JP2018056508A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の被処理面上の処理液を揮発性溶媒に置換する置換効率を向上させることができる基板処理装置及び基板処理方法を提供する。【解決手段】実施形態に係る基板処理装置10は、回転する基板Wの被処理面Waに処理液を供給する第1のノズル61と、回転する基板Wの被処理面Waの中心に揮発性溶媒を供給する第2のノズル71と、処理液が第1のノズル61から基板Wの被処理面Waの中心に供給されている状態で、基板Wの被処理面Waにおける処理液供給位置を基板Wの被処理面Waの中心から中心付近の位置に移動させ、処理液が第1のノズル61から基板Wの被処理面Waの中心付近の位置に供給され、揮発性溶媒が第2のノズル71から基板Wの被処理面Waの中心に供給されている状態で、前述の処理液供給位置を基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動させる位置移動部として機能する第1のノズル移動機構62とを備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、基板処理装置及び基板処理方法に関する。
基板処理装置は、半導体や液晶パネルなどの製造工程において、ウェーハや液晶基板などの基板の被処理面を薬液により処理し、薬液処理後の基板の被処理面をリンス液により洗い流し、リンス液処理後の基板を乾燥する装置である。この乾燥工程において、近年の半導体の高集積化や高容量化に伴う微細化によって、例えばメモリセルやゲート周りのパターンが倒壊する問題が発生している。これは、パターン同士の間隔や構造、リンス液の表面張力などに起因している。
そこで、前述のパターン倒壊を抑制することを目的として、表面張力がリンス液、すなわちリンス用の処理液(例えばDIW:超純水)よりも小さい揮発性溶媒(例えばIPA:2−プロパノール、イソプロピルアルコール)を用いる基板乾燥方法が提案されている。この基板乾燥方法は、基板の被処理面上の処理液を揮発性溶媒に置換して基板乾燥を行う方法であり、量産工場などで用いられている。この置換工程では、乾燥ムラなどの乾燥不良を避けるため、基板の被処理面を液膜により覆いつつ、基板の被処理面上の処理液を揮発性溶媒に置換する必要がある。
ところが、置換工程において、基板の被処理面を液膜により覆いつつ、迅速に基板の被処理面上の処理液を揮発性溶媒に置換することは難しい。例えば、基板は水平状態で回転し、処理液が基板の被処理面の中心(例えば、円形基板であれば中心、矩形基板であれば対角線の交点を意味する。以下、同じ。)に対して斜めから供給されている状態で、その基板の被処理面の中心に対して直上から揮発性溶媒が供給される。そして、揮発性溶媒の供給開始から数秒後、処理液の供給が停止され、基板の被処理面上の処理液が揮発性溶媒に置換されていく。このとき、基板の被処理面上の液膜が途切れることは無く、基板の被処理面は液膜により覆われている。
しかしながら、前述の置換工程では、揮発性溶媒の供給開始後も数秒間、処理液が基板の被処理面の中心に供給されている。このため、基板の被処理面の中心に供給された揮発性溶媒が基板の被処理面の全体に広がること、すなわち揮発性溶媒の広がりが処理液の供給によって阻害されてしまう。したがって、迅速に基板の被処理面上の処理液を揮発性溶媒に置換することは難しく、処理液から揮発性溶媒への置換が完了するまでに時間を要する。このため、基板の被処理面上の処理液を揮発性溶媒に置換する置換効率の向上が望まれている。
特開2000−58498号公報
本発明が解決しようとする課題は、基板の被処理面上の処理液を揮発性溶媒に置換する置換効率を向上させることができる基板処理装置及び基板処理方法を提供することである。
本発明の実施形態に係る基板処理装置は、被処理面を有する基板を平面内で回転させる回転機構と、回転機構により回転する基板の被処理面に処理液を供給する第1のノズルと、回転機構により回転する基板の被処理面の中心に揮発性溶媒を供給する第2のノズルと、処理液が第1のノズルから基板の被処理面の中心に供給されている状態で、基板の被処理面における処理液が供給される処理液供給位置を基板の被処理面の中心から中心付近の位置に移動させ、処理液が第1のノズルから基板の被処理面の中心付近の位置に供給され、揮発性溶媒が第2のノズルから基板の被処理面の中心に供給されている状態で、前述の処理液供給位置を基板の被処理面の中心から外に向かう方向に沿って移動させる位置移動部とを備える。
本発明の実施形態に係る基板処理方法は、被処理面を有する基板を回転機構により平面内で回転させる工程と、回転機構により回転する基板の被処理面の中心に第1のノズルから処理液を供給する工程と、処理液が第1のノズルから基板の被処理面の中心に供給されている状態で、基板の被処理面における処理液が供給される処理液供給位置を基板の被処理面の中心から中心付近の位置に位置移動部により移動させる第1の移動工程と、処理液が第1のノズルから基板の被処理面の中心付近の位置に供給されている状態で、回転機構により回転する基板の被処理面の中心に第2のノズルから揮発性溶媒を供給する工程と、処理液が第1のノズルから基板の被処理面の中心付近の位置に供給され、揮発性溶媒が第2のノズルから基板の被処理面の中心に供給されている状態で、前述の処理液供給位置を位置移動部により基板の被処理面の中心から外に向かう方向に沿って移動させる第2の移動工程とを有する。
本発明の実施形態によれば、基板の被処理面上の処理液を揮発性溶媒に置換する置換効率を向上させることができる。
第1の実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る基板処理装置の一部を示す平面図である。 第1の実施形態に係る基板処理工程を説明するための図である。 第1の実施形態に係る基板処理工程の一工程を説明するための図である。 第1の実施形態に係る基板処理工程の一工程を説明するための図である。 第1の実施形態に係る基板処理工程の比較例を説明するための図である。 第2の実施形態に係る基板処理工程を説明するための図である。 第3の実施形態に係る基板処理工程の一工程を説明するための図である。 第3の実施形態に係るパーティクル除去効果を説明するための図である。 第4の実施形態に係る基板処理装置の一部の概略構成を示す図である。 第5の実施形態に係る基板処理装置の一部の概略構成を示す図である。 第6の実施形態に係る基板処理装置の一部の概略構成を示す図である。 第7の実施形態に係る基板処理装置の一部の概略構成を示す図である。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について図1から図6を参照して説明する。
(基本構成)
図1に示すように、第1の実施形態に係る基板処理装置10は、処理室20と、カップ30と、支持部40と、回転機構50と、処理液供給部60と、溶媒供給部70と、制御部80とを備えている。
処理室20は、被処理面Waを有する基板Wを処理するための処理ボックスである。この処理室20は、例えば直方体や立方体などの箱形状に形成されており、カップ30や支持部40、回転機構50などを収容する。処理室20内には、清浄空気による垂直層流(ダウンフロー)が存在しており、処理室20内は清浄に保たれている。また、処理室20内にはNなどの不活性ガスが供給されており、処理室20内の酸素濃度が抑えられている。
カップ30は、円筒形状に形成されており、処理室20内の略中央に位置付けられ、その内部に支持部40及び回転機構50を収容するように設けられている。カップ30の周壁の上部は、内側に向かって傾斜しており、また、支持部40上の基板Wの被処理面Waが露出するように開口している。このカップ30は、回転する基板Wから飛散した処理液や流れ落ちた処理液を受け取る。なお、カップ30の底面には、受け取った処理液を排出するための排出口(図示せず)が形成されており、その排出口には排出管(図示せず)が接続されている。
支持部40は、カップ30内のほぼ中央に位置付けられ、水平面内で回転可能に回転機構50上に設けられている。この支持部40は、例えばスピンテーブルと呼ばれる。支持部40は、複数の支持部材41を有しており、それらの支持部材41により基板Wを水平状態に支持する。なお、基板Wは、その被処理面Waの中心が支持部40の回転軸上に位置付けられて支持部40により支持され、平面内で回転することになる。
回転機構50は、支持部40を保持するように設けられ、その支持部40を水平面内で回転させるように構成されている。例えば、回転機構50は、支持部40の中央に連結された回転軸やその回転軸を回転させるモータ(いずれも図示せず)などを有しており、モータの駆動により回転軸を介して支持部40を回転させる。この回転機構50は制御部80に電気的に接続されており、その駆動は制御部80により制御される。
処理液供給部60は、第1のノズル61と、第1のノズル移動機構62と、第1の液供給部63とを具備している。
第1のノズル61は、支持部40の上方に位置付けられ、支持部40上の基板Wの被処理面Waに沿って第1のノズル移動機構62により揺動可能に形成されている。この第1のノズル61は、支持部40上の基板Wの被処理面Waに対向するノズル位置から、その支持部40上の基板Wの被処理面Waに向けて処理液(例えば薬液、DIW)を供給する(詳しくは後述する)。
第1のノズル移動機構62は、図1及び図2に示すように、可動アーム62aと、アーム揺動機構62bとを有している。可動アーム62aは、一端に第1のノズル61を保持し、アーム揺動機構62bにより水平に支持されている。アーム揺動機構62bは、可動アーム62aにおける第1のノズル61と反対側の一端を保持し、その可動アーム62aを支持部40上の基板Wの被処理面Waに沿って揺動させる。このアーム揺動機構62bは制御部80に電気的に接続されており、その駆動は制御部80により制御される。
例えば、第1のノズル61は、第1のノズル移動機構62により、支持部40上の基板Wの被処理面Waの中心(中央)に対向するノズル位置と、支持部40上の基板Wの被処理面Waの上方から退避して基板Wの搬入や搬出を可能とする待機位置との間を往復移動することが可能である。なお、図1及び図2では、第1のノズル61は支持部40上の基板Wの被処理面Waの中心に対向する位置にある。
図1に戻り、第1の液供給部63は、第1のノズル61に処理液を供給する。この第1の液供給部63と第1のノズル61とは、配管63aにより接続されている。第1の液供給部63は、処理液を貯留するタンクや駆動源となるポンプ、供給量を調整する調整弁となるバルブ(いずれも図示せず)などを備えている。タンク内の処理液は、ポンプによる力によって第1のノズル61に供給される。
ここで、第1の液供給部63は、例えば、処理液として薬液及びDIWを切り替えて用いることが可能になっている。この第1の液供給部63は、薬液を貯留するタンク及びDIWを貯留するタンク(いずれも図示せず)を有しており、それらタンク内の薬液あるいはDIWを第1のノズル61に配管63aを介して供給する。
溶媒供給部70は、第2のノズル71と、第2のノズル移動機構72と、第2の液供給部73とを具備している。
第2のノズル71は、支持部40の上方に位置付けられ、支持部40上の基板Wの被処理面Waに沿って第2のノズル移動機構72により揺動可能に形成されている。この第2のノズル71は、支持部40上の基板Wの被処理面Waに対向するノズル位置から、その支持部40上の基板Wの被処理面Waに向けて揮発性溶媒(例えばIPA)を供給する。この揮発性溶媒は、表面張力が処理液(例えばDIW)よりも小さい液体である。
第2のノズル移動機構72は、図1及び図2に示すように、第1のノズル移動機構62と同様、可動アーム72aと、アーム揺動機構72bとを有している。可動アーム72aは、一端に第2のノズル71を保持し、アーム揺動機構72bにより水平に支持されている。アーム揺動機構72bは、可動アーム72aにおける第2のノズル71と反対側の一端を保持し、その可動アーム72aを支持部40上の基板Wの被処理面Waに沿って揺動させる。このアーム揺動機構72bは制御部80に電気的に接続されており、その駆動は制御部80により制御される。
例えば、第2のノズル71は、第2のノズル移動機構72により、支持部40上の基板Wの被処理面Waの中心(中央)に対向するノズル位置と、支持部40上の基板Wの被処理面Waの上方から退避して基板Wの搬入や搬出を可能とする待機位置との間を往復移動することが可能である。なお、図1及び図2では、第2のノズル71は支持部40上の基板Wの被処理面Waに対向しない待機位置(カップ30の外の位置)にある。
図1に戻り、第2の液供給部73は、第2のノズル71に揮発性溶媒を供給する。この第2の液供給部73と第2のノズル71とは、配管73aにより接続されている。第2の液供給部73は、揮発性溶媒を貯留するタンクや駆動源となるポンプ、供給量を調整する調整弁となるバルブ(いずれも図示せず)などを備えている。タンク内の揮発性溶媒は、ポンプによる力によって第2のノズル71に供給される。
