御することにより前記該当する色のLED発光素子群の光束量を調整する構成とすることができる。
上記調色LED照明装置において、前記電流制御装置は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電流値、温度および光束量の相関関係に基づく補正式または補正テーブルを記憶しており、前記電流制御装置は、前記計測器により、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて計測した電圧値を計測電圧値として記憶する第1ステップ、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電圧値の変化量が閾値を超えたかを判定する第2ステップ、前記第2ステップで前記変化量が閾値を超えたと判定された場合に、前記補正式または前記補正テーブルに基づいて、電流値の補正値を取得し、当該電流値の補正値に基づいて該当する色のLED発光素子群の電流値を制御することにより、前記該当する色のLED発光素子群の光束量を補正する第3ステップ、を実行する構成とすることができる。
上記調色LED照明装置において、前記補正式または前記補正テーブルにおいて、前記電流値の補正値は、前記該当する色のLED発光素子群の温度変化に伴い変化した光束量を、温度変化前の光束量に戻すために、前記該当する色のLED発光素子群の光束量の電流値依存特性に基づいて決定される関係にあり、前記該当する色のLED発光素子群の温度変化に伴い変化した光束量は、前記該当する色のLED発光素子群の光束量の温度変化依存特性に基づいて決定される関係にあり、前記該当する色のLED発光素子群の温度の変化量は、前記電圧値の変化量と、前記該当する色のLED発光素子群の電圧値の温度依存特性に基づいて決定される関係にある構成とすることができる。
上記調色LED照明装置において、前記第3ステップにおいて補正された電流値の電流を前記該当する色のLED発光素子群に印加した直後の計測電圧値により、前記電圧判定値を置き換える第4ステップ、を更に備え、前記第1ないし第4ステップを繰り返して実行することで、前記該当する色のLED発光素子群の光束量の変化量を一定範囲内とする構成とすることができる。
上記調色LED照明装置において、周囲温度を取得する温度取得手段をさらに有しており、前記電流制御装置は、前記第1および第2の色のLED発光素子群ごとの、所定の照明の色を出すための基準温度での基準電流値を取得し、前記基準温度と前記温度取得手段により取得した周囲温度との温度差に応じた電流値の補正値を算出し、前記基準電流値に前記電流値の補正値を加えた電流値に基づいて該当する色のLED発光素子群の電流値を制御する構成とすることができる。
本発明の第2の観点に係る調色LED照明装置は、複数色のLED発光素子により構成される発光面と、前記LED発光素子の電流値を計測する計測器と、前記LED発光素子に印加する電流値を制御する電流制御装置と、を備え、前記発光面が、第1の色のLED発光素子を複数個接続してなる第1の色のLED発光素子群と、第2の色のLED発光素子を複数個接続してなる第2の色のLED発光素子群と、を備えて構成されており、前記計測器は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電流値を計測することができ、前記電流制御装置は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電流値が閾値を超えた場合に、該当する色のLED発光素子群の電流値を制御することにより、前記該当する色のLED発光素子群の光束量を調整する。
上記調色LED照明装置において、前記発光面が、さらに、第3の色のLED発光素子を複数個接続してなる第3の色のLED発光素子群を備える構成とすることができる。
上記調色LED照明装置において、前記発光面が、さらに、第4の色のLED発光素子を複数個接続してなる第4の色のLED発光素子群を備える構成とすることができる。
本発明によれば、LED発光素子の温度変化に伴う照明の色の変化を適切に抑制することができる。
本実施形態に係る調色LED照明装置の平面図である。 本実施形態に係る制御回路を示す概要図である。 LED発光素子の光束量の温度依存特性を示すグラフである。 LED発光素子の光束量の順方向電流依存特性を示すグラフである。 LED発光素子の順方向電圧の温度依存特性を示すグラフである。 本実施形態に係る調光方法を説明するためのグラフである。 本実施形態に係る調光処理を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施形態に係る調色LED照明装置1の平面図である。また、図2は、本実施形態に係る調色LED照明装置1の制御回路を示す概要図である。なお、図2において、信号の流れを破線で示し、電流を実線で示す。図1に示すように、本実施形態に係る調色LED照明装置1は、調色LED照明部10と、制御部20とを有する。
調色LED照明部10は、図1に示すように、実装基板11と、実装基板11上に設置された異なる波長域の光を照射する4色のLED発光素子12(赤色LED発光素子121、緑色LED発光素子122、青色LED発光素子123および黄色LED発光素子124)と、外部電極13(131~134),14(141~144)と、温度センサ15を有する。なお、本実施形態において、赤色LED発光素子121および青色LED発光素子123は赤色LEDチップおよび青色LEDチップをそのまま発光させており、緑色LED発光素子122および黄色LED発光素子124は、青色LEDチップの発光を蛍光体で波長変換することで緑色および黄色の光を発光するように構成している。また、赤色LED発光素子121も、青色LEDチップの発光を蛍光体で波長変換することで赤色の光を発光するように構成することができる。
4色のLED発光素子12は、マトリックス状に配置されており、実質的に円形の面光源を構成する。また、各LED発光素子12は、同じ色のLED発光素子12と直並列に接続するとともに、LED発光素子12にそれぞれ対応する外部電極13,14と電気的に接続している。具体的には、本実施形態に係る調色LED照明装置1では、実装基板11上に30個の赤色LED発光素子121が配設されているが、これら複数の赤色LED発光素子121は図示しない配線により全て直並列に接続されており、赤色LED発光素子群を構成する。赤色LED発光素子群の両端を構成する赤色LED発光素子121は、赤色LED発光素子121に対応する外部電極131,141に接続している。同様に、30個の緑色LED発光素子122、青色LED発光素子123、黄色LED発光素子124も、それぞれ同じ色同士が全て直並列に接続され、緑色LED発光素子群、青色LED発光素子群、黄色LED発光素子群を構成する。緑色LED発光素子群、青色LED発光素子群、黄色LED発光素子群の両端は緑色LED発光素子122、青色LED発光素子123、黄色LED発光素子124にそれぞれ対応する外部電極132,142,133,143,134,144が接続される。外部電極13,14は、制御部20の可変定電流電源22と接続し、可変定電流電源22から出力された電圧が外部電極13,14を介して、各LED発光素子12に印加される。可変定電流電源22により印加される順方向電流の電流値は、制御装置21により制御されており、また、LED発光素子12ごとに、印加する電流値を変えることができる。なお、本実施形態では、同色のLED発光素子12を全て直並列に接続したが、同色のLED発光素子12を全て直列に接続した構成としてもよい。なお、図2においては、説明の便宜のため、同色のLED発光素子12を直列に接続した態様を図示している。
温度センサ15は、実装基板11上に設置され、実装基板11の基板温度を随時計測する。本実施形態では、温度センサ15が周囲温度を取得する温度取得手段を構成する。温度センサ15により計測された実装基板11の基板温度は、制御装置21に随時送信される。
次に、本実施形態に係る制御部20について説明する。制御部20は、図1に示すように、制御装置21と、可変定電流電源22と、電流計23と、電圧計24とを有する。制御装置21は、本実施形態に係る調光処理を実行する。制御装置21による調光処理については後述する。
可変定電流電源22は、一定の電流値の順方向電流を出力することができる電源である。本実施形態では、図2に示すように、制御装置21が可変定電流電源22と接続しており、可変定電流電源22から出力される順方向電流の電流値は、制御装置21の制御に基づいて適宜変更することができる。たとえば、制御装置21が、300mAの電流を出力するように制御している場合には、可変定電流電源22はその制御の間、300mAの順方向電流を出力し続け、また、制御装置21が、350mAの電流を出力するように制御している場合には、可変定電流電源22はその制御の間、350mAの順方向電流を出力し続ける。また、本実施系形態では、同色LED発光素子群ごとに、可変定電流電源221~224が設置されている。たとえば、図2に示す例では、赤色LED発光素子群に順方向電流を印加するために可変定電流電源221が設置されており、緑色LED発光素子群に順方向電流を印加するために可変定電流電源221が設置されており、青色LED発光素子群に順方向電流を印加するために可変定電流電源223が設置されており、黄色LED発光素子群に順方向電流を印加するために可変定電流電源224が設置されている。これにより、同色LED発光素子群ごとに、異なる電流値で順方向電流を流すことができる。
電流計23は、可変定電流電源22と外部電極13または14との間に設置され、各色LED発光素子群に流れる順方向電流Ifの電流値を計測する。本実施形態では、図2に示すように、同色LED発光素子群ごとに、電流計23として電流計231~234が設けられており、電流計231~234により、各色LED発光素子群の順方向電流を計測することができる。すなわち、図2に示す例では、赤色LED発光素子群を流れる順方向電流の電流値を計測するために電流計231が設置されており、緑色LED発光素子群を流れる順方向電流の電流値を計測するために電流計232が設置されており、青色LED発光素子群を流れる順方向電流の電流値を計測するために電流計233が設置されており、黄色LED発光素子群を流れる順方向電流の電流値を計測するために電流計234が設置されている。電流計23が計測した各LED発光素子12の順方向電流の電流値の情報は、制御装置21へと送信される。
また、電圧計24は、外部電極13,14と接続し、各色LED発光素子群における順方向電圧Vfの電圧値を計測する。本実施形態では、図2に示すように、同色LED発光素子群ごとに、電圧計24として電圧計241~244が設けられており、電圧計241~244により、各各LED発光素子12(121~124)の順方向電圧を計測することができる。すなわち、図2に示す例では、赤色LED発光素子群の順方向電圧の電圧値を計測するために電圧計241が設置されており、緑色LED発光素子群の順方向電圧の電圧値を計測するために電圧計242が設置されており、青色LED発光素子群の順方向電圧の電圧値を計測するために電圧計243が設置されており、黄色LED発光素子群の順方向電圧の電圧値を計測するために電圧計244が設置されている。電圧計24が計測した各LED発光素子12の順方向電圧の電圧値の情報は、制御装置21へと送信される。
次に、制御装置21について説明する。制御装置21は、演算装置と制御プログラムを記憶した記憶装置を備えており、電流計23から各LED発光素子12の順方向電流の電流値を取得するとともに、電圧計24から各LED発光素子12の順方向電圧の電圧値を取得する。また、制御装置21は、可変定電流電源22により各LED発光素子12に印加される順方向電流の電流値を制御する。
ここで、赤色LED発光素子121、緑色LED発光素子122、青色LED発光素子123および黄色LED発光素子124は、デバイス特性として、光束量の温度依存特性(以下、lm-Tj特性)、光束量の順方向電流依存特性(以下、lm-If特性)、順方向電圧の温度依存特性(以下、Vf-Tj特性)を有している。本実施形態において、制御装置21は、LED発光素子12の各デバイス特性を利用することで、可変定電流電源22により各LED発光素子12に印加される順方向電流の電流値を制御する。
図3は、赤色LED発光素子121、緑色LED発光素子122、青色LED発光素子123および黄色LED発光素子124における、光束量の温度依存特性(lm-Tj特性)を示すグラフである。なお、図3に示すlm-Tj特性において、縦軸の光束量は、25℃での光束量を1とした相対値で表現している(後述する図4でも同様)。また、図3においては、赤色LED発光素子121を「R」で示し、緑色LED発光素子122を「G」で示し、青色LED発光素子123を「B」で示し、黄色LED発光素子124を「Y(A)」で示す(後述する図4および図5においても同様)。なお、図3においては、lm-Tj特性を示す細線に重畳して、lm-Tj特性の近似式を太線で示している。
図3に示すように、赤色LED発光素子121は、温度が高くなるほど光束量が少なくなるlm-Tj特性を有している。たとえば、図3に示す例において、赤色LED発光素子121は、0℃以上において、lm-Tj特性の近似式が-0.007/℃となり、温度が10℃高くなる度に光束量は7%低下する。また同様に、緑色LED発光素子122および黄色LED発光素子124も、温度が高くなるほど光束量が少なくなるlm-Tj特性を有している。たとえば、図3に示す例において、緑色LED発光素子122は、0℃以上において、光束量の温度依存性の近似式が-0.0028/℃となり、温度が10℃高くなる度に光束量は2.8%低下し、黄色LED発光素子124は、0℃以上において、光束量の温度依存性の近似式が-0.0017/℃となり、温度が10℃高くなる度に光束量は1.7%低下する。一方、青色LED発光素子123は、温度が高くなるほど光束量が多くなるlm-Tj特性を有している。たとえば、図3に示す例において、青色LED発光素子123は、0℃以上において、光束量の温度依存性の近似式が+0.0005/℃となり、温度が10℃高くなる度に光束量は0.5%上昇する。このように、LED発光素子12の光束量は、温度によって一定の関係で変化する。制御装置21は、このような各色のLED発光素子12ごとのlm-Tj特性の近似式や関係性を、補正式または補正テーブルとして記憶している。
また、図4は、赤色LED発光素子121、緑色LED発光素子122、青色LED発光素子123および黄色LED発光素子124における、光束量の順方向電流依存特性(lm-If特性)を示すグラフである。なお、図4は、室温25℃でのlm-If特性を示す。また、図4においては、lm-If特性を示す細線に重畳して、lm-If特性の近似式を太線で示している。図4に示すように、赤色LED発光素子121、緑色LED発光素子122、青色LED発光素子123および黄色LED発光素子124は、順方向電流(If)の電流値が高いほど、光束量は多くなる。たとえば、図4に示す例において、赤色LED発光素子121では、光束量と順方向電流との関係の近似式として+2.775/Aとの式が得られ、順方向電流の電流値が10mA高くなった場合には、光束量は2.775%多くなる。また、図4に示す例において、緑色LED発光素子122では、光束量と順方向電流との関係の近似式として+2.268/Aとの式が得られ、順方向電流の電流値が10mA高くなった場合に光束量が+2.268%多くなり、青色LED発光素子123では、光束量と順方向電流との関係の近似式として+2.143/Aとの式が得られ、順方向電流の電流値が10mA高くなった場合に、光束量が2.143%多くなり、黄色LED発光素子124では、光束量と順方向電流との関係の近似式として+2.229/Aとの式が得られ、順方向電流の電流値が10mA高くなった場合に、光束量が2.229%多くなる。制御装置21は、このような各色のLED発光素子12ごとのlm-If特性の近似式や関係性を、補正式または補正テーブルとして記憶している。
また、図5は、赤色LED発光素子121、緑色LED発光素子122、青色LED発光素子123および黄色LED発光素子124における、順方向電圧(Vf)の温度依存特性(Vf-Tj特性)を示すグラフである。たとえば図5に示す例において、0℃以上において、赤色LED発光素子121、緑色LED発光素子122、青色LED発光素子123および黄色LED発光素子124は、LED発光素子12の温度が10℃高くなる度に、順方向電圧の電圧値が20mV低下する特性を有する。制御装置21は、このようなLED発光素子12ごとのVf-Tj特性の関係式や関係性を、補正式または補正テーブルとして記憶している。なお、図5に示す例では、説明を簡便にするために、各色LED発光素子群においてLED発光素子12が1個だけである場合のVf-Tj特性を示しており、図1または図2に示すように、各色LED発光素子群が複数のLED発光素子12を有する場合は、順方向電圧は直列するLED発光素子12の数に比例して倍増することとなる。
このように、LED発光素子12では、図3ないし図5に示すように、温度、順方向電流、順方向電圧および光束量が相互に関連した関係にある。たとえば赤色LED発光素子121においては、赤色LED発光素子121を継続して発光させると、発熱により温度が上昇することで、図3に示すように、赤色LED発光素子121の光束量は低下する。一方で、図4に示すように、赤色LED発光素子121に印加する順方向電流の電流値を高くすると、赤色LED発光素子121の光束量は多くなる。そのため、制御装置21は、赤色LED発光素子121において、温度が上昇し光束量が低下した場合でも、印加する順方向電流の電流値を高くすれば、温度上昇で低下した光束量を元に戻すことができることとなる。本実施形態に係る調色LED照明装置1では、このような関係性を利用して、LED発光素子12の温度変化前の光束量に近づくように、LED発光素子12に印加する順方向電流の電流値を制御する。
具体的には、制御装置21は、各色のLED発光素子12ごとに、所定の基準温度において、所定の照明の色を出すための順方向電流の電流値を基準電流値として記憶している。また、制御装置21は、温度変化に伴う光束量の変化に相当する電流値の補正値を算出するために、図3および図4に示す温度、光束量、順方向電流値の相互関係に基づく補正式または補正テーブルを予め記憶しており、当該補正式または補正テーブルに基づいて、LED発光素子12の温度が一定温度変化した場合の光束量の変化量に応じた順方向電流値の補正値を求めることができる。そのため、制御装置21は、LED発光素子12を継続して発光させることで、LED発光素子12の温度が基準温度から一定温度変化した場合には、温度変化前の基準電流値に、温度変化による光束量の変化分に相当する電流値の補正値を加え、初期電流値を算出する。そして、制御装置21は、算出した初期電流値の順方向電流を出力するように、可変定電流電源22を制御する。これにより、LED発光素子12の温度が変化し、LED発光素子12の光束量が低下した場合でも、LED発光素子12に印加される順方向電流の電流値を高くすることで、LED発光素子12の光束量が上昇することができる。その結果、LED発光素子12の温度変化によるLED発光素子12の光束量の変化を抑制することができ、LED発光素子12が発光する色が変化してしまうことを抑制することができる。たとえば、赤色LED発光素子121では、温度が上昇していくことで、理論上、赤色から橙、黄色、白、青へと色が変化することとなるが、このような色の変化を抑制することができる。
また、本実施形態では、LED発光素子12の温度変化量が一定量(例えば10℃)変化する度に、LED発光素子12の温度変化前の光束量に近づくように、LED発光素子12に印加する順方向電流の電流値を制御する。ここで、各色のLED発光素子12の温度を実装基板11に設置した温度センサ15だけで高精度に測定することは困難であるため、本実施形態では、各色のLED発光素子12の順方向電圧の電圧値をモニターし、図5に示すように、各色のLED発光素子12の順方向電圧の温度依存特性に基づいて、LED発光素子12の順方向電圧の電圧値の変化量から、LED発光素子12の温度変化量を特定する。たとえば、制御装置21が、LED発光素子12の温度が10℃変化する度に順方向電流の電流値を制御する場合には、図5に示すVf-Tj特性から、LED発光素子12の順方向電圧の電圧値が20mV低下した場合に、LED発光素子12の温度が10℃変化したと判断することができるため、LED発光素子12の順方向電圧の電圧値が20mV低下する度に、LED発光素子12に印加する順方向電流の電流値を制御する構成とすることができる。
次に、図6を参照して、制御装置21による調光方法の詳細について説明する。なお、図6は、制御装置21による赤色LED発光素子121の調光方法を説明するための図である。なお、図6に示す例では、説明を簡便にするために、赤色LED発光素子群が赤色LED発光素子121を1個だけ有する場合の電流値および電圧値を図示しているが、図1または図2に示すように赤色LED発光素子群が複数の赤色LED発光素子121を有する場合は、順方向電流は並列する赤色LED発光素子121の並列数に比例して倍増し、順方向電圧は直列する赤色LED発光素子121の数に比例して倍増する。
たとえば、制御装置21は、ユーザから所定の照明の色を照射するように指示を受けることで、本実施形態に係る調光処理を実行する。制御装置21は、所定の照明の色を出すためのプログラムを記憶しており、当該プログラムには、所定の照明の色を出すための基準電流値、基準温度、基準光束量が含まれる。ここで、基準光束量は、各LED発光素子12が基準光束量の光を照射した場合に、照射された全てのLED発光素子12の光が合成されることで、所定の照明の色を出すことができる光束量である。また、基準温度および基準電流値は、基準温度において、基準電流値の順方向電流をLED発光素子12に印加した場合に、LED発光素子12の光束量を基準光束量とすることができる温度および電流値である。なお、基準温度は、LED発光素子そのものの温度を指すが、これに代えてLED発光素子の周囲温度を基準温度として制御条件を設定してもよい。
たとえば、図6に示す例において、所定の色を出すために、赤色LED発光素子121の基準電流値、基準温度、基準光束量が、それぞれ350mA、25℃、100lmとしてプログラムされているものとする。この場合、制御装置21は、温度センサ15により取得した周囲温度が基準温度と同じ25℃である場合には、時刻t0において、初期電流値として基準電流値である350mAを設定し、可変定電流電源22により赤色LED発光素子121に印加させる。時刻t0においては、赤色LED発光素子121の温度は基準温度であるため、光束量は基準光束量の100lmとなり、所定の色の照明が照射されることとなる。
また、制御装置21は、時刻t0において、初期電流値として350mAを設定した直後の順方向電圧Vfを測定し、初期電圧値として記憶する。図6に示す例では、初期電圧値が3000mVとして計測され記憶されるものとする。そして、制御装置21は、たとえば図6に示すクロック周波数(たとえば1MHz)で、LED発光素子12の電圧値が閾値以上変化したかを判定することで、LED発光素子12の温度が一定温度以上変化したかを検出する。
ここで、赤色LED発光素子121の発光が継続して行われると、赤色LED発光素子121は発熱し、赤色LED発光素子121の温度が上昇する。たとえば、時刻t0から時刻t1へと時間が経過することで、赤色LED発光素子121の温度が当初(時刻t0)の25℃より10℃上昇して35℃となり、図5に示すVf-Tj特性から赤色LED発光素子121の順方向電圧Vfは20mV低下し、図3に示すlm-Tj特性から赤色LED発光素子121の光束量は7%低下して100lmから93lmまで低下することとなる。一方で、図4に示すlm-If特性から、LED発光素子12に印加する電流値を高くすることで、LED発光素子12の光束量を多くすることができることがわかる。たとえば、赤色LED発光素子121の光束量を7%上昇させるためには、図4に示すlm-If特性より、順方向電流を0.07/2.775×1000=25.2mA高くすればよいことがわかる。
そのため、赤色LED発光素子121の温度が時刻t0に対して10℃上昇した時刻t1において、制御装置21により、赤色LED発光素子121に印加する順方向電流の電流値を、時刻t0における順方向電流Ifの初期電流値350mAよりも25.2mA高い375.2mAに上昇させることで、赤色LED発光素子121の光束量を、赤色LED発光素子121の温度変化前の光束量である100lmに戻すことができることとなる。よって、制御装置21は、時刻t1において、順方向電流の電流値を時刻t0の350mAから375.2mAに変更し、変更した電流値375.2mAの順方向電流を出力するように、可変定電流電源22を制御する。
また、図6に示すように、時刻t1において、順方向電流を375.2mAに変更すると、温度変化により低下していた赤色LED発光素子121の順方向電圧も上昇することとなる。たとえば、図6に示す例では、時刻t1において、順方向電流Ifを375.2mAに変更すると、時刻t1の順方向電圧Vfは、図示しない電圧と電流値との関係性から、変更前と比べて29mV上昇することとなる。そのため、時刻t1において順方向電流の電流値を変更した直後の順方向電圧Vfの電圧値は、(初期電圧値3000mV)-(10℃上昇による順方向電圧の変化量20mV)+(順方向電流の上昇に伴う電流値の変化量29mV)=3009mVとなる。時刻t1以降において、制御装置21は、この順方向電流の電流値を変更した直後の電圧値3009mVに基づいて、時刻t1以降において、さらに温度が閾値以上上昇したかを判断する。
たとえば、時刻t2において、赤色LED発光素子121の温度が時刻t1の温度からさらに10℃上昇すると、順方向電圧が時刻t1での3009mVから20mV低下した2989mVとなり、再度、赤色LED発光素子121の光束量は7%低下し100lmから93lmへと低下する。そこで、制御装置21は、時刻t2において、図4に示すlm-If特性に基づいて、可変定電流電源22に出力させる順方向電流の電流値を、時刻t1における電流値よりもさらに25.2mA高い400.4mAに変更する。これにより、温度変化により93lmに低下していた赤色LED発光素子121の光束量が7%上昇し、100lmに戻ることができる。
同様に、制御装置21は、時刻t2以降においても、LED発光素子12の温度変化量が一定量となる度に(LED発光素子12の温度変化に伴う順方向電圧の電圧値が閾値以上変化する度に)、温度が十分に上昇して温度変化が安定するまで(温度変化に伴う電圧変化量が閾値以上とならなくなるまで)、上記調光処理を繰り返し行うことで、赤色LED発光素子121の光束量を一定範囲(図6に示す例では93lm~100lmの範囲)内で維持することが可能となる。たとえば、図6に示す例では、赤色LED発光素子121の温度が安定する95℃となるまでの間は、赤色LED発光素子121の温度が10℃上昇する度に、赤色LED発光素子121の光束量を当初の光束量に戻すための電流値を算出し(可変定電流電源22に出力させる電流値を25.2mAずつ高くすることで)、算出した電流値の順方向電流を赤色LED発光素子121に印加させることで、時刻t2以降においても、図6に示すように、赤色LED発光素子121の光束量を93~100lmの範囲内で維持することが可能となる。
なお、図6に示す例では、赤色LED発光素子121を例示して説明したが、緑色LED発光素子122、青色LED発光素子123および黄色LED発光素子124においても同様に調光処理を行うことが可能である。また、図6に示す例では、LED発光素子12の温度変化に伴う順方向電圧の電圧値が20mV変化したタイミング(LED発光素子12の温度が10℃変化したタイミング)で、調光処理を行う構成を例示したが、たとえば、LED発光素子12の温度変化に伴う順方向電圧の電圧値の変化量が20mV未満の場合(LED発光素子12の温度が10℃よりも小さい所定温度変化したタイミングで)、あるいは、20mVを超えた場合に(LED発光素子12の温度が10℃よりも大きい所定温度変化したタイミングで)、上記調光処理を行う構成とすることもできる。
また、本実施形態に係る調光処理は、舞台のシーンが変わり、調色LED照明装置1の照明の色を変更する場面などにも適用することができる。たとえば、変更後の照明の色を出すためのプログラムに含まれる基準電流値、基準電圧、基準光束量に基づいて、上記と同様に調光処理を行うことができる。また、上記では、LED発光素子12の温度が上昇する場面を例示して説明したが、LED発光素子12の温度が低下する場合も、本実施形態に係る調光処理は有効である。
さらに、上述した例では、LED発光素子12の発光を開始する際の周囲温度が基準温度と同じ場面を例示して説明したが、たとえば夏場や冬場などでは、LED発光素子12を発光させる前から、LED発光素子12の周囲温度が、基準温度(たとえば25℃)から乖離している場合がある。このような場合でも、制御装置21は、基準温度における基準電流値に、基準温度と周囲温度との温度差による光束量の変化分に相当する電流値の補正値を加えることで、LED発光素子12の発光開始時の初期電流値を算出し、算出した初期電流値の順方向電流を出力するように可変定電流電源22を制御する。これにより、実際の使用温度が基準温度と乖離している場合でも、LED発光素子12の光束量を、所定の照明の色を出すための光束量とすることができる。
次に、本実施形態に係る調光処理を、フローチャートに基づいて説明する。図7は、本実施形態に係る調光処理を示すフローチャートである。本実施形態では、調色LED照明装置1が舞台照明であり、舞台において所定の色の照明を調光する場面を例示して説明する。なお、図7に示す調光処理は、電源がオンにされた後、ユーザや制御プログラムにより、所定の色を出力するための出力指示がされることで開始し、電源がオフとなるまで繰り返される。なお、上記指示には、上述した基準電流値、基準温度および基準光束量の情報が含まれるものとする。
ステップS101では、各LED発光素子12の初期温度が取得される。本実施形態では、温度センサ15により、実装基板11の基板温度が随時計測されており、制御装置21は、図7に示す調光処理が開始された直後の実装基板11の基板温度(すなわち、周囲温度)を、LED発光素子12の初期温度として記憶する。
ステップS102では、制御装置21により、照明の出力指示に含まれる基準温度および基準電流値と、ステップS101で取得したLED発光素子12の初期温度とに基づいて、可変定電流電源22の初期電流値が算出される。ここで、基準電流値は、基準温度において、所定の照明の色に応じた光束量を出力するための電流値であり、たとえば夏場や冬場などに、ステップS101で取得したLED発光素子12の初期温度が基準温度から乖離する場合には、基準電流値の順方向電流をLED発光素子12に印加しても、LED発光素子12の光束量は、所定の照明の色を出すために必要な光束量から乖離してしまう。そのため、制御装置21は、LED発光素子12の初期温度に合わせて、所定の照明の色を出すために必要な光束量となるように、初期電流値を設定する。たとえば、図3に示すlm-Tj特性から、初期温度が基準温度から10℃高い場合には、基準温度である場合と比べて、LED発光素子12の光束量は7%低下することがわかる。この場合、ステップS102において、制御装置21は、図3および図4に示すデバイス特性に基づく補正式または補正テーブルに基づいて、光束量を7%上昇させるために、基準電流値よりも25.2mA高い電流値を初期電流値として設定する。そして、制御装置21は、設定した初期電流値の順方向電流を出力するように、可変定電流電源22を制御する。なお、初期温度において、初期電流値の順方向電流をLED発光素子12に印加した場合、LED発光素子12は、基準光束量と同じ光束量の光を発光することとなる。このときの光束量を、以下では、初期光束量と言う。
ステップS102において初期電流値が設定され、可変定電流電源22により初期電流値の順方向電流が出力されると、これに伴い、LED発光素子群の順方向電圧の電圧値が変化する。ステップS103においては、制御装置21により、初期電流値の順方向電流が出力された直後の順方向電圧の電圧値が、初期電圧値として設定される。すなわち、制御装置21は、電圧計24により計測された、初期電流値の順方向電流が出力された直後の順方向電圧の電圧値を取得し、取得した電圧値を、初期電圧値として設定する。
ステップS104では、制御装置21により、電流制御値および電圧判定値の設定が行われる。ステップS104において、制御装置21は、ステップS102で算出した初期電流値を電流制御値として設定し、また、ステップS103で設定した初期電圧値を電圧判定値として設定する。ステップS104以降においては、ステップS104で設定した電流制御値および電圧判定値を用いてLED発光素子12の制御が行われる。
まず、ステップS105では、制御装置21により、各LED発光素子12の順方向電圧の計測電圧値の取得が行われる。本実施形態では、LED発光素子12(121~124)ごとに電圧計24(241~244)が設けられており、制御装置21は、各電圧計24(241~244)が計測したLED発光素子12(121~124)の順方向電圧の計測電圧値を取得することができる。
ステップS106では、制御装置21により、ステップS104で設定した電圧判定値と、ステップS105で取得した各LED発光素子12の順方向電圧の計測電圧値とに基づいて、各LED発光素子12の順方向電圧の、電圧判定値からの変化量が閾値以上であるかの判断が行われる。ここで、上記閾値は、図5に示すVf-Tj特性から得られる、LED発光素子12の温度が一定温度変化した場合の、順方向電圧の変化量であり、たとえばLED発光素子12の温度が10℃上昇したごとに可変定電流電源22に印加する電流値を変更する場合には、閾値を、LED発光素子12の温度が10℃上昇した場合の順方向電圧の変化量である20mVとすることができる。LED発光素子12の順方向電圧の変化量が閾値以上である場合は、LED発光素子12の温度変化に伴う照明の色の変化を抑制するため、ステップS107に進む。一方、LED発光素子12の順方向電圧の変化量が閾値未満である場合は、ステップS105に戻り、順方向電圧の電圧値の変化量が閾値以上となるまで、ステップS105,S106を繰り返す。
ステップS107では、制御装置21により、ステップS101で取得した基準光束量と、図4に示すlm-Tj特性に基づいて、LED発光素子12の現在の光束量が算出される。たとえば、温度変更前の初期光束量が100lmであり、LED発光素子12の温度が10℃上昇した場合、制御装置21は、図4に示すlm-Tj特性に基づく補正式または補正テーブルから、現在の光束量が、温度変更前の初期光束量から7%低下していることを算出することができ、初期光束量が100lmである場合には、現在の光束量は93lmであることを算出することができる。
ステップS108では、制御装置21により、電流制御値の更新が行われる。そして、ステップS109では、制御装置21により、ステップS108で更新された電流制御値の順方向電流が各LED発光素子12に印加されるように、可変定電流電源22の制御が行われる。具体的には、制御装置21は、ステップS107で算出した現在の光束量と、予め記憶しているデバイス特性に基づく補正式または補正テーブルに基づいて、温度変化により低下した現在の光束量を温度変化前の初期光束量に戻すための電流値の補正値を算出する。さらに、制御装置21は、現在の電流制御値に算出した補正値を加えた電流値を、新しい電流制御値として設定し、可変定電流電源22に新たに設定した電流制御値の順方向電流を出力させる。
たとえば、図6に示す例において、時刻t0から時刻t1に時間が経過し、赤色LED発光素子121の温度変化量が10℃となることで、赤色LED発光素子121の順方向電圧の変化量Vdが20mVとなり、光束量が7%低下する。この場合、当初光束量が100lmである場合には、現在の光束量は93lmとして算出される。そして、光束量を7%上昇させるためには、図4に示すlm-If特性から順方向電流を25.2mA高くすればよいことがわかるため、制御装置21は、ステップS107で算出した現在の光束量と、予め記憶している補正式または補正テーブルに基づいて、7%の光束量に応じた電流値の補正値を25.2mAとして算出する。そして、制御装置21は、現在の電流制御値350mAに補正値25.2を加えた電流値375.2mAを、新しい電流制御値として設定し、可変定電流電源22に出力させる。これにより、時刻t1において、LED発光素子12の光束量を7%上昇させることができ、温度変化により低下した現在の光束量93lmを温度変化前の初期光束量100lmに戻すことができる。
ステップS110では、制御装置21により、ステップS109で更新後の電流制御値をLED発光素子12に出力した直後の、順方向電圧の計測電圧値が取得される。そして、ステップS111では、制御装置21により、ステップS110で取得された計測電圧値により電圧判定値が更新される。すなわち、ステップS109において更新後の電流制御値がLED発光素子12に印加されることで、LED発光素子12の順方向電圧の電圧値が変化する。ステップS110,S111では、この変化後のLED発光素子12の順方向電圧の電圧値が、新たな電圧判定値として設定される。たとえば、図6に示す例では、時刻t1において、電流制御値が375.2mAに変更されることで、順方向電圧の電圧値は2890mVから3009mVへと変更される。その際、変更後の3009mVが新たな電圧判定値として設定されることとなる。
そして、ステップS111で、電圧判定値が更新されると、ステップS105に戻り、再度、ステップS105~S111の処理が繰り返される。これにより、LED発光素子12の温度が閾値変化する度に、電流制御値が更新され、更新された電流制御値の順方向電流が可変定電流電源22から出力されることで、LED発光素子12の光束量が一定範囲に維持されることとなる。
ここで、図7に示すフローチャートに沿って、図6に示す調光処理を説明する。なお、以下の処理は制御装置21により実行される。まず、時刻t0において、指定された照明の色を出すための基準電流値および基準温度と、初期温度とに基づいて、初期電流値350mAが算出され、可変定電流電源22により出力される(ステップS102)。また、初期電流値350mAが印加された直後の初期電圧値3000mVが計測され設定される(ステップS103)。そして、初期電流値350mAが電流制御値として設定され、初期電圧値3000mVが電圧判定値として設定される(ステップS104)。
そして、時刻t0から時刻t1へと移行するまでの間に、順方向電圧の電圧値が計測され(ステップS105)、電圧判定値から計測電圧値までの変化量が閾値20mV以上であるか判定される(ステップS106)。時刻t1までは、上記変化量は閾値20mV未満となるため(ステップS106=No)、ステップS105,S106を繰り返す。そして、時刻t1において、上記変化量は閾値20mV以上となると(ステップ=Yes)、現在の光束量が93mlとして算出され(ステップS107)、光束量を温度変更前の光束量に戻すために電流制御値が375.2mAへと更新され、更新された電流制御値の順方向電流が可変定電流電源22により印加される(ステップS108,S109)。これにより、時刻t1において、光束量が93lmから温度変更前の100lmへと戻り、照明の色の変更を抑制することができる。そして、電流制御値を更新した直後の順方向電圧が計測され電圧判定値が計測された電圧値3009mVにより更新される(ステップS110,S111)。
また、時刻t1から時刻t2に移行するまでの間に、赤色LED発光素子121の温度はさらに上昇する。時刻t2となるまでは、電圧値の変化量は閾値20mV未満となるため(ステップS106=No)、ステップS105,S106を繰り返し、時刻t2において、上記変化量が閾値20mV以上となると(ステップS106=Yes)、現在の光束量93mlを100mlとするために、電流制御値がさらに25.2mA高い400.4mAへと更新され、更新された電流制御値の順方向電流が可変定電流電源22により印加される(ステップS108,S109)。これにより、時刻t2においても、光束量が93lmから温度変更前の100lmへと戻り、照明の色の変更を抑制することができる。そして、電流制御値を更新した直後の順方向電圧が計測され、電圧判定値が計測された電圧値3016mVに更新される(ステップS110,S111)。
さらに、時刻t2以降においても、計測電圧値が更新した電圧判定値から20mV以上変化する度に(ステップS106=Yes)、光束量93mlを100mlとするために、電流制御値を25.2mA高い電流値に更新し(ステップS108)、更新した電流制御値の順方向電流が可変定電流電源22により印加される(ステップS109)。これにより、時刻t2以降においても、光束量を93lmから100lmへの範囲で維持することができ、照明の色の変更を抑制することができる。そして、赤色LED発光素子121の温度が安定すると、計測電圧値が電圧判定値から20mV以上変化しなくなり(ステップS106=No)、ステップS105,S106を繰り返すことで、順方向電流の電圧値の更新は行われなくなる。
なお、図7に示す調光処理の途中で、舞台のシーンが変わることなどで、調色LED照明装置1の照明の色を変更する指示があった場合は、変更後の照明の色に合わせて、ステップS101から調光処理が行われることとなる。すなわち、変更後の照明の色に合わせてプログラムされた基準電流値、基準温度、基準光束量に基づいて、変更後の照明の色に合わせて初期電流値が設定され(ステップS102)、初期電圧値が設定される(ステップS103)。そして、LED発光素子12の電圧値が閾値以上変化した場合に(ステップS106=Yes)、温度変化前の光束量となるように、電流制御値が更新される(ステップS108)。
以上のように、本実施形態に係る調色LED照明装置1は、LED発光素子12の電圧値が、LED発光素子12の温度変化に伴い所定の閾値以上変化した場合に、LED発光素子12が所定温度変化したものとして、LED発光素子12の温度変化後の光束量がLED発光素子12の温度変化前の光束量に近づくように、可変定電流電源22がLED発光素子12に印加する順方向電流を制御する。具体的には、制御装置21は、図3および図4に示すデバイス特性に基づく補正式または補正テーブルを用いて、LED発光素子12の温度変化に伴い変化した光束量を温度変更前の光束量に戻すために必要な電流値の変化量を電流補正値として算出し、LED発光素子12の温度変化前の電流値に、算出した電流補正値を加えた電流制御値の順方向電流を、LED発光素子12に印加させる。これにより、LED発光素子12の光束量を温度変更前の光束量へと戻すことができ、LED発光素子12の温度変化に伴うLED発光素子12の光の色の変化を適切に抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態例について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
たとえば、上述した実施形態では、照明用プロジェクターなど、実装基板11に多色LED発光素子が複数実装された調色LED照明装置1を例示して説明したが、本発明は、単色のLED発光素子をそれぞれ有する複数の照明装置を組み合わせた照明システムにも適用することができる。たとえば、赤色の光を照射する照明装置と、緑色の光を照射する照明装置と、青色の光を照射する照明装置とからなり、各照明装置から照射される色が舞台上で合成されることで所望の色の照明を行う照明システムであって、各照明装置において、LED発光素子の温度変化に基づく電圧値の変化が閾値以上である場合に、可変定電流電源22が出力する電流値を制御する構成とすることで、各照明装置における光束量を所定の色の照明に必要な光束量とすることもできる。
また、上述した実施形態では、可変定電流電源22を用いることで、LED発光素子12を定電流で駆動する構成を例示して説明したが、この構成に限定されず、LED発光素子12を定電圧で駆動する構成とすることができる。この場合、LED発光素子12の温度の上昇に伴いLED発光素子12の電流値が変化し、たとえば本実施形態に係る赤色LED発光素子121の例では、赤色LED発光素子121の温度が10℃上昇した場合には順方向電流が25.2mA低下し、光束量がその分低下することとなる。そのため、調色LED照明装置1は、赤色LED発光素子121の電流値が25.2mA低下する度に、LED発光素子121に印加する電流値を25.2mA上昇させることで、赤色LED発光素子121の光束量を温度変更前の光束量へと戻す構成とすることができる。
また、上述した実施形態では、図5に示すVf-Tj特性から、LED発光素子12の温度変化量が所定温度以上となる場合の順方向電圧の変化量を閾値として予め求めておき、LED発光素子12の順方向電圧の変化量が閾値以上となった場合に、温度が一定量変化したものとして、LED発光素子12に印加する順方向電流の電流値を制御する構成を例示したが、この構成に限定されず、電圧判定値と、電圧計24で計測した各LED発光素子12の順方向電圧値とに基づいて、各LED発光素子12の温度変化量を算出し、算出した各LED発光素子12の温度変化量が所定値以上である場合(たとえば10℃上昇した場合)に、LED発光素子12に印加する順方向電流の電流値を制御する構成とすることもできる。
さらに、上述した実施形態では、赤色LED発光素子121、緑色LED発光素子122、青色LED発光素子123および黄色LED発光素子124の4色のLED発光素子12を有する構成を例示したが、この構成に限定されず、3色以下または5色以上のLED発光素子12を有する構成とすることができる。また、黄色LED発光素子群を、アンバー色LED発光素子群または白色LED発光素子群に置き換えても本発明の技術的思想は実現可能である。さらに、上述した実施形態では、調色LED照明装置1は、実質的に円形の発光面を有する構成としたが、発光面の形状はこれに限定されず、多角形(好ましくは、六角形、八角形十角形などの偶数角を有する多角形)としてもよいし、楕円形としてもよい。
加えて、上述した実施形態では、温度センサ15によりLED発光素子12の周囲温度を計測する構成を例示したが、この構成に限定されず、ユーザが入力部を介して、外部温度を入力することで、制御装置21がLED発光素子12の周囲温度を取得する構成とすることができる。
また、上述した実施形態において、制御装置21は、温度変化量に応じた補正値(たとえば図6に示す例の25.2mA)を、予め記憶した補正式または補正テーブルから都度算出する構成とすることもできるが、所定の温度変化量に応じた補正値を予め記憶しておくことで、補正値を算出することなく使用する構成とすることもできる。
1…調色LED照明装置
10…調色LED照明部
11…実装基板
12…LED発光素子
13,14…外部電極
15…温度センサ
20…制御部
21…制御装置
22…可変定電流電源
23…電流計
24…電圧計

Claims (9)

  1. 複数色のLED発光素子により構成される発光面と、
    前記LED発光素子の電圧値を計測する計測器と、
    前記LED発光素子に印加する電流値を制御する電流制御装置と、を備え、
    前記発光面が、第1の色のLED発光素子を複数個接続してなる第1の色のLED発光素子群と、第2の色のLED発光素子を複数個接続してなる第2の色のLED発光素子群と、を備えて構成されており、
    前記計測器は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電圧値を計測することができ、
    前記電流制御装置は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電圧値の変化量が閾値を超えた場合に、該当する色のLED発光素子群の電流値を制御することにより、前記該当する色のLED発光素子群の光束量を調整する、調色LED照明装置。
  2. 前記電流制御装置は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて電流値を変更した直後の電圧値を電圧判定値として記憶し、
    前記計測器により計測された前記第1および第2の色のLED発光素子群のリアルタイムの電圧値が、電流値を変更した直後の前記電圧判定値から変化した電圧値の変化量を算出し、当該電圧値の変化量が閾値を超えた場合に、該当する色のLED発光素子群の電流値を制御することにより前記該当する色のLED発光素子群の光束量を調整する、請求項1に記載の調色LED照明装置。
  3. 前記電流制御装置は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電流値、温度および光束量の相関関係に基づく補正式または補正テーブルを記憶しており、
    前記電流制御装置は、前記計測器により、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて計測した電圧値を計測電圧値として記憶する第1ステップ、
    前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、前記電圧値の変化量が閾値を超えたかを判定する第2ステップ、
    前記第2ステップで前記変化量が閾値を超えたと判定された場合に、前記補正式または前記補正テーブルに基づいて、電流値の補正値を取得し、当該電流値の補正値に基づいて該当する色のLED発光素子群の電流値を制御することにより、前記該当する色のLED発光素子群の光束量を補正する第3ステップ、を実行する、請求項2に記載の調色LED照明装置。
  4. 前記補正式または前記補正テーブルにおいて、
    前記電流値の補正値は、前記該当する色のLED発光素子群の温度変化に伴い変化した光束量を、温度変化前の光束量に戻すために、前記該当する色のLED発光素子群の光束量の電流値依存特性に基づいて決定される関係にあり、
    前記該当する色のLED発光素子群の温度変化に伴い変化した光束量は、前記該当する色のLED発光素子群の光束量の温度変化依存特性に基づいて決定される関係にあり、
    前記該当する色のLED発光素子群の温度の変化量は、前記電圧値の変化量と、前記該当する色のLED発光素子群の電圧値の温度依存特性に基づいて決定される関係にある、請求項3に記載の調色LED照明装置。
  5. 前記第3ステップにおいて補正された電流値の電流を前記該当する色のLED発光素子群に印加した直後の計測電圧値により、前記電圧判定値を置き換える第4ステップ、を更に備え、
    前記第1ないし第4ステップを繰り返して実行することで、前記該当する色のLED発光素子群の光束量の変化量を一定範囲内とする、請求項3に記載の調色LED照明装置。
  6. 周囲温度を取得する温度取得手段をさらに有しており、
    前記電流制御装置は、前記第1および第2の色のLED発光素子群ごとの、所定の照明の色を出すための基準温度での基準電流値を取得し、前記基準温度と前記温度取得手段により取得した周囲温度との温度差に応じた電流値の補正値を算出し、前記基準電流値に前記電流値の補正値を加えた電流値に基づいて該当する色のLED発光素子群の電流値を制御する、請求項1ないし5のいずれかに記載の調色LED照明装置。
  7. 複数色のLED発光素子により構成される発光面と、
    前記LED発光素子の電流値を計測する計測器と、
    前記LED発光素子に印加する電流値を制御する電流制御装置と、
    を備え、
    前記発光面が、第1の色のLED発光素子を複数個接続してなる第1の色のLED発光素子群と、第2の色のLED発光素子を複数個接続してなる第2の色のLED発光素子群と、を備えて構成されており、
    前記計測器は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電流値を計測することができ、
    前記電流制御装置は、前記第1および第2の色のLED発光素子群のそれぞれについて、電流値が閾値を超えた場合に、該当する色のLED発光素子群の電流値を制御することにより、前記該当する色のLED発光素子群の光束量を調整する、調色LED照明装置。
  8. 前記発光面が、さらに、第3の色のLED発光素子を複数個接続してなる第3の色のLED発光素子群を備えて構成される、請求項1に記載の調色LED照明装置。
  9. 前記発光面が、さらに、第4の色のLED発光素子を複数個接続してなる第4の色のLED発光素子群を備えて構成される、請求項8に記載の調色LED照明装置。
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