JP2019186660A - 色再現解析装置、色再現解析システム、色再現解析方法、及び、色再現解析プログラム - Google Patents

色再現解析装置、色再現解析システム、色再現解析方法、及び、色再現解析プログラム Download PDF

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賢二 深沢
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Abstract

【課題】目標色に対する再現色を容易に期待する色にすることが可能な技術を提供する。【解決手段】色再現解析装置100は、機器独立色空間の機器独立座標値と機器従属色空間の機器従属座標値との対応関係を表すプロファイルを使用して入力色の再現色を出力デバイスに出力させる場合の色再現を解析する。また、再現色に対する目標色を表す第一色彩値を取得する第一色彩値取得部U2と、プロファイルを参照することにより入力色と再現色の一方に対応する第二色彩値を求める第二色彩値取得部U3と、第一色彩値と第二色彩値を含む複数の色彩値に基づいて目標色に対する再現色の見えの差が生じ得る要因を表す要因情報を出力する要因出力部U5と、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、色空間の座標値を変換するためのプロファイルを使用した色再現を解析する技術に関する。
インクジェットプリンターをオフセット印刷等といった印刷の校正用途に使う場合、要求される色再現精度(色を正確に再現する度合い)が非常に高い。これを実現する仕組みとしては、ICC(International Color Consortium)プロファイルを用いたカラーマネジメントシステムがある。ICCプロファイルは、印刷機(例えばオフセット印刷機)、インクジェットプリンター、等といったカラー機器の機器依存カラーと機器非依存カラーとの対応関係を表すデータである。印刷機やインクジェットプリンターの機器依存カラーは、例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、及び、K(ブラック)の使用量を表すCMYK値で表される。機器非依存カラーは、例えば、機器独立色空間(device independent color space)であるCIE(国際照明委員会)L***色空間の色彩値(「*」を省略してLab値とする。)やCIE XYZ色空間の色彩値で表される。
ここで、印刷機のICCプロファイルを入力プロファイルとし、インクジェットプリンターのICCプロファイルを出力プロファイルとする。印刷機におけるCMYK値(CMYKT値とする。)を入力プロファイルに従ってPCS(Profile Connection Space;プロファイル接続空間)の色彩値(例えばLab値)に変換すると、この色彩値を出力プロファイルに従ってインクジェットプリンターのCMYK値(CMYKP値とする。)に変換することができる。CMYKP値に従ってインクジェットプリンターで印刷を行うと、インクジェットプリンターで印刷機の色に近い色を再現することができる。実際には、プロファイルの誤差、色測定誤差、プリンターの変動、等により、期待する色が再現できない場合がある。
特開2014−008610号公報
期待する色が再現できない場合、経験がある専門家でないと、その原因を特定して解決するのは容易ではない。
尚、プロファイルを使用した色再現を解析する技術は示されていないが、特許文献1に開示された検査装置は、印刷ジョブに係る印刷物のスキャン画像データとテストプリントの印刷物のスキャン画像データとを画素毎に比較し、印字不具合の有無を検査する。このように印字不具合の有無は分かるものの、印字不具合の原因は、経験があるユーザーでないと分からない。
尚、上述のような問題は、インクジェットプリンターを対象としたプロファイルを使用した色再現を解析する場合に限らず、種々のカラー機器を対象としたプロファイルを使用した色再現を解析する場合にも存在する。
本発明は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することを容易にさせることが可能な技術を開示するものである。
本発明は、機器独立色空間の機器独立座標値と機器従属色空間(device dependent color space)の機器従属座標値との対応関係を表すプロファイルを使用して入力色の再現色を出力デバイスに出力させる場合の色再現を解析する色再現解析装置であって、
前記再現色に対する目標色を表す第一色彩値を取得する第一色彩値取得部と、
前記プロファイルを参照することにより前記入力色と前記再現色の一方に対応する第二色彩値を求める第二色彩値取得部と、
前記第一色彩値と前記第二色彩値を含む複数の色彩値に基づいて、前記目標色に対する前記再現色の見えの差が生じ得る要因を表す要因情報を出力する要因出力部と、を含む、態様を有する。
また、本発明は、上述した色再現解析装置の各部を含む色再現解析システムの態様を有する。
さらに、本発明は、上述した色再現解析装置の各部に対応する工程を含む色再現解析方法の態様を有する。
さらに、本発明は、上述した色再現解析装置の各部に対応する機能をコンピューターに実現させる色再現解析プログラムの態様を有する。
色再現解析方法の例を模式的に示すブロック図。 要因情報テーブルの構造例を模式的に示す図。 色再現解析装置を含む色再現解析システムの構成例を模式的に示す図。 図4Aは入力プロファイルの構造例を模式的に示す図、図4Bは出力プロファイルの構造例を模式的に示す図。 プロファイルの構造例を模式的に示す図。 色再現解析処理の例を示すフローチャート。 ユーザーインターフェイス画面の例を模式的に示す図。 第一要因出力処理の例を示すフローチャート。 図9A,9Bは要因出力欄の出力例を模式的に示す図。 第二要因出力処理の例を示すフローチャート。 図11A,11Bは要因出力欄の出力例を模式的に示す図。 第三要因出力処理の例を示すフローチャート。 図13A,13Bは要因出力欄の出力例を模式的に示す図。 第四要因出力処理の例を示すフローチャート。 図15A,15Bは要因出力欄の出力例を模式的に示す図。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)本発明に含まれる技術の概要:
まず、図1〜15に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。
また、本願において、数値範囲「Min〜Max」は、最小値Min以上、且つ、最大値Max以下を意味する。
[態様1]
図1,3等に例示するように、本技術の一態様に係る色再現解析装置(例えばホスト装置100)は、機器独立色空間CSc(例えばLab色空間)の機器独立座標値(例えばLab値)と機器従属色空間の機器従属座標値との対応関係を表すプロファイル500を使用して入力色CINの再現色CPを出力デバイス(例えばプリンター200)に出力させる場合の色再現を解析する色再現解析装置であって、第一色彩値取得部U2、第二色彩値取得部U3、及び、要因出力部U5を含む。前記第一色彩値取得部U2は、前記再現色CPに対する目標色CTを表す第一色彩値(例えば目標色彩値LabT)を取得する。前記第二色彩値取得部U3は、前記プロファイル500を参照することにより前記入力色CINと前記再現色CPの一方に対応する第二色彩値(例えば中間色彩値LabINT又は出力予測値LabS)を求める。前記要因出力部U5は、前記第一色彩値(LabT)と前記第二色彩値(LabINT又はLabS)を含む複数の色彩値に基づいて、前記目標色CTに対する前記再現色CPの見えの差が生じ得る要因を表す要因情報DA0を出力する。
上記態様1において、ユーザーは、目標色CTに対する再現色CPの見えの差が生じ得る要因を直接知ることができる。従って、本態様は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することを容易にさせる色再現解析装置を提供することができる。
ここで、機器独立色空間には、CIE Lab色空間、CIE XYZ色空間、等が含まれる。
機器従属色空間には、CMYK色空間、CMY色空間、RGB色空間、等が含まれる。尚、Rは赤を意味し、Gは緑を意味し、Bは青を意味する。
プロファイルは、入力デバイスに依存する入力色空間の入力座標値と機器独立座標値との対応関係を表す入力プロファイルでもよいし、出力デバイスに依存する出力色空間の出力座標値と機器独立座標値との対応関係を表す出力プロファイルでもよいし、入力プロファイルと出力プロファイルの組合せでもよい。
情報の出力には、情報を表示すること、情報を表示装置に表示させる(表示データを出力する)こと、情報を印刷すること、情報を印刷装置に印刷させる(印刷データを出力する)こと、情報を音声出力すること、情報を音声出力装置に音声出力させる(音声データを出力する)こと、等が含まれる。
要因情報には、目標色に対する再現色の見えの差を解消するための対策が含まれてもよい。
複数の色彩値に基づいて要因情報を出力することには、色彩値同士の差(例えば色差)に応じた要因情報を出力することが含まれる。
尚、上述した付言は、以下の態様においても適用される。
[態様2]
図3等に例示するように、前記プロファイル500は、入力デバイス(300)に依存する入力色空間CSi(例えばCMYK色空間)の入力座標値(例えばCMYK値)と前記機器独立座標値(Lab値)との対応関係を表す入力プロファイル610、及び、前記出力デバイス(200)に依存する出力色空間CSo(例えばcmyk色空間)の出力座標値(例えばcmyk値)と前記機器独立座標値(Lab値)との対応関係を表す出力プロファイル620を含んでもよい。図1等に例示するように、前記第二色彩値は、前記入力色CINに対応してもよい。前記第二色彩値取得部U3は、前記入力プロファイル610を参照することにより前記第二色彩値(LabINT)を求めてもよく、前記出力プロファイル620を参照することにより前記再現色CPに対応する第三色彩値(例えばLabS)を求めてもよい。前記要因出力部U5は、前記第一色彩値(LabT)と前記第二色彩値(LabINT)と前記第三色彩値(LabS)を含む複数の色彩値に基づいて前記要因情報DA0を出力してもよい。ユーザーは、入力色CINに対応する第二色彩値(LabINT)と再現色CPに対応する第三色彩値(LabS)の両方が反映された要因を直接知ることができる。従って、本態様は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することをさらに容易にさせる技術を提供することができる。
以下述べる実施形態では、出力色空間CSoがCMYK色空間である場合に入力色空間CSiのCMYK色空間と区別するため出力色空間CSoをcmyk色空間と表記している。
[態様3]
図1,10に例示するように、前記要因出力部U5は、前記第一色彩値(LabT)と前記第二色彩値(LabINT)との差である第一の差(例えば色差ΔE1)を算出してもよい。前記要因情報DA0は、前記第一の差(ΔE1)が第一基準(例えば閾値TH1)よりも大きくなり得る要因を表す第一情報DA1を含んでいてもよい。前記要因出力部U5は、前記第一の差(ΔE1)が前記第一基準(TH1)よりも大きい場合に前記第一情報DA1を出力してもよく、前記第一の差(ΔE1)が前記第一基準(TH1)よりも小さい場合に前記第一情報DA1を出力しなくてもよい。ユーザーは、目標色CTを表す第一色彩値(LabT)と入力色CINに対応する第二色彩値(LabINT)との差が反映された要因を直接知ることができる。従って、本態様は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することをさらに容易にさせる技術を提供することができる。
[態様4]
図1,12に例示するように、前記要因出力部U5は、前記第一色彩値(LabT)と前記第三色彩値(LabS)との差である第二の差(例えば色差ΔE2)を算出してもよい。前記要因情報DA0は、前記第二の差(ΔE2)が第二基準(例えば閾値TH2)よりも大きくなり得る要因を表す第二情報DA2を含んでいてもよい。前記要因出力部U5は、前記第二の差(ΔE2)が前記第二基準(TH2)よりも大きい場合に前記第二情報DA2を出力してもよく、前記第二の差(ΔE2)が前記第二基準(TH2)よりも小さい場合に前記第二情報DA2を出力しなくてもよい。ユーザーは、目標色CTを表す第一色彩値(LabT)と再現色CPに対応する第三色彩値(LabS)との差が反映された要因を直接知ることができる。従って、本態様は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することをさらに容易にさせる技術を提供することができる。
[態様5]
図1,3等に例示するように、本色再現解析装置は、前記再現色CPの測色結果である第四色彩値(例えば現在値LabP)を取得する第四色彩値取得部U4をさらに含んでいてもよい。前記要因出力部U5は、前記第一色彩値(LabT)と前記第二色彩値(LabINT)と前記第四色彩値(LabP)を含む複数の色彩値に基づいて前記要因情報DA0を出力してもよい。ユーザーは、再現色CPの測色結果が反映された要因を直接知ることができる。従って、本態様は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することをさらに容易にさせる技術を提供することができる。
[態様6]
図1,8に例示するように、前記要因出力部U5は、前記第一色彩値(LabT)と前記第四色彩値(LabP)との差である第三の差(例えば色差ΔE3)を算出してもよい。前記要因情報DA0は、前記第三の差(ΔE3)が第三基準(例えば閾値TH3)よりも大きくなり得る要因を表す第三情報DA3を含んでいてもよい。前記要因出力部U5は、前記第三の差(ΔE3)が第三基準(TH3)よりも大きい場合と小さい場合とで出力する前記要因情報DA0を異ならせてもよい。ユーザーは、目標色CTを表す第一色彩値(LabT)と再現色CPの測色結果である第四色彩値(LabP)との差が反映された要因を直接知ることができる。従って、本態様は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することをさらに容易にさせる技術を提供することができる。
[態様7]
図1,14に例示するように、前記要因出力部U5は、前記第三色彩値(LabS)と前記第四色彩値(LabP)との差である第四の差(例えば色差ΔE4)を算出してもよい。前記要因情報DA0は、前記第四の差(ΔE4)が第四基準(例えば閾値TH4)よりも大きくなり得る要因を表す第四情報DA4を含んでいてもよい。前記要因出力部U5は、前記第四の差(ΔE4)が前記第四基準(TH4)よりも大きい場合に前記第四情報DA4を出力してもよく、前記第四の差(ΔE4)が前記第四基準(TH4)よりも小さい場合に前記第四情報DA4を出力しなくてもよい。ユーザーは、再現色CPに対応する第三色彩値(LabS)と再現色CPの測色結果である第四色彩値(LabP)との差が反映された要因を直接知ることができる。従って、本態様は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することをさらに容易にさせる技術を提供することができる。
尚、第一の差、第二の差、第三の差、及び、第四の差は、色差に限定されず、明度の差、彩度の差、色相角の差、等でもよい。この付言は、以下の態様においても適用される。
[態様8]
図3,7等に例示するように、本色再現解析装置は、前記プロファイル500の設定を受け付けるプロファイル受付部U1をさらに含んでいてもよい。この態様は、色再現を解析する対象のプロファイル500を設定することができるので、利便性を向上させることができる。
[態様9]
ところで、本技術の一態様に係る色再現解析システムSY1は、パッチPA1を含むカラーチャートCH1を印刷するための印刷装置(例えばプリンター200)、前記パッチPA1を測色する測色装置120、及び、態様1の各部を含む。本態様は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することを容易にさせる色再現解析システムを提供することができる。本色再現解析システムSY1は、第四色彩値取得部U4、及び、プロファイル受付部U1をさらに含んでいてもよい。
[態様10]
また、本技術の一態様に係る色再現解析方法は、第一色彩値取得部U2に対応する第一色彩値取得工程ST2、第二色彩値取得部U3に対応する第二色彩値取得工程ST3、及び、要因出力部U5に対応する要因出力工程ST5を含み、色再現を解析する処理をコンピューター(例えばホスト装置100)により行う。本態様は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することを容易にさせる色再現解析方法を提供することができる。本色再現解析方法は、第四色彩値取得部U4に対応する第四色彩値取得工程ST4、及び、プロファイル受付部U1に対応するプロファイル受付工程ST1をさらに含んでいてもよい。
[態様11]
また、本技術の一態様に係る色再現解析プログラムPR0は、第一色彩値取得部U2に対応する第一色彩値取得機能FU2、第二色彩値取得部U3に対応する第二色彩値取得機能FU3、及び、要因出力部U5に対応する要因出力機能FU5をコンピューター(例えばホスト装置100)に実現させる。本態様は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することを容易にさせる色再現解析プログラムを提供することができる。本色再現解析プログラムPR0は、第四色彩値取得部U4に対応する第四色彩値取得機能FU4、及び、プロファイル受付部U1に対応するプロファイル受付機能FU1をコンピューター(例えばホスト装置100)に実現させてもよい。
さらに、本技術は、色再現解析装置を含む複合システム、色再現解析装置の制御方法、複合システムの制御方法、色再現解析装置の制御プログラム、複合システムの制御プログラム、色再現解析プログラムや前記制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等に適用可能である。前述の装置は、分散した複数の部分で構成されてもよい。
(2)具体例に係る色再現解析方法の概要:
図1は、具体例としてカラーマネジメントシステムを利用した色再現解析方法を模式的に示している。図2は、色再現解析に使用する要因情報テーブルTAの構造例を模式的に示している。詳しくは後述するが、図3は、色再現解析装置を含む色再現解析システムSY1の構成例を模式的に示している。図4A,4B,5は、プロファイルの構造例を模式的に示している。尚、図3,5に示すプロファイル500は、入力プロファイル610と出力プロファイル620を総称している。プロファイル610,620には、例えば、ICCプロファイルのデータフォーマットを用いることができる。
