JP2013198067A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷対象の色のシルバー成分の値を変更しても、変更後の色の色合いが変化しないようにする。
【解決手段】装置非依存色変換部12が、画像データの特色(メタリック色)を、シルバー(Si)成分を含んだ装置非依存色空間LabSiの色値に変換する。変換結果は変換結果保持部16に保持される。Si変更指示受付部18はSi量の変更指示を受け付ける。この指示に応じ変換結果保持部16内の色値のSi成分の値が変更される。LabSi・CMYKSi変換テーブル22は、同じ色をLabSiと、印刷装置24に依存する色空間であるCMYKSiのそれぞれで表現した色値同士の対応関係の情報を保持している。印刷装置依存色変換部20は、LabSi・CMYKSi変換テーブル22を参照して、変換結果保持部16に保持されるLabSi値をCMYKSi値に変換する。変換結果のCMYKSi値が、印刷装置24に供給され、用紙に印刷される。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
下地のシルバー色トナーの上にプロセスカラートナー(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック等)を重ねて印刷することで、金色その他のメタリックカラーを再現することが行われている。
特許文献1には、メタリックカラーの特色の色値を、ルックアップテーブル等の特色変換部により、シルバー等のメタリックトナー(S)とプロセスカラートナー(C、M、Y、K)の色信号であるCMYKS色信号に変換し、この色信号によりプリンタの各トナーの現像部を駆動することが記載されている(特に同文献の段落0046)。
ところで、メタリックカラーの下地に使うシルバートナーは、現実には色度成分を含んでいる。このため、メタリックカラーの印刷において試し刷り等を見てメタリック度合いを変更する必要が出てきた場合等に、色信号におけるシルバー値を変更すると、印刷結果の色合い(色相)が変化してしまう。
特開2006−050347号公報
本発明は、印刷対象の色のシルバー成分の値を変更しても、変更後の色の色合いが変化しないようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、入力色の色空間と、出力装置に依存せず且つ色成分の1つとしてシルバー色成分を含んだ装置非依存色空間と、の間での色値の対応関係を表す第1対応関係情報を用いて、入力色の色値を前記装置非依存色空間の色値である装置非依存色値に変換する第1変換手段と、前記第1変換手段で得られた装置非依存色値を保持する保持手段と、前記装置非依存色値に含まれるシルバー色成分の値に対する変更指示を受け取り、その変更指示に応じて前記保持手段に保持された前記装置非依存色値におけるシルバー色成分の値を変更するシルバー色成分変更手段と、前記シルバー色成分変更手段により変更されたシルバー色成分の量に応じて変化する出力装置に用いられるシルバー色材を含まない色材群の変化量を抑えるよう作成される、前記装置非依存色空間と出力装置が用いるシルバー色材を含んだ色材群に依存する装置依存色空間との間での色値の対応関係を表す第2対応関係情報を用いて、前記保持手段に保持された前記装置非依存色値を前記装置依存色空間の色値に変換する第2変換手段と、を備える画像処理装置である。
請求項2に係る発明は、メタリック色出力のオン・オフの指示を受け付けるオン・オフ指示受付手段、を更に備え、前記第2変換手段は、前記オン・オフ指示受付手段にてメタリック色出力をオフする旨の指示を受け付けた場合に、前記装置非依存色空間と、前記出力装置が用いるシルバー色材を含まない色材群に依存する第2の装置依存色空間と、の間での色値の対応関係を表す第3対応関係情報を用いて、前記装置非依存色空間の色値を前記第2の装置依存色空間の色値に変換する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に係る発明は、前記出力装置での印刷出力に用いられる用紙の種類の情報を受け取る用紙種類受け取り手段、を更に備え、前記第2対応関係情報は用紙の種類ごとに用意されており、前記第2変換手段は、前記用紙種類受け取り手段が受け取った用紙の種類に対応する前記第2対応関係情報を用いて、前記装置非依存色値を前記装置依存色空間の色値に変換する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、コンピュータを、入力色の色空間と、出力装置に依存せず且つ色