JP2013167949A - 端末装置、コンピュータプログラム及びタイピング支援ボード - Google Patents

端末装置、コンピュータプログラム及びタイピング支援ボード Download PDF

Info

Publication number
JP2013167949A
JP2013167949A JP2012029461A JP2012029461A JP2013167949A JP 2013167949 A JP2013167949 A JP 2013167949A JP 2012029461 A JP2012029461 A JP 2012029461A JP 2012029461 A JP2012029461 A JP 2012029461A JP 2013167949 A JP2013167949 A JP 2013167949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
support board
typing
touch
detection surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012029461A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Shiomi
和浩 汐見
Koji Kusuda
晃嗣 楠田
Yoichi Takami
陽一 高実
Atsushi Ono
淳 小野
Yoshiyasu Konishi
良保 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012029461A priority Critical patent/JP2013167949A/ja
Publication of JP2013167949A publication Critical patent/JP2013167949A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 タイピングミスによる誤入力を抑制することができる端末装置を提供する。
【解決手段】 表示画面上に検出面22が形成され、検出面22に対するタッチ操作の操作位置を検出するタッチパネル21と、検出面22上に載置され、2以上のキー領域11が形成された操作面10aを有し、キー領域11へのタッチ操作がタッチパネル21により検出可能なタイピング支援ボード10と、タイピング支援ボード10の載置後におけるタッチパネル21の出力に基づいて、タイピング支援ボード10の載置位置を検出する支援ボード位置検出部201と、タッチパネル21の出力及びタイピング支援ボード10の載置位置に基づいて、タッチ操作が行われた操作面10a上のキー領域11を判別するキー領域判別部202により構成される。
【選択図】 図10

Description

本発明は、端末装置、コンピュータプログラム及びタイピング支援ボードに係り、さらに詳しくは、検出面に対するタッチ操作を検出するタッチパネルを備えた端末装置の改良に関する。
タブレット端末やインフォメーションディスプレイといった端末装置は、指によるタッチ操作を検出して文字などの入力情報を表示するタッチパネルを備え、文書編集等を行うことができる。タッチパネルを操作して文字入力を行う場合、例えば、画面上に表示されるソフトキーボードが利用される。ソフトキーボードは、それぞれが操作キーを示す複数のキーアイコンからなり、キーアイコンを目標にして画面に指を接触させることにより、当該キーアイコンに割り当てられている文字や記号を入力することができる。この様なソフトキーボードを利用した文字入力では、ソフトキーボードの表示位置と、いずれのキーアイコンにどのような文字や機能を割り当てるのかといったキー割当と、キーアイコンのデザインやソフトキーボード内における各キーアイコンのレイアウトといった表示態様とを容易に変更することができる。
しかしながら、各キーアイコンは、指の感触では識別することができないので、ソフトキーボードの画面表示を見ながら操作しなければならず、物理キーを備えた通常のキーボードに比べ、タイピングミスによる誤入力が生じ易いという課題があった。特に、キーアイコンの位置とタッチ位置とを目視により確認しなければ、タッチ位置のずれを認識することができないことから、タッチタイピングによる文字などの入力作業を高速化することが困難であった。
そこで、タッチパネルの画面上にキーアイコンの位置を示す突起を形成し、或いは、キーアイコンの位置を示す突部が形成されたパネルカバーをタッチパネルに装着する入力装置が提案されている(例えば、特許文献1及び2)。しかしながら、この様な方法では、各キーアイコンの位置が固定されてしまうことから、ソフトキーボードの表示位置や表示態様を容易に変更することができなくなるという問題があった。
特開2010−257163号公報 特開2010−73071号公報
上述した通り、指によるタッチ操作を検出するタッチパネルを備えた従来の端末装置では、通常のキーボードに比べ、タイピングミスによる誤入力が生じ易かった。また、入力作業の高速化が可能となるように突起などを設ける従来の方法では、ソフトキーボードの表示位置や表示態様を容易に変更することができなかった。
通常のキーボードに比べ、タイピングミスによる誤入力が生じ易いという上記課題は、ソフトキーボードを画面上に表示するか否かに関わらず、検出面に対するタッチ操作を検出するタッチパネルを備えた端末装置全般について成り立つ課題である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、タイピングミスによる誤入力を抑制することができる端末装置を提供することを目的とする。特に、タイピング支援ボードをタッチパネルの検出面上の任意の位置に載置して入力作業を行うことができるとともに、タッチ操作による入力作業を容易化することができる端末装置を提供することを目的とする。また、タイピング支援ボードの載置位置を特定するための構成を簡素化することができる端末装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、タッチパネルの検出面上に載置されたタイピング支援ボードを見なくてもタイピング支援ボード上のキー領域を指の感触により識別することができ、タッチタイピングによる入力作業を容易化及び高速化することができる端末装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、キー配列の表示態様を容易に変更することができるとともに、タイピング支援ボードの載置位置に応じた適切な位置にキー配列を表示することができる端末装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、誤入力が生じることなく、検出面に対して位置がずれないようにタイピング支援ボードを指で押さえたり、タッチ操作の位置がぶれないようにタイピング支援ボードに指を置くことができる端末装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、キー領域を指で押し下げた際に押下式の物理キーと同様のストローク感を得ることができる端末装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述したような端末装置としてコンピュータを機能させるコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、上述したような端末装置に用いられるタイピング支援ボードを提供することを目的とする。特に、キー領域を指の感触により識別することができ、タッチタイピングによる入力作業を容易化及び高速化することができるタイピング支援ボードを提供することを目的とする。また、誤入力が生じることなく、位置がずれないように指で押さえたり、タッチ操作の位置がずれないように指を置くことができるタイピング支援ボードを提供することを目的とする。さらに、キー領域を指で押し下げた際に押下式の物理キーと同様のストローク感を得ることができることができるタイピング支援ボードを提供することを目的とする。
