JP2018082396A - 圧電振動素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電振動板素子の加工精度の向上を図る製造方法を提供する。【解決手段】圧電材料からなる基板の第1主面側に第1フォトレジスト層を形成し、第2主面側に第2フォトレジスト層を形成する工程と、第1フォトマスクを用いて第1フォトレジスト層を露光し、第1フォトレジスト層に第1パターン及び第1アライメントマーク1を転写する第1露光工程と、第2フォトマスクの第2アライメントマークを撮影し、その撮影画像を記録する工程と、第1フォトレジスト層のアライメントマークの撮影画像に基づいて、前記基板の第2フォトマスクに対する相対位置を調整する工程と、第2フォトマスクを用いて第2フォトレジスト層を露光し、第2フォトレジスト層に第2パターンを転写する第2露光工程と、第1及び第2フォトレジスト層を現像する工程と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、圧電振動素子の製造方法に関する。
発振装置や帯域フィルタなどに用いられる基準信号の信号源に、例えば人工水晶からなる圧電振動素子が広く用いられている。圧電振動素子は、圧電基板の互いに対向する主面に、互いに対向する励振電極を備えている。圧電振動素子の製造工程において、例えば圧電基板の外形形状を形成する際、圧電性を有する基板の両面においてフォトレジスト層をパターニングし、当該基板の両面からエッチングを実施する。片面露光機を用いて両面のフォトレジストにパターンを形成する場合、両面パターンの位置合わせが必要となる。例えば特許文献1には、フォトレジスト層を形成する前に基板にアライメントマークを形成し、フォトマスクのアライメントマークとフォトレジスト層のアライメントマークとを合わせることで両面パターンの位置を合わせる方法が開示されている。
特開2004−45933号公報
基板の第1主面側の第1フォトレジストに第1パターン及び第1アライメントマークを転写し、第1フォトレジストを現像し、第2主面側の第2フォトレジストに第2パターン及び第2アライメントマークを転写し、第2フォトレジストを現像する場合、第1アライメントマークが現像において溶け出して外形寸法が変化し、第1アライメントマークと第2アライメントマークとの位置合わせの精度が低下する可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、加工精度の向上を図ることができる圧電振動素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る圧電振動素子の製造方法は、第1主面と第1主面に対向する第2主面とを有する圧電性を有する基板を準備する工程と、基板の第1主面側に第1フォトレジスト層を形成し、第2主面側に第2フォトレジスト層を形成する工程と、第1フォトマスクを用いて第1フォトレジスト層を露光し、第1フォトレジスト層に第1パターン及び第1アライメントマークを転写する第1露光工程と、第2フォトマスクの第2アライメントマークを撮影し、第2アライメントマークの撮影画像を記録する工程と、第1フォトレジスト層の第1アライメントマークと第2アライメントマークの撮影画像とに基づいて基板の第2フォトマスクに対する相対位置を調整する工程と、第2フォトマスクを用いて第2フォトレジスト層を露光し、第2フォトレジスト層に第2パターンを転写する第2露光工程と、第1及び第2フォトレジスト層を現像する工程と、を含む。
上記態様によれば、現像工程を経ていないため第1フォトレジスト層の第1アライメントマークの形状が変化せず、第1フォトレジスト層の第1アライメントマークと、第2フォトマスクの第2アライメントマークと、の位置合わせの精度を向上させることができる。これにより、エッチング工程の加工精度の向上を図ることできる。
本発明によれば、加工精度の向上を図ることができる圧電振動素子の製造方法を提供することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る圧電振動素子の製造方法における基板のエッチングを示すフローチャートである。 図2は、露光機にセットする直前の基板を示す断面図である。 図3は、露光機にセットした基板を示す図である。 図4は、第1フォトレジストを露光する工程を示す図である。 図5は、第2フォトマスクの第2アライメントマークを撮影する工程を示す図である。 図6は、アライメントマークを用いて位置調整する工程を示す図である。 図7は、第2フォトレジストを露光する工程を示す図である。 図8は、現像後の基板を示す図である。 図9は、圧電振動子の一例の分解斜視図である。 図10は、図9に示した圧電振動子のX−X線に沿った断面図である。 図11は、変形例にかかる圧電振動素子の斜視図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本願発明の技術的範囲を当該実施形態に限定して解するべきではない。
<実施形態>
図1〜図8を参照しつつ、本発明の実施形態に係る圧電振動素子の製造方法について説明する。ここで、図1は、本発明の実施形態に係る圧電振動素子の製造方法における基板のエッチングを示すフローチャートである。図2は、露光機にセットする直前の基板を示す断面図である。図3は、露光機にセットした基板を示す図である。図4は、第1フォトレジストを露光する工程を示す図である。図5は、第2フォトマスクの第2アライメントマークを撮影する工程を示す図である。図6は、アライメントマークを用いて位置調整する工程を示す図である。図7は、第2フォトレジストを露光する工程を示す図である。図8は、現像後の基板を示す図である。
図1を参照し、圧電性を有する基板として圧電材料からなる基板110の片面露光機を用いたエッチングについて説明する。なお、以下の実施形態の説明において、例えば、圧電振動素子とは水晶振動素子(Quartz Crystal Resonator)であり、圧電基板とは水晶片(Quartz Crystal Blank)であり、集合圧電基板とは水晶ウェハ(Quartz Crystal Wafer)である。但し、本発明に係る実施形態は、これらに限定されるものではない。
まず、工程を開始する前に、圧電材料である人工水晶の平板からなる基板110を準備する。このとき、人工水晶である基板110は、X軸及びZ´軸によって特定される面と平行な面(以下、「XZ´面」と呼ぶ。他の軸によって特定される面についても同様である。)が主面となるように形成され、Y´軸が主面の法線方向と平行となる。なお、Y´軸及びZ´軸は、それぞれ、人工水晶の結晶軸であるX軸、Y軸、Z軸のうち、Y軸及びZ軸をX軸の周りにY軸からZ軸の方向に35度15分±1分30秒回転させた軸である。
次に、基板110の各主面111,112に金属層121,122を形成する(S11)。図2に示すように、第1金属層121は基板110の第1主面111の上に形成され、第2金属層122は第1主面111と対向する第2主面112の上に形成される。第1金属層121及び第2金属層122は、水晶をエッチングする際に用いられるエッチング液(例えば、フッ化アンモニウムあるいは緩衝フッ酸)に対する耐蝕膜として機能する。このような耐蝕膜としては、例えば、クロム(Cr)層と金(Au)層とからなる多層膜が用いられる。金属層は蒸着法やスパッタ法によって形成され、Cr層が基板110の第1主面111及び第2主面112の上に設けられている。Au層が基板110に設けられたCr層の上に積層して設けられている。下地層のCr層は金属層の基板110に対する密着力を高め、表面層のAu層は金属層の耐蝕性を高める。なお、金属層121又は122が、3層以上の多層膜である場合、Cr層がAu層より基板110に近い側に位置し、Au層がCr層より基板110から遠い側に位置するように設ければよい。
次に、第1金属層121の上に第1フォトレジスト層131を形成する(S12)。次に、第2金属層122の上に第2フォトレジスト層132を形成する(S13)。第1フォトレジスト層131は、フォトレジスト材料を含むフォトレジスト溶液を金属層121の上に塗布し、加熱により溶媒を揮発させることで成膜される。フォトレジスト溶液は、例えば、スプレー法やスピンコート法によって塗布される。第2フォトレジスト層132も、第1フォトレジスト層131と同様に成膜される。以上の工程によって、図2に示すように第1主面111側及び第2主面112側の両面側にフォトレジスト層を備える基板110が得られる。フォトレジスト層は、感光性樹脂であれば特に限定されるものではないが、現像して得られるパターンの加工精度の観点から、露光された部分の溶解性が高くなるポジ型の感光性樹脂を用いる。
次に、第1フォトレジスト層131に第1フォトマスク151の第1パターンPT1及び第1アライメントマークMK1を転写する(S14)。本工程S14は、第1フォトレジスト層131を露光する第1露光工程である。具体的には、図3に示すように、まず基板110を片面露光機のステージ140の上にセットする。ステージ140は突出した支持部141を有し、第2フォトレジスト層132が支持部141に接触するように設置される。つまり、第2フォトレジスト層132がステージ140側に位置し、第1フォトレジスト層131がステージ140とは反対側に位置する。ステージ140は、基板110と対向する位置に設けられた窓部142を有する。窓部142は、ステージ140を貫通する開口部であり、ステージ140の反対側を観察可能にするものである。つまり、図3に示した状態では、ステージ140の基板110が位置する側とは反対側から、ステージ140の窓部142を通して第2フォトレジスト層132の表面が観察できる。なお、窓部142は、複数設けられていてもよい。
