JP2018079986A - 貨物運搬用パレット - Google Patents

Abstract

【課題】耐久性又は耐衝撃性を改善することができる貨物運搬用パレットを提供する。
【解決手段】ハニカム部材及びハニカム部材をカバーするパネルでなるパレット胴体部と；前記パレット胴体部の外縁を取り囲む外縁フレームとを含む。
【選択図】 図７

Description

本発明は貨物運搬用パレットに関するもので、より詳しくは耐久性又は耐衝撃性を改善することができる貨物運搬用パレットに関するものである。

一般に、運搬用組立ボックスはボックスの下部がパレットなどの下敷部材と結合されてフォークリフトなどによって運搬できるように形成されるもので、このような一般的な運搬用組立ボックスはボックスとパレットが一体に構成されるとか、ボックスの形態がそのまま維持されるように構成されるから、体積が大きいため、保管するとか搬送のように移動する場合には多くの空間を占める問題点がある。

このような問題点を解決するために、保管するとか搬送のように移動する場合に体積を減らすように折り畳むことができる折畳式組立ボックスの上下部をパレットに付着したパレットシステムを積層できるようにした後、運搬手段であるフォークリフトなどのフォークをパレットの間に挿入して運搬し、移動が完了すれば、パレットを互いに積み重ね、組立ボックスは折り畳んで積層した後に回収する折畳式組立ボックスパレットシステムが大韓民国登録特許第１０−１５９１８５７号に開示されている。

大韓民国登録特許第１０−１５９１８５７号に開示されているように、パレット又は上部カバーはポリプロピレン（ＰＰ）から射出製作して一体型を作ることが一般的である。

ところで、このような樹脂材の一体型パレット又はカバーの場合、床に投げられるとかフォークリフトのフォークと衝突するとかパレット／カバー同士衝突するとかする場合、破損される場合がひんぱんな問題があった。

すなわち、縁部に沿ってクラックが発生するとか支持脚が割れる場合がよく発生した。

特に、このような破損は冬季のように低温の場合にもっと頻繁に発生し、一体型パレット又はカバーの場合、局部的に破損が発生しても、パレット又はカバーの全体を入れ替えなければならないという問題点もあった。

大韓民国登録特許第１０−１５９１８５７号公報

本発明は耐久性及び耐衝撃性を改善した貨物運搬用パレットを提供することにその目的がある。

また、本発明は一部領域で破損が発生しても当該領域のみ入れ替えることができる貨物運搬用パレットを提供することに他の目的がある。

このような目的を達成するために、本発明は、ハニカム部材及びハニカム部材をカバーするパネルでなるパレット胴体部と；前記パレット胴体部の外周を取り囲む外縁フレームと；前記パレット胴体部の下部に取り付けられる支持脚とを含み、前記支持脚は、内部にキャビティが形成される単位支持脚と、側面から伸びるフランジ部とを含み、前記フランジ部と前記外縁フレームは締結部材によって連結され、前記外縁フレームは、前記パレット胴体部の縁部と結合される縁部フレームと、縁部フレームと隣接した他の縁部フレームを連結し、パレット胴体部のコーナー部に配置されるコーナー連結部とを含み、前記縁部フレームは、外側壁と、外側壁より内側に設けられ、ボックスが装着される下部装着溝とを含み、前記コーナー連結部は、前記縁部フレームの外側壁と連続的に連結されるコーナー連結部の外側壁と、前記縁部フレームの下部装着溝と連続的に連結されるコーナー連結部の下部装着溝とを含み、前記縁部フレームには空間部及び空間部の底壁が設けられ、前記フランジ部は外縁フレームの下部に配置され、締結部材がフランジ部を貫通して空間部の底壁に締結されることによって支持脚と外縁フレームを連結することを特徴とする、貨物運搬用パレットを提供する。

前記外縁フレームは、前記パレット胴体部の縁部が挿入されて収容される収容空間を含むことができる。

前記収容空間は、上部と下部に設けられ、パレット胴体部の上面と下面に設けられる上面延長部及び下面延長部によって形成されることができる。

前記締結部材は前記フランジ部と前記パレット胴体部を連結することができる。

一つの支持脚は互いに分割される複数の単位支持脚を含むことができ、単位支持脚のキャビティの内部には支持リブが形成されることができる。

前記縁部フレームは、外側壁から離隔する内側壁と、下部装着溝の下面に設けられる底壁と、前記内側壁の上部に形成され、ボックスを下部装着溝に案内する傾斜面とをさらに含むことができ、下部装着溝は外側壁と内側壁の間に設けられることができる。

前記内側壁の内部には、第１空間部と、第２空間部と、前記第１及び第２空間部を区画する区画リブとが設けられることができ、区画リブにはコーナー連結部と結合される締結部材が挿入されて固定される固定部が設けられることができる。

前記コーナー連結部は、前記外側壁から離隔する内側壁と、前記内側壁に設けられ、前記縁部フレームの内側壁と結合される突出部と、前記内側壁の上部に形成され、ボックスを下部装着溝に案内する傾斜面とをさらに含むことができ、前記下部装着溝は外側壁と内側壁の間に設けられることができる。

前記外側壁と前記内側壁には、前記コーナー連結部を前記縁部フレームと締結させる締結部材が挿入される挿入孔が形成されることができ、一つのコーナー連結部に複数の締結部材が取り付けられ、各締結部材が締結される経路が互いに交差するように形成されることができる。

前記カム部材をカバーするパネルは、ハニカム部材の上面をカバーし、支持脚のキャビティ位置に対応する貫通孔が設けられる上面パネルと；ハニカム部材の下面をカバーする支持脚のキャビティ位置に対応する貫通孔が設けられる下面パネルとを含むことができる。

前記支持脚は複数の支持脚を含み、前記パレット胴体部の下部に配置されることができ、前記パレット胴体部には貫通孔が形成されることができ、前記貫通孔を通じて、前記支持脚に設けられたキャビティが上方に開放するように構成されることができる。

前記パレット胴体部には貫通孔が形成されることができ、前記支持脚の上部はフランジ部より上方に伸びて前記貫通孔に挿入されるように構成されることができる。

前記ハニカム部材の貫通孔の周辺に配置され、締結部材が挿入されて固定される固定部材をさらに含むことができ、前記固定部材がハニカム部材に取り付けられることができ、前記上面パネルと下面パネルが前記固定部材及びハニカム部材をカバーすることができ、前記締結部材は前記フランジ部と下面パネル及び固定部材に挿入されて、これらを連結することができる。

前記固定部材はハニカム部材を構成する区画空間の内部に挿入されるブロック形態であってもよい。

前記固定部材はハニカム部材の貫通孔の内部縁部に沿って連続体の形態として挿入されて固定されるように配置されることができる。

前記複数の支持脚のうち一部の支持脚は外縁フレームと締結されることができる。

前記外縁フレームと締結される支持脚のフランジは外縁フレームの内側壁に締結部材によって締結されることができる。

また、本発明は、パレット胴体部と、前記パレット胴体部の外縁を取り囲む外縁フレームとを含み、前記外縁フレームは、縁部フレームと、縁部フレームと隣接した他の縁部フレームを連結し、縁部フレーム及び隣接した他の縁部フレーム間のコーナー部に配置されるコーナー連結部とを含み、前記縁部フレームとコーナー連結部は面対面で互いに連続的に連結された形態となり、前記縁部フレームは、外側壁と、前記外側壁より内側に設けられ、ボックスが装着できる下部装着溝とを含み、前記コーナー連結部は、前記縁部フレームの外側壁と連続的に連結されるコーナー連結部の外側壁と、前記縁部フレームの下部装着溝と連続的に連結されるコーナー連結部の下部装着溝をと含むことを特徴とする、コーナーブラケットを備えた貨物運搬用パレットを提供する。

コーナーブラケットは、前記外側壁から離隔する内側壁と；外側壁と内側壁の間に設けられる下部装着溝と；締結部材が挿入されて通過するように外側壁に設けられる外側挿入孔、及び内側壁に設けられる内側挿入孔と；前記内側壁に設けられ、隣接した相手構造物に挿入される突出部とをさらに含むことができる。

前記外側挿入孔と前記内側挿入孔の間に設けられ、前記装着溝の底壁上に配置される挿入案内チャネルをさらに含むことができる。

このような本発明によれば、パレット胴体部にハニカム部材を含むことにより、荷重に耐える能力が著しく大きくなる。

また、ハニカム部材の上面と下面に上面パネル及び下面パネルを配置して大部分の外面を平たくすることにより、手荷物を安定的に支持することができるようにする。

パレット胴体部に支持脚を着脱可能に配置することにより、破損された支持脚がそれ以上固有の機能をすることができない場合、該当支持脚のみを入れ替えて持続的にパレットを使うことができる。

支持脚が互いに分割された単位支持脚で具現されるので、荷重分散による支持力が倍加する。そして、一部の単位支持脚が破損される場合にも残りの支持脚が支持の役目をすることができるので、一部の支持脚の破損時にも安定的な支持の役目をすることができる。

従来には、樹脂射出で製作されたパレットとその上にベースボードを使ったが、本発明はベースボードを無くし、パレットの上面がベースボードの役目をすることができるので、組立式ボックス組立体の構成がより簡素化する。

そして、支持脚のフランジがパレット胴体部の下面に支持されるので、荷重が分散されることができ、支持脚のフランジと、パレット胴体部の内部の固定部材が締結部材によって結合されるので、安定的な結合構造を提供することができる。

特に、固定部材が金属インサートのような堅い固定構造の場合、締結部材がより一層安定的に固定できる。

パレット胴体部の外縁に、縁部フレーム及びこれらを連結するコーナー連結部を備えることにより、パレットの外縁部が衝突などによって破損される問題を解決することができる。

そして、縁辺に装着溝を提供し、この部分にボックスの下端縁部を挿入することにより、ボックスをパレットにもっと安定的に位置させることができる。

そして、コーナー連結部が互いに交差する縁部フレームを連結することにより、外縁フレームの全体的な構造安全性及び耐衝撃性を改善することができる。

カバー部材の場合、上面に支持脚下敷きを配置することにより、運搬ボックス組立体が複層で配置される場合、より安定的な状態を維持することができるようにした。

また、カバー部材の支持脚下敷きを締結する締結部材が外部に露出しないようにすることにより、締結部材とボックス内部の手荷物が干渉することを全く遮断する。

カバー胴体部の外縁に、縁部フレーム及びこれらを連結するコーナー連結部を備えることにより、カバー部材の外縁部が衝突などによって破損される問題を解決することができる。

そして、縁辺に装着溝を提供し、この部分にボックスの上端縁部を挿入することにより、ボックスをカバー部材にもっと安定的に位置させることができる。

そして、コーナー連結部が互いに交差する縁部フレームを連結することにより、外縁フレームの全体的な構造安全性及び耐衝撃性を改善することができる。

本発明に係わる運搬用ボックス組立体を上部から見た斜視図である。

本発明に係わる運搬用ボックス組立体を下部から見た斜視図である。

本発明に係わる運搬用ボックス組立体の分解斜視図である。

本発明に係わる運搬用ボックス組立体においてパレットとボックスの結合部分及びボックスの結合部分を具体的に表示した分解斜視図である。

本発明に係わるパレットにおいてコーナー連結部が結合された状態の斜視図である。

本発明に係わるパレットにおいてコーナー連結部が分離された状態の斜視図である。

本発明に係わるパレットの第１実施例の分解斜視図である。

本発明に係わるパレットの第２実施例の分解斜視図である。

本発明に係わるパレットの第３実施例の分解斜視図である。

図１０（ａ）、（ｂ）は本発明に係わるパレットに使われる外縁フレームの斜視図である。

図１０（ｃ）は、本発明に係わるパレットに使われるコーナー連結部の斜視図である。

図１１（ａ）は本発明に係わるパレットに使われるコーナー連結部の側面図である。

図１１（ｂ）は本発明に係わるパレットに使われる縁部フレームの側面図である。

本発明に係わるパレットに使われるコーナー連結部に締結部材が締結される状態を示す斜視図である。

本発明に係わるパレットに使われるコーナー連結部に締結部材が締結される状態を示す平断面図である。

本発明に係わるパレットに使われる支持脚の斜視図である。

本発明に係わるパレットの側断面図である。

本発明に係わるカバー部材の分解斜視図である。

本発明に係わるカバー部材の詳細分解斜視図である。

図１８（ａ）は本発明に係わるカバー部材の分解状態を示した側断面図である。

図１８（ｂ）は本発明に係わるカバー部材の結合状態を示した側断面図である。

本発明に係わるパレットの積層状態を示す斜視図である。

本発明に係わるパレットの積層状態を示す側断面図である。

本発明に係わる運搬用ボックス組立体においてボックスが折り畳まれた状態の分解斜視図である。

本発明に係わる多数の運搬用ボックス組立体をパッケージングするために積層した状態を示す斜視図である。

本発明は多様に変更することができ、さまざまな実施例を有することができるが、ここでは特定の実施例を図面に例示して説明しようとする。

しかし、これは本発明を特定の実施形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されなければならない。

第１、第２などの序数を含む用語を多様な構成要素を説明するのに使うことができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されない。

前記用語は一構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。

例えば、本発明の権利範囲を逸脱しない範疇内で第２構成要素は第１構成要素と名付けられることができ、同様に第１構成要素も第２構成要素と名付けられることができる。

及び／又はという用語は複数の関連した項目の組合せ又は複数の関連した項目のいずれか項目を含む。

ある構成要素が他の構成要素に“連結されている”とか“接続されている”と言及された場合には、その他の構成要素に直接連結されているとか又は接続されていることもあるが、中間にさらに他の構成要素が存在することもあると理解されなければならないであろう。

一方、ある構成要素が他の構成要素に“直接連結されている”とか“直接接続されている”と言及された場合には、中間にさらに他の構成要素が存在しないと理解されなければならないであろう。

本出願で使用した用語はただ特定の実施例を説明するために使用したももので、本発明を限定しようとする意図ではない。

単数の表現は文脈上特に他の指示がない限り、複数の表現を含む。

本出願で、“含む”又は“有する”などの用語は明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらの組合せが存在することを示そうとするものであるだけ、一つ又はそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらの組合せなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。

以下、添付図面に基づいて実施例を詳細に説明する。図面全般にわたり、同一であるとか対応する構成要素は同じ参照符号を付け、これについての重複説明は省略する。

図１に示すように、本実施例は、貨物運搬用パレット１００（以下‘パレット’と言う）及びこのパレット１００を含むボックス組立体１（以下‘ボックス組立体’と言う）に関するものである。

ボックス組立体１は、折畳式のボックス２００と、ボックス２００の下部に配置されるパレット１００と、ボックス２００上に取り付けられるカバー部材３００とを含む。

カバー部材３００は、板状に構成されるカバー胴体部３１０と、カバー胴体部３１０の外縁を取り囲んでいる外縁フレーム３２０と、カバー胴体部３１０の上面に取り付けられる支持脚下敷き３５０とを含む。

ボックス組立体１が複層形態に積み重ねられる場合、上層のボックス組立体１のパレット１００の支持脚１５０は、下層のボックス組立体１のカバー部材３００に取り付けられた支持脚下敷き３５０に挿入されてその位置が固定できる。

カバー部材３００の外縁フレーム３２０は、カバー胴体部３１０の縁部に沿って長く配置される縁部フレーム３２１０と、各縁部フレーム３２１０が会うコーナー部に位置し、互いに交差する方向に配列される縁部フレーム３２１０を連結するコーナー連結部３２２０とを含む。

カバー部材３００の具体的な構成については後述する。

カバー部材３００の下側には折畳式ボックス２００が設けられる。

ボックス２００は、複数のプレート２１０と、プレートの外縁部分を取り囲む複数のフレーム部２２０とからなる。

ここで、フレーム部２２０は、水平フレーム２２１と垂直フレーム２２２とに区分できる。

そして、ボックス２００が折り畳まれるように、垂直フレーム２２２と隣接した垂直フレーム２２２の間には折畳フレーム２３０が取り付けられる。

そして、プレート２１０にはハンドル部２４０が設けられ、作業者がハンドル部２４０を把持してボックス組立体１を持ち上げることができる。

図１及びす２に示すように、ボックス組立体１の下部にはパレット１００が取り付けられる。

ボックス２００の下端縁部がパレット１００に取り付けられた設置部（図示せず）に収容されることによってパレット１００上にボックス２００が固定できる。

図２に示すように、パレット１００は、パレット胴体部１１０と、パレット胴体部１１０の外縁を取り囲む外縁フレーム１２０と、パレット胴体部１１０の下面に取り付けられる支持脚１５０とを含む。

支持脚１５０は複数で備えられ、パレット胴体部１１０の下面に互いに離隔するように配置される。

図２は、９個の支持脚を有し、そのうち中央に一つ、縁部に８個が配置されるものを示しているが、この数量はボックス組立体１又はパレット１００のサイズによって変わり得るのは言うまでもない。

それぞれの支持脚１５０は、多数の単位支持脚１５１及びその外周方向に伸びているフランジ部１５２でなる。

一つの支持脚１５０が複数の単位支持脚１５１に分割されることによって荷重を分散することができる。仮に、一つの単位支持脚１５１が破損されて固有の機能ができなくても残りの完全な単位支持脚１５１が支持の役目をすることができる。

従来には、支持脚が単一柱状（切頭形の四角錐状）に形成されているため、その部分に加わる衝撃によって破損されて支持の役目ができない場合、ボックス組立体が歪んでボックス組立体の全体が傾く問題点あった。

また、このように、ある一つの支持脚が破損されて固有の機能ができなければ、パレット全体を入れ替えなければならなかった。

しかし、本発明の場合、支持脚１５０が複数の単位支持脚１５１でなるので、ある一つの単位支持脚１５１が破損されても残りの単位支持脚１５１が支持の役目をすることができる。

さらに、複数に分割されているから、従来の単一柱状の支持脚に比べて荷重がうまく分散され、より重い手荷物も支持することができる。

その上、支持脚１５０がパレット胴体部１１０に一体に形成されたものではなくて結合されているので、一つの支持脚１５０が完全に破損されて支持の役目ができなければ、その部分のみを入れ替えることができる利点もある。

支持脚１５０にはフランジ部１５２が設けられる。

フランジ部１５２は、支持脚１５０とパレット胴体部１１０、又は支持脚１５０と外縁フレーム１２０が連結される場合、締結部材（図示せず）が締結される領域である。

したがって、フランジ部１５２はパレット胴体部１１０の下面又は外縁フレーム１２０の下面と面接触することができるように設けられる。

フランジ部１５２が伸びる長さは、支持脚１５０がパレット胴体部１１０のどの領域に取り付けられるかによって変わり得る。

例えば、パレット胴体部１１０の真中に取り付けられる支持脚１５０（１５０ａ）の場合、フランジ部１５２が伸びる長さが四方に均等になることが好ましい

そして、支持脚１５０（１５０ｂ）がパレット胴体部１１０のコーナー領域に位置する場合、当該コーナーを成す２辺の方向に伸びる長さが、他の部分が伸びる長さより長く形成されることが好ましい。

そして、縁部の中間部に取り付けられる支持脚１５０（１５０ｃ）のフランジ部１５２の縁部方向、すなわち一方向には長く伸び、残りの３方向には相対的に短く伸びることが好ましい。

一方、フランジ部１５２の下面には互いに区画されたリブ１５２１が形成されることが好ましい。リブ１５２１はフランジ部１５２の厚さをどのくらい維持しながらも重さを減らし、強度を補強するために設けられたものである。

図３に示すように、カバー部材３００と、ボックス２００と、パレット１００とは互いに分離可能に設けられる。

カバー部材３００の下面縁部はボックス２００の上面縁部に装着され、ボックス２００の下面縁部はパレット１００の上面縁部に装着されて組み立てられる。

このために、カバー部材３００の外縁フレーム３２０にはボックス２００の上端縁部が挿着される上部装着溝３２１３、３２２３（図１７参照）が設けられ、パレット１００の外縁フレーム１２０にもボックス２００の下端縁部が挿着される下部装着溝１２１３、１２２３が設けられる。

ボックス２００の折畳フレーム２３０は、図３を基準とするとき、ボックス２００の各コーナーとボックスの前方及び後方にそれぞれ配置される。そして、ハンドル部２４０はボックス２００の両側面の上部に配置される。

カバー部材３００の上面に設けられる支持脚下敷き３５０はカバー胴体部３１０の中央、コーナー、及び各縁部の中央に配置されることができるが、これはボックス組立体１のサイズによって変わり得る。

パレット１００のパレット胴体部１１０の上面の大部分は平面形になり、支持脚１５０が位置する部分のみ開放しており、開放した部分を通じて支持脚内のキャビティ１５１１が見える。

キャビティ１５１１が上部に露出するから、多数枚のパレット１００を積み重ねることができる。

キャビティ１５１１はそれぞれ単位支持脚１５１の内部に形成されている。

そして、支持脚１５０の周りに締結部材（図示せず）が取り付けられることで、支持脚１５０とパレット胴体部１１０、かつ支持脚１５０と外縁フレーム１２０を結合させる。

パレット１００に取り付けられた支持脚１５０はパレット胴体部１１０の中央、コーナー、及び各縁部の中央に配置されることができるが、これはボックス組立体１のサイズによって変わり得る。

この図では、例えば１１４０ｍｍ?１１４０ｍｍの正方形平面を有するボックス組立体を示したが、これより小さいとか大きいサイズの正方形平面、及び長方形平面を有するボックス組立体も本発明の範囲に属することは言うまでもない。

図４は図３で示した分解斜視図より詳細に示した図である。

ここで、それぞれのボックス２００は、プレート部２１０と、プレート部２１０を取り囲むフレーム２２０とからなる。

フレーム２２０はさらに垂直フレーム２２２と水平フレーム２２１に区分される。

そして、ボックス２００の折り畳まれる領域には、垂直フレーム２２２と垂直フレーム２２２の間に折畳フレーム２３０が設けられることで、互いに隣接したプレート２１０に結合された垂直フレーム２２２を連結する。

図４の右側拡大円で具体的に表示したように、左側プレート部２１０に取り付けられた垂直フレーム２２２と右側プレート２１０に取り付けられた垂直フレーム２２２の間に折畳フレーム２３０が垂直に取り付けられる。

そして、垂直フレーム２２２の側端は折畳フレーム２３０の側端にスライド可能に結合できる。

このために、垂直フレーム２２２の側端と折畳フレーム２３０の側端は互いに噛み合う雌雄型スライドレールで具現されることが好ましい。

図４の左側拡大円には、パレット１００の外縁フレーム１２０に設けられた下部装着溝１２１３、１２２３にボックス２００の下端縁部が挿着される状態を示した。

カバー部材３００の上部装着溝３２１３、３２２３（図１７参照）又はパレット１００の下部装着溝１２１３、１２２３はいずれもその縁部に沿って連続した溝状に設けられ、その形態はボックス２００の縁部の形態に対応することが好ましい。

すなわち、下部装着溝１２１３、１２２３及び上部装着溝３２１３、３２２３は外縁フレーム１２０、３２０の上面の辺部及びコーナー部に沿って連続した閉ループを形成する。

このように、下部装着溝１２１３、１２２３と上部装着溝３２１３、３２２３にボックスのエッジ部が挿入されて係合されるから、カバー部材３００又はパレット１００がボックスから水平方向に離脱することが防止される。

図５はパレット１００が組み立てられた状態の斜視図である。

図５に示すように、パレット胴体部１１０の縁部には外縁フレーム１２０が取り付けられる。

外縁フレーム１２０は、パレット胴体部１１０の縁辺に取り付けられる縁部フレーム１２１と、パレット１００のコーナー部に位置し、互いに交差する方向に配置される二つの縁部フレーム１２１を連結するコーナー連結部１２２とを含む。

縁部フレーム１２１の端部には、傾いた形態に形成される第１境界領域１２１ａと、第１境界領域１２１ａと連結され、外方向に伸びる第２境界領域１２１ｂとが設けられる。

互いに隣り合うとともに互いに直交する方向に配置される二つの外縁フレーム１２０の第１境界領域１２１ａは互いに突き合わせられた状態となる。

互いに隣り合うとともに互いに直交する方向に配置される二つの外縁フレーム１２０の第２境界領域１２１ｂは互いに離れており、その間にコーナー空間ＣＳ（図６参照）が形成される。

図６に示すように、コーナー空間ＣＳにコーナー連結部１２２が位置する。

縁部フレーム１２１には、下部装着溝１２１３と、下部装着溝１２１３の外側の外側壁１２１１と、下部装着溝１２１３の内側の内側壁１２１２と、下部装着溝１２１３の下部の底壁１２１４とが設けられる。

そして、コーナー連結部１２２にも、下部装着溝１２２３と、下部装着溝１２２３の外側の外側壁１２２１と、下部装着溝１２２３の内側の内側壁１２２２と、下部装着溝１２２３の下部の底壁１２２４とが設けられる。

コーナー連結部１２２は互いに隣り合う縁部フレーム１２１を連結する。

これにより、縁部フレーム１２１の下部装着溝１２１３とコーナー連結部１２２の下部装着溝１２２３が互いに連通することになり、縁部フレーム１２１の内側壁１２１２とコーナー連結部１２２の内側壁１２２２が連結され、縁部フレーム１２１の外側壁１２１１とコーナー連結部１２２の内側壁１２２２が連結される。

したがって、ボックス２００が縁部フレーム１２１の下部装着溝１２１３とコーナー連結部１２２の下部装着溝１２２３に安定的に装着できる。

そして、縁部フレーム１２１の内側壁１２２２と外側壁１２２１にはそれぞれ空間部１２２１ａ、１２２２ａ、１２２２ｂが形成され、コーナー連結部１２２には突出部１２２５が設けられる。

したがって、コーナー連結部１２２がコーナー空間ＣＳに位置する場合、突出部１２２５が縁部フレーム１２１の内側壁１２１２及び外側壁１２１１の空間部１２２１ａ、１２２２ａ、１２２２ｂに挿入される。

図示されていないが、空間部がコーナー連結部１２２に形成され、突出部が縁部フレーム１２１に形成される反対の形状も可能である。

このように、縁部フレーム１２１とコーナー連結部１２２が結合された状態で締結部材１２３がコーナー連結部１２２に挿入された後、縁部フレーム１２１に深く挿入されて締結される。

これによって縁部フレーム１２１とコーナー連結部１２２が互いに固定される。

図５及び図６に示すように、パレット１００の上面の大部分は平面形になっており、支持脚１５０が取り付けられた部分のみでキャビティ１５１１が上方に露出している。

ここで、キャビティ１５１１の面積はパレットの全面積より少ない。

したがって、大部分の手荷物がキャビティ１５１１に入る可能性が低く、平面部に安定的に位置することができる。その上、キャビティ１５１１は単位支持脚１５１に対応して区画されているから、従来技術のように単一柱状になった支持脚のキャビティに比べて進入口の面積が減少する。

図７はパレット１００の第１実施例を示すものである。

パレット１００は、大別してパレット胴体部１１０、外縁フレーム１２０、及び支持脚１５０で構成され、図面の複雑性を減らすために、支持脚１５０及び支持脚１５０を締結する締結部材１２３（図６）は図面で省略した。

図７に示したパレット１００の第１実施例を見れば、パレット胴体部１１０は、その中間のハニカム部材１１１と、ハニカム部材１１１の上面と下面に設けられてハニカム部材１１１をカバーする上面パネル１１２及び下面パネル１１３とを含む。

ハニカム部材１１１は、蜂の巣状のように、多数の隔壁及びこれによって区画された空間を含み、上下方向への衝撃又は負荷に強い特性を示す部材である。

ハニカム部材１１１はアルミニウム、プラスチック、又は樹脂を含浸した紙などで構成できるが、これにのみ限定されるものではない。

また、上面パネル１１２と下面パネル１１３は金属板、プラスチック板などで構成できるが、これにのみ限定されるものではない。

ハニカム部材１１１において支持脚が取り付けられる位置に対応する位置には第１貫通孔１１１ａが形成される。これは支持脚１５０（図５参照）のキャビティ１５１１（図５参照）が露出するようにするためである。

第１貫通孔１１１ａの周辺にはハニカム部材１１１の区画空間の形状に対応する物体が挿入されて固定される。

上面パネル１１２、ハニカム部材１１１及び下面パネル１１３が結合されてパレット胴体部１１０が構成され、その外縁に外縁フレーム１２０が取り付けられた後、パレット胴体部１１０及び外縁フレーム１２０に支持脚１５０（図５参照）を固定させる締結部材１６３（図１５参照）が必要である。

締結部材１６３（図１５参照）はスクリュー、リベットなどで構成できる。このような締結部材１６３と結合してナットの役目又は支持部の役目をするように、第１貫通孔１１１ａの周辺にハニカム部材１１１の区画空間の形状に対応する物体が挿入されて固定される。

これを固定部材１７０ａと定義する。

固定部材１７０ａは、ハニカム部材１１１の区画空間が六角形の場合、六角形に構成できる。ただ、他の形状にも可能である。

貫通孔１１１ａ、１１２ａ、１１３ａはハニカム部材１１１、上面パネル１１２及び下面パネル１１３の中央部とその外縁部にそれぞれ離隔して形成される。

便宜上、ハニカム部材１１１に形成された貫通孔を第１貫通孔１１１ａ、上面パネル１１２に形成された貫通孔を第２貫通孔１１２ａ、下面パネル１１３に形成された貫通孔を第３貫通孔１１３ａと定義する。

第１実施例による固定部材１７０ａは第１貫通孔１１１ａの周辺に配置される。

例えば、中央部の第１貫通孔１１１ａの周辺には第１貫通孔１１１ａの４辺に沿って少なくとも４個の固定部材１７０ａが配置され、コーナー部の第１貫通孔１１１ａの周辺には第１貫通孔１１１ａの２個の内側辺に沿って少なくとも２個の固定部材１７０ａが配置される。

そして、ハニカム部材１１１の縁辺の中央部の第１貫通孔１１１ａの周辺には第１貫通孔１１１ａの３個の内側辺に沿って少なくとも３個の固定部材１７０ａが配置される。

下面パネル１１３の第３貫通孔１１３ａの周りには締結部材１６３（図１５参照）が通過するように締結案内孔１１３ｂが形成されることができる。

一方、コーナー部の第１貫通孔１１１ａの周辺の２個の外側辺及びハニカム部材１１１の縁辺の中央部の第１貫通孔１１１ａの外側辺には固定部材１７０ａが取り付けられない。

この場合、これに締結される締結部材１６３は外縁フレーム１２０に直接結合されることが好ましい。

後述するように、外縁フレーム１２０を構成する縁部フレーム１２１の内側には、ハニカム部材１１１の縁辺が挿入される挿入空間１２１５が形成される。

挿入空間１２１５は、内側壁１２１２と、内側壁１２１２の上面から内側方向（ハニカム部材の縁部方向）に伸びる上部延長部１２１５ａと、内側壁１２１２の下面から内側方向（ハニカム部材の縁部方向）に伸びる下部延長部１２１５ｂとからなる。

したがって、挿入空間１２１５にハニカム部材１１１の縁辺が挿入されて固定できる。

そして、この状態で、コーナー連結部１２２が、交差する方向に配置されるとともに互いに隣り合う二つの縁部フレーム１２１間のコーナー空間に設けられることで、二つの縁部フレーム１２１を連結することができる。

図８はパレットの第２実施例を示すものである。

図７による第１実施例と図８による第２実施例の相違点は、第１実施例では各固定部材１７０ａがハニカム部材１１１の区画空間に合わせて小さなブロックの形態に形成されているが、第２実施例では第１貫通孔１１１ｂの縁部に連続的に配置される点である。

ただ、ハニカム部材１１１の縁辺に対向する側には固定部材が欠けている。これは、締結部材１６３（図１５参照）が直接外縁フレーム１２０に結合されるからである。

例えば、中央部の第１貫通孔１１１ｂの周りには‘ロ’字形の固定部材１７０ｂが取り付けられる。

そして、４箇所のコーナー領域には‘Ｌ’字形又は逆‘Ｌ’字形の固定部材１７０ｂが取り付けられる。そして、４箇所の縁部の中央領域には‘コ’字形の固定部材１７０ｂが取り付けられることが好ましい。

これを除き、第１実施例と同様であるので、重複説明を避けるために、残りの説明を省略する。

図９はパレットの第３実施例を示すものである。

図７による第１実施例及び図８による第２実施例と図９による第３実施例の相違点は、第３実施例では全ての固定部材１７０ｃが‘ロ’字形に形成されてそれぞれの第１貫通孔１１１ｃの周りに配置される点である。

この場合、全ての固定部材１７０ｃを同じ形態に製作することができるので、製作コストが第２実施例より減少することができる。

このために、ハニカム部材１１１は‘＃’形に形成される。

真中央の第１貫通孔１１１ｃを除き、コーナーの第１貫通孔１１１ｃの外側部と、縁部の中央の第１貫通孔１１１ｃの外側部が全て開放している形態となる。

このようなハニカム部材１１１に固定部材１７０ｃを装着し、外縁フレーム１２０を結合すれば、ハニカム部材の縁部（固定部材が取り付けられなかった縁部）及びハニカム部材１１１のコーナーと縁部の中間にある固定部材１７０ｃの一部が外縁フレーム１２０の挿入空間１２１５に挿入されて固定される。

これを除き、残りの構成は第１及び第２実施例と同様であるので、重複説明を避けるために、残りの説明を省略する。

図１０は外縁フレーム１２０の構成を示したものである。

図１０（ａ）及び図１０（ｂ）は外縁フレーム１２０において縁部フレーム１２１とコーナー連結部１２２が結合された状態を示す図である。

結合された状態では、縁部フレーム１２１とコーナー連結部１２２が面対面で互いに連続的な形態となる。

すなわち、縁部フレーム１２１の下部装着溝１２１３とコーナー連結部１２２の下部装着溝１２２３が連続的に連結され、縁部フレーム１２１の外側壁１２１１とコーナー連結部１２２の外側壁１２２１が連続的に連結され、縁部フレーム１２１の内側壁１２１２とコーナー連結部１２２の内側壁１２２２が連続的に連結される。

ここで、縁部フレーム１２１の内側壁１２１２の上端縁部及びコーナー連結部１２２の内側壁１２２２の上端縁部には、下部装着溝１２１３、１２２３の方向に下向きに傾くように形成された傾斜面１２１２ｆ、１２２２ｆが形成される。

ボックスの下端縁部が下部装着溝１２１３、１２２３に進入する場合、傾斜面１２１２ｆ、１２２２ｆによって下部装着溝１２１３、１２２３の方向により容易に進入することができる。

図１０（ｃ）はコーナー連結部１２２の斜視図である。

コーナー連結部１２２の内側壁１２２２と外側壁１２２１はそれぞれ平面図上で‘Ｌ’字形に折り曲げられ、内側壁１２２２と外側壁１２２１間の下部装着溝１２２３も平面図上で‘Ｌ’字形に折り曲げられる。

一方、内側壁１２２２の内面には突出部１２２５が設けられる。突出部１２２５は縁部フレーム１２１の側面に挿入される部分である。

突出部１２２５は互いに異なる方向に向かうように配列される。これは互いに異なる方向に向かう縁部フレーム１２１とそれぞれ結合するためである。

そして、それぞれの突出部１２２５は第１突出部１２２５ａと第２突出部１２２５ｂを含み、第１及び第２突出部１２２５ａ、１２２５ｂの間にはスリット状の離隔空間１２２５ｃが形成され、離隔部の中心には円形の空間部１２２５ｄが形成される。

第１突出部１２２５ａの高さは第２突出部１２２５ｂの高さより高く形成され、第１突出部１２２５ａの上部側面は傾くように形成される。これは、縁部フレーム１２１の内側壁１２１２の第１空間部１２１２ａの高さが第２空間部１２１２ｂの高さより高く、その上部側面が傾くように形成されるから、互いに円滑に結合されるようにするためである。

第１及び第２突出部１２２５ａ、１２２５ｂ間の離隔空間１２２５ｃは縁部フレーム１２１の側面の内側壁１２１２の内部にある区画リブ１２１２ｃが挿合される部分であり、円形（又はＣ字形）の空間部１２２５ｄは縁部フレーム１２１とコーナー連結部１２２を締結する締結部材１２３（図１２参照）が挿入される空間である。

締結部材１２３の挿入のために、コーナー連結部１２２の互いに異なる面の外側壁１２２１には外側挿入孔１２２１ａが形成され、内側壁１２２２には内側挿入孔１２２２ａが形成され、外側挿入孔１２２１ａと内側挿入孔１２２２ａの間には底部に凹形の挿入案内チャネル１２２３ａが設けられる。

挿入案内チャネル１２２３ａは下部装着溝１２２３の底壁１２２４が少し凹む形態に形成される。

そして、二つの挿入案内チャネル１２２３ａは互いに交差する方向に配置される。

そして、内側挿入孔１２２２ａは上述した円形の空間部１２２５ｄと連通する。

図１１（ａ）はコーナー連結部１２２の側面図、図１１（ｂ）はこれと結合される縁部フレーム１２１の側面図である。

図１１（ａ）に示すように、コーナー連結部１２２の外側壁１２２１と内側壁の間には下部装着溝１２２３が設けられ、下部装着溝１２２３の下部には底壁１２２４が設けられる。

そして、外側壁１２２１、内側壁１２２２及び底壁１２２４にはそれぞれ空間部が形成される。これは、強度補強及び重量減少のためである。

内側壁１２２２の上部エッジには上述した傾斜面１２２２ｆが形成されている。

一方、第１突出部１２２５ａと第２突出部１２２５ｂの間には離隔空間１２２５ｃが形成され、離隔空間１２２５ｃには円形（又は‘Ｃ’字形）の空間部１２２５ｄが形成されている。

上述したように、内側挿入孔１２２２ａと円形（又は‘Ｃ’字形）の空間部１２２５ｄは連通しており、内側挿入孔１２２２ａの内径は円形（又は‘Ｃ’字形）の空間部１２２５ｄの内径より小さく形成される。

これは外側挿入孔１２２１ａを通じて内側挿入孔１２２２ａに進入する締結部材１２３（図１２参照）のヘッド部１２３ａが内側挿入孔１２２２ａの入口縁部にかかってそれ以上内側に進入できないようにするためである。

一方、縁部フレーム１２１も外側壁１２１１、内側壁１２１２、下部装着溝１２１３及び下部装着溝１２１３の下部の底壁１２１４を含む。

そして、内側壁１２１２の上面と下面から内方（ハニカム部材の方向）に伸びる上部延長部１２１５ａと下部延長部１２１５ｂを含む。

上部延長部１２１５ａと下部延長部１２１５ｂの間には挿入空間１２１５が形成され、この部分にハニカム部材１１１（図７参照）の縁部が挿入される。

縁部フレーム１２１の内側壁１２１２の上部エッジにも傾斜面１２１２ｆが形成され、これは下部装着溝１２１３の方向に下向きに傾いた傾斜面をなす。

一方、内側壁１２１２の空間部は第１空間部１２１２ａと第２空間部１２１２ｂに分割され、第１空間部１２１２ａと第２空間部１２１２ｂは区画リブ１２１２ｃによって区画される。

そして、区画リブ１２１２ｃには、‘Ｃ’字形に形成され、コーナー連結部１２２を通過した締結部材１２３（図１２参照）の胴体部１２３ｂが挿入されて固定される固定部１２１２ｄが設けられる。

縁部フレーム１２１の内側壁１２１２の第１空間部１２１２ａの高さが第２空間部１２１２ｂの高さより高く形成される。

第２空間部１２１２ｂの高さが第１空間部１２１２ａの高さより小さい理由は、第２空間部１２１２ｂの底壁の厚さが第１空間部１２１２ａの底壁の厚さより厚いからである。

このように、第２空間部１２１２ｂの底壁の厚さがより厚い理由は、後で支持脚１５０のフランジ部１５２がその下側に配置され、フランジ部１５２を貫通する単位支持脚１５１の締結部材１６３（図１５参照）の胴体部１６３ｂが第２空間部１２１２ｂの底壁に安定的に結合されるようにするためである。

仮に、第２空間部１２１２ｂの底壁が第１空間部１２１２ａの底壁のように薄くなれば、支持脚１５０の締結部材１６３の胴体部１６３ｂを把持する力が弱くなるため、締結部材１６３が外部に離脱し、これによって支持脚１５０の支持が解除される問題がある。

図１２に示すように、交差する方向に配置された縁部フレーム１２１の間にコーナー連結部１２２が介装された状態で締結部材１２３を挿入する。

締結部材１２３も互いに交差する方向に挿入される。

締結部材１２３はコーナー連結部１２２の外側挿入孔１２２１ａ、挿入案内チャネル１２２３ａ及び内側挿入孔１２２２ａを通過してコーナー連結部１２２と縁部フレーム１２１を連結する。

これを具体的に説明すれば、図１３に示すように、一つの締結部材１２３が外側挿入孔１２２１ａ、挿入案内チャネル１２２３ａ及び内側挿入孔１２２２ａに移動する。

特に、締結部材１２３の胴体部１２３ｂ（外周にネジ部が形成）は内側挿入孔１２２２ａ及び図１０及び図１１に示す円形の空間部１２２５ｄを通過した後、図１２（ｂ）に示した縁部フレーム１２１の内側壁１２２２の固定部１２１２ｄに締結される。

ただ、締結部材１２３のヘッド部１２３ａは胴体部１２３ｂより直径が大きいため、コーナー連結部１２２の内側壁１２２２の内側挿入孔１２２２ａの縁部にかかってそれ以上進入することができなくてその位置に固定される。

一つの締結部材１２３がこのような方式で完全に締結されれば、これと交差する方向に挿入される他の締結部材１２３も同様な方式で締結される。

もちろん、二つの締結部材１２３の締結方向は交差するが、究極に、締結が完了した位置は干渉しなくて互いに離隔している。これは、一つのコーナー連結部１２２の内側挿入孔１２２２ａが互いに離隔したままで隣合うように配置されているからである。

一方、二つの縁部フレーム１２１の第１境界領域１２１ａは互いに接し、パレット胴体部１１０には支持脚１５０を構成する単位支持脚１５１が位置するキャビティ１５１１が設けられる。

それぞれのキャビティ１５１１の内部にはリブ１５１２が形成され、リブ１５１２は互いに交差するように形成されて強度を補強する役目をする。

図１４は支持脚１５０を示すものである。

上述したように、支持脚１５０は、複数の単位支持脚１５１と、支持脚１５０の側方向に伸びるフランジ部１５２とを含む。

そして、支持脚１５０の最上端部はフランジ部１５２より少し上方に突出し、この部分がパレット胴体部１１０の貫通孔１１０ａ；１１１ａ、１１２ａ、１１３ａに挿入される。

そして、フランジ部１５２にはそれぞれ締結孔１５２ａが形成され、これに単位支持脚１５１とパレット胴体部１１０を締結させる締結部材１６３（図１５参照）が挿入される。

フランジ部１５２の上面は滑らかな平面形に形成されることが好ましく、図２に示すように、フランジ部１５２の下面はリブ１５２１（図２参照）によって区画された形態に形成されることができる。

中央の支持脚１５０（１５０ａ）から伸びるフランジ部１５２の長さは全方向に同一である。

そして、各コーナー部に位置する支持脚１５０（１５０ｂ）のフランジ部１５２において縁部の方向に伸びた部分は他の部分より長くて広く形成されることが好ましい。これは支持面積を増やすためである。

また、外縁フレーム１２０と縁部の方向に伸びたフランジ部１５２の部分が結合されなければならないため、円滑な締結及びこれによる荷重分散のために、縁部の方向に伸びた部分を他の部分より広くする必要がある。

上から見ると、複数の単位支持脚１５１が分割されているので、キャビティ１５１１の入口面積もその分割数の分だけ減少する。

したがって、単位支持脚１５１のキャビティ１５１１の入口のサイズより小さい手荷物でない限り、キャビティ１５１１に手荷物が入ることを遮断することができる。

ここで、それぞれの単位支持脚１５１の形状は切頭形の四角錐状に形成されることが好ましく、側面エッジ１５１ａは傾斜面又は面取りの形状に形成されることが好ましい。

図１５はパレット１００において、パレット胴体部１１０、外縁フレーム１２０及び支持脚１５０が結合された状態の側断面図である。

パレット胴体部１１０の外縁方向、すなわち縁部方向に隣接して配置される支持脚１５０（１５０ｂ／１５０ｃ）を固定させる場合は次のようである。

支持脚１５０のフランジ部１５２において相対的に長く伸びた部分は外縁フレーム１２０の下面と密着し、相対的に短く伸びた部分はパレット胴体部１１０の下面と密着する。

それぞれの締結部材１６３はハニカム部材１１１に取り付けられる固定部材１７０；１７０ａ〜１７０ｃ及び外縁フレーム１２０のうち縁部フレーム１２１の内側壁１２１２に締結される。

締結部材１６３はスクリュー状に形成され、ヘッド部１６３ａ及び外周にネジ部を有する胴体部１６３ｂを含む。

外縁フレーム１２０に最終に固定される締結部材１６３はまず支持脚１５０のフランジ部１５２を通過し、縁部フレーム１２１の内側壁１２１２の第２空間部１２１２ｂの底壁を通過することによって取り付けられる。

そして、そのヘッド部１６３ａはフランジ部１５２の下面にかかって固定される。

上述したように、第２空間部１２１２ｂの底壁は他の部分より厚く形成されることで、締結部材１６３の胴体部１６３ｂをより広い領域で支持することができる。

一方、締結部材１６３はまずフランジ部１５２を通じて、下面パネル１１３、そしてハニカム部材１１１に取り付けられた固定部材１７０に最終に挿入される。

そのヘッド部１６３ａはフランジ部１５２の下面にかかって固定できる。

一方、パレット胴体部１１０の中央又は内部に取り付けられる支持脚１５０（１５０ａ）の場合、全ての締結部材１６３はハニカム部材１１１の固定部材１７０に最終的に結合されて固定される。

すなわち、パレット胴体部１１０の中央又は内部に取り付けられる支持脚１５０（１５０ａ）を固定させる締結部材１６３は、フランジ部１５２を通じて、下面パネル１１３、及び固定部材１７０に挿入される。

そのヘッド部１６３ａはフランジ部１５２の下面にかかって固定できる。

このような締結部材１６３によって、全ての支持脚１５０はパレット胴体部１１０及び外縁フレーム１２０に着脱可能に固定される。

したがって、一部の支持脚１５０の破損状態が深刻になって入れ替えが必要な場合、破損された支持脚１５０に連結された締結部材１６３を解いて破損された支持脚１５０を分離し、新たな支持脚１５０をその地点に設置すれば良い。

一方、単位支持脚１５１の内部のキャビティ１５１１の底面及び内側壁にはリブ１５１２が配置され、リブ１５１２は複数で設けられることにより、図１３に示すように、上から見るとき、‘＃’形に配列されることができる。

このリブ１５１２は各単位支持脚１５１の強度を補強するとともに荷重を分散する役目をする。

そして、フランジ部１５２は外縁フレーム１２０の下面、又はパレット胴体部１１０の下面パネルより下側に配置されている。

したがって、外縁フレーム１２０の下面とフランジ部１５２の間には段差が形成され、またパレット胴体部１１０の下面パネル１１３とフランジ部１５２の間にも段差が形成される。

このような段差形成によって、完成されたパレット１００が積み重ねられて多層を成す場合、上層パレット胴体部１１０と下層パレット胴体部１１０が互いに離隔し、この部分にフォークリフトのフォークが進入するとか又は作業者が把持してパレット１００を持ち上げることができる便利さがある。

すなわち、従来の積重型パレットの場合、このような段差形成がないため、パレットが多層構造を形成する場合、パレットの胴体部間の間隔がなくなるか非常に小さくなり、その間にフォークリフトのフォークが進入するとか作業者が把持することができないため、これを容易に持ち上げることができなかった。

しかし、本発明の場合、このような離隔空間が形成されるので、持ち上げる作業性が改善された。

図１６はカバー部材３００の分解斜視図である。

カバー部材３００は、カバー胴体部３１０と、カバー胴体部３１０の上面の多数の設置部３１１に配置される支持脚下敷き３５０と、カバー胴体部３１０の外縁を取り囲む外縁フレーム３２０とを含む。

設置部３１１は孔形に形成されたものを示したが、支持脚下敷き３５０が固定されて結合できる構造であれば何でも可能である（例えば、突部、凹凸部、締結構造など）。

そして、外縁フレーム３２０は、やはりカバー胴体部３１０の縁辺に取り付けられる縁部フレーム３２１と、直交方向に配列される縁部フレーム３２１を連結し、カバー胴体部３１０のコーナー部に取り付けられるコーナー連結部３２２とを含む。

ここで、縁部フレーム３２１とコーナー連結部３２２の構成は前述したパレットの縁部フレーム１２１とコーナー連結部１２２の構成と類似している。ただ、上部装着溝３２１３、３２２３（図１７参照）が下方に向かって配置されている点で違いがある。

カバー部材３００の上面に形成される設置部３１１はパレット胴体部１１０の貫通孔１１０ａ；１１１ａ、１１２ａ、１１３ａのように上下に完全に穿孔されていなく、上面の一部が一定の深みだけ陥没した形態に形成される。

したがって、設置部３１１の深みはカバー胴体部３１０の厚さより小さい。

支持脚下敷き３５０が設置部３１１に配置されれば、その下側から締結部材１７３が挿入されることによって支持脚下敷き３５０をカバー胴体部３１０に固定させる。

支持脚下敷き３５０の役目は、ボックス組立体が多層構造に積み重ねられる場合、上層のボックス組立体のパレット支持脚１５０が左右に搖れないように支持することである。

したがって、支持脚下敷き３５０も支持脚１５０の配列に合わせてカバー胴体部３１０の内部と縁辺に沿って配列される。

そして、一つの支持脚１５０が複数の単位支持脚１５１に分割される構造のように、一つの支持脚下敷き３５０も複数の単位支持部３５１に区画され、それぞれの単位支持部３５１は区画部３５２によって互いに分離されるように区画される。

ここで、単位支持部３５１は溝状に形成されることが代表的であるが、溝の外に単位支持脚１５１と結合されるとか単位支持脚１５１の移動を制限することができる形状（例えば、突部、凹凸部など）であれば何でも可能である。

したがって、一つの支持脚１５０に属する単位支持脚１５１の数と一つの支持脚下敷き３５０に属する単位支持部３５１の数は同一であることが好ましい。

ここで、区画部３５２は十字形に形成されたものを示しているが、これにのみ限定されるものではない。

図１７は図１６より詳細な分解斜視図である。

カバー胴体部３１０は多数の積層された合板、木材板又はプラスチック板で構成できる。ただ、原木板でも構成でき、またパレットのようにハニカム部材及びその上下を覆う上下面パネルでも構成できる。

ただ、図１７では多数枚の板が積層された形態を示した。

そして、その上面に設置部３１１が形成される。例えば、設置部３１１は真中に１個、コーナー部に４個、縁辺中央部に４個が設けられる。

これはボックス組立体のサイズ及びカバー部材のサイズによって多様に変わり得る。

そして、設置部３１１の縁部には挿入孔３１２が形成される。これは支持脚下敷き３５０を固定するための締結部材１７３（図１６参照）が挿入される孔である。これについては図１８に基づいて詳細に説明する。

一方、カバー胴体部３１０の縁辺には縁部フレーム３２１が配置され、縁部フレーム３２１と縁部フレーム３２１間のコーナー空間にはコーナー連結部３２２が形成される。

上述したように、カバー部材３００に取り付けられる縁部フレーム３２１の構造はパレットの縁部フレーム１２１と類似しており、カバー部材に取り付けられるコーナー連結部３２２はパレットのコーナー連結部１２２の構造と類似している。

すなわち、縁部フレーム３２１は、外側壁３２１１、内側壁３２１２、外側壁３２１１と内側壁３２１２の間に形成される上部装着溝３２１３、及び上部装着溝３２１３上に設けられる上部壁３２１４とを含む。

そして、内壁部３２１２の上面と下面から内側（カバー胴体部の方向）に伸びる上面延長部３２１５ａと下面延長部３２１５ｂとを含み、上面延長部３２１５ａと下面延長部３２１５ｂの間にはカバー胴体部３１０の縁部が挿入される挿入空間３２１５が設けられる。

そして、縁部フレーム３２１の両端部には、傾斜（テーパー）形態の第１境界領域３２１ａと、第１境界領域３２１ａと連結され、水平方向（縁部フレームの延長方向に直交する方向）に配列される第２境界領域３２１ｂとが設けられる。

パレット１００の縁部フレーム１２１の連結構造のように、互いに隣接したカバー部材３００の縁部フレーム３２１の第１境界領域３２１ａは互いに当接する。

一方、カバー部材３００において、縁部フレーム３２１の外側壁３２１１と、内側壁３２１２にも空間部がそれぞれ形成され、内側壁３２１２の空間部は第１空間部と第２空間部を含み、第１及び第２空間部は区画リブによって区画される。

そして、区画リブには、コーナー連結部３２２と縁部フレーム３２１を結合させる締結部材１８３が挿入されて固定される固定部が形成され、固定部もパレット１００の縁部フレーム１２１の固定部１２１２ｄのように‘Ｃ’字形になることができるが、これにのみ限定されるものではない。

一方、カバー部材３００のコーナー連結部３２２も、外側壁３２２１、内側壁３２２２、外側壁３２２１と内側壁３２２２間の上部装着溝３２２３、上部装着溝３２２３上の上部壁３２２４、及び内側壁３２２２の側面に形成され、縁部フレーム３２１の側面と結合する突出部３２２５を含む。

そして、外側壁３２２１には外側挿入孔、内側壁３２２２には内側挿入孔が形成され、この挿入孔を通じて締結部材１８３が挿入されて、究極にコーナー連結部３２２と縁部フレーム３２１を連結させる。

コーナー連結部３２２の上部装着溝３２２３と縁部フレーム３２１の上部装着溝３２１３が下方に形成されたことを除き、全ての詳細構成及び結合関係は図１０〜図１３に示したパレット１００のコーナー連結部１２２及びパレット１００の縁部フレーム１２１の詳細構成及び結合関係と同様であるので、それ以上の重複説明を避けるために、具体的な説明は省略する。

図１８（ａ）はカバー胴体部３１０に支持脚下敷き３５０が取り付けられる状態を示す分解側面図、図１８（ｂ）はカバー胴体部３１０に支持脚下敷き３５０が完全に取り付けられた状態を示す結合側面図である。

支持脚下敷き３５０の下部領域には、締結部材１７３の胴体部１７３ｂが挿入されて締結されるボス部３５３が形成され、ボス部３５３の内部には内面にネジ部が形成された締結ホール３５４が形成される。

ボス部３５３は単位支持部３５１の周辺に配列され、下方に一定長さだけ伸び、設置部３１１に形成される挿入孔３１２上に配置される。

挿入孔３１２はカバー胴体部３１０の下面まで伸びて貫設される形態となり、挿入孔３１２は２段構造に形成される。

挿入孔３１２は小径部３１２ｂと大径部３１２ａからなり、大径部３１２ａはカバー胴体部３１０の下面に形成され、小径部３１２ｂは大径部３１２ａ上に設けられて設置部３１１まで伸びる。

設置部３１１に支持脚下敷き３５０を載せた状態で、カバー胴体部３１０の下面から締結部材１７３を挿入すれば、締結部材１７３の胴体部１７３ｂは挿入孔３１２の大径部３１２ａと小径部３１２ｂを通じて、ボス部３５３に設けられた締結ホール３５４に挿入されて固定される。

そして、締結部材１７３のヘッド部１７３ａは小径部３１２ｂの入口縁部にかかってそれ以上進入することができない。

このように、支持脚下敷き３５０とカバー胴体部３１０が結合されることにより、支持脚下敷き３５０を固定させる締結部材１７３はカバー部材３００の上面から露出しない。

そして、カバー部材３００の下面より締結部材１７３のヘッド部１７３ａが内側に位置して外部に突出しないので、ボックスの内部の手荷物と干渉することがない。

一方、図１８（ａ）に示すように、縁部フレーム３２１の挿入空間３２１５にカバー胴体部３１０の縁部が挿設される。

この時、上面延長部３２１５ａはカバー胴体部３１０の上面より上側に配置され、下面延長部３２１５ｂはカバー胴体部３１０の下面より下側に配置されているので、僅かの段差構造を成す。

図１９は複数のパレット１００が積層される状態を示したものである。

図１９（ａ）は積層される状態を示したものであり、図１９（ｂ）は積層が完了した状態を示したものである。

本発明によるパレット１００は、上述したように、ボックス２００及びカバー部材３００とともに組立式ボックス組立体１をなす一構成要素で、パッケージの部品となり得るが、一つの独立的な商取引アイテムとして使われることもできる。

本発明によるパレット１００のみで独立的に販売し、パレット１００上に手荷物を積載し、これをフォークリフトのフォークで持ち上げて移動するとか、あるいは手荷物を地面から離隔させて保管することができる。

特に、このように独立的なパレットとして使われる場合、このようなパレットを普段保管するときに保管空間をいくら消費するかが重要なポイントとなる。

本発明によるパレット１００の場合、積層の際、上層パレット１００Ｕの支持脚１５０の外面が、下層パレット１００Ｌの支持脚１５０の内部のキャビティ１５１１にそれぞれ挿入されるので、挿入された高さの分だけ保管高を減らすことができる。

このような積層式パレット（ｎｅｓｔａｂｌｅ ｐａｌｌｅｔ）ではない場合には２層の積層高は積み重ねられたパレットの全高となるはずであるが、積層式パレットの場合には、上述したように、上層パレット１００Ｕの支持脚１５０と下層パレット１００Ｌの支持脚１５０が挿入されて重なる分だけ高さが低くなる。

特に、数百枚、数千枚のパレットが必要な商業、産業領域では、このような保管高の減少は保管倉庫の空間効率性を極大化するのに大きな影響を及ぼす。

図１９（ａ）に示すように、積層のために、下層パレット１００Ｌの支持脚１５０のキャビティ１５１１内に、上層に配置される上層パレット１００Ｕの支持脚１５０を位置させてから挿入すれば、図１９（ｂ）のようにパレット１００が積層される。

図２０（ａ）は積層される状態を示す側断面図、図２０（ｂ）は積層が完了した状態を示す側断面図である。

パレット１００Ｕ／１００Ｍ／１００Ｌを積層させれば、上述したように、上層のパレット１００Ｕ／１００Ｍの支持脚１５０の外面が下層パレット１００Ｍ／１００Ｌの支持脚１５０内部のキャビティ１５１１に挿入される。

そして、上層パレット１００Ｕ／１００Ｍの支持脚１５０の底部の外面は下層のパレット１００Ｍ／１００Ｌの支持脚の内部キャビティ１５１１に設けられたリブ１５１２の上端部に接して支持されることができる。

また、上層のパレット１００Ｕ／１００Ｍの支持脚１５０のフランジ部１５２の下端部は下層パレット１００Ｍ／１００Ｌの上面に接して支持される。

このように、リブ１５１２及びフランジ部１５２の構成によって上層のパレット１００Ｕ／１００Ｍのパレット胴体部１１０の下面と、下層のパレット１００Ｍ／１００Ｌのパレット胴体部１１０の上面は離隔して空間Ｓを形成する。

上述したように、このような離隔空間Ｓにフォークリフトのフォークが容易に進入するとか、使用者が指を入れて持ち上げることができる。

したがって、多数枚のパレット１００が積層されて保管された状態で作業者がその離隔空間にフォークリフトのフォークを挿入するとか手を入れて必要な枚数のパレットを持ち上げて搬出することができる利点がある。

