JP2018036850A - 自動取引システム及び自動取引装置 - Google Patents

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Shuhei Ashino
周平 芦野
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Abstract

【課題】顧客に対し高額な金融商品の提案ができる自動取引システムを可能する。
【解決手段】顧客の操作に従って取引を行う自動取引装置1と、自動取引装置1との間で顧客に関する情報を送受信するセンタシステム300とからなる自動取引システムにおいて、センタシステム300には、顧客の残高情報に基づいて金融商品のシミュレーションを作成するCRMサーバ320を有し、自動取引装置1には、顧客の操作をガイドする表示部2a及び顧客が入力する入力部2bを有する顧客操作部2と、顧客の操作時におけるセンタシステム300との通信時間を利用して、CRMサーバ320で作成したシミュレーションを顧客操作部2に表示する制御部10を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金融機関等に設置され、顧客の操作によって取引を行う現金自動預払機等の自動取引装置に関する。
従来、一般に、現金自動預払機等の自動取引装置では、顧客の操作によって、カード、通帳等を用いて現金の入出金取引、振込取引、残高照会取引及び通帳記帳などの自動取引が行われる。この自動取引装置は、センタシステムにあるホストコンピュータと通信を行い、情報を交換しつつ顧客の操作によって取引を行なう。
なお、特開2008−305100号公報(特許文献1)には、キャッシング取引における変換比率と両替取引における両替レートとを比較して、いずれが顧客に有利な取引であるかを判定し、有利と判定した取引を顧客に提案するという技術が記載されている。
特開2008−305100号公報
しかしながら、特許文献1による技術によれば、キャッシング取引又は両替取引の提案のみで他の金融商品の紹介ができないという問題がある。また、特許文献1による技術は、低額のキャッシング取引又は両替取引の提案であり、金融機関への収益貢献度が低いという問題もある。
本発明が解決しようとする課題は、キャッシング取引又は両替取引の提案以外の他の高額な金融商品の提案ができる自動取引装置を可能するものである。
上記課題を解決するために本発明に関する自動取引システムは、顧客の操作に従って取引を行う自動取引装置と、前記自動取引装置との間で前記顧客に関する情報を送受信するセンタシステムとからなる自動取引システムにおいて、前記センタシステムには、顧客の残高情報に基づいて金融商品のシミュレーションを作成するCRMサーバを有し、前記自動取引装置には、前記顧客の操作をガイドする表示部及び前記顧客が入力する入力部を有する顧客操作部と、前記顧客の操作時における前記センタシステムとの通信時間を利用して、前記CRMサーバで作成した前記シミュレーションを前記顧客操作部に表示する制御部を有することを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、顧客の残高情報に基づいて作成した金融商品のシミュレーションを受信し、これを顧客操作部に表示することにより顧客に提案することができるので、キャッシング取引又は両替取引の提案以外の他の高額な金融商品の提案ができる自動取引システムを提供することが可能になる。
第1の実施の形態に関する自動取引システムの構成図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置の外観図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に関するCRMサーバの機能ブロック図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置の動作フローチャートである。 第1の実施の形態に関する自動取引装置の操作誘導画面を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置の定期預金シミュレーション画面を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置による定期預金の申込受付処理(S107)の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関する自動取引装置による定期預金申込受付の操作誘導画面を示す説明図である。 第2の実施の形態に関する自動取引装置の動作フローチャートである。 第2の実施の形態に関する自動取引装置の金融商品案内画面を示す説明図である。 第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する資料送付の申込受付処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する資料送付入力画面を示す説明図である。 第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する来店予約の申込受付処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する来店予約入力画面を示す説明図である。 第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関して今すぐ申込の申込受付処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する今すぐ申込入力画面を示す説明図である。 第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関して今すぐ窓口相談の申込受付処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する今すぐ窓口相談確認画面を示す説明図である。 実施の形態の変形例1に関する自動取引装置の制御部の機能ブロック図である。
(第1の実施の形態)
以下に本発明を実施するための最良の形態である第1の実施の形態を説明する。各図に共通な要素には同一の符号を付す。最初に、第1の実施の形態に関する自動取引装置の構成を説明する。
図2は第1の実施の形態に関する自動取引装置の外観図である。自動取引装置1は、金融機関などに設置され、顧客の操作をガイドして顧客に入力操作を行わせ、顧客の操作に従って現金の入出金取引、振込取引及び通帳の記帳取引等を可能とする。図2に示すように自動取引装置1は、その正面側に、顧客操作部2、紙幣投入受取口3、硬貨投入受取口4、カード等挿入受取口5、通帳挿入受取口6及び近接センサ7が配置されている。
顧客操作部2は、顧客が行う取引に必要な暗証番号、出金金額又は入金金額等の情報を入力可能とし、顧客に対する操作誘導のための操作誘導画面を表示することにより、顧客にとって容易に操作を可能とする。
紙幣投入受取口3は、シャッタによって開閉する開口部であり、顧客により投入される紙幣を開口部により受入れ、顧客に対し排出される紙幣を開口部に繰出して受取り可能とする。硬貨投入受取口4は、同様にシャッタによって開閉する開口部であり、顧客により投入される硬貨を開口部により受入れ、顧客に対し排出される硬貨を開口部に繰出して受取り可能とする。
カード等挿入受取口5は、顧客が図示しないキャッシュカード等のカードの挿入及び受取り並びに取引の明細が記録されたレシートの受取りを可能とする。
通帳挿入受取口6は、通帳記帳のために顧客による図示しない通帳の挿入及び受取りを可能とする。近接センサ7は装置正面側に配置され、顧客が操作のために接近したときに接近信号を出力する。このように、自動取引装置1は装置正面側に上記各部を備え、顧客の操作によって現金の入出金、振込、通帳記帳などの取引を自動で行えるようになっている。
図3は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の構成を示すブロック図である。自動取引装置1は、主制御部10、通信部11、記憶部12、顧客検知部13及び顧客操作部2を備える。更に、自動取引装置1は、カード処理部14、通帳処理部15、紙幣入出金部16、硬貨入出金部17及び明細処理部18を備える。
自動取引装置1の主制御部10は、上記各取引を行うときに、記憶部12に記憶する制御プログラムに基づいて各部を制御する。例えば、主制御部10は、顧客による紙幣、硬貨の投入及び受取りのときに操作をガイドする操作ガイド、紙幣投入受取口3及び硬貨投入受取口4のシャッタの開閉動作並びに紙幣及び硬貨の入出金処理などの制御を行う。
顧客による操作をガイドする上記操作ガイドは、主制御部10の制御によって、後述するように、記憶部12に記憶する画面データを顧客操作部2に表示することによって行われる。
自動取引装置1の通信部11は、専用回線等を介してセンタシステム300にある後述するホストコンピュータ310及びCRMサーバ320と接続し、必要な情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、顧客により選択された出金取引、振込取引等において入力される本人確認のための情報をホストコンピュータ310及びCRMサーバ320に送信し、ホストコンピュータ310及びCRMサーバ320からその結果などを受信する。
記憶部12は、各取引における操作ガイドのための画面データ及び顧客が入力した取引データ等を記憶する。また、記憶部12は、自動取引装置1の各部を制御するための制御プログラム、制御パラメータ等を記憶する。
顧客検知部13は、装置正面側に配置された近接センサ7により顧客の接近を検知し、取引開始のタイミングとする。
顧客操作部2は、表示部2aと入力部2bとからなる。表示部2aは、液晶ディスプレイ(LCD)装置等からなり、顧客の操作をガイドして、顧客に入力操作を行わせる各種の操作誘導画面を表示する。入力部2bは、例えば透明タッチパネル等からなり、顧客が操作して取引選択、暗証番号、金額等の入力を受付ける。なお、顧客操作部2は、表示部2aの上に入力部2bを積層して一体的に構成してもよく、また、表示部2a及び入力部2bを分離した構成としてもよい。
カード処理部14は、図2に示すカード等挿入受取口5から挿入された顧客のキャッシュカード等のカードの装置内への取込み、カード情報の読取り、書込みを行うとともに、カード等挿入受取口5への返却処理を行う。カード情報は、例えばカードの磁気ストライプに書込まれた情報、エンボス情報などからなる。
通帳処理部15は、図2に示す通帳挿入受取口6から挿入された顧客の通帳を取込み、通帳の磁気ストライプ等の情報を読取り、記帳印字、磁気ストライプへの記録等の処理を行う。
紙幣入出金部16は、図2に示す紙幣投入受取口3から顧客により投入される入金紙幣を搬送し、鑑別し、計数して図示しない紙幣収納部に収納する入金処理を行う。また、紙幣入出金部16は、顧客が指定した金種、金額の紙幣を紙幣収納部から繰り出して、鑑別し計数した後、紙幣投入受取口3のシャッタで覆われる図示しない紙幣一時貯留部に搬送する出金処理を行う。
硬貨入出金部17は、図2に示す硬貨投入受取口4から顧客により投入される入金硬貨を搬送し、鑑別し、計数して図示しない硬貨収納部に収納する入金処理を行う。また、硬貨入出金部17は、顧客が指定した金種、金額の硬貨を硬貨収納部から繰り出して、鑑別し計数した後、硬貨投入受取口4のシャッタで覆われる図示しない硬貨一時貯留部に搬送する出金処理を行う。
明細処理部18は、選択された取引が終了したときに、取引種別、取引日時、取引内容等の取引情報を明細票に印刷し、カード等挿入受取口5からカードとともに排出する。
図1は第1の実施の形態に関する自動取引システムの構成図である。営業店100は金融機関の営業店である。営業店100にはATMコーナが設けられており、自動取引装置1が通常では複数台設置されている。自動取引装置1は営業店100内のLANで接続されており、LANはネットワーク200を介して、金融機関のセンタシステム300と接続されている。ネットワーク200は専用線等が用いられるが、セキュリティを確保できればインターネット等他の通信網であってもよい。
センタシステム300にはホストコンピュータ310が設置される。ホストコンピュータ310は金融機関の勘定取引を実行する。また、センタシステム300にはCRM(Customer Relationship Management)サーバ320が設置される。CRMサーバ320は顧客情報データベースを備え、顧客のさまざまな情報を管理する機能を有する。本実施の形態では、CRMサーバ320は自動取引装置1に対して、各顧客の預金残高を顧客情報として提供する。
図4は第1の実施の形態に関するCRMサーバの機能ブロック図である。図4は、本実施の形態に関係する機能のみ図示する。CRMサーバ320は、ホストコンピュータ310の依頼に基づいて顧客情報を営業店100の自動取引装置1に送信する。
CRMサーバ320の通信部322は、ホストコンピュータ310及び自動取引装置1との通信を行う。CRMサーバ320の顧客情報格納部323は、顧客に関する預金残高、住所、氏名、電話番号等の顧客情報を格納し、自動取引装置1からの要請に基づきこれらの顧客情報読み出す。シミュレーション部325は、この残高情報としての預金残高に基づいて、例えば金融商品としての定期預金の利息に関してシミュレーションを行い、結果を自動取引装置1に送信する。
金融商品画面格納部324は、自動取引装置1が操作表示部12に金融商品に関する案内を表示するとき、案内用の画面情報を格納する。金融商品画面格納部324は、ホストコンピュータ310又は自動取引装置1からの要請に基づき、案内用の画面情報を読み出し、自動取引装置1へ送信する。
なお、このCRMサーバ320の機能ブロック図において、金融商品画面格納部324及びシミュレーション部325をCRMサーバ320の有する機能として説明したが、センタシステム300内のホストコンピュータ310又は別途設けた図示しないサーバに設けることとしてもよい。
以上の構成により第1の実施の形態に関する自動取引装置1は以下のように動作する。図5は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の動作フローチャートである。
先ず、顧客が自動取引装置1を操作するために図2に示す自動取引装置1の装置正面に接近すると、制御手段30は、顧客検知部13によって近接センサ7からの接近信号から顧客の接近を検知し、取引を開始する。
ステップS101:取引を開始すると、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aに取引を選択させる操作誘導画面としての取引選択画面G11を表示する。
図6は、第1の実施の形態に関する自動取引装置の操作誘導画面を示す説明図である。図6(a)は操作誘導画面としての取引選択画面G11を示す。取引選択画面G11は、顧客が自動取引装置1で取引を行う際に、顧客が所望する取引の選択を促す画面である。取引選択画面G11は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データに基づいて表示する。
取引選択画面G11には、顧客に対し取引種別を選択するようにガイドする操作ガイダンス20と、選択可能な取引種別を選択ボタン群21a乃至eを表示する。例えば、現金を引出す出金取引は「お引出ボタン」21aとして、現金を預入れる入金取引は「お預入れボタン」21bとして表示する。また、振込みを行う振込取引は「お振込みボタン」21cとして、預金残高を確認する残高照会取引は「残高照会ボタン」21dとして、通帳への取引履歴の印刷を行う通帳記帳取引は「通帳記帳ボタン」21eとして表示する。
すると、顧客は、所望する取引を選択し、例えば、顧客が出金取引を所望すると、「お引出ボタン」21aを押下する。主制御部10は、顧客操作部2の入力部2bによって、「お引出ボタン」21aが押下されたことを示す信号を受け付ける。
ステップS102:「お引出ボタン」21aが押下されると、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aにカードの挿入をガイドする操作誘導画面としてのカード挿入ガイダンス画面G12を表示する。
図6(b)は、カード挿入ガイダンス画面G12を示す。操作誘導画面としてのカード挿入ガイダンス画面G12は、顧客に対し顧客のキャッシュカードを自動取引装置1に挿入することを促す画面である。カード挿入ガイダンス画面G12は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データに基づいて表示する。
カード挿入ガイダンス画面G12には、顧客のキャッシュカード等のカードを挿入するようにガイドする操作ガイダンス22と、カード等挿入受取口5にカードを挿入することを示すイラスト23及び選択した取引を取消すための「取消しボタン」24を表示する。
そして、顧客によってカード等挿入受取口5からカードが挿入されると、主制御部10は、カード処理部14によってカードを装置内に取り込み、カードの磁気ストライプ、エンボスなどの情報を読み取る。
ステップS103:カード等挿入受取口5から挿入されたカードの情報を読み取ると、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aに操作誘導画面としての暗証番号入力ガイダンス画面G13を表示する。
図6(c)は、暗証番号入力ガイダンス画面G13を示す。顧客操作部2の表示部2aには、操作誘導画面としての暗証番号入力ガイダンス画面G13が表示される。暗証番号入力ガイダンス画面G13は、顧客に対し顧客の暗証番号を自動取引装置1に入力することを促す画面である。この暗証番号入力ガイダンス画面G13は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データに基づいて表示する。暗証番号入力ガイダンス画面G13には、顧客の暗証番号を入力するようにガイドする操作ガイダンス25と、暗証番号を入力する番号入力欄26と、テンキーボタン27と、取引を取り消すための「取消しボタン」28を表示する。
顧客によって暗証番号が入力されると、主制御部10は、顧客操作部2の入力部2bによって、入力された暗証番号を受付ける。そして主制御部10は、通信部11によってホストコンピュータ310と通信を行い、カード情報及び暗証番号に基づいて本人確認を行う。
ステップS104:本人確認が完了したときは、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって、出金する金額の入力をガイドする操作誘導画面としての金額入力ガイダンス画面G14を表示する。
図6(d)は、金額入力ガイダンス画面G14を示す。主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって操作誘導画面としての金額入力ガイダンス画面G14を表示する。金額入力ガイダンス画面G14は、顧客に対し引出し金額を自動取引装置1に入力することを促す画面である。この金額入力ガイダンス画面G14は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データに基づいて表示する。
金額入力ガイダンス画面G14には、出金する金額を入力するようにガイドする操作ガイダンス29と、金額を入力する金額入力欄31と、テンキーボタン群30と、取引を取り消すための「取消しボタン」32を表示する。テンキーボタン群30には、数字ボタン30a、金額を訂正するときに使用する訂正ボタン30b、金額入力を終了したときに使用する確認ボタン30cが含まれる。
顧客によって出金する金額が入力され、確認ボタン30cが押下されると、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって操作誘導画面としての図示しない金額確認ガイダンス画面を表示する。顧客によって金額確認ガイダンス画面に表示された金額が確認され、図示しない確認ボタンが押下されると、主制御部10は、顧客操作部2の入力部2bによって入力された出金金額を受付ける。そして主制御部10は、通信部11によってホストコンピュータ310及びCRMサーバ320へ電文を送信する。
ここでホストコンピュータ310は出金金額を受信すると、CRMサーバ320に対し、顧客の口座番号を参照して顧客の預金残高を要求し、これを受信する。ホストコンピュータ310は顧客の預金残高と出金金額を比較し、受信した出金金額が顧客の預金残高の範囲内であるかどうかを確認する。
同時に、ホストコンピュータ310はCRMサーバ320に対し、顧客の預金残高に基づいて、金融商品としての定期預金のシミュレーションをするよう依頼する。CRMサーバ320の制御部321は、シミュレーション部325によって、顧客の預金残高に基づいて金融商品としての定期預金の利息のシミュレーションを行う。そして、制御部321は、シミュレーションの結果を金融商品画面格納部324に格納されている定期預金シミュレーション画面G15に当てはめ、その結果を通信部322より自動取引装置1へ送信する。
ステップS105:自動取引装置1の主制御部10は、通信部11によってCRMサーバ320から受信した操作誘導画面としての定期預金シミュレーション画面G15を顧客操作部2の表示部2aに表示する。
図7は第1の実施の形態に関する自動取引装置の定期預金シミュレーション画面を示す説明図である。主制御部は、通信部11より受信した定期預金シミュレーション画面G15を、顧客操作部2の表示部2aによって表示する。定期預金シミュレーション画面G15は、顧客に対し、顧客の残高情報としての預金残高に基づいて、定期預金に変更した場合の利息についてシミュレーションをして定期預金の口座開設を案内する新商品案内画面である。この定期預金シミュレーション画面G15は、CRMサーバ320によって作成された画面である。
定期預金シミュレーション画面G15には、現在センタシステム300と通信中であるためしばらくの間、操作を待つようにガイドする操作ガイダンス37と、定期預金の利息についてのシミュレーション結果を示すグラフ38が表示される。グラフ38は、預金残高300万円の場合の、1年定期、5年定期及び10年定期における満期残高と利息がグラフで表示される。
更に、定期預金シミュレーション画面G15には、定期預金を申込む場合に押下するための定期預金申込ボタン40及び申込みをしない場合に押下するための不要ボタン39が表示される。
主制御部10は、定期預金シミュレーション画面G15を所定時間顧客操作部2の表示部2aに表示する。
ステップS106:自動取引装置1の主制御部10は、顧客操作部2の入力部2bによって、定期預金申込ボタン40が押下されるかどうか監視する。定期預金申込ボタン40が押下された場合は、ステップS107へ移行し、不要ボタン39が押下された場合は、ステップS108へ移行する。なお、主制御部10は定期預金シミュレーション画面G15を所定時間表示した後、定期預金申込ボタン40及び不要ボタン39のいずれも押下されないときはステップS108へ移行する。
