JP2018040499A - 排ガス処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 集塵ダスト中の未反応薬剤の有効利用を図ると共に、分級処理は不要にする。【解決手段】 バグフィルタ1のガス入口2に接続された入口側煙道3には、消石灰20を供給する薬剤供給ノズル4と、循環物供給ノズル5を設ける。バグフィルタ1のダスト排出口6は、分配装置21を介して流動層装置7のダスト入口26に接続する。流動層装置7の出口8は、循環ライン9を介して循環物供給ノズル5に接続する。バグフィルタ1から排出された集塵ダスト19は、一部を流動層装置7へ供給し、流動層内で粉砕して、未反応の消石灰を露出させる。未反応の消石灰20を含むダスト粉砕物19aは、流動用空気33と共に循環物供給ノズル5へ循環させて、入口側煙道3を流通する燃焼排ガス17中に吹き込んで酸性ガスの吸収に用いる。【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄物焼却炉などの燃焼装置から排出される燃焼排ガス中の酸性ガスを中和すると共に集塵処理する排ガス処理装置に関するものである。
廃棄物焼却炉から排出される燃焼排ガスには、煤塵(飛灰)のほかに、塩化水素(HCl)や硫黄酸化物(SO)などの酸性ガスが含まれている。なお、酸性ガスは有害ガス成分ともいわれる。
この種の酸性ガスを燃焼排ガス中から除去する手法としては、燃焼排ガス中に消石灰を粉末の状態で供給した後、燃焼排ガスを集塵機に導いて集塵処理する手法が広く行われている。この手法では、燃焼排ガス中の酸性ガスは、消石灰と反応して塩を形成することで消石灰に吸収され、その後、酸性ガスを吸収した消石灰が、集塵機で煤塵と共に捕集されることで、燃焼排ガス中からの酸性ガスの除去が行われる。
ところで、廃棄物焼却炉では、燃焼排ガスの量に変動が生じることがあると共に、焼却される廃棄物の性状に応じて燃焼排ガス中の酸性ガスの割合が変化することがある。そのため、一般に、消石灰は、燃焼排ガス中に含まれると想定される酸性ガスに対する当量比よりも過剰となる量、たとえば2倍量で、燃焼排ガスに供給されている。そのため、集塵機から排出される集塵ダストは、燃焼排ガスに供給された消石灰のうちのある割合の消石灰が未反応のままで含まれている。
そこで、集塵ダストに含まれる未反応の消石灰を有効利用するための手法の一つとしては、集塵機から排出される集塵ダストを微粉分級機にかけて、未反応の消石灰を、飛灰および反応済みの消石灰との平均粒径の差に基づいて分別し、この分別された未反応の消石灰を燃焼排ガス中に循環供給することが従来提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平2001−219030号公報
ところが、特許文献1に示されたものでは、未反応の消石灰を分別するために、7μm程度の区分粒径による分級を行う必要がある。しかも、特許文献1に示されたものでは、未反応の消石灰、反応済みの消石灰、および、飛灰という粒子密度などの物性の異なる粒子の混合物である集塵ダストから、未反応の消石灰を、粒径のみを基準として分別する必要がある。
そのため、特許文献1に示されたものは、使用可能な消石灰が、飛灰や反応済みの消石灰と分級により分別可能な平均粒径を有するものに限定されると共に、精密な分級を行う機能を備えた微粉分級機が必要とされる。
そこで、本発明は、集塵機から排出される集塵ダストに含まれる消石灰などの酸性ガス除去用の薬剤の未反応分について有効利用を図ることができ、且つ分級機による集塵ダストの分級処理を要しない排ガス処理装置を提供しようとするものである。
本発明は、前記課題を解決するために、集塵機と、前記集塵機のガス入口に接続されて該ガス入口に燃焼排ガスを導く入口側煙道と、前記入口側煙道に設けられた薬剤供給ノズルおよび循環物供給ノズルと、前記集塵機から集塵ダストを排出するダスト排出口に接続された流動層装置と、前記流動層装置の出口を前記循環物供給ノズルに接続する循環ラインと、を備える構成を有する排ガス処理装置とする。
前記流動層装置は、容器と、前記容器内で流動媒体を流動用空気により流動化させた流動層と、前記容器内に集塵ダストを供給するダスト入口と、前記容器内から前記流動用空気を排出する出口とを備え、更に、前記ダスト入口から供給される集塵ダストを流動層内で粉砕してダスト粉砕物とし、該ダスト粉砕物は前記流動用空気の流れにより搬送して前記出口より排出する機能を備える構成としてある。
