JP2008040822A - 非接触通信部材、導電体付シート、および導電体付シートの製造方法 - Google Patents

非接触通信部材、導電体付シート、および導電体付シートの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使用時におけるアンテナ輪郭の浮かび上がりが目立たなく、かつ安価に製造することができる非接触通信部材を提供する。
【解決手段】非接触通信部材10は、アンテナ20を有している。非接触通信部材は、非導電性の基材シート12と、前記基材シート12上に形成された接着層14と、前記接着層14上に配置され、前記アンテナ20を構成するアンテナ用導電体22と、を備えている。前記接着層14は、着色された接着剤16からなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナを有し、外部装置(例えば、リーダ・ライタ)と非接触で通信することができる非接触通信部材、および非接触通信部材に用いられる導電体付シートに係り、アンテナの輪郭を目立たなくさせることができる非接触通信部材および導電体付シートに関する。
また、本発明は、アンテナの輪郭を目立たなくさせることができる導電体付シートの製造方法に関する。
昨今、リーダ・ライタ等の外部装置と非接触で通信する非接触通信部材が広く普及している(例えば、特許文献1)。このような非接触通信部材は、通常、基材シートと、基材シート上に形成されたアンテナと、アンテナに接続されたICチップと、を有している。非接触通信部材として、ICチップが情報の記録を可能にするメモリを含み、外部装置との間で情報の送受信を行うICタグやICカード等の情報保持部材が知られている。また、非接触通信部材として、情報を保持することはできないものの、外部装置との間で信号の送受信が可能である共振タグ(無線タグ)も知られている。
これらの非接触通信部材は、基材シートのアンテナ用導電体が形成されていない側の面に用途に応じた印刷を施されるとともに、印刷側の面が露出するようにして貼付対象(例えば、管理対象となる製品)に貼り付けられ、使用されることが多くある。
特開2003−141478
ところが、通常、基材シートは白色系の紙や透明なPET等からなり、また、アンテナは銅やアルミニウム等の導電体からなる。したがって、基材シートとアンテナとの間の色は大きく相違している。このため、基材シートの印刷が施されるべき表面にアンテナの輪郭が浮かび上がってしまい、イメージ通りの印刷が施せない、意匠上好ましくない、等の問題が生じている。また、非接触通信部材の使用方法によっては、アンテナが内蔵されていることを外見上見分けがつかないようにしたい場合もある。
この問題について、特許文献1に開示された非接触通信部材においては、特殊な材料によってアンテナを形成し、アンテナの色を基材シートの色に対して目立たなくさせている。しかしながら、アンテナを形成する特殊な材料は極めて高価であり、この結果、特許文献1に開示された非接触通信部材は非常に高価となってしまう。このため、製造コストの低減が現状における最重要課題とされている非接触通信部材において、上述した問題の一般的な解決方法は未だ見出されていない、と言える。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、基材シート越しでのアンテナの輪郭が目立たない非接触通信部材であって、かつ、製造コストが安価である非接触通信部材を提供することを目的とする。
また、本発明は、基材シートと基材シート上に配置されアンテナを構成するアンテナ用導電体とを備えた導電体付シートであって、製造コストが安価で基材シート越しでのアンテナの輪郭が目立たない導電体付シートを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、基材シートと基材シート上に配置されアンテナを構成するアンテナ用導電体とを備えた導電体付シートであって、基材シート越しでのアンテナの輪郭が目立たない導電体付シートを、安価に製造することができる導電体付シートの製造方法を提供することを目的とする。
本発明による非接触通信部材は、アンテナを有する非接触通信部材であって、非導電性の基材シートと、着色された接着剤からなり、前記基材シート上に形成された接着層と、前記接着層上に配置され、前記アンテナを構成するアンテナ用導電体と、を備えたことを特徴とする。
このような本発明による非接触通信部材によれば、着色された接着層上にアンテナ用導電体が配置されている。したがって、接着層の色によっては、基材シートおよび接着層越しにアンテナの輪郭を目立たなくさせ得る。また、特殊な材料を必要としないので非接触通信部材を安価に製造することができる。
本発明による非接触通信部材において、前記アンテナ用導電体と接着層との色差が10以下となっていることが好ましい。このような本発明による非接触通信部材によれば、アンテナ用導電体と接着層との色差が所定の範囲内となっているので、基材シート越しでのアンテナの輪郭の浮かび上がりを目立たなくさせることができる。またこのような非接触通信部材は、色差の許容範囲が比較的に広いことから、容易かつ安価に製造され得る。したがって、非接触通信部材の製造コストを安価に抑えることができる。
また、本発明による非接触通信部材において、基材シートの前記アンテナ用導電体が配置されていない側の面上における、アンテナ用導電体が配置されている領域に対応する部分と、アンテナ用導電体が配置されていない領域であって接着層が形成されている領域に対応する部分と、の色差が3以下となっていることが好ましい。このような本発明による非接触通信部材によれば、基材シートのアンテナ用導電体が配置されていない側の面における、アンテナ用導電体が配置されている領域に対応する部分とアンテナ用導電体を取り囲む領域に対応する部分との色差が、人の目で認識しにくい範囲となっている。したがって、このような非接触通信部材によれば、基材シート越しにアンテナ用導電体の輪郭を浮かび上がらせないようにすることができる。
さらに、本発明による非接触通信部材において、前記アンテナ用導電体は、前記接着層の形成された領域内であって当該領域の一部分上に配置されていてもよい。このような本発明による非接触通信部材によれば、基材シートのアンテナ用導電体が配置されている側からの平面視において、アンテナ用導電体は接着層に取り囲まれるようになり、より確実にアンテナの輪郭を目立たなくさせることができる。また、アンテナ用導電体を堅固に基材シートに接着固定することができる。
さらに、本発明による非接触通信部材において、前記接着層は、前記基材シートの前記アンテナ用導電体が配置される側の全面に形成されていてもよい。このような本発明による非接触通信部材によれば、基材シート上への接着層の形成を極めて容易に行うことができる。結果として、非接触通信部材を容易かつ安価に製造することができる。