ここで、揮発性溶媒としては、IPA以外にも、例えば、エタノールなどの1価のアルコール類、また、ジエチルエーテルやエチルメチルエーテルなどのエーテル類、さらに、炭酸エチレンなどを用いることが可能である。
制御部80は、各部を集中的に制御するマイクロコンピュータと、基板処理に関する基板処理情報や各種プログラムなどを記憶する記憶部(いずれも図示せず)を具備している。この制御部80は、基板処理情報や各種プログラムに基づいて、回転機構50による支持部40の回転動作や処理液供給部60による処理液の供給動作、溶媒供給部70による揮発性溶媒の供給動作などの制御を行う。
(基板処理工程)
次に、前述の基板処理装置10が行う基板処理の流れについて図3から図6を参照して説明する。なお、以下では、一例として、基板がウェーハ(直径300mm)で、処理液として薬液及びDIWが用いられ、揮発性溶媒としてIPAが用いられる。また、支持部40の回転数や液供給時間、液供給位置などの処理条件はあらかじめ制御部80に設定されているが、操作者によって任意に変更可能である。
図3は本実施形態に係る処理シーケンスであり、図6は比較例に係る処理シーケンスである。これらの図3及び図6の各列の項目において、DIW供給位置は、基板Wの被処理面WaにおけるDIWが供給される位置である。また、IPA供給位置は、基板Wの被処理面WaにおけるIPAが供給される位置である。これらの液供給位置の数値は、基板Wの被処理面Waの中心(Center=0mm)からずれたオフセット(Offset)位置である。
図3に示すように、基板処理工程は、薬液処理後に5つのステップ(第1のステップから第5のステップ)を有している。これらのステップ前の薬液処理では、まず、支持部40上に基板Wがセットされ、支持部40が回転機構50により所定の回転数(例えば500rpm)で回転する。これにより、支持部40上の基板Wも所定の回転数で回転する。第1のノズル61は、回転する基板Wの被処理面Waの中心(0mm)に対向するノズル位置から、基板Wの被処理面Waの中心に薬液を所定時間(例えば数十秒)供給する。なお、第2のノズル71は、基板Wの被処理面Waに対向しない待機位置にある。
第1のノズル61から吐出された薬液は、回転する支持部40上の基板Wの被処理面Waの中心に供給され、基板Wの回転による遠心力によって基板Wの被処理面Waの全体に広がる。これにより、基板Wの被処理面Wa上には薬液の液膜が形成され、基板Wの被処理面Waは薬液によって処理される。
第1のステップは、DIWを用いるリンス工程である。この第1のステップでは、前述の所定時間の薬液処理に引き続き、DIWが第1のノズル61から基板Wの被処理面Waに10秒間供給される。このとき、DIW供給位置は基板Wの被処理面Waの中心(0mm)であり、第1のノズル61は、前述の薬液処理と同じ位置、すなわち基板Wの被処理面Waの中心に対向するノズル位置から、回転する基板Wの被処理面Waの中心にDIWを供給する。第1のステップにおける基板Wの回転数(支持部40の回転数)は500rpmである。
第1のノズル61から吐出されたDIWは、回転する支持部40上の基板Wの被処理面Waの中心に供給され、基板Wの回転による遠心力によって基板Wの被処理面Waの全体に広がる。このDIWの広がりに応じ、先に供給された基板Wの被処理面Wa上の薬液は、その被処理面Waの外周から排出されていく。このように、支持部40上の基板Wの被処理面Waは薬液からDIWに置換され、DIWの液膜によって覆われて洗浄されることになる。
なお、DIWは、第1の液供給部63により薬液から切り替えられて、第1のノズル61に供給される。この薬液とDIWの切り替えでは、薬液とDIWとは、連続して第1のノズル61に供給される。このため、基板Wの被処理面Wa上の液膜は途切れることが無く、一連の液処理中に基板Wの被処理面Waが露出することを抑えることができる。
第2のステップは、DIW及びIPAを用いるDIW+IPA工程(DIW+IPAラップ)である。この第2のステップでは、第1のステップに引き続き、すなわちDIWが供給されている状態で、IPAが基板Wの被処理面Waに1秒間供給される。このとき、DIW供給位置は基板Wの被処理面Waの中心から30mmの位置であり、IPA供給位置は基板Wの被処理面Waの中心(0mm)である。つまり、IPAの供給開始時点までに、第1のノズル61は基板Wの被処理面Waの中心に対向するノズル位置から基板Wの被処理面Waの中心から30mmの位置に対向するノズル位置に移動しており(第1の移動)、第2のノズル71は待機位置から基板Wの被処理面Waの中心に対向するノズル位置に移動している。第2のステップにおける基板Wの回転数は直前の第1のステップと同じ500rpmで一定である。
ここで、本実施形態における前述の30mmのDIW供給位置は、第1のノズル61から30mmのDIW供給位置に供給されたDIWが、回転する基板Wにおける被処理面Waの中心まで広がる位置に設定されている。これにより、第1のノズル61が基板Wの被処理面Waの中心ではなく、中心から30mmの位置にDIWを供給しても、基板Wの被処理面Waの中心付近はDIWの液膜により覆われる。つまり、DIW供給位置がオフセットしても、基板Wの被処理面Waの中心にもDIWが供給されるので、基板Wの被処理面Waの中心付近を含め被処理面Waの全体がDIWの液膜により確実に覆われることになる。したがって、一連の液処理中に基板Wの被処理面Waが露出することが抑制されるので、乾燥ムラなどの乾燥不良を抑えることができる点で好ましい。
なお、第2のステップにおけるDIW供給位置は、基板Wの被処理面Waの中心から30mmの位置であるが、これは中心付近の位置の一例である。この中心付近の位置とは、例えば、中心を除き、基板Wの被処理面Waの中心から基板Wの半径の1/2の距離を有する範囲内の位置である。本実施形態では、少なくとも、IPAを基板Wの被処理面Waの中心に供給するために移動した第2のノズル71が、第1のノズル61に衝突しない位置である必要がある。また、上述したように、乾燥ムラなどを防止することを考慮に入れることも好ましい。このような位置は、液体の粘度や供給量、基板Wの回転数などにより変化するため、実験的に求められて制御部80に設定されている。
第2のステップにおいて、図4に示すように、第1のノズル61は、基板Wの被処理面Waの中心から30mmの位置に対向するノズル位置(30mm)から基板Wの被処理面Waの中心から30mmの位置にDIWを供給している。この状態において、第2のノズル71は、基板Wの被処理面Waの中心に対向するノズル位置(0mm)から基板Wの被処理面Waの中心にIPAを供給する。このように、第1のノズル61からDIWが基板Wの被処理面Waの中心から30mmの位置に供給されている状態で、第2のノズル71から吐出されたIPAは、基板Wの被処理面Waの中心におけるDIWの液膜上に供給されるため、DIW及びIPAは重なることになる(DIW+IPAラップ)。なお、第1ノズル61は、基板Wの被処理面Waの中心からずれた位置(中心付近の位置)にDIWを供給するので、被処理面Waの中心にDIWを供給するのに比べると、被処理面Waの中心に形成されるDIWの液膜の厚さは薄くなる。そして、基板Wの被処理面Wa上に供給されたDIW及びIPAは、基板Wの回転による遠心力によって基板Wの被処理面Waの全体に広がっていく。
図3に戻り、第3のステップは、DIW及びIPAを用いるDIW+IPA工程(DIW供給位置スキャン)である。この第3のステップでは、第2のステップに引き続きDIW及びIPAが4秒間供給され、さらに、その4秒の間にDIW供給位置が30mmの位置から200mmの位置に移動する(第2の移動)。このとき、IPA供給位置は、前述の第2のステップと同じ位置、すなわち基板Wの被処理面Waの中心である。なお、第3のステップの開始から4秒後には、DIWの供給は停止される。第3のステップにおける基板Wの回転数は直前の第2のステップと同じ500rpmで一定である。
第3のステップにおいて、図5に示すように、第1のノズル61は、基板Wの被処理面Waにおける中心から30mmの位置に対向するノズル位置(30mm)から基板Wの被処理面Waの外周の直上に位置するノズル位置(200mm)に移動する。このとき、第1のノズル移動機構62は、第1のノズル61がDIWを基板Wの被処理面Waに供給している状態で、その第1のノズル61を基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動させる。これにより、DIW供給位置、すなわち支持部40上の基板Wの被処理面Waにおける処理液が供給される処理液供給位置は移動することになる。このため、第1のノズル移動機構62は、処理液供給位置を基板Wの被処理面Waに沿う方向に移動させる位置移動部として機能する。
ここで、DIW供給位置は、基板Wの被処理面WaにIPAを供給するとき、基板Wの被処理面Waの中心からオフセットし、IPAの供給が開始すると、基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動していく。この場合、DIW供給位置は基板Wの被処理面Waの中心からずれるため、基板Wの被処理面Waの中心付近では、DIWの液膜が薄くなることは前述したとおりである。このため、基板Wの被処理面Waの中心にIPAが供給されても、IPAの広がりがDIWの液膜により阻害されることが抑制され、DIWがIPAに置換されやすくなる。また、DIW供給位置が基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動することで、基板Wの被処理面Waの中心から外周に向かって徐々にDIWの液量(液膜の厚さ)が減り、DIWが基板Wの被処理面Waの中心付近から外周へ排出されることが促進される。これにより、DIWが基板Wの被処理面Waの中心から外周に排出される時間が早くなり、その結果、IPAが基板Wの被処理面Waの全体に広がる時間が早くなり、DIWからIPAへの置換効率が向上する。
図3に戻り、第4のステップは、IPAを用いるIPA工程である。この第4のステップでは、第3のステップに引き続き、IPAの供給が10秒間継続される。このとき、DIWの供給は停止されている。なお、第4のステップの開始から10秒後には、IPAの供給も停止される。IPA供給位置は、前述の第3のステップと同じ位置、すなわち基板Wの被処理面Waの中心である。第2のノズル71は基板Wの被処理面Waの中心に対向するノズル位置にあり、第1のノズル61は基板Wの被処理面Waに対向しない待機位置にある。つまり、第3のステップ又は第4のステップ中、第2のノズル71は基板Wの被処理面Waの中心に対向するノズル位置で停止しているが、第1のノズル61は基板Wの被処理面Waの外周の直上に位置するノズル位置(200mm)から待機位置に移動する。第4のステップにおける基板Wの回転数は直前の第3のステップと同じ500rpmで一定である。
なお、前述の第4のステップにおいて、DIWを供給せず、IPAだけを供給する供給時間(例えば10秒)は、基板Wの被処理面Wa上の微細なパターン間の隙間に入り込んだ処理液を完全にIPAに置換するため、すなわち基板Wの被処理面Wa上のパターン間にIPAを浸透させるために必要となる時間に設定されている。
第5のステップは、基板Wを乾燥する乾燥工程(Dry工程)である。この第5のステップでは、第4のステップに引き続き、基板Wの回転が20秒間継続され、その20秒後に基板Wの回転は停止する。IPAの供給は停止されており、その振り切り乾燥によって基板Wの被処理面Waは乾燥する。このとき、第1のノズル61及び第2のノズル71は、基板Wの被処理面Waに対向しない待機位置にある。つまり、第5のステップ中、第2のノズル71は基板Wの被処理面Waの中心に対向するノズル位置から待機位置に移動する。第5のステップにおける基板Wの回転数は直前の第4のステップより速い1200rpmで一定である。
前述の基板処理工程によれば、第2のステップにおいて、基板Wの被処理面WaにIPAを供給するとき、DIW供給位置を基板Wの被処理面Waの中心からずらすことによって、基板Wの被処理面Waの中心付近におけるDIWの液膜が薄くなる。これにより、基板Wの被処理面Waの中心にIPAが供給されても、IPAの広がりがDIWの液膜により阻害されることが抑えられるので、DIWをIPAに置換しやすくなり、DIWからIPAへの置換効率を向上させることができる。
また、第3のステップにおいて、DIW供給位置スキャンを行うことによって、DIW供給位置が基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動するため、基板Wの被処理面Waの中心から外周に向かってDIWの液量は徐々に減少することになる。これにより、基板Wの被処理面Waの中心付近から外周へDIWが排出されることが促進され、DIWの液膜によりIPAの広がりが阻害されることは抑えられるので、IPAが基板Wの被処理面Waの全体に広がる時間が早くなり、DIWからIPAへの置換効率を向上させることができる。
ここで、図6に示すように、DIW供給位置スキャンを行うステップが無い比較例では、DIWからIPAへの置換時間は20秒(第2のステップの5秒+第3のステップの15秒=20秒)であり、第1の実施形態では15秒(第2のステップの1秒+第3のステップの4秒+第4のステップの10秒=15秒)である。このため、前述の第1の実施形態の置換時間は、比較例の置換時間に比べて5秒短くなる。したがって、DIW供給位置スキャンを行うステップを設けることによって、DIWからIPAへの置換時間を短縮させることができる。なお、DIWからIPAへの置換時間は、液体の水分濃度を計測しつつ、その水分濃度が所定値以下あるいは0(ゼロ)となる時間を計測することで得られる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、処理液(例えばDIW)が第1のノズル61から基板Wの被処理面Waの中心付近に供給されており、かつ、揮発性溶媒(例えばIPA)が第2のノズル71から基板Wの被処理面Waの中心に供給されている状態で、基板Wの被処理面Wa上の処理液供給位置を基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動させる。これにより、基板Wの被処理面Waの中心から外周に向かって処理液の液量が徐々に減り、基板Wの被処理面Waの中心付近から外周へ処理液が排出されることが促進され、処理液の液膜により揮発性溶媒の広がりが阻害されることが抑えられるので、揮発性溶媒が基板Wの被処理面Waの全体に広がる時間が早くなる。したがって、基板Wの被処理面Wa上の処理液を揮発性溶媒に置換する置換効率を向上させることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について図7を参照して説明する。なお、第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点(基板処理工程の流れ)について説明し、その他の説明は省略する。図7の各列の項目は図3や図6と同様である。
図7に示すように、第2の実施形態に係る基板処理工程は、薬液処理後に7つのステップ(第1のステップから第7のステップ)を有している。この基板処理工程は、第1の実施形態に係る各工程(図3参照)に加え、図7に示す第4のステップ、すなわちDIW供給位置を移動させるDIW+IPA工程(DIW供給位置スキャン)の直前及び直後に、液膜確保工程(第3のステップ及び第5のステップ)を有している。
液膜確保工程では、直前の工程よりも基板Wの回転数が制御部80により下げられる。制御部80は、DIWが基板Wの被処理面Waに供給されており、かつ、IPAが基板Wの被処理面Waに供給されている状態が所定時間(例えば、直前の工程である第2のステップの1秒間あるいは第4のステップの3秒間)継続した場合、回転機構50を制御し、支持部40の回転数を下げる。例えば、第3のステップでは、第2のステップにおける基板Wの回転数500rpmを250rpmに下げ、第5のステップでは、第4のステップにおける基板Wの回転数250rpmを100rpmに下げる。なお、第6のステップでは、第5のステップにおける基板Wの回転数100rpmを500rpmに上げ、第7のステップでは、第6のステップにおける基板Wの回転数500rpmを1200rpmに上げる。
この液膜確保工程によれば、直前の工程よりも基板Wの回転数を下げることによって、基板Wの被処理面Wa上の液膜の厚さが所望値に維持されるので、基板Wの被処理面Waの全体を液膜により確実に覆うことが可能となる。これにより、一連の液処理中に基板Wの被処理面Waが露出することを確実に抑えることができる。また、第5ステップにおいて、基板Wの被処理面Wa上の微細なパターン間の隙間にIPAを浸透させることが可能であり、微細なパターン間の隙間に入り込んだ処理液を確実にIPAに置換することができる。なお、各種条件によっては、第1の実施形態のように液膜確保工程を不要とすることも可能である。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、液膜確保工程を設けることによって、基板Wの被処理面Waの全体が液膜により確実に覆われ、一連の液処理中に基板Wの被処理面Waが露出することが抑制されるので、乾燥ムラなどの乾燥不良を確実に抑えることができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態について図8及び図9を参照して説明する。なお、第3の実施形態では、第1の実施形態との相違点(IPAの広がりに応じたDIW供給位置スキャン)について説明し、その他の説明は省略する。
図8に示すように、第3の実施形態に係るDIW供給位置スキャン(DIW+IPA工程)において、第1のノズル61、すなわちDIW供給位置は、第2のノズル71から基板Wの被処理面Waの中心に供給されたIPAの広がり(IPAが広がっていく領域R1)に応じて、基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動する。
第1のノズル移動機構62は、例えば、第2のノズル71から基板Wの被処理面Waに供給されたIPAが広がる速さ(流速)に応じて、DIW供給位置を基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動させる。このとき、DIW供給位置が領域R1内であってその領域R1の外周付近(境界付近)に位置するようにDIW供給位置を移動させることが望ましい。IPAの広がり速さは実験的に求められおり、この広がり速さに基づいて第1のノズル61の移動速度が制御部80に設定されている。したがって、制御部80は、その第1のノズル61の移動速度の設定値に基づいて第1のノズル移動機構62を制御し、第1のノズル61の移動速度を調整する。
このように、IPAの広がりに応じたDIW供給位置スキャンによれば、IPAの広がりに応じてDIW供給位置を基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動させることによって、IPAの広がりがDIWによって阻害されることが抑制され、IPAがスムーズに基板Wの被処理面Waの全体に広がっていく。このため、IPAが基板Wの被処理面Waの全体に広がる時間が早くなるので、処理液から揮発性溶媒への置換効率をより向上させることができる。
なお、基板Wが親水性を有する場合には、DIWが基板Wの被処理面Waに馴染んで広がり、ウォーターマーク、すなわちパーティクルは残留し難いが、基板Wが疎水性を有する場合には、DIWが基板Wの被処理面Waにはじかれつつ広がり、流れが不均一になるため、基板Wの被処理面Waの一部が露出して乾燥ムラが生じ、パーティクルが基板Wの被処理面Waに残留しやすい。ところが、DIW供給位置がIPAの広がりに応じて、基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動することで、基板Wの被処理面WaにおけるDIWが供給される面積が徐々に小さくなり、IPAがスムーズに基板Wの被処理面Waの全体に広がっていく。これにより、基板Wの被処理面Waの一部が露出することによる乾燥ムラを抑えることが可能となるので、疎水性を有する基板Wにパーティクルが残留することを抑制することができる。
ここで、例えば、親水性を有する基板Wとしては、被処理面Waが酸化膜により覆われているシリコン基板がある。一方、疎水性を有する基板Wとしては、被処理面Waが覆われていないシリコン基板、すなわちシリコンがむき出しのシリコン基板がある。このシリコンがむき出しのシリコン基板では、通常、DIW(HO)が被処理面Waに残留すると、被処理面Waで酸化が進行し、ウォーターマークが発生して残る。ところが、DIW供給位置がIPAの広がりに応じて、基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動することで、前述のように、IPAがスムーズに基板Wの被処理面Waの全体に広がっていくので、DIWは基板Wの被処理面Wa上から迅速に追い出されることになる。これにより、DIWの残留によるウォーターマークの発生を抑えることが可能となり、疎水性を有する基板Wにパーティクルが残留することを抑制することができる。
ここで、第3の実施形態のシーケンス処理(ノズルスキャンあり=DIW供給位置スキャンあり)を行った場合と、比較例のシーケンス処理(ノズルスキャンなし=DIW供給位置スキャンなし)を行った場合とにおける、疎水性を有する基板Wに対するパーティクル(ウォーターマーク)の残留度合いについて図9を参照して説明する。
図9では、左側の基板Wが第3の実施形態に係るシーケンス処理による結果であり、右側の基板Wが比較例に係るシーケンス処理による結果である。基板Wの被処理面Wa内の黒点がパーティクルを示し、その残留位置も示す。なお、パーティクルの測定は、通常のパーティクルカウンターが用いられて行われている。
図9に示すように、左側の基板Wの被処理面Waの方が右側の基板Wの被処理面Waに比べて黒点が非常に少ない。つまり、第3の実施形態に係るシーケンス処理(ノズルスキャンあり)に基づく基板処理を行った場合には、比較例に係るシーケンス処理(ノズルスキャンなし)に比べ、パーティクルの数を1/5〜1/4程度に減らすことが可能となり、疎水性を有する基板Wに対するパーティクルの付着を抑制することができる。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、揮発性溶媒(例えばIPA)の広がりに応じて第1のノズル61の処理液供給位置(例えばDIW供給位置)を基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動させることによって、揮発性溶媒の広がりが処理液により阻害されることを抑制することが可能となり、揮発性溶媒がスムーズに基板Wの被処理面Waの全体に広がっていくので、処理液から揮発性溶媒への置換効率をより向上させることができる。さらに、疎水性を有する基板Wに対するパーティクルの残留を抑制することが可能となり、基板Wの汚染を抑えることができる。
<第4の実施形態>
第4の実施形態について図10を参照して説明する。なお、第4の実施形態では、第1の実施形態との相違点(ノズル直線移動機構)について説明し、その他の説明は省略する。
図10に示すように、第4の実施形態に係る第1のノズル移動機構62は、第1の実施形態に係る可動アーム62a及びアーム揺動機構62bに加え、ノズル直線移動機構62cを有している。この第1のノズル移動機構62は、ノズル直線移動機構62cにより第1のノズル61及び第2のノズル71を個別に移動させる。このため、第4の実施形態では、第1の実施形態に係る第2のノズル移動機構72は不要となり、取り除かれている。
ノズル直線移動機構62cは、延伸する可動アーム62aに設けられており、第1のノズル61及び第2のノズル71を支持し、支持した第1のノズル61及び第2のノズル71を支持部40上の基板Wの被処理面Waに沿って一直線に移動させる。これにより、支持部40上の基板Wの被処理面Waにおける液供給位置(DIW供給位置及びIPA供給位置)を移動させることが可能となる。このため、ノズル直線移動機構62cは、処理液供給位置を基板Wの被処理面Waに沿う方向に移動させる位置移動部として機能する。
ここで、ノズル直線移動機構62cとしては、例えば、リニアモータ式の移動機構や送りねじ式の移動機構など各種移動機構を用いることが可能である。このノズル直線移動機構62cは、制御部80(図1参照)に電気的に接続されており、その駆動が制御部80により制御される。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第1のノズル61及び第2のノズル71をそれらに共通のノズル直線移動機構62cにより移動させることによって、第1の実施形態に係る第2のノズル移動機構72を取り除くことが可能となるので、第1の実施形態に比べて装置構成を簡略化することができる。
<第5の実施形態>
第5の実施形態について図11を参照して説明する。なお、第5の実施形態では、第1の実施形態との相違点(ノズル首振り機構)について説明し、その他の説明は省略する。
図11に示すように、第5の実施形態に係る第1のノズル移動機構62は、第1の実施形態に係る可動アーム62a及びアーム揺動機構62bに加え、ノズル首振り機構62dを有している。この第1のノズル移動機構62は、ノズル首振り機構62dにより第1のノズル61を振り動かす。
ノズル首振り機構62dは、延伸する可動アーム62aの先端、すなわち可動アーム62aにおけるアーム揺動機構62bと反対側の端部に設けられている。このノズル首振り機構62dは、第1のノズル61の一端を支持し、支持した第1のノズル61の一端を回転中心として第1のノズル61を回転させるように振り動かす。これにより、支持部40上の基板Wの被処理面Waにおける液供給位置(DIW供給位置)を移動させることが可能となる。このため、ノズル首振り機構62dは、処理液供給位置を基板Wの被処理面Waに沿う方向に移動させる位置移動部として機能する。
ここで、例えば、ノズル首振り機構62dは、回転方向を変えることが可能なモータ(図示せず)を有している。このモータの回転軸に第1のノズル61の一端が直角に連結されている。これにより、第1のノズル61の一端が回転中心とされ、第1のノズル61は回転することが可能になっている。このノズル首振り機構62dは、制御部80(図1参照)に電気的に接続されており、その駆動が制御部80により制御される。
以上説明したように、第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第1の実施形態や第4の実施形態に比べ、処理液供給位置を移動させる場合における第1のノズル61の移動範囲を狭くすることができる。
<第6の実施形態>
第6の実施形態について図12を参照して説明する。なお、第6の実施形態では、第1の実施形態との相違点(ノズル首振り機構)について説明し、その他の説明は省略する。
図12に示すように、第6の実施形態では、第1の実施形態に係る第1のノズル移動機構62が取り除かれ、ノズル首振り機構62dが設けられている。このノズル首振り機構62dは第1のノズル61を振り動かす。
ノズル首振り機構62dは、カップ30の周壁の上端部に固定されて設けられている。このノズル首振り機構62dは、第1のノズル61の一端を支持し、支持した第1のノズル61の一端を回転中心として第1のノズル61を回転させるように振り動かす。これにより、支持部40上の基板Wの被処理面Waにおける処理液供給位置(DIW供給位置)を移動させることが可能となる。このため、ノズル首振り機構62dは、処理液供給位置を基板Wの被処理面Waに沿う方向に移動させる位置移動部として機能する。なお、ノズル61から吐出された処理液は、支持部40上の基板Wの被処理面Waに対して斜め方向から供給されることになる。
ここで、例えば、ノズル首振り機構62dは、第5の実施形態と同様、回転方向を変えることが可能なモータ(図示せず)を有しており、このモータの回転軸に第1のノズル61の一端が直角に連結されている。これにより、第1のノズル61の一端が回転中心とされ、第1のノズル61は回転することが可能になっている。このノズル首振り機構62dは、制御部80(図1参照)に電気的に接続されており、その駆動が制御部80により制御される。
以上説明したように、第6の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第1や第4、第5の実施形態に係る第1のノズル移動機構62を取り除くことが可能となるので、第1や第4、第5の実施形態に比べて装置構成を簡略化することができる。さらに、支持部40上の基板Wの被処理面Waの上方を移動する第1の可動アーム62aが無くなるため、第1の可動アーム62aからパーティクル(埃や金属粉などの不純物)が落下して支持部40上の基板Wの被処理面Waに付着することを抑制することが可能となり、基板Wの汚染を抑えることができる。
<第7の実施形態>
第7の実施形態について図13を参照して説明する。なお、第7の実施形態では、第1の実施形態との相違点(ノズル吐出量の変更制御)について説明し、その他の説明は省略する。
図13に示すように、第7の実施形態では、第1の実施形態に係る第1のノズル移動機構62が取り除かれ、ノズル61がカップ30の周壁の上端部に固定されて設けられている。また、制御部80は、第1の液供給部63を制御し、第1のノズル61から吐出される処理液(例えばDIW)の吐出量を調整する。これにより、支持部40上の基板Wの被処理面Waにおける処理液供給位置(DIW供給位置)を移動させることが可能となる。例えば、制御部80は、第1のノズル61からの処理液の吐出量を、処理液供給位置が基板Wの被処理面Waの中心となる吐出量から徐々に少なくしていき、処理液供給位置を基板Wの被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って徐々に移動させることができる。このため、制御部80及び第1の液供給部63は、処理液供給位置を基板Wの被処理面Waに沿う方向に移動させる位置移動部として機能する。なお、ノズル61から吐出された処理液は、支持部40上の基板Wの被処理面Waに対して斜め方向から供給されることになる。
以上説明したように、第7の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第1や第4、第5の実施形態に係る第1のノズル移動機構62を取り除くことが可能となるので、第1や第4、第5の実施形態に比べて装置構成を簡略化することができる。さらに、第6の実施形態に係るノズル首振り機構62dを取り除くことが可能となるので、第6の実施形態に比べて装置構成を簡略化することができる。また、支持部40上の基板Wの被処理面Waの上方を移動する第1の可動アーム62aが無くなるため、第1の可動アーム62aから異物(埃や金属粉など)が落下して支持部40上の基板Wの被処理面Waに付着することを抑制することが可能となり、基板Wの汚染を抑えることができる。
<他の実施形態>
前述の各実施形態においては、第7の実施形態以外、第1のノズル61から基板Wの被処理面Waへの処理液の吐出量は一定でも良いが、これに限るものではなく、例えば、処理液供給位置が基板Wの被処理面Waに沿ってその被処理面Waの中心から外に向かう方向に沿って移動することに応じて、第1のノズル61から基板Wの被処理面Waへの処理液の吐出量、すなわち基板Wの被処理面Waへの処理液の供給量を徐々にあるいは段階的に減らすようにしても良い。これにより、揮発性溶媒の広がりが処理液により阻害されることを抑制することが可能となり、揮発性溶媒がスムーズに基板Wの被処理面Waの全体に広がっていくので、処理液から揮発性溶媒への置換効率をより向上させることができる。
また、前述の各実施形態においては、乾燥工程において加熱源を用いていないが、これに限るものではなく、例えば、支持部40上の基板Wの被処理面Waを加熱する加熱部を用いるようにしても良い。この加熱部としては、例えば、支持部40上の基板Wの被処理面Waに光を当てて加熱する照射部を用いることが可能である。この照射部により基板Wの被処理面Waを瞬時に加熱し、ライデンフロスト現象(液体の液玉化)を生じさせて基板Wを迅速に乾燥させることができる。つまり、基板Wを瞬時に加熱することで、基板Wの被処理面Wa上のパターンに接触している揮発性溶媒が瞬時に気化し、基板Wの被処理面Wa上における他の部分の揮発性溶媒が直ちに液玉化する(液玉化現象)。こうして生成された液玉は、基板Wの回転による遠心力で基板W上から飛ばされ、基板Wが乾燥する。
また、前述の各実施形態においては、第1のノズル61及び第2のノズル71を上下方向(昇降方向)に移動させていないが、これに限るものではなく、上下移動機構(昇降機構)により上下方向に移動させるようにしても良い。例えば、支持部40上の基板Wの被処理面Waに液を供給する場合には、第1のノズル61や第2のノズル71を下げて支持部40上の基板Wの被処理面Waに近づける。一方、第1のノズル61や第2のノズル71を待機位置に移動させる場合には、第1のノズル61や第2のノズル71を上げて支持部40上の基板Wの被処理面Waから遠ざける。このとき、第1のノズル61や第2のノズル71は、供給位置から待機位置(あるいは待機位置から供給位置)に移動する際、カップ30に当たらない位置まで上げられる。なお、第1のノズル61や第2のノズル71とカップ30との接触を避けるため、第1のノズル61や第2のノズル71が供給位置から待機位置(あるいは待機位置から供給位置)に移動する移動中に第1のノズル61や第2のノズル71を上げることも可能である。
また、上記実施形態においては、DIW供給位置スキャンを行う際、DIW供給位置を中心付近の一例である30mmの位置から、基板の外周を超えた200mmの位置まで移動させ、その後、DIWの供給を停止させる例を説明した。しかし、これに限られるものではなく、例えば、DIWの供給停止位置を基板の外周縁としても良い。300mmのウェーハでいえば、ウェーハの中心から150mmの位置である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 基板処理装置
50 回転機構
61 第1のノズル
62 第1のノズル移動機構
62a 可動アーム
62b アーム揺動機構
62c ノズル直線移動機構
62d ノズル首振り機構
63 第1の液供給部
71 第2のノズル
80 制御部
W 基板
Wa 被処理面

Claims (9)

  1. 被処理面を有する基板を平面内で回転させる回転機構と、
    前記回転機構により回転する前記基板の被処理面に処理液を供給する第1のノズルと、
    前記回転機構により回転する前記基板の被処理面の中心に揮発性溶媒を供給する第2のノズルと、
    前記処理液が前記第1のノズルから前記基板の被処理面の中心に供給されている状態で、前記基板の被処理面における前記処理液が供給される処理液供給位置を前記基板の被処理面の中心から中心付近の位置に移動させ、前記処理液が前記第1のノズルから前記基板の被処理面の中心付近の位置に供給され、前記揮発性溶媒が前記第2のノズルから前記基板の被処理面の中心に供給されている状態で、前記処理液供給位置を前記基板の被処理面の中心から外に向かう方向に沿って移動させる位置移動部と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記中心付近の位置は、前記第1のノズルから前記中心付近の位置に供給された前記処理液が、前記回転機構により回転する前記基板の被処理面の中心まで広がる位置に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記位置移動部は、前記第2のノズルから前記基板の被処理面に供給された前記揮発性溶媒の広がりに応じ、前記処理液供給位置を前記基板の被処理面の中心から外に向かう方向に沿って移動させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記回転機構は、前記処理液が前記第1のノズルから前記基板の被処理面の中心付近の位置に供給され、前記揮発性溶媒が前記第2のノズルから前記基板の被処理面の中心に供給されている状態が所定時間継続した場合、前記基板の回転数を下げて前記基板の回転を継続し、
    前記位置移動部は、前記回転機構により下げられた前記基板の回転数で前記基板が回転している状態で、前記処理液供給位置を前記基板の被処理面の中心から外に向かう方向に沿って移動させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記揮発性溶媒はIPAであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  6. 被処理面を有する基板を回転機構により平面内で回転させる工程と、
    前記回転機構により回転する前記基板の被処理面の中心に第1のノズルから処理液を供給する工程と、
    前記処理液が前記第1のノズルから前記基板の被処理面の中心に供給されている状態で、前記基板の被処理面における前記処理液が供給される処理液供給位置を前記基板の被処理面の中心から中心付近の位置に位置移動部により移動させる第1の移動工程と、
    前記処理液が前記第1のノズルから前記基板の被処理面の中心付近の位置に供給されている状態で、前記回転機構により回転する前記基板の被処理面の中心に第2のノズルから揮発性溶媒を供給する工程と、
    前記処理液が前記第1のノズルから前記基板の被処理面の中心付近の位置に供給され、前記揮発性溶媒が前記第2のノズルから前記基板の被処理面の中心に供給されている状態で、前記処理液供給位置を前記位置移動部により前記基板の被処理面の中心から外に向かう方向に沿って移動させる第2の移動工程と、
    を有することを特徴とする基板処理方法。
  7. 前記中心付近の位置は、前記第1のノズルから前記中心付近の位置に供給された前記処理液が、前記回転機構により回転する前記基板の被処理面の中心まで広がる位置に設定されていることを特徴とする請求項6に記載の基板処理方法。
  8. 前記第2の移動工程では、前記第2のノズルから前記基板の被処理面に供給された前記揮発性溶媒の広がりに応じ、前記処理液供給位置を前記基板の被処理面の中心から外に向かう方向に沿って移動させることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の基板処理方法。
  9. 前記処理液が前記第1のノズルから前記基板の被処理面の中心付近の位置に供給され、前記揮発性溶媒が前記第2のノズルから前記基板の被処理面の中心に供給されている状態が所定時間継続した場合、前記第2の移動工程を行う前に、前記回転機構により前記基板の回転数を下げて前記基板の回転を継続する工程をさらに有し、
    前記第2の移動工程では、前記回転機構により下げられた前記基板の回転数で前記基板が回転している状態で、前記処理液供給位置を前記基板の被処理面の中心から外に向かう方向に沿って移動させることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の基板処理方法。
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