前記流動層装置は、前記流動層内の前記流動媒体に、前記ダスト入口から供給される前記集塵ダストが落下する位置では前記流動媒体が下降し、該位置から離れた位置では前記流動媒体が上昇する回流を発生させる機能を備える構成としてある。
本発明の排ガス処理装置によれば、集塵機から排出される集塵ダストに含まれる酸性ガス除去用の薬剤の未反応分について有効利用を図ることができる。且つ、前記薬剤の有効利用を図る際、分級機による集塵ダストの分級処理は不要にできる。
排ガス処理装置の実施形態を示す概略図である。 図1における流動層装置を拡大して示す図である。
以下、本発明の排ガス処理装置について、図面を参照して説明する。
図1は排ガス処理装置の実施形態を示す一部切断概略側面図である。図2は、図1におおける流動層装置を拡大して示す切断側面図である。
本実施形態の排ガス処理装置は、図1に示すように、集塵機としてのバグフィルタ1と、バグフィルタ1のガス入口2に接続された入口側煙道3と、入口側煙道3に設けられた薬剤供給ノズル4および循環物供給ノズル5と、バグフィルタ1のダスト排出口6に接続された流動層装置7と、流動層装置7の出口8を循環物供給ノズル5に接続する循環ライン9と、を備えた構成とされている。
バグフィルタ1は、矩形断面で上下方向に延び、下部をホッパ形状とした筒状の容器10を備える。容器10は、下部寄りの側部にガス入口2を備え、上端部の側部にガス出口11を備えている。容器10の底部には、たとえば、スクリューコンベヤ形式のダスト排出装置12を備え、このダスト排出装置12の送り先側の下方に、ダスト排出口6が設けられている。
容器10内の上部でガス出口11よりも下方となる位置には、複数のろ布取付孔14を開口させたセルプレート13が気密に取り付けてある。セルプレート13の各ろ布取付孔14には、円筒形状とした細長い袋状のろ布15を下方から外周側へ被せて保持させたリテーナ(図示せず)の上端部がそれぞれ支持されている。これにより、各リテーナおよび各ろ布15は、セルプレート13の下方に吊下配置され、この状態で、各ろ布15の上端開口部が、それぞれ対応する各ろ布取付孔14を介してセルプレート13の上方の空間に連通している。更に、容器10内のセルプレート13の上方位置には、各ろ布15の逆洗に用いる逆洗装置16が備えられている。
ガス入口2に接続された入口側煙道3は、廃棄物焼却炉のような図示しない燃焼装置から排出される燃焼排ガス17をガス入口2へ導くものである。
ガス出口11には、出口側煙道18が接続され、出口側煙道18の下流側に、誘引通風機などの図示しない下流側の機器が接続されている。
これにより、バグフィルタ1では、入口側煙道3からガス入口2を経て容器10内に流入する燃焼排ガス17は、各ろ布15を外側から内側へ通過してからガス出口11へ向かう流れとなる。このため、燃焼排ガス17中に含まれている煤塵などの固体粒子(図示せず)は、各ろ布15により捕集される。したがって、燃焼排ガス17は、各ろ布15に捕集された固体粒子が除去されることで清浄化され、この清浄化された排ガス17aが、ガス出口11より出口側煙道18へ排出される。
バグフィルタ1では、各ろ布15による燃焼排ガス17中の固体粒子を捕集する処理を継続して行うと、各ろ布15の外面側には、捕集された固体粒子が堆積する。そこで、バグフィルタ1では、圧力損失が過大になることを防ぐために、定期的に、あるいは、設定された運転時間ごとに、逆洗装置16による各ろ布15の逆洗処理を行って、各ろ布15の外面に付着した堆積物を払い落とすようにしてある。各ろ布15から自然に脱落するか、あるいは、逆洗処理により払い落とされて容器10の内底部に落下した固形物は、ダスト排出装置12によりダスト排出口6へ送られて、ダスト排出口6から集塵ダスト19として排出される。
薬剤供給ノズル4は、入口側煙道3にて、ガス入口2から設定された距離で上流側に離れた個所に設けられている。
薬剤供給ノズル4は、酸性ガス除去用の薬剤として、たとえば、消石灰20を、入口側煙道3内に供給する機能を備えている。なお、薬剤供給ノズル4は、消石灰20を搬送気体の流れに乗せて噴射する形式のものであることが好ましい。この形式の薬剤供給ノズル4によれば、入口側煙道3内をバグフィルタ1のガス入口2に向けて流通する燃焼排ガス17中に、消石灰20を、分散性を高めた状態で供給することができる。これにより、消石灰20は、燃焼排ガス17中に含まれる酸性ガスとの接触を効率よく行わせることができる。
