JP5826310B2 - 開閉制御機能を備える車両 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉制御機能を備える車両に関する。
自動車などの車両では、リアゲートなどの開閉部材が車体に対して開閉可能に設けられる(特許文献1、2)。利用者は、たとえばリアゲートを開いて、車両へ荷物を出し入れする。また、開いたリアゲートを閉じる。
なお、特許文献2では、リアゲートなどの車載ドアを自動開閉可能にするために併用される電磁クラッチを、車両の走行状態を含む車載ドアの閉状態の場合に接続し、車載ドア駆動システムのギア等の部品による異音を抑制している。
特開2005−225443号公報 特開2010−064743号公報
ところで、このようにリアゲートなどの開閉部材を用いて車体の開口部を閉じる場合、閉じた開閉部材と車体との間には、その隙間を塞ぐウェザストリップといった弾性部材を配置している。これにより、防水性能、防音性能などを確保している。
しかしながら、このように閉じた開閉部材と車体との間に挟まれる弾性部材は、長時間にわたって圧縮された状態下に置かれることにより、経時的に性能が劣化することがある。弾性部材の性能が劣化すると、防水性能、防音性能などが低下してしまう。
特に、閉じた開閉部材と車体との間に単に弾性部材を配置することにより外気の流出入を防止するだけでなく、弾性部材の強度を利用して開閉部材と車体との間に一定の隙間を確保している場合、弾性部材が経時的に変形することにより、開閉部材が走行中に振れて車体と当たるようになり、異音が発生することがある。
このように自動車などの車両では、開閉部材と車体との間に挟まれる弾性部材の性能劣化を抑制することが潜在的に求められている。
本発明に係る開閉制御機能を備える車両の第1の態様は、開口部を有する車体と、前記開口部を閉じる開閉部材と、前記開閉部材を開閉駆動する駆動部材と、前記駆動部材を制御して前記開閉部材を全開位置と全閉位置との間で制御する制御部と、閉じた前記開閉部材と前記車体との合わせ部分に設けられ、閉じた前記開閉部材と前記車体との間に挟まれる弾性部材と、を有し、前記制御部は、前記車体の停車中に前記駆動部材を制御し、前記車体が継続して停車していることを検出した場合に、前記弾性部材に作用する圧力が減るように前記開閉部材を前記全閉位置から開く。
本発明に係る開閉制御機能を備える車両の第2の態様は、開口部を有する車体と、前記開口部を閉じる開閉部材と、前記開閉部材を開閉駆動する駆動部材と、前記駆動部材を制御して前記開閉部材を全開位置と全閉位置との間で制御する制御部と、閉じた前記開閉部材と前記車体との合わせ部分に設けられ、閉じた前記開閉部材と前記車体との間に挟まれる弾性部材と、を有し、前記制御部は、前記車体の停車中に前記駆動部材を制御し、前記弾性部材に作用する圧力が減るように前記開閉部材を前記全閉位置から、前記全閉位置より開いた位置であって且つ前記開閉部材のロックが解除されない位置、または前記全閉位置より開いた位置であって且つ前記開閉部材と前記車体との合わせ部分との防水が維持される位置へ、開く。
本発明に係る開閉制御機能を備える車両の第3の態様は、開口部を有する車体と、前記開口部を閉じる開閉部材と、前記開閉部材を開閉駆動する駆動部材と、前記駆動部材を制御して前記開閉部材を全開位置と全閉位置との間で制御する制御部と、閉じた前記開閉部材と前記車体との合わせ部分に設けられ、閉じた前記開閉部材と前記車体との間に挟まれる弾性部材と、前記駆動部材による前記開閉部材の駆動トルクを検出するトルクセンサと、を有し、前記制御部は、前記車体の停車中に前記トルクセンサにより検出されるトルクが、前記開閉部材を全閉位置に制御する際に必要とされるトルクより低くなったと判断するまで前記駆動部材を制御し、前記弾性部材に作用する圧力が減るように前記開閉部材を前記全閉位置から開く。
本発明に係る開閉制御機能を備える車両の第4の態様は、開口部を有する車体と、前記開口部を閉じる開閉部材と、前記開閉部材を開閉駆動する駆動部材と、前記駆動部材を制御して前記開閉部材を全開位置と全閉位置との間で制御する制御部と、閉じた前記開閉部材と前記車体との合わせ部分に設けられ、閉じた前記開閉部材と前記車体との間に挟まれる弾性部材と、前記開閉部材の位置を検出する位置センサと、を有し、前記制御部は、前記車体の停車中に、前記位置センサの検出に基づいて、前記開閉部材の位置が全閉位置からずれたと判断するまで前記駆動部材を制御し、前記弾性部材に作用する圧力が減るように前記開閉部材を前記全閉位置から開く。
本発明では、制御部が、車体の停車中に、駆動部材を制御して開閉部材を全閉位置から開き、弾性部材に作用する圧力を減らす。よって、車体の停車中に弾性部材に作用する圧力が減り、弾性部材の経時的な変形や性能劣化を抑制できる。長時間の停車中に弾性部材の経時的な変形や性能劣化が進んでしまうことを、効果的に抑制できる。
その結果、本発明では、開閉部材と車体との間に挟まれる弾性部材の性能劣化や変形を抑制し、長期にわたり当初の高い防水性能および防音性能を確保できる。
特に、弾性部材が経時的に変形し難くなるので、閉じた開閉部材と車体との間に単に弾性部材を配置することにより外気の流出入を防止するだけでなく、弾性部材の強度を利用して開閉部材と車体との間に一定の隙間を確保している場合においては、開閉部材が走行中に車体と当たらない状態を長期にわたって維持でき、その当たりによる異音も発生し難くできる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車についての、リアゲートを全閉した状態を示す部分説明図である。 図2は、図1の自動車において、リアゲートを全開した状態を示す部分説明図である。 図3は、図1の自動車に設けられる、リアゲートの開閉制御装置の説明図である。 図4は、図1の自動車において、リアゲートを微開した状態を示す部分説明図である。 図5は、図3の制御ユニットによる、リアゲートを微開位置に制御するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る自動車1の部分説明図である。
図1は、自動車1のリアゲート10を全閉した状態である。図2は、自動車1のリアゲート10を全開した状態である。
図1の自動車1は、車体2を有する。車体2は、骨格部材およびパネルを組み合わせて形成されるものである。車体2には、エンジン室3、乗員室4、および荷室5が画成される。図1の自動車1は、乗員室4と荷室5とが連通した2ボックス型の車体2を有する。
車体2の側面には、乗員室4へ乗降するための乗降口6が形成される。車体2の側面には、フロントドア7およびリアドア8が開閉可能に取り付けられる。フロントドア7およびリアドア8を閉じることにより、乗降口6が塞がれる。
車体2の後部には、荷室5に荷物を入れるための荷物口9が形成される。車体2の後部には、リアゲート10が開閉可能に取り付けられる。リアゲート10を閉じることにより、荷物口9が塞がれる。
そして、図1は、リアゲート10を完全に閉じた状態である。図2は、リアゲート10を完全に開いた状態である。以下、前者をリアゲート10の全閉位置といい、後者をリアゲート10の全開位置という。リアゲート10は、全閉位置から上へ引き上げることで、全開位置へ移動する。また、全開位置から下へ押し下げることで、全閉位置へ移動する。
利用者は、たとえばリアゲート10を開いて、車体2へ荷物を出し入れする。また、開いたリアゲート10を閉じる。
また、図2に示すように、車体2の後部には、閉じたリアゲート10との合わせ面に、ウェザストリップ11と、リアゲート10のロック機構12と、が配置される。また、リアゲート10と車体2との間には、リアゲート10を開位置に保持するためのダンパ部材が設けられる。
ウェザストリップ11は、ゴム、ウレタンなどの弾性材料から形成される。ウェザストリップ11は、荷物口9の周囲一周にわたって形成される。
ウェザストリップ11は、閉じたリアゲート10と車体2との間に挟まれて、これらの隙間を塞ぐ。リアゲート10の周囲から外気が出入りしないようになる。これにより、防水性能、防音性能などを確保している。
また、ウェザストリップ11は弾性変形したときの強度(ゴム反力)により、閉じたリアゲート10が走行中に車体2に当たらないように、リアゲート10と車体2との間に一定の隙間を形成する。閉じたリアゲート10が走行中に振れて車体2に当たることによる異音の発生を防止する。
ロック機構12は、たとえば荷物口9の下側となる部位に、配置される。リアゲート10は、上端を基端として上下に回転する。ロック機構12は、下に回転したリアゲート10の自由端と係合する。これにより、リアゲート10が走行中に開いたりしないようにできる。
しかしながら、ウェザストリップ11などは、弾性材料で形成されており、長期にわたって圧縮された状態下に置かれることにより、経時的に変形したり性能が劣化したりすることがある。ウェザストリップ11などの性能が劣化すると、防水性能、防音性能などが低下してしまう。また、ウェザストリップ11などが変形すると、ウェザストリップ11などを設けているにもかかわらず、閉じたリアゲート10が走行中に振れて車体2に当たり、異音を発生してしまう可能性が生じる。
そこで、本実施形態では、ウェザストリップ11のような開閉部材と車体2との間に挟まれる弾性部材について、性能劣化を抑制する。以下、詳しく説明する。
