JP5704248B2 - 管状火炎バーナー - Google Patents

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Description

本発明は、管状火炎バーナーに関するものである。
図1に示すように、管状火炎バーナー10は、一端が開放された管状の燃焼室11を有し、この燃焼室11の閉塞端側に燃料ガスを吹き込むノズル12と酸素含有ガスを吹き込むノズル13がその内壁面の接線方向に向けて設けられていて、燃焼室11内に管状火炎14を形成するバーナーであり、燃焼設備の小型化と、燃焼条件によっては増加するNOxなどの有害物質、炭化水素などの未燃焼分、煤煙等の環境汚染源を低減することができる画期的なバーナーである(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平11−281015号公報 特開2012−097918号公報
このような管状火炎バーナーを熱風発生装置等として使用する場合には、燃焼排ガスを所望の温度に調整する必要があるが、上記の特許文献1には燃焼排ガスの温度調整方法については示されていない。
これに対して、特許文献2には、燃焼室の開放端側に燃焼排ガスの温度調整用ガスを吹き込むノズルを設けて、そのノズルから吹き込まれた温度調整用ガスによって燃焼排ガスの温度調整を行なうことが記載されている。
しかしながら、後述する[発明を実施するための形態]の欄で詳説するように、特許文献2に記載された技術では、失火(燃焼停止)する場合があった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、管状火炎バーナーを熱風発生装置等として使用する場合に対応して、燃焼排ガスの温度を適切に調整することができ、安定した燃焼の継続が可能な、管状火炎バーナーを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]一端が開放された管状の燃焼室を有し、この燃焼室閉塞端側に、燃料ガスを吹き込むノズルと酸素含有ガスを吹き込むノズルがその内壁面の接線方向に向けて設けられている管状火炎バーナーであって、
その燃焼室開放端側に燃焼排ガスの温度調整用ガスを吹き込むノズルが設けられているとともに、該温度調整用ガスを吹き込むノズルから吹き込まれた温度調整用ガスが前記燃料ガス吹き込みノズル側に逆流することを防止する逆流防止手段が設けられている管状火炎バーナー。
[2]前記逆流防止手段は、温度調整用ガスを吹き込むノズルからの温度調整用ガスの吹き出し方向を、管状の燃焼室の管軸に直交する面から10°〜60°下流側に傾斜させるものである前記[1]に記載の管状火炎バーナー。
[3]前記逆流防止手段は、温度調整用ガスを吹き込むノズルの上流側に配置された乱流生成機構である前記[1]に記載の管状火炎バーナー。
[4]前記乱流生成機構は、オリフィス、格子、充填層のいずれかである前記[3]に記載の管状火炎バーナー。
[5]前記温度調整用ガス吹き込みノズルは、燃焼室の内径Dの2.5〜3.5倍の距離、燃料ガス吹き込みノズルから離れている[1]に記載の管状火炎バーナー。
[6]前記温度調整用ガス吹き込みノズルは、燃焼室の内径Dの3.5〜6倍の距離、燃料ガス吹き込みノズルから離れている請求項1に記載の管状火炎バーナー。
[7] 一端が開放された管状の燃焼室を有し、この燃焼室閉塞端側に、燃料ガスを吹き込むノズルと酸素含有ガスを吹き込むノズルがその内壁面の接線方向に向けて設けられている管状火炎バーナーであって、
その燃焼室開放端側に燃焼排ガスの温度調整用ガスを吹き込むノズルが設けられており、温度調整用ガスを吹き込むノズルからの温度調整用ガスの吹き出し方向が、管状の燃焼室の管軸に直交する面から10°〜60°下流側に傾斜している管状火炎バーナー。
[8]前記温度調整用ガスの吹き出し方向が、管状の燃焼室の管軸に直交する面から25°〜60°下流側に傾斜している[7]に記載の管状火炎バーナー。
本発明においては、管状火炎バーナーを熱風発生装置等として使用する場合に対応して、燃焼排ガスの温度を適切に調整することができ、安定した燃焼の継続が可能な、管状火炎バーナーとなっている。
従来の管状火炎バーナーを示す図である。 本発明の実施形態において基礎とした管状火炎バーナーを示す図である。 本発明の実施形態1における管状火炎バーナーを示す図である。 本発明の実施形態1における管状火炎バーナーでの温度調整用ガス吹き込みノズル設置位置の横断面図である。 本発明の実施形態1における管状火炎バーナーの他の例を示す図である。 本発明の実施形態1における管状火炎バーナーの他の例での温度調整用ガス吹き込みノズル設置位置の横断面図である。 本発明の実施形態1における管状火炎バーナーの他の例を示す図である。 本発明の実施形態1における管状火炎バーナーの他の例での温度調整用ガス吹き込みノズル設置位置の横断面図である。 本発明の実施形態1における管状火炎バーナーの他の例を示す図である。 本発明の実施形態1における管状火炎バーナーの他の例での温度調整用ガス吹き込みノズル設置位置の横断面図である。 本発明の実施形態2における管状火炎バーナーを示す図である。 本発明の実施形態2における管状火炎バーナーを示す図である。 本発明の実施形態2における管状火炎バーナーを示す図である。 本発明の実施形態2における管状火炎バーナーでの温度調整用ガス吹き込みノズル設置状態を示す横断面図である。 本発明の実施形態2における管状火炎バーナーでの他の温度調整用ガス吹き込みノズル設置状態を示す横断面図である。 本発明の実施形態2における管状火炎バーナーでの他の温度調整用ガス吹き込みノズル設置状態を示す横断面図である。 管状火炎バーナーの性能を確認するための燃焼試験装置を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、特許文献1に記載された従来の管状火炎バーナーを示す図である。そして、図2は、本発明の一実施形態において基礎とした温度調整用ガス吹き込みノズルを有する管状火炎バーナー10Aを示すものであり、前述した特許文献2に記載の管状火炎バーナーに対応している。
図2の管状火炎バーナー10Aは、図1に示した従来の管状火炎バーナー10のように、一端が開放された管状の燃焼室11を有し、この燃焼室11の閉塞端側に、燃料ガスを吹き込むノズル(燃料ガス吹き込みノズル)12と酸素含有ガスを吹き込むノズル(酸素含有ガス吹き込みノズル)13がその内壁面の接線方向に向けて設けられ、燃焼室11内に管状火炎14を形成する。さらに、燃料ガス吹き込みノズル12と酸素含有ガス吹き込みノズル13に加えて、燃焼室11の開放端側に燃焼排ガス19の温度を調整するための温度調整用ガス17を吹き込むノズル(温度調整用ガス吹き込みノズル)16が燃焼室11の内壁面の接線方向に向けて設けられている。
この管状火炎バーナー10Aは、温度調整用ガス吹き込みノズル16から温度調整用ガス17を吹き込んで混合させることにより、燃焼排ガス19の温度を調整することができる。
しかしながら、この管状火炎バーナー10Aでは、低温(例えば常温)の温度調整用ガス17を一定量以上吹き込んだ場合、失火(燃焼停止)してしまうことがあった。さらに、燃料ガスの発熱量が低く管状火炎14の長さが長い場合は、より少量の温度調整用ガス17で失火が観測された。
そこで、本発明者らは、その失火の原因について、燃焼試験装置を用いた燃焼試験や数値シミュレーションなどによって検討を行った。その結果、この失火は以下のメカニズムで生じることが明らかになった。
(a)完全燃焼前における温度調整用ガスの混合による燃焼停止
特許文献1に記載されている従来の管状火炎バーナー10では、燃焼室11の長さは燃焼室11の直径Dに対して必ずしも長い必要は無いが、それは温度調整用ガス17の混合が無い場合に限られる。温度調整用ガス17の混合がなければ、一度着火した燃料ガスは消えることなく燃焼を完了することができるからである。物質が燃焼するためには、燃料、酸素、ガス温度の3つが不可欠であるが、この管状火炎バーナー10Aにおいて、温度調整用ガス17として常温のガスを管状火炎14に混合させると、管状火炎14の温度が急激に低下し失火してしまう。なお、温度調整用ガス17として、常温の可燃性ガス、空気、不活性ガス(アルゴン)の3種類を使用したが、いずれも失火しており、管状火炎14の温度低下が最大の原因であることが確認された。
(b)温度調整用ガスの上流への逆流
従来の考え方からすると、この管状火炎バーナー10Aでは、温度調整用ガス吹き込みノズル16から燃焼室11の内壁面の接線方向に向けて吹き込まれた温度調整用ガス17は、その吹き込まれた位置から下流側にしか供給されず、上流側の管状火炎14に影響する(燃焼していた管状火炎14を消す)とは考えられなかった。しかしながら、実際には、温度調整用ガス17の吹き込みによって、吹き込み位置および下流側の管状火炎14の径の縮小だけでなく、上流側の管状火炎14の径も縮小される現象が燃焼試験で観察された。さらに、数値シミュレーションの結果、たとえ管状火炎14の排ガス(燃焼排ガス)19が下流に向かって流れていても、温度調整用ガス吹き込みノズル16から吹き込まれた後の温度調整用ガス17がその吹き込み位置から同心円状に拡散しようとして、図2に示すように、短距離ではあるが、温度調整用ガス17の一部18が燃焼室11の内壁面に沿って上流側に遡る(逆流する)ことが分かった。
本発明者らは、以上の結果から、以下の結論が得られた。
失火を的確に防止しつつ、温度調整用ガス17を混合するには、管状火炎14を形成するガスである燃料ガスおよび酸素含有ガスが燃焼を完了した後の位置に、温度調整用ガス17を吹き込み、かつ、温度調整用ガス17が燃料ガス吹き込みノズル12側に逆流することを防止する必要がある。具体的には、管状火炎14が形成される位置より下流に、温度調整用ガス17を吹き込み、かつ、温度調整用ガス17が燃料ガス吹き込みノズル12側に逆流することを防止する必要がある。
そして、逆流の防止を実現するものとして、以下に述べる本発明の実施形態(実施形態1、実施形態2)における管状火炎バーナーを想到した。
実施形態1
図3は、本発明の実施形態1における管状火炎バーナー10Bを示すものであり、図4は、その管状火炎バーナー10Bにおける温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置状態を示す横断面図である。
この実施形態1における管状火炎バーナー10Bでは、図2に示したような、温度調整用ガス17の一部18が上流側に逆流するのを防止するようにしている。
すなわち、図3に示すように、温度調整用ガス17が、管状の燃焼室11の管軸に直交する方向から所定の角度θだけ下流側に傾斜した方向に向かって吹き込まれるように、温度調整用ガス吹き込みノズル16を角度θだけ傾斜させて取り付けている。具体的には、角度θを10°〜60°としている(10°≦θ≦60°)。角度θは、25°〜60°であるのが好ましい。
ちなみに、数値シミュレーションにより、角度θが10°以上では温度調整用ガス17の逆流が減少し、角度θが45°で温度調整用ガス17の逆流が殆ど消滅することが確認されている。また、角度θを60°以下にすれば、燃焼室11との干渉が少なく製作が非常に容易になる。
なお、温度調整用ガス17が角度θだけ下流側に傾斜した方向に向かって吹き込まれるようにするためには、温度調整用ガス吹き込みノズル16を角度θだけ傾斜させて取り付ける以外に、調整用ガス吹き込みノズル16の内部に温度調整用ガス17の流れを角度θだけ傾斜させる機構(例えば整流板25)を設けることでもよい。
このようにして、この実施形態1における管状火炎バーナー10Bは、温度調整用ガス17の吹き込み角度を所定の角度θ(10°≦θ≦60°)だけ下流側に傾斜させることによって、温度調整用ガス17の逆流を防止し、その結果、燃焼室11の長さを短くしたままで、失火を的確に防止しつつ、燃焼排ガス19の温度を適切に調整することができる。
なお、この管状火炎バーナー10Bでは、図4に温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置位置の横断面図を示したように、1本の温度調整用ガス吹き込みノズル16から燃焼室11の内壁面の接線方向に向けて温度調整用ガス17を吹き込むようになっているが、他の設置状態をとることも可能である。
例えば、図5に示す管状火炎バーナー10Bの如く、図6にその管状火炎バーナー10Bにおける温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置位置の横断面図を示すように、複数本(図6では3本)の温度調整用ガス吹き込みノズル16から燃焼室11の内壁面の接線方向に向けて温度調整用ガスを17吹き込むようにしてもよい。
また、必ずしも燃焼室11の内壁面の接線方向に向けて温度調整用ガスを吹き込むようにしなくてもよく、図7に示す管状火炎バーナー10Bの如く、図8にその管状火炎バーナー10Bにおける温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置位置の横断面図を示すように、所定の本数(図8では3本)の温度調整用ガス吹き込みノズル16から燃焼室11の中心部に向けて温度調整用ガス17を吹き込むようにしてもよい。
さらに、図9に示す管状火炎バーナー10Bの如く、図10にその管状火炎バーナー10Bにおける温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置位置の横断面図を示すように、燃焼室11の内径を管状火炎14の先端部近傍で一端縮小し、その縮小した位置で所定の本数(図10では3本)の温度調整用ガス吹き込みノズル16から燃焼室11の中心部に向けて温度調整用ガス17を吹き込むようにしてもよい。
なお、温度調整用ガス吹き込みノズル16の形状は、管状火炎バーナー10B(図3、図4)のように、矩形断面ノズル(スリットノズル)であってもよいし、管状火炎バーナー10B(図5、図6)、管状火炎バーナー10B(図7、図8)、管状火炎バーナー10B(図9、図10)のように、円形断面ノズルであってもよい。
要するに、温度調整用ガスの所望の流量・流速が得られるように、温度調整用ガス吹き込みノズル16の形状と寸法と本数を定めればよい。
実施形態2
図11、図12、図13は、それぞれ本発明の実施形態2における管状火炎バーナー10C、10D、10Eを示すものである。
この実施形態2における管状火炎バーナー10C、10D、10Eでは、管状火炎14の燃焼を積極的に加速して燃焼が完了する位置を、自然に燃焼が完了する位置から上流側に移動させ、その下流側に温度調整用ガス吹き込みノズル16を設置するようにしている。
すなわち、管状火炎14の下流側でかつ温度調整用ガス吹き込みノズル16の上流側に乱流生成機構20を設置して、管状火炎14の温度を温度調整用ガス17の逆流により低下させること無く、高温のまま酸素と燃料ガスの混合・燃焼を加速して強制的に燃焼を完了させるようにしている。
具体的には、図11に示す管状火炎バーナー10Cでは、乱流生成機構20として、オリフィス21を設置している。また、図12に示す管状火炎バーナー10Dでは、乱流生成機構20として、格子(メッシュ)22を設置している。また、図13に示す管状火炎バーナー10Eでは、乱流生成機構20として、充填層23(例えば、球状セラミックを焼結させた物)を設置している。
なお、この乱流生成機構20の設置により、温度調整用ガス17が燃焼室11の内壁面に沿って上流側に逆流することが阻止され、管状火炎14の安定性を損なわせない効果もある。
このようにして、この実施形態2における管状火炎バーナー10C、10D、10Eは、管状火炎14の下流側に乱流生成機構20を設置することによって、燃焼室11の長さを短くしたままで、失火を的確に防止しつつ、燃焼排ガス19の温度を適切に調整することができる。
なお、この実施形態2(図11〜図13)においては、図14に温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置位置の横断面図を示すように、1本の温度調整用ガス吹き込みノズル16から燃焼室11の内壁面の接線方向に向けて温度調整用ガス17を吹き込むようになっているが、他の設置状態をとることも可能である。
例えば、図15に横断面図を示すように、複数本(図15では3本)の温度調整用ガス吹き込みノズル16から燃焼室11の内壁面の接線方向に向けて温度調整用ガスを17吹き込むようにしてもよい。また、必ずしも燃焼室11の内壁面の接線方向に向けて温度調整用ガスを吹き込むようにしなくてもよく、例えば、同じく図16に横断面図を示すように、所定の本数(図16では3本)の温度調整用ガス吹き込みノズル16から燃焼室11の中心部に向けて温度調整用ガス17を吹き込むようにしてもよい。
なお、温度調整用ガス吹き込みノズル16の形状は、管状火炎バーナー10C(図11、図14)、管状火炎バーナー10D(図12、図14)、管状火炎バーナー10E(図13、図14)のように、矩形断面ノズル(スリットノズル)であってもよいし、図15、図16のように、円形断面ノズルであってもよい。
要するに、温度調整用ガスの所望の流量・流速が得られるように、温度調整用ガス吹き込みノズル16の形状と寸法と本数を定めればよい。
そして、本発明においては、使用する燃料ガスに特に限定を加えるものではないが、図2に示したようにして温度調整用ガス17の吹き込みを行うと失火する可能性が高い低発熱量ガスを燃料ガスとして用いる際に、その効果が大きい。前記低発熱量ガスは、例えば、高炉ガス(BFG)、CDQガス、可燃成分を少量含む排ガス等のような発熱量が600〜900kcal/Nm、特に600〜800kcal/Nmの低発熱量ガスである。
また、温度調整用ガス吹き込みノズル16を設置する位置については、管状火炎14を形成するガス(燃料ガスおよび酸素含有ガス)が燃焼を完了した後の位置が良い。この位置は、燃料ガスの発熱量や燃焼室内でのガス流速によって変わる。
例えば、比較的発熱量が高いガスを燃料ガスとして用いた場合は、燃料ガス吹き込みノズル12の設置位置と温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置位置との距離Lが燃焼室11の内径Dの2.5〜3.5倍となる位置とするのが好ましく、2.5〜3.0倍となる位置が燃焼室11の長さ(バーナー長)をより短くできるのでより好ましい。
一方、発熱量が800kcal/Nm以下の低発熱量ガスを燃料ガスとして用いた場合は、燃料ガス吹き込みノズル12の設置位置と温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置位置との距離Lが燃焼室11の内径Dの3.5〜6倍となる位置とするのが好ましく、4.0〜5.0倍となる位置が燃焼室11の長さ(バーナー長)をより短くできるのでより好ましい。
このように、燃料ガスの発熱量によって、必要な燃焼室11の長さ(管状火炎燃焼帯長さ)は変わるが、いずれの場合でも、本発明によって燃焼室11の長さを短くすることが容易になる。
また、温度調整用ガスについては、燃焼排ガスを所望の温度に調整できるように温度調整用ガスの温度と供給量を設定すればよい。例えば、燃焼排ガスを高炉に予熱ガスとして吹き込む場合、予熱ガスの温度は500℃以上、好ましくは800℃以上が望ましいので、このような予熱ガス温度になるように温度調整用ガスの温度と供給量を設定すればよい。その際に、温度調整用ガスに予熱ガスの組成調整という役割も持たせたい場合には、温度調整用ガスとしてCO、Hなどの還元ガスを含むものが好ましい。例えば、高炉ガス、転炉ガス、コークス炉ガス等の1種以上を用いることができ、特に、高炉ガスの一部を抜き出して温度調整用ガスとして用いることが好ましい。
実施例1
本発明の実施例1として、図17に示す燃焼試験装置30を用いて、上述した本発明の実施形態1における管状火炎バーナー10Bの性能の確認を行った。
その際に、炉体31に取り付けられた管状火炎バーナー10の燃料ガスとしてはLPG(プロパンガス)を窒素により10倍に希釈した希釈LPG(希釈プロパンガス、発熱量2400kcal/Nm)を使用し、酸素含有ガスとしては空気を使用した。そして、それぞれ燃焼室11の内壁面の接線方向に向かって吹き込まれる燃料ガスの速度と空気の速度が、燃焼室11内で混合した後のガス速度の約9倍になるように、燃料ガス吹き込みノズル12と酸素含有ガス吹き込みノズル13のサイズを調整した。
また、温度調整用ガス17としては、窒素で10倍に希釈した希釈LPG(希釈プロパンガス)、窒素、空気の3種類を用い、その吹き込み量は燃焼排ガス量と同じとし、吹き込み速度は燃焼室11内で混合した後のガス速度の約9倍になるように、温度調整用ガス吹き込みノズル16のサイズを調整した。