燃焼排ガス17中に分散された消石灰20は、燃焼排ガス17の流れによりバグフィルタ1へ搬送されると共に、バグフィルタ1では、図示しない煤塵と共に各ろ布15により捕集される。したがって、ダスト排出口6より排出される集塵ダスト19は、煤塵に加えて、消石灰20を含んだものとなっている。
なお、本実施形態では、薬剤供給ノズル4から供給する消石灰20は、燃焼排ガス17中に含まれると想定される酸性ガスに対する当量比よりも設定された割合で過剰となる量で供給するようにする。このため、集塵ダスト19に含まれる消石灰20は、酸性ガスを吸収した反応済みのものと、未反応分とを含んだものとなっている。
なお、薬剤供給ノズル4は、入口側煙道3を流通する燃焼排ガス17に対して消石灰20を分散させながら供給することができれば、搬送気体を用いて消石灰20を噴射する形式以外の任意の形式のものを採用してもよいことは勿論である。
ダスト排出口6には、分配装置21の入口22が接続されている。
分配装置21は、2つの出口23,24を備え、第1の出口23が灰処理装置25に接続され、第2の出口24が流動層装置7のダスト入口26に接続されている。更に、分配装置21は、入口22を通してバグフィルタ1のダスト排出口6から受け入れる集塵ダスト19を、設定された割合で第1の出口23と第2の出口24とに分配する機能を備えている。この分配装置21における集塵ダスト19の分配は、たとえば、分配装置21の内部に備えた図示しない弁やフラップなどの切替手段の動作により、第1の出口23が入口22に連通する状態と、第2の出口24が入口22に連通する状態とを、設定された時間間隔で切り替えるようにすればよい。
なお、分配装置21における集塵ダスト19の第1の出口23と第2の出口24への分配は、前記した時間による切り替え以外の手法で行ってもよいことは勿論である。図示しないが、一例としては、分配装置21は、入口22から第1の出口23に向かって移動する集塵ダスト19から、ある一定量の集塵ダスト19を分取して第2の出口24へ送る手段を備える構成としてもよい。また、別の例としては、分配装置21は、入口22から集塵ダスト19を導く通路の下流側に各出口23,24に連通する2つの分岐通路を備え、該各分岐通路の断面積が設定された比となる構成を備えていてもよい。
また、分配装置21から第2の出口24を経て流動層装置7へ送る集塵ダスト19は、流動層装置7で後述する処理を行った後、循環ライン9と循環物供給ノズル5を経て入口側煙道3を流通する燃焼排ガス17に供給されるものとなる。この点に鑑みて、分配装置21で第2の出口24側、すなわち、流動層装置7側へ分配する集塵ダスト19の量は、流動層装置7の容量や、入口側煙道3を流通する燃焼排ガス17の流量や流速に応じて定めるようにすればよい。
分配装置21の第1の出口23から排出される集塵ダスト19は、灰処理装置25へ送られる。灰処理装置25では、重金属の固定など、従来の集塵ダスト処理と同様の処理を行うようにしてある。
本実施形態では、流動層装置7は、たとえば、図2に示すような構成とされている。
流動層装置7は、上下方向に延びる筒状の容器27を備える。容器27の上端側の一側寄り位置(図2では右側寄り位置)には、ダスト入口26が設けられ、このダスト入口26が、分配装置21の第2の出口24に接続されている。よって、本実施形態の流動層装置7では、集塵ダスト19が、ダスト入口26から容器27内の一側寄り位置へ落下供給される。なお、図示しないが、ダスト入口26には、たとえば、二重ダンパーなど、容器27内側からの空気の逆流を防止しながら集塵ダスト19を供給するための手段が備えられている。
容器27の上端側におけるダスト入口26とは離反する位置、たとえば、他側寄り位置(図2では左側寄り位置)には、出口8が設けられている。このように出口8をダスト入口26と離して設けるのは、容器27内では空気が出口8に向けて流れるので、その気流の影響で、ダスト入口26から落下供給される集塵ダスト19が後述する流動層7aに達する前に吹き飛ばされないようにするためである。したがって、ダスト入口26から落下供給される集塵ダスト19が、容器27内で出口8に向かう空気の流れの影響を受け難くすることができれば、ダスト入口26と出口8の配置は、たとえば、一方または双方を容器27の側壁の上端寄り位置に配置するなど、図2に示した以外の配置としてもよい。