図1に示すカラーマネジメントシステムは、例えばホスト装置100に実現されるRIP(Raster Image Processor)400で印刷原稿データD0から出力デバイスカラー値cmykP(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)に対応する出力データに変換してインクジェットプリンター200に印刷物を形成させる。印刷原稿データD0は、入力色CINを表す入力値を含んでいる。入力デバイスがターゲット印刷機300である場合、入力値は、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)色空間の座標値に対応するCMYK値CMYKIN等となる。入力値CMYKINは、ターゲット印刷機300で使用されるCMYKのインクの使用量に対応する。入力デバイスが表示装置である場合、入力値は、RGB(赤、緑、及び、青)色空間の座標値に対応するRGB値RGBINとなる。入力色CINは、目標とする色(目標色CT)に基づくが、ユーザーの好みが反映された色でもよい。印刷原稿データD0には、カラーライブラリー640の色名も指定可能である。カラーライブラリー640には、例えば、Pantone(登録商標)カラーライブラリー等を使用可能である。
色合わせのターゲット装置の例であるターゲット印刷機300には、オフセット印刷機、グラビア印刷機、フレキソ印刷機、等が含まれる。図1には、ターゲット印刷機300が被印刷物に目標色CTを表すカラーチャートCH0を印刷し、測色装置がカラーチャートCH0の各パッチPA0を測色して目標色彩値LabT(第一色彩値の例)を取得する様子が示されている。この場合、目標色CTは、CIE Lab色空間の座標値(Lab値)で表される。むろん、目標色彩値LabTは、ユーザーの好みが反映された色彩値でもよい。
出力デバイスカラー値cmykPは、入力色CINの再現色CPを表すcmyk値である。cmyk値は、cmyk色空間の座標値である。「cmyk色空間」及び「cmyk値」と表現しているのは、プリンター200の使用インクに合わせた色空間をターゲット印刷機300に合わせた色空間と区別するためである。
図1に示すRIP400は、入力プロファイル610、出力プロファイル620、及び、カラーライブラリー640を有している。入力プロファイル610は、ターゲット印刷機で使用されるインクの色特性を記述したファイルである。出力プロファイル620は、プリンター200で使用されるインクの色特性を記述したファイルである。両プロファイル610,620には、例えば、ICCプロファイルのデータフォーマットを用いることができる。印刷原稿データD0の入力値CMYKINは、例えば、入力プロファイル610のA2Bテーブル611に従ってLab色空間の座標値である中間色彩値LabINTに変換され、出力プロファイル620のB2Aテーブル621に従って出力デバイスカラー値cmykPに変換される。この変換経路の代わりに、入力プロファイル610と出力プロファイル620を結合したデバイスリンクプロファイルに従って入力値CMYKINが出力デバイスカラー値cmykPに変換されてもよい。
プリンター200がCMYKの計4色のインクを使用する場合、出力デバイスカラー値cmykPを表す出力データは、プリンター200に出力され、印刷物に再現される。図1には、プリンター200が被印刷物に出力デバイスカラー値cmykPを表すカラーチャートCH1を印刷し、測色装置がカラーチャートCH1の各パッチPA1を測色して現在の測色値である現在値LabPを取得する様子が示されている。プリンター200がLc(ライトシアン)、Lm(ライトマゼンタ)、DY(ダークイエロー)、Lk(ライトブラック)、等のインクも使用する場合、RIP400又はプリンター200が出力デバイスカラー値cmykPを濃色と淡色に分版すると、プリンター200が出力デバイスカラー値cmykPに対応する色を印刷物に再現することができる。むろん、印刷色自体も、CMYKの計4色に限定されない。
また、印刷原稿データD0に色名が設定されている場合、RIP400は、カラーライブラリー640を参照して色名をLab色空間の座標値である中間色彩値LabINTに変換することがある。
尚、RIP400は、CMYK値CMYKIN以外にも、減法混色となる三原色CMYのみの色材の使用量を表すCMY値、加法混色となる三原色R(赤)、G(緑)、及び、B(青)の強度を表す入力値RGBIN、等とLab色空間の座標値とを変換するための入力プロファイルも有している。従って、RIP400は、CMY値やRGB値RGBIN等も出力デバイスカラー値cmykPに変換可能である。
ところで、印刷しても期待する目標の色に合わないという問題は、往々にして発生している。この問題の発生原因がプロファイルの不整合等である場合、経験のある専門家でないと、その原因を特定して解決策を提示することは困難である。
本具体例は、プロファイル500を用いて色変換のステップ毎に目標の色との色差等を算出することにより、どのステップに課題があるのかを検出して提示する特徴を有する。本具体例の色再現解析システムSY1は、印刷時の設定情報や必要に応じて印刷結果の測色値を元に解析を行い、印刷結果の色が期待した色にならない原因や対策を提示する、プリンターの色再現の不具合解析システムともいえる。
図1には、上述した特徴を実施するための工程ST1〜ST5を例示している。
プロファイル受付工程ST1では、入力プロファイル610と出力プロファイル620の設定を受け付ける。
第一色彩値取得工程ST2では、再現色CPに対する目標色CTを表す目標色彩値LabT(第一色彩値の例)を取得する。
第二色彩値取得工程ST3では、入力プロファイル610のA2Bテーブル611を参照することにより入力色CINに対応する中間色彩値LabINT(第二色彩値の例)を求める。また、第二色彩値取得工程ST3では、出力プロファイル620を参照することにより再現色CPに対応する出力予測値LabS(第三色彩値の例)を求める。例えば、出力プロファイル620のB2Aテーブル621を参照することにより中間色彩値LabINTを出力デバイスカラー値cmykPに変換することができ、出力プロファイル620のA2Bテーブル622を参照することにより出力デバイスカラー値cmykPから出力予測値LabSに変換することができる。
第四色彩値取得工程ST4では、再現色CPの測色結果である現在値(現在の測色値)LabP(第四色彩値の例)を取得する。
要因出力工程ST5では、複数の色彩値LabT,LabINT,LabS,LabPに基づいて、目標色CTに対する再現色CPの見えの差が生じ得る要因を表す要因情報DA0を出力する。要因情報DA0の出力のため、図2に示すように出力条件に応じた要因情報DA0を格納した要因情報テーブルTAが用意されている。
図2に示す要因情報テーブルTAは、出力条件に応じた情報DA1〜DA4(要因情報DA0の例)を含んでいる。これらの情報DA1〜DA4は、出力条件に応じて例えば表示装置130に表示される。
ここで、目標色彩値LabTと中間色彩値LabINTとの色差をΔE1とし、目標色彩値LabTと出力予測値LabSとの色差をΔE2とし、目標色彩値LabTと現在値LabPとの色差をΔE3とし、出力予測値LabSと現在値LabPとの色差をΔE4とする。色差ΔE1〜ΔE4は、CIEDE2000色差式で表される色差ΔE00であるとするが、CIE1994年色差式で表される色差ΔE* 94、1976年に提案されたCIE L***表色系による色差ΔE* ab(いわゆるΔE* 76)、CIE L***表色系による色差ΔE* uv、等でもよい。色差ΔE1〜ΔE4には、それぞれ、出力条件を判定するための閾値TH1〜TH4が設定されている。閾値TH1〜TH4は、例えば、色差1〜4程度とすることができる。
要因情報テーブルTAに含まれる第一情報DA1は、色彩値LabT,LabINTの色差ΔE1(第一の差の例)が閾値TH1以上となり得る要因を表している。ここで、ΔE1≧TH1であることは色差ΔE1が第一基準よりも大きいことを意味し、ΔE1<TH1であることは色差ΔE1が第一基準よりも小さいことを意味する。尚、判断基準は、ΔE1>TH1であるか否かでもよい。この場合、ΔE1>TH1であることは色差ΔE1が第一基準よりも大きいことを意味し、ΔE1≦TH1であることは色差ΔE1が第一基準よりも小さいことを意味する。図2に示す第一情報DA1は、入力値がCMYK色空間の座標値CMYKINである場合の情報、及び、入力値がRGB色空間の座標値RGBINである場合の情報を含んでいる。
要因情報テーブルTAに含まれる第二情報DA2は、色彩値LabT,LabSの色差ΔE2(第二の差の例)が閾値TH2以上となり得る要因を表している。ここで、ΔE2≧TH2であることは色差ΔE2が第二基準よりも大きいことを意味し、ΔE2<TH2であることは色差ΔE2が第二基準よりも小さいことを意味する。尚、判断基準は、ΔE2>TH2であるか否かでもよい。この場合、ΔE2>TH2であることは色差ΔE2が第二基準よりも大きいことを意味し、ΔE2≦TH2であることは色差ΔE2が第二基準よりも小さいことを意味する。
要因情報テーブルTAに含まれる第三情報DA3は、色彩値LabT,LabPの色差ΔE3(第三の差の例)と閾値TH3との大小関係に応じた要因を表している。ここで、ΔE3≧TH3であることは色差ΔE3が第三基準よりも大きいことを意味し、ΔE3<TH3であることは色差ΔE3が第三基準よりも小さいことを意味する。尚、判断基準は、ΔE3>TH3であるか否かでもよい。この場合、ΔE3>TH3であることは色差ΔE3が第三基準よりも大きいことを意味し、ΔE3≦TH3であることは色差ΔE3が第三基準よりも小さいことを意味する。図2に示す第三情報DA3は、ΔE3≧TH3である場合の情報、及び、ΔE3<TH3である場合の情報を含んでいる。
要因情報テーブルTAに含まれる第四情報DA4は、色彩値LabS,LabPの色差ΔE4(第四の差の例)が閾値TH4以上となり得る要因を表している。ここで、ΔE4≧TH4であることは色差ΔE4が第四基準よりも大きいことを意味し、ΔE4<TH4であることは色差ΔE4が第四基準よりも小さいことを意味する。尚、判断基準は、ΔE4>TH4であるか否かでもよい。この場合、ΔE4>TH4であることは色差ΔE4が第四基準よりも大きいことを意味し、ΔE4≦TH4であることは色差ΔE4が第四基準よりも小さいことを意味する。
さらに、要因情報テーブルTAには、目標色CTに対する再現色CPの見えの差が生じ得る要因を表す情報ではないが、ΔE4<TH4である場合に出力される情報DA9も格納されている。この情報DA9は、標準のD50光源下では測色値に大きな差が無い旨の情報である。尚、本具体例では観察光源をD50光源とした例を図2,9Bに示しているが、観察光源は、D50光源に限定されず、D65光源、F7光源、F8光源、F9光源、F10光源、F11光源、F12光源、等でも良い。
上述した要因情報テーブルTAは、例えば、ホスト装置100の記憶装置114に記憶され、色再現解析処理に使用される。むろん、要因情報テーブルTAは、クラウドといった外部のコンピューターに記憶されてもよいし、その外部のコンピューターにおいて色再現解析処理に使用されてもよい。
(3)色再現解析システムの構成の具体例:
図3に示す色再現解析システムSY1は、ホスト装置100(色再現解析装置の例)、表示装置130、測色装置120、及び、インクジェットプリンター200を含んでいる。ホスト装置100は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、記憶装置114、入力装置115、音声出力装置116、通信I/F(インターフェイス)118、測色装置用I/F 119、等が接続されて互いに情報を入出力可能とされている。尚、ROM112とRAM113と記憶装置114はメモリーであり、少なくともROM112とRAM113は半導体メモリーである。表示装置130には、液晶表示パネル等を用いることができる。
記憶装置114は、図示しないOS(オペレーティングシステム)、色再現解析プログラムPR0、プロファイル500、要因情報テーブルTA、等を記憶している。これらは、適宜、RAM113に読み出され、色再現解析処理等に使用される。記憶装置114には、フラッシュメモリー等の不揮発性半導体メモリー、ハードディスク等の磁気記憶装置、等を用いることができる。
入力装置115には、ポインティングデバイス、キーボードを含むハードキー、表示パネルの表面に貼り付けられたタッチパネル、等を用いることができる。音声出力装置116には、音声を表す電気信号をスピーカーで音声に変換して出力する装置等を用いることができる。通信I/F 118は、プリンター200の通信I/F 210に接続され、プリンター200に対して印刷データ等といった情報を入出力する。測色装置用I/F 119は、測色装置120に接続され、測色装置120から測色値を含む測色データを入手する。I/F 118,119,210の規格には、USB(Universal Serial Bus)、近距離無線通信規格、等を用いることができる。通信I/F 118,119,210の通信は、有線でもよいし、無線でもよく、LAN(Local Area Network)やインターネット等といったネットワーク通信でもよい。
測色装置120は、カラーチャートが形成される媒体の例である被印刷物(print substrate)に形成された各カラーパッチを測色して測色値を出力可能である。パッチは、色票とも呼ばれる。測色値は、例えば、CIE Lab色空間における明度L及び色度座標a,bを表す値とされる。ホスト装置100は、測色装置120から測色データを取得して各種処理を行う。
図3に示す色再現解析プログラムPR0は、プロファイル受付機能FU1、第一色彩値取得機能FU2、第二色彩値取得機能FU3、第四色彩値取得機能FU4、及び、要因出力機能FU5をホスト装置100に実現させる。
ホスト装置100のCPU111は、記憶装置114に記憶されている情報を適宜、RAM113に読み出し、読み出したプログラムを実行することにより各種処理を行う。CPU111は、RAM113に読み出された色再現解析プログラムPR0を実行することにより、上述した機能FU1〜FU5に対応する処理を行う。色再現解析プログラムPR0は、コンピューターであるホスト装置100を、プロファイル受付部U1、第一色彩値取得部U2、第二色彩値取得部U3、第四色彩値取得部U4、及び、要因出力部U5として機能させる。また、色再現解析プログラムPR0を実行するホスト装置100は、プロファイル受付工程ST1、第一色彩値取得工程ST2、第二色彩値取得工程ST3、第四色彩値取得工程ST4、及び、要因出力工程ST5を実施する。上述した機能FU1〜FU5をコンピューターに実現させる色再現解析プログラムPR0を記憶したコンピューター読み取り可能な媒体は、ホスト装置の内部の記憶装置に限定されず、ホスト装置の外部の記録媒体でもよい。
尚、ホスト装置100には、パーソナルコンピューター(タブレット型端末を含む。)といったコンピューター等が含まれる。例えば、デスクトップ型パーソナルコンピューターの本体をホスト装置100に適用する場合、通常、この本体に表示装置130、測色装置120、及び、プリンター200が接続される。ノート型パーソナルコンピューターのように表示装置一体型のコンピューターをホスト装置100に適用する場合、通常、このコンピューターに測色装置120、及び、プリンター200が接続される。表示装置一体型のホスト装置でも、内部の表示装置に表示データを出力していることに変わりない。また、ホスト装置100は、一つの筐体内に全構成要素111〜119を有してもよいが、互いに通信可能に分割された複数の装置で構成されてもよい。さらに、表示装置130と測色装置120とプリンター200の少なくとも一部がホスト装置100にあっても、本技術を実施可能である。
図3に示すプリンター200(出力デバイスの例)は、色材として、C(シアン)インク、M(マゼンタ)インク、Y(イエロー)インク、及び、K(ブラック)インクを記録ヘッド220から吐出(噴射)して印刷データに対応する出力画像IM0を形成するインクジェットプリンターであるものとする。記録ヘッド220は、インクカートリッジCc,Cm,Cy,CkからそれぞれCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)のインクが供給され、ノズルNc,Nm,Ny,NkからそれぞれCMYKのインク滴280を吐出する。インク滴280が被印刷物ME1に着弾すると、インクドットが被印刷物ME1に形成される。その結果、被印刷物ME1上に出力画像IM0を有する印刷物が得られる。
(4)プロファイルの具体例:
図4Aは、入力プロファイル610の構造を模式的に例示している。
図4Aに示すように、入力プロファイル610は、入力デバイスに依存する入力色空間CSiの入力座標値と機器独立色空間CScの機器独立座標値との対応関係を規定したデータである。入力デバイスがターゲット印刷機300である場合、入力色空間CSiはCMYK色空間等となり、入力座標値はCMYK値等となる。CMYK値は、ターゲット印刷機300のインクの使用量に対応している。むろん、入力デバイスは表示装置等でもよく、入力色空間CSiはRGB色空間等でもよく、入力座標値はRGB値等でもよい。図4Aに示す機器独立色空間CScはLab色空間であり、機器独立座標値はLab値である。
入力プロファイル610は、色変換ルックアップテーブルとして、CMYK色空間の座標値をLab色空間の座標値に変換するためのA2Bテーブル611、及び、Lab色空間の座標値をCMYK色空間の座標値に変換するためのB2Aテーブル612を有している。A2Bテーブル611は、CMYK色空間に設定された各格子点GD1について、CMYK値(Ci,Mi,Yi,Ki)とLab値(Li,ai,bi)との対応関係を表す3次元の変換テーブルである。この場合のA2Bテーブル611の格子点GD1は、通常、CMYK色空間にC軸方向、M軸方向、Y軸方向、及び、K軸方向へ略等間隔となるように並べられる。尚、ここでの変数iは、格子点GD1を識別する変数である。B2Aテーブル612は、Lab色空間に設定された各格子点GD2について、Lab値(Lj,aj,bj)とCMYK値(Cj,Mj,Yj,Kj)との対応関係を表す4次元の変換テーブルである。この場合のB2Aテーブル612の格子点GD2は、通常、Lab色空間にL軸方向、a軸方向、及び、b軸方向へ略等間隔となるように並べられる。尚、ここでの変数jは、格子点GD2を識別する変数である。
図4Bは、出力プロファイル620の構造を模式的に例示している。
図4Bに示すように、出力プロファイル620は、機器独立色空間CScの機器独立座標値と、出力デバイスに依存する出力色空間CSoの出力座標値との対応関係を規定したデータである。出力デバイスがプリンター200である場合、出力色空間CSoはcmyk色空間等となり、出力座標値はcmyk値等となる。cmyk値は、プリンター200のインクの使用量に対応している。むろん、出力デバイスは表示装置等でもよく、出力色空間CSoはRGB色空間等でもよく、出力座標値はRGB値等でもよい。図4Bに示す機器独立色空間CScはLab色空間であり、機器独立座標値はLab値である。
出力プロファイル620は、色変換ルックアップテーブルとして、Lab色空間の座標値をcmyk色空間の座標値に変換するためのB2Aテーブル621、及び、cmyk色空間の座標値をLab色空間の座標値に変換するためのA2Bテーブル622を有している。
B2Aテーブル621は、Lab色空間に設定された各格子点GD3について、Lab値(Lj,aj,bj)とcmyk値(cj,mj,yj,kj)との対応関係を表す4次元の変換テーブルである。この場合のB2Aテーブル621の格子点GD3は、通常、Lab色空間にL軸方向、a軸方向、及び、b軸方向へ略等間隔となるように並べられる。尚、ここでの変数jは、格子点GD3を識別する変数である。cmyk値で表される出力色の色再現域(ガマット)は、プリンター200に依存する。従って、B2Aテーブル621のLab値(Lj,aj,bj)がプリンター200の色再現域外を表す値であっても、プリンター200の色再現域にマッピングすることにより得られたcmyk値(cj,mj,yj,kj)がLab値(Lj,aj,bj)に対応付けられている。
A2Bテーブル622は、cmyk色空間に設定された各格子点GD4について、cmyk値(ci,mi,yi,ki)とLab値(Li,ai,bi)との対応関係を表す3次元の変換テーブルである。この場合のA2Bテーブル622の格子点GD4は、通常、cmyk色空間にC軸方向、M軸方向、Y軸方向、及び、K軸方向へ略等間隔となるように並べられる。尚、ここでの変数iは、格子点GD4を識別する変数である。
尚、プロファイル610,620に含まれる変換テーブルは、単一の変換テーブルに限定されず、1次元の変換テーブルと3又は4次元の変換テーブルと1次元の変換テーブルとの組合せ等、複数の変換テーブルの組合せでもよい。従って、図4A,4Bに示す変換テーブルは、プロファイル610,620に含まれる3又は4次元の変換テーブルを直接示す場合もあれば、プロファイル610,620に含まれる複数の変換テーブルを組み合わせた状態を示す場合もある。
また、格子点(grid point)は入力色空間に配置された仮想の点を意味し、入力色空間における格子点の位置に対応する出力座標値が該格子点に格納されていると想定することにしている。複数の格子点が入力色空間内で均等に配置されるのみならず、複数の格子点が入力色空間内で不均等に配置されることも、本技術に含まれる。
プリンター200がCMYKの計4色のインクを使用する場合、cmyk値は、そのまま、又は、印刷用のデータに変換されてプリンター200に送信され、印刷に使用される。プリンター200が5色以上のインクを使用する場合、cmyk値が色分版テーブルにより5色以上のインク使用量を表すデータに変換されてプリンター200に送信され、印刷に使用される。5色以上のインクの色には、CMYKの他、Cよりも低濃度のLc(ライトシアン)、Mよりも低濃度のLm(ライトマゼンタ)、Yよりも高濃度のDy(ダークイエロー)、Kよりも低濃度のLk(ライトブラック)、等の一部又は全部が例示される。ホスト装置100又はプリンター200は、色分版テーブルに従ってcmyk値を濃色と淡色に分版すると、印刷物に画像を再現させることができる。例えば、プリンター200がC,M,Y,K,Lc,Lmの計6色のインクを使用する場合、cmyk色空間の座標値にC,M,Y,K,Lc,Lmそれぞれのインク使用量を表す階調値が対応付けられた色分版テーブルを使用すればよい。
図5は、プロファイル500の構造を模式的に例示している。図5に示すプロファイル500は、ICCプロファイルであり、プロファイルヘッダー510とタグテーブル520を含む。プロファイル500には、PCSと機器従属色空間との間でカラー情報を変換するために必要な情報であるタグ(tag)521が含まれている。タグ521には、プロファイル500をカスタマイズするためのプライベートタグ523が含まれてもよい。
デバイス(200,300)用のA2Bxタグ(図5に示すxは0、1、又は、2)は、エレメントデータ530として、機器従属色空間(CMYK色空間、又は、cmyk色空間)からLab色空間に変換するための色変換テーブルを含んでいる。デバイス(200,300)用のB2Axタグは、エレメントデータ530として、Lab色空間から機器従属色空間(CMYK色空間、または、cmyk色空間)に変換するための色変換テーブルを含んでいる。
図5に示すA2B0タグ、及び、B2A0タグは、知覚的(Perceptual)な色変換を行うための情報である。知覚的な色変換は、階調再現を重視しているので、主に、色域の広い写真画像の変換に用いられる。図5に示すA2B1タグ、及び、B2A1タグは、相対的で測色的(Media-Relative Colorimetric)な色変換、又は、絶対的で測色的(Absolute Colorimetric)な色変換を行うための情報である。測色的な色変換は、測色値に忠実であるので、主に、正確な色の一致が求められるデジタルプルーフの色校正出力用の変換に用いられる。図5に示すA2B2タグ、及び、B2A2タグは、彩度重視(Saturation)の色変換を行うための情報である。彩度重視の色変換は、色味の正確さよりも色の鮮やかさ重視しているので、主に、ビジネスグラッフィクスでのグラフ表示等の変換に用いられる。
参考までに、図5には、A2Bxタグに対応するA2Bテーブル(入力プロファイル610のA2Bテーブル611、又は、出力プロファイル620のA2Bテーブル622)、及び、B2Axタグに対応するB2Aテーブル(入力プロファイル610のB2Aテーブル612、又は、出力プロファイル620のB2Aテーブル621)も示している。
(5)色再現解析システムで行われる色再現解析処理の具体例:
図6は、図1に示すホスト装置100で行われる色再現解析処理の例を示している。ホスト装置100は、マルチタスクにより複数の処理を並列して実行している。ここで、ステップS111は、プロファイル受付工程ST1、プロファイル受付機能FU1、及び、プロファイル受付部U1に対応している。ステップS113は、第一色彩値取得工程ST2、第一色彩値取得機能FU2、及び、第一色彩値取得部U2に対応している。ステップS124,126は、第二色彩値取得工程ST3、第二色彩値取得機能FU3、及び、第二色彩値取得部U3に対応している。ステップS115は、第四色彩値取得工程ST4、第四色彩値取得機能FU4、及び、第四色彩値取得部U4に対応している。ステップS122〜S128は、要因出力工程ST5、要因出力機能FU5、及び、要因出力部U5に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略する。図7は、図6のS102で表示されるUI(ユーザーインターフェイス)画面800の例を示している。
図6に示す色再現解析処理が開始されると、ホスト装置100は、図7に示すUI画面800を表示装置130に表示させる(S102)。UI画面800は、フォルダー指定欄811、RGB入力プロファイル指定欄812、CMYK入力プロファイル指定欄813、出力プロファイル指定欄814、レンダリングインテント指定欄815、目標色彩値入力欄816、入力データタイプ指定欄817、CMYK値入力欄821、RGB値入力欄822、ライブラリーLab値入力欄823、中間色彩値表示欄824、出力デバイスカラー値表示欄825、出力予測値表示欄826、現在値入力欄827、及び、色差要因表示欄830を有している。色差要因表示欄830は、色差ΔE3の表示欄841を含む要因表示欄831、色差ΔE1の表示欄842を含む要因表示欄832、中間色彩値LabINTと出力予測値LabSとの色差の表示欄843を含む表示領域833、色差ΔE2の表示欄844を含む要因表示欄834、及び、色差ΔE4の表示欄845を含む要因表示欄835を有している。
むろん、UI画面800には、上述した選択項目以外に、黒点補正をするか否かの選択項目が追加されていても良いし、他にもカラーマネージメントで必要な諸選択項目が追加されていても良い。
ホスト装置100は、上述した欄811〜817,821〜823,827への操作を入力装置115により受け付け(S110)、処理をS122に進める。S110の処理は、以下の処理S111〜S115を含んでいる。
(S111)色再現の解析に使用するプロファイルの設定を受け付ける処理。
(S112)プロファイルに設定されている一以上のレンダリングインテントから使用するレンダリングインテントの設定を受け付ける処理。
(S113)目標色彩値LabT)の入力を受け付ける処理。
(S114)入力値の入力を受け付ける処理。S114における入力値には、CMYK値CMYKIN、RGB値RGBIN、及び、カラーライブラリー640の色名に対応するLab値が含まれる。
(S115)現在の測色値である現在値LabPの入力を受け付ける処理。
