JP2018036427A - 軸受装置、転写装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1、第2のローラを支持する構成において、第1のローラだけの交換を可能とし、かつ、第2のローラの清掃作業性を向上させることのできる軸受装置、並びに、これを備えた転写装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】軸受装置3は、第1のローラ35を支持する第1の軸受部材102と、第2のローラ68の支持する第2の軸受部材106と、これらを支持する軸受ホルダ104と、を有し、第1、第2の軸受部材102、106が突き当てられて相対位置が決められると共に、第1のローラ35が取り外されると第2のローラ68が軸受ホルダ104の開口部104aに向けて移動させられる構成とする。【選択図】図6
Description
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた画像形成装置などにおいて用いられる軸受装置、転写装置、及びその画像形成装置に関するものである。
従来、例えば電子写真方式などを用いた画像形成装置では、像担持体としての感光体から紙などの転写材にトナー像を転写させるために、転写部材としての転写ローラが用いられている。また、カラー画像形成装置では、第1の像担持体としての感光体から第2の像担持体としての無端状のベルトなどで構成された中間転写体に一次転写されたトナー像を転写材に二次転写させるために、転写ローラが用いられている。
転写ローラとしては、表面が弾性部材で構成された弾性ローラが多く用いられる。そして、この弾性ローラの弾性層には、イオン導電剤などが分散されることで、導電性が付与される。このような転写ローラは、通電によって電気抵抗が上昇することがある。そのため、電気抵抗の上昇に伴って転写のために転写ローラに印加する転写電圧を上げる必要が生じることがあり、高圧基板の容量から決まる転写ローラの寿命が短くなることがある。
そこで、転写ローラの外周面に給電部材としての給電ローラを当接させて、弾性層のイオン導電剤の分極を緩和するように電流を供給する構成が提案されている(特許文献1)。
このような構成の場合、給電ローラと転写ローラとの軸間距離が精度良く保たれていることが望まれる。また、給電ローラとしては、表面が金属で構成された金属ローラを用いることができ、交換の必要性が低いため、転写ローラの交換の際には転写ローラ及び給電ローラのうち転写ローラのみが取り外される構成である方が作業効率が良い。
これに対し、特許文献2では、2つのローラを1つの軸受部材で支持し、交換が必要なローラのみを軸受部材から簡単に取り外すことができる構成が提案されている。
しかしながら、特許文献2に記載の構成を、例えば転写ローラと給電ローラとに適用した場合、次のような課題があることがわかった。
つまり、給電ローラは、その外周面に付着したトナーなどの汚れの清掃が必要な場合がある。この場合、作業者は、転写ローラを軸受部材から取り外した後に、給電ローラの清掃をすることになる。しかし、給電ローラは、転写ローラを挟んで像担持体とは正反対の位置の近傍に配置されることが求められることがある。転写ローラの外周面への電流の流れ込みを防ぐなどのためである。そのため、給電ローラは、転写ローラ及び給電ローラを含むユニットにおける転写ローラの周面が露出している側の側面から最も奥まった位置に配置されることになる。また、転写材の搬送方向における転写ローラの上流側及び下流側の搬送パスと、転写ローラとの間のクリアランスは、搬送性を考慮して極力狭く設定されることがある。そのため、転写ローラを軸受部材から取り外しても、給電ローラにアクセスするための開口部の幅が狭く、作業者の手が届きにくいため、清掃作業性が悪い。
したがって、本発明の目的は、第1、第2のローラを支持する構成において、第1のローラだけの交換を可能とし、かつ、第2のローラの清掃作業性を向上させることのできる軸受装置、並びに、これを備えた転写装置及び画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る軸受装置、転写装置及び画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明によれば、第1のローラと、第2のローラと、前記第1のローラを回転可能に支持する第1の軸受部材と、前記第2のローラを回転可能に支持する第2の軸受部材と、前記第1の軸受部材を取り外し可能に支持し、前記第2の軸受部材を移動可能に支持する軸受ホルダと、を有し、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダに取り付けられた状態で、前記第1のローラの周面の少なくとも一部が前記軸受ホルダに設けられた開口部を通して前記軸受ホルダの外部に突出すると共に、前記第2のローラが前記軸受ホルダの内部で前記第1のローラに接触する軸受装置であって、前記第2の軸受部材に設けられ、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダに取り付けられた状態で前記第1の軸受部材に当接して前記第1の軸受部材と前記第2の軸受部材との相対位置を決める当接部と、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダから取り外されるのに伴って前記第2の軸受部材を前記開口部に向けて移動させ、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダから取り外された状態で前記第2の軸受部材を前記第2のローラの周面の少なくとも一部が前記開口部を通して前記軸受ホルダの外部に突出する位置に保持する移動手段と、を有することを特徴とする軸受装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、上記本発明の軸受装置を有し、前記第1のローラは、トナーを担持する像担持体から被転写体にトナー像を転写させる転写ローラであり、前記第2のローラは、前記第1のローラに電流を供給する給電ローラであることを特徴とする転写装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、上記本発明の軸受装置を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の更に他の態様によれば、上記本発明の転写装置と、前記像担持体と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、第1、第2のローラを支持する構成において、第1のローラだけの交換を可能とし、かつ、第2のローラの清掃作業性を向上させることができる。
以下、本発明に係る軸受装置、転写装置及び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
[実施例1]