図3は、図1の自動車1に設けられる、リアゲート10の開閉制御装置21の説明図である。
図3の開閉制御装置21は、リアゲート10の開閉を制御するために、イグニッションキースイッチ(KEY SW)22、タイマ23、制御ユニット24、アクチュエータ25、トルクセンサ26、位置センサ27、を有する。
なお、図3の開閉制御装置21は、たとえばリアゲート10を全閉位置と全開位置との間で開閉駆動する、所謂のリアゲート10のオートクロージャ装置として機能し得る。
アクチュエータ25は、リアゲート10を開閉駆動する。アクチュエータ25は、たとえばモータで形成してよい。
位置センサ27は、リアゲート10についての全閉位置から全開位置までの位置を検出する。位置センサ27は、たとえばリアゲート10の回転軸の回転量を検出するロータリエンコーダで形成してよい。
トルクセンサ26は、アクチュエータ25の駆動トルクを検出する。トルクセンサ26は、たとえばアクチュエータ25と一体化されたトルク検出部材で形成してよい。
イグニッションキースイッチ22は、自動車1を走行させる前に、エンジンを起動するために操作されるスイッチである。
タイマ23は、時刻、経過時間などを計測する。
これらイグニッションキースイッチ22、タイマ23、アクチュエータ25、トルクセンサ26、および位置センサ27は、制御ユニット24に接続される。
制御ユニット24は、たとえば自動車1に搭載されるECU(Engine Control Unit)、その他のコンピュータ装置でよい。制御ユニット24は、直接的にはアクチュエータ25を制御し、リアゲート10を全開位置と全閉位置との間で制御する。特に、本実施形態では、リアゲート10を、全開位置および全閉位置だけでなく、全閉位置から少しだけ開いた微開位置にも制御する。
図4は、図1の自動車1において、リアゲート10を微開した状態を示す部分説明図である。
図4に示すように、リアゲート10を微開位置に制御することにより、リアゲート10が車体2から少し浮いた状態になる。
その結果、リアゲート10と車体2との間に挟まれて圧縮変形しているウェザストリップ11に作用する圧力は、リアゲート10が全閉位置にある場合と比べて格段に減少する。ウェザストリップ11が強い力で圧縮され続けないようになる。
ただし、全閉位置より開いたこの開位置においても、リアゲート10は、ロック機構12によるロックが解除されていないので、それ以上には開かない。また、リアゲート10は、車体2との間に微小な隙間が形成されるが、その隙間がウェザストリップ11により塞がれる。このように全閉位置より開いた開位置においても、リアゲート10の防水性能および防犯性能が損なわれることはない。
図5は、図3の制御ユニット24による、リアゲート10を微開位置に制御するためのフローチャートである。フローチャートの右側には、上から下へ流れる仮の時間軸が図示されている。
制御ユニット24は、図5の制御フローチャートを自動車1が駐車する度に繰り返し実行する。制御ユニット24は、自動車1が走行していない駐車中に図5の制御フローチャートを実行する。
図5において、制御ユニット24は、まず、自動車1が駐車を開始しているか否かを判断する(ステップST1)。制御ユニット24は、たとえば、イグニッションキースイッチ22がオフ状態とされてエンジンが停止していることに基づいて、自動車1が駐車していると判断する。この他にもたとえば、制御ユニット24は、図示外のキーロックが閉じていることに基づいて、自動車1が駐車していると判断してもよい。
次に、制御ユニット24は、車体2が継続して駐車しているか否かを判断する(ステップST2)。制御ユニット24は、たとえば、ステップST1の判断後からタイマ23により計測される経過時間が所定の判定時間(たとえば30分)を超えるまで、駐車状態に変化が無いことを繰り返し判断する。そして、経過時間が判定時間を超えるまで駐車状態が変化しなかった場合に、車体2が継続して駐車していると判断する。それ以外の場合には、車体2が継続して駐車していないと判断し、処理を終了する。
車体2が継続して駐車していると判断した場合、制御ユニット24は、全閉位置にあるリアゲート10を微開位置へ移動させる制御を開始する(ステップST3)。制御ユニット24は、アクチュエータ25を制御する。また、制御ユニット24は、リアゲート10が微開位置に到達したか否かを判断する(ステップST4)。リアゲート10が微開位置まで移動すると、制御ユニット24は、アクチュエータ25による微開位置への制御を終了する(ステップST5)。