容器27内の下部寄り位置には、分散板28が上側と下側の空間を仕切るように取り付けられている。分散板28は、アルミナボールや砂などの固体粒子である流動媒体29の通過は阻止する一方、空気は通過可能な多孔質板または多孔板により形成されている。なお、分散板28は、流動媒体29の重量を支持可能な強度を備えるか、あるいは、流動媒体29の重量を支持可能な図示しない梁状の支持部材によって支持された構成とされている。
容器27内における分散板28の上側には、流動媒体29が、設定された厚みの層を形成するように充填されている。
容器27の下端側における分散板28の下側には、風箱30が設けられている。風箱30は、ダスト入口26から供給される集塵ダスト19が落下する位置の下方から、該落下位置から離反する側にかけて、すなわち、本実施形態では、容器27の一側寄りから他側寄りにかけて、たとえば、3つに仕切られた分割区画31a,31b,31cを備えている。
各分割区画31a,31b,31cには、空気ライン32が個別に接続されている。各空気ライン32の上流側は、一本に集合させた状態で流動用空気33の送風機34の出口側に接続されている。更に、空気ライン32には、各分割区画31a,31b,31cに供給する流動用空気33の流量を個別に調整する流量調整弁35a,35b,35cが設けられている。
流動層装置7を使用する場合は、送風機34を運転して、送風機34より送出される流動用空気33を、空気ライン32を経て風箱30の各分割区画31a,31b,31cに供給し、各分割区画31a,31b,31cから分散板28を通して上向きに噴出させる。これにより、分散板28の上側の流動媒体29の層には、流動用空気33が下方から上向きに吹き込まれるようになるため、流動媒体29の流動化が生じ、容器27内における分散板28の上側の領域に流動層7aが形成される。
更に、流動層装置7では、流動層7a内の流動媒体29に、図2に矢印Xで示すように、ダスト入口26から供給される集塵ダスト19が落下する位置では流動媒体29が下降し、該位置から離れた位置では流動媒体29が上昇する回流が生じるようにしている。
この回流を生じさせるために、本実施形態では、分割区画31aから上向きに噴出させる流動用空気33の流量および流速を基準として、分割区画31bから上向きに噴出させる流動用空気33の流量および流速と、分割区画31cから上向きに噴出させる流動用空気33の流量および流速が順次大となるように、各分割区画31a,31b,31cへの流動用空気33の供給量が流量調整弁35a,35b,35cにより調整されている。これにより、流動層7aでは、分割区画31aの上方に位置する流動媒体29、分割区画31bの上方に位置する流動媒体29、分割区画31cの上方に位置する流動媒体29の順に吹き込まれる流動用空気33の量が多くなり、吹き込まれる流動用空気33の量が多い領域の流動媒体29ほど見かけ上の密度が小さくなる。したがって、流動層7aでは、この見かけ上の密度差に基づいて、分割区画31aの上方に位置する流動媒体29は下方に移動し、分割区画31cの上方に位置する流動媒体29は上方に移動するようになる。
このように、流動層7aにて矢印Xで示すような流動媒体29の回流が生じている状態では、ダスト入口26から供給される集塵ダスト19が流動層7aに落下すると、その位置では、流動媒体29の下向きの移動が生じているため、たとえ集塵ダスト19の密度が流動媒体29の密度よりも小さいとしても、流動媒体29の移動に同伴させて集塵ダスト19を流動層7aの内部に取り込ませることができる。
流動層7aでは、流動媒体29同士の衝突や、流動媒体29の容器27の壁面に対する衝突が高頻度で生じているため、流動層7aに取り込まれた集塵ダスト19は、流動媒体29同士の間や、流動媒体29と容器27の壁面との間で粉砕される。
ところで、バグフィルタ1(図1参照)では、ろ布15に付着した堆積物を逆洗により払い落としてダスト排出口6から集塵ダスト19として取り出すと、煤塵と、未反応の消石灰と、反応済みの消石灰などの粒子同士が互いに付着して、フレーク状などの凝集体を形成していることがある。流動層7aでは、集塵ダスト19に含まれる前記のような凝集体を粉砕することができるため、未反応の消石灰20を外部に露出させることができる。
更に、集塵ダスト19には、たとえば、酸性ガスと反応して外側に塩が形成されている反応済みの消石灰が含まれていることがあるが、流動層7aでは、このような反応済み消石灰20の粒子を粉砕して内部の未反応の部分を新たに露出させることができる。
集塵ダスト19が流動層7aで粉砕されて、より粒径が小さいダスト粉砕物19aになり、流動用空気33が出口8に向けて流れる気流によって搬送されるようになると、そのダスト粉砕物19aは、流動用空気33と共に出口8から排出される。
なお、送風機34の吸入側は、出口側煙道18に排ガス吸入ライン36を介して接続された構成とすることが好ましい。この構成によれば、流動用空気33としては、バグフィルタ1を通過して清浄化された後の排ガス17aを循環させて利用することができる。したがって、流動用空気33の供給源や、流動用空気33にごみなどが混入しないようにするフィルタなどは必要がなく、また、出口側煙道18の下流側へ送られる排ガス17aの量が流動用空気33の分、増加することもない。
更に、燃焼排ガス17中に含まれていた酸性ガスのうち、消石灰20による吸収では除去しきれなかった酸性ガスが排ガス17aに残留していたとしても、流動用空気33として循環される分の排ガス17aに含まれる酸性ガスについては、流動層装置7にて、流動層7a内で粉砕されて露出される未反応の消石灰20と効率よく接触させて、吸収させることができる。よって、この流動用空気33として利用される分の排ガス17aについては、酸性ガスの更なる除去を図ることができる。
流動層装置7の出口8より流動用空気33と共に排出されたダスト粉砕物19aは、循環ライン9を経て循環物供給ノズル5へ送られ、循環物供給ノズル5から、入口側煙道3を流通する燃焼排ガス17中に吹き込まれる。これにより、ダスト粉砕物19aに含まれている未反応の消石灰20や、反応済みの消石灰20が粉砕処理されて新たに露出された未反応部分では、燃焼排ガス17中の酸性ガスの吸収が行われる。
このように、本実施形態の排ガス処理装置によれば、バグフィルタ1から排出される集塵ダスト19に含まれている未反応の消石灰20の一部を、燃焼排ガス17中の酸性ガスの吸収に有効利用することができる。更に、集塵ダスト19に含まれている反応済みの消石灰20であっても、粉砕して未反応の部分を新たに露出できるものであれば、それを燃焼排ガス17中の酸性ガスの吸収に有効利用することができる。
また、本実施形態の排ガス処理装置では、流動層装置7を備えることで、集塵ダスト19を粉砕する機能と、未反応の消石灰20や消石灰20の未反応部分が露出された状態で含まれるダスト粉砕物19aを、未粉砕の集塵ダスト19や粉砕処理が十分に行われていないものから分離して、入口側煙道3の循環物供給ノズル5へ送る機能とを得ることができる。
したがって、本実施形態の排ガス処理装置では、バグフィルタ1から排出される集塵ダスト19は、所定の量を流動層装置7へ供給するのみでよいため、未反応の消石灰20を粒径を基準として分級機で分級する処理を必要としない。よって、本実施形態の排ガス処理装置は、特許文献1に示されたような分級機は不要である。
また、一般的な粉砕機は、回転軸などの機械的な回転部分を有することが多いため、集塵ダスト19のような塩を含む処理対象を粉砕処理する場合は、回転部分に塩が付着し潮解して腐食を発生する虞がないように、回転部分を保護する粉体シールのような特殊な構造を必要とする。これに対し、本実施形態にて、集塵ダスト19の粉砕を行う流動層装置7は、集塵ダスト19やダスト粉砕物19aが接する部分には、機械的な回転部分はもとより、機械的な可動部も有しないものであるため、前記粉体シールのような特殊な構造を必要とすることはない。
なお、本発明は、前記実施形態にのみ限定されるものではなく、バグフィルタ1と分配装置21と流動層装置7の寸法や、それぞれの寸法比は、図示するための便宜上のものであり、実際の寸法を反映したものではない。
また、バグフィルタ1のダスト排出口6から排出される集塵ダスト19の一部を流動層装置7のダスト入口26へ供給することができるようにしてあれば、ダスト入口26の上流側に集塵ダスト19を一旦貯留するホッパやビンのような貯留手段を備える構成としてもよい。
図1に示した各機器の配置は図示するための便宜上のものであり、実際の配置を反映したものではない。
