JP2015050605A - 情報記録媒体、画像処理装置及び情報記録媒体の真偽判定方法 - Google Patents

情報記録媒体、画像処理装置及び情報記録媒体の真偽判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015050605A
JP2015050605A JP2013180595A JP2013180595A JP2015050605A JP 2015050605 A JP2015050605 A JP 2015050605A JP 2013180595 A JP2013180595 A JP 2013180595A JP 2013180595 A JP2013180595 A JP 2013180595A JP 2015050605 A JP2015050605 A JP 2015050605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
ink
sub
fluorescent material
printing surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013180595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6151134B2 (ja
Inventor
中野 尚久
Naohisa Nakano
尚久 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013180595A priority Critical patent/JP6151134B2/ja
Publication of JP2015050605A publication Critical patent/JP2015050605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6151134B2 publication Critical patent/JP6151134B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 主情報の画質が低下することを抑制できる情報記録媒体を提供する。
【解決手段】 一つの実施の形態に係る情報記録媒体は、基材と、主情報と、第1の副情報と、を備える。前記基材は印刷面を有する。前記主情報は、前記印刷面の上に設けられ、少なくとも一色のインクによって形成される。前記第1の副情報は、前記インクを透過する励起光を吸収して励起することで可視蛍光を発する第1の蛍光材料によって形成されるとともに、前記可視蛍光が透過する色の前記インクと前記基材の前記印刷面との間に少なくとも一部が介在する。
【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、情報記録媒体、画像処理装置及び情報記録媒体の真偽判定方法に関する。
IDカードのような種々の情報記録媒体は、例えば、偽造品を製造されたり、写真や氏名のような情報を書き換える変造がされたりするおそれがある。このような偽変造を防止するため、情報記録媒体に、写真や氏名のような主情報とは異なる、副情報が印刷されることがある。副情報は、例えば、主情報である写真に、肉眼では視認できないように埋め込まれる。
特開2005−159438号公報
情報記録媒体に副情報を印刷すると、主情報の画質が低下するおそれがある。
本発明が解決する課題の一つは、主情報の画質が低下することを抑制できる情報記録媒体と、当該情報記録媒体の真偽を判定できる画像処理装置及び情報記録媒体の真偽判定方法と、を提供することである。
一つの実施の形態に係る情報記録媒体は、基材と、主情報と、第1の副情報と、を備える。前記基材は印刷面を有する。前記主情報は、前記印刷面の上に設けられ、少なくとも一色のインクによって形成される。前記第1の副情報は、前記インクを透過する励起光を吸収して励起することで可視蛍光を発する第1の蛍光材料によって形成されるとともに、前記可視蛍光が透過する色の前記インクと前記基材の前記印刷面との間に少なくとも一部が介在する。
図1は、第1の実施の形態に係るIDカードを示す平面図である。 図2は、第1の実施形態のIDカードの一部を示す断面図である。 図3は、第1の実施形態のIDカードの他の一部を示す断面図である。 図4は、インクの透過率特性と蛍光発光及び励起光の分光特性とを示すグラフである。 図5は、第1の実施形態の写真及び第1の蛍光材料を示す平面図である。 図6は、第1の実施形態の写真及び第2の蛍光材料を示す平面図である。 図7は、第1の実施形態の画像処理装置を示す図である。 図8は、第1の実施形態の画像処理を示すフローチャートである。 図9は、第1の実施形態の合成情報及び真の情報を示す図である。 図10は、第2の実施の形態に係るIDカード及び画像処理装置を示す図である。 図11は、第3の実施の形態に係るIDカード及び画像処理装置を示す図である。
以下に、第1の実施の形態について、図1乃至図9を参照して説明する。なお、実施形態に係る構成要素や、当該要素の説明について、複数の表現を併記することがある。当該構成要素及び説明について、記載されていない他の表現がされることは妨げられない。さらに、複数の表現が記載されない構成要素及び説明について、他の表現がされることは妨げられない。
図1は、第1の実施の形態に係るIDカード10を示す平面図である。IDカード10は、情報記録媒体の一例であり、例えばカード、偽変造防止媒体、印刷媒体、印刷物又は情報表示物のようにも称され得る。なお、情報記録媒体はIDカード10に限らず、パスポート、運転免許証、入館証、紙幣、有価証券、タグ、コンパクトディスク(CD)又はデジタルヴァーサタイルディスク(DVD)のような種々の媒体であっても良い。
図1に示すように、IDカード10は、カード状の基材11を有している。基材11は、例えば合成樹脂又は紙によって形成され、平坦な印刷面12を有する。印刷面12に、諸情報13と、写真14とが印刷される。写真14は、主情報の一例であり、第1の情報、被覆層、隠蔽層又は絵柄印刷層のようにも称され得る。なお、主情報は写真14に限らず、ホログラム、文字、図形、模様又は色彩のような他の情報であっても良い。
