JP5914955B2 - トイレットロール包装体 - Google Patents
トイレットロール包装体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5914955B2 JP5914955B2 JP2013039988A JP2013039988A JP5914955B2 JP 5914955 B2 JP5914955 B2 JP 5914955B2 JP 2013039988 A JP2013039988 A JP 2013039988A JP 2013039988 A JP2013039988 A JP 2013039988A JP 5914955 B2 JP5914955 B2 JP 5914955B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet roll
- film
- layer
- fragrance
- resin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sanitary Thin Papers (AREA)
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
このポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムは、柔らかく円筒型をなすトイレットロールにフィットする柔軟性、袋を形成したり封止したりする際に行なわれる熱融着処理のしやすさの点において、トイレットロールの包装に非常に適している。
しかし、トイレットロールは、低密度で円筒型であることから包装内で空気と接する部分が多く、付与した香料が包装体内に非常に揮発しやすい。
このため、トイレットロールにおいては、使用する香料が揮発性の低いものに限られ、「香り」のバリエーションの増加や、それによる商品差別を難しくしている。
前記ガセット包装形式は、熱融着された封止部を有し、上部に指掛け穴を有する把手部が形成されたガセット包装形式であり、
前記トイレットロールは、温度20℃、湿度50%RHの環境下で蒸気圧が50Pa以上である香料を含む香り付きトイレットロールであり、
前記樹脂フィルムは、厚さが17〜100μmであり、3層以上の積層構造を有し、その外層が8〜60μmの融点が80〜150℃のポリエチレンフィルム層であり、両外層の間にある中層が1〜30μmのエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム層であり、酸素透過度が0.5〜20cc/m2・day・atmであり、TD方向の引張強さが18〜60Mpaであり、MD方向の引張強さが12〜49Mpaであり、TD方向の引張破壊ひずみが450〜790%であり、MD方向の引張破壊ひずみが130〜340%である、ことを特徴とするトイレットロール包装体である。
本発明に係る包装体は、樹脂フィルムのガスバリア性が高いため、従来、困難であった、温度20℃、湿度50%RHの環境下で蒸気圧が50Pa以上である香料が使用できるようになる。したがって、このような香料を含むトイレットロールを内包するものである。
本実施形態に係るトイレットロール包装体1は、複数のトイレットロールを樹脂フィルム10で包装したものである。図1に示す形態は、各々隣接する二つのトイレットロール20,20…に周面で接するように4個並べ、これを端面方向に3段積み重ねた計12個のトイレットロール群を樹脂フィルム10でガゼット包装形態で包装したものであり、トイレットロールの良く知られる市販形態である。このトイレットロール包装体1は、工場内で製造された後、通常は、工場内倉庫保管、出荷搬送、出荷先倉庫保管、店頭陳列を経て消費者へと流通していくものである。
このような樹脂フィルム10を用いることで、香料が樹脂フィルム10を透過して外部に揮散することが効果的に防止されるようになる。
ここで、本実施形態に係る樹脂フィルム10を3層構造にするには、Tダイ法による共押出法、押し出しラミネート法によって積層構造すればよい。
なお、本発明は、図示の3層構造に限らず、それ以上の例えば4層構造、5層構造とすることができる。
なお、実施例1に係る樹脂フィルムは、両外層がポリエチレン樹脂層、中層がエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム層である厚さ30μmの3層ラミネートフィルムである。各層の厚さは両PE層が14μm、EVOH層が2μmである。なお、EVOHは、クラレ株式会社製のエバールを使用した。
香りの持続性の試験は、紙管に香料(商品名フルーティフローラル、蒸気圧67Pa)を300μl塗布したトイレットロールを12個、各種フィルムで密封包装し、これらヒートショック試験器内に入れ、温度50℃、湿度50%の環境下に置いた。その1日後、2日後、3日後、4日後に試料を取り出して、試料を開封し香気が残っているか否かを確認した。なお、ヒートショック試験器における1日は、実使用2ヶ月に相当する。
香気の確認は10人の被験者が、それぞれ「香りが残っている」、「香りが残っていない」、「どちらとも言えない」の三段階評価を行った。
表中の○は、被験者10人のうち、5人以上が「香りが残っている」と評価したものであり、×は、それ以外である。
実施例及び比較例に係るフィルムで、温度90℃でガゼット包装による熱融着処理を行い、熱融着が十分に行なわれているか否かを目視にて確認した。
表中の○は、袋形成が可能な程度に十分に熱融着がされていた、△は、熱融着箇所にムラがあって袋形成は困難、×は熱融着されていない、をそれぞれ意味する。
開封のし易さは、10人の被験者が、各フィルムを破り、それぞれ「容易に開封できる」、「開封できるがやや力がいる」、「開封し難い」の三段階評価を行った。
表中の○は、被験者10人のうち、5人以上が「容易に開封できる」と評価したものであり、×は、それ以外である。
試験の結果と、実施例及び比較例に係る各種フィルムのより具体的な物性・組成を下記表1に示す。
なお、表中の引張強さ、引張破壊ひずみは、JIS K 7127に基づいて、試験片の幅を25mmとして行なった。
Claims (1)
- トイレットロールが樹脂フィルムによりガセット包装形式で包装されたトイレットロール包装体であって、
前記ガセット包装形式は、熱融着された封止部を有し、上部に指掛け穴を有する把手部が形成されたガセット包装形式であり、
前記トイレットロールは、温度20℃、湿度50%RHの環境下で蒸気圧が50Pa以上である香料を含む香り付きトイレットロールであり、
前記樹脂フィルムは、厚さが17〜100μmであり、3層以上の積層構造を有し、その外層が8〜60μmの融点が80〜150℃のポリエチレンフィルム層であり、両外層の間にある中層が1〜30μmのエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム層であり、酸素透過度が0.5〜20cc/m2・day・atmであり、TD方向の引張強さが18〜60Mpaであり、MD方向の引張強さが12〜49Mpaであり、TD方向の引張破壊ひずみが450〜790%であり、MD方向の引張破壊ひずみが130〜340%である、ことを特徴とするトイレットロール包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013039988A JP5914955B2 (ja) | 2013-02-28 | 2013-02-28 | トイレットロール包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013039988A JP5914955B2 (ja) | 2013-02-28 | 2013-02-28 | トイレットロール包装体 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013251458A Division JP6210866B2 (ja) | 2013-12-04 | 2013-12-04 | トイレットロール包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014223921A JP2014223921A (ja) | 2014-12-04 |
JP5914955B2 true JP5914955B2 (ja) | 2016-05-11 |
Family
ID=52122949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013039988A Active JP5914955B2 (ja) | 2013-02-28 | 2013-02-28 | トイレットロール包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5914955B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6311910B2 (ja) * | 2013-09-24 | 2018-04-18 | 日本製紙クレシア株式会社 | 包装袋及びロール製品パッケージ |
JP2017124868A (ja) * | 2017-04-03 | 2017-07-20 | 日本製紙クレシア株式会社 | 包装袋及びロール製品パッケージ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001301807A (ja) * | 2000-02-16 | 2001-10-31 | Unitika Ltd | 包装体及び開閉蓋用ラベル使用の包装体 |
JP5175678B2 (ja) * | 2008-04-11 | 2013-04-03 | 王子ネピア株式会社 | 包装体の製造方法 |
-
2013
- 2013-02-28 JP JP2013039988A patent/JP5914955B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014223921A (ja) | 2014-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI702944B (zh) | 吸收性物品的個別包裝體、及個別包裝體的製造方法 | |
US11167899B2 (en) | Toilet paper roll package | |
JP5914955B2 (ja) | トイレットロール包装体 | |
JP6787958B2 (ja) | トイレットロール包装体 | |
JP6788646B2 (ja) | トイレットロール包装体 | |
JP6037990B2 (ja) | トイレットロール包装用フィルム及びトイレットロール包装体 | |
JP6166446B2 (ja) | トイレットロール包装体 | |
JP6456447B2 (ja) | トイレットロール包装体 | |
JP6208277B2 (ja) | 包装袋 | |
JP6412610B2 (ja) | トイレットロール包装体 | |
JP6112799B2 (ja) | 香り付きポケットティシュー製品 | |
JP7049430B2 (ja) | トイレットロール包装体 | |
JP6210866B2 (ja) | トイレットロール包装体 | |
JP6311910B2 (ja) | 包装袋及びロール製品パッケージ | |
JP2015174670A (ja) | 包装袋 | |
JP6182637B1 (ja) | 包装袋 | |
JP2014169127A5 (ja) | ||
JP6182412B2 (ja) | ロール状紙製物品用管及びロール状紙製物品 | |
JP3226802U (ja) | 吸収性物品の個包装体 | |
JP6302200B2 (ja) | トイレットロール | |
JP6346469B2 (ja) | トイレットロール包装体 | |
JP6376642B2 (ja) | 香り付き携帯用ティシュペーパー製品 | |
JP2017124868A (ja) | 包装袋及びロール製品パッケージ | |
JP2015160745A (ja) | 香り付きトイレットロール | |
JP6077801B2 (ja) | 香り付きポケットティシュー製品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141014 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20141021 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20141226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150928 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160202 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160318 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5914955 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |