JP2005149417A - プリントパターンデータ付き媒体、識別装置、及びプリントパターンデータ付き媒体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 切り貼りなどの偽変造を施した媒体を偽変造を施していない正規の媒体とは判別するできるようにしたプリントパターンデータ付き媒体の提供。
【解決手段】 主表面を有する媒体1と、該主表面に第1の特殊インキを用いてプリントされた第1のプリントパターンデータ2と、前記主表面に第1のプリントパターンデータ2に少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いてプリントされた第2のプリントパターンデータ3とを有し、第1及び第2のプリントパターンデータ2及び3は、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
【選択図】 図1
【解決手段】 主表面を有する媒体1と、該主表面に第1の特殊インキを用いてプリントされた第1のプリントパターンデータ2と、前記主表面に第1のプリントパターンデータ2に少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いてプリントされた第2のプリントパターンデータ3とを有し、第1及び第2のプリントパターンデータ2及び3は、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
【選択図】 図1
Description
本発明は、媒体のセキュリティ対策に関し、特に、媒体に、セキュリティ対策のために特殊プリントによりプリントパターンデータを形成したプリントパターンデータ付き媒体に関するものである。本発明は、また、媒体に形成されたプリントパターンデータを識別する装置に関する。本発明は、更に、プリントパターンデータ付き媒体の製造方法に関する。
従来、この種の媒体への特殊プリント技術は存在している。すなわち、媒体に特殊インキを用いてプリントパターンデータをプリントすることは、従来から行われている。そのプリントパターンデータを、ある波長の識別波を用いて識別するセンサも、存在している。
特許文献1には、抽選券の2次元コード(QRコード)上に、特殊インキにて図形パターンを重ねて印刷することが開示されている。
特開2001-26176号公報
しかしながら、ある媒体からプリントパターンデータを切り、それを別の媒体に貼った場合、この別の媒体のプリントパターンデータも、前述のセンサを用いれば、識別することができ、従って、切り貼りなどの偽変造を施した媒体を、偽変造を施されていない正規の媒体から判別できない。
本発明の目的は、切り貼りなどの偽変造を施した媒体を偽変造を施していない正規の媒体とは判別するできるようにしたプリントパターンデータ付き媒体及び該プリントパターンデータ付き媒体のための識別装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、前記プリントパターンデータ付き媒体の製造方法を提供することにある。
本発明によるプリントパターンデータ付き媒体、本発明による識別装置、及び本発明によるプリントパターンデータ付き媒体の製造方法は、以下のとおりである。
(1) 主表面を有する媒体と、該主表面に第1の特殊インキを用いてプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いてプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる識別方法で識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(2) 上記(1)に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(3) 上記(1)に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、前記紫外線インキ、前記蛍光インキ、及び前記赤外線インキのうちの残りの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、前記紫外線インキ、前記蛍光インキ、及び前記赤外線インキのうちの残りの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(4) 上記(1)に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、磁気インキであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記一方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方は、所定の波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記他方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方は、磁気センサを用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、磁気インキであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記一方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方は、所定の波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記他方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方は、磁気センサを用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(5) 主表面を有する媒体と、該主表面に第1の特殊インキを用いてプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いてプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2の特殊インキは互いに異なるものであり、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(6) 上記(5)に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方が、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データのうちの残りの一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方が、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データのうちの残りの一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(7) 上記(5)に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方も、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データの前記一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方も、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データの前記一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(8) 上記(5)に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(9) 上記(5)に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1のプリントパターンデータは、図形を表わす図形データであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
前記第1のプリントパターンデータは、図形を表わす図形データであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(10) 上記(1)〜上記(9)のいずれかに記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記媒体は、熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートのうちの一つ、或いは熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートの少なくとも二つの複合物、或いは紙ベースのリライトカードであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
前記媒体は、熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートのうちの一つ、或いは熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートの少なくとも二つの複合物、或いは紙ベースのリライトカードであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(11) 主表面を有する媒体と、該主表面に第1の特殊インキを用いてプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いてプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2の特殊インキは互いに異なるものであり、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであるプリントパターンデータ付き媒体のための識別装置であって、
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の途中の第1の位置に位置する時に前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方を、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の第2の位置に位置する時に前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方を、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記第2の位置は、前記第1の位置よりも、前記装置筐体奥部に近い位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であることを特徴とする識別装置。
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の途中の第1の位置に位置する時に前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方を、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の第2の位置に位置する時に前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方を、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記第2の位置は、前記第1の位置よりも、前記装置筐体奥部に近い位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であることを特徴とする識別装置。
(12) 主表面を有する媒体と、該主表面に第1の特殊インキを用いてプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いてプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2の特殊インキは互いに異なるものであり、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであるプリントパターンデータ付き媒体のための識別装置であって、
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の途中の第1の位置に位置する時に前記第1のプリントパターンデータを、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の第2の位置に位置する時に前記第2のプリントパターンデータを、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記第2の位置は、前記第1の位置よりも、前記装置筐体奥部に近い位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であることを特徴とする識別装置。
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の途中の第1の位置に位置する時に前記第1のプリントパターンデータを、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の第2の位置に位置する時に前記第2のプリントパターンデータを、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記第2の位置は、前記第1の位置よりも、前記装置筐体奥部に近い位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であることを特徴とする識別装置。
(13) 上記(11)及び上記(12)のいずれかに記載の識別装置において、
前記媒体は、熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートのうちの一つ、或いは熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートの少なくとも二つの複合物、或いは紙ベースのリライトカードであることを特徴とする識別装置。
前記媒体は、熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートのうちの一つ、或いは熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートの少なくとも二つの複合物、或いは紙ベースのリライトカードであることを特徴とする識別装置。
(14) 主表面を有する媒体を用意するステップと、
該主表面に第1の特殊インキを用いて第1のプリントパターンデータをプリントするステップと、
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いて第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる識別方法で識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
該主表面に第1の特殊インキを用いて第1のプリントパターンデータをプリントするステップと、
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いて第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる識別方法で識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
(15) 上記(14)に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
(16) 上記(14)に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、前記紫外線インキ、前記蛍光インキ、及び前記赤外線インキのうちの残りの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、前記紫外線インキ、前記蛍光インキ、及び前記赤外線インキのうちの残りの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
(17) 上記(14)に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、磁気インキであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記一方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方は、所定の波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記他方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方は、磁気センサを用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、磁気インキであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記一方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方は、所定の波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記他方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方は、磁気センサを用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
(18) 主表面を有する媒体を用意するステップと、
該主表面に第1の特殊インキを用いて第1のプリントパターンデータをプリントするステップと、
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いて第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2の特殊インキは互いに異なるものであり、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
該主表面に第1の特殊インキを用いて第1のプリントパターンデータをプリントするステップと、
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いて第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2の特殊インキは互いに異なるものであり、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
(19) 上記(18)に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方が、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データのうちの残りの一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方が、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データのうちの残りの一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
(20) 上記(18)に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方も、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データの前記一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方も、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データの前記一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
(21) 上記(18)に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
(22) 上記(18)に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1のプリントパターンデータは、図形を表わす図形データであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
前記第1のプリントパターンデータは、図形を表わす図形データであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
(23) 上記(14)〜上記(22)のいずれかに記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記媒体は、熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートのうちの一つ、或いは熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートの少なくとも二つの複合物、或いは紙ベースのリライトカードであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
前記媒体は、熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートのうちの一つ、或いは熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートの少なくとも二つの複合物、或いは紙ベースのリライトカードであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
(24) 主表面を有する媒体と、該主表面にプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うようにプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、感熱紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように前記感熱紙を発色させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、感熱紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように前記感熱紙を発色させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(25) 主表面を有する媒体と、該主表面にプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うようにプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、熱転写用紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように熱転写リボンを用いて熱転写させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、熱転写用紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように熱転写リボンを用いて熱転写させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
(26) 主表面を有する媒体と、該主表面にプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うようにプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであるプリントパターンデータ付き媒体のための識別装置であって、
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の一位置に位置する時に前記第1のプリントパターンデータを、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の他位置に位置する時に前記第2のプリントパターンデータを、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記他位置は、前記一位置とは異なる位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であり、
前記媒体は、感熱紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように前記感熱紙を発色させることによりプリントされたものであり、
前記第2の波長は、可視光の波長であり、
前記第1の波長は、赤外線或いは紫外線の波長であることを特徴とする識別装置。
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の一位置に位置する時に前記第1のプリントパターンデータを、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の他位置に位置する時に前記第2のプリントパターンデータを、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記他位置は、前記一位置とは異なる位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であり、
前記媒体は、感熱紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように前記感熱紙を発色させることによりプリントされたものであり、
前記第2の波長は、可視光の波長であり、
前記第1の波長は、赤外線或いは紫外線の波長であることを特徴とする識別装置。
(27) 主表面を有する媒体と、該主表面にプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うようにプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであるプリントパターンデータ付き媒体のための識別装置であって、
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の一位置に位置する時に前記第1のプリントパターンデータを、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の他位置に位置する時に前記第2のプリントパターンデータを、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記他位置は、前記一位置とは異なる位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であり、
前記媒体は、熱転写用紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように熱転写リボンを用いて熱転写させることによりプリントされたものであり、
前記第2の波長は、可視光の波長であり、
前記第1の波長は、赤外線或いは紫外線の波長であることを特徴とする識別装置。
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の一位置に位置する時に前記第1のプリントパターンデータを、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の他位置に位置する時に前記第2のプリントパターンデータを、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記他位置は、前記一位置とは異なる位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であり、
前記媒体は、熱転写用紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように熱転写リボンを用いて熱転写させることによりプリントされたものであり、
前記第2の波長は、可視光の波長であり、
前記第1の波長は、赤外線或いは紫外線の波長であることを特徴とする識別装置。
(28) 第1のプリントパターンデータがプレプリントされた主表面を有する媒体を用意するステップと、
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、感熱紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように前記感熱紙を発色させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、感熱紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように前記感熱紙を発色させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
(29) 第1のプリントパターンデータがプレプリントされた主表面を有する媒体を用意するステップと、
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、熱転写用紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように熱転写リボンを用いて熱転写させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、熱転写用紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように熱転写リボンを用いて熱転写させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
上記特許文献1は、上記(1)、上記(5)、上記(11)、上記(12)、上記(14)、及び上記(18)における、第1及び第2のプリントパターンデータが第1の特殊インキ及び第2の特殊インキを用いて重なり合うようにプリントされることを開示していない。すなわち、上記特許文献1は、第1及び第2のプリントパターンデータを両方とも、互いに異なる特殊インキを用いて重なり合うようにプリントすることを開示していない。
また、特許文献1は、上記(24)、上記(26)、及び上記(28)における、「前記媒体は、感熱紙であり、前記第1のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、前記第2のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように前記感熱紙を発色させることによりプリントされたものである」ことを開示していない。
更に、特許文献1は、上記(25)、上記(27)、及び上記(29)における、「前記媒体は、熱転写用紙であり、前記第1のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、前記第2のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように熱転写リボンを用いて熱転写させることによりプリントされたものである」ことを開示していない。
本発明によれば、第1及び第2のプリントパターンデータの一方を切り貼りなどして偽変造を施した媒体を得たとしても第1及び第2のプリントパターンデータの他方を識別することが困難なため、セキュリティ対策が可能となる。
すなわち、本発明によれば、切り貼りなどの偽変造を施した媒体を偽変造を施していない正規の媒体とは判別するできるプリントパターンデータ付き媒体、該プリントパターンデータ付き媒体のための識別装置、及び該プリントパターンデータ付き媒体の製造方法が得られる。
次に、本発明の一実施形態によるプリントパターンデータ付き媒体について説明する。
本実施形態によるプリントパターンデータ付き媒体では、媒体の実質同一位置に、互いに異なる第1及び第2の波長の識別波を用いて識別される第1及び第2のプリントパターンデータが特殊プリントによりプリントされている。この際、第1及び第2のプリントパターンデータは、互いに少なくとも一部が重なり合うように媒体にプリントされれば良い。
また、識別装置は、第1及び第2の波長の識別波をそれぞれ別個に発光し、第1及び第2のプリントパターンデータをそれぞれ識別する機能を有する。
このようにして、本実施形態では、媒体の実質同一位置に、第1及び第2の波長の識別波を用いて識別される第1及び第2のプリントパターンデータがプリントされており、識別装置は、第1及び第2の波長の識別波をそれぞれ別個に発光し、第1及び第2のプリントパターンデータをそれぞれ識別するため、第1及び第2のプリントパターンデータの切り貼りなどの偽変造により第1及び第2のプリントパターンデータのどちらか一方が偽変造されたとしても、第1及び第2のプリントパターンデータの他方を生成することが困難なため、セキュリティ対策が可能となる。
このように本実施形態は、 媒体へ2種類以上の識別波長によりそれぞれ識別可能な2個以上のプリントパターンデータをプリントすることと、それらを別々に識別する識別装置により媒体のセキュリティ対策(特に切り貼り)に効果がある。
次に、本発明の一実施例によるプリントパターンデータ付き媒体について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、上記実施例によるプリントパターンデータ付き媒体は、主表面を有する媒体(例えば、熱転写用紙)1と、主表面に第1の特殊インキを用いて特殊プリントされた第1のプリントパターンデータ(例えば、複数の図形を表わす図形データ)2と、主表面に第1のプリントパターンデータ2に少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いてプリントされた第2のプリントパターンデータ(例えば、媒体1の認識コード(ABCIIZXYS)を表わしている)3とを有している。
第1及び第2のプリントパターンデータ2及び3は、互いに異なる識別方法で識別されるものである。すなわち、第1及び第2のプリントパターンデータ2及び3は、互いに異なる第1及び第2の波長の識別波を吸収する第1及び第2の特殊インキにより構成されており、互いに異なる第1及び第2の波長の識別波を用いて識別されるものである。
次に、上記実施例によるプリントパターンデータ付き媒体の製造方法について説明する。
先ず、図2に示した様に、主表面を有する媒体1を用意し、主表面に第1の特殊インキを用いて第1のプリントパターンデータ2をプレプリントする。
次に、図1に示したように、媒体1の主表面に、第1のプリントパターンデータ2に少なくとも一部が重なり合うように、第2の特殊インキを用いて第2のプリントパターンデータ3をプリントする。
これによって、上記実施例によるプリントパターンデータ付き媒体が完成する。
このプリントパターンデータ付き媒体の第1のプリントパターンデータ2は、図3(A)に示したように、第1の波長の識別波を発生する第1のセンサ4(後述の識別装置に備えられる)によって識別される。すなわち、第1のセンサ4の波長では、第1の特殊インキによる第1のプリントパターンデータ2を検出することができる。他方、本プリントパターンデータ付き媒体の第2のプリントパターンデータ3は、図3(B)に示したように、第2の波長の識別波を発生する第2のセンサ5(後述の識別装置に備えられる)によって識別される。すなわち、第2のセンサ5の波長では、第2の特殊インキによる第2のプリントパターンデータ3を検出することができる。
図4を参照すると、上記実施例によるプリントパターンデータ付き媒体のための識別装置7が示されており、この識別装置7は、図3(A)及び(B)に示した第1及び第2のセンサ4及び5を備えている。
詳細には、識別装置7は、前記プリントパターンデータ付き媒体が挿入排出口から搬送通路71に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体72と、識別装置筐体72内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が搬送通路71の途中の第1の位置に位置する時に第1のプリントパターンデータ2(図1及び図3(A))を、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサ4と、識別装置筐体72内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が搬送通路71の第2の位置に位置する時に第2のプリントパターンデータ3(図1及び図3(B))を、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサ5とを、有し、第2の位置は、第1の位置よりも、装置筐体奥部に近い位置である。
なお、図4において、第2及び第1のセンサ5及び4をそれぞれ第1の位置及び第2の位置に設け、前記プリントパターンデータ付き媒体が搬送通路71の第1の位置に位置する時に第2のプリントパターンデータ3(図1及び図3(B))を第2のセンサ5によって識別し、前記プリントパターンデータ付き媒体が搬送通路71の第2の位置に位置する時に第1のプリントパターンデータ2(図1及び図3(A))を第1のセンサ4によって識別するようにしても良い。
図4の識別装置7においては、偽変造を施されていないプリントパターンデータ付き媒体では、第1のプリントパターンデータ2(図1及び図3(A))及び第2のプリントパターンデータ3(図1及び図3(B))が存在しているので、図3(A)及び(B)のように、識別装置7の第1のセンサ4及び第2のセンサ5で第1のプリントパターンデータ2及び第2のプリントパターンデータ3をそれぞれ検出することができる。
しかし、切り貼りで第2のプリントパターンデータ3(図1)の複製品を作り偽造した場合は、図5(B)のように、識別装置7の第2のセンサ5で第2のプリントパターンデータ3を検出することができるかもしれないが、図5(A)のように、識別装置7の第1のセンサ1でプリントパターンデータ6は正常な第1のプリントパターンデータ2として読みとれないため、偽変造と判別可能となる。
(1) 第1のプリントパターンデータ2及び第2のプリントパターンデータ3としては、以下のデータを用いることができる。
1)バーコードを表わすバーコードデータ
2)OCR文字データ
3)図形を表わす図形データ
4)文字及び数字を表わすコードデータ
以上のデータは、同じものを選択しても可能。ただし、その場合、異なる第1及び第2の波長で識別可能とする。
2)OCR文字データ
3)図形を表わす図形データ
4)文字及び数字を表わすコードデータ
以上のデータは、同じものを選択しても可能。ただし、その場合、異なる第1及び第2の波長で識別可能とする。
5)磁気データ(第1のプリントパターンデータ2及び第2のプリントパターンデータ3の一方のみに用いる)
(2) 互いに異なる識別方法としては以下の例がある。
(2) 互いに異なる識別方法としては以下の例がある。
1)異なる波長で識別できる特殊インキ(紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキ)
2)特殊インキの別の例としての磁気インキと特殊インキ(紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキ)
(3) 媒体1には、以下の例がある。
2)特殊インキの別の例としての磁気インキと特殊インキ(紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキ)
(3) 媒体1には、以下の例がある。
1)熱転写用紙
2)感熱紙
3)プラスチックシート
4)熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートの少なくとも二つの複合物
5)紙ベースのリライトカード
(4) 第1のセンサ及び第2のセンサ4としては以下の例がある。
2)感熱紙
3)プラスチックシート
4)熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートの少なくとも二つの複合物
5)紙ベースのリライトカード
(4) 第1のセンサ及び第2のセンサ4としては以下の例がある。
1)ポイントセンサ
2)ラインセンサ(イメージセンサ)
3)磁気センサ(磁気インキによる磁気データの識別或いは読取)
次に本発明の特別な実施例によるプリントパターンデータ付き媒体について図1を参照して説明する。
2)ラインセンサ(イメージセンサ)
3)磁気センサ(磁気インキによる磁気データの識別或いは読取)
次に本発明の特別な実施例によるプリントパターンデータ付き媒体について図1を参照して説明する。
図1において、この特別の実施例によるプリントパターンデータ付き媒体も、上述した一実施例と同様に、主表面を有する媒体1と、該主表面にプリントされた第1のプリントパターンデータ2と、前記主表面に第1のプリントパターンデータ2に少なくとも一部が重なり合うようにプリントされた第2のプリントパターンデータ3とを有し、第1及び第2のプリントパターンデータ2及び3は、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものである。
この特別の実施例では、媒体1が感熱紙である場合或いは媒体1が熱転写用紙である場合を対象とする。
媒体1が感熱紙である場合:
第1のプリントパターンデータ2は、上述の実施例同様に、感熱紙1の主表面に特殊インキを用いてプリントされている。
第1のプリントパターンデータ2は、上述の実施例同様に、感熱紙1の主表面に特殊インキを用いてプリントされている。
しかし、第2のプリントパターンデータ3は、感熱紙1の主表面に第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように感熱紙1を発色させることによりプリントされている。
第2のプリントパターンデータ3は、可視光の識別波を用いて識別され、第1のプリントパターンデータ2は、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものである。
媒体1が熱転写用紙である場合:
第1のプリントパターンデータ2は、上述の実施例同様に、熱転写用紙1の主表面に特殊インキを用いてプリントされている。
第1のプリントパターンデータ2は、上述の実施例同様に、熱転写用紙1の主表面に特殊インキを用いてプリントされている。
しかし、第2のプリントパターンデータ3は、熱転写用紙1の主表面に第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように熱転写リボンを用いて熱転写プリンタなどにより熱転写させることによりプリントされている。
第2のプリントパターンデータ3は、可視光の識別波を用いて識別され、第1のプリントパターンデータ2は、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものである。
上記特別の実施例によるプリントパターンデータ付き媒体の識別を行うため、図4の識別装置は、本プリントパターンデータ付き媒体が搬送通路の一位置に位置する時に第1のプリントパターンデータ2を、赤外線或いは紫外線の波長(第1の波長)の識別波を用いて識別する第1のセンサ4と、プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の他位置に位置する時に第2のプリントパターンデータ3を、可視光の波長(第2の波長)の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有するものとすれば良い。
上記特別の実施例によるプリントパターンデータ付き媒体を製造する際には、まず、図2のように、第1のプリントパターンデータ2がプレプリントされた主表面を有する媒体(感熱紙または熱転写用紙)1を用意する。
そして、図1のように、媒体(感熱紙または熱転写用紙)1の主表面に第1のプリントパターンデータ2に少なくとも一部が重なり合うように第2のプリントパターンデータ3をプリントする。この際、媒体1が感熱紙である場合、感熱紙の主表面に第1のプリントパターンデータ2に少なくとも一部が重なり合うように第2のプリントパターンデータ3を感熱紙を発色させることによりプリントする。或いは、媒体1が熱転写用紙である場合、熱転写用紙1の主表面に第1のプリントパターンデータ2に少なくとも一部が重なり合うように第2のプリントパターンデータ3を熱転写リボンを用いて熱転写プリンタなどにより熱転写させることによりプリントする。
これによって、上記特別の実施例によるプリントパターンデータ付き媒体が完成する。
本発明は、有価証券、金券、紙幣、重要な書類を取り扱う業務分野に利用の可能性が高い。
1 媒体
2 第1のプリントパターンデータ
3 第2のプリントパターンデータ
4 第1のセンサ
5 第2のセンサ
7 識別装置
71 搬送通路
72 識別装置筐体
2 第1のプリントパターンデータ
3 第2のプリントパターンデータ
4 第1のセンサ
5 第2のセンサ
7 識別装置
71 搬送通路
72 識別装置筐体
Claims (29)
- 主表面を有する媒体と、該主表面に第1の特殊インキを用いてプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いてプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる識別方法で識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
