JP2018071423A - 多気筒エンジンの吸気装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多気筒エンジンに取り付けられてなる吸気装置は、インテークマニホールド2を備える。インテークマニホールド2は、複数の吸気管が枝分かれしてなる吸気通路部2aと、複数の吸気管が集合されてなる吸気集合部2bとを有するマニホールド本体部を有する。インテークマニホールド2は、マニホールド本体部の吸気集合部2bにおける壁部であるダイナミックダンパ部2iに埋め込まれてなる錘部材を更に有する。ダイナミックダンパ部2iは、吸気集合部2bにおける−X側の側壁部に設けられている。マニホールド本体部は、ガラス繊維強化樹脂材料からなり、錘部材は、ガラス繊維強化樹脂材料よりも比重が高い金属材料からなる。
【選択図】図2
Description
1.多気筒エンジン1の吸気側部分及びその周辺構造
本実施形態に係る多気筒エンジン(以下では、単に「エンジン」と記載する場合がある。)1の吸気側部分及びその周辺構造について、図1を用い説明する。
エンジン1の吸気装置の一部を構成するインテークマニホールド2の構成について、図2を用い説明する。図2は、インテークマニホールド2をエンジン1の側から見た模式斜視図である。
インテークマニホールド2におけるダイナミックダンパ部2iの内部構成について、図3及び図4を用い説明する。図3は、ダイナミックダンパ部2iにおける一部構成を切り取った状態で示す模式断面図である。
マニホールド本体部20に対する錘部材25の固定構造について、図5及び図6を用い説明する。図5は、図2のV−V断面でのダイナミックダンパ部2iの構成を示す模式断面図であり、図6は、図2のVI−VI断面でのダイナミックダンパ部2iの構成を示す模式断面図である。
インテークマニホールド2における吸気通路部2aと吸気集合部2bとの相対的な位置関係について、図7を用い説明する。図7は、エンジン1に接合された状態のインテークマニホールド2を、車両前方側より見た模式正面図である。
本実施形態に係るエンジン1の吸気装置では、インテークマニホールド2において、錘部材25の少なくとも一部が、マニホールド本体部20における吸気集合部2bの側壁部に埋め込まれている。よって、インテークマニホールドの側壁外面に対して錘部材を取り付ける上記特許文献1に係る技術よりも、錘部材25の少なくとも一部を埋め込んだ分だけ周辺部品との干渉を回避し易くなる。
上記実施形態では、4気筒の多気筒エンジン1を一例として採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、3気筒のエンジンや5気筒以上のエンジンなどを採用することができる。
2 インテークマニホールド
2a 吸気通路部
2b 吸気集合部
2i ダイナミックダンパ部
2j リブ部
3 ISG(インテグレーテッド・スタータ/ジェネレータ)
4 スロットルボディ
20 マニホールド本体部
20a〜20c 孔内充填部
25 錘部材
Claims (9)
- インテークマニホールドを備える多気筒エンジンの吸気装置において、
前記インテークマニホールドは、
樹脂材料から構成されてなり、複数の吸気管に枝分かれし、当該複数の吸気管の各々が前記多気筒エンジンの各燃焼室に接続されてなる吸気通路部と、前記吸気通路部に連続し、前記複数の吸気管が集合されてなる吸気集合部と、を有するマニホールド本体部と、
前記樹脂材料よりも比重が高い材料から構成されてなり、少なくとも一部が前記吸気集合部における壁部に埋め込まれてなる錘部材と、
を有する、
多気筒エンジンの吸気装置。 - 請求項1記載の多気筒エンジンの吸気装置であって、
前記多気筒エンジンにおける気筒列方向を第1方向とするとき、
前記錘部材の少なくとも一部が埋め込まれてなる前記壁部は、前記吸気集合部における前記第1方向の一方側に位置する側壁部である、
多気筒エンジンの吸気装置。 - 請求項2記載の多気筒エンジンの吸気装置であって、
前記多気筒エンジンが、シリンダヘッドと、当該シリンダヘッドに対して、前記第1方向に直交する第2方向の下部に接合されてなるシリンダブロックと、を有し、
前記第1方向及び前記第2方向の双方向に対して直交する第3方向から前記マニホールド本体部を平面視するとき、前記第1方向における前記吸気集合部の中心は、前記第1方向における前記吸気通路部の中心に対して、前記第1方向の他方側にオフセットされている、
多気筒エンジンの吸気装置。 - 請求項3記載の多気筒エンジンの吸気装置であって、
前記インテークマニホールドに対して取り付けられてなるスロットルボディを更に備え、
前記スロットルボディは、構成の一部が、前記インテークマニホールドに対して、前記第1方向の前記他方側に突出した状態で配置されてなり、
前記インテークマニホールドは、前記吸気通路部が前記多気筒エンジンの前記シリンダヘッドに対して前記第1方向に分散した複数個所で締結されており、前記吸気集合部が前記多気筒エンジンの前記シリンダブロックに対して1箇所で締結されており、
前記第3方向から前記インテークマニホールドを平面視するとき、前記シリンダブロックに対する前記吸気集合部の締結箇所は、前記第1方向における前記吸気集合部の中心に対して、前記第1方向の前記一方側にオフセット配置されている、
多気筒エンジンの吸気装置。 - 請求項1から請求項4の何れか記載の多気筒エンジンの吸気装置であって、
前記錘部材は、板状部材であって、厚み方向の表裏を貫通する貫通孔を有し、
前記マニホールド本体部は、前記錘部材の前記貫通孔に対して前記樹脂材料が充填形成されてなる孔内充填部を有する、
多気筒エンジンの吸気装置。 - 請求項5記載の多気筒エンジンの吸気装置であって、
前記貫通孔は、前記錘部材に少なくとも3つ以上設けられており、
前記少なくとも3つ以上設けられてなる前記貫通孔は、前記錘部材の一方の主面に沿った面方向において、2次元配置されている、
多気筒エンジンの吸気装置。 - 請求項1から請求項6の何れか記載の多気筒エンジンの吸気装置であって、
前記錘部材の外側表面の少なくとも一部は、前記壁部により被覆されており、
前記マニホールド本体部における前記壁部の内、前記錘部材の外側表面の少なくとも一部を被覆する部分には、リブ部が設けられてなる、
多気筒エンジンの吸気装置。 - 請求項1から請求項7の何れか記載の多気筒エンジンの吸気装置であって、
前記樹脂材料は、ガラス繊維強化樹脂材料である、
多気筒エンジンの吸気装置。 - 請求項1から請求項8の何れか記載の多気筒エンジンの吸気装置であって、
前記樹脂材料よりも比重が高い材料は、金属材料である、
多気筒エンジンの吸気装置。
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