JP2018035699A - エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気騒音を効果的に低減することのできるエアクリーナを提供する。【解決手段】エアクリーナは、インレット11を有する第1ハウジング10と、アウトレット21を有する第2ハウジング20と、第1ハウジング10の上部開口12および第2ハウジング20の下部開口22の間に介設されるフィルタエレメント30とを備える。第1ハウジング10は、その内面から突出する環状壁17と、通気性材料からなるとともに環状壁17の突端に固定された吸音部41とを有する。第1ハウジング10の内面と環状壁17の内周面と吸音部41とによって空気室46が区画形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に供給される空気を濾過するエアクリーナに関するものである。
内燃機関のエアクリーナは、インレットを有する第1ハウジングと、アウトレットを有する第2ハウジングと、第1ハウジングの開口および第2ハウジングの開口の間に介設されたフィルタエレメントとを備えている。
特許文献1のエアクリーナでは、第1ハウジングの内面に発泡樹脂などの多孔質材料からなる吸音部の対向面全体が当接されており、この吸音部によって吸気騒音が低減されている。
特開2000−110682号公報
ところが、上記エアクリーナでは、吸音部による吸気騒音の低減効果には自ずと限界があり、こうした点において改善の余地がある。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸気騒音を効果的に低減することのできるエアクリーナを提供することにある。
上記課題を解決するためのエアクリーナは、インレットを有する第1ハウジングと、アウトレットを有する第2ハウジングと、前記第1ハウジングの開口および前記第2ハウジングの開口の間に介設されるフィルタエレメントとを備えるエアクリーナにおいて、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの少なくとも一方は、その内面から突出する環状の固定リブと、通気性材料からなるとともに前記固定リブの突端に固定された吸音部と、を有し、前記内面と前記固定リブの内周面と前記吸音部とによって空気室が区画形成されている。
上記構成によれば、吸気音が吸音部を通過する際に、吸音部自身や吸音部内部の空隙中の空気が振動し、その結果生じた摩擦によって振動エネルギーが熱エネルギーに変換されることにより、吸気音を低減することができる。しかも、空気室の外方から吸音部に入射される吸気音の入射波と、吸音部を一旦通過して空気室に入った後にハウジングの内面で反射して吸音部に戻ってくる吸気音の反射波とを干渉させることによっても、吸気音を低減することができる。上記構成では、ハウジング内面と吸音部との間に空気室が区画形成されているため、空気室を有していないものと異なり、吸気音が吸音部を通過した後に反射して同吸音部に戻ってくるまでの距離を変更することができる。そのため、吸気音の入射波の一部と反射波の一部とが逆位相になるように上記距離を設定することにより、それら入射波および反射波を相殺させて、吸気音を効果的に低減することができるようになる。このように上記構成によれば、吸気騒音を効果的に低減することができる。
本発明のエアクリーナによれば、吸気騒音を効果的に低減することができる。
一実施形態のエアクリーナの断面図。 同実施形態における第1ハウジングの斜視図。 同実施形態における吸音部および表皮層の斜視図。 同実施形態における吸音部および表皮層が固定された状態の第1ハウジングの斜視図。 同実施形態における空気室およびその周辺の断面図。
以下、エアクリーナの一実施形態について説明する。
図1に示すように、エアクリーナは、車載内燃機関の吸気通路に設けられるものであり、筒状のインレット11を有する第1ハウジング10と、筒状のアウトレット21を有する第2ハウジング20とを備えている。
図1および図2に示すように、第1ハウジング10は、上部開口12を取り囲む周壁13と底壁14とを備えている。上部開口12の周縁には、外周側に向けて突出するフランジ15が全周に渡って形成されている。インレット11は、周壁13の外周面に突設されている。第1ハウジング10は、硬質の合成樹脂材料によって形成されている。
図1に示すように、第2ハウジング20は、下部開口22を取り囲む周壁23と頂壁24とを備えている。下部開口22の周縁には、外周側に向けて突出するフランジ25が全周に渡って形成されている。アウトレット21は、周壁23の外周面に突設されている。第2ハウジング20は、硬質の合成樹脂材料によって形成されている。
第1ハウジング10の上部開口12と第2ハウジング20の下部開口22との間には、フィルタエレメント30が介設されている。フィルタエレメント30は、濾紙や不織布などの濾材シートを襞折りすることにより形成された濾過部31と、濾過部31の外周縁に設けられた環状のシール部32とを有している。
エアクリーナでは、第1ハウジング10のフランジ15と第2ハウジング20のフランジ25とによってフィルタエレメント30のシール部32が挟持されている。このシール部32により、第1ハウジング10と第2ハウジング20との間がシールされている。
第1ハウジング10の底壁14には、吸気騒音を低減するための振動低減構造が配置されている。以下、この振動低減構造について説明する。
図1および図2に示すように、第1ハウジング10の底壁14の内面には固定リブ16A,16Bが突設されている。固定リブ16A,16Bは、互いに平行に延びる2本の固定リブ16Aと同固定リブ16Aに直交する方向において互いに平行に延びる2本の固定リブ16Bとからなり、第1ハウジング10の底壁14の全体において格子状に設けられている。図2に示すように、固定リブ16A,16Bが交差する部分、すなわち固定リブ16A,16Bにおける環状で延びる部分(以下、環状壁17)の各角部には、その突端(上端)に、それぞれ円柱状の固定部18が突出形成されている。
また図1および図2に示すように、第1ハウジング10の底壁14の内面には補強リブ19が突設されている。この補強リブ19は、上記2本の固定リブ16Aの間で、それら固定リブ16Aと平行に延びている。補強リブ19の高さ(底壁14からの突出量)は、固定リブ16A,16Bの高さよりも低くされている。
図1および図3に示すように、第1ハウジング10の内部には、不織布によって形成された吸音部41が取り付けられている。この吸音部41は、環状壁17の突端側の開口(上部開口17A)を塞ぐように設けられている。
吸音部41は、四角板状の減音部43と、同減音部43の上端の周囲全周に形成された平面視四角環状のフランジ部44とを有している。吸音部41を構成する不織布シートは、PET(ポリエチレンテレフタレート)繊維からなる芯部と、同PET繊維よりも融点の低い変性PETからなる鞘部(いずれも図示略)とを有する周知の芯鞘型の複合繊維によって構成されている。吸音部41は、不織布シートを熱プレスすることにより一体に成形されている。この成形に際しては、吸音部41の中央部分(減音部43)の圧縮度と比べて、同吸音部41の周縁部分(フランジ部44)の圧縮度が大きくされている。これにより、減音部43の通気度と比べて、フランジ部44の通気度(本実施形態では、略「0」)が低くなっている。平面視四角環状のフランジ部44の4つの角部には、それぞれ貫通孔(図示略)が形成されている。
吸音部41の上面には表皮層45が固定されている。この表皮層45は平面視四角形状をなしており、吸音部41の上面全体を覆っている。この表皮層45を構成する不織布シートは、PETからなる主繊維と、主繊維同士を結合するPP(ポリプロピレン)からなるバインダ繊維とにより構成されている。表皮層45の通気度は、吸音部41の減音部43の通気度よりも低くなっている。具体的には、表皮層45の通気度は3cm/cm・s〜50cm/cm・sが好ましく、本実施形態では10cm/cm・sになっている。なお、この表皮層45の通気度は、JIS.L.1096.A法に規定されているフラジール形試験機を用いた通気性測定方法に従って測定した値である。平面視四角形状の表皮層45の各角部における吸音部41の貫通孔にあたる部分には、それぞれ貫通孔45Aが形成されている。
吸音部41および表皮層45は、次のように、第1ハウジング10に固定される。
先ず、図2〜図4に示すように、第1ハウジング10の環状壁17の突端の固定部18が、吸音部41の貫通孔と表皮層45の貫通孔45A(図3)とに挿通される。これにより、吸音部41および表皮層45が環状壁17の上部開口17Aを塞いだ状態(図1に示す状態)になる。そして、この状態で、固定部18の突端(詳しくは、表皮層45よりも上方に突出した部分)が熱かしめされる。このようにして吸音部41および表皮層45が環状壁17の上端(突端)に固定される。
そして、このようにして吸音部41および表皮層45を固定することにより、第1ハウジング10の内部には、底壁14の内面と環状壁17の内周面と吸音部41の下面とによって空気室46(図1)が区画形成される。なお本実施形態のエアクリーナでは、吸音部41が、補強リブ19に接触しない構造になっている。
以下、本実施形態による作用について説明する。
エアクリーナの内部を進行する吸気音の波が表皮層45に衝突すると、表皮層45が押されるとともに吸音部41や空気室46内の空気がバネのように作用して同表皮層45が振動するようになる。そして、そうした表皮層45の振動や、同表皮層45と一体の吸音部41の振動が熱エネルギーに変換されることによって吸気音が低減されるようになる。
ここで、表皮層45の通気度が低くなるほど、表皮層45が低い周波数で共振するようになるため、吸気音のうち、より低い周波数成分の音圧レベルを効果的に低減することが可能になる。本実施形態のエアクリーナでは、吸音部41よりも通気度の低い材料からなる表皮層45が同吸音部41の表面全体を覆うように設けられているために、表皮層45が設けられていないエアクリーナと比較して、低い低周波数成分の音圧レベルを効果的に低減することができるようになる。
また、本実施形態のエアクリーナでは、吸音部41の周縁部分(フランジ部44)、すなわち同吸音部41における環状壁17の突端と表皮層45との間に挟まれる部分の通気度が低くなっている。そのため、表皮層45の振動に際して、同表皮層45と環状壁17との間を介して空気室46から空気が漏れたり空気室46内に空気が侵入したりすることが抑えられる。これにより、表皮層45が振動し易くなって、その振動が熱エネルギーに変換され易くなるため、吸気騒音を効果的に低減することができる。
さらに、吸気音の波の一部は、表皮層45を通過して、吸音部41(詳しくは、その減音部43)を通過するようになる。吸気音が吸音部41を通過する際には、吸音部41自身や吸音部41内部の空隙中の空気が振動し、その結果生じた摩擦によって振動エネルギーが熱エネルギーに変換されて、同振動、ひいては吸気音が低減されるようになる。
ここで、仮に吸音部41における空気室46の内方側の面(図1の下方側の面[内面])に表皮層を設けるようにしても、吸音部41を通過して表皮層に到達した吸気音によって同表皮層が振動するようになるため、低周波数成分の音圧レベルを低減することはできる。しかしながら、この場合には、表皮層に到達する前に、低周波数成分を含む吸気音の一部が吸音部41の表面で反射してエアクリーナ内に戻されてしまうため、低周波数成分の音圧レベルを低減する効果が低くなってしまう。この点、本実施形態のエアクリーナでは、吸音部41における空気室46の外方側の面(図1の上方側の面[外面])に表皮層45が設けられているため、低周波数成分の音の全てが一旦表皮層45に入射するようになる。したがって、音圧レベルが低減されることなく低周波成分の音が反射してしまうことを抑えることができ、吸音部41および表皮層45から反射する低周波数成分の音圧レベルを効果的に低減することができる。
また、図5に示すように、表皮層45および吸音部41を通過して空気室46内に侵入した吸気音の波は、第1ハウジング10の内面で反射して吸音部41に戻ってくる。本実施形態のエアクリーナは、このように反射して吸音部41に戻ってくる吸気音(図5中に矢印Aで示す反射波)と空気室46の外方から吸音部41に入射される吸気音(図5中に矢印Bで示す入射波)とを干渉させることによっても、吸気音を低減することの可能な構造になっている。
本実施形態のエアクリーナでは、第1ハウジング10の内面と吸音部41との間に空気室46が区画形成されているため、空気室46を有していないものと異なり、吸気音が吸音部41を通過した後に反射して同吸音部41に戻ってくるまでの距離を変更することができる。そして、本実施形態のエアクリーナでは、各種の実験やシミュレーションの結果をもとに、上記距離が吸気音の入射波の一部と反射波の一部とを逆位相にすることの可能な長さになるように、空気室46の形状が定められている。そのため、本実施形態のエアクリーナによれば、吸気音の入射波および反射波を相殺させて、吸気音を効果的に低減することができる。
さらに本実施形態のエアクリーナでは、空気室46の内部に、第1ハウジング10の底壁14の内面から突出するとともにその突端が吸音部41の下面に接触しない形状の補強リブ19が設けられている。これにより、第1ハウジング10の内面に固定リブ16A,16B、吸音部41、および表皮層45からなる振動低減構造が配置されるとはいえ、同構造の配置部分に、吸音部41や表皮層45の振動の邪魔にならないように補強用のリブを配置することができる。そのため、振動低減構造の配置に起因して第1ハウジング10の剛性が低下してしまうことを抑えることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られる。
(1)吸気音が吸音部41を通過する際に、吸音部41内部の空隙中の空気が振動することによって、同振動、ひいては吸気音を低減することができる。しかも、空気室46の外方から吸音部41に入射される吸気音の入射波と、吸音部41を一旦通過して空気室46に入った後に第1ハウジング10の内面で反射して吸音部41に戻ってくる吸気音の反射波とを干渉(相殺)させることによっても、吸気音を低減することができる。このように本実施形態のエアクリーナによれば、吸気騒音を効果的に低減することができる。
(2)吸音部41よりも通気度の低い材料からなる表皮層45が同吸音部41の外面全体を覆うように設けられているため、表皮層45が設けられていないエアクリーナと比較して、低い低周波数成分の音圧レベルを効果的に低減することができる。
(3)吸音部41のフランジ部44の通気度が減音部43の通気度と比べて低くなっており、フランジ部44が環状壁17の突端に固定されている。これにより、表皮層45が振動し易くなって、その振動が熱エネルギーに変換され易くなるため、吸気騒音を効果的に低減することができる。
(4)空気室46の内部に、第1ハウジング10の底壁14の内面から突出するとともにその突端が吸音部41に接触しない形状の補強リブ19を設けた。そのため、振動低減構造の配置に起因して第1ハウジング10の剛性が低下してしまうことを抑えることができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・吸音部41を、不織布によって形成することに限らず、発泡樹脂(例えば発泡ポリウレタン)などの多孔質材料によって形成してもよい。
・補強リブ19を省略してもよい。また、固定リブ16A,16Bの環状壁17以外の部分を省略することもできる。
・吸音部41のフランジ部44を環状壁17の突端に接着固定する等して、フランジ部44と環状壁17の突端との間を周囲全周に渡ってシールするようにしてもよい。同構成によれば、表皮層45の振動に際して、同表皮層45と環状壁17との間を介して空気室46から空気が漏れたり空気室46内に空気が侵入したりすることを好適に抑えることができる。これにより、表皮層45がより振動し易くなって、その振動が熱エネルギーに変換され易くなるため、吸気騒音をより効果的に低減することができるようになる。
・環状壁17の突端と吸音部41のフランジ部44とを溶着によって固定するようにしてもよい。
・補強リブ19の突端と吸音部41の下面とが当接するように、固定リブ16A,16Bや、補強リブ19、吸音部41の形状を定めてもよい。こうした構成によれば、補強リブ19の取り付け作業に際して同補強リブ19に吸音部41を当接させることにより、補強リブ19を吸音部41の位置決めを行う部材として機能させたり、吸音部41の最大変形位置を定めるストッパ部材として機能させたりすることができる。