成分の1つとしてシルバー色成分を含んだ装置非依存色空間と、の間での色値の対応関係を表す第1対応関係情報を用いて、入力色の色値を前記装置非依存色空間の色値である装置非依存色値に変換する第1変換手段、前記第1変換手段で得られた装置非依存色値を保持する保持手段、前記装置非依存色値に含まれるシルバー色成分の値に対する変更指示を受け取り、その変更指示に応じて前記保持手段に保持された前記装置非依存色値におけるシルバー色成分の値を変更するシルバー色成分変更手段、前記シルバー色成分変更手段により変更されたシルバー色成分の量に応じて変化する出力装置に用いられるシルバー色材を含まない色材群の変化量を抑えるよう作成される、前記装置非依存色空間と出力装置が用いるシルバー色材を含んだ色材群に依存する装置依存色空間との間での色値の対応関係を表す第2対応関係情報を用いて、前記保持手段に保持された前記装置非依存色値を前記装置依存色空間の色値に変換する第2変換手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項1又は4に係る発明によれば、印刷対象の色のシルバー成分の値を変更しても、変更後の色の色合いが変化しないようにすることができる。
請求項2に係る発明によれば、シルバー色材を用いないで印刷を行う場合に、元のメタリック色と同じ色合いの印刷結果を得ることができる。
請求項3に係る発明によれば、印刷に用いる用紙の種類によらず印刷結果における色合いを維持し、かつ印刷対象の色のシルバー成分の値を変更しても、変更後の色の色合いが変化しないようにすることができる。
実施形態の画像処理装置の一例を示す図である。 変形例の装置構成を示す図である。 第2の変形例の装置構成を示す図である。
図1を参照して、本発明の実施形態の画像処理装置の一例を説明する。
図1に例示する画像処理装置において、画像入力部10は、印刷出力の対象となる画像データの入力を受け付ける。ここで、入力される画像データには、CMYKやRGB(レッド、グリーン、ブルー)といった原色成分の組合せで表される色の部分の他に、メタリック色の特色で表される部分が含まれているとする。メタリック色、すなわち金属光沢を持つ色には様々な種類があり、例えばPANTONE(登録商標)社も様々なメタリック色を規定している。本実施形態では、色味の少ないシルバー(以下「Si」と略す)色の色材(トナー又はインク等の色表現用の材料)の上に、CMYK等のプロセス色で表現される色を重ねることで、様々なメタリック色を表現する。このようなメタリック色は、プロセス色ではなく、特色(例えばPANTONEの色番号で表現される)として指定されることが多い。ここで、メタリック色の特色をそのまま印刷するなら特に問題はないが、その特色の金属光沢の度合いを変更しようとした場合、印刷装置24が用いる実際のSi(シルバー)トナーは色味を持っているので、Si成分の値を単に増減しただけではメタリック色の色合い(色相)が変化してしまう。そこで、本実施形態では、以下に説明する構成要素群を用いることで、色合いを変化させずにメタリック色の光沢の程度を変化させる。
まず、装置非依存色変換部12は、画像データのうちの少なくともメタリック色の色値を、印刷装置24や表示装置28等の画像出力装置に依存しない色空間である装置非依存(「デバイスインディペンデント」とも呼ばれる)色空間の色値に変換する。ここでは、装置非依存色空間として、メタリック色をCIE(国際照明委員会)のL*a*b*(以下、繁雑さを避けるため「Lab」と表記する)色空間をベースとし、これにSi成分を加えたLabSi色空間を用いる。なお、LabSi色空間はあくまで一例であり、XYZ色空間など他の装置非依存色空間にSi成分を加えたものを用いてもよい。
特色・LabSi変換テーブル14は、特色(メタリック色)を指定する色値(例えばPANTONEの色番号)と、その特色をLabSi空間で表現した時の色値(L*,a*,b*,Si)との対応関係を記憶した記憶装置である。このテーブルは、各メタリック色の色見本を測色計で測色する等の手法であらかじめ作成されたものである。装置非依存色変換部12は、入力された画像データに含まれるメタリック色を、特色・LabSi変換テーブル14を参照して、LabSi色空間での色値に変換する。
なお、装置非依存色変換部12は、メタリック色でない特色や、CMYKやRGB等で表されたプロセス色についても、装置非依存色空間(この例ではLabSi)の色値に変換してもよい。この場合、メタリック色でない色はSi成分の値が0の装置非依存色に変換される。メタリック色でない色を装置非依存色空間へと変換する処理は周知なので、これ以上の説明は省略する。
