JP2018083913A - 剥離コントロール剤、剥離紙用シリコーン組成物、剥離紙、及びシール部材 - Google Patents

剥離コントロール剤、剥離紙用シリコーン組成物、剥離紙、及びシール部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2018083913A
JP2018083913A JP2016228815A JP2016228815A JP2018083913A JP 2018083913 A JP2018083913 A JP 2018083913A JP 2016228815 A JP2016228815 A JP 2016228815A JP 2016228815 A JP2016228815 A JP 2016228815A JP 2018083913 A JP2018083913 A JP 2018083913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
release paper
component
silicone composition
control agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016228815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6722094B2 (ja
Inventor
龍太 橋本
Ryuta Hashimoto
龍太 橋本
入船 真治
Shinji Irifune
真治 入船
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2016228815A priority Critical patent/JP6722094B2/ja
Publication of JP2018083913A publication Critical patent/JP2018083913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6722094B2 publication Critical patent/JP6722094B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

【課題】硬化物の表面の滑り性の低下が抑制され、かつ、重剥離なものとすることができる組成物を与えることができる剥離コントロール剤を提供する。【解決手段】(a)下記平均組成式(1)で示される、R13SiO1/2単位、R12HSiO1/2単位、SiO4/2単位、及びR2OSiO3/2単位からなる、Si−H基含有量が0.01〜0.3mol/100g、重量平均分子量が3,000〜15,000であるオルガノポリシロキサンと、【化1】(b)炭素数が5〜16のα−オレフィンとの、白金族金属系触媒下での付加反応物である長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを含む剥離コントロール剤。【選択図】なし

Description

本発明は、剥離コントロール剤、該剥離コントロール剤を用いた剥離紙用シリコーン組成物、該剥離紙用シリコーン組成物を用いた剥離紙、及び該剥離紙を用いたシール部材に関するものである。
従来、紙、プラスチック等の基材と粘着物質との間の粘着や固着を防止するために使用される剥離紙用シリコーン組成物としては、いろいろなものが知られている。そのうち溶剤型シリコーン組成物は、剥離特性の面や比較的基材選択性が少ないという点から広く使用されてきた。また、近年、安全、衛生等の面から無溶剤型やエマルション型の開発も進んでいる(特許文献1〜9)。
一般に、この剥離紙用シリコーン組成物には、目的に応じ種々の剥離力を持つものが求められる。そのうち、重剥離なシリコーン組成物としては、MeSiO1/2単位とSiO4/2単位とを主構成単位とするシリコーン(MQレジン)や、さらにこのMQレジンの一部にアルケニル基を導入したアルケニル基含有MQレジンを添加したものが広く使われている。
通常、MQレジンやアルケニル基含有MQレジンの添加量を調整することで、剥離力を変化させることができるが(添加量が多くなると、剥離力も大きくなる)、これら従来の剥離コントロール剤を使用すると、硬化させた剥離剤の表面が滑り難くなる現象がある。そのため、剥離力を大きくし、なおかつ硬化させた剥離剤の表面の滑り性も低下させない剥離コントロール剤が求められていた。
特公平05−053183号公報 特公平06−033350号公報 特公平06−057797号公報 特許第3198926号公報 特許第3568148号公報 特許第3824072号公報 特許第3781105号公報 特許第4892922号公報 特許第5077560号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、硬化物の表面の滑り性の低下が抑制され、かつ、重剥離なものとすることができる組成物を与えることができる剥離コントロール剤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、
(a)下記平均組成式(1)で示される、R SiO1/2単位、R HSiO1/2単位、SiO4/2単位、及びROSiO3/2単位からなる、Si−H基含有量が0.01〜0.3mol/100g、重量平均分子量が3,000〜15,000であるオルガノポリシロキサンと、
Figure 2018083913
[式中、Rは同一又は異なっていてもよい、非置換又はヒドロキシ基、シアノ基、もしくはハロゲン原子置換の炭素数1〜4の飽和1価炭化水素基であり、Rは水素原子又は炭素数1〜4の飽和1価炭化水素基であり、a,b,及びcは正数であり、dは0又は正数であり、かつ(a+b)/(c+d)=0.5〜1.0である。]
(b)炭素数が5〜16のα−オレフィンとの、
白金族金属系触媒下での付加反応物である長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを含む剥離コントロール剤を提供する。
このような剥離コントロール剤であれば、硬化物の表面の滑り性の低下が抑制され、かつ、重剥離なものとすることができる組成物を与えることができる剥離コントロール剤となる。
また、本発明では、
(A)上述の剥離コントロール剤:5〜60質量部、
(B)1分子中にアルケニル基を2つ以上有するオルガノポリシロキサン:40〜95質量部、
(C)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するポリオルガノハイドロジェンシロキサン:ケイ素原子に結合した水素原子のモル数が前記(B)成分のオルガノポリシロキサン中のアルケニル基の総数に対して1.0〜4.0倍モルに相当する質量部、及び
(D)白金族金属系化合物:触媒量、
を含む剥離紙用シリコーン組成物を提供する。
このような剥離紙用シリコーン組成物であれば、硬化物の表面の滑り性の低下が抑制され、かつ、重剥離なものとすることができる組成物となる。
このとき、前記剥離紙用シリコーン組成物が、さらに(E)成分として、前記(A)〜(D)成分を希釈可能な有機溶剤を含むものであることが好ましい。
このように、本発明の剥離紙用シリコーン組成物は、(E)成分として、前記(A)〜(D)成分を希釈可能な有機溶剤を含むものとすることができる。
さらに、本発明では、基材に上述の剥離紙用シリコーン組成物が塗工されてなるものである剥離紙を提供する。
このように、上述の本発明の剥離紙用シリコーン組成物を基材に塗工することで、剥離紙を得ることができる。
さらに、本発明では、上述の剥離紙を有するシール部材を提供する。
本発明の剥離紙は、ラベルやテープ等のシール部材に好適に用いることができる。
本発明の剥離コントロール剤であれば、硬化物の表面の滑り性の低下が抑制され、かつ、重剥離なものとすることができる組成物を与えることができる剥離コントロール剤となる。また、本発明の剥離紙用シリコーン組成物は、本発明の剥離コントロール剤を成分に含むシリコーン組成物であることから、硬化後の硬化皮膜が重剥離となり、さらに表面の滑り性の低下も抑制されたものとすることができる。
上述のように、硬化物の表面の滑り性の低下が抑制され、かつ、重剥離なものとすることができる組成物を与えることができる剥離コントロール剤が求められていた。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討を重ねた結果、Si−H基を含有するMQレジンと特定の炭素数のα−オレフィンとを付加反応させて得られる長鎖アルキル変性されたMQレジンを剥離コントロール剤として使用したとき、非常に興味深いことに、長鎖アルキル変性されたMQレジンを使用した剥離剤は、重剥離化効果を持ちながら、なおかつ、硬化表面の滑り性の低下が抑制されたものとなることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、
(a)下記平均組成式(1)で示される、R SiO1/2単位、R HSiO1/2単位、SiO4/2単位、及びROSiO3/2単位からなる、Si−H基含有量が0.01〜0.3mol/100g、重量平均分子量が3,000〜15,000であるオルガノポリシロキサンと、
Figure 2018083913
[式中、Rは同一又は異なっていてもよい、非置換又はヒドロキシ基、シアノ基、もしくはハロゲン原子置換の炭素数1〜4の飽和1価炭化水素基であり、Rは水素原子又は炭素数1〜4の飽和1価炭化水素基であり、a,b,及びcは正数であり、dは0又は正数であり、かつ(a+b)/(c+d)=0.5〜1.0である。]
(b)炭素数が5〜16のα−オレフィンとの、
白金族金属系触媒下での付加反応物である長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを含む剥離コントロール剤である。
以下、本発明について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[剥離コントロール剤]
本発明の剥離コントロール剤は、下記に示す(a)成分と(b)成分との、白金族金属系触媒下での付加反応物である長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを含むものである。
<(a)成分>
本発明における(a)成分は、下記平均組成式(1)で示されるR SiO1/2単位、R HSiO1/2単位、SiO4/2単位、及びROSiO3/2単位からなる、Si−H基含有量が0.01〜0.3mol/100g、重量平均分子量が3,000〜15,000であるオルガノポリシロキサンである。
Figure 2018083913
[式中、Rは同一又は異なっていてもよい、非置換又はヒドロキシ基、シアノ基、もしくはハロゲン原子置換の炭素数1〜4の飽和1価炭化水素基であり、Rは水素原子又は炭素数1〜4の飽和1価炭化水素基であり、a,b,及びcは正数であり、dは0又は正数であり、かつ(a+b)/(c+d)=0.5〜1.0である。]
ここで、Rは同一又は異なっていてもよい、非置換又は置換の炭素数1〜4の飽和1価炭化水素基であり、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、又はこれらの基の炭素原子に結合している水素原子の一部もしくは全部をヒドロキシ基、シアノ基、もしくはハロゲン原子で置換したヒドロキシプロピル基、シアノエチル基、1−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等から選択される非置換又は置換の炭素数1〜4の1価炭化水素基であるが、硬化性及び剥離性の点からRはメチル基であることが望ましい。また、Rは水素原子又は炭素数1〜4の飽和1価炭化水素基であり、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基であり、より好ましくは水素原子又はメチル基である。また、(a+b)/(c+d)=0.5〜1.0であり、好ましくは0.6〜0.9である。
(a)成分のオルガノポリシロキサンはSi−H基を含んでおり、その量は0.01〜0.3mol/100gであり、好ましくは0.02〜0.2mol/100gである。また、重量平均分子量の下限値としては、3,000以上であり、好ましくは5,000以上であり、より好ましくは6,000以上である。
このオルガノポリシロキサンの重量平均分子量は3,000〜15,000であれば良く、好ましくは5,000〜15,000であり、より好ましくは6,000〜15,000である。重量平均分子量が3,000より小さいと、合成される長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを剥離コントロール成分として使用したときの重剥離効果が十分に得られない。一方、重量平均分子量が15,000より大きいと、長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンの合成が困難になる。
<(b)成分>
本発明における(b)成分は、炭素数が5〜16のα−オレフィンである。この炭素数が5〜16のα−オレフィンとしては、直鎖状でも分岐状でも良く、具体的には1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセンが挙げられる。
ここで、本発明の剥離コントロール剤は、上記した(a)成分と(b)成分との、白金族金属系触媒下での付加反応物である長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを含む。
この長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンの調製法としては、上記した(a)成分のオルガノポリシロキサンと(b)成分の炭素数が5〜16のα−オレフィンとを、有機溶剤中で白金族金属系触媒を使用し、付加反応を行うことで得られる。ここで(a)成分と(b)成分の配合比としては、(a)成分中のSi−H基のmol数に対して0.8〜1.5倍molの(b)成分を配合すれば良く、より好ましくは0.9〜1.3倍mol配合すればよい。
有機溶剤としては、トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素溶剤、へキサン、オクタン、イソパラフィン等の脂肪族系炭化水素溶剤、ジイソプロピルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶剤、又はこれらの混合溶剤等が上げられる。トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素溶剤、へキサン、オクタン、イソパラフィン等の脂肪族系炭化水素溶剤が特に好ましい。
白金族金属系触媒としては、公知の付加反応触媒が使用できる。このような白金族金属系触媒としては、例えば白金系、パラジウム系、ロジウム系、ルテニウム系等の触媒が挙げられ、これらの中で特に白金系触媒が好ましく用いられる。この白金系触媒としては、例えば塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液又はアルデヒド溶液、塩化白金酸の各種オレフィン又はビニルシロキサンとの錯体等が挙げられる。これら白金族金属系触媒の添加量は触媒量であるが、白金系金属量として1〜50ppmの範囲とすればよく、5〜20ppmとすることがより好ましい。
反応を行う温度及び時間は特に限定されないが、(a)成分のオルガノポリシロキサンと(b)成分のα−オレフィンとが十分に反応すれば良く、反応温度は使用する有機溶剤のリフラックス温度とすればよく、具体的には60〜140℃、好ましくは80〜120℃、反応時間は0.5〜12時間、好ましくは3〜12時間とすればよい。
反応後は、溶剤を含んだままで剥離コントロール剤として使用しても良いし、溶剤をストリップし溶剤を除去して使用しても良い。
このような長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサン(例えば、分子中に長鎖アルキル基を持つMQレジン)を、後述するように剥離紙用シリコーン組成物の剥離コントロール成分として使用することで、組成物の硬化後の皮膜を重剥離にでき、なおかつその滑り性が低下しないものとすることができる。
[剥離紙用シリコーン組成物]
本発明の剥離紙用シリコーン組成物は、下記に示す(A)〜(D)成分を主成分とするものである。以下、各成分に関して詳しく説明する。
<(A)成分>
本発明の剥離紙用シリコーン組成物は、(A)成分として、前述した本発明の剥離コントロール剤を含む。具体的なものとしては、上述した通りである。
<(B)成分>
本発明における(B)成分は、1分子中にアルケニル基を2つ以上有するオルガノポリシロキサンである。具体的には、下記平均組成式(2)で示されるオルガノポリシロキサンであれば良い。
SiO(4−e−f)/2 ・・・・(2)
式(2)中の置換基Rは−(CH−CH=CH(gは0〜6である)で表されるアルケニル基である。
また、Rは非置換又は置換の1価炭化水素基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、又はこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部もしくは全部をハロゲン原子等で置換したクロロメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等から選択され、炭素数が1〜8の同一又は異種の非置換又は置換の飽和1価炭化水素基であることが好ましいが、特にRについては、上記式(2)で示されるオルガノポリシロキサンの1分子中の全有機基のうちその少なくとも70%がメチル基となることがより望ましい。
なお、eは1≦e≦3、fは0≦f≦3であり、かつ0≦e+f≦3である。さらに、上記式(2)で示されるオルガノポリシロキサンは、直鎖状でも分岐鎖状でもよく、また不飽和基は分子鎖末端でも鎖中に含まれていてもよいが、好ましくは直鎖状で分子鎖両末端がビニルシリル基で封鎖されたものである。また、この分子鎖末端のビニルシリル基中のビニル基は複数個であってもよい。また、このオルガノポリシロキサンの使用量としては、40〜95質量部であればよいが、好ましくは50〜90質量部である。
<(C)成分>
本発明における(C)成分は1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するポリオルガノハイドロジェンシロキサンであり、下記平均組成式(3)で示されるものが好ましい。
SiO(4−m−n)/2 ・・・・(3)
式中、Rは炭素数1〜10の一価炭化水素基であり、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基等であり、さらに、これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部を他の基で置換した、3−アミノプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基等も例示される。特にメチル基、フェニル基が好ましい。また、m、nは0.5≦m≦1.5、0.5≦n≦1.5、0≦m+n≦3.0であり、特に0.8≦m≦1.0、0.8≦n≦1.0、1.6≦m+n≦2.0であることが好ましい。
このポリオルガノハイドロジェンシロキサンの25℃における粘度は、1〜5,000mPa・sであることが好ましく、5〜500mPa・sがさらに好ましい。また、2種以上の混合物でもよい。
このポリオルガノハイドロジェンシロキサンの配合量は、ケイ素原子に結合した水素原
子のモル数が前記(B)成分のオルガノポリシロキサン中のアルケニル基の総数に対して1.0〜4.0倍モルに相当する質量部になるようにすれば良い。好ましくは1.2〜2.5倍モルに相当する質量部であればよい。配合量が1.0倍モル以上であれば、組成物を十分に硬化させることができ、また4.0倍モル以下であれば、剥離力の経時変化を小さくすることができる。
<(D)成分>
本発明における(D)成分は触媒量の白金族金属系化合物であり、この白金族金属系化合物としては公知の付加反応触媒が使用できる。このような白金族金属系化合物としては、例えば白金系、パラジウム系、ロジウム系、ルテニウム系等の触媒が挙げられ、これらの中で特に白金系触媒が好ましく用いられる。この白金系触媒としては、例えば塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液又はアルデヒド溶液、塩化白金酸の各種オレフィン又はビニルシロキサンとの錯体等が挙げられる。これら白金族金属系化合物の添加量は触媒量であるが、経済的な点を考慮して(A)〜(C)成分の総量に対して、白金系金属量として10〜1,000ppmの範囲とすればよく、50〜200ppmとすることがより好ましい。
<(E)成分>
本発明の剥離紙用シリコーン組成物は、(E)成分として、(A)〜(D)成分を希釈可能な有機溶剤を任意成分として含むものとすることができる。このような有機溶剤としては、(A)〜(D)成分を希釈可能なものであれば良く、上述した(a)成分と(b)成分との付加反応に用いることができる有機溶剤と同様のものを好ましく用いることができる。
本発明の剥離紙用シリコーン組成物は、上記成分の所定量を配合することによって得られるが、上記の各成分以外に、任意成分として、例えば白金族金属系化合物の触媒活性を制御する目的で、(F)成分として各種有機窒素化合物、有機リン化合物、アセチレン系化合物、オキシム化合物、有機クロロ化合物等の反応制御剤を含むことができる。任意成分の添加量は、通常用いられる量とすることができる。
上記の反応制御剤としては、公知のものが使用できる。例えば、3−メチル−1−ブチン−3−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、3−メチル−1−ペンテン−3−オール、フェニルブチノール等のアセチレン系アルコール、3−メチル−3−1−ペンテン−1−イン、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−イン等のアセチレン系化合物、これらのアセチレン系化合物とアルコキシシラン又はシロキサンあるいはハイドロジェンシラン又はシロキサンとの反応物、テトラメチルビニルシロキサン環状体等のビニルシロキサン、ベンゾトリアゾール等の有機窒素化合物及びその他の有機リン化合物、オキシム化合物、有機クロム化合物等が挙げられる。
さらに、本発明の剥離紙用シリコーン組成物には、必要に応じて、その他の任意成分を添加することができる。例えば、安定剤、耐熱向上剤、充填剤、顔料、レベリング剤、基材への密着性向上剤、帯電防止剤、消泡剤、非反応性オルガノポリシロキサン等を添加してもよい。
[剥離紙]
本発明では、基材に上述の本発明の剥離紙用シリコーン組成物が塗工されてなる剥離紙を提供する。なお、本発明においては、名称や基板材質、分類等の如何を問わず、剥離フィルムも剥離紙に含まれる。
本発明の剥離紙用シリコーン組成物を塗布し、硬化皮膜を形成する基材としては、グラシン紙、クラフト紙、クレーコート紙等の紙基材、ポリエチレンラミネート上質紙、ポリエチレンラミネートクラフト紙等のラミネート紙、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド等の合成樹脂から得られるプラスチックフィルム、シート等、アルミニウム等の金属箔があげられる。
上記基材に本発明の剥離紙用シリコーン組成物を塗布するには、ロール塗布、グラビア塗布、ワイヤードクター塗布、エアーナイフ塗布、ディッピング塗布等の公知の方法を用いることができる。塗布量としては0.01〜100g/mとすればよく、塗膜の厚さとしては0.1〜10μm程度で、基材の全面又は剥離性の必要な箇所に部分的に塗布する。なお、上記剥離紙用シリコーン組成物の硬化は、50〜200℃で行うことが好ましく、この場合加熱時間を1秒〜5分とすることができる。
[シール部材]
本発明では、上述の本発明の剥離紙を有するシール部材を提供する。なお、本発明においては、名称や基板材質、分類等の如何を問わず、シール部材にテープやラベル等が含まれる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。また、下記実施例において、表中の物性は、下記の試験方法により測定されたものである。
(試験方法)
[シリコーン組成物の硬化方法]
シリコーン組成物を調製直後、ポリエチレンラミネート紙基材にシリコーン組成物を0.6〜0.8g/mとなるように塗布し、140℃の熱風式乾燥機中で30秒間加熱し、これをシリコーンセパレーター(剥離紙)として以下の測定に使用した。
[剥離力]
前記したシリコーン組成物の硬化方法に従い、得られたシリコーンセパレーターを25℃で1日間保存した後、Tesa−7475テープをシリコーンセパレーターに貼り合わせ、2.5cm×23cmに切断してサンプルを得た。そのサンプルをガラス板にはさみ、荷重6,964Pa、70℃で20時間保存したものを試料とし、引っ張り試験機を使用して180°の角度、剥離速度0.3m/minで粘着面を剥がし、剥離するのに要した力を測定して剥離力(N)とした。
[滑り性]
前記したシリコーン組成物の硬化方法に従い、得られたシリコーンセパレーターの表面に200gの錘をのせたSBR(スチレン・ブタジエンゴム)を置き、水平方向に引っ張り試験機を用いて0.3m/minの速度で引っ張り、定常的になったときに要する力(N)を測定し、この力を200gで割って得た数を動摩擦係数とした。この値が小さいほど滑り性に優れることになる。
(合成例)
[合成例1]
撹拌装置、温度計、還流冷却器、及び滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコに、(a)成分として、上記平均組成式(1)においてRがメチル基、Rが水素原子、(a+b)/(c+d)=0.7であり、かつ、Si−H基含有量が0.233mol/100g、重量平均分子量が13,000であるオルガノポリシロキサンの50%イソドデカン溶液100質量部と、白金触媒の0.5質量%トルエン溶液0.1質量部を仕込んだ。この混合物を80℃まで加熱した。続いて、滴下ロートに、(b)成分として1−ヘキセンを13.5質量部仕込み、これを10分かけて滴下した。滴下終了後、80℃で7時間撹拌し、(a)成分と(b)成分との付加反応物である長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを含む剥離コントロール剤1を得た。
[合成例2]
撹拌装置、温度計、還流冷却器、及び滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコに、(a)成分として、上記平均組成式(1)においてRがメチル基、Rが水素原子、(a+b)/(c+d)=0.7であり、かつ、Si−H基含有量が0.233mol/100g、重量平均分子量が13,000であるオルガノポリシロキサンの50%イソドデカン溶液100質量部と、白金触媒の0.5質量%トルエン溶液0.1質量部を仕込んだ。この混合物を80℃まで加熱した。続いて、滴下ロートに、(b)成分として1−オクテンを18.0質量部仕込み、これを10分かけて滴下した。滴下終了後、80℃で7時間撹拌し、(a)成分と(b)成分との付加反応物である長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを含む剥離コントロール剤2を得た。
[合成例3]
撹拌装置、温度計、還流冷却器、及び滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコに、(a)成分として、上記平均組成式(1)においてRがメチル基、Rが水素原子、(a+b)/(c+d)=0.7であり、かつ、Si−H基含有量が0.233mol/100g、重量平均分子量が13,000であるオルガノポリシロキサンの50%イソドデカン溶液100質量部と、白金触媒の0.5質量%トルエン溶液0.1質量部を仕込んだ。この混合物を80℃まで加熱した。続いて、滴下ロートに、(b)成分として1−ドデセンを26.9質量部仕込み、これを10分かけて滴下した。滴下終了後、80℃で7時間撹拌し、(a)成分と(b)成分との付加反応物である長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを含む剥離コントロール剤3を得た。