S111において、ホスト装置100は、指定欄811〜814への操作を受け付け、色再現の解析に使用するプロファイル500の設定を受け付ける。フォルダー指定欄811において、ホスト装置100は、プロファイル500が記憶されているフォルダーの指定を受け付ける。RGB入力プロファイル指定欄812において、ホスト装置100は、フォルダー指定欄811で指定されたフォルダーに格納されているRGB入力の入力プロファイル610から色再現の解析に使用する入力プロファイルの指定を受け付ける。RGB入力の入力プロファイルを使用しない場合には、RGB入力プロファイル指定欄812を空欄にしておけばよい。CMYK入力プロファイル指定欄813において、ホスト装置100は、フォルダー指定欄811で指定されたフォルダーに格納されているCMYK入力の入力プロファイル610から色再現の解析に使用する入力プロファイルの指定を受け付ける。CMYK入力の入力プロファイルを使用しない場合には、CMYK入力プロファイル指定欄813を空欄にしておけばよい。入力プロファイル指定欄812,813の両方を空欄にすることも可能である。出力プロファイル指定欄814において、ホスト装置100は、フォルダー指定欄811で指定されたフォルダーに格納されている出力プロファイル620から色再現の解析に使用する出力プロファイルの指定を受け付ける。
S112において、ホスト装置100は、レンダリングインテント指定欄815への操作を受け付け、プロファイル500に設定されている一以上のレンダリングインテントから使用するレンダリングインテントの設定を受け付ける。レンダリングインテント指定欄815の複数の指定項目は、例えば、「Perceptual」(知覚的)、「Relative Colorimetric」(相対的測色的)、「Absolute Colorimetric」(絶対的測色的)、及び、「Saturation」(彩度重視)の4種類である。むろん、「Perceptual」と「Relative Colorimetric」と「Absolute Colorimetric」と「Saturation」の内の一部が指定項目に無くてもよい。
S113において、ホスト装置100は、目標色彩値入力欄816への目標色彩値LabT)の入力を受け付ける。目標色彩値LabTは、再現色CPに対する目標色CTを表し、図1で示したターゲット印刷機300が印刷したカラーチャートCH0のパッチPA0の測色値に基づくが、ユーザーの好みが反映された色でもよい。
以上のようにして、ホスト装置100は、目標色彩値LabTを取得する。
S114において、ホスト装置100は、入力データタイプ指定欄817及び入力欄821〜823への操作を受け付け、入力値(CMYKIN、RGBIN、又は、Lab値)の入力を受け付ける。入力データタイプ指定欄817において、ホスト装置100は、「CMYK」、「RGB」、及び、「Lab」の中からいずれか一つの指定項目を受け付ける。ここで、「CMYK」は入力値がCMYK値CMYKINであることを表し、「RGB」は入力値がRGB値RGBINであることを表し、「Lab」は入力値がカラーライブラリー640の色名に対応するLab値であることを表す。CMYK値入力欄821において、ホスト装置100は、入力値CMYKINの入力を受け付ける。入力データタイプ指定欄817で「CMYK」が指定された場合、CMYK値入力欄821に入力された入力値CMYKINが中間色彩値LabINTの計算に使用される。RGB値入力欄822において、ホスト装置100は、入力値RGBINの入力を受け付ける。入力データタイプ指定欄817で「RGB」が指定された場合、RGB値入力欄822に入力された入力値RGBINが中間色彩値LabINTの計算に使用される。ライブラリーLab値入力欄823において、ホスト装置100は、カラーライブラリー640の色名に対応するLab値の入力を受け付ける。入力データタイプ指定欄817で「Lab」が指定された場合、ライブラリーLab値入力欄823に入力されたLab値が中間色彩値LabINTとなる。この場合、入力プロファイル指定欄812,813の両方を空欄にすることが可能である。
S115において、ホスト装置100は、現在値入力欄827への現在値LabPの入力を受け付ける。現在値LabPは、図1で示したプリンター200が印刷したカラーチャートCH1のパッチPA1の測色値を意味し、再現色CPの測色結果を意味する。このパッチPA1は、ターゲット印刷機300が印刷したカラーチャートCH0において目標色彩値LabTを取得した対象のパッチPA0に対応する。すなわち、目標色彩値LabTは、カラーチャートCH0において目標色CTを表すパッチPA0を形成するためのCMYK値と同じ値のcmyk値でカラーチャートCH1に形成されるパッチPA1の測色値である。
以上のようにして、ホスト装置100は、現在値LabPを取得する。
S122において、ホスト装置100は、第一要因出力処理を行う。図8は、S122で行われる第一要因出力処理の例を示している。図9A,9Bは、色差ΔE3の表示欄841を含む要因表示欄831の出力例を示している。
第一要因出力処理が開始されると、ホスト装置100は、目標色彩値LabTと現在値LabPとの色差ΔE3を算出する(S202)。次に、ホスト装置100は、得られた色差ΔE3を表示欄841に表示させる(S204)。また、ホスト装置100は、色差ΔE3が閾値TH3以上であるか否かに応じて処理を分岐させる(S206)。
ΔE3≧TH3である場合、ホスト装置100は、図2で示した要因情報テーブルTAに格納されている第三情報DA3のうち出力条件がΔE3≧TH3である場合の情報を読み出して要因表示欄831に表示させ(S208)、第一要因出力処理を終了させる。図9Aに示す要因表示欄831には、閾値TH3以上の色差ΔE3とともに、第三情報DA3のうち出力条件がΔE3≧TH3である場合の情報が出力されている。ΔE3≧TH3である場合、目標色CTに対する再現色CPの見えの差が生じ得る要因は様々考えられるので、他の要因表示欄832,834,835に青字で表示されるメッセージを参照する旨を出力することにしている。
ΔE3<TH3である場合、ホスト装置100は、図2で示した要因情報テーブルTAに格納されている第三情報DA3のうち出力条件がΔE3<TH3である場合の情報を読み出して要因表示欄831に表示させ(S210)、第一要因出力処理を終了させる。図9Bに示す要因表示欄831には、閾値TH3未満の色差ΔE3とともに、第三情報DA3のうち出力条件がΔE3<TH3である場合の情報が出力されている。ΔE3<TH3である場合でも、観察光源が標準のD50光源とは異なる等により、目標色CTに対する再現色CPの見えの差が生じ得る。そこで、観察光源の違いの可能性を出力することにしている。
以上のようにして、ホスト装置100は、色差ΔE3が第三基準(閾値TH3)よりも大きい場合と小さい場合とで出力する第三情報DA3を異ならせている。ユーザーは、目標色CTを表す目標色彩値LabTと再現色CPの測色値LabPとの差が反映された要因を直接知ることができる。
図6のS124において、ホスト装置100は、第二要因出力処理を行う。図10は、S124で行われる第二要因出力処理の例を示している。ここで、S302は、第二色彩値取得工程ST3、第二色彩値取得機能FU3、及び、第二色彩値取得部U3に対応している。S304〜S314は、要因出力工程ST5、要因出力機能FU5、及び、要因出力部U5に対応している。図11A,11Bは、色差ΔE1の表示欄841を含む要因表示欄832の出力例を示している。
第二要因出力処理が開始されると、ホスト装置100は、入力プロファイル610のA2Bテーブル611に従って入力値を中間色彩値LabINTに変換する(S302)。また、ホスト装置100は、図7に示す中間色彩値表示欄824に中間色彩値LabINTを表示させる。入力値がCMYK値CMYKINである場合、ホスト装置100は、CMYK入力プロファイル指定欄813で指定された入力プロファイル610のA2Bテーブル611を参照することにより、CMYK値入力欄821に入力された入力値CMYKINを中間色彩値LabINTに変換する。入力値がRGB値RGBINである場合、ホスト装置100は、RGB入力プロファイル指定欄812で指定された入力プロファイル610のA2Bテーブル611を参照することにより、RGB値入力欄822に入力された入力値RGBINを中間色彩値LabINTに変換する。尚、入力値がLab値である場合には、別途、ライブラリーLab値入力欄823に入力されたLab値をそのまま中間色彩値LabINTにすることにしている。
以上のようにして、ホスト装置100は、入力色CINに対応する中間色彩値LabINTを求める。
中間色彩値LabINTの取得後、ホスト装置100は、目標色彩値LabTと中間色彩値LabINTとの色差ΔE1を算出する(S304)。次に、ホスト装置100は、得られた色差ΔE1を表示欄842に表示させる(S306)。また、ホスト装置100は、色差ΔE1が閾値TH1以上であるか否かに応じて処理を分岐させる(S308)。
ΔE1≧TH1である場合、ホスト装置100は、S310〜S314において、図2で示した要因情報テーブルTAに格納されている第一情報DA1を読み出して出力する処理を行う。まず、S310において、ホスト装置100は、入力値の種類に応じて処理を分岐させる。入力値がCMYK値CMYKINである場合、ホスト装置100は、第一情報DA1のうち出力条件がCMYK入力である場合の情報を読み出して要因表示欄832に表示させ(S312)、第二要因出力処理を終了させる。図11Aに示す要因表示欄832には、閾値TH1以上の色差ΔE1とともに、第一情報DA1のうち出力条件がCMYK入力である場合の情報が出力されている。入力値がRGB値RGBINである場合、ホスト装置100は、第一情報DA1のうち出力条件がRGB入力である場合の情報を読み出して要因表示欄832に表示させ(S314)、第二要因出力処理を終了させる。図11Bに示す要因表示欄832には、閾値TH1以上の色差ΔE1とともに、第一情報DA1のうち出力条件がRGB入力である場合の情報が出力されている。
ΔE1≧TH1である場合、目標色CTに対する再現色CPの見えの差が生じ得る要因は、例えば、RIPで設定された入力プロファイルが原稿作成時のプロファイルと異なる、RIPで設定された入力プロファイルがプリンターの特性と合っていない、入力プロファイルの色再現域が小さいため鮮やかな色が再現できない、といった可能性が考えられる。そこで、これらの可能性を要因表示欄832に出力することにしている。
ΔE1<TH1である場合、ホスト装置100は、上述したS310〜S314の処理を行わずに第二要因出力処理を終了させる。
以上のようにして、ホスト装置100は、色差ΔE1が第一基準(閾値TH1)よりも大きい場合に第一情報DA1を出力し、色差ΔE1が第一基準(閾値TH1)よりも小さい場合に第一情報DA1を出力しない。ユーザーは、目標色CTを表す目標色彩値LabTと入力色CINに対応する中間色彩値LabINTとの差が反映された要因を直接知ることができる。
図6のS126において、ホスト装置100は、第三要因出力処理を行う。図12は、S126で行われる第三要因出力処理の例を示している。ここで、S402〜S404は、第二色彩値取得工程ST3、第二色彩値取得機能FU3、及び、第二色彩値取得部U3に対応している。S406〜S412は、要因出力工程ST5、要因出力機能FU5、及び、要因出力部U5に対応している。図13A,13Bは、色差ΔE2の表示欄844を含む要因表示欄834の出力例を示している。
第三要因出力処理が開始されると、ホスト装置100は、出力プロファイル620のB2Aテーブル621に従って中間色彩値LabINTを出力デバイスカラー値cmykPに変換する(S402)。また、ホスト装置100は、図7に示す出力デバイスカラー値表示欄825に出力デバイスカラー値cmykPを表示させる。中間色彩値LabINTがプリンター200の色再現域外を表す値である場合、プリンター200の色再現域にマッピングされた出力デバイスカラー値cmykPが得られる。次に、ホスト装置100は、出力プロファイル620のA2Bテーブル622に従って出力デバイスカラー値cmykPを出力予測値LabSに変換する(S404)。また、ホスト装置100は、図7に示す出力予測値表示欄826に出力予測値LabSを表示させる。
以上のようにして、ホスト装置100は、出力プロファイル620を参照することにより再現色CPに対応する出力予測値LabSを求める。
出力予測値LabSの取得後、ホスト装置100は、目標色彩値LabTと出力予測値LabSとの色差ΔE2を算出する(S406)。次に、ホスト装置100は、得られた色差ΔE2を表示欄844に表示させる(S408)。尚、ホスト装置100は、中間色彩値LabINTと出力予測値LabSとの色差を算出し、得られた色差を図7に示す表示欄843に表示させてもよい。
また、ホスト装置100は、色差ΔE2が閾値TH2以上であるか否かに応じて処理を分岐させる(S410)。
ΔE2≧TH2である場合、ホスト装置100は、図2で示した要因情報テーブルTAに格納されている第二情報DA2を読み出して要因表示欄834に表示させ(S412)、第三要因出力処理を終了させる。図13Aに示す要因表示欄834には、閾値TH2以上の色差ΔE2とともに、第二情報DA2が出力されている。
ΔE2≧TH2である場合、目標色CTに対する再現色CPの見えの差が生じ得る要因は、例えば、プリンター200の色再現域が小さいために鮮やかな色が再現できない可能性が考えられる。そこで、この可能性を要因表示欄834に出力することにしている。
ΔE2<TH2である場合、ホスト装置100は、上述したS412の処理を行わずに第三要因出力処理を終了させる。図13Bに示す要因表示欄834には、閾値TH2未満の色差ΔE2が出力されている一方、第二情報DA2は出力されていない。
以上のようにして、ホスト装置100は、色差ΔE2が第二基準(閾値TH2)よりも大きい場合に第二情報DA2を出力し、色差ΔE2が第二基準(閾値TH2)よりも小さい場合に第二情報DA2を出力しない。ユーザーは、目標色CTを表す目標色彩値LabTと再現色CPに対応する出力予測値LabSとの差が反映された要因を直接知ることができる。
図6のS128において、ホスト装置100は、第四要因出力処理を行う。図14は、S128で行われる第四要因出力処理の例を示している。図15A,15Bは、色差ΔE4の表示欄845を含む要因表示欄835の出力例を示している。
第四要因出力処理が開始されると、ホスト装置100は、出力予測値LabSと現在値LabPの色差ΔE4を算出する(S502)。次に、ホスト装置100は、得られた色差ΔE4を表示欄845に表示させる(S504)。また、ホスト装置100は、色差ΔE4が閾値TH4以上であるか否かに応じて処理を分岐させる(S506)。
ΔE4≧TH4である場合、ホスト装置100は、図2で示した要因情報テーブルTAに格納されている第四情報DA4を読み出して要因表示欄835に表示させ(S508)、第四要因出力処理を終了させる。図15Aに示す要因表示欄835には、閾値TH4以上の色差ΔE4とともに、第四情報DA4が出力されている。
ΔE4≧TH4である場合、目標色CTに対する再現色CPの見えの差が生じ得る要因は、例えば、出力プロファイル620が適切でない可能性が考えられる。そこで、この可能性を要因表示欄835に出力することにしている。
ΔE4<TH4である場合、ホスト装置100は、図2で示した要因情報テーブルTAに格納されている情報DA9を読み出して要因表示欄835に表示させ(S510)、第四要因出力処理を終了させる。図15Bに示す要因表示欄835には、閾値TH4未満の色差ΔE4とともに、第四情報DA4とは異なる情報DA9が出力されている。この情報DA9は、標準のD50光源下では測色値に大きな差が無い旨の情報である。
以上のようにして、ホスト装置100は、色差ΔE4が第四基準(閾値TH4)よりも大きい場合に第四情報DA4を出力し、色差ΔE4が第四基準(閾値TH4)よりも小さい場合に第四情報DA4を出力しない。ユーザーは、再現色CPに対応する出力予測値LabSと再現色CPの測色値LabPとの差が反映された要因を直接知ることができる。
図6で示した色再現解析処理により、色差ΔE1〜ΔE4のそれぞれについて、目標色CTに対する再現色CPの見えの差が生じ得る要因を表す情報DA1〜DA4が図7に示す色差要因表示欄830にまとめて出力される。むろん、各情報DA1〜DA4の出力は、まとめて出力することに限定されず、個別にポップアップ表示するといった個別の出力でもよい。
図6のS128の処理が終了すると、ホスト装置100は、処理をS102に戻す。これにより、上述した欄811〜817,821〜823,827への操作がさらに受け付けられ、S122〜S128の処理において更新後のデータに基づいて要因情報DA0が出力される。
以上のようにして、ホスト装置100は、複数の色彩値LabT,LabINT,LabS,LabPに基づいて、目標色CTに対する再現色CPの見えの差が生じ得る要因を表す要因情報DA0を出力する。これにより、ユーザーは、目標色CTに対する再現色CPの見えの差が生じ得る要因を直接知ることができる。従って、本具体例は、目標色に対する再現色の見えの差を解決することを容易にさせることができる。
(6)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、出力デバイスは、インクジェットプリンターに限定されず、色材としてトナーを使用するレーザープリンターといった電子写真方式のプリンター、3次元プリンター、表示装置、等でもよい。
画像を形成する色材の種類は、C,M,Y,Kに限定されず、C,M,Y,Kに加えて、Lc、Lm、Yよりも高濃度のDY(ダークイエロー)、Or(オレンジ)、Gr(グリーン)、Kよりも低濃度のLk(ライトブラック)、画質向上用の無着色の色材、等を含んでもよい。
むろん、出力色空間は、cmyk色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
ターゲットデバイスは、ターゲット印刷機に限定されず、表示装置等でもよい。入力色空間は、CMYK色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
上述した処理は、順番を入れ替えたり、一部を省略したり、別の処理を付加したりする等、適宜、変更可能である。例えば、図6で示した色再現解析処理において、S122の第一要因出力処理は、S124,S126,S128のいずれの処理の後において行うことが可能である。
要因情報DA0の出力は、表示装置130による表示に限定されず、プリンター200による印刷、音声出力装置116による音声出力、等でもよい。
また、要因情報DA0の出力は、上述した色差ΔE1〜ΔE4を判定基準とした出力に限定されず、中間色彩値LabINTと出力予測値LabSとの色差等と色差ΔE1〜ΔE4とを判定基準とした出力でもよい。むろん、ホスト装置100は、色差ΔE1〜ΔE4の一部を除いた色差を判定基準として要因情報DA0を出力してもよい。また、判定基準は、色彩値同士の色差に限定されず、色彩値同士の明度の差、色彩値同士の彩度の差、色彩値同士の色相角の差、等でもよい。