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本実施例の画像形成装置1の断面図である。本実施例の画像形成装置1は、電子写真方式を用いてフルカラー画像の形成が可能な、中間転写方式を採用したタンデム型の複合機であり、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置の機能を備えている。
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本実施例の画像形成装置1の断面図である。本実施例の画像形成装置1は、電子写真方式を用いてフルカラー画像の形成が可能な、中間転写方式を採用したタンデム型の複合機であり、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置の機能を備えている。
画像形成装置1は、複数の画像形成部として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成する第1、第2、第3、第4の画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。本実施例では、各画像形成部SY、SM、SC、SKの構成及び動作は、後述する現像工程で使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。したがって、各画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、いずれかの色用の要素であることを表す符号の末尾のY、M、C、Kは省略して総括的に説明する。本実施例では、画像形成部Sは、後述する感光ドラム11、帯電ローラ12、露光装置13、現像装置14、一次転写ローラ17、ドラムクリーニング装置15などを有して構成される。
トナーを担持する第1の像担持体としての、ドラム型の感光体(電子写真感光体)である感光ドラム11は、図中矢印R1方向(時計回り)に回転駆動される。回転する感光ドラム11の表面は、帯電手段としての帯電ローラ12によって所定の極性(本実施例では負極性)の所定の電位に一様に帯電処理される。帯電処理された感光ドラム11の表面は、露光手段としての露光装置(レーザスキャナ)13によって画像情報に応じて走査露光され、感光ドラム11上に静電潜像(静電像)が形成される。本実施例では、露光装置13は、各画像形成部SY、SM、SC、SKの各感光ドラム11Y、11M、11C、11Kを露光する1つのユニットとして構成されている。感光ドラム11上に形成された静電潜像は、現像手段としての現像装置14によって現像剤としてのトナーを用いて現像(可視化)され、感光ドラム11上にトナー像が形成される。
各画像形成部SY、SM、SC、SKの感光ドラム11Y、11M、11C、11Kに対向するように、トナーを担持する第2の像担持体としての、無端状のベルトで構成された中間転写体である中間転写ベルト61が配置されている。中間転写ベルト61の内周面側には、各感光ドラム11に対応して、一次転写手段を構成する一次転写部材としての一次転写ローラ17が配置されている。感光ドラム11上に形成されたトナー像は、後述する一次転写部N1(図2(a))において所定の加圧力及び静電的負荷バイアスを付与されることで、図中矢印R2方向(反時計回り)に回転している中間転写ベルト61上に転写(一次転写)される。一次転写工程時に一次転写ローラ17には、現像時のトナーの帯電極性(正規の帯電極性)とは逆極性(本実施例では正極性)の直流電圧である一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加される。例えば、フルカラー画像の形成時には、各感光ドラム11に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が、中間転写ベルト61上に重ね合わせるようにして順次転写される。一次転写工程後に感光ドラム11上に残ったトナー(一次転写残トナー)は、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置15によって感光ドラム11上から除去されて回収される。
一方、被転写体(被搬送体)としての紙などの転写材(シート、記録材)Pは、転写材収納カセット20から1枚ずつ給送され、レジストローラ対23へと搬送される。転写材Pは、搬送方向の先端がレジストローラ対23のニップ部に倣わせられてループが形成されることで、斜行が修正される。その後、転写材Pは、レジストローラ対23によって、中間転写ベルト61上のトナー像と同期が取られて、中間転写ベルト61と二次転写外ローラ35との間に搬送される。中間転写ベルト61上のトナー像は、後述する二次転写部N2(図2(a))において所定の加圧力と静電的負荷バイアスが付与されることで、中間転写ベルト61と二次転写外ローラ35とに挟持されて搬送される転写材P上に転写(二次転写)される。二次転写部N2における給電態様については後述する。二次転写工程後に中間転写ベルト61上に残ったトナー(二次転写残トナー)は、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置70によって中間転写ベルト61上から除去されて回収される。
トナー像が転写された転写材Pは、定着手段としての定着装置40によって加熱及び加圧されることでトナー像が定着(溶融固着)された後に、排出ローラ対41によって排紙トレイ50上に排出(出力)される。
本実施例では、各画像形成部Sにおいて、感光ドラム11、帯電ローラ12、現像装置14、及びドラムクリーニング装置15は、一体的に画像形成装置1の装置本体2に対して着脱可能なプロセスカートリッジ10(図3)を構成している。
2.転写部
次に、本実施例における転写部の構成について説明する。図2(a)は、本実施例における転写部の構成を説明するための中間転写ベルト61の周辺の断面図である。
次に、本実施例における転写部の構成について説明する。図2(a)は、本実施例における転写部の構成を説明するための中間転写ベルト61の周辺の断面図である。
中間転写ベルト61は、フレーム(図示せず)に回転可能に支持された複数の張架ローラによって張架されている。複数の張架ローラは、二次転写内ローラ62と、中間転写ベルト61の回転方向において二次転写内ローラ62の上流に位置する二次転写前ローラ63と、該回転方向において二次転写前ローラ63の上流に位置するテンションローラ64と、で構成される。
中間転写ベルト61は、二次転写内ローラ62が図中R3方向(反時計回り)に回転駆動されることにより、図中矢印R2方向(反時計回り)に回転(周回移動)する。テンションローラ64と二次転写前ローラ63との間の中間転写ベルト61の内側に、各一次転写ローラ17Y、17M、17C、17Kが配置されている。各一次転写ローラ17は、中間転写ベルト61を介して各感光ドラム11に向けて押圧され、感光ドラム11と中間転写ベルト61とが接触する一次転写部(一次転写ニップ部)N1を形成する。
中間転写ベルト61の外周面側において、二次転写内ローラ62と対応する位置に、二次転写外ローラ35が配置されている。二次転写外ローラ35は、中間転写ベルト61を介して対向部材としての二次転写内ローラ62に向けて押圧され、二次転写外ローラ35と中間転写ベルト61とが接触する二次転写部(二次転写ニップ部)N2を形成する。本実施例では、第1の二次転写部材(第1の二次転写ローラ)としての二次転写外ローラ35と、第2の二次転写部材(第2の二次転写ローラ)としての二次転写内ローラ62と、が二次転写手段を構成する。二次転写内ローラ62は、金属製の芯金の外周に導電性ゴムの表層が形成された弾性ローラである。また、二次転写外ローラ35は、金属製の芯金の外周に導電スポンジゴムの表層が形成された弾性ローラである。本実施例では、二次転写外ローラ35の表層を構成する導電スポンジゴムの材料には、イオン導電剤が含有されている。
テンションローラ64は、中間転写ベルト61に所定のテンションを与える。また、二次転写前ローラ63は、テンションローラ64との間に、各一次転写部N1で感光ドラム11からトナー像が転写される中間転写ベルト61の平面を形成する。
図2(b)は、本実施例における二次転写部N2の給電態様を示す模式図である。二次転写内ローラ62には、二次転写電源(高圧電源回路)320が接続されている。二次転写電源320は、二次転写工程時に、トナーの正規の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)の直流電圧である二次転写電圧(二次転写バイアス)を、二次転写内ローラ62の芯金に印加する。本実施例では、二次転写電源320が二次転写内ローラ62に印加する電圧は、定電圧制御される。一方、二次転写外ローラ35の芯金は、電気的に接地(グラウンドに接続)されている。
また、二次転写外ローラ35の外周面には、給電部材としての給電ローラ68が当接されている。給電ローラ68は、金属製の表面を有する金属ローラで構成されている。画像形成装置1の運転時には、二次転写外ローラ35の回転軸線方向と給電ローラ68の回転軸線方向とは略平行である。本実施例では、直径24.74mmの二次転写外ローラ35に対して、直径8mmの給電ローラ68を用いた。また、本実施例では、給電ローラ68は、二次転写外ローラ35を介して二次転写内ローラ62と対向する位置の近傍に配置される。
給電ローラ68には、給電部材電源(高圧電源回路)420が接続されている。二次転写工程時に、二次転写外ローラ35の半径方向における表層の外側にプラスの導電剤が偏り、内側(芯金側)にマイナスの導電剤が偏った状態になる。したがって、給電部材電源420は、二次転写工程で生じた二次転写外ローラ35の導電剤の分極を緩和する方向(導電剤の偏在をキャンセルする方向)の電流を二次転写外ローラ35に供給する。つまり、本実施例では、給電部材電源420は、二次転写内ローラ62に電圧が印加されている時に、トナーの正規の帯電極性と同極性の直流電圧である給電部材電圧(給電部材バイアス)を給電ローラ68に印加する。本実施例では、給電部材電源420が二次転写外ローラ35に印加する電圧は定電流制御される。
このように、二次転写のための転写装置4は、トナーを担持する中間転写ベルト61から転写材Pにトナーを転写させる第1のローラとしての二次転写外ローラ35と、二次転写外ローラ35に電流を供給する第2のローラとしての給電ローラ68と、を有する。中間転写ベルト61は、別の像担持体から一次転写されたトナーを被転写体に二次転写するために搬送する中間転写体の一例である。そして、本実施例では、この転写装置4が、後述する軸受装置3(図4(a)、(b))を有して構成される。
なお、本実施例では、二次転写電源320を定電圧源とし、給電部材電源420を定電流源とする組み合わせを採用したが、この組合せは任意である。ただし、2次転写性や高圧電源のコストなどに鑑みると、本実施例の組合せが有利である。
また、本実施例のような二次転写部N2の給電態様を採用することにより、二次転写工程で使用する高圧容量を従来と同等以下に抑えられると共に、特許文献1の構成と比較して給電ローラ68の配置の自由度が高くなる。
3.二次転写外ローラの交換機構
次に、二転外ローラ35の交換機構の概略について説明する。なお、以下の説明では、画像形成装置1の各要素について、画像形成装置1の運転時における図1の紙面手前側に対応する側を「手前側」、紙面奥側に対応する側を「奥側」とする。この「手前側」と「奥側」とを結ぶ直線は、画像形成装置1の運転時における二次転写外ローラ35及び給電ローラ68の回転軸線方向と略平行であるものとし、該方向を「スラスト方向」ともいう。また、画像形成装置1の運転時の二次転写部N2における転写材Pの搬送方向を単に「搬送方向」ということがある。
次に、二転外ローラ35の交換機構の概略について説明する。なお、以下の説明では、画像形成装置1の各要素について、画像形成装置1の運転時における図1の紙面手前側に対応する側を「手前側」、紙面奥側に対応する側を「奥側」とする。この「手前側」と「奥側」とを結ぶ直線は、画像形成装置1の運転時における二次転写外ローラ35及び給電ローラ68の回転軸線方向と略平行であるものとし、該方向を「スラスト方向」ともいう。また、画像形成装置1の運転時の二次転写部N2における転写材Pの搬送方向を単に「搬送方向」ということがある。
画像形成装置1は、装置本体2を手前側から見た際の右側の側部に、装置本体2の内部を開放する右扉ユニット92を有する。図3に示すように、右扉ユニット92は、装置本体2の下部に設けられた回転軸92を中心として、装置本体2の上部側を下方に回動させて開放できるようになっている。また、右扉ユニット92は、装置本体2の上部側の端部近傍に設けられたフック92bが、装置本体2と係合することで、閉じられた状態に保持される。右扉ユニット92は、右扉ユニット92に設けられた扉操作部(図示せず)を操作することで、フック92bと装置本体2との係合を解除して開放することができるようになっている。
右扉ユニット92は、転写材収納カセット20から二次転写部N2を経て定着装置40に至る転写材Pの搬送経路の、転写材Pの表面(トナー像が転写される面)側と裏面側とを分割するようにして開放される。したがって、右扉ユニット92を開放すると、二次転写外ローラ35を備えた後述する軸受装置3は、二次転写外ローラ35が中間転写ベルト61から離間されるようにして、右扉ユニット92と共に移動する。二次転写外ローラ35を交換する際、作業者は右扉ユニット92を開放し、後述する軸受装置3にアクセスする。
図4(a)は、右扉ユニット92に設けられた、二次転写外ローラ35、給電ローラ68、及びこれらを支持する軸受ホルダ104を有して構成される軸受装置3の斜視図である。軸受装置3は、搬送方向における二次転写外ローラ35の上流側に転写前搬送ガイド100、下流側に分離ガイド101を有する。転写前ガイド100、分離ガイド101はそれぞれ、軸受ホルダ104の開口部104aに隣接して配置され二次転写外ローラ35によって搬送される転写材Pをガイドする、軸受ホルダ104に設けられた搬送ガイドの一例である。詳しくは後述するが、作業者は、図4(b)に示すように、二次転写外ローラ35を支持する第1の軸受部材102の操作部103を操作することで、第1の軸受部材102と一緒に二次転写外ローラ35を軸受ホルダ104から取り外すことができる。本実施例では、分離ガイド101は、第1の軸受部材102と連結されており、二次転写外ローラ35及び第1の軸受部材102と一体となって軸受ホルダ104から取り外される。
