JP2018074339A - 画像処理装置、表示装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム - Google Patents

画像処理装置、表示装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018074339A
JP2018074339A JP2016211116A JP2016211116A JP2018074339A JP 2018074339 A JP2018074339 A JP 2018074339A JP 2016211116 A JP2016211116 A JP 2016211116A JP 2016211116 A JP2016211116 A JP 2016211116A JP 2018074339 A JP2018074339 A JP 2018074339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
color correction
image data
display device
selection information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016211116A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6780444B2 (ja
Inventor
典子 酒井
Noriko Sakai
典子 酒井
誠 藤尾
Makoto Fujio
誠 藤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2016211116A priority Critical patent/JP6780444B2/ja
Priority to US15/497,447 priority patent/US10523846B2/en
Priority to CN201710427296.9A priority patent/CN108012048B/zh
Publication of JP2018074339A publication Critical patent/JP2018074339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6780444B2 publication Critical patent/JP6780444B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6011Colour correction or control with simulation on a subsidiary picture reproducer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6052Matching two or more picture signal generators or two or more picture reproducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6083Colour correction or control controlled by factors external to the apparatus
    • H04N1/6088Colour correction or control controlled by factors external to the apparatus by viewing conditions, i.e. conditions at picture output

Abstract

【課題】表示装置や画像形成装置等の複数の出力対象に対し画像が出力された場合に、出力対象の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果等をわかりやすくユーザに対し提示することができる画像処理装置等を提供できる。
【解決手段】画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し、出力対象に対応した色補正を行なうための変換関係(プロファイル)を取得する変換関係取得部110と、複数の出力対象のそれぞれに対し、変換関係(プロファイル)を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する選択情報取得部120と、選択情報取得部120から取得した選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを表示装置に送信する画像データ送信部140と、を備える画像処理装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、表示装置、画像処理方法、画像処理システム、プログラムに関する。
例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置と画像を紙等の記録媒体に印刷する画像形成装置とでは、色域が異なるため画像の見えの違いが生ずる。この見えの違いを補正し、見えを同じとするため、従来よりGamut Mapping等の色補正技術が存在する。
特許文献1には、輝度Yを明度Lに変換する輝度−明度変換手段と、明度Lを線形変換により新たな明度L’に変換する明度変換手段と、明度L’を輝度Y’に変換する明度−輝度変換手段と、三刺激値XYZからカラーディスプレイ発光制御信号RGBを算出するカラーディスプレイ発光制御信号算出手段と、カラーディスプレイ発光制御信号RGBから三刺激値XYZを算出する三刺激値算出手段を具備し、カラー反射原稿とカラーディスプレイ上に表示されたカラー原稿を目視観察し、両者の色の見えが一致するように前述の明度変換手段における変換係数を決定する相互変換システムが記載されている。
また特許文献2には、印刷物の所定色の色パッチの分光反射率ρ(λ)と、複数の照明の分光分布P(λ)とを演算して、演算測色値を得るとともに、観察照明環境下に配置された色パッチを測色して測定測色値を得え、複数の照明中、演算測色値と測定測色値との間の誤差量が最小となる照明を選出し、選出された照明の分光分布を用いて印刷プロファイルを作成することが記載されている。
特開平8−292735号公報 特開2010−81327号公報
しかしながらこのような色補正技術は、その技術内容や技術用語が難解であり、ユーザがその意義や必要性を理解することは一般的に困難である。また実際に色補正後の画像を表示装置および画形成装置等に出力して確認することもできるが、例えば、確認したい画像形成装置が離れた場所にある場合などは、印刷した記録媒体の送付を行なう必要が生じ、送付料金や時間を要するという問題がある。
本発明は、表示装置や画像形成装置等の複数の出力対象に対し画像が出力された場合に、出力対象の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果等をわかりやすくユーザに対し提示することができる画像処理装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し、当該出力対象に対応した色補正を行なうための変換関係を取得する変換関係取得部と、前記複数の出力対象のそれぞれに対し、前記変換関係を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する選択情報取得部と、前記選択情報取得部から取得した選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを表示装置に送信する画像データ送信部と、を備える画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記複数の出力対象は、表示装置および画像形成装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記表示装置に対し色補正を行なう場合、色補正を行なう前の画像を表す画像データは、当該表示装置に対し使用される変換関係を適用しないものであり、色補正を行なった後の画像を表す画像データは、当該表示装置に対し使用される変換関係を適用したものであることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記画像形成装置に対し色補正を行なう場合、色補正を行なう前の画像を表す画像データは、当該画像形成装置に対し使用される変換関係を適用したものであり、色補正を行なった後の画像を表す画像データは、当該画像形成装置に対し使用される変換関係を適用しないものであることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記画像形成装置で使用する記録媒体の特性をさらに含めて色補正を行なうことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記変換関係取得部は、照明環境について色補正をするための変換関係をさらに取得し、前記選択情報取得部は、照明環境について色補正を行なうか否かの選択情報をさらに取得することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置である。
請求項7に記載の発明は、照明環境について色補正を行なう場合、照明環境の色補正を行なう前の画像を表す画像データは、照明環境に対し使用される変換関係を適用したものであり、照明環境の色補正を行なった後の画像を表す画像データは、照明環境に対し使用される変換関係を適用しないものであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記画像データ送信部は、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データの他に、色補正を行なう前および後の中間の画像を表す画像データを表示装置に送信することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置である。
請求項9に記載の発明は、画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し色補正を行なうか否かの選択情報に基づき、当該出力対象に対応した色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを取得する画像データ取得部と、取得した画像データに基づき、色補正を行なう前または後の画像を表示する表示部と、を備える表示装置である。
請求項10に記載の発明は、前記表示部は、複数の出力対象のそれぞれについて、色補正を行なう前または後の画像を並べて表示することを特徴とする請求項9に記載の表示装置である。
請求項11に記載の発明は、前記表示部は、複数の出力対象のそれぞれについて、色補正を行なう前または後の画像を切り換えて表示することを特徴とする請求項9に記載の表示装置である。
請求項12に記載の発明は、前記表示部は、前記選択情報に基づき色補正の程度を表す画像を表示することを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載の表示装置である。
請求項13に記載の発明は、画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し、当該出力対象に対応した色補正を行なうための変換関係を取得する変換関係取得工程と、前記複数の出力対象のそれぞれに対し、前記変換関係を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する選択情報取得工程と、前記選択情報取得工程で取得した選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを表示装置に送信する画像データ送信工程と、を備える画像処理方法である。
請求項14に記載の発明は、画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し色補正を行なうか否かの選択情報に基づき、当該出力対象に対応した色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを作成する画像処理装置と、前記画像処理装置により作成された画像データに基づき、複数の出力対象のそれぞれについて、色補正を行なう前または後の画像を表示する表示装置と、を備え、前記画像処理装置は、前記複数の出力対象のそれぞれに対し、色補正を行なうための変換関係を取得する変換関係取得部と、前記複数の出力対象のそれぞれに対し、前記変換関係を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する選択情報取得部と、前記選択情報取得部から取得した選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを表示装置に送信する画像データ送信部と、を備える画像処理システムである。
請求項15に記載の発明は、コンピュータに、画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し、当該出力対象に対応した色補正を行なうための変換関係を取得する変換関係取得機能と、前記複数の出力対象のそれぞれに対し、前記変換関係を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する選択情報取得機能と、前記選択情報取得機能から取得した選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを表示装置に送信する画像データ送信機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、表示装置や画像形成装置等の複数の出力対象に対し画像が出力された場合に、出力対象の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果等をわかりやすくユーザに対し提示することができる画像処理装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、画像の見えの違いが特に問題になる出力対象に対し画像の見えの違いや色補正の効果等をわかりやすくユーザに対し提示することができる。
請求項3の発明によれば、変換関係を使用することで表示装置で色補正を行なった後の画像を再現することができる。
請求項4の発明によれば、変換関係を使用することで画像形成装置で色補正を行なう前の画像を再現することができる。
請求項5の発明によれば、記録媒体の特性も含めて出力対象の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果等をわかりやすくユーザに対し提示することができる。
請求項6の発明によれば、照明環境の影響も含めて出力対象の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果等をわかりやすくユーザに対し提示することができる。
請求項7の発明によれば、変換関係を使用することで照明環境の色補正を行なう前の画像を再現することができる。
請求項8の発明によれば、出力対象の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果等をより視覚的に捉えることができる。
請求項9の発明によれば、表示装置や画像形成装置等の複数の出力対象に対し画像が出力された場合に、出力対象の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果等をわかりやすくユーザに対し提示することができる表示装置を提供することができる。
請求項10の発明によれば、複数の出力対象のそれぞれについて並んだ画像を見比べることができる。
請求項11の発明によれば、複数の出力対象のそれぞれについての画像を切り換えて見比べることができる。
請求項12の発明によれば、ユーザが色補正の程度を把握することができる。
請求項13の発明によれば、表示装置や画像形成装置等の複数の出力対象に対し画像が出力された場合に、出力対象の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果等をわかりやすくユーザに対し提示することができる画像処理方法を提供することができる。
請求項14の発明によれば、出力対象の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果等をわかりやすくユーザに対し提示することができる画像処理システムを提供することができる。
請求項15の発明によれば、出力対象の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果等をわかりやすくユーザに対し提示することができる機能をコンピュータにより実現できる。
本実施の形態が適用される画像処理システムの構成の一例を示した図である。 コンピュータ装置のハードウェア構成を示した図である。 表示装置のハードウェア構成を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成例を示した図である。 本実施の形態のコンピュータ装置の機能構成例を示したブロック図である。 表示装置の表示画面に表示される画像の第1の例を示している。 表示装置の表示画面に表示される画像の第2の例を示している。 画像処理システムの動作について説明したフローチャートである。 選択情報の組み合わせの例を示した図である。 (a)〜(b)は、図9のNo.1〜No.2のそれぞれの場合に対して画像データを作成する方法について説明したフローチャートである。 (c)〜(e)は、図9のNo.3〜No.5のそれぞれの場合に対して画像データを作成する方法について説明したフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像処理システム全体の説明>
図1は、本実施の形態が適用される画像処理システム1の構成の一例を示した図である。
この画像処理システム1は、画像データ(画像情報)の作成等を行うコンピュータ装置10と、この画像データを基に画像を表示する表示装置20と、この画像データを基に記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置30とを備える。
この画像処理システム1において、コンピュータ装置10および表示装置20は、例えば、DVI(Digital Visual Interface)を介して接続されている。なお、DVIに代えて、HDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)やDisplayPortを介して接続するようにしてもかまわない。またコンピュータ装置10と画像形成装置30とは、例えば、LAN(Local Area Network)により接続されている。
コンピュータ装置10は、画像処理装置の一例であり、所謂汎用のパーソナルコンピュータ(PC)である。そして、コンピュータ装置10は、OS(Operating System)の管理下において、各種アプリケーションソフトウェアを動作させることで、画像データの作成等を行うようになっている。
なおコンピュータ装置10は、入力装置として、例えば、図示しないキーボード装置やマウス装置等を備えることができる。
図2は、コンピュータ装置10のハードウェア構成を示した図である。
コンピュータ装置10は、上述したようにパーソナルコンピュータ等により実現される。そして図示するように、コンピュータ装置10は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)11と、記憶手段であるメインメモリ12およびHDD(Hard Disk Drive)13とを備える。ここで、CPU11は、OS(Operating System)やアプリケーションソフトウェア等の各種プログラムを実行する。また、メインメモリ12は、各種プログラムやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、HDD13は、各種プログラムに対する入力データや各種プログラムからの出力データ等を記憶する記憶領域である。さらに、コンピュータ装置10は、表示装置20や画像形成装置30を含む外部との通信を行うための通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)14を備えている。
表示装置20は、コンピュータ装置10により作成された画像データに基づき、画像を表示する。表示装置20は、例えばPC用の液晶ディスプレイ、液晶テレビあるいはプロジェクタなど、加法混色にて画像を表示する機能を備えたもので構成される。したがって、表示装置20における表示方式は、液晶方式に限定されるものではない。ここで、本実施の形態では、表示装置20が、赤(R)、緑(G)および青(B)の3色を用いて画像の表示を行っているものとする。なお、図1は、表示装置20としてPC用の液晶ディスプレイを用いた場合を例示していることから、表示装置20内に表示画面20aが設けられているが、表示装置20として例えばプロジェクタを用いる場合、表示画面20aは、表示装置20の外部に設けられたスクリーン等となる。
図3は、表示装置20のハードウェア構成を示す図である。
表示装置20は、制御部21と、表示部22と、入力部23と、インタフェース部24とを備える。そしてこれらがバスBを介して必要なデータのやりとりを行なう。
制御部21は、CPU、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成され、表示装置20で表示される画像を制御する。
表示部22は、表示画面20aを有し、画像を表示する機能を有する液晶パネル、有機ELパネル、ブラウン管などである。
ユーザが表示装置20に対し、画像の調整など各種指示を入力するために設けられる。入力部23は、例えば、メニューボタン、十字キー等である。
インタフェース部24は、コンピュータ装置10と接続するために設けられ、例えば、上述したDVI等である。インタフェース部24は、画像データ取得部の一例であり、コンピュータ装置10により作成され、表示画面20aで表示する画像の画像データを取得する。
画像形成装置30は、画像データを基に紙等の記録媒体Pに画像を形成し、印刷媒体として出力する装置である。画像形成装置30は、プリンタ機能を備えるが、これに加えて例えば、スキャナ機能、ファクシミリ機能等の他の画像処理機能を備えていてもよい。
図4は、画像形成装置30のハードウェア構成例を示した図である。
図示するように、画像形成装置30は、CPU31と、RAM32と、ROM33と、HDD34と、操作パネル35と、画像読み取り部36と、画像形成部37と、通信I/F38とを備える。そしてこれらがバスBを介して必要なデータのやりとりを行なう。
CPU31は、ROM33等に記憶された各種プログラムをRAM32にロードして実行することにより、後述する各機能を実現する。
RAM32は、CPU31の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM33は、CPU31が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
HDD34は、画像読み取り部36が読み取った画像データや画像形成部37における画像形成にて用いる画像データ等を記憶する例えば磁気ディスク装置である。
操作パネル35は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行なう例えばタッチパネルである。
画像読み取り部36は、原稿に記録された画像を読み取る。ここで、画像読み取り部36は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いるとよい。
画像形成部37は、記録媒体Pに画像を形成する印刷機構の一例である。ここで、画像形成部37は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを用紙等の記録媒体Pに転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録媒体P上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。
通信I/F38は、ネットワークを介して他の装置との間で各種情報の送受信を行なう。
この画像処理システム1は、例えば、以下のように動作する。
画像処理システム1では、コンピュータ装置10において、表示装置20の表示画面20aで表示される画像や画像形成装置30により記録媒体Pに形成される画像の色補正を行なう。そしてこれにより表示画面20aで表示される画像と、記録媒体Pに形成される画像との色味が合うようになっている。その結果、画像形成装置30により印刷される印刷物の色味を、表示装置20に表示される画像の色味に合わせ(カラーマッチング)、見えの違いを抑制することができる。この色補正は変換関係を用いて行なう。この変換関係は、プロファイルとも呼ばれ、例えば、多次元LUT(Look up Table)として作成することができる。ただしこれに限られるものではない。例えば、プロファイルは、1次元LUTであってもよい。またプロファイルは、多次元マトリクスであってもよい。
また本実施の形態の画像処理システム1では、表示装置20の表示画面20aで表示される画像、および画像形成装置30で記録媒体Pに形成される画像について、色補正前の状態と色補正後の状態とをそれぞれ表示できるようになっている。これにより表示画面20aや記録媒体P等の出力対象の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果などをユーザが確認することができる。また記録媒体Pに印刷された画像は、照明環境の影響を受けやすい問題もある。例えば、照明の色温度などの影響を受け、照明の色温度が低い場合には、記録媒体Pに印刷された画像が赤味を帯びて見える。そのため照明環境についても色補正前の状態と色補正後の状態とをそれぞれ表示できるようになっている。これに照明環境の違いによる画像の見えの違いをユーザが確認することができる。
この処理は、コンピュータ装置10にて行なわれる。以下、これを実現するコンピュータ装置10について、説明を行なう。
<コンピュータ装置10の説明>
図5は、本実施の形態のコンピュータ装置10の機能構成例を示したブロック図である。
図示するコンピュータ装置10は、変換関係取得部110と、選択情報取得部120と、画像データ作成部130と、画像データ送信部140とを備える。
変換関係取得部110は、画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し、色補正を行なうための変換関係(プロファイル)を取得する。本実施の形態では、複数の出力対象は、表示装置20および画像形成装置30である。
また本実施の形態では、変換関係取得部110は、照明環境について色補正をするための変換関係(プロファイル)をさらに取得する。この照明環境は、記録媒体Pを見る箇所における照明環境であり、例えば、照明の色温度である。この場合、プロファイルは標準光源の色温度(5000K)を有する照明下で記録媒体Pを見たときの状態に補正するものとなる。また照明環境は、照明の照度である。
これらのプロファイルは、予め用意されたものを、例えは、ユーザがコンピュータ装置10に入力する。またプロファイルを複数種類用意しておき、この中から選択を行なうことで取得してもよい。
選択情報取得部120は、複数の出力対象のそれぞれに対し、変換関係(プロファイル)を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する。ここでは選択情報取得部120は、表示装置20に対し色補正を行なうか否か、また画像形成装置30に対し色補正を行なうか否かの選択結果の情報を取得する。なお本実施の形態では、選択情報取得部120は、照明環境について色補正を行なうか否かの選択情報をさらに取得する。
本実施の形態では、表示装置20および画像形成装置30のそれぞれに対し、色補正を行なうか否かがユーザにより決定される。ユーザは、コンピュータ装置10に備えられたキーボード装置やマウス装置等によりその選択結果を入力する。そして選択情報取得部120は、この選択結果の情報として選択情報を取得する。
画像データ作成部130は、複数の出力対象のそれぞれに対し、取得した選択情報に基づき色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを作成する。このとき画像データ作成部130は、変換関係取得部110で取得したプロファイルを使用して画像データを作成する。本実施の形態では、表示装置20および画像形成装置30のそれぞれに対し、また照明環境について、選択情報に基づいた色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを作成する。
画像データ送信部140は、画像データ作成部130が作成した画像データを表示装置20に送信する。
<表示装置20の説明>
表示装置20では、インタフェース部24において画像データ送信部140が送信した画像データを取得する。
なおこの場合、インタフェース部24は、画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し色補正を行なうか否かの選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを取得する、と言うこともできる。
また表示装置20では、表示部22において、取得した画像データに基づき、複数の出力対象のそれぞれについて、色補正を行なう前または後の画像を表示する。
図6は、このとき表示装置20の表示画面20aに表示される画像の第1の例を示している。
図示するように表示画面20aには、表示装置20(Displayとして図示)に対し色補正を行なう前または後の画像である画像G1と、画像形成装置30(Printとして図示)に対し色補正を行なう前または後の画像である画像G2と、色補正を行なうか否かの選択情報を入力するためのアイコンG3と、色補正の程度を表すレベル画像G4とが表示されている。
図6では、表示装置20および画像形成装置30のそれぞれについて、色補正を行なう前または後の画像を画像G1および画像G2として並べて表示する。
またアイコンG3として、表示装置20に対し色補正を行なうか否かを選択する「Display補正」のアイコンと、画像形成装置30に対し色補正を行なうか否かを選択する「Printer Simulation」のアイコンと、照明環境について色補正を行なうか否かを選択する「Lighting Simulation」のアイコンとを表示する。
この画面において、ユーザは、アイコンG3をマウス装置等を使用してクリック等の操作を行なうことで、表示装置20、画像形成装置30および照明環境に対し色補正を行なうか否か(ON/OFF)を選択することができる。
そしてこの選択結果に応じ、コンピュータ装置10が、画像G1および画像G2を表示するための画像データを作成し、表示装置20に送信する。表示装置20では、この画像データに基づき表示画面20aに画像G1および画像G2を表示する。
なおレベル画像G4は、色補正の程度を示す画像であり、色補正が行われない状態では、例えば、Level1となり、色補正の程度がより大きいほどこのLevelの数値が増加する。そして色補正が最大の場合では、例えば、Level5となる。即ち、5段階にて色補正の程度を表示する。色補正の程度は、選択情報に基づき決定することができる。
これによりユーザは、アイコンG3をマウス装置でクリック等することで、表示装置20、画像形成装置30、照明環境のそれぞれについて色補正を行なうか否かを選択し、それぞれについての色補正の効果を確認することができる。
図7は、表示装置20の表示画面20aに表示される画像の第2の例を示している。
図示するように表示画面20aには、図6に比較して、表示装置20(Displayとして図示)に対し色補正を行なう前または後の画像である画像G1が表示されるが、画像形成装置30(Printとして図示)に対し色補正を行なう前または後の画像である画像G2が表示されない。またアイコンG3から選択された色補正によって色補正前後の変化が色空間上でどのように変化するかを色空間画像G5として表示する。色空間上にプロットされる色は、例えば、色変換前後の様子がわかる予め用意されたモデルのデータであってもよいし、実際に入力される画像データの色であってもよい。また、色変換前後の様子がわかるように、例えば、色変換前後のプロットの色を変えてもよいし、色変換前後の表示を色変換前後で時間をずらして表示してもよい。この色空間は、例えば、L色空間、RGB空間、CMYK空間等が挙げられる。