ステップS107:定期預金申込ボタン40が押下された場合、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって、定期預金申込受付処理を行う。その後はステップS109へ移行する。定期預金申込受付処理については、後に図8において説明する。
ステップS108:ホストコンピュータ310との通信が完了し、出金金額が預金残高の範囲内であると確認されたとき、主制御部10は、紙幣入出金部16及び硬貨入出金部17によって出金動作を開始する。
この出金動作では、主制御部10は、紙幣入出金部16の図示しない紙幣収納部及び硬貨入出金部17の硬貨収納部から出金金額の現金を繰り出し、紙幣投入受取口3及び硬貨投入受取口4のシャッタで覆われる図示しない紙幣一時貯留部及び硬貨一時貯留部に搬送する。
このとき、主制御部10は、明細処理部18によってレシートを印刷する。レシートは、取引種別、取引日時、出金取引において顧客に対して出金された金額、取引後の預金残高などの取引情報が印刷される。
ステップS109:次に、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって、カード及びレシートの受取りを促す操作誘導画面としてのカード・レシート受取ガイダンス画面G16を表示する。
図6(e)は、カード・レシート受取ガイダンス画面G16を示す。現金等受取ガイダンス画面G15は、顧客に対しカード、明細票及び現金を受取ることを促す画面である。このカード・レシート受取ガイダンス画面G16は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データに基づいて表示する。
カード・レシート受取ガイダンス画面G16には、カード及びレシートを受取ることをガイドする操作ガイダンス33と、カード及びレシートの受取りを示すイラスト34を表示する。
ステップS110:最後に、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって、顧客に対し現金の受取りを促す操作誘導画面としての現金受取ガイダンス画面G17を表示する。
図6(f)は、現金受取ガイダンス画面G17を示す。この現金受取りガイダンス画面G17は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データに基づいて表示する。現金受取りガイダンス画面G17には、現金を受取ることをガイドする操作ガイダンス35と、現金の受取りを示すイラスト36を表示する。最後に、主制御部10は、紙幣入出金部16及び硬貨入出金部17によって、現金が顧客によって受け取られたかどうかを判定する。
次に定期預金の申込受付処理について説明する。図8は第1の実施の形態に関する自動取引装置による定期預金の申込受付処理(S107)の動作を示すフローチャートである。
ステップS201:前述のステップS106において、顧客が定期預金申込ボタン40を押下すると、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって、操作誘導画面としての顧客情報確認画面G18を表示する。
図9は第1の実施の形態に関する自動取引装置による定期預金申込受付の操作誘導画面を示す説明図である。図9(a)は操作誘導画面としての顧客情報確認画面G18を示す。主制御部10は、定期預金申込受付処理において、顧客操作部2の表示部2aによって操作誘導画面としての顧客情報確認画面G18を表示する。顧客情報確認画面G18は、金融機関が、顧客との間で定期預金申込受付処理を行う際に、顧客の情報を確認するための画面である。この顧客情報確認画面G18のフォーマットは、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶するが、顧客の個人情報等のデータは、主制御部10が通信部11を介して、図4に示すCRMサーバ320の顧客情報格納部323から得られたものである。
顧客情報確認画面G18には、顧客情報を確認することを知らせる操作ガイダンス41と、CRMサーバ320より得られた顧客の住所欄42a、氏名欄42b、口座番号欄42c及び預金残高欄42dを表示する。更に、顧客情報確認画面G18には、個人情報を訂正するときに使用する訂正ボタン45及び情報が確認できたときに使用する確認ボタン46が含まれる。
なお、顧客の住所欄42a及び氏名欄42bの情報はCRMサーバ320より得ることを説明したが、顧客により顧客操作部2の入力部2bによって、入力することとしてもよい。
ステップS202:前述のステップS201において、顧客によって顧客情報が確認できると、主制御部10は、顧客操作部2の入力部2bによって、定期預金金額入力画面G19を表示する。
図9(b)は操作誘導画面としての定期預金金額入力画面G19を示す。主制御部10は、定期預金申込受付処理において、顧客操作部2の表示部2aによって操作誘導画面としての定期預金金額入力画面G19を表示する。定期預金金額入力画面G19は、金融機関が、顧客との間で定期預金申込受付処理を行う際に、顧客に定期預金の預金額を入力させるための画面である。この定期預金金額入力画面G19は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データに基づいて表示する。
定期預金金額入力画面G19には、定期預金の預金額を顧客に入力させるための操作ガイダンス47と、預金額を入力する金額入力欄48と、テンキーボタン群49と、金額を訂正するときに使用する訂正ボタン51及び金額入力を終了したときに使用する確認ボタン52を表示する。