第1の本発明による端末装置は、表示画面上に検出面が形成され、上記検出面に対するタッチ操作の操作位置を検出するタッチパネルと、上記検出面上に載置され、2以上のキー領域が形成された操作面を有し、上記キー領域へのタッチ操作が上記タッチパネルにより検出可能なタイピング支援ボードと、上記タイピング支援ボードの載置後における上記タッチパネルの出力に基づいて、上記タイピング支援ボードの載置位置を検出する支援ボード位置検出手段と、上記タッチパネルの出力及び上記タイピング支援ボードの載置位置に基づいて、タッチ操作が行われた上記操作面上の上記キー領域を判別するキー領域判別手段とを備えて構成される。
この端末装置では、タイピング支援ボードをタッチパネルの検出面上に載置し、タイピング支援ボード上のキー領域に対してタッチ操作を行えば、タッチ操作が行われた操作面上のキー領域が判別されるので、キー領域に応じた入力を行うことができる。その際、タイピング支援ボードの載置位置を検出してキー領域が判別されるので、タイピング支援ボードを検出面上の任意の位置に載置して入力作業を行うことができるとともに、タッチ操作による入力作業を容易化することができる。また、タッチパネルの出力を利用してタイピング支援ボードの載置位置を検出するので、タイピング支援ボードの載置位置を特定するための構成を簡素化することができる。
第2の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記タイピング支援ボードが、上記タッチパネルにより検出可能な2以上の被検出素子を備え、上記支援ボード位置検出手段が、上記タッチパネルにより同時に検出された2以上の検出位置を予め定められたボード判定パターンと照合し、その照合結果に基づいて、上記タイピング支援ボードの載置位置を判別するように構成される。
この様な構成によれば、各被検出素子がタイピング支援ボード上にどのように配置されているのかといった配置情報をボード判定パターンとして登録しておくことにより、タイピング支援ボードの載置位置をタッチパネルにより検出された検出位置から判別することができる。
第3の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記支援ボード位置検出手段が、上記タッチパネルにより検出された2以上のタッチ操作を、上記キー領域に対する2以上のタッチ操作として予め定められたボード判定パターンと照合し、その照合結果に基づいて、上記タイピング支援ボードの載置位置を判別するように構成される。
この様な構成によれば、キー領域に対する2以上のタッチ操作をボード判定パターンとして登録しておくことにより、タイピング支援ボードの載置位置をタッチパネルにより検出された2以上のタッチ操作の操作位置やタッチ操作の順序によって判別することができる。
第4の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記キー領域ごとの入力情報からなるキー割当情報を保持するキー割当記憶手段と、上記キー領域判別手段の判別結果に基づいて、上記入力情報を読み出し、キー入力信号を生成するキー入力手段とを備えて構成される。
この様な構成によれば、タイピング支援ボード上のキー領域に対してタッチ操作を行うことにより、タッチ操作が行われたキー領域に割り当てられている入力情報を入力することができる。
第5の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記キー割当情報に基づいて、上記キー領域ごとのキーシンボルからなるキー配列を上記表示画面内に表示するキー配列表示手段を備え、上記キー配列表示手段が、上記タイピング支援ボードの載置位置に基づいて、上記キー配列の表示位置を調整するように構成される。
この様な構成によれば、キー割当情報を利用してキー配列を表示するので、キーシンボルのデザインや各キーシンボルのレイアウトといったキー配列の表示態様を容易に変更することができる。また、タイピング支援ボードの載置位置に基づいてキー配列の表示位置を調整するので、タイピング支援ボードの載置位置に応じた適切な位置にキー配列を表示することができる。さらに、タッチ操作中やタッチ操作を繰り返すうちにタイピング支援ボードの位置が変化したとしても、当該位置の変動に追従させてキー配列を表示することができる。
第6の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記タッチパネルが、指及び上記検出面間の静電容量に基づいて、指によるタッチ操作を検出し、上記被検出素子が、上記検出面との間で指と同じ静電容量を形成する部材からなるように構成される。
この様な構成によれば、タイピング支援ボードが検出面上に載置された際に、被検出素子が検出面に当接することにより、当該被検出素子の当接がタッチパネルにより検出されるので、被検出素子の検出面上の位置を確実に検出することができる。
第7の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記タッチパネルが、指及び上記検出面間の静電容量に基づいて、指によるタッチ操作を検出し、上記タイピング支援ボードが、それぞれが導電性部材からなる2以上の上記被検出素子を互いに導通させる配線と、上記配線及び上記タッチパネルのグランド端子を電気的に接続する接続ケーブルであって、上記タイピング支援ボードの端面から突出する接続ケーブルとを備えて構成される。
この様な構成によれば、各被検出素子が配線及び接続ケーブルを介してタッチパネルのグランド端子と導通するので、各被検出素子の電位をグランド端子の電位と一致させることができる。このため、被検出素子と検出面との接触やその接触位置が確実に検出されるので、タイピング支援ボードの載置位置の検出精度を向上させることができる。また、接続ケーブルをタイピング支援ボードの端面から突出させることにより、タイピング支援ボードの検出面からの高さが高くなったり、或いは、接続ケーブルがタッチ操作の妨げになるのを抑制することができる。
第8の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記タッチパネルが、指及び上記検出面間の静電容量に基づいて、指によるタッチ操作を検出し、上記タイピング支援ボードが、それぞれが導電性部材からなる2以上の上記被検出素子を互いに導通させる配線と、上記操作面に露出させて形成されたタッチ電極であって、上記配線に導通するタッチ電極とを備えて構成される。
この様な構成によれば、タッチ電極に指を接触させることにより、各被検出素子が配線を介して端末装置の操作者と導通するので、各被検出素子の電位を操作者の電位と一致させることができる。このため、被検出素子と検出面との接触やその接触位置が確実に検出されるので、タイピング支援ボードの載置位置の検出精度を向上させることができる。
第9の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記2以上のキー領域が、タッチ操作時に識別可能な表面形状からなるように構成される。この様な構成によれば、タイピング支援ボード上のキー領域がタッチ操作時に識別可能な表面形状からなるので、検出面上に載置されたタイピング支援ボードを見なくても、各キー領域を指の感触により識別することができる。このため、タッチ操作を繰り返す場合に、キー領域やタッチ操作の位置を目視により確認することなく、タッチ位置のずれを認識できるので、タッチタイピングによる入力作業を容易化及び高速化することができる。
第10の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記操作面には、隣り合う上記キー領域同士を識別するための凹部又は凸部が上記キー領域間に形成されているように構成される。この様な構成によれば、タイピング支援ボード上のキー領域を指の感触によって容易に識別することができる。
第11の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記タイピング支援ボードが、上記2以上のキー領域からなるキー配列領域を取り囲む額縁領域が形成され、上記額縁領域が上記タッチ操作の検出を遮断する部材からなるように構成される。
この様な構成によれば、額縁領域を利用することにより、誤入力が生じることなく、検出面に対して位置がずれないようにタイピング支援ボードを指で押さえたり、タッチ操作の位置がぶれないようにタイピング支援ボードに指を置くことができる。
第12の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記タイピング支援ボードが、非操作面に形成された突出部であって、上記額縁領域内に配置された2以上の突出部を備え、上記タイピング支援ボードが上記検出面上に載置された際に、上記キー配列領域と上記検出面との間に空隙が形成され、上記キー配列領域が、上記キー領域を上記検出面側へ押し下げることにより弾性変形する部材からなるように構成される。
この様な構成によれば、キー領域を検出面側へ押し下げることにより、キー配列領域が弾性変形して検出面に当接するので、キー領域を指で押し下げた際に、押下式の物理キーと同様のストローク感を得ることができる。
第13の本発明によるコンピュータプログラムは、検出面に対するタッチ操作を検出するタッチパネルを備えた端末装置用のコンピュータプログラムであって、操作面に2以上のキー領域が形成されたタイピング支援ボードが、上記検出面上に載置された際に、上記タッチパネルの出力に基づいて、上記タイピング支援ボードの載置位置を検出する支援ボード位置検出手順と、上記タッチパネルの出力及び上記タイピング支援ボードの載置位置に基づいて、タッチ操作が行われた上記操作面上の上記キー領域を判別するキー領域判別手順とを備えて構成される。
第14の本発明によるタイピング支援ボードは、タッチ操作を検出するタッチパネルの検出面上に載置されるタイピング支援ボードであって、タッチ操作時に識別可能な表面形状からなる2以上のキー領域及び上記2以上のキー領域からなるキー配列領域を取り囲む額縁領域が形成された操作面と、非操作面に形成され、上記額縁領域内に配置された2以上の突出部とを備え、上記額縁領域が、タッチ操作の検出を遮断する部材からなり、上記タイピング支援ボードが上記検出面上に載置された際に、上記キー配列領域と上記検出面との間に空隙が形成され、上記キー配列領域が、上記キー領域を上記検出面側へ押し込むことにより弾性変形する部材からなるように構成される。
この様な構成によれば、各キー領域がタッチ操作時に識別可能な表面形状からなるので、タイピング支援ボードを見なくても、タイピング支援ボード上のキー領域を指の感触により識別することができる。このため、タッチ操作を繰り返す場合に、キー領域やタッチ操作の位置を目視により確認することなく、タッチ位置のずれを認識できるので、タッチタイピングによる入力作業を容易化及び高速化することができる。また、額縁領域を利用することにより、誤入力が生じることなく、位置がずれないようにタイピング支援ボードを指で押さえたり、タッチ操作の位置がずれないようにタイピング支援ボードに指を置くことができる。さらに、キー領域を検出面側へ押し下げることにより、キー配列領域が弾性変形して検出面に当接するので、キー領域を指で押し下げた際に、押下式の物理キーと同様のストローク感を得ることができる。
本発明による端末装置では、タイピング支援ボードをタッチパネルの検出面上の任意の位置に載置して入力作業を行うことができるとともに、タッチ操作による入力作業を容易化することができる。従って、タイピングミスによる誤入力を抑制することができる。また、タッチパネルの出力を利用してタイピング支援ボードの載置位置を検出するので、タイピング支援ボードの載置位置を特定するための構成を簡素化することができる。
また、本発明の端末装置によれば、タッチパネルの検出面上に載置されたタイピング支援ボードを見なくてもタイピング支援ボード上のキー領域を指の感触により識別することができ、タッチタイピングによる入力作業を容易化及び高速化することができる。
また、本発明によれば、キー配列の表示態様を容易に変更することができるとともに、タイピング支援ボードの載置位置に応じた適切な位置にキー配列を表示することができる端末装置を提供することができる。
また、本発明によれば、誤入力が生じることなく、検出面に対して位置がずれないようにタイピング支援ボードを指で押さえたり、タッチ操作の位置がぶれないようにタイピング支援ボードに指を置くことができる端末装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、キー領域を指で押し下げた際に押下式の物理キーと同様のストローク感を得ることができる端末装置を提供することができる。
また、本発明によれば、上述したような端末装置としてコンピュータを機能させるコンピュータプログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、上述したような端末装置に用いられるタイピング支援ボードを提供することができる。特に、キー領域を指の感触により識別することができ、タッチタイピングによる入力作業を容易化及び高速化することができるタイピング支援ボードを提供することができる。また、誤入力が生じることなく、位置がずれないように指で押さえたり、タッチ操作の位置がずれないように指を置くことができるタイピング支援ボードを提供することができる。さらに、キー領域を指で押し下げた際に押下式の物理キーと同様のストローク感を得ることができることができるタイピング支援ボードを提供することができる。
本発明の実施の形態1による端末装置1の概略構成の一例を示した斜視図である。 図1の装置本体20の構成例を示した平面図であり、装置本体20を正面から見た様子が示されている。 図1のタイピング支援ボード10の構成例を示した平面図であり、タイピング支援ボード10を正面から見た様子が示されている。 図3のタイピング支援ボード10をA−A切断線で切断した場合の切断面を示した断面図である。 図3のタイピング支援ボード10をB−B切断線で切断した場合の切断面を示した断面図である。 図3の被検出素子13の構成例を示した図である。 装置本体20の検出面22に対してタイピング支援ボード10の位置がずれないように額縁領域12を指で押さえている様子を示した説明図である。 タイピング支援ボード10のキートップ面11aに指を接触させ、キー領域11を押し下げた際の様子を示した説明図である。 図1の端末装置1の使用態様の他の例を示した図である。 図2の装置本体20内の機能構成の一例を示したブロック図である。 図10の装置本体20における文字入力処理時の動作の一例を示したフローチャートである。 タイピング支援ボード10の他の構成例を示した斜視図であり、貫通孔からなるキー領域11を形成したタイピング支援ボード110が示されている。 図12のタイピング支援ボード110をD−D切断線で切断した場合の切断面を示した断面図である。 タイピング支援ボード10のその他の構成例を示した断面図であり、キー領域11間にざらつき領域121を形成したタイピング支援ボード120が示されている。 タイピング支援ボード10を検出面22に取り付けるための支援ボード取付用吸盤17の一構成例を示した図である。 本発明の実施の形態2によるタイピング支援ボード130の一構成例を示した斜視図である。 本発明の実施の形態3によるタイピング支援ボード140の一構成例を示した斜視図である。
実施の形態1.
<端末装置1>
図1は、本発明の実施の形態1による端末装置1の概略構成の一例を示した斜視図である。この端末装置1は、タッチ操作による文字入力を支援するためのタイピング支援ボード10と、検出面22に対するタッチ操作を検出し、タッチ操作の操作位置に応じた入力情報を画面表示するタッチパネル21を備えた装置本体20とからなる。
装置本体20は、タッチパネル21を用いた文字入力が可能な情報処理端末であり、板状の筐体からなる。この板状筐体の上面がタッチパネル21の検出面22であり、タッチ操作及びタッチ操作の操作位置が検出される。検出面22は、タッチパネル21の表示画面上に形成され、文字等の入力情報は、検出面22内に表示される。
ここで、タッチ操作には、検出面22に指を直接に接触させる動作だけでなく、検出面22に指を近づける動作、検出面22を指で擦る又は弾く動作が含まれる。また、タッチ操作の操作位置は、例えば、指と検出面22との接触領域における重心の2次元位置として検出される。タッチ操作の検出エリアは、タッチパネル21の表示エリアと概ね同一形状及び同一サイズからなる。
タイピング支援ボード10は、可撓性を有するシート状の部材からなり、その上面は、多数のキー領域11が形成された操作面である。タイピング支援ボード10を使用する際は、タイピング支援ボード10の下面、すなわち、非操作面を検出面22に対向させた状態で端末装置20上に載置される。このタイピング支援ボード10は、横長の矩形形状からなり、サイズが検出面22よりも小さく、検出面22上の任意の位置に載置することができる。
この端末装置1では、タイピング支援ボード10を検出面22上のどこに載置しても、検出面22上の載置位置が特定され、キー領域11に対してタッチ操作を行うことにより、当該キー領域11に割り当てられている入力情報を入力することができる。
<装置本体20>
図2は、図1の装置本体20の構成例を示した平面図であり、装置本体20を正面から見た様子が示されている。この装置本体20では、検出面22内に入力欄23及びソフトキーボード24が表示されている。検出面22は、縦長の矩形形状からなる。ソフトキーボード24は、2以上のソフトキー25からなるキー配列として表示され、ソフトキー25に対してタッチ操作を行うことにより、当該ソフトキー25に割り当てられている文字や記号といった入力情報を入力することができる仮想キーボードである。
ソフトキー25は、操作対象を示すキーアイコンであり、物理キーのキートップを表すキーシンボルからなる。この例では、ソフトキーボード24を用いて入力された入力情報「abc」が入力欄23に表示されている。
このソフトキーボード24は、数字及び英字入力用のキー配列からなり、「1」〜「9」及び「0」の10個の数字キーと、「A」〜「Z」の26個の英字キーと、上下及び左右の4個の方向キーと、スペースキーなどが5行10列のマトリクス状に配置されている。
この様なソフトキーボード24は、検出面22内の任意の位置に表示することができるとともに、キー配列の表示態様と、いずれのソフトキー25にどのような入力情報が割り当てられているのかといったキー割当とを容易に変更することができる。キー配列の表示態様には、キーシンボルのサイズ、形状及びデザインと、各ソフトキー25のレイアウトとがある。
ここでは、装置本体20のタッチパネル21が、指と検出面21との間の静電容量に基づいて、指によるタッチ操作を検出する静電容量式のタッチセンサと、透過型のLCD(液晶ディスプレイ)により構成されるものとする。
<タイピング支援ボード10>
図3は、図1のタイピング支援ボード10の構成例を示した平面図であり、タイピング支援ボード10を正面から見た様子が示されている。また、図4は、図3のタイピング支援ボード10をA−A切断線で切断した場合の切断面を示した断面図である。また、図5は、図3のタイピング支援ボード10をB−B切断線で切断した場合の切断面を示した断面図である。
タイピング支援ボード10は、2以上のキー領域11と、これらのキー領域11からなるキー配列領域15を取り囲む額縁領域12と、位置検出のための2以上の被検出素子13とを備えて構成され、キー領域11へのタッチ操作がタッチパネル21により検出可能な部材から形成されている。このタイピング支援ボード10は、タイピング支援ボード10を介して検出面22内の画面表示が視認可能なように、光透過性の高い部材からなり、概ね透明である。また、タイピング支援ボード10は、各キー領域11のレイアウトがソフトキーボード24と一致しており、上下又は左右の区別がある。
各キー領域11は、タッチ操作時に指先で識別可能な表面形状からなり、タイピング支援ボード10の操作面10aに形成されている。具体的には、隣り合うキー領域11同士を識別するための凹部14がキー領域11間に形成され、厚さの異なる厚肉部及び薄肉部が交互に形成されている。キー領域11は、薄肉部に比べて厚さの厚い厚肉部からなる一方、凹部14は、薄肉部からなる。この様に構成することにより、タイピング支援ボード10上のキー領域11を指の感触によって容易に識別することができる。
キー領域11には、厚肉部の上面に物理キーのキートップに相当するキートップ面11aが形成されている。各キー領域11は、島状に離間した領域からなる。この例では、キー配列領域15が、5行10列のマトリクス状に配置された多数のキー領域11からなる。
額縁領域12は、タッチ操作の検出を遮断する部材からなり、操作面10aに形成されている。すなわち、キー配列領域15が、タッチ操作の検出を遮断しない部材からなるのに対し、額縁領域12は、指を接触させてもタッチパネル21によりタッチ操作として検出されにくい部材からなる。
キー配列領域15は、指と検出面22との間の静電容量を遮断しにくい素材、例えば、シリコンゴム又はシリコン樹脂により形成される。一方、額縁領域12は、指及び検出面22間の静電容量を遮断する素材、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、セラミックスにより形成される。この様な額縁領域12を形成することにより、誤入力が生じることなく、検出面22に対して位置がずれないようにタイピング支援ボード10を指で押さえたり、タッチ操作の位置がぶれないようにタイピング支援ボード10に指を置くことができる。
被検出素子13は、タッチパネル21により検出可能な部材からなり、タイピング支援ボード10の非操作面10bに形成されている。この被検出素子13は、柱状の突出部からなり、検出面22との間で指と同じ静電容量を形成する部材により形成されている。非操作面10bは、被検出素子13を除いて平坦であり、被検出素子13は、非操作面10bから突出している。
各被検出素子13は、額縁領域12内に配置されている。この様に、タイピング支援ボード10の載置位置を特定するのに用いる被検出素子13が額縁領域12内に配置されるので、キー配列領域15内に形成する場合に比べて、タイピング支援ボード10の大型化を抑制することができる。
<被検出素子13>
図6は、図3の被検出素子13の構成例を示した図である。図中の(a)には、被検出素子13を背面側から見た場合の平面図が示され、(b)には、被検出素子13をC−C切断線で切断した場合の断面図が示されている。この被検出素子13は、指と同じ静電容量を形成するための接点領域13aと、接点領域13aを覆うカバー領域13bにより構成される。
接点領域13aは、円柱形状の領域からなり、指の誘電率に近い素材、例えば、吸水性の高い吸水性ポリマーにより形成される。一方、カバー領域13bは、指と検出面22との間の静電容量を遮断しにくい素材、例えば、シリコンゴム又はシリコン樹脂により形成され、接点領域13aの周面及び上端面を覆っている。
被検出素子13は、その直径φが、指のサイズと同程度、例えば、8mm〜10mmである。この様な被検出素子13は、タイピング支援ボード10が検出面22上に載置されれば、その下面が検出面22と当接する。このとき、被検出素子13は、指のサイズと同程度であり、検出面22との間で指と同じ静電容量を形成するので、タッチパネル21により確実に検出される。
タイピング支援ボード10には、検出面22上における位置だけでなく、その向きも特定可能なように、3以上の被検出素子13が非対称に配置されている。ここでは、タイピング支援ボード10の4つのコーナー部と、長辺の一端部とにそれぞれ被検出素子13が配置されている。
図7は、装置本体20の検出面22に対してタイピング支援ボード10の位置がずれないように額縁領域12を指で押さえている様子を示した説明図である。額縁領域12は、キー配列領域15の境界に沿って形成された一定幅の帯状領域からなり、指を接触させても検出されないので、タッチパネル21の不感帯を形成している。
このため、左手の指でタイピング支援ボード10が動かないように額縁領域12を押さえ、右手の指でキー領域11のタッチ操作を行うといった使用が可能になり、操作性が向上するとともに、タイピング支援ボード10の位置ずれによるタイピングミスを抑制することができる。
図8は、タイピング支援ボード10のキートップ面11aに指を接触させ、キー領域11を押し下げた際の様子を示した説明図である。図中の(a)には、指をキートップ面11aに当接させた際の様子が示され、(b)には、キー領域11を指で押し下げた際の様子が示されている。
タイピング支援ボード10の非操作面10bには、柱状の突出部からなる被検出素子13が形成されているので、タイピング支援ボード10が検出面22上に載置された状態では、各被検出素子13が検出面22と当接し、キー配列領域15と検出面22との間に空隙16が形成される。そこで、キー領域11を検出面22側へ押し下げることによって弾性変形する部材からキー配列領域15を形成することにより、キー領域11を押し下げれば、キー配列領域15が弾性変形して検出面22に当接する。このため、押下式の物理キーと同様のストローク感を得ることができる。
図9は、図1の端末装置1の使用態様の他の例を示した図であり、図中の(a)には、装置本体20を縦長状態で使用する場合が示され、(b)には、横長状態で使用する場合が示されている。装置本体20を縦長状態で使用する場合、タイピング支援ボード10を図1に示すように縦長状態の検出面22の下段に配置したり、図9の(a)に示すように、検出面22の上段に配置することができる。
この様にタイピング支援ボード10を検出面22上の任意の位置に移動させても、検出面22に対するタイピング支援ボード10の位置の変化が検知され、位置の変化量に応じて、ソフトキーボード24の表示位置、入力欄23の位置といった画面表示の位置及びレイアウトが調整される。
また、装置本体20を横長状態で使用する場合には、横長状態の検出面22内で横長状態となるように、装置本体20の回転移動に合わせてタイピング支援ボード10を回転移動させる。その際、検出面22に対するタイピング支援ボード10の位置及び向きの変化が検知され、検出面22内の画面表示の位置及び向きが調整される。
図10は、図2の装置本体20内の機能構成の一例を示したブロック図である。この装置本体20は、支援ボード位置検出部201、キー領域判別部202、キー入力部203、キー配列記憶部204、キー割当記憶部205及びキー配列表示部206により構成される。
支援ボード位置検出部201は、タイピング支援ボード10の載置後におけるタッチパネル21の出力に基づいて、タイピング支援ボード10の載置位置を検出し、その検出結果をキー領域判別部202及びキー配列表示部206へ出力する。この支援ボード位置検出部201では、タッチパネル21により同時に検出された2以上の検出位置を予め定められたボード判定パターンと照合し、その照合結果に基づいて、タイピング支援ボード10の載置位置及び向きを判別する動作が行われる。
つまり、複数の被検出素子13が一定時間内に検出された場合に、これらの被検出素子13の検出位置からなる配置情報をボード判定パターンと照合することにより、タイピング支援ボード10が検出面22上に載置されたことが検知され、その載置位置及び向きが判別される。また、各被検出素子13の配置情報から検出面22上に載置されたタイピング支援ボード10の種別が判別される。
キー領域判別部202は、タッチパネル21の出力及びタイピング支援ボード10の載置位置に基づいて、タッチ操作が行われた操作面10a上のキー領域を判別し、その判別結果をキー入力部203へ出力する。
キー配列記憶部204には、ソフトキーボード24を表示するためのキー配列情報が保持される。すなわち、キーシンボルを示す画像データ、ソフトキー25のレイアウト情報が保持される。このキー配列情報を書き換えることにより、ソフトキー25のサイズ、形状、デザイン及び各ソフトキー25のレイアウトを容易に変更することができる。
キー割当記憶部205には、ソフトキー25ごとの入力情報からなるキー割当情報が保持される。このキー割当情報は、いずれのソフトキー25にどのような入力情報が割り当てられているのかといった入力割当である。また、入力情報には、仮名文字、英字、数字などの文字を示す文字情報と、ピリオド、コンマ、アットマークなどの記号を示す情報と、全角及び半角の切り替え、漢字変換、大文字及び小文字の切り替えといった各種機能を示す情報とがある。
ここでは、各キー領域11に対する入力情報の割り当てからなるキー割当情報と、各ソフトキー25に対する入力情報の割り当てからなる上記キー割当情報とが共通であるものとする。つまり、タイピング支援ボード10のキー割当と、ソフトキーボード24のキー割当とは、一致している。この様なキー割当情報を書き換えることにより、ソフトキー25やキー領域11のタッチ操作によって入力可能な入力情報を容易に変更することができる。
キー入力部203は、タッチパネル21によりタッチ操作が検出された場合に、当該タッチ操作の操作位置と、キー領域判別部202の判別結果とに基づいて、キー割当記憶部205から入力情報を読み出し、キー入力信号を生成する。すなわち、タッチ操作が行われたキー領域11に割り当てられている入力情報を読み出して、キー入力信号が生成される。
この様に構成することにより、タッチパネル21の検出面22上に配置されたタイピング支援ボード10上のキー領域11に対してタッチ操作を行えば、当該キー領域11に割り当てられている入力情報に応じたキー入力信号を生成することができる。
キー配列表示部206は、キー配列情報及びキー割当情報に基づいて、ソフトキーボード24を検出面22内に表示するための画像データを生成し、タッチパネル21へ出力する。このキー配列表示部206は、支援ボード位置検出部201の判別結果に基づいて、ソフトキーボード24の表示位置を調整する。
この様に構成することにより、タイピング支援ボード10の載置位置の判別結果に基づいてソフトキーボード24の表示位置を調整するので、タイピング支援ボード10の載置位置に応じた適切な位置にソフトキーボード24を表示することができる。さらに、タッチ操作中やタッチ操作を繰り返すうちにタイピング支援ボード10の位置が変化したとしても、当該位置の変動に追従させてソフトキーボード24を表示することができる。
キー配列表示部206では、タイピング支援ボード10が検出面22上に載置されたことが支援ボード位置検出部201により検知されれば、ソフトキーボード24を検出面22内に出現させる動作が行われる。つまり、端末装置1の操作者は、特段のキー操作を行わなくても、タイピング支援ボード10を利用したキー入力を開始することができる。
図11のステップS101〜S107は、図10の装置本体20における文字入力処理時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、支援ボード位置検出部201は、タッチパネル21により同時に検出された複数の検出位置をボード判定パターンと照合し、その照合結果に基づいて、タイピング支援ボード10の載置位置及び向きを判別する(ステップS101,S102)。キー配列表示部206は、タイピング支援ボード10の載置位置及び向きの判別結果に基づいて、ソフトキーボード24の表示位置を調整する(ステップS103)。
