JP6387277B2 - 紙管及び当該紙管を使用したロール状シート - Google Patents

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本発明は、紙管及び当該紙管を使用したロール状シートに関する。
従来、トイレットペーパーが紙管に巻回されたトイレットロールにおいて、紙管に香料を付与したものが知られている。このような香り付きのトイレットロールにおいては、使用中の香りの持続性の他に、使用開始までは香料が揮発しない性能(以下、保香性)が要求される。
しかし、トイレットロールは製造後に複数個まとめてポリエチレンやポリプロピレン等からなる包装フィルムで包装された状態で出荷され、消費者に使用されるまでにはかなりの時間を要するため、使用時に香りが弱くなるという問題があった。また、倉庫保管時又は店頭陳列時等に他製品へ臭気が影響するという問題もあった。
そこで、例えば、紙管を構成する内側中空円筒と外側中空円筒との間に香料を介在させると共に、内側中空円筒、或いは、外側中空円筒に複数の穿孔を設けることにより、特に初期段階での香りの揮発が不十分であった欠点を解消し、常時均一な揮発効果を得られる香り付きトイレットロールが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4159061号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたようなトイレットロールでは、内側中空円筒と外側中空円筒との間に香料を介在させるため、使用開始までの香料の揮発をある程度抑制できるものの、徐々にではあるが香料が揮発するために、トイレットロールの製造後、消費者の使用開始までの時間が長い場合には、やはり、使用時に香りが弱くなってしまうといった問題点があった。
本発明の課題は、使用開始までの香料の揮発を防ぎ、消費者の選択により香料の揮発を開始できる紙管及び当該紙管を使用したロール状シートを提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
ロール状シートの芯となる紙管において、
内側紙管原紙により構成された中空円筒の内層と、
前記内層の外周面に設けられた第1フィルムと、当該第1フィルムの外周面に剥離可能に設けられたガスバリア性の第2フィルムと、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間に配置された香料と、を有する中層と、
外側紙管原紙により構成され、前記内層及び前記中層の外周面に設けられた外層と、を備え、
前記第2フィルムは、前記内層の前記内側紙管原紙が巻回される際の継ぎ目部分から前記内層の内周面側へとはみ出すようにして、当該紙管の使用者が掴むことができる幅を有する帯状に延出した延出部を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の紙管において、
前記外層は、前記外側紙管原紙が螺旋状に巻回されて構成されるとともに、巻回される際の継ぎ目部分に隙間を有することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の紙管において、
前記第2フィルムは、色付け、若しくは、マーキングされていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、ロール状シートにおいて、
請求項1からのいずれか一項に記載の紙管と、
前記紙管を芯として巻回されたシートと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第2フィルムにより使用開始までの香料の揮発を防止することができ、第2フィルムを剥離することにより香料が揮発されるので、消費者の選択により香料の揮発を開始させることができる。
本発明のロール状トイレットペーパーの斜視図である。 本発明の紙管の側面図(a)、X−X部断面図(b)及びY−Y部断面図(c)である。 本発明の紙管の紙管形成前の平面図(a)及びX−X部断面図(b)である。 本発明の紙管の形成方法を示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態である紙管及び当該紙管を使用したロール状シートを詳細に説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
(実施形態)
本実施の形態では、シートとしてトイレットペーパーを例示して、ロール状シートとしてロール状トイレットペーパーを例示して、説明することとする。
<ロール状トイレットペーパー>
ロール状トイレットペーパー100は、例えば、図1に示すように、紙管1と、紙管1を芯として巻回されたトイレットペーパー2と、などを備えて構成され、紙管1内にペーパーホルダーの支持部を挿入した状態で、トイレットペーパー2を引き出して使用するのが一般的である。
ロール状トイレットペーパー100の大きさは特に限定されないが、直径100〜120mm、幅100〜115mm、紙管径35〜50mmのものが一般的であり、本発明においても好適である。
トイレットペーパー2を構成する原紙は、原料パルプを主原料とする薄葉紙用抄紙原料により製造できる。その原料パルプは、特に限定されるものではなく、トイレットペーパー2の具体的な用途に応じて適宜の原料パルプを選択し、また適宜配合して使用することができる。
また、トイレットペーパー2のプライ数及び坪量は、その用途によって適宜調整することができるが、プライ数が1プライから3プライ、全体での紙厚100〜270μm、1プライあたりの坪量は10〜30g/mの範囲内にあるものを使用するのが望ましい。坪量が10g/m未満では、柔らかさの向上の観点からは好ましいものの、使用に耐えうる十分な強度を適正に確保することが困難となる。逆に、坪量が30g/mを超えると紙全体が硬くなると共に、ゴワ付き感が生じてしまい肌触りが悪くなる。なお、坪量の測定方法は、JIS P 8124(1998)による。また、紙厚の測定方法は、試験片をJIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて測定するものとする。具体的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろしそのときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーをのせるだけとする。プランジャーの端子は金属製で直径10mmの円形の平面が紙平面に対し垂直に当たるようにし、この紙厚測定時の荷重は、約70gfである。なお、紙厚は、1プライの場合は1プライで測定し、複数プライの場合は複数プライで測定する。測定値は、測定を10回行って得られる平均値とする。
<紙管>
紙管1は、例えば、図1に示すように、略中空円筒形状をなしている。
図2は、紙管1の側面図、X−X部断面図及びY−Y部断面図であって、図2(a)の側面図に示すように、紙管1は、内側紙管原紙11(内側のため図面には付番せず。)及び外側紙管原紙12が共に螺旋状に巻かれて接着剤で貼り合わされた二層積層構造のスパイラル紙管である。
好ましくは、坪量120〜220g/m、紙厚150〜500μmの内側紙管原紙11及び外側紙管原紙12を螺旋状に巻いて二層積層構造にしたスパイラル紙管が紙管1の強度を確保しやすい。
例えば、図2(a)中のJT21、JT22及びJT23に示す実線は、外側紙管原紙12を螺旋状に巻いて構成される外層OL21の図面前面側に形成される外側紙管原紙12の継ぎ目部分であり、また、JT24及びJT25に示す破線は、外側紙管原紙12を螺旋状に巻いて構成される外層OL21の図面裏面側に形成される外側紙管原紙12の継ぎ目部分である。
また、外側紙管原紙12の継ぎ目部分を形成する際に、継ぎ目部分に隙間が生じるように形成することにより、当該隙間から紙管1外部に香料を揮発させることができる。
なお、図2(a)中の付番していない他の破線は、内側紙管原紙11を螺旋状に巻いて構成される内層IL21に形成される内側紙管原紙11の継ぎ目部分である。
また、図2(b)のX−X部断面図及び図2(c)のY−Y部断面図に示すように、紙管1は、内側紙管原紙11を螺旋状に巻いた中空円筒からなる内層IL21と、内層IL21の外周面に設けられ表面に香料が塗布された第1フィルムとしての香料フィルム13と、当該香料フィルム13の外周面に剥離可能に設けられ香料の揮発を防止する第2フィルムとしての被膜用フィルム14とを備えて構成される中層ML21と、さらに、外側紙管原紙12により構成され内層IL21及び中層ML21の外周面に螺旋状に巻かれて設けられた外層OL21と、を有している。
香料フィルム13及び被膜用フィルム14は、香料から揮発する気体を透過させにくいガスバリア性(非通気性)のフィルムであり、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)のフィルムが用いられる。
香料フィルム13及び被膜用フィルム14は、非通気性であれば厚みは基本的に任意であるが、操作性、例えば、指で掴んで剥がす時に掴み易い厚さが好ましい。
但し、薄すぎると破れたりする可能性があり、また、厚みがありすぎると、単純なコストアップになるので、通常の日用品で使われている程度の厚み10〜120μmが好適である。
そして、香料フィルム13及び被膜用フィルム14は、香料と剥離可能な接着剤を混合したもので貼り合わされ、或いは、香料フィルム13の表面に香料を塗布し、当該表面に被膜用フィルム14をヒートシールで溶着させることにより、香料フィルム13から被膜用フィルム14を剥離可能な状態に貼り合わされる。
香料フィルム13と被膜用フィルム14との間に含有させる香料は、特に限定されるものではないが、例えば、リュウゼン香、安息香、海狸香、霊猫香、丁字油、ガルバナム、ジャスミンアブソリュート、ラブタナム、マテ茶、メリロット、ミモザ、ムスクトンキン、ミルラ、オークモス又はモスドシェーヌ、乳香、ビャクシ香、オリス、バチュリ、ローズマリー油、白檀油、ベチバー油、バイオレットリーフアブソリュートなどの天然香料、高級アルコール、アルデヒド、ベンズアルデヒド、安息香酸、ケイ皮酸、ケイ皮アルデヒド、ケイ皮アルコール、クマリン、エステル、インドール、ケトン、サリチル酸と関連化合物、テルペノイド、バニリンなどの各種の合成香料、あるいはこれらの2つ以上の混合物を上げることができる。市販品を使用することもできる。
また、被膜用フィルム14は、内側紙管原紙11の短手方向の一端からはみ出すように配置され、例えば、20〜40mm程度のはみ出し幅を有する。これにより、内側紙管原紙11を螺旋状に巻いて紙管1を形成する際に、被膜用フィルム14の一端は、内側紙管原紙11の継ぎ目部分から内層IL21の内周面から延出して延出部EX21を形成する。
ちなみに、図2(b)及び(c)においては、各層(内層、中層、外層)の構成を見やすくするため、香料フィルム13及び被膜用フィルム14の厚さを誇張して表現しているが、実際には、内側紙管原紙11及び外側紙管原紙12と比較して、香料フィルム13及び被膜用フィルム14の厚さは薄く、内側紙管原紙11と外側紙管原紙12との間に塗布された酢酸ビニル系等の接着剤によって、貼り合わされることになる。
但し、外側紙管原紙12と被膜用フィルム14との間には接着剤は塗布されず、或いは、剥離可能な接着剤によって接着され、且つ、被膜用フィルム14は、香料フィルム13の外周面に剥離可能に貼り付けられている。
ここで、紙管1の形成方法について図3及び図4を用いて説明する。図3は、本発明の紙管1の紙管形成前の平面図(a)及びX−X部断面図(b)であり、図4は、本発明の紙管1の形成方法を示す説明図(斜視図)である。
図3(a)及び(b)に示すように、内側紙管原紙11上に、香料フィルム13と被膜用フィルム14とを剥離可能な状態で貼り合わせたフィルムを重ね、さらに、外側紙管原紙12を内側紙管原紙11の短手方向に対して垂直方向、具体的には、図面左側にずらして重ねる。
この時、香料フィルム13は、内側紙管原紙11上に位置するように配置するものの、被膜用フィルム14は、香料フィルム13からの香料の揮発を防止するために香料フィルム13全体を覆うと共に、内側紙管原紙11の一端からのはみ出部分WD31が生じるようにして配置される。
そして、図4に示すように、図3において重ねられたこれらの内側紙管原紙11等を、矢印WN41の示すように螺旋状に巻いて行くことにより、長尺の中空円筒が構成され、構成された長尺の中空円筒を所定の長さに適宜切断することにより、紙管1が形成される。
ちなみに、内側紙管原紙11等を、矢印WN41の示すように螺旋状に巻いて行く際には、少なくとも、内側紙管原紙11と、香料フィルム13と被膜用フィルム14とを剥離可能な状態で貼り合わせたフィルムとは同時に巻く必要性がある。
すなわち、内側紙管原紙11と、香料フィルム13と被膜用フィルム14とを剥離可能な状態で貼り合わせたフィルムとを同時に巻くことにより、内側紙管原紙11等を図4中の矢印WN41の示すように螺旋状に巻いて行く際に、内側紙管原紙11が、被膜用フィルム14のはみ出部分WD31の上に重なることになり、結果として、被膜用フィルム14のはみ出部分WD31は、内側紙管原紙11の継ぎ目部分から内層IL21の内周面の側に延出して延出部EX21を形成することになる。
このように形成された紙管1を使用したロール状シート100は、製造時点から家庭内で保管されている間において、ガスバリア性(非通気性)を有する香料フィルム13と被膜用フィルム14との間に香料を保持することができるため、当該香料が揮発することなく保香性を有することになる。
また、ロール状シート100の使用開始時に、消費者が被膜用フィルム14を剥離、より具体的には、内側紙管原紙11の継ぎ目部分から内層IL21の内周面の側に延出した被膜用フィルム14の延出部EX21を引っ張って、香料フィルム13から被膜用フィルム14を剥離させることにより、初めて、香料の揮発を開始させることができる。
(実施例)
ここで、表2は、表1に示す条件において、実施例及び比較例をポリエチレンフィルムに密閉した上で、保管期間内の製品劣化を想定して、室温50度、湿度50%の条件で、24時間静置後、48時間の常温保管後における芳香の強さの関係を示す試験結果である。
なお、実施例の「ポリエチレンフィルム開封時」及び「芳香の強さ」は、被膜用フィルム14を剥離後に試験したものである。
Figure 0006387277
Figure 0006387277
表1において、芳香の強さ「○」は、3人の検証者が「十分に香りを感じる。」、芳香の強さ「△」は、3人の検証者が「やや香りを感じる。」、芳香の強さ「×」は、3人の検証者が「ほとんど香りを感じない。」として評価した。