- 請求項1に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。 - 請求項1に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、前記紫外線インキ、前記蛍光インキ、及び前記赤外線インキのうちの残りの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。 - 請求項1に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、磁気インキであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記一方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方は、所定の波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記他方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方は、磁気センサを用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。 - 主表面を有する媒体と、該主表面に第1の特殊インキを用いてプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いてプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2の特殊インキは互いに異なるものであり、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。
- 請求項5に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方が、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データのうちの残りの一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。 - 請求項5に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方も、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データの前記一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。 - 請求項5に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。 - 請求項5に記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記第1のプリントパターンデータは、図形を表わす図形データであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。 - 請求項1〜9のいずれかに記載のプリントパターンデータ付き媒体において、
前記媒体は、熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートのうちの一つ、或いは熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートの少なくとも二つの複合物、或いは紙ベースのリライトカードであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。 - 主表面を有する媒体と、該主表面に第1の特殊インキを用いてプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いてプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2の特殊インキは互いに異なるものであり、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであるプリントパターンデータ付き媒体のための識別装置であって、
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の途中の第1の位置に位置する時に前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方を、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の第2の位置に位置する時に前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方を、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記第2の位置は、前記第1の位置よりも、前記装置筐体奥部に近い位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であることを特徴とする識別装置。 - 主表面を有する媒体と、該主表面に第1の特殊インキを用いてプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いてプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2の特殊インキは互いに異なるものであり、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであるプリントパターンデータ付き媒体のための識別装置であって、
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の途中の第1の位置に位置する時に前記第1のプリントパターンデータを、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の第2の位置に位置する時に前記第2のプリントパターンデータを、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記第2の位置は、前記第1の位置よりも、前記装置筐体奥部に近い位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であることを特徴とする識別装置。 - 請求項11及び12のいずれかに記載の識別装置において、
前記媒体は、熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートのうちの一つ、或いは熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートの少なくとも二つの複合物、或いは紙ベースのリライトカードであることを特徴とする識別装置。 - 主表面を有する媒体を用意するステップと、
該主表面に第1の特殊インキを用いて第1のプリントパターンデータをプリントするステップと、
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いて第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる識別方法で識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。 - 請求項14に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。 - 請求項14に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、前記紫外線インキ、前記蛍光インキ、及び前記赤外線インキのうちの残りの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。 - 請求項14に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2の特殊インキの一方が、紫外線インキ、蛍光インキ、及び赤外線インキのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの他方が、磁気インキであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記一方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方は、所定の波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記第1及び前記第2の特殊インキの前記他方を用いてプリントされた前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方は、磁気センサを用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。 - 主表面を有する媒体を用意するステップと、
該主表面に第1の特殊インキを用いて第1のプリントパターンデータをプリントするステップと、
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2の特殊インキを用いて第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2の特殊インキは互いに異なるものであり、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。 - 請求項18に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方が、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データのうちの残りの一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。 - 請求項18に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、図形を表わす図形データ、バーコードを表わすバーコードデータ、及び文字及び数字を表わすコードデータのうちの一つであり、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの他方も、前記図形データ、前記バーコードデータ、及び前記文字データの前記一つであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。 - 請求項18に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータの一方が、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。 - 請求項18に記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記第1のプリントパターンデータは、図形を表わす図形データであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記媒体の認識コードを表わしていることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。 - 請求項14〜22のいずれかに記載のプリントパターンデータ付き媒体の製造方法において、
前記媒体は、熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートのうちの一つ、或いは熱転写用紙、感熱紙、及びプラスチックシートの少なくとも二つの複合物、或いは紙ベースのリライトカードであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。 - 主表面を有する媒体と、該主表面にプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うようにプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、感熱紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように前記感熱紙を発色させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。 - 主表面を有する媒体と、該主表面にプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うようにプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、熱転写用紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように熱転写リボンを用いて熱転写させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体。 - 主表面を有する媒体と、該主表面にプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うようにプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであるプリントパターンデータ付き媒体のための識別装置であって、
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の一位置に位置する時に前記第1のプリントパターンデータを、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の他位置に位置する時に前記第2のプリントパターンデータを、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記他位置は、前記一位置とは異なる位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であり、
前記媒体は、感熱紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように前記感熱紙を発色させることによりプリントされたものであり、
前記第2の波長は、可視光の波長であり、
前記第1の波長は、赤外線或いは紫外線の波長であることを特徴とする識別装置。 - 主表面を有する媒体と、該主表面にプリントされた第1のプリントパターンデータと、前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うようにプリントされた第2のプリントパターンデータとを有し、前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであるプリントパターンデータ付き媒体のための識別装置であって、
挿入口を有し、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記挿入口から搬送通路に沿って装置筐体奥部まで挿入される識別装置筐体と、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の一位置に位置する時に前記第1のプリントパターンデータを、第1の波長の識別波を用いて識別する第1のセンサと、前記識別装置筐体内に設けられ、前記プリントパターンデータ付き媒体が前記搬送通路の他位置に位置する時に前記第2のプリントパターンデータを、第2の波長の識別波を用いて識別する第2のセンサとを、有し、前記他位置は、前記一位置とは異なる位置であり、前記第2の波長は前記第1の波長とは異なる波長であり、
前記媒体は、熱転写用紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように熱転写リボンを用いて熱転写させることによりプリントされたものであり、
前記第2の波長は、可視光の波長であり、
前記第1の波長は、赤外線或いは紫外線の波長であることを特徴とする識別装置。 - 第1のプリントパターンデータがプレプリントされた主表面を有する媒体を用意するステップと、
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、感熱紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記感熱紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように前記感熱紙を発色させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。 - 第1のプリントパターンデータがプレプリントされた主表面を有する媒体を用意するステップと、
前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように第2のプリントパターンデータをプリントするステップとを有し、
前記第1及び前記第2のプリントパターンデータは、互いに異なる波長の識別波を用いて識別されるものであり、
前記媒体は、熱転写用紙であり、
前記第1のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に特殊インキを用いてプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、前記熱転写用紙の前記主表面に前記第1のプリントパターンデータに少なくとも一部が重なり合うように熱転写リボンを用いて熱転写させることによりプリントされたものであり、
前記第2のプリントパターンデータは、可視光の識別波を用いて識別され、
前記第1のプリントパターンデータは、赤外線或いは紫外線の識別波を用いて識別されるものであることを特徴とするプリントパターンデータ付き媒体の製造方法。
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JP2009137129A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体及び読み取り方法 |
JP2013077763A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Toppan Printing Co Ltd | プリント配線板 |
JP2016221807A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 理想科学工業株式会社 | 磁気印刷方法 |
JP2017001246A (ja) * | 2015-06-09 | 2017-01-05 | 小林クリエイト株式会社 | 光学読取帳票および該光学読取帳票の真贋判定方法 |
FR3044964A1 (fr) * | 2015-12-14 | 2017-06-16 | Franck Andre-Marie Guigan | Marquage de securite a impressions multiples superposees |
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2003
- 2003-11-19 JP JP2003389784A patent/JP2005149417A/ja active Pending
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