装置非依存色変換部12によりLabSiへと色空間変換された画像データは、変換結果保持部16にいったん保持される。
Si変更指示受付部18は、変換結果保持部16に保持された画像データに対するユーザからのSi量の変更指示を受け付ける。Si量の変更は、例えば、画像に含まれるオブジェクト(画像を構成する文字や図形等の要素)ごと、あるいは画像に含まれる色ごとに指示される。例えばユーザが表示装置28に表示された画像データを見ながら、Si量を変更したい部分をマウス等により指し示すと、Si変更指示受付部18は、指し示された点を含んだオブジェクト、又はその点と同じ色値(LabSi値)を持つ画像の部分が変更対象として選択される。そして、その点のLabSiの各成分の値を画面表示し、表示しているSi値について値の増減の指示を受け付ける。この指示に応じて、変換結果保持部16に保持された画像データのうち、変更対象として選択された部分のSi成分の値が変更される。
変換結果保持部16に保持された画像データを印刷装置24で印刷する場合、印刷装置依存色変換部20が、その画像データを、印刷装置24に依存する色空間、すなわち印刷装置24が印刷に用いる色材に依存した色空間である装置依存色空間へと色空間変換する。印刷装置24は、プロセス色の色材と、金属光沢用のシルバー色の色材と、を用いて印刷を行う。プロセス色としてはCMYKの4色が一般的なので、以下では印刷装置24はCMYKとSiの5色の色材を用いる装置であるとして説明する。すなわち、この場合、装置依存色空間はCMYKSiの5つの色成分からなる。ただしこれは一例に過ぎず、印刷装置24は5色以上のプロセス色とシルバー色の色材を用いるものであってもよい。
LabSi・CMYKSi変換テーブル22は、同じ色を装置非依存色空間LabSiで表現した場合の色値と装置依存色空間CMYKSiで表現した場合の色値との間の対応関係の情報を保持するテーブルである。LabSi・CMYKSi変換テーブル22は、例えばダイレクトルックアップテーブル(DLUT)として構成される。この変換テーブル22において、Si色材の持つ色合いはCMYKSi値のCMYKの各成分により吸収される。すなわち、Si成分を増減させた場合、LabSi空間ではSi成分のみが変化するのに対し、CMYKSi空間ではSi成分だけでなくCMYKのうちの一以上の成分が変化する。印刷装置24のメーカー等は、代表的なLabSi値(LabSi空間の格子点等)を再現するCMYKSiの各色材成分の組合せを実験等で求め、LabSi・CMYKSi変換テーブル22を作成しておけばよい。
印刷装置依存色変換部20は、LabSi・CMYKSi変換テーブル22を参照して、画像データ内の個々の色のLabSi値をCMYKSi値に変換する。このとき、LabSi・CMYKSi変換テーブル22にデータがないLabSi値については、その値の近傍の、テーブル22にデータがあるLabSi値についてのデータからの補間によりCMYKSi値を求める。前述の通り、LabSi・CMYKSi変換テーブル22は、Si色材が持つ色合いのSi量に応じた変化を、各Si量に対応するCMYK成分で吸収するように構成されている。このため、Si変更指示受付部18に対する指示によりあるメタリック色のSi成分が変更されても、印刷装置依存色変換部20による変換により得られるCMYKSi値の表す色の持つ色合いは、Si成分変更前の当該色の色合いと同じになる。
なお、図1にはLabSi・CMYKSi変換テーブル22を1つしか示していないが、画像処理装置は、接続される可能性がある印刷装置ごとに、その印刷装置の色材等の色出力特性に応じたLabSi・CMYKSi変換テーブル22を備えていてもよい。そして、印刷装置依存色変換部20は、ユーザが選択した出力先の印刷装置に対応するLabSi・CMYKSi変換テーブル22を用いて色空間変換を行う。
また、この画像処理装置は、変換結果保持部16に保持される画像データを表示する表示装置28を備える。表示装置28での表示のために、表示装置依存色変換部26は、印刷装置依存色変換部20の出力であるCMYKSi値を、表示装置28が用いる表示装置依存の色空間(ここではRGBとするが、これに限らない)の色値に変換する。この変換は、例えば、まずCMYKSi値を装置非依存色空間での色値(LabSi値)に変換し、この変換結果のLabSi値を表示装置28に依存したRGB値に変換することで行えばよい。これら個々の変換には、あらかじめ用意したルックアップテーブルを用いればよい。また、このように2段階の変換を行うのではなく、CMYKSi値からRGB値へと直接変換してもよい。
