JP7124543B2 - 色変換方法、色変換装置、及び、色変換プログラム - Google Patents

色変換方法、色変換装置、及び、色変換プログラム Download PDF

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Description

本発明は、黒点補正を行う色変換処理に使用されるプロファイルを調整する技術に関する。
デバイスの出力色の特性を表すために、ICCプロファイルが使用されている。ここで、ICCは、International Color Consortiumの略称である。ICCプロファイルは、例えば、オフセット印刷機やインクジェットプリンターやディスプレイといったカラー機器の機器依存カラーと機器非依存カラーとの対応関係を表すデータである。オフセット印刷機やインクジェットプリンターといった印刷デバイスの機器依存カラーは、機器従属色空間(device dependent color space)の座標値で表され、例えば、C、M、Y、及び、Kの使用量を表すCMYK値で表される。ここで、Cはシアンを意味し、Mはマゼンタを意味し、Yはイエローを意味し、Kはブラックを意味する。機器非依存カラーは、例えば、機器独立色空間(device independent color space)であるCIE L***色空間の色彩値やCIE XYZ色空間の色彩値で表される。ここで、CIEは、国際照明委員会の略称である。以下、L*、a*、及び、b*から「*」の記載を省略する。
入力デバイスの出力色を出力デバイスで再現するため、入力デバイスの出力色の特性を表すICCプロファイルである入力プロファイル、及び、出力デバイスの出力色の特性を表すICCプロファイルである出力プロファイルが用いられている。ここで、オフセット印刷機といった入力デバイスに依存する色空間をCMYK色空間と表現し、インクジェットプリンターといった出力デバイスに依存する色空間をcmyk色空間と表現する。「cmyk色空間」と表現するのは、入力デバイスに依存するCMYK色空間と区別するためである。むろん、cはシアンを意味し、mはマゼンタを意味し、yはイエローを意味し、kはブラックを意味する。カラーマネジメントシステムは、入力プロファイルを参照してCMYK色空間のCMYK値をPCSのLab値に変換し、出力プロファイルを参照して前述のLab値をcmyk色空間のcmyk値に変換する。ここで、PCSは、プロファイル接続空間(Profile Connection Space)の略称である。
入力デバイスの色域の黒点と出力デバイスの色域の黒点は通常異なるため、色変換時に黒点補正が行われることがある。例えば、出力デバイスの色域の黒点が入力デバイスの色域の外にある場合、黒点補正が行われなければ、出力デバイスの色域の黒点は表現されない。この場合、入力デバイスの色域の黒点を暗くする黒点補正を色変換時に行うことにより、出力画像の暗部の表現力が向上する。また、入力デバイスの色域の黒点が出力デバイスの色域の外にある場合、黒点補正が行われなければ、出力画像の暗部の階調が潰れてしまう。この場合、入力デバイスの色域の暗部を明るくする黒点補正を色変換時に行うことにより、暗部の階調の潰れが解消される。
尚、特許文献1には、ディスプレイ色域の黒点とプリンター色域の黒点との大小関係に基づいた黒点補正を色変換時に行うことが示されている。
特開2009-219061号公報
プロファイルに格納されている色変換テーブルの調整をユーザーから受け付けると、色変換テーブルの黒点が変化することがある。この場合、色を正確に再現する度合いを意味する色再現精度の向上を目的としてユーザーが色変換テーブルを調整したにも関わらず、カラーマネジメントシステムによる印刷制御処理において黒点補正が行われることにより、意図した調整効果が得られないことがある。
尚、上述のような問題は、インクジェットプリンターを対象としたプロファイルの調整に限らず、種々のカラー機器を対象としたプロファイルの調整にも存在する。
本発明は、入力デバイスに依存する入力色空間の入力座標値から出力デバイスに依存する出力色空間の出力座標値への色変換処理において黒点補正を行う色変換方法であって、
前記入力座標値とプロファイル接続空間の機器独立座標値との対応関係を表す入力プロファイルと、前記機器独立座標値と前記出力座標値との対応関係を表す出力プロファイルと、のいずれか一方を調整対象プロファイルとして受け付ける調整対象プロファイル受付工程と、
前記調整対象プロファイルに格納されている色変換テーブルを調整する前において前記調整対象プロファイルのプライベートタグに前記色変換テーブルの黒点を表す黒点情報が格納されていない場合に前記色変換テーブルから前記黒点情報を求めて前記プライベートタグに格納する黒点情報格納工程と、
前記色変換テーブルの調整を受け付ける調整受付工程と、
前記黒点補正を行う前記色変換処理として、前記入力プロファイルを参照して前記入力座標値を前記機器独立座標値に変換し、前記出力プロファイルを参照して前記機器独立座標値を前記出力座標値に変換する処理を行う色変換工程と、を含み、
前記色変換工程では、前記調整対象プロファイルの前記プライベートタグに前記黒点情報が格納されている場合に該黒点情報に基づいた前記黒点補正を前記色変換処理において行う、態様を有する。
また、本発明は、入力デバイスに依存する入力色空間の入力座標値から出力デバイスに依存する出力色空間の出力座標値への色変換処理において黒点補正を行う色変換装置であって、
前記入力座標値とプロファイル接続空間の機器独立座標値との対応関係を表す入力プロファイルと、前記機器独立座標値と前記出力座標値との対応関係を表す出力プロファイルと、のいずれか一方を調整対象プロファイルとして受け付ける調整対象プロファイル受付部と、
前記調整対象プロファイルに格納されている色変換テーブルを調整する前において前記調整対象プロファイルのプライベートタグに前記色変換テーブルの黒点を表す黒点情報が格納されていない場合に前記色変換テーブルから前記黒点情報を求めて前記プライベートタグに格納する黒点情報格納部と、
前記色変換テーブルの調整を受け付ける調整受付部と、
前記黒点補正を行う前記色変換処理として、前記入力プロファイルを参照して前記入力座標値を前記機器独立座標値に変換し、前記出力プロファイルを参照して前記機器独立座標値を前記出力座標値に変換する処理を行う色変換部と、を含み、
前記色変換部は、前記調整対象プロファイルの前記プライベートタグに前記黒点情報が格納されている場合に該黒点情報に基づいた前記黒点補正を前記色変換処理において行う、態様を有する。
さらに、本発明は、入力デバイスに依存する入力色空間の入力座標値から出力デバイスに依存する出力色空間の出力座標値への色変換処理において黒点補正を行うための色変換プログラムであって、
前記入力座標値とプロファイル接続空間の機器独立座標値との対応関係を表す入力プロファイルと、前記機器独立座標値と前記出力座標値との対応関係を表す出力プロファイルと、のいずれか一方を調整対象プロファイルとして受け付ける調整対象プロファイル受付機能と、
前記調整対象プロファイルに格納されている色変換テーブルを調整する前において前記調整対象プロファイルのプライベートタグに前記色変換テーブルの黒点を表す黒点情報が格納されていない場合に前記色変換テーブルから前記黒点情報を求めて前記プライベートタグに格納する黒点情報格納機能と、
前記色変換テーブルの調整を受け付ける調整受付機能と、
前記黒点補正を行う前記色変換処理として、前記入力プロファイルを参照して前記入力座標値を前記機器独立座標値に変換し、前記出力プロファイルを参照して前記機器独立座標値を前記出力座標値に変換する処理を行う色変換機能と、をコンピューターに実現させ、
前記色変換機能は、前記調整対象プロファイルの前記プライベートタグに前記黒点情報が格納されている場合に該黒点情報に基づいた前記黒点補正を前記色変換処理において行う、態様を有する。
プロファイルを調整して色変換処理を行う流れの例を模式的に示す図。 プロファイルを調整して色変換処理を行うシステムの構成例を模式的に示すブロック図。 カラーマネジメントフローの例を模式的に示す図。 図4A,4Bはプロファイル接続空間における黒点補正の例を模式的に示す図。 図5Aは入力プロファイルのA2Bテーブルの構造例を模式的に示す図、図5Bは出力プロファイルのB2Aテーブルの構造例を模式的に示す図。 プロファイルの構造例を模式的に示す図。 プロファイル調整処理の例を示すフローチャート。 ユーザーインターフェイス画面の例を模式的に示す図。 印刷制御処理の例を示すフローチャート。 スポット調整の例を模式的に示す図。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)本発明に含まれる技術の概要:
まず、図1~10に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。「本発明に含まれる技術の概要」において、括弧内は直前の語の補足説明を意味する。
[態様1]