制御ユニット24は、たとえば、トルクセンサ26により検出されるトルクが、リアゲート10を全閉位置に制御する際に必要とされる全閉時トルクより低い、所定の微開時トルクより小さくなったと判断できるまで、アクチュエータ25を制御する。
この他にもたとえば、制御ユニット24は、位置センサ27の検出に基づいて、リアゲート10の位置が、全閉位置から少しずれた所定の微開位置となったと判断できるまで、アクチュエータ25を制御する。
これにより、リアゲート10とは、自動車1が継続的に駐車している場合に、全閉位置から微開位置に制御される。
リアゲート10を微開位置に制御した後、制御ユニット24は、引続きリアゲート10を微開位置から全閉位置へ戻すための処理を開始する。制御ユニット24は、たとえば、更に駐車が継続しているか否かを判断する(ステップST6)。なお、ここでの駐車継続の判断は、ステップST2と同様でよい。
そして、駐車が継続している場合、制御ユニット24は、アクチュエータ25に対する制御を実行せず、ステップST6の駐車の継続を繰り返し判断し続ける。これにより、リアゲート10は、駐車中に、微開位置に維持され続けることになる。
これに対し、駐車が継続していない場合、制御ユニット24は、リアゲート10を微開位置から全閉位置へ戻すための制御を開始する(ステップST7)。制御ユニット24は、アクチュエータ25を制御し、リアゲート10を微開位置から全閉位置へ戻す。これにより、リアゲート10は、閉じられる。リアゲート10と車体2との間でウェザストリップ11が圧縮され、走行中においてもリアゲート10の高い防水性能が得られる。
そして、図5においてフローチャートの右側の時間軸に示すように、継続した駐車中には、リアゲート10を全閉位置から微開位置へ制御して、リアゲート10を微開位置に保持することができる。また、駐車が終了するときには、リアゲート10を通常の全閉位置へ戻すことかできる。
以上のように、本実施形態では、制御ユニット24が、車体2の駐車中に、アクチュエータ25を制御してリアゲート10を全閉位置から開き、ウェザストリップ11に作用する圧力を減らす。よって、車体2の駐車中にウェザストリップ11に作用する圧力が減り、ウェザストリップ11の経時的な変形や性能劣化を抑制できる。長時間の駐車中にウェザストリップ11の変形や性能劣化が進んでしまうことを、効果的に抑制できる。
その結果、本発明では、リアゲート10と車体2との間に挟まれるウェザストリップ11の性能劣化や変形を抑制し、長期にわたり当初の高い防水性能および防音性能を確保できる。
特に、ウェザストリップ11が変形し難くなるので、閉じたリアゲート10と車体2との間に単にウェザストリップ11を配置することにより外気の流出入を防止するだけでなく、ウェザストリップ11の強度を利用してリアゲート10と車体2との間に一定の隙間を確保しようとしている場合においてもリアゲート10が走行中に車体2と当たらない状態を長期に維持でき、該当たりによる異音の発生も長期にわたり防止できる。
本実施形態では、駐車状態が継続した後に、リアゲート10を全閉位置から開く。よって、駐車後ただちに全閉位置を開くようにした場合に比べて、リアゲート10を全閉位置から開く回数を減らすことができる。ウェザストリップ11の経時的な変形や性能劣化を抑制する効果として高い効果を見込めない短時間の駐車の場合には無駄に微開制御しないようにできる。ウェザストリップ11の経時的な変形や性能劣化の抑制効果を損なうことなく、車両のバッテリに蓄積される電力の無駄などを減らすことができる。
本実施形態では、リアゲート10を微開位置まで開き、この微開位置は、リアゲート10のロックが解除されない位置であり且つ防水が維持される位置とされている。よって、駐車中にリアゲート10を微開位置に制御しない場合と同等の防犯性能または防水性能を確保しながら、ウェザストリップ11の変形や経時性能劣化を抑制できる。
本実施形態では、たとえば、トルクセンサ26の検出トルクに基づいて、リアゲート10を全閉位置に制御する際に必要とされるものより低いトルクになったと判断されるまで、アクチュエータ25を制御し、リアゲート10を開く。よって、駐車中にウェザストリップ11が強いトルクで圧縮された状態に維持されなくなり、ウェザストリップ11の経時的な変形や性能劣化を抑制できる。
または、本実施形態では、たとえば、位置センサ27の検出に基づいて、リアゲート10の位置が全閉位置からずれたと判断するまで、アクチュエータ25を制御し、リアゲート10を開く。よって、駐車中にリアゲート10を全開位置に保持した場合のようにウェザストリップ11が強く圧縮された状態に維持されることがなくなり、ウェザストリップ11の経時的な変形や性能劣化を抑制できる。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