なお、燃焼室11の内径は約200mmであり、温度調整用ガスの吹き込み位置の影響を調査するため、管状火炎バーナー10の全長は3mとなっている。
そして、温度調整用ガス17を吹き込まない場合は、燃焼排ガスの温度が2000℃近くなることから、炉体31からの燃焼排ガスを散水装置32によって冷却した後に煙突33より排出することとした。また、炉体31全体は耐火物で覆い、上部屋根部分と散水装置32までの配管は水冷構造とした。管状火炎バーナー10の後端には、覗き眼鏡、点火プラグ、輝度検知器が設置されており、失火は輝度検知器より検知され、瞬時にプロパンガス供給が停止される機構となっている。
以下に、それぞれの管状火炎バーナーの性能を調査、確認した結果を述べる。なお、温度調整用ガス17として、希釈LPG(希釈プロパンガス)、窒素、空気のいずれを用いた場合も結果は同じであったので、ここでは、温度調整用ガス17として空気を用いた場合について述べる。
まず、本発明の実施形態1の基礎とした管状火炎バーナー10Aの性能を確認するために、燃料ガス吹き込みノズル12の設置位置から温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置位置までの距離Lを変更する実験を行った。
その結果、距離Lが燃焼室11の内径Dの2.5倍の場合は、温度調整用ガス(空気)を混合すると同時に失火した。温度調整用ガス(空気)を混合した状態では点火プラグによる点火もできなかった。また、距離Lが燃焼室の内径Dの3倍の場合は、温度調整用ガス(空気)を吹き込むと、燃焼はするものの最長でも20分しか連続燃焼せず、失火に伴う再点火が不可欠であった。一方、距離Lが燃焼室11の内径Dの3.5倍の場合は、温度調整用ガス(空気)を吹き込んでも連続的に燃焼し、少なくとも60分の安定燃焼が確認できた。また、距離Lが燃焼室11の内径Dの4倍以上の場合も60分以上の安定燃焼が確認できた。
これに対して、上述した本発明の実施形態1における管状火炎バーナー10Bの性能を確認するために、温度調整用ガス吹き込みノズル16の傾斜角度θを30°にして取り付け、燃料ガス吹き込みノズル12の設置位置から温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置位置までの距離Lを変更する実験を行った。なお、その際、温度調整用ガス17の整流効果を上げるために、温度調整用ガス吹き込みノズル16の内部に4枚の整流板25を設置した。
その結果、距離Lが燃焼室11の内径Dの2.5倍、3.5倍のいずれの場合も、60分以上の安定燃焼を確認することができた。
次に、燃料ガスを高炉ガス(発熱量760kcal/Nm)に変更するとともに、温度調整用ガス17も高炉ガスに変更し、酸素含有ガスはそのまま空気を使用して、上記と同様の実験を行なった。
その結果、本発明の実施形態1の基礎とした管状火炎バーナー10Aでは、距離Lが燃焼室11の内径Dの3倍の場合は、温度調整用ガス(空気)を混合すると同時に失火した。また、距離Lが燃焼室の内径Dの3.5倍、4倍、5倍の場合は、それぞれ最長で5分、20分、60分の連続燃焼であった。一方、距離Lが燃焼室11の内径Dの6倍の場合は、60分以上の安定燃焼が確認できた。
これに対して、本発明の実施形態1における管状火炎バーナー10Bでは、距離Lが燃焼室11の内径Dの3倍の場合は、最長で60分の連続燃焼であった。また、距離Lが燃焼室の内径Dの3.5倍、4倍、5倍、6倍の場合は、いずれも60分以上の安定燃焼が確認できた。
なお、本発明の実施形態1における管状火炎バーナー10Bの他の例である管状火炎バーナー10B(図5、図6)、管状火炎バーナー10B(図7、図8)、管状火炎バーナー10B(図9、図10)についても、上記の管状火炎バーナー10Bに対する実験と同様の実験を行なったところ、いずれも管状火炎バーナー10Bと同様の結果が得られた。
このようにして、本発明の有効性を明らかにすることができた。
実施例2
本発明の実施例2として、図17に示す燃焼試験装置30を用いて、上述した本発明の実施形態2における管状火炎バーナー10C、10D、10Eの性能の確認を行った。
その際に、炉体31に取り付けられた管状火炎バーナー10の燃料ガスとしてはLPG(プロパンガス)を窒素により10倍に希釈した希釈LPG(希釈プロパンガス、発熱量2400kcal/Nm)を使用し、酸素含有ガスとしては空気を使用した。そして、それぞれ燃焼室11の内壁面の接線方向に向かって吹き込まれる燃料ガスの速度と空気の速度が、燃焼室11内で混合した後のガス速度の約9倍になるように、燃料ガス吹き込みノズル12と酸素含有ガス吹き込みノズル13のサイズを調整した。
また、温度調整用ガス17としては、窒素で10倍希釈した希釈LPG(希釈プロパンガス)、窒素、空気の3種類を用い、その吹き込み量は燃焼排ガス量と同じとし、吹き込み速度は燃焼室11内で混合した後のガス速度の約9倍になるように、温度調整用ガス吹き込みノズル16のサイズを調整した。
なお、燃焼室11の内径は約200mmであり、温度調整用ガス17の吹き込み位置の影響を調査するため、管状火炎バーナー10の全長は3mとなっている。
そして、温度調整用ガス17を吹き込まない場合は、燃焼排ガスの温度が2000℃近くなることから、炉体31からの燃焼排ガスを散水装置32によって冷却した後に煙突33より排出することとした。また、炉体31全体は耐火物で覆い、上部屋根部分と散水装置32までの配管は水冷構造とした。管状火炎バーナー10の後端には、覗き眼鏡、点火プラグ、輝度検知器が設置されており、失火は輝度検知器より検知され、瞬時にプロパンガス供給が停止される機構となっている。
以下に、それぞれの管状火炎バーナーの性能を調査、確認した結果を述べる。なお、温度調整用ガス17として、希釈LPG(希釈プロパンガス)、窒素、空気のいずれを用いた場合も結果は同じであったので、ここでは、温度調整用ガス17として空気を用いた場合について述べる。
まず、実施例1と同様に、本発明の実施形態2の基礎とした管状火炎バーナー10Aの性能を確認するために、燃料ガス吹き込みノズル12の設置位置から温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置位置までの距離Lを変更する実験を行った。
その結果、実施例1と同様に、距離Lが燃焼室11の内径Dの2.5倍の場合は、温度調整用ガス(空気)を混合すると同時に失火した。温度調整用ガス(空気)を混合した状態では点火プラグによる点火もできなかった。また、距離Lが燃焼室の内径Dの3倍の場合は、温度調整用ガス(空気)を吹き込むと、燃焼はするものの最長でも20分しか連続燃焼せず、失火に伴う再点火が不可欠であった。一方、距離Lが燃焼室11の内径Dの3.5倍の場合は、温度調整用ガス(空気)を吹き込んでも連続的に燃焼し、少なくとも60分の安定燃焼が確認できた。また、距離Lが燃焼室11の内径Dの4倍以上の場合も60分以上の安定燃焼が確認できた。
これに対して、本発明の実施形態2における管状火炎バーナー10C、10D、10Eの性能を確認するために、温度調整用ガス吹き込みノズル16の直ぐ上流側に乱流生成機構20(オリフィス21、格子22、充填層23)を設置し、燃料ガス吹き込みノズル12の設置位置から温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置位置までの距離Lを変更する実験を行った。なお、オリフィス21は内径120mmの穴が開いたリング状のセラミック板を用いた。これにより、燃焼室11の流路断面積が一時的に半減し、圧損が上昇することになる。格子22はセラミック製の縦と横ともに8本格子の物を用いた。これにより、燃焼室11の流路断面積が一時的に半減する。充填層23は燃焼室11の内径Dの1/10の直径のセラミック粒子を5層分焼結させて用いた。
その結果、距離Lが燃焼室11の内径Dの2.5倍、3.5倍のいずれの場合も、60分以上の安定燃焼を確認することができた。
次に、燃料ガスを高炉ガス(発熱量760kcal/Nm)に変更するとともに、温度調整用ガス17も高炉ガスに変更し、酸素含有ガスはそのまま空気を使用して、上記と同様の実験を行なった。
その結果、本発明の実施形態2の基礎とした管状火炎バーナー10Aでは、距離Lが燃焼室11の内径Dの3倍の場合は、温度調整用ガス(空気)を混合すると同時に失火した。また、距離Lが燃焼室の内径Dの3.5倍、4倍、5倍の場合は、それぞれ最長で5分、20分、60分の連続燃焼であった。一方、距離Lが燃焼室11の内径Dの6倍の場合は、60分以上の安定燃焼が確認できた。
これに対して、本発明の実施形態2における管状火炎バーナー10C、10D、10Eでは、距離Lが燃焼室11の内径Dの3倍の場合は、最長で60分の連続燃焼であった。また、距離Lが燃焼室の内径Dの3.5倍、4倍、5倍、6倍の場合は、いずれも60分以上の安定燃焼が確認できた。
なお、本発明の実施形態2における管状火炎バーナー10C、10D、10Eの温度調整用ガス吹き込みノズル16の設置状態(図14)を他の設置状態(図15、図16)にした場合についても、上記の管状火炎バーナー10C、10D、10E(いずれも図14)に対する実験と同様の実験を行なったところ、いずれの場合も、管状火炎バーナー10C、10D、10E(いずれも図14)と同様の結果が得られた。
このようにして、本発明の有効性を明らかにすることができた。
10 管状火炎バーナー
10A 管状火炎バーナー
10B 管状火炎バーナー
10B 管状火炎バーナー
10B 管状火炎バーナー
10B 管状火炎バーナー
10C 管状火炎バーナー
10D 管状火炎バーナー
10E 管状火炎バーナー
11 燃焼室
12 燃料ガス吹き込みノズル
13 酸素含有ガス吹き込みノズル
14 管状火炎
16 温度調整用ガス吹き込みノズル
17 温度調整用ガス
18 温度調整用ガスの逆流部分
19 燃焼排ガス
20 乱流生成機構
21 オリフィス
22 格子
23 充填層
25 整流板
30 燃焼試験装置
31 炉体
32 散水装置
33 煙突

Claims (8)

  1. 一端が開放された管状の燃焼室を有し、この燃焼室閉塞端側に、燃料ガスを吹き込むノズルと酸素含有ガスを吹き込むノズルがその内壁面の接線方向に向けて設けられている管状火炎バーナーであって、
    その燃焼室開放端側の燃料ガスおよび酸素含有ガスが燃焼を完了した後の位置に燃焼排ガスの温度調整用ガスを吹き込むノズルが設けられているとともに、該温度調整用ガスを吹き込むノズルから吹き込まれた温度調整用ガスが前記燃料ガス吹き込みノズル側に逆流することを防止する逆流防止手段が設けられている管状火炎バーナー。
  2. 前記逆流防止手段は、温度調整用ガスを吹き込むノズルからの温度調整用ガスの吹き出し方向を、管状の燃焼室の管軸に直交する面から10°〜60°下流側に傾斜させるものである請求項1に記載の管状火炎バーナー。
  3. 前記逆流防止手段は、温度調整用ガスを吹き込むノズルの上流側に配置された乱流生成機構である請求項1に記載の管状火炎バーナー。
  4. 前記乱流生成機構は、オリフィス、格子、充填層のいずれかである請求項3に記載の管状火炎バーナー。
  5. 前記温度調整用ガス吹き込みノズルは、燃焼室の内径Dの2.5〜3.5倍の距離、燃料ガス吹き込みノズルから離れている請求項1に記載の管状火炎バーナー。
  6. 前記温度調整用ガス吹き込みノズルは、燃焼室の内径Dの3.5〜6倍の距離、燃料ガス吹き込みノズルから離れている請求項1に記載の管状火炎バーナー。
  7. 一端が開放された管状の燃焼室を有し、この燃焼室閉塞端側に、燃料ガスを吹き込むノズルと酸素含有ガスを吹き込むノズルがその内壁面の接線方向に向けて設けられている管状火炎バーナーであって、
    その燃焼室開放端側の燃料ガスおよび酸素含有ガスが燃焼を完了した後の位置に燃焼排ガスの温度調整用ガスを吹き込むノズルが設けられており、
    温度調整用ガスを吹き込むノズルからの温度調整用ガスの吹き出し方向が、管状の燃焼室の管軸に直交する面から10°〜60°下流側に傾斜している管状火炎バーナー。
  8. 前記温度調整用ガスの吹き出し方向が、管状の燃焼室の管軸に直交する面から25°〜60°下流側に傾斜している請求項7に記載の管状火炎バーナー。
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