また、表示用の画像データを得る方法として、CMYKSi値からRGB値に変換する代わりに、変換結果保持部16に保持される画像データのLabSi値をRGB値に変換する方式を採用してもよい。
以上では、特色として指定されたメタリック色のSi量を変化させる場合の例を示したが、本実施形態の方式は、CMYKSi等のような特色以外の色空間で指定されたメタリック色のSi量を変化させる場合にも同様に適用可能である。この場合、メタリック色を表す色空間の色値をLabSi値へと変換するための変換テーブルを用いて色空間変換を行えばよい。LabSi値へと変換した後の処理は、上記実施形態の場合と同様である。
また、メタリック色以外の色に対して金属光沢を付加する場合にも、本実施形態の方式は適用可能である。この場合、例えばCMYK値で表された金属光沢のない色を装置非依存色変換部12によりLabSi値(この場合Si成分は0となる)に変換し、変換結果のLabSi値のSi成分の値をSi変更指示受付部18に対する変更指示により増やすことで、その色に金属光沢が付加される。そして、Si成分増加後の色を印刷装置依存色変換部20で印刷装置24のCMYKSi値に変換することで、元の色合いを維持したまま、金属光沢が付加された色が得られる。
以上に説明した実施形態の画像処理装置の処理についての具体例を以下に示す。
まず、第1の例として、(C,M,Y,K,Si)=(40,20,0,40,80)というCMYKSi空間で表現される入力色に対し、Si成分を80から100に増加させる例を示す。ここで、40,20等の数値は、各色成分の最大濃度を100%とした場合の、当該色成分の濃度のパーセンテージである。この場合、実施形態の画像処理装置では、装置非依存色変換部12が、CMYKSiからLabSiへの変換テーブル(テーブル14に対応するもの)を用いて、その入力色をLabSi値に変換し、変換結果保持部16にいったん保持する。ユーザが、Si変更指示受付部18を介して、Si成分80を100に変更する指示を入力すると、この指示に応じて変換結果保持部16に保持されるLabSi値のSi成分の値が100に変更される。例えば出力指示が入力されると、印刷装置依存色変換部20が、そのSi成分が100に変更された後のLabSi値を、LabSi・CMYKSi変換テーブル22を用いて、印刷装置24に適合したCMYKSi値に変換し、印刷装置24に出力する。この例では、この変換後の色値は、(C,M,Y,K,Si)=(40,20,5,42,100)となる。この例では、Si成分の増加による色合いの変化を補償するために、Y成分及びK成分がそれぞれ異なる比率で増やされていることが分かる。なお、当然ながら、この例は、特定の印刷装置24についてのものであって、一般的なものではない。
第2の例として、(C,M,Y,K,Si)=(70,20,100,40,80)というCMYKSi空間で表現される入力色に対し、Si成分を80%から40%に減少させる例を示す。この場合も、上記第1の色についての例と同様の仕組みにより、Si成分を80%から40%へ変更した場合の印刷装置24向けの色値として、(C,M,Y,K,Si)=(43,20,90,60,40)が求められる。この例では、Si成分の比較的大きな減少に応じて、C成分及びY成分が減少し、K成分が増加する。
第3の例として、Si成分を含まない色に対してSi成分を追加する場合の例を示す。この例では、(C,M,Y,K,Si)=(0,70,40,100,0)というCMYK空間(Si成分は0)で表現される入力色に対し、100%のSi成分を追加する指示がSi変更指示受付部18に対してユーザから入力されたとする。この場合、上記第1の色についての例と同様の仕組みにより、Si成分を100%へ変更した場合の印刷装置24向けの色値として、(C,M,Y,K,Si)=(0,70,45,50,100)が求められる。この例では、100%のSi成分の追加に応じて、Y成分が増加し、K成分が減少する。
以上に挙げた具体例の処理のためには、CMYKSiからLabSiへの変換テーブル(テーブル14に対応)と、LabSi・CMYKSi変換テーブル22とが必要である。これら変換テーブルは、例えば、C,M,Y,K,Siの各成分の値を段階的(例えば10%ずつ)に様々に変えた色値(C,M,Y,K,Si)毎に、その色値を示すパッチを印刷したパッチチャートを作成し、そのパッチチャート上の各パッチを測色する(この測色により各パッチのLabSi値が求められる)ことで、作成すればよい。なお、画像処理装置に対する入力色のCMYK色空間が、印刷装置24のCMYK色空間と同じものである場合は、CMYKSiからLabSiへの変換テーブル(テーブル14に対応)と、LabSi・CMYKSi変換テーブル22とは、同一のものとなる(すなわち、1つのテーブルで兼用可能)。
次に、図2を参照して、変形例を説明する。図2において、図1に示す要素と同様の要素には同一符号を付して説明を省略する。
図2に例示する画像処理装置は、図1に例示した装置に対してSiオン・オフ入力部30とLabSi・CMYK変換テーブル23を追加したものである。
Siオン・オフ入力部30は、ユーザから、印刷においてSi色材を用いるか否かの指示の入力を受け付ける。例えば、本番の印刷ではSi色材を用いるが、カンプ出力ではコスト削減等のためにSi色材を用いずに印刷する場合がある。Siオン・オフ入力部30は、このような場合に対応するためのものである。
LabSi・CMYK変換テーブル23は、LabSi値と同じ色合いの印刷装置24依存のCMYK値との対応関係を表すテーブルである。このテーブルも実験等でLabSi値と同じ色合いを持つCMYK成分の組合せを求める等により作成しておけばよい。
Siオン・オフ入力部30に対してSiをオンする(すなわちSi色材を用いて印刷する)旨の指示が入力された場合、印刷装置依存色変換部20は、前述の実施形態と同様、LabSi・CMYKSi変換テーブル22を用いて、変換結果保持部16内の画像データの色空間変換を行う。
これに対し、Siオン・オフ入力部30に対してSiをオフする(すなわちSi色材を用いずに印刷する)旨の指示が入力された場合、印刷装置依存色変換部20は、LabSi・CMYK変換テーブル23を用いて、変換結果保持部16内の画像データの色空間変換を行う。これにより、LabSi値が示す色と同じ色合いを持つCMYK値が求められる。この変換結果を印刷装置24で印刷することで、元のメタリック色と同じ色合いでSiを含まない色が印刷されることになる。
なお、カンプ印刷(Si不使用)と本番の印刷(Si使用)とで、用いる印刷装置が異なる場合もある。この場合、LabSi・CMYK変換テーブル23のCMYK値はカンプ印刷用の印刷装置の色空間に対応したものであり、LabSi・CMYKSi変換テーブル22のCMYKSi値は本番印刷用の印刷装置の色空間に対応したものである。
また、この変形例におけるSiのオン・オフは、画像データ中のオブジェクトやメタリック色ごとに指示できるようにしてもよい。例えば、画像データ中にメタリック色のオブジェクトが2以上存在する場合に、そのうちの1つはSiをオンとし、他のものはSiをオフする等といった区別を行うなどである。
次に、図3を参照して、第2の変形例を説明する。図3において、図1に示す要素と同様の要素には同一符号を付して説明を省略する。図3に例示する画像処理装置は、用紙の種類を考慮したものである。
用紙は、紙質等の特性に応じた特有の色合いを持っており、この用紙自体の色合いが印刷結果の画像の色合いに影響をもたらす。この第2の変形例では、メタリック色の色再現において用紙の種類によらず同じ色合いを実現する。
このために、この変形例の装置は、LabSi・CMYKSi変換テーブル22を用紙種類ごとに有する。図3では、用紙種類A、B、Cのそれぞれに対して用紙種類A用、B用、C用のLabSi・CMYKSi変換テーブル22A、B、Cが用意されている(もちろんこれは一例に過ぎず、用紙種類は3種類に限られるものではない)。
用紙種類判別部32は、印刷に使用する用紙の種類を判別する手段であり、例えばホスト装置(図示省略)から入力された印刷データに含まれる用紙指定の情報等から使用される用紙種類を求める。
印刷装置依存色変換部20は、用紙種類判別部32が判別した用紙種類に対応するLabSi・CMYKSi変換テーブル22A、B又はCを用いて、変換結果保持部16内の画像データの色空間変換を行う。これにより、判別された種類の用紙で印刷した場合に、LabSi値が示す色と同じ色合いを持つCMYKSi値が求められ、印刷装置24に提供される。
以上に例示した画像形成装置の情報処理機能部分(印刷装置24及び表示装置28以外の機能モジュール群)は、例えば、汎用のコンピュータに当該装置の各機能モジュールの処理を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、CPU等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリメモリ(ROM)等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)を制御するHDDコントローラ、各種I/O(入出力)インタフェース、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース等が、たとえばバスを介して接続された回路構成を有する。また、そのバスに対し、例えばI/Oインタフェース経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、ハードディスクドライブ等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAMに読み出されCPU等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。
