JP2013129095A - 隠匿情報入り帳票用紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い偽造防止効果を発揮し得る隠匿情報入り帳票用紙を提案する。
【解決手段】紫外線吸収性または赤外線吸収性を有する吸収性インキによって第一潜像11が印刷され、該第一潜像11上に紫外蛍光性と赤外蛍光性とを有するUVIR蛍光インキによって第二潜像16が印刷された隠匿情報入り帳票用紙1である。本構成によれば、一方の隠匿情報12(17)が確認されてしまうことによって他方の隠匿情報17(12)を隠蔽することができ、該他方の隠匿情報17(12)の存在が見破られ難くなる。これにより、真贋の判定精度が向上し、高い偽造防止効果を発揮でき得る。
【選択図】図1
【解決手段】紫外線吸収性または赤外線吸収性を有する吸収性インキによって第一潜像11が印刷され、該第一潜像11上に紫外蛍光性と赤外蛍光性とを有するUVIR蛍光インキによって第二潜像16が印刷された隠匿情報入り帳票用紙1である。本構成によれば、一方の隠匿情報12(17)が確認されてしまうことによって他方の隠匿情報17(12)を隠蔽することができ、該他方の隠匿情報17(12)の存在が見破られ難くなる。これにより、真贋の判定精度が向上し、高い偽造防止効果を発揮でき得る。
【選択図】図1
Description
本発明は、証明書、有価証券、金権等に用いられるものであって、偽造防止等を可能とする隠匿情報入り帳票用紙に関するものである。
証明書、有価証券等の帳票にあって、その偽造を防止するための偽造防止手段は種々提案されている。この偽造防止手段としては、例えば特許文献1のように、赤外光を吸収する印刷部上に、紫外光または赤外光により励起されて赤外光を発する蛍光体を用いた印刷部が重ねられた構成が提案されている。この構成によれば、紫外光または赤外光を照射した場合に、赤外光を吸収する印刷部によって蛍光体を用いた印刷部での発光量が低減するため、赤外光を吸収する印刷部が形成された部位と形成されていない部位とで発行量が異なる。これにより、赤外光を吸収する印刷部によって記された情報(以下、隠匿情報という)を読み取ることができる。このように赤外光または紫外光を照射することでしか読み取ることができない隠匿情報を記すことによって、該隠匿情報により真贋を判定できることから、偽造防止効果を発揮できる。
ところで、有価証券等では、偽造防止のために隠匿情報が記されている場合が多いことから、偽造しようとする者は、隠匿情報を確認して、該隠匿情報までも偽造しようとする場合があり得る。これに対して、上述した特許文献1の従来構成では、紫外光または赤外光を照射すれば、比較的容易に隠匿情報を確認できることから、真贋の判定が容易であるものの、偽造しようとする者にとっても隠匿情報を容易に確認可能である。特に、紫外光の照射装置であるブラックライトは入手し易いことから、比較的容易に隠匿情報を知ることが可能である。そのため、隠匿情報も偽造されてしまう可能性が高く、偽造防止効果に限界が生じていた。したがって、より高い偽造防止効果を発揮できるものが希求されている。
本発明は、高い偽造防止効果を発揮し得る隠匿情報入り帳票用紙を提案するものである。
本発明は、原紙の紙面上に、紫外線吸収性または赤外線吸収性を有する吸収性インキによって、第一の隠匿情報が印刷された第一潜像と、該第一潜像上に、紫外蛍光性と赤外蛍光性とを有するUVIR蛍光インキによって、第二の隠匿情報が印刷された第二潜像とを備えてなるものであることを特徴とする隠匿情報入り帳票用紙である。
ここで、第一潜像と第二潜像としては、該第二潜像が第一潜像上の全域または部分的に重なるように印刷されるものであり、この部分的に重なるということには、第一潜像の一部分に重なることのみならず、重なっている部分と重なっていない部分とが規則的または非規則的に生じていることも含む。この後者のものとして、例えば、第二潜像が万線や線アミまたは網点等によって構成され、第一潜像を全体的に覆うように印刷されるものがあり得る。