なおここでは、画像G1を表示する場合を示したが、画像G1から画像G2に切り換えて表示することもできる。つまり図7では、表示装置20および画像形成装置30のそれぞれについて、色補正を行なう前または後の画像を切り換えて表示する。
これによりユーザは、画像G1や画像G2により色補正の効果を確認することができるとともに、色空間画像G5により色補正を行なう前と後とで画像データがどのように変化するかを確認することができる。
<画像処理システム1の動作の説明>
図8は、画像処理システム1の動作について説明したフローチャートである。
まず変換関係取得部110が、表示装置20、画像形成装置30および照明環境に対し色補正を行なうプロファイルを取得する(ステップ11)。
次に選択情報取得部120が、表示装置20、画像形成装置30および照明環境について色補正を行なうか否かの選択情報を取得する(ステップ12)。
そして画像データ作成部130が、表示装置20および画像形成装置30のそれぞれに対し、また照明環境について、選択情報に基づいた色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを作成する(ステップ13)。このとき画像データ作成部130は、元となる原画像データに、変換関係取得部110で取得したプロファイルを適用して色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを作成する。この原画像データは、予め用意しておいたものを使用する。
次に画像データ送信部140が、画像データ作成部130が作成した画像データを表示装置20に送信する(ステップ14)。
一方、表示装置20では、インタフェース部24が、画像データ送信部140が送信した画像データを取得する(ステップ15)。
そして表示部22が、取得した画像データに基づき、表示装置20および画像形成装置30のそれぞれについて、色補正を行なう前または後の画像を表示する(ステップ16)。
図9は、選択情報の組み合わせの例を示した図である。
図示する例は、No.1〜No.5の5つに分け、表示装置20、画像形成装置30、照明環境のそれぞれについて色補正を行なうか否かを選択した場合を示している。ここで「ON」は、色補正を行なうことを示し、「OFF」は、色補正を行なわないことを示している。またLevelは、表示装置20、画像形成装置30、照明環境の色補正の選択の設定により、補正の程度を表したものであり、色補正の程度をLevel1〜Level5の5段階で示している。このうちNo.1は、表示装置20、画像形成装置30、照明環境の全てに対し色補正を行なう場合であり、色補正の程度は、最大のLevel5となっている。一方、No.5は、表示装置20、画像形成装置30、照明環境の全てに対し色補正を行なわない場合であり、色補正の程度は、最小のLevel1となっている。またNo.2〜No.4は、表示装置20、画像形成装置30、照明環境の何れか1つまたは2つの色補正を行なう場合であり、色補正の程度は、Level2〜Level4となっている。
この場合、例えば、No.1とNo.2とを比較することで、照明環境についての色補正を行なう場合(No.1)と行なわない場合(No.2)との差異を見ることができる。
また例えば、No.2とNo.3とを比較することで、画像形成装置30に対する色補正を行なう場合(No.2)と行なわない場合(No.3)との差異を見ることができる。
さらに例えば、No.1とNo.4とを比較することで、表示装置20に対する色補正を行なう場合(No.1)と行なわない場合(No.4)との差異を見ることができる。
図10−1(a)〜(b)は、図9のNo.1〜No.2のそれぞれの場合に対して画像データを作成する方法について説明したフローチャートである。また図10−2(c)〜(e)は、図9のNo.3〜No.5のそれぞれの場合に対して画像データを作成する方法について説明したフローチャートである。なおこれは、図8のステップ13をより詳細に説明したものであると捉えることができる。
なお本実施の形態では、表示装置20に対し色補正を行なう場合、色補正を行なう前の画像G1を表す画像データは、表示装置20に対し使用される変換関係(プロファイル)を適用しないものであり、色補正を行なった後の画像G1を表す画像データは、表示装置20に対し使用される変換関係(プロファイル)を適用したものである。
図9では、表示装置20に対し、色補正を行なうONの場合に、画像G1に対しプロファイルを適用し、色補正を行なわないOFFの場合に、画像G1に対しプロファイルを適用しないことになる。
一方、本実施の形態では、画像形成装置30に対し色補正を行なう場合、色補正を行なう前の画像G2を表す画像データは、画像形成装置30に対し使用される変換関係(プロファイル)を適用したものであり、色補正を行なった後の画像G2を表す画像データは、画像形成装置30に対し使用される変換関係(プロファイル)を適用しないものである。つまり照明環境の影響を考えなければ、画像G1の画像データは、画像形成装置30に対し色補正を行なった後の画像データと同じものであり、これを画像G2の画像データとして使用すれば、画像形成装置30に対し色補正を行なった後の画像G2を表示することになる。即ち、色補正を行なった後の画像G2を表す画像データは、画像形成装置30に対し使用されるプロファイルを適用しないものである。逆に色補正を行なう前の画像G2を表示させようとする場合、画像形成装置30に対し使用されるプロファイルを適用し、色ずれの状態を再現する必要がある。
図9では、画像形成装置30に対し、色補正を行なうONの場合に、画像G2に対しプロファイルを適用せず、色補正を行なわないOFFの場合に、画像G2に対しプロファイルを適用することになる。
同様に本実施の形態では、照明環境について色補正を行なう場合、照明環境の色補正を行なう前の画像を表す画像データは、照明環境に対し使用される変換関係(プロファイル)を適用したものであり、照明環境の色補正を行なった後の画像を表す画像データは、照明環境に対し使用される変換関係(プロファイル)を適用しないものである。つまり画像形成装置30に対する色補正の影響を考えなければ、画像G1の画像データは、照明環境についての色補正を行なった後の画像データと同じものであり、これを画像G2の画像データとして使用すれば、照明環境についての色補正を行なった後の画像G2を表示することになる。即ち、色補正を行なった後の画像G2を表す画像データは、照明環境に対し使用されるプロファイルを適用しないものである。逆に色補正を行なう前の画像G2を表示させようとする場合、照明環境に対し使用されるプロファイルを適用し、色ずれの状態を再現する必要がある。
図9では、照明環境に対し、色補正を行なうONの場合に、画像G2に対しプロファイルを適用せず、色補正を行なわないOFFの場合に、画像G2に対しプロファイルを適用することになる。
図10−1(a)は、図9のNo.1の場合について画像データを作成する方法について説明をしている。図9に示すようにNo.1では、表示装置20、画像形成装置30、照明環境の全てに対し色補正を行なう。
まず画像データ作成部130は、表示装置20に対し使用されるプロファイルを取得する(ステップ101)。
そして画像データ作成部130は、原画像データに表示装置20に対し使用されるプロファイルを適用し、画像G1の画像データを作成する(ステップ102)。
さらに画像データ作成部130は、原画像データに表示装置20に対し使用されるプロファイルを適用し、画像G2の画像データを作成する(ステップ103)。
つまり画像G1および画像G2の画像データは双方同じものとなる。その結果、表示装置20、画像形成装置30、照明環境の全てに対し色補正を行なうと、画像G1および画像G2は同じものが表示される。
図10−1(b)は、図9のNo.2の場合について画像データを作成する方法について説明をしている。図9に示すようにNo.2では、表示装置20、画像形成装置30に対し色補正を行ない、照明環境については色補正を行なわない。
まず画像データ作成部130は、照明環境の色温度が標準光源の色温度と同じであるか否かを判断する(ステップ201)。
そして色温度が異なる場合(ステップ201でNo)、画像データ作成部130は、照明環境に対し使用されるプロファイルを取得する(ステップ202)。
次に画像データ作成部130は、原画像データに照明環境に対し使用されるプロファイルを適用する(ステップ203)。
さらに画像データ作成部130は、表示装置20に対し使用されるプロファイルを取得する(ステップ204)。
そして画像データ作成部130は、原画像データに表示装置20に対し使用されるプロァイルを適用し、画像G1の画像データを作成する(ステップ205)。
さらに画像データ作成部130は、ステップ203で作成した画像データにさらに表示装置20に対し使用されるプロファイルを適用し、画像G2の画像データを作成する(ステップ206)。
なおステップ201で色温度が同じ場合(ステップ201でYes)、画像データ作成部130は、表示装置20に対し使用されるプロファイルを取得する(ステップ207)。
そして画像データ作成部130は、原画像データに表示装置20に対し使用されるプロァイルを適用し、画像G1の画像データを作成する(ステップ208)。
さらに画像データ作成部130は、表示装置20に対し使用されるプロファイルを適用し、画像G2の画像データを作成する(ステップ209)。
この場合、画像G1および画像G2の画像データは双方同じ再現となる。即ち、図10−1(a)の場合と同様となる。
つまり画像G2は、照明環境についての色補正を行なわない状態における記録媒体Pの画像が再現される。対して表示装置20のついての画像G2は、照明環境の影響は考慮されない。これは記録媒体Pは、照明の光を反射して見えるものであり、照明環境の影響を受けるのに対し、表示装置20は自己発光するため、照明環境の影響を受けにくいからである。
この場合、画像G1と画像G2は、表示装置20と記録媒体Pがともに置かれる照明の下で、それぞれを見たときの画像を再現するものとなる。
図10−2(c)は、図9のNo.3の場合について画像データを作成する方法について説明をしている。図9に示すようにNo.3では、表示装置20に対し色補正を行ない、画像形成装置30および照明環境については色補正を行なわない。
まず画像データ作成部130は、表示装置20に対し使用されるプロファイルおよび画像形成装置30に対し使用されるプロファイルを取得する(ステップ301)。
次に画像データ作成部130は、原画像データに対し画像形成装置30に対し使用されるプロファイルを適用する(ステップ302)。
そして画像データ作成部130は、原画像データに表示装置20に対し使用されるプロァイルを適用し、画像G1の画像データを作成する(ステップ303)。
さらに画像データ作成部130は、ステップ302で作成した画像データにさらに表示装置20に対し使用されるプロファイルを適用し、画像G2の画像データを作成する(ステップ304)。
つまり画像G2は、画像形成装置30に対し色補正を行なわない状態で出力した記録媒体Pの画像が再現される。
この場合、画像G1および画像G2は、表示装置20と記録媒体Pがともに置かれる照明の下で、表示装置20に対しては色補正を行なうが、画像形成装置30に対しては色補正を行なわないときの画像をそれぞれ再現するものとなる。
図10−2(d)は、図9のNo.4の場合について画像データを作成する方法について説明をしている。図9に示すようにNo.4では、表示装置20に対し色補正を行なわず、画像形成装置30および照明環境については色補正を行なう。
この場合、画像データ作成部130は、プロファイルを適用せず、原画像の画像データをそのまま画像G1および画像G2の画像データとする(ステップ401)。
つまり画像G1および画像G2の画像データは双方同じものとなる。その結果、画像G1および画像G2は同じものが表示される。
図10−2(e)は、図9のNo.5の場合について画像データを作成する方法について説明をしている。図9に示すようにNo.5では、表示装置20、画像形成装置30、照明環境の全てに対し色補正を行なわない。
まず画像データ作成部130は、画像形成装置30に対し使用されるプロファイルを取得する(ステップ501)。
次に画像データ作成部130は、原画像データに対し画像形成装置30に対し使用されるプロファイルを適用し、これを画像G2の画像データとする(ステップ502)。なお画像G1の画像データは、原画像データと同じものとなる。
以上説明した画像処理システム1によれば、表示装置20、画像形成装置30、照明環境について色補正を行なう場合と行なわない場合とで、その効果を容易に確認することができる。表示装置20や画像形成装置30の違いによる画像の見えの違いや色補正の効果等をわかりやすくユーザに対し提示することができる。
また画像形成装置30で印刷を行なわなくても印刷結果を確認することができ、記録媒体Pの使用量を低減することができる。
さらに画像形成装置30が、離れた場所にあっても、画像の出力結果を容易に確認することができ、印刷物を作成して送付する等の必要性が低減する。
なお以上説明した画像処理方法は、画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し、色補正を行なうための変換関係(プロファイル)を取得する変換関係取得工程と、複数の出力対象のそれぞれに対し、変換関係(プロファイル)を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する選択情報取得工程と、複数の出力対象のそれぞれに対し、取得した選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを表示装置に送信する画像データ送信工程と、を備える画像処理方法として捉えることもできる。
また以上説明した例では、プロファイルが適用される表示装置と図6、7で示した画像G1、G2を表示する表示装置は、同じ表示装置20であったが、異なる表示装置であってもよい。
さらに以上説明した例では、表示装置20、画像形成装置30、照明環境について色補正を行なう場合について説明したが、これに画像形成装置30で使用する記録媒体Pの特性をさらに含めて色補正を行なってもよい。この場合は、表示装置20の色温度を調整することで色補正を行なうことができる。例えば、黄色を帯びた記録媒体Pの場合、表示装置20の色温度をより低くする。一方、青色を帯びた記録媒体Pの場合、表示装置20の色温度をより高くする。
また上述した例では、図6、7で示した画像G1、G2は、色補正を行なう前または後の画像であったが、表示する画像はこれに限られるものではない。例えば、コンピュータ装置10で色補正を行なう前または後の画像を表す画像データの他に、色補正を行なう前および後の中間の画像を表す画像データを作成する。そしてこれを表示装置20に送信することで、色補正を行なう前および後の中間の画像を表示装置20で表示してもよい。
また以上説明した例では、表示装置20、画像形成装置30、照明環境に対しコンピュータ装置10が色補正を行なういわゆるソフトウェア補正について適用する場合を説明したが、色補正装置等を使用したいわゆるハードウェア補正に対し適用することもできる。
<プログラムの説明>
ここで以上説明を行った本実施の形態におけるコンピュータ装置10が行なう処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
よって本実施の形態でコンピュータ装置10が行なう処理は、コンピュータに、画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し、色補正を行なうための変換関係(プロファイル)を取得する変換関係取得機能と、複数の出力対象のそれぞれに対し、変換関係(プロファイル)を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する選択情報取得機能と、複数の出力対象のそれぞれに対し、取得した選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを表示装置に送信する画像データ送信機能と、を実現させるためのプログラムとして捉えることができる。
