JP2018091592A - 水素ガスバーナ構造およびこれを備えた水素ガスバーナ装置 - Google Patents

水素ガスバーナ構造およびこれを備えた水素ガスバーナ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料ガスに水素ガスを用いた場合であっても、火炎温度を抑えることでNOxの濃度を低減することができる水素ガスバーナ構造を提供する。【解決手段】水素ガスバーナ構造1には、先端が開放した、第1円筒管10、第2円筒管20、および第3円筒管30が、内側から同心円状に配置されている。第1円筒管10の内部には、水素ガスG1が流れる第1流路41が形成されており、第1円筒管10と第2円筒管20との間には第1支燃性ガスG2が流れる第2流路42が形成され、第2円筒管20と、第3円筒管30との間には、第2支燃性ガスG3が流れる第3流路43が形成されている。第1円筒管10の先端11は、第2および第3円筒管20、30の先端21、31よりも、上流側に位置し、第2円筒管20の内部には、水素ガスG1と第1支燃性ガスG2とが混合された混合ガスに点火する点火装置40が配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料ガスに水素ガスを用いた水素ガスバーナ構造およびこれを備えた水素ガスバーナ装置に関する。
従来から、燃料ガスに水素ガスを用いたガスバーナ装置(燃焼バーナ装置)が提案されており、水素ガスと酸素ガスを混合した混合ガスに、点火装置で点火することにより、火炎が生成される。
たとえば、特許文献1には、以下に示すガスバーナ装置の構造が提案されている。この構造では、同心円状に、内管と外管が配置され、内管には酸素含有ガス流路が形成されており、内管と外管との間には、燃料ガス流路が形成されている。さらに、内管の先端は蓋部により閉塞されており、内管の周方向および長手方向には、燃料ガス流路に、酸素含有ガスを径方向に噴出させる複数の噴出孔が形成されている。さらに、複数の貫通孔よりも上流側の内管の外壁面には、酸素含有ガスと燃料ガスとが混合された混合ガスに点火する点火装置が配置されている。
特許文献1に係るガスバーナ装置の構造では、内管の先端が蓋部で閉塞されていることから、内管に形成された複数の噴出孔から、径方向に噴出した酸素含有ガスは、燃料ガスと混合される。点火装置は、複数の貫通孔よりも上流側に配置されているので、点火装置による点火により、上流側から下流側に向けて、段階的に、混合ガスの燃焼が起こる。これにより、局所的な温度上昇がなく、NOxの発生を抑えることができる。
特開2007−162993号公報
しかしながら、特許文献1に示す、ガスバーナ装置の構造に対して、燃料ガスに水素ガスを用いた場合、水素ガスは、都市ガスなどの炭化水素系ガスに比べて燃焼速度が速いため、水素ガスが拡散する前に水素ガスの燃焼が一気に進んでしまう。このため、水素ガスが燃焼した火炎部分は、都市ガスに比べて高温になり易く、空気中のNの酸化反応でNOxが生成され、燃焼後の排ガス中にNOxが比較的多く含まれ易くなる。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、燃料ガスに水素ガスを用いた場合であっても、緩慢な燃焼をさせることで火炎の高温化を抑えることにより、燃焼後の排ガス中のNOx濃度を低減することができる水素ガスバーナ構造およびこれを備えた水素ガスバーナ装置を提供することにある。
発明者らは鋭意検討を重ねた結果、燃料ガスである水素ガスが放出される方向と同じ方向に沿って、水素ガスの周りに酸素ガスを含む支燃性ガスを放出させれば、水素ガスと支燃性ガスとが積極的に混合されないと考えた。これにより、たとえ、都市ガスなどの炭化水素系ガスに比べて燃焼速度が速い水素ガスを用いたとしても、一気に燃焼が進むのを抑え、拡散燃焼を実現できると考えた。
