JP2018052694A - 紙管、ロール状シート、及び紙管の製造方法 - Google Patents

紙管、ロール状シート、及び紙管の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長期間にわたって香りを持続させることができる、ロール状シート用の紙管を提供する。【解決手段】ロール状シートの芯となる紙管10であって、筒状の原紙層20と、原紙層の外側に積層された香り徐放層80とを有し、香り徐放層が、香料を含む香料層30と、当該香料層の一方の面に積層された第1の被覆層40と、他方の面に積層された第2の被覆層50とを含み、第1の被覆層が香料弱透過層又は香料バリア層を含み、第2の被覆層が香料弱透過層を含み、香り徐放層は、第1の被覆層が原紙層に対向するように配置されている。【選択図】図2

Description

従来、トイレットロール等のロール状シートにおいて、その芯となる紙管に香料を付与して、製品の使用時に香りを感じられるようにしたものが知られている。
例えば、紙管を形成した後、紙管の外周面の所定の領域に香料組成物を噴霧する等して香料を付着させたものが知られている(図1)。
また、紙管の内周面に香料を塗布して形成された香料塗布層と、香料塗布層の内周面に設けられ複数の開口部を有する第1フィルムと、第1フィルムの内周面に剥離可能に設けられたガスバリア性の第2フィルムとを備えた紙管が知られている。(特許文献1)。
特開2016−69145号公報
図1に示す従来の紙管では、香料成分が、紙管に巻かれたシートを介して紙管の外周面側から逃げやすくなっている。また、香料成分は、紙管原紙を介して紙管の内周面側からも逃げ得る。さらに、1ロール当たりのシートの巻き数が多い、いわゆる多巻きのロール状シートでは、紙管に付与された香料がロール使用終了前に揮散し、消失してしまう可能性がある。
特許文献1では、使用開始後の香りの持続性に言及されているが、多巻きのロール状シートで想定されるような長期間の持続性については検討されていない。
上記の点に鑑みて、本発明の一形態は、長期間にわたって香りを持続させることができる、ロール状シート用の紙管を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第一の形態は、ロール状シートの芯となる紙管であって、筒状の原紙層と、前記原紙層の外側に積層された香り徐放層とを有し、前記香り徐放層が、香料を含む香料層と、当該香料層の一方の面に積層された第1の被覆層と、他方の面に積層された第2の被覆層とを含み、前記第1の被覆層が香料弱透過層又は香料バリア層を含み、前記第2の被覆層が香料弱透過層を含み、前記香り徐放層は、前記第1の被覆層が前記原紙層に対向するように配置されている。
上記第一の形態では、香料層を原紙層に直接積層させるのではなく、香料層を第1の被覆層と第2の被覆層との間に挟んで構成された香り徐放層を、原紙層の外側に積層させている。この構成により、香料層の内周面及び外周面からの香料成分の揮散を適切に調整することができる。具体的には、香料成分が香料層から直接大気中に放出されるのは、香料層の端面からとなり、それ以外の場所では、香料成分は、香料弱透過層、シート、及び原紙を介して徐々に大気中に放出される(徐放される)。つまり、紙管の外周面側からは、第2の被覆層及びシートを介して徐々に放出され、また紙管の内周面側からは、第1の被覆層及び原紙層を介して徐々に放出されるか又は実質的に放出されない。よって、香りが紙管から大気中へ急激に揮散されることが回避され、長期間にわたって香りを持続させることができる。
本発明の第二の形態では、前記原紙層の内側に、他の香り徐放層を有しており、前記他の香り徐放層が、香料を含む香料層と、当該香料層の一方の面に積層された第3の被覆層と、他方の面に積層された第4の被覆層とを含み、前記第3の被覆層が香料弱透過層又は香料バリア層を含み、前記第4の被覆層が香料弱透過層を含み、前記他の香り徐放層は、第3の被覆層が前記原紙層に対向するように配置されている。
上記第二の形態によれば、原紙層の内側にも、上記の外側に設けられた香り徐放層と同様の香り徐放層が追加的に設けられている。これにより、紙管に含まれる香料層が複数となるので、より強い香りが所望された場合に対応することができる。そして、上記他の香り徐放層に含まれる香料層も、香料弱透過層又は香料バリア層を含む第3の被覆層と、香料弱透過層を含む第4の被覆層とに挟まれて配置されているため、香料層の内周面及び外周面からの香料成分の揮散が適切に調整されて、香料成分を大気中に徐々に放出させることができる。そのため、より強い香りを長期間にわたって安定して放出することができる。
本発明の第三の形態では、前記第2の被覆層に開口が設けられている。
上記第三の形態によれば、香料弱透過層を含む第2の被覆層において開口が形成されていることにより、その箇所から香料の揮散を増加させることができるので、所望される香りの強さに応じて、香りの徐放を調節することができる。
本発明の第四の形態は、第一から第三の形態のいずれかによる紙管と、当該紙管を芯として巻かれたシートとを備えた、ロール状シートである。
上記第四の形態によれば、ロール状シートが、第一から第三の形態について上述した効果を発揮する紙管を芯として有することで、長期間にわたって香りを持続させることができるロール状シートを提供することができる。
本発明の第五の形態は、筒状の原紙層と、前記原紙層の外側に積層された香り徐放層とを有し、前記香り徐放層が、香料を含む香料層と、当該香料層の一方の面に積層された第1の被覆層と、他方の面に積層された第2の被覆層とを含み、前記第1の被覆層が香料弱透過層又は香料バリア層を含み、前記第2の被覆層が香料弱透過層を含み、前記香り徐放層は、前記第1の被覆層が前記原紙層に対向するように配置されている、ロール状シートの芯となる紙管の製造方法であって、前記原紙層となる原紙を準備する工程と、前記香り徐放層となる香り徐放フィルムを準備する工程と、前記原紙をコアシャフトに巻き付けて、前記原紙層を形成する工程と、前記原紙層の上に、前記香り徐放フィルムを巻き付けて前記香り徐放層を形成する工程とを含む。
上記第五の形態によれば、上記第一の形態と同様の作用効果を奏する紙管を製造することができる。
本発明の一形態によれば、長期間にわたって香りを持続させることができる、ロール状シート用の紙管が提供される。
香料が付与された従来の紙管の概略図を示す。 本発明の一形態による紙管の斜視図、及び紙管の端面の部分拡大図を示す。 本発明の一形態による紙管の端面の部分拡大図を示す。 本発明の一形態による紙管の端面の部分拡大図を示す。 本発明の一形態によるロール状シートの概略的な斜視図を示す。 本発明の一形態による紙管の製造工程を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面は、説明を分かりやすくするためのものであって、必ずしも実際の寸法比に従って描画されたものではない。
図2(a)に、本形態による紙管の概略的な斜視図を示す。また、図2(b)に、その端面(切断面)の部分拡大図を示す。本形態の紙管10は、図2(b)に示すように、筒状の原紙層20と、原紙層20の外側に積層された香り徐放層80とを有する。香り徐放層80は、香料弱透過層又は香料バリア層を含む第1の被覆層40、香料を含む香料層30、及び香料弱透過層を含む第2の被覆層50が順に積層された積層体であり、第1の被覆層40が原紙層20の外周面に対向するように配置されている。
上記構成では、紙管10にシート11が巻かれた状態(図5)で、香料層30とシート11との間に香料弱透過層(第2の被覆層50)が介在することになるので、香料成分の、香料層30の外周面からの揮散をある程度抑制できる。その結果、紙管10の外周面側においては、香料成分を、シート11を介して徐々に放出させる(徐放させる)ことができる。
また、香料層30と原紙層20との間には香料弱透過層又は香料バリア層(第1の被覆層40)が介在することになる。香料弱透過層が介在する場合には、香料層の内周面から揮散する香料成分の量をある程度抑制できるので、紙管10の内周面側において、香料成分を原紙層20を介して外部へと(大気中へと)緩慢に放出させることができる。香料バリア層が介在する場合には、香料層30の内周面からの香料成分の揮散を阻止できるので、紙管10の内周面側からの香料成分の放出を実質的になくすことができる。
よって、香料成分が香料層30から直接大気中に放出されるのは、面積の小さい香料層30の端面からとなり、それ以外の場所からは香料成分は徐々に放出されるか、又は実質的に放出されないようにすることができる。つまり、紙管10の外周面側からは、第2の被覆層50及びシート11を介して放出され、また紙管10の内周面側からは、第1の被覆層40及び原紙層20を介して弱く放出されるに留まる。よって、香りが外部に急激に揮散されることが回避される。