なお、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更または改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…画像処理システム、10…コンピュータ装置、20…表示装置、20a…表示画面、21…制御部、22…表示部、23…入力部、24…インタフェース部、30…画像形成装置、110…変換関係取得部、120…選択情報取得部、130…画像データ作成部、140…画像データ送信部、P…記録媒体

Claims (15)

  1. 画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し、当該出力対象に対応した色補正を行なうための変換関係を取得する変換関係取得部と、
    前記複数の出力対象のそれぞれに対し、前記変換関係を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する選択情報取得部と、
    前記選択情報取得部から取得した選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを表示装置に送信する画像データ送信部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記複数の出力対象は、表示装置および画像形成装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示装置に対し色補正を行なう場合、色補正を行なう前の画像を表す画像データは、当該表示装置に対し使用される変換関係を適用しないものであり、色補正を行なった後の画像を表す画像データは、当該表示装置に対し使用される変換関係を適用したものであることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像形成装置に対し色補正を行なう場合、色補正を行なう前の画像を表す画像データは、当該画像形成装置に対し使用される変換関係を適用したものであり、色補正を行なった後の画像を表す画像データは、当該画像形成装置に対し使用される変換関係を適用しないものであることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像形成装置で使用する記録媒体の特性をさらに含めて色補正を行なうことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記変換関係取得部は、照明環境について色補正をするための変換関係をさらに取得し、
    前記選択情報取得部は、照明環境について色補正を行なうか否かの選択情報をさらに取得することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 照明環境について色補正を行なう場合、照明環境の色補正を行なう前の画像を表す画像データは、照明環境に対し使用される変換関係を適用したものであり、照明環境の色補正を行なった後の画像を表す画像データは、照明環境に対し使用される変換関係を適用しないものであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像データ送信部は、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データの他に、色補正を行なう前および後の中間の画像を表す画像データを表示装置に送信することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し色補正を行なうか否かの選択情報に基づき、当該出力対象に対応した色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを取得する画像データ取得部と、
    取得した画像データに基づき、色補正を行なう前または後の画像を表示する表示部と、
    を備える表示装置。
  10. 前記表示部は、複数の出力対象のそれぞれについて、色補正を行なう前または後の画像を並べて表示することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記表示部は、複数の出力対象のそれぞれについて、色補正を行なう前または後の画像を切り換えて表示することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  12. 前記表示部は、前記選択情報に基づき色補正の程度を表す画像を表示することを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載の表示装置。
  13. 画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し、当該出力対象に対応した色補正を行なうための変換関係を取得する変換関係取得工程と、
    前記複数の出力対象のそれぞれに対し、前記変換関係を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する選択情報取得工程と、
    前記選択情報取得工程で取得した選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを表示装置に送信する画像データ送信工程と、
    を備える画像処理方法。
  14. 画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し色補正を行なうか否かの選択情報に基づき、当該出力対象に対応した色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを作成する画像処理装置と、
    前記画像処理装置により作成された画像データに基づき、複数の出力対象のそれぞれについて、色補正を行なう前または後の画像を表示する表示装置と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記複数の出力対象のそれぞれに対し、色補正を行なうための変換関係を取得する変換関係取得部と、
    前記複数の出力対象のそれぞれに対し、前記変換関係を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する選択情報取得部と、
    前記選択情報取得部から取得した選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを表示装置に送信する画像データ送信部と、
    を備える画像処理システム。
  15. コンピュータに、
    画像を出力する複数の出力対象のそれぞれに対し、当該出力対象に対応した色補正を行なうための変換関係を取得する変換関係取得機能と、
    前記複数の出力対象のそれぞれに対し、前記変換関係を用いた色補正を行なうか否かの選択情報を取得する選択情報取得機能と、
    前記選択情報取得機能から取得した選択情報に基づき、色補正を行なう前または後の画像を表す画像データを表示装置に送信する画像データ送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
JP2016211116A 2016-10-27 2016-10-27 画像処理装置、表示装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム Active JP6780444B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016211116A JP6780444B2 (ja) 2016-10-27 2016-10-27 画像処理装置、表示装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム
US15/497,447 US10523846B2 (en) 2016-10-27 2017-04-26 Performing color correction of image data where selection information is indicating that color correction is not to be performed
CN201710427296.9A CN108012048B (zh) 2016-10-27 2017-06-08 图像处理装置和显示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016211116A JP6780444B2 (ja) 2016-10-27 2016-10-27 画像処理装置、表示装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018074339A true JP2018074339A (ja) 2018-05-10
JP6780444B2 JP6780444B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=62022823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016211116A Active JP6780444B2 (ja) 2016-10-27 2016-10-27 画像処理装置、表示装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10523846B2 (ja)
JP (1) JP6780444B2 (ja)
CN (1) CN108012048B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108600771B (zh) * 2018-05-15 2019-10-25 东北农业大学 录播工作站系统及操作方法
KR102271748B1 (ko) 2020-02-05 2021-07-06 (주)코바스 미성숙 열매 혼합추출물을 포함하는 화장료 조성물

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3658435B2 (ja) 1994-12-16 2005-06-08 株式会社リコー カラーディスプレイ発光制御信号と物体色三刺激値の相互変換システム及び相互変換法
US6198553B1 (en) * 1995-07-19 2001-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method
US6320980B1 (en) * 1995-10-02 2001-11-20 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method, and recording medium
JP4522051B2 (ja) * 2003-03-31 2010-08-11 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置および画像処理方法並びにこれらに用いるプログラム
JP2009117991A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Fujifilm Corp 画像変換装置および画像変換プログラム
JP2010081327A (ja) 2008-09-26 2010-04-08 Fujifilm Corp モニタへの印刷物表示方法、装置及びプログラム
US8849060B2 (en) * 2011-07-01 2014-09-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Image processing method, image processing system and display device for modifying background colors based on object colors
JP5877693B2 (ja) * 2011-11-18 2016-03-08 株式会社キーエンス 画像処理センサ、画像処理方法及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6780444B2 (ja) 2020-11-04
US20180124284A1 (en) 2018-05-03
CN108012048B (zh) 2021-08-06
US10523846B2 (en) 2019-12-31
CN108012048A (zh) 2018-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5713727B2 (ja) プロファイル作成方法、プロファイル作成装置、プロファイルにより色変換を行う画像処理装置およびプログラム
JP5188082B2 (ja) 画像出力機器の色変換定義の作成方法、作成装置及びそのプログラム
JP6156401B2 (ja) 色変換方法、プログラム、及び画像処理装置
US10594904B2 (en) Correction coefficient calculation unit, image conversion unit, color correction device, display device, correction coefficient calculation method, and program
JP2011259433A (ja) 印刷制御端末装置及び色相補正方法
JP5473194B2 (ja) 色処理装置およびその方法
KR20070090374A (ko) 출력 예측을 이용한 영상 재현 방법 및 장치
US20100290066A1 (en) Image forming apparatus and color correcting method thereof, and host apparatus to correct the color of an output image using the same
JP6780444B2 (ja) 画像処理装置、表示装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム
JP2008278055A (ja) 色処理装置およびその方法
US7656414B2 (en) System and method for determination of gray for CIE color conversion using chromaticity
JP2011061544A (ja) 色情報処理装置、及びそのプログラム
JP2005318491A (ja) 画像データの色変換処理
JP2012044475A (ja) 画像処理方法及び画像出力装置
JP6780442B2 (ja) 色処理装置、色処理方法、色処理システムおよびプログラム
JP2008177783A (ja) 色変換装置及びプログラム
JP2019186660A (ja) 色再現解析装置、色再現解析システム、色再現解析方法、及び、色再現解析プログラム
JP2007151055A6 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP2007151055A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
US7679782B2 (en) System and method for extracting grayscale data in accordance with a prescribed tolerance function
JP2009147632A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2006024971A (ja) 色変換定義作成方法、色変換定義作成装置、および色変換定義作成プログラム
JP2012205249A (ja) 制御装置
JP5174257B2 (ja) 色処理装置およびその方法
JP2018074338A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、照明環境測定器具、画像処理システムおよびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6780444

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350