さらに、本発明による非接触通信部材は、前記アンテナに電気的に接続されたICチップをさらに備えていてもよい。また、本発明による非接触通信部材は、前記基材シートに形成された前記接着層の領域内であって当該領域上に配置され、前記アンテナ用導電体の所定の部分間を短絡させるブリッジ部材をさらに備え、前記ブリッジ部材は、非導電性の支持シートと、前記基材シート上に配置され前記アンテナ用導電体と電気的に接続されるブリッジ用導電体と、を有し、前記ブリッジ用導電体と前記支持シート上に形成された接着層との色差が10以下であるようにしてもよい。このような本発明による非接触通信部材によれば、基材シートおよび接着層越しにブリッジ部材の存在を目立たなくさせ得る。
あるいは、本発明による非接触通信部材は、前記基材シートに形成された前記接着層の領域内であって当該領域上に配置され、前記アンテナ用導電体に電気的に接続されたインターポーザをさらに備え、前記インターポーザは、非導電性の支持シートと、前記支持シート上に配置され、前記アンテナ用導電体と電気的に接続される接続用導電体と、前記接続用導電体に電気的に接続されたICチップと、を有し、前記接続用導電体と前記基材シート上に形成された接着層との色差が10以下であるようにしてもよい。このような本発明による非接触通信部材によれば、基材シートおよび接着層越しにインターポーザの存在を目立たなくさせ得る。
本発明による導電体付シートは、アンテナを有する非接触通信部材に用いられる導電体付シートであって、非導電性の基材シートと、着色された接着剤からなり、前記基材シート上に形成された接着層と、前記接着層上に配置され、前記アンテナを構成するアンテナ用導電体と、を備えたことを特徴とする。このような本発明による導電体付シートによれば、着色された接着層上にアンテナ用導電体が配置されている。したがって、接着層の色によっては、基材シートおよび接着層越しにアンテナの輪郭を目立たせなくすることができる。また、特殊な材料を必要としないので非接触通信部材を安価に製造することができる。
本発明による導電体付シートにおいて、前記アンテナ用導電体と接着層との色差が10以下となっていることが好ましい。このような本発明による導電体付シートよれば、アンテナ用導電体と接着層との色差が所定の範囲内となっているので、基材シート越しでのアンテナの輪郭の浮かび上がりを目立たなくさせることができる。またこのような導電体付シートは、色差の許容範囲が比較的に広いことから、容易かつ安価に製造され得る。したがって、導電体付シートの製造コストを安価にすることができる。
また、本発明による導電体付シートにおいて、基材シートの前記アンテナ用導電体が配置されていない側の面上における、アンテナ用導電体が配置されている領域に対応する部分と、アンテナ用導電体が配置されていない領域であって接着層が形成されている領域に対応する部分と、の色差が3以下となっていることが好ましい。このような本発明による導電体付シートによれば、基材シートのアンテナ用導電体が配置されていない側の面における、アンテナ用導電体が配置されている領域に対応する部分とアンテナ用導電体を取り囲む領域に対応する部分との色差が、人の目で認識しにくい範囲となっている。したがって、このような導電体付シートによれば、基材シート越しにアンテナ用導電体の輪郭を浮かび上がらせないようにすることができる。
さらに、本発明による導電体付シートにおいて、前記アンテナ用導電体は、前記接着層の形成された領域内であって当該領域の一部分上に配置されていてもよい。このような本発明による導電体付シートによれば、基材シートのアンテナ用導電体が配置されている側からの平面視において、アンテナ用導電体は接着層に取り囲まれるようになり、より確実にアンテナの輪郭を目立たなくさせることができる。また、アンテナ用導電体を堅固に基材シートに接着固定することができる。
さらに、本発明による導電体付シートにおいて、前記接着層は、前記基材シートの前記アンテナ用導電体が配置される側の全面に形成されていてもよい。このような本発明による導電体付シートによれば、基材シート上への接着層の形成を極めて容易に行うことができる。結果として、導電体付シートを容易かつ安価に製造することができる。
本発明による導電体付シートの製造方法は、アンテナを有する非接触通信部材に用いられる導電体付シートの製造方法であって、着色された熱可塑性接着剤からなる接着層を形成された基材シートの前記接着層側に導電性フィルムを重ね合わせる工程と、前記接着層を前記アンテナの形状に対応したパターンで加熱し、前記接着層を介し当該パターンで前記導電性フィルムを基材シートに接着する工程と、前記基材シート上で前記導電性フィルムを前記アンテナの形状に対応したパターンで打ち抜く工程と、を備えている。
このような本発明による導電体付シートの製造方法によれば、着色された接着層上に、アンテナを構成するアンテナ用導電体が配置されるようになる。したがって、得られた導電体付シートにおいて、基材シートおよび接着層越しにアンテナの輪郭を目立たなくさせることができる。また、特殊な材料を必要としないので導電体付シートを安価に製造することができる。
本発明による導電体付シートの製造方法において、前記接着する工程および前記打ち抜く工程は、並行して行われることが好ましい。このような本発明による導電体付シートの製造方法によれば、アンテナ用導電体を基材シート上に効率的に形成することができるとともに、また、アンテナ用導電体を基材シートへ強固に接着固定することができる。
また、本発明による導電体付シートの製造方法の前記重ね合わせる工程において、前記接着層との間における色差が10以下となるアンテナ用導電体が重ね合わせられることが好ましい。このような本発明による導電体付シートの製造方法によれば、得られた導電体付シートのアンテナ用導電体と接着層との色差が所定の範囲内となっているので、基材シート越しでのアンテナの輪郭の浮かび上がりを目立たなくさせることができる。また、色差の許容範囲が比較的に広いことから、容易かつ安価に製造され得る。したがって、導電体付シートを安価に製造することができる。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1乃至図6は、本発明による非接触通信部材(情報保持媒体を含む)および導電体付シートの第1の実施の形態およびその変形例を示す図である。
このうち図1は非接触通信部材および導電体付シートを示す上面図であり、図2は図1のII−II線に沿った断面図であり、図3は図1のIII−III線に沿った断面図である。
まず、主に図1乃至図3を用い、非接触通信部材10について説明する。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態における非接触通信部材10は、非導電性の基材シート12と、着色された接着剤16からなり、基材シート12上に形成された接着層14と、アンテナ20を構成するアンテナ用導電体22と、アンテナ用導電体22に接続されるとともに基材シート12上に設けられたICチップ30と、を備えている。なお、図1乃至3に示すアンテナ20の一部と、基材シート12と、によって本実施の形態における導電体付シート12aが構成される。したがって、導電体付シート12aは非接触通信部材10に含まれるものであり、以降において、非接触通信部材10を説明することにより、導電体付シート12aについても説明したこととする。
このような非接触通信部材10は、外部装置(リーダ・ライタ等)と非接触状態で通信することができ、例えば、ICタグ、ICカード、共振タグ等として使用される。例えば、ICタグやICカードとして使用される場合、ICチップは情報を記録するためのメモリを含み、外部装置(リーダ・ライタ等)により、アンテナ20を介してICチップ30に記録された情報を読み出したり、アンテナ20を介してICチップ30に新たな情報を書き込んだりすることができるようになっている。
このうち基材シート12は、透明のPETや有色の紙からなっている。接着層14は、アンテナ用導電体22を基材シート12に対して接着固定するため、基材シート12上に形成されている。本実施の形態において、接着層14は基材シート12の一側の面の全域に渡って形成されている。
本実施の形態において、接着層14をなす接着剤16は熱可塑性接着剤からなっているが、アンテナ用導電体22を接着固定することができる限りにおいて熱可塑性接着剤に限定されるものではなく、公知の接着剤を採用することができる。また、本実施の形態における接着層14をなす接着剤16は着色されているが、この着色方法については、後に詳述する。
次に、アンテナ20について詳述する。
一方、本実施の形態において、接着層14上に配置されたアンテナ20は、図1に示すように、コイル状アンテナとして形成されている。アンテナ20は、基材シート12上に形成された接着層14上に配置されたアンテナ用導電体22と、アンテナ用導電体22の所定の部分間を短絡させる(導通させる)ブリッジ部材25のブリッジ用導電体25aと、から構成されている。
本実施の形態においては、上述したように、接着層14は基材シートの一側の面の全面に渡って形成されている。そして、前記アンテナ用導電体22は、図1に示すように、接着層14が形成されている領域内であって当該領域の一部分上に配置されている。すなわち、非接触通信部材10の一側からの視野において(図1において)、アンテナ用導電体22は、周囲を接着層14に取り囲まれるようにして配置されている。アンテナ用導電体22は、例えば、銅やアルミニウム等からなっている。なお、このアンテナ用導電体22と、基材シート12と、接着層14と、によって本実施の形態における導電体付シート12aが形成されている。
一方、本実施の形態におけるブリッジ部材25は、図3に示すように、非導電性の支持シート(ブリッジ支持シート)25bと、着色された接着剤からなり、支持シート25b上に形成されたブリッジ接着層25cと、ブリッジ接着層25cが形成されている領域内に配置され、アンテナ用導電体22と電気的に接続されるブリッジ用導電体25aと、を有している。
ブリッジ部材25の支持シート25bは、基材シート12と同様に、例えばPETや紙等からなる。ブリッジ用導電体25aは、アンテナ用導電体22と同様に、銅やアルミニウム等から構成される。
ブリッジ接着層25cは、ブリッジ用導電体25aを支持シート25bに対して接着固定するため、支持シート25b上に形成されている。本実施の形態において、ブリッジ接着層25cは支持シート25bの一側の面の全域に渡って形成されており、ブリッジ用導電体25aは接着層25cの表面の一部分を占めるように配置されている。このブリッジ接着層25cなす接着剤の材料や着色方法等は、基材シート12上に形成される接着層14と同様にすることができる。
図3に示すように、ブリッジ部材25は、ブリッジ用導電体25aの両端部がアンテナ用導電体22の最内周端部22bと最外周端部22cとに接触するようにして、基材シート12上に形成された接着層14の領域内であって接着層上14に配置されている。また、ブリッジ部材25と基材シート12との間には非導電性の接着剤28が塗布されている。アンテナ用導電体22の最内周端部22bおよび最外周端部22c以外の部分は、この非導電性の接着剤によって短絡されることが防止されている。このようにして、本実施の形態において、ブリッジ用導電体25aを介してアンテナ用導電体22の最内周端部22bと最外周端部22cとが電気的に接続されている(短絡されている)。
なお、本実施の形態において、非導電性接着剤28は、UV光を照射されると硬化するUV硬化型接着剤からなっているが、特にこれに限定されるものではなく公知の接着剤に変更することもできる。
また、このようなブリッジ部材25の構成は、アンテナ用導電体22への接続方法も含め、単なる例示に過ぎず、既知である種々のブリッジ部材の構成およびアンテナ用導電体22への接続方法を採用することができる。
次に、アンテナ20と電気的に接続されるICチップ30について詳述する。
上述したように、非接触通信部材10は外部装置と非接触状態で通信することができる、すなわち、無線通信することができるようになっている。そして、少なくとも非接触通信部材10のこのような機能を果たすためのメモリやコンデンサ等を含んだIC回路がICチップ30に書き込まれている。図1に示すように、ICチップ30は、平面視において、略方形状、さらに詳しくは略矩形状、さらに詳しくは略正方形状の輪郭を有している。また、図2に示すように、ICチップ30は、IC回路が書き込まれたICチップ本体32aと、ICチップ本体32aの下面から突出した一対の接続電極(バンプとも呼ぶ)32b,32bと、を有している。
図2に示されているように、ICチップ30は、その接続電極32bがアンテナ20の接続部22aと対面しかつ接触するようにして、基材シート12上に配置されている。また、ICチップ30は、非導電性の接着剤38を用いることにより、アンテナ20を介して基材シート12上に固定されている。このような構成によって、ICチップ30がアンテナ20に電気的に接続されるとともに基材シート12に固定されている。
なお、本実施の形態において、非導電性の接着剤38は、上述の非導電性接着剤28と同様にUV硬化型接着剤からなっているが、特にこれに限定されるものではなく公知の接着剤に変更することもできる。
また、ICチップ30とアンテナ20との間の電気的接続は、このような方法に限定されず種々の方法によって達成することができる。例えば、超音波接合による電気的接続であってもよく、あるいは導電性または異方性導電性接着剤を介した電気的接続であってもよい。
ところで、上述したように、基材シート12は、通常、透明なPETや白色の紙等から構成され、一方、アンテナ20はアルミニウムや銅等から構成される。したがって、一般的な非接触通信部材10においては、基材シート12のアンテナ用導電体22が配置されている側の面での、アンテナ用導電体22と、基材シート12のアンテナ用導電体22に覆われていない部分と、の色が大きく相違する。
しかしながら、本実施の形態においては、基材シート12のアンテナ用導電体22が配置されている側の面において、接着層14とアンテナ用導電体22との色差△Eが10以下となるよう、接着層14が着色されている。具体的には、例えば、アンテナ用導電体との色差△Eが10以下となるように、接着層14をなす接着剤16に対して顔料や染料を混ぜ、この結果として、接着層14を着色し得る。
また、本実施の形態においては、ブリッジ部材25のブリッジ用導電体25aを支持シート25bに接着するためのブリッジ接着層25cも着色されている。本実施の形態においては、ブリッジ接着層25cとブリッジ用導電体25aとの色差△Eが10以下となるよう、ブリッジ接着層25cをなす接着剤が着色されている。そして、とりわけ好ましくは、ブリッジ接着層25cをなす接着剤が接着層14をなす接着剤16と同一色であり、ブリッジ用導電体25aがアンテナ用導電体22と同一色からなっており、この結果、接着層14とブリッジ用導電体25aとの色差△Eも10以下となっている。
なお、ここでいう色差△Eとは、JISZ8722に従った測定により得られる数値であり、例えば、X−Rite(登録商標)社から500シリーズとして販売されている色彩色差計を用いて測定することができる。
次に、図4および図5を用い、このような導電体付シート12aの製造方法の一例、さらには非接触通信部材10の製造方法の一例について説明する。
図4に示すように、まず、帯状に延びる帯状基材シート11が供給される。そして、供給される帯状基材シート11の一側(図4の紙面における上側)の面の全面に、熱可塑性接着剤供給手段61から熱可塑性接着剤16が供給される。なお、熱可塑性接着剤供給手段61に蓄えられている熱可塑性接着剤16は、既に説明したようにして着色されている。次に、帯状基材シート12上の熱可塑性接着剤16が乾燥装置62により乾燥される。これにより、熱可塑性接着剤16からなる有色の接着層14が帯状基材シート11の一側の面上に形成される。
その後、例えばアルミニウムや銅等の金属箔からなる帯状に延びる導電性フィルム21
が、接着層14を形成された帯状基材シート11の接着層14側に重ね合わせられる。このとき、帯状基材シート11上の熱可塑性接着剤16は乾燥しているため、導電性フィルム21は未だ熱可塑性接着剤16によって帯状基材シート11上に接着固定されていない。
その後、帯状基材シート11と、接着層14と、導電性フィルム21と、からなる積層体5が、加熱打抜手段64へと送り込まれていく。加熱打抜手段64は、加熱打抜ロール65と、加熱打抜ロール65との間で送り込まれてくる積層体5を挟むように加熱打抜ロール65に対向して配置された受けロール68と、を有している。加熱打抜ロール65は電熱ヒータ等の加熱機構を内蔵した金属製ローラ等からなり、所望パターンのアンテナ輪郭に対応した打抜刃66と、打抜刃66間に設けられ、所望パターンのアンテナ部分に対面するようになされた伝熱体67と、を有している。
積層体5が加熱打抜ロール65と受けロール66との間に送り込まれると、加熱打抜ロール65の打抜刃66が積層体5の導電性フィルム21側から、導電性フィルム21および熱可塑性接着剤16を貫通して帯状基材シート11まで切り込む。すなわち、導電性フィルム21および熱可塑性接着剤16が、打抜刃66によって、アンテナ形状に対応したパターンで打ち抜かれる。また同時に、導電性フィルム21および熱可塑性接着剤16の打ち抜かれた部分は、打抜刃66間の伝熱体67に当接して加熱される。この加熱によって、熱可塑性接着剤16が溶融し、所望のアンテナ形状に対応したパターンで打ち抜かれた導電性フィルム21の一部が、熱可塑性接着剤16を介して帯状基材シート11上に接着固定される。その後、帯状基材シート11上に接着されていない導電性フィルム21の不要部分6が分離される。
以上のようにして、帯状に延びる帯状基材シート11と、帯状基材シート11上に形成された接着層14と、接着層14上に配置された複数のアンテナ用導電体22と、を有する帯状導電体付シート7(図5参照)が製造され得る。そして、得られた帯状導電体付シート7を図5の二点鎖線に沿って切断することにより、個々の非接触通信部材10に用いられる導電体付シート12aが得られる。このような製造方法で得られた導電体付シート12aのアンテナ用導電体22の両側部は、図4に示すように、導電体付シート12aのシート面に対し略直交するようになり、これにより、はっきりとした輪郭を有するようになる。したがって、このような導電体付シート12aから非接触通信部材10を製造した場合、非接触通信部材10は予定した共振周波数を有する良好な通信特性を有するようになる。
また、このような帯状導電体付シート7(導電体付シート12a)上にUV硬化型接着剤38,28を供給するとともにICチップ30およびブリッジ部材25を配置し、その後、UV硬化型接着剤38,28を硬化させることによって非接触通信部材10が得られる。ここでUV硬化型接着剤38,28の硬化は、当該接着剤38,28にUV光を照射することによって実現され得り、当該接着剤38,28を加熱する必要がない。したがって、アンテナ用導電体22を帯状基材シート11(基材シート12)に接着固定する接着層14、および、ブリッジ用導電体25aを支持シート25bに接着固定するブリッジ接着層25cを再溶融させてしまうことがなく、アンテナ用導電体22およびブリッジ用導電体25aを所望の位置へ堅固に固定したままとすることができる。
ここで、ブリッジ用部材25は、上述した基材シート12上に接着層14を形成し、さらに接着層14上にアンテナ用導電体22を接着する方法と同様にして、支持シート25b上にブリッジ接着層25cを形成し、さらにブリッジ接着層14上にアンテナ用導電体22を接着することによって、製造され得る。
なお、この実施の形態において、導電体付シート12aを製造する製造装置60は、着色された熱可塑性接着剤16からなる接着層14を形成された基材シート12(帯状基材シート11)の前記接着層14側に導電性フィルム21を重ね合わせる手段63と、接着層14をアンテナの形状に対応したパターンで加熱し、接着層14を介し当該パターンで導電性フィルム21を基材シートに接着する手段と、基材シート12上で導電性フィルム21をアンテナ20の形状に対応したパターンで打ち抜く手段と、を備えている。また、導電体付シート製造装置60は、重ね合わせ手段63としてのニップロールの上流側に配置され、着色された熱可塑性接着剤16を基材シート12(帯状基材シート11)に供給する熱可塑性接着剤供給手段61と、供給された接着剤16を基材シート12上で乾燥させて当該接着剤16からなる接着層14を形成する乾燥装置62と、をさらに備えている。
さらに、本実施の形態において、接着する手段および打ち抜く手段は、ともに、加熱打抜ロール65と受けロール68とを有する加熱打抜手段64からなっている。すなわち、本実施の形態においては、接着する工程および打ち抜く工程が、並行して同時に行われ得るようになっているので、効率的にアンテナ用導電体12aを形成することができるとともに、また結果として、アンテナ用導電体12aを基材シート12へ強固に接着固定することができる。また、打抜刃66および伝熱体67の形状を変更することによって、コイル状のアンテナを構成するアンテナ用導電体22だけでなく、種々の形状のアンテナ用導電体を接着層14を介して基材シート12上に形成することができる。
ただし、このような導電体付シート製造装置60は単なる例示に過ぎず、導電体付シートの製造方法とともに種々変更することができる。例えば、図4に点線で示しているように、加熱打抜ロール65の打抜刃66間の不要部分7に対応する部分(打抜刃66間の伝熱体67が設けられていない部分)に吸引吐出孔65aを設け、打ち抜き時に吸引して積層体5を加熱打抜ロール65に向けて固定し、打ち抜き後にエアを吐出して積層体5の加熱打抜ロール65からの分離を促進するようにしてもよい。
