JP2018048531A - 車両用開閉体制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中立復帰制御を中断した場合であっても、その再開後、ロック装置を正しく機能させることのできる車両用開閉体制御装置を提供すること。【解決手段】ドアECUは、アクティブレバーを中立位置に復帰させるべく当該アクティブレバーを反転回動させる中立復帰制御を実行する。また、ドアECUは、計時カウンタを用いて、中立復帰制御の継続時間を計測することにより、その継続時間に基づいて、アクティブレバーが中立位置に復帰したことを検知し、その中立復帰制御を終了する。更に、ドアECUは、中立復帰制御を中断する場合、その中断時点における継続時間Tを記憶領域に保持する(保持値Tm)。そして、中立復帰制御を再開する場合には、この保持値Tmから継続時間Tの計測を再開する。【選択図】図14

Description

本発明は、車両用開閉体制御装置に関するものである。
従来、駆動源を有して車両の開閉体を移動させる車両用の開閉体制御装置には、例えば、特許文献1に記載のスライドドア制御装置のように、電源電圧の低下時には、その開閉体となるスライドドアの駆動制御を停止する。そして、その低下した電源電圧が回復した後、停止前の駆動制御を再開するものがある。
即ち、車載電源の容量に限りのある車両においては、例えば、エンジンのクランキングが開始される等によって、その電源電圧が一時的に低下することがある。そして、このような状態でスライドドアの駆動制御を実行した場合には駆動電力の供給が不安定となるため、その円滑なスライドドアの開閉動作を担保することができないという問題がある。
しかしながら、上記従来技術の構成を採用することで、このような問題の発生を回避することができる。そして、電源電圧の回復後、そのスライドドアの開閉動作が自動的に再開されることによって、利便性の向上を図ることができる。
また、通常、車両の開閉体には、ラッチ機構を備えたロック装置が設けられている。そして、このようなロック装置には、例えば、特許文献2に示すように、第1方向及び第2方向に回動する回動部材を有したものがある。即ち、このようなロック装置は、例えば、回動部材が中立位置から第1方向に回動することによりラッチ機構がクローズ動作し、その回動部材が中立位置から第2方向に回動することによりラッチ機構がリリース動作する。そして、これらのクローズ制御及びリリース制御が完了した後、その回動部材を中立位置に復帰させるべく当該回動部材を回動させる中立復帰制御が実行されるようになっている。
特許第3666732号公報 特開2002−250162号公報
しかしながら、このように回動部材の回動方向に応じてクローズ動作とリリース動作とが切り替わる構成においては、その中立復帰制御を中断することによって、当該中立復帰制御の再開後、その回動部材が中立位置に復帰できないおそれがある。そして、これにより、そのロック装置が正しく機能できない可能性があることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、中立復帰制御を中断した場合であっても、その再開後、ロック装置を正しく機能させることのできる車両用開閉体制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用開閉体制御装置は、ラッチ機構を有するロック装置と、前記ロック装置の作動を制御する制御装置と、を備え、前記ロック装置は、第1方向及び第2方向に回動する回動部材を有し、該回動部材の回動方向に応じて前記ラッチ機構がクローズ動作及びリリース動作するものであって、前記制御装置は、前記ラッチ機構をクローズ動作させるべく前記回動部材を中立位置から第1方向に回動させるクローズ制御の完了後、前記回動部材を中立位置に復帰させるべく、該回動部材を反転回動させる中立復帰制御部を備え、前記中立復帰制御部は、前記回動部材を中立位置に復帰させる中立復帰制御が継続することによりカウントアップするカウンタと、前記カウンタのカウント値に基づいて前記回動部材の中立復帰を判定する中立復帰判定部と、前記中立復帰制御が中断した場合に、中断時点の前記カウント値を保持するカウント保持部と、を備えるとともに、前記中立復帰制御が再開された場合には、前記中断時点の前記カウント値から前記カウンタのカウントアップを再開することが好ましい。
上記構成によれば、中断した中立復帰制御の再開時においても、その回動部材が中立位置を超えて回動するような過剰動作の発生を回避して、ロック装置を正しく機能させることができる。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。
特に、クローズ制御を完了した後の中立復帰制御が中断した場合においては、その再開時におけるカウンタのカウントアップを、中断時点における保持値から再開することによって、回動部材が中立位置を超えて第2方向に回動することにより生ずるラッチ機構のリリース動作を防ぐことができる。そして、これにより、高い安全性を確保することができる。
上記課題を解決する車両用開閉体制御装置は、前記カウンタは、前記中立復帰制御の継続時間を計測する計時カウンタであることが好ましい。
上記構成によれば、簡素な構成にて、適切に回動部材の中立位置復帰を判定することができる。そして、上記のような中断時点のカウント値からカウンタのカウントアップを再開する構成と組み合わせることにより、高い信頼性を確保することができる。
