JP2018084889A - 操作シートおよび情報端末 - Google Patents
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Abstract
Description
また、視覚に障碍を持たない方々にとっても、熱膨張性シート上に形成した凹凸と画像の組合せに限られず、更に多用な情報伝達が行えることが望ましい。
そこで、本発明は、触感を利用した操作入力による的確な情報伝達を課題とする。
表面に凸部または/および凹部が形成された操作シートであって、
接触を検知するタッチパネルディスプレイを備えた情報端末の上に載置されて、前記凸部または前記凹部を押下することにより、前記情報端末に所定の操作情報を入力する、
ことを特徴とする操作シートである。
図1は、本実施形態の操作シート4を載置したタブレット端末1の断面図を示す。この断面図は、タブレット端末1の上部が図の右側であり、下部が図の左側である。
操作シート4は、発泡樹脂層が熱によって発泡した2枚のシートを貼り合わせたものである。操作シート4は、裏面側が抵抗膜方式のタッチパネルディスプレイ2の表面と重ねあわせて保持可能なように構成されている。
操作シート4の表面側の凹部は様々な高さで形成されているが、裏面側の凸部は均一である。これにより、タッチパネルディスプレイ2の上に載置されたときの歪みを抑制することができる。
タッチパネルディスプレイ2は、上部フィルム21が貼り付けられた上部導電層22は、絶縁部23によって両端が支持されて、下部導電体24から所定間隔だけ離れている。下部導電体24は、表面にはマイクロドット・スペーサ25が所定間隔で配置され、裏面側は下部支持体26によって支持されている。タッチパネルディスプレイ2は、任意位置が押下されたときに上部導電層22が撓んでマイクロドット・スペーサ25に接触することにより、位置情報を検知する。FPC(Flexible printed circuits)27は、このタッチパネルディスプレイ2が押された位置を検知する回路を含んでいる。
タッチパネルディスプレイ2の外周部には、このコードシンボルを読み取り可能なカメラ3が設けられている。操作シート4をタッチパネルディスプレイ2に挟持または貼り合わせる際に、制御部14は、カメラ3によって操作シート4の種類を識別する。更に制御部14は、この操作シート4に対応した操作画面をタッチパネルディスプレイ2に表示する。これにより視覚障碍者は、この操作シート4による操作が可能となる。
これに対して、第1の実施形態の操作シート4は、第1の熱膨張性シートと、第1の熱膨張性シートの鏡像に形成された第2の熱膨張性シートから、それぞれ基材を除去して裏面同士を貼り合わせて形成される。つまり、操作シートの裏面には、表面に形成された凸部または/および凹部に対応する位置に、凸部が形成されている。この操作シート4の製造方法については、後記する図21から図28で説明する。基材が除去されたことにより、操作シート4は可撓性を有するので、押下された位置を好適にタッチパネルディスプレイ2に伝えることができる。更に、操作シート4とタッチパネルディスプレイ2とは、操作領域である凸部で接触し、操作領域でない部分は接触していないので、操作領域が押されたことを好適にタッチパネルディスプレイ2に伝達可能である。これにより、押下された位置に応じた内容・情報を例えば音声など触覚以外の手段・方法により伝達することが可能なデバイス、装置として提供することができる。
タブレット端末1は、タッチパネルディスプレイ2、カメラ3、記憶部13、制御部14、電源部15、スピーカ16を備えている。
タッチパネルディスプレイ2は、タッチパネルに液晶表示パネルが張り合わされて構成され、図1に示す操作シート4が載置されて、タブレット端末1の操作に用いられる。
カメラ3は、ここでは後記する制御部14と組み合わせて、コードシンボル読取手段として動作する。
制御部14は、例えば不図示のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read only memory)、RAM(Random Access Memory)を含んで構成され、このタブレット端末1を統括して制御する。図1に示す操作シート4が載置されたとき、制御部14は、アプリケーション131を実行することにより、この操作シート4に対応する操作画面をタッチパネルディスプレイ2に表示させる。
電源部15は、例えば二次電池とDC−DCコンバータで構成され、このタブレット端末1の各部の電力を供給する。