10 画像入力部、12 装置非依存色変換部、14 特色・LabSi変換テーブル、16 変換結果保持部、18 変更指示受付部、20 印刷装置依存色変換部、22 LabSi・CMYKSi変換テーブル、23 LabSi・CMYK変換テーブル、24 印刷装置、26 表示装置依存色変換部、28 表示装置、30 Siオン・オフ入力部、32 用紙種類判別部。

Claims (4)

  1. 入力色の色空間と、出力装置に依存せず且つ色成分の1つとしてシルバー色成分を含んだ装置非依存色空間と、の間での色値の対応関係を表す第1対応関係情報を用いて、入力色の色値を前記装置非依存色空間の色値である装置非依存色値に変換する第1変換手段と、
    前記第1変換手段で得られた装置非依存色値を保持する保持手段と、
    前記装置非依存色値に含まれるシルバー色成分の値に対する変更指示を受け取り、その変更指示に応じて前記保持手段に保持された前記装置非依存色値におけるシルバー色成分の値を変更するシルバー色成分変更手段と、
    前記シルバー色成分変更手段により変更されたシルバー色成分の量に応じて変化する出力装置に用いられるシルバー色材を含まない色材群の変化量を抑えるよう作成される、前記装置非依存色空間と出力装置が用いるシルバー色材を含んだ色材群に依存する装置依存色空間との間での色値の対応関係を表す第2対応関係情報を用いて、前記保持手段に保持された前記装置非依存色値を前記装置依存色空間の色値に変換する第2変換手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. メタリック色出力のオン・オフの指示を受け付けるオン・オフ指示受付手段、を更に備え、
    前記第2変換手段は、前記オン・オフ指示受付手段にてメタリック色出力をオフする旨の指示を受け付けた場合に、前記装置非依存色空間と、前記出力装置が用いるシルバー色材を含まない色材群に依存する第2の装置依存色空間と、の間での色値の対応関係を表す第3対応関係情報を用いて、前記装置非依存色空間の色値を前記第2の装置依存色空間の色値に変換する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記出力装置での印刷出力に用いられる用紙の種類の情報を受け取る用紙種類受け取り手段、を更に備え、
    前記第2対応関係情報は用紙の種類ごとに用意されており、
    前記第2変換手段は、前記用紙種類受け取り手段が受け取った用紙の種類に対応する前記第2対応関係情報を用いて、前記装置非依存色値を前記装置依存色空間の色値に変換する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. コンピュータを、
    入力色の色空間と、出力装置に依存せず且つ色成分の1つとしてシルバー色成分を含んだ装置非依存色空間と、の間での色値の対応関係を表す第1対応関係情報を用いて、入力色の色値を前記装置非依存色空間の色値である装置非依存色値に変換する第1変換手段、
    前記第1変換手段で得られた装置非依存色値を保持する保持手段、
    前記装置非依存色値に含まれるシルバー色成分の値に対する変更指示を受け取り、その変更指示に応じて前記保持手段に保持された前記装置非依存色値におけるシルバー色成分の値を変更するシルバー色成分変更手段、
    前記シルバー色成分変更手段により変更されたシルバー色成分の量に応じて変化する出力装置に用いられるシルバー色材を含まない色材群の変化量を抑えるよう作成される、前記装置非依存色空間と出力装置が用いるシルバー色材を含んだ色材群に依存する装置依存色空間との間での色値の対応関係を表す第2対応関係情報を用いて、前記保持手段に保持された前記装置非依存色値を前記装置依存色空間の色値に変換する第2変換手段、
    として機能させるためのプログラム。
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