JP2018074124A - 電子デバイス - Google Patents

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【課題】デバイスチップに加わる応力を低減すること。【解決手段】基板10と、基板10との間に空隙52を有し、弾性波共振器24が空隙52に露出して基板10上に実装されたデバイスチップ20と、デバイスチップ20の基板10とは反対側の面を覆って設けられ、デバイスチップ20の反対側の面に対して凹んでいてデバイスチップ20の反対側の面に接していない凹部46と、凹部46よりもデバイスチップ20側に突き出ていてデバイスチップ20の反対側の面に接する凸部48と、を有するリッド40と、基板10とリッド40との間でデバイスチップ20を囲んで設けられ、弾性波共振器24を空隙52内に封止する半田42と、を備える電子デバイス。【選択図】図1

Description

本発明は、電子デバイスに関する。
電子デバイスの小型化、低背化のために、パッケージ基板上にデバイスチップを実装し、デバイスチップ上に配置されたリッドとデバイスチップを囲む封止部とでデバイスチップを封止した電子デバイスが知られている(例えば、特許文献1)。また、パッケージ基板に内包されたデバイスチップを封止するリッドの厚さをパッケージ基板のリッドの接合面の凹凸に追従した厚さにした電子デバイスが知られている(例えば、特許文献2)。さらに、誘電体多層基板上に実装されたデバイスチップを封止するリッドに波形状の凹凸を設けた電子デバイスが知られている(例えば、特許文献3)。
特開2015−170668号公報 特開2006−196799号公報 特開2006−261158号公報
電子デバイスを回路基板などに搭載するために、実装ツールで電子デバイスをピックアップすることが行われる。電子デバイスのピックアップは実装ツールがリッドに吸着することで行われるが、この際に、デバイスチップに応力が加わってクラックが発生することがある。また、電子デバイスをモールド封止する際にもデバイスチップに応力が加わってクラックが発生することがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、デバイスチップに加わる応力を低減することを目的とする。
本発明は、基板と、前記基板との間に空隙を有し、機能部が前記空隙に露出して前記基板上に実装されたデバイスチップと、前記デバイスチップの前記基板とは反対側の面を覆って設けられ、前記デバイスチップの前記反対側の面に対して凹んでいて前記デバイスチップの前記反対側の面に接していない凹部と、前記凹部よりも前記デバイスチップ側に突き出ていて前記デバイスチップの前記反対側の面に接する凸部と、を有するリッドと、前記基板と前記リッドとの間で前記デバイスチップを囲んで設けられ、前記弾性波共振器を前記空隙内に封止する封止部と、を備える電子デバイスである。
上記構成において、前記凹部と前記デバイスチップの前記反対側の面との間は空隙が形成されている構成とすることができる。
上記構成において、前記リッドは前記デバイスチップの前記反対側の面より外側にも前記凹部と前記凸部を有し、前記封止部は前記凹部と前記凸部に接して設けられている構成とすることができる。
上記構成において、前記リッドは波板形状を有する構成とすることができる。
上記構成において、前記凸部は前記デバイスチップの前記反対側の面に平行な平坦形状を有し、前記凹部は島状に凹んでいる構成とすることができる。
上記構成において、前記リッドは金属板である構成とすることができる。
上記構成において、前記機能部は弾性波素子を含む構成とすることができる。
本発明によれば、デバイスチップに加わる応力を低減することができる。
図1(a)は、実施例1に係る弾性波デバイスの平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A間の断面図、図1(c)は、図1(a)のB−B間の断面図である。 図2(a)は、弾性波共振器の平面図、図2(b)は、圧電薄膜共振器の断面図である。 図3(a)から図3(c)は、実施例1に係る弾性波デバイスの製造方法を示す断面図(その1)である。 図4(a)から図4(c)は、実施例1に係る弾性波デバイスの製造方法を示す断面図(その2)である。 図5(a)から図5(f)は、リッドの製造方法を示す断面図である。 図6は、比較例に係る弾性波デバイスの断面図である。 図7(a)及び図7(b)は、比較例に係る弾性波デバイスで生じる課題を説明するための図である。 図8(a)及び図8(b)は、実施例1に係る弾性波デバイスの効果を説明するための図である。 図9(a)から図9(c)は、リッドの他の例を示す断面図である。 図10は、実施例2に係る弾性波デバイスの断面図である。 図11(a)は、実施例3に係る弾性波デバイスの平面図、図11(b)は、図11(a)のA−A間及びC−C間の断面図、図11(c)は、図11(a)のB−B間及びD−D間の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係る弾性波デバイス100の平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A間の断面図、図1(c)は、図1(a)のB−B間の断面図である。図1(a)から図1(c)のように、実施例1の弾性波デバイス100は、例えばパッケージ基板である基板10と、デバイスチップ20と、を含む。デバイスチップ20は、バンプ50によって基板10の平坦上面にフリップチップ実装されている。基板10とデバイスチップ20との間には、デバイスチップ20に設けられた弾性波共振器24とバンプ50とが露出する空隙52が形成されている。弾性波共振器24は弾性波を励振する機能部であり、弾性波共振器24が空隙52に露出することで弾性波の励振を確保できる。
基板10は、例えば酸化アルミニウム(Al)基板などのセラミック基板であるが、その他の絶縁基板であってもよい。基板10の上面にパッド12が設けられている。バンプ50はパッド12に接合している。パッド12は、基板10の内部に設けられた内部配線14を介して、基板10の下面に設けられたフットパッド16に電気的に接続されている。
デバイスチップ20は、タンタル酸リチウム(LiTaO)基板又はニオブ酸リチウム(LiNbO)基板などの圧電基板を含む基板22と、基板22の主面上に設けられた弾性波共振器24と、を含む。基板22は、サファイア基板、スピネル基板、アルミナ基板、又はシリコン基板などの支持基板の上面に圧電基板が接合された接合基板でもよい。基板22の主面上には、さらにパッド26が設けられている。バンプ50はパッド26に接合している。
パッド12、内部配線14、フットパッド16、及びパッド26は、例えば金(Au)で形成されているが、アルミニウム(Al)やチタン(Ti)などのその他の金属で形成されていてもよい。バンプ50は、例えば金(Au)バンプ又は銅(Cu)バンプであり、例えばスタッドバンプ又はめっきバンプである。
基板10の上面であって、デバイスチップ20の外側に金属パターン18が設けられている。金属パターン18はデバイスチップ20を囲んで設けられている。金属パターン18は、例えば金(Au)によって形成されている。デバイスチップ20の基板10とは反対側の面(以下、デバイスチップ20の上面と称す)を覆ってリッド40が設けられている。リッド40は、例えばコバールなどの半田よりも融点の高い金属で形成された金属板である。
リッド40は、デバイスチップ20の上面に対して凹んだ凹部46と凹部46よりもデバイスチップ20側に突き出た凸部48とを有し、凹部46と凸部48とが繰り返された波板形状をしている。すなわち、凹部46と凸部48は、X方向で互いに繰り返し設けられ、X方向に交差するY方向に延在している。なお、X方向及びY方向は任意の方向であり、凹部46と凸部48の繰り返しは、周期的な場合に限られず、非周期的であってもよい。リッド40は、凸部48でデバイスチップ20の上面に接し、凹部46ではデバイスチップ20の上面に接していない。凹部46とデバイスチップ20の上面との間は空隙30が形成されている。リッド40の厚さは例えば10μm程度である。リッド40の波形状の振幅Aは例えば25μm程度である。波形状の周期は適宜設定することができるが、例えば弾性波デバイス100をピックアップする実装ツールの径の4分の1程度であることが好ましい。
基板10とリッド40との間でデバイスチップ20を囲んで半田42が設けられている。半田42は、金属パターン18の上面とリッド40の下面とに接合している。リッド40は、デバイスチップ20の上面より外側においても凹部46と凸部48とを有する。半田42はリッド40の凹部46と凸部48とに接合している。弾性波共振器24は、半田42によって空隙52内に封止されている。リッド40及び半田42の表面を覆って保護膜44が設けられている。保護膜44は、例えば金属膜であり、例えばニッケル(Ni)のメッキ膜である。
図2(a)は、弾性波共振器24の平面図である。図2(a)のように、弾性波共振器24は、例えば弾性表面波共振器である。弾性波共振器24は、基板22上に、IDT(Interdigital Transducer)60とその両側に位置する反射器62とを備える。IDT60は、1対の櫛形電極64を備える。櫛形電極64は、複数の電極指66と、複数の電極指66が接続されたバスバー68と、を備える。1対の櫛形電極64は、電極指66がほぼ互い違いに配列するように対向している。IDT60は、基板22に弾性表面波を励振する。IDT60及び反射器62は、アルミニウム(Al)などの金属で形成されている。IDT60及び反射器62上に絶縁体からなる保護膜又は温度補償膜を設けてもよい。すなわち、機能部は、IDT60とその上に設けられた保護膜又は温度補償膜とを有していてもよい。
なお、実施例1では、弾性波共振器24が弾性表面波共振器である場合を例に説明するが、弾性波共振器24は圧電薄膜共振器であってもよい。図2(b)は、圧電薄膜共振器の断面図である。図2(b)のように、基板22上に圧電膜72が設けられている。基板22は、例えばサファイア基板、スピネル基板、又はアルミナ基板などの絶縁基板、若しくはシリコン基板などの半導体基板である。圧電膜72を挟んで下部電極70と上部電極74が設けられている。下部電極70と基板22との間に空隙76が形成されている。下部電極70及び上部電極74は、圧電膜72内に厚み縦振動モードの弾性波を励振する。下部電極70及び上部電極74は、例えばルテニウムなどの金属膜である。圧電膜72は、例えば窒化アルミニウム膜である。
図3(a)から図4(c)は、実施例1に係る弾性波デバイス100の製造方法を示す断面図である。図3(a)から図4(c)で説明する製造方法は多面取りプロセスによる製造方法である。図3(a)のように、予め準備しておいた、パッド12、内部配線14、フットパッド16、及び金属パターン18が形成された基板10の平坦上面に、複数のデバイスチップ20をバンプ50によってフリップチップ実装する。基板10の上面とデバイスチップ20との間には空隙52が形成される。
図3(b)のように、複数のデバイスチップ20上に、波板形状のリッド40と半田42とを含む積層体を、半田42がデバイスチップ20側になるように配置する。
ここで、波板形状のリッド40の製造方法について説明する。図5(a)から図5(f)は、リッドの製造方法を示す断面図である。図5(a)のように、まず、ロール状に巻かれたリッド40を準備する。
図5(b)のように、リッド40に対して圧延処理及び熱処理を施した後、リッド40を金型78に挿入して金型78で押圧する。金型78には、リッド40を波板形状にするための凹凸80が形成されている。金型78でリッド40を押圧することで、図5(c)のように、波板形状のリッド40が得られる。
図5(d)のように、リッド40を金型78に更に挿入する。金型78は、凹凸80の後段側に段差が形成されている。図5(e)のように、金型78でリッド40を押圧することで、図5(f)のように、波板形状のリッド40が所望の大きさに切断される。また、切断と同時に、ロール状に巻かれたリッド40の先端部分は波板形状となる。
なお、波板形状のリッド40は、このような機械的加工で作製する場合に限られず、例えばエッチング処理などの化学的加工によって作製する場合など、その他の方法によって作製してもよい。
図3(c)のように、積層体を加熱して半田42が溶融した状態とし、この状態でリッド40をデバイスチップ20側に押圧する。これにより、複数のデバイスチップ20の間隙に半田42が充填される。半田42は、基板10の上面に形成された金属パターン18上を濡れ広がった後に固化して、金属パターン18とリッド40とに接合する。リッド40は、凸部48でデバイスチップ20の上面に接する。リッド40の凹部46はデバイスチップ20の上面に接してなく、凹部46とデバイスチップ20の上面との間には空隙30が形成される。複数のデバイスチップ20は、リッド40と半田42とによって、空隙52を保ったまま封止される。
図4(a)のように、基板10の下面に設けられたフットパッド16を保護するために、基板10の下面にレジスト膜82を形成する。レジスト膜82の下面に、後述するダイシングのためのダイシングテープ84を貼り付ける。
図4(b)のように、複数のデバイスチップ20間で、リッド40、半田42、基板10、及びレジスト膜82を、ダイシングブレード86を用いたダイシングによって切断し、複数のデバイスチップ20を個片化する。複数のデバイスチップ20を確実に個片化するために、ダイシングテープ84の一部まで切断することが好ましい。
図4(c)のように、ダイシングテープ84を除去した後、個片化された複数のデバイス88それぞれをバレル(不図示)に入れた後、バレルをめっき槽90に投入してバレルめっきを施す。これにより、リッド40及び半田42を覆う保護膜44が形成される。その後、レジスト膜82を除去することで、実施例1の弾性波デバイス100が形成される。
図6は、比較例に係る弾性波デバイスの断面図である。図6のように、比較例の弾性波デバイス500では、リッド40は平坦形状をしている。このため、デバイスチップ20の上面全面にリッド40が接して設けられている。その他の構成は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
図7(a)及び図7(b)は、比較例に係る弾性波デバイスで生じる課題を説明するための図である。図7(a)のように、比較例の弾性波デバイスを回路基板などに搭載するために、テフロン(登録商標)などの樹脂製の実装ツール92で弾性波デバイスをピックアップすることが行われる。弾性波デバイスのピックアップは実装ツール92がリッド40側に真空吸着することで行われるが、この際に、実装ツール92がリッド40に対して傾いて当たる場合がある。この場合、リッド40の全面がデバイスチップ20に直接接しているためにデバイスチップ20の一部に大きな応力が加わり、デバイスチップ20にクラック94が発生する場合がある。クラック94は、基板10とデバイスチップ20との間が空隙52となっていることで発生し易くなる。
図7(b)のように、実装ツール92がリッド40に対して垂直に当たる場合、デバイスチップ20に加わる応力は分散される。しかしながら、弾性波デバイスの小型化のために、デバイスチップ20やリッド40を薄くすることが進められており、この場合、デバイスチップ20に加わる応力が分散されたとしてもデバイスチップ20にクラック94が発生する場合がある。実装ツール92のリッド40側の真空吸着面の大きさは例えば100μmφ〜1mmφである。例えば、長さ1.5mm、幅1.1mm、高さ0.36mmの大きさのデバイスチップ20に1mmφの大きさで20N(約2kg/cm)の荷重をリッド40に加えると、デバイスチップ20にクラックが発生した。
比較例の弾性波デバイス500とは異なり、実施例1の弾性波デバイス100では、図1(b)のように、リッド40は、デバイスチップ20の上面に対して凹んだ凹部46と凹部46よりもデバイスチップ20側に突き出た凸部48とを有する。そして、リッド40は、凸部48でデバイスチップ20の上面に接していて、凹部46ではデバイスチップ20の上面に接していない。この構造による効果を、図8(a)及び図8(b)を用いて説明する。図8(a)及び図8(b)は、実施例1に係る弾性波デバイスの効果を説明するための図である。図8(a)のように、リッド40が凸部48でデバイスチップ20の上面に接し且つ凹部46ではデバイスチップ20の上面に接していないと、実装ツール92がリッド40側に真空吸着する場合、リッド40は変形する。リッド40が変形することで、実装ツール92による応力がリッド40で吸収される。その結果、デバイスチップ20に加わる応力が低減される。なお、リッド40の変形は、加わる応力やその他の条件によって、バネのように変形する弾性変形の場合もあれば、塑性変形の場合もある。図8(b)のように、リッド40の変形が塑性変形であった場合でも、リッド40が凸部48でデバイスチップ20の上面に接し、凹部46ではデバイスチップ20の上面に接しないことが維持されるため、実装ツール92で真空吸着を再度行った場合でもデバイスチップ20に加わる応力を低減できる。
実施例1によれば、図1(b)のように、リッド40は、デバイスチップ20の上面に対して凹んでいてデバイスチップ20の上面に接していない凹部46と、凹部46よりもデバイスチップ20側に突き出てデバイスチップ20の上面に接した凸部48と、を有する。これにより、図8(a)及び図8(b)で説明したように、実装ツール92による応力がリッド40で吸収されるため、デバイスチップ20に加わる応力を低減させることができる。よって、デバイスチップ20にクラックが発生することを抑制できる。また、デバイスチップ20のクラックの発生を抑制できるため、デバイスチップ20を薄くすることができ、弾性波デバイス100を低背化することが可能となる。
また、実施例1によれば、リッド40の凹部46とデバイスチップ20の上面との間は空隙30が形成されている。このように、リッド40の凹部46とデバイスチップ20の上面との間が空隙30になっていることで、実装ツール92による応力をリッド40で効果的に吸収することができる。なお、リッド40の凹部46とデバイスチップ20の上面との間に他の部材が埋め込まれている場合でもよい。この場合、埋め込まれる部材は、リッド40によって応力を吸収する点から、半田42などのようにリッド40及びデバイスチップ20よりも柔らかい部材である場合が好ましい。
また、実施例1によれば、リッド40はデバイスチップ20の上面より外側においても凹部46と凸部48とを有し、半田42は凹部46と凸部48とに接して設けられている。これにより、リッド40と半田42との接合面積が大きくなるために接合力を大きくできる。
また、実施例1によれば、リッド40は金属板である。リッド40は絶縁板の場合でもよいが、実装ツール92による応力を吸収するバネのような機能を発揮する点から、リッド40は金属板である場合が好ましい。
実施例1では、図1(b)のように、リッド40は、正弦波の波形状をしている場合を例に示したが、その他の波形状の場合でもよい。図9(a)から図9(c)は、リッドの他の例を示す断面図である。リッド40は、図9(a)のように、三角波の波形状をしていてもよいし、図9(b)のように、矩形波の波形状をしていてもよいし、図9(c)のように、鋸波の波形状をしていてもよい。なお、実装ツール92による応力を効果的に吸収する点から、リッド40は正弦波又は三角波の波形状をしている場合が好ましい。
図10は、実施例2に係る弾性波デバイスの断面図である。図10のように、実施例2の弾性波デバイス200では、リッド40は、デバイスチップ20の上面上においては波形状をしているが、デバイスチップ20の上面よりも外側においては平坦形状をしている。その他の構成は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
実施例2のように、リッド40は、デバイスチップ20の上面よりも外側においては平坦形状であってもよい。これにより、平坦部分にチップを識別するための捺印をすることで捺印が認識し易くなる。
図11(a)は、実施例3に係る弾性波デバイスの平面図、図11(b)は、図11(a)のA−A間及びC−C間の断面図、図11(c)は、図11(a)のB−B間及びD−D間の断面図である。図11(a)から図11(c)のように、実施例3の弾性波デバイス300では、リッド40の凸部48はデバイスチップ20の上面に平行な平坦形状をしていて、凹部46はデバイスチップ20の上面に対して島状に凹んでいる。また、リッド40はデバイスチップ20の上面よりも外側において平坦形状をしている。その他の構成は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
実施例1及び実施例2では、リッド40は波板形状を有する場合を例に示したが、実施例3のように、リッド40は平坦形状をした凸部48と島状に凹んだ凹部46とを有する場合でもよい。なお、島の形状は、円形状である場合に限られず、矩形状である場合でもよい。また、島は周期的に設けられている場合に限られず、非周期的に設けられていてもよい。
実施例1から実施例3では、基板10とリッド40との間でデバイスチップ20を囲んで設けられた封止部として、半田42の場合を例に示したが、樹脂膜であってもよい。
また、実施例1から実施例3では、基板10はパッケージ基板である場合を例に示したが、上面に空隙52に露出した弾性波共振器などの機能部が設けられた基板であってもよい。
また、実施例1から実施例3では、電子デバイスとして、機能部が弾性波素子である弾性波デバイスの場合を例に示したが、その他のデバイスの場合でもよい。例えば、機能部は、アンプ及び/又はスイッチのような能動素子でもよいし、インダクタ及び/又はキャパシタなどの受動素子でもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 基板
12 パッド
14 内部配線
16 フットパッド
18 金属パターン
20 デバイスチップ
22 基板
24 弾性波共振器
26 パッド
30 空隙
40 リッド
42 半田
44 保護膜
46 凹部
48 凸部
50 バンプ
52 空隙
60 IDT
62 反射器
64 櫛形電極
66 電極指
68 バスバー
70 下部電極
72 圧電膜
74 上部電極
76 空隙
92 実装ツール
94 クラック
100〜300 弾性波デバイス

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板との間に空隙を有し、機能部が前記空隙に露出して前記基板上に実装されたデバイスチップと、
    前記デバイスチップの前記基板とは反対側の面を覆って設けられ、前記デバイスチップの前記反対側の面に対して凹んでいて前記デバイスチップの前記反対側の面に接していない凹部と、前記凹部よりも前記デバイスチップ側に突き出ていて前記デバイスチップの前記反対側の面に接する凸部と、を有するリッドと、
    前記基板と前記リッドとの間で前記デバイスチップを囲んで設けられ、前記機能部を前記空隙内に封止する封止部と、を備える電子デバイス。
  2. 前記凹部と前記デバイスチップの前記反対側の面との間は空隙が形成されている、請求項1記載の電子デバイス。
  3. 前記リッドは前記デバイスチップの前記反対側の面より外側にも前記凹部と前記凸部を有し、
    前記封止部は前記凹部と前記凸部に接して設けられている、請求項1または2記載の電子デバイス。
  4. 前記リッドは波板形状を有する、請求項1から3のいずれか一項記載の電子デバイス。
  5. 前記凸部は前記デバイスチップの前記反対側の面に平行な平坦形状を有し、
    前記凹部は島状に凹んでいる、請求項1から3のいずれか一項記載の電子デバイス。
  6. 前記リッドは金属板である、請求項1から5のいずれか一項記載の電子デバイス。
  7. 前記機能部は弾性波素子を含む、請求項1から6のいずれか一項記載の電子デバイス。
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