図4は、第1フォトレジスト層131を露光する工程を、図3のIV−IV線に沿った断面図で示したものである。ステージ140は駆動部143によって駆動され、第1フォトレジスト層131の第1フォトマスク151に対する位置調整がなされる。その後、光源144から光束145が第1フォトレジスト層131に照射される。第1フォトマスク151には第1パターンPT1及び第1アライメントマークMK1が描画されている。第1フォトマスク151は、第1パターンPT1及び第1アライメントマークMK1に従って光束145を透過又は遮光する。すなわち、第1フォトマスク151を用いた露光により、第1フォトレジスト層131には、第1パターンPT1及び第1アライメントマークMK1が転写される。第1フォトレジスト層131において転写された第1パターンPT1及び第1アライメントマークMK1は、溶解性などの物性が周囲とは相違しており、後の現像工程では溶解性の相違を利用して溶媒での洗浄によって第1フォトレジスト層131の一部を除去する。物性の相違は光学特性にも及んでおり、第1フォトレジスト層131中の第1パターンPT1及び第1アライメントマークMK1は、現像しなくても光学的に識別可能となっている。なお、第1フォトレジスト層131中の第1パターンPT1及び第1アライメントマークMK1の識別性を高めるため、第1フォトレジスト層131はフォトクロミック材料を有していてもよい。これによれば、第1フォトレジスト層131は、光束145によって第1パターンPT1及び第1アライメントマークMK1に応じて変色する。
次に、第2フォトマスク152の第2アライメントマークMK2を撮影し撮影画像163を記録する(S15)。この工程S15について、図5を参照しつつ説明する。まず、基板110をセットしていない状態で、第2パターンPT2及び第2アライメントマークMK2が描画された第2フォトマスク152をセットする。次に、第2フォトマスク152に光束145を照射し、第2アライメントマークMK2を画像処理装置160のカメラ161によって撮影する。撮影装置のカメラ161は、ステージ140の第2フォトマスク152が位置する側とは反対側に位置し、及びステージ140の窓部142を通して第2フォトマスク152の第2アライメントマークMK2を撮影する。そして、画像処理装置160は、カメラ161によって撮影した第2アライメントマークMK2の画像をモニタ162に伝達し、撮影画像163として記録する。
次に、撮影画像163と第1フォトレジスト層131とでアライメントマークMK1,MK2が重なるように位置調整する(S16)。この工程S16について、図6を参照しつつ説明する。まず、支持部141が第1フォトレジスト層131に接触するように、すなわち第1フォトレジスト層131がカメラ161側を向くように、ステージ140の上に基板110をセットする。次に、画像処理装置160は、カメラ161を通して、第1フォトレジスト層131の第1アライメントマークMK1の画像を取り込む。次に、第2フォトマスク152の光源144に対する位置を工程S15での位置に固定したまま、駆動部143によってステージ140を駆動させる。そして、記録された撮影画像163の第2アライメントマークMK2に対して画像取り込みを行っている第1フォトレジスト層131の第1アライメントマークMK1が合うように、基板110(第1フォトレジスト層131、第2フォトレジスト層132)の位置を調整する。
次に、第2フォトレジスト層132に第2フォトマスク152の第2パターンPT2を転写する(S17)。本工程S17は、第2フォトレジスト層132を露光する第2露光工程である。図7に示すように、第2フォトレジスト層132の露光は、第1フォトレジスト層131の露光と同様である。本工程S17により、第2フォトレジスト層132に、第2パターンPT2及び第2アライメントマークMK2が転写される。
次に、第1フォトレジスト層131及び第2フォトレジスト層132を現像する(S18)。露光によって生じた現像液に対する溶解性の差異を利用し、現像液によって第1フォトレジスト層131及び第2フォトレジスト層132の不要な部分を洗い流す。図8に示す例では、第2フォトレジスト層132はポジ型の感光性樹脂であり、露光によって溶解性が増大しており、露光された第2パターンPT2及び第2アライメントマークMK2に応じて第2フォトレジスト層132が除去されている。なお、図8に示すように、第1アライメントマークMK1は複数設けられていてもよく、第2アライメントマークMK2も複数設けられていてもよい。第1アライメントマークMK1を複数設ける場合、複数の第1アライメントマークMK1は、互いに離れていた方が位置合わせの精度を向上させる点で有利である。
次に、エッチングする(S19)。本工程S19では、まず、第1パターンPT1に応じた第1金属層121の除去、及び第2パターンPT2に応じた第2金属層122の除去が行われる。次に、第1パターンPT1及び第2パターンに応じた基板110の除去が行われる。金属層の除去は、例えばヨウ素系のエッチング溶液を用いたウエットエッチングによって処理される。水晶の除去は、例えばフッ酸系のエッチング溶液を用いたウエットエッチングによって処理される。
上記においては、基板110の中に複数の圧電基板を形成する工程における本実施形態の適用例について説明した。すなわち、第1パターンPT1及び第2パターンPT2は、基板110の中に複数の圧電基板の外形を形成するためのパターンである。この場合、第1フォトレジスト層131の第1パターンPT1は、基板110の第1主面111の法線方向から平面視したときの圧電基板の外形パターンであり、第2フォトレジスト層132の第2パターンPT2は、基板110の第2主面112の法線方向から平面視したときの圧電基板の外形パターンである。第1フォトレジスト層131の第1パターンPT1は、第1主面111の法線方向において、第2フォトレジスト層132の第2パターンPT2と精度よく重なることが望ましい。
但し、本実施形態に係る圧電振動素子の製造方法は、両面にフォトレジスト層を形成しそれぞれのフォトレジスト層へのパターニングに位置合わせを必要とする工程であれば、いずれの工程にも適用可能である。例えば、基板110が複数の圧電基板を有する集合圧電基板であり、第1パターンPT1及び第2パターンPT2が、それぞれ、圧電基板の一部の厚みを変化させるためのパターンであってもよい。第1パターンPT1及び第2パターンPT2がメサ型構造を形成するためのパターンである場合、第1フォトレジスト層131の第1パターンPT1及び第2フォトレジスト層132の第2パターンPT2は、圧電基板の中央に位置する振動部に重なるように形成されるパターンであり、第1主面111の法線方向において互いに精度よく重なることが望ましい。そして、エッチングする工程S19では、基板110にハーフエッチングがなされる。また、例えば、第1パターンPT1及び第2パターンPT2が、それぞれ、圧電基板に各種電極を形成するためのパターンであってもよい。この場合、第1パターンPT1は、第1励振電極を形成するために圧電基板の振動部に重なるように形成されるパターンを含み、第2パターンPT2は、第2励振電極を形成するために圧電基板の振動部に重なるように形成されるパターンを含む。第1フォトレジスト層131の第1パターンPT1のうち第1励振電極に対応する部分は、第1主面111の法線方向において、第2フォトレジスト層132の第2パターンPT2のうち第2励振電極に対応する部分と精度よく重なることが望ましい。そして、エッチングする工程S19では、第1金属層121及び第2金属層122がエッチングされ、基板110はエッチングされない。
圧電振動素子の製造においては、上記の工程の後、集合圧電基板となった基板110から、圧電基板を分離して小片化する工程が実施される。集合圧電基板から分離された圧電基板は、各種電極を備えた圧電振動素子として取得される。
以上のとおり、本実施形態によれば、第1主面111と第1主面111に対向する第2主面112とを有する圧電性を有する基板110を準備する工程と、基板110の第1主面111側に第1フォトレジスト層131を形成し、第2主面112側に第2フォトレジスト層132を形成する工程と、第1フォトマスク151を用いて第1フォトレジスト層131を露光し、第1フォトレジスト層131に第1パターンPT1及び第1アライメントマークMK1を転写する第1露光工程と、第2フォトマスク152の第2アライメントマークMK2を撮影し、第2アライメントマークMK2の撮影画像163を記録する工程と、第1フォトレジスト層131の第1アライメントマークMK1と第2アライメントマークMK2の撮影画像163とに基づいて基板110の第2フォトマスク152に対する相対位置を調整する工程と、第2フォトマスク152を用いて第2フォトレジスト層132を露光し、第2フォトレジスト層132に第2パターンPT2を転写する第2露光工程と、第1及び第2フォトレジスト層131,132を現像する工程と、を含む圧電振動素子の製造方法、が提供される。
上記の実施形態によれば、現像工程を経ていないため第1フォトレジスト層の第1アライメントマークの形状が変化せず、第1フォトレジスト層の第1アライメントマークと、第2フォトマスクの第2アライメントマークと、の位置合わせの精度を向上させることができる。これにより、エッチング工程の加工精度が向上し、圧電振動素子の製造工程における歩留りを向上させることができる。従って、製造コストを低減することができる圧電振動素子の製造方法を提供することが可能となる。
第1フォトレジスト層131は、第1露光工程において、第1フォトレジスト層131を第1パターンPT1及び第1アライメントマークMK1に応じて変色させるような材料を含んでもよい。例えば、第1フォトレジスト層131は、光を照射されることで可逆的に変色する、いわゆるフォトクロミック材料を含む。これによれば、撮影画像の中の第1アライメントマークの境界部分をより鮮明に識別することができるため、位置合わせの精度を向上させることができる。
第1及び第2フォトレジスト層131,132を形成する工程の前に、基板110の第1主面111上に第1金属層121を形成し、第2主面112上に第2金属層122を形成し、第1及び第2フォトレジスト層131,132を形成する工程は、第1金属層121上に第1フォトレジスト層131を形成し、第2金属層122上に第2フォトレジスト層132を形成することを含んでもよい。これにより、第1及び第2金属層を圧電基板のエッチング工程における防蝕膜として機能させ、エッチング工程の加工精度を向上させることができる。また、第1金属層及び第2金属層を各種電極に加工することもできる。
第1パターンPT1が第1励振電極のパターンを含む電極パターンであり、第2パターンPT2が圧電基板を挟んで第1励振電極と対向する第2励振電極のパターンを含む電極パターンであってもよい。これによれば、第1励振電極及び第2励振電極の相対位置の精度を向上させ、励振電極を形成する工程における不良品の発生率を低減することができる。
第1及び第2パターンPT1,PT2は、第1主面111の法線方向から平面視したときの圧電基板の外形パターンであってもよい。本実施形態の製造方法を圧電基板の外形形状の形成に適用することで、基板をエッチングして複数の圧電基板を有する集合圧電基板とする工程における不良品の発生率を低減することができる。
第1及び第2パターンPT1,PT2は、圧電基板の一部の厚みを変化させるためのパターンであってもよい。これによれば、圧電基板を平板状から例えばメサ型構造に加工する工程における不良品の発生率を低減することができる。
第1及び第2アライメントマークMK1,MK2は、それぞれ、少なくとも2箇所に設けられていてもよい。これによれば、アライメントマーク同士を重ねて位置合わせをする際に、基板全面の位置調整の正確性を向上させることができる。
さらに、基板110をエッチングによって複数の圧電基板を有する集合圧電基板とする工程と、集合圧電基板から圧電基板を分離して圧電振動素子とする工程と、を含んでもよい。上記工程を経て製造された圧電振動素子は、周波数特性のばらつきを抑制することができるため、不良品の発生率を抑制し、製造コストを低減することができる。
次に、図9及び図10を参照しつつ、本実施形態に係る圧電振動素子を利用して製造される圧電振動子の構成例について説明する。なお、以下においては、圧電基板として水晶片(Quartz Crystal Blank)を利用した水晶振動子(Quartz Crystal Resonator Unit)を例に挙げて説明する。ここで、図9は、圧電振動子の一例の分解斜視図である。図10は、図9のX−X線に沿った断面図である。
図9に示すように、水晶振動子1は、水晶振動素子(Quartz Crystal Resonator)10と、蓋部材20と、ベース部材30とを備える。蓋部材20及びベース部材30は、水晶振動素子10を収容するための保持器である。図9に示す例では、蓋部材20は凹状をなしており、ベース部材30は平板状をなしている。逆に、蓋部材20が平板状、ベース部材30が凹状であってもよい。
水晶振動素子10は、ATカット型の水晶片(Quartz Crystal Blank)11を有する。ATカット型の水晶片11は、人工水晶の結晶軸であるX軸、Y軸、Z軸のうち、Y軸及びZ軸をX軸の周りにY軸からZ軸の方向に35度15分±1分30秒回転させた軸をそれぞれY´軸及びZ´軸とした場合、X軸及びZ´軸によって特定される面と平行な面(以下、「XZ´面」と呼ぶ。)を主面として切り出されたものである。水晶片11は、XZ´面において矩形状であり、X軸方向に平行な長辺が延在する長辺方向と、Z´軸方向に平行な短辺が延在する短辺方向と、Y´軸方向に平行な厚さが延在する厚さ方向を有する。水晶片11は、互いに対向するXZ´面である第1主面12a及び第2主面12bと、短辺に沿って延在し両主面を繋ぐ端面12cと、を有する。