上記課題を解決する車両用開閉体制御装置は、前記ロック装置は、車載電源の電源電圧に基づく駆動電力の供給を受けるものであって、前記制御装置は、前記電源電圧の低下時に前記ロック装置の作動制御を中断する中断制御部と、前記電源電圧が回復した場合に前記ロック装置の作動制御を再開させる再開制御部と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、駆動電力の供給が不安定になりやすい電源電圧の低下した状況下でロック装置の作動制御が行われることを回避することができる。そして、これにより、高い質感を確保することができる。
上記課題を解決する車両用開閉体制御装置は、前記中断制御部は、エンジンのクランキングが開始されることにより前記ロック装置の作動制御を中断し、前記再開制御部は、前記クランキングが終了することにより前記ロック装置の作動制御を再開させることが好ましい。
即ち、エンジンのクランキング時には、そのスタータが大電力を消費することによって、車載電源の電源電圧が一時的に低下することがある。従って、上記構成によれば、駆動電力の供給が不安定になりやすい電源電圧の低下した状況下でロック装置の作動制御が行われることを回避することができる。また、特に、車載電源の容量が小さい小型車等においては、その車載電源の出力をスタータに集中することによって、速やかなエンジン始動が可能になる。そして、これにより電力消費量を抑えることで、その車載電源の過放電を防ぐことができる。
上記課題を解決する車両用開閉体制御装置は、前記中立復帰制御部は、前記ラッチ機構をリリース動作させるべく前記回動部材を前記中立位置から第2方向に回動させるリリース制御の完了後に実行する前記中立復帰制御においても前記カウント値に基づく前記回動部材の中立復帰判定を実行するとともに、前記中立復帰制御の中断後、該中立復帰制御が再開された場合にも、前記中断時点の前記カウント値から前記カウンタのカウントアップを再開することが好ましい。
上記構成によれば、リリース制御の完了後に実行する中立復帰制御においても、その回動部材が中立位置を超えて回動するような過剰動作の発生を回避して、ロック装置を正しく機能させることができる。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。
本発明によれば、中立復帰制御を中断した場合であっても、その再開後、ロック装置を正しく機能させることができる。
パワースライドドア装置の概略構成図。 ロック装置の概略構成を示す斜視図。 ロック装置の概略構成を示す斜視図。 ラッチ機構の概略構成及び動作説明図(アンラッチ状態)。 ラッチ機構の概略構成及び動作説明図(ストライカ進入時)。 ラッチ機構の概略構成及び動作説明図(ハーフラッチ状態)。 ラッチ機構の概略構成及び動作説明図(クローズ動作時)。 ラッチ機構の概略構成及び動作説明図(フルラッチ状態)。 ラッチ機構の概略構成及び動作説明図(リリース動作時)。 ロック装置の動作説明図(通常時:中立位置)。 ロック装置の動作説明図(クローズ動作時)。 ロック装置の動作説明図(リリース動作時)。 中立復帰制御の処理手順を示すフローチャート。 中立復帰制御の中断及び再開の処理手順を示すフローチャート。 別例の中立復帰制御の処理手順を示すフローチャート。 中立復帰制御の中断及び再開に関する別例の処理手順を示すフローチャート。 別例のパワースライドドア装置の概略構成図。 センサスイッチの故障判定、及びその判定結果に基づいた中立復帰検知及び中立復帰判定の切り替えに関する処理手順を示すフローチャート。
以下、車両用開閉体制御装置をパワースライドドア装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、スライドドア1は、図示しない車両の側面に支持されて前後方向に移動することにより、その車両の側面に設けられたドア開口部を開閉する。具体的には、このスライドドア1は、車両前方側(同図中、左側)に移動することにより、そのドア開口部を閉塞する全閉状態となり、車両後方側(同図中、右側)に移動することにより、そのドア開口部を介して乗員が乗降可能な全開状態となるように構成されている。そして、このスライドドア1には、当該スライドドア1を開閉するためのドアハンドル3が設けられている。
また、このスライドドア1には、そのスライドドア1の移動位置に応じて車体側に設けられたストライカ(図示略)に係合するラッチ機構4を有した複数のロック装置5が設けられている。具体的には、このスライドドア1には、当該スライドドア1を全閉位置で保持する全閉ロックとしてのフロントロック5a及びリアロック5bが設けられている。更に、このスライドドア1には、当該スライドドア1を全開位置で保持するための全開ロック5cが設けられている。そして、これらのロック装置5は、リモコン6を介してドアハンドル3に連結されている。
即ち、本実施形態のスライドドア1は、そのドアハンドル3の操作部(アウターハンドル及びインナーハンドル)3aを操作することにより、上記各ロック装置5を構成するラッチ機構4の係合状態が解除されるようになっている。そして、そのドアハンドル3を把持部として、手動により開閉動作させることが可能となっている。
また、本実施形態のスライドドア1は、車室内に設けられた操作スイッチ、或いは携帯機等の操作入力部8を乗員が操作することによっても、そのロック装置5を構成するラッチ機構4の係合状態を解除することが可能になっている。更に、本実施形態のスライドドア1には、モータ10を駆動源とするドアアクチュエータ11と、そのモータ10に対する駆動電力の供給を通じてドアアクチュエータ11の作動を制御するドアECU12と、が設けられている。即ち、本実施形態のドアECU12は、車載電源(バッテリ)13の電源電圧Vbに基づいて、そのドアアクチュエータ11のモータ10に供給する駆動電力を生成する。そして、本実施形態の車両においては、これにより、そのモータ10の駆動力に基づきスライドドア1を開閉動作させることが可能なパワースライドドア装置20が形成されている。
詳述すると、本実施形態のドアECU12には、そのドアハンドル3や車室内、或いは携帯機等に設けられた操作入力部8が操作されたことを示す操作入力信号S1が入力されるようになっている。即ち、本実施形態のドアECU12は、この操作入力信号S1に基づいて、利用者によるスライドドア1の開閉動作要求を検知する。そして、その要求された開閉動作方向にスライドドア1を移動させるべく、ドアアクチュエータ11の作動を制御する。
さらに詳述すると、本実施形態のドアアクチュエータ11は、モータ10の駆動力に基づき回転することにより駆動ケーブル(図示略)を介してスライドドア1を開閉駆動することが可能な開閉駆動部21を備えている。また、このドアアクチュエータ11には、その開閉駆動部21の動作に同期したパルス信号Spを出力するパルスセンサ22が設けられている。そして、本実施形態のドアECU12は、そのパルス信号Spをカウントすることにより検出されるスライドドア1の移動位置X、及び移動速度V等に基づいて、そのドアアクチュエータ11の作動を制御する構成になっている。
尚、本実施形態のドアアクチュエータ11には、そのモータ10と開閉駆動部21との間のトルク伝達経路を接断(接続及び切断)可能な電磁クラッチ23が設けられている。例えば、この電磁クラッチ23は、スライドドア1が手動で開閉される場合において、そのトルク伝達経路を切断するように制御される。そして、本実施形態のパワースライドドア装置20は、これにより、手動操作時においても円滑に、そのスライドドア1が開閉動作するように構成されている。
更に、本実施形態のドアECU12は、ロック制御信号S2の出力を通じて、上記各ロック装置5の作動を制御する。具体的には、全開位置又は全閉位置にあるスライドドア1を開閉動作させる場合には、当該スライドドア1の駆動制御を開始する前に、先ず、係合状態となっているラッチ機構4を解除動作させるべく、ロック装置5の作動を制御する(リリース制御)。そして、スライドドア1を全閉位置に移動させる駆動制御の実行時、ロック装置5のラッチ機構4がハーフラッチ状態となった場合には、当該ラッチ機構4をフルラッチ状態に移行させるべく、そのロック装置5の作動を制御する(クローズ制御)。
(ロック装置)
次に、本実施形態のパワースライドドア装置20に設けられたロック装置5の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、本実施形態のロック装置5は、スリット状のストライカ入出溝30を有するベースプレート31を備えている。また、このベースプレート31上には、そのストライカ入出溝30を溝幅方向(各図中、左右方向)に挟む位置に、二本の支持軸33,34が立設されている。そして、本実施形態のラッチ機構4は、これらの支持軸33,34周りに回動可能に軸支されたラッチ35及びポール36を備えている。
図4に示すように、本実施形態のラッチ35は、その外周面に開口するストライカ係合溝37を有した略平板状の外形を成している。また、このラッチ35は、その支持軸33に嵌挿された図示しない捩りコイルバネ(ラッチ付勢バネ)によって、図4中、反時計回り方向に回動付勢されている。更に、このラッチ35は、ベースプレート31に設けられたストッパ部(図示略)に当接することにより、上記ストライカ入出溝30にストライカ係合溝37の開口端が臨む位置において、そのラッチ付勢バネの付勢力に基づく回動が規制されるようになっている。そして、本実施形態のラッチ機構4は、これにより、そのストライカ入出溝30に進入したストライカ32がラッチ35のストライカ係合溝37に係合するように構成されている。
一方、本実施形態のポール36は、その支持軸34に嵌挿された図示しない捩りコイルバネ(ポール付勢バネ)によって、図4中、時計回り方向に回動付勢されている。また、ポール36には、そのポール付勢バネの付勢力に基づく回動によって、ラッチ35の外周面に近接する方向に移動する係合部36aが設けられている。更に、ポール36は、ストライカ係合溝37にストライカ32が係合した状態で、その係合部36aがラッチ35の外周面に係合するように構成されている。そして、本実施形態のラッチ機構4は、これにより、そのラッチ35のストライカ係合溝37にストライカ32が係合する状態を保持することが可能になっている。
即ち、図5及び図6に示すように、ストライカ入出溝30に進入したストライカ32は、ストライカ係合溝37に係合することにより、そのラッチ35を押圧しつつ、ストライカ入出溝30内を奥側(各図中、下側から上側)に向かって相対移動する。そして、これにより、そのラッチ付勢バネの付勢力に抗して、各図中、時計回り方向にラッチ35が回動する。
また、このとき、ポール36の係合部36aは、ポール付勢バネの付勢力に基づきラッチ35の外周面に押し当てられた状態で、見かけ上、その当接するラッチ35の外周面上を摺動する。そして、本実施形態のラッチ機構4は、これにより、その外周面に形成されたラッチ35側の第1係合部35aにポール36側の係合部36aが係合することで、ラッチ35の回動が規制されるようになっている。
具体的には、本実施形態では、このラッチ35側の第1係合部35aは、ストライカ係合溝37の開口端、詳しくは、そのストライカ32が係合することにより押圧される側の側壁面に設定されている。そして、本実施形態のラッチ機構4は、これにより、そのラッチ付勢バネによる付勢方向、つまりはストライカ係合溝37からストライカ32が排出される方向の回動を規制することで、そのラッチ35にストライカ32が係合する状態を保持する構成になっている(ハーフラッチ状態)。
また、図2及び図3に示すように、本実施形態のロック装置5には、モータ40を駆動源とするロックアクチュエータ41が設けられている。具体的には、このロックアクチュエータ41は、そのモータ40と減速機42とが一体に設けられた所謂ギヤードモータとして構成されている。更に、本実施形態のロック装置5もまた、ドアECU12から車載電源(バッテリ)13の電源電圧Vbに基づく駆動電力の供給を受けることにより作動する。そして、上記のようにラッチ機構4がハーフラッチ状態となった場合には(図6参照)、そのロックアクチュエータ41が作動することにより、ラッチ機構4をフルラッチ状態に移行させる構成になっている(クローズ動作)。
即ち、図6〜図8に示すように、本実施形態のラッチ機構4は、ロックアクチュエータ41に駆動されることにより、そのハーフラッチ状態に対応する回動位置からラッチ付勢バネの付勢力に抗してラッチ35がクローズ方向(各図中、時計回り方向)に回動するように構成されている。また、ポール36は、ラッチ35の周面に形成された第2係合部35bに係合することにより、そのラッチ35がクローズ方向に回動した位置において、ラッチ付勢バネの付勢力に基づくラッチ35の回動を規制するように構成されている。そして、本実施形態のラッチ機構4は、これにより、そのラッチ35のストライカ係合溝37に係合するストライカ32を相対移動不能に拘束するフルラッチ状態に移行する構成になっている。
更に、本実施形態のロック装置5は、例えば、操作入力部8に対する開操作入力等に基づいて、そのラッチ機構4をリリース動作させるべく、ロックアクチュエータ41が作動するように構成されている。
即ち、図8及び図9に示すように、本実施形態のラッチ機構4は、ロックアクチュエータ41に駆動されることにより、そのポール36がポール付勢バネの付勢力に抗して、各図中、反時計回り方向に回動するように構成されている。また、ラッチ35は、これによりポール36との係合による回動規制が解除されることで、そのラッチ付勢バネの付勢力に基づいて、リリース方向(各図中、反時計回り方向)に回動する。そして、本実施形態のラッチ機構4は、これによりストライカ32の拘束を解除し、当該ストライカ32をストライカ係合溝37から排出することで、図4に示されるようなアンロック状態に復帰するように構成されている。
詳述すると、図2及び図3に示すように、本実施形態のロックアクチュエータ41は、ピニオンギヤ43を出力部として、その減速機42により減速したモータ40の回転を出力する。また、本実施形態のロック装置5は、このピニオンギヤ43に噛合するセクターギヤ44を備えている。更に、このセクターギヤ44には、当該セクターギヤ44と一体に回動するアクティブレバー45が設けられている。そして、本実施形態のロック装置5は、このアクティブレバー45の回動方向に応じて、そのラッチ機構4がクローズ動作及びリリース動作する構成になっている。
即ち、図10〜図12に示すように、回動部材としてのアクティブレバー45は、ロックアクチュエータ41の駆動力に基づいて、第1方向(各図中、反時計回り方向)及び第2方向(各図中、時計回り方向)に回動する。また、本実施形態のロック装置5は、このアクティブレバー45が中立位置P0(図10参照)から第1方向に回動することにより、そのラッチ機構4がクローズ動作する(図11参照)。そして、このアクティブレバー45が中立位置P0から第2方向に回動することにより、そのラッチ機構4がリリース動作する構成になっている(図12参照)。
具体的には、図3に示すように、本実施形態のラッチ機構4は、ラッチ35と一体に回動するラッチレバー46を備えている。また、図10及び図11に示すように、本実施形態のアクティブレバー45は、中立位置P0から第1方向に回動することにより、このラッチレバー46を押圧するように構成されている。そして、本実施形態のロック装置5は、これにより、そのラッチ機構4がクローズ動作する構成になっている(図6〜図8参照)。
また、図2に示すように、本実施形態のラッチ機構4は、ポール36と一体に回動するリリースレバー47を備えている。更に、図10及び図12に示すように、本実施形態のアクティブレバー45は、中立位置P0から第2方向に回動することにより、オープンレバー48を介してリリースレバー47を押圧するように構成されている。そして、本実施形態のロック装置5は、これにより、そのラッチ機構4がリリース動作する構成になっている(図8及び図9参照)。
更に、本実施形態のロック装置5は、上記のようなクローズ動作及びリリース動作の完了後、ロックアクチュエータ41が作動することにより、そのアクティブレバー45が中立位置P0に復帰する。そして、これにより、次回のクローズ動作及びリリース動作に備える構成になっている。
さらに詳述すると、図1に示すように、ロック装置5の作動を制御する制御装置としてのドアECU12には、そのロック装置5に設けられたハーフラッチSW50a、フルラッチSW50b、及びポールSW50cが接続されている。即ち、本実施形態のドアECU12は、これらの各センサスイッチ50(50a〜50c)の出力信号Swa〜Swcに基づいて、ロック装置5に設けられたラッチ機構4の作動状態、詳しくは、ハーフラッチ状態、フルラッチ状態、及びリリース状態にあることを検出する。そして、これにより、ラッチ機構4をクローズ動作及びリリース動作させるべく、そのロック装置5に設けられたロックアクチュエータ41の作動を制御する構成になっている。