[合成例4]
撹拌装置、温度計、還流冷却器、及び滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコに、(a)成分として、上記平均組成式(1)においてRがメチル基、Rが水素原子、(a+b)/(c+d)=0.7であり、かつ、Si−H基含有量が0.131mol/100g、重量平均分子量が13,000であるオルガノポリシロキサンの50%イソドデカン溶液100質量部と、白金触媒の0.5質量%トルエン溶液0.1質量部を仕込んだ。この混合物を80℃まで加熱した。続いて、滴下ロートに、(b)成分として1−オクテンを10.4質量部仕込み、これを10分かけて滴下した。滴下終了後、80℃で7時間撹拌し、(a)成分と(b)成分との付加反応物である長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを含む剥離コントロール剤4を得た。
[合成例5]
撹拌装置、温度計、還流冷却器、及び滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコに、(a)成分として、上記平均組成式(1)においてRがメチル基、Rが水素原子、(a+b)/(c+d)=0.7であり、かつ、Si−H基含有量が0.027mol/100g、重量平均分子量が13,000であるオルガノポリシロキサンの50%イソドデカン溶液100質量部と、白金触媒の0.5質量%トルエン溶液0.1質量部を仕込んだ。この混合物を80℃まで加熱した。続いて、滴下ロートに、(b)成分として1−オクテンを2.7質量部仕込み、これを10分かけて滴下した。滴下終了後、80℃で7時間撹拌し、(a)成分と(b)成分との付加反応物である長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを含む剥離コントロール剤5を得た。
(実施例・比較例)
[実施例1]
(B)成分として、ビニル価が0.0075mol/100gであり、トルエンで30質量%に希釈したときの粘度が10,000mPa・sである、下記式の平均組成式で表されるビニル基含有オルガノポリシロキサン30質量部をトルエン570質量部に溶解した。
Figure 2018083913
次に、(C)成分として、粘度が250mPa・sの下記式の平均組成式で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン0.65質量部、
Figure 2018083913
この(B)成分、(C)成分に(A)成分として合成例1で合成した剥離コントロール剤1を13質量部、エチニルシクロヘキサノール0.3質量部を均一に混合しシリコーン混合物1を得た。このシリコーン混合物1の100質量部に、(D)成分として塩化白金酸とビニルシロキサンの錯塩を2質量部(白金換算100ppm)添加し、よく混合してシリコーン組成物1を得た。このシリコーン組成物1を前記の硬化方法にて硬化させ、剥離力及び滑り性を測定した。その結果を表1に示した。
[実施例2]
実施例1において、剥離コントロール剤1を合成例2で合成した剥離コントロール剤2に変えた以外は同様にしてシリコーン組成物2を得た。得られたシリコーン組成物2を前記の硬化方法にて硬化させ、剥離力及び滑り性を測定した。その結果を表1に示した。
[実施例3]
実施例1において、剥離コントロール剤1を合成例3で合成した剥離コントロール剤3に変えた以外は同様にしてシリコーン組成物3を得た。得られたシリコーン組成物3を前記の硬化方法にて硬化させ、剥離力及び滑り性を測定した。その結果を表1に示した。
[実施例4]
実施例1において、剥離コントロール剤1を合成例4で合成した剥離コントロール剤4に変えた以外は同様にしてシリコーン組成物4を得た。得られたシリコーン組成物4を前記の硬化方法にて硬化させ、剥離力及び滑り性を測定した。その結果を表1に示した。
[実施例5]
実施例1において、剥離コントロール剤1を合成例5で合成した剥離コントロール剤5に変えた以外は同様にしてシリコーン組成物5を得た。得られたシリコーン組成物5を前記の硬化方法にて硬化させ、剥離力及び滑り性を測定した。その結果を表1に示した。
[比較例1]
(B)成分として、ビニル価が0.0075mol/100gであり、トルエンで30質量%に希釈したときの粘度が10,000mPa・sである、下記式の平均組成式で表されるビニル基含有オルガノポリシロキサン30質量部をトルエン570質量部に溶解した。
Figure 2018083913
次に、(C)成分として、粘度が250mPa・sの下記式の平均組成式で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン0.65質量部、
Figure 2018083913
この(B)成分、(C)成分にエチニルシクロヘキサノール0.3質量部を、(A)成分を入れることなく、均一に混合しシリコーン混合物6を得た。このシリコーン混合物6の100質量部に、(D)成分として塩化白金酸とビニルシロキサンの錯塩を2質量部(白金換算100ppm)添加し、よく混合してシリコーン組成物6を得た。このシリコーン組成物6を前記の硬化方法にて硬化させ、剥離力及び滑り性を測定した。その結果を表1に示した。