本発明は、このような考えに基づくものであり、本発明に係る水素ガス燃焼バーナ構造は、先端が開放した、第1円筒管、第2円筒管、および第3円筒管が、内側から同心円状に配置されており、前記第1円筒管の内部は、前記第1円筒管の先端に向かって水素ガスが流れる第1流路とされており、前記第1円筒管と、前記第2円筒管との間は、前記第2円筒管の先端に向かって、前記水素ガスの一次燃焼用の、酸素ガスを含む第1支燃性ガスが流れる第2流路とされており、前記第2円筒管と、前記第3円筒管との間は、前記第3円筒管の先端に向かって、前記水素ガスの二次燃焼用の、酸素ガスを含む第2支燃性ガスが流れる第3流路とされており、前記第1円筒管の先端は、前記第2および第3円筒管の先端よりも、前記水素ガスおよび前記第1および第2支燃性ガスが流れるガス流通方向の上流側に位置し、前記第2円筒管の内部には、前記水素ガスと前記第1支燃性ガスとが混合された混合ガスに点火する点火装置が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1円筒管には、水素ガスが流れる第1流路が形成され、第1円筒管と、第2円筒管との間には、第2円筒管の先端に向かって、水素ガスの一次燃焼用の第1支燃性ガスが流れる第2流路が形成され、第1円筒管と第2円筒管とは、同心円状に配置されている。これにより、第1流路から放出される水素ガスは、第2流路から放出される第1支燃性ガスに囲まれるように、略同じ方向に向かって流れる。このため、水素ガスと第1支燃性ガスとは、積極的に混合されない。この状態で、水素ガスと第1支燃性ガスとが一部混合された領域で、これらが混合された混合ガスに点火装置で点火しても、燃焼負荷によらず、水素ガスと第1支燃性ガスとにより、緩慢な一次燃焼が起こる。
さらに、第2円筒管と第3円筒管との間には、水素ガスの二次燃焼用の第2支援性ガスが流れる第3流路が形成され、第2円筒管と第3円筒管とは、同心円状に配置されている。したがって、第2支燃性ガスも、第1支燃性ガスにより未燃焼となった水素ガスと、積極に混合されない。これにより、未燃焼の水素ガスと、第2支燃性ガスとにより、緩慢な二次燃焼が起こる。
このようにして、本発明では、水素ガスと第1支燃性ガスとの上述した一次燃焼後、一次燃焼で未燃焼となった水素ガスを、その周りを流れる第2支燃性ガスにより上述した二次燃焼を行うことができるため、水素ガスを緩慢に燃焼させることができる。これにより、燃料ガスに水素ガスを用いた場合であっても、緩慢な燃焼により火炎の高温化を抑えることにより、燃焼後の排ガス中のNOxの発生を低減することができる。
第1実施形態に係る水素ガスバーナ構造の模式的断面図である。 図1に示す水素ガスバーナ構造の先端近傍の断面図である。 図2に示すA−A線に沿った矢視方向の断面図である。 第2実施形態に係る水素ガスバーナ構造の模式的断面図である。 図4に示すB−B線に沿った矢視方向の断面図である。 第3実施形態に係る水素ガスバーナ構造の模式的断面図である。 実施例1、比較例1、および参考例1に係る燃焼負荷率とNOxの濃度との関係を示した図である。 第2円筒管と第3円筒管の先端間距離L2とNOxの濃度との関係を示した図である。
以下に、図1〜5を参照しながら、ガスバーナ構造を備えたガスバーナ構造の2つの実施の形態を説明する。
〔第1実施形態〕
1.水素ガスバーナ装置100について
図1は、第1実施形態に係る水素ガスバーナ構造1を備えた水素ガスバーナ装置100の模式的断面図であり、図2は、図1に示す水素ガスバーナ構造1の先端近傍の断面図である。図3は、図2に示すA−A線に沿った矢視方向の断面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る水素ガスバーナ装置100は、水素ガスG1を燃料としたガスバーナ装置であって、水素ガスバーナ構造1と、水素ガスG1と、少なくとも後述する第1支燃性ガスG2の流量を制御する制御装置2とを少なくとも備えている。図1〜3に示すように、水素ガスバーナ構造1は、その先端側において、内側から同心円状(同じ中心軸C)に配置された第1円筒管10、第2円筒管20、および第3円筒管30を備えている。第1円筒管10、第2円筒管20、および第3円筒管30は、例えば、ステンレス鋼などの金属材料からなる。
第1円筒管10の内部には、第1円筒管10の先端11に向かって燃料ガスとして、水素ガスG1が流れる第1流路41が形成されている。具体的には、第1円筒管10には、流量調整弁52を介して、水素ガス供給源51が接続されている。第1円筒管10の先端11は開放されており、先端11には、円形の開口が形成されている。このようにして、第1円筒管10の内部は、水素ガスG1が流れる第1流路41とされ、第1流路41では、中心軸Cに沿った方向(ガス流通方向d)に沿って、水素ガスG1を流し、これを先端11から放出させることができる。
第2円筒管20の先端21は開放されており、この先端21には円形の開口が形成されている。第1円筒管10と第2円筒管20との間には、第2円筒管20の先端21に向かって、酸素ガスを含む第1支燃性ガスG2が流れる第2流路42が形成されている。具体的には、第2円筒管20は、第1円筒管10を挿通した状態の接続部22により接続されており、接続部22は、流量調整弁62を介して、第1支燃性ガス供給源61に接続されている。
ここで、第1支燃性ガスG2は、水素ガスG1の一次燃焼用のガスである。後述する第2支燃性ガスG3は、第1支燃性ガスG2の不足により未燃焼となった水素ガスG1を燃焼させるための二次燃焼用のガスである。第1支燃性ガスG2および第2支燃性ガスG3は、酸素ガスを含有したガスであればよく、例えば、空気(大気)、または酸素ガスに不活性ガスを混合したガスなどを挙げることができる。
図1および図3に示すように、第2円筒管20の基端に位置する接続部22の内部には、複数の貫通孔24が形成された整流板23が配置されている。これにより、第1円筒管10と、第2円筒管20との間は、水素ガスG1の一次燃焼用の第1支燃性ガスG2が流れる第2流路42とされ、整流板23よりも下流の第2流路42では、第2円筒管20に供給された第1支燃性ガスG2を、中心軸Cに沿った方向(ガス流通方向d)に沿って流すことができる。なお、本実施形態では整流板23により、第1支燃性ガスG2の流れをガス流通方向dに沿って流したが、第1支燃性ガスG2にこのような流れを形成することができるのであれば、その構造は特に限定されるものではない。
第3円筒管30の先端31は開放されており、この先端31には円形の開口が形成されている。水素ガスバーナ構造1の第2円筒管20と、第3円筒管30との間には、第3円筒管30の先端31に向かって酸素ガスを含む第2支燃性ガスG3が流れる第2流路42が形成されている。具体的には、第3円筒管30は、接続部32により接続されており、接続部22は、流量調整弁72を介して、第2支燃性ガス供給源71に接続されている。
第3円筒管30の基端に位置する接続部32の内部には、複数の貫通孔34が形成された整流板33が配置されている。これにより、第2円筒管20と、第3円筒管30との間は、水素ガスG1の二次燃焼用の第2支燃性ガスG3が流れる第2流路42とされ、整流板33よりも下流の第3流路43では、第3円筒管30に供給された第2支燃性ガスG3を、中心軸Cに沿った方向(ガス流通方向d)に沿って流すことができる。なお、本実施形態では整流板33により、第2支燃性ガスG3の流れをガス流通方向dに沿って流したが、第2支燃性ガスG3にこのような流れを形成することができるのであれば、その構造は特に限定されるものではない。
本実施形態では、好ましい態様として、第2流路42の流路断面積は、第3流路43の流路断面積よりも小さくなっている。これにより、第2流路42を流れる第1支燃性ガスG2の流量が、第3流路43を流れる第2支燃性ガスG3の流量よりも少ない状態をより簡単に実現できる。この結果、第1支燃性ガスG2による一次燃焼で、水素ガスG1を完全に燃焼させずに、第2支燃性ガスG3による二次燃焼で、一次燃焼において不燃焼となった水素ガスを完全に燃焼させることができる。
上述した第1、第2、および第3流路41、42、43を形成することができるのであれば、第1、第2、および第3円筒管10、20、30の大きさは、特に限定されるものではない。たとえば、第1円筒管10の外径は、5〜50mm、内径は、4〜30mm、肉厚は、1〜11mmであることが好ましく、第2円筒管20の外径は、30〜200mm、内径は、25〜180mm、肉厚は、1〜11mmであることが考えられる。また、第3円筒管30の外径は、45〜250mm、内径は、35〜220mm、肉厚は、1〜16mmであることが考えられる。さらに、第1〜第3円筒管の長さは、90〜220mmであることが考えられる。
本実施形態では、第1円筒管10の先端11は、第2および第3円筒管20、30の先端21、31よりも、水素ガスG1および第1および第2支燃性ガスG2、G3が流れるガス流通方向dの上流側に位置している。さらに、第3円筒管30の先端31は、第2円筒管20の先端21よりも、ガス流通方向dの上流側に位置している。
たとえば、第1円筒管の先端11と第2円筒管の先端21との距離L1は、水素ガスG1と第1支燃性ガスG2により安定した一次燃焼が可能であれば、特に限定されるものではないが、100〜210mmである。さらに、第2円筒管20の先端21と、第3円筒管30の先端31との距離L2も、第1支燃性ガスG2の不足により未燃焼となった水素ガスを燃焼させることができるのであれば、特に限定されるものではない。しかしながら、後述する発明者らの実験の結果から、少なくとも0mmよりも大きく、例えば、10〜130mmに設定される。これにより、上述した水素ガスバーナ構造1と、流量調整弁52、62、72の弁開度を調整とにより、調整される水素ガスバーナ装置100の燃焼負荷率によらず、燃焼後の排ガスのNOxの生成量を低減することができる。
さらに、水素ガスバーナ構造1は、例えば、パイロットバーナ用の点火プラグなどで例示される点火装置40を備えている。図1および図2では、点火装置40の構造を簡略化して記載しており、これらの図面では、点火装置40の点火位置(点火棒の先端)を示している。
点火装置40は、第2円筒管20の内部において、水素ガスG1と第1支燃性ガスG2とが混合された混合ガスに点火する。具体的には、本実施形態では、水素ガスG1と第1支燃性ガスG2とは、第1円筒管10の先端11の近傍において、混合されるため、点火装置40は、第1円筒管10の先端11の近傍に配置されている。
制御装置2から出力される制御信号に基づいて流量調整弁52、62、72の弁開度を調整し、設定された各ガスの流量で各ガスを水素ガスバーナ構造1に供給するように、制御装置2は、これらのガスの流量を制御(調整)する。具体的には、まず、制御装置2は、水素ガスバーナ装置100の燃焼負荷率(出力される熱量の比率)に応じて、水素ガスG1の流量を設定し、これに応じた第1支燃性ガスG2および第2支燃性ガスG3の流量を設定する。この際、水素ガスバーナ装置100の燃焼負荷率の最小値において、水素ガスG1が第1円筒管10の先端11から放出される流速が、少なくとも15m/sとなるように、流速制御用の絞り弁(図示せず)をさらに設けてもよい。
第1支燃性ガスG2および第2支燃性ガスG3の流量の設定は、以下のように行う。具体的には、第2流路42を流れる第1支燃性ガスG2の流量が、第1流路41に流れる水素ガスG1を完全燃焼させる流量よりも少なく、かつ、第3流路43を流れる第2支燃性ガスG3の流量よりも少なくなるように、これらの流量を設定する。
なお、第1支燃性ガスG2の流量は、第1流路41に流れる水素ガスG1を完全燃焼させる流量の5%以下の流量に、設定されることが好ましい。また、第2支燃性ガスG3で、未燃焼となった水素ガスG1を完全に燃焼させることができる流量に、第2支燃性ガスG3の流量が設定されることが好ましい。
このように各ガスの流量が設定された流量となるように、制御装置2は、流量調整弁52、62、72を駆動し、水素ガスG1、第1および第2支燃性ガスG2、G3の流量を調整する。本実施形態では、その好ましい態様として、制御装置2を備えた例を示したが、しかしながら、制御装置2を備えない場合は、流量調整弁52、62、72を流れる流量を直接手動で調整してもよい。また、制御装置2により、点火装置40の点火タイミングを制御してもよい。さらに、第2支燃性ガスG3が、未燃焼となった水素ガスG1を完全に燃焼させることができる充分な流量を供給できるのであれば、第2支燃性ガスG3の流量を一定とし、制御装置2は、第2支燃性ガスG3の流量を制御せず、水素ガスG1および第1支燃性ガスG2の流量のみを制御してもよい。
2.水素ガスバーナ構造1を用いた水素ガスG1の燃焼方法について
本実施形態では、図1に示す水素ガスバーナ装置100を用いて、制御装置2による流量調整弁52、62、72の駆動制御により、水素ガスG1、第1および第2支燃性ガスG2、G3の流量が以下の関係を満たした状態で、水素ガスG1を燃焼させる。
具体的には、第2流路42を流れる第1支燃性ガスG2の流量が、第1流路41に流れる水素ガスG1を完全燃焼させる流量よりも少なくなるように、水素ガスG1と第1支燃性ガスG2とを流す。これに加えて、第2流路42を流れる第2支燃性ガスG3の流量が、第3流路43を流れる第2支燃性ガスG3の流量よりも少なくなるように、第1支燃性ガスG2と第2支燃性ガスG3とを流す。
水素ガスG1、第1および第2支燃性ガスG2、G3の流量の上述した関係を、満たしつつ、点火装置40により、水素ガスG1と第1支燃性ガスG2が混合された混合ガスに点火する。
本実施形態では、同心円状に配置された第1円筒管10と第2円筒管20とにより、第1流路41から放出される水素ガスG1と、第2流路42から放出される第1支燃性ガスG2とが、略同じ方向に向かって流れる。このため、第2円筒管20の内部において、水素ガスG1と第1支燃性ガスG2とは、積極的に混合されない。さらに、第1円筒管10の先端11は、第2円筒管20の先端21よりも上流側に位置するので、第1円筒管10の先端11よりも下流側の第2円筒管20の内部において、水素ガスG1を囲うように第1支燃性ガスG2を放出させることができる。
この状態で、第1円筒管10の先端11よりも下流側の第2円筒管20の内部において、水素ガスG1と第1支燃性ガスG2とが一部混合された領域において、点火装置40で混合ガスに点火する。これにより、水素ガスG1と第1支燃性ガスG2とにより、緩慢な一次燃焼が起こる。また、本実施形態では、第2流路42を流れる第1支燃性ガスG2の流量が、第1流路41に流れる水素ガスG1を完全燃焼させる流量よりも少ないため、水素ガスG1が一次燃焼において、完全燃焼が抑えられ、緩慢な燃焼になるものと考えられる。緩慢な燃焼では火炎温度が極端に高くなりにくく、NOxの生成も抑制されると考えられる。
本実施形態では、同心円状に配置された第2円筒管20と第3円筒管30とにより、第3流路43から放出される第2支燃性ガスG3は、中心軸Cと交わる方向に流れ難い。したがって、第2支燃性ガスG3も、第1支燃性ガスG2により未燃焼となった水素ガスG1と、積極的に混合されない。これにより、未燃焼の水素ガスG1と、第2支燃性ガスG3よりにより、緩慢な二次燃焼が起こる。
また、本実施形態では、制御装置2により、第2流路42を流れる第1支燃性ガスG2の流量が、第3流路43を流れる第2支燃性ガスG3の流量よりも少なくなるように制御される。これにより、第1支燃性ガスG2による水素ガスG1の一次燃焼が制限され、その周りを流れる第2支燃性ガスG3により、未燃焼の水素ガスが二次燃焼する。
このような一次燃焼および二次燃焼により、水素ガスG1を拡散燃焼させることができるため、火炎Fの温度の上昇を抑制することができる。これにより、燃焼排ガス中のNOx濃度を低減することができるとともに、水素ガスバーナ装置100の寿命を向上させることができる。さらに、炭化水素系ガスに比べて燃焼速度が速い水素ガスであっても、これを拡散燃焼させるので、ガス流通方向dの上流側に向かう逆火を低減することができる。
特に、第3円筒管30の先端31は、第2円筒管20の先端21よりも、ガス流通方向dの上流側に位置しているので、第3流路43を流れる第2支燃性ガスG3は、中心軸Cから離れる方向に、放射状に放出される。これにより、一次燃焼において未燃焼の水素ガスG1を、第2支燃性ガスG3により、反応時間が長くなるように二次燃焼させることができる。この結果、後述するように、水素ガスバーナ装置100の燃焼負荷率によらず、燃焼後の排ガス中のNOxを低減することができる。
〔第2実施形態〕
図4は、第2実施形態に係る水素ガスバーナ構造1の模式的断面図であり、図5は、図4に示すB−B線に沿った矢視方向の断面図である。第2実施形態に係る水素ガスバーナ構造が、第1実施形態に係る水素ガスバーナ構造と相違する点は、第1円筒管に貫通孔を設けた点と、点火装置の位置である。したがって、第1実施形態と同じ構成は、その詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る水素ガスバーナ構造1は、第1円筒管10の先端11の近傍の管壁に、第1流路41と第2流路42とを連通する貫通孔16が形成されている。また、点火装置40は、貫通孔16よりも、ガス流通方向dの下流の第2流路42に配置されている。
これにより、貫通孔16を通過する僅かな水素ガスG1と第2流路42を通過する第2支燃性ガスG3とが混合され、第1円筒管10の先端11よりもガス流通方向dに沿った上流において、点火装置40により混合ガスに点火することができる。このような結果、発熱密度(エネルギ密度)の高い第1円筒管10の先端11よりも下流に、点火装置40を配置する必要がないので、点火装置40の寿命を向上させることができる。
〔第3実施形態〕
図6は、第3実施形態に係る水素ガスバーナ構造の模式的断面図である。図6に示すように、第3実施形態に係る水素ガスバーナ構造が、第1実施形態に係る水素ガスバーナ構造と相違する点は、第2円筒管20の基端26を、第3円筒管30の接続部32の内部に連通させ、第1および第2支燃性ガスG2、G3を、共通の流量調整弁82を介して支燃性ガス供給源81から供給した点である。したがって、第1実施形態と同じ構成は、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、第2円筒管20は、基端26側において、整流板23、33により挟持されている。第2円筒管20は、第2円筒管20の基端26は解放されており、第3円筒管30の接続部32内に配置されている。第3円筒管30は、接続部32に接続されており、接続部32は、流量調整弁82を介して、空気などの酸素を含む支燃性ガスGを供給する支燃性ガス供給源81に接続されている。したがって、第1および第2支燃性ガスG2、G3は、共通の支燃性ガス供給源81から供給され、これらの総流量は、1つの流量調整弁82により調整される。
ここで、各整流板23、33は、第2および第3流路42、43に流す第1および第2支燃性ガスG2、G3の流量比に応じた流量断面積比となるように、複数の貫通孔24、34が、図3に示す配列状態で形成されている。具体的には、第2流路42を流れる第1支燃性ガスG2の流量が、第3流路43を流れる第2支燃性ガスG3の流量よりも少なくなるように、整流板23、33の各貫通孔24、34の口径を設定することにより、整流板23、33の流量断面積比が設定されている。
このように、複数の貫通孔24、34が形成された各整流板23、33は、第2および第3流路42、43に流れる第1および第2支燃性ガスG2、G3の流量比を一定にする絞り部となる。そして、制御装置2が流量調整弁82の弁開度を調整(制御)しても、一定の絞り比(第1および第2支燃性ガスG2、G3を一定の流量比)で、第1および第2支燃性ガスG2、G3を、第2および第3流路42、43に流すことができる。
さらに、制御装置2から出力される制御信号に基づいて流量調整弁52、82の弁開度を調整し、設定された各ガスの流量で各ガスを水素ガスバーナ構造1に供給するように、制御装置2は、これらのガスの流量を制御(調整)する。本実施形態では、水素ガスG1の流量に対して、第1実施形態に示した、第1支燃性ガスG2の流量の関係を満たすように、制御装置2は、制御信号を出力する。これにより、制御装置2は、流量調整弁52、82を駆動させ、これらの弁開度を調整する。第2支燃性ガスG3は、第1支燃性ガスG2に対して一定の流量比で、第3流路43を流れる。
このようにして、本実施形態では、1つの流量調整弁82により、支燃性ガス供給源81からの支燃性ガスGを、一定の流量比で、第1および第2支燃性ガスG2、G3に分流することができるので、第1実施形態のものに比べて、装置構成がシンプルになる。なお、本実施形態の構造を、第2実施形態の水素ガスバーナ装置100に適用してもよい。
以下に本発明に係る実施例を説明する。
<実施例1>
第2実施形態に係る水素ガスバーナ構造1を備えた水素ガスバーナ装置100を用いて、水素ガスを燃焼させた。具体的には、第1円筒管10の内径16mm、外径34mm、第2円筒管20の内径93mm、外径102mm、および、第3円筒管30の内径118mm、外径128mmにした。第2円筒管20の先端21から第1円筒管10の先端11までの距離L1を160mmにした。第2円筒管20の先端21から第3円筒管30の先端31までの距離L2を80mmにした。
次に、水素ガスバーナ装置100の燃焼負荷率が変化するように、水素ガスG1の流量を変化させながら、水素ガスG1を第1流路41に流した。第2流路42に流れる第1支燃性ガスG2および第3流路43に流れる第2支燃性ガスG3に、空気を使用した。また、第1流路41に流れる水素ガスG1を完全燃焼させる流量の5%の流量となるように、第1支燃性ガスG2を第2流路42に流した。第1支燃性ガスG2の不足により未燃焼となった水素ガスG1を完全に燃焼させる流量となるように、第2支燃性ガスG3を第3流路43に流した。燃焼負荷率が変化に伴う、燃焼後の排ガスに含まれるNOx濃度を測定した。この結果を図7に示す。
<比較例1>
図1に示す水素ガスバーナ装置100の第1円筒管10の先端11を閉塞し、第1円筒管10の先端11の近傍の周壁に、第2流路43に連通する複数の貫通孔を設けたガスバーナ装置を準備した。比較例1では、水素ガスバーナ装置100の燃焼負荷率が変化するように、水素ガスG1の流量を変化させながら、水素ガスG1を第1流路41に流した。第2支燃性ガスG3を流さず、第1支燃性ガスG2のみを流した。第1流路41に流れる水素ガスG1を完全燃焼させる流量となるように、第1支燃性ガスG2を第2流路42に流した。燃焼負荷率が変化に伴う、燃焼後の排ガスに含まれるNOx濃度を測定した。この結果を図7に示す。
<参考例1>
比較例1のガスバーナ装置を用いて、燃焼負荷率が変化に伴う、燃焼後の排ガスに含まれるNOx濃度を測定した。参考例1では、水素ガスの代わりに炭化水素系の天然ガス(都市ガス)を用いた点が相違する。
(結果1)
図7に示すように、実施例1に係る水素ガスバーナ構造1を備えた水素ガスバーナ装置100では、比較例1のものに比べて、燃焼後の排ガス中のNOx濃度が低くなっていた。また、参考例1に係る燃焼後の排ガス中のNOx濃度は、比較例1のものよりも低かった。
この結果から、比較例1のガスバーナ装置は、第1円筒管10の先端11を閉塞し、第1円筒管10の先端11の近傍の周壁の貫通孔から、水素ガスG1が第1支燃性ガスに積極的に混合されたことにより、水素ガスが狭い空間で一気に燃焼したと考えられる。これにより、火炎の温度が高くなり、NOx濃度が実施例1のものに比べて高くなったと考えられる。
一方、参考例1では、天然ガスを用いたので、水素ガスに比べて、天然ガスの燃焼速度が遅いため、緩慢な燃焼となり、火炎の温度は、比較例1のものよりも低くなったと考えらえる。
<実施例2>
実施例1と同じようにして、水素ガスバーナ装置100を用いて、燃焼後の排ガス中のNOx濃度を測定した。実施例1と相違する点は、水素ガスバーナ装置100の燃焼負荷率が、10%、50%、100%となる条件で、水素ガスG1を、第1流路41に流し、各燃焼負荷率に対して、第2円筒管20の先端21から第3円筒管30の先端31までの距離L2を−80mm〜80mmまで変化させた。なお、距離L2がマイナスの値は、第3円筒管30の先端31が、第2円筒管20の先端21よりも上流側に位置しているときの第2円筒管20の先端21から第3円筒管30の先端31までの距離である。第2円筒管20と第3円筒管30の先端間距離とNOxの濃度との関係を図8に示す。
(結果2)
先に説明した比較例1では、図7に示すように、燃焼負荷率が20%では、燃焼後の排ガス中のNOx濃度は、50ppm程度であった。しかしながら、図8に示すように、実施例2では、燃焼負荷率が10%であり、距離L2が−80mmであっても、燃焼後の排ガス中のNOx濃度は、40ppm程度であった。この結果から、距離L2によらず、実施例2のガスバーナ装置は、比較例1のものよりも、燃焼後の排ガス中のNOx濃度が低減されていることが分かる。
さらに、図7に示す結果から、第2円筒管20の先端21から第3円筒管30の先端31までの距離L2を、0mmよりも大きくにすることにより、燃焼負荷率に拘わらず、NOx濃度を低減することができると考えられる。さらに、第2円筒管20の先端21から第3円筒管30の先端31までの距離L2を10mm以上にすることにより、より確実にNOx濃度を低減することができると考えられる。
以上、本発明の実施の形態を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1:水素ガスバーナ構造、2:制御装置、10:第1円筒管、20:第2円筒管、30:第3円筒管、41:第1流路、42:第2流路、43:第3流路、100:水素ガスバーナ装置、G1:水素ガス、G2:第1支燃性ガス、G3:第2支燃性ガス

Claims (4)

  1. 先端が開放した、第1円筒管、第2円筒管、および第3円筒管が、内側から同心円状に配置されており、
    前記第1円筒管の内部は、前記第1円筒管の先端に向かって水素ガスが流れる第1流路とされており、
    前記第1円筒管と、前記第2円筒管との間は、前記第2円筒管の先端に向かって、前記水素ガスの一次燃焼用の、酸素ガスを含む第1支燃性ガスが流れる第2流路とされており、
    前記第2円筒管と、前記第3円筒管との間は、前記第3円筒管の先端に向かって、前記水素ガスの二次燃焼用の、酸素ガスを含む第2支燃性ガスが流れる第3流路とされており、
    前記第1円筒管の先端は、前記第2および第3円筒管の先端よりも、前記水素ガスおよび前記第1および第2支燃性ガスが流れるガス流通方向の上流側に位置し、
    前記第2円筒管の内部には、前記水素ガスと前記第1支燃性ガスとが混合された混合ガスに点火する点火装置が配置されていることを特徴とする水素ガスバーナ構造。
  2. 前記第3円筒管の先端は、前記第2円筒管の先端よりも、前記ガス流通方向の上流側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の水素ガスバーナ構造。
  3. 前記第1円筒管の先端の近傍の管壁には、前記第1流路と前記第2流路とを連通する貫通孔が形成されており、前記貫通孔よりも前記ガス流通方向の下流の前記第2流路に前記点火装置が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の水素ガスバーナ構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の水素ガスバーナ構造と、前記水素ガスバーナ構造に供給する前記水素ガスと、少なくとも前記第1支燃性ガスの流量を制御する制御装置とを、備えた水素ガスバーナ装置であって、
    前記第1支燃性ガスと前記第2支燃性ガスとは同じ支燃性ガスであり、
    前記制御装置によって、前記第2流路を流れる前記第1支燃性ガスの流量が、前記第1流路に流れる水素ガスを完全燃焼させる流量よりも少なく、かつ、前記第3流路を流れる前記第2支燃性ガスの流量よりも少なくなるように、前記第1支燃性ガスの流量が調整されることを特徴とする水素ガスバーナ装置。
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