JP2009137129A - 情報記録媒体及び読み取り方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より優れた偽造防止効果を発揮する情報記録媒体を提供する。
【解決手段】本発明の情報記録媒体1は、赤外線反射性を有している基材30と、前記基材30上に設けられ、赤外領域内に吸収ピーク波長を有している赤外線吸収性インキからなり、前記吸収ピーク波長の光で照明して前記吸収ピーク波長の反射光を観察したときに第1画像を表示する第1印刷パターン10と、前記基材30上に設けられ、赤外領域内であって前記吸収ピーク波長とは異なる位置に発光ピーク波長を有している蛍光インキからなり、前記蛍光インキを発光させて前記発光ピーク波長の反射光を観察したときに前記第1画像の位置と少なくとも部分的に重なり合った位置に第2画像を表示する第2印刷パターン20とを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、情報記録媒体及び読み取り方法に関する。
クレジットカード、パスポート及び有価証券などの媒体には、偽造が困難であることが望まれる。そのため、このような媒体には、特定の情報が記録された識別マークが設けられることが多い。この場合、当該識別マークを読み取ることにより、上記媒体が真正品であることなどの確認を行うことができる。
識別マークが設けられた媒体の偽造を防止するためには、上記識別マークの偽造及び改ざんを抑止する必要がある。そのため、上記識別マークが不正に読み取られるのを妨げるべく、様々な工夫が為されている。
例えば、特許文献1には、赤外線吸収性に優れ且つ可視光の吸収が少ないインキ組成物を用いて識別マークを形成することにより、識別マークを目視によって視認され難くする技術が開示されている。
また、特許文献2には、近赤外領域に蛍光波長を有する複数の蛍光インキを用いて識別マークを形成することにより、識別マークを目視によって視認され難くすると共に、単一の蛍光インキを使用した場合と比較して検出感度をより向上させる技術が開示されている。
特開2000−309736号公報 特許第3391825号公報
しかしながら、これらの技術を適用して識別マークを形成した情報記録媒体であっても、通常の赤外線カメラなどを使用することにより比較的容易に識別マークが読み取られてしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、この問題点を解決し、より優れた偽造防止効果を発揮する情報記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によると、赤外線反射性を有している基材と、前記基材上に設けられ、赤外領域内に吸収ピーク波長を有している赤外線吸収性インキからなり、前記吸収ピーク波長の光で照明して前記吸収ピーク波長の反射光を観察したときに第1画像を表示する第1印刷パターンと、前記基材上に設けられ、赤外領域内であって前記吸収ピーク波長とは異なる位置に発光ピーク波長を有している蛍光インキからなり、前記蛍光インキを発光させて前記発光ピーク波長の反射光を観察したときに前記第1画像の位置と少なくとも部分的に重なり合った位置に第2画像を表示する第2印刷パターンとを具備したことを特徴とする情報記録媒体が提供される。
本発明の第2側面によると、第1側面に係る情報記録媒体に赤外線を照射し、これにより前記情報記録媒体が放射する光を、前記蛍光インキの発光を遮り且つ前記赤外線吸収性インキが吸収を示す波長域の赤外光の少なくとも一部を透過させる第1光学フィルタを介して検出することによって前記第1画像を読み取ることと、前記情報記録媒体に前記蛍光インキの蛍光を生じさせる励起光を照射し、これにより前記情報記録媒体が放射する光を、前記赤外線吸収性インキが吸収を示す波長域の赤外光を遮り且つ前記蛍光インキの発光の少なくとも一部を透過させる第2光学フィルタを介して検出することによって前記第2画像を読み取ることとを含んだことを特徴とする読み取り方法が提供される。
本発明によると、より優れた偽造防止効果を発揮する情報記録媒体を提供することが可能となる。
以下、本発明の態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1乃至図3は、本発明の一態様に係る情報記録媒体を概略的に示す平面図である。図4は、図1乃至図3に示す情報記録媒体のIV−IV線に沿った断面の一部分を示す拡大図である。
情報記録媒体1は、基材30と、基材30上に設けられた第1印刷パターン10及び第2印刷パターン20と、これらを被覆しているインキ層40とを含んでいる。
基材30は、赤外線反射性を有している。この基材30としては、例えば、白色コート紙又は白色のプラスチック板を使用することができる。この基材30は、その全体が赤外線を反射する機能を有していてもよく、その一部のみが赤外線を反射する機能を有していてもよい。ここでは、一例として、基材30は、その全体が赤外線を反射する機能を有しているとする。
第1印刷パターン10は、赤外領域内に吸収ピーク波長を有している赤外線吸収性インキからなる。この赤外線吸収性インキとしては、典型的には、可視光の吸収が少ないものを使用する。このような赤外線吸収性インキとしては、例えば、フタロシアニン化合物及び熱線ガラスなどの赤外線吸収性染料又は顔料と透明樹脂との混合物を使用することができる。
典型的には、第1印刷パターン10は、肉眼での識別が不可能又は困難な潜像を形成している。そして、この第1印刷パターン10は、赤外線を照射して上記吸収ピーク波長の反射光を観察することにより、第1画像11を表示する。この第1画像11は、例えば、1次元又は2次元コードなどの識別マークである。図2には、その一例として、1次元コードを描いている。
第2印刷パターン20は、赤外領域内であって上記吸収ピーク波長とは異なる位置に発光ピーク波長を有している蛍光インキからなる。この蛍光インキとしては、典型的には、可視光の吸収及び可視領域における発光が少ないものを使用する。このような蛍光インキとしては、例えば、可視光の吸収及び可視領域における発光が少ない赤外蛍光体と透明樹脂との混合物を使用することができる。この赤外蛍光体としては、例えば、一般式Ln1-x-yNdxYby3(MO44(LnはBi、Ce、Ga、Gd、In,La、Lu、Sb、Sc及びYからなる群より選択される少なくとも一種類の元素、AはK及びNaからなる群より選択される少なくとも一種類の元素、MはW及びMoからなる群より選択される少なくとも一種類の元素)で表される化合物を使用することができる。
典型的には、第2印刷パターン20は、潜像を形成している。そして、この第2印刷パターン20は、上記蛍光インキを発光させて上記発光ピーク波長の反射光を観察することにより、第2画像21を表示する。この第2画像21は、典型的には、第1画像11とは異なる情報を有している識別マークである。図3には、その一例として、2次元コードを描いている。
この第2画像21は、上記第1画像11の位置と少なくとも部分的に重なり合った位置に表示される。そのため、様々な波長の赤外線を検出する通常の観察条件下では、一方の画像が他方の画像のノイズとなり、両画像共に読み取りが困難となる。したがって、情報記録媒体1は、印刷パターン10及び20の一方を省略した場合、及び、第1画像11の位置と第2画像21の位置とを互いから離間させた場合と比較して、より優れた偽造防止効果を発揮する。
インキ層40は、上記吸収ピーク波長における光学特性が上記赤外線吸収性インキとは異なる非発光性のプロセスインキからなる。インキ層40は、典型的には、表示色が異なる複数の印刷パターンを含んでいる。インキ層40は、典型的には、赤外線の吸収の少ないインキ、例えば、黒色以外のプロセスインキを用いて形成する。
このインキ層40を設けることにより、上記第1印刷パターン10及び第2印刷パターン20が肉眼でより視認され難くなる。すなわち、インキ層40を設けることにより、情報記録媒体1の偽造防止効果がさらに向上する。また、インキ層40を設けることにより、情報記録媒体1の意匠性を高めることや、肉眼で視認可能な可視情報を記録することができる。
