JP2018062866A - 吸気系部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンルーム内のスペースを大きく占有することなく同エンジンルーム内の騒音を低減することができる吸気系部品を提供する。【解決手段】エンジンルーム内に設けられる吸気ダクトは、内部を吸気通路が通過する繊維部6を備える。繊維部6は一対の側壁8同士を互いに接合することによって形成されており、それら側壁8同士の間を上記吸気通路が通過している。側壁8は、非通気性材料により形成されている非通気フィルム14と、その非通気フィルム14の内側に通気性材料により形成されている吸音材13と、非通気フィルム14の外側に通気性材料により形成されている吸音材15と、を備える。非通気フィルム14により隔てられた吸音材13と吸音材15とのうち、吸音材13は吸気通路内の吸気音を低減する一方、吸音材15はエンジンルーム内の騒音を低減する。【選択図】図4

Description

本発明は、吸気系部品に関する。
自動車等の車両においては、吸気通路を形成するための側壁を有する吸気系部品(例えば吸気ダクト)がエンジンルーム内に設けられており、こうした吸気ダクト(吸気通路)内の吸気音を低減することが望まれている。このため、特許文献1では、吸気ダクトの側壁に通気性を持たせて吸気音の音圧を吸気ダクトの外に逃がすことにより、吸気ダクト内での吸気音に基づく定在波の発生を抑制して吸気音を低減させるようにしている。
特開平11−343939号公報
ところで、車両のエンジンルーム内では原動機等の作動に基づく騒音が発生しており、そのエンジンルーム内の騒音による影響が大きいことから、吸気通路内の吸気音だけでなくエンジンルーム内における吸気通路外の騒音も低減することが望まれている。しかし、特許文献1のような吸気ダクトをエンジンルーム内に設けた場合、吸気音の音圧をエンジンルーム内における吸気ダクト(吸気通路)の外に逃がすことになるため、エンジンルーム内の騒音を低減するうえで不利になる。このため、エンジンルーム内の騒音も低減しようとする場合、騒音低減のための機器や部材をエンジンルーム内に設置しなければならず、それらの機器や部材によってスペースが大きく占有されてしまう。
本発明の目的は、エンジンルーム内のスペースを大きく占有することなく同エンジンルーム内の騒音を低減することができる吸気系部品を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する吸気系部品は、車両のエンジンルームに設けられて吸気通路を形成するための側壁を有する。この側壁は、非通気性材料により形成されている非通気層と、その非通気層の内側に通気性材料により形成されている内側吸音層と、上記非通気層の外側に通気性材料により形成されている外側吸音層と、を備える。
上記構成によれば、エンジンルーム内の吸気系部品において、吸気通路を形成するための側壁は、非通気性材料で形成された非通気層により、吸気通路内の吸気音を低減するための内側吸音層と、エンジンルーム内における吸気通路外の騒音を低減するための外側吸音層とに隔てられている。
そして、吸気通路内において、吸気音が吸気系部品の側壁における内側吸音層に対し入射されると、内側吸音層を形成している通気性材料が吸気音の入射に伴って微小に変動することにより、吸気音の持つエネルギが上記通気性材料の運動に変換されて消費され、そうしたエネルギの消費によって吸気音が低減(吸音)される。吸気通路内とエンジンルーム内とは上記側壁の非通気層によって遮断されているため、吸気通路内の吸気音がエンジンルーム内に逃げることは上記非通気層によって抑制される。従って、吸気通路内の吸気音がエンジンルーム内に逃げることにより、同エンジンルーム内の騒音を低減しにくくなることは抑制される。
一方、エンジンルーム内の騒音が吸気系部品の側壁における外側吸音層に対し入射されると、外側吸音層を形成している通気性材料が上記騒音の入射に伴って微小に変動することにより、同騒音の持つエネルギが上記通気性材料の運動に変換されて消費され、そうしたエネルギの消費によって上記騒音が低減(吸音)される。従って、エンジンルーム内に騒音低減のための機器や部材を上記吸気系部品とは別に設置する必要はなく、そうした機器や部材によってスペースが大きく占有されることもない。
本発明によれば、吸気通路を形成するための吸気系部品の側壁により、吸気通路内の吸気音だけでなくエンジンルーム内の騒音も低減されるため、エンジンルーム内のスペースを大きく占有することなく同エンジンルーム内の騒音を低減することができる。
車両のエンジンルーム内における内燃機関の吸気系を示す略図。 内燃機関の吸気系を構成する吸気ダクトを示す斜視図。 吸気ダクトにおける繊維部の径方向断面を示す断面図。 繊維部における側壁の構造を概略的に示す分解図。
以下、車両のエンジンルーム内に設けられる吸気系部品の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、車両のエンジンルーム内に搭載された内燃機関1の吸気系の概要を示している。内燃機関1の吸気系は、吸気ダクト2及びエアクリーナ3等々の吸気系部品によって構成されており、それら吸気系部品によって形成された吸気通路4を介して内燃機関1に空気が吸入される。上記吸気ダクト2は、内燃機関1の吸気系におけるエアクリーナ3の上流側に設けられており、そのエアクリーナ3に対し接続されている。
図2に示すように、吸気ダクト2には、その上流から下流に向けて、樹脂部5、繊維部6、樹脂部7が設けられている。これら樹脂部5、繊維部6、及び樹脂部7は互いに接続されており、それらの内部を上記吸気通路4が通過している。なお、上記樹脂部5及び上記樹脂部7は樹脂によって形成されており、上記繊維部6は不織布シート等によって形成されている。
図3は、吸気ダクト2における繊維部6の断面を示している。繊維部6は、上記吸気通路4を形成するための上下一対の側壁8を備えている。そして、一方の側壁8における繊維部6の径方向の両縁と他方の側壁8における繊維部6の径方向の両縁とを互いに接合することにより、それら側壁8同士の間に上記吸気通路4が形成されている。
図4に示すように、繊維部6を形成するための側壁8は、表皮材11、通気フィルム12、吸音材13、非通気フィルム14、吸音材15、通気フィルム16、及び表皮材17によって形成されている。側壁8を形成するための上記各部材は、図中の上から下(図3に示す繊維部6の内側から外側)に向って、表皮材11、通気フィルム12、吸音材13、非通気フィルム14、吸音材15、通気フィルム16、表皮材17の順番で側壁8の厚さ方向に重ねられている。
側壁8における上記非通気フィルム14は、非通気性材料によって形成されている非通気層として機能する。また、上記吸音材13は、上記非通気層(非通気フィルム14)の内側に不織布シート等の通気性材料により形成されている内側吸気層として機能し、上記吸音材15は上記非通気層の外側に不織布シート等の通気性材料により形成されている外側吸気層として機能する。上記表皮材11及び上記通気フィルム12は、内側吸音層(吸音材13)の内面に同内側吸音層よりも通気度の低い通気性材料により形成されている内側表皮層として機能する。また、上記通気フィルム16及び表皮材17は、外側吸音層(吸音材15)の外面に同外側吸音層よりも通気度の低い通気性材料により形成されている外側表皮層として機能する。
側壁8においては、内側吸音層(吸音材13)及び外側吸音層(吸音材15)に対する音の入射に伴って吸音材13,15を形成する不織布シートの繊維が微小に変動することにより、その音の持つエネルギが同繊維の運動に変換されて消費され、そうしたエネルギの消費によって上記音のうち高周波数帯の成分が低減(吸音)される。
更に、側壁8において、内側表皮層及び外側表皮層に対し音が入射されるときには、その音が内側表皮層での共振及び外側表皮層での共振に伴って、以下のように低減されることとなる。
すなわち、内側表皮層(表皮材11及び通気フィルム12)に対する音の入射に伴って同内側表皮層が共振するとき、その共振時の振動に伴う内部摩擦によって内側表皮層が発熱する。このことは、上記音の持つエネルギが熱に変換されて消費されていることを意味し、そうしたエネルギ消費によって上記音のうち内側表皮層の共振周波数に対応した周波数帯の成分が低減される。ここで、内側表皮層の共振周波数は、内側表皮層(通気フィルム12)の通気度との相関があり、同通気度が小さくなるほど低くなる。そして、通気フィルム12の通気度は吸音材13の通気度よりも低いため、内側表皮層の共振周波数が低周波数帯の値となる。その結果、内側表皮層に音が入射して同内側表皮層が共振することに伴って、その音のうち低周波数帯の成分が低減される。
また、外側表皮層(通気フィルム16及び表皮材17)に対する音の入射に伴って同外側表皮層が共振するとき、その共振時の振動に伴う内部摩擦によって外側表皮層が発熱する。このことは、上記音の持つエネルギが熱に変換されて消費されていることを意味し、そうしたエネルギ消費によって上記音のうち外側表皮層の共振周波数に対応した周波数帯の成分が低減される。ここで、外側表皮層の共振周波数は、外側表皮層(通気フィルム16)の通気度との相関があり、同通気度が小さくなるほど低くなる。そして、通気フィルム16の通気度は吸音材15の通気度よりも低いため、外側表皮層の共振周波数が低周波数帯の値となる。その結果、外側表皮層に音が入射して同外側表皮層が共振することに伴って、その音のうち低周波数帯の成分が低減される。
次に、側壁8を形成するための上記各部材の詳細について、以下に列記する。
<非通気フィルム14>
非通気フィルム14の目付け量及び厚さは、繊維部6の内外での音を遮断しつつ同繊維部6の重量増加を抑制できる範囲の値とされている。詳しくは、非通気フィルム14の目付け量を5〜300g/m2 (平方メートル)とする一方、非通気フィルム14の厚さを0.01〜3mmとすることが考えられる。なお、非通気フィルム14の目付け量に関しては、この実施形態では例えば20g/m2 とされている。
<吸音材13,15>
吸音材13,15は、通気性材料である不織布シートを熱プレスすることにより成形されている繊維成形体である。上記不織布シートは、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)からなる芯部と、同PET繊維よりも融点の低い変性PETからなる鞘部と、を有する芯鞘型の複合繊維により構成されている。上記不織布シートの繊維径、並びに、上記吸音材13,15の目付け量及び厚さは、吸音材13,15による必要な吸音性能を確保しつつ同吸音材13,15の重量増加を抑制できる範囲の値とされている。すなわち、上記不織布シートの繊維径は11〜25μmとされている。また、吸音材13,15の目付け量は、例えば50 〜1000g/m2 とすることが考えられ、この実施形態では600g/m2 とされている。更に、吸音材13,15の厚さとしては、5〜50mmとすることが考えられ、より好ましくは11〜25とすることが考えられる。
<通気フィルム12,16>
内側表皮層及び外側表皮層における通気フィルム12,16の通気度は、吸音材13,15の通気度よりも低い値であり、且つ、吸音材13,15によって低減される周波数帯の音よりも低周波数帯の音を効果的に低減できる範囲の値とされている。詳しくは、通気フィルム12,16の通気度(JISL1096,A法(フラジール形法))は、3〜50cc/cm2 (平方センチメートル)・sとすることができ、より好ましくは5〜10cc/cm2 ・sとすることができる。
<表皮材11,17>
内側表皮層及び外側表皮層の表皮材11,17は、例えばPET繊維からなる不織布シートにより形成されている。
なお、表皮材11及び通気フィルム12からなる内側表皮層の目付け量及び厚さは、吸音材13によって低減される音よりも低収端数帯の音を内側表皮層によって効果的に低減できる範囲の値とされている。すなわち、内側表皮層の目付け量は20〜1000g/m2 とされており、内側表皮層の厚さは0.1〜5mmとされている。ちなみに、この実施形態では、通気フィルム12の目付け量が45g/m2 とされており、表皮材11の目付け量が70g/m2 とされている。
また、通気フィルム16及び表皮材17からなる外側表皮層の目付け量は、吸音材15によって低減される音よりも低収端数帯の音を外側表皮層によって効果的に低減できる範囲の値とされている。すなわち、外側表皮層の目付け量は20〜1000g/m2 とされており、外側表皮層の厚さは0.1〜5mmとされている。ちなみに、この実施形態では、通気フィルム16の目付け量が45g/m2 とされており、表皮材17の目付け量が70g/m2 とされている。
次に、吸気ダクト2の作用について説明する。
エンジンルーム内に設けられた吸気ダクト2の繊維部6は、一対の側壁8同士を互いに接合することによって形成されており、それら側壁8同士の間を吸気通路4が通過している。そして、側壁8において、吸気通路4内の吸気音を低減するための吸音材13(内側吸音層)と、エンジンルーム内における吸気通路4外の騒音を低減するための吸音材15とは、非通気フィルム14(非通気層)によって隔てられている。
そして、吸気通路4内において、吸気音が側壁8における吸音材13に対し入射されると、その吸音材13によって吸気音における高周波数帯の成分が低減される。また、吸気音が内側表皮層に入射されると、それに伴って内側表皮層が共振することにより、上記吸気音のうち影響の大きい低周波数帯の成分が低減される。吸気通路4内とエンジンルーム内とは上記側壁8の非通気フィルム14によって遮断されているため、吸気通路4内の吸気音がエンジンルーム内に逃げることは上記非通気フィルム14によって抑制される。従って、吸気通路4内の吸気音がエンジンルーム内に逃げることにより、同エンジンルーム内の騒音を低減しにくくなることは抑制される。
一方、エンジンルーム内の騒音が側壁8における吸音材15に対し入射されると、その吸音材15によって上記騒音における高周波数帯の成分が低減される。また、上記騒音が外側表皮層に入射されると、それに伴って外側表皮層が共振することにより、上記騒音のうち影響の大きい低周波数帯の成分が低減される。従って、エンジンルーム内に騒音低減のための機器や部材を吸気ダクト2とは別に設置する必要はなく、そうした機器や部材によってスペースが大きく占有されることもない。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)吸気通路4を形成するための吸気ダクト2(繊維部6)の側壁8により、吸気通路4内の吸気音だけでなくエンジンルーム内の騒音も低減されるため、エンジンルーム内のスペースを大きく占有することなく、同エンジンルーム内の騒音を低減することができる。
(2)吸音材13と吸音材15とを隔てる非通気層を非通気フィルム14によって実現させたため、側壁8における非通気層の形成が容易になる。
(3)側壁8に内側表皮層を設けたため、吸音材13によって吸気通路4内の吸気音における高周波数帯の成分を低減するだけでなく、内側表皮層(表皮材11及び通気フィルム12)によって吸気音において影響の大きい低周波数帯の成分を低減することもできる。
(4)側壁8に外側表皮層を設けたため、吸音材15によってエンジンルーム内の騒音における高周波数帯の成分を低減するだけでなく、外側表皮層(通気フィルム16及び表皮材17)によって上記騒音において影響の大きい低周波数帯の成分を低減することもできる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・内燃機関1の吸気系に設けられる吸気ダクト2に適用する代わりに、燃料電池に空気を送るための空気通路(吸気通路)を形成するための吸気系部品に適用してもよい。
ちなみに、内燃機関1の吸気系においては、吸気通路4内に同機関1の駆動に伴う吸気脈動が発生し、その吸気脈動が原因となって吸気通路4内には吸気音に基づく定在波が発生する。そして、こうした定在波の発生が吸気音の増大に繋がるようになる。しかし、燃料電池に空気を送るための空気通路には、吸気脈動に起因する上記定在波が発生することはない。
この点、吸気ダクト2における側壁8の表皮材11、通気フィルム12、及び吸音材13による吸気音の低減は、吸音層(吸音材13)による吸音、並びに、内側表皮層(表皮材11及び通気フィルム12)の共振を通じて実現するものであり、吸気音の音圧を吸気ダクト2の外に逃がして上記定在波の発生を抑制することを通じて実現するものではない。
このため、吸気ダクト2は、上記定在波の発生の有無に関係なく、吸気音を低減することができる。従って、上記定在波が発生しない空気通路を形成するための上記吸気系部品として上記吸気ダクト2を用いたとしても、その空気通路内の吸気音を低減することができる。
・吸気ダクト2に適用する代わりに、エアクリーナ3に適用したり、エアクリーナ3よりも下流に位置して同エアクリーナ3に接続されるダクトに適用したりしてもよい。
1…内燃機関、2…吸気ダクト、3…エアクリーナ、4…吸気通路、5…樹脂部、6…繊維部、7…樹脂部、8…側壁、11…表皮材、12…通気フィルム、13…吸音材、14…非通気フィルム、15…吸音材、16…通気フィルム、17…表皮材。
なお、表皮材11及び通気フィルム12からなる内側表皮層の目付け量及び厚さは、吸音材13によって低減される音よりも低周波数帯の音を内側表皮層によって効果的に低減できる範囲の値とされている。すなわち、内側表皮層の目付け量は20〜1000g/m2 とされており、内側表皮層の厚さは0.1〜5mmとされている。ちなみに、この実施形態では、通気フィルム12の目付け量が45g/m2 とされており、表皮材11の目付け量が70g/m2 とされている。
また、通気フィルム16及び表皮材17からなる外側表皮層の目付け量は、吸音材15によって低減される音よりも低周波数帯の音を外側表皮層によって効果的に低減できる範囲の値とされている。すなわち、外側表皮層の目付け量は20〜1000g/m2 とされており、外側表皮層の厚さは0.1〜5mmとされている。ちなみに、この実施形態では、通気フィルム16の目付け量が45g/m2 とされており、表皮材17の目付け量が70g/m2 とされている。

Claims (5)

  1. 車両のエンジンルームに設けられて吸気通路を形成するための側壁を有する吸気系部品において、
    前記側壁は、非通気性材料により形成されている非通気層と、その非通気層の内側に通気性材料により形成されている内側吸音層と、前記非通気層の外側に通気性材料により形成されている外側吸音層と、を備えることを特徴とする吸気系部品。
  2. 前記非通気層は、厚さを0.01〜3mmとするとともに目付け量を5〜300g/m2とした非通気性のフィルムによって形成されている請求項1に記載の吸気系部品。
  3. 前記内側吸音層及び前記外側吸音層は、厚さが5〜50mmとされるとともに目付け量が50〜1000g/m2とされている請求項1又は2に記載の吸気系部品。
  4. 前記内側吸音層の内面には同内側吸音層よりも通気度の低い通気性材料により形成されている内側表皮層を有しており、前記外側吸音層の外面には同外側吸音層よりも通気度の低い通気性材料により形成されている外側表皮層を有している請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸気系部品。
  5. 前記内側表皮層及び前記外側表皮層は、通気度が5〜10cc/cm2 ・sとされており、目付け量が20〜1000mmとされており、厚みが0.1〜5mmとされている請求項4に記載の吸気系部品。
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