・吸音部41の外面に表皮層45を設けることに加えて、吸音部41の内面にも通気性材料からなる表皮層を設けるようにしてもよい。この場合、吸音部41の外面の表皮層45および内面の表皮層として、通気度が互いに異なるものを設けるようにしてもよい。ここで、表皮層の通気度を変更すると、表皮層が共振するようになる周波数が変化するため、音圧レベルを効果的に低減可能な周波数成分も変化する。詳しくは、他の条件が同一であれば、表皮層の通気度が低くなるほど、同表皮層の共振周波数が低くなり、音圧レベルを効果的に低減可能な周波数成分が低い周波数成分になる。したがって、上記エアクリーナのように通気度の異なる表皮層を吸音部41の内面および外面に設けることにより、異なる周波数成分の音圧レベルをそれぞれ効果的に低減することができるようになるため、吸気騒音をより効果的に低減することができるようになる。
・表皮層45を省略してもよい。
・エアクリーナの内部に前記空気室46に準じた空気室を複数設けてもよい。この場合、それら空気室として、容積が互いに異なるものを設けるようにしてもよい。ここで、空気室の容積を変更すると、表皮層の共振周波数が変化するため、音圧レベルを効果的に低減可能な周波数成分も変化する。詳しくは、他の条件が同一であれば、空気室の容積が大きくなるほど、表皮層の共振周波数が低くなり、音圧レベルを効果的に低減可能な周波数成分が低い周波数成分になる。したがって、上記エアクリーナのように容積の異なる複数の空気室を設けることにより、異なる周波数成分の音圧レベルをそれぞれ効果的に低減することができるようになるため、吸気騒音をより効果的に低減することができるようになる。
・振動低減構造を、第1ハウジング10の周壁13に配置したり、第2ハウジング20の周壁23や頂壁24に配置したりしてもよい。
10…第1ハウジング、11…インレット、12…上部開口、13…周壁、14…底壁、15…フランジ、16A,16B…固定リブ、17…環状壁、17A…上部開口、18…固定部、19…補強リブ、20…第2ハウジング、21…アウトレット、22…下部開口、23…周壁、24…頂壁、25…フランジ、30…フィルタエレメント、31…濾過部、32…シール部、41…吸音部、43…減音部、44…フランジ部、45…表皮層、45A…貫通孔、46…空気室。

Claims (5)

  1. インレットを有する第1ハウジングと、アウトレットを有する第2ハウジングと、前記第1ハウジングの開口および前記第2ハウジングの開口の間に介設されるフィルタエレメントとを備えるエアクリーナにおいて、
    前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの少なくとも一方は、その内面から突出する環状の固定リブと、通気性材料からなるとともに前記固定リブの突端に固定された吸音部と、を有し、前記内面と前記固定リブの内周面と前記吸音部とによって空気室が区画形成されている、ことを特徴とするエアクリーナ。
  2. 請求項1に記載のエアクリーナにおいて、
    前記吸音部における前記空気室の外方側の面および内方側の面の少なくとも一方には、同吸音部よりも通気度の低い材料からなる表皮層が設けられている
    ことを特徴とするエアクリーナ。
  3. 請求項2に記載のエアクリーナにおいて、
    前記表皮層は、前記吸音部における前記外方側の面の全体を覆う形状であり、
    前記吸音部は、その周縁部分の通気度が中央部分の通気度と比べて低くなっており、前記周縁部分が前記固定リブの突端に固定されている
    ことを特徴とするエアクリーナ。
  4. 請求項2または3に記載のエアクリーナにおいて、
    前記吸音部および前記表皮層は共に不織布からなる
    ことを特徴とするエアクリーナ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアクリーナにおいて、
    前記空気室の内部には、前記内面から突出するとともにその突端が前記吸音部に接触しない形状の補強リブが設けられている
    ことを特徴とするエアクリーナ。
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