JP2018030353A - サーマル紙 - Google Patents
サーマル紙 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018030353A JP2018030353A JP2016166210A JP2016166210A JP2018030353A JP 2018030353 A JP2018030353 A JP 2018030353A JP 2016166210 A JP2016166210 A JP 2016166210A JP 2016166210 A JP2016166210 A JP 2016166210A JP 2018030353 A JP2018030353 A JP 2018030353A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical code
- paper
- thermal
- printed
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Abstract
Description
また、第一光学コードと第二光学コードとしては、バーコードや二次元コードを適用でき、さらに誤り訂正機能を有する二次元コードが好適に用いられる。そして、第一光学コードと第二光学コードとは、両方がバーコードまたは二次元コードである場合だけでなく、一方がバーコードで他方が二次元コードであっても良い。
また、各紙片部に印刷された少なくとも一個の第一光学コードは、赤外光の照射により第一光学コードに記憶された情報を読み取りできる状態であるものを示している。そのため、例えば、第一光学コードが前記した誤り訂正機能を有するものである場合には、紙片部に印刷された第一光学コードの一部分が隣りの紙片部に印刷されていたとしても、切り離し後に該誤り訂正機能により復元可能であれば、本発明にかかる各紙片部に印刷された第一光学コードに含まれる。
また、第一光学コードを印刷する赤外吸収インキにあって、可視光を読取不能な淡色とは、該可視光の透過率が極めて高い色を示す。
(1)W>2S
(2)T≦W−2S
本実施例のサーマルロール紙1は、図1に示すように、長尺帯状をなし、円筒状の芯材9に巻回されたものであり、後述するサーマルプリンタ51(図5参照)の印字媒体として用いられるものである。サーマルロール紙1は、図4に示すように、長尺帯状の紙基材3の表面に感熱発色層4を備えたものであり、サーマルプリンタ51のサーマルヘッド55による熱印加を介して該感熱発色層4を加熱発色させることにより印字されるものである。尚、本実施例にあって、サーマルロール紙1が、本発明にかかるサーマル紙である。また、本実施例では、サーマルロール紙1が前記芯材9に巻回されてなるものを、以下、ロール体2と言う。
(1)W>2S
(2)T≦W−2S
具体例として、サーマルロール紙1は、その各紙片部12を上記したサーマルプリンタ51で印刷後に切り離して、切り離した紙片部(帳票片)12を入場券や回数券等のチケットとする用途に用いられるものである。ここで、本実施例にあって、サーマルプリンタ51により印字される第二光学コード31には、使用期限や使用可能場所などの必要情報を予め定められた暗号化規則に従って暗号化した情報(以下、暗号化情報)が記憶されると共に、サーマルロール紙1に印刷された第一光学コード21には、該暗号化情報を復号化するための情報(以下、復号化情報)が記憶されている。そのため、前記必要情報を得るためには、第一光学コード21と第二光学コード31との両方を正確に読み取ることが必須となる。換言すれば、第一光学コード21と第二光学コード31との一方のみを読み取っただけでは、必要情報が得られない。このように第一光学コード21と第二光学コード31との関係が設定されている。
上述した実施例では、第一光学コード21の長手方向幅S=10mm、切断間隔W=30mm、印刷間隔T=10mmとして、上記した(1)式および(2)式を満足するように設定したものであるが、これら長手方向幅S、切断間隔W、および印刷間隔Tは、該(1)式と(2)式とを満足すれば、他の値に設定することもでき、上述した実施例と同様の作用効果を奏し得る。また、第二光学コード31のサイズにあっても、切断間隔W内に印字可能であれば、上述した実施例に限らず、適宜設定可能である。
また、上述した実施例では、第一光学コード21を、透明な赤外光吸収インキにより印刷したものであるが、これに限らず、可視光で読取不能な淡色の赤外光吸収インキにより該第一光学コード21を印刷するものであっても良い。この場合にも、可視光で読み取りできず(目視が極めて困難)、コピー機で複写できないことから、上述した本実施例と同様の作用効果を奏し得る。
また、上述した実施例では、第一光学コード21に、第二光学コード31に記憶された暗号化情報を復号するための復号化情報が記憶されたものとしたが、該第一光学コード21と第二光学コード31とに夫々記憶される情報は、これに限らず適宜設定可能である。
また、上述した実施例では、ロール状に巻回されたサーマルロール紙1について説明したが、これに限らず、蛇腹状に折り畳まれたサーマル紙や、矩形状のサーマル紙等であっても良い。これらサーマル紙にあっても、上述した実施例と同様に、コピー機等により不正に複写された物を偽物として容易に判定できる。さらにまた、こうした本発明にかかるサーマル紙(本実施例のサーマルロール紙を含む)は、紙基材の裏面に、粘着剤や擬似接着剤などが塗布されてなるものであっても良い。この構成では、切り離した紙片部を被対象物に貼付することができる。
3 紙基材
4 感熱発色層
12 紙片部
21 第一光学コード
31 第二光学コード
51 サーマルプリンタ
W 切断間隔
T 印刷間隔
S 第一光学コードの長手方法幅
Claims (3)
- 紙基材の表面に、サーマルプリンタによる加熱発色で印字される感熱発色層を備え、該サーマルプリンタによる印字後に切り離される複数の紙片部が設けられたサーマル紙において、
前記サーマルプリンタにより感熱発色層を加熱発色させた発色部位における赤外光の反射率が70%以上かつ可視光の反射率が30%以下となるものであって、
各紙片部の表面には、光学的に読取可能な第一光学コードが、透明または可視光で読取不能な淡色の赤外光吸収インキによって、少なくとも一個印刷されてなり、
さらに、各紙片部の表面に、前記第一光学コードと異なる光学的に読取可能な第二光学コードが、該第一光学コードの少なくとも一部分と重なるように、前記サーマルプリンタによって重複印字されるものであることを特徴とするサーマル紙。 - 複数の紙片部が長手方向に所定の切断間隔で連続して設けられ、ロール状に巻回されたものであって、
第一光学コードが、隣合う切断間隔内に少なくとも一個印刷されるように、該切断間隔と該第一光学コードの長手方向幅とに基づいて定めた印刷間隔をおいて、長手方向に複数印刷されてなるものであることを特徴とする請求項1に記載のサーマル紙。 - 第一光学コードは、その長手方向幅Sが切断間隔Wに対して下記の(1)式を満足するものであって、
該第一光学コードの印刷間隔Tは、該切断間隔Wと第一光学コードの長手方向幅Sとの関係が下記の(2)式を満足するように設定されていることを特徴とする請求項2に記載のサーマル紙。
(1)W>2S
(2)T≦W−2S
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016166210A JP6990375B2 (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | サーマル紙及びサーマル紙を用いた帳票片 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016166210A JP6990375B2 (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | サーマル紙及びサーマル紙を用いた帳票片 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018030353A true JP2018030353A (ja) | 2018-03-01 |
JP6990375B2 JP6990375B2 (ja) | 2022-01-12 |
Family
ID=61304207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016166210A Active JP6990375B2 (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | サーマル紙及びサーマル紙を用いた帳票片 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6990375B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020075434A (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-21 | 小林クリエイト株式会社 | 偽造防止帳票 |