流動層装置7は、流動層7a内に、ダスト入口26から供給される集塵ダスト19が落下する位置では流動媒体29が下降し、該位置から離れた位置では流動媒体29が上昇する回流が生じるようにしてあれば、風箱30にて流動用空気流量や流速に差を生じさせるための分割区画の数は、2つ、あるいは4つ以上であってもよい。また、流動層7aでは、集塵ダスト19が落下供給される位置に応じて、たとえば、容器27の中央部で流動媒体29が下降し、外周部で流動媒体29が上昇する回流や、容器27の中央部で流動媒体29が上昇し、外周部で流動媒体29が下降する回流など、図2に示した以外の配置の回流を生じさせるようにしてもよい。この場合は、発生させる回流の配置に応じて、風箱30に設ける分割区画の配置を適宜変更すればよい。
また、風箱30から分散板28を通して流動媒体29の層に下方から吹き込む流動用空気33の流量や流速に差を生じさせる機能は、たとえば、分散板28に開口率の異なる領域を備える構成とするなど、風箱30に分割区画31a,31b,31cを備える構成以外の手段で実現してもよい。
酸性ガス吸収用の薬剤は、消石灰20を例示したが、たとえば、ナトリウムを含む薬剤など、酸性ガスの吸収に従来使用されている薬剤であれば消石灰以外の薬剤であってもよい。
集塵機は、バグフィルタ1を例示したが、燃焼排ガス17中の固体粒子を乾式で捕集し、捕集された固体粒子をダスト排出口から集塵ダスト19として取り出すことができるものであれば、バグフィルタ1以外の集塵機を採用してもよい。
流動用空気33は、排ガス17aを循環して用いることが好ましいが、排ガス17aを用いなくてもよい。この場合は、送風機34の吸入側は流動用空気33の供給部に接続するようにすればよい。
入口側煙道3に設ける薬剤供給ノズル4と循環物供給ノズル5の配置は、上流側からの順序を図1に示した順序と逆にしてもよい。また、各ノズル4,5は、入口側煙道3に周方向に並べた配置で設けてもよい。
本発明の排ガス処理装置は、入口側煙道3に、活性炭を供給するノズルを備えて、燃焼排ガス17中に含まれるダイオキシン類などを吸着して除去する機能を備えるようにしてもよい。この構成によれば、集塵ダスト19に含まれる活性炭は、その一部を流動層装置7で粉砕処理して新たな面を露出させた後、入口側煙道3に循環供給して、燃焼排ガス17中のダイオキシン類などの吸着に有効利用することが可能になる。
本発明の排ガス処理装置は、酸性ガスを含む可能性がある燃焼排ガス17であれば、廃棄物焼却炉以外の任意の燃焼装置から排出される燃焼排ガス17を処理対象としてもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
1 バグフィルタ(集塵機)
2 ガス入口
3 入口側煙道
4 薬剤供給ノズル
5 循環物供給ノズル
6 ダスト排出口
7 流動層装置
7a 流動層
8 出口
9 循環ライン
17 燃焼排ガス
19 集塵ダスト
19a ダスト粉砕物
26 ダスト入口
27 容器
29 流動媒体
33 流動用空気

Claims (3)

  1. 集塵機と、
    前記集塵機のガス入口に接続されて該ガス入口に燃焼排ガスを導く入口側煙道と、
    前記入口側煙道に設けられた薬剤供給ノズルおよび循環物供給ノズルと、
    前記集塵機から集塵ダストを排出するダスト排出口に接続された流動層装置と、
    前記流動層装置の出口を前記循環物供給ノズルに接続する循環ラインと、を備えること
    を特徴とする排ガス処理装置。
  2. 前記流動層装置は、
    容器と、
    前記容器内で流動媒体を流動用空気により流動化させた流動層と、
    前記容器内に集塵ダストを供給するダスト入口と、
    前記容器内から前記流動用空気を排出する出口とを備え、
    更に、前記ダスト入口から供給される集塵ダストを流動層内で粉砕してダスト粉砕物とし、該ダスト粉砕物は前記流動用空気の流れにより搬送して前記出口より排出する機能を備える
    請求項1記載の排ガス処理装置。
  3. 前記流動層装置は、前記流動層内の前記流動媒体に、前記ダスト入口から供給される前記集塵ダストが落下する位置では前記流動媒体が下降し、該位置から離れた位置では前記流動媒体が上昇する回流を発生させる機能を備える
    請求項2記載の排ガス処理装置。
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