JP2015087513A - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】メタリックトナーを用いて各媒体に形成される画像の金属光沢感と色再現性の少なくとも一方を改善する。
【解決手段】プロセスコントロール部60は、互いに反射率の異なる複数の媒体(記録用紙)について、各媒体への画像の形成においてメタリックトナーがその媒体に応じたトナー重量となるように、画像形成部50を制御する。例えば、プロセスコントロール部60は、反射率の基準となる媒体に比べて、反射率の低い媒体におけるメタリックトナーのトナー重量が高くなるように、画像形成部50を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、金属光沢を呈するのに十分な金属粉末を含有する静電荷像現像用トナーが開示されている。
また、特許文献2には、メタリックカラーを良好に再現可能とするために、CMYK(シアン,マゼンダ,イエロー,ブラック)のプロセスカラートナーとともにメタリックトナーを用い、用紙等の像形成媒体上に転写される際に、メタリックトナーを最下層とし、その上にプロセスカラートナーの層を配することが開示されている。
なお、メタリックトナーに含まれる金属粉末は入射光を透過しないため、反射率の高い通常の白紙だけでなく、反射率の低い色紙に印字しても、メタリック色を再現できるという特徴がある。そこで、反射率の低い色紙に印字した場合でも、画像の金属光沢感や色再現性を十分に高める必要がある。
特開昭62−67558号公報 特開2006−50347号公報
本発明は、メタリックトナーを用いて反射率の異なる各媒体に形成される画像の金属光沢感と色再現性の少なくとも一方を改善することを目的とする。
請求項1に係る発明は、メタリックトナーを用いて各媒体に画像を形成する画像形成部と、互いに反射率の異なる複数の媒体について、各媒体への画像の形成においてメタリックトナーがその媒体に応じたトナー重量となるように前記画像形成部を制御する制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御部は、反射率の基準となる媒体に比べて、反射率の低い媒体におけるメタリックトナーのトナー重量が高くなるように、前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、反射率の基準となる媒体に形成された画像に基づいて目標となる色再現性が設定され、前記制御部は、基準となる媒体よりも反射率の低い媒体にメタリックトナーを用いて形成される画像において前記目標となる色再現性が実現されるように、当該メタリックトナーのトナー重量を制御する、ことを特徴とする画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、反射率の低い媒体ほどメタリックトナーのトナー重量が高くなるように前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、メタリックトナーのトナー重量を互いに異ならせて形成される複数の部分画像を備えたテスト画像の画像信号を発生する画像信号発生部と、各媒体に形成された画像を読み取る画像読取部と、をさらに有し、前記画像形成部は、前記画像信号に基づいて、評価の対象となる評価媒体にメタリックトナーを用いてテスト画像を形成し、前記画像読取部は、評価媒体に形成されたテスト画像を読み取り、前記画像読取部における読み取り結果に基づいて、評価媒体に形成されたテスト画像において、トナー重量を互いに異ならせて形成された各部分画像の色再現性が評価され、所望の色再現性に対応したトナー重量が決定され、前記制御部は、評価媒体と実質的に同じ反射率の媒体への画像の形成において、メタリックトナーが前記所望の色再現性に対応したトナー重量となるように、前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする画像形成装置である。
請求項6に係る発明は、コンピュータに、メタリックトナーを用いて各媒体に画像を形成する画像形成部を制御させるにあたり、互いに反射率の異なる複数の媒体について、各媒体への画像の形成においてメタリックトナーがその媒体に応じたトナー重量となるように前記画像形成部を制御する制御機能を実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項1に係る発明によれば、互いに反射率の異なる複数の媒体について、メタリックトナーを各媒体に応じたトナー重量としない場合に比べて、各媒体に形成される画像の金属光沢感と色再現性の少なくとも一方が改善する。
請求項2に係る発明によれば、メタリックトナーのトナー重量を高くしない場合に比べて、反射率の低い媒体に形成される画像の金属光沢感と色再現性の少なくとも一方が改善する。
請求項3に係る発明によれば、反射率の低い媒体において基準となる媒体と同程度の色再現性が得られる。