諸情報13は、氏名等のIDカード10を所有する人物の個人情報や、発行年月日等のIDカード10の固有の情報を示す文字である。写真14は、IDカード10を所有する人物の写真である。
図2は、IDカード10の一部を示す断面図である。図3は、IDカード10の他の一部を示す断面図である。図2及び図3は、写真14を形成する一つのドット(点)をそれぞれ示す。図2及び図3に示されるような複数のドットの集合体が写真14を形成する。なお、写真14は、図2及び図3にそれぞれ示されるドット以外のドットを含んでも良い。
図2及び図3に示すように、写真14は、カラー印刷を実現できるシアンインク21と、マゼンタインク22と、イエローインク23と、によって形成される。シアンインク21、マゼンタインク22、及びイエローインク23は、少なくとも一色のインクの一例である。シアン(C)は、第1の色と称され得る。マゼンタ(M)は、第2の色と称され得る。イエロー(Y)は、第3の色と称され得る。なお、第1乃至第3の色はこれに限らない。また、写真14は、黒色(K)のインクを含んでも良い。
写真14は、単色刷り又は二色刷りであっても良い。すなわち、写真14は、シアンインク21、マゼンタインク22、及びイエローインク23のうち一種類又は二種類のインクによって形成されても良い。なお、インクは、シアンインク21、マゼンタインク22、及びイエローインク23に限らない。
シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23は、例えばインクジェットプリンタのような印刷装置によって印刷面12に塗布され、図2及び図3に示されるような複数のドットを形成する。インクジェットプリンタは、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23を、順番に塗布する。
シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23は、印刷面12に重ねて印刷されることで、種々の色を示す。例えば、図2に示すように、シアンインク21及びイエローインク23が均等に重ねて印刷されたドットは、緑色を示す。一方、図3に示すように、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23が均等に重ねて印刷されたドットは、黒色又は灰色を示す。シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23が存在しないドットは、白色を示す。なお、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23は、重ねられずに、並べられて種々の色を示しても良い。
各ドットが示す色によって、当該ドットにおけるシアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23の量(厚さ)は異なる。前記インクジェットプリンタは、例えば、同量のインク滴を同一地点に複数回吐出することで、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23の厚さを変える。
図2に示すように、シアンインク21及びイエローインク23と、印刷面12との間に、第1の蛍光材料25が介在する。言い換えると、第1の蛍光材料25を、シアンインク21及びイエローインク23が覆う。第1の蛍光材料25は、透明又は半透明の物質である。なお、第1の蛍光材料25は、有色の物質でも良い。
図3に示すように、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23と、印刷面12との間に、第2の蛍光材料26が介在する。言い換えると、第2の蛍光材料26を、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23が覆う。第2の蛍光材料26は、透明又は半透明の物質である。なお、第2の蛍光材料26は、有色の物質でも良い。
図2及び図3に示すように、第1及び第2の蛍光材料25,26は、励起光L1を当てられると、励起光L1を吸収して励起する。励起した第1及び第2の蛍光材料25,26は、蛍光発光する。励起光L1は、波長が950〜1000nmの近赤外光である。なお、励起光L1は、他の波長の近赤外光、赤外光、紫外光又は可視光のような他の電磁波であっても良い。
図4は、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23の透過率特性と、第1及び第2の蛍光材料25,26の励起発光特性と、励起光L1の分光特性と、を示すグラフである。図4は、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23の透過率特性を、それぞれ一点鎖線、二点鎖線及び一点二短鎖線で示す。また、図4は、第1及び第2の蛍光材料25,26の励起発光特性を実線及び点線で示すとともに、励起光L1の分光特性を破線で示す。
図4に示すように、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23は、波長が950〜1000nmの帯域において、透過率が高い。このため、励起光L1は、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23を透過して、第1及び第2の蛍光材料25,26に入射する。
図2に示すように、励起光L1を受けて励起した第1の蛍光材料25は、可視光である緑色光L2を発する。緑色光L2は、可視蛍光の一例である。緑色は、可視領域にあり、第4の色とも称され得る。
図4に示すように、緑色光L2は、500〜600nmの可視波長帯域の光である。波長が500〜600nmの帯域において、シアンインク21及びイエローインク23の透過率は高い。一方、当該帯域において、マゼンタインク22の透過率は低い。このため、緑色光L2は、シアンインク21及びイエローインク23を透過するが、マゼンタインク22に吸収される。すなわち、第4の色である緑色は、第2の色であるマゼンタと補色関係にある。