第1画像11は、例えば、以下の方法により読み取ることができる。
図5は、第1画像11の読み取り方法を示す概念図である。
この方法では、まず、情報記録媒体1に対して、赤外線60Aを照射する。次に、これにより情報記録媒体1が放射する光を、上記蛍光インキの発光を遮り且つ上記赤外線吸収性インキが吸収を示す波長域の赤外光の少なくとも一部を透過させる第1光学フィルタ70Aを介して、赤外線読み取り装置80によって検出する。そして、得られたデータを画像化し、モニタ90に表示する。このようにして、図2に示すような第1画像11を読み取る。
一方、第2画像21は、例えば、以下のようにして読み取ることができる。
図6は、第2画像21の読み取り方法を示す概念図である。
この方法では、まず、情報記録媒体1に対して、上記蛍光インキの蛍光を生じさせる励起光60Bを照射する。次に、これにより情報記録媒体1が放射する光を、上記赤外線吸収性インキが吸収を示す波長域の赤外光を遮り且つ前記蛍光インキの発光の少なくとも一部を透過させる第2光学フィルタ70Bを介して、赤外線読み取り装置80によって検出する。そして、得られたデータを画像化し、モニタ90に表示する。このようにして、図3に示すような第2画像21を読み取る。
なお、上記の第1光学フィルタ70A及び第2光学フィルタ70Bを介さずに読み取りを試みた場合、先に説明した通り、第1画像11と第2画像21とが重なって検出されてしまう。すなわち、この場合、一方の画像が他方の画像のノイズとなり、各々の画像を分離して読み取ることは極めて困難である。
この情報記録媒体1は、例えば、以下のようにして製造する。
まず、白色コート紙などの赤外線反射性を有している基材30上に、赤外線吸収性インキからなる第1印刷パターン10と、蛍光インキからなる第2印刷パターン20とを印刷する。その後、これらを被覆するようにして、インキ層40を形成する。このようにして、情報記録媒体1を得る。
この情報記録媒体1には、様々な変形が可能である。例えば、情報記録媒体1は、基材30の背面に、粘着層を更に備えていてもよい。この場合、情報記録媒体1は、偽造防止効果を備えたステッカーなどとして使用することができる。
また、情報記録媒体1からインキ層40の少なくとも一部を省略してもよい。この場合、情報記録媒体1は、例えば、印刷及び筆記などが可能なセキュリティ用紙として使用することができる。
図7は、図1乃至図6に示す情報記録媒体の一変形例に係る断面図である。
この情報記録媒体1は、第3印刷パターン10dと第4印刷パターン20dとを更に含んでいること以外は、図1乃至図6を参照しながら説明した情報記録媒体と同様の構成を有している。
第3印刷パターン10dは、基材30上で、第1印刷パターン10と面内方向に隣り合っている。この第3印刷パターン10dは、上記吸収ピーク波長における光学特性が上記赤外線吸収性インキとは異なる非発光性の第1ダミーインキからなる。この第1ダミーインキは、肉眼で観察した場合に上記第1印刷パターン10と同じ色に見える。
第4印刷パターン20dは、基材30上で、第2印刷パターン20と面内方向に隣り合っている。この第4印刷パターン20dは、上記吸収ピーク波長における光学特性が上記赤外線吸収性インキとは異なる非発光性の第2ダミーインキからなる。この第2ダミーインキは、肉眼で観察した場合に上記第2印刷パターン20と同じ色に見える。
これら第3印刷パターン10d及び第4印刷パターン20dを設けると、第1印刷パターン10及び第2印刷パターン20が着色している場合であっても、それらの肉眼での視認を困難とすることができる。そして、第1印刷パターン10及び/又は第2印刷パターンに起因した凹凸を生じるのを抑制できる。したがって、図7のような構成を採用することにより、情報記録媒体1の偽造防止効果をより向上させることができる。
この情報記録媒体1は、例えば、以下のようにして製造する。
まず、白色コート紙など基材30上に、赤外線吸収性インキを用いて、第1印刷パターン10を印刷する。その後、例えば、この第1印刷パターン10のネガ版を用いて、第3印刷パターン10dを印刷する。次に、蛍光インキを用いて第2印刷パターン20を印刷する。その後、例えば、この第2印刷パターン20のネガ版を用いて、第4印刷パターン20dを印刷する。続いて、これらの印刷パターンを被覆するようにして、インキ層40を形成する。以上のようにして、情報記録媒体1を得る。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
<赤外線吸収性インキ及び蛍光インキの調製及び評価>
下記表1に示す組成の赤外線吸収性インキを調製した。また、下記表2に示す組成の蛍光インキを調製した。
Figure 2009137129
Figure 2009137129
図8は、上記赤外線吸収性インキの反射スペクトルの測定結果を示す図である。図8において、横軸は入射光の波長を示し、縦軸は反射率を示している。
この結果から分かるように、上記赤外線吸収性インキは、850nm付近に吸収ピーク波長を有している。
図9は、上記蛍光インキの励起スペクトル及び蛍光スペクトルの測定結果を示す図である。図9において、横軸は励起光及び蛍光の波長を示し、縦軸は蛍光強度(任意単位)を示している。
この結果から分かるように、上記蛍光インキは、800nm付近に励起ピーク波長を有し、950nm付近に蛍光ピーク波長を有している。
(例1)
<媒体M1の作製>
図1乃至図6を参照しながら説明したのと同様の情報記録媒体を、以下のようにして製造した。
まず、白色コート紙に、上記赤外線吸収性インキを用いて、第1印刷パターン10をオフセット印刷法により印刷した。次に、上記蛍光インキを用いて、第2印刷パターン20を印刷した。続いて、下記表3に示すプロセスインキを用いて、インキ層40を形成した。以下、このようにして得られた情報記録媒体を「媒体M1」と呼ぶ。
Figure 2009137129
<媒体M1に記録された情報の読み取り>
まず、この媒体M1を目視で観察したところ、インキ層40のみが視認され、第1印刷パターン10及び第2印刷パターン20は視認されなかった。
次に、この媒体M1中の第1画像11及び第2画像21の読み取りを、以下のようにして行った。
まず、850nm付近にシャープな発光を示すLEDを用いて、媒体M1に対して赤外線を照射した。そして、この赤外線に対する反射光を、850nm付近に透過特性を有している第1光学フィルタを介して、CCDカメラで検出した。これを画像化したところ、上記第1画像11の部分は暗色として、その他の部分は明色として観察され、第1画像11を明瞭に読み取ることができた。
次に、800nm付近にシャープな発光を示すLEDを用いて、媒体M1に対して励起光を照射した。そして、この照射により発生した蛍光を、950nm付近に透過特性を有している光学フィルタを介して、CCDカメラで検出した。これを画像化したところ、上記第2画像21の部分は明色として、その他の部分は暗色として表示され、第2画像21を明瞭に読み取ることができた。
(例2)
<媒体M2の作製>
図7を参照しながら説明したのと同様の情報記録媒体を、以下のようにして製造した。
まず、白色コート紙に、上記赤外線吸収性インキを用いて、第1印刷パターン10をオフセット印刷により印刷した。その後、この第1印刷パターン10のネガ版を用いて、下記表4に示すインキを適宜混合して調製した第1ダミーインキからなる第3印刷パターン10dをオフセット印刷により印刷した。
Figure 2009137129
次に、上記蛍光インキを用いて、第2印刷パターン20を印刷した。その後、この第2印刷パターン20のネガ版を用いて、上記表4に示すインキを適宜混合して調製した第2ダミーインキからなる第4印刷パターン20dをオフセット印刷により印刷した。
続いて、上記表3に示すプロセスインキを用いて、インキ層40を形成した。以下、このようにして得られた情報記録媒体を「媒体M2」と呼ぶ。
<媒体M2に記録された情報の読み取り>
まず、この媒体M2を目視で観察したところ、インキ層40のみが視認され、第1印刷パターン10及び第2印刷パターン20は視認されなかった。
次に、この媒体M2中の第1画像11及び第2画像21の読み取りを、先に媒体M1について述べたのと同様の方法により行った。その結果、媒体M1の場合と同様に、第1画像11及び第2画像21を明瞭な画像として読み取ることができた。
本発明の一態様に係る情報記録媒体を概略的に示す平面図。 本発明の一態様に係る情報記録媒体を概略的に示す平面図。 本発明の一態様に係る情報記録媒体を概略的に示す平面図。 図1乃至図3に示す情報記録媒体のIV−IV線に沿った断面の一部分を示す拡大図。 第1画像の読み取り方法を示す概念図。 第2画像の読み取り方法を示す概念図。 図1乃至図4に示す情報記録媒体の一変形例に係る断面図。 赤外線吸収性インキの反射スペクトルの測定結果を示す図。 蛍光インキの励起スペクトル及び蛍光スペクトルの測定結果を示す図。
符号の説明
1…情報記録媒体、10…第1印刷パターン、10d…第3印刷パターン、11…第1画像、20…第2印刷パターン、20d…第4印刷パターン、21…第2画像、30…基材、40…インキ層、60A…赤外線、60B…励起光、70A…第1光学フィルタ、70B…第2光学フィルタ、80…赤外線読み取り装置、90…モニタ。

Claims (5)

  1. 赤外線反射性を有している基材と、
    前記基材上に設けられ、赤外領域内に吸収ピーク波長を有している赤外線吸収性インキからなり、前記吸収ピーク波長の光で照明して前記吸収ピーク波長の反射光を観察したときに第1画像を表示する第1印刷パターンと、
    前記基材上に設けられ、赤外領域内であって前記吸収ピーク波長とは異なる位置に発光ピーク波長を有している蛍光インキからなり、前記蛍光インキを発光させて前記発光ピーク波長の反射光を観察したときに前記第1画像の位置と少なくとも部分的に重なり合った位置に第2画像を表示する第2印刷パターンとを具備したことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 前記基材上で前記第1印刷パターンと面内方向に隣り合い、前記吸収ピーク波長における光学特性が前記赤外線吸収性インキとは異なる非発光性の第1ダミーインキからなり、肉眼で観察した場合に前記第1印刷パターンと同じ色に見える第3印刷パターンと、
    前記基材上で前記第2印刷パターンと面内方向に隣り合い、前記吸収ピーク波長における光学特性が前記赤外線吸収性インキとは異なる非発光性の第2ダミーインキからなり、肉眼で観察した場合に前記第2印刷パターンと同じ色に見える第4印刷パターンとを更に具備したことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 前記第1及び第2印刷パターンを被覆し、前記吸収ピーク波長における光学特性が前記赤外線吸収性インキとは異なる非発光性のプロセスインキからなるインキ層を更に具備したことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報記録媒体。
  4. 前記プロセスインキは黒色以外のインキであることを特徴とする請求項3に記載の情報記録媒体。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報記録媒体に赤外線を照射し、これにより前記情報記録媒体が放射する光を、前記蛍光インキの発光を遮り且つ前記赤外線吸収性インキが吸収を示す波長域の赤外光の少なくとも一部を透過させる第1光学フィルタを介して検出することによって前記第1画像を読み取ることと、
    前記情報記録媒体に前記蛍光インキの蛍光を生じさせる励起光を照射し、これにより前記情報記録媒体が放射する光を、前記赤外線吸収性インキが吸収を示す波長域の赤外光を遮り且つ前記蛍光インキの発光の少なくとも一部を透過させる第2光学フィルタを介して検出することによって前記第2画像を読み取ることとを含んだことを特徴とする読み取り方法。
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