請求項4に係る発明によれば、反射率の低い媒体ほど色再現性が低下する傾向が抑制される。
請求項5に係る発明によれば、評価媒体と実質的に同じ反射率の媒体において所望の色再現性が得られる。
請求項6に係る発明によれば、互いに反射率の異なる複数の媒体について、メタリックトナーを各媒体に応じたトナー重量とする制御機能をコンピュータに実現させることができる。
本発明の実施において好適な画像形成装置の全体構成を示す図である。 画像形成部とプロセスコントロール部の詳細構成を示す図である。 記録用紙上における入射光の挙動を説明するための図である。 トナー重量と色再現性との関係を示す図である。 トナー重量の増加による効果を説明するための図である。 テスト画像を利用した最適化の具体例を説明するための図である。
図1は、本発明の実施において好適な画像形成装置100の全体構成を示す図である。画像形成装置100は、テスト画像信号発生回路11と、選択器12と、画像読取部20と、画像入力部30と、UI(ユーザインタフェース)部40と、画像形成部50と、プロセスコントロール部60とを備える。
テスト画像信号発生回路11は、例えば予め決められたテスト画像を表すテスト画像信号を発生させるためのデータを記憶しており、発生したテスト画像信号を選択器12に供給する。このテスト画像については後に詳述する(図6参照)。選択器12は、テスト画像信号発生回路11から取得したテスト画像信号、または、画像入力部 30から取得した画像信号のいずれか一方を選択して画像形成部50に出力する。選択器12は、画像形成部50によって形成されるトナー像の基となる画像信号を出力することになる。
画像読取部20は、所謂スキャナであり、図示省略した光源、結像レンズおよびラインセンサ等を有する。光源は、原稿等の被撮像物に光を照射する。結像レンズは、 被撮像物からの反射光をラインセンサの位置に結像する。ラインセンサは、結像された光を受光し、その光に応じた画像信号を生成して出力する。このラインセンサは、例えばR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色にて撮像可能な撮像素子を備え、これら3色の画像信号を生成する。そして、画像読取部20は、上記画像信号に対してA/D変換処理を施し、これを読取信号としてプロセスコントロール部60に出力する。
画像入力部30は、例えばLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して図示省略したコンピュータ等の外部装置から画像を形成するために与えられた画像信号を受信することにより、画像形成装置100に画像信号を入力する。この画像信号は、画像形成部50が形成するトナーの色に対応しており、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の色成分に分けられた各画素の階調値を含んでいる。さらに、画像信号には、メタリックトナーである銀トナー(Silverトナー)に対応したシルバー(Si)の成分も含まれている。
メタリックトナーは、紙等の媒体に印刷されたトナー像にメタリック感を付加するためのトナーであり、図1の画像形成装置100において利用されるメタリックトナーとしては、例えば、アルミニウムの粉末を用いた銀トナー(Silverトナー)や、黄銅の粉末を用いた金トナー(Goldトナー)などが好適である。もちろん、他の金属粉末等を用いたメタリックトナーが利用されてもよい。また、メタリックトナーには、色味を付けるために、金属粉末に加えて、カラー顔料がトナー中に混合されていてもよい。
UI部40は、ユーザによる操作入力を受け付けるとともに、ユーザに対する表示を含む報知が可能なタッチパネル等のユーザインタフェースである。図1の画像形成装置100は、白色の記録用紙(白紙)の他に、黒色の記録用紙(黒紙)等の有色の記録用紙に画像を形成することができる。ユーザがUI部40を操作することにより、画像を形成する記録用紙(記録媒体)の種別を指示すると、UI部40はこの記録用紙の種別(例えば色)を表す用紙種別信号をプロセスコントロール部60に出力する。
画像形成部50は、選択器12から得られた画像信号に応じた画像を記録用紙に形成するものであり、給紙トレイ51と、画像形成エンジン52と、中間転写ベルト55と、2次転写器56と、定着器57とを備える。給紙トレイ51は、給紙トレイ51a,51b,51cからなり、それぞれにA4などの所定サイズにカットされた複数枚の記録用紙を収容し、収容された用紙は給紙トレイ51から一枚ずつピッキングされ、2次転写器56と定着器57を経由して排紙口へと繋がる用紙搬送路600上を順次搬送されるようになっている。例えば、給紙トレイ51aには「白紙」が収容され、給紙トレイ51bには「黒紙」が収容され、給紙トレイ51cには他の色の記録用紙が収容される。画像形成エンジン52は、C、M、Y、Kの各色と、メタリックトナーSiの画像信号に応じたトナー像を中間転写ベルト55へ形成する。
図2は、画像形成部50とプロセスコントロール部60の詳細構成を示す図である。プロセスコントロール部60は、画像形成部50の駆動状態をコントロール(プロセスコントロール)するために、その駆動状態を決定付ける各種物理量(以下「制御パラメータ」という)として好適な値を決定する。なお、画像形成エンジン52(図1)が有するC,M,Y,K,Siの各トナー像を形成するための機構は、互いに基本的な構成が同じであるため、図2には、そのうちの1つの機構のみを図示して説明する。
画像形成エンジン52は、周回する感光体ドラム501を取り囲むように設けられた、帯電器502、電位センサ503、露光器504、現像器505、1次転写器506、トナー濃度センサ508、クリーナ509、レーザードライバ510、帯電器電源511、現像バイアス電源512、温度センサ513及び環境センサ514を備える。
感光体ドラム501は、例えば導体基板上に電荷受容体としてOPC(Organic Photo Conductor:有機光導電体)からなる電荷発生層や電荷輸送層を含む2層ないし3層の光導電層が積層されることによって形成された像保持体である。感光体ドラム501は、図示省略した駆動機構によってその中心軸を中心として図の矢印Aの方向(時計周り方向)へ回転させられる。帯電器502は、感光体ドラム501の表面を一様に帯電させる一次帯電用のスコロトロンであり、感光体ドラム501の表面を所定の帯電電位に帯電させる。電位センサ503は、矢印A方向に対して帯電器502の帯電位置よりも下流側、且つ、現像器505の現像位置よりも上流側の感光体ドラム501の表面電位を検知するセンサであり、検知した表面電位を示す表面電位信号をプロセスコントロール部60へ出力する。
露光器504は、ポリゴンミラーに向けてレーザー光を照射し、その反射光を感光体ドラム501の表面に照射することにより、光導電性により感光体ドラム501の表面電位を所定の電位まで低下させて静電潜像を形成する。現像器505は、現像剤に含まれているトナー(色材)を用いて静電潜像を現像する。このとき、現像器505は、プロセスコントロール部60による制御に応じた量のトナーを供給する。なお、露光光の走査方向は感光体ドラムの軸方向と等しく、 この方向を画像形成部50の「主走査方向」という。そして、この主走査方向と直交する方向を画像形成部50の「副走査方向」という。
1次転写器506は、感光体ドラム501の表面に形成されたトナー像が、その感光体ドラム501の回転に伴って、自身と感光体ドラム501とが中間転写ベルト55を挟む位置(転写位置)に到達すると、そのトナー像を中間転写ベルト55に転写する。具体的には、1次転写器506にはプロセスコントロール部60が求めた制御パラメータに応じた大きさの1次転写電流が供給され、それに応じた電位(転写電位)に帯電された主動ロールと、感光体ドラム501との電位差によって静電力が発生し、その静電力の作用でトナー像が転写される。
トナー濃度センサ508は、トナー像が形成された感光体ドラム501の表面に検出光を照射し、その反射光の光量に応じてトナー像の濃度を検出して、検出したトナー像の濃度を表す信号を出力する。クリーナ509は、感光体ドラム501の表面の残留トナーや紙粉を除去する。
レーザードライバ510は、プロセスコントロール部60が求めた制御パラメー タに応じて、露光器504が照射する光の強度(露光量)を制御し、感光体ドラム501の表面に静電潜像を形成する。帯電器電源511は、帯電器502に感光体ドラム501を帯電させるための電力を供給する。現像バイアス電源512は、現像器505の現像ロールに現像バイアスを印加させるための電力を供給する。これらの帯電器502及び現像器505に供給される電力の量は、プロセスコントロール部60が求めた制御パラメータに応じた量である。
温度センサ513は、定着器57の周囲に設置され、検出した温度を表す信号を、プロセスコントロール部60に出力する。環境センサ514は、画像形成装置1内の温湿度を検出してその検出値を示す温湿度信号をプロセスコントロール部60へ出力する。
図1に戻り、2次転写器56は、画像形成エンジン52により各色とメタリックのトナー像が重畳形成された中間転写ベルト55のベルト面と、給紙トレイ51から用紙搬送路600経由で搬送されてくる用紙とが、自身の転写位置に到達すると、主動ロールの作用によってトナー像を中間転写ベルト55から記録用紙へと転写する。
定着器57は、記録用紙に転写されたトナー像を定着する。具体的には、定着器57は内部に加熱源を持つ加熱ロールと加圧ロールの周面同士で用紙搬送路600を挟み込むことによって接触領域を形成している。2次転写器56によるトナー像の転写を経た記録用紙がこの転写位置へ移動させられると、定着器57は、加熱ロールによる加熱作用と加圧ロールによる加圧作用とによってトナー像を記録用紙に定着する。以上が、画像形成部50の構成である。
再び図2に戻り、プロセスコントロール部60の構成について説明する。プロセスコントロール部60は、ドットカウンタ601、パッチ信号生成部602、信号セレクタ603、電位制御コントローラ604、電位パラメータ決定部605、現像制御コントローラ606、転写制御コントローラ607および定着制御コントローラ608を備える。
ドットカウンタ601は、画像入力部30から取得した画像信号に基づいて、露光器504が感光体ドラム501の表面に静電潜像を形成するときのドット数を計数する。ドットカウンタ601は、計数したドット数を現像制御コントローラ606に出力する一方、取得した画像信号をそのまま信号セレクタ603へ出力する。
パッチ信号生成部602は、所定の画像信号(以下「パッチ画像信号」という)を生成し、信号セレクタ603に出力する。パッチ画像信号は、例えば、各々の濃度が最高濃度から最低濃度へと段階的に遷移する複数の矩形画像を副走査方向に並べたラスタデータの画像信号である。この矩形画像の主走査方向の幅は、トナー濃度センサ508の濃度検出点の周辺の狭小な範囲に収まる。
信号セレクタ603は、ドットカウンタ601から取得した画像信号、またはパッチ信号生成部602から取得したパッチ画像信号のいずれかを選択して画像形成部50のレーザードライバ510へ出力する。具体的には、信号セレクタ603は、後述する画像選択信号を取得した場合には、パッチ画像信号を選択して出力するし、それ以外の場合は、ドットカウンタ601から取得した画像信号を選択して出力する。
電位制御コントローラ604は、レーザードライバ510、帯電器電源511及び現像バイアス電源512の各部の駆動を制御する。具体的には、電位制御コントローラ604は、信号セレクタ603から画像形成部50へ画像信号が供給されてトナー像の形成が行われるたびに、UI部40からの用紙種別信号と、電位センサ503からの表面電位信号と、環境センサ514からの温湿度信号とをそれぞれ取得する。そして、電位制御コントローラ604は、取得した各信号に基づいて、露光器504のレーザーダイオードの露光量、帯電器502の帯電電位、及び現像器505の現像バイアスの電位の実値と理想値との偏差を割り出す。そして、電位制御コントローラ604は、その偏差を埋め合わせるような制御パラメータに基づいてレーザードライバ510、帯電器電源511、現像バイアス電源512を駆動させるべく、それぞれに露光量制御信号、帯電電位制御信号、現像バイアス制御信号を出力する。
このとき、電位制御コントローラ604は、用紙種別信号に応じて特定される記録用紙の種別(反射率の程度)に応じて、メタリックトナーの単位面積当たりの色材の量(以下単に「トナー重量」という)を制御するための制御パラメータで各部を駆動させる。
現像時に現像器505から感光体ドラム501表面に移るトナーのトナー重量は、感光体ドラム501の表面電位と現像器505の現像バイアスとの電位差によって決まり、この電位差が小さいほど静電力が小さくなり、トナー重量は小さくなる。例えば、現像バイアスおよび帯電電位を一定にしたまま、露光量を小さくすると、露光された領域つまり静電潜像の領域の電位は大きくなるため、静電潜像と現像バイアスとの電位差が小さくなりトナー重量も小さくなる。また、帯電電位と露光量を一定にしたまま、現像バイアスを小さくした場合にも、現像バイアスと静電潜像との電位差が小さくなり、トナー重量は小さくなる。また、露光量および現像バイアスを一定にしたまま帯電電位を大きくすると、これに応じて静電潜像の電位も高くなるため、静電潜像と現像バイアスとの電位差は小さくなり、トナー重量は小さくなる。
このように、露光量、帯電電位および現像バイアスに応じて、感光体ドラム501上の現像像のトナー重量が変化する。電位制御コントローラ604は、目標とするトナー重量でトナー像を形成するよう、画像データに含まれる階調値と用紙種別信号とに応じた各制御パラメータに基づいて各部を駆動させることになる。これらの制御パラメータは、記録用紙の種別を表す識別情報に対応付けて電位制御コントローラ604の図示せぬメモリに予め記憶されている。
また、電位制御コントローラ604は、上述の露光量、帯電電位、現像バイアスの電位の実値と理想値との偏差が閾値以上になったタイミングで、信号セレクタ603へ画像選択信号を出力する。この偏差が大きくなる場合とは、レーザードライバ510、帯電器電源511および現像バイアス電源512の各部の駆動状態が理想とする場合と異なる場合ということになる。
電位パラメータ決定部605は、画像形成部50によって記録用紙に形成されたパッチ画像が画像読取部20によって読み取られた場合に、その読取結果を表す読取信号を取得し、それに基づいて決定した制御パラメータを、用紙種別信号に対応付けて電位制御コントローラ604に出力する。電位パラメータ決定部605の機能及び動作について詳しくは後述する。
現像制御コントローラ606は、パッチ画像信号に応じたトナー像が形成されると、トナー濃度センサ508が検出するそのトナー像の濃度を現像器505のトナー供給量にフィードバックさせるような機能を有する。具体的には、現像制御コントローラ606は、ドットカウンタ601から供給されるドットカウント値を計数し、その累算値が予めに設定された閾値を超えると、信号セレクタ603へ画像選択信号を出力する。この閾値は、現像器505のトナー供給量のキャリブレーションが必要となる出力枚数(例えば30枚)に応じて決められたドット数に基づいて設定される。すなわち、画像選択信号は、所定回数以上の画像形成処理が行われ、最適なトナー供給量を再設定することが好ましいと考えられるタイミングで出力される。
画像選択信号を取得した信号セレクタ603が、パッチ画像信号を画像形成部50に出力すると、画像形成部50によってそのパッチ画像信号に応じた各濃度の矩形画像のトナー像が感光体ドラム501に順次形成される。そして、形成されたトナー像の濃度は、トナー濃度センサ508により読み取られ、トナー濃度信号として現像制御コントローラ606へ供給される。現像制御コントローラ606は、トナー濃度センサ508から順次供給されるトナー濃度信号を基に濃度検出点の濃度の実値と自らのメモリに記憶されている濃度の理想値の偏差を割り出し、その偏差が予め設定された許容範囲に収まるか否か判断する。そして、許容範囲を超えたと判断すると、以降、画像入力部30によって入力される画像信号に応じたトナー像を形成するに際しては、現像制御コントローラ606は、その偏差を埋め合わせるようなトナー供給制御信号を現像器505に出力し、トナーカートリッジから現像器505に供給されるトナー量を増減させる。例えば、濃度検出点の濃度の実値が許容範囲の下限を下回っていればトナー供給量を多くすることを指示するトナー供給制御信号を供給し、許容範囲を上回っていればトナー供給量を少なくすることを指示するトナー供給制御信号を出力する。
転写制御コントローラ607は、用紙種別信号に応じた1次転写電流制御信号を1次転写器506に供給し、1次転写器506に流れる1次転写電流を制御する。ここで転写制御コントローラ607が制御する1次転写電流の大きさは、記録用紙の種別を表す識別情報に対応付けて予め設定されている。これによって、感光体ドラム501から中間転写ベルト55に転写されるトナーのトナー重量を制御することができる。具体的には、感光体ドラム501の表面電位と1次転写器506の転写電位とは逆極性であり、1次転写電流値が小さくなるほどこれらの間に生じる静電力は小さくなるから、転写されるトナー重量は減じられる(転写率が小さくなる)。一方で、1次転写電流を大きくするほど、これらの電位差が大きくなり、中間転写ベルト55に転写されるトナーのトナー重量は大きくなる(転写率が大きくなる)。
定着制御コントローラ608は、用紙種類信号および温度センサ513から取得する定着ロール温度に基づいて、定着温度や定着速度、定着圧力を制御する定着制御信号を定着器57に出力する。この定着制御信号に対応する制御パラメータは、例えば、厚さが大きい記録用紙には定着温度を大きくしたり、定着速度を小さくしたり、定着圧力を大きくするよう予め設定されている。また、定着制御コントローラ608は、トナー重量に応じて定着条件の制御パラメータを制御してもよい。
以上のようにして、プロセスコントロール部60は、用紙種別や用紙の性質に応じた制御パラメータを画像形成部50に出力して、記録用紙に形成させるトナー像のトナー重量を制御する。
画像形成装置100の全体構成は以上のとおりである。次に、画像形成装置100により実現される処理と機能について詳述する。なお、図1と図2に示した構成(部分)については、以下の説明において図1と図2の符号を利用する。
図1の画像形成装置100において、プロセスコントロール部60は、互いに反射率の異なる複数の媒体(記録用紙)について、各媒体への画像の形成においてメタリックトナーがその媒体に応じたトナー重量となるように、画像形成部50を制御する。例えば、プロセスコントロール部60は、反射率の基準となる媒体に比べて、反射率の低い媒体におけるメタリックトナーのトナー重量が高くなるように、画像形成部50を制御する。
図3は、記録用紙上における入射光の挙動を説明するための図である。図3(A)〜(C)には、記録用紙(白紙または色紙)とその用紙上に転写定着されたトナーバインダーの断面構造が示されている。
図3(A)は、白紙に転写定着されたトナーの状態を示しており、図3(B)は、色紙に転写定着されたトナーの状態を示している。図3(A)と図3(B)では、CMYKのカラートナーのトナー総量が互いに同じであり、メタリックトナーのトナー量も互いに同じである。
図3(B)に示す色紙の場合には、図3(A)の白紙の場合に比べて、十分な色再現性が得られない場合がある。その理由としては、反射率の高い白紙では、メタリックトナーのトナー量が少なくても、入射光が用紙で拡散反射(用紙面拡散光)することにより、十分な色再現性を得ることができるのに対し、反射率の低い色紙では、メタリックトナーのトナー量が少ないと、入射光が用紙で吸収されてしまうためであると考えられる。
そこで、プロセスコントロール部60は、反射率の基準となる白紙に比べて、反射率の低い色紙におけるメタリックトナーのトナー重量が高くなるように、画像形成部50を制御する。
図3(C)は、色紙におけるメタリックトナーのトナー重量を高くした場合のトナー状態を示している。図3(B)と比較して、図3(C)においては、メタリックトナーのトナー重量が高く(多く)されており、メタリックトナーの金属顔料(例えばアルミニウムの粉末)が多い。そのため、図3(B)と比較して、金属顔料による反射光が増え、色紙に吸収される入射光が減り、金属光沢感と色再現性が向上する。
このように、プロセスコントロール部60は、反射率の基準となる媒体(例えば白紙)に比べて、反射率の低い媒体(例えば色紙)におけるメタリックトナーのトナー重量が高くなるように、画像形成部50を制御する。具体的には、例えば、反射率の基準となる媒体に形成された画像に基づいて目標となる色再現性が設定され、プロセスコントロール部60は、基準となる媒体よりも反射率の低い媒体にメタリックトナーを用いて形成される画像において目標となる色再現性が実現されるように、メタリックトナーのトナー重量を制御する。
図4は、トナー重量と色再現性との関係を示す図である。図4において、横軸はメタリックトナーのトナー重量を示しており、縦軸は画像の色再現性(明度)の測定結果を示している。画像の色再現性は、例えば画像の明度や濃度によって評価することができ、図4においては、明度によって色再現性を評価している。
図4には、反射率の基準となる白紙(実線)と、反射率が特に低い黒紙(破線)についての線グラフが図示されている。図4に示す白紙と黒紙の各グラフは、銀トナーのみ(CMYKを含まない)で面積率100パーセントの画像(いわゆるベタ画像)を形成した場合における、銀トナーのトナー重量と明度の測定値との対応関係を示している。
白紙において、メタリックトナー(銀トナー)のトナー重量が3〜5g/m程度までの範囲においては、トナー重量が高くなる(増加する)に従って明度が増加する、つまり色再現性が向上する。その一方で、白紙においてメタリックトナーのトナー重量が高くなると、メタリックトナーに含まれる金属顔料の配向性が悪化する傾向にあり、十分な金属光沢感が得られない場合がある。つまり、単純に色再現性のみを向上させても、十分な金属光沢感を得ることができない場合がある。
そこで、本実施形態においては、色再現性(明度)と金属光沢感の両方を踏まえて、白紙におけるメタリックトナーのトナー重量を決定する。例えば、白紙において、メタリックトナーのトナー重量を変化させつつ画像を形成してその画像の金属光沢感を測定し、所望の金属光沢感、例えば金属光沢感が最大となるトナー重量を決定する。これにより、図4に示すように、白紙におけるメタリックトナーのトナー重量が例えば4g/mに決定される。そして、決定されたトナー重量により白紙において実現される色再現性が、他の色紙における色再現性の目標とされる。例えば、白紙におけるトナー重量4g/mの場合の明度が目標明度とされる。図4に示す例においては、目標明度が例えば68(L*)程度に設定される。
そして、白紙よりも反射率の低い黒紙において、目標明度が実現されるメタリックトナーのトナー重量が決定される。図4に示すように、メタリックトナーのトナー重量が3〜5g/m程度までの範囲においては、白紙よりも黒紙の明度が低い。そのため、例えば白紙において決定されたトナー重量(例えば4g/m)で黒紙に画像を形成すると、黒紙における明度は50(L*)程度となり、目標明度が実現できない。そこで、黒紙においては、白紙の場合よりもトナー重量を増加させ、メタリックトナーのトナー重量を例えば5g/mに決定する。これにより、黒紙においても、68(L*)程度の目標明度が実現される。
図5は、トナー重量の増加による効果を説明するための図である。図5(A)は、色再現性(明度)のグラフであり、図5(B)は、金属光沢感のグラフである。
白紙において、色再現性(明度)と金属光沢感の両方を踏まえて、メタリックトナーのトナー重量が決定されることは既に説明したとおりである(図4参照)。これにより、白紙におけるメタリックトナーのトナー重量が例えば4g/mとされる。このトナー重量で白紙に画像を形成すると、図5(A)に示すように、白紙における明度は68(L*)程度となり、また、図5(B)に示すように、白紙において極めて良好な金属光沢感が得られる。
一方、白紙において決定されたトナー重量(例えば4g/m)と同じトナー重量で黒紙に画像を形成すると、図5(A)に示すように、黒紙(トナー重量同)における明度は51(L*)程度となり、白紙よりも小さくなる。また、図5(B)に示すように、黒紙(トナー重量同)における金属光沢感も白紙より悪くなる。
そこで、黒紙におけるメタリックトナーのトナー重量を増加(例えば5g/m)させて画像を形成すると、図5(A)に示すように、黒紙(トナー重量増)における明度は白紙と同じ68(L*)程度まで改善される。さらに、図5(B)に示すように、トナー重量を増加させていない黒紙(トナー重量同)との比較において、トナー重量を増加させた黒紙(トナー重量増)の金属光沢感も改善される。
このように、黒紙において目標となる色再現性が実現されるようにメタリックトナーのトナー重量を増加させることにより、色再現性と共に金属光沢感も改善される。
なお、黒紙以外の色紙、つまり黒紙とは反射率の異なる色紙においても、例えば図4を利用して説明した手法により、白紙において決定された目標明度(例えば68(L*))を実現できるように、メタリックトナーのトナー重量を増加させればよい。また、一般に黒紙以外の色紙の反射率は、白紙の反射率よりも低く黒紙の反射率よりも高い。そこで、黒紙以外の色紙におけるメタリックトナーを、白紙のトナー重量(例えば4g/m)よりも高く、黒紙のトナー重量(例えば5g/m)よりも低い重量、例えば白紙と黒紙の中間値(4.5g/m)に設定してもよい。
また、ユーザが各媒体(記録用紙)の色を指定し、その媒体への画像の形成において、メタリックトナーが、ユーザによって指定された色(例えば「白紙」「黒紙」「色紙」のいずれか)に応じたトナー重量とされてもよい。もちろん、ユーザが各媒体(各記録用紙)に応じたメタリックトナーのトナー重量を設定できるようにしてもよい。
また、画像読取部20で各媒体(記録用紙)の反射率を測定し、測定された反射率の程度(大きさ)に応じて、反射率の低い媒体ほどメタリックトナーのトナー重量が高くなるように設定されてもよい。なお、例えば、給紙トレイ51に反射率センサまたは測色センサを設けて、給紙トレイ51に収められた記録用紙の反射率または色を測定し、その測定結果に応じて、その記録用紙に対応したメタリックトナーのトナー重量が決定されてもよい。反射率または色を測定するために、定着後の用紙を測定するインラインセンサが利用されてもよい。つまり、画像を形成せずに定着工程まで記録用紙を送り、インラインセンサによりその記録用紙の反射率または色を測定してもよい。
さらに、以下に詳述するように、テスト画像を利用して、各媒体(各記録用紙)ごとにその媒体におけるメタリックトナーのトナー重量が最適化されてもよい。
図6は、テスト画像を利用した最適化の具体例を説明するための図である。テスト画像は、メタリックトナーのトナー重量を互いに異ならせて形成される複数の部分画像T1〜T7を備えている。
設定値は、複数の部分画像T1〜T7の形成において利用されるパラメータである。複数の部分画像T1〜T7は、メタリックトナーのみ(CMYKを含まない)の面積率100パーセントの画像(いわゆるベタ画像)であり、各部分画像T1〜T7ごとに、露光量の値に応じてメタリックトナーのトナー重量が調整される。つまり、部分画像T1における露光量が100パーセントと最大であり、部分画像T1におけるトナー重量が最高となる。そして、部分画像T2,T3,T4,・・・の順に露光量が段階的に小さくされ、トナー重量も段階的に低くなる。そして、部分画像T7における露光量が70パーセントと最小であり、部分画像T7におけるトナー重量が最低となる。
例えば反射率等が不明な記録用紙がある場合に、ユーザがUI部40を用いて、その記録用紙に対する制御パラメータの設定を指示すると、選択器12はテスト画像信号発生回路11からテスト画像信号を取得して画像形成部50に供給する。画像形成部50は、ユーザから提供される又は給紙トレイ51に収容された評価対象となる記録用紙に、取得したテスト画像信号に応じた画像を形成させることになる。ここでは、図6において破線で囲まれたテスト画像内の部分画像T1〜T7が、副走査方向に沿って記録用紙上に順次形成される。また、これらの部分画像T1〜T7の形成において、画像形成部50は、各部分画像T1〜T7ごとに露光量を段階的に変化させて静電潜像を形成する。
なお、パッチ信号生成部602が、パッチ画像信号として、図6に示すテスト画像のテスト画像信号を生成してもよい。
続いて、ユーザは、部分画像T1〜T7が形成された記録用紙を画像読取部20にセットし、UI部40を介して読み取りを指示する。これに応じて、画像読取部20は記録用紙上の画像(部分画像T1〜T7)を読み取って、読取結果を表す画像信号(読取信号)を生成する。例えば、読取結果として、図6に示すように、各部分画像T1〜T7ごとの明度が得られ、表示機能を備えたUI部40等に表示される。そして、ユーザは、UI部40等に表示された読取結果から所望の明度を選択する。これにより、その所望の明度に応じた露光量が決定され、評価対象である記録用紙またはその記録用紙と同種(反射率が同程度)の記録用紙に対する画像の形成において、プロセスコントロール部60が、その露光量となるように、画像形成部50を制御する。
なお、例えば所望の明度を予め決めておき、画像読取部20による記録用紙上の画像(部分画像T1〜T7)の読取結果から、プロセスコントロール部60が、所望の明度に応じた露光量を決定してもよい。
以上に説明した最適化の具体例によれば、例えば反射率が不明な記録用紙について、その記録用紙に応じたメタリックトナーのトナー重量を最適化することができる。なお、上記具体例では、露光量によりメタリックトナーのトナー重量を制御しているが、露光量、帯電電位、現像バイアス及び転写電位のうち少なくとも1つを制御すれば、記録用紙に転写されるメタリックトナーのトナー重量を制御することができる。また、例えば1次転写電流のみを変化させても、この電流値に応じた量のトナーが中間転写ベルト55に転写されるため、記録用紙に重ねられるメタリックトナーのトナー重量を変化させることもできる。
さらに、メタリックトナーのトナー重量に応じて、転写や定着が制御されてもよい。例えば、反射率の低い色紙の場合には、白紙よりもメタリックトナーのトナー重量が高くされるため、白紙よりも定着が難しくなる。そこで、反射率の低い色紙の場合に、白紙の場合よりも定着温度や定着圧力を高めたり、定着速度を遅くするようにしてもよい。
本発明の実施において好適な画像処理装置100は以上のとおりである。なお、プロセスコントロール部60の機能の一部または全てがコンピュータにより実現されてもよい。その場合には、上記一部または全ての機能に対応したプログラム(画像処理部50の制御プログラム)が、例えばディスクやメモリなどのコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶され、その記憶媒体を介してコンピュータに提供される。もちろん、インターネット等の通信回線を介して当該プログラムがコンピュータに提供されてもよい。そして、コンピュータが備えるCPUやメモリ等のハードウェア資源と、提供された当該プログラム(ソフトウェア)との協働により、プロセスコントロール部60の一部または全ての機能が実現される。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上述した実施形態は、あらゆる点で単なる例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明は、その本質を逸脱しない範囲で各種の変形形態を包含する。
11 テスト画像信号発生回路、20 画像読取部、30 画像入力部、40 UI部、50 画像形成部、60 プロセスコントロール部。

Claims (6)

  1. メタリックトナーを用いて各媒体に画像を形成する画像形成部と、
    互いに反射率の異なる複数の媒体について、各媒体への画像の形成においてメタリックトナーがその媒体に応じたトナー重量となるように前記画像形成部を制御する制御部と、
    を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、反射率の基準となる媒体に比べて、反射率の低い媒体におけるメタリックトナーのトナー重量が高くなるように、前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    反射率の基準となる媒体に形成された画像に基づいて目標となる色再現性が設定され、
    前記制御部は、基準となる媒体よりも反射率の低い媒体にメタリックトナーを用いて形成される画像において前記目標となる色再現性が実現されるように、当該メタリックトナーのトナー重量を制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、反射率の低い媒体ほどメタリックトナーのトナー重量が高くなるように前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    メタリックトナーのトナー重量を互いに異ならせて形成される複数の部分画像を備えたテスト画像の画像信号を発生する画像信号発生部と、
    各媒体に形成された画像を読み取る画像読取部と、
    をさらに有し、
    前記画像形成部は、前記画像信号に基づいて、評価の対象となる評価媒体にメタリックトナーを用いてテスト画像を形成し、
    前記画像読取部は、評価媒体に形成されたテスト画像を読み取り、
    前記画像読取部における読み取り結果に基づいて、評価媒体に形成されたテスト画像において、トナー重量を互いに異ならせて形成された各部分画像の色再現性が評価され、所望の色再現性に対応したトナー重量が決定され、
    前記制御部は、評価媒体と実質的に同じ反射率の媒体への画像の形成において、メタリックトナーが前記所望の色再現性に対応したトナー重量となるように、前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. コンピュータに、
    メタリックトナーを用いて各媒体に画像を形成する画像形成部を制御させるにあたり、
    互いに反射率の異なる複数の媒体について、各媒体への画像の形成においてメタリックトナーがその媒体に応じたトナー重量となるように前記画像形成部を制御する制御機能、
    を実現させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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