たとえば上記実施形態では、制御ユニット24は、駐車が所定時間継続してから、リアゲート10を微開位置へ制御している。
この他にもたとえば、制御ユニット24は、停車したら、リアゲート10を微開位置へ制御してよい。
また、制御ユニット24は、駐車または停車以外の期間、たとえば非走行中の任意の期間において適宜、リアゲート10を微開位置へ制御してよい。
また、制御ユニット24は、リアゲート10以外の、たとえばフロントドア7、リアドア8、トランクカバーなどの開閉部材について、停車中に微開位置へ制御してよい。
上記実施形態は、本発明を、エンジン式の自動車に適用した例である。
本発明は、この他にも電気自動車、ハイブリット自動車、大型自動車、軽自動車といった車両に適用してよい。これらの場合でも、ウェザストリップ11などの弾性部材の経時的な性能劣化または変形を抑制できる。
1 自動車(車両)、2 車体、9 荷物口(開口部)、10 リアゲート(開閉部材)、11 ウェザストリップ(弾性部材)、12 ロック機構、21 開閉制御装置、24 制御ユニット(制御部)、25 アクチュエータ(駆動部材)、26 トルクセンサ、27 位置センサ

Claims (4)

  1. 開口部を有する車体と、
    前記開口部を閉じる開閉部材と、
    前記開閉部材を開閉駆動する駆動部材と、
    前記駆動部材を制御して前記開閉部材を全開位置と全閉位置との間で制御する制御部と、
    閉じた前記開閉部材と前記車体との合わせ部分に設けられ、閉じた前記開閉部材と前記車体との間に挟まれる弾性部材と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記車体の停車中に前記駆動部材を制御し、前記車体が継続して停車していることを検出した場合に、前記弾性部材に作用する圧力が減るように前記開閉部材を前記全閉位置から開く、
    開閉制御機能を備える車両。
  2. 開口部を有する車体と、
    前記開口部を閉じる開閉部材と、
    前記開閉部材を開閉駆動する駆動部材と、
    前記駆動部材を制御して前記開閉部材を全開位置と全閉位置との間で制御する制御部と、
    閉じた前記開閉部材と前記車体との合わせ部分に設けられ、閉じた前記開閉部材と前記車体との間に挟まれる弾性部材と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記車体の停車中に前記駆動部材を制御し、前記弾性部材に作用する圧力が減るように前記開閉部材を前記全閉位置から、前記全閉位置より開いた位置であって且つ前記開閉部材のロックが解除されない位置へ、または前記全閉位置より開いた位置であって且つ前記開閉部材と前記車体との合わせ部分との防水が維持される位置へ、開く、
    開閉制御機能を備える車両。
  3. 開口部を有する車体と、
    前記開口部を閉じる開閉部材と、
    前記開閉部材を開閉駆動する駆動部材と、
    前記駆動部材を制御して前記開閉部材を全開位置と全閉位置との間で制御する制御部と、
    閉じた前記開閉部材と前記車体との合わせ部分に設けられ、閉じた前記開閉部材と前記車体との間に挟まれる弾性部材と、
    前記駆動部材による前記開閉部材の駆動トルクを検出するトルクセンサと、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記車体の停車中に、前記トルクセンサにより検出されるトルクが、前記開閉部材を全閉位置に制御する際に必要とされるトルクより低くなったと判断するまで前記駆動部材を制御し、前記弾性部材に作用する圧力が減るように前記開閉部材を前記全閉位置から開く、
    開閉制御機能を備える車両。
  4. 開口部を有する車体と、
    前記開口部を閉じる開閉部材と、
    前記開閉部材を開閉駆動する駆動部材と、
    前記駆動部材を制御して前記開閉部材を全開位置と全閉位置との間で制御する制御部と、
    閉じた前記開閉部材と前記車体との合わせ部分に設けられ、閉じた前記開閉部材と前記車体との間に挟まれる弾性部材と、
    前記開閉部材の位置を検出する位置センサと、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記車体の停車中に、前記位置センサの検出に基づいて、前記開閉部材の位置が全閉位置からずれたと判断するまで前記駆動部材を制御し、前記弾性部材に作用する圧力が減るように前記開閉部材を前記全閉位置から開く、
    開閉制御機能を備える車両。
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