次に、キー領域判別部202は、タッチパネル21によりタッチ操作が検出されれば、タッチ操作の操作位置と、タイピング支援ボード10の載置位置及び向きとに基づいて、タッチ操作が行われた操作面10a上のキー領域11を判別する(ステップS104)。このとき、キー入力部203は、キー割当情報を参照し、タッチ操作が行われたキー領域11に割り当てられている入力情報に応じたキー入力信号を生成する(ステップS105,S106)。ステップS101からステップS106までの処理手順は、この文字入力モードが終了するまで繰り返される(ステップS107)。
本実施の形態によれば、タイピング支援ボード10を検出面22上に載置し、キー領域11に対してタッチ操作を行えば、タッチ操作が行われた操作面10a上のキー領域11が判別されるので、キー領域11に応じた入力を行うことができる。また、タイピング支援ボード10を検出面22上の任意の位置に載置して入力作業を行うことができるとともに、タッチ操作による入力作業を容易化することができる。さらに、タイピング支援ボード10の載置位置を特定するための構成を簡素化することができる。
また、各被検出素子13がタイピング支援ボード10上にどのように配置されているのかといった配置情報をボード判定パターンとして登録しておくことにより、タイピング支援ボード10の載置位置をタッチパネル21により検出された検出位置から判別することができる。
各キー領域11がタッチ操作時に識別可能な表面形状からなるので、検出面22上のタイピング支援ボード10を見なくても、各キー領域11を指の感触により識別することができる。このため、タッチ操作を繰り返す場合に、キー領域11やタッチ操作の位置を目視により確認することなく、タッチ位置のずれを認識できるので、タッチタイピングによる入力作業を容易化及び高速化することができる。
また、キー領域11を検出面22側へ押し下げることにより、キー配列領域15が弾性変形して検出面22に当接し、当該キー領域11に応じたキー入力信号が生成されるので、キー領域11を指で押し下げた際に、押下式の物理キーと同様のストローク感を得ることができる。
なお、実施の形態1では、タッチパネル21により同時に検出された複数の検出位置をボード判定パターンと照合して、タイピング支援ボード10の載置位置が判別される場合の例について説明したが、本発明は、載置位置の判別方法をこれに限定するものではない。例えば、タッチパネル21により検出された2以上のタッチ操作を、キー領域11に対する2以上のタッチ操作として予め定められたボード判定パターンと照合し、その照合結果に基づいて、タイピング支援ボード10の載置位置を判別するような構成であっても良い。この様に構成することにより、キー領域11に対する2以上のタッチ操作をボード判定パターンとして登録しておくことにより、タイピング支援ボード10の載置位置をタッチパネル21により検出された2以上のタッチ操作の操作位置やタッチ操作の順序によって判別することができる。
また、実施の形態1では、キー領域11間に凹部14を形成することにより、指の感触で識別できるようにしたタイピング支援ボード10が用いられる場合の例について説明したが、本発明は、タイピング支援ボードの構成をこれに限定するものではない。例えば、キー領域11間に凸部を形成することによって識別させるような構成のものも本発明には含まれる。
図12は、タイピング支援ボード10の他の構成例を示した斜視図であり、貫通孔111からなるキー領域11を形成したタイピング支援ボード110が示されている。図13は、図12のタイピング支援ボード110をD−D切断線で切断した場合の切断面を示した断面図である。
このタイピング支援ボード110は、多数の貫通孔111を形成したことにより、隣り合うキー領域11同士を識別させる凸部112がキー領域11間に形成されている。各貫通孔112は、矩形形状からなり、ソフトキー25のレイアウトに合わせて整列配置されている。この様なタイピング支援ボード110では、貫通孔112を介して検出面22内の画面表示を容易に視認することができる。
また、実施の形態1では、キー領域11間に凹部14又は凸部112を形成することにより、各キー領域11を識別させる場合の例について説明したが、本発明は、タイピング支援ボードの表面形状をこれに限定するものではない。例えば、キー領域11と非キー領域とで表面のざらつき具合を異ならせるような構成であっても良い。
図14は、タイピング支援ボード10のその他の構成例を示した断面図であり、キー領域11間にざらつき領域121を形成したタイピング支援ボード120が示されている。このタイピング支援ボード120は、隣り合うキー領域11間の非キー領域にざらつき領域121が形成されている。
ざらつき領域121は、キー領域11内に比べて表面がざらついている領域であり、研磨加工やシボ加工により形成される。このタイピング支援ボード120では、ざらつき領域121により各キー領域11を識別させるので、キー配列領域15の厚さは、概ね均一である。
また、実施の形態1では、検出面22上に配置されたタイピング支援ボード10を指で押さえる場合の例について説明したが、タイピング支援ボード10を検出面22に対し固定するための支援ボード固定手段を設けるような構成であっても良い。
図15は、タイピング支援ボード10を検出面22に取り付けるための支援ボード取付用吸盤17の一構成例を示した図である。図中の(a)には、タイピング支援ボード10の非操作面10bに設けられた支援ボード取付用吸盤17の断面図が示されている。また、図中の(b)には、支援ボード取付用吸盤17を検出面22に押し付けることにより、タイピング支援ボード10が装置本体20に固定される様子が示されている。
支援ボード取付用吸盤17は、大気圧を利用して検出面22に張り付く器具であり、皿状の弾性部材からなる。この支援ボード取付用吸盤17には、その内部に被検出素子13が配置されている。支援ボード取付用吸盤17を検出面22に押し付けた際には、被検出素子13の下面が検出面22と当接する。
この様に構成することにより、支援ボード取付用吸盤17を押し付けてタイピング支援ボード10を検出面22に対し固定した際に、タイピング支援ボード10の装着を検知して載置位置の判別を自動的に行わせることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、各被検出素子13が検出面22との間で指と同じ静電容量を形成する部材からなる場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、各被検出素子13が導電性部材からなり、これらの被検出素子13をタッチパネル21のグランド端子に導通させる場合について説明する。
図16は、本発明の実施の形態2によるタイピング支援ボード130の一構成例を示した斜視図である。このタイピング支援ボード130は、導電性部材からなる2以上の被検出素子13と、これらの被検出素子13を互いに導通させる配線131と、接続ケーブル132とが設けられている。その他の構成は、図3のタイピング支援ボード10と同様である。
各被検出素子13は、導電性を有する素材、例えば、金属により形成される。配線131は、キー配列領域15を取り囲むように額縁領域12内に形成されている。接続ケーブル132は、配線131とタッチパネル21のグランド端子とを電気的に接続するためのケーブルであり、タイピング支援ボード130の端面10cから突出し、先端にコネクタ部133が設けられている。
コネクタ部133は、装置本体20に設けられるコネクタ部と着脱可能に接続する接続部である。コネクタ部133を装置本体20に接続することにより、各被検出素子13の電位をタッチパネル21のグランド端子の電位と一致させることができる。
この様に構成することにより、各被検出素子13が配線131及び接続ケーブル132を介してタッチパネル21のグランド端子と導通するので、各被検出素子13の電位をグランド端子の電位と一致させることができる。このため、被検出素子13と検出面22との接触やその接触位置が確実に検出されるので、タイピング支援ボード130の載置位置の検出精度を向上させることができる。
また、接続ケーブル132をタイピング支援ボード130の端面10cから突出させることにより、タイピング支援ボード130の検出面22からの高さが高くなったり、或いは、接続ケーブル132がタッチ操作の妨げになるのを抑制することができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、各被検出素子13がタッチパネル21のグランド端子と導通する場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、額縁領域12から露出する電極に指を接触させることにより、各被検出素子13の電位を端末装置1の操作者と一致させる場合について説明する。
図17は、本発明の実施の形態3によるタイピング支援ボード140の一構成例を示した斜視図である。このタイピング支援ボード140は、導電性部材からなる2以上の被検出素子13と、これらの被検出素子13を互いに導通させる配線141と、額縁領域12から露出させて形成されたタッチ電極142とが設けられている。その他の構成は、図3のタイピング支援ボード10と同様である。
各被検出素子13は、導電性を有する素材、例えば、金属により形成される。配線141は、キー配列領域15を取り囲むように額縁領域12内に形成されている。タッチ電極142は、配線141と導通する矩形形状の電極であり、額縁領域12内に形成されている。
タッチ電極142に指を接触させることにより、各被検出素子13が配線141を介して端末装置1の操作者と導通するので、各被検出素子13の電位を操作者の電位と一致させることができる。このため、被検出素子13と検出面22との接触やその接触位置が確実に検出されるので、タイピング支援ボード140の載置位置の検出精度を向上させることができる。
なお、実施の形態1〜3では、タッチパネル21が静電容量式のタッチセンサからなる場合の例について説明したが、本発明はタッチセンサの構成をこれに限定するものではない。例えば、抵抗膜を利用した圧力感知式のタッチセンサや光学式のタッチセンサを用いるものにも本発明は適用することができる。
抵抗膜方式のタッチセンサは、指の接触位置に応じて異なる電圧を生成する抵抗膜を備え、抵抗膜の電圧に基づいて、検出面22に対するタッチ操作を検出する。この様なタッチセンサを用いる場合、例えば、タイピング支援ボード10の自重を利用して、柱状の突出部からなる被検出素子13を検出面22に押し付けることにより、載置位置の検出が行われる。
一方、光学式のタッチセンサは、検出光を検出面22に照射する投光部と、検出光の指による反射光を受光する受光部とを備え、受光量の2次元分布に基づいて、検出面22に対するタッチ操作を検出する。この様なタッチセンサを用いる場合、被検出素子13は、検出光を遮断する遮光部材により形成される。
また、実施の形態1〜3では、装置本体20が、ソフトキーボード24を画面表示する場合の例について説明したが、本発明は、ソフトキーボード24のようなキー配列が検出面21内に表示されることを必須の構成要件とするものではない。例えば、キー配列を表示することなく、タイピング支援ボードの載置位置を検出して文字入力させるような構成であっても良い。
また、実施の形態1〜3では、タイピング支援ボードがシート状の部材からなる場合の例について説明したが、本発明は、タイピング支援ボードの構成をこれに限定するものではない。例えば、タイピング支援ボードは、剛性の高いプレート状の部材から形成されるものであっても良い。
1 端末装置
10,110〜140 タイピング支援ボード
10a 操作面
11 キー領域
12 額縁領域
13 被検出素子
14 凹部
15 キー配列領域
16 空隙
17 支援ボード取付用吸盤
20 装置本体
21 タッチパネル
22 検出面
24 ソフトキーボード
25 ソフトキー
201 支援ボード位置検出部
202 キー領域判別部
203 キー入力部
204 キー配列記憶部
205 キー割当記憶部
206 キー配列表示部

Claims (14)

  1. 表示画面上に検出面が形成され、上記検出面に対するタッチ操作の操作位置を検出するタッチパネルと、
    上記検出面上に載置され、2以上のキー領域が形成された操作面を有し、上記キー領域へのタッチ操作が上記タッチパネルにより検出可能なタイピング支援ボードと、
    上記タイピング支援ボードの載置後における上記タッチパネルの出力に基づいて、上記タイピング支援ボードの載置位置を検出する支援ボード位置検出手段と、
    上記タッチパネルの出力及び上記タイピング支援ボードの載置位置に基づいて、タッチ操作が行われた上記操作面上の上記キー領域を判別するキー領域判別手段とを備えたことを特徴とする端末装置。
  2. 上記タイピング支援ボードは、上記タッチパネルにより検出可能な2以上の被検出素子を備え、
    上記支援ボード位置検出手段は、上記タッチパネルにより同時に検出された2以上の検出位置を予め定められたボード判定パターンと照合し、その照合結果に基づいて、上記タイピング支援ボードの載置位置を判別することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 上記支援ボード位置検出手段は、上記タッチパネルにより検出された2以上のタッチ操作を、上記キー領域に対する2以上のタッチ操作として予め定められたボード判定パターンと照合し、その照合結果に基づいて、上記タイピング支援ボードの載置位置を判別することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  4. 上記キー領域ごとの入力情報からなるキー割当情報を保持するキー割当記憶手段と、
    上記キー領域判別手段の判別結果に基づいて、上記入力情報を読み出し、キー入力信号を生成するキー入力手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の端末装置。
  5. 上記キー割当情報に基づいて、上記キー領域ごとのキーシンボルからなるキー配列を上記表示画面内に表示するキー配列表示手段を備え、
    上記キー配列表示手段は、上記タイピング支援ボードの載置位置に基づいて、上記キー配列の表示位置を調整することを特徴とする請求項4に記載の端末装置
  6. 上記タッチパネルは、指及び上記検出面間の静電容量に基づいて、指によるタッチ操作を検出し、
    上記被検出素子は、上記検出面との間で指と同じ静電容量を形成する部材からなることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  7. 上記タッチパネルは、指及び上記検出面間の静電容量に基づいて、指によるタッチ操作を検出し、
    上記タイピング支援ボードは、それぞれが導電性部材からなる2以上の上記被検出素子を互いに導通させる配線と、上記配線及び上記タッチパネルのグランド端子を電気的に接続する接続ケーブルであって、上記タイピング支援ボードの端面から突出する接続ケーブルとを備えたことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  8. 上記タッチパネルは、指及び上記検出面間の静電容量に基づいて、指によるタッチ操作を検出し、
    上記タイピング支援ボードは、それぞれが導電性部材からなる2以上の上記被検出素子を互いに導通させる配線と、上記操作面に露出させて形成されたタッチ電極であって、上記配線に導通するタッチ電極とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  9. 上記2以上のキー領域が、タッチ操作時に識別可能な表面形状からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の端末装置。
  10. 上記操作面には、隣り合う上記キー領域同士を識別するための凹部又は凸部が上記キー領域間に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
  11. 上記操作面には、上記2以上のキー領域からなるキー配列領域を取り囲む額縁領域が形成され、上記額縁領域が上記タッチ操作の検出を遮断する部材からなることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の端末装置。