JP2020144418A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | ブラザー工業株式会社 | 画像データ処理プログラム |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04303678A (ja) * | 1991-03-30 | 1992-10-27 | Toppan Printing Co Ltd | 感熱情報記録媒体 |
JPH06286370A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-11 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体 |
JPH0796656A (ja) * | 1993-09-29 | 1995-04-11 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体 |
JPH07186554A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-25 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録体 |
JPH07257041A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-10-09 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体 |
JP2001180125A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Kokusai Chart Co | 偽造防止処理を施した感熱紙 |
JP2009208333A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Kobayashi Create Co Ltd | 情報隠蔽帳票 |
JP2013004024A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Kobayashi Create Co Ltd | 複製防止2次元コード |
-
2016
- 2016-08-26 JP JP2016166210A patent/JP6990375B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04303678A (ja) * | 1991-03-30 | 1992-10-27 | Toppan Printing Co Ltd | 感熱情報記録媒体 |
JPH06286370A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-11 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体 |
JPH0796656A (ja) * | 1993-09-29 | 1995-04-11 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体 |
JPH07186554A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-25 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録体 |
JPH07257041A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-10-09 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体 |
JP2001180125A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Kokusai Chart Co | 偽造防止処理を施した感熱紙 |
JP2009208333A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Kobayashi Create Co Ltd | 情報隠蔽帳票 |
JP2013004024A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Kobayashi Create Co Ltd | 複製防止2次元コード |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020075434A (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-21 | 小林クリエイト株式会社 | 偽造防止帳票 |
JP7215713B2 (ja) | 2018-11-09 | 2023-01-31 | 小林クリエイト株式会社 | 偽造防止帳票 |
JP2020144418A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | ブラザー工業株式会社 | 画像データ処理プログラム |
JP7288596B2 (ja) | 2019-03-04 | 2023-06-08 | ブラザー工業株式会社 | 画像データ処理プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6990375B2 (ja) | 2022-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8962065B2 (en) | Invisible composite security element | |
EP2300238B1 (en) | Shadow image security feature | |
EP2114690B1 (en) | Data carrier with see-through window and method for producing it | |
JP2524675B2 (ja) | デ―タキャリヤ製造方法 | |
JP2010534145A (ja) | 秘匿文書およびこの種の文書におけるレーザーマーキングの形成方法 | |
JP2005327264A (ja) | 可変スペクトラル放射率値を有するインディシアを受け取るラベル | |
BR112012000899B1 (pt) | artigo de segurança e processo de autenticação de referido artigo | |
JP2007030448A (ja) | 機械読み取り可能な情報印刷物 | |
US8367580B2 (en) | Dual-sided thermal security features | |
JP2018030353A (ja) | サーマル紙 | |
ITMI20060985A1 (it) | Metodo antimanomissione applicabile a dati associati a prodotti o documenti,dispositivo antimanomissione e kit per la lettura dei dati su detto dispositivo | |
JP5904009B2 (ja) | 情報コードおよび印刷媒体ならびに発行方法 | |
JP6213227B2 (ja) | 画像表示デバイス、および、画像表示デバイスの製造方法 | |
JP2009113447A (ja) | 番号印刷媒体 | |
JP2018060331A (ja) | 情報コード読み取り装置及びそのシステム、並びに媒体の真贋判定方法 | |
JP5569106B2 (ja) | 画像表示媒体および画像形成方法 | |
JP4899771B2 (ja) | 印刷物 | |
JP2001113861A (ja) | 視覚復号型暗号を利用した記録媒体 | |
JP2015172869A (ja) | 偽造防止媒体用シートおよび偽造防止媒体 | |
JP2006076302A (ja) | 画像形成体 | |
GB2305893A (en) | Toner printer security apparatus | |
JP2015006748A (ja) | 偽造防止媒体用シートおよび偽造防止媒体 | |
JP2008105241A (ja) | 偽造防止印刷物 | |
JP7326940B2 (ja) | 情報記録体および情報記録体の検証方法 | |
JP2005149417A (ja) | プリントパターンデータ付き媒体、識別装置、及びプリントパターンデータ付き媒体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210330 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210526 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211129 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6990375 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |