JP2019149658A - 色変換テーブルを調整する方法、プログラム、及び、装置 - Google Patents
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Abstract
Description
調整対象の色を調整するための調整データに対応付けられたカラーパッチを複数含むカラーチャートから1以上のカラーパッチを調整に使用する特定パッチとして受け付ける受付工程と、
前記特定パッチの数が一つである場合に、前記特定パッチに対応付けられた調整データに基づいて前記色変換テーブルを調整する第一調整工程と、
前記特定パッチの数が2以上である場合に、前記特定パッチのそれぞれに対応付けられた調整データを合成し、該合成された調整データに基づいて前記色変換テーブルを調整する第二調整工程と、を含む、態様を有する。
さらに、本発明は、上述したキャリブレーション用色変換テーブル生成方法の各工程に対応するユニット(「部」)を含むキャリブレーション用色変換テーブル生成装置の態様を有する。
まず、図1〜13に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。
また、本願において、数値範囲AR1「Min〜Max」は、最小値Min以上、且つ、最大値Max以下を意味する。
図1,5等に例示するように、本技術の一態様に係る色変換テーブル調整方法は、受付工程ST3、第一調整工程ST5、及び、第二調整工程ST6を含み、入力色空間CS4と出力色空間CS5との座標値の対応関係を表す色変換テーブル501を調整する処理をコンピューター(例えばホスト装置100)により行う。前記受付工程ST3では、調整対象の色CL0を調整するための調整データDAに対応付けられたカラーパッチPA0を複数含むカラーチャートCH0から1以上のカラーパッチを調整に使用する特定パッチPS0として受け付ける。前記第一調整工程ST5では、前記特定パッチPS0の数Nが一つである場合に、前記特定パッチPS0に対応付けられた調整データD1に基づいて前記色変換テーブル501を調整する。前記第二調整工程ST6では、前記特定パッチPS0の数Nが2以上である場合に、前記特定パッチPS0のそれぞれに対応付けられた調整データ(図1の例では調整データD1〜D4)を合成し、該合成された調整データD0に基づいて前記色変換テーブル501を調整する。
以上より、本態様は、調色用カラーチャートからカラーパッチの選択を受け付ける場合に色変換テーブルの調整を容易にさせる色変換テーブル調整方法を提供することができる。
出力色空間には、CMYK色空間、CMY色空間、RGB色空間、CIE Lab色空間、CIE XYZ色空間、等が含まれる。
合成とは、二つ以上のものを合して一つのものにすることを意味する。調整データを合成することには、調整データを平均すること、調整データを積算すること、等が含まれる。
尚、上述した付言は、以下の態様においても適用される。
図1,5等に例示するように、本色変換テーブル調整方法は、前記カラーチャートCH0に含まれるカラーパッチPA0の位置に対応させて表示装置130に複数の表示パッチPA10を出力させるパッチ表示制御工程ST2をさらに含んでもよい。前記受付工程ST3では、前記表示装置130に出力された複数の表示パッチPA10から1以上の表示パッチを選択する操作を受け付けてもよい。前記受付工程ST3では、選択された1以上の表示パッチの位置に対応するカラーパッチPA0を前記特定パッチPS0として特定してもよい。本態様は、表示装置130に出力された複数の表示パッチPA10から1以上の表示パッチを選択する操作により1以上のカラーパッチが調色用に指定されるので、カラーチャートから1以上のカラーパッチを指定し易くさせる技術を提供することができる。
尚、上記態様2には含まれないが、表示装置に表示パッチを出力させない場合も、本技術に含まれる。例えば、前記受付工程では、カラーチャートに含まれるカラーパッチを特定する情報を受け付けて該情報に対応するカラーパッチを特定パッチとして特定してもよい。
図12に例示するように、前記受付工程ST3では、前記表示装置130に出力された複数の表示パッチPA10から範囲AR1を指定する操作を受け付けてもよい。前記受付工程ST3では、指定された範囲AR1にある1以上の表示パッチの位置に対応するカラーパッチPA0を前記特定パッチPS0として特定してもよい。本態様は、表示装置130に出力された複数の表示パッチPA10から範囲AR1を指定する操作により1以上のカラーパッチが調色用に指定されるので、カラーチャートから1以上のカラーパッチをさらに指定し易くさせる技術を提供することができる。
図1,5等に例示するように、本色変換テーブル調整方法は、前記カラーチャートCH0を出力デバイス(例えばプリンター200)に形成させるチャート形成制御工程ST1をさらに含んでもよい。この態様は、必要に応じて新しいカラーチャートCH0を入手することができるので、色変換テーブルの調整をさらに容易にさせる技術を提供することができる。
図1,5等に例示するように、本色変換テーブル調整方法は、調整データ表示制御工程ST4をさらに含んでもよい。前記調整データ表示制御工程ST4では、前記特定パッチPS0の数Nが一つである場合に前記特定パッチPS0に対応付けられた調整データD1を表示装置130に出力させてもよい。また、前記調整データ表示制御工程ST4では、前記特定パッチPS0の数Nが2以上である場合に前記合成された調整データD0を前記表示装置130に出力させてもよい。本態様は、調整目標を表示データとして視認することができるので、色変換テーブルの調整をさらに容易にさせる技術を提供することができる。
図8,9に例示するように、前記受付工程ST3では、前記カラーパッチPA0に対応付けられた識別情報IDを入力する操作を受け付けてもよい。前記受付工程ST3では、入力された識別情報IDに対応付けられたカラーパッチPA0を前記特定パッチPS0として特定してもよい。前記調整データ表示制御工程ST4では、前記特定パッチPS0に対応付けられた調整データD1を前記表示装置130に出力させてもよい。本態様は、カラーパッチPA0に対応付けられた識別情報IDを入力するだけで調整目標を表示データとして視認することができるので、色変換テーブルの調整をさらに容易にさせる技術を提供することができる。
図5に例示するように、前記出力色空間CS5は、出力デバイス(例えばプリンター200)に依存する色空間(例えば第二機器従属色空間CS2)でもよい。前記調整データは、機器独立色空間(例えばプロファイル接続空間CS3)の座標値(例えばcmyk値)で表されてもよい。前記調整データ表示制御工程ST4では、前記機器独立色空間(CS3)の座標値(例えばLab値)と前記出力色空間CS5の座標値(cmyk値)との対応関係を表すプロファイル(例えば出力プロファイル620)を参照して前記調整データを前記出力色空間CS5の座標値(cmyk値)に変換してもよい。前記調整データ表示制御工程ST4では、得られた座標値(cmyk値)を前記表示装置130に出力させてもよい。本態様は、調整データが機器独立色空間(CS3)の座標値(Lab値)で表されていても出力デバイス(200)に依存する出力色空間CS5の座標値(cmyk値)を調整目標として視認することができるので、色変換テーブルの調整をさらに容易にさせる技術を提供することができる。
図13に例示するように、前記受付工程ST3では、前記特定パッチPS0の数Nが2以上である場合、前記調整データに乗ずる重みW0を入力する操作を受け付けてもよい。前記第二調整工程ST6では、前記特定パッチPS0のそれぞれに対応付けられた調整データに前記重みW0を乗じて前記調整データを合成してもよい。本態様は、カラーパッチPA0間の色を細かく指定することができるので、色変換テーブルの調整をさらに容易にさせる技術を提供することができる。
ところで、本技術の一態様に係る色変換テーブル調整プログラムPR0は、受付工程ST3に対応する受付機能FU3、第一調整工程ST5に対応する第一調整機能FU5、及び、第二調整工程ST6に対応する第二調整機能FU6をコンピューター(例えばホスト装置100)に実現させる。本態様は、調色用カラーチャートからカラーパッチの選択を受け付ける場合に色変換テーブルの調整を容易にさせる色変換テーブル調整プログラムを提供することができる。本色変換テーブル調整プログラムPR0は、パッチ表示制御工程ST2に対応するパッチ表示制御機能FU2、チャート形成制御工程ST1に対応するチャート形成制御機能FU1、及び、調整データ表示制御工程ST4に対応する調整データ表示制御機能FU4をコンピューター(例えばホスト装置100)に実現させてもよい。
また、本技術の一態様に係る色変換テーブル調整装置(例えばホスト装置100)は、受付工程ST3に対応する受付部U3、第一調整工程ST5に対応する第一調整部U5、及び、第二調整工程ST6に対応する第二調整部U6を含む。本態様は、調色用カラーチャートからカラーパッチの選択を受け付ける場合に色変換テーブルの調整を容易にさせる色変換テーブル調整装置を提供することができる。本色変換テーブル調整装置(例えばホスト装置100)は、パッチ表示制御工程ST2に対応するパッチ表示制御部U2、チャート形成制御工程ST1に対応するチャート形成制御部U1、及び、調整データ表示制御工程ST4に対応する調整データ表示制御部U4を含んでもよい。
図1は、具体例に係る色変換テーブル調整方法の概要を模式的に例示している。詳しくは後述するが、図2は、色変換テーブル調整を含む色変換テーブル調整システムの構成を模式的に例示している。図3は、カラーマネジメントフローを模式的に例示している。
図1に示す色変換テーブル調整方法は、チャート形成制御工程ST1、パッチ表示制御工程ST2、受付工程ST3、調整データ表示制御工程ST4、第一調整工程ST5、及び、第二調整工程ST6を含んでいる。
尚、入力されるIDは、デバイスカラーを表すcmyk値ではない。特に、cmyk値が小数点以下の数値を有する場合、cmyk値を入力する操作は労力がかかる。従って、IDを入力する操作は、cmyk値を入力する操作よりも容易である。
図2に示す色変換テーブル調整システムSY1は、ホスト装置100、表示装置130、及び、インクジェットプリンター200を含んでいる。ホスト装置100は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、記憶装置114、入力装置115、通信I/F(インターフェイス)118、等が接続されて互いに情報を入出力可能とされている。ホスト装置100は、色変換テーブル調整装置の例である。尚、ROM112とRAM113と記憶装置114はメモリーであり、少なくともROM112とRAM113は半導体メモリーである。表示装置130は、ホスト装置100からの表示データに基づいて該表示データに対応する画面を表示する。表示装置130には、液晶表示パネル等を用いることができる。
ホスト装置100のCPU111は、記憶装置114に記憶されている情報を適宜、RAM113に読み出し、読み出したプログラムを実行することにより各種処理を行う。CPU111は、RAM113に読み出された色変換テーブル調整プログラムPR0を実行することにより、上述した機能FU1〜FU6に対応する処理を行う。色変換テーブル調整プログラムPR0は、コンピューターであるホスト装置100を、チャート形成制御部U1、パッチ表示制御部U2、受付部U3、調整データ表示制御部U4、第一調整部U5、及び、第二調整部U6として機能させる。また、色変換テーブル調整プログラムPR0を実行するホスト装置100は、チャート形成制御工程ST1、パッチ表示制御工程ST2、受付工程ST3、調整データ表示制御工程ST4、第一調整工程ST5、及び、第二調整工程ST6を実施する。上述した機能FU1〜FU6をコンピューターに実現させる色変換テーブル調整プログラムPR0を記憶したコンピューター読み取り可能な媒体は、ホスト装置の内部の記憶装置に限定されず、ホスト装置の外部の記録媒体でもよい。
次に、図3を参照して、本技術を適用可能なカラーマネジメントシステムの例を説明する。
図3に示すカラーマネジメントシステムは、例えば上記ホスト装置100に実現されるRIP(Raster Image Processor)400で印刷原稿データDP0から印刷色cmykp(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)を表す出力データに変換してインクジェットプリンター200に印刷物を形成させる。印刷原稿データDP0は、色合わせのターゲット装置の例であるターゲット印刷機300のCMYKのインク(色材)で目標とする色(目標色Ct)を再現するためのプロセスカラーCMYKinを表す。
図4は、プロファイル610,620,630の関係を模式的に例示している。
