JP2018082105A - インダクタ部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】直列接続された複数のインダクタが1チップ化されたインダクタ部品において、高周波領域でのインピーダンスを向上させる。【解決手段】巻芯部12の長手方向での単位長さあたりのワイヤ17のターン数を巻き密度としたとき、ワイヤ17の巻き密度の互いに異なる複数のインダクタ領域L1〜L3が、巻芯部12の長手方向に沿って配列しており、巻き密度の比較的低い低密度インダクタ領域L3が巻き密度の比較的高い第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2に挟まれて位置している。【選択図】図1

Description

この発明は、インダクタ部品に関するもので、特に、コアの巻芯部上にワイヤを巻回した構造を有する巻線型のインダクタ部品に関するものである。
たとえば、特開2004−363178号公報(特許文献1)に記載されるように、巻線型のインダクタ部品は、磁性体からなるコアの巻芯部上にワイヤを巻回した構造を有している。また、特許文献1に記載のインダクタ部品は、基本的に、1個のコアにおいて、1個のインダクタを構成している。
巻線型のインダクタ部品の等価回路は、図5のように表わされる。図5に示すように、インダクタ部品の等価回路には、基本要素である本来のインダクタンスLのほかに、巻回されたワイヤの線間で発生する分布容量(浮遊容量)等によってもたらされるキャパシタンスCがインダクタンスLに対して並列に加わる。なお、実際には、インダクタ部品の等価回路には、直列/並列抵抗も入るが、説明をわかりやすくするため、図5では、抵抗の図示が省略されている。
このようなインダクタ部品では、インダクタンスL値の大きなものは、一般的に、上述した分布容量である等価並列キャパシタンスC値も大きい。すなわち、インダクタンスL値が大きいということは、ワイヤが並走する長さが長いということであり、それは、また、等価並列キャパシタンスC値についてコンデンサ電極の平行長が長いということになり、コンデンサ電極の対向面積が大きいことを意味し、その結果、等価並列キャパシタンスC値が大きくなる。そのため、インダクタンスL値の大きなインダクタ部品では、低周波インピーダンスが高いが、高周波インピーダンスが低くなる。言い換えると、低周波で特性が良いものは、高周波での特性が悪い。
そこで、広帯域にわたって良好な特性が必要となる場合、L値の大きなインダクタ部品とL値の小さなインダクタ部品とを用意し、これらを直列に接続することによって、全体的に広帯域化する手法が考えられる。
たとえば、特開2010−232988号公報(特許文献2)には、一端が電源に接続され、他端が所定の周波数帯を使用する広帯域な高周波信号を増幅する増幅回路に接続され、直流のバイアス電流を供給する、広帯域バイアス回路が記載されている。この広帯域バイアス回路は、増幅回路の入力側の接続点および出力側の接続点の少なくともいずれか一方に直列に接続された3段以上のインダクタを備えている。特許文献2の段落0005および0008には、このように3段以上といった多数のインダクタを用いて広帯域な信号に対応可能とすることが記載され、また、特許文献2の段落0034および0044ならびに請求項2には、上記3段以上のインダクタのうち、高周波ライン側の接続点に最も近い1段目のインダクタのL値を最小とし、低周波ライン(または直流ライン)、すなわち電源側の2段目以降のインダクタのL値を互いに同じか順次大きくすることが記載されている。
図6には、特許文献2に記載の技術に従って、インダクタ部品としての3個のチップインダクタ1〜3が、ランド4および5を介して直列接続されながら、高周波ライン6と低周波ライン7との分岐部に実装された状態が模式的に平面図で示されている。
高周波ライン6には、たとえば数GHz以上の高周波信号が流れる。他方、低周波ライン7には、たとえば電源電流のような低周波(または直流)電流が流れる。そして、チップインダクタ1〜3は、高周波信号が低周波ライン7に進入したり、逆に低周波(または直流)電流が高周波ライン6に進入したりすることを阻止するように作用する。
ここで、3個のチップインダクタ1〜3のうち、チップインダクタ3が最も小さなL値を有し、チップインダクタ1および2がより大きなL値を有し、チップインダクタ1とチップインダクタ2との間では、チップインダクタ2がチップインダクタ1よりも小さいL値を有しているとすれば、最も小さなL値を有するチップインダクタ3が高周波ライン4に最も近く、続いて、チップインダクタ2、チップインダクタ1の順に直列接続される。これは、高周波ライン6には高周波信号が通っているので、高周波に対応していないインダクタ、すなわち、大きなL値を有するチップインダクタ1を高周波信号に近づけてしまうと、アイソレーションの劣化など、思わぬ結果を生むと考えられ、合理的と見られていた。
特開2004−363178号公報 特開2010−232988号公報
図7には、上述したチップインダクタ1〜3についてのインピーダンス−周波数特性が示されている。図7に示した特性測定に用いた、チップインダクタ1のL値は47μH、チップインダクタ2のL値は10μH、チップインダクタ3のL値は3.5μHであった。図7において、チップインダクタ1単独のインピーダンス−周波数特性はAで示され、チップインダクタ2単独のインピーダンス−周波数特性はBで示され、チップインダクタ3単独のインピーダンス−周波数特性はCで示され、チップインダクタ1〜3を直列接続したときのインピーダンス−周波数特性はDで示されている。
前述したように、広帯域にわたって良好な特性を得ようとして、これらチップインダクタ1〜3を直列接続したとしても、図7においてDで示すように、共振周波数と共振周波数との間でインピーダンスの落ち込みが発生することがわかった。
このように、図6に示すような従来の構成では、図7に示すように、広帯域にわたって良好な特性を得ることは困難である。
そこで、この発明の目的は、広帯域にわたって高いインピーダンスを確保できる新しい構成のインダクタ部品を提供しようとすることである。
この発明の他の目的は、直列接続された複数のインダクタを1チップ化したインダクタ部品を提供しようとすることである。
この発明は、長手方向に延びる巻芯部を有するコアと、巻芯部において螺旋状に巻回された、少なくとも1本のワイヤと、ワイヤの各端部に電気的に接続された、1対の端子電極と、を備える、インダクタ部品に向けられるものであって、上述した技術的課題を解決するため、次のような構成を備えることを特徴としている。
すなわち、この発明に係るインダクタ部品は、巻芯部の長手方向での単位長さあたりのワイヤのターン数を巻き密度としたとき、ワイヤの巻き密度の互いに異なる複数のインダクタ領域が、巻芯部の長手方向に沿って配列しており、巻き密度の比較的低い低密度インダクタ領域が巻き密度の比較的高い第1および第2の高密度インダクタ領域に挟まれて位置していることを特徴としている。
この発明に係るインダクタ部品によれば、1個のコアにおいて複数のインダクタが構成される。すなわち、複数のインダクタが1チップ化される。
この発明において、求められる特性に応じて、第1の高密度インダクタ領域の巻芯部において占める長さと第2の高密度インダクタ領域の巻芯部において占める長さとが互いに異なっていても、あるいは、互いに同じであってもよい。
また、この発明において、求められる特性に応じて、第1の高密度インダクタ領域の巻き密度と第2の高密度インダクタ領域の巻き密度とは互いに異なっていても、あるいは、互いに同じであってもよい。
この発明において、第1および第2の高密度インダクタ領域に挟まれた低密度インダクタ領域は、巻芯部の長手方向における中央部に位置していることが好ましい。この構成によれば、低密度インダクタ領域を無理なく第1および第2の高密度インダクタ領域に挟まれるように位置させることができるとともに、1チップ化されたインダクタ部品について方向性をほとんどなくすことができる。
この発明において、好ましくは、ワイヤは、低密度インダクタ領域では単層巻きにされ、高密度インダクタ領域では多層巻きにされる。この構成によれば、ワイヤの巻き密度の変更を、単層巻きと多層巻きとの選択により容易に実現することができる。また、ワイヤを隣り合うターン間で接するように巻回しても、単層巻きと多層巻きとの選択により、ワイヤの巻き密度を変更することができる。したがって、巻芯部上でのワイヤの位置ずれが生じにくく、そのため、ワイヤの巻き密度が不用意に変わってしまうことによるインダクタンス値の変動を生じにくくすることができる。また、低密度インダクタ領域と第1および第2の高密度インダクタ領域の各々との間での磁気結合度合を高めることができる。
上述の好ましい実施形態において、ワイヤとして、1対の端子電極間に接続された1本のワイヤを備え、1本のワイヤが、低密度インダクタ領域では単層巻きにされ、高密度インダクタ領域では多層巻きにされても、あるいは、ワイヤとして、1対の端子電極間に接続された複数本のワイヤを備え、低密度インダクタ領域では、複数本のワイヤが順次配列されながら単層巻きにされ、高密度インダクタ領域では、複数本のワイヤが多層巻きにされてもよい。
上述のように、複数本のワイヤが1対の端子電極間に接続されると、インダクタ部品の(直流)電気抵抗値を下げることができる。
この発明において、コアは、磁性体からなり、かつ巻芯部の各端部にそれぞれ設けられた1対の鍔部を備える、ドラム状コアであり、1対の鍔部間に渡された、磁性体からなる板状コアをさらに備えることが好ましい。この構成によれば、インダクタ部品のインダクタンス値を高めることができる。
この発明によれば、複数のインダクタが1チップ化されるとともに、後述する実施形態の説明から明らかになるように、広帯域にわたって高いインピーダンスを確保できる新しい構成のインダクタ部品が得られる。
この発明の第1の実施形態によるインダクタ部品21を模式的に示す断面図である。 図1に対応する図であって、図1に示したインダクタ部品21の比較例となるインダクタ部品11を模式的に示す断面図である。 図1に示したインダクタ部品21と図2に示したインダクタ部品11とについて、各々のインピーダンス−周波数特性を比較して示す図である。 この発明の第2の実施形態によるインダクタ部品31を模式的に示す断面図である。 この発明の背景技術を説明するためのもので、巻線型のインダクタ部品の等価回路図である。 特許文献2に記載の技術に従って、インダクタ部品としての3個のチップインダクタ1〜3が、ランド4および5を介して直列接続されながら、高周波ライン6と低周波ライン7との分岐部に実装された状態を模式的に示す平面図である。 図6に示したチップインダクタ1〜3の各々についてのインピーダンス−周波数特性、ならびにチップインダクタ1〜3を直列接続したときのインピーダンス−周波数特性を示す図である。
図1は、この発明の第1の実施形態によるインダクタ部品21を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、インダクタ部品21は、長手方向に延びる巻芯部12を有するドラム状コア13を備える。ドラム状コア13は、巻芯部12の各端部にそれぞれ設けられた1対の鍔部14および15を備える。また、インダクタ部品11は、1対の鍔部14および15間に渡された、板状コア16を備える。ドラム状コア13および板状コア16は、ともにフェライトのような磁性体からなり、閉磁路を構成する。
巻芯部12上には、ワイヤ17が螺旋状に巻回される。ワイヤ17の巻回態様の詳細については後述する。第1および第2の鍔部14および15には、それぞれ、第1および第2の端子電極18および19が設けられる。ワイヤ17の各端部は、図1上では表わされないが、それぞれ、第1および第2の端子電極18および19に電気的に接続される。
図1において、ワイヤ17の断面内には、第1の鍔部14側から数えたターン序数「1」〜「30」が記入されている。このようなワイヤの断面内へのターン序数の記入は、後述する図2および図4においても採用されている。
ワイヤ17の巻芯部12上での巻回態様は以下のとおりである。巻芯部12の長手方向での単位長さあたりのワイヤ17のターン数を巻き密度としたとき、ワイヤ17の巻き密度の互いに異なる3つのインダクタ領域L1〜L3が、巻芯部12の長手方向に沿って配列している。より具体的には、たとえば2層巻きといった多層巻きにされることにより、巻き密度が比較的高くされた第1の高密度インダクタ領域L1および第2の高密度インダクタ領域L2が巻芯部12の図1における左端および右端に位置し、単層巻きにされることによって、巻き密度が比較的低くされた低密度インダクタ領域L3が巻芯部12の図1における中央部に位置している。
言い換えると、この実施形態では、低密度インダクタ領域L3が第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2に挟まれて位置していることを特徴としている。
このように、第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2に挟まれた低密度インダクタ領域L3を、巻芯部12の長手方向における中央部に位置させることにより、低密度インダクタ領域L3を無理なく第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2に挟まれるように位置させることができるとともに、1チップ化されたインダクタ部品11について方向性をほとんどなくすことができる。