また、本実施形態のドアECU12は、上記クローズ制御により第1方向に回動したアクティブレバー45及び上記リリース制御により第2方向に回動したアクティブレバー45を反転動作させて中立位置P0に復帰させる中立復帰制御の実行時には、計時カウンタ(タイマ)51を用いて、その中立復帰制御の継続時間Tを計測する。即ち、この計時カウンタ51は、ドアECU12が実行する中立復帰制御の継続により、そのカウント値に示される継続時間Tが増加、つまりカウントアップする構成になっている。そして、本実施形態のドアECU12は、この計時カウンタ51を用いて計測する中立復帰制御の継続時間Tに基づいて、アクティブレバー45が中立位置P0に復帰したことを検知し、その中立復帰制御を終了する構成になっている。
(エンジンクランキング時の中断及び再開制御)
次に、本実施形態のドアECU12が実行するエンジンクランキング時の中断及び再開制御について説明する。
図1に示すように、本実施形態のドアECU12には、エンジンECU52から、エンジン(図示略)のクランキングが行われていることを示すクランキング信号Scrが入力されるようになっている。そして、本実施形態のドアECU12は、このクランキング信号Scrを受信した場合には、スライドドア1の駆動制御を中断する構成になっている。
また、本実施形態のドアECU12は、クランキング信号Scrの途絶によりエンジンのクランキングが終了したことを検知した場合に、そのスライドドア1の駆動制御を再開する。そして、その中断したスライドドア1の駆動制御を再開することにより、当該駆動制御の中断前における開閉動作方向にスライドドア1を駆動する構成になっている。
即ち、本実施形態のパワースライドドア装置20は、エンジンのクランキングにより生ずる一時的な電源電圧Vbの低下を踏まえ、このような駆動電力の供給が不安定になりやすい状況下におけるスライドドア1の開閉駆動を留保する。そして、その低下した電源電圧Vbが回復した後に、利用者が要求したスライドドア1の開閉駆動を完遂する構成になっている。
更に、本実施形態のドアECU12は、クランキング信号Scrを受信したとき、上記ロック装置5の作動を制御している場合においても、その作動制御を中断する。そして、エンジンのクランキングが終了した後に、そのロック装置5の作動制御を再開する構成になっている。
ここで、本実施形態のドアECU12は、クローズ制御及びリリース制御の実行後、アクティブレバー45を中立位置P0に復帰させる中立復帰制御の実行中に、当該中立復帰制御を中断する場合には、その中断時点における継続時間Tを記憶領域12aに保持する(保持値Tm)。そして、クランキングの終了により中立復帰制御を再開する場合には、この記憶領域12aに保持された継続時間Tの保持値Tm、即ち中断時点のカウント値から継続時間Tの計測を再開する構成になっている。
即ち、第1方向又は第2方向に回動したアクティブレバー45を反転回動させて中立位置P0に復帰させる中立復帰制御においては、その中断した中立復帰制御を再開する際、継続時間Tをクリア(T=0)することで、そのアクティブレバー45が中立位置P0を超えて回動する可能性がある。しかしながら、上記のように、その中断時点における継続時間Tの保持値Tmから中立復帰制御を再開することで、このようなアクティブレバー45の過剰動作を回避することができる。そして、本実施形態のパワースライドドア装置20は、これにより、その高い信頼性を確保する構成になっている。
詳述すると、図13のフローチャートに示すように、本実施形態のドアECU12は、ロック装置5に設けられた上記各センサスイッチ50(50a〜50c)の各出力信号Swa〜Swcに基づいて、ラッチ機構4のクローズ制御(図11参照)が完了した状態にあるか否かを判定する(ステップ101)。更に、ドアECU12は、このステップ101においてクローズ制御の完了を検知した場合(ステップ101:YES)、続いて計時カウンタ51をクリアする(T=0、ステップ102)。そして、アクティブレバー45を中立位置P0に復帰させるべく、当該アクティブレバー45を反転回動させることにより(第2方向に回動)、その中立復帰制御を実行する(ステップ103)。
次に、ドアECU12は、計時カウンタ51のカウント値である中立復帰制御の継続時間Tを取得して(ステップ104)、その継続時間Tが所定時間T1に到達したか否かを判定する(ステップ105)。そして、この継続時間Tが所定時間T1に到達した場合(T≧T1、ステップ105:YES)には、アクティブレバー45が中立位置P0に復帰したものと判定して(ステップ106)、その中立復帰制御を終了する(ステップ107)。
また、本実施形態のドアECU12は、上記ステップ101において、クローズ制御の完了後ではないと判定した場合(ステップ101:NO)には、続いて、ラッチ機構4のリリース制御(図12参照)が完了した状態にあるか否かを判定する(ステップ108)。そして、このステップ108においてリリース制御の完了を検知した場合にも(ステップ108:YES)、計時カウンタ51をクリアし(T=0、ステップ109)、アクティブレバー45を中立位置P0に復帰させるべく、当該アクティブレバー45を反転回動させることにより(第1方向に回動)、その中立復帰制御を実行する(ステップ110)。
即ち、本実施形態のドアECU12は、この場合においてもまた、その計時カウンタ51のカウント値である中立復帰制御の継続時間Tを取得して(ステップ111)、その継続時間Tが所定時間T2に到達したか否かを判定する(ステップ112)。そして、この継続時間Tが所定時間T2に到達した場合(T≧T2、ステップ112:YES)には、アクティブレバー45が中立位置P0に復帰したものと判定して(ステップ106)、その中立復帰制御を終了する(ステップ107)。
尚、本実施形態のドアECU12は、上記ステップ105において、クローズ制御完了後に実行する中立復帰制御の継続時間Tが所定時間T1に到達していない場合(T<T1、ステップ105:NO)には、ステップ103及びステップ104の処理を繰り返す。また、上記ステップ112において、リリース制御完了後に実行する中立復帰制御の継続時間Tが所定時間T2に到達していない場合(T<T2、ステップ112:NO)にも、ステップ110及びステップ111の処理を繰り返す。そして、上記ステップ108において、リリース制御の完了後ではないと判定した場合(ステップ108:NO)には、上記ステップ102〜ステップ107、及びステップ109〜ステップ112の処理を実行しない。
また、図14のフローチャートに示すように、本実施形態のドアECU12は、中立復帰制御の実行中(図13参照)、クランキング信号Scrを受信した場合(ステップ201:YES)には、その時点における中立復帰制御の継続時間Tを記憶領域12aに保持して(Tm=T、ステップ202)、当該中立復帰制御を中断する(ステップ203)。そして、そのクランキング信号Scrが途絶するまで、この中立復帰制御の中断を継続する(ステップ204:NO)。
更に、本実施形態のドアECU12は、クランキング信号Scrの途絶によりエンジンのクランキングが終了したことを検知すると(ステップ204:YES)、その記憶領域12aから上記ステップ202において記憶した継続時間Tの保持値Tmを読み出す(ステップ205)。そして、この保持値Tmを計時カウンタ51の初期値に設定することにより(T=Tm、ステップ206)、その中立復帰制御の中断時点における継続時間Tの保持値Tmから当該継続時間Tの計測を再開するかたちで、その中立復帰制御を再開する構成になっている(ステップ207)。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ドアECU12は、アクティブレバー45を中立位置P0に復帰させるべく当該アクティブレバー45を反転回動させる中立復帰制御を実行する。また、ドアECU12は、計時カウンタ51を用いて、中立復帰制御の継続時間Tを計測することにより、その継続時間Tに基づいて、アクティブレバー45が中立位置P0に復帰したことを検知し、その中立復帰制御を終了する。更に、ドアECU12は、中立復帰制御を中断する場合、その中断時点における継続時間Tを記憶領域12aに保持する(保持値Tm)。そして、中立復帰制御を再開する場合には、この保持値Tmから継続時間Tの計測を再開する。
上記構成によれば、中断した中立復帰制御の再開時においても、そのアクティブレバー45が中立位置P0を超えて回動するような過剰動作の発生を回避して、ロック装置5を正しく機能させることができる。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。
(2)特に、クローズ制御を完了した後の中立復帰制御が中断した場合においては、その再開時における継続時間Tの計測を、中断時点における保持値Tmから再開することによって、アクティブレバー45が中立位置P0を超えて第2方向に回動することにより生ずるラッチ機構4のリリース動作を防ぐことができる。そして、これにより、高い安全性を確保することができる。
(3)ドアECU12は、エンジンのクランキングが開始されることによりロック装置5の作動制御を中断し、クランキングが終了することにより、そのロック装置5の作動制御を再開する。
即ち、エンジンのクランキング時には、そのスタータ(図示略)が大電力を消費することによって、車載電源13の電源電圧Vbが一時的に低下することがある。従って、上記構成によれば、駆動電力の供給が不安定になりやすい電源電圧Vbの低下した状況下で、上記中立復帰制御を含むロック装置5の作動制御が行われることを回避することができる。そして、これにより、高い質感を確保することができる。また、特に、車載電源13の容量が小さい小型車等においては、その車載電源13の出力をスタータに集中することによって、速やかなエンジン始動が可能になる。そして、これにより電力消費量を抑えることで、その車載電源の過放電を防ぐことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、車両の側面に設けられたスライドドア1を開閉作動させるパワースライドドア装置20及びそのロック装置5に具体化した。しかし、これに限らず、スイング式のドア、或いは車両後部に設けられたバックドアやラゲッジドア等、その他のパワードア装置に適用してもよい。そして、サンルーフ装置やパワーウィンドウ装置等、ドア以外の開閉体を対象とする車両用開閉体制御装置に適用してもよい。
・スライドドア1に設けられるロック装置5の数及び配置は任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、ロック装置5は、モータ駆動により第1方向及び第2方向に回動するアクティブレバー45を備える。そして、このアクティブレバー45の回動方向に応じて、そのラッチ機構4がクローズ動作及びリリース動作することとした。しかし、これに限らず、第1方向及び第2方向に回動することによりラッチ機構4をクローズ動作及びリリース動作させる回動部材の構成については、任意に変更してもよい。
・中立復帰制御の継続時間Tを計測する計時カウンタ(タイマ)51については、演算周期毎にカウントアップするものを用いてもよく、フリーランカウンタを用いてもよい。即ち、中断した中立復帰制御の再開時、その中断時点の保持値Tmから継続時間Tの計測を再開することが可能であればよい。