このように、紙管10の内周面側及び外周面側での香料成分の揮散の調節が可能になることから、長期間、例えば数か月にわたって香りを持続させることができる。よって、多巻きのロール状シート12の紙管として使用した場合でも、その多巻きのロール状シートの使用が終了するまで(その多巻きのロール状シートが消費されるまで)の間、使用者は香りを感じ続けることができる。
さらに、本形態では、香りの強さが急激に低下することもない。そのため、使用の初期段階と同程度の強さで、使用が終了するまで安定して香りを維持することができる。よって、使用の初期段階から使用終了時まで所望の強さの香りを香らせることできる。
原紙層20は筒状であり、具体的には、中空円筒形状を有している。原紙層20は、一層からなっていても複数層からなっていてもよく、また平巻きの紙管であっても、螺旋状に巻かれた、いわゆるスパイラル紙管であってもよい。
原紙層20を構成する原紙の坪量は、100〜400g/mであると好ましく、130〜200g/mであるとより好ましい。また、原紙の紙厚は、50〜800μmであると好ましく、100〜400μmであるとより好ましい。坪量及び紙厚を上記範囲とすることで、適切な強度及び質量を有することができる。
香り徐放層80は、図2に示すように、香料弱透過層又は香料バリア層を含む第1の被覆層40、香料層30、香料弱透過層を含む第2の被覆層50から構成することができる。
香り徐放層80の厚さは、15〜400μmであることが好ましく、15〜200μmであることがより好ましく、45〜145μmであることがさらに好ましい。15μm以上とすることによって、第1の被覆層40、香料層30、第2の被覆層50がそれぞれの機能を発揮しつつ、紙管10の十分な強度を確保することができる。また、400μm以下とすることで、紙管10が製造時に巻かれやすくなり、また原紙層20を形成する原紙上に被着しやすくなる。なお、香り徐放層80の厚さを100μm以上とした場合には、原紙層20及び香り徐放層80を各一層含む紙管10を構成した場合であっても、適切な強度を保つことができる。
香り徐放層80は、一層のみとすることもできるし、複数層を重ねて使用することもできる。
本形態では、第1の被覆層40は香料弱透過層を含んでいてよく、また第2の被覆層50は香料弱透過層を含んでいる。この香料弱透過層は、香料層30からの香料(香料成分)を透過させはするものの、その透過量を抑制するように構成されている。香料弱透過層は、香料層30上に香料弱透過層がなく香料層30がむき出しになっている場合と比べて、香りが徐々に放出されるように香料成分の揮散速度を調節する層である。
香料弱透過層は、例えば、酸素の透過度が200cc/m・day・atmを超え、10000cc/m・day・atm以下であるものが好ましく、700〜8500cc/m・day・atmであるとより好ましく、1000〜7000cc/m・day・atmであるとより好ましい。また、二酸化炭素の透過度が900cc/m・day・atmを超え、40000cc/m・day・atm以下であるものが好ましく、2000〜35000cc/m・day・atmであると好ましく、4000〜30000cc/m・day・atmであるとより好ましい。また、香料弱透過層の厚さは、5〜100μmであることが好ましく、20〜70μmであることがより好ましい。
香料弱透過層に用いられる材料は、樹脂フィルムが好ましい。例えば、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート等が挙げられる。
上記の樹脂のうち、香料の種類や所望される香りの強さ等に応じて1つ又は複数の材料を適宜選択することができる。複数のものを選択した場合には、樹脂を混合して使用したり、各樹脂フィルムを積層させてラミネートフィルムとして使用したりすることもできる。また、第1の被覆層40が香料弱透過層であった場合には、第1の被覆層40として用いられる香料弱透過層と、第2の被覆層50として用いられる香料弱透過層の種類及び厚さは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、第1の被覆層40は、香料バリア層を含んでいてよい。この香料バリア層は、ガス(気体)の透過性が著しく低く、香料層30から発せられる香料成分のガスを透過させにくい層である。香料バリア層は、香料層30に香料バリア層で覆った場合、香料層30からの香りが実質的に感じられないようにする機能を有する。
香料バリア層は、例えば、酸素の透過度が200cc/m・day・atm以下であり、二酸化炭素の透過度が900cc/m・day・atm以下であるものであると、香料の揮散を好適に防止することができるので好ましい。香料バリア層の厚さは、5〜100μmであると好ましく、10〜50μmであるとより好ましい。また、香料バリア層は、一層のみとすることもできるし、複数層とすることもできる。
香料バリア層に用いられる材料は、樹脂フィルムが好ましい。例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、EVOHにスチレン系エラストマーを配合した樹脂、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリビニルアルコール(PVOH)、ポリ塩化ビニリデン、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)等のポリプロピレン等が挙げられる。中でも、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)は、ガスバリア性が特に高いことから好ましい。また、ナイロンは、ガスバリア性が高く、縦横の引裂強度のバランスもよいため、好ましい。
上記の樹脂のうち、香料の種類や所望される香りの強さ等に応じて1つ又は複数の材料を適宜選択することができる。複数のものを選択した場合には、樹脂を混合して使用したり、各樹脂フィルムを積層させてラミネートフィルムとして使用したりすることもできる。
また、香料バリア層は、金属箔等の金属シートとすることもできるし、金属シートに上述の樹脂フィルムを積層させたラミネートフィルムとすることもできる。
香料層30は、香料を含む液体状又はスラリー状の香料組成物が塗布されて形成されていてもよく、紙、不織布又は布等の基材に、香料を含む液体状又はスラリー状の香料組成物を含浸させて形成されていてもよい。香料層30の厚さは、5〜200μmであると好ましく、40〜100μmであるとより好ましい。
香料層30に含まれる香料としては、天然系又は合成系の既知の香料を用いることができる。具体例としては、リュウゼン香、安息香、海狸香、霊猫香、丁字油、ガルバナム、ジャスミン、ラブタナム、マテ茶、メリロット、ミモザ、ムスクトンキン、ミルラ、オークモス、乳香、ビャクシ香、オリス、バチュリ、ローズマリー、レモン、グレープフルーツ、ペパーミント、マンダリン、ライム、ユズ、カモミール、ラベンダー、ローズ、スペアミント、白檀、ベチバー、バイオレットリーフ、及びこれらの抽出物等の天然香料、アルコール、ケトン、アルデヒド、ベンズアルデヒド、安息香酸、ケイ皮酸、ケイ皮アルデヒド、ケイ皮アルコール、クマリン、エステル、インドール、ケトン、サリチル酸、及びこれらの関連化合物、リモネン、リナロール、シトロネロール、メントール、ゲラニオール等のテルペン類、バニリン等の合成香料が挙げられる。これらは単独で用いても、複数を組み合わせて調合香料として用いてもよい。香料の選択は、所望の香調によって決定すればよい。香料成分は、香り(香気)の強さの調整のために適宜ジプロピレングリコール、パラフィンオイル等の鉱物油、ヒマシ油、大豆油の植物油を用いて希釈することができる。
また、香料層30には、オオバコ科植物の抽出物、マメ科クララ属植物の抽出物、ヒノキ油、ヒバ油、杉油、芳油、樟脳油等の消臭物質を、付与したい香りを消さない又は変化させない種類及び量で添加することもできる。
香料層30が、香料を含む組成物の塗布により形成されている場合には、組成物が、層又は膜を形成する材料を含んでいると好ましく、そのような材料が接着基剤であるとより好ましい。また、紙等の基材に香料を含む組成物を含浸させて形成されている場合であっても、その組成物が、層又は膜を形成する性質を有する材料を含んでいると好ましく、接着基剤を含んでいるとより好ましい。
上記の接着基剤としては、ポリビニルアルコール系接着剤、天然ゴム系接着剤、天然ゴムラテックス系接着剤、アクリル系接着剤、ホットメルト系接着剤、でんぷん系接着剤、セルロース系接着剤、酢酸ビニル系接着剤等が挙げられる。香料弱透過層及び香料バリア層が樹脂製である(第1の被覆層40及び第2の被覆層50が樹脂製である)場合には、樹脂との接着性に優れるアクリル系接着剤を用いると好ましい。
香料層30が香料を含む組成物からなり、接着基剤を含んでいる場合には、香料層30は、第1の被覆層40と第2の被覆層50との間で点在していたり、所定のパターンで存在していたりしてもよいが、第1の被覆層40及び第2の被覆層50との接着性又は密着性が高まることから、全面にわたって存在していると好ましい。
香料組成物中に含まれる香料の配合割合は、香料の種類や所望される香りの強さによって適宜選択することができるが、0.5〜15g/mであると好ましく、3〜8g/mとより好ましい。上記範囲とすることで、長期間にわたり香りを持続させることができ、またコストの上昇も抑えることができる。
また、香料層30は、樹脂に香料を混入させたフィルムとして構成することもできる。その場合に用いられる樹脂としては、スチレンブロックとジエンブロックを有するゴム質ブロック共重合体が好ましい。そのようなゴム質ブロック共重合体としては、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体、スチレン−イソプレン−ブチレン−スチレン共重合体、スチレン−エチレン−プロプレン−スチレン共重合体、及びこれらの水素添加物が挙げられる。上記樹脂は、1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。
また、ゴム質ブロック共重合体を用いる場合、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン又はポリプロピレンの無水マレイン酸変性物、エチレン−ビニル共重合体を配合したものとしてもよい。
香料層30を、上記の樹脂に香料を混入させたフィルムとする場合の香料の配合割合は、香料の種類や所望される香りの強さ、及び樹脂が香料を透過させる程度にもよるが、樹脂中に1〜50重量%とすることができる。上記範囲とすることで、長期間にわたり香りを持続させることができ、また必要以上の香料を添加することによるコストの上昇も抑えることができる。
本形態では、図3に示すように、原紙層20の内側にも、追加的に香り徐放層81を設けることができる。この内側に設けられた香り徐放層81は、原紙層20の外側に設けられた上述の香り徐放層80と同様のものを使用することができる。すなわち、香り徐放層81は、を含む香料層31と、香料層31の一方の面に積層された第3の被覆層(香料弱透過層又は香料バリア層)41と、他方の面に積層された第4の被覆層(香料弱透過層)51とを含む。また、香り徐放層81も、第3の被覆層41が原紙層20に対向するように配置されている。つまり、2つの香り徐放層81が原紙層20を介して内外で対称に配置されている。
上記香り徐放層81を追加的に設けることで、紙管10に含まれる香料層が2以上となるので、より強い香りが所望された場合に対応することができる。また、紙管10の内周面側においても、香料層31の内周面及び外周面からの香料成分の揮散が適切に調整され、香料成分を外部に(大気中に)徐々に放出させることができる。そのため、紙管10の内周面側及び外周面側の両方から、長期間にわたって安定して香りを徐々に放出させることができる。
なお、内側に追加的に設ける香り徐放層81は、香料層31と、香料層31の一方の面に積層された第3の被覆層41、及び他方の面に積層された第4の被覆層51を含む構成を有しているのであれば、各層の材料及び/又は厚さは、外側に設けられた香り徐放層80と同じであってもよいし、異なっていてもよい。そして、第3の被覆層41(香料弱透過層又は香料バリア層)のガス透過性は、第1の被覆層(香料弱透過層又は香料バリア層)と同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、第4の被覆層51(香料弱透過層)のガス透過性は、第2の被覆層(香料弱透過層)と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、内側に設けられる香り徐放層81も、一層のみとすることもできるし、複数層とすることもできる。
本形態では、図4に示すように、第2の被覆層(香料弱透過層)50にごく小さい開口55が設けられていてよい。このように開口55を設けることで、放出される香料成分の量を増やすことができるので、より強い香りが求められた場合等に、香りの強さを調整することができる。
第2の被覆層50に設ける開口55の形状や大きさは特に限定されず、紙管の用途や、香料の種類、所望される香りの強さによって適宜選択することができる。開口55の形状は、円形や、三角形、四角形等の多角形とすることができ、スリット状であると好ましい。スリット状の開口55を設ける場合には、幅が0.1〜100μm程度、長さが5〜1000μm程度とすることができる。
図示の例では、開口55は、香料層30にまで達していて、開口55が設けられている箇所においては香料層30が大気に露出している。しかし、開口55が設けられている箇所において、第2の被覆層(香料弱透過層)50の一部が残された構成になっていてもよい。つまり、開口55は、第2の被覆層50の厚さが周囲よりも小さくなっている箇所とすることもできる。また、開口55は、第2の被覆層50の表面をヤスリ等で擦ることにより形成することができるし、コロナ処理等を施すことによって形成することもできる。
なお、第2の被覆層50の全面にわたって微細な開口55が設けられている場合には、ロール状シートのシートを巻く際に、紙管10表面(第2の被覆層50の表面)とシートとの摩擦が増加するため、シートを巻きやすくなるという利点もある。
上述のように原紙層20の内周面に香り徐放層81が追加的に設けられている場合には、追加的に設けられている香り徐放層81にも、上記と同様の開口を設けることができる。すなわち、他の香り徐放層81に含まれる第4の被覆層(香料弱透過層)51に、開口が設けられていてよい。
次に、紙管10の製造方法について説明する。図6に、本形態による紙管10の製造工程及び製造装置の一例を示す。
本形態では、まず、原紙層20となる原紙25と、香り徐放層80を形成する香り徐放フィルム85とを、それぞれ準備する。
ここで、香り徐放フィルム85は、以下のように製造することができる。
香料層30が、香料及び接着基剤を含む組成物から形成されている場合には、第1の被覆層40となる香料弱透過層又は香料バリア層となるフィルム、及び第2の被覆層50となる香料弱透過層になるフィルムをそれぞれ形成した後に、香料及び接着基剤を含む組成物を、第1の被覆層40となるフィルム及び/又は第2の被覆層50となるフィルムに塗布し、積層して一体化することができる。
また、香料層30が、樹脂に香料を混入させたフィルムから形成されている場合には、第1の被覆層40を形成する樹脂、香料層30を形成する樹脂、第2の被覆層50を形成する樹脂を、Tダイ法による共押出法又は押出ラミネート法により積層して一体化することができる。
なお、樹脂に香料を混入させる方法としては、予め樹脂に香料を混合させておき、フィルム化する方法、押出し時に香料を圧入する方法が挙げられる。
原紙25及び香り徐放フィルム85を準備した後、図6に示すように、原紙25の外面(紙管10の外周面側に位置する面)に接着剤65を塗布してから、原紙25をコアシャフト2に巻き付ける。その後、原紙25の接着剤65が塗布された面に香り徐放フィルム85が積層されるように、香り徐放フィルム85を巻き付ける。
なお、図示の例では、接着剤65は、原紙25の外面に塗布されているが、この原紙25への塗布に替えて又は追加的に、香り徐放フィルム85の内面に塗布することもできる。
原紙25及び香り徐放フィルム85の巻付けが行われた後、所定の長さに切断して、ロール状シート12用の紙管10とする。
なお、紙管の製造方法としては、2枚の紙管原紙を螺旋状に巻き付けて紙管を形成するものが従来知られているが、本形態は、そのような紙管原紙の一方を香り徐放フィルムに替えることによって製造することができる。そのため、既存の製造工程及び製造装置を利用することができるので、設備変更のためのコストを抑えることができる。
原紙25及び香り徐放フィルム85の巻付けの際には、原紙25は、縁部を突き合わせながら隙間なく、コアシャフト2に螺旋状に巻き付けることができる。また、縁部が離れるようにして巻き付けることもできるし、縁部同士を重ねながら巻き付けることもできる。但し、原紙25及び香り徐放フィルム85をそれぞれ1枚ずつ巻き付ける場合には、原紙25を、縁部同士の間に隙間ができないように巻き付けた方が、紙管10の強度を確保できることから好ましい。なお、香り徐放フィルム85も、原紙25と同様の方式で巻き付けることができる。
原紙25及び香り徐放フィルム85は、図6に示すように、原紙25の縁部と香り徐放フィルム85の縁部とを位置合わせして巻き付けるのではなく、互いにずらして巻き付けると、強度を向上させることができるので好ましい。
なお、紙管10の内側に他の香り徐放層が設けられている形態とした場合には、他の香り徐放層81となる他の香り徐放フィルムを準備し、この他の香り徐放フィルムをコアシャフト2に巻き付け、その後、他の香り徐放フィルム及び/又は原紙25に接着剤を塗布してから、他の香り徐放フィルムの外面に原紙25を巻き付ける工程を追加すればよい。
原紙25と香り徐放層80との間の接着に用いられる接着剤は、香り徐放層80の中の香料層30に用いられる接着基剤として挙げたものを用いることができる。すなわち、ポリビニルアルコール系接着剤、天然ゴム系接着剤、天然ゴムラテックス系接着剤、アクリル系接着剤、ホットメルト系接着剤、でんぷん系接着剤、セルロース系接着剤、酢酸ビニル系接着剤等が挙げられる。
本形態の紙管10は、トイレ用や化粧用といった衛生用のロール状シート12の芯として好適に用いられる。
なお、紙管とは、その周りに衛生薄葉紙等のシート状製品を巻き付けてロール状にすることで、シート状製品の輸送、設置、使用を簡便にする機能を有する管状部材を指す。紙管は、一般的に紙からなっているが、本形態のように紙以外の材料(樹脂フィルム等)を含んでいてよく、また、上記機能を果たすものであれば、紙以外の材料から実質的になっているものも紙管の概念に含まれる。
以下に、実施例、比較例に基づき、本形態を更に詳細に説明する。
<ロール状シートの作製>
(実施例1)
ポリエチレン(PE)からなるフィルム(香料弱透過層となるフィルム、酸素の透過度:5000cc/m・day・atm、二酸化炭素の透過度:20000cc/m・day・atm、厚さ:60μm)と、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなるフィルム(香料バリア層となるフィルム、酸素の透過度:10cc/m・day・atm、二酸化炭素の透過度:50cc/m・day・atm、厚さ:38μm)との間に、液体の香料(花王株式会社製 DIOR JASMIN TRC5224)及び接着剤を含む組成物を塗布して積層し、一体化させることにより、厚さ118μmの香り徐放フィルムを準備した。この厚さは、JIS P8111の条件下でダイヤルゲージ(尾崎製作所製、PEACOCK G型)によって測定した。
続いて、厚さ200μmの原紙の外側に、上記の香り徐放フィルムを重ねるようにして、図6のようにコアシャフトの周りに巻き付け、原紙層の外側に1つの香り徐放層が積層されている紙管を得た。香り徐放層は、香りバリア層が原紙層の側に配置されるように積層させた。紙管の長さは114mm、紙管径は41mmであった。
さらに、公知の方法でトイレットペーパー45m(ダブル(2枚重ね)、坪量16.5g/m、紙厚(1枚)125μm)を巻き付けて、ロール状トイレットペーパーを作製した。
(実施例2)
香り徐放層が、原紙層の外側及び内側にそれぞれ1つずつ設けられるように構成したこと以外は、実施例1と同様にして、ロール状シートを作製した。実施例2おいて設けられた2つの香り徐放層は同じものであり、いずれの香り徐放層も、香料バリア層が原紙層の側に配置されるように積層させている。
(実施例3)
2つの香り徐放層が原紙層の外側に、1つの香り徐放層が内側に設けられるように構成したこと以外は、実施例1と同様にして、ロール状シートを作製した。実施例2おいて設けられた3つの香り徐放層は同じものであり、いずれの香り徐放層も、香料バリア層が原紙層の側に配置されるように積層させている。
(実施例4)
ヤスリがけによって香料弱透過層に開口を形成した香り徐放層を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、ロール状シートを作製した。
(比較例1)
原紙層の外側に、1つの香り徐放層を積層させているが、香り徐放層の香りバリア層が、原紙層とは反対側に配置されるように(実施例1に対して香り徐放層を反転させて)積層させた。それ以外は、実施例1と同様にしてロール状シートを作製した。
(比較例2)
香り徐放層は用いずに、厚さ200μmの原紙からなる紙管の外周面に、液体の香料(花王株式会社製 DIOR JASMIN TRC5224)60μLを直接付与した。そして、公知の方法でトイレットペーパーを巻き付けて、ロール状トイレットペーパーを作製した。ペーパーの長さ、紙管のサイズは、実施例1と同様である。
<香り評価>
実施例1〜4、比較例1、2のロール状シートを、ポリエチレンフィルムの袋に入れて密閉し、室温50℃、相対湿度50%の条件で放置した。各ロール状シートについて、0時間(0H)後、24時間(24H)後、48時間(48H)後における香りの強さの官能評価を行った。なお、この条件は、長期間にわたる製品の劣化を想定した、通常の使用条件よりも過酷な条件である。本試験における24時間は、通常の条件下で使用した場合の1月半程度、48時間は通常の条件下で使用した場合の3月程度にほぼ相当する。
評価は、5人の試験者によって以下の5段階で行い、各試験者の評価値を平均して、それを最終的な評価値とした。
5点:ロールからしっかりと香りを感じた
4点:香りを感じた
3点:やや香りを感じた
2点:わずかだが香りを感じた
1点:全く香りを感じなかった
香りの評価は3点以上が許容範囲である。結果を表1に示す。
Figure 2018052694
実施例1〜4では、48時間経過後でも、香りの強さが低下しないか、ほとんど低下していない。よって、本形態の紙管を用いることで、通常の使用条件下で3か月程にわたって香りを持続して放出させることができることが分かった。また、実施例2、3は、実施例1に対して香り徐放層の数が多いため、0時間から48時間の全体にわたり、実施例1よりも香りの強さは強くなっているが、いずれの場合でも、経時的な香りの強さの低下はごくわずかであった。実施例4は、香料弱透過層に開口が設けられているため、実施例1に比べて早い段階から、より強い香りを放出することができた。
これに対して、比較例1は、香料層を香り徐放層に含めて設けたのではなく、香料を直接紙管に塗布したものである。香料層に含まれる香料の量は実施例1よりも多いため、試験開始時には強い香りが放出されているが、時間が経つにつれてその香りは急速に弱まっていることが分かる。
また、比較例2では、香り徐放層を、実施例1の配置に対して反転させて(香り弱透過層が原紙層側に、香りバリア層が原紙層と反対側に)設けたもので、紙管の外周面側に香料バリア層が配置された構成となっている。この構成では、香りの強さの変化は少ないものの、使用開始段階から香りの強さは小さく、香り評価の許容範囲に達していなかった。
2 コアシャフト
10 紙管
10a 紙管(従来技術)
11 シート
12 ロール状シート
20 原紙層
25 原紙
30 香料層
31 香料層(他の香り徐放層の香料層)
40 第1の被覆層(香料弱透過層又は香料バリア層)
41 第3の被覆層(香料弱透過層又は香料バリア層)
50 第2の被覆層(香料弱透過層)
51 第4の被覆層(香料弱透過層)
55 開口
80 香り徐放層
81 他の香り徐放層
85 香り徐放フィルム
65 接着剤

Claims (5)

  1. ロール状シートの芯となる紙管であって、
    筒状の原紙層と、前記原紙層の外側に積層された香り徐放層とを有し、
    前記香り徐放層が、香料を含む香料層と、当該香料層の一方の面に積層された第1の被覆層と、他方の面に積層された第2の被覆層とを含み、
    前記第1の被覆層が香料弱透過層又は香料バリア層を含み、前記第2の被覆層が香料弱透過層を含み、
    前記香り徐放層は、前記第1の被覆層が前記原紙層に対向するように配置されている、紙管。
  2. 前記原紙層の内側に、他の香り徐放層を有しており、
    前記他の香り徐放層が、香料を含む香料層と、当該香料層の一方の面に積層された第3の被覆層と、他方の面に積層された第4の被覆層とを含み、
    前記第3の被覆層が香料弱透過層又は香料バリア層を含み、前記第4の被覆層が香料弱透過層を含み、
    前記他の香り徐放層は、第3の被覆層が前記原紙層に対向するように配置されている、請求項1に記載の紙管。
  3. 前記第2の被覆層に開口が設けられている、請求項1又は2に記載の紙管。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の紙管と
    前記紙管を芯として巻かれたシートとを備えた、ロール状シート。
  5. 筒状の原紙層と、前記原紙層の外側に積層された香り徐放層とを有し、
    前記香り徐放層が、香料を含む香料層と、当該香料層の一方の面に積層された第1の被覆層と、他方の面に積層された第2の被覆層とを含み、
    前記第1の被覆層が香料弱透過層又は香料バリア層を含み、前記第2の被覆層が香料弱透過層を含み、
    前記香り徐放層は、前記第1の被覆層が前記原紙層に対向するように配置されている、ロール状シートの芯となる紙管の製造方法であって、
    前記原紙層となる原紙を準備する工程と、
    前記香り徐放層となる香り徐放フィルムを準備する工程と、
    前記原紙をコアシャフトに巻き付けて、前記原紙層を形成する工程と、
    前記原紙層の上に、前記香り徐放フィルムを巻き付けて前記香り徐放層を形成する工程と
    を含む、紙管の製造方法。
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