ステップS203:前述のステップS202において、預金額が確認されると、主制御部10は、通信部11により、ホストコンピュータ310に対し契約締結の依頼を行う。同時に、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2bにより、センタシステム300との間で通信中であることを示す図示しない通信中画面を表示する。
ステップS204:主制御部10は、通信部11により、ホストコンピュータ310からの契約成立の回答があると、顧客操作部2の表示部2bにより、契約が成立したことを示す図示しない契約成立確認画面を表示する。
以上のように、第1の実施の形態によれば、センタシステム300のCRMサーバ320において、顧客情報としての顧客の預金残高に基づいて、定期預金の利息のシミュレーションを行い、その結果を自動取引装置1の顧客操作部2に表示するようにした。従って、単なる金融商品の提案ではなく、顧客の取引状況及び預金残高の実情に合わせたシミュレーション結果を表示することが可能となり、顧客の当事者意識が高まるとともに金融商品に対する興味が増し、その結果、高額な金融商品の提案ができる自動取引装置とすることができる。更に、これにより、金融商品の申込率が向上することも期待できる。
なお、前述の説明では、定期預金について説明したが、積立型の定期預金についても同様である。即ち、顧客情報としての顧客の預金残高から積立額を仮に設定し、これに基づいて積立型の定期預金の利息のシミュレーションを行うことができる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に関する自動取引装置1の構成については、第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。図10は第2の実施の形態に関する自動取引装置の動作フローチャートである。第2の実施の形態に関する自動取引装置1の動作フローチャートにおけるステップS301乃至S304については、図5に示す第1の実施の形態に関する自動取引装置1の動作フローチャートのステップ101乃至S104と同じであるので説明を省略する。
ステップS305:自動取引装置1の主制御部10は、通信部11によってCRMサーバ320の金融商品画面格納部324から受信した金融商品案内画面G20を顧客操作部2の表示部2aに表示する。
図11は第2の実施の形態に関する自動取引装置の金融商品案内画面を示す説明図である。金融商品案内画面G20は、顧客に対し、金融商品を提案する新商品案内画面である。この金融商品案内画面G20は、前述のようにCRMサーバ320の金融商品画面格納部324に格納された画面である。ただし、この金融商品案内画面G20は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データであってもよい。
金融商品案内画面G20には、顧客に対し、現在センタシステム300と通信中であるためしばらくの間、操作を待つようにガイドする操作ガイダンス37と、口座開設キャンペーン及び景品のプレゼントの案内60が表示される。更に、金融商品案内画面G20には、各種申込ボタン62が表示される。各種申込ボタン62は、資料請求を希望する場合に押下する資料請求ボタン62a、顧客が次回来店して相談する場合に押下する来店予約ボタン62b、新商品を今すぐ申込む場合に押下する今すぐ申込ボタン62c及び今すぐ窓口に相談を希望する場合に押下する今すぐ窓口相談ボタン62dを含む。更に、新商品に興味がない場合に押下する案内不要ボタン61を表示する。主制御部10は、金融商品案内画面G20を顧客操作部2の表示部2aに所定時間表示する。
ステップS306:自動取引装置1の主制御部10は、顧客操作部2の入力部2bによって、各種申込ボタン62としての資料請求ボタン62a、来店予約ボタン62b、今すぐ申込ボタン62c及び今すぐ窓口相談ボタン62dのうち何れか一が押下されるかどうか監視する。各種申込ボタン62a、62b、62c及び62dのうち何れか一が押下された場合、ステップS307へ移行し、案内不要ボタン61が押下された場合、ステップS308へ移行する。なお、主制御部10は金融商品案内画面G20を所定時間表示した後、各種申込ボタン62a、62b、62c及び62d並びに案内不要ボタン61のいずれも押下されないときはステップS308へ移行する。
ステップS307:主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって、各種申込ボタン62a、62b、62c及び62d毎に異なる申込受付処理を行う。各種申込受付処理については後述する。
ステップS308乃至S310については、図5に示す第1の実施の形態に関する自動取引装置の動作フローチャートのステップ108乃至S110と同じであるので説明を省略する。
次に金融商品に関する各種申込受付処理について説明する。まず、金融商品の資料送付を希望する場合の資料送付の申込受付処理について説明する。図12は第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する資料送付の申込受付処理を示すフローチャートである。
ステップS401:主制御部10は、顧客操作部2の入力部2bによって、顧客が金融商品案内画面G20の資料請求ボタン62aを押下したことを判定すると、顧客操作部2の表示部2aによって、操作誘導画面としての資料送付先入力画面G21を表示する。
図13は第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する資料送付入力画面を示す説明図である。操作誘導画面としての資料送付先入力画面G21は、顧客に対し金融商品に関する資料送付先を入力することを促す画面である。資料送付先入力画面G21は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データに基づいて表示する。