表1から明らかなように、実施例では、室温50度、湿度50%の条件で、24時間静置後、48時間の常温保管時においては、香料がポリエチレンフィルムの外部に揮発することなく十分な保香性を有する。
一方、ポリエチレンフィルム開封後に、ロール状シート100を使用する際に、消費者が香料フィルム13から被膜用フィルム14を剥離させることにより、初めて、香料の揮発を開始させることができ、その芳香の強さも十分である。
以上のように、本発明の実施形態では、内側紙管原紙11が螺旋状に巻回されて構成された中空円筒の内層IL21と、内層IL21の外周面に設けられた香料フィルム13と、当該香料フィルム13の外周面に剥離可能に設けられたガスバリア性の被膜用フィルム14と、香料フィルム13と被膜用フィルム14との間に配置された香料と、を有する中層ML21と、外側紙管原紙12により構成され、内層IL21及び中層ML21の外周面に設けられた外層OL21と、を有し、香料フィルム13は、内層IL21よりも外側に延出した延出部EX21を有することにより、製造時点から家庭内で保管されている間においては、香料は、ガスバリア性を有する香料フィルム13と被膜用フィルム14との間に保持されているため、当該香料が揮発することなく保香性を有することになるので、使用時に香りが弱くなるといったり、倉庫保管時又は店頭陳列時等に他製品へ臭気が影響するという問題を防止できる。
また、ロール状シート100の使用開始時に、消費者が香料フィルム13から被膜用フィルム14を剥離させることにより、初めて、香料の揮発を開始させることができるので、消費者の選択により香料の揮発を開始することができる。
さらに、香料フィルム13から被膜用フィルム14を剥離させた後、香料が内側紙管原紙11と外側紙管原紙12との間で揮発することにより、徐放効果(香料が徐々に放出される)も奏することになる。
なお、本発明の実施形態では、内側紙管原紙11及び外側紙管原紙12が共に螺旋状に巻かれて接着剤で貼り合わされた二層積層構造のスパイラル紙管が例示されているが、勿論、長方形の内側紙管原紙11及び外側紙管原紙12を軸に対して垂直方向に一層だけ巻きつける二層積層構造の平巻き紙管であってもよい。
また、紙管1を、平巻き紙管とした場合、スパイラル紙管のように内側紙管原紙11の継ぎ目部分は形成されないため、被膜用フィルム14の延出部は、紙管1の一端、或いは、両端から紙管の長手方向に延出して形成される。
また、消費者が香料フィルム13から被膜用フィルム14を剥離する際に、被膜用フィルム14(特に、被膜用フィルム14の延出部EX21)を視認し易くするため、被膜用フィルム14に色付け、若しくは、マーキングを施してもよい。
また、被膜用フィルム14に対する色付け、若しくは、マーキングとしては、被膜用フィルム14全体に亘って施すのではなく、被膜用フィルム14の延出部EX21のみに施してもよい。
特に、内側紙管原紙11と外側紙管原紙12との間に介在している剥離前の被膜用フィルム14の色付け等しても、その時点では消費者からは何ら視認できないので、その部分の色付け等を省略することにより、コスト削減等を図ることができる。
1 紙管
2 トイレットペーパー(シート)
11 内側紙管原紙
12 外側紙管原紙
13 香料フィルム(第1フィルム)
14 被膜用フィルム(第2フィルム)
100 ロール状トイレットペーパー(ロール状シート)
IL21 内層
ML21 中層
OL21 外層
EX21 延出部
WD31 はみ出部分

Claims (4)

  1. ロール状シートの芯となる紙管において、
    内側紙管原紙により構成された中空円筒の内層と、
    前記内層の外周面に設けられた第1フィルムと、当該第1フィルムの外周面に剥離可能に設けられたガスバリア性の第2フィルムと、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間に配置された香料と、を有する中層と、
    外側紙管原紙により構成され、前記内層及び前記中層の外周面に設けられた外層と、を備え、
    前記第2フィルムは、前記内層の前記内側紙管原紙が巻回される際の継ぎ目部分から前記内層の内周面側へとはみ出すようにして、当該紙管の使用者が掴むことができる幅を有する帯状に延出した延出部を有することを特徴とする紙管。
  2. 前記外層は、前記外側紙管原紙が螺旋状に巻回されて構成されるとともに、巻回される際の継ぎ目部分に隙間を有することを特徴とする請求項1に記載の紙管。
  3. 前記第2フィルムは、色付け、若しくは、マーキングされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の紙管。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の紙管と、
    前記紙管を芯として巻回されたシートと、を備えることを特徴とするロール状シート。
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