また、加熱打抜ロール65および受けロール68を加熱打抜台および受け台に変更してもよい。また、打抜刃66が積層体5の導電性フィルム21と熱可塑性接着剤16とを打ち抜く例を示したが、これに限られず、導電性フィルム21だけを打ち抜くようにしてもよい。このような構成においても、少なくともアンテナ用導電体22の両側部は導電体付シート12aのシート面に対して略直交する面によって形成されるので、アンテナ22は良好な通信特性を維持することができる。
次に、このような構成からなる非接触通信部材10の使用時における作用について説明する。
非接触通信部材10は、基材シート12側を露出させるようにして貼付対象(例えば、管理対象となる製品)に貼付され、すなわち、アンテナ用導電体22側が貼付対象に対面するようにして貼付対象に貼付され、ICタグやICカード等として使用されることがある。このようにして使用される場合、一般に、基材シート12のアンテナ用導電体22が配置されていない側(「以下において、「露出側」とも呼ぶ)の面に、ICタグやICカード等の用途に応じた印刷等が施される。
しかしながら、上述したように、基材シート12に用いられる材料は、通常、紙や樹脂等であり、とりわけ透明樹脂(例えば透明なPETフィルム)が主流の一つとなっている。その一方で、アンテナ用導電体22は銅やアルミニウム等の有色材料からなっている。したがって、非接触通信部材10への印刷が例えば白を基調とするような場合には、非接触通信部材10の露出側にアンテナの輪郭が浮かび上がってしまい、意匠上好ましくない事態に陥っていた。
一方、本実施の形態によれば、着色処理を施すことにより、基材シート12のアンテナ用導電体22が配置されている面において、アンテナ用導電体22と、接着層14のアンテナ用導電体22に覆われていない部分と、の色差△Eが10以下なっている。そして、本件発明者が鋭意研究を重ねたところ、非接触通信部材10のアンテナ用導電体22が配置されている側の面上においてこのような色差△Eの制限を設定しておけば、透明PETからなる基材シート12および一般的な厚みを有する接着層14を用いた場合に、非接触通信部材10の露出側の面上における、アンテナ用導電体22が配置されている領域に対応する部分と、アンテナ用導電体22が配置されていない領域であって接着層14が形成されている領域に対応する部分と、の色差△Eが3以下となった。ここで、一般に、人の目では、色差△Eが3以下の色の相違を認識することはできないとされている。したがって、本実施の形態における非接触通信部材10によれば、透明PETからなる基材シート12および一般的な厚みを有し着色された接着層14越しに、使用者が認識することができるレベルでのアンテナ用導電体22の輪郭の浮かび上がりを防止することができる。
また、本実施の形態においては、ブリッジ部材25のブリッジ用導電体25aと、基材シート12上に形成された接着層14と、の色差△Eも10以下となっている。したがって、着色された接着層14越しにアンテナ用導電体22の輪郭が視認されないのと同様に、着色された接着層14越しに、使用者が認識することができるレベルでのブリッジ用導電体25aの輪郭の浮かび上がりを防止することができる。
以上にように本実施の形態の非接触通信部材10(導電体付シート12a)によれば、基材シート12上に形成された接着層14が着色された接着剤16からなり、接着層14の領域内であって当該領域の一部分上にアンテナ用導電体22が配置されている。したがって、接着層14の色によっては、基材シート12および接着層14越しにアンテナ用導電体22の輪郭を目立たなくさせることができる。また逆に、接着層14の色を調節することにより、アンテナ20が内蔵されていることを明らかにしたい場合(アンテナ20が内蔵されていること隠したくない場合)に対しても容易かつ安価に対応することができる。また、接着層14を着色することに特殊な材料を必要としないので非接触通信部材を安価に製造することができる。さらに得られた非接触通信部材10(導電体付シート12a)は従来のものと略同一規格(厚さ、寸法、強度等)となるので、取り扱いや使い勝手に悪影響を与えてしまうことはない。
また、本実施の形態によれば、アンテナ用導電体22と接着層14との色差が10以下となっている。このような本発明によれば、基材シート12が透明な樹脂フィルムからなっていたとしても接着層14が通常の厚さ(例えば、2μm以上3μm以下)を有していれば、基材シート12の接着層14が形成されていない側から見た場合に、アンテナ用導電体22が配置されている領域に対応する部分と、アンテナ用導電体22が配置されていない領域であって接着層14が形成されている領域に対応する部分と、の色差△Eが3以下となる。そして、一般に、人の目では、色差△Eが3以下である色の相違を認識することはできないとされていることから、視認できるレベルにおける、アンテナ用導電体22の輪郭の浮かび上がりを防止することができる。また、アンテナ用導電体22との色差△Eが10以下となるよう接着層14をなす接着剤16を着色することは、容易かつ安価である。
さらに、本実施の形態によれば、接着層14は基材シート12のアンテナ用導電体22が配置される側の全面に形成されている。このような接着層14は、基材シート12上へ極めて容易に形成され得る。結果として、非接触通信部材10(導電体付シート12a)を容易かつ安価に製造することができる。
さらに、本実施の形態によれば、基材シート12に形成された接着層14の領域内であって当該領域上に配置され、アンテナ用導電体22の所定の部分間を短絡させるブリッジ部材25をさらに備え、アンテナ用導電体22の所定の部分間を短絡させるブリッジ部材25のブリッジ用導電体25aと、基材シート12に形成された接着層14との色差△Eは10以下となっている。したがって、基材シート12および接着層14越しにアンテナ用導電体22の輪郭を目立たなくさせることができるのと同様に、基材シート12および接着層14越しにブリッジ用導電体25bの輪郭を目立たなくさせることができる。これにより、基材シート12および接着層14越しにアンテナ20の存在の有無を視認することができないようにすることができる。
また、以上のような本実施の形態における非接触通信部材10は、例えば本実施の形態による導電体付シートの製造方法によって得られる導電体付シート12aを用いて製造することができる。
そして、本実施の形態の導電体付シートの製造方法によれば、着色された熱可塑性接着剤16からなる接着層14を形成された基材シート12の接着層14側に導電性フィルム21を重ね合わせる工程と、接着層14をアンテナ20の形状に対応したパターンで加熱し、接着層14を介し当該パターンで導電性フィルム21を基材シート12に接着する工程と、基材シート12上で導電性フィルム21をアンテナ20の形状に対応したパターンで打ち抜く工程と、を備えている。このような方法によれば、容易かつ安価に導電体付シートを製造することができる。
また、本実施の形態によれば、前記接着する工程および前記打ち抜く工程は、並行して同時に行われる。したがって、効率的にアンテナ用導電体22を形成することができるとともに、また、アンテナ用導電体22を基材シート12へ強固に接着固定することができる。
なお、上述した第1の実施の形態に関し、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施の形態において、接着層14が基材シート12の一側の面の全域に形成されている例を示したが、これに限られない。接着層14は、アンテナ20の輪郭を不明確にすることができれば、基材シート12上における形成領域は特に限定されない。
また、上述した実施の形態において、ブリッジ用導電体25aが接着層14および基材シート12側に位置するようにして、ブリッジ部材25が導電体付シート12a上に配置されている例を示したが、これに限られない。図6に示すように、支持シート25bが接着層14および基材シート12に対面するようにして、ブリッジ部材25が導電体付シート12a上に配置されるようにしてもよい。この例においては、上述した実施の形態と同様に、ブリッジ用導電体25aと接着層14との色差△E、および、ブリッジ用導電体25aとブリッジ接着層25cとの色差△Eは、10以下となっていることが好ましく、この場合、ブリッジ用導電体25aの輪郭を、非接触通信部材10(導電体付シート12a)の露出側から視認することができないようにすることができる。さらに、上述した実施の形態と同様に、ブリッジ接着層25cをなす接着剤が接着層14をなす接着剤16と同一色(同一材料)であり、ブリッジ用導電体25aがアンテナ用導電体と同一色(同一材料)からなっていることが好ましい。
なお、このような例においては、例えば、ブリッジ用導電体25aと、アンテナ用導電体の最内周端部22bおよび最外周端部22cとを、これらの間に介在する支持シート25bを貫通させるとともに互いに噛み合わせるようにして(かしめて)、導通させることができる(図6参照)。
このような図6に示す変形例は、第1の実施の形態と、ブリッジ部材25の基材シート12上への配置方法が上述したように異なるだけであって、その他は略同一である。図6において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、重複する詳細な説明を省略する。
第2の実施の形態
次に、図7乃至図9を用い、本発明による非接触通信部材および導電体付シートの第2の実施の形態について説明する。
図7乃至図9は、本発明による非接触通信部材および導電体付シートの第2の実施の形態を示す図である。このうち図7は非接触通信部材を示す上面図であり、図8はインターポーザを示す上面図であり、図9は図5のIX−IX線に沿った断面図である。
なお、図7乃至図9に示す第2の実施の形態は、ブリッジ部材25が配置されていた部分にICチップ30を有するインターポーザ40が配置されている点、およびこの変更にともなってアンテナ用導電体22の接点部22aが短絡されている(接続部22aが設けられていない)点、において上述した第1の実施の形態と異なっており、その他の部分は略同一である。したがって、図7乃至図9において同一部分には同一符号を付し、重複する詳細な説明は省略する。
図7乃至図9に示すように、本実施の形態における非接触通信部材10は、非導電性の基材シート12と、着色された接着剤16からなり、基材シート12上に形成された接着層14と、接着層14上に配置されたアンテナ20と、基材シート12のアンテナ20上に設けられたインターポーザ40と、を備えている。
本実施の形態におけるアンテナ20は、コイル状アンテナとして形成されており、接着層14上に配置されたアンテナ用導電体23を有している。本実施の形態におけるアンテナ用導電体23は、最内周端部22bおよび最外周端部22cを有しているが、上述したように接続部22a(図1参照)を有していない。そして、本実施の形態における導電体付シート12aは、基材シート12と、接着層14と、このアンテナ用導電体23と、によって構成されている。なお、導電体付シート12aは、例えば、第1の実施の形態において説明した方法と同様にして作製され得る。
一方、特に図8に示されているように、インターポーザ40は、非導電性の支持シート(インターポーザ支持シート)42と、着色された接着剤からなり、支持シート42上に形成されたインターポーザ接着層43と、インターポーザ接着層43上に配置された一対の接続用導電体44と、一対の接続用導電体44に電気的に接続される(導通される)とともに支持シート42上に設けられたICチップ30と、を備えている。
このうち支持シート42は、基材シート12と同様に、PETや紙等からなっている。一方、接続用導電体44は銅やアルミニウムの箔等から構成される。接続用導電体44は、例えば、第1の実施の形態において説明した導電体付シート12aの作製方法における、基材シート12上へのアンテナ用導電体22の形成方法と同様にして、支持シート42上へ形成することができる。
図9に示されているように、上述したICチップ30は、各接続電極32bがインターポーザ40の異なる接続用導電体44と対面しかつ接触するようにして、支持シート42上に配置されている。また、ICチップ30は、例えばUV硬化型接着剤39を用いることにより、アンテナ20を介して支持シート42上に固定されている。このような構成によって、ICチップ30が、接続用導電体44を介し、接続用導電体44と電気的に接続されるとともに支持シート42に対して固定されている。ただし、ICチップ30と接続用電極44との間の電気的接続は、このような方法に限定されず種々の方法によって達成することができる。例えば、超音波接合による電気的接続であってもよく、あるいは導電性または異方性導電性接着剤を介した電気的接続であってもよい。
また、図9に示すように、インターポーザ40は、接続用導電体44の両端部がアンテナ用導電体23の最内周端部22bと最外周端部22cとに接触するようにして、基材シート12上に配置されている。また、インターポーザ40と接着層14との間には非導電性の接着剤29が塗布されている。アンテナ用導電体23の最内周端部22bおよび最外周端部22c以外の部分は、この非導電性の接着剤29によって短絡されることが防止されている。このようにして、各接続用導電体44が、アンテナ用導電体23の最内周端部22bおよび最外周端部22cと電気的に接続されている(導通されている)。
なお、このようなインターポーザ40の構成は、アンテナ用導電体23への接続方法も含め、単なる例示に過ぎず、既知である種々のインターポーザの構成およびアンテナ用導電体23への接続方法を採用することができる。
また、第1の実施の形態と同様に、本実施の形態においても、接着層14とアンテナ用導電体23との色差△Eが10以下となっている。また、接続用導電体44と基材シート12上に形成された接着層14との色差△Eが10以下となっている。さらに、接続用導電体44と支持シート42上に形成されたインターポーザ接着層43との色差△Eが10以下となっている。
このような本実施の形態の非接触通信部材10および導電体付シート12aは、使用時において、上述した第1の実施の形態における非接触通信部材10および導電体付シート12aと同様に作用する。
すなわち、本実施の形態によれば、基材シート12上に形成された接着層14が着色された接着剤16からなり、接着層14の領域内であって当該領域の一部分上にアンテナ用導電体23が配置されている。したがって、接着層14の色によっては、基材シート12および接着層14越しにアンテナ用導電体23の輪郭を目立たなくさせることができる。また逆に、接着層14の色を調節することにより、アンテナ20が内蔵されていることを明らかにしたい場合(アンテナ20が内蔵されていること隠したくない場合)に対しても容易かつ安価に対応することができる。また、接着層14の着色に特殊な材料を必要としないので非接触通信部材を安価に製造することができる。さらに得られた非接触通信部材10(導電体付シート12a)は従来のものと略同一規格となるので、取り扱いや使い勝手に影響を与えてしまうことはない。
また、本実施の形態によれば、アンテナ用導電体23と接着層14との色差が10以下となっている。このような本発明によれば、基材シート12が透明な樹脂フィルムからなっていたとしても接着層14が通常の厚さを有していれば、基材シート12の接着層14が形成されていない側から見た場合に、アンテナ用導電体23が配置されている領域に対応する部分と、アンテナ用導電体22が配置されていない領域であって接着層14が形成されている領域に対応する部分と、の色差△Eが3以下となる。そして、一般に、人の目では、色差△Eが3以下である色の相違を認識することはできないとされていることから、視認できるレベルにおける、アンテナ用導電体22の輪郭の浮かび上がりを防止することができる。また、アンテナ用導電体23との色差△Eが10以下となるよう接着層14をなす接着剤16を着色することは、容易かつ安価である。
さらに、本実施の形態によれば、基材シート12に形成された接着層14の領域内であって当該領域上に配置され、アンテナ用導電体23に電気的に接続されたインターポーザ40をさらに備え、アンテナ用導電体23に接続されたインターポーザ40の接続用導電体44と、基材シート12に形成された接着層14との色差△Eは10以下となっている。したがって、基材シート12および接着層14越しにアンテナ用導電体23の輪郭を目立たなくさせることができるのと同様に、基材シート12および接着層14越しに接続用導電体44の輪郭を目立たなくさせることができる。これにより、基材シート12および接着層14越しにアンテナ20の存在の有無を視認することができないようにすることができる。
なお、上述した第2の実施の形態に関し、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施の形態において、インターポーザ用導電体44が接着層14および基材シート12側に位置するようにして、インターポーザ40が導電体付シート12a上に配置されている例を示したが、これに限られない。上述の第1の実施の形態の変形例として、支持シート25bが接着層14および基材シート12側に位置するようにして、ブリッジ部材25を導電体付シート12a上に配置することができる(図6参照)ことと同様に、支持シート42が接着層14および基材シート12に対面するようにして、インターポーザ40を接着層14上に配置するようにしてもよい。この例においては、接続用導電体44と接着層14との色差△E、および、接続用導電体44とインターポーザ接着層43との色差△Eは、10以下となっていることが好ましく、この場合、接続用導電体44の輪郭を、非接触通信部材10(導電体付シート12a)の露出側から視認することができないようにすることができる。さらに、上述した実施の形態と同様に、インターポーザ接着層43をなす接着剤が接着層14をなす接着剤16と同一色(同一材料)であり、接続用導電体44がアンテナ用導電体23と同一色(同一材料)からなっていることが好ましい。
なお、このような例において、接続用導電体44と、アンテナ用導電体23の最内周端部22bおよび最外周端部22cとを、例えば上述の第1の実施の形態の変形例として説明したように、これらの間に介在する支持シート42を貫通させるとともに互いに噛み合わせる(かしめる)ようにして、導通させることができる。
第3の実施の形態
次に、図10を用い、本発明による非接触通信部材および導電体付シートの第3の実施の形態について説明する。
図10は、本発明による非接触通信部材および導電体付シートの第3の実施の形態を示す上面図である。
図10に示す第3の実施の形態は、アンテナ用導電体の構成が上述した第1の実施の形態と異なっており、その他の部分は略同一である。したがって、図10において同一部分には同一符号を付し、重複する詳細な説明は省略する。
図10に示すように、本実施の形態における非接触通信部材10は、非導電性の基材シート12と、着色された接着剤16からなり、基材シート12上に形成された接着層14と、接着層14上に配置され、アンテナ20を構成するアンテナ用導電体24と、アンテナ用導電体と電気的に接続されたICチップ30と、を備えている。
非接触状態での通信に用いられる電磁波によっては、アンテナ20がコイル状アンテナ(図1および図7参照)以外の構成を取る場合もある。図10に示すように、本実施の形態におけるアンテナ20は、一対の略棒状からなるアンテナ用導電体24によって形成され、いわゆるダイポールアンテナとして機能するようになっている。そして、本実施の形態における導電体付シート12aは、基材シート12と、接着層14と、このアンテナ用導電体24と、によって構成されている。なお、導電体付シート12aは、第1の実施の形態において説明した方法と同様にして作製され得る。また、ICチップ30の基材シート12上への配置および固定方法、並びに、ICチップ30とアンテナ20との接続方法は、図2を用いて説明した第1の実施の形態と同様とすることができる。さらに、アンテナ用導電体24に直接ICチップ30を電気的に接続することに代え、アンテナ用導電体24上に図8に示すインターポーザ40を配置し、接続用導電体44を介してアンテナ用導電体24とICチップ30とを電気的に接続するようにしてもよい。
また、第1の実施の形態と同様に、本実施の形態においても、基材シート12のアンテナ用導電体24が配置されている側の面において、アンテナ用導電体24と接着層14との色差△Eが10以下となるようになっている。
このような本実施の形態の非接触通信部材10および導電体付シート12aは、使用時において、上述した第1の実施の形態における非接触通信部材10および導電体付シート12aと同様に作用する。
すなわち、本実施の形態によれば、基材シート12上に形成された接着層14が着色された接着剤16からなり、接着層14の領域内であって当該領域の一部分上にアンテナ用導電体24が配置されている。したがって、接着層14の色によっては、基材シート12および接着層14越しにアンテナ用導電体24の輪郭を目立たなくさせることができる。また逆に、接着層14の色を調節することにより、アンテナ20が内蔵されていることを明らかにしたい場合(アンテナ20が内蔵されていること隠したくない場合)に対しても容易かつ安価に対応することができる。また、接着層14の着色に特殊な材料を必要としないので非接触通信部材を安価に製造することができる。さらに得られた非接触通信部材10(導電体付シート12a)は従来のものと略同一規格となるので、取り扱いや使い勝手に影響を与えてしまうことはない。
また、本実施の形態によれば、アンテナ用導電体24と接着層14との色差が10以下となっている。このような本発明によれば、基材シート12が透明な樹脂フィルムからなっていたとしても接着層14が通常の厚さを有していれば、基材シート12の接着層14が形成されていない側から見た場合に、アンテナ用導電体24が配置されている領域に対応する部分と、アンテナ用導電体22が配置されていない領域であって接着層14が形成されている領域に対応する部分と、の色差△Eが3以下となる。そして、一般に、人の目では、色差△Eが3以下である色の相違を認識することはできないとされていることから、視認できるレベルにおける、アンテナ用導電体22の輪郭の浮かび上がりを防止することができる。また、アンテナ用導電体24との色差△Eが10以下となるよう接着層14をなす接着剤16を着色することは、容易かつ安価である。
なお、上述した第3の実施の形態に関し、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
図1は、本発明による非接触通信部材および導電体付シートの第1の実施の形態を示す上面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、本発明による導電体付シートの製造方法の一実施の形態を説明するための図である。 図5は、図4で示す方法によって製造され得る帯状導電体付シートの一例を示す図である。 図6は、非接触通信部材の変形例を示す断面図であって、図3に対応する図である。 図7は、本発明による非接触通信部材および導電体付シートの第2の実施の形態を示す上面図である。 図8は、図7に示す非接触通信部材で用いられ得るインターポーザの一例を示す上面図である。 図9は、図7のIX−IX線に沿った断面図である。 図10は、本発明による非接触通信部材および導電体付シートの第3の実施の形態を示す上面図である。
符号の説明
7 帯状導電体付シート
10 非接触通信部材
11 帯状基材シート
12 基材シート
12a 導電体付シート
14 接着層
16 接着剤(熱可塑性接着剤)
20 アンテナ
21 導電性フィルム
22,23,24 アンテナ用導電体
25 ブリッジ部材
25a ブリッジ用導電体
25b 支持シート
25c ブリッジ接着層
30 ICチップ
40 インターポーザ
42 支持シート
43 インターポーザ接着層
44 接続用導電体

Claims (16)

  1. アンテナを有する非接触通信部材において、
    非導電性の基材シートと、
    着色された接着剤からなり、前記基材シート上に形成された接着層と、
    前記接着層上に配置され、前記アンテナを構成するアンテナ用導電体と、を備えたことを特徴とする非接触通信部材。
  2. 前記アンテナ用導電体と接着層との色差が10以下であることを特徴とする請求項1に記載の非接触通信部材。
  3. 基材シートの前記アンテナ用導電体が配置されていない側の面上における、アンテナ用導電体が配置されている領域に対応する部分と、アンテナ用導電体が配置されていない領域であって接着層が形成されている領域に対応する部分と、の色差が3以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触通信部材。
  4. 前記アンテナ用導電体は、前記接着層の形成された領域内であって当該領域の一部分上に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の非接触通信部材。
  5. 前記接着層は、前記基材シートの前記アンテナ用導電体が配置される側の全面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ一項に記載の非接触通信部材。
  6. 前記アンテナに電気的に接続されたICチップをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の非接触通信部材。
  7. 前記基材シートに形成された前記接着層の領域内であって当該領域上に配置され、前記アンテナ用導電体の所定の部分間を短絡させるブリッジ部材をさらに備え、
    前記ブリッジ部材は、非導電性の支持シートと、前記基材シート上に配置され、前記アンテナ用導電体と電気的に接続されるブリッジ用導電体と、を有し、
    前記ブリッジ用導電体と、前記支持シート上に形成された接着層と、の色差が10以下であることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の非接触通信部材。
  8. 前記基材シートに形成された前記接着層の領域内であって当該領域上に配置され、前記アンテナ用導電体に電気的に接続されたインターポーザをさらに備え、
    前記インターポーザは、非導電性の支持シートと、前記支持シート上に配置され、前記アンテナ用導電体と電気的に接続される接続用導電体と、前記接続用導電体に電気的に接続されたICチップと、を有し、
    前記接続用導電体と、前記基材シート上に形成された接着層と、の色差が10以下であることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の非接触通信部材。
  9. アンテナを有する非接触通信部材に用いられる導電体付シートにおいて、
    非導電性の基材シートと、
    着色された接着剤からなり、前記基材シート上に形成された接着層と、
    前記接着層上に配置され、前記アンテナを構成するアンテナ用導電体と、を備えたことを特徴とする導電体付シート。
  10. 前記アンテナ用導電体と接着層との色差が10以下であることを特徴とする請求項9に記載の導電体付シート。
  11. 基材シートの前記アンテナ用導電体が配置されていない側の面上における、アンテナ用導電体が配置されている領域に対応する部分と、アンテナ用導電体が配置されていない領域であって接着層が形成されている領域に対応する部分と、の色差が3以下であることを特徴とする請求項9または10に記載の導電体付シート。
  12. 前記アンテナ用導電体は、前記接着層の形成された領域内であって当該領域の一部分上に配置されていることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の導電体付シート。
  13. 前記接着層は、前記基材シートの前記アンテナ用導電体が配置される側の全面に形成されていることを特徴とする請求項9乃至12のいずれ一項に記載の導電体付シート。
  14. アンテナを有する非接触通信部材に用いられる導電体付シートの製造方法において、
    着色された熱可塑性接着剤からなる接着層を形成された基材シートの前記接着層側に導電性フィルムを重ね合わせる工程と、
    前記接着層を前記アンテナの形状に対応したパターンで加熱し、前記接着層を介し当該パターンで前記導電性フィルムを基材シートに接着する工程と、
    前記基材シート上で前記導電性フィルムを前記アンテナの形状に対応したパターンで打ち抜く工程と、を備えたことを特徴とする導電体付シートの製造方法。
  15. 前記接着する工程および前記打ち抜く工程は、並行して行われることを特徴とする請求項14に記載の導電体付シートの製造方法。
  16. 前記重ね合わせる工程において、前記接着層との間における色差が10以下となるアンテナ用導電体が重ね合わせられることを特徴とする請求項14または15に記載の導電体付シートの製造方法。
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