JP2018049543A - 電子計算機、演算処理方法及びプログラム - Google Patents

電子計算機、演算処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】表示部に理解しやすい形態で表示することができる電子計算機、演算処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】割余り計算を含む一連の演算処理において、まず、各除数を一括して入力するとともに、被除数を入力する(ステップS102、S104)。次いで、一括して入力された除数の積により被除数を除することにより、一連の演算処理の最終的な結果(商)を求めるための複数の計算をまとめて実行する(ステップS106〜S110)。次いで、表示部120の表示領域122、124を使用して、一連の演算処理の結果である商や余りの数字を、整数部分と分数部分(分子部分及び分母部分)にそれぞれ区別した、帯分数を模した形態で同時に表示する(ステップS112)。【選択図】図4

Description

本発明は、電子計算機、演算処理方法及びプログラムに関し、特に、割余り計算機能を備えた電子計算機、演算処理方法及びプログラムに関する。
従来、割り算(除算)の演算処理において、余りを計算して表示する機能(割余り計算機能)を備えた電子式卓上計算機(いわゆる、電卓)が知られている。電卓で割余り計算を実行する場合、一般的には、被除数を入力した後、割余り計算を設定するための割余りキーを入力操作し、さらに除数を入力し、演算実行キー(=)を入力操作することにより、1回分の割余り計算が実行されて、表示パネルに計算結果である商と余りの値が同時に又は個別に表示される。
なお、割余り計算における入力操作の方法や計算結果の表示方法については、例えば特許文献1に示すように、被除数、除算キー、除数を順次入力した後、商キーを入力操作することにより、表示パネルに商の値のみが表示され、さらに余りキーを入力操作することにより、商の値に替わり、表示パネルに余りの値のみが表示される手法を適用した電卓も知られている。
特開平06−202990号公報
上述したような割余り計算機能を備えた電卓においては、割余り計算の結果(商や余り)を、さらに別の計算に用いるような場合、次のような問題点を有している。
例えば、錠剤72錠の入った瓶を1箱に24瓶入れるとした場合、錠剤10000錠は、何箱、何瓶、何錠になるかを求める場合、10000を72で除する計算を行った後、その商の値をさらに24で除する計算を行う一連の演算処理が実行される。具体的には、まず、10000を72で除する(111)式の計算を行うことにより、その計算結果である商(=138)と余り(=64)が表示パネルに表示される。これらの計算結果は、次に行われる計算に用いるため、電卓のメモリ機能により一時保存したりユーザがメモを取ったりする。
10000÷72=138余り64 ・・・(111)
次いで、保存又はメモされた上記(111)式の商の値を24で除する(112)式の計算を行うことにより、一連の演算処理の結果である商(=5)と余り(=18)が表示パネルに表示される。
138÷24=5余り18 ・・・(112)
このようにして10000錠は、5箱、18瓶、64錠であるというように複数の解が導き出される。ここで、演算子+、×、÷の少なくともいずれか1つが表示不可能であるような従来の一般電卓においては、表示能に制限があり、複数の演算の解をまとめて表示しにくく、また複数の解が表示されていたとしても1箱に何瓶入っているのか、1瓶に何錠入っているのかという複数の単位と対応する複数の解との関係が明示されておらず、それぞれ表示された解の意味を理解することが困難であった。
そこで、本発明は、表示部に理解しやすい形態で表示することができる電子計算機、演算処理方法及びプログラムを提供することを利点とする。
本発明に係る電子計算機は、
第1数及び第2数を入力する入力部と、
前記入力部による前記第1数及び前記第2数の入力に応じて、前記第1数及び前記第2数に基づいた第1演算と、前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算と、を含む演算処理を実行する演算処理部と、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備え、前記演算処理部での前記演算処理によって算出された前記第1演算の解及び前記第2演算の解の一方を、前記第1演算の解及び前記第2演算の解の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する表示部と、
を有する。
また、本発明に係る電子計算機は、
第1演算及び前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算を含む演算処理を実行する演算処理部と、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備え、前記第1演算と前記第2演算とを演算するために入力された第1数及び前記第1演算を演算するために入力された第2数の一方を、前記第1数及び前記第2数の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する表示部と、
を有する。
本発明に係る電子計算機の演算処理方法は、
第1数及び第2数を電子計算機の入力部に入力し、
前記入力部による前記第1数及び前記第2数の入力に応じて、前記第1数及び前記第2数に基づいた第1演算と、前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算と、を含む演算処理を実行し、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記演算処理によって算出された前記第1演算の解及び前記第2演算の解の一方を、前記第1演算の解及び前記第2演算の解の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する。
また、本発明に係る電子計算機の演算処理方法は、
第1演算及び前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算を含む演算処理を実行し、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記第1演算と前記第2演算とを演算するために入力された第1数及び前記第1演算を演算するために入力された第2数の一方を、前記第1数及び前記第2数の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する。
本発明は、
電子計算機のプログラムであって、
第1数及び第2数を電子計算機の入力部に入力し、
前記入力部による前記第1数及び前記第2数の入力に応じて、前記第1数及び前記第2数に基づいた第1演算と、前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算と、を含む演算処理を実行し、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記演算処理によって算出された前記第1演算の解及び前記第2演算の解の一方を、前記第1演算の解及び前記第2演算の解の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示することをコンピュータに実行させる。
また、本発明は、
電子計算機のプログラムであって、
第1演算及び前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算を含む演算処理を実行し、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記第1演算と前記第2演算とを演算するために入力された第1数及び前記第1演算を演算するために入力された第2数の一方を、前記第1数及び前記第2数の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示することをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、表示部に理解しやすい形態で表示することができる。
本発明に係る電子計算機の一実施形態を示す外観図である。 一実施形態に係る電子計算機の機能構成の一例を示すブロック図である。 一施形態に係る電子計算機に適用される表示部における表示形態の例を示す図である。 一実施形態に係る電子計算機の演算処理方法の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る演算処理方法におけるキー入力操作及び表示動作の一例を示す操作状態図である。
以下、本発明に係る電子計算機、演算処理方法及びプログラムについて、実施形態を示して詳しく説明する。
(電子計算機)
図1は、本発明に係る電子計算機の一実施形態を示す外観図であり、図2は、本実施形態に係る電子計算機の機能構成の一例を示すブロック図である。図3は、本実施形態に係る電子計算機に適用される表示部における表示形態の例を示す図である。
図1、図2に示すように、本発明に係る電子計算機100は、四則演算機能及び分数計算機能を備えた電子式卓上計算機(電卓)に適用されるものであり、概略、キー入力部110と、表示部120と、演算処理部130と、メモリ部140と、電源供給部150と、を有している。
キー入力部110には、図1に示すように、四則演算を行うためのテンキー(1〜9、0、00、小数点)や演算キー(+、−、×、÷、÷余り、=)、数字を保存又は読出すためのメモリ機能キー(M+、M−、MR、MC)、プラス・マイナス切替キー(+/−)、表示部120に表示された数字のうち、最小桁の数字のみ削除する削除キー、百分率キー(%)、数字をクリアするためのクリアキー(C、AC)が配置されている。÷余りキーは、除算における商と剰余を表示する場合や後述する除算による剰余を用いた別の除算を行う際に用いられる。
また、キー入力部110には、四則演算に使用される、上記の基本的なキーの他に、分数計算に使用する分数計算機能キー112や、分数以外の特定の計算や特定の数値の表示を行う特定計算機能キー(×10、×1/10、逆数、π)、計算時の桁数を設定する桁設定キー(商の桁)が配置されている。
分数計算機能キー112には、帯分数表示における整数部分の入力を設定する整数キー、分数表示の入力を設定する分数キー、分数表示及び小数表示を切り換える分数小数切り替えキー、帯分数表示及び仮分数表示を切り換える帯分数仮分数切り替えキー、入力又は計算された分数を約分して表示するための約分キー(約分)が配置されている。
表示部120は、図1に示すように、一の表示パネルに複数(図では左右2箇所)の表示領域122、124を有し、各表示領域122、124には7セグメント型の表示素子が所定の配列で配置されている。具体的には、表示部120は、整数表示、小数表示の他、分数の表示に対応した構成を有し、図面左方の表示領域122には、整数(帯分数の整数部分を含む)や小数が表示可能なように、所定の桁数(図では4桁)の表示素子が1段のみ配置されている。一方、図面右方の表示領域124には、分数が表示可能であり、また表示領域122と同様に整数(帯分数の整数部分を含む)や小数としての0〜9の数字が表示可能である。表示領域124での分数表示の場合、上段の分子部分と下段の分母部分との2段に、それぞれ複数の桁数(図では最大で各4桁)の表示が行われ、整数表示又は小数表示の場合、表示領域122と同じサイズ、同じ形状の数字を1段で表示(図示せず)する。また、分子部分と分母部分の表示素子間には、両者を隔てる分数線(又は、括線)となる横棒のセグメント素子が配置されている。
表示部120における表示形態としては、例えば図3(a)に示すように、分数表示に対応した表示領域124を使用して、上段に分子となる数字が表示されるとともに、下段に分母となる数字が表示され、また、両者の間に分数線となる横棒が表示されることにより、真分数や仮分数が表示される。
また、他の表示形態としては、例えば図3(b)に示すように、整数表示に対応した表示領域122と、分数表示及び整数表示に対応した表示領域124とを使用して任意の桁数(ここでは8桁以下)の整数が表示される。この場合、表示領域124においては、上段の分子部分の表示素子の下側(7セグメント表示の中心部の横棒を含む下半分)のセグメント素子と、下段の分母部分の表示素子の上側(7セグメント表示の中心部の横棒を含む上半分)のセグメント素子と、分数線となる横棒のセグメント素子とを組み合わせて、任意の桁数(最大4桁)の整数が表示される。
また、さらに他の表示形態としては、例えば図3(c)に示すように、整数表示に対応した表示領域122と、分数表示及び整数表示に対応した表示領域124とを使用して、上述した図3(a)、(b)の表示を組み合わせた、整数部分と分数部分とからなる帯分数が表示される。
上述したような各表示形態は、ユーザが分数計算機能キー112を含むキー入力部110のキーを入力操作した際や、当該計算の結果を提示する際に適用されるものであり、本実施形態に適用される表示部120は、通常の整数による四則演算を行う場合に加え、分数を含む種々の計算を行う場合にも有効な表示機能を有しているものである。
さらに、本実施形態においては、上述した通常の計算を行う場合とは別に、割余り計算を含む一連の演算処理を行う場合に、演算処理の最終的な結果を示す数字に加え、一連の演算処理を行うためにキー入力部110により入力された数字や、演算処理の途中で得られた計算結果を示す数字を、表示部120の整数表示に対応した表示領域122と、分数表示及び整数表示に対応した表示領域124とを使用して、それぞれ区別した帯分数を模した形態で同時に表示する。
演算処理部130は、プロセッサ或いはコンピュータを有し、メモリ部140に格納された所定のプログラムを実行することにより、キー入力部110による操作に応じた計算を実行し、計算結果を表示部120に所定の形態で表示する。ここで、演算処理部130は、通常の整数による四則演算を行う場合には、例えば図3(b)に示したように、表示部120の表示領域122と表示領域124との両方の領域を使用して、キー入力部110により入力された数字や実行された計算の結果を順次整数で表示するように制御する。
また、演算処理部130は、分数を含む計算を行う場合には、例えば図3(a)、(c)に示したように、真分数や仮分数のみの計算であれば、表示領域124を使用して、キー入力部110により入力された数字や実行された計算の結果を順次分数や整数で表示するように制御する。また、演算処理部130は、帯分数を含む計算であれば、表示領域124のみ或いは表示領域122と表示領域124とを使用して、入力された数字や計算結果を順次分数や整数で表示するように制御する。
さらに、演算処理部130は、割余り計算を含む一連の演算処理を行う場合には、入力された数字や、最終的な結果及び演算処理の途中で得られた計算結果を示す数字を、表示部120の表示領域122と表示領域124とを使用して、整数部分と分数部分(分子部分及び分母部分)にそれぞれ区別した形態で同時に表示するように制御する。なお、具体的な演算処理及び表示形態については、詳しく後述する。
メモリ部140は、キー入力部110を操作して入力された数字やメモリ機能キーを操作して表示部120に表示された数字、演算処理により得られた数字の各データを保存するRAM(Random Access Memory)、及び、演算プログラム等が格納されたROM(Read Only Memory)の少なくとも一部或いは全部を有する。また、メモリ部140は、演算処理部130における演算処理中に生成されたデータや、表示部120に表示する数字のデータを保存する。なお、メモリ部140は、少なくともその一部が演算処理部130に内蔵されているものであってもよい。
電源供給部150は、一次電池や二次電池に加え、室内光や自然光を受光して発電する太陽電池パネル152を備え、電子計算機100の各部に駆動電力を供給する。
(電子計算機の演算処理方法)
次に、本実施形態に係る電子計算機における演算処理方法及びプログラムについて、図面を参照して説明する。
図4は、本実施形態に係る電子計算機の演算処理方法の一例を示すフローチャートである。また、図5は、本実施形態に係る演算処理方法におけるキー入力操作及び表示動作の一例を示す操作状態図である。
本実施形態に係る演算処理方法は、上述したような構成を有する電子計算機において、演算処理部130で特定のプログラムを実行することにより、割余り計算を含む一連の演算処理を実行する場合に適用される。このような一連の演算処理は、通常の四則演算や分数計算を単独で実行する場合のプログラムとは異なり、特別なプログラムにより実現されるものである。
本実施形態においては、割余り計算を含む一連の演算処理の具体例として、「1瓶に入る錠剤が72錠、1箱に入る瓶が24瓶とすると、10000錠は、何箱に収まり、余りが何瓶と何錠になるか?」という計算を行う場合について説明する。このような一連の演算処理は、薬剤を処方する際や、商品や部品を箱詰めする際、等に有効に適用される。
本実施形態に係る演算処理方法は、例えば図4のフローチャートに示すように、まず、ユーザがキー入力部110により、一連の演算処理において除数となる各数字を順次入力する(ステップS102)。具体的には、例えば図5(a)に示すように、ユーザがキー入力部110により「÷余り」、「÷余り」、「M+」、「7」、「2」、「M+」の順にキー操作を行うことにより、演算処理部130は、表示部120の表示領域124の上段の分子部分に第1の除数(第1数)である「72」を表示させるとともに、メモリ部140に保存する。
次いで、例えば図5(b)に示すように、ユーザがキー入力部110により「÷余り」、「M+」、「2」、「4」、「M+」の順にキー操作を行うことにより、演算処理部130は、表示部120の表示領域124の下段の分母部分に第2の除数(第2数)である「24」を表示させるとともに、メモリ部140に保存する。
すなわち、本実施形態においては、除数となる数字を順次入力することにより、一連の演算処理に関連する計算を実行する前に各除数が一括して入力されるとともに、入力された第1の除数と第2の除数が、ユーザが表示部120を見て容易に区別が可能なように、表示領域124中央の分数線となる横棒を挟んで上段及び下段に個別に表示される。このように、本実施形態においては、既存の電子計算機に適用されている表示機能を、個別の数字を区別するために用いている。
ここで、本実施形態においては、各除数を入力する際に、事前に「÷余り」キーを1乃至数回操作し、入力する数字の前後に「M+」キーを操作する。具体的には、第1の除数「72」の入力前にキー「÷余り」、「÷余り」を2回押すことで第1の除数「72」が2回目の商の除数であることを認識させ、第2の除数「24」の入力前に、キー「÷余り」を1回押すことで第2の除数「24」が1回目の商の除数であることを認識させ、除数「72」、「24」の入力前後をキー「M+」で挟むように入力することで、除数「72」、「24」の範囲を設定している。
このように、通常の四則演算や分数計算を実行する場合とは異なる特別なキー操作を行うことにより、演算処理部130は、割余り計算を含む一連の演算処理を実行する計算モードであること、及び、その計算モードにおいて除数が入力されていることを判別して、入力された数字を表示部120の表示領域124の上段及び下段に分数の形態で表示する。なお、図5(b)に示す入力操作を図5(a)に示す入力操作の前に行うことで、第2の除数「24」を先に表示させ、引き続き図5(a)に示す入力操作を行うようにした場合であっても上記と同じ計算結果となるようにしてもよい。また、キー「÷余り」、「M+」と連続入力することによって複数の商演算を行うモードと認識するように予め設定しておくことにより、m回目(mは2以上の整数)の商の除数であっても、除数の入力前にキー「÷余り」を押す操作を1回のみとしてもよい。この場合、回数が下位の除数の順(ここでは、「72」、「24」の順)、或いは上位の除数の順(ここでは、「24」、「72」の順)に入力していけばよい。
次いで、ユーザがキー入力部110により、一連の演算処理において被除数となる数字を入力する(ステップS104)。具体的には、例えば図5(c)に示すように、ユーザがキー入力部110により「1」、「00」、「00」、「÷余り」の順にキー操作を行うことにより、演算処理部130は、表示部120の表示領域122及び表示領域124の整数部分に被除数である「10000」を表示させるとともに、メモリ部140に保存する。
このように、除数の入力操作において、最初にキー「÷余り」、「M+」を入力し、除数入力の後にキー「M+」を入力して除数入力を完了した後、キー「÷余り」或いは「M+」を入力することなしに数値を入力することで、その数値を被除数とみなすことができ、最後に「÷余り」を入力することで被除数の範囲を確定するとともに、余り表示の複数段階の除算が行われることが確定する。なお、被除数を入力する際に、被除数の入力後に「÷余り」キーを複数回入力操作してもよい。
すなわち、上述した除数を一括して入力する場合と同様に、通常の四則演算や分数計算を実行する場合とは異なる特別なキー操作を行うことにより、演算処理部130は、除算結果と剰余を表示する割余り計算を含む一連の演算処理を実行する計算モードにおいて、被除数が入力されていることを判別して、入力された数字を表示部120の表示領域122及び表示領域124に整数の形態で表示する。ここで、入力された被除数「10000」は、上述したように、分数の形態で上段及び下段に表示された第1及び第2の除数の区別方法とは異なり、表示部120の除数の表示領域とは異なる、例えば中央領域に整数或いは小数の形態で表示されることにより、これらの除数とは区別される。このように、本実施形態においては、一連の演算処理を実行するために入力された除数や被除数が、ユーザが表示部120を見て容易に区別が可能なように、表示部120の表示領域122及び表示領域124を使用して、整数部分と分数部分(分子部分及び分母部分)にそれぞれ区別した、帯分数を模した形態で同時に表示される。
そして、上述した除数及び被除数が入力されることにより、次に示す複数の計算((11)〜(13)式)が順次実行される(ステップS106)。なお、次に示す複数の計算は、例えば図5(d)に示すように、ユーザがキー入力部110の演算実行キー(=)を入力操作することにより実行されるものであってもよい。
本実施形態に示した計算例を実行する場合、一般電卓においては、上述したように(111)式と(112)式に示した計算を順次実行することになる。これに対して、本実施形態においては、2回の割余り計算を連続して実行していることから、演算処理部130は、次の(11)式に示すように、ステップS102において入力された第1及び第2の除数を乗算して(ステップS106)、その計算結果(積)をメモリ部140に保存する(ステップS108)。ここで、(11)式に示す第1の除数「72」と第2の除数「24」を乗算した結果は、1箱に入る錠剤の数に相当する。
72×24=1728 ・・・(11)
次いで、演算処理部130は、次の(12)式に示すように、ステップS104において入力された被除数を、(11)式で計算された積の値で除する割余り計算を実行して(ステップS106)、その計算結果(第2の商と第2の剰余)をメモリ部140に保存する(ステップS108)。ここで、(12)式に示す被除数「10000」を、第1の除数「72」と第2の除数「24」を乗算した結果で除した結果において、錠剤が入った瓶が入る箱の数「5」が第2の商に相当し、6(第2の商+1)箱目を満たすには不十分な余りの錠剤の数「1360」が第2の剰余に相当する。
10000÷1728=5余り1360 ・・・(12)
すなわち、本実施形態においては、一括して入力された除数の積により被除数を除することにより、一連の演算処理の最終的な結果(商)を求めるための複数の計算(上述した(111)式と(112)式に相当する)がまとめて実行される。このような演算処理方法は、割余り計算を連続して実行する演算や、割余り計算と通常の除算を連続して実行する演算において、各計算の除数を乗算した結果(積)で被除数を除する演算と同等であることに基づくものである。
次いで、演算処理部130は、ステップS110において、第2(第a)の剰余が、第1(第(a−1))の除数以上であれば、一連の演算が終了していないと判断してNoとなり、ステップS114に移行し、第1の除数未満であれば一連の演算が終了したと判断してYesとなり、ステップS112に移行する。ここで(12)式における第2の剰余「1360」は、第1の除数「72」以上であるので、ステップS114に移行することになる。ステップS114では、aを(a−1)として、ステップS106に移行する。
これにより、演算処理部130は、次の(13)式に示すように、ステップS108の(12)式において計算された第2の剰余の値を、第1の除数で除する割余り計算を実行して(ステップS106)、その計算結果(商と剰余)をメモリ部140に保存する(ステップS108)。ここで、(13)式に示す(12)式の計算の第2の剰余「1360」を、第1の除数「72」で除した結果において、6(第2の商+1)箱目を満たすには不十分な余りの錠剤で満たした瓶の数「18」が第1の商に相当し、(第1の商+1)個目の瓶を満たすには不十分な余りの錠剤の数「64」が第1の剰余に相当する。
1360÷72=18余り64 ・・・(13)
そして、演算処理部130は、次の除数が設定されていない場合、或いは、設定されていても第1の剰余が次の除数未満である場合には、一連の演算処理を終了して(ステップS110のYes)、ステップS112に移行する。
このように、a回の除算を繰り返し行う場合(aは2以上の整数)、第aの被除数DE、除数DS、商Q、剰余Rとすると、1回目の除算は(14)式の通りとなる。
DE=(DS×DS(a-1)×・・・×DS×DS)×Q+R ・・・(14)
ステップS114でaを(a−1)に変えて行われるステップS106での2回目の除算では、第aの剰余Rを第(a−1)の被除数DE(a-1)として(15)式の通りとなる。
=DE(a-1)
=(DS(a-1)×DS(a-2)×・・・×DS)×Q(a-1)+R(a-1) ・・・(15)
これをステップS110でNoとなる度にステップS114でaを1つずつ減らしてステップS106の演算が繰り返し行われる。
次いで、演算処理部130は、例えば図5(d)に示すように、上述した演算処理において順次実行された計算((11)〜(13)式)により得られた計算結果である商の値「5」を表示領域122及び表示領域124の整数部分に表示させるとともに、余りの値「18」、「64」を、表示領域124の上段の分子部分、及び、下段の分母部分にそれぞれ表示させる(ステップS112)。
すなわち、図5(c)に示した、ユーザがキー入力部110により入力した除数及び被除数に替えて、演算処理により得られた計算結果が上書きされて表示される。このように、本実施形態においては、一連の演算処理の結果である商や余りの数字が、ユーザが表示部120を見て容易に区別が可能なように、表示部120の表示領域122及び表示領域124を使用して、整数部分と分数部分(分子部分及び分母部分)にそれぞれ区別した、帯分数を模した形態で同時に表示される。
なお、図5(d)に示した演算処理の結果が表示された状態において、ユーザが例えばキー入力部110の演算実行キー(=)やシフトキー等の特定のキーを入力操作することにより、図5(c)に示した入力された除数や被除数が表示された状態に表示が切り替わるように、キーの入力操作を繰り返すことで、図5(c)の表示状態と図5(d)の表示状態とを切り替えるものであってもよい。
これにより、ユーザは、図5(d)に示した表示部120に表示された数字を見ることにより、「10000錠は、72錠が入る瓶の24瓶分が入る箱で5箱分と、瓶で18瓶分と、瓶1瓶分を満たさない余りが64錠になる」ことを認識できる。
従来の一般電卓では、割余り計算を含む一連の演算処理を実行する場合、前に実行した計算の結果をメモリ機能等を使用して保存、読出しを行ったり、メモを取った計算結果を再入力したりして、各計算を順番に実行しなければならないため、入力操作が繁雑なうえ、作業効率が悪いという問題を有していた。また、表示パネルには一連の演算処理の一部の最終的な結果(例えば上記(112)式で得られた商と余り)のみが表示されるため、最初に入力した数字を確認したり、途中の計算結果(例えば上記(111)式で得られた商と余り)を含めた演算処理の結果をまとめて確認したりすることができなかった。
これに対し、本実施形態においては、ユーザは一連の演算処理において、まず、除数及び被除数を一括して入力することができるので、入力操作を簡便に行うことができ作業効率を向上させることができる。また、一連の演算処理に係る入力履歴や、途中の計算結果を含む結果が、表示部に帯分数を模した形態で区別して同時に表示されるので、ユーザはこれらの数字を見て、入力履歴や計算結果を容易に認識して理解することができる。
(変形例)
次に、上述した実施形態に示した電子計算機及び演算処理方法に適用可能な変形例を示す。
(1)上述した実施形態においては、ユーザが入力した除数を表示部120の表示領域124の上段の分子部分及び下段の分母部分にそれぞれ表示し、被除数を表示領域122及び表示領域124の整数部分に表示した形態を示した。また、一連の演算処理の結果である商の値を表示領域122及び表示領域124の整数部分に表示し、余りの値を表示領域124の上段の分子部分及び下段の分母部分にそれぞれ表示した形態を示した。本発明はこの表示形態に限定されるものではなく、被除数や商の値が表示領域124の上段の分子部分又は下段の分母部分に表示され、除数や余りの値が表示領域122及び表示領域124の整数部分に表示されているものであってもよい。
すなわち、表示部120の整数表示に対応した表示領域122と、分数表示及び整数表示に対応した表示領域124とを使用して、入力履歴や演算処理の結果を示す数字が、それぞれ区別した形態で同時に表示されているものであればよい。特に、図5(c)に示すように、第1の除数「72」を分子部分、第2の除数「24」を分母部分に表示した場合、それらに対応して、図5(d)のような商と剰余を表示する際には、第1の商「18」を分子部分、第2の商「5」を分母部分に表示するように、除数と商の関係を表示領域124において同じ位置に配置することが区別して認識する際に好ましい。第1の剰余「64」は、分数部分の表示領域以外であれば、表示部120のどこに表示されてもよい。同様に第1の除数、第1の商をそれぞれ図5(c)、図5(d)における分母部分に表示し、第2の除数、第2の商をそれぞれ図5(c)、図5(d)における分子部分に表示しても同じ効果があることはいうまでもない。
(2)また、上述した実施形態においては、割余り計算を含む一連の演算処理を実行する際に、まず、除数となる数字を順次入力して各除数を一括して入力した後、被除数となる数字を入力する操作手順(ステップS102、S104)を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、被除数を入力した後、各除数を一括して入力するものであってもよい。また、割余り計算を含む一連の演算処理を実行する場合に、除数や被除数を示す数字を入力するためのキー操作は、図5(a)〜(c)に示したものに限定されるものではなく、通常の四則演算や分数計算等を実行する際のキー操作と同一でない又は混同しないもの(すなわち、既存の他の演算プログラムを実行させないキー操作)であれば自由に設定して適用することができる。
(3)また、上述した実施形態においては、表示部120の表示領域122及び表示領域124を使用して、入力された除数及び被除数の全てを表示し、一連の演算処理で計算された結果を全て表示する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、入力された数字や計算結果のうち、任意の数字のみを表示するものであってもよい。
(4)また、上述した実施形態においては、演算処理の一例として、割余り計算を2回連続して実行する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、割余り計算と通常の除算のように、割余り計算と他の四則演算を連続して実行する演算処理に適用するものであってもよい。
(5)また、上述した実施形態においては、キー入力部110がボタン式のハードウェアキーであったが、これに限らず、ディスプレイ上の仮想キーであるソフトウェアキーであってもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、実行可能な範囲で上記複数の実施形態の各構成を組合せしてなしたものを含み、また特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
[1]
第1数及び第2数を入力する入力部と、
前記入力部による前記第1数及び前記第2数の入力に応じて、前記第1数及び前記第2数に基づいた第1演算と、前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算と、を含む演算処理を実行する演算処理部と、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備え、前記演算処理部での前記演算処理によって算出された前記第1演算の解及び前記第2演算の解の一方を、前記第1演算の解及び前記第2演算の解の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する表示部と、
を有する電子計算機。
[2]
前記表示部は、前記演算処理部での前記演算処理によって算出された前記第1演算の解及び前記第2演算の解の他方を、前記第1演算の解及び前記第2演算の解の一方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の他方或いは前記第1の表示領域に表示する[1]に記載の電子計算機。
[3]
前記第1数及び前記第2数は、それぞれ第1除数及び第2除数であり、
前記第1演算及び前記第2演算は、それぞれ第1除算及び第2除算であり、
前記第1値は、前記第1除算によって算出された第1剰余であり、
前記第1演算の解及び前記第2演算の解は、それぞれ前記第1除算の第1商及び前記第2除算の第2商である[1]又は[2]に記載の電子計算機。
[4]
前記表示部は、前記第2除算によって算出された第2剰余を、前記第1除算の第1商及び前記第2除算の第2商とともに、前記第1商及び前記第2商と区別するように表示する[3]に記載の電子計算機。
[5]
第1演算及び前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算を含む演算処理を実行する演算処理部と、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備え、前記第1演算と前記第2演算とを演算するために入力された第1数及び前記第1演算を演算するために入力された第2数の一方を、前記第1数及び前記第2数の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する表示部と、
を有する電子計算機。
[6]
前記表示部は、入力された前記第1数及び前記第2数の他方を、前記第1数及び前記第2数の一方と区別するように、前記第2の表示領域の前記分子部分及び前記分母部分の他方或いは前記第1の表示領域に表示する[5]に記載の電子計算機。
[7]
前記第1数及び前記第2数は、それぞれ第1除数及び第2除数であり、
前記第1演算及び前記第2演算は、それぞれ第1除算及び第2除算であり、
前記第1値は、前記第1除算によって算出された第1剰余である[5]又は[6]に記載の電子計算機。
[8]
前記表示部は、前記第1除算に用いられる被除数を、前記第1除数及び前記第2除数とともに、前記第1除数及び前記第2除数と区別するように表示する[7]に記載の電子計算機。
[9]
第1数及び第2数を電子計算機の入力部に入力し、
前記入力部による前記第1数及び前記第2数の入力に応じて、前記第1数及び前記第2数に基づいた第1演算と、前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算と、を含む演算処理を実行し、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記演算処理によって算出された前記第1演算の解及び前記第2演算の解の一方を、前記第1演算の解及び前記第2演算の解の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する電子計算機の演算処理方法。
[10]
第1演算及び前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算を含む演算処理を実行し、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記第1演算と前記第2演算とを演算するために入力された第1数及び前記第1演算を演算するために入力された第2数の一方を、前記第1数及び前記第2数の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する電子計算機の演算処理方法。
[11]
電子計算機のプログラムであって、
第1数及び第2数を電子計算機の入力部に入力し、
前記入力部による前記第1数及び前記第2数の入力に応じて、前記第1数及び前記第2数に基づいた第1演算と、前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算と、を含む演算処理を実行し、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記演算処理によって算出された前記第1演算の解及び前記第2演算の解の一方を、前記第1演算の解及び前記第2演算の解の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示することをコンピュータに実行させる電子計算機のプログラム。
[12]
電子計算機のプログラムであって、
第1演算及び前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算を含む演算処理を実行し、
整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記第1演算と前記第2演算とを演算するために入力された第1数及び前記第1演算を演算するために入力された第2数の一方を、前記第1数及び前記第2数の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示することをコンピュータに実行させる電子計算機のプログラム。
100 電子計算機
110 キー入力部
112 分数計算機能キー
120 表示部
122、124 表示領域
130 演算処理部
140 メモリ部

Claims (12)

  1. 第1数及び第2数を入力する入力部と、
    前記入力部による前記第1数及び前記第2数の入力に応じて、前記第1数及び前記第2数に基づいた第1演算と、前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算と、を含む演算処理を実行する演算処理部と、
    整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備え、前記演算処理部での前記演算処理によって算出された前記第1演算の解及び前記第2演算の解の一方を、前記第1演算の解及び前記第2演算の解の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する表示部と、
    を有する電子計算機。
  2. 前記表示部は、前記演算処理部での前記演算処理によって算出された前記第1演算の解及び前記第2演算の解の他方を、前記第1演算の解及び前記第2演算の解の一方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の他方或いは前記第1の表示領域に表示する請求項1に記載の電子計算機。
  3. 前記第1数及び前記第2数は、それぞれ第1除数及び第2除数であり、
    前記第1演算及び前記第2演算は、それぞれ第1除算及び第2除算であり、
    前記第1値は、前記第1除算によって算出された第1剰余であり、
    前記第1演算の解及び前記第2演算の解は、それぞれ前記第1除算の第1商及び前記第2除算の第2商である請求項1又は2に記載の電子計算機。
  4. 前記表示部は、前記第2除算によって算出された第2剰余を、前記第1除算の第1商及び前記第2除算の第2商とともに、前記第1商及び前記第2商と区別するように表示する請求項3に記載の電子計算機。
  5. 第1演算及び前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算を含む演算処理を実行する演算処理部と、
    整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備え、前記第1演算と前記第2演算とを演算するために入力された第1数及び前記第1演算を演算するために入力された第2数の一方を、前記第1数及び前記第2数の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する表示部と、
    を有する電子計算機。
  6. 前記表示部は、入力された前記第1数及び前記第2数の他方を、前記第1数及び前記第2数の一方と区別するように、前記第2の表示領域の前記分子部分及び前記分母部分の他方或いは前記第1の表示領域に表示する請求項5に記載の電子計算機。
  7. 前記第1数及び前記第2数は、それぞれ第1除数及び第2除数であり、
    前記第1演算及び前記第2演算は、それぞれ第1除算及び第2除算であり、
    前記第1値は、前記第1除算によって算出された第1剰余である請求項5又は6に記載の電子計算機。
  8. 前記表示部は、前記第1除算に用いられる被除数を、前記第1除数及び前記第2除数とともに、前記第1除数及び前記第2除数と区別するように表示する請求項7に記載の電子計算機。
  9. 第1数及び第2数を電子計算機の入力部に入力し、
    前記入力部による前記第1数及び前記第2数の入力に応じて、前記第1数及び前記第2数に基づいた第1演算と、前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算と、を含む演算処理を実行し、
    整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記演算処理によって算出された前記第1演算の解及び前記第2演算の解の一方を、前記第1演算の解及び前記第2演算の解の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する電子計算機の演算処理方法。
  10. 第1演算及び前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算を含む演算処理を実行し、
    整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記第1演算と前記第2演算とを演算するために入力された第1数及び前記第1演算を演算するために入力された第2数の一方を、前記第1数及び前記第2数の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示する電子計算機の演算処理方法。
  11. 電子計算機のプログラムであって、
    第1数及び第2数を電子計算機の入力部に入力し、
    前記入力部による前記第1数及び前記第2数の入力に応じて、前記第1数及び前記第2数に基づいた第1演算と、前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算と、を含む演算処理を実行し、
    整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記演算処理によって算出された前記第1演算の解及び前記第2演算の解の一方を、前記第1演算の解及び前記第2演算の解の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示することをコンピュータに実行させる電子計算機のプログラム。
  12. 電子計算機のプログラムであって、
    第1演算及び前記第1演算によって算出された第1値を用いた第2演算を含む演算処理を実行し、
    整数表示が可能な第1の表示領域及び分数表示が可能な第2の表示領域を備えた前記電子計算機の表示部に、前記第1演算と前記第2演算とを演算するために入力された第1数及び前記第1演算を演算するために入力された第2数の一方を、前記第1数及び前記第2数の他方と区別するように、前記第2の表示領域の分子部分及び分母部分の一方に表示することをコンピュータに実行させる電子計算機のプログラム。
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