なお、この実施形態では、第1の高密度インダクタ領域L1の巻芯部12において占める長さと第2の高密度インダクタ領域L2の巻芯部12において占める長さとが互いに異なっているが、求められる特性に応じて、第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2におけるワイヤ17のターン数を調整することによって、これらの長さを互いに同じとしてもよい。逆に、これらの長さを変えた場合、第1の高密度インダクタ領域L1のL値と第2の高密度インダクタ領域L2のL値が変わることにより、インピーダンスカーブのピークをばらけさせることができ、より広帯域でインピーダンスを確保した構成にすることが期待できる。
この実施形態に係るインダクタ部品21において、前述したように、第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2においては、ワイヤ17は2層巻きといった多層巻きにされ、低密度インダクタ領域L3においては、ワイヤ17は単層巻きにされている。ここで、第1の高密度インダクタ領域L1は、8ターン分の長さに15ターン巻回なので、巻き密度は15/8=1.875であり、第2の高密度インダクタ領域L2は、6ターン分の長さに10ターン巻回なので、巻き密度は10/6=1.7である。第1の高密度インダクタ領域L1の巻き密度と第2の高密度インダクタ領域L2の巻き密度とは互いに同じであっても、互いに異なっていてもよく、求められる特性に応じて、第1の高密度インダクタ領域L1の巻き密度と第2の高密度インダクタ領域L2の巻き密度との差を調整すればよい。第1の高密度インダクタ領域L1の巻き密度と第2の高密度インダクタ領域L2の巻き密度とを互いに異ならせる方法としては、たとえば、第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2のいずれか一方において、2層巻きの外層側のターンのいくつかを省く方法があり得る。
上述のように、単層巻きと多層巻きとの選択により、ワイヤ17の巻き密度を変更するようにすれば、ワイヤ17を隣り合うターン間で接するように巻回しても、巻き密度を変更することができる。したがって、巻芯部12上でのワイヤ17の位置ずれが生じにくく、そのため、ワイヤ17の巻き密度が不用意に変わってしまうことによるインダクタンス値の変動を生じにくくすることができる。また、低密度インダクタ領域L3と第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2の各々との間での磁気結合度合を高めることができる。
ここで、3つのインダクタ領域L1〜L3の各々のワイヤ17のターン数に注目すると、第1の高密度インダクタ領域L1は15ターンであり、第2の高密度インダクタ領域L2は10ターンであり、低密度インダクタ領域L3は5ターンである。したがって、3つのインダクタ領域L1〜L3の各々のL値に注目すると、第1の高密度インダクタ領域L1のL値が最も大きく、続いて、第2の高密度インダクタ領域L2のL値であり、第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2に挟まれて位置する低密度インダクタ領域L3のL値が最も小さくなる。
上述したようなL値の大小関係に注目したとき、3つのインダクタ領域L1〜L3の配置順序は、図6に示した3個のチップインダクタ1〜3の配置順序とは異なっている。この実施形態のように、第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2に挟まれて位置する低密度インダクタ領域L3のL値を最も小さくするメリットについて以下に考察する。
ドラム状コア13や板状コア16を構成する磁性体としての、たとえばフェライトは、MHz帯の周波数では、透磁率μが非常に高いため、隣り合うインダクタを互いに強く結合させる。特に、板状コア16が取り付けられた閉磁路構成になると、低周波域では、結合係数が、閉磁路内のどこにおいても、ほぼ1(完全結合)である。しかし、数百MHzのより高い周波数域では、透磁率μが低下し、仮に閉磁路構成であったとしても結合係数は低下する。このような周波数域ではインダクタとインダクタとの距離が近ければ近いほど磁気結合が強い。
この実施形態のように、1つの巻芯部12の長手方向に沿って、L値の最も小さい低密度インダクタ領域L3を、L値のより大きい第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2に挟まれて位置させると、高周波域においては中央の低密度インダクタ領域L3は、両脇の高密度インダクタ領域L1およびL2とゆるく磁気結合するため、そのインダクタンス値が増加する。
他方、両脇に配置された高密度インダクタ領域L1およびL2は、中央の低密度インダクタ領域L3とゆるく結合するが、中央の低密度インダクタ領域L3のL値が小さいため、L値の増加は非常に小さい。
また、低密度インダクタ領域L3を挟んで一方端と他方端とにそれぞれ配置された第1の高密度インダクタ領域L1と第2の高密度インダクタ領域L2との関係については、互いの距離が遠いため、互いの影響をほとんど受けず、互いにほぼ結合しない。
つまり、中央に配置された高周波特性用の低密度インダクタ領域L3だけが、これと隣り合う高密度インダクタ領域L1およびL2の各々の影響を受け、そのL値が実質的に増加する。
これに対して、図2には、図6に示した3個の直列接続されたチップインダクタ1〜3の配列順序を踏襲して、1チップ化した比較例としてのインダクタ部品11が断面図で模式的に示されている。図2において、図1に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図2に示すインダクタ部品11では、図1に示したインダクタ部品21の場合と同様、ワイヤ17は、巻芯部12の長手方向に沿って配列する、巻き密度の互いに異なる3つのインダクタ領域L1〜L3を構成している。しかし、図2に示したインダクタ部品11では、3つのインダクタ領域L1〜L3の配列順序が図1に示したインダクタ部品21の場合とは異なっている。すなわち、図2にしましたインダクタ部品11では、3つのインダクタ領域L1〜L3の配列順序は、巻き密度が比較的高くされた第1の高密度インダクタ領域L1および第2の高密度インダクタ領域L2が巻芯部12の図2における左端および中央部に位置し、単層巻きにされることによって、巻き密度が比較的低くされた低密度インダクタ領域L3が巻芯部12の図2における右端に位置している。
ここで、3つのインダクタ領域L1〜L3の各々のワイヤ17のターン数に注目すると、第1の高密度インダクタ領域L1は15ターンであり、第2の高密度インダクタ領域L2は10ターンであり、低密度インダクタ領域L3は5ターンである。したがって、3つのインダクタ領域L1〜L3の各々のL値に注目すると、第1の高密度インダクタ領域L1のL値が最も大きく、続いて、第2の高密度インダクタ領域L2のL値であり、低密度インダクタ領域L3のL値が最も小さくなる。
上述したL値の大小関係は、図6に示した3個のチップインダクタ1〜3の各々のL値の大小関係に倣っている。すなわち、図2に示したインダクタ部品11の第2の端子電極19が図6に示した高周波ライン6に接続されるとすれば、最も大きいL値を有する第1の高密度インダクタ領域L1がチップインダクタ1に相当し、次に大きいL値を有する第2の高密度インダクタ領域L2がチップインダクタ2に相当し、最も小さいL値を有する低密度インダクタ領域L3がチップインダクタ3に相当する。
上述のように、図6に示した3個のチップインダクタ1〜3が1チップ化されて、図2に示すようなインダクタ部品11が構成されると、以下のような効果が奏される。
図6に示した構成では、チップインダクタ1〜3は、はんだ接合等の方法で基板上のランド4および5に電気的かつ機械的に接合されて実装されるため、チップインダクタ1〜3間に不可避的に隙間ができる。これに対して、図2に示すような1チップ化されたインダクタ部品11の場合には、上記隙間をなくすことができる。このように、隙間をなくすことで、低周波領域では隣り合うインダクタ領域L1〜L3間が強く結合するため、インダクタ領域L1〜L3の合計ターン数が図6のチップインダクタ1〜3の合計ターン数と同じであっても、インダクタ部品11の方が全体のL値が上がる。全体のL値が上がることにより、インダクタ部品11では、図6の構成よりも、要求されるL値をより少ないターン数で実現することができるため、その分、必要であれば、巻線間距離をより広げる方向に向けることもでき、その結果、低容量化を図ることも可能ではある。
上述の効果は、図1に示した実施形態に係るインダクタ部品21の場合も同様に奏される。
しかし、図6に示した3個のチップインダクタ1〜3の各々のL値の大小関係に倣って、1チップ化されたインダクタ部品11において、3つのインダクタ領域L1〜L3を前述したように配置することは、たとえば、数GHzといった周波数領域では、本件発明者は実用的ではないことに想到した。なぜなら、インダクタ部品11の外形は使用している周波数の波長に対して十分小さいため、3つのインダクタ領域L1〜L3の各々をインダクタ部品11の中のどこに配置しても、インダクタ領域L1〜L3間の間隔は波長から見て十分短く、先に述べたようなアイソレーションの劣化はほとんど起こらないためである。インダクタ領域L1〜L3の配置が問題になってくるのは、ミリ波と呼ばれるような、およそ20GHz以上の高周波領域である。ミリ波よりも低い周波数において、1チップ化されたインダクタ部品11の中に複数のインダクタ領域L1〜L3を配列させる場合には、L値の小さなもの、すなわち、低密度インダクタ領域L3を高周波側に配置する意味はなくなる。
図3は、図1に示した実施例に係るインダクタ部品21のインピーダンス−周波数特性を実線で、図2に示した比較例に係るインダクタ部品11のインピーダンス−周波数特性を破線でそれぞれ示す図である。
RLC並列共振回路の共振周波数は1/{2π(LC)1/2}で決まる。この実施形態では、巻き密度が低く、等価C値が小さい低密度インダクタ領域L3の等価L値を、隣接する高密度インダクタ領域L1およびL2との磁気結合により大きくすることで、当該低密度インダクタ領域L3の共振周波数がインダクタ部品11の場合よりも下がる。
図3において実線で示すインダクタ部品21のインピーダンス−周波数特性におけるインピーダンスの左から2つ目のピークは、共振周波数が下がったインダクタ領域L3の共振によるものであり、図3において破線で示すインダクタ部品11のインピーダンス−周波数特性のインピーダンスのピーク(インダクタ領域L2の共振によるもの)に比べて、左側にずれる。
さらに、インダクタ部品21(実線)では、図3の左から2つ目のピークが、インダクタ領域L2よりも等価的なC値の小さいインダクタ領域L3の共振によるものであることにより、ピーク後のインピーダンスカーブが、インダクタ部品11(破線)よりも高い位置にくる。これは、ピーク後のインピーダンスカーブが容量特性(Z=1/jwC)となるためである。
以上により、図3に示すように、左から2つ目のピーク前後において、図1に示した実施例に係るインダクタ部品21の方が、図2に示した比較例に係るインダクタ部品11より、高いインピーダンスを得ることができ、広帯域にわたって高いインピーダンスを確保できる。
図4は、この発明の第2の実施形態によるインダクタ部品31を模式的に示す断面図である。図4において、図1または図2に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図4に示したインダクタ部品31は、1対の端子電極18および19間に接続された2本のワイヤ17aおよび17bを備えることを特徴としている。2本のワイヤ17aおよび17bが1対の端子電極18および19間に接続されると、ワイヤ17aまたは17bのいずれかだけが接続されている場合よりも、インダクタ部品31の電気抵抗値を下げることができる。
図4において、第1のワイヤ17aと第2のワイヤ17bとの区別を明確にするため、第2のワイヤ17bを示す断面には、網掛けが施されている。
図4に示す第2の実施形態に係るインダクタ部品31では、図1に示したインダクタ部品21の場合と同様、ワイヤ17aおよび17bは、巻芯部12の長手方向に沿って配列する、巻き密度の互いに異なる3つのインダクタ領域L1〜L3を構成しており、かつ、低密度インダクタ領域L3が第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2に挟まれて位置している。言い換えると、巻芯部12の長手方向に沿って、図4における左側から、第1の高密度インダクタ領域L1、低密度インダクタ領域L3、第2の高密度インダクタ領域L2の順で配列している。
ここで、第1の高密度インダクタ領域L1は、10ターン分の長さに20ターン巻回なので、巻き密度は20/10=2であり、第2の高密度インダクタ領域L2は、10ターン分の長さに18ターン巻回なので、巻き密度は18/10=1.8であり、低密度インダクタ領域L3は、12ターン分の長さに6ターン巻回なので、巻き密度は6/12=0.5である。したがって、巻き密度についていえば、第1の高密度インダクタ領域L1が最も大きく、第2の高密度インダクタ領域L2が次に大きく、低密度インダクタ領域L3が最も小さい。
第2の実施形態に係るインダクタ部品31では、低密度インダクタ領域L3では、第1および第2のワイヤ17aおよび17bが交互に配置されながら単層巻きにされ、高密度インダクタ領域L1およびL2では、第1および第2のワイヤ17aおよび17bの一方、たとえば第1のワイヤ17aが下層となり、第1および第2のワイヤ17aおよび17bの他方、たとえば第2のワイヤ17bが上層となるように多層巻きにされている。
ここで、3つのインダクタ領域L1〜L3の各々のワイヤ17aおよび17bのターン数に注目すると、第1および第2のワイヤ17aおよび17bは電気的に並列接続された状態にあるので、ワイヤ2本で1組の太い平角線のように振舞うため、ターン数はいずれか一方のワイヤのターン数ととらえることが妥当である。したがって、このような観点からターン数をとらえると、第1の高密度インダクタ領域L1は10ターンであり、低密度インダクタ領域L3は6ターンであり、第2の高密度インダクタ領域L2は9ターンである。したがって、3つのインダクタ領域L1〜L3の各々のL値に注目すると、第1の高密度インダクタ領域L1のL値が最も大きく、続いて、第2の高密度インダクタ領域L2のL値であり、第1および第2の高密度インダクタ領域L1およびL2に挟まれて位置する低密度インダクタ領域L3のL値が最も小さくなる。
以上説明した第2の実施形態では、1対の端子電極18および19間に、2本のワイヤ17aおよび17bが接続されたが、必要に応じて、3本以上のワイヤが接続されてもよい。
なお、第1および第2の実施形態に係るインダクタ部品21および31において、板状コア16が設けられたが、板状コアはなくてもよい。
以上、この発明を図示した実施形態に関連して説明したが、図示した各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
12 巻芯部
13 ドラム状コア
14,15 鍔部
16 板状コア
17,17a,17b ワイヤ
18,19 端子電極
21,31 インダクタ部品
L1,L2 高密度インダクタ領域
L3 低密度インダクタ領域

Claims (10)

  1. 長手方向に延びる巻芯部を有するコアと、
    前記巻芯部において螺旋状に巻回された、少なくとも1本のワイヤと、
    前記ワイヤの各端部に電気的に接続された、1対の端子電極と、
    を備え、
    前記巻芯部の長手方向での単位長さあたりの前記ワイヤのターン数を巻き密度としたとき、前記ワイヤの巻き密度の互いに異なる複数のインダクタ領域が、前記巻芯部の前記長手方向に沿って配列しており、前記巻き密度の比較的低い低密度インダクタ領域が前記巻き密度の比較的高い第1および第2の高密度インダクタ領域に挟まれて位置している、
    インダクタ部品。
  2. 前記第1の高密度インダクタ領域の前記巻芯部において占める長さと前記第2の高密度インダクタ領域の前記巻芯部において占める長さとは互いに異なる、請求項1に記載のインダクタ部品。
  3. 前記第1の高密度インダクタ領域の前記巻芯部において占める長さと前記第2の高密度インダクタ領域の前記巻芯部において占める長さとは互いに同じである、請求項1に記載のインダクタ部品。
  4. 前記第1の高密度インダクタ領域の巻き密度と前記第2の高密度インダクタ領域の巻き密度とは互いに異なる、請求項1ないし3のいずれかに記載のインダクタ部品。
  5. 前記第1の高密度インダクタ領域の巻き密度と前記第2の高密度インダクタ領域の巻き密度とは互いに同じである、請求項1ないし3のいずれかに記載のインダクタ部品。
  6. 前記第1および第2の高密度インダクタ領域に挟まれた前記低密度インダクタ領域は、前記巻芯部の前記長手方向における中央部に位置している、請求項1ないし5のいずれかに記載のインダクタ部品。
  7. 前記ワイヤは、前記低密度インダクタ領域では単層巻きにされ、前記高密度インダクタ領域では多層巻きにされている、請求項1ないし6のいずれかに記載のインダクタ部品。
  8. 前記ワイヤとして、前記1対の端子電極間に接続された1本のワイヤを備え、1本の前記ワイヤが、前記低密度インダクタ領域では単層巻きにされ、前記高密度インダクタ領域では多層巻きにされている、請求項7に記載のインダクタ部品。
  9. 前記ワイヤとして、前記1対の端子電極間に接続された複数本のワイヤを備え、前記低密度インダクタ領域では、前記複数本のワイヤが順次配列されながら単層巻きにされ、前記高密度インダクタ領域では、前記複数本のワイヤが多層巻きにされている、請求項7に記載のインダクタ部品。
  10. 前記コアは、磁性体からなり、かつ前記巻芯部の各端部にそれぞれ設けられた1対の鍔部を備える、ドラム状コアであり、
    前記1対の鍔部間に渡された、磁性体からなる板状コアをさらに備える、
    請求項1ないし9のいずれかに記載のインダクタ部品。
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