JP2015158159A - 排気管の支持構造 - Google Patents

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Toru Tsubakiyama
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Abstract

【課題】ブラケットが熱劣化してしまうことを防止することができるとともに、排気管からブラケットを容易に取り外すことができる排気管の支持構造を提供すること。
【解決手段】排気管10の支持構造は、排気管10を取り囲むようにして設けられた円弧状の保持部20を有し、シリンダブロック5に取付けられるブラケット18と、ブラケット18と排気管10との間に介装され、環状の凹溝26が外周面に形成される環状のスペーサ19とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、排気管の支持構造に関し、特に、排気管を内燃機関に支持する排気管の支持構造に関する。
一般に、自動車等の車両にあっては、内燃機関に接続された排気管を、ブラケットを介して内燃機関に支持しているものがある。従来のこの種の排気管の支持構造としては、一端部が排気管に溶接によって固定され、他端側が車体マウンティングを介して車体側に固定される排気管固定用の支持ブラケットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−112302号公報
しかしながら、このような従来の排気管の支持構造にあっては、支持ブラケットの一端部が排気管に固定されているため、高温の排気ガスの熱によって支持ブラケットが熱劣化してしまうおそれがある。このため、支持ブラケットの他端部が内燃機関に締結されている場合には、内燃機関の振動によって排気管を長期に亙ってブラケットに安定して支持できないおそれがある。
また、支持ブラケットの他端部が、ボルト等によって内燃機関に締結されている場合には、高温の排気ガスの熱が支持ブラケットの一端部から他端部に伝達されてボルト等の焼き付けが発生してしまい、ボルトを内燃機関から取り外すことができず、支持ブラケットから排気管を取り外すことが困難となるおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、ブラケットが熱劣化してしまうことを防止することができるとともに、排気管からブラケットを容易に取り外すことができる排気管の支持構造を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、内燃機関から排出される排気ガスが導入される排気管を内燃機関に支持する支持構造であって、排気管を取り囲むようにして設けられた円弧状の保持部を有し、内燃機関に取付けられるブラケットと、ブラケットと排気管との間に介装され、環状の凹溝が内周面または外周面に形成される環状のスペーサとを備えたものから構成されている。
本発明の第2の態様としては、ブラケットが、内燃機関に固定され、半円弧状の第1の保持部を有する第1のブラケットと、第1のブラケットにボルトによって締結され、半円弧状の第2の保持部を有する第2のブラケットとを備えてもよい。
本発明の第3の態様としては、スペーサが、第1の保持部の内周面に沿って延在する半円弧状の第1のスペーサと、第2の保持部の内周面に沿って延在する半円弧状の第2のスペーサとを備え、第1のブラケットが、内燃機関に締結される縦壁部と、縦壁部から水平方向に突出して縦壁部と第1の保持部の全周とを接続する平板状の横壁部と、横壁部から上方または下方に延在するとともに、縦壁部と第1の保持部とを接続する平板状の連絡壁部とを備え、連絡壁部が、第1の保持部の円周方向中央部と対向する部位に接続されてもよい。
本発明の第4の態様としては、第1のブラケットが第1の保持部の円周方向両端部から外方に延出し、ボルトが挿通される第1のボルト挿通孔が形成される第1の締結部を有し、第2のブラケットが、第2の保持部の円周方向両端部から外方に延出し、ボルトが挿通される第2のボルト挿通孔が形成される第2の締結部を有し、排気管の軸線方向において、スペーサの凹溝、第1のボルト挿通孔および第2のボルト挿通孔が同一位置に位置してもよい。
このように上記の第1の態様によれば、排気管の支持構造が、排気管を取り囲むようにして設けられた円弧状の保持部を有し、内燃機関に取付けられるブラケットと、ブラケットと排気管との間に介装され、環状の凹溝が内周面または外周面に形成される環状のスペーサとを備えている。
このため、排気管を、環状の凹溝を有する環状のスペーサを介してブラケットに装着させることができ、スペーサの凹溝によって排気管から高温の排気ガスの熱がブラケットに直接伝達されることを抑制することができる。したがって、ブラケットが熱劣化してしまうことを防止して、ブラケットによって排気管を長期に亙って安定して支持することができる。
また、スペーサの凹溝によって排気管から高温の排気ガスの熱がブラケットに直接伝達されることを抑制することができるので、ブラケットと排気管とが焼き付いてしまうことがなく、排気管からブラケットを取り外すことができ、排気管のメンテナンス作業の作業性および取り外し性を向上させることができる。
また、凹溝を介して排気管の外周部とブラケットの内周部との間に空気層を形成することができるため、高温の排気ガスの熱を、空気層を介して外部に放出することができる。このため、周囲がブラケットによって囲まれている排気管の部位が熱劣化してしまうことを防止できる。
上記の第2の態様によれば、ブラケットが、内燃機関に固定され、半円弧状の第1の保持部を有する第1のブラケットと、第1のブラケットにボルトによって締結され、半円弧状の第2の保持部を有する第2のブラケットとを備えているので、第1のブラケットと第2のブラケットとを分割することで、ブラケットに対して排気管を容易に着脱することができ、排気管の取り出し性をより効果的に向上させることができるとともに、排気管のメンテナンス作業の作業性をより効果的に向上させることができる。
上記の第3の態様によれば、スペーサが、第1の保持部の内周面に沿って延在する半円弧状の第1のスペーサと、第2の保持部の内周面に沿って延在する半円弧状の第2のスペーサとを備えているので、排気管が高温の排気ガスによって熱膨張した場合に、排気管からスペーサを分割して取り外すことができる。このため、排気管からスペーサを容易に取り外すことができ、排気管が劣化してしまうことを防止することができる。
また、内燃機関に締結される第1のブラケットが、内燃機関に締結される縦壁部と、縦壁部から水平方向に突出して縦壁部と第1の保持部の全周とを接続する平板状の横壁部と、横壁部から上方または下方に延在するとともに、縦壁部と第1の保持部とを接続する平板状の連絡壁部とを備えているので、第1のブラケットの強度を高くすることができ、ブラケットによって排気管を安定して支持することができる。このため、内燃機関の振動によって排気管が振動することを抑制して、排気管の耐久性を向上させることができる。
さらに、連絡壁部が第1の保持部の円周方向中央部と対向する部位に接続されているので、内燃機関から第1の保持部に伝達される熱を第1のスペーサの円周方向中央部から円周方向両端部に均等に分散させることができ、熱による第1のスペーサの変形の偏りを抑制できる。
上記の第4の態様によれば、排気管の軸線方向において、スペーサの凹溝、第1のボルト挿通孔および第2のボルト挿通孔が同一位置に位置しているので、高温の排気ガスの熱が排気管から第1のボルト挿通孔および第2のボルト挿通孔に直接伝達されることを抑制することができる。
このため、排気管からボルトに排気ガスの熱が伝達されることを防止して、第1のブラケットと第2のブラケットとを締結するボルトが劣化することを防止でき、ボルトの耐久性を向上させることができる。
また、排気管からボルトに排気ガスの熱が伝達されることを防止できるので、ボルトが第1の締結部および第2の締結部に固着されることを防止でき、ボルトを第1の締結部および第2の締結部から容易に取り外すことができる。このため、排気管からブラケットを容易に取り外すことができる。
図1は、本発明の排気管の支持構造の一実施形態を示す図であり、車両の前方の上面図である。 図2は、本発明の排気管の支持構造の一実施形態を示す図であり、内燃機関の正面図である。 図3は、本発明の排気管の支持構造の一実施形態を示す図であり、内燃機関の側面図である。 図4は、本発明の排気管の支持構造の一実施形態を示す図であり、排気管、ブラケットおよびスペーサの分解図である。 図5は、本発明の排気管の支持構造の一実施形態を示す図であり、図2のV1−V1方向矢視断面図である。 図6は、本発明の排気管の支持構造の一実施形態を示す図であり、図3のV2−V2方向矢視断面図である。 図7は、本発明の排気管の支持構造の一実施形態を示す図であり、図3のV3−V3方向矢視断面図である。 図8は、本発明の排気管の支持構造の一実施形態を示す図であり、図3のV3−V3方向矢視断面に相当する排気管、ブラケットおよび異なる形状を有するスペーサの構成図である。
以下、本発明に係る排気管の支持構造の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図8は、本発明に係る一実施形態の排気管の支持構造を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、車両1の前後方向前部には車体2によって囲まれるエンジンルーム3が形成されており、エンジンルーム3には内燃機関としてのエンジン4が設置されている。
図2、図3において、エンジン4は、シリンダブロック5と、シリンダブロック5の上部に設けられたシリンダヘッド6と、シリンダヘッド6の上部に設けられたシリンダヘッドカバー7とを含んで構成されている。
シリンダブロック5には図示しない複数のシリンダが形成されており、シリンダ内には図示しないピストンが往復動自在に設けられている。シリンダブロック5には図示しないクランクシャフトが回転自在に設けられており、ピストンの往復運動は、クランクシャフトの回転運動に変換される。
シリンダヘッド6には図示しない吸排気カムを有する図示しない一対の吸排気カムシャフトが回転自在に設けられており、吸排気カムの回転によって、図示しない吸排気バルブが昇降することにより、シリンダヘッド6に形成された図示しない吸排気ポートが開閉される。
シリンダヘッド6には排気マニホールド8が取付けられており、排気マニホールド8は、シリンダ毎に対応した排気ポートに連通する排気通路を有し、排気マニホールド8にはシリンダで燃焼された排気ガスが導入される。
排気マニホールド8の下流端には触媒コンバータ9が取付けられており、触媒コンバータ9は、排気ガスを浄化する機能を有する。触媒コンバータ9の下流には排気管10が接続されており、排気管10は、触媒コンバータ9によって浄化された排気ガスが導入される。すなわち、排気管10にはエンジン4から排出される排気ガスが排気マニホールド8および触媒コンバータ9を介して導入され、この排気ガスを大気に排出する。
エンジン4にはトランスミッション11が取付けられており(図1、図2参照)、トランスミッション11は、クランクシャフトの回転を変速して図示しない駆動輪に伝達する。エンジン4およびトランスミッション11は、マウント部材14、15によって車両1の前後方向に延在する図示しないサイドフレームに弾性的に支持されている。
図2、図3において、排気管10は、支持部材17によってシリンダブロック5、すなわち、エンジン4に支持されており、図4に示すように、支持部材17は、ブラケット18およびスペーサ19を含んで構成される。
図4において、ブラケット18は、排気管10を取り囲むようにして設けられた円弧状の保持部20を備えており、シリンダブロック5に取付けられている。具体的には、ブラケット18は、シリンダブロック5に固定される第1のブラケット21と、第1のブラケット21にボルト23およびナット35によって締結される第2のブラケット22とを備えている。
保持部20は、第1のブラケット21に形成された半円弧状の第1の保持部24と、第2のブラケット22に形成された半円弧状の第2の保持部25とから構成されている。
したがって、第1のブラケット21および第2のブラケット22が排気管10に取付けられると、保持部20が円弧状に形成されることになる。
スペーサ19は、ブラケット18と排気管10との間に介装されており、環状の凹溝26が外周面に形成されている。具体的には、スペーサ19は、第1の保持部24の内周面に沿って延在する半円弧状の第1のスペーサ27と、第2の保持部25の内周面に沿って延在する半円弧状の第2のスペーサ28とから構成されており、スペーサ19がブラケット18と排気管10との間に介装された状態において、環状に形成されることになる。ここで、凹溝26は、スペーサ19の内周面に形成されてもよい。
図4〜図6において、第1のブラケット21は、シリンダブロック5にボルト29によって締結される縦壁部30と、縦壁部30の上部から水平方向に突出して縦壁部30と第1の保持部24の全周とを接続する平板状の横壁部31と、横壁部31から下方に延在するとともに、縦壁部30と第1の保持部24を接続する平板状の連絡壁部32とを備えている。
図6に示すように、連絡壁部32は、第1の保持部24の円周方向中央部と対向する部位に接続されており、縦壁部30と略同一の高さに形成されている(図4参照)。ここで、横壁部31は、縦壁部30の下部から水平方向に突出してもよく、連絡壁部32は、横壁部31のから上方に延在してもよい。
図4、図5に示すように、第1のスペーサ27および第2のスペーサ28の上部にはフランジ部27a、28aが形成されており、フランジ部27a、28aは、第1の保持部24および第2の保持部25の上端に載置される。
図4、図6、図7において、第1のブラケット21は、第1の保持部24の円周方向両端部から外方に延出し、ボルト23が挿通される第1のボルト挿通孔33aが形成される第1の締結部33を有しており、第2のブラケット22は、第2の保持部25の円周方向両端部から外方に延出し、ボルト23が挿通される第2のボルト挿通孔34aが形成される第2の締結部34を有する。
図7に示すように、排気管10の軸線方向Oにおいて、第1のボルト挿通孔33aおよび第2のボルト挿通孔34aがスペーサ19の凹溝26の範囲L内に設けられている。なお、図7では、第2のボルト挿通孔34aが描かれていないが、排気管10の軸線方向Oにおいて、第2のボルト挿通孔34aがスペーサ19の凹溝26の範囲L内に設けられていることは、勿論である。
次に、作用を説明する。
排気管10をシリンダブロック5に取付けるには、排気管10の外周部に第1のスペーサ27および第2のスペーサ28を取付けた後に、排気管10およびスペーサ19を第1のブラケット21の第1の保持部24および第2のブラケット22の第2の保持部25によって挟み込み、第1の締結部33および第2の締結部34を当接させる。
このとき、フランジ部27a、28aを第1の保持部24および第2の保持部25の上端に載置して第1のスペーサ27および第2のスペーサ28がブラケット18から脱落することを防止する。
この後、第1の締結部33および第2の締結部の第1のボルト挿通孔33aおよび第2のボルト挿通孔34aにボルト23を挿通した後、ボルト23にナット35を螺合させることにより、排気管10がスペーサ19を介してブラケット18に取付けられ、ブラケット18を介してシリンダブロック5に取付けられる。
本実施形態の排気管10の支持構造によれば、排気管10を取り囲むようにして設けられた円弧状の保持部20を有し、シリンダブロック5に取付けられるブラケット18と、ブラケット18と排気管10との間に介装され、環状の凹溝26が外周面に形成される環状のスペーサ19とを備えている。
このため、排気管10を、環状の凹溝26を有する環状のスペーサ19を介してブラケット18に装着させることができ、スペーサ19の凹溝26によって排気管10から高温の排気ガスの熱がブラケット18に直接伝達されることを抑制することができる。したがって、ブラケット18防止して、ブラケット18によって排気管10を長期に亙って安定して支持することができる。
また、スペーサ19の凹溝26によって排気管10から高温の排気ガスの熱がブラケット18に直接伝達されることを抑制することができるので、ブラケット18と排気管10とが焼き付いてしまうことがなく、排気管10からブラケット18を取り外すことができ、排気管10のメンテナンス性および取り外し性を向上させることができる。
また、凹溝26を介して排気管10の外周部とブラケット18の内周部との間に空気層を形成することができるため、高温の排気ガスの熱を、空気層を介して外部に放出することができる。このため、周囲がブラケット18によって囲まれている排気管10の部位が熱劣化してしまうことを防止できる。
本実施形態の排気管10の支持構造によれば、ブラケット18が、シリンダブロック5に固定され、半円弧状の第1の保持部24を有する第1のブラケット21と、第1のブラケット21にボルト23およびナット35によって締結され、半円弧状の第2の保持部25を有する第2のブラケット22とを備えている。
このため、第1のブラケット21と第2のブラケット22とを分割することで、ブラケット18に対して排気管10を容易に着脱することができ、排気管10の取り出し性をより効果的に向上させることができるとともに、排気管10のメンテナンス作業の作業性をより効果的に向上させることができる。
また、本実施形態の排気管10の支持構造によれば、スペーサ19が、第1の保持部24の内周面に沿って延在する半円弧状の第1のスペーサ27と、第2の保持部25の内周面に沿って延在する半円弧状の第2のスペーサ28とを備えているので、排気管10が高温の排気ガスによって熱膨張した場合に、排気管10からスペーサ19を分割して取り外すことができる。このため、排気管10からスペーサ19を容易に取り外すことができ、排気管10が劣化してしまうことを防止することができる。
また、シリンダブロック5に締結される第1のブラケット21が、シリンダブロック5に締結される縦壁部30と、縦壁部30から水平方向に突出して縦壁部30と第1の保持部24の全周とを接続する平板状の横壁部31と、横壁部31から下方に延在するとともに、縦壁部30と第1の保持部24とを接続する平板状の連絡壁部32とを備えている。
このため、第1のブラケット21の強度を高くすることができ、ブラケット18によって排気管10を安定して支持することができる。したがって、エンジン4の振動によって排気管10が振動することを抑制して、排気管10の耐久性を向上させることができる。
さらに、連絡壁部32が第1の保持部24の円周方向中央部と対向する部位に接続されているので、図6の矢印Aで示すように、シリンダブロック5から第1の保持部24に伝達される熱を第1のスペーサ19の円周方向中央部から円周方向両端部に均等に分散させることができ、熱による第1のスペーサ19の変形の偏りを抑制できる。
また、排気管10からボルト23に排気ガスの熱が伝達されることを防止できるので、ボルト23が第1の締結部33および第2の締結部34に固着されることを防止でき、ボルト23を第1の締結部33および第2の締結部34から容易に取り外すことができる。このため、排気管10からブラケット18を容易に取り外すことができる。
なお、本実施形態の排気管10の支持構造によれば、排気管10の軸線方向Oにおいて第1のボルト挿通孔33aおよび第2のボルト挿通孔34aがスペーサ19の凹溝26の範囲L内に設けられているが、これに限定されるものではない。
例えば、図8に示すように、スペーサ19を構成する第1のスペーサ27の内周面および外周面に凹溝26A、26Bを形成し、排気管10の軸線方向Oにおいて、凹溝26A、26B、第1のボルト挿通孔33aおよび第2のボルト挿通孔34aを同一位置に位置させてもよい。換言すれば、凹溝26A、26B、第1のボルト挿通孔33aおよび第2のボルト挿通孔34aを、排気管10の軸線方向Oと直交する軸線L1上に位置させてもよい。
なお、図8では、第2のボルト挿通孔34aが描かれていないが、排気管10の軸線方向Oにおいて第2のボルト挿通孔34aがスペーサ19の凹溝26A、26Bと同一の位置に設けられていることは、勿論である。また、第2のスペーサ28が図示されていないが、第2のスペーサ28の内周面および外周面に凹溝26A、26Bと同様の凹溝が形成されており、排気管10の軸線方向Oにおいて、第2のスペーサ28の凹溝も第1のボルト挿通孔33aおよび第2のボルト挿通孔34aと同一位置に位置している。
このようにすれば、高温の排気ガスの熱が排気管10から第1のボルト挿通孔33aおよび第2のボルト挿通孔34aに直接伝達されることを抑制することができる。
このため、排気管10からボルト23に排気ガスの熱が伝達されることを防止して、第1のブラケット21と第2のブラケット22とを締結するボルト23が劣化することを防止して、ボルト23の耐久性を向上させることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
4…エンジン(内燃機関)、10…排気管、18…ブラケット、19…スペーサ、20…保持部、21…第1のブラケット、22…第2のブラケット、23…ボルト、24…第1の保持部、25…第2の保持部、26,26A,26B…凹溝、27…第1のスペーサ、28…第2のスペーサ、30…縦壁部、31…横壁部、32…連絡壁部、33…第1の締結部、33a…第1のボルト挿通孔、34…第2の締結部、34a…第2のボルト挿通孔

Claims (4)

  1. 内燃機関から排出される排気ガスが導入される排気管を前記内燃機関に支持する支持構造であって、
    前記排気管を取り囲むようにして設けられた円弧状の保持部を有し、前記内燃機関に取付けられるブラケットと、
    前記ブラケットと前記排気管との間に介装され、環状の凹溝が内周面または外周面に形成される環状のスペーサとを備えたことを特徴とする排気管の支持構造。
  2. 前記ブラケットが、前記内燃機関に固定され、半円弧状の第1の保持部を有する第1のブラケットと、前記第1のブラケットにボルトによって締結され、半円弧状の第2の保持部を有する第2のブラケットとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の排気管の支持構造。
  3. 前記スペーサが、前記第1の保持部の内周面に沿って延在する半円弧状の第1のスペーサと、前記第2の保持部の内周面に沿って延在する半円弧状の第2のスペーサとを備え、
    前記第1のブラケットが、前記内燃機関に締結される縦壁部と、前記縦壁部から水平方向に突出して前記縦壁部と前記第1の保持部の全周とを接続する平板状の横壁部と、前記横壁部から上方または下方に延在するとともに、前記縦壁部と前記第1の保持部とを接続する平板状の連絡壁部とを備え、
    前記連絡壁部が、前記第1の保持部の円周方向中央部と対向する部位に接続されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排気管の支持構造。
  4. 前記第1のブラケットが前記第1の保持部の円周方向両端部から外方に延出し、前記ボルトが挿通される第1のボルト挿通孔が形成される第1の締結部を有し、前記第2のブラケットが、前記第2の保持部の円周方向両端部から外方に延出し、前記ボルトが挿通される第2のボルト挿通孔が形成される第2の締結部を有し、
    前記排気管の軸線方向において、前記スペーサの凹溝、前記第1のボルト挿通孔および前記第2のボルト挿通孔が同一位置に位置することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の排気管の支持構造。
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