図4に示すように、入力プロファイル610は、ターゲット印刷機300の使用インクに合わせたCMYK色空間のCMYK値(Ci,Mi,Yi,Ki)と、Lab色空間のLab値(Li,ai,bi)と、の対応関係を規定したデータである。ここで、CMYK色空間は第一機器従属色空間CS1の例であり、Lab色空間は機器独立色空間であるPCS(プロファイル接続空間)CS3の例である。入力プロファイル610に含まれるA2Bテーブル611の格子点GD1は、通常、CMYK色空間にC軸方向、M軸方向、Y軸方向、及び、K軸方向へ略等間隔となるように並べられる。尚、ここでの変数iは、CMYK色空間に設定された格子点GD1を識別する変数である。A2Bテーブル611において、CMYK色空間は入力色空間CS4の例であり、Lab色空間は出力色空間CS5の例である。
また、格子点(grid point)は入力色空間に配置された仮想の点を意味し、入力色空間における格子点の位置に対応する出力座標値が該格子点に格納されていると想定することにしている。複数の格子点が入力色空間内で均等に配置されるのみならず、複数の格子点が入力色空間内で不均等に配置されることも、本技術に含まれる。
図5は、図2に示すホスト装置100で行われる色変換テーブル調整処理を例示している。尚、ホスト装置100は、マルチタスクにより複数の処理を並列して実行している。ここで、ステップS106は、チャート形成制御工程ST1、チャート形成制御機能FU1、及び、チャート形成制御部U1に対応している。ステップS108は、パッチ表示制御工程ST2、パッチ表示制御機能FU2、及び、パッチ表示制御部U2に対応している。ステップS110は、受付工程ST3、受付機能FU3、及び、受付部U3に対応している。ステップS112は、調整データ表示制御工程ST4、調整データ表示制御機能FU4、及び、調整データ表示制御部U4に対応している。ステップS116,S122は、第一調整工程ST5、第一調整機能FU5、及び、第一調整部U5に対応している。ステップS118,S120,S122は、第二調整工程ST6、第二調整機能FU6、及び、第二調整部U6に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略する。また、図1等、他の図も参照して説明する。
図6には、例として、IDがB13であるカラーパッチを調整対象の色CL0として色を段階的に変えた複数のカラーパッチPA0を含むカラーチャートCH0を得るためのカラーチャートデータDCH0が示されている。調整対象の色CL0がLab値(Lo,ao,bo)で表される場合、カラーチャートデータDCH0は、明度L及び色度a,bを段階的に変えた複数のカラーパッチPA0を含むカラーチャートCH0を得るためのデータでもよい。この場合、明度Lについては、カラーチャートCH2に含まれるB1〜B25のカラーパッチをB13のカラーパッチと同じ明度Lであるとして、カラーチャートCH1に含まれるA1〜A25のカラーパッチをB1〜B25よりもΔL(ΔL>0)高い明度とし、カラーチャートCH3に含まれるC1〜C25のカラーパッチをB1〜B25よりもΔL低い明度としてもよい。各カラーチャートCH1〜CH3においては、横方向においてカラーパッチの色度aを色度差Δa(Δa>0)の間隔とし、縦方向においてカラーパッチの色度bをΔb(Δb>0)の間隔としてもよい。むろん、明度L及び色度a,bを変える向きは、この例に限定されない。ホスト装置100は、まず、各カラーパッチPA0について、IDとLab値(Li,ai,bi)とを対応付けたデータを生成すればよい。尚、ここでの変数iは、カラーパッチPA0を識別する変数である。
むろん、ホスト装置100は、図7に示すカラーチャートCH0と図8に示すカラーチャートCH0とを選択する操作を受け付け、選択された形式のカラーチャートCH0をプリンター200に出力させてもよい。
以上のようにして、ホスト装置100は、カラーチャートCH0に含まれるカラーパッチPA0の位置に対応させて表示装置130に複数の表示パッチPA10を出力させる。
尚、上述したように、小数点を含むデバイスカラー値であるcmyk値を入力する操作は、労力がかかる。従って、IDを入力する操作は、cmyk値を入力する操作よりも容易である。
以上のようにして、ホスト装置100は、カラーパッチPA0に対応付けられた識別情報を入力する操作を受け付け、入力された識別情報に対応付けられたカラーパッチPA0を特定パッチPS0として特定する。
尚、シートが異なる表示パッチPA10の選択を受け付ける場合、ホスト装置100は、シート切替ボタン802への操作を受け付けたうえでパッチ群表示領域801から表示パッチPA10を選択する操作を受け付けるとよい。
ここでも、シートが異なる表示パッチPA10の選択を受け付ける場合、ホスト装置100は、シート切替ボタン802への操作を受け付けたうえでパッチ群表示領域801から表示パッチPA10を選択する操作を受け付けるとよい。
ca=(cA12+cA17)/2
ma=(mA12+mA17)/2
ya=(yA12+yA17)/2
ka=(kA12+kA17)/2
最後に、ホスト装置100は、合成されたcmyk値(ca,ma,ya,ka)を調整データ表示欄812に表示させることになる。
色変換テーブル501が入力プロファイル610のA2Bテーブル611である場合、出力プロファイル620のA2Bテーブルを用いて設定値(c1,m1,y1,k1)をLab値(L1,a1,b1)に変換すれば、A2Bテーブル611を調整することができる。この場合、元のA2Bテーブル611において調整対象の色CL0を表す出力値(Lo,ao,bo)を設定値(L1,a1,b1)に近付けるようにA2Bテーブル611の出力値を修正すればよい。
色変換テーブル501が入力プロファイル610のA2Bテーブル611である場合、出力プロファイル620のA2Bテーブルを用いて設定値(c0,m0,y0,k0)をLab値(L0,a0,b0)に変換すれば、A2Bテーブル611を調整することができる。この場合、元のA2Bテーブル611において調整対象の色CL0を表す出力値(Lo,ao,bo)を設定値(L0,a0,b0)に近付けるようにA2Bテーブル611の出力値を修正すればよい。
従って、本具体例は、調色用カラーチャートからカラーパッチの選択を受け付ける場合に色変換テーブルの調整が容易になる。
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、出力デバイスは、インクジェットプリンターに限定されず、色材としてトナーを使用するレーザープリンターといった電子写真方式のプリンター、3次元プリンター、等でもよい。
画像を形成する色材の種類は、C,M,Y,Kに限定されず、C,M,Y,Kに加えて、Lc、Lm、Yよりも高濃度のDY(ダークイエロー)、Or(オレンジ)、Gr(グリーン)、Kよりも低濃度のLk(ライトブラック)、画質向上用の無着色の色材、等を含んでもよい。
むろん、第二機器従属色空間は、cmyk色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
ターゲットデバイスは、ターゲット印刷機に限定されず、表示装置等でもよい。
むろん、第一機器従属色空間は、CMYK色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
また、第一機器で使用される5色以上のインクの使用量と第二機器で使用されるインクの使用量とを対応付けた変換テーブルといった5次元以上の色変換テーブルにも、本技術を適用可能である。
また、特定パッチPS0の数Nが2以上である場合、調整データを平均する時に重みを乗じてもよい。
ca=W1×cA12+W2×cA17
ma=W1×mA12+W2×mA17
ya=W1×yA12+W2×yA17
ka=W1×kA12+W2×kA17
ただし、重みW1は重み入力欄813に入力された重みであり、重みW2は重み入力欄814に入力された重みであり、W1+W2=1である。最後に、ホスト装置100は、合成されたcmyk値(ca,ma,ya,ka)を調整データ表示欄812に表示させることになる。
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、調色用カラーチャートからカラーパッチの選択を受け付ける場合に色変換テーブルの調整を容易にさせることが可能な技術等を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
Claims (10)
- 入力色空間と出力色空間との座標値の対応関係を表す色変換テーブルを調整する処理をコンピューターにより行う、色変換テーブル調整方法であって、
調整対象の色を調整するための調整データに対応付けられたカラーパッチを複数含むカラーチャートから1以上のカラーパッチを調整に使用する特定パッチとして受け付ける受付工程と、
前記特定パッチの数が一つである場合に、前記特定パッチに対応付けられた調整データに基づいて前記色変換テーブルを調整する第一調整工程と、
前記特定パッチの数が2以上である場合に、前記特定パッチのそれぞれに対応付けられた調整データを合成し、該合成された調整データに基づいて前記色変換テーブルを調整する第二調整工程と、を含む、色変換テーブル調整方法。 - 前記カラーチャートに含まれるカラーパッチの位置に対応させて表示装置に複数の表示パッチを出力させるパッチ表示制御工程をさらに含み、
前記受付工程では、前記表示装置に出力された複数の表示パッチから1以上の表示パッチを選択する操作を受け付け、選択された1以上の表示パッチの位置に対応するカラーパッチを前記特定パッチとして特定する、請求項1に記載の色変換テーブル調整方法。 - 前記受付工程では、前記表示装置に出力された複数の表示パッチから範囲を指定する操作を受け付け、指定された範囲にある1以上の表示パッチの位置に対応するカラーパッチを前記特定パッチとして特定する、請求項2に記載の色変換テーブル調整方法。
- 前記カラーチャートを出力デバイスに形成させるチャート形成制御工程をさらに含む、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の色変換テーブル調整方法。
- 前記特定パッチの数が一つである場合に前記特定パッチに対応付けられた調整データを表示装置に出力させ、前記特定パッチの数が2以上である場合に前記合成された調整データを前記表示装置に出力させる調整データ表示制御工程をさらに含む、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の色変換テーブル調整方法。
- 前記受付工程では、前記カラーパッチに対応付けられた識別情報を入力する操作を受け付け、入力された識別情報に対応付けられたカラーパッチを前記特定パッチとして特定し、
前記調整データ表示制御工程では、前記特定パッチに対応付けられた調整データを前記表示装置に出力させる、請求項5に記載の色変換テーブル調整方法。 - 前記出力色空間は、出力デバイスに依存する色空間であり、
前記調整データは、機器独立色空間の座標値で表され、
前記調整データ表示制御工程では、前記機器独立色空間の座標値と前記出力色空間の座標値との対応関係を表すプロファイルを参照して前記調整データを前記出力色空間の座標値に変換し、得られた座標値を前記表示装置に出力させる、請求項5又は請求項6に記載の色変換テーブル調整方法。 - 前記受付工程では、前記特定パッチの数が2以上である場合、前記調整データに乗ずる重みを入力する操作を受け付け、
前記第二調整工程では、前記特定パッチのそれぞれに対応付けられた調整データに前記重みを乗じて前記調整データを合成する、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の色変換テーブル調整方法。 - 入力色空間と出力色空間との座標値の対応関係を表す色変換テーブルを調整するための色変換テーブル調整プログラムであって、
調整対象の色を調整するための調整データに対応付けられたカラーパッチを複数含むカラーチャートから1以上のカラーパッチを調整に使用する特定パッチとして受け付ける受付機能と、
前記特定パッチの数が一つである場合に、前記特定パッチに対応付けられた調整データに基づいて前記色変換テーブルを調整する第一調整機能と、
前記特定パッチの数が2以上である場合に、前記特定パッチのそれぞれに対応付けられた調整データを合成し、該合成された調整データに基づいて前記色変換テーブルを調整する第二調整機能と、をコンピューターに実現させる、色変換テーブル調整プログラム。 - 入力色空間と出力色空間との座標値の対応関係を表す色変換テーブルを調整する色変換テーブル調整装置であって、
調整対象の色を調整するための調整データに対応付けられたカラーパッチを複数含むカラーチャートから1以上のカラーパッチを調整に使用する特定パッチとして受け付ける受付部と、
前記特定パッチの数が一つである場合に、前記特定パッチに対応付けられた調整データに基づいて前記色変換テーブルを調整する第一調整部と、
前記特定パッチの数が2以上である場合に、前記特定パッチのそれぞれに対応付けられた調整データを合成し、該合成された調整データに基づいて前記色変換テーブルを調整する第二調整部と、を含む、色変換テーブル調整装置。
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