ATカット水晶片を用いた水晶振動素子は、広い温度範囲で極めて高い周波数安定性を有し、また、経時変化特性にも優れている上、低コストで製造することが可能である。また、ATカット水晶振動素子は、厚みすべり振動モード(Thickness Shear Mode)を主振動として用いられる。なお、水晶片のカット角度は、ATカット以外の異なるカット(例えばBTカットなど)を適用してもよい。また、水晶片11は、XZ´面において矩形状をなしているが、これに限定されるものではなく、櫛歯型であってもよい。
水晶振動素子10は、一対の電極を構成する第1励振電極14a及び第2励振電極14bを有する。第1励振電極14aは、第1主面12aの中央部に設けられている。また、第2励振電極14bは、第2主面12bの中央部に設けられている。第1励振電極14aと第2励振電極14bは、水晶片11を挟んで互いに対向して設けられている。第1励振電極14aと第2励振電極14bとは、XZ´面において略全体が重なり合うように配置されている。
水晶振動素子10は、一対の引出電極15a,15bと、一対の接続電極16a,16bと、を有する。接続電極16aは、引出電極15aを介して第1励振電極14aと電気的に接続されている。また、接続電極16bは、引出電極15bを介して第2励振電極14bと電気的に接続されている。接続電極16a及び16bは、第1励振電極14a及び第2励振電極14bをベース部材30に電気的に接続するための端子である。第1主面12aにおいて、第1励振電極14a、引出電極15a、及び接続電極16aは連続して設けられている。さらに、接続電極16aは、端面12c及び第2主面12bに亘って延在している。第2主面12bにおいても同様に、第2励振電極14b、引出電極15b、及び接続電極16bが連続して設けられている。また、接続電極16bは、端面12c及び第1主面12aに亘って延在している。図7に示した構成例では、接続電極16a及び16bは、水晶片11の短辺方向(Z´軸方向)に沿って配列されている。なお、接続電極16a及び16bは、水晶片11の長辺方向(X軸方向)に沿って配列されていてもよい。また、接続電極16a及び16bは、水晶片11の長辺又は短辺の中央付近に配置されてもよく、それぞれ水晶片11の別の辺に配置されてもよい。
導電性保持部材36a,36bは、ベース部材30の一対の電極パッドに、接続電極16a及び16bをそれぞれ電気的に接続する。導電性保持部材36a,36bは、例えば、紫外線硬化樹脂などの導電性接着剤によって形成される。導電性保持部材36aは、例えば、第2主面12b及び端面12cの接続電極16aと接触している。導電性保持部材36bについても同様である。導電性保持部材と接続電極との接触面積を増加させることで、電極パッドと接続電極との導電性を向上させることができる。
蓋部材20は、ベース部材30に接合され、これによって水晶振動素子10を内部空間26に収容する。蓋部材20は、内面24及び外面25を有し、ベース部材30の第3主面32aに向かって開口した凹状をなしている。蓋部材20は、ベース部材30の第3主面32aに対向する天面部21と、天面部21の外縁に接続されておりかつ天面部21の主面に対して交差する方向に延在する側壁部22とを有する。蓋部材20は、凹状の開口縁(側壁部22の端面)においてベース部材30の第3主面32aに対向する対向面23を有し、この対向面23は、水晶振動素子10の周囲を囲むように枠状に延在している。
ベース部材30は水晶振動素子10を励振可能に支持するものである。具体的には、水晶振動素子10は導電性保持部材36a,36bを介してベース部材30の第3主面32aに励振可能に保持されている。ベース部材30は基体31を有する。基体31は、互いに対向するXZ´面である第3主面32a及び第4主面32bを有する。基体31は、例えば絶縁性セラミック(アルミナ)などの焼結材である。
ベース部材30は、第3主面32aに設けられた電極パッド33a,33bと、第2主面に設けられた外部電極35a,35b,35c,35dと、を有する。電極パッド33a,33bは、ベース部材30と水晶振動素子10とを電気的に接続するための端子である。また、外部電極35a,35b,35c,35dは、図示しない実装基板と水晶振動子1とを電気的に接続するための端子である。電極パッド33aは、Y´軸方向に延在するビア電極34aを介して外部電極35aに電気的に接続され、電極パッド33bは、Y´軸方向に延在するビア電極34bを介して外部電極35bに電気的に接続されている。ビア電極34a,34bは基体31をY´軸方向に貫通するビアホール内に形成される。
ベース部材30の電極パッド33a,33bは、第3主面32a上においてベース部材30のX軸負方向側の短辺付近に設けられ、ベース部材30の短辺から離れてかつ当該短辺方向に沿って配列されている。電極パッド33aは、導電性保持部材36aを介して水晶振動素子10の接続電極16aに接続され、他方、電極パッド33bは、導電性保持部材36bを介して水晶振動素子10の接続電極16bに接続される。