資料送付先入力画面G21は、資料送付先の入力を促す案内文66、顧客の住所入力欄67、顧客の氏名入力欄68及び顧客の電話番号入力欄69を表示する。
ステップS402:顧客が資料送付先の入力を完了すると、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって、図示しない入力確認画面を表示する。以上により、金融商品に関する資料送付の申込受付処理が完了する。
次に金融商品に関し来店予約を希望する場合の申込受付処理について説明する。図14は第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する来店予約の申込受付処理を示すフローチャートである。
ステップS501:主制御部10は、顧客操作部2の入力部2bによって、顧客が金融商品案内画面G20の来店予約ボタン62bを押下したことを判定すると、顧客操作部2の表示部2aによって、操作誘導画面としての来店予約入力画面G22を表示する。
図15は第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する来店予約入力画面を示す説明図である。操作誘導画面としての来店予約入力画面G22は、顧客に対し金融商品に関する来店予約を入力することを促す画面である。来店予約入力画面G22は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データに基づいて表示する。
来店予約入力画面G22は、来店予約の入力を促す案内文70、顧客が来店する希望日時入力欄71、来店する支点名欄72、担当者名欄73、顧客の住所入力欄67、顧客の氏名入力欄68及び顧客の電話番号入力欄69を表示する。
ステップS502:顧客が来店予約の入力を完了すると、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって、図示しない入力確認画面を表示する。以上により、金融商品に関する来店予約の申込受付処理が完了する。
次に金融商品に関し今すぐ申込むことを希望する場合の申込受付処理について説明する。図16は第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関して今すぐ申込の申込受付処理を示すフローチャートである。
ステップS601:主制御部10は、顧客操作部2の入力部2bによって、顧客が金融商品案内画面G20の今すぐ申込ボタン62cを押下したことを判定すると、顧客操作部2の表示部2aによって、操作誘導画面としての今すぐ申込入力画面G23を表示する。
図17は第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する今すぐ申込入力画面を示す説明図である。操作誘導画面としての今すぐ申込入力画面G23は、顧客に対し金融商品に関する申込みを今すぐ受付けるための入力を促す画面である。今すぐ申込入力画面G23は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データに基づいて表示する。
今すぐ申込入力画面G23は、金融商品について自動取引装置1によって申込むための入力を促す案内文75、挨拶文76、顧客の住所入力欄67、顧客の氏名入力欄68及び顧客の電話番号入力欄69を表示する。
ステップS602:顧客が今すぐ申込の入力を完了すると、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって、初期預入金額確認画面を表示する。
ステップS603:その後、主制御部10は、通信部11によって、センタシステム300と通信を行い、顧客操作部2の表示部2aによって、顧客に対し図示しない通信中画面を表示する。
ステップS604:センタシステム300との通信が終ると、主制御部10は、顧客操作部2の表示部2aによって、図示しない契約成立確認画面を表示する。以上により、金融商品に関する今すぐ申込の申込受付処理が完了する。
次に金融商品に関し今すぐ窓口相談を希望する場合の申込受付処理について説明する。図18は第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関して今すぐ窓口相談の申込受付処理を示すフローチャートである。
ステップS701:主制御部10は、顧客操作部2の入力部2bによって、顧客が金融商品案内画面G20の今すぐ窓口相談ボタン62dを押下したことを判定すると、顧客操作部2の表示部2aによって、操作誘導画面としての今すぐ窓口相談確認画面G24を表示する。
図19は第2の実施の形態に関する自動取引装置による金融商品に関する今すぐ窓口相談確認画面を示す説明図である。操作誘導画面としての今すぐ窓口相談確認画面G24は、顧客に対し金融商品に関して今すぐ窓口で相談を行うことを確認する画面である。今すぐ窓口相談確認画面G24は、図3に示す記憶部12にあらかじめ記憶する画面データに基づいて表示する。
今すぐ窓口相談確認画面G24は、金融商品に関して今すぐ窓口相談を行うことを知らせる案内文77、挨拶文78及び受付番号札の番号欄79を表示する。
ステップS702:同時に主制御部10は、明細処理部18により、受付番号が記載された受付番号札を印刷する。以上により、金融商品に関する今すぐ窓口相談の申込受付処理が完了する。
なお、上述した以外にも、前述の第1の実施の形態に関する定期預金シミュレーション画面G15及び第2の実施の形態に関する金融商品案内画面G20を組み合わせた画面としてもよい。例えば、図7と図11の組み合わせとして、定期預金シミュレーション画面G15に資料請求ボタン62a等の各種申込ボタン62を表示するようにしてもよい。
以上のように、第2の実施の形態によれば、顧客の申込操作に結び付ける各種申込ボタン62としての資料請求ボタン62a、来店予約ボタン62b、今すぐ申込ボタン62c及び今すぐ窓口相談ボタン62dを設け、これらのボタン押下の次の段階で自動取引装置1の顧客操作部2によって各種手続を可能としたので、自動取引装置1の顧客操作部2の表示部2aに単に広告の表示を行うのに比べ、顧客に対しての販売機会の取りこぼしを防止することができる。
また、実際に商品購入した場合における契約した理由(契機)を調べる効果測定において、単に広告の表示を行っていた場合の契約の契機が、ATMの広告を見たからなのか、或いはその他の広告又は紹介によるものなのかが不明であった。第2の実施の形態によれば、自動取引装置1の各種申込ボタン62の押下をすることにより、資料請求、来店予約、今すぐ申込及び今すぐ窓口相談の手続へ進むことができるので、これらの効果測定が容易になることが期待できる。
(実施の形態の変形例1)
前記第1及び第2の実施の形態の説明において、金融商品に関するシミュレーションを実施するシミュレーション部325及び金融商品に関する画面を格納する金融商品画面格納部324をCRMサーバ320に設けることを説明したが、これに限らない。即ち、自動取引装置1内に設けるようにすることにより、本発明を構成することができる。
図20は、実施の形態の変形例1に関する自動取引装置の制御部の機能ブロック図である。通信制御手段81は、制御手段80の制御により通信部11を制御する。操作ガイド・入力制御手段82は、制御手段80の制御により顧客操作部2の表示部2a及び入力部2bを制御する。媒体処理手段83は、制御手段80の制御によりカード、紙幣、硬貨等の媒体の取込み及び搬送等を制御する。
金融商品画面制御手段84は、制御手段80の制御により記憶部12に図7に示した定期預金シミュレーション画面G15又は図11に示した金融商品案内画面G20を格納し、読み出しを行う。
シミュレーション制御手段85は、制御手段80の制御により、CRMサーバ320に格納した顧客の預金残高等の顧客情報に基づいて利息のシミュレーションを行う。シミュレーションの結果は金融商品画面制御手段84の定期預金シミュレーション画面G15とともに顧客操作部2の表示部2aに表示される。
1 自動取引装置
2 顧客操作部
300 センタシステム
310 ホストコンピュータ
320 CRMサーバ
323 顧客情報格納部
324 金融商品画面格納部
325 シミュレーション部
G15 定期預金シミュレーション画面
G20 金融商品案内画面

Claims (8)

  1. 顧客の操作に従って取引を行う自動取引装置と、前記自動取引装置との間で前記顧客に関する情報を送受信するセンタシステムとからなる自動取引システムにおいて、
    前記センタシステムには、前記顧客の残高情報に基づいて金融商品のシミュレーションを作成するCRMサーバを有し、
    前記自動取引装置には、
    前記顧客の操作をガイドする表示部及び前記顧客が入力する入力部を有する顧客操作部と、
    前記顧客の操作時における前記センタシステムとの通信時間を利用して、前記CRMサーバで作成した前記シミュレーションを前記顧客操作部に表示する制御部を有することを特徴とする自動取引システム。
  2. 顧客の操作に従って取引を行い、センタシステムとの間で前記顧客に関する情報を送受信する自動取引装置において、
    前記顧客の残高情報に基づいて作成した金融商品のシミュレーションを受信する通信部と、
    前記顧客の操作をガイドする表示部及び前記顧客が入力する入力部を有する顧客操作部と、
    前記顧客の操作時における前記センタシステムとの通信時間を利用して、前記通信部で受信した前記シミュレーションを前記顧客操作部に表示する制御部を有することを特徴とする自動取引装置。
  3. 顧客の操作に従って取引を行い、センタシステムとの間で前記顧客に関する情報を送受信する自動取引装置において、
    金融商品に関する広告を示す広告画面情報を受信する通信部と、
    前記顧客の操作をガイドする表示部及び前記顧客が入力する入力部を有する顧客操作部と、
    前記顧客の操作時における前記センタシステムとの通信時間を利用して、前記通信部で受信した前記広告画像情報とともに、前記顧客に対し資料請求ボタン、来店予約ボタン、今すぐ申込ボタン及び今すぐ窓口相談ボタンを選択可能に前記顧客操作部に表示する制御部を有することを特徴とする自動取引装置。
  4. 前記資料請求ボタンが前記顧客により選択された場合は、前記制御部は、資料送付先を特定する情報の入力を促す操作誘導画面を前記顧客操作部に表示することを特徴とする請求項3記載の自動取引装置。
  5. 前記来店予約ボタンが前記顧客により選択された場合は、前記制御部は、前記顧客による来店日時を特定する情報の入力を促す操作誘導画面を前記顧客操作部に表示することを特徴とする請求項3記載の自動取引装置。
  6. 前記今すぐ申込ボタンが前記顧客により選択された場合は、前記制御部は、申込確認のための操作誘導画面を前記顧客操作部に表示することを特徴とする請求項3記載の自動取引装置。
  7. 前記今すぐ窓口相談ボタンが前記顧客により選択された場合は、前記制御部は、受付番号札を発行することを示す操作誘導画面を前記顧客操作部に表示することを特徴とする請求項3記載の自動取引装置。
  8. 前記制御部は、前記シミュレーションとともに、顧客に対し資料請求ボタン、来店予約ボタン、今すぐ申込ボタン及び今すぐ窓口相談ボタンを選択可能に前記顧客操作部に表示することを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。
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