スピーカ16は、制御部14から出力された信号を音声として報知する。これにより、視覚障碍者に対して処理結果などを報知することができる。なお、タブレット端末1は、制御部14から出力された信号をバイブレータによる低周波振動として報知してもよい。
タブレット端末1は、筐体17の正面にタッチパネルディスプレイ2が嵌め込まれ、その下側にカメラ3が配置されている。このカメラ3は、自身の直上に載置された物体に対しても焦点が合うように構成されている。タッチパネルディスプレイ2の上側には、操作シート4を留める留め具18が設けられている。
ユーザが操作シート4をタブレット端末1に載せると(ステップS10)、図4の操作処理が開始する。
最初、タブレット端末1の制御部14は、コードシンボルが読み取れていない間(ステップS11→No)、このコードシンボルの読み取り処理を繰り返す。ユーザが操作シート4とタッチパネルディスプレイ2を重ね合わせると、タブレット端末1は、コードシンボルを読み取ることができる。
制御部14は、操作入力を検知したならば(ステップS15→Yes)、制御部14は、その操作入力に応じた処理を実行して(ステップS16)、ステップS15の処理に戻る。操作入力に応じた処理とは、例えば音声情報を記憶部13より読み出し、スピーカ16を通して外部に音声情報として報知する処理のことをいう。
また、フローチャートには図示していないが、ユーザが操作シート4をタブレット端末1から取り去ると、ステップS15に示したループ処理は終了する。
図5は、操作シート4aに対応する操作画面5aを表示したタブレット端末1を示す図である。
操作画面5aは、タブレット端末1のタッチパネルディスプレイ2上に表示されている。操作画面5aには、地図が表示されている。例えば、この地図の道路領域51Aをタップすると、タブレット端末1は、タップされた道路領域51Aに関する説明音声情報を記憶部13より読み出し、スピーカ16を通して外部に音声情報として報知する。この処理は、図4に示したステップS16の処理に対応する。
タブレット端末1に操作シート4aを載置することにより、タブレット端末1は、操作画面5aを表示する。
操作シート4aは、地図を立体で示したものであり、例えば道路41Aが凸部として形成されている。操作シート4aの表面から見て左下には、切欠49が設けられている。切欠49により、視覚障碍者は、操作シート4aの表裏と上下とを判断可能である。
操作シート4aの裏面には、表面の凹凸に対して鏡像となる凹凸が形成されている。例えば、裏面側道路41Bは、図6に示した道路41Aの鏡像であり、操作シート4aの裏面側かつ道路41Aに対応する位置に形成されている。
操作シート4aの裏面下部には、コードシンボル44が印刷されている。コードシンボル44には、この操作シート4aに応じたアプリケーションの情報と、その操作画面の情報とを含んでいる。コードシンボル44は、図3に示したカメラ3の撮影範囲よりも、ひと回り小さい。よって、操作シート4aがカメラ3を覆うように載置されているときに、カメラ3は、コードシンボル44を読み取ることができる。切欠49は、操作シート4aの裏面においては右下となる。
操作シート4aは、タブレット端末1の上部に設けられた留め具18により留められている。操作シート4aは、カメラ3を覆うように載置されており、裏面のカメラ3の位置には、コードシンボル44(図7参照)が印刷されている。これにより、カメラ3はコードシンボル44を撮影可能であり、制御部14(図2参照)は、この撮影結果によりコードシンボルの読み取り情報を取得可能である。これにより、タッチパネル2には、図5に示した操作画面5aが、操作可能に表示される。
ユーザが道路41Aを押下すると、押圧力がタッチパネルディスプレイ2の道路領域51Aの位置に伝わる。これにより、制御部14は、タッチパネルディスプレイ2のうち、道路41Aに対応する位置が押下されたことを検知して、対応する処理を実行する。ここで対応する処理とは、例えば道路の名称を音声で報知したり、この道路にかかる渋滞情報を音声で報知するなどである。
視覚障碍者は、操作シート4aの凹凸として地図情報を認知することができ、更にこの操作シート4aの道路41Aを押すことにより、操作画面5aの道路領域51Aを押すことができる。このときタブレット端末1は、タップされた道路領域51Aに関する音声情報を報知する。これにより視覚障碍者は、認知した地図に関する情報を的確に知ることができる。
図9は、他の操作シートに対応する操作画面を表示したタブレット端末を示す図である。
操作画面5bは、タブレット端末1のタッチパネルディスプレイ2上に表示されている。操作画面5bには、インターネットラジオのアプリケーションが表示されている。例えば、選局ボタン551をタップすると、タブレット端末1は、タップされた選局ボタン551に対応するJOABを選局すると共に、「JOABを選局しました。」という音声情報を記憶部13より読み出し、スピーカ16を通して外部に音声情報として報知する。
選局ボタン553をタップすると、タブレット端末1は、タップされた選局ボタン553に対応するJOLPを選局すると共に、「JOLPを選局しました。」という音声情報を記憶部13より読み出し、スピーカ16を通して外部に音声情報として報知する。
オフボタン522をタップすると、タブレット端末1は、ストリーミング音声の受信を中止して、音声情報の報知をオフする。
これらの処理は、図4に示したステップS16の処理に対応する。
操作シート4bは、操作画面を立体で示したものであり、選局ボタン451A〜453Aおよび、これらを説明する点字461〜463と、オンボタン421およびこれを説明する点字431と、オフボタン422およびこれを説明する点字432とが凸部として形成されている。操作シート4bの表面から見て左下には、切欠49が設けられている。
操作シート4bの裏面には、表面の凹凸に対して鏡像となる凹凸が形成されている。例えば、裏面側選局ボタン451Bは、図10に示した選局ボタン451Aの鏡像であり、操作シート4bの裏面側かつ選局ボタン451Aに対応する位置に形成されている。
裏面側選局ボタン452Bは、図10に示した選局ボタン452Aの鏡像であり、操作シート4bの裏面側かつ選局ボタン452Aに対応する位置に形成されている。裏面側選局ボタン453Bは、図10に示した選局ボタン453Aの鏡像であり、操作シート4bの裏面側かつ選局ボタン453Aに対応する位置に形成されている。
オンボタン421Bは、図10に示したオンボタン421Aの鏡像であり、操作シート4bの裏面側かつオンボタン421Aに対応する位置に形成されている。オフボタン422Bは、図10に示したオフボタン422Aの鏡像であり、操作シート4bの裏面側かつオフボタン422Aに対応する位置に形成されている。
なお、点字461〜463や点字431,432は、操作要素ではないので、裏面側には対応する凹凸が形成されていない。
操作シート4bの裏面下部には、コードシンボル44が印刷されている。コードシンボル44には、この操作シート4bに応じたアプリケーションの情報と、その操作画面の情報とを含んでいる。切欠49は、操作シート4bの裏面においては右下となる。
操作シート4bは、タブレット端末1の上部に設けられた留め具18により留められている。操作シート4bは、カメラ3を覆うように載置されており、裏面のカメラ3の位置には、コードシンボル44(図11参照)が印刷されている。これにより、カメラ3はコードシンボル44を撮影可能であり、制御部14(図2参照)は、この撮影結果によりコードシンボルの読み取り情報を取得可能である。これにより、タッチパネル2には、図9に示した操作画面5bが、操作可能に表示される。
例えば、ユーザが選局ボタン452Aを押下すると、押圧力がタッチパネルディスプレイ2の選局ボタン551の位置に伝わる。これにより、制御部14は、タッチパネルディスプレイ2のうち、選局ボタン452Aに対応する位置が押下されたことを検知して、対応する処理を実行する。選局ボタン551に対応する処理とは、点字461で説明されたJOABを選局する処理である。
更にユーザがオンボタン421Aを押下すると、押圧力がタッチパネルディスプレイ2のオンボタン521の位置に伝わる。これにより、制御部14は、タッチパネルディスプレイ2のうち、オンボタン421Aに対応する位置が押下されたことを検知して、対応する処理を実行する。オンボタン421Aに対応する処理とは、点字431で説明された、ストリーミング音声の再生を開始する処理である。
図13は、第2の実施形態における操作シート4cを搭載したタブレット端末1の断面図である。
図13に示したタブレット端末1は、図3で示したものと同様である。タブレット端末1に載置されている操作シート4cは、第1の実施形態とは異なり、裏面側に凹凸が形成されていない。操作シート4cは、裏面側の凹凸がなく、構造が単純で作成しやすいという利点がある。
図14は、第2の実施形態における操作シート4cの表面を示す図である。
操作シート4cは、地図を立体で示したものであり、例えば道路41Cが凸部として形成されている。操作シート4cの表面の左下には、切欠49が設けられている。切欠49により、視覚障碍者は、操作シート4cの表裏と上下とを判断可能である。
操作シート4cの裏面には、凹凸が形成されておらず、その裏面下部には、コードシンボル44がシールで貼り付けられている。コードシンボル44には、この操作シート4cに応じたアプリケーションの情報と、その操作画面の情報とを含んでいる。切欠49は、操作シート4cの裏面においては右下となる。
操作シート4cは、タブレット端末1の上部に設けられた留め具18により留められている。操作シート4cは、カメラ3を覆うように載置されており、裏面のカメラ3の位置には、コードシンボル44(図15参照)が貼り付けられている。これにより、カメラ3はコードシンボル44を撮影可能であり、制御部14(図2参照)は、この撮影結果によりコードシンボルの読み取り情報を取得可能である。これにより、タッチパネル2には、図5に示した操作画面5aが、操作可能に表示される。
ユーザが道路41Cを押下すると、押圧力がタッチパネルディスプレイ2の道路領域51Aの位置に伝わる。これにより、制御部14は、タッチパネルディスプレイ2のうち、道路41Cに対応する位置が押下されたことを検知して、対応する処理を実行する。ここで対応する処理とは、例えば道路の名称を音声で報知したり、この道路にかかる渋滞情報を音声で報知するなどである。
図17は、第2の実施形態における他の操作シート4dの表面を示す図である。
操作シート4dは、地図を立体で示したものであり、例えば道路41Dが凹部として形成されている。操作シート4dの表面の左下には、切欠49が設けられている。
この操作シート4dは、図14に示した操作シート4cとは異なり、操作領域が凹部として表現されている。このように、操作領域は、凸部だけではなく、凹部として表現されていてもよい。
操作シート4dの裏面には、凹凸が形成されておらず、その裏面下部には、コードシンボル44がシールで貼り付けられている。コードシンボル44には、この操作シート4dに応じたアプリケーションの情報と、その操作画面の情報とを含んでいる。切欠49は、操作シート4dの裏面においては右下となる。
操作シート4dは、タブレット端末1の上部に設けられた留め具18により留められている。操作シート4dは、カメラ3を覆うように載置されており、裏面のカメラ3の位置には、コードシンボル44(図18参照)が貼り付けられている。これにより、カメラ3はコードシンボル44を撮影可能であり、制御部14(図2参照)は、この撮影結果によりコードシンボルの読み取り情報を取得可能である。
ユーザが道路41Dを押下すると、押圧力がタッチパネルディスプレイ2に伝わる。これにより、制御部14は、タッチパネルディスプレイ2のうち、道路41Dに対応する位置が押下されたことを検知して、対応する処理を実行する。ここで対応する処理とは、例えば道路の名称を音声で報知したり、この道路にかかる渋滞情報を音声で報知するなどである。
立体画像形成システム7は、コンピュータ72に、タッチパネルディスプレイ71と、印刷装置73と、発泡装置74とが接続されて構成される。立体画像形成システム7は、後記する熱膨張性シートに濃淡画像としてカーボンブラックを印刷したのち、この熱膨張性シートに向けて近赤外光や可視光を照射する。これにより、立体画像形成システム7は、この熱膨張性シートのカーボンブラックが印刷された領域を膨張させて、立体画像を形成させることができる。本実施形態において熱膨張性シートは、用紙または媒体に含まれる概念である。
発泡装置74への媒体の挿入手順において、タッチパネルディスプレイ71には、発泡装置74への媒体の挿入操作のガイド画面が表示される。このガイド画面には、媒体に対応する画像と立体画像形成システム7に対応する画像が、印刷装置73への媒体の挿入操作のガイド画面に対して表示位置関係が反転するように案内表示される。
用紙8Aは、基材81と発泡樹脂層82とインク受容層83とが順に積層されている。この用紙8Aは、立体画像形成システム7における工程を経ていない媒体の例である。
基材81は、紙、キャンバス地などの布、プラスチックなどのパネル材などからなり、材質は特に限定されるものではない。
用紙8Bは、図21に示す用紙8Aの表面(インク受容層83側)に対して電磁波熱変換層84が印刷されている。この用紙8Bは、立体画像形成システム7において、表面発泡データの印刷工程を経た媒体の例である。
電磁波熱変換層84は、例えばカーボンブラックを含むインクで印刷された層であり、可視光や近赤外光(電磁波)を熱に変換する。
用紙8Cは、図22に示す用紙8Bの裏面(基材81側)に電磁波熱変換層86が印刷されている。この用紙8Cは、立体画像形成システム7において、表面発泡データの印刷工程と、裏面発泡データの印刷工程を経た媒体の例である。
電磁波熱変換層86は、例えばカーボンブラックを含むインクで印刷された層であり、可視光や近赤外光(電磁波)を熱に変換する。
用紙8Dは、図23に示す用紙8Cの表面(インク受容層83側)にカラーインク層85a,85bが印刷されている。この用紙8Dは、立体画像形成システム7において、表面発泡データの印刷工程と、裏面発泡データの印刷工程と、カラーデータの印刷工程を経た媒体の例である。
用紙8Eは、立体画像形成システム7において、表面発泡工程を経た媒体の例である。
電磁波熱変換層84は、第1回目の搬送において、図の上側から光の照射を受けて熱に変換する、この電磁波熱変換層84は、用紙8Eに細かな立体パターンを形成するために設けられている。この電磁波熱変換層84の直下の発泡樹脂層82は、熱を受けて発泡膨張する。インク受容層83、電磁波熱変換層84、カラーインク層85bは、それぞれ伸縮性を有し、発泡樹脂層82の発泡膨張に追従して変形する。このようにして図25に示した用紙8Eが形成される。
用紙8Eは、立体画像形成システム7において、裏面発泡工程を経た媒体の例である。
電磁波熱変換層86は、第2回目の搬送において、図の下側から光の照射を受けて熱に変換する、この電磁波熱変換層86は、粗い立体パターンを形成するために設けられている。この電磁波熱変換層86の近傍の発泡樹脂層82は、熱を受けて発泡膨張する。インク受容層83、電磁波熱変換層84、カラーインク層85aは、それぞれ伸縮性を有し、発泡樹脂層82の発泡膨張に追従して変形する。このようにして、立体画像を含む用紙8Fが形成される。
基材81(図26参照)は、例えば水溶性の材質で構成することにより、水によって溶解させて除去することができる。このような工程により、発泡樹脂層82と、その上面に形成されたインク受容層83で構成された用紙8Eが作成できる。なお、インク受容層83に印刷された電磁波熱変換層84、カラーインク層85aとは水溶性ではないので、水によって除去されない。
発泡樹脂層82とインク受容層83の組合せは、可撓性を有しているので、押圧力を好適に下部に伝達可能である。この発泡樹脂層82の裏面に、コードシンボルを印刷したシール等を貼り付けることで、第2の実施形態に示した操作シート4c,4dなどを作成することができる。
操作シート4は、図27に示した用紙8Eの裏面に、裏面側媒体が張り合わされて形成される。この裏面側媒体は、発泡樹脂層82aとインク受容層83aの組合せであり、図27に示した用紙8Eと同様にして形成される。但し、裏面側であり視認されることが目的ではないので、インク受容層83aには、カラーインク層は印刷されていない。
裏面側の発泡樹脂層82aは、表面側の発泡樹脂層82の凹凸に対して、ほぼ鏡像となる凹凸が形成されている。例えば点字などの細かな凹凸は、裏面側の発泡樹脂層82aには形成されていない。
裏面側の発泡樹脂層82aに形成されている凸部の高さは均一である。これにより、操作シート4は、タッチパネルディスプレイ2に載置したときに歪むことを防止できる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(h)のようなものがある。
(a) タッチパネルディスプレイ2の方式としては、抵抗膜方式以外に、静電容量方式でもよく、更には超音波表面弾性波方式、赤外線走査方式としても良い。
(b) タッチパネルディスプレイ2に表示された画面の操作領域を操作シートの表面の凹部として表現し、更に操作シートの裏面に、この凹部の鏡像に対してほほ鏡像となる凸部を形成してもよい。
(c) 操作シートの裏面に、タッチパネルディスプレイ2のマイクロドット・スペーサ25の位置に対応する凸部を設けてもよい。
(d) 操作シートの表面と裏面の区別は、切欠に限定されず、点字や立体マークや穴などであってもよい。
(e) 操作シートに対応するアプリケーション情報と操作画面情報は、コードシンボルに限られない。例えばアプリケーション情報と操作画面情報を格納する無線タグが、操作シートに貼り付けられていてもよい。
(f) 操作シートの裏面のコードシンボルは、マトリックス式二次元コードに限定されない。
(g) コードシンボルを読み取るカメラの位置は、タッチパネルディスプレイの外周部に設置されていればよく、限定されない。
〔付記〕
《請求項1》
表面に凸部または/および凹部が形成された操作シートであって、
接触を検知するタッチパネルディスプレイを備えた情報端末の上に載置されて、前記凸部または前記凹部を押下することにより、前記情報端末に所定の操作情報を入力する、
ことを特徴とする操作シート。
《請求項2》
前記操作シートには、前記情報端末の上に載置された際に、前記情報端末が表示する操作画面を示す情報が付与されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の操作シート。
《請求項3》
前記情報端末の上に載置された際に、前記情報端末が表示する操作画面を示す前記情報は、裏面にコードシンボルとして印刷されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の操作シート。
《請求項4》
前記操作シートの裏面には、表面に形成された前記凸部または/および前記凹部に対応する位置に、凸部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の操作シート。
《請求項5》
前記操作シートの裏面に形成されている凸部の高さは、均一である、
ことを特徴とする請求項4に記載の操作シート。
《請求項6》
請求項2または3に記載の操作シートが載置される情報端末であって、
接触を検知するタッチパネルディスプレイと、
前記タッチパネルディスプレイの外周部に設置されて、前記操作シートに付与されている情報を読み取る読取部と、
を備えることを特徴とする情報端末。
《請求項7》
前記読取部によって前記操作シートに付与された前記情報を読み取ると、当該情報に対応した操作画面を前記タッチパネルディスプレイに表示する、
ことを特徴とする請求項6に記載の情報端末。
13 記憶部
131 アプリケーション
14 制御部
15 電源部
16 スピーカ
17 筐体
18 留め具
2 タッチパネルディスプレイ
21 上部フィルム
22 上部導電層
23 絶縁部
24 下部導電体
25 マイクロドット・スペーサ
26 下部支持体
27 FPC
3 カメラ
4 操作シート
41A,41C,41D 道路
41B 裏面側道路
421A,422A ボタン
421B,422B 裏面側ボタン
431,432,461,462 点字
44 コードシンボル
451A,452A,453A 選局ボタン
451B,452B,453B 裏面側ボタン
49 切欠
5a,5b 操作画面
7 立体画像形成システム
71 タッチパネルディスプレイ
72 コンピュータ
721 CPU
722 ROM
723 RAM
724 記憶部
73 印刷装置
74 発泡装置
Claims (7)
- 表面に凸部または/および凹部が形成された操作シートであって、
接触を検知するタッチパネルディスプレイを備えた情報端末の上に載置されて、前記凸部または前記凹部を押下することにより、前記情報端末に所定の操作情報を入力する、
ことを特徴とする操作シート。 - 前記操作シートには、前記情報端末の上に載置された際に、前記情報端末が表示する操作画面を示す情報が付与されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の操作シート。 - 前記情報端末の上に載置された際に、前記情報端末が表示する操作画面を示す前記情報は、裏面にコードシンボルとして印刷されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の操作シート。 - 前記操作シートの裏面には、表面に形成された前記凸部または/および前記凹部に対応する位置に、凸部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の操作シート。 - 前記操作シートの裏面に形成されている凸部の高さは、均一である、
ことを特徴とする請求項4に記載の操作シート。 - 請求項2または3に記載の操作シートが載置される情報端末であって、
接触を検知するタッチパネルディスプレイと、
前記タッチパネルディスプレイの外周部に設置されて、前記操作シートに付与されている情報を読み取る読取部と、
を備えることを特徴とする情報端末。 - 前記読取部によって前記操作シートに付与された前記情報を読み取ると、当該情報に対応した操作画面を前記タッチパネルディスプレイに表示する、
ことを特徴とする請求項6に記載の情報端末。
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