[比較例2]
(B)成分として、ビニル価が0.0075mol/100gであり、トルエンで30質量%に希釈したときの粘度が10,000mPa・sである、下記式の平均組成式で表されるビニル基含有オルガノポリシロキサン30質量部をトルエン570質量部に溶解した。
Figure 2018083913
次に、(C)成分として、粘度が250mPa・sの下記式の平均組成式で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン0.65質量部、
Figure 2018083913
下記平均式で表わされ、r/(s+t)=0.7である長鎖アルキル基を持たないMQレジンを13質量部、
Figure 2018083913
この(B)成分、(C)成分にエチニルシクロヘキサノール0.3質量部を均一に混合しシリコーン混合物7を得た。このシリコーン混合物7の100質量部に、(D)成分として塩化白金酸とビニルシロキサンの錯塩を2質量部(白金換算100ppm)添加し、よく混合してシリコーン組成物7を得た。このシリコーン組成物7を前記の硬化方法にて硬化させ、剥離力及び滑り性を測定した。その結果を表1に示した。
Figure 2018083913
(結果)
表1に示されるように、本発明の剥離コントロール剤を含む実施例1〜5は、重剥離化成分(本発明における(A)成分)を含有していない比較例1に比べ重剥離であり、本発明の剥離コントロール剤である(A)成分に重剥離効果があることが分かった。また、表1に示されるように、本発明の剥離コントロール剤を含む実施例1〜5は、本発明における(A)成分の代わりに長鎖アルキル基を持たないMQレジンを含む比較例2に比べ、動摩擦係数が低く、硬化物の表面が滑りやすくなることが分かった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。

Claims (5)

  1. (a)下記平均組成式(1)で示される、R SiO1/2単位、R HSiO1/2単位、SiO4/2単位、及びROSiO3/2単位からなる、Si−H基含有量が0.01〜0.3mol/100g、重量平均分子量が3,000〜15,000であるオルガノポリシロキサンと、
    Figure 2018083913
    [式中、Rは同一又は異なっていてもよい、非置換又はヒドロキシ基、シアノ基、もしくはハロゲン原子置換の炭素数1〜4の飽和1価炭化水素基であり、Rは水素原子又は炭素数1〜4の飽和1価炭化水素基であり、a,b,及びcは正数であり、dは0又は正数であり、かつ(a+b)/(c+d)=0.5〜1.0である。]
    (b)炭素数が5〜16のα−オレフィンとの、
    白金族金属系触媒下での付加反応物である長鎖アルキル変性されたオルガノポリシロキサンを含むものであることを特徴とする剥離コントロール剤。
  2. (A)請求項1に記載の剥離コントロール剤:5〜60質量部、
    (B)1分子中にアルケニル基を2つ以上有するオルガノポリシロキサン:40〜95質量部、
    (C)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するポリオルガノハイドロジェンシロキサン:ケイ素原子に結合した水素原子のモル数が前記(B)成分のオルガノポリシロキサン中のアルケニル基の総数に対して1.0〜4.0倍モルに相当する質量部、及び
    (D)白金族金属系化合物:触媒量、
    を含むものであることを特徴とする剥離紙用シリコーン組成物。
  3. 前記剥離紙用シリコーン組成物が、さらに(E)成分として、前記(A)〜(D)成分を希釈可能な有機溶剤を含むものであることを特徴とする請求項2に記載の剥離紙用シリコーン組成物。
  4. 基材に請求項2又は請求項3に記載の剥離紙用シリコーン組成物が塗工されてなるものであることを特徴とする剥離紙。
  5. 請求項4に記載の剥離紙を有するものであることを特徴とするシール部材。
JP2016228815A 2016-11-25 2016-11-25 剥離コントロール剤、剥離紙用シリコーン組成物、剥離紙、及びシール部材 Active JP6722094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016228815A JP6722094B2 (ja) 2016-11-25 2016-11-25 剥離コントロール剤、剥離紙用シリコーン組成物、剥離紙、及びシール部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016228815A JP6722094B2 (ja) 2016-11-25 2016-11-25 剥離コントロール剤、剥離紙用シリコーン組成物、剥離紙、及びシール部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018083913A true JP2018083913A (ja) 2018-05-31
JP6722094B2 JP6722094B2 (ja) 2020-07-15

Family

ID=62238229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016228815A Active JP6722094B2 (ja) 2016-11-25 2016-11-25 剥離コントロール剤、剥離紙用シリコーン組成物、剥離紙、及びシール部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6722094B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022102688A1 (ja) * 2020-11-11 2022-05-19 ダウ・東レ株式会社 剥離コントロール剤、剥離性皮膜形成用シリコーン組成物、および剥離ライナー