図2に示すように、シアンインク21及びイエローインク23が第1の蛍光材料25の上に印刷される。一方、マゼンタインク22は、第1の蛍光材料25の上に存在しない。このため、第1の蛍光材料25が発した緑色光L2は、シアンインク21及びイエローインク23を透過して外部に出る。このように、第1の蛍光材料25は、緑色光L2が透過する色のインク(シアンインク21及びイエローインク23)と印刷面12との間に介在する。言い換えると、第1の蛍光材料25は、第1の蛍光材料25が発する緑色光L2と補色関係にない単色又は混色のインクによって覆われる。このような第1の蛍光材料25が発した緑色光L2は、外部から視認され得る。
シアンインク21のみ、又はイエローインク23のみが、第1の蛍光材料25の上に印刷されても良い。さらに、第1の蛍光材料25の上にシアンインク21及びイエローインク23が存在しない領域があっても良い。すなわち、白色を示すドットに第1の蛍光材料25が存在しても良い。
図3に示すように、励起光L1を受けて励起した第2の蛍光材料26は、不可視光である近赤外光L3を発する。近赤外光L3は、不可視蛍光の一例である。なお、第2の蛍光材料26は、赤外光又は紫外光のような他の電磁波を発しても良い。
図4に示すように、近赤外光L3は、1300〜1500nmの近赤外帯域の光である。近赤外光L3の波長は、励起光L1の波長よりも長い。波長が1300〜1500nmの帯域において、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23の透過率は高い。このため、近赤外光L3は、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23を透過する。
図3に示すように、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23が第2の蛍光材料26の上に印刷される。このため、第2の蛍光材料26が発した近赤外光L3は、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23を透過して外部に出る。このように、第2の蛍光材料26は、近赤外光L3が透過する色のインク(シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23)と印刷面12との間に介在する。このような第2の蛍光材料26が発した近赤外光L3は、例えば近赤外光を検知可能なセンサによって、外部から検知され得る。
シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23のうち、一種類又は二種類のインクが、第2の蛍光材料26の上に印刷されても良い。さらに、第2の蛍光材料26の上にシアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23が存在しない領域があっても良い。すなわち、白色を示すドットに第2の蛍光材料26が存在しても良い。
第1の蛍光材料25は、上述のものに限らない。例えば、第1の蛍光材料25は、青色に蛍光発光しても良いし、赤色に蛍光発光しても良い。青色に蛍光発光する第1の蛍光材料25は、青色と補色関係にないシアン、マゼンタ、又はそれらの混色のインク(シアンインク21、マゼンタインク22)に覆われる。赤色に蛍光発光する第2の蛍光材料26は、赤色と補色関係にないマゼンタ、イエロー、又はそれらの混色のインク(マゼンタインク22、イエローインク23)に覆われる。
緑色に蛍光発光する第1の蛍光材料25は、例えば、Molecular Technology GmbH社のFSD−546である。青色に蛍光発光する第1の蛍光材料25は、例えば、同社のFSD475である。赤色に蛍光発光する第1の蛍光材料25は、例えば、同社のFSD−660である。第2の蛍光材料26は、例えば、同社のIM−1500である。
図5は、写真14及び第1の蛍光材料25を示す平面図である。図5において、写真14の絵柄は二点鎖線によって示される。なお、図5におけるハッチングは、物体の断面ではなく、第1の蛍光材料25が存在する領域を示す。
図5に示すように、印刷面12に印刷された第1の蛍光材料25が形成する複数のドットが、第1の副情報31を形成する。第1の副情報31は、第2の情報又は埋め込み層のようにも称され得る。第1の副情報31は、複数の四角形が並んだ図形である。第1の副情報31は、単独では意味を成さない情報を示す。
第1の蛍光材料25は、シアンインク21及びイエローインク23の下に印刷される。言い換えると、第1の副情報31は、写真14に埋め込まれる。このため、第1の副情報31は、写真14の下に隠れており、例えば自然光の下では肉眼で視認されない。
図6は、写真14及び第2の蛍光材料26を示す平面図である。図6において、写真14の絵柄は二点鎖線によって示される。なお、図6におけるハッチングは、物体の断面ではなく、第2の蛍光材料26が存在する領域を示す。
図6に示すように、印刷面12に印刷された第2の蛍光材料26が形成する複数のドットが、第2の副情報32を形成する。第2の副情報32は、第3の情報又は埋め込み層のようにも称され得る。第2の副情報32は、複数の四角形が並んだ図形である。第2の副情報32は、単独では意味をなさない情報を示す。
第2の蛍光材料26は、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23の下に印刷される。言い換えると、第2の副情報32は、写真14に埋め込まれる。このため、第2の副情報32は、写真14の下に隠れており、例えば自然光の下では肉眼で視認されない。
上述のようなIDカード10は、例えば、以下のように作られる。なお、IDカード10の製造方法は、以下の方法に限られない。
まず、写真14のデータの入力処理が行われる。例えば、IDカード10の持ち主の顔がデジタルカメラで撮影され、顔写真のデジタルデータである第1のデータが得られる。当該第1のデータは、R(レッド)、G(グリーン)及びB(ブルー)成分で構成される。
次に、前記第1のデータが、C(シアン)、M(マゼンタ)及びY(イエロー)成分からなる第2のデータに変換される。当該第2のデータは、複数のドットによって構成される。
次に、前記第2のデータが、M(マゼンタ)成分を含む領域と、M(マゼンタ)成分を含まない領域とに分けられる。なお、第1の蛍光材料25が蛍光発光する光の波長によって、C(シアン)又はY(イエロー)成分を含む領域が選別されても良い。
次に、第1の副情報31の印刷情報が作成される。すなわち、写真14に埋め込まれる第1の副情報31の形状が決定される。例えば、所定の形状のマークと前記M(マゼンタ)成分を含まない領域とが重ね合わされ、それらが重複する部分が第1の副情報31の形状となる。なお、これに限らず、例えば、用意された複数種類のマークから、前記M(マゼンタ)成分を含まない領域に収まるマークが選択されても良い。
次に、第2の副情報32の印刷情報が作成される。すなわち、写真14に埋め込まれる第2の副情報32の形状が決定される。例えば、前記マークと前記M(マゼンタ)成分を含む領域とが重ね合わされ、重複する部分が第2の副情報32の形状となる。すなわち、重ね合わされた第1の副情報31と第2の副情報32とは、前記マークを形成する。
このように、第1の副情報31は、第1の蛍光材料25が発する緑色光L2と補色関係にあるM(マゼンタ)成分を避けて配置される。一方で、第2の副情報32は、第1の副情報31が避けたM(マゼンタ)成分を含む領域に配置され得る。言い換えると、第2の副情報32は、第1の副情報31を形成できない場所に形成できる。
次に、第1の副情報31の印刷情報に基づき、第1の蛍光材料25で、印刷面12に第1の副情報31が印刷される。さらに、第2の副情報32の印刷情報に基づき、第2の蛍光材料26で、印刷面12に第2の副情報32が印刷される。
次に、前記第2のデータに基づき、第1及び第2の副情報31,32の上から、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23で、写真14が印刷される。第1の蛍光材料25の上には、マゼンタインク22は印刷されない。
最後に、印刷面12に諸情報13が印刷されることで、IDカード10が作られる。なお、基材11にICインレットが埋め込まれたり、諸情報13及び写真14の上に透明な保護層が塗布されたりしても良い。
なお、写真14が黒色(K)インクを含む場合、第1の副情報31及び第2の副情報32は、黒色インクを含むドットを避けて配置される。言い換えると、第1及び第2の副情報31,32は、黒色インクに覆われる領域から外れて設けられる。なお、黒色インクが励起光L1、緑色光L2、及び近赤外光L3を透過する場合、当該黒色インクが第1及び第2の副情報31,32を覆っても良い。
図7は、IDカード10の真偽を判定する画像処理装置40を概略的に示す図である。図7に示すように、画像処理装置40は、投光部41と、第1の受光部42と、第2の受光部43と、処理部44と、記憶部45と、判定部46と、表示部47とを有する。例えば、CPU、メモリ、HDD及び光学ディスクドライブのような種々の要素が、単独で又は協働して、処理部44、記憶部45及び判定部46として機能する。すなわち、画像処理装置40の一部が、例えばパーソナルコンピュータであっても良い。
図8は、IDカード10の真偽を判定する画像処理の一例を示すフローチャートである。以下、図7及び図8を参照して、画像処理装置40の構成及び動作について説明する。なお、画像処理装置40の動作は、以下の説明に限られない。
投光部41は、例えばLEDライトであり、照射部、光源又は励起部とも称され得る。なお、投光部41は他の器具であっても良い。図7に示すように、投光部41は、所定の位置に配置されたIDカード10の印刷面12に向かって、励起光L1を照射する(ステップS10)。なお、投光部41は、励起光L1のみならず、可視光を発しても良い。
投光部41が発した励起光L1は、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23を透過し、第1及び第2の蛍光材料25,26に入射する。これにより、第1及び第2の蛍光材料25,26は励起し、緑色光L2及び近赤外光L3をそれぞれ発する。緑色光L2は、シアンインク21及びイエローインク23を透過して外部に出る。近赤外光L3は、シアンインク21、マゼンタインク22及びイエローインク23を透過して外に出る。
第1の受光部42は、第1のバンドパスフィルタ51と、第1のレンズ52と、第1のセンサ53とを有する。第1のバンドパスフィルタ51は、第1のフィルタの一例である。
第1のバンドパスフィルタ51は、第1の蛍光材料25の発光特性に合致した特性を有し、緑色光L2のみを透過させる。言い換えると、第1のバンドパスフィルタ51は、波長が500〜600nmの帯域の光のみを透過させる。第1のバンドパスフィルタ51は、IDカード10に向く第1のレンズ52の一方の面を覆う。
第1のセンサ53は、可視波長帯域の光を検出する光学センサである。第1のセンサ53は、第1のバンドパスフィルタ51及び第1のレンズ52を透過した緑色光L2を受ける(ステップS11)。緑色光L2は可視波長帯域の光であるため、第1のセンサ53に検出される。なお、第1のセンサ53は、第1のバンドパスフィルタ51を介さずに、緑色光L2を受けても良い。
第2の受光部43は、第2のバンドパスフィルタ55と、第2のレンズ56と、第2のセンサ57とを有する。第2のバンドパスフィルタ55は、第2のフィルタの一例である。
第2のバンドパスフィルタ55は、第2の蛍光材料26の発光特性に合致した特性を有し、近赤外光L3のみを透過させる。言い換えると、第2のバンドパスフィルタ55は、波長が1300〜1500nmの帯域の光のみを透過させる。第2のバンドパスフィルタ55は、IDカード10に向く第2のレンズ56の一方の面を覆う。
第2のセンサ57は、近赤外帯域の光を検出する光学センサである。第2のセンサ57は、第2のバンドパスフィルタ55及び第2のレンズ56を透過した近赤外光L3を受ける(ステップS12)。近赤外光L3は近赤外帯域の光であるため、第2のセンサ57に検出される。なお、第2のセンサ57は、第2のバンドパスフィルタ55を介さずに、近赤外光L3を受けても良い。
処理部44は、第1及び第2の受光部42,43に接続される。処理部44は、第1の受光部42が受けた緑色光L2から、第1の副情報31を読み取る(ステップS13)。言い換えると、処理部44は、第1のセンサ53が電気信号に変換した緑色光L2に基づき、図5に示すような第1の副情報31の画像データを作成する。
さらに、処理部44は、第2の受光部43が受けた近赤外光L3から、第2の副情報32を読み取る(ステップS14)。言い換えると、処理部44は、第2のセンサ57が電気信号に変換した近赤外光L3に基づき、図6に示すような第2の副情報32の画像データを作成する。近赤外光L3は本来肉眼で視認できないが、処理部44は、第2の副情報32を肉眼で視認可能な画像データを作成する。
図9は、合成情報61及び真の情報62を示す図である。処理部44は、第1の副情報31の画像データと、第2の副情報32の画像データとを組み合わせ、合成情報61の画像データを作成する(ステップS15)。処理部44は、例えば、第1及び第2の副情報31,32の画像データにそれぞれ埋め込まれた基準点を基準として、第1の副情報31の画像データと、第2の副情報32の画像データとを合成する。
図9に示すように、第1の副情報31の画像データと、第2の副情報32の画像データとが合成されることで、合成情報61の画像データが形成される。すなわち、それぞれ単独では意味を成さない第1及び第2の副情報31,32は、組み合わされることで一つの合成情報61を示す。
合成情報61は、第1及び第2の副情報31,32と異なる意味を示す。複数の四角形の組み合わせである第1及び第2の副情報31,32は、組み合わされることでアルファベット「T」字状の合成情報61を示す。
なお、第1及び第2の副情報31,32と、合成情報61とは、これに限らない。例えば、第1及び第2の副情報31,32は、それぞれが単独で意味をなす情報であっても良い。合成情報61は、文字や図形のような意味を成す情報でなくとも良い。
記憶部45に、予め真の情報62が記憶される。言い換えると、例えばROMのような記憶部45に、真の情報62の画像データが格納される。真の情報62は、アルファベット「T」字状の図形を示す。すなわち、真の情報62は、正しい合成情報61と一致する情報である。
判定部46は、処理部44と、記憶部45とに接続される。判定部46は、処理部44から合成情報61の画像データを取得するとともに、記憶部45から真の情報62の画像データを取得する(ステップS16)。判定部46は、合成情報61と真の情報62とを比較することで、IDカード10の真偽を判定する(ステップS17)。
例えば、合成情報61と真の情報62とが一致する割合が閾値以上である場合、判定部46は、IDカード10が正規品であると判定する。一方、合成情報61と真の情報62とが一致する割合が閾値より低い場合、判定部46は、IDカード10に偽造品の可能性があると判定する。判定部46は、例えば、合成情報61の輪郭と真の情報62の輪郭とを比較し、合成情報61と真の情報62とが一致する割合を調べる。
表示部47は、判定部46に接続される。表示部47は、例えば液晶ディスプレイのような画像を表示する装置である。表示部47は、判定部46から得た情報に基づき、IDカード10が正規品か否かを表示する。すなわち、判定部46によってIDカード10が正規品であると判定された場合、表示部47は、IDカード10が正規品であると表示する(ステップS18)。判定部46によってIDカード10に偽造品の可能性があると判定された場合、表示部47は、IDカード10が偽造品である可能性を警告する(ステップS19)。画像処理装置40のオペレータは、当該警告を受け、IDカード10について別の装置によってさらに調べても良い。なお、判定部46は、判定結果を表示部47ではない他の機器に出力させても良い。例えば、判定部46は、スピーカに判定結果を音声出力させても良い。
第1の実施の形態に係るIDカード10及び画像処理装置40において、IDカード10に励起光L1を当てることで、写真14を透過した励起光L1が、第1の蛍光材料25を励起する。励起によって第1の蛍光材料25が発する緑色光L2は、緑色と補色関係にないシアンインク21及びイエローインク23を透過する。緑色光L2は可視領域にあるため、第1の副情報31は、肉眼で容易に確認できる。このため、IDカード10に偽造防止技術が施されていることが、検査者にとって容易に判別できる。
第1の蛍光材料25が、写真14の下に配置される。これにより、写真14の画質低下を抑制できる。さらに、第1の蛍光材料25が蛍光発光する緑色光L2は、その上に存在する写真14のシアンインク21及びイエローインク23を透過する。すなわち、緑色光L2は、マゼンタインク22に吸収されることなく外部に出る。このため、第1の副情報31を明瞭に確認しやすくなる。
第1の蛍光材料25を励起させる励起光L1によって、第2の蛍光材料26も励起される。第2の蛍光材料26は、可視領域の緑色光L2を発する第1の蛍光材料25と異なり、不可視領域の近赤外光L3を発する。このため、二つの副情報31,32によって偽造防止を図ることができ、IDカード10のセキュリティ強度(悪用耐性)を高めることができる。
それぞれ単独では意味をなさない情報を示す第1の副情報31と第2の副情報32とが、組み合わせられることで、第1及び第2の副情報31,32と異なる合成情報61を示す。これにより、IDカード10のセキュリティ強度が向上する。
画像処理装置40において、一つの投光部41が発する励起光L1が、第1及び第2の蛍光材料25,26を励起する。そして、画像処理装置40は、第1の蛍光材料25が発する可視領域の緑色光L2から第1の副情報31を読み取るとともに、第2の蛍光材料26が発する不可視領域の近赤外光L3から第2の副情報32を読み取り、第1及び第2の副情報31,32から合成情報61を作る。画像処理装置40は、合成情報61に基づき、IDカード10の真偽判断を行う。このため、画像処理装置40は、二種類の副情報31,32を有するセキュリティ強度が高いIDカード10の真偽判定を比較的容易に行うことができる。
画像処理装置40は、緑色光L2のみを透過させる第1のバンドパスフィルタ51と、近赤外光L3のみを透過させる第2のバンドパスフィルタ55とを有する。これにより、第1及び第2の受光部42,43がノイズを受けることを抑制でき、明るさレベルのS/N比(信号雑音比)が向上する。したがって、IDカード10の真偽判定の確実性が向上する。
以下に、第2の実施の形態について、図10を参照して説明する。なお、以下の複数の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
図10は、第2の実施の形態に係るIDカード10及び画像処理装置40の一部を概略的に示す図である。図10に示すように、シアンインク21及びマゼンタインク22と、印刷面12との間に、第3の蛍光材料71が介在する。言い換えると、第3の蛍光材料71を、シアンインク21及びマゼンタインク22が覆う。第3の蛍光材料71は、透明又は半透明の物質である。なお、第3の蛍光材料71は、有色の材料でも良い。
第3の蛍光材料71は、第1及び第2の蛍光材料25,26と同様に、励起光L1を吸収して励起する。励起した第3の蛍光材料71は、蛍光発光し、可視光である青色光L4を発する。青色光L4は、他色の可視蛍光とも称され得る。青色は、可視領域にあり、第5の色とも称され得る。
青色光L4は、400〜450nmの可視波長帯域の光である。図4に示すように、波長が400〜450nmの帯域において、シアンインク21及びマゼンタインク22の透過率は高い。一方、当該帯域において、イエローインク23の透過率は低い。このため、青色光L4は、シアンインク21及びマゼンタインク22を透過するが、イエローインク23に吸収される。すなわち、第5の色である青色は、第3の色であるイエローと補色関係にある。
図10に示すように、シアンインク21及びマゼンタインク22が第3の蛍光材料71の上に印刷される。一方、イエローインク23は、第3の蛍光材料71の上に存在しない。このため、第3の蛍光材料71が発した青色光L4は、シアンインク21及びマゼンタインク22を透過して外部に出る。このように、第3の蛍光材料71は、青色光L4が透過する色のインク(シアンインク21及びマゼンタインク22)と印刷面12との間に介在する。言い換えると、第3の蛍光材料71は、第3の蛍光材料71が発する青色光L4と補色関係にない色のインク(シアンインク21及びマゼンタインク22)のみによって覆われる。
シアンインク21のみ、又はマゼンタインク22のみが、第3の蛍光材料71の上に印刷されても良い。さらに、第3の蛍光材料71の上にシアンインク21及びマゼンタインク22が存在しない領域があっても良い。すなわち、白色を示すドットに第3の蛍光材料71が存在しても良い。
印刷面12に印刷された第3の蛍光材料71が形成する複数のドットが、第3の副情報72を形成する。第3の副情報72は、複数の四角形が並んだ図形である。第3の副情報72は、単独では意味を成さない情報を示す。
第3の蛍光材料71は、シアンインク21及びマゼンタインク22の下に印刷される。このため、第3の副情報72は、写真14の下に隠れており、例えば自然光の下では肉眼で視認されない。
第2の実施形態の画像処理装置40の第1の受光部42は、第3のバンドパスフィルタ73と、交換部74とを有する。第3のバンドパスフィルタ73は、第3のフィルタの一例である。
第3のバンドパスフィルタ73は、青色光L4のみを透過させる。言い換えると、第3のバンドパスフィルタ73は、波長が400〜450nmの帯域の光のみを透過させる。
交換部74は、第1のバンドパスフィルタ51と第3のバンドパスフィルタ73とを連結する。第1のバンドパスフィルタ51と第3のバンドパスフィルタ73は、交換部74を中心に回転できる。第3のバンドパスフィルタ73は、交換部74を中心に回転することで、第1のバンドパスフィルタ51の代わりに、IDカード10に向く第1のレンズ52の一方の面を覆うことができる。
第1のセンサ53が第1のバンドパスフィルタ51を透過した緑色光L2を受けた後、第3のバンドパスフィルタ73は、第1のバンドパスフィルタ51と交換される。そして、第1のセンサ53は、第3のバンドパスフィルタ73及び第1のレンズ52を透過した青色光L4を受ける。
処理部44は、第1の受光部42が受けた青色光L4から、第3の副情報72を読み取る。さらに、処理部44は、第1乃至第3の副情報31,32,72の画像データを組み合わせ、合成情報61の画像データを作成する。当該合成情報61は、判定部46によって取得され、真の情報62と比較される。
第2の実施形態の画像処理装置40によれば、第1の受光部42は、第1のバンドパスフィルタ51と第3のバンドパスフィルタ73とを交換することで、緑色光L2又は青色光L4を選択的に受ける。これにより、一つの第1の受光部42により複数種類の副情報31,72を読み取ることができ、画像処理装置40の製造コストを低減できる。
以下に、第3の実施の形態について、図11を参照して説明する。図11は、第3の実施の形態に係るIDカード10及び画像処理装置40の一部を示す図である。第3の実施形態における画像処理装置40は、第1の実施形態と同じである。
図11に示すように、マゼンタインク22は、印刷面12と、第1及び第2の蛍光材料25,26との間に介在する。すなわち、マゼンタインク22を第1及び第2の蛍光材料25,26が覆い、第1及び第2の蛍光材料25,26をシアンインク21及びイエローインク23の少なくとも一方が覆う。言い換えると、第1及び第2の蛍光材料25,26によって形成される第1及び第2の副情報31,32は、シアンインク21、マゼンタインク22、及びイエローインク23によって形成される写真14に隠れる。
第3の実施形態のIDカード10によれば、第1の蛍光材料25は、緑色光L2を吸収するマゼンタインク22の上に設けられる。第1の蛍光材料25は透明又は半透明であるため、第1の蛍光材料25と印刷面12との間にあるマゼンタインク22の色は視認可能である。これにより、第1の副情報31が形成される場所が制限されることを抑制できる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、第1の蛍光材料が、当該第1の蛍光材料が発する第4の色の光を透過する少なくとも一つの第1乃至第3の色のインクと印刷面との間に介在する。これにより、主情報の画質低下を抑制できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…IDカード、11…基材、12…印刷面、14…写真、21…シアンインク、22…マゼンタインク、23…イエローインク、25…第1の蛍光材料、26…第2の蛍光材料、31…第1の副情報、32…第2の副情報、40…画像処理装置、41…投光部、42…第1の受光部、43…第2の受光部、44…処理部、45…記憶部、46…判定部、51…第1のバンドパスフィルタ、55…第2のバンドパスフィルタ、61…合成情報、62…真の情報、71…第3の蛍光材料、72…第3の副情報、73…第3のバンドパスフィルタ。

Claims (5)

  1. 印刷面を有する基材と、
    前記印刷面の上に設けられ、少なくとも一色のインクによって形成される主情報と、
    前記インクを透過する励起光を吸収して励起することで可視蛍光を発する第1の蛍光材料によって形成されるとともに、前記可視蛍光が透過する色の前記インクと前記基材の前記印刷面との間に少なくとも一部が介在する第1の副情報と、
    を具備する情報記録媒体。
  2. 前記励起光を吸収して励起することで不可視蛍光を発する第2の蛍光材料によって形成されるとともに、前記不可視蛍光が透過する前記インクと前記基材の前記印刷面との間に少なくとも一部が介在する第2の副情報、をさらに具備する請求項1の情報記録媒体。
  3. 前記第1の副情報と前記第2の副情報とは、組み合わされることで第1及び第2の副情報と異なる合成情報を示す、請求項2の情報記録媒体。
  4. 印刷面を有する基材と、
    前記印刷面の上に設けられ、少なくとも一色のインクによって形成された主情報と、
    前記インクを透過する励起光を吸収して励起することで可視蛍光を発する第1の蛍光材料によって形成されるとともに、前記可視蛍光が透過する色の前記インクと前記基材の前記印刷面との間に少なくとも一部が介在する第1の副情報と、
    前記励起光を吸収して励起することで不可視蛍光を発する第2の蛍光材料によって形成されるとともに、前記不可視蛍光が透過する色の前記インクと前記基材の前記印刷面との間に少なくとも一部が介在する第2の副情報と、
    を有する情報記録媒体から前記第1及び第2の副情報を読み取る画像処理装置であって、
    前記印刷面に向かって前記励起光を発する投光部と、
    前記可視蛍光を受ける第1の受光部と、
    前記不可視蛍光を受ける第2の受光部と、
    前記第1及び第2の受光部に接続され、前記第1の受光部が受けた前記可視蛍光から前記第1の副情報を読み取り、前記第2の受光部が受けた前記不可視蛍光から前記第2の副情報を読み取り、前記第1の副情報と前記第2の副情報とを組み合わせて合成情報を作る処理部と、
    真の情報を記憶する記憶部と、
    前記処理部と前記記憶部とに接続され、前記処理部から得た前記合成情報と、前記記憶部から得た前記真の情報と、を比較することで前記情報記録媒体の真偽を判定する判定部と、
    を具備する画像処理装置。
  5. 印刷面を有する基材と、
    前記印刷面の上に設けられ、少なくとも一色のインクによって形成された主情報と、
    前記インクを透過する励起光を吸収して励起することで可視蛍光を発する第1の蛍光材料によって形成されるとともに、前記可視蛍光が透過する色の前記インクと前記基材の前記印刷面との間に少なくとも一部が介在する第1の副情報と、
    前記励起光を吸収して励起することで不可視蛍光を発する第2の蛍光材料によって形成されるとともに、前記不可視蛍光が透過する色の前記インクと前記基材の前記印刷面との間に少なくとも一部が介在する第2の副情報と、
    を有する情報記録媒体の真偽判定方法であって、
    前記印刷面に向かって前記励起光を当て、
    前記可視蛍光から前記第1の副情報を読み取り、
    前記不可視蛍光から前記第2の副情報を読み取り、
    前記第1の副情報と前記第2の副情報とを組み合わせて合成情報を作り、
    前記合成情報と真の情報とを比較することで前記情報記録媒体の真偽を判定する、情報記録媒体の真偽判定方法。
JP2013180595A 2013-08-30 2013-08-30 情報記録媒体、画像処理装置及び情報記録媒体の真偽判定方法 Expired - Fee Related JP6151134B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013180595A JP6151134B2 (ja) 2013-08-30 2013-08-30 情報記録媒体、画像処理装置及び情報記録媒体の真偽判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013180595A JP6151134B2 (ja) 2013-08-30 2013-08-30 情報記録媒体、画像処理装置及び情報記録媒体の真偽判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015050605A true JP2015050605A (ja) 2015-03-16
JP6151134B2 JP6151134B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=52700276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013180595A Expired - Fee Related JP6151134B2 (ja) 2013-08-30 2013-08-30 情報記録媒体、画像処理装置及び情報記録媒体の真偽判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6151134B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0952479A (ja) * 1995-08-14 1997-02-25 Toppan Printing Co Ltd 情報担持シートとこれに用いられるインキ及び転写シート
JPH10129107A (ja) * 1996-11-01 1998-05-19 Toppan Printing Co Ltd 画像表示体
JP2000296687A (ja) * 1999-04-15 2000-10-24 Printing Bureau Ministry Of Finance Japan 安全保護シート及びその真偽判別方法並びにその真偽判別装置
JP2001092255A (ja) * 1999-09-27 2001-04-06 Hitachi Maxell Ltd 電子写真式記録装置、情報媒体及び印刷方法
JP2006205500A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止策が施された番号印刷媒体
JP2009137129A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Toppan Printing Co Ltd 情報記録媒体及び読み取り方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0952479A (ja) * 1995-08-14 1997-02-25 Toppan Printing Co Ltd 情報担持シートとこれに用いられるインキ及び転写シート
JPH10129107A (ja) * 1996-11-01 1998-05-19 Toppan Printing Co Ltd 画像表示体
JP2000296687A (ja) * 1999-04-15 2000-10-24 Printing Bureau Ministry Of Finance Japan 安全保護シート及びその真偽判別方法並びにその真偽判別装置
JP2001092255A (ja) * 1999-09-27 2001-04-06 Hitachi Maxell Ltd 電子写真式記録装置、情報媒体及び印刷方法
JP2006205500A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止策が施された番号印刷媒体
JP2009137129A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Toppan Printing Co Ltd 情報記録媒体及び読み取り方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6151134B2 (ja) 2017-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6927559B2 (ja) 光学コード、光学コードの作成方法、光学コードの真贋判定方法、光学コードの読取装置、及び読取補助装置
JP4779792B2 (ja) 情報記録媒体、及び情報記録媒体の真偽判定装置
JP5260548B2 (ja) シースルーウィンドウを有するデータ記憶媒体及びこれを製造する方法
JP4928610B2 (ja) 一つの画像をもう一つの画像の上に重ね合わせる方法、その画像重ね合わせ方法を用いてデータ媒体をある個人専用のものにする方法と個人専用化を施されたデータ媒体
US20110298204A1 (en) Document security by aligning visible and hidden marks
EP2977935B1 (en) Identification medium, code information reading method, code information reading device, identification medium manufacturing method, and identification medium manufacturing device
JP6128749B2 (ja) 光学読み取り装置、光学読み取り方法およびプログラム
US20160303889A1 (en) Security element for a document of value and/or a security document
JP2008080610A (ja) 機械読み取り可能な情報印刷物
JP2009137129A (ja) 情報記録媒体及び読み取り方法
JP5050287B2 (ja) 偽造防止用印刷物
JP6151134B2 (ja) 情報記録媒体、画像処理装置及び情報記録媒体の真偽判定方法
JP6334333B2 (ja) 情報記録媒体及び画像処理装置
JP2006213017A (ja) 赤外吸収印刷物およびその読み取り方法
JP4264776B2 (ja) 安全保護シート及びその真偽判別方法並びにその真偽判別装置
JP6523884B2 (ja) 印刷方法
JP6954126B2 (ja) 印刷物、その読み取り方法および読み取り装置
JP2018132805A (ja) 偽造防止媒体および偽造防止媒体を識別するための識別装置
JP2018060331A (ja) 情報コード読み取り装置及びそのシステム、並びに媒体の真贋判定方法
WO2010059075A1 (ru) Защищенный от подделки ценный документ с защитным элементом (варианты), способ защиты от подделки ценного документа (варианты), устройство визуализации и защитный элемент (варианты)
US10198608B2 (en) Information recording medium and authenticity determination method
JