JP5049263B2 - アナログ電子時計 - Google Patents

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Description

本発明は、衝撃や外部磁気等の影響によって表示されている時刻(指針位置)がずれた場合でも、指針の位置ずれを検出して自動的に補正することができるアナログ電子時計に関する。
(優先権の主張)
本願は、2006年3月3日に日本国特許庁に出願された特願2006−057589号に基づく優先権を主張し、その内容をここに援用する。
腕時計等のアナログ電子時計は、時刻針である時針、分針、秒針の回転位置によって現在時刻を視認することができる。ところで、このようなアナログ電子時計は、例えば衝撃が加わった場合等において、内部の駆動モータであるステップモータが一定のステップで回転しなくてどちらかの方向に複数ステップ回転し、指針(特に秒針)の位置が時計内で設定される基準時刻の位置とずれることがある。
このため、従来より、例えば衝撃が加わった場合などにおいて、指針位置がずれているか否かを検出するための光学式の指針位置検出手段を備えた電子時計が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1に記載の電子時計では、基準位置(実施例では、60分)と、それよりXステップ手前(実施例では、59分や59分30秒)で光学式の指針位置検出手段を駆動して、そのときの検出値を記憶する。そして、指針がずれることなく基準位置を正しく通過している場合の所定値と記憶している前記検出値とを比較し、所定値≠検出値の場合は正常でない(指針の位置がずれている)と判断して、電動機(ステップモータ)を早送りする。そして、前記検出動作をXステップ毎に行い、最近の2つの値(前記した所定値と検出値)が一致した値になったら(指針が基準位置に到達したら)、電動機(ステップモータ)の早送り動作を停止し、通常の指針動作に切り替えるようにしている。
特公昭63−36478号公報
ところで、前記特許文献1における指針位置検出手段は、正常でない(指針の位置がずれている)と判断した場合、基準位置を発見するまで電動機(ステップモータ)を正転方向(時計方向)に早送りし続けなければならず、この早送り検出処理の間は、指針が正転方向に早送りされる。
このため、ユーザからすると指針の不自然な動作が突然行われることとなり、指針動作に不信感を持たれかねない虞がある。
また、前記特許文献1における指針位置検出手段は、指針のずれ方向(進み方向/遅れ方向)が分からないので、正転方向のみの早送りしか行えず、逆転で修正した場合に比べ結果的に修正完了までの指針の送り量および時間がかかってしまう場合がある。
更に、前記特許文献1における指針位置検出手段では、電動機(ステップモータ)を早送りしながら指針検出を行っている。このため、この電動機(ステップモータ)のロータ振動の影響や光学センサの安定度を考慮した場合、精度のよい指針位置検出を行うには電動機(ステップモータ)の早送り速度を上げることができなかった。
また、アナログ電子時計の指針の位置ずれが生じる要因としては、前記した衝撃や、外部磁気、周囲の環境(温度、湿度)状態、周囲の圧力(水圧、気圧)状態、重負荷時、電源にソーラーセルを備えている場合は周囲の明るさ状態、過充電状態時などが挙げられるが、前記特許文献1に記載の発明は、このような指針位置ずれの要因を検出するセンサを備えていないので、時計にこのような指針位置ずれの要因のいずれかが生じてから指針位置ずれを検出するまでに時間を要していた。
そこで、本発明は、自然な通常の運針の中で指針位置ずれの検出を行うことができるアナログ電子時計を提供することを目的とする。また、本発明は、指針位置のずれ補正を効率よく短時間で行うことができるアナログ電子時計を提供することを目的とする。更に、本発明は、指針早送り時に指針位置検出を行うことを回避して、精度のよい指針位置検出を行うことができるアナログ電子時計を提供することを目的とする。また、本発明は、指針位置ずれの要因を検出できるようにして、指針位置ずれの要因が生じた場合に直ぐに指針位置ずれの検出を行うことができるアナログ電子時計を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本願発明の第1の特徴は、駆動される指針の位置によって時刻を表示する表示手段と、前記指針を駆動する指針駆動手段と、前記指針駆動手段を通常時は所定の指針駆動周期で駆動制御する指針駆動手段制御部と、前記指針の位置を検出する指針位置検出手段と、前記指針位置検出手段を前記指針駆動周期より長い第1の検出周期で間欠的に駆動制御する指針位置検出手段制御部と、を有するアナログ電子時計において、所定の検出周期変更条件を検出した場合に、前記指針位置検出手段制御部に対して、前記指針駆動手段の前記指針に対する前記指針駆動周期を保持した状態で、前記指針位置検出手段による指針位置検出周期を前記第1の検出周期から第2の検出周期に変更するように指示する検出周期変更手段と、前記指針駆動手段による指針駆動毎にカウントされ、かつ、前記第2の検出周期に変更前は指針位置検出実施毎にリセットされ、前記第1の検出周期から前記第2の検出周期に変更後は指針位置検出成功までカウントを継続するカウンタと、前記第1の検出周期から前記第2の検出周期に変更後の指針位置検出成功時における前記カウンタのカウント値と前記第1の検出周期との差を算出し、その差の値を元に指針位置の補正条件を決定し、この補正条件を前記指針駆動手段制御部に指示する指針位置補正量算出手段とを備えていることにある。
本願発明の第2の特徴は、前記第2の検出周期が、前記第1の検出周期よりも短いことにある。
本願発明の第3の特徴は、前記第2の検出周期が、前記指針駆動周期と同じであることにある。
本願発明の第4の特徴は、前記検出周期変更条件は、前記第1の検出周期から第2の検出周期に変更する前の指針位置検出における指針位置検出の失敗であることにある。
本願発明の第の特徴は、前記指針駆動手段が、前記指針の正逆いずれの方向でも前記指針駆動周期よりも早い周期の指針駆動が可能であり、前記指針駆動手段制御部は、前記指針位置の補正を、前記早い周期での正逆指針駆動にて実行することにある。
本願発明の第の特徴は、前記検出周期変更手段が、前記指針駆動手段制御部からの補正終了指示に基づいて、検出周期を前記第2の検出周期から前記第1の検出周期に戻すことにある。
本願発明の第の特徴は、前記指針は秒針であり、前記第1の検出周期が60秒であることにある。
本願発明の第の特徴は、駆動される指針の位置によって時刻を表示する表示手段と、前記指針を駆動する指針駆動手段と、前記指針駆動手段を通常時は所定の指針駆動周期で駆動制御する指針駆動手段制御部と、前記指針の位置を検出する指針位置検出手段と、前記指針位置検出手段を前記指針駆動周期より長い第1の検出周期で間欠的に駆動制御する指針位置検出手段制御部と、を有するアナログ電子時計において、所定の検出周期変更条件を検出した場合に、前記指針位置検出手段制御部に対して、前記指針駆動手段の前記指針に対する前記指針駆動周期を保持した状態で、前記指針位置検出手段による指針位置検出周期を前記第1の検出周期から第2の検出周期に変更するように指示する検出周期変更手段と、前記指針の位置と内部時刻計時手段が計時する時刻とが不一致である指針位置ずれを起こす要因を検出して、指針位置ずれを起こす要因を検出した場合には、検出信号を前記検出周期変更手段に出力する指針位置ずれ要因検出手段とを有し、前記検出信号を前記検出周期変更条件とすることにある。
本願発明の第の特徴は、前記指針位置ずれ要因検出手段が、外部からの衝撃を検出し、衝撃検出信号を前記検出周期変更手段に出力する衝撃検出手段であることにある。
本願発明の第10の特徴は、前記指針駆動手段がステップモータであり、前記衝撃検出手段は、外部からの衝撃によって前記ステップモータに発生する逆起電力を検出することで前記検出周期変更手段に衝撃検出信号を出力することにある。
本願発明の第11の特徴は、前記衝撃検出手段が、圧電素子と該圧電素子を駆動する圧電素子駆動手段であり、外部からの衝撃によって前記圧電素子駆動手段が前記圧電素子に発生する逆起電力を検出することで前記検出周期変更手段に衝撃検出信号を出力することにある。
本願発明の第12の特徴は、前記指針位置ずれ要因検出手段が、外部からの磁気を検出し、検出時の磁気検出信号を前記検出周期変更手段に出力する外部磁気検出手段であることにある。
本願発明の第13の特徴は、前記指針駆動手段がステップモータであり、前記指針位置ずれ要因検出手段は、前記ステップモータの回転・非回転の検出をロータの回転に伴う磁界を検出するステップモータ回転検出手段であり、前記ステップモータ回転検出手段が、外部磁気発生時に前記ステップモータに発生する磁界を検出することで、前記外部磁気検出手段として兼用することにある。
本願発明の第14の特徴は、前記指針位置ずれ要因検出手段が、周囲の温度を検出し、検出時の温度検出信号を前記検出周期変更手段に出力する温度検出手段であることにある。
本願発明の第15の特徴は、前記温度検出手段として、温度に対する歩度の補正を行う歩度補正手段が兼用されることにある。
本願発明の第16の特徴は、前記指針位置ずれ要因検出手段が、周囲の明るさを検出し、検出時の光検出信号を前記検出周期変更手段に出力する光検出手段であることにある。
本願発明の第17の特徴は、動力源としての電源が、光電変換手段と、前記光電変換手段で発電された電力を蓄電する蓄電手段を有し、前記光検出手段は、前記光電変換手段が受ける光の明るさを検出することにある。
本願発明の第18の特徴は、前記指針位置ずれ要因検出手段が、動力源としての電源の電源電圧を検出する電源電圧検出手段であり、前記電源電圧検出手段により検出した前記電源電圧が所定電圧以上の値の場合に、高電圧検出信号を前記検出周期変更手段に出力することにある。
本願発明の第19の特徴は、前記指針位置ずれ要因検出手段が、アナログ電子時計にかかる圧力を検出する圧力検出手段であり、前記圧力検出手段により検出した圧力が所定圧力以上の値の場合に、高圧検出信号を前記検出周期変更手段に出力することにある。
本願発明の第20の特徴は、前記指針駆動手段がステップモータであり、前記指針位置ずれ要因検出手段は、前記ステップモータの回転・非回転の検出を行い、かつ前記ステップモータが非回転と判定した場合にカウントを行うカウンタを有するステップモータ回転検出手段であり、前記カウンタのカウントが所定値以上になった場合に、検出信号を前記検出周期変更手段に出力することにある。
本願発明の第21の特徴は、前記指針位置ずれ要因検出手段として、外部操作部材と、前記外部操作部材が操作された場合に、操作信号を前記検出周期変更手段に出力する操作信号出力とを有していることにある。
本発明によれば、所定の検出周期変更条件を検出した場合に、指針駆動手段の指針に対する指針駆動周期を保持した状態で、指針位置検出手段による指針位置検出周期を第1の検出周期から第2の検出周期に変更することにより、自然な通常の運針の中で指針位置ずれの検出を行うことができる。
更に、従来のように指針を駆動するステップモータを早送りしながら指針検出を行うことはなく、これにより、ステップモータの振動等の影響を受けることが防止され、精度のよい指針位置ずれの検出を行うことができる。
また、指針の位置ずれ補正を、指針のずれ位置に応じて指針を正方向または逆方向に早送りで運針することにより、効率よく短時間で位置ずれ補正を行うことができ、かつ、指針駆動手段の低消費電力化を図ることができる。
本発明の実施形態1に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態1に係るアナログ電子時計における衝撃による指針位置のずれ検出および指針位置のずれ補正動作を示すフローチャート。 (a)〜(e)は、外部から衝撃によって−2秒だけ秒針が遅れた状況における、指針位置のずれ検出および指針位置のずれ補正動作を示す図。 (a)〜(e)は、外部から衝撃によって+4秒だけ秒針が進んだ状況における、指針位置のずれ検出および指針位置のずれ補正動作を示す図。 (a)〜(e)は、外部磁気の影響によって−2秒だけ秒針が遅れた状況における、指針位置のずれ検出および指針位置のずれ補正動作を示す図。 本発明の実施形態2に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態3に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態4に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態5に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態6に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態7に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態8に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態9に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図。 電源の二次電池に蓄電される電圧(電源電圧)が低下した場合の実施形態9における処理動作を示すフローチャート。 電源の二次電池に蓄電される電圧(電源電圧)が低下した場合の実施形態10における処理動作を示すフローチャート。 (a)は、60秒周期から2秒周期に変更した場合における指針位置検出動作を示す図、(b)は、2秒周期から運針毎の検出周期に変更した場合における指針位置検出動作を示す図。 本発明の実施形態11に係るアナログ電子時計の透過型指針位置検出センサの構成を示すブロック図。
符号の説明
1〜1h アナログ電子時計
2 表示部
2c 秒針
3 ステップモータ
4 モータ駆動部
5 指針位置検出手段
6 指針位置検出手段制御部
7 検出周期変更部
8 補正量算出部
8a 計時カウンタ
8b 針検カウンタ
8c 針位置カウンタ
9 計時部
10 衝撃検出部
11 外部磁気検出部
12 温度検出部
13 光検出部
14 電源電圧検出部
15 ソーラーセル
16 二次電池
17 圧力検出部
18 ステップモータ回転検出部
18a カウンタ部
19 外部操作ボタン
20 操作信号出力部
21 電源
22 電源電圧検出部
30 発光部
31 受光部
33 第1コンパレータ
35 LED
37 フォトトランジスタ
38 第2コンパレータ
42 第3コンパレータ
45 定電圧回路
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態におけるアナログ電子時計は、アナログ電子腕時計の例である。
図1に示すように、本実施形態に係るアナログ電子時計(アナログ電子腕時計)1は、指針を設けた表示部2と、指針駆動手段としてのステップモータ3と、指針駆動手段制御部としてのモータ駆動部4と、指針位置検出手段5と、指針位置検出手段制御部6と、検出周期変更部7と、指針位置補正量算出手段としての補正量算出部8と、計時部9および指針位置ずれ要因検出手段としての衝撃検出部10を主要構成部として備えている。
ステップモータ3は、モータ駆動部4から出力される駆動パルス信号に基づいて回転制御され、ギア列(不図示)を介して表示部2の指針を駆動する。なお、本実施形態では、指針として時針2a、分針2b、秒針2cを有している。
指針位置検出手段5は、本実施形態では秒針2cの指針位置を検出するものであり、例えば、秒針2cの0秒位置(表示部2の0時の位置)を公知の透過型指針位置検出センサによる光透過の有無に基づいて検出する。指針位置検出手段5としての透過型指針位置検出センサは、対向配置されたLEDなどの発光素子とフォトトランジスタなどの受光素子の間に、指針(秒針2c)の回転に連動して可動する可動部材が設けられており、発光素子から出射された光が前記可動部材に形成された検出孔を通って受光素子で受光されると、指針(秒針2c)が正常な位置にあると判定される。
このように、0秒位置にて発光素子からの光を検出孔を通して受光素子で検出した場合を正常もしくは検出成功、検出できなかった場合を検出失敗と判断しており、本実施の形態もこれに則っているものとする。なお、指針位置の検出方法としては、これ以外にも、公知の反射型光センサ、磁気センサ、さらには機械式の検出装置などを用いることができる。
指針位置検出手段制御部6は、検出周期変更部7からの検出周期変更指示信号に基づいて、指針位置検出手段5による指針位置の検出周期を第1の検出周期と第2の検出周期とに切換え自在に制御する(詳細は後述する)。
補正量算出部8は、計時部9から入力される基準時刻信号と、前記指針位置検出手段5から入力される指針位置検出結果情報とを比較し、基準時刻(本実施形態では、秒針2cが0時位置から1回転する60秒)に対して指針位置にずれがあると判定した場合に、そのずれ分の補正量を算出する(詳細は後述する)。また、補正量算出部8は、後述する計時カウンタ8a、針検カウンタ8bおよび針位置カウンタ8cを有している。
衝撃検出部10は、アナログ電子時計1に対して外部から衝撃が加えられたか否かを検出するものであり、本実施形態では、指針(時針2a、分針2b、秒針2c)を運針駆動するステップモータ3のロータが衝撃によって揺動したときに発生する逆起電力に基づいて、アナログ電子時計1に衝撃が加わったことを検出する構成である。なお、ステップモータの逆起電力の発生によってアナログ電子時計に対する衝撃を検出する構成としては、例えば、特開2005−172677号公報に記載の構成を用いることができる。
次に、前記したアナログ電子時計1における衝撃による指針位置のずれ検出および指針位置のずれ補正動作を、図2に示すフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態では、指針として秒針2cの位置ずれ検出および位置ずれ補正動作についての例である。
計時部9から入力される基準時刻信号aに基づいてモータ駆動部4から、ステップモータ3に通常の駆動パルス信号bを出力することにより、ステップモータ3の回転によって秒針2cが正常な運針駆動(1秒運針)をしている(ステップS1)。
この際、衝撃検出部10は、ステップモータ3での逆起電力の発生の有無に基づいて、アナログ電子時計1に対する衝撃の有無を検出可能状態にあり(ステップS2)、衝撃を検出していない通常時、即ち、ステップモータ3で逆起電力が発生していないとき(ステップS2:NO)は、指針位置検出手段5によって、通常の第1の検出周期である60秒に1回(60秒周期)の指針位置検出を行っている(ステップS3)。
そして、指針位置検出手段5による通常の60秒に1回の指針位置検出時において、秒針2cの位置が0秒位置に正確に合っている正常な場合(ステップS4:YES)、指針位置のずれ補正動作を行う必要がないので終了する。そして、ステップS4で、指針位置検出手段5による通常の60秒に1回の指針位置検出時において、その他の指針位置ずれ要因(例えば、外部磁気等)によって秒針2cの位置が0秒位置に合っていない異常発生時には(ステップS4:NO)、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更して、1秒毎の指針位置検出を行う(ステップS5)。
なお、前記ステップS2で、アナログ電子時計1を落下させたり何かに当てたりして、アナログ電子時計1に外部から衝撃が加わった場合、衝撃検出部10は、ステップモータ3で発生した逆起電力に基づいて、アナログ電子時計1に外部から衝撃が加わったことを検出する(ステップS2:YES)。この際、衝撃検出部10から検出周期変更部7に衝撃検出信号cが出力される。
そして、衝撃検出部10で衝撃を検出した場合においても、ステップS5に進み、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更して、1秒毎の指針位置検出を行う。なお、ステップS5で、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更した状況時においても、秒針2cは前記第2の検出周期(1秒周期)と同じ通常の指針駆動周期(1秒運針)で駆動されている。
そして、指針位置検出手段制御部6は、検出周期変更部7からの周期変更指示信号dに基づいて指針位置検出手段5に指針位置検出指示信号eを出力する。これにより、指針位置検出手段5は、1秒毎に指針位置検出を実施する(ステップS6)。そして、指針位置検出手段5による1秒毎の指針位置検出で本来の検出位置(本実施形態では、0秒位置)を検出した場合(ステップS7:YES)、指針位置検出手段5から補正量算出部8に位置ずれ検出結果データfを出力し、補正量算出部8は、この位置ずれ検出結果データfと計時部9から入力される基準時刻信号aとに基づいて、指針位置の位置ずれの補正量を算出する(ステップS8)。
そして、補正量算出部8から位置ずれの補正量データgがモータ駆動部4に出力され、モータ駆動部4は、この補正量データgに基づいてステップモータ3を回転制御して、指針(秒針2c)を早送りして位置ずれを補正する(ステップS9)。なお、ステップS7で、指針の0秒位置検出に失敗した場合(ステップS7:NO)、ステップS6に戻り、1秒毎の指針位置検出を繰り返す。ステップS8、S9の具体例における動作については後述する。
そして、ステップS9で指針の位置ずれ補正が終了すると(ステップS10:YES)、秒針2cを通常の指針駆動周期(1秒運針)に変更する(ステップS11)。なお、ステップS10で、指針の位置ずれ補正が終了していない場合(ステップS10:NO)、ステップS9に戻る。
そして、モータ駆動部4から検出周期変更部7に検出周期復帰指示信号hが出力され、検出周期変更部7から指針位置検出手段制御部6に周期変更指示信号dが出力される。これにより、指針位置検出手段5は、指針位置検出手段制御部6から入力される指針位置検出指示信号eにより検出周期を1秒から60秒に変更し(ステップS12)、通常の60秒周期に戻して指針位置検出を実施する。
なお、前記ステップS2において、衝撃検出部10によりアナログ電子時計1に対する外部からの衝撃を検出した場合でも、衝撃の程度によっては指針(秒針2c)の位置ずれが起こらないことがある。即ち、前記ステップS6において、指針位置検出手段5による1秒毎の指針位置検出で、0秒位置にて指針位置検出に成功した場合である。よって、この場合には、指針位置の修正は行わず、検出周期を1秒から60秒に変更して通常の指針位置検出を実施する。
次に、図3(a)〜(e)および図4(a)〜(e)を参照して、前記図2に示したフローチャートのステップS8、S9の具体例における動作について説明する。なお、図3(a)〜(e)は、表示部2の秒針2cが20秒位置で外部から衝撃が加わって、−2秒だけ秒針2cが遅れた状況であり、図4(a)〜(e)は、表示部2の秒針2cが20秒位置で外部から衝撃が加わって、+4秒だけ秒針2cが進んだ状況である。
[衝撃により、−2秒だけ秒針2cが遅れた状況の場合]
図3(a)は、アナログ電子時計(アナログ電子腕時計)1に、0:01:20(0時1分20秒)に衝撃が加わって2秒(−2秒)遅れが生じ、0:01:18(0時1分18秒)を示している状況である。なお、図3(a)において、補正量算出部8内に有している計時カウンタ8aは「80」、針検カウンタ8bは「20」、針位置カウンタ8cは「80」を示している。
計時カウンタ8aは、計時部9から補正量算出部8に出力される時刻に対応する値をカウントするカウンタであり、図3(a)の状況では、0:01:20(0時1分20秒)に相当する「80」を示している。針検カウンタ8bは、指針位置検出実施毎にリセットされ、かつステップモータ3による駆動パルス信号毎にカウントされ、図3(a)の状況では、秒針2cの20秒位置に相当する「20」を示している。なお、針検カウンタ8bは、1秒検出周期(第2の検出周期)に変更後は指針検出成功までカウントする。針位置カウンタ8cは、通常時は計時カウンタ8aのカウント値と同じカウント値を示し、1秒毎の指針検出成功時には検出した位置ずれの補正量に応じたカウント値を示す。
そして、衝撃検出部10でステップモータ3の逆起電力を検出して、アナログ電子時計(アナログ電子腕時計)1に衝撃が加わったことを検出すると、図3(b)に示す表示部2の0:01:19(計時部9からの時刻情報は0:01:21)から1秒毎(1秒周期)の指針位置検出をスタートする。なお、図3(b)では、計時カウンタ8aは「81」、針検カウンタ8bは「21」、針位置カウンタ8cは「81」を示している。
そして、図3(c)に示す表示部2の0:02:00(計時部9からの時刻情報は0:02:02)で、指針位置検出に成功する。なお、図3(c)では、計時カウンタ8aは「122」、針検カウンタ8bは「62」、針位置カウンタ8cは「122」を示している。そして、このときの指針位置検出値により、第1の検出周期(60秒)と針検カウンタ8bのカウンタ値(「62」)との差(60−62=−2)を算出する。この算出結果から補正量算出部8は、−2秒遅れていたと判断する。
そして、図3(d)では、この−2秒遅れに基づいて、針位置カウンタ8cのカウント値を120(=122−2)に変更する。よって、図3(e)では、計時カウンタ8aは「122」、針位置カウンタ8cは「120」なので、補正量に相当するカウント値(122―120=+2)だけ針位置カウンタ8cのカウント値を上げて、針位置カウンタ8cを「122」にする。これにより、モータ駆動部4からステップモータ3に前記補正量に対応した駆動パルス信号を出力して、秒針2cを計時カウンタ8aのカウント値「122」に向けて正方向への早送りで運針する。なお、この早送り時での駆動周期は、通常の指針駆動周期(1秒運針)よりも早い。
よって、図3(e)では、計時カウンタ8aは「122」、針位置カウンタ8cは「122」、針検カウンタ8bはリセットされて「0」を示している。
そして、指針(秒針2c)の位置ずれ補正が終了すると、指針駆動を1秒運針に変更し、更に、指針位置検出周期を1秒から60秒に変更して、通常の運針状態に戻る。
[衝撃により、+4秒だけ秒針2cが進んだ状況の場合]
図4(a)は、アナログ電子時計(アナログ電子腕時計)1に、0:01:20(0時1分20秒)に衝撃が加わって4秒(+4秒)進みが生じ、0:01:24(0時1分24秒)を示している状況である。なお、図4(a)において、補正量算出部8内に有している計時カウンタ8aは「80」、針検カウンタ8bは「20」、針位置カウンタ8cは「80」を示している。
そして、衝撃検出部10でステップモータ3の逆起電力を検出して、アナログ電子時計(アナログ電子腕時計)1に衝撃が加わったことを検出すると、図4(b)に示す表示部2の0:01:25(計時部9からの時刻情報は0:01:21)から1秒毎(1秒周期)の指針位置検出をスタートする。なお、図4(b)では、計時カウンタ8aは「81」、針検カウンタ8bは「21」、針位置カウンタ8cは「81」を示している。
そして、図4(c)に示す表示部2の0:02:00(計時部9からの時刻情報は0:01:56)で、指針位置検出に成功する。なお、図4(c)では、計時カウンタ8aは「116」、針検カウンタ8bは「56」、針位置カウンタ8cは「116」を示している。そして、このときの指針位置検出値により、第1の検出周期(60秒)と針検カウンタ8bのカウンタ値(「56」)との差(60−56=+4)を算出する。この算出結果から補正量算出部8は、+4秒進んでいたと判断する。
そして、図4(d)では、この+4秒進みに基づいて、針位置カウンタ8cのカウント値を120(=116+4)に変更する。よって、図4(e)では、計時カウンタ8aは「116」、針位置カウンタ8cは「120」なので、補正量に相当するカウント値(116―120=−4)だけ針位置カウンタ8cのカウント値を下げて、針位置カウンタ8cを「116」にする。これにより、モータ駆動部4からステップモータ3に前記補正量に対応した駆動パルス信号を出力して、秒針2cを計時カウンタ8aのカウント値「116」に向けて逆方向への早送りで運針する。
よって、図4(e)では、計時カウンタ8aは「116」、針位置カウンタ8cは「116」、針検カウンタ8bはリセットされて「0」を示している。
そして、指針(秒針2c)の位置ずれ補正が終了すると、指針駆動を1秒運針に変更し、更に、指針位置検出周期を1秒から60秒に変更して、通常の運針状態に戻る。
ところで、前記図2に示したフローチャートにおいて、ステップS2で衝撃を検出してなく(ステップS2:NO)、60秒周期で指針位置検出を実施しているときに(ステップS3)、外部磁気の影響などによって指針位置がずれることがある(ステップS4:NO)。この場合も、検出周期を60秒から1秒毎(1秒周期)に変更して、1秒毎の指針位置検出を行う(ステップS5)。
以下、図5(a)〜(e)を参照して、外部磁気の影響などによって指針位置が、例えば、表示部2の秒針2cが0秒位置で−2秒だけ遅れた状況における、指針位置のずれ検出および指針位置のずれ補正動作について説明する。
[外部磁気により、−2秒だけ秒針2cが遅れた状況の場合]
図5(a)は、アナログ電子時計(アナログ電子腕時計)1aに、0:02:00(0時2分00秒)に外部磁気の影響によって2秒(−2秒)遅れが生じ、0:01:58(0時1分58秒)を示している状況である。なお、図5(a)において、補正量算出部8内に有している計時カウンタ8aは「120」、針検カウンタ8bは「60」、針位置カウンタ8cは「60」を示している。なお、針検カウンタ8bは、60秒(0位置)でリセットしないで継続カウントしている。
そして、図5(a)の状況では、秒針2cが−2秒遅れが生じているので、通常の60秒周期による秒針2cの0秒位置での指針位置検出に失敗する。指針位置検出の失敗により、図5(b)に示す表示部2の0:01:59(計時部9からの時刻情報は0:02:01)から1秒毎(1秒周期)に変更した指針位置検出をスタートする。なお、図5(b)では、計時カウンタ8aは「121」、針検カウンタ8bは「61」、針位置カウンタ8cは「121」を示している。
そして、図5(c)に示す表示部2の0:02:00(計時部9からの時刻情報は0:02:02)で、指針位置検出に成功する。なお、図5(c)では、計時カウンタ8aは「122」、針検カウンタ8bは「62」、針位置カウンタ8cは「122」を示している。そして、このときの指針位置検出値により、第1の検出周期(60秒)と針検カウンタ8bのカウンタ値(「62」)との差(60−62=−2)を算出する。この算出結果から補正量算出部8は、−2秒遅れていたと判断する。
そして、図5(d)では、この−2秒遅れに基づいて、針位置カウンタ8cのカウント値を120(=122−2)に変更する。よって、図5(e)では、計時カウンタ8aは「122」、針位置カウンタ8cは「120」なので、補正量に相当するカウント値(122―120=+2)だけ針位置カウンタ8cのカウント値を上げて、針位置カウンタ8cを「122」にする。これにより、モータ駆動部4からステップモータ3に前記補正量に対応した駆動パルス信号を出力して、秒針2cを計時カウンタ8aのカウント値「122」に向けて正方向への早送りで運針する。
よって、図5(e)では、計時カウンタ8aは「122」、針位置カウンタ8cは「122」、針検カウンタ8bはリセットされて「0」を示している。
そして、指針(秒針2c)の位置ずれ補正が終了すると、指針駆動を1秒運針に変更し、更に、指針位置検出周期を1秒から60秒に変更して、通常の運針状態に戻る。
このように、本実施形態に係るアナログ電子時計1によれば、位置ずれ補正を指針のずれ位置に応じて、指針(秒針2c)を正方向または逆方向に早送りで運針することにより、効率よく短時間で位置ずれ補正を行うことができる。よって、ステップモータ3の低消費電力化を図ることができる。更に、修正時の指針早送り時において、指針位置ずれ検出時には修正に伴う指針早送りを行っていないので、精度のよい指針位置検出を行うことができる。
また、本実施形態に係るアナログ電子時計1によれば、衝撃を検出するとすぐに、ステップモータ3の指針(秒針2c)に対する指針駆動周期を保持した状態で、指針位置検出手段5による指針位置検出の周期を第1の検出周期(60秒)から第2の検出周期(1秒)に変更することにより、自然な通常の運針の中で指針位置ずれの検出をすぐに行うことができる。
なお、前記実施形態では、秒針2cに対する位置ずれ検出および位置ずれ補正について説明したが、これに限らず、ステップモータの回転によって駆動される時針2a、分針2b、更には日板、曜板に対する位置ずれ検出および位置ずれ補正についても、同様に本発明を適用することができる。
また、前記実施形態では、アナログ電子時計1に対する衝撃検出手段として、ステップモータ3で発生した逆起電力を検出し、この逆起電力の検出に基づいて衝撃が加わったことを検出する構成であったが、アナログ電子時計1に、例えばアラーム音を発生させるための圧電素子と圧電素子駆動手段を有している場合には、圧電素子駆動手段がこの圧電素子に衝撃が加わったときに発生する逆起電力を検出することで、外部から衝撃が加わったことを検出するようにしてもよい。
なお、前記図1に示した本実施形態に係るアナログ電子時計のブロック図の構成は、ランダムロジック構成でもCPU+ソフトウェア構成でもよい。
〈実施形態2〉
図6は、本発明の実施形態2に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るアナログ電子時計1aは、指針位置ずれ要因検出手段としての外部磁気検出部11を備えている。なお、他の構成は図1に示した実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
外部磁気検出部11は、ステップモータ3のロータの回転に伴って発生する誘起電圧に基づいて、ロータの回転の回転・非回転を検出する回転検出回路(不図示)を、外部からの磁気(磁界)を検出する回路と兼用してアナログ電子時計1に対する外部からの磁気(外部磁気)を検出する。
このアナログ電子時計1aの近くに磁気を発生する電気器具(例えば、電気シェーバ)があると、この電気器具から発生する外部磁気の影響によって指針(時針、分針、秒針)を駆動するステップモータ3のロータの回転が不安定になり、指針位置がずれることがある。
そこで、本実施形態では、このアナログ電子時計1aの近くに磁気を発生する電気器具がある場合において、アナログ電子時計1aに対する外部磁気を外部磁気検出部11で検出した場合に、外部磁気検出信号iを検出周期変更部7に出力する。検出周期変更部7は入力される外部磁気検出信号iに基づいて、実施形態1と同様に、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更して、1秒毎の指針位置検出を行う。なお、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更した状況時においても、秒針2cは前記第2の検出周期(1秒周期)と同じ通常の指針駆動周期(1秒運針)で駆動されている。
本実施形態における指針位置のずれ補正動作も、図2に示した前記実施形態1のフローチャート(ただし、ステップS2においては、“外部磁気を検出?”に変更する)と同様である。
このように、外部磁気の影響によって指針位置ずれが生じた場合でも、実施形態1と同様に、位置ずれ補正を指針のずれ位置に応じて、指針(秒針2c)を正方向または逆方向に早送りで運針することにより、効率よく短時間で位置ずれ補正を行うことができる。よって、ステップモータ3の低消費電力化を図ることができる。更に、修正時の指針早送り時は、指針位置ずれ検出時には、修正に伴う指針早送りを行っていないので、精度のよい指針位置検出を行うことができる。
〈実施形態3〉
図7は、本発明の実施形態3に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るアナログ電子時計1bは、指針位置ずれ要因検出手段としての温度検出部12を備えている。なお、他の構成は図1に示した実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
本実施形態では、計時部9は、発振信号源としての水晶振動子の、温度に対する歩度の補正を行う歩度補正部(不図示)を備えており、この歩度補正部には、歩度の補正のための温度情報を得るために温度センサを有している。よって、温度検出部12は、この歩度補正部の温度センサで兼用してもよく、また、温度検出部12としての専用の温度センサを時計内部に配置する構成でもよい。
このアナログ電子時計1bの周囲環境としての温度が大きく変化(例えば、高温環境から低温環境に変化)すると、ステップモータ3と指針(時針2a、分針2b、秒針2c)との間に設けられているギア列(不図示)等に塗布されている潤滑用の油の変質や、内部に実装されている部品の精度変化等の不具合が生じることがあり、このような不具合が生じると、指針位置がずれることがある。
そこで、本実施形態では、温度検出部12が、周囲環境としての温度が大きく変化(例えば、高温環境から低温環境に変化)したことを検出した場合には、温度検出信号jを検出周期変更部7に出力する。検出周期変更部7は入力される温度検出信号jに基づいて、実施形態1と同様に、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更して、1秒毎の指針位置検出を行う。なお、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更した状況時においても、秒針2cは前記第2の検出周期(1秒周期)と同じ通常の指針駆動周期(1秒運針)で駆動されている。
本実施形態における指針位置のずれ補正動作も、図2に示した前記実施形態1のフローチャート(ただし、ステップS2においては、“大きな温度変化を検出?”に変更する)と同様である。
本実施形態においても、前記した実施形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、この実施形態3では、指針位置ずれ要因検出手段として温度検出部12を備えていたが、指針位置ずれ要因検出手段として、周囲の温度と共に湿度も併せて検出する温度・湿度検出部を備えた構成でもよい。
即ち、周囲環境としての湿度が大きく変化(例えば、低湿環境から高湿環境に変化)すると、時計内部に水滴が発生する等の不具合が生じることがあり、これらの不具合が生じると、指針位置がずれることがある。そのため、周囲環境としての湿度が大きく変化(例えば、低湿環境から高湿環境に変化)したことを温度・湿度検出部で検出した場合においても、湿度検出信号を検出周期変更部7に出力する。検出周期変更部7は入力される湿度検出信号に基づいて、実施形態1と同様に、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更して、1秒毎の指針位置検出を行う。
〈実施形態4〉
図8は、本発明の実施形態4に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るアナログ電子時計1cは、指針位置ずれ要因検出手段としての光検出部13を備えている。なお、他の構成は図1に示した実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
光検出部13は、例えば表示部2が光透過可能に構成されている場合には、表示部2の背面側に設置される。また、このアナログ電子時計1cの電源としてソーラーセル(不図示)を備えている場合には、このソーラーセルを光検出部13として兼用してもよい。ソーラーセルで得られた発電電力は、リチュウムイオン電池などの二次電池に充電(蓄電)され、この充電された電力を駆動電源とする。なお、ソーラーセルは、光透過可能な表示部2の背面側に設置される。
このアナログ電子時計1cの表示部2の背面側には、モータ駆動部4、指針位置検出手段制御部6、検出周期変更部7、補正量算出部8などを構成する集積回路部が実装されているが、これらの集積回路部は一般に過度に明るい光が照射された場合に誤動作することがある。このため、表示部2の中央部に設けた指針(時針2a、分針2b、秒針2c)の回転軸(不図示)を通すための穴から明るい光が入って、前記集積回路部が照射された場合に誤動作(誤信号を出力)する不具合が生じることがあり、このような不具合が生じると、指針位置がずれることがある。
そこで、本実施形態では、前記集積回路部に所定値以上の明るい光(照度の高い光)が照射されたことを光検出部13で検出した場合に、光検出信号kを検出周期変更部7に出力する。検出周期変更部7は入力される光検出信号kに基づいて、実施形態1と同様に、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更して、1秒毎の指針位置検出を行う。なお、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更した状況時においても、秒針2cは前記第2の検出周期(1秒周期)と同じ通常の指針駆動周期(1秒運針)で駆動されている。
本実施形態における指針位置のずれ補正動作も、図2に示した前記実施形態1のフローチャート(ただし、ステップS2においては、“所定値以上の明るい光(照度の高い光)を検出?”に変更する)と同様である。
本実施形態においても、前記した実施形態1と同様の効果を得ることができる。
〈実施形態5〉
図9は、本発明の実施形態5に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るアナログ電子時計1dは、指針位置ずれ要因検出手段としての電源電圧検出部14を備えている。なお、他の構成は図1に示した実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
このアナログ電子時計1dは、電源としてソーラーセル15と二次電池16を備えており、ソーラーセル15で得られた発電電力は、リチュウムイオン電池などの二次電池16に充電(蓄電)され、この充電された電力を駆動電源とする。なお、ソーラーセル15は、光透過可能な表示部2の背面側に設置される。電源電圧検出部14は、二次電池16に充電される電力の電圧を検出する。
長時間にわたって明るい光(照度の高い光)がソーラーセル15に照射された場合などには、二次電池16に対して電力が過充電される不具合が生じることがあり、二次電池16が過充電状態になると、ステップモータ3の反跳によって指針位置がずれることがある。
そこで、本実施形態では、二次電池16に所定値以上の電力が充電(過充電)されたことを電源電圧検出部14で検出した場合に、高電圧検出信号lを検出周期変更部7に出力する。検出周期変更部7は入力される高電圧検出信号lに基づいて、実施形態1と同様に、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更して、1秒毎の指針位置検出を行う。なお、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更した状況時においても、秒針2cは前記第2の検出周期(1秒周期)と同じ通常の指針駆動周期(1秒運針)で駆動されている。
本実施形態における指針位置のずれ補正動作も、図2に示した前記実施形態1のフローチャート(ただし、ステップS2においては、“高電圧を検出?”に変更する)と同様である。
本実施形態においても、前記した実施形態1と同様の効果を得ることができる。
〈実施形態6〉
図10は、本発明の実施形態6に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るアナログ電子時計1eは、指針位置ずれ要因検出手段としての圧力検出部17を備えている。なお、他の構成は図1に示した実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
圧力検出部17は、圧力センサ(不図示)からの出力信号に基づいてこのアナログ電子時計1eの表示部2の外装面(ガラス面)等に作用する圧力を検出する。なお、このアナログ電子時計1eが、圧力センサを用いた水深計装置により水深値を表示する機能を有している腕時計(ダイバーウォッチ)の場合には、この水深計装置を圧力検出部17として兼用してもよい。
アナログ電子時計1eを持って水中(海中)に潜った場合などに、高い水圧が作用して表示部2の表面側に固着されているガラス板(不図示)が内側方向に少し変形して指針を接する不具合が生じることがあり、このような不具合が生じると、指針位置がずれることがある。
そこで、本実施形態では、このアナログ電子時計1eを持って水中(海中)に潜った場合等において、表示部2の表面のガラス板などに高い水圧が作用していることを圧力検出部17で検出した場合に、高圧検出信号mを検出周期変更部7に出力する。検出周期変更部7は入力される高圧検出信号mに基づいて、実施形態1と同様に、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更して、1秒毎の指針位置検出を行う。なお、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更した状況時においても、秒針2cは前記第2の検出周期(1秒周期)と同じ通常の指針駆動周期(1秒運針)で駆動されている。
本実施形態における指針位置のずれ補正動作も、図2に示した前記実施形態1のフローチャート(ただし、ステップS2においては、“高圧を検出?”に変更する)と同様である。
本実施形態においても、前記した実施形態1と同様の効果を得ることができる。
〈実施形態7〉
図11は、本発明の実施形態7に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るアナログ電子時計1fは、指針位置ずれ要因検出手段としてのステップモータ回転検出部18を備えている。なお、他の構成は図1に示した実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
ステップモータ回転検出部18は、ステップモータ3のロータの回転に伴う磁界を検出することで、ステップモータ3が回転・非回転のいずれかの状態であるかを検出する。また、ステップモータ回転検出部18には、ステップモータ3が非回転状態であると判定した場合にカウントを行うカウンタ部18aを有している。
このアナログ電子時計1fの重負荷時には、電源としての電池(一次電池または2次電池)のインピーダンスにより電源電圧変動が生じて、ステップモータ3の回転が不安定になり、指針位置がずれることがある。
そこで、本実施形態では、アナログ電子時計1fが重負荷のときに、カウンタ部18aによるステップモータ3が非回転状態と判定したカウント値が所定値以上になったことをステップモータ回転検出部18で検出した場合に、検出信号nを検出周期変更部7に出力する。検出周期変更部7は入力される検出信号nに基づいて、実施形態1と同様に、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更して、1秒毎の指針位置検出を行う。なお、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更した状況時においても、秒針2cは前記第2の検出周期(1秒周期)と同じ通常の指針駆動周期(1秒運針)で駆動されている。
本実施形態における指針位置のずれ補正動作も、図2に示した前記実施形態1のフローチャート(ただし、ステップS2においては、“非回転状態と判定したカウント値が所定値以上?”に変更する)と同様である。
本実施形態においても、前記した実施形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態におけるステップモータ回転検出部18を、前記実施形態2の外部磁気検出部として使用することもできる。即ち、前記したようにステップモータ回転検出部18は、ステップモータ3のロータの回転に伴う磁気を検出することにより、ステップモータ3が回転・非回転のいずれかの状態であるかを検出しているので、外部磁気の発生時にステップモータ3に発生する磁気も検出することができる。よって、ステップモータ回転検出部18により外部磁気を検出した場合に、前記同様に外部磁気検出信号を検出周期変更部7に出力する。
なお、本実施形態は、静電気やゴミ、誤操作などの指針位置ずれ要因を直接検出できないような場合に対応する手段として有効である。
〈実施形態8〉
図12は、本発明の実施形態8に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るアナログ電子時計1gは、指針位置ずれ要因検出手段としての外部操作ボタン19と操作信号出力部20を備えている。なお、他の構成は図1に示した実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
アナログ電子時計1g内において静電気が発生したり、実装されている可動部品に塗布される油の経年変化、実装されている可動部品へのごみの付着が生じているときや、ユーザの誤操作等によって、ユーザが指針の運針状態を見たときに指針位置にずれが生じているのではないかと感じることがある。このような状況が生じていると、ステップモータ3の回転が不安定になり、指針位置がずれることがある。
そこで、本実施形態では、前記したよう状況が生じていて、ユーザが指針の運針状態を見たときに指針位置にずれが生じているのではないかと感じた場合に、ユーザが外部操作ボタン19を押圧操作することにより操作信号出力部20から操作信号oを検出周期変更部7に出力する。検出周期変更部7は入力される操作信号oに基づいて、実施形態1と同様に、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更して、1秒毎の指針位置検出を行う。なお、前記第1の検出周期(60秒に1回)から第2の検出周期である1秒毎(1秒周期)に変更した状況時においても、秒針2cは前記第2の検出周期(1秒周期)と同じ通常の指針駆動周期(1秒運針)で駆動されている。
本実施形態における指針位置のずれ補正動作も、図2に示した前記実施形態1のフローチャート(ただし、ステップS2においては、“外部操作ボタンを押圧操作?”に変更する)と同様である。
本実施形態においても、前記した実施形態1と同様の効果を得ることができる。
〈実施形態9〉
図13は、本発明の実施形態9に係るアナログ電子時計の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るアナログ電子時計1hは、電源21の電圧を検出する電源電圧検出部22を備えている。なお、他の構成は図1に示した実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。また、本実施形態では、指針位置ずれ要因検出手段としての衝撃検出部10を備えているが、前記した各実施形態における検出部を備えていてもよい。
このアナログ電子時計1hの電源21は、ソーラーセルと、このソーラーセルで得られた発電電力を蓄電(充電)するリチュウムイオン電池などの二次電池とを備えており、電源電圧検出部22は、電源21の二次電池に蓄電される電力の電圧を検出する。なお、ソーラーセルは、光透過可能な表示部2の背面側に設置される。
また、指針位置検出手段5は、実施形態1と同様に、対向配置されたLEDなどの発光素子とフォトトランジスタなどの受光素子との間に、指針(秒針2c)の回転に連動して回転する可動部材が設けられた透過型指針位置検出センサであり、発光素子から出射された光が前記可動部材に形成された検出孔を通って受光素子で受光されると、指針(秒針2c)が正常な位置にあると判定される。
ところで、このアナログ電子時計1hの周囲の照度が長時間低い場合などには、電源21のソーラーセルで発電される電力が低下することにより、電源21の二次電池に蓄電される電圧(電源電圧)も低下する。そのため、電源21の二次電池に蓄電される電圧(電源電圧)が低下した場合に、前記した指針位置検出手段5による通常の指針位置検出を実行すると更に電源電圧を消費するので、指針位置検出手段5による通常の指針位置検出を安定して実行できなくなる虞がある。更に、電源21の二次電池に蓄電される電圧(電源電圧)が低下した場合に、指針駆動に異常が生じることがある。
以下、電源21の二次電池に蓄電される電圧(電源電圧)が低下した場合の本実施形態における処理動作を、図14に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、ステップS21で、電源電圧検出部22で電源(二次電池)21の電源電圧を検出し、予め設定している所定電圧以下の場合においては(ステップS22:YES)、異常検出フラグFを「0」にリセットしておく(ステップS23)。なお、前記所定電圧は、通常の電圧から低下していて充電を必要とする充電警告電圧である。また、異常検出フラグFが「0」のときは指針駆動の異常を検出していない正常なときであり、異常検出フラグFが「1」のときは指針駆動の異常を検出したときである。
ステップS23で、異常検出フラグFを「0」にリセットした後において、指針位置検出手段制御部6から指針位置検出手段5に信号pを出力して、指針位置検出時における発光素子(LED)の発光時間を短縮し(ステップS24)、かつ受光素子(フォトトランジスタ)の受光時間を短縮させる処理を行う(ステップS25)。ステップS24による発光素子(LED)の発光時間を短縮させる処理により、例えば通常時の発光時間が1.5msecのときに0.5msecに短縮する。
これにより、指針位置検出時における発光素子(LED)および受光素子(フォトトランジスタ)の消費電流の低減を図ることができる。また、前記した受光素子(フォトトランジスタ)の動作時間(受光時間)の短縮は、ノイズによる誤動作を防ぐ意味合いもある。
そして、指針位置検出手段5によって、通常の第1の検出周期である60秒に1回(60秒周期)の指針位置検出を行う(ステップS26)。そして、指針位置検出手段5による通常の60秒に1回の指針位置検出時において、指針(秒針2c)の位置が正確に合っている正常な場合(ステップS27:YES)、ステップS26に戻り検出を継続する。
そして、ステップS27で、指針(秒針2c)の位置がずれていると判定された異常発生時には(ステップS27:NO)、異常検出フラグFを「1」に設定して(ステップS28)、以降の指針位置検出処理および指針位置ずれ補正処理を停止する(ステップS29)。
ステップS29において、指針位置ずれ補正処理を行わないのは、仮に異常を検出しその後1秒検出に切り替え補正量を算出したとしても、電池電圧が低下した状態では、ステップモータ3による指針の早送りが難しい、特に、逆転運針が安定しないため、補正用運針が実施できないためである。
また、ステップS22で、予め設定している所定電圧以下に低下していない正常な電源電圧に保持されている場合においては(ステップS22:NO)、例えば実施形態1と同様に、図2に示したフローチャートのステップS1へ移行して(ステップS30)、指針位置検出および位置ずれ補正動作を行う。なお、このときの指針位置検出時における指針位置検出手段5の発光素子(LED)の発光時間は、例えば通常の1.5msecである。
ところで、ステップS22で、電源電圧が所定電圧以下に低下していて、指針位置検出動作を停止している(ステップS29)状況時に、電源21のソーラーセルに光が照射されて二次電池に所定電圧以上の電圧が蓄電されて、電源電圧が通常の電圧に復帰した場合には、発光素子(LED)の短縮されている発光時間(0.5msec)を、通常時の発光時間(1.5msec)に戻し、かつ受光素子(フォトトランジスタ)の受光時間も通常時に戻す処理を行う。
そして、ステップS29の後で、電源電圧が通常の電圧(所定電圧以上)に復帰した後においては、前記ステップS27で指針位置の異常を検出しているので、異常検出フラグFを「0」にリセットした後にすぐに指針位置の検出処理を実行するため、図2に示した実施形態1におけるフローチャートのステップS5へ移行する処理を行う。
また、前記のように電源電圧が通常の電圧(所定電圧以上)に復帰した後においては、前記ステップS27で指針位置の異常を検出しているが、発光素子(LED)の発光時間を短縮しているので、より検出精度を高めるために、異常検出フラグFを「0」にリセットした後、再度60秒周期で指針位置の検出処理を実行するため、図2に示した実施形態1におけるフローチャートのステップS3へ移行する処理を行うようにしてもよい。
このように、本実施形態では、電源電圧が所定電圧以下に低下した場合においても、指針位置検出動作を停止させることなく、指針位置検出手段5の発光素子(LED)の発光時間を短縮し、かつ受光素子(フォトトランジスタ)の受光時間を短縮させてこれらの消費電流の低減を図ることにより、電源電圧の消費を最小限に抑えて指針位置検出を行うことが可能となる。
更に、電源電圧が所定電圧以下に低下いるときに、指針位置検出によって指針位置の異常を検出した場合には、以降の指針位置検出処理および指針位置ずれ補正処理を停止することにより、電源電圧の更なる消費を抑えることができる。
〈実施形態10〉
前記実施形態9では、電源電圧が所定電圧以下に低下いるときに、指針位置検出によって指針位置の異常を検出した場合には、以降の指針位置検出処理および指針位置ずれ補正処理を停止するようにしたが、本実施形態では、電源電圧が所定電圧以下に低下いるときに、指針位置検出によって指針位置の異常を検出した場合に指針位置検出処理を行うようにした。他の構成は図13に示した実施形態9と同様であり、重複する説明は省略する。
以下、電源21の二次電池に蓄電される電圧(電源電圧)が低下した場合の本実施形態における処理動作を、図15に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、ステップS31で電源電圧検出部22で電源(二次電池)21の電源電圧を検出し、予め設定している所定電圧以下の場合においては(ステップS32:YES)、異常検出フラグFを「0」にリセットしておく(ステップS33)。なお、前記所定電圧は、通常の電圧から低下していて充電を必要とする充電警告電圧である。また、異常検出フラグFが「0」のときは指針駆動の異常を検出していない正常なときであり、異常検出フラグFが「1」のときは指針駆動の異常を検出したときである。
ステップS33で、異常検出フラグFを「0」にリセットした後において、指針位置検出手段制御部6から指針位置検出手段5に信号pを出力して、指針位置検出時における発光素子(LED)の発光時間を短縮し(ステップS34)、かつ受光素子(フォトトランジスタ)の受光時間を短縮させる処理を行う(ステップS35)。ステップS34による発光素子(LED)の発光時間を短縮させる処理により、例えば通常時の発光時間が1.5msecのときに0.5msecに短縮する。これにより、指針位置検出時における発光素子(LED)および受光素子(フォトトランジスタ)の消費電流の低減を図ることができる。
そして、指針位置検出手段5によって、通常の第1の検出周期である60秒に1回(60秒周期)の指針位置検出を行う(ステップS36)。そして、指針位置検出手段5による通常の60秒に1回の指針位置検出時において、指針(秒針2c)の位置が正確に合っている正常な場合(ステップS37:YES)、ステップS36に戻り検出を継続する。
そして、ステップS37で、指針(秒針2c)の位置がずれていると判定された異常発生時には(ステップS37:NO)、60秒に1回の検出周期(60秒周期)から2秒に1回の検出周期(2秒周期)に変更して、例えば図16(a)に示すように、2秒毎の指針位置検出を行う(ステップS38)。
電池電圧が低下した状態では、ユーザに充電を喚起するために、図16(a)に示すような、変則的な2秒運針を実施しているため、このような検出方法を実施している。
そして、2秒毎の指針位置検出動作時に指針位置のずれを検出できなかった場合には(ステップS39:NO)、2秒に1回の検出周期(2秒周期)から運針毎の検出周期に変更して、例えば図16(b)に示すように、運針毎の指針位置検出を行う(ステップS40)。なお、図16(b)では、パルス信号が出力されるごとに指針位置のずれを検出している。
そして、ステップS41で、運針毎の指針位置検出動作時に指針ずれの検出に成功した場合(ステップS41:YES)、およびステップS39で、2秒毎の指針位置検出動作時に指針ずれの検出に成功した場合(ステップS39:YES)には、そのときの指針ずれ量を補正量算出部8で算出し、この算出結果を記憶する(ステップS42)。
そして、前記算出された指針ずれの量が0でないとき、即ち、指針位置にずれが生じている異常発生時には(ステップS43:NO)、異常検出フラグFを「1」に設定して(ステップS44)、以降の指針位置検出処理を停止する(ステップS45)。
また、ステップS43で、前記算出された指針ずれの量が0のとき、即ち、指針位置にずれが生じていないときには(ステップS43:YES)、以降の指針位置検出処理を停止する(ステップS45)。
また、ステップS41で、運針毎の指針位置検出動作時に指針ずれの検出に失敗した場合には(ステップS41:NO)、検出不可フラグGが「0」にリセットされている場合には「0」から「1」に設定して(ステップS46)、以降の指針位置検出処理を停止する(ステップS45)。なお、検出不可フラグGが「1」のときは指針ずれの検出ができなかったときであり、検出不可フラグGが「0」のときは指針ずれの検出に成功しているときである。
また、ステップS32で、予め設定している所定電圧以下に低下していない正常な電源電圧に保持されている場合においては(ステップS32:NO)、例えば実施形態1と同様に、図2に示したフローチャートのステップS1へ移行して(ステップS47)、指針位置検出および位置ずれ補正動作を行う。なお、このときの指針位置検出時における指針位置検出手段5の発光素子(LED)の発光時間は、例えば通常の1.5msecである。
ところで、ステップS32で、電源電圧が所定電圧以下に低下していて、指針位置検出動作を停止している(ステップS45)状況時に、電源21のソーラーセルに光が照射されて二次電池に所定電圧以上の電圧が蓄電されて、電源電圧が通常の電圧に復帰した場合には、発光素子(LED)の短縮されている発光時間(0.5msec)を、通常時の発光時間(1.5msec)に戻し、かつ受光素子(フォトトランジスタ)の受光時間も通常時に戻す処理を行う。
そして、ステップS45の後で、電源電圧が通常の電圧(所定電圧以上)に復帰した後において、異常検出フラグFが「1」に設定されているか否かを判定し、異常検出フラグFが「1」に設定されているとき(指針駆動の異常を検出しているとき)には、ステップS42で算出されて記憶されている指針ずれ量に基づいて、指針位置ずれの補正処理を行う。
また、ステップS45の後で、電源電圧が通常の電圧(所定電圧以上)に復帰した後において、異常検出フラグFが「1」に設定されているか否かを判定し、異常検出フラグFが「0」にリセットされているとき(指針駆動の異常を検出していない正常なとき)には、検出不可フラグGが「1」に設定されているか否かを判定する。
そして、この判定において、検出不可フラグGが「1」に設定されているときは、指針ずれ検出に失敗しているので、再度指針ずれ検出を行うために、図2に示した実施形態1におけるフローチャートのステップS3へ移行して検出処理を行う。また、前記判定において、検出不可フラグGが「0」にリセットされているときは、指針ずれ検出に成功し、かつ指針駆動の異常を検出していない正常な状態なので終了する。
このように、本実施形態では、電源電圧が所定電圧以下に低下した場合においても、指針位置検出動作を停止させることなく、指針位置検出手段5の発光素子(LED)の発光時間を短縮し、かつ受光素子(フォトトランジスタ)の受光時間を短縮させてこれらの消費電流の低減を図ることにより、電源電圧の消費を最小限に抑えて指針位置検出を行うことが可能となる。
更に、本実施形態では、電源電圧が所定電圧以下に低下しているときに、指針位置検出によって発光素子(LED)の発光時間を短縮した状態で指針位置の異常を検出した場合には、検出周期を変更(60秒周期から2秒に1回の検出周期(2秒周期)し、更に検出に失敗した場合は運針毎に変更)して指針位置検出処理を行い、指針ずれ検出に成功したときは指針ずれ補正を行うことなく指針ずれ量を記憶しておき、また、指針ずれ検出に失敗したときは以降の指針位置検出処理を停止することにより、電源電圧の更なる消費を抑えることが可能となる。
〈実施形態11〉
前記各実施形態では、前記したように指針位置検出手段5として透過型指針位置検出センサが設けられている。この透過型指針位置検出センサは、図17に示すように、発光部30と、受光部31と、電源電圧を検出する電源電圧検出部32を備えている。
発光部30は、第1コンパレータ33と、トランジスタ34と、発光素子としてのLED35と、抵抗36とで構成されている。受光部31は、受光素子としてのフォトトランジスタ37と、第2コンパレータ38と、抵抗39と、トランジスタ40とで構成されている。電源電圧検出部32は、トランジスタ41と、第3コンパレータ42と、抵抗43,44とで構成されている。
また、発光部30の第1コンパレータ33と、受光部31の第2コンパレータ38と、電源電圧検出部32の第3コンパレータ42には、定電圧回路45が電気的に接続されており、発光部30の第1コンパレータ33と受光部31の第2コンパレータ38に、共通の参照電圧としてのリファレンス電圧Vr0が印加されるように構成されている。
発光部30の第1コンパレータ33は、LED35に流れる電流を定電流化制御するものであり、受光部31の第2コンパレータ38は、フォトトランジスタ37による検出結果を比較して指針位置検出結果信号を出力する。また、電源電圧検出部32の第3コンパレータ42は、電源電圧結果信号を出力する。
この透過型指針位置検出センサは、発光部30の第1コンパレータ33、受光部31の第2コンパレータ38、電源電圧検出部32の第3コンパレータ42に、それぞれLED発光許可信号、指針位置検出許可信号、電源電圧検出許可信号が入力されたときのみ動作するように構成されており、消費電力の低減を図るようにしている。また、定電圧回路45に対して、前記LED発光許可信号、指針位置検出許可信号、電源電圧検出許可信号の出力時のみに動作するようにして、消費電力の低減を図るようにしてもよい。なお、LED35の発光時間およびフォトトランジスタ37の検出時間(受光時間)は、それぞれLED発光許可信号、指針位置検出許可信号の出力時間で調整することができる。
また、LED35とフォトトランジスタ37の間には、指針(秒針2c)の回転に連動して可動する検出孔(不図示)を有する可動部材(不図示)が設けられており、指針位置検出時にLED35から出射された光(透過光)が前記可動部材に形成された検出孔を通ってフォトトランジスタ37で検出(受光)されると、フォトトランジスタ37に電流が流れる。これにより、第2コンパレータ38から指針位置検出結果信号が出力されて、指針(秒針2c)位置が検出される。
そして、指針位置検出動作時には、前記LED発光許可信号、指針位置検出許可信号、電源電圧検出許可信号が出力されることによって、トランジスタ34がONされ、第1コンパレータ33によりLED35に定電流を流してLED35を発光させる。
この際、重負荷や温度変動等によって電源電圧が変動して、定電圧回路45のリファレンス電圧Vr0の値が小さくなった場合は、LED35に流れる電流が正常時よりも低下し、LED35の発光が暗くなる。この際、本実施形態では、発光部30の第1コンパレータ33と受光部31の第2コンパレータ38に、共通のリファレンス電圧Vr0が印加されているので、LED35に流れる電流の低下に応じて、フォトトランジスタ37の検出閾値も低くなる。
これにより、LED35の発光が暗くなった場合でも、それに応じてフォトトランジスタ37の検出閾値も低くなるので検出感度が向上し、正常時と同様にLED35の光をフォトトランジスタ37で安定して検出(受光)することができる。
また、逆に重負荷や温度変動等によって電源電圧が変動して、定電圧回路45のリファレンス電圧Vr0の値が大きくなった場合は、LED35に流れる電流が正常時よりも増加し、LED35の発光が明るくなる。この際、本実施形態では、発光部30の第1コンパレータ33と受光部31の第2コンパレータ38に、共通のリファレンス電圧Vr0が印加されているので、LED35に流れる電流の増加に応じて、フォトトランジスタ37の検出閾値も高くなる。
これにより、LED35の発光が明るくなった場合でも、それに応じてフォトトランジスタ37の検出閾値も高くなるので検出感度が低下し、正常時と同様にLED35の光をフォトトランジスタ37で安定して検出(受光)することができる。
このように、本実施形態によれば、発光部30の第1コンパレータ33と受光部31の第2コンパレータ38に、定電圧回路45の共通のリファレンス電圧Vr0が印加されることにより、重負荷や温度変動等によって電源電圧が変動して、LED35の発光の明るさが変化した場合でも、それに応じてフォトトランジスタ37の検出閾値を変化させることができるので、常にLED35の光をフォトトランジスタ37で安定して検出(受光)することが可能となる。
本発明は、衝撃や外部磁気等の影響によって表示されている時刻(指針位置)がずれた場合でも、指針の位置ずれを検出して補正可能なアナログ電子時計を内蔵したデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ゲーム機器、携帯電話機、PDA、パソコン、家電機器等おいても同様に適用することができる。

Claims (21)

  1. 駆動される指針の位置によって時刻を表示する表示手段と、前記指針を駆動する指針駆動手段と、前記指針駆動手段を通常時は所定の指針駆動周期で駆動制御する指針駆動手段制御部と、前記指針の位置を検出する指針位置検出手段と、前記指針位置検出手段を前記指針駆動周期より長い第1の検出周期で間欠的に駆動制御する指針位置検出手段制御部と、を有するアナログ電子時計において、
    所定の検出周期変更条件を検出した場合に、前記指針位置検出手段制御部に対して、前記指針駆動手段の前記指針に対する前記指針駆動周期を保持した状態で、前記指針位置検出手段による指針位置検出周期を前記第1の検出周期から第2の検出周期に変更するように指示する検出周期変更手段と、
    前記指針駆動手段による指針駆動毎にカウントされ、かつ、前記第2の検出周期に変更前は指針位置検出実施毎にリセットされ、前記第1の検出周期から前記第2の検出周期に変更後は指針位置検出成功までカウントを継続するカウンタと、
    前記第1の検出周期から前記第2の検出周期に変更後の指針位置検出成功時における前記カウンタのカウント値と前記第1の検出周期との差を算出し、その差の値を元に指針位置の補正条件を決定し、この補正条件を前記指針駆動手段制御部に指示する指針位置補正量算出手段とを備えている
    ことを特徴とするアナログ電子時計。
  2. 前記第2の検出周期は、前記第1の検出周期よりも短い、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアナログ電子時計。
  3. 前記第2の検出周期は、前記指針駆動周期と同じである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアナログ電子時計。
  4. 前記検出周期変更条件は、前記第1の検出周期から第2の検出周期に変更する前の指針位置検出における指針位置検出の失敗である、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のアナログ電子時計。
  5. 前記指針駆動手段は、前記指針の正逆いずれの方向でも前記指針駆動周期よりも早い周期の指針駆動が可能であり、
    前記指針駆動手段制御部は、前記指針位置の補正を、前記早い周期での正逆指針駆動にて実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のアナログ電子時計。
  6. 前記検出周期変更手段は、前記指針駆動手段制御部からの補正終了指示に基づいて、検出周期を前記第2の検出周期から前記第1の検出周期に戻す、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のアナログ電子時計。
  7. 前記指針は秒針であり、前記第1の検出周期が60秒である、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のアナログ電子時計。
  8. 駆動される指針の位置によって時刻を表示する表示手段と、前記指針を駆動する指針駆動手段と、前記指針駆動手段を通常時は所定の指針駆動周期で駆動制御する指針駆動手段制御部と、前記指針の位置を検出する指針位置検出手段と、前記指針位置検出手段を前記指針駆動周期より長い第1の検出周期で間欠的に駆動制御する指針位置検出手段制御部と、を有するアナログ電子時計において、
    所定の検出周期変更条件を検出した場合に、前記指針位置検出手段制御部に対して、前記指針駆動手段の前記指針に対する前記指針駆動周期を保持した状態で、前記指針位置検出手段による指針位置検出周期を前記第1の検出周期から第2の検出周期に変更するように指示する検出周期変更手段と、
    前記指針の位置と内部時刻計時手段が計時する時刻とが不一致である指針位置ずれを起こす要因を検出して、指針位置ずれを起こす要因を検出した場合には、検出信号を前記検出周期変更手段に出力する指針位置ずれ要因検出手段とを有し、
    前記検出信号を前記検出周期変更条件とする、
    ことを特徴とするアナログ電子時計。
  9. 前記指針位置ずれ要因検出手段は、外部からの衝撃を検出し、衝撃検出信号を前記検出周期変更手段に出力する衝撃検出手段である、
    ことを特徴とする請求項に記載のアナログ電子時計。
  10. 前記指針駆動手段がステップモータであり、前記衝撃検出手段は、外部からの衝撃によって前記ステップモータに発生する逆起電力を検出することで前記検出周期変更手段に衝撃検出信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項に記載のアナログ電子時計。
  11. 前記衝撃検出手段は、圧電素子と該圧電素子を駆動する圧電素子駆動手段であり、外部からの衝撃によって前記圧電素子駆動手段が前記圧電素子に発生する逆起電力を検出することで前記検出周期変更手段に衝撃検出信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項または10に記載のアナログ電子時計。
  12. 前記指針位置ずれ要因検出手段は、外部からの磁気を検出し、検出時の磁気検出信号を前記検出周期変更手段に出力する外部磁気検出手段である、
    ことを特徴とする請求項に記載のアナログ電子時計。
  13. 前記指針駆動手段がステップモータであり、前記指針位置ずれ要因検出手段は、前記ステップモータの回転・非回転の検出をロータの回転に伴う磁界を検出するステップモータ回転検出手段であり、前記ステップモータ回転検出手段が、外部磁気発生時に前記ステップモータに発生する磁界を検出することで、前記外部磁気検出手段として兼用する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のアナログ電子時計。
  14. 前記指針位置ずれ要因検出手段は、周囲の温度を検出し、検出時の温度検出信号を前記検出周期変更手段に出力する温度検出手段である、
    ことを特徴とする請求項に記載のアナログ電子時計。
  15. 前記温度検出手段として、温度に対する歩度の補正を行う歩度補正手段が兼用される、
    ことを特徴とする請求項14に記載のアナログ電子時計。
  16. 前記指針位置ずれ要因検出手段は、周囲の明るさを検出し、検出時の光検出信号を前記検出周期変更手段に出力する光検出手段である、
    ことを特徴とする請求項に記載のアナログ電子時計。
  17. 動力源としての電源が、光電変換手段と、前記光電変換手段で発電された電力を蓄電する蓄電手段を有し、前記光検出手段は、前記光電変換手段が受ける光の明るさを検出する、
    ことを特徴とする請求項16に記載のアナログ電子時計。
  18. 前記指針位置ずれ要因検出手段は、動力源としての電源の電源電圧を検出する電源電圧検出手段であり、前記電源電圧検出手段により検出した前記電源電圧が所定電圧以上の値の場合に、高電圧検出信号を前記検出周期変更手段に出力する、
    ことを特徴とする請求項に記載のアナログ電子時計。
  19. 前記指針位置ずれ要因検出手段は、アナログ電子時計にかかる圧力を検出する圧力検出手段であり、前記圧力検出手段により検出した圧力が所定圧力以上の値の場合に、高圧検出信号を前記検出周期変更手段に出力する、
    ことを特徴とする請求項に記載のアナログ電子時計。
  20. 前記指針駆動手段がステップモータであり、前記指針位置ずれ要因検出手段は、前記ステップモータの回転・非回転の検出を行い、かつ前記ステップモータが非回転と判定した場合にカウントを行うカウンタを有するステップモータ回転検出手段であり、前記カウンタのカウントが所定値以上になった場合に、検出信号を前記検出周期変更手段に出力する、
    ことを特徴とする請求項に記載のアナログ電子時計。
  21. 前記指針位置ずれ要因検出手段として、外部操作部材と、前記外部操作部材が操作された場合に、操作信号を前記検出周期変更手段に出力する操作信号出力とを有している、
    ことを特徴とする請求項に記載のアナログ電子時計。
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