このように、本実施例では、二次転写外ローラ35及び給電ローラ68のうち交換の必要性が相対的に高い二次転写外ローラ35のみを取り外して交換することができる。
一方、給電ローラ68については、その外周面に付着したトナーなどの汚れを清掃することが必要な場合がある。この場合、作業者は、上述のようにして軸受ホルダ104から二次転写外ローラ35を取り外した後に、軸受ホルダ104に取り付けられた状態のままの給電ローラ68にアクセスする。しかし、給電ローラ68は、軸受装置3における二次転写外ローラ35の周面が露出している側の側面から最も奥まった位置に配置されている。本実施例では、右扉ユニット92を開放すると、二次転写外ローラ35が上方に露出し、給電ローラ68が二次転写外ローラ35の下方に位置するようになっている。また、搬送方向において二次転写外ローラ35の上流側、下流側の二次転写前ガイド100、分離ガイド101と、二次転写外ローラ35との間のクリアランスは、搬送性を考慮して極力狭く設定されている。本実施例では、軸受装置3は、このような構成においても給電ローラ68へのアクセスが容易な構成とされている。
4.軸受装置
次に、本実施例における軸受装置3について更に説明する。図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)は、軸受装置3のスラスト方向の一方の端部(奥側の端部)の近傍の構成を示す断面図である。なお、説明の便宜上、軸受装置3に取り付けられた状態の二次転写外ローラ35の回転軸線を通る、二次転写外ローラ35の二次転写内ローラ62への押圧方向と略平行な平面を「中央面F」(図5(a))ともいう。図中符号の末尾の「L」、「R」は、それぞれ搬送方向において中央面Fの上流側、下流側に設けられた要素であることを意味するが、総称する場合は省略する。
次に、本実施例における軸受装置3について更に説明する。図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)は、軸受装置3のスラスト方向の一方の端部(奥側の端部)の近傍の構成を示す断面図である。なお、説明の便宜上、軸受装置3に取り付けられた状態の二次転写外ローラ35の回転軸線を通る、二次転写外ローラ35の二次転写内ローラ62への押圧方向と略平行な平面を「中央面F」(図5(a))ともいう。図中符号の末尾の「L」、「R」は、それぞれ搬送方向において中央面Fの上流側、下流側に設けられた要素であることを意味するが、総称する場合は省略する。
本実施例では、二次転写外ローラ35、給電ローラ68を支持する構成、及び給電ローラ68を移動させる構成は、スラスト方向の両端部側にそれぞれ設けられている。そして、該両端部側の構成は、スラスト方向の中央におけるスラスト方向と略直交する平面に対し実質的に面対称の構成とされる。したがって、以下、スラスト方向の一方の端部側の構成に注目して説明する。
軸受装置3は、二次転写外ローラ(第1のローラ)35と、給電ローラ(第2のローラ)68と、二次転写外ローラ35を回転可能に支持する第1の軸受部材102と、給電ローラ68を回転可能に支持する第2の軸受部材106と、を有する。また、軸受装置3は、第1の軸受部材102を取り外し可能に支持し、第2の軸受部材106を移動可能に支持する軸受ホルダ104を有する。第1の軸受部材102が軸受ホルダ104に取り付けられた状態で、二次転写外ローラ35の周面の少なくとも一部が軸受ホルダ104に設けられた開口部(図4(a)、(b))を通して軸受ホルダ104の外部に突出する。また、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104に取り付けられた状態で、給電ローラ68が軸受ホルダ104の内部で二次転写外ローラ35に接触する(図2(a)、(b))。
図5(a)は、装置本体2内で二次転写外ローラ35が中間転写ベルト61を介して二次転写内ローラ62に加圧されている状態を示す。第1の軸受部材102は、軸受ホルダ104に設けられた第1の軸受レール105に対して並進可能(直線運動可能)なように、軸受ホルダ104に支持されている。そして、第1の軸受部材102は、軸受ホルダ104の座面(図示せず)に配置された、圧縮バネで構成された第1の付勢部材111によって、図5(a)中の矢印A方向、すなわち、二次転写内ローラ62の回転中心へ向かう方向に付勢されている。
一方、第2の軸受部材106には、回動軸107を中心として回動可能なアーム108が連結されている。本実施例では、第2の軸受部材106は、アーム108の一端部に一体に形成されている。アーム108の回動軸107は、軸受ホルダ104に取り付けられている。これにより、第2の軸受部材106は、アーム108を介して移動可能に軸受ホルダ104に支持されている。そして、アーム108は、引っ張りバネで構成された第2の付勢部材109によって、図5(a)中の矢印B方向、すなわち、第2の軸受部材106が軸受ホルダ104の開口部104aに向かうように回動する方向に付勢されている。第2の付勢部材109の一端部は軸受ホルダ104に係合され、他端部はアーム108の第2の軸受部材106が形成された側とは反対側の端部に係合されている。これにより、第2の軸受部材106の当接部115が、第1の軸受部材102の受け部110に突き当たる。このように当接部106が受け部110に当接することにより、第1の軸受部材102と第2の軸受部材106との相対位置、すなわち、二次転写外ローラ35と給電ローラ68との軸間距離が決まる。そして、この軸間距離を保ったまま、二次転写外ローラ35は中間転写ベルト61を介して二次転写内ローラ62に加圧される。
第1の軸受部材102は、弾性変形可能な操作部103L、103Rを有する。操作部103L、103Rには、取付係合部(取付突起)112L、112Rが設けられている。取付係合部112L、112Rは、軸受ホルダ104の取付部126L、126Rと係合して、第1の軸受部材102を軸受ホルダ104に取り付けられた状態に維持する。
二次転写外ローラ35が軸受ホルダ104から取り外される際には、第1の軸受部材102の操作部103L、103Rは、作業者によって図5(a)中の矢印C方向、すなわち、中央面F側に押圧されて弾性変形させられる。これにより、取付係合部112L、112Rが図5(a)中の矢印D方向、すなわち、中央面F側に退避し、取付係合部112L、112Rと取付部126L、126Rとの係合が解除される。操作部103L、103Rが押圧された状態のまま、第1の軸受部材102が図5(a)中の矢印A方向に引き抜かれることにより、図5(b)に示すように二次転写外ローラ35及び第1の軸受部材102が軸受ホルダ104から取り外される。
第1の軸受部材102が取り外されることに伴って、第2の付勢部材109の付勢力によってアーム108が図5(a)、(b)中の矢印B方向(時計回り)に回動する。アーム108の回動は、アーム108が軸受ホルダ104に設けられたストッパ113に当接することによって止まる。このようにアーム108が回動することによって、給電ローラ68が軸受ホルダ104の開口部104aに向けて移動する。そして、図5(b)に示すように、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104から取り外された状態では、給電ローラ68の周面68aの少なくとも一部が軸受ホルダ104の開口部104aを通して軸受ホルダ104の外部に突出する。本実施例では、この時、給電ローラ68の周面68aの少なくとも一部が、画像形成装置1の運転時における二次転写部N2の上流側及び下流側近傍の転写材Pの搬送パス面114よりも外側(図中上方)に位置する。つまり、本実施例では、給電ローラ68は、移動手段によって周面の少なくとも一部が搬送ガイド100、101の表面よりも外側に突出する位置に保持される。なお、上記搬送パス面114は、画像形成装置1の運転時のスラスト方向と略直交する断面における、二次転写内ローラ62の回転中心と二次転写外ローラ35の回転中心とを結ぶ直線と直交する二次転写部N2を通る直線で近似できる。このように、二次転写外ローラ35を取り外すことに伴って作業者がアクセスしやすい位置に給電ローラ68が移動してくることによって、給電ローラ68の清掃が容易になる。
二次転写外ローラ35が軸受ホルダ104に取り付けられる際には、図6(a)に示すように、第1の軸受部材102は、作業者によって軸受ホルダ104の第1の軸受レール105に沿って軸受ホルダ104内に挿入される。そして、図6(b)に示すように、第1の軸受部材102の取付係合部112L、112Rが軸受ホルダ104の取付部126L、112Rと係合することによって、第1の軸受部材102の軸受ホルダ104への取り付けが完了する。図6(b)に示す状態が「第1の軸受部材102が軸受ホルダ104に取り付けられた状態」であり、この時の第1の軸受部材102の位置を「取付位置T1」ともいう。
このように、軸受装置3は、第2の軸受部材106に設けられ、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104に取り付けられた状態で第1の軸受部材102に当接して第1の軸受部材102と第2の軸受部材106との相対位置を決める当接部115を有する。また、軸受装置3は、次のような移動手段を有する。つまり、移動手段は、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104から取り外されるのに伴って、第2の軸受部材106を軸受ホルダ104の開口部104aに向けて移動させる。また、移動手段は、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104から取り外された状態で、第2の軸受部材106を給電ローラ68の周面の少なくとも一部が開口部104aを通して軸受ホルダ104の外部に突出する位置に保持する。本実施例では、この移動手段は、アーム108と、第2の付勢部材109と、を有して構成される。アーム108は、第2の軸受部材106と連結され、回動可能に軸受ホルダ104に取り付けられている。第2の付勢部材109は、第2の軸受部材106が開口部104aに向かうようにアーム108を回動させる方向にアーム108を付勢する。そして、第2の軸受部材106は、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104に取り付けられた状態では、第2の付勢部材109によってアーム108を介して付勢されることで当接部115が第1の軸受部材102に当接した状態に維持される。また、第2の軸受部材106は、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104から取り外されるのに伴って、第2の付勢部材109によってアーム108を介して付勢されることで開口部104aに向けて移動する。また、第2の軸受部材106は、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104から取り外された状態でも、第2の付勢部材109によってアーム108を介して付勢される。これにより、第2の軸受部材106は、給電ローラ68の周面の少なくとも一部が開口部104aを通して軸受ホルダ104の外部に突出する位置に保持される。
ここで、二次転写外ローラ35及び第1の軸受部材102を軸受ホルダ104に取り付ける際、図6(a)に示すように、まず第2の軸受部材106に設けられた凸部である衝突回避突起116が、第1の軸受部材102の受け部110に当接する。これにより、第1の軸受部材102を軸受ホルダ104に取り付け始める時に、二次転写外ローラ35の周面と給電ローラ68の周面とが互いに接触しないようになっている。そして、第1の軸受部材102の移動に伴って、アーム108が第2の付勢部材109の付勢力に抗して図6(a)中の矢印E方向(反時計回り)に回動するように押し込まれる。そして、図6(b)に示すように、第1の軸受部材102が取付位置T1に到達した時には、衝突回避突起116は第1の軸受部材102の受け部110から退避する。衝突回避突起116がアーム108と共に回動軸107を中心として回動するためである。これにより、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104に取り付けられた状態では、当接部115が受け部110に当接し、給電ローラ68の周面がこの時にはじめて二次転写外ローラ35の周面に接触する。このようにして、二次転写外ローラ35が軸受ホルダ104に取り付けられる際に二次転写外ローラ102の周面と給電ローラ68の周面とが互いに強く押圧されることによる、二次転写外ローラ35の弾性層へのダメージを防ぐことができる。
このように、本実施例では、軸受装置3は、次のような離間手段を有する。つまり、離間手段は、第1の軸受部材102を軸受ホルダ104に取り付け始める時には、二次転写外ローラ35と給電ローラ68とを離間させる。また、離間手段は、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104に取り付けられた状態では、二次転写外ローラ35と給電ローラ68とが接触することを可能とする。本実施例では、この離間手段は、第2の軸受部材106に設けられ第1の軸受部材102に当接する凸部である衝突回避突起116で構成される。
なお、衝突回避突起116は、第1の軸受部材102を軸受ホルダ104に取り付け始める時、及びその後第1の軸受部材102が取付位置T1に向けて移動する間の少なくとも一部の期間に、二次転写外ローラ35と給電ローラ68とを離間させればよい。本実施例では、衝突回避突起116は、第1の軸受部材102の軸受ホルダ104への取付開始時から取付位置T1に到達する直前まで二次転写外ローラ35の周面と給電ローラ68の周面とを離間させるように設けられている。また、本実施例では、衝突回避突起116は、第2の軸受部材106に設けられた、第1の軸受部材102に当接する凸部で構成されているが、これに限定されるものではない。衝突回避突起116は、第2の軸受部材106と共に移動する部材であるアーム108に設けられていてもよく、また第1の軸受部材102と共に移動する部材に当接するものであってもよい。さらに、衝突回避突起116は、第1の軸受部材102又は第1の軸受部材102と共に移動する部材に設けられた、第2の軸受部材106又は第2の軸受部材106と共に移動する部材と当接する凸部で構成されていてもよい。例えば、図7(a)に示すように、第1の軸受部材102を軸受ホルダ104に取り付け始める時にアーム108と当接する衝突回避突起116を、第1の軸受部材102に設けることができる。この衝突回避突起116は、図7(b)に示すように、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104に取り付けられた状態では、アーム108に形成された凹部(回避部)108aに入り込む。これにより、第2の軸受部材106の当接部115が第1の軸受部材102の受け部110に当接し、給電ローラ68が二次転写外ローラ35に接触することが可能となる。
以上、本実施例によれば、二次転写外ローラ35及び給電ローラ68のうち二次転写外ローラ35だけを容易に交換することができる。また、本実施例によれば、二次転写外ローラ35を取り外した後の給電ローラ68の清掃作業性を向上させることができる。このように、本実施例によれば、第1、第2のローラを支持する構成において、第1のローラだけの交換を可能とし、かつ、第2のローラの清掃作業性を向上させることができる。
[実施例2]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
図8(a)は、第1の軸受部材102が取付位置T1にある状態における本実施例の軸受装置3のスラスト方向の一方の端部(奥側の端部)の近傍の構成を、スラスト方向の内側から見た斜視図である。第1の軸受部材102は、軸受ホルダ104に設けられた第1の軸受レール105に対して並進可能なように、軸受ホルダ104に支持されている。また、第2の軸受部材106は、軸受ホルダ104に設けられた第2の軸受レール117に対して並進可能なように、軸受ホルダ104に支持されている。本実施例では、第1の軸受部材102と第2の軸受部材106との移動方向は略同一方向である。また、第1の軸受部材102は、軸受ホルダ104の座面(図示せず)に配置された、圧縮バネで構成された第1の付勢部材111(図示せず)によって、図8(a)中の矢印A方向、すなわち、二次転写内ローラ62の回転中心へ向かう方向に付勢されている。また、第2の軸受部材106は、軸受ホルダ104の座面(図示せず)に配置された、圧縮バネで構成された第2の付勢部材125によって、図8(a)中の矢印A方向、すなわち、第1の軸受部材102に向かう方向に付勢されている。これにより、第2の軸受部材106の当接部115が第1の軸受部材102の当接部110に突き当たり、第1の軸受部材102と第2の軸受部材106との相対位置、すなわち、二次転写外ローラ35と給電ローラ68との軸間距離が決まる。そして、この軸間距離を保ったまま、二次転写外ローラ35は中間転写ベルト61を介して二次転写内ローラ62に加圧される。
図8(b)は、図8(a)中の矢印b方向(スラスト方向の外側)から見た斜視図である(第1の軸受レール105の図示は省略されている。)。二次転写外ローラ35が軸受ホルダ104から取り外される際には、第1の軸受部材102の操作部103L、103Rが作業者によって図8(b)中の矢印C方向に押圧される。これにより、第1の軸受部材102の取付係合部112L、112Rが図8(b)中の矢印D方向に退避し、取付係合部112L、112Rと軸受ホルダ104の取付部126L、126Rとの係合が解除される。そして、第1の軸受部材102は、操作部103L、103Rが押圧された状態のまま、第1の軸受レール105に沿って図8(b)中の矢印A方向へ引き抜かれる。この時、第1の軸受部材102に設けられた移動係合部(引き上げアーム)118L、118Rが、第2の軸受部材106に設けられた移動部(引き上げ突起)119L、119Rと係合する。なお、図8(b)に示すように、取付位置T1では、移動係合部118L、118Rは、移動部119L、119Rとは係合しないようになっている。
図9(a)は、取付係合部112L、112Rが取付部126L、126Rの上方に出る位置まで第1の軸受部材102が引き上げられた状態の、図8(b)と同様の方向から見た斜視図である。また、図9(b)は、この時の様子を図9(a)中の矢印b方向から見た正面図である。上述のように操作部103R、103Lが押圧された状態のまま第1の軸受部材102が引き上げられていく時、移動係合部118L、118Rに対し中央面Fとは反対側には、軸受ホルダ104に設けられた規制部(リブ)120がある。そのため、操作部103L、103Lを図9(a)、(b)中の矢印C方向へ押圧しても、移動係合部118L、118Rは、中央面Fとは反対側への移動が規制され、移動部119L、119Rから外れることはない。その後、第1の軸受部材102と共に、第2の軸受部材106は第2の軸受レール117に沿って図9(a)、(b)中の矢印A方向に更に引き上げられる。
ここで、図8(a)に示すように、第2の軸受部材106は、弾性変形可能な突起支持部124L、124Rを有する。突起支持部124L、124Rには、保持係合部(仮留め突起)121L、121R及び外れ止め係合部(リミッター突起)122L、122Rが設けられている。図10(a)は、図9(a)の状態から更に第2の軸受部材106が引き上げられた状態を図9(a)中の矢印a方向(スラスト方向の内側)から見た斜視図である。
第2の軸受部材106が図9(a)の状態から更に図9(a)中の矢印A方向に引き上げられると、保持係合部121L、121Rが軸受ホルダ104の第2の軸受レール117上に設けられた保持部123L、123Rに当接する。その状態から第2の軸受部材106が更に引き上げられると、突起支持部124L、124Rが中央面F側に弾性変形させられて、保持係合部121L、121Rが保持部123L、123Rを乗り越える。また、外れ止め係合部122L、122Rが保持部123L、123Rに当接する。つまり、図10(a)に示すように、保持部123L、123Rが保持係合部121L、121Rと外れ止め係合部122L、122Rとの間に入る。これにより、第2の軸受部材106は、それ以上引き上げられなくなり、また落下しないようにその位置に保持(仮留め)される。この時に、第1の軸受部材102の操作部103L、103Rを再度押圧することにより、移動係合部118が中央面Fとは反対側に退避する(図9(b)参照)。この時には、移動係合部118L、118Rに対し中央面Fとは反対側に規制部120が無いからである。これにより、第2の軸受部材106を軸受ホルダ104に残して、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104から取り外される。図10(b)は、この時の様子を図10(a)中の矢印a方向から見た正面図である。
保持係合部121L、121Rが保持部123L、123Rと係合して第2の軸受部材106が仮留めされた状態で、給電ローラ68の周面68aの少なくとも一部が軸受ホルダ104の開口部104aを通して軸受ホルダ104の外部に突出する。本実施例では、この時、給電ローラ68の周面68aの少なくとも一部が、画像形成装置1の運転時における二次転写部N2の上流側及び下流側近傍の転写材Pの搬送パス面114よりも外側(図中上方向)に位置する。こうして、二次転写外ローラ3を取り外すことに伴って作業者がアクセスしやすい位置に給電ローラ68が移動してくることによって、給電ローラ68の清掃作業が容易になる。
このように、本実施例では、移動手段は、移動係合部118L、118Rと、保持係合部121L、121Rと、を有して構成される。移動係合部118L、118Rは、第1の軸受部材102に設けられ、第2の軸受部材106と係合する。また、保持係合部121L、121Rは、第2の軸受部材106に設けられ、軸受ホルダ104と係合する。そして、第2の軸受部材106は、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104から取り外されるのに伴って、移動係合部118L、118Rが第2の軸受部材106と係合することで第1の軸受部材102と共に開口部104aに向けて移動する。また、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104から取り外された状態では、保持係合部121L、121Rが軸受ホルダ104と係合する。これにより、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104から取り外された状態で、第2の軸受部材106は、給電ローラ68の周面の少なくとも一部が開口部104aを通して軸受ホルダ104の外部に突出する位置に保持される。また、第2の軸受部材106は、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104に取り付けられた状態では、軸受ホルダ104に配置された第2の付勢部材125によって付勢されることで、当接部115が第1の軸受部材102に当接した状態に維持される。また、本実施例では、第1の軸受部材102は、保持係合部121L、121Rが軸受ホルダ104に係合した状態で移動係合部118L、118Rと第2の軸受部材106との係合を解除させる解除部を有する。本実施例では、操作部103L、103Rがこの解除部を構成する。ここで、第1の軸受部材102は、軸受ホルダ104と係合して第1の軸受部材102を軸受ホルダ104に取り付けられた状態に維持する取付係合部112L、112Rを有している。そして、本実施例では、解除部としての操作部103L、103Rは、移動係合部118L、118Rと第2の軸受部材106との係合を解除すると共に、取付係合部材112L、112Rと軸受ホルダ104との係合を解除するようになっている。
なお、本実施例では、二次転写外ローラ35が軸受ホルダ104に取り付けられる際には、まず保持係合部121L、121Rと保持部123L、123Rとの係合が解除される。これにより、第2の軸受部材106は、給電ローラ68と共に自重により第2の付勢部材125上に落下する。その後、第1の軸受部材102を取付位置Tに向けて軸受ホルダ104の内部へと挿入する。この時、第1の軸受部材102が取付位置T1に到達する前に、二次転写外ローラ35の周面と給電ローラ68の周面とが接触することになる。ただし、本実施例では、第1の軸受部材102が取付位置T1に到達する前の比較的短い期間だけ二次転写外ローラ35を給電ローラ68に押し付けるだけなので、二次転写外ローラ35への弾性層のダメージは問題にならない程度に抑えることができる。換言すれば、本実施例では、保持部123L、123Rとの係合を解除可能な保持係合部121L、121Rが、第1の軸受部材102を軸受ホルダ104に取り付け始める時には二次転写外ローラ35と給電ローラ68とを離間させる離間手段を構成する。この離間手段はまた、第1の軸受部材102が軸受ホルダ104に取り付けられた状態では、二次転写外ローラ35と給電ローラ68とが接触することを可能とする。
以上、本実施例によれば、実施例1と同様に、二次転写外ローラ35及び給電ローラ68のうち二次転写外ローラ35だけを容易に交換することができる。また、本実施例によれば、実施例1と同様に、二次転写外ローラ35を取り外した後の給電ローラ68の清掃作業性を向上させることができる。また、本実施例によれば、第1の軸受部材102及び第2の軸受部材106を共に並進運動する構成としたことで、構成の簡易化、小型化を図りやすい。
[その他]
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
上述の実施例では、二次転写のための転写装置に関して本発明を適用したが、これに限定されるものではない。例えば、感光ドラムから転写材に直接トナー像を転写するための転写装置に関して本発明を適用することができる。また、本発明は、転写装置に適用することに限定されるものではない。本発明は、第1、第2のローラを支持する構成であれば適用することができ、両ローラのうち外側に配置される第1のローラだけを取り外せると共に、清掃などのために第2のローラにアクセスし易くなるという効果が得られる。
1 画像形成装置
3 軸受装置
4 転写装置
35 二次転写外ローラ(第1のローラ)
68 給電ローラ(第2のローラ)
102 第1の軸受部材
104 軸受ホルダ
106 第2の軸受部材
3 軸受装置
4 転写装置
35 二次転写外ローラ(第1のローラ)
68 給電ローラ(第2のローラ)
102 第1の軸受部材
104 軸受ホルダ
106 第2の軸受部材
Claims (15)
- 第1のローラと、
第2のローラと、
前記第1のローラを回転可能に支持する第1の軸受部材と、
前記第2のローラを回転可能に支持する第2の軸受部材と、
前記第1の軸受部材を取り外し可能に支持し、前記第2の軸受部材を移動可能に支持する軸受ホルダと、
を有し、
前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダに取り付けられた状態で、前記第1のローラの周面の少なくとも一部が前記軸受ホルダに設けられた開口部を通して前記軸受ホルダの外部に突出すると共に、前記第2のローラが前記軸受ホルダの内部で前記第1のローラに接触する軸受装置であって、
前記第2の軸受部材に設けられ、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダに取り付けられた状態で前記第1の軸受部材に当接して前記第1の軸受部材と前記第2の軸受部材との相対位置を決める当接部と、
前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダから取り外されるのに伴って前記第2の軸受部材を前記開口部に向けて移動させ、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダから取り外された状態で前記第2の軸受部材を前記第2のローラの周面の少なくとも一部が前記開口部を通して前記軸受ホルダの外部に突出する位置に保持する移動手段と、
を有することを特徴とする軸受装置。 - 前記移動手段は、
前記第2の軸受部材と連結され、回動可能に前記軸受ホルダに取り付けられたアームと、
前記第2の軸受部材が前記開口部に向かうように前記アームを回動させる方向に前記アームを付勢する付勢部材と、
を有し、
前記第2の軸受部材は、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダに取り付けられた状態では前記付勢部材によって前記アームを介して付勢されることで前記当接部が前記第1の軸受部材に当接した状態に維持され、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダから取り外されるのに伴って前記付勢部材によって前記アームを介して付勢されることで前記開口部に向けて移動し、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダから取り外された状態では前記付勢部材によって前記アームを介して付勢されることで前記第2のローラの周面の少なくとも一部が前記開口部を通して前記軸受ホルダの外部に突出する位置に保持されることを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。 - 前記移動手段は、
前記第1の軸受部材に設けられ前記第2の軸受部材と係合する移動係合部と、
前記第2の軸受部材に設けられ前記軸受ホルダと係合する保持係合部と、
を有し、
前記第2の軸受部材は、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダから取り外されるのに伴って前記移動係合部が前記第2の軸受部材と係合することで前記第1の軸受部材と共に前記開口部に向けて移動し、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダから取り外された状態では前記保持係合部が前記軸受ホルダと係合することで前記第2のローラの周面の少なくとも一部が前記開口部を通して前記軸受ホルダの外部に突出する位置に保持されることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。 - 前記第2の軸受部材は、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダに取り付けられた状態では、前記軸受ホルダに配置された付勢部材によって付勢されることで、前記当接部が前記第1の軸受部材に当接した状態に維持されることを特徴とする請求項3に記載の軸受装置。
- 前記第1の軸受部材は、前記保持係合部が前記軸受ホルダに係合した状態で前記移動係合部と前記第2の軸受部材との係合を解除させる解除部を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の軸受装置。
- 前記第1の軸受部材は、前記軸受ホルダと係合して前記第1の軸受部材を前記軸受ホルダに取り付けられた状態に維持する取付係合部を有し、
前記解除部は、前記移動係合部と前記第2の軸受部材との係合を解除すると共に、前記取付係合部材と前記軸受ホルダとの係合を解除することを特徴とする請求項5に記載の軸受装置。 - 前記第1の軸受部材を前記軸受ホルダに取り付け始める時には前記第1のローラと前記第2のローラとを離間させ、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダに取り付けられた状態では前記第1のローラと前記第2のローラとが接触することを可能とする離間手段を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の軸受装置。
- 前記離間手段は、
前記第1の軸受部材を前記軸受ホルダに取り付け始める時、及びその後前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダに取り付けられた位置に向けて移動する間の少なくとも一部の期間に前記第1の軸受部材又は第1の軸受部材と共に移動する部材に当接し、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダに取り付けられた状態では該当接する位置から退避する、前記第2の軸受部材又は前記第2の軸受部材と共に移動する部材に設けられた凸部、又は
前記第1の軸受部材を前記軸受ホルダに取り付け始める時、及びその後前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダに取り付けられた位置に向けて移動する間の少なくとも一部の期間に前記第2の軸受部材又は前記第2の軸受部材と共に移動する部材に当接し、前記第1の軸受部材が前記軸受ホルダに取り付けられた状態では該当接する位置から退避する、前記第1の軸受部材又は前記第1の軸受部材と共に移動する部材に設けられた凸部であることを特徴とする請求項7に記載の軸受装置。 - 前記第1のローラは、表面が弾性部材で構成された弾性ローラであり、前記第2のローラは、表面が金属で構成された金属ローラであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の軸受装置。
- 前記軸受ホルダには、前記開口部に隣接して配置され前記第1のローラによって搬送される被搬送体をガイドする搬送ガイドが設けられており、前記第2のローラは、前記移動手段によって周面の少なくとも一部が前記搬送ガイドの表面よりも外側に突出する位置に保持されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の軸受装置。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載の軸受装置を有し、
前記第1のローラは、トナーを担持する像担持体から被転写体にトナーを転写させる転写ローラであり、前記第2のローラは、前記第1のローラに電流を供給する給電ローラであることを特徴とする転写装置。 - 前記像担持体は、別の像担持体から一次転写されたトナーを被転写体に二次転写するために搬送する中間転写体であることを特徴とするとする請求項11に記載の転写装置。
- 前記第1のローラは、前記像担持体を介して対向して配置された対向部材との間で前記像担持体を挟持し、
前記対向部材にはトナーの正規の帯電極性と同極性の電圧が印加され、
前記第1のローラは電気的に接地され、
前記第2のローラにはトナーの正規の帯電極性と同極性の電圧が印加されることを特徴とする請求項12に記載の転写装置。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載の軸受装置を有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項11〜13のいずれか一項に記載の転写装置と、前記像担持体と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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- 2017-08-29 US US15/689,446 patent/US10203649B2/en not_active Expired - Fee Related
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