・また、中立復帰制御が継続することによりカウントアップするカウンタのカウント値に基づいて、その回動部材を構成するアクティブレバー45の中立復帰を判定する構成であれば、そのカウンタのカウント値は、必ずしも中立復帰制御の継続時間Tに一致しないものであってもよい。具体的には、駆動源となるモータ40の回転に同期してカウントアップするカウンタを用いる。即ち、モータ40、或いはロックアクチュエータ41の減速機42等にパルスセンサを設ける。そして、このパルスセンサの出力信号(の立ち上がり又は立ち下がり)を検出することにより、そのカウンタがカウントアップする構成に適用してもよい。
例えば、図15のフローチャートに示すように、ドアECU12は、カウンタのカウント値Cをクリアして(C=0、ステップ301)、中立復帰制御の実行(ステップ302)を開始すると、先ず、その駆動源であるモータ40の回転を示すモータパルスが検出されたか否かを判定する(ステップ303)。そして、モータパルスが検出された場合(ステップ303:YES)、即ち中立復帰制御の継続によりモータ40が回転したこと(例えば、一回転)を検出した場合には、そのカウンタをカウントアップする(C=C+1、ステップ304)。
次に、ドアECU12は、そのカウンタのカウント値Cが所定の閾値Cthに到達したか否かを判定する(ステップ305)。尚、この閾値Cthは、クローズ制御完了後の中立復帰制御時とリリース制御完了後の中立復帰制御時とで、その値を変えるとよい。そして、そのカウント値Cが所定の閾値Cthに到達した場合(C≧Cth、ステップ305:YES)に、アクティブレバー45が中立位置P0に復帰したものと判定して(ステップ306)、その中立復帰制御を終了する構成であってもよい(ステップ307)。
即ち、この場合におけるカウント値Cは、そのモータ40の回転に応じたアクティブレバー45の反転回動量を示すものとなっている。従って、上記の例に示すように、このカウント値Cに基づいて、アクティブレバー45の中立復帰判定を行うことができる。
更に、この場合においても、中立復帰制御を中断する際には、その中断時点のカウント値Cを保持する。そして、中立復帰制御の再開時には、この中断時点の保持値から、そのカウンタのカウントアップを再開することにより、アクティブレバー45が中立位置P0を超えて回動するような過剰動作の発生を回避して、ロック装置5を正しく機能させることができる。
・上記実施形態では、電源電圧Vbが低下しやすい状況であるクランキングの開始時にスライドドア1の駆動制御及びロック装置5の作動制御を中断し、電源電圧Vbが回復すると考えられるクランキングの終了後に、その中断したスライドドア1の駆動制御及びロック装置5の作動制御を再開することとした。しかし、これに限らず、直接的に車載電源13の電源電圧Vbを監視(検出)することにより、そのスライドドア1の駆動制御及びロック装置5の作動制御を中断し、並びにその中断したスライドドア1の駆動制御及びロック装置5の作動制御を再開する構成であってもよい。
例えば、図16のフローチャートに示すように、ドアECU12は、中立復帰制御の実行中(例えば、図15参照)、車載電源13の電源電圧Vbが第1閾値V1以下であるか否かを判定する(ステップ401)。そして、電源電圧Vbが第1閾値V1以下である場合(Vb≦V1、ステップ401:YES)には、その時点におけるカウンタのカウント値Cを記憶領域12aに保持して(Cm=C、ステップ402)、中立復帰制御を中断する(ステップ403)。
また、ドアECU12は、中立復帰制御を中断している場合には、その電源電圧Vbが第2閾値V2以上であるか否かを判定し(ステップ404)、電源電圧Vbが第2閾値V2以上である場合(Vb≧V2、ステップ404:YES)には、その記憶領域12aに記憶した保持値Cmを読み出す(ステップ405)。そして、この保持値Cmをカウンタの初期値に設定することにより(C=Cm、ステップ406)、その保持値Cm、つまり中立復帰制御の中断時点におけるカウント値Cからカウンタのカウントアップを再開するかたちで、その中立復帰制御を再開する(ステップ407)。
即ち、この場合においても、その中立復帰制御(を含むロック作動制御)の中断は、車載電源13の電源電圧Vbが第2閾値V2を下回っている限り継続される(Vb<V2、ステップ404:NO)。そして、上記ステップ403の再開判定における第2閾値V2を、上記ステップ401の中断判定における第1閾値V1よりも高い値に設定することで(V2>V1)、安定的に、その中断判定及び再開判定を行うことができる。
・また、その他、車載電源13の電源電圧Vbが低下する可能性のあるクランキング以外の事象に基づいて、そのスライドドア1の駆動制御及びロック装置5の作動制御を中断し、及び再開する構成であってもよい。
・図17に示すように、ドアECU12Bに対してアクティブレバー45の中立位置P0を検出するセンサスイッチ50としての中立SW50dが接続された構成に適用してもよい。つまり、このドアECU12Bは、この中立SW50dの出力信号Swdに基づいて、アクティブレバー45の中立復帰を検知する。そして、このような構成について、上記実施形態及び上記別例に示されるようなカウンタを用いた中立復帰判定の実行、及びその中立復帰判定の結果に基づく中立復帰制御の終了を併用する構成としてもよい。
即ち、このような構成を採用することで、中立SW50dに故障が発生した場合であっても、アクティブレバー45が中立位置P0を超えて回動するような過剰動作の発生を回避して、ロック装置5を正しく機能させることができる。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。
・また、図18のフローチャートに示すように、中立SW50dの故障判定を実行し(ステップ501)、中立SW50dが正常である場合(ステップ502:YES)には、その中立SW50dの出力信号Swdに基づいた中立復帰検知を実行する(ステップ503)。そして、中立SW50dに故障が発生した場合(ステップ502:NO)には、上記のようなカウンタを用いた中立復帰判定を実行する構成としてもよい(ステップ504)。
・上記実施形態及び別例では、制御装置としてのドアECU12が、ロック装置5の作動を制御する。そして、このドアECU12が、中立復帰制御部、カウンタ、中立復帰判定部、カウント保持部、中断制御部、再開制御部、中立復帰検知部及び故障検知部としての機能を有することとした。しかし、これに限らず、このような制御装置が複数の情報処理装置に分散されたかたちで形成される構成であってもよい。そして、上記各機能制御部もまた、これらの各情報処理装置に分散されていてもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記中立復帰制御部は、前記回動部材の中立位置を検出するセンサスイッチの出力信号に基づき前記回動部材の中立復帰を検知する中立復帰検知部と、前記センサスイッチの故障を検知する故障検知部と、を備え、前記センサスイッチの故障が検知された場合に、前記カウンタを用いた中立復帰判定の結果に基づいて、前記中立復帰制御を終了すること、を特徴とする車両用開閉体制御装置。
上記構成によれば、センサスイッチに故障が発生した場合であっても、回動部材が中立位置を超えて回動するような過剰動作の発生を回避して、ロック装置を正しく機能させることができる。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。
1…スライドドア(開閉体)、4…ラッチ機構、5…ロック装置、11…ドアアクチュエータ、12,12B…ドアECU(制御装置)、12a…記憶領域、13…車載電源、20…パワースライドドア装置、32…ストライカ、35…ラッチ、35a…第1係合部、35b…第2係合部、36…ポール、36a…係合部、40…モータ、41…ロックアクチュエータ、44…セクターギヤ、45…アクティブレバー(回動部材)、46…ラッチレバー、47…リリースレバー、48…オープンレバー、50…センサスイッチ、50a…ハーフラッチSW、50b…フルラッチSW、50c…ポールSW、50d…中立SW、Swa〜Swd…出力信号、51…計時カウンタ、52…エンジンECU、P0…中立位置、T…継続時間、Tm…保持値、T1,T2…所定時間、C…カウント値、Cm…保持値、Cth…閾値、Vb…電源電圧、V1…第1閾値、V2…第2閾値、Scr…クランキング信号、S1…操作入力信号、S2…ロック制御信号。

Claims (5)

  1. ラッチ機構を有するロック装置と、
    前記ロック装置の作動を制御する制御装置と、を備え、
    前記ロック装置は、第1方向及び第2方向に回動する回動部材を有し、該回動部材の回動方向に応じて前記ラッチ機構がクローズ動作及びリリース動作するものであって、
    前記制御装置は、前記ラッチ機構をクローズ動作させるべく前記回動部材を中立位置から第1方向に回動させるクローズ制御の完了後、前記回動部材を中立位置に復帰させるべく、該回動部材を反転回動させる中立復帰制御部を備え、
    前記中立復帰制御部は、
    前記回動部材を中立位置に復帰させる中立復帰制御が継続することによりカウントアップするカウンタと、
    前記カウンタのカウント値に基づいて前記回動部材の中立復帰を判定する中立復帰判定部と、
    前記中立復帰制御が中断した場合に、中断時点の前記カウント値を保持するカウント保持部と、を備えるとともに、
    前記中立復帰制御が再開された場合には、前記中断時点の前記カウント値から前記カウンタのカウントアップを再開する車両用開閉体制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用開閉体制御装置において、
    前記カウンタは、前記中立復帰制御の継続時間を計測する計時カウンタであること、
    を特徴とする車両用開閉体制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用開閉体制御装置において、
    前記ロック装置は、車載電源の電源電圧に基づく駆動電力の供給を受けるものであって、
    前記制御装置は、
    前記電源電圧の低下時に前記ロック装置の作動制御を中断する中断制御部と、
    前記電源電圧が回復した場合に前記ロック装置の作動制御を再開させる再開制御部と、
    を備えること、を特徴とする車両用開閉体制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両用開閉体制御装置において、
    前記中断制御部は、エンジンのクランキングが開始されることにより前記ロック装置の作動制御を中断し、
    前記再開制御部は、前記クランキングが終了することにより前記ロック装置の作動制御を再開させること、を特徴とする車両用開閉体制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の車両用開閉体制御装置において、
    前記中立復帰制御部は、
    前記ラッチ機構をリリース動作させるべく前記回動部材を前記中立位置から第2方向に回動させるリリース制御の完了後に実行する前記中立復帰制御においても前記カウント値に基づく前記回動部材の中立復帰判定を実行するとともに、
    前記中立復帰制御の中断後、該中立復帰制御が再開された場合にも、前記中断時点の前記カウント値から前記カウンタのカウントアップを再開すること、
    を特徴とする車両用開閉体制御装置。
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