図1,3,8等に例示するように、本技術の一態様に係るプロファイル調整方法は、入力デバイス(例えば図3に例示するターゲット印刷機300)に依存する入力色空間CSiの入力座標値(例えば図1に例示する(Ci,Mi,Yi,Ki))から出力デバイス(例えば図3に例示するプリンター200)に依存する出力色空間CSoの出力座標値(例えば図1に例示する(ci,mi,yi,ki))への色変換処理であって黒点補正を行う色変換処理に使用されるプロファイル500を調整する。本プロファイル調整方法は、調整対象プロファイル受付工程ST2、黒点情報格納工程ST6、及び、調整受付工程ST7を含む。前記調整対象プロファイル受付工程ST2では、前記入力座標値とプロファイル接続空間CScの機器独立座標値(例えばLab値)との対応関係を表す入力プロファイル610と、前記機器独立座標値と前記出力座標値との対応関係を表す出力プロファイル620と、のいずれか一方を調整対象プロファイル501として受け付ける。前記黒点情報格納工程ST6では、前記調整対象プロファイル501に格納されている色変換テーブル550を調整する前において前記調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に前記色変換テーブル550の黒点を表す黒点情報540が格納されていない場合に前記色変換テーブル550から前記黒点情報540を求めて前記プライベートタグ523に格納する。前記調整受付工程ST7では、前記色変換テーブル550の調整を受け付ける。
上記態様1では、調整前の色変換テーブル550の黒点を表す黒点情報540が調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に格納される。調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に黒点情報540が格納されている場合に該黒点情報540に基づいた黒点補正が色変換処理において行われると、調整対象プロファイル501の色変換テーブル550が調整されて黒点が変化しても、ユーザーは色変換テーブル550の調整前と同じ黒点補正効果を想定することができる。従って、本態様は、効率的にプロファイルを調整することが可能なプロファイル調整方法を提供することができる。
ここで、入力デバイスに依存する入力色空間には、CMYK色空間、CMY色空間、RGB色空間、等が含まれる。尚、Rは赤を意味し、Gは緑を意味し、Bは青を意味する。
出力デバイスに依存する出力色空間にも、CMYK色空間、CMY色空間、RGB色空間、等が含まれる。
プロファイル接続空間には、CIE Lab色空間、CIE XYZ色空間、等といった色空間が含まれる。
尚、上述した付言は、以下の態様においても適用される。
[態様2]
図1,8等に例示するように、本プロファイル調整方法は、前記色変換処理に使用する前記入力プロファイル610及び前記出力プロファイル620の指定を受け付けるプロファイル受付工程ST1をさらに含んでいてもよい。この態様は、色変換処理に使用する入力プロファイル610及び出力プロファイル620をユーザーが選択することができるので、利便性を向上させる技術を提供することができる。
[態様3]
図9に例示するように、前記色変換処理では、前記黒点補正を行う設定である場合に前記黒点補正が行われてもよい。図8等に例示するように、本プロファイル調整方法は、前記色変換処理において前記黒点補正を行う設定にするか否かの選択を受け付ける補正選択受付工程ST3をさらに含んでいてもよい。本態様は、色変換時に黒点補正を行うか否かをユーザーが選択することができるので、利便性を向上させる技術を提供することができる。
[態様4]
図1,8等に例示するように、本プロファイル調整方法は、前記調整対象プロファイル501の前記プライベートタグ523に前記黒点情報540を格納するか否かの選択を受け付ける格納選択受付工程ST4をさらに含んでいてもよい。図7に例示するように、本プロファイル調整方法では、前記黒点情報540を格納する選択が受け付けられた場合に前記黒点情報格納工程ST6において前記調整対象プロファイル501の前記プライベートタグ523に前記黒点情報540を格納してもよい。本態様は、調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に色変換テーブル調整前の黒点情報540を格納するか否かをユーザーが選択することができるので、利便性を向上させる技術を提供することができる。
[態様5]
図1,7に例示するように、本プロファイル調整方法は、前記色変換テーブル550の調整後に前記調整対象プロファイル501の前記プライベートタグ523に前記黒点情報540が格納されていない場合において、調整前の前記色変換テーブル(図1における便宜上の符号550)の黒点を表す調整前黒点情報と調整後の前記色変換テーブル(図1における便宜上の符号551)の黒点を表す調整後黒点情報とが異なる場合に、前記調整前黒点情報と前記調整後黒点情報とが異なることを表す不一致情報(例えば図7のステップS124で通知される情報)を出力する出力工程ST8をさらに含んでいてもよい。この態様は、調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に黒点情報540を格納しない場合に黒点が変動することにより意図した調整効果が得られないことをユーザーが知ることができるため、効率的にプロファイルを調整することが可能な技術を提供することができる。
ここで、不一致情報には、警告情報、エラー情報、等が含まれる。この付言は、以下の態様においても適用される。
[態様6]
図8等に例示するように、本プロファイル調整方法は、複数のレンダリングインテントの中からいずれか一つを指定インテントとして受け付けるインテント受付工程ST5を含んでいてもよい。図1,7に例示される前記黒点情報格納工程ST6及び前記調整受付工程ST7では、前記色変換テーブル550として前記指定インテントに対応したテーブルを使用してもよい。本態様は、使用する色変換テーブル550のレンダリングインテントをユーザーが指定することができるため、利便性を向上させる技術を提供することができる。
ここで、複数のレンダリングインテントには、例えば、「知覚的」(Perceptual)、「相対的測色的」(Media-Relative Colorimetric)、「絶対的測色的」(Absolute Colorimetric)、及び、「彩度重視」(Saturation)が含まれる。例えば、これら4種類のレンダリングインテントのうち2種類以上のレンダリングインテントを指定対象としてもよい。
[態様7]
ところで、図2に例示するように、本技術の一態様に係るプロファイル調整装置(例えばホスト装置100)は、調整対象プロファイル受付工程ST2に対応する調整対象プロファイル受付部U2、黒点情報格納工程ST6に対応する黒点情報格納部U6、及び、調整受付工程ST7に対応する調整受付部U7を含む。本態様は、効率的にプロファイルを調整することが可能なプロファイル調整装置を提供することができる。本プロファイル調整装置は、プロファイル受付工程ST1に対応するプロファイル受付部U1、補正選択受付工程ST3に対応する補正選択受付部U3、格納選択受付工程ST4に対応する格納選択受付部U4、インテント受付工程ST5に対応するインテント受付部U5、及び、出力工程ST8に対応する出力部U8を含んでいてもよい。
[態様8]
また、図2に例示するように、本技術の一態様に係るプロファイル調整プログラムPR1は、調整対象プロファイル受付工程ST2に対応する調整対象プロファイル受付機能FU2、黒点情報格納工程ST6に対応する黒点情報格納機能FU6、及び、調整受付工程ST7に対応する調整受付機能FU7をコンピューター(例えばホスト装置100)に実現させる。本態様は、効率的にプロファイルを調整することが可能なプロファイル調整プログラムを提供することができる。本プロファイル調整プログラムPR1は、プロファイル受付工程ST1に対応するプロファイル受付機能FU1、補正選択受付工程ST3に対応する補正選択受付機能FU3、格納選択受付工程ST4に対応する格納選択受付機能FU4、インテント受付工程ST5に対応するインテント受付機能FU5、及び、出力工程ST8に対応する出力機能FU8をコンピューターに実現させてもよい。
[態様9]
さらに、本技術は、黒点補正を伴う色変換方法の態様も有する。図1,3,8等に例示するように、本技術の一態様に係る色変換方法は、入力デバイス(例えば図3に例示するターゲット印刷機300)に依存する入力色空間CSiの入力座標値(例えば図1に例示する(Ci,Mi,Yi,Ki))から出力デバイス(例えば図3に例示するプリンター200)に依存する出力色空間CSoの出力座標値(例えば図1に例示する(ci,mi,yi,ki))への色変換処理において黒点補正を行う。本色変換方法は、調整対象プロファイル受付工程ST2、黒点情報格納工程ST6、調整受付工程ST7、及び、色変換工程ST9を含む。前記調整対象プロファイル受付工程ST2では、前記入力座標値とプロファイル接続空間CScの機器独立座標値(例えばLab値)との対応関係を表す入力プロファイル610と、前記機器独立座標値と前記出力座標値との対応関係を表す出力プロファイル620と、のいずれか一方を調整対象プロファイル501として受け付ける。前記黒点情報格納工程ST6では、前記調整対象プロファイル501に格納されている色変換テーブル550を調整する前において前記調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に前記色変換テーブル550の黒点を表す黒点情報540が格納されていない場合に前記色変換テーブル550から前記黒点情報540を求めて前記プライベートタグ523に格納する。前記調整受付工程ST7では、前記色変換テーブル550の調整を受け付ける。前記色変換工程ST9では、前記黒点補正を行う前記色変換処理として、前記入力プロファイル610を参照して前記入力座標値を前記機器独立座標値に変換し、前記出力プロファイル620を参照して前記機器独立座標値を前記出力座標値に変換する処理を行う。前記色変換工程ST9では、前記調整対象プロファイル501(入力プロファイル610又は出力プロファイル620)の前記プライベートタグ523に前記黒点情報540が格納されている場合に該黒点情報540に基づいた前記黒点補正を前記色変換処理において行う。
上記態様9では、調整前の色変換テーブル550の黒点を表す黒点情報540が調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に格納され、調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に黒点情報540が格納されている場合に該黒点情報540に基づいた黒点補正が色変換処理において行われる。これにより、調整対象プロファイル501の色変換テーブル550が調整されて黒点が変化しても、ユーザーは色変換テーブル550の調整前と同じ黒点補正効果を想定することができる。従って、本態様は、効率的にプロファイルを調整して色変換を行うことが可能な色変換方法を提供することができる。
[態様10]
図2に例示するように、本技術の一態様に係る色変換装置(例えばホスト装置100)は、調整対象プロファイル受付工程ST2に対応する調整対象プロファイル受付部U2、黒点情報格納工程ST6に対応する黒点情報格納部U6、調整受付工程ST7に対応する調整受付部U7、及び、色変換工程ST9に対応する色変換部U9を含む。本態様は、効率的にプロファイルを調整して色変換を行うことが可能な色変換装置を提供することができる。本色変換装置は、プロファイル受付工程ST1に対応するプロファイル受付部U1、補正選択受付工程ST3に対応する補正選択受付部U3、格納選択受付工程ST4に対応する格納選択受付部U4、インテント受付工程ST5に対応するインテント受付部U5、及び、出力工程ST8に対応する出力部U8を含んでいてもよい。
[態様11]
また、図2に例示するように、本技術の一態様に係る色変換プログラムPR0は、調整対象プロファイル受付工程ST2に対応する調整対象プロファイル受付機能FU2、黒点情報格納工程ST6に対応する黒点情報格納機能FU6、調整受付工程ST7に対応する調整受付機能FU7、及び、色変換工程ST9に対応する色変換機能FU9をコンピューター(例えばホスト装置100)に実現させる。本態様は、効率的にプロファイルを調整して色変換を行うことが可能な色変換プログラムを提供することができる。本色変換プログラムPR0は、プロファイル受付工程ST1に対応するプロファイル受付機能FU1、補正選択受付工程ST3に対応する補正選択受付機能FU3、格納選択受付工程ST4に対応する格納選択受付機能FU4、インテント受付工程ST5に対応するインテント受付機能FU5、及び、出力工程ST8に対応する出力機能FU8をコンピューターに実現させてもよい。
さらに、本技術は、プロファイル調整装置の制御方法、色変換装置の制御方法、プロファイル調整装置を含む複合システム、色変換装置を含む複合システム、これらの複合システムの制御方法、プロファイル調整装置の制御プログラム、色変換装置の制御プログラム、前述した複合システムの制御プログラム、プロファイル調整プログラムや色変換プログラムや前述の制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等に適用可能である。前述の装置は、分散した複数の部分で構成されてもよい。
(2)具体例に係るプロファイル調整方法を含む色変換方法の概要:
図1は、プロファイル500を調整して色変換処理を行う流れを模式的に例示している。詳しくは後述するが、図2は、プロファイル500を調整して色変換処理を行うシステムSY1の構成を模式的に例示している。図3は、カラーマネジメントフローを模式的に例示している。
図1に示すプロファイル調整方法は、プロファイル受付工程ST1、調整対象プロファイル受付工程ST2、補正選択受付工程ST3、格納選択受付工程ST4、インテント受付工程ST5、黒点情報格納工程ST6、調整受付工程ST7、及び、出力工程ST8を含んでいる。図1に示す色変換方法は、前述の工程ST1~ST8に加えて色変換工程ST9を含んでいる。
図1に示すプロファイル500には、入力プロファイル610と出力プロファイル620が含まれている。プロファイル受付工程ST1では、色変換処理に使用する入力プロファイル610及び出力プロファイル620の指定を受け付ける処理が行われる。調整対象プロファイル受付工程ST2では、入力プロファイル610と出力プロファイル620のいずれか一方を調整対象プロファイル501として受け付ける処理が行われる。補正選択受付工程ST3では、色変換処理において黒点補正を行う設定にするか否かの選択を受け付ける処理が行われる。ここでは、色変換処理において黒点補正を行う設定にする選択が受け付けられたものとして本概要を説明する。格納選択受付工程ST4では、調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に黒点情報540を格納するか否かの選択を受け付ける処理が行われる。インテント受付工程ST5では、複数のレンダリングインテントの中からいずれか一つを指定インテントとして受け付ける処理が行われる。調整対象プロファイル501には、レンダリングインテント毎に色変換テーブル550が格納されている。以下の工程において、指定インテントに対応する色変換テーブル550が処理に使用され、指定インテントに従って処理が行われる。
ここで、格納選択受付工程ST4においてプライベートタグ523に黒点情報540を格納する選択が受け付けられた場合について説明する。
黒点情報格納工程ST6では、調整対象プロファイル501について、色変換テーブル550の調整前においてプライベートタグ523に黒点情報540が格納されていない場合に色変換テーブル550から黒点情報540を求めてプライベートタグ523に格納する処理が行われる。黒点情報540は、色変換テーブル550の黒点を表す情報であり、例えば、レンダリングインテント毎にXYZ色空間の座標値であるXYZ値で表される。黒点のXYZ値は、ISO/TC130/WG7 N69により作成されたISO 18619(Black point compensation)においてレンダリングインテント毎に計算方法が定義されている。従って、指定インテントに対応する黒点のXYZ値のみをプライベートタグ523に格納する処理が行われてもよいし、全てのレンダリングインテントに対応する黒点のXYZ値をプライベートタグ523に格納する処理が行われてもよい。
調整受付工程ST7では、調整対象プロファイル501の色変換テーブル550の調整を受け付ける処理が行われる。図1では、便宜上、調整後の色変換テーブルを符号551で示している。調整後の色変換テーブル551は、次のプロファイル調整において調整前の色変換テーブルとなるため、上述した態様1~11の色変換テーブル550に含まれる。
次に、格納選択受付工程ST4においてプライベートタグ523に黒点情報540を格納しない選択が受け付けられた場合について説明する。出力工程ST8では、色変換テーブル550の調整後に調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に黒点情報540が格納されていない場合において、調整前黒点情報と調整後黒点情報とが異なる場合に不一致情報を出力する処理が行われる。調整前黒点情報は、調整前の色変換テーブル550の黒点を表す情報である。調整後黒点情報は、調整後の色変換テーブル551の黒点を表す情報である。不一致情報は、調整前黒点情報と調整後黒点情報とが異なることを表す情報である。
色変換工程ST9では、黒点補正を行う色変換処理として、まず、入力プロファイル610を参照して入力座標値を機器独立座標値に変換する処理が行われる。図1の例では、入力座標値がCMYK値(Ci,Mi,Yi,Ki)であり、機器独立座標値がLab値(L1i,a1i,b1i)であることが示されている。ここでの変数iは、CMYK値を識別する変数である。次に、機器独立色空間であるプロファイル接続空間において黒点情報540に基づいて黒点補正を行う処理が行われる。入力プロファイル610のプライベートタグ523に黒点情報が格納されている場合、このプライベートタグ523に格納されている黒点情報が黒点補正に用いられる。出力プロファイル620のプライベートタグ523に黒点情報540が格納されている場合、このプライベートタグ523に格納されている黒点情報が黒点補正に用いられる。図1の例では、黒点補正前の機器独立座標値がLab値(L1i,a1i,b1i)であり、黒点補正後の機器独立座標値がLab値(L2i,a2i,b2i)であることが示されている。さらに、出力プロファイル620を参照して機器独立座標値を出力座標値に変換する処理が行われる。図1の例では、機器独立座標値がLab値(L2i,a2i,b2i)であり、出力座標値がcmyk値(ci,mi,yi,ki)であることが示されている。
以上により、調整対象プロファイル501の色変換テーブル550が調整されて黒点が変化しても、ユーザーは色変換テーブル550の調整前と同じ黒点補正効果を想定することができる。
(3)プロファイルを調整して色変換処理を行うシステムの構成の具体例:
図2に示すシステムSY1は、プロファイル調整装置を含む色変換装置の例であるホスト装置100、表示装置130、測色装置120、及び、インクジェットプリンター200を含んでいる。ホスト装置100は、CPU111、ROM112、RAM113、記憶装置114、入力装置115、通信I/F 118、測色装置用I/F 119、等が接続されて互いに情報を入出力可能とされている。ここで、CPUはCentral Processing Unitの略称であり、ROMはRead Only Memoryの略称であり、RAMはRandom Access Memoryの略称であり、I/Fはインターフェイスの略称である。ROM112とRAM113と記憶装置114はメモリーであり、少なくともROM112とRAM113は半導体メモリーである。表示装置130は、ホスト装置100からの表示データに基づいて該表示データに対応する画面を表示する。表示装置130には、液晶表示パネル等を用いることができる。
記憶装置114は、図示しないOS、プロファイル調整プログラムPR1を含む色変換プログラムPR0、入力プロファイル610及び出力プロファイル620を含むプロファイル500、等を記憶している。これらは、適宜、RAM113に読み出され、プロファイル調整処理や色変換処理に使用される。ここで、OSは、オペレーティングシステムの略称である。記憶装置114には、フラッシュメモリー等の不揮発性半導体メモリー、ハードディスク等の磁気記憶装置、等を用いることができる。
入力装置115には、ポインティングデバイス、キーボードを含むハードキー、表示パネルの表面に貼り付けられたタッチパネル、等を用いることができる。通信I/F 118は、プリンター200の通信I/F 210に接続され、プリンター200に対して印刷データ等といった情報を入出力する。測色装置用I/F 119は、測色装置120に接続され、測色装置120から測色値を含む測色データを入手する。I/F 118,119,210の規格には、USB、近距離無線通信規格、等を用いることができる。ここで、USBは、Universal Serial Busの略称である。通信I/F 118,119,210の通信は、有線でもよいし、無線でもよく、LANやインターネット等といったネットワーク通信でもよい。ここで、LANは、Local Area Networkの略称である。
測色装置120は、カラーチャートが形成される媒体の例である被印刷物(print substrate)ME1に形成された各カラーパッチや、図示していないが表示装置に表示されるカラーチャートの各カラーパッチを測色して、測色値を出力可能である。パッチは、色票とも呼ばれる。測色値は、例えば、CIE Lab色空間における明度L及び色度座標a,bを表す値とされる。ホスト装置100は、測色装置120から測色データを取得して各種処理を行う。
図2に示すプロファイル調整プログラムPR1は、プロファイル受付機能FU1、調整対象プロファイル受付機能FU2、補正選択受付機能FU3、格納選択受付機能FU4、インテント受付機能FU5、黒点情報格納機能FU6、調整受付機能FU7、及び、出力機能FU8をホスト装置100に実現させる。色変換プログラムPR0は、前述の機能FU1~FU8、及び、色変換機能FU9をホスト装置100に実現させる。
ホスト装置100のCPU111は、記憶装置114に記憶されている情報を適宜、RAM113に読み出し、読み出したプログラムを実行することにより各種処理を行う。CPU111は、RAM113に読み出されたプロファイル調整プログラムPR1を含む色変換プログラムPR0を実行することにより、上述した機能FU1~FU9に対応する処理を行う。プロファイル調整プログラムPR1を含む色変換プログラムPR0は、コンピューターであるホスト装置100を、プロファイル受付部U1、調整対象プロファイル受付部U2、補正選択受付部U3、格納選択受付部U4、インテント受付部U5、黒点情報格納部U6、調整受付部U7、出力部U8、及び、色変換部U9として機能させる。また、プロファイル調整プログラムPR1を含む色変換プログラムPR0を実行するホスト装置100は、プロファイル受付工程ST1、調整対象プロファイル受付工程ST2、補正選択受付工程ST3、格納選択受付工程ST4、インテント受付工程ST5、黒点情報格納工程ST6、調整受付工程ST7、出力工程ST8、及び、色変換工程ST9を実施する。上述した機能FU1~FU8をコンピューターに実現させるプロファイル調整プログラムPR1、及び、上述した機能FU1~FU9をコンピューターに実現させる色変換プログラムPR0を記憶したコンピューター読み取り可能な媒体は、ホスト装置の内部の記憶装置に限定されず、ホスト装置の外部の記録媒体でもよい。
尚、ホスト装置100には、タブレット型端末を含むパーソナルコンピューターといったコンピューター等が含まれる。例えば、デスクトップ型パーソナルコンピューターの本体をホスト装置100に適用する場合、通常、この本体に表示装置130、測色装置120、及び、プリンター200が接続される。ノート型パーソナルコンピューターのように表示装置一体型のコンピューターをホスト装置100に適用する場合、通常、このコンピューターに測色装置120、及び、プリンター200が接続される。表示装置一体型のホスト装置でも、内部の表示装置に表示データを出力していることに変わりない。また、ホスト装置100は、一つの筐体内に全構成要素111~119を有してもよいが、互いに通信可能に分割された複数の装置で構成されてもよい。さらに、表示装置130と測色装置120とプリンター200の少なくとも一部がホスト装置100にあっても、本技術を実施可能である。
図2に示すプリンター200は、色材として、少なくとも、Cインク、Mインク、Yインク、及び、Kインクを記録ヘッド220から吐出して印刷データに対応する出力画像IM0を形成するインクジェットプリンターであるものとする。記録ヘッド220は、インクカートリッジCc,Cm,Cy,CkからそれぞれC,M,Y,Kのインクが供給され、ノズルNc,Nm,Ny,NkからそれぞれC,M,Y,Kのインク滴280を噴射する。インク滴280が被印刷物ME1に着弾すると、インクドットが被印刷物ME1に形成される。その結果、被印刷物ME1上に出力画像IM0を有する印刷物が得られる。プリンター200の色再現特性を表すプロファイルを作成する場合、各格子点の色に対応するパッチを有するカラーチャートがプリンター200により被印刷物ME1に形成されてもよい。各パッチの測色値を有する色変換テーブルは、A2Bテーブルとしてプロファイルの作成に使用される。
(4)カラーマネジメントシステムの具体例:
次に、図3を参照して、本技術を適用可能なカラーマネジメントシステムの例を説明する。
図3に示すカラーマネジメントシステムは、例えば上記ホスト装置100に実現されるRIP400で印刷原稿データDP0から印刷色cmykpを表す出力データに変換してインクジェットプリンター200に印刷物を形成させる。ここで、RIPは、Raster Image Processorの略称である。印刷原稿データDP0は、色合わせのターゲット装置の例であるターゲット印刷機300のCMYKの色材で目標とする目標色Ctを再現するためのプロセスカラーCMYKinを表す。
ターゲット印刷機300には、オフセット印刷機、グラビア印刷機、フレキソ印刷機、等が例示される。目標色Ctは、例えば、CIE Lab色空間の座標値であるLab値で表される。図3には、ターゲット印刷機300が被印刷物に目標色Ctを表すカラーチャートを印刷し、測色装置がカラーチャートの各カラーパッチを測色して測色値Labtを取得する様子が示されている。プロセスカラーCMYKinは、ターゲット印刷機300で使用されるCMYKのインクの使用量に対応し、ターゲット印刷機300に依存するCMYK色空間の座標を表す。
図3に示すRIP400は、印刷色cmykpを目標色Ctに合わせた色変換を行うためのCMM450を有している。ここで、CMMは、カラーマネジメントモジュールの略称である。CMM450は、入力プロファイル610と出力プロファイル620を参照してプロセスカラーCMYKinを印刷色cmykpに変換する色変換処理を行ってプリンター200に印刷させる処理をコンピューターに実現させる。入力プロファイル610は、ターゲット印刷機300で使用されるインクの色特性を記述したファイルである。出力プロファイル620は、プリンター200で使用されるインクの色特性を記述したファイルである。これらのプロファイル610,620には、例えば、ICCプロファイルのデータフォーマットを用いることができる。
ターゲット印刷機300といった入力デバイスの色域の黒点とインクジェットプリンター200といった出力デバイスの色域の黒点は通常異なるため、CMM450による印刷制御処理の色変換処理において黒点補正が行われることがある。黒点補正オフ、すなわち、黒点補正を行わない設定である場合、印刷原稿データDP0のプロセスカラーCMYKinは、入力プロファイル610のA2Bテーブル611に従ってLab色空間の色Labsに変換され、この色Labsが出力プロファイル620のB2Aテーブル621に従って印刷色cmykpに変換される。黒点補正オン、すなわち、黒点補正を行う設定である場合、プロセスカラーCMYKinから変換されたLab色空間の色Labsが黒点補正に従った色Labcに変換され、この色Labcが出力プロファイル620のB2Aテーブル621に従って印刷色cmykpに変換される。
プリンター200がCMYKの計4色のインクを使用する場合、印刷色cmykpを表すデータがプリンター200に出力され、印刷物に再現される。図3には、プリンター200が被印刷物に印刷色cmykpを表すカラーチャートを印刷する様子が示されている。このカラーチャートの各カラーパッチの色彩値がLabpと示されている。プリンター200がLcすなわちライトシアン、Lmすなわちライトマゼンタ、DYすなわちダークイエロー、Lkすなわちライトブラック、等のインクも使用する場合、RIP400又はプリンター200が印刷色cmykpを濃色と淡色に分版すると、プリンター200が印刷色cmykpを印刷物に再現することができる。むろん、印刷色自体も、CMYKの計4色に限定されない。
尚、RIP400は、プロセスカラーCMYKin以外にも、減法混色となる三原色CMYのみの色材の使用量を表すプロセスカラー(CMYinとする。)、加法混色となる三原色RGBの強度を表すプロセスカラー(RGBinとする。)、等とLab色空間の座標値とを変換するための入力プロファイルも有している。従って、RIP400は、プロセスカラーCMYinやプロセスカラーRGBin等も印刷色cmykpに変換可能である。
図4A,4Bは、プロファイル接続空間であるLab色空間における黒点補正を模式的に例示している。図4A,4Bにおいて、横軸は例としてa*値を示し、縦軸は明度L*を示し、左側の色域GA1は入力デバイスの色域を示し、右側の色域GA2は出力デバイスの色域を示している。横軸は、b*値に置き換えることも可能である。
図4Aは、出力デバイスの色域GA2の黒点BP2が入力デバイスの色域GA1の外にある場合の黒点補正の例を模式的に示している。この場合に黒点補正が行われなければ、出力デバイスの色域GA2の黒点BP2は表現されない。図4Aにおいて色域GA1,GA2間を結ぶ矢印のように色変換処理時に入力デバイスの色域GA1の黒点BP1を暗くする黒点補正がCMM450により行われることにより、黒点BP2が表現され、出力画像の暗部の表現力が向上する。
図4Bは、入力デバイスの色域GA1の黒点BP1が出力デバイスの色域GA2の外にある場合の黒点補正の例を模式的に示している。この場合に黒点補正が行われなければ、入力デバイスの色域GA1において黒点BP2よりも暗い部分が色変換処理時に黒点BP2近傍に変換され、出力画像の暗部の階調が潰れてしまう。図4Bにおいて色域GA1,GA2間を結ぶ矢印のように色変換処理時に入力デバイスの色域GA1の暗部を明るくする黒点補正がCMM450により行われることにより、暗部の階調の潰れが解消される。
本具体例の黒点補正の方法は、特に限定されず、特開2009-219061号公報に開示された方法の黒点補正等、公知の様々な黒点補正の方法を採用することができる。
(5)プロファイルの具体例:
図5Aは、入力プロファイル610に格納されているA2Bテーブル611の構造を模式的に例示している。入力プロファイル610は、入力デバイスに依存する入力色空間CSiの入力座標値とプロファイル接続空間CScの機器独立座標値との対応関係を表すデータである。入力デバイスには、オフセット印刷機やグラビア印刷機やフレキソ印刷機といった印刷機、表示装置、等が含まれる。図5Aに示す入力プロファイル610に含まれるA2Bテーブル611、及び、不図示のB2Aテーブルは、ターゲット印刷機の使用インクに合わせたCMYK色空間のCMYK値(Ci,Mi,Yi,Ki)と、Lab色空間のLab値(Li,ai,bi)と、の対応関係を規定したデータである。A2Bテーブル611の格子点GD1は、通常、CMYK色空間にC軸方向、M軸方向、Y軸方向、及び、K軸方向へ略等間隔となるように並べられる。尚、ここでの変数iは、CMYK色空間に設定された格子点GD1を識別する変数である。CMYK値は入力座標値の例であり、Lab値は機器独立座標値の例である。
図5Aは、入力プロファイル610に格納されているA2Bテーブル611の構造を模式的に例示している。出力プロファイル620は、プロファイル接続空間CScの機器独立座標値と出力デバイスに依存する出力色空間CSoの出力座標値との対応関係を表すデータである。出力デバイスには、インクジェットプリンターといったプリンター、表示装置、等が含まれる。図5Bに示す出力プロファイル620に含まれるB2Aテーブル621、及び、不図示のA2Bテーブルは、Lab色空間のLab値(Lj,aj,bj)と、プリンター200の使用インクに合わせたcmyk色空間のcmyk値(cj,mj,yj,kj)と、の対応関係を規定したデータである。「cmyk色空間」と表現しているのは、プリンター200の使用インクに合わせた色空間をターゲット印刷機に合わせた色空間と区別するためである。B2Aテーブル621の格子点GD2は、通常、Lab色空間にL軸方向、a軸方向、及び、b軸方向へ略等間隔となるように並べられる。尚、ここでの変数jは、Lab色空間に設定された格子点GD2を識別する変数である。cmyk値は、出力座標値の例である。
尚、プロファイル610,620に含まれる色変換テーブルは、単一の変換テーブルに限定されず、1次元の変換テーブルと3又は4次元の変換テーブルと1次元の変換テーブルとの組合せ等、複数の変換テーブルの組合せでもよい。従って、図5A,5Bに示す色変換テーブルは、プロファイル610,620に含まれる3又は4次元の変換テーブルを直接示す場合もあれば、プロファイル610,620に含まれる複数の変換テーブルを組み合わせた状態を示す場合もある。
また、格子点(grid point)は入力側の色空間に配置された仮想の点を意味し、入力側の色空間における格子点の位置に対応する出力側の座標値が該格子点に格納されていると想定することにしている。複数の格子点が入力側の色空間内で均等に配置されるのみならず、複数の格子点が入力側の色空間内で不均等に配置されることも、本技術に含まれる。
プリンター200がCMYKの計4色のインクを使用する場合、cmyk値は、そのまま、又は、印刷用のデータに変換されてプリンター200に送信され、印刷に使用される。プリンター200が5色以上のインクを使用する場合、cmyk値が色分版テーブルにより5色以上のインク使用量を表すデータに変換されてプリンター200に送信され、印刷に使用される。5色以上のインクの色には、CMYKの他、Cよりも低濃度のLc、Mよりも低濃度のLm、Yよりも高濃度のDy、Kよりも低濃度のLk、等の一部又は全部が例示される。ホスト装置100又はプリンター200は、色分版テーブルに従ってcmyk値を濃色と淡色に分版すると、印刷物に画像を再現させることができる。例えば、プリンター200がC,M,Y,K,Lc,Lmの計6色のインクを使用する場合、cmyk色空間の座標値にC,M,Y,K,Lc,Lmそれぞれのインク使用量を表す階調値が対応付けられた色分版テーブルを使用すればよい。
図6は、プロファイル500の構造を模式的に例示している。図6に示すプロファイル500は、ICCプロファイルであり、プロファイルヘッダー510とタグテーブル520を含む。プロファイル500には、プロファイル接続空間と機器従属色空間との間でカラー情報を変換するために必要な情報であるタグ(tag)521が含まれている。タグ521には、プロファイル500をカスタマイズするためのプライベートタグ523が含まれている。
プロファイル500が入力プロファイル610又は出力プロファイル620である場合、デバイス用のA2Bxタグは、エレメントデータ530として、CMYK色空間やcmyk色空間といった機器従属色空間の座標値からLab色空間のLab値に変換するための色変換テーブルであるA2Bテーブルを含んでいる。ここで、図6に示すxは、0、1、又は、2である。デバイス用のB2Axタグは、エレメントデータ530として、Lab色空間のLab値からCMYK色空間やcmyk色空間といった機器従属色空間の座標値に変換するための色変換テーブルであるB2Aテーブルを含んでいる。
図6に示すA2B0タグ、及び、B2A0タグは、知覚的(Perceptual)な色変換を行うための情報である。知覚的な色変換は、階調再現を重視しているので、主に、色域の広い写真画像の変換に用いられる。図6に示すA2B1タグ、及び、B2A1タグは、相対的で測色的(Media-Relative Colorimetric)な色変換、又は、絶対的で測色的(Absolute Colorimetric)な色変換を行うための情報である。測色的な色変換は、測色値に忠実であるので、主に、正確な色の一致が求められるデジタルプルーフの色校正出力用の変換に用いられる。図6に示すA2B2タグ、及び、B2A2タグは、彩度重視(Saturation)の色変換を行うための情報である。彩度重視の色変換は、色味の正確さよりも色の鮮やかさ重視しているので、主に、ビジネスグラッフィクスでのグラフ表示等の変換に用いられる。
(6)プロファイルを調整して色変換処理を行うシステムで行われる処理の具体例:
図7は、図2で示したホスト装置100で行われるプロファイル調整処理を例示している。図8は、図7のステップS102で表示されるUI画面800を例示している。ここで、UIは、ユーザーインターフェイスの略称である。図9は、図3で示したCMM450がホスト装置100に実現させる印刷制御処理を例示している。尚、ホスト装置100は、マルチタスクにより複数の処理を並列して実行している。以下、図1~3も参照して、プロファイル調整処理及び印刷制御処理を説明する。
図7に示すプロファイル調整処理において、ステップS102は、プロファイル受付工程ST1、調整対象プロファイル受付工程ST2、補正選択受付工程ST3、格納選択受付工程ST4、インテント受付工程ST5、プロファイル受付機能FU1、調整対象プロファイル受付機能FU2、補正選択受付機能FU3、格納選択受付機能FU4、インテント受付機能FU5、プロファイル受付部U1、調整対象プロファイル受付部U2、補正選択受付部U3、格納選択受付部U4、及び、インテント受付部U5に対応している。ステップS110~S112は、黒点情報格納工程ST6、黒点情報格納機能FU6、及び、黒点情報格納部U6に対応している。ステップS116は、調整受付工程ST7、調整受付機能FU7、及び、調整受付部U7に対応している。ステップS114,S120~S124は、出力工程ST8、出力機能FU8、及び、出力部U8に対応している。図9に示す印刷制御処理において、ステップS202~S208は、色変換工程ST9、色変換機能FU9、及び、色変換部U9に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略する。
プロファイル調整処理が開始されると、ホスト装置100は、S102において、図8に示すUI画面800を表示装置130に表示させる。UI画面800は、入力プロファイル指定欄811、出力プロファイル指定欄812、チェックボックス欄813,814,815、プライベートタグ使用選択欄816、レンダリングインテント指定欄817、調整点設定ボタン818、及び、プロファイル調整ボタン819を有している。
ホスト装置100は、上述した欄、及び、ボタンへの操作を入力装置115により受け付け、プロファイル調整ボタン819への操作を受け付けると処理をS104に進める。
入力プロファイル指定欄811において、ホスト装置100は、記憶装置114に記憶されている入力プロファイル610の中から色変換処理に使用する入力プロファイルの指定を受け付ける。色変換処理は、図9に示すS202~S208の処理である。
出力プロファイル指定欄812において、ホスト装置100は、記憶装置114に記憶されている出力プロファイル620の中から色変換処理に使用する出力プロファイルの指定を受け付ける。
入力プロファイル指定欄811において入力プロファイルの指定を受け付ける処理、及び、出力プロファイル指定欄812において出力プロファイルの指定を受け付ける処理は、プロファイル受付工程ST1に対応している。
チェックボックス欄813,814において、ホスト装置100は、入力プロファイル610を調整対象プロファイル501にするか出力プロファイル620を調整対象プロファイル501にするかの選択を受け付ける。図8に示す例では、出力プロファイル指定欄812に対応するチェックボックス欄814にチェック印が付されているので、調整対象プロファイル501として出力プロファイル620が選択されていることが示されている。
チェックボックス欄813,814において調整対象プロファイル501の選択を受け付ける処理は、調整対象プロファイル受付工程ST2に対応している。
「黒点補正(BPC)」と付されたチェックボックス欄815において、ホスト装置100は、色変換処理を含む印刷制御処理において黒点補正を行う設定にするか否かの選択を受け付ける。チェックボックス欄815において選択を受け付ける処理は、補正選択受付工程ST3に対応している。
プライベートタグ使用選択欄816において、ホスト装置100は、調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に黒点情報540を格納するか否かの選択を受け付ける。プライベートタグ使用選択欄816において選択を受け付ける処理は、格納選択受付工程ST4に対応している。
レンダリングインテント指定欄817において、ホスト装置100は、複数のレンダリングインテントの中からいずれか一つの指定を受け付ける。ここで、指定が受け付けられたレンダリングインテントを指定インテントと呼ぶ。複数のレンダリングインテントには、「知覚的」、「相対的測色的」、「絶対的測色的」、及び、「彩度重視」が含まれているものとする。図8のレンダリングインテント指定欄817に示されている「Relative-Colorimetric」は、「絶対的測色的」を意味する。
レンダリングインテント指定欄817において指定インテントを受け付ける処理は、インテント受付工程ST5に対応している。
ホスト装置100は、調整点設定ボタン818への操作を受け付けると、CMYK色空間、又は、Lab色空間において、スポット調整を行う座標を表す調整点の設定を受け付ける。調整対象プロファイル501が入力プロファイル610である場合、入力プロファイル610の入力側であるCMYK色空間における調整点の座標を表すCMYK値が受け付けられる。調整対象プロファイル501が出力プロファイル620である場合、出力プロファイル620の入力側であるLab色空間における調整点の座標を表すLab値、又は、CMYK値が受け付けられる。CMYK値が受け付けられた場合、ホスト装置100は、入力プロファイル610を参照して調整点におけるCMYK値をLab値に変換すればよい。
ホスト装置100は、プロファイル調整ボタン819への操作を受け付けると、S104以降の処理を行う。S104以降の処理において、処理対象の色変換テーブル550は指定インテントに対応する色変換テーブルであり、処理対象の黒点情報540は指定インテントに対応する黒点情報である。
S104において、ホスト装置100は、指定インテントの色変換テーブルに対応する黒点情報540が調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に保持されているか否かを判断する。プライベートタグ523に黒点情報540が保持されているされている場合、ホスト装置100は、S106において、調整対象プロファイル501のプライベートタグ523から黒点情報540を読み出す。読み出される黒点情報540は、調整対象プロファイル501における調整前の色変換テーブル550の黒点を表し、S116のプロファイル調整において参照される。その後、ホスト装置100は、処理をS116に進める。
S104においてプライベートタグ523に黒点情報540が保持されていない場合、ホスト装置100は、S108において、調整前の色変換テーブル550の黒点を表す調整前黒点情報をプライベートタグ523に書き込むか否かを判断する。プライベートタグ使用選択欄816においてプライベートタグ523に黒点情報540を格納する選択が受け付けられた場合、ホスト装置100は、処理をS110に進める。プライベートタグ使用選択欄816においてプライベートタグ523に黒点情報540を格納しない選択が受け付けられた場合、ホスト装置100は、処理をS114に進める。
プライベートタグ523に黒点情報540を格納する場合、ホスト装置100は、S110において、調整対象プロファイル501に格納されている色変換テーブル550から調整前の色変換テーブルの黒点を表す調整前黒点情報を算出する。黒点情報が規格によりレンダリングインテント毎にXYZ値で表される場合、指定インテントに対応する計算方法で色変換テーブル550から調整前黒点情報が求まる。
調整前黒点情報算出後のS112において、ホスト装置100は、求められた調整前黒点情報を調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に書き込む。ここで、ホスト装置100は、指定インテントに対応する調整前黒点情報のみプライベートタグ523に格納してもよいし、指定インテントとは異なるレンダリングインテントに対応する黒点情報をプライベートタグ523に保持しながら指定インテントに対応する調整前黒点情報をプライベートタグ523に格納してもよい。
上述したS110~S112により、黒点情報格納工程ST6が実施される。S112の処理後、ホスト装置100は、処理をS116に進める。
プライベートタグ523に黒点情報540を格納しない場合、ホスト装置100は、S114において、調整対象プロファイル501に格納されている色変換テーブル550から調整前の色変換テーブルの黒点を表す調整前黒点情報を算出する。黒点情報が規格によりレンダリングインテント毎にXYZ値で表される場合、指定インテントに対応する計算方法で色変換テーブル550から調整前黒点情報が求まる。その後、ホスト装置100は、処理をS116に進める。
S116において、ホスト装置100は、調整対象プロファイル501に格納されている色変換テーブル550のスポット調整を受け付け、図1に示すように調整後の色変換テーブル551を調整対象プロファイル501に格納する。このS116の処理により、調整受付工程ST7が実施される。
図10は、調整点P0のスポット調整を模式的に例示している。図10に示すスポット調整は、調整対象プロファイル501が出力プロファイル620である場合にプロファイル接続空間CScであるLab色空間における調整点P0の座標値(Lp,ap,bp)に対応付けられているcmyk値(cp,mp,yp,kp)を変更する様子を示している。cmyk値(cp,mp,yp,kp)をcmyk値(cq,mq,yq,kq)に変更する操作が受け付けられると、座標値(Lp,ap,bp)に変更後のcmyk値(cq,mq,yq,kq)が対応付けられるように出力プロファイル620のB2Aテーブル621が調整される。調整点P0が複数ある場合、各調整点P0について変更後のcmyk値が対応付けられるように出力プロファイル620のB2Aテーブル621が調整される。Lab色空間において調整点P0の周囲に対応付けられるcmyk値は、スムージング処理により、例えば、調整点P0からの距離に応じた割合で変更される。
尚、Lab値を基準としてスポット調整の調整量が受け付けられる場合、出力プロファイル620を参照してLab値基準の調整量をcmyk値基準の調整量に変換すれば、同様にしてスポット調整を行うことができる。CMYK値を基準としてスポット調整の調整量が受け付けられる場合、入力プロファイル610と出力プロファイル620を参照してCMYK値基準の調整量をcmyk値基準の調整量に変換すれば、同様にしてスポット調整を行うことができる。
また、調整対象プロファイル501が入力プロファイル610である場合も、同様にしてスポット調整を行うことが可能である。例えば、CMYK色空間における調整点の座標値であるCMYK値に対応付けられているLab値を変更する操作が受け付けられると、CMYK値に変更後のLab値が対応付けられるように入力プロファイル610のA2Bテーブル611が調整される。CMYK色空間において調整点の周囲に対応付けられるLab値は、スムージング処理により、例えば、調整点からの距離に応じた割合で変更される。CMYK値を基準としてスポット調整の調整量が受け付けられる場合、入力プロファイル610を参照してCMYK値基準の調整量をLab値基準の調整量に変換すれば、同様にしてスポット調整を行うことができる。cmyk値を基準としてスポット調整の調整量が受け付けられる場合、出力プロファイル620を参照してcmyk値基準の調整量をLab値基準の調整量に変換すれば、同様にしてスポット調整を行うことができる。
調整点の周囲も色変換テーブル550の対応関係が調整されることから、意図せず色変換テーブル550の黒点が変化することがある。この場合、色再現精度の向上を目的としてユーザーが色変換テーブルを調整したにも関わらず、CMM450による印刷制御処理において意図からずれた黒点補正が行われることにより、意図した調整効果が得られないことがある。
そこで、本具体例では、S112においてホスト装置100が調整前黒点情報をプライベートタグ523に格納することにより、色変換処理時に調整前黒点情報を用いた黒点補正を可能とさせ、色変換テーブルの調整前と同じ黒点補正効果が得られるようにしている。
色変換テーブル550の調整の受け付け後、S118において、ホスト装置100は、指定インテントの色変換テーブルに対応する黒点情報540が調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に保持されているか否かを判断する。プライベートタグ523に黒点情報540が保持されている場合、調整前黒点情報がプライベートタグ523に格納されていることになるので、ホスト装置100は、プロファイル調整処理を正常終了として終了させる。プライベートタグ523に黒点情報540が保持されていない場合、調整前後で色変換テーブル550の黒点が移動していると意図した調整効果が得られない可能性がある。調整前後で色変換テーブル550の黒点が移動している場合にその旨をユーザーに通知するため、ホスト装置100は、S120~S124の処理を行うことにしている。
S120において、ホスト装置100は、調整対象プロファイル501に格納されている調整後の色変換テーブル551から調整後の色変換テーブルの黒点を表す調整後黒点情報を算出する。黒点情報が規格によりレンダリングインテント毎にXYZ値で表される場合、指定インテントに対応する計算方法で色変換テーブル551から調整後黒点情報が求まる。
その後のS122において、ホスト装置100は、調整前後で色変換テーブルの黒点が移動したか否かを判断する。調整前黒点情報と調整後黒点情報とが同じである場合、調整前後で色変換テーブルの黒点は移動していないので、ホスト装置100は、プロファイル調整処理を正常終了として終了させる。調整前黒点情報と調整後黒点情報とが異なる場合、調整前後で色変換テーブルの黒点が移動しているので、ホスト装置100は、S124において、プロファイル調整失敗を表す不一致情報を通知する。不一致情報は、調整前黒点情報と調整後黒点情報とが異なることを表す状態であり、例えば、表示装置130に表示される。不一致情報には、警告情報、エラー情報、等が含まれ、具体的には、「調整前後で黒点が移動しました」や「プロファイル調整失敗」といった表示情報が含まれる。ここで、警告とは色変換テーブルの調整結果が残っている状態を意味し、エラーとは色変換テーブルの調整自体が無効である状態を意味するものとする。
S124の後、ホスト装置100は、プロファイル調整処理を警告又はエラー終了として終了させる。
上述したS114,S120~S124の処理が行われることにより、調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に黒点情報540を格納しない場合に黒点が変動することにより意図した調整効果が得られないことをユーザーが知ることができる。従って、ユーザーは、効率的にプロファイルを調整することができる。
プライベートタグ523に格納された黒点情報540は、CMM450による印刷制御処理において黒点補正を行う設定である場合において、図9に示す印刷制御処理時に参照される。
図9に示す印刷制御処理が開始されると、ホスト装置100は、S202において、入力プロファイル610と出力プロファイル620のそれぞれについて、指定インテントの色変換テーブルに対応する黒点情報540がプライベートタグ523に保持されているか否かを判断する。プライベートタグ523に黒点情報540が保持されているされているプロファイルについて、ホスト装置100は、S204において、プライベートタグ523から黒点情報540を読み出す。S204の処理対象が調整対象プロファイル501である場合、読み出される黒点情報540は、調整対象プロファイル501における調整前の色変換テーブル550の黒点を表し、S208の色変換処理において行われる黒点補正において参照される。その後、ホスト装置100は、処理をS208に進める。
S202においてプライベートタグ523に黒点情報540が保持されていないプロファイルについて、ホスト装置100は、S206において、プロファイルに格納されている色変換テーブルから色変換テーブルの黒点を表す黒点情報を算出する。この黒点情報は、現在の色変換テーブル550の黒点を表す。S206の処理対象が調整対象プロファイル501である場合において、図7のS116で色変換テーブル550の調整が行われた場合には、調整後の色変換テーブル551の黒点を表す。黒点情報が規格によりレンダリングインテント毎にXYZ値で表される場合、指定インテントに対応する計算方法で色変換テーブル550から黒点情報が求まる。その後、ホスト装置100は、処理をS208に進める。
S208において、ホスト装置100は、入力プロファイル610の指定インテントのA2Bテーブル611に対応する黒点情報、及び、出力プロファイル620の指定インテントのB2Aテーブル621に対応する黒点情報に基づいて、黒点補正を伴う色変換処理を行う。この色変換処理は、例えば、図1で示した方法により行うことができる。
ホスト装置100は、まず、入力プロファイル610のA2Bテーブル611(図3参照)を参照して、入力座標値であるCMYK値(Ci,Mi,Yi,Ki)を機器独立座標値であるLab値(L1i,a1i,b1i)に変換する。次に、ホスト装置100は、入力プロファイル610に格納されている指定インテントのA2Bテーブル611の黒点を表す黒点情報、及び、出力プロファイル620に格納されている指定インテントのB2Aテーブル621の黒点を表す黒点情報に基づいて、黒点補正を行う。入力プロファイル610のプライベートタグ523に黒点情報が格納されている場合、このプライベートタグ523に格納されている黒点情報が黒点補正に用いられる。出力プロファイル620のプライベートタグ523に黒点情報が格納されている場合、このプライベートタグ523に格納されている黒点情報が黒点補正に用いられる。図1には、黒点補正前のLab値(L1i,a1i,b1i)がLab値(L2i,a2i,b2i)に補正されたことが示されている。さらに、ホスト装置100は、出力プロファイル620のB2Aテーブル621を参照して、Lab値(L2i,a2i,b2i)を出力座標値であるcmyk値(ci,mi,yi,ki)に変換する。
色変換処理後のS210において、ホスト装置100は、cmyk値(ci,mi,yi,ki)に対してハーフトーン処理を行い、得られる印刷データとしてのハーフトーンデータをプリンター200に出力する。その後、ホスト装置100は、印刷制御処理を終了させる。
ハーフトーン処理には、ディザ法のハーフトーン処理、誤差拡散法のハーフトーン処理、濃度パターン法のハーフトーン処理、等を用いることができる。得られるハーフトーンデータは、ドットの形成状態を表すデータであり、ドットの形成有無を表す2値データでもよいし、大中小の各ドットといった異なるサイズのドットに対応可能な3階調以上の多値データでもよい。ハーフトーンデータを受信したプリンター200は、ハーフトーンデータに従ってインクを記録ヘッド220から吐出して被印刷物ME1に出力画像IM0を形成する。
以上説明したように、本具体例では、調整前の色変換テーブル550の黒点を表す黒点情報540が調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に格納される。調整対象プロファイル501のプライベートタグ523に黒点情報540が格納されている場合に該黒点情報540に基づいた黒点補正が色変換処理時に行われると、調整対象プロファイル501の色変換テーブル550が調整されて黒点が変化しても、ユーザーは色変換テーブル550の調整前と同じ黒点補正効果を想定することができる。従って、本態様は、迅速かつ高精度にプロファイルの調整を実現することができ、効率的にプロファイルを調整することができる。
また、プライベートタグ523に黒点情報540を格納しない場合にも、黒点が変動することにより意図した調整効果が得られないことをユーザーが知ることができる。このため、プロファイル調整において無駄な試行錯誤が抑止され、効率的なプロファイル調整が実現される。
(7)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、出力デバイスは、インクジェットプリンターに限定されず、色材としてトナーを使用するレーザープリンターといった電子写真方式のプリンター、3次元プリンター、表示装置、等でもよい。
画像を形成する色材の種類は、C,M,Y,Kに限定されず、C,M,Y,Kに加えて、Lc、Lm、DY、Orすなわちオレンジ、Grすなわちグリーン、Lk、画質向上用の無着色の色材、等を含んでもよい。
むろん、出力色空間は、cmyk色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
ターゲットデバイスは、ターゲット印刷機に限定されず、表示装置等でもよい。
むろん、入力色空間は、CMYK色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
上述した処理は、順番を入れ替えたり、一部を省略したり、別の処理を付加したりする等、適宜、変更可能である。
(8)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、効率的にプロファイルを調整することが可能な技術等を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
100…ホスト装置、114…記憶装置、115…入力装置、130…表示装置、200…プリンター、300…ターゲット印刷機、400…RIP、450…CMM、500…プロファイル、501…調整対象プロファイル、523…プライベートタグ、540…黒点情報、550,551…色変換テーブル、610…入力プロファイル、611…A2Bテーブル、620…出力プロファイル、621…B2Aテーブル、800…UI画面、811…入力プロファイル指定欄、812…出力プロファイル指定欄、813,814,815…チェックボックス欄、816…プライベートタグ使用選択欄、817…レンダリングインテント指定欄、818…調整点設定ボタン、819…プロファイル調整ボタン、BP1,BP2…黒点、CSc…プロファイル接続空間、CSi…入力色空間、CSo…出力色空間、GA1,GA2…色域、GD1,GD2…格子点、PR0…色変換プログラム、PR1…プロファイル調整プログラム、ST1…プロファイル受付工程、ST2…調整対象プロファイル受付工程、ST3…補正選択受付工程、ST4…格納選択受付工程、ST5…インテント受付工程、ST6…黒点情報格納工程、ST7…調整受付工程、ST8…出力工程、ST9…色変換工程。

Claims (8)

  1. 入力デバイスに依存する入力色空間の入力座標値から出力デバイスに依存する出力色空間の出力座標値への色変換処理において黒点補正を行う色変換方法であって、
    前記入力座標値とプロファイル接続空間の機器独立座標値との対応関係を表す入力プロファイルと、前記機器独立座標値と前記出力座標値との対応関係を表す出力プロファイルと、のいずれか一方を調整対象プロファイルとして受け付ける調整対象プロファイル受付工程と、
    前記調整対象プロファイルに格納されている色変換テーブルを調整する前において前記調整対象プロファイルのプライベートタグに前記色変換テーブルの黒点を表す黒点情報が格納されていない場合に前記色変換テーブルから前記黒点情報を求めて前記プライベートタグに格納する黒点情報格納工程と、
    前記色変換テーブルの調整を受け付ける調整受付工程と、
    前記黒点補正を行う前記色変換処理として、前記入力プロファイルを参照して前記入力座標値を前記機器独立座標値に変換し、前記出力プロファイルを参照して前記機器独立座標値を前記出力座標値に変換する処理を行う色変換工程と、を含み、
    前記色変換工程では、前記調整対象プロファイルの前記プライベートタグに前記黒点情報が格納されている場合に該黒点情報に基づいた前記黒点補正を前記色変換処理において行う、色変換方法。
  2. 前記色変換処理に使用する前記入力プロファイル及び前記出力プロファイルの指定を受け付けるプロファイル受付工程をさらに含む、請求項1に記載の色変換方法。
  3. 前記黒点補正を行う設定である場合に前記色変換工程において前記黒点補正を行い、
    前記色変換方法は、前記色変換処理において前記黒点補正を行う設定にするか否かの選択を受け付ける補正選択受付工程をさらに含む、請求項1又は請求項2に記載の色変換方法。
  4. 前記調整対象プロファイルの前記プライベートタグに前記黒点情報を格納するか否かの選択を受け付ける格納選択受付工程をさらに含み、
    前記黒点情報を格納する選択が受け付けられた場合に前記黒点情報格納工程において前記調整対象プロファイルの前記プライベートタグに前記黒点情報を格納する、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の色変換方法。
  5. 前記色変換テーブルの調整後に前記調整対象プロファイルの前記プライベートタグに前記黒点情報が格納されていない場合において、調整前の前記色変換テーブルの黒点を表す調整前黒点情報と調整後の前記色変換テーブルの黒点を表す調整後黒点情報とが異なる場合に、前記調整前黒点情報と前記調整後黒点情報とが異なることを表す不一致情報を出力する出力工程をさらに含む、請求項4に記載の色変換方法。
  6. 複数のレンダリングインテントの中からいずれか一つを指定インテントとして受け付けるインテント受付工程を含み、
    前記黒点情報格納工程及び前記調整受付工程では、前記色変換テーブルとして前記指定インテントに対応したテーブルを使用する、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の色変換方法。
  7. 入力デバイスに依存する入力色空間の入力座標値から出力デバイスに依存する出力色空間の出力座標値への色変換処理において黒点補正を行う色変換装置であって、
    前記入力座標値とプロファイル接続空間の機器独立座標値との対応関係を表す入力プロファイルと、前記機器独立座標値と前記出力座標値との対応関係を表す出力プロファイルと、のいずれか一方を調整対象プロファイルとして受け付ける調整対象プロファイル受付部と、
    前記調整対象プロファイルに格納されている色変換テーブルを調整する前において前記調整対象プロファイルのプライベートタグに前記色変換テーブルの黒点を表す黒点情報が格納されていない場合に前記色変換テーブルから前記黒点情報を求めて前記プライベートタグに格納する黒点情報格納部と、
    前記色変換テーブルの調整を受け付ける調整受付部と、
    前記黒点補正を行う前記色変換処理として、前記入力プロファイルを参照して前記入力座標値を前記機器独立座標値に変換し、前記出力プロファイルを参照して前記機器独立座標値を前記出力座標値に変換する処理を行う色変換部と、を含み、
    前記色変換部は、前記調整対象プロファイルの前記プライベートタグに前記黒点情報が格納されている場合に該黒点情報に基づいた前記黒点補正を前記色変換処理において行う、色変換装置。
  8. 入力デバイスに依存する入力色空間の入力座標値から出力デバイスに依存する出力色空間の出力座標値への色変換処理において黒点補正を行うための色変換プログラムであって、
    前記入力座標値とプロファイル接続空間の機器独立座標値との対応関係を表す入力プロファイルと、前記機器独立座標値と前記出力座標値との対応関係を表す出力プロファイルと、のいずれか一方を調整対象プロファイルとして受け付ける調整対象プロファイル受付機能と、
    前記調整対象プロファイルに格納されている色変換テーブルを調整する前において前記調整対象プロファイルのプライベートタグに前記色変換テーブルの黒点を表す黒点情報が格納されていない場合に前記色変換テーブルから前記黒点情報を求めて前記プライベートタグに格納する黒点情報格納機能と、
    前記色変換テーブルの調整を受け付ける調整受付機能と、
    前記黒点補正を行う前記色変換処理として、前記入力プロファイルを参照して前記入力座標値を前記機器独立座標値に変換し、前記出力プロファイルを参照して前記機器独立座標値を前記出力座標値に変換する処理を行う色変換機能と、をコンピューターに実現させ、
    前記色変換機能は、前記調整対象プロファイルの前記プライベートタグに前記黒点情報が格納されている場合に該黒点情報に基づいた前記黒点補正を前記色変換処理において行う、色変換プログラム。
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