さらに、ホスト装置100は、色彩値LabT,LabINT,LabS,LabPそのものを判定基準として要因情報DA0を出力してもよい。例えば、プロファイル500を参照することにより得られる中間色彩値LabINTや出力予測値LabSがLab値のとり得る範囲を超える場合、プロファイル500が不適切である旨の要因情報を出力することが可能である。Lab値のとり得る範囲を超える場合は、例えば、色彩値のL値がとり得る範囲(例えば0〜100)の外の値になることや、色彩値のa値がとり得る範囲(例えば−127〜+127)の外の値になることや、色彩値のL値がとり得る範囲(例えば−127〜+127)の外の値になることが考えられる。
さらに、図6で示した色再現解析処理において、S122,S126,S128の処理を行わずにS124の第二要因出力処理を行う場合、S122,S124,S128の処理を行わずにS126の第三要因出力処理を行う場合、等も本技術に含まれ、本技術の基本的な作用及び効果が得られる。尚、S126の第三要因出力処理を行う場合は、図10で示したS302において入力値を中間色彩値LabINTに変換する処理を行っておけばよい。
尚、上述した実施形態では中間色彩値LabINTを第二色彩値に当てはめて出力予測値LabSを第三色彩値に当てはめたが、本技術の態様1,5,6,8〜11には出力予測値LabSを第二色彩値に当てはめる場合も含まれる。
(7)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、目標色に対する再現色の見えの差を解決することを容易にさせる技術等を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
100…ホスト装置(色再現解析装置の例)、114…記憶装置、115…入力装置、116…音声出力装置、120…測色装置、130…表示装置、200…プリンター(出力デバイスの例)、300…ターゲット印刷機(入力デバイスの例)、400…RIP、500…プロファイル、610…入力プロファイル、611…A2Bテーブル、612…B2Aテーブル、620…出力プロファイル、621…B2Aテーブル、622…A2Bテーブル、800…UI画面、811…フォルダー指定欄、812…RGB入力プロファイル指定欄、813…CMYK入力プロファイル指定欄、814…出力プロファイル指定欄、815…レンダリングインテント指定欄、816…目標色彩値入力欄、817…入力データタイプ指定欄、821…CMYK値入力欄、822…RGB値入力欄、823…ライブラリーLab値入力欄、824…中間色彩値表示欄、825…出力デバイスカラー値表示欄、826…出力予測値表示欄、827…現在値入力欄、830…色差要因表示欄、831,832,834,835…要因表示欄、833…表示領域、841〜845…表示欄、CSc…機器独立色空間、CSi…入力色空間、CSo…出力色空間、DA0…要因情報、DA1…第一情報、DA2…第二情報、DA3…第三情報、DA4…第四情報、GD1,GD2,GD3,GD4…格子点、PR0…色再現解析プログラム、SY1…色再現解析システム、TA…要因情報テーブル、U1…プロファイル受付部、U2…第一色彩値取得部、U3…第二色彩値取得部、U4…第四色彩値取得部、U5…要因出力部。

Claims (11)

  1. 機器独立色空間の機器独立座標値と機器従属色空間の機器従属座標値との対応関係を表すプロファイルを使用して入力色の再現色を出力デバイスに出力させる場合の色再現を解析する色再現解析装置であって、
    前記再現色に対する目標色を表す第一色彩値を取得する第一色彩値取得部と、
    前記プロファイルを参照することにより前記入力色と前記再現色の一方に対応する第二色彩値を求める第二色彩値取得部と、
    前記第一色彩値と前記第二色彩値を含む複数の色彩値に基づいて、前記目標色に対する前記再現色の見えの差が生じ得る要因を表す要因情報を出力する要因出力部と、を含む、色再現解析装置。
  2. 前記プロファイルは、入力デバイスに依存する入力色空間の入力座標値と前記機器独立座標値との対応関係を表す入力プロファイル、及び、前記出力デバイスに依存する出力色空間の出力座標値と前記機器独立座標値との対応関係を表す出力プロファイルを含み、
    前記第二色彩値は、前記入力色に対応し、
    前記第二色彩値取得部は、前記入力プロファイルを参照することにより前記第二色彩値を求め、前記出力プロファイルを参照することにより前記再現色に対応する第三色彩値を求め、
    前記要因出力部は、前記第一色彩値と前記第二色彩値と前記第三色彩値を含む複数の色彩値に基づいて前記要因情報を出力する、請求項1に記載の色再現解析装置。
  3. 前記要因出力部は、前記第一色彩値と前記第二色彩値との差である第一の差を算出し、
    前記要因情報は、前記第一の差が第一基準よりも大きくなり得る要因を表す第一情報を含み、
    前記要因出力部は、前記第一の差が前記第一基準よりも大きい場合に前記第一情報を出力し、前記第一の差が前記第一基準よりも小さい場合に前記第一情報を出力しない、請求項2に記載の色再現解析装置。
  4. 前記要因出力部は、前記第一色彩値と前記第三色彩値との差である第二の差を算出し、
    前記要因情報は、前記第二の差が第二基準よりも大きくなり得る要因を表す第二情報を含み、
    前記要因出力部は、前記第二の差が前記第二基準よりも大きい場合に前記第二情報を出力し、前記第二の差が前記第二基準よりも小さい場合に前記第二情報を出力しない、請求項2又は請求項3に記載の色再現解析装置。
  5. 前記再現色の測色結果である第四色彩値を取得する第四色彩値取得部をさらに含み、
    前記要因出力部は、前記第一色彩値と前記第二色彩値と前記第四色彩値を含む複数の色彩値に基づいて前記要因情報を出力する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の色再現解析装置。
  6. 前記要因出力部は、前記第一色彩値と前記第四色彩値との差である第三の差を算出し、
    前記要因情報は、前記第三の差と第三基準との大小関係に応じた要因を表す第三情報を含み、
    前記要因出力部は、前記第三の差が第三基準よりも大きい場合と小さい場合とで出力する前記第三情報を異ならせる、請求項5に記載の色再現解析装置。
  7. 前記再現色の測色結果である第四色彩値を取得する第四色彩値取得部をさらに含み、
    前記要因出力部は、前記第三色彩値と前記第四色彩値との差である第四の差を算出し、
    前記要因情報は、前記第四の差が第四基準よりも大きくなり得る要因を表す第四情報を含み、
    前記要因出力部は、前記第四の差が前記第四基準よりも大きい場合に前記第四情報を出力し、前記第四の差が前記第四基準よりも小さい場合に前記第四情報を出力しない、請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の色再現解析装置。
  8. 前記プロファイルの設定を受け付けるプロファイル受付部をさらに含む、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の色再現解析装置。
  9. 機器独立色空間の機器独立座標値と機器従属色空間の機器従属座標値との対応関係を表すプロファイルを使用して入力色の再現色を出力デバイスに出力させる場合の色再現を解析する色再現解析システムであって、
    パッチを含むカラーチャートを印刷するための印刷装置と、
    前記パッチを測色する測色装置と、
    前記再現色に対する目標色を表す第一色彩値を取得する第一色彩値取得部と、
    前記プロファイルを参照することにより前記入力色と前記再現色の一方に対応する第二色彩値を求める第二色彩値取得部と、
    前記第一色彩値と前記第二色彩値を含む複数の色彩値に基づいて、前記目標色に対する前記再現色の見えの差が生じ得る要因を表す要因情報を出力する要因出力部と、を含む、色再現解析システム。
  10. 機器独立色空間の機器独立座標値と機器従属色空間の機器従属座標値との対応関係を表すプロファイルを使用して入力色の再現色を出力デバイスに出力させる場合の色再現を解析する処理をコンピューターにより行う、色再現解析方法であって、
    前記再現色に対する目標色を表す第一色彩値を取得する第一色彩値取得工程と、
    前記プロファイルを参照することにより前記入力色と前記再現色の一方に対応する第二色彩値を求める第二色彩値取得工程と、
    前記第一色彩値と前記第二色彩値を含む複数の色彩値に基づいて、前記目標色に対する前記再現色の見えの差が生じ得る要因を表す要因情報を出力する要因出力工程と、を含む、色再現解析方法。
  11. 機器独立色空間の機器独立座標値と機器従属色空間の機器従属座標値との対応関係を表すプロファイルを使用して入力色の再現色を出力デバイスに出力させる場合の色再現を解析するための色再現解析プログラムであって、
    前記再現色に対する目標色を表す第一色彩値を取得する第一色彩値取得機能と、
    前記プロファイルを参照することにより前記入力色と前記再現色の一方に対応する第二色彩値を求める第二色彩値取得機能と、
    前記第一色彩値と前記第二色彩値を含む複数の色彩値に基づいて、前記目標色に対する前記再現色の見えの差が生じ得る要因を表す要因情報を出力する要因出力機能と、をコンピューターに実現させる、色再現解析プログラム。
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CN114682919A (zh) * 2020-12-30 2022-07-01 富联裕展科技(深圳)有限公司 激光彩色打标的方法

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