複数の外部電極35a,35b,35c,35dは、第4主面32bのそれぞれの角付近に設けられている。例えば、外部電極35a,35bが、電極パッド33a,33bの直下に配置されている。これによってY´軸方向に延在するビア電極34a,34bによって、外部電極35a,35bを電極パッド33a,33bに電気的に接続することができる。4つの外部電極35a〜35dのうち、ベース部材30のX軸負方向側の短辺付近に配置された外部電極35a,35bは、水晶振動素子10の入出力信号が供給される入出力電極である。また、ベース部材30のX軸正方向側の短辺付近に配置された外部電極35c,35dは、水晶振動素子10の入出力信号が供給されないダミー電極となっている。このようなダミー電極には、水晶振動子1が実装される図示しない実装基板上の他の電子素子の入出力信号も供給されない。あるいは、外部電極35c,35dは、接地電位が供給される接地用電極であってもよい。蓋部材20が導電性材料からなる場合、蓋部材20を接地用電極である外部電極35c,35dに接続することによって、蓋部材20にシールド機能を付加することができる。
基体31の第3主面32aには、封止枠37が設けられている。例えば、封止枠37は、第3主面32aの法線方向から平面視したときに矩形の枠状をなしている。また、電極パッド33a,33bは、封止枠37の内側に配置されており、封止枠37は水晶振動素子10を囲むように設けられている。封止枠37は、導電材料により構成されている。封止枠37上には後述する接合部材40が設けられ、これによって、蓋部材20が接合部材40及び封止枠37を介してベース部材30に接合される。例えば、ベース部材30の電極パッド33a,33b、外部電極35a〜d及び封止枠37はいずれも金属膜から構成されている。当該金属膜は、例えば、基体31に近づく側(下層)から離間する側(上層)にかけて、モリブデン(Mo)層、ニッケル(Ni)層及び金(Au)層がこの順に積層されて構成されている。また、ビア電極34a,34bは、基体31のビアホールにモリブデン(Mo)などの金属材料を充填して形成することができる。
蓋部材20及びベース部材30の両者が封止枠37及び接合部材40を介して接合されることによって、水晶振動素子10が、蓋部材20とベース部材30とによって囲まれた内部空間(キャビティ)26に封止される。この場合、内部空間26の圧力は大気圧力よりも低圧な真空状態であることが好ましく、これにより第1励振電極14a,第2励振電極14bの酸化による水晶振動子1の周波数特性の経時変化などが低減できる。
接合部材40は、蓋部材20及びベース部材30の各全周に亘って設けられている。具体的には、接合部材40は封止枠37上に設けられている。封止枠37及び接合部材40が、蓋部材20の側壁部22の対向面23と、ベース部材30の第3主面32aと、の間に介在することによって、水晶振動素子10が蓋部材20及びベース部材30によって封止される。
本構成例に係る水晶振動素子10は、水晶片11の長辺方向の一方端(導電性保持部材36a,36bが配置される側の端部)が固定端であり、その他方端が自由端となっている。また、水晶振動素子10、蓋部材20、及びベース部材30は、XZ´面において、それぞれ矩形状をなしており、互いに長辺方向及び短辺方向が同一である。
但し、水晶振動素子10の固定端の位置は特に限定されるものではなく、水晶片11の長辺方向の両端においてベース部材30に固定されていてもよい。この場合、水晶振動素子10を水晶片11の長辺方向の両端において固定する態様で、水晶振動素子10及びベース部材30の各電極を形成すればよい。
本構成例に係る水晶振動子1においては、ベース部材30の外部電極35a,35bを介して、水晶振動素子10における一対の励振電極14a,14bの間に交番電界を印加する。これにより、厚みすべり振動モードなどの所定の振動モードによって水晶片11が振動し、該振動に伴う共振特性が得られる。
以上のような水晶振動子を製造する場合に、本実施形態に係る製造方法を適用した水晶振動素子を用いることで、水晶振動素子の加工精度の向上により水晶振動子の性能のばらつきを抑制することができる。
次に、圧電振動子の変形例について説明する。以下の変形例では、上記実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については逐次言及しない。
<変形例>
図11は、変形例に係る圧電振動素子の斜視図である。変形例は、圧電振動素子210の形状が音叉型である点で、図9に示した構成例と相違している。具体的には、圧電基板211が互いに平行に配置された2つの音叉腕部219a,219bを有する。音叉腕部219a,219bは、X軸方向に延在し、Z´軸方向に並び、端面212c側の連結部219cで互いに連結されている。音叉腕部219aでは、XZ´面に平行であり互いに対向する一対の主面にそれぞれ励振電極214aが設けられ、当該一対の主面と交差し互いに対向する一対の側端面にそれぞれ励振電極214bが設けられている。音叉腕部219bでは、一対の主面にそれぞれ励振電極214bが設けられ、一対の側端面にそれぞれ励振電極214aが設けられている。なお、圧電振動素子210の構成は特に限定されるものではなく、音叉腕部の形状や励振電極の配置などが異なっていてもよい。
以上のような変形例においても、上記したのと同様の効果を得ることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。即ち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、各実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
110…圧電性を有する基板 111…第1主面 112…第2主面
121…第1金属層 122…第2金属層
131…第1フォトレジスト層 132…第2フォトレジスト層
140…ステージ 142…窓部 143…駆動部 144…光源 145…光束
151…第1フォトマスク MK1…第1アライメントマーク PT1…第1パターン
152…第2フォトマスク MK2…第2アライメントマーク PT2…第2パターン
160…画像処理装置 161…カメラ 162…モニタ 163…撮影画像

Claims (9)

  1. 第1主面と前記第1主面に対向する第2主面とを有する圧電性を有する基板を準備する工程と、
    前記基板の前記第1主面側に第1フォトレジスト層を形成し、前記第2主面側に第2フォトレジスト層を形成する工程と、
    第1フォトマスクを用いて前記第1フォトレジスト層を露光し、前記第1フォトレジスト層に第1パターン及び第1アライメントマークを転写する第1露光工程と、
    第2フォトマスクの第2アライメントマークを撮影し、前記第2アライメントマークの撮影画像を記録する工程と、
    前記第1フォトレジスト層の前記第1アライメントマークと前記第2アライメントマークの前記撮影画像とに基づいて前記基板の前記第2フォトマスクに対する相対位置を調整する工程と、
    前記第2フォトマスクを用いて前記第2フォトレジスト層を露光し、前記第2フォトレジスト層に第2パターンを転写する第2露光工程と、
    前記第1及び第2フォトレジスト層を現像する工程と、
    を含む圧電振動素子の製造方法。
  2. 前記第1フォトレジスト層は、
    前記第1露光工程において、前記第1フォトレジスト層を前記第1パターン及び前記第1アライメントマークに応じて変色させるような材料を含む、請求項1記載の圧電振動素子の製造方法。
  3. 前記第1フォトレジスト層は、フォトクロミック材料を含む、請求項2に記載の圧電振動素子の製造方法。
  4. 前記第1及び第2フォトレジスト層を形成する工程の前に、前記基板の前記第1主面上に第1金属層を形成し、前記第2主面上に第2金属層を形成し、
    前記第1及び第2フォトレジスト層を形成する工程は、前記第1金属層上に前記第1フォトレジスト層を形成し、前記第2金属層上に前記第2フォトレジスト層を形成することを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の圧電振動素子の製造方法。
  5. 前記第1パターンが第1励振電極のパターンを含む電極パターンであり、
    前記第2パターンが圧電基板を挟んで前記第1励振電極と対向する第2励振電極のパターンを含む電極パターンである、請求項4に記載の圧電振動素子の製造方法。
  6. 前記第1及び第2パターンは、前記第1主面の法線方向から平面視したときの圧電基板の外形パターンである、請求項1から4のいずれか1項に記載の圧電振動素子の製造方法。
  7. 前記第1及び第2パターンは、圧電基板の一部の厚みを変化させるためのパターンである、請求項1から4のいずれか1項に記載の圧電振動素子の製造方法。
  8. 前記第1及び第2アライメントマークは、それぞれ、少なくとも2箇所に設けられる、請求項1から7のいずれか1項に記載の圧電振動素子の製造方法。
  9. さらに、前記基板をエッチングによって複数の圧電基板を有する集合圧電基板とする工程と、
    前記集合圧電基板から前記圧電基板を分離して圧電振動素子とする工程と、を含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の圧電振動素子の製造方法。
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