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0753718A (ja) * 1993-08-18 1995-02-28 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd オルガノポリシロキサンおよびその製造方法
JP2010037557A (ja) * 2008-07-11 2010-02-18 Dow Corning Toray Co Ltd 剥離調節剤、剥離調節剤組成物、剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物および剥離性硬化皮膜を有するシート状基材
JP2015532311A (ja) * 2012-10-09 2015-11-09 東レ・ダウコーニング株式会社 硬化性オルガノポリシロキサン組成物、該組成物からなる硬化層を備えたシート状物品および積層体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0753718A (ja) * 1993-08-18 1995-02-28 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd オルガノポリシロキサンおよびその製造方法
JP2010037557A (ja) * 2008-07-11 2010-02-18 Dow Corning Toray Co Ltd 剥離調節剤、剥離調節剤組成物、剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物および剥離性硬化皮膜を有するシート状基材
JP2015532311A (ja) * 2012-10-09 2015-11-09 東レ・ダウコーニング株式会社 硬化性オルガノポリシロキサン組成物、該組成物からなる硬化層を備えたシート状物品および積層体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022102688A1 (ja) * 2020-11-11 2022-05-19 ダウ・東レ株式会社 剥離コントロール剤、剥離性皮膜形成用シリコーン組成物、および剥離ライナー

Also Published As

Publication number Publication date
JP6722094B2 (ja) 2020-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI481698B (zh) 剝離調節劑、剝離調節劑組合物、形成固化剝離性塗層之有機聚矽氧烷組合物及具有固化剝離性塗佈層之片狀基材
TWI754630B (zh) 兩面異差剝離紙或兩面異差剝離薄膜
JP5891948B2 (ja) 剥離シート用重剥離添加剤及び剥離シート用ポリオルガノシロキサン組成物並びに剥離シート
JP5343911B2 (ja) 無溶剤型シリコーン粘着剤用離型剤組成物及び剥離シート
JP4892922B2 (ja) 重剥離コントロール剤及びそれを用いた無溶剤型剥離紙用シリコーン組成物
JP2734809B2 (ja) シリコーン粘着剤組成物
JP6222359B2 (ja) オルガノポリシロキサン架橋物及びその製造方法、並びにミスト防止剤及び無溶剤型剥離紙用シリコーン組成物
WO2016152992A1 (ja) シリコーン粘着剤用剥離剤組成物、剥離フィルム及び積層体
JP5138205B2 (ja) 無溶剤型剥離紙用シリコーン組成物
JP3813467B2 (ja) 硬化性シリコーン剥離剤組成物
WO2018190012A1 (ja) 剥離紙又は剥離フィルム製造用シリコーン組成物
JP5077560B2 (ja) 無溶剤型剥離紙用シリコーン組成物
JP6413878B2 (ja) シリコーン粘着剤用剥離剤組成物及び剥離フィルム
JP6642740B2 (ja) 剥離シート用重剥離組成物及び剥離シート
JP2011132532A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JP7106464B2 (ja) 剥離剤組成物及び剥離シート
JPH08176448A (ja) オルガノポリシロキサン組成物
JP6722094B2 (ja) 剥離コントロール剤、剥離紙用シリコーン組成物、剥離紙、及びシール部材
JP4190336B2 (ja) 硬化性シリコ−ン剥離剤組成物
JP2007186804A (ja) 無溶剤型硬化性シリコ−ン剥離剤組成物
JP7232334B2 (ja) 白金族金属系触媒及び硬化性オルガノポリシロキサン組成物並びに剥離シート
JP4318224B2 (ja) 含フッ素シリコーンコーティング剤用希釈剤
JP4093542B2 (ja) 硬化性シリコーン剥離剤組成物及びそれを使用してなる剥離紙
JP6957968B2 (ja) 剥離シート用重剥離組成物および剥離シート
TWI641669B (zh) 無溶劑剝離塗層有機聚矽氧烷組成物及具有固化剝離塗層之薄片型基板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6722094

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150