運搬用ボックス組立体１を分解して保管するとかパッケージングする場合、図２１のように、ボックスとカバー部材とパレットを分解する。そして、ボックスを折り畳む。

上述したように、ボックス２００にはヒンジ構造を有する折畳フレーム２３０が設けられているので、ボックスを折り畳む場合、折畳フレーム２３０が折られて体積が著しく減少する。すなわち、３次元構造から２次元構造に変換することができる。

そして、多数の運搬用ボックス組立体１を包装する場合、図２２に示すように、多数のパレット１００を図１９及び図２０の方式で積層し、その上にボックス２００を図２１の方式で折り畳んで積層する。

そして、ボックス２００上に多数枚のカバー部材３００を積層した後、これらを紐又はバンドで束ねて包装することができる。

したがって、運搬用組立ボックス組立体１を用いて手荷物を移動させた後、空いた運搬用ボックス組立体を図２１の方式で分解し、図２２の方式でパッケージングして再び回収することができる。

以上のように、本発明を図面に示した実施例に基づいて説明したが、これは本発明を説明するためのものであるだけ、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者であれば発明の詳細な説明から多様な変形又は均等な実施例が可能であることが理解可能であろう。

したがって、本発明の真正な権利範囲は特許請求範囲の技術的思想によって決定されなければならない。

１００ パレット
１１０ パレット胴体部
１１１ ハニカム部材
１１１ａ 第１貫通孔
１２０ 外縁フレーム
１２１ 縁部フレーム
１２２ コーナー連結部
１５０ 支持脚
１５１ 単位支持脚
１５２ フランジ部
２００ ボックス
２４０ 折畳フレーム
３００ カバー部材
３１０ カバー胴体部
３２０ 外縁フレーム
３２１ 縁部フレーム
３２２ コーナー連結部
３５０ 支持脚下敷き

Claims (20)

1. ハニカム部材及びハニカム部材をカバーするパネルでなるパレット胴体部と；
   前記パレット胴体部の外周を取り囲む外縁フレームと；
   前記パレット胴体部の下部に取り付けられる支持脚とを含み、
   前記支持脚は、内部にキャビティが形成される単位支持脚と、側面から伸びるフランジ部とを含み、
   前記フランジ部と前記外縁フレームは連結部材によって連結され、
   前記外縁フレームは、前記パレット胴体部の縁部と結合される縁部フレームと、縁部フレームと隣接した他の縁部フレームを連結し、パレット胴体部のコーナー部に配置されるコーナー連結部とを含み、
   前記縁部フレームは、外側壁と、外側壁より内側に設けられ、ボックスが装着される下部装着溝とを含み、
   前記コーナー連結部は、前記縁部フレームの外側壁と連続的に連結されるコーナー連結部の外側壁と、前記縁部フレームの下部装着溝と連続的に連結されるコーナー連結部の下部装着溝とを含み、
   前記縁部フレームには空間部及び空間部の底壁が設けられ、
   前記フランジ部は外縁フレームの下部に配置され、締結部材がフランジ部を貫通して空間部の底壁に締結されることによって支持脚と外縁フレームを連結することを特徴とする、貨物運搬用パレット。
2. 前記外縁フレームは、前記パレット胴体部の縁部が挿入されて収容される収容空間を含むことを特徴とする、請求項１に記載の貨物運搬用パレット。
3. 前記収容空間は、上部と下部に設けられ、パレット胴体部の上面と下面に設けられる上面延長部及び下面延長部によって形成されることを特徴とする、請求項２に記載の貨物運搬用パレット。
4. 前記締結部材は前記フランジ部と前記パレット胴体部を連結することを特徴とする、請求項１に記載の貨物運搬用パレット。
5. 一つの支持脚は互いに分割される複数の単位支持脚を含み、単位支持脚のキャビティの内部には支持リブが形成されることを特徴とする、請求項１に記載の貨物運搬用パレット。
6. 前記縁部フレームは、外側壁から離隔する内側壁と、下部装着溝の下面に設けられる底壁と、前記内側壁の上部に形成され、ボックスを下部装着溝に案内する傾斜面とをさらに含み、
   下部装着溝は外側壁と内側壁の間に設けられることを特徴とする、請求項１に記載の貨物運搬用パレット。
7. 前記内側壁の内部には、第１空間部と、第２空間部と、前記第１及び第２空間部を区画する区画リブとが設けられ、区画リブにはコーナー連結部と結合される締結部材が挿入されて固定される固定部が設けられることを特徴とする、請求項６に記載の貨物運搬用パレット。
8. 前記コーナー連結部は、前記外側壁から離隔する内側壁と、前記内側壁に設けられ、前記縁部フレームの内側壁と結合される突出部と、前記内側壁の上部に形成され、ボックスを下部装着溝に案内する傾斜面とをさらに含み、
   前記下部装着溝は外側壁と内側壁の間に設けられることを特徴とする、請求項６に記載の貨物運搬用パレット。
9. 前記外側壁と前記内側壁には、前記コーナー連結部を前記縁部フレームと締結させる締結部材が挿入される挿入孔が形成され、
   一つのコーナー連結部に複数の締結部材が取り付けられ、各締結部材が締結される経路が互いに交差するように形成されることを特徴とする、請求項８に記載の貨物運搬用パレット。
10. 前記カム部材をカバーするパネルは、
    前記カム部材の上面をカバーし、支持脚のキャビティ位置に対応する貫通孔が設けられる上面パネルと；
    前記カム部材の下面をカバーする支持脚のキャビティ位置に対応する貫通孔が設けられる下面パネルとを含むことを特徴とする、請求項１に記載の貨物運搬用パレット。
11. 前記支持脚は複数の支持脚を含み、前記パレット胴体部の下部に配置され、
    前記パレット胴体部には貫通孔が形成され、
    前記貫通孔を通じて、前記支持脚に設けられたキャビティが上方に開放するように構成されることを特徴とする、請求項１に記載の貨物運搬用パレット。
12. 前記パレット胴体部には貫通孔が形成され、
    前記支持脚の上部はフランジ部より上方に伸びて前記貫通孔に挿入されるように構成されることを特徴とする、請求項１１に記載の貨物運搬用パレット。
13. 前記ハニカム部材の貫通孔の周辺に配置され、締結部材が挿入されて固定される固定部材をさらに含み、
    前記固定部材がハニカム部材に取り付けられ、前記上面パネルと下面パネルが前記固定部材及びハニカム部材をカバーし、
    前記締結部材は前記フランジ部と下面パネル及び固定部材に挿入されて、これらを連結することを特徴とする、請求項１０に記載の貨物運搬用パレット。
14. 固定部材はハニカム部材を構成する区画空間の内部に挿入されるブロック形態であることを特徴とする、請求項１３に記載の貨物運搬用パレット。
15. 固定部材はハニカム部材の貫通孔の内部縁部に沿って連続体の形態として挿入されて固定されるように配置される、請求項１３に記載の貨物運搬用パレット。
16. 前記複数の支持脚のうち一部の支持脚は外縁フレームと締結されることを特徴とする、請求項１に記載の貨物運搬用パレット。
17. 前記外縁フレームと締結される支持脚のフランジは外縁フレームの内側壁に締結部材によって締結されることを特徴とする、請求項１６に記載の貨物運搬用パレット。
18. パレット胴体部と、前記パレット胴体部の外縁を取り囲む外縁フレームとを含み、
    前記外縁フレームは、縁部フレームと、縁部フレームと隣接した他の縁部フレームを連結し、縁部フレーム及び隣接した他の縁部フレーム間のコーナー部に配置されるコーナー連結部とを含み、
    前記縁部フレームとコーナー連結部は面対面で互いに連続的に連結された形態となり、
    前記縁部フレームは、外側壁と、前記外側壁より内側に設けられ、ボックスが装着できる下部装着溝とを含み、
    前記コーナー連結部は、前記縁部フレームの外側壁と連続的に連結されるコーナー連結部の外側壁と、前記縁部フレームの下部装着溝と連続的に連結されるコーナー連結部の下部装着溝をと含むことを特徴とする、コーナーブラケットを備えた貨物運搬用パレット。
19. コーナーブラケットは、
    前記外側壁から離隔する内側壁と；
    外側壁と内側壁の間に設けられる下部装着溝と；
    締結部材が挿入されて通過するように外側壁に設けられる外側挿入孔、及び内側壁に設けられる内側挿入孔と；
    前記内側壁に設けられ、隣接した相手構造物に挿入される突出部とをさらに含むことを特徴とする、請求項１８に記載のコーナーブラケットを備えた貨物運搬用パレット。
20. 前記外側挿入孔と前記内側挿入孔の間に設けられ、前記下部装着溝の底壁上に配置される挿入案内チャネルをさらに含むことを特徴とする、請求項１９に記載のコーナーブラケットを備えた貨物運搬用パレット。