  12. 上記タイピング支援ボードは、非操作面に形成された突出部であって、上記額縁領域内に配置された2以上の突出部を備え、上記タイピング支援ボードが上記検出面上に載置された際に、上記キー配列領域と上記検出面との間に空隙が形成され、
    上記キー配列領域は、上記キー領域を上記検出面側へ押し下げることにより弾性変形する部材からなることを特徴とする請求項11に記載の端末装置。
  13. 検出面に対するタッチ操作を検出するタッチパネルを備えた端末装置用のコンピュータプログラムであって、
    操作面に2以上のキー領域が形成されたタイピング支援ボードが、上記検出面上に載置された際に、上記タッチパネルの出力に基づいて、上記タイピング支援ボードの載置位置を検出する支援ボード位置検出手順と、
    上記タッチパネルの出力及び上記タイピング支援ボードの載置位置に基づいて、タッチ操作が行われた上記操作面上の上記キー領域を判別するキー領域判別手順とを端末装置に実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. タッチ操作を検出するタッチパネルの検出面上に載置されるタイピング支援ボードであって、
    タッチ操作時に識別可能な表面形状からなる2以上のキー領域及び上記2以上のキー領域からなるキー配列領域を取り囲む額縁領域が形成された操作面と、
    非操作面に形成され、上記額縁領域内に配置された2以上の突出部とを備え、
    上記額縁領域が、タッチ操作の検出を遮断する部材からなり、
    上記タイピング支援ボードが上記検出面上に載置された際に、上記キー配列領域と上記検出面との間に空隙が形成され、
    上記キー配列領域は、上記キー領域を上記検出面側へ押し込むことにより弾性変形する部材からなることを特徴とするタイピング支援ボード。
JP2012029461A 2012-02-14 2012-02-14 端末装置、コンピュータプログラム及びタイピング支援ボード Pending JP2013167949A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029461A JP2013167949A (ja) 2012-02-14 2012-02-14 端末装置、コンピュータプログラム及びタイピング支援ボード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029461A JP2013167949A (ja) 2012-02-14 2012-02-14 端末装置、コンピュータプログラム及びタイピング支援ボード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013167949A true JP2013167949A (ja) 2013-08-29

Family

ID=49178317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012029461A Pending JP2013167949A (ja) 2012-02-14 2012-02-14 端末装置、コンピュータプログラム及びタイピング支援ボード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013167949A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018084889A (ja) * 2016-11-22 2018-05-31 カシオ計算機株式会社 操作シートおよび情報端末
JP2020140230A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JPWO2021075083A1 (ja) * 2019-10-15 2021-04-22
WO2024042960A1 (ja) * 2022-08-24 2024-02-29 キヤノン株式会社 電子装置、医療機器および超音波診断装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018084889A (ja) * 2016-11-22 2018-05-31 カシオ計算機株式会社 操作シートおよび情報端末
JP2020140230A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7275643B2 (ja) 2019-02-26 2023-05-18 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JPWO2021075083A1 (ja) * 2019-10-15 2021-04-22
WO2021075083A1 (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 隆之 須賀 タイピング補助部材およびキーボード
JP7418460B2 (ja) 2019-10-15 2024-01-19 隆之 須賀 タイピング補助部材およびキーボード
WO2024042960A1 (ja) * 2022-08-24 2024-02-29 キヤノン株式会社 電子装置、医療機器および超音波診断装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9158383B2 (en) Force concentrator
US7336206B2 (en) Input key and input apparatus
JP5347913B2 (ja) センサ装置、電子機器、及びセンサ装置の製造方法
US9575568B2 (en) Multi-function keys providing additional functions and previews of functions
TWI485626B (zh) 整合型指紋感測器暨導航裝置
US20130342464A1 (en) Input Device with Interchangeable Surface
US20130044059A1 (en) Touch-control type keyboard
US20050110772A1 (en) Resistive type touch panel
TW201640298A (zh) 經結合的感測器系統
CN109643176B (zh) 触控笔、触摸感测系统、触摸感测控制器及触摸感测方法
US20140098030A1 (en) Touch module
US20120120019A1 (en) External input device for electrostatic capacitance-type touch panel
JP2008533559A (ja) ユーザの対話を改善するためのキーボードのキーキャップに一体化されたタッチパッド
US20110181514A1 (en) Touch keypad for touch screen devices
JP2011048541A (ja) タッチパネル付き表示装置
EP3769191B1 (en) Passive mechanical keyboard
JP2013167949A (ja) 端末装置、コンピュータプログラム及びタイピング支援ボード
US20100206643A1 (en) Input Device
JPH07295706A (ja) キーボード
US20130154941A1 (en) Enhanced Tablet Computer
JP2012003522A (ja) タッチパネル
TWM294676U (en) Handheld electronic device
JP2016095758A (ja) 情報媒体及び情報処理システム
JPH103342A (ja) 入力タブレット付き情報機器
JP2005148848A (ja) タッチパネル及びそれを備えた画面入力表示装置