本発明の構成によれば、吸収性インキが有する紫外線吸収性または赤外線吸収性に応じて、第一潜像による第一の隠匿情報または第二潜像による第二の隠匿情報のいずれか一方が、紫外光を照射することにより表出して視認可能となり、第一または第二の隠匿情報の他方が、赤外光を照射することにより表出して視認可能となる。すなわち、吸収性インキが紫外線吸収性を有する場合には、紫外光を照射すると、第二潜像による発光が第一潜像により低減されることから、第一潜像による第一の隠匿情報が視認できる一方、赤外光を照射すると、第二潜像による第二の隠匿情報が視認できる。また、吸収性インキが赤外線吸収性を有する場合には、赤外光を照射すると、第二潜像による発光が第一潜像により低減されることから、第一潜像による第一の隠匿情報が視認できる一方、紫外光を照射すると、第二潜像による第二の隠匿情報が視認できる。
このように本発明の構成では、紫外光または赤外光を照射することによって第一又は第二の隠匿情報のいずれかを視認可能とすることから、紫外光と赤外光とをそれぞれ別々に照射しなければ、両方の隠匿情報を確認できない。そのため、一方の隠匿情報の確認によって、もう一方の隠匿情報を隠蔽できるという作用効果を生じ得る。例えば上述した従来構成のように、一の隠匿情報を備えた構成が一般的であることから、本構成によれば、偽造しようとする者に、一方の隠匿情報を確認することによって、全ての隠匿情報を確認できたと誤認させることができ、他方の隠匿情報の存在が見破られ難い。具体的には、偽造しようとする者が、比較的入手し易いブラックライト(紫外光)により一方の隠匿情報を確認すれば、さらに赤外光による確認までは要しないという考えに至り易い。特に、赤外光の照射装置は、ブラックライトよりも入手し難いことから、前記考えに至り易い傾向が強まる。これにより、例え一方の隠匿情報を確認して、本構成の帳票用紙を偽造したとしても、偽造した用紙には他方の隠匿情報が記されていないため、偽造を容易に判断できる。したがって、本発明の構成によれば、紫外光と赤外光とにより夫々確認可能な各隠匿情報を備えることによって、真贋の判定精度が向上するため、上述した従来構成に比して、高い偽造防止効果を発揮でき得る。
また、本発明の構成は、第二潜像を印刷するための工程を、UVIR蛍光インキにより印刷する一の印刷工程で行うことができる。例えば、紫外線蛍光性を有するインキによって印刷し、さらに赤外線蛍光性を有するインキによって印刷すれば、紫外光および赤外光により発光する潜像を印刷可能であると考えられるが、各インキによる印刷工程として少なくとも二工程が必要となるため、潜像を印刷する工程の増加が必須である。これに対して、本発明の構成では、前記のようにUVIR蛍光インキによって印刷できるため、該印刷工程を簡略化でき、製造時間の短縮とコスト低減という優れた効果を奏し得るものである。
尚、本発明の構成にあって、吸収性インキとしては、紫外線吸収剤または赤外線吸収剤を含有してなるもの、紫外線吸収性を有する色剤または赤外線吸収性を有する色剤を含有してなるものが好適に用いられる。また、UVIR蛍光インキとしては、紫外蛍光剤と赤外蛍光剤とを含有してなるもの、紫外蛍光性と赤外蛍光性とを有する色剤を含有してなるもの、紫外蛍光性を有する色剤と赤外蛍光性を有する色剤とを含有してなるものが好適に用いられる。
上述した本発明の隠匿情報入り帳票用紙にあって、第一潜像が、原紙色またはUVIR蛍光インキと同色の吸収性インキにより印刷されている構成が提案される。
かかる構成によれば、少なくとも第一潜像が目立たなくなることから、二つの潜像が印刷されていることを分かり難くする効果が高い。尚ここで、吸収性インキとUVIR蛍光インキとは、原紙色、白色、または無色のいずれかとしたものが好適に用い得る。
上述した本発明の隠匿情報入り帳票用紙にあって、第一潜像を印刷する吸収性インキが、遮光性を有するものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、吸収性インキが印刷された部位(第一潜像)と印刷されていない部位とにおける光の透過度が異なることから、光の透過によって第一潜像を視認可能となる。すなわち、本構成の隠匿情報入り帳票用紙を光にかざして透かすことによって、第一潜像を視認できる。これにより、本構成の第一潜像は、上記した紫外光または赤外光の照射によって確認できることに加え、光の透過によっても確認できる。本構成によれば、光の透過による確認と、紫外光または赤外光のいずれか一方の照射による確認とによって全ての隠匿情報を確認できたと誤認させるという、上述した作用効果が一層発揮され易くなるため、偽造防止効果が一層向上する。
上述した本発明の隠匿情報入り帳票用紙にあって、原紙の紙面上の、第二潜像が印刷されない部位に、遮光性を有する吸収性インキによって、第三の隠匿情報が印刷された第三潜像を備えている構成が提案される。
かかる構成にあって、第三潜像は、紫外光または赤外光の照射により視認できず且つ光の透過により視認可能である。すなわち、本構成は、紫外光または赤外光の照射により確認できる第一または第二の隠匿情報、および光の透過により確認できる第三の隠匿情報という三種類の隠匿情報を備えていることから、仮に一または二の隠匿情報が知られても、残りの隠匿情報の存在を見破られ難いという上述した本発明の作用効果が一層発揮され易い。したがって、上述した本発明の偽造防止効果がより一層向上する。
上述した本発明の隠匿情報入り帳票用紙にあって、吸収性インキが、紫外線吸収性と遮光性とを有する色剤を含有してなるものである構成が提案される。ここで、紫外線吸収性と遮光性とを有する色剤が酸化チタンである構成が提案される。
かかる構成にあって、紫外線吸収性と遮光性とを有する色剤は、反射特性を有するものであり、この反射特性によって光の遮蔽性が向上することから、吸収性インキが印刷されていない部位に比して、該吸収性インキが印刷されている部位の透過度が大きく低減し、光にかざすことによる視認性が高くなる。また、酸化チタンは紫外線吸収性と遮光性と有するものであるから、これら両方を合わせ持つ色剤を調合する必要がないという利点を有する。
かかる構成によれば、比較的入手し易い紫外光照射装置(ブラックライトなど)によって第二潜像を視認できると共に、光の透過によって第二潜像または/および第三潜像を視認できることから、これら確認によって、第一潜像の第一の隠匿情報の存在が見破られ難くなるという本発明の作用効果が一層発揮され易い。
本発明の隠匿情報入り帳票用紙は、上述したように、紫外線吸収性または赤外線吸収性を有する吸収性インキによって第一潜像が印刷され、該第一潜像上に紫外蛍光性と赤外蛍光性とを有するUVIR蛍光インキによって第二潜像が印刷されたものであるから、一方の隠匿情報が確認されてしまうことによって他方の隠匿情報を隠蔽することができ、該他方の隠匿情報の存在が見破られ難くなる。すなわち、偽造しようとする者が、例え一方の隠匿情報を確認して、本構成の帳票用紙を偽造したとしても、偽造を容易に判断できる。したがって、本発明の構成によれば、真贋の判定精度が向上し、上述した従来構成に比して、高い偽造防止効果を発揮でき得る。また、本発明の構成は、第二潜像をUVIR蛍光インキの使用による一の印刷工程で印刷できることから、製造時間の短縮およびコスト低減という優れた効果を奏し得る。
本発明にかかる実施形態を添付図面に従って説明する。
図1,2のように、本実施例の隠匿情報入り帳票用紙1は、白色原紙2の紙面上に、紫外線吸収性と遮光性とを有する色剤を含有する白色(原紙2の白色と同色または類似色)の吸収性インキによって第一潜像11および第三潜像21が印刷され、該第一潜像11上に透明のUVIR蛍光インキによって第二潜像16が印刷されたものである。
図1,2のように、本実施例の隠匿情報入り帳票用紙1は、白色原紙2の紙面上に、紫外線吸収性と遮光性とを有する色剤を含有する白色(原紙2の白色と同色または類似色)の吸収性インキによって第一潜像11および第三潜像21が印刷され、該第一潜像11上に透明のUVIR蛍光インキによって第二潜像16が印刷されたものである。
ここで、本実施例のUVIR蛍光インキは、紫外蛍光剤と赤外蛍光剤とを混ぜ合わせたものである。この紫外蛍光剤としては、ベンゾオキサゾール系、ジアミノスチルベン系、イミダゾール系、クマリン系、ナフタルイミド系、希土類錯体系等の紫外蛍光剤が適用できる。この紫外蛍光剤は、これらに限定されず、紫外光の照射により紫外蛍光する色剤であればいかなるものでも適用可能である。また、赤外蛍光剤としては、ポリメチン系、アントラキノン系、ジチオール金属塩系、フタロシアニン系、インドフェノール系、アミニウム系、ジイモニウム系、アゾ系、イッテルビウム系、ネオジウム系、エルビウム系等の赤外蛍光剤が適用できる。この赤外蛍光剤は、これらに限定されず、赤外光の照射により赤外蛍光する色剤であればいかなるものでも適用可能である。そして、紫外蛍光剤と赤外蛍光剤との混合比としては、適宜設定可能であるが、好適には1:5から5:1までの間で設定した混合比が適用できる。
尚、紫外蛍光剤や赤外蛍光剤の蛍光物質の配合量としては、適宜設定可能であるが、好適にはヒビクル100重量部に対して、蛍光物質を5〜50重量部、より好適には蛍光物質を10〜30重量部配合することが適用できる。ここで、蛍光物質を5重量部未満とした場合には蛍光量が少なく発光を確認し難い虞があり、50重量部を超えた場合にはインキの流動性低下等により印刷適正に問題が生ずる虞があり得る。
このようなUVIR蛍光インキとしては、少なくとも紫外蛍光剤と赤外蛍光剤とを含有していればよく、これらの他に単数または複数種類の蛍光剤や色剤(顔料、染料など)を含有していても良い。また、紫外蛍光剤としては、少なくとも紫外蛍光物質を含むものであればよく、この他に単数または複数種類の蛍光物質や色物質を含むものであっても良い。赤外蛍光剤についても、同様に少なくとも赤外蛍光物質を含むものであれば良い。
また、上記した吸収性インキは、紫外線吸収性と遮光性とを有する色剤(白色顔料)を含有するものであり、この色剤としては、酸化チタン(TiO2)やZnO系等の微粉末の無機紫外線遮蔽剤が適用できる。この色剤は、これらに限定されず、紫外線吸収性と遮光性とを有していれば、いかなるものでも適用可能である。本実施例では、吸収性インキとして、酸化チタンを含有したものを用いている。
このような吸収性インキとしては、紫外線吸収性と遮光性とを有する色剤を少なくも含有していればよく、この他に単数または複数の色剤(顔料、染料など)を含有していても良い。また、紫外線吸収性と遮光性とを有する色剤としては、少なくとも紫外吸収性と遮光性を有する単数または複数種類の物質を含むものであればよく、この他に単数または複数種類の色物質を含むものであっても良い。
本実施例の隠匿情報入り帳票用紙1には、吸収性インキによって印刷される第一潜像11として、第一の隠匿情報12である「小林クリエイト株式会社」(図3,5参照)が記されると共に、同じ吸収性インキによって印刷される第三潜像21として、第三の隠匿情報22であるボール絵柄(図5参照)が記される。この第一潜像11と第三潜像21とは、同じ吸収性インキによって、一の印刷工程により印刷される。
上記の第一潜像11上で重なり且つ第三潜像21と重ならないように、UVIR蛍光インキによって第二潜像16が印刷されている。この第二潜像16は、複数の細線が所定間隔で並ぶストライプとして印刷され、該ストライプの線幅を部分的に変えることにより、文字や記号等を視認させるようにしたものである。本実施例の第二潜像16としては、ストライプの線幅を他部位に比して細い線幅として他部位と濃度差をつけることにより、第二の隠匿情報17である「KOBAYASHI」(図4参照)の文字が記されている。この第二潜像16は、紫外蛍光剤と赤外蛍光剤とを含むUVIR蛍光インキによって印刷されることから、一の印刷工程により描くことができる。
ここで、第二潜像16であるストライプは、原紙2の紙面上に全体的に印刷されるが、各細線の印刷された部位と印刷されていない部位とが交互に形成されており、換言すると、第一潜像11上の一部分に第二潜像16が重なるように印刷されているものである。また、第二潜像16と第三潜像21とは、上述したように重ならないように夫々印刷されている。すなわち、第三潜像21のボール絵柄は、第二潜像16のストライプの隙間に位置する複数の短線が集合体であり、所定長さの短線がボール形状を成すように並んで印刷されている。このように、第二潜像16と第三潜像21とは、互いに重ならないように、夫々の線幅や間隔が設定されて印刷されている。
本実施例の隠匿情報入り帳票用紙1は、吸収性インキが白色であり且つUVIR蛍光インキが透明であることから、第一潜像11、第二潜像16、および第三潜像21が原紙2の白色と同化するため、視認し難く、さらにこれらが印刷されていることも一見して分かり難くなっている。これにより、上記した第一〜第三の隠匿情報12,17,22を隠蔽する効果が極めて高く、その存在自体を隠すことができる。
次に、この隠匿情報入り帳票用紙1について、第一〜第三の隠匿情報12,17,22を視認する態様を説明する。
隠匿情報入り帳票用紙1にブラックライト(紫外光)を照射すると、図3のように、UVIR蛍光インキの紫外光蛍光剤から蛍光が励起されて第二潜像16が発光すると共に、該第二潜像16の、第一潜像11上に重なっている部位では、吸収性インキの有する紫外線吸収性によって第二潜像16の発光量が低減される。これにより、第一潜像11が、その周囲で該第一潜像11と重なっていない第二潜像16に比して黒っぽくみえ、視覚的に判別できる。これに伴って、第一の隠匿情報12である「小林クリエイト株式会社」が視認できる。ここで、第二潜像16のストライプがブラックライトにより発光するため、その濃淡により第二の隠匿情報17である「KOBAYASHI」も表出するものの、前述のように第一潜像11により発光量が低減されるため、「KOBAYASHI」がほとんどわからなくなる。そして、第一の隠匿情報12の「小林クリエイト株式会社」が明瞭に顕在化して強く視認可能となる。尚、第一潜像11では第二潜像16と重なっている部位のみで該第二潜像16の発光量を低減するため、「小林クリエイト株式会社」はストライプ状に発光する。また、第三潜像21は、第二潜像16が重なっていないことから、視覚的に判別できない。
隠匿情報入り帳票用紙1にブラックライト(紫外光)を照射すると、図3のように、UVIR蛍光インキの紫外光蛍光剤から蛍光が励起されて第二潜像16が発光すると共に、該第二潜像16の、第一潜像11上に重なっている部位では、吸収性インキの有する紫外線吸収性によって第二潜像16の発光量が低減される。これにより、第一潜像11が、その周囲で該第一潜像11と重なっていない第二潜像16に比して黒っぽくみえ、視覚的に判別できる。これに伴って、第一の隠匿情報12である「小林クリエイト株式会社」が視認できる。ここで、第二潜像16のストライプがブラックライトにより発光するため、その濃淡により第二の隠匿情報17である「KOBAYASHI」も表出するものの、前述のように第一潜像11により発光量が低減されるため、「KOBAYASHI」がほとんどわからなくなる。そして、第一の隠匿情報12の「小林クリエイト株式会社」が明瞭に顕在化して強く視認可能となる。尚、第一潜像11では第二潜像16と重なっている部位のみで該第二潜像16の発光量を低減するため、「小林クリエイト株式会社」はストライプ状に発光する。また、第三潜像21は、第二潜像16が重なっていないことから、視覚的に判別できない。
また、隠匿情報入り帳票用紙1に赤外ライト(赤外光)を照射すると、図4のように、UVIR蛍光インキの赤外光蛍光剤から蛍光が励起されて第二潜像16が発光し、第二の隠匿情報17である「KOBAYASHI」が視認できる。この場合には、赤外蛍光剤による第二潜像16の発光が、第一潜像11により低減しないことから、該第二潜像16が第一潜像11に影響を受けず、第二潜像16の全体を明瞭に視認可能となる。そして、第一潜像11は、赤外ライトにより励起されないことから、視認することができない。すなわち、赤外ライトの照射では、第二潜像16のみが発光する。
また、隠匿情報入り帳票用紙1を光にかざすと、図5のように、吸収性インキの有する遮光性によって第一潜像11および第三潜像21で光が反射し、該第一潜像11および第三潜像21以外の部位では光が透過することにより、光の透過度に差異を生ずる。この透過度の差異により、第一潜像11および第三潜像21を明瞭に視認可能となり、第一の隠匿情報12である「小林クリエイト株式会社」と第三の隠匿情報22であるボール絵柄とが視認できる。ここで、第一潜像11の「小林クリエイト株式会社」は実線で描かれていることから、実線で視認される。また、第三潜像21のボール絵柄は、複数の短線の集合体によって形成される絵柄として視認される。尚、第一潜像11は、その上に第二潜像16が重なっていることから、ブラックライトを照射する場合と光にかざした場合との両方で第一の隠匿情報12を視認可能であるが、第三潜像21は、その上に第二潜像が重なっていないことから、ブラックライトを照射しても視認できず、光にかざした場合に第三の隠匿情報22を視認できる。
上述したように、本実施例の隠匿情報入り帳票用紙1は、紫外光を照射した場合(図3参照)、赤外光を照射した場合(図4参照)、光にかざした場合(図5参照)のそれぞれで、異なる隠匿情報12,17,22が視認可能となっている。換言すれば、第一〜第三の隠匿情報12,17,22を全て確認するためには、紫外光の照射、赤外光の照射、光の透過の三種類の判定手段(以下、真贋判定手段という)を全て行う必要がある。そして、これら全ての隠匿情報12,17,22を確認できる場合に、当該帳票が真正であると判定できる。これにより、第一〜第三の隠匿情報12,17,22を真贋判定用マークとして第一〜第三潜像11,16,21に夫々適用した場合には、前記三種類の真贋判定手段を行うことによって、視覚的にその真贋を判定でき、偽造防止ができる。すなわち、夫々異なる三つの隠匿情報12,17,22のなかの一または二の隠匿情報が、偽造しようとする者に確認されたとしても、残りの少なくとも一の隠匿情報の存在が見破られなければ、前記真贋判定手段によって容易かつ確実に真贋判定することができる。
この隠匿情報入り帳票用紙1が証明書、有価証券等に適用されているとする。有価証券等を偽造しようとする者は、偽造防止のために隠された隠匿情報12,17,22を確認することが考えられる。例えば、紫外光の照射装置は比較的容易に入手可能であることから、第一の隠匿情報12は確認されてしまうことが考えられる。これにより、一の隠匿情報12を確認できれば、偽造しようとする者は、これに満足して、さらに別の隠匿情報17,22を確認することを必要としないという誤った判断をし易くなり得る。そのため、さらに第二の隠匿情報17と第三の隠匿情報22とが存在することを見破られ難くなる。特に、赤外光の照射装置は入手し難いことから、紫外光の照射により第一の隠匿情報12を確認できれば、敢えて赤外光の照射による確認を行おうとする意識も生じ難くなる。こうして、仮に、第一の隠匿情報12を有する第一潜像11のみを備えた帳票を偽造したとしても、上記の真贋判定手段により第二および第三の隠匿情報17,22を確認することによって、当該帳票が偽造物であることを容易かつ確実に判定できる。
また、仮に、偽造しようとする者が、隠匿情報入り帳票用紙1を光にかざすことによって第三の隠匿情報22を確認できたとしても、上記と同様に、当該確認に満足して、第一および第二の隠匿情報12,17の存在が見破られ難くなる。そのため、第三の隠匿情報22に基づいて偽造しても、上述したように偽造物であることを容易かつ確実に判定できる。
さらにまた、上記した紫外光の照射および光の透過によって、第一の隠匿情報12と第三の隠匿情報22とを確認した場合にも、これら両者が異なることから、当該確認に一層満足し易く、さらに第二の隠匿情報17があることを見破られ難い。または、紫外光の照射および赤外光の照射によって、第一の隠匿情報12と第二の隠匿情報17を確認される場合にあっても、第三の隠匿情報22が見破られ難くなる。
尚、第三潜像21は、第二潜像16のストライプの隙間に位置して、両者が重ならないように印刷したものであることから、第三潜像21と第二潜像16とを夫々正確に位置合わせして印刷する必要があり、高い技術を要し、偽造が難しい。そのため、こうした第三潜像21を印刷したものであることによっても、偽造防止効果を向上できる。
本実施例の隠匿情報入り帳票用紙1は、上記した吸収性インキにより第一潜像11と第三潜像21とを印刷する一の印刷工程と、UVIR蛍光インキにより第二潜像16を印刷する一の印刷工程とを順次行うことによって製造できる。そして、UVIR蛍光インキが紫外光蛍光剤と赤外光蛍光剤とを含有するものであることから、紫外光と赤外光の両方に励起して発光する第二潜像16を一の印刷工程で形成できる。すなわち、第一〜第三潜像11,16,21を、二つの印刷工程により印刷することができる。一方、第二潜像16と同様の役割を担うものとして、例えば、紫外光で励起して発光する潜像と赤外光で励起して発光する潜像とを別々の印刷工程で形成することが、最も容易に考えられ得る。しかし、この場合には、少なくとも三つの印刷工程を必要とし、製造工程の繁雑化とコストの増大が生じ得る。換言すれば、本実施例の場合には印刷工程を少なくでき、製造工程が簡略化できるため、総じて製造コストを低減できる。
上述した実施例にあって、ストライプにより構成される第二潜像としては、所謂万線もしくは線アミによって構成されるストライプの一部を曲折、偏位(少し位置をずらす)、間隔の変更、線幅の変更などによって背景と模様との境界を形成し、ロゴ、数字、文字等の模様を立体的に視認させ得るようにしたものを適用可能である。いずれを適用した場合にあっても、上述した実施例と同様の作用効果を奏し得る。
また、上述した実施例では、第一潜像を文字とし、第二潜像をストライプとし、第三潜像を絵柄として印刷したものであるが、これに限定されずに様々な潜像を適用できる。本発明にかかる潜像としては、大きく分けて、模様と塗り図形とに分けることができる。ここで、模様は、例えば、数字、文字、ストライプ(細線の集合)、網点の集合、コード類(バーコート、二次元コード等)などである。塗り図形としては、例えば、矩形、円形、特定形状(星形、ハート形、太線、格子等)などを塗りつぶした図形である。これら模様と塗り図形とを、前記した第一〜第三潜像に夫々組み合わせることによって、様々な第一〜第三の隠匿情報を記すことができる。さらに、本実施例では、第一〜第三の隠匿情報がそれぞれ独立したものとなっているが、第一〜第三潜像のなかで複数を組み合わせることによって結像されて視認できる隠匿情報を用いることもできる。
また、上述した実施例では、第三潜像を、第二潜像のストライプの隙間に印刷したものであるが、その他の構成として、原紙の紙面上の一部に第二潜像を印刷しない余白を形成し、この余白に第三潜像を印刷するようにしても良い。
また、上述した実施例では、原紙と同じ白色の吸収性インキおよび透明のUVIR蛍光インキにより各潜像が印刷されたものであるが、吸収性インキとUVIR蛍光インキとの両方を透明のものとしても良い。または、吸収性インキとUVIR蛍光インキとを同色または互いに類似する所定色のものとしても良い。ここで、同色や類似の所定色としては、白色やこれ以外の色を適用できる。さらに、白色以外の所定色の原紙を用いた場合には、原紙と同じ色や透明の吸収性インキおよびUVIR蛍光インキを用いても良い。いずれの場合にあっても、第一〜第三潜像とが区別し難くなるため、第一から第三の隠匿情報が効果的に隠すことができる。
また、上述した実施例では、紫外線吸収性と遮光性とを有する無機紫外線遮光剤(酸化チタン)を含有した吸収性インキを用いているが、その他の構成として、吸収性インキが、前記無機紫外線遮光剤を遮光剤として含有し、さらに紫外線吸収剤を含有したものであっても良い。ここで、紫外線吸収剤としては、フェニルサリシレート、p-tert-ブチルフェニルサリシレート、p-オクチルフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-オクトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-5-スルホベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-tert-ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3'-tert-ブチル-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3',5'-tert-アミルフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2-エチルヘキシル-2-シアノ-3,3'-ジフェニルアクリレート、エチル-2-シアノ-3,3-ジフェニルアクリレート等のシアノアクリレート系紫外線吸収剤が適用できる。
一方、上述した実施例の別例として、第一潜像と第三潜像とを、赤外線吸収剤と遮光剤とを含有する吸収性インキにより印刷した構成とすることもできる。この別例にあっては、上述した実施例と同様の第一の隠匿情報と第三の隠匿情報とを記し、同じUVIR蛍光インキにより第二潜像を印刷した構成とすれば、紫外光を照射した場合には第二の隠匿情報「KOBAYASHI」が視認でき、赤外光を照射した場合には第一の隠匿情報「小林クリエイト株式会社」が視認でき、光にかざした場合には第一の隠匿情報「小林クリエイト株式会社」と第三の隠匿情報のボール絵柄とが視認できる。この別例にあっても、上述した実施例と同様の作用効果を奏し得る。尚、赤外線吸収剤としては、シアニン系、フタロシアニン系、メロシアイニン系、アントラキノン系、ナフタロシアニン系、スクワリリウム系等の有機染料系材料、ITO、ATO、ZnOなどの無機系材料を適用できる。
本発明にあっては、上述した実施例に限定されるものではなく、上述の実施例以外の構成についても本発明の趣旨の範囲内で適宜変更して実施可能である。
1 隠匿情報入り帳票用紙
2 原紙
11 第一潜像
12 第一の隠匿情報
16 第二潜像
17 第二の隠匿情報
21 第三潜像
22 第三の隠匿情報
2 原紙
11 第一潜像
12 第一の隠匿情報
16 第二潜像
17 第二の隠匿情報
21 第三潜像
22 第三の隠匿情報
Claims (6)
- 原紙の紙面上に、紫外線吸収性または赤外線吸収性を有する吸収性インキによって、第一の隠匿情報が印刷された第一潜像と、
該第一潜像上に、紫外蛍光性と赤外蛍光性とを有するUVIR蛍光インキによって、第二の隠匿情報が印刷された第二潜像と
を備えてなるものであることを特徴とする隠匿情報入り帳票用紙。 - 第一潜像が、原紙色またはUVIR蛍光インキと同色の吸収性インキにより印刷されていることを特徴とする請求項1に記載の隠匿情報入り帳票用紙。
- 第一潜像を印刷する吸収性インキが、遮光性を有するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の隠匿情報入り帳票用紙。
- 原紙の紙面上の、第二潜像が印刷されない部位に、遮光性を有する吸収性インキによって、第三の隠匿情報が印刷された第三潜像を備えていることを特徴とする請求項3に記載の隠匿情報入り帳票用紙。
- 吸収性インキが、紫外線吸収性と遮光性とを有する色剤を含有してなるものであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の隠匿情報入り帳票用紙。
- 吸収性インキが、紫外線吸収性と遮光性とを有する酸化チタンを含有してなるものであることを特徴とする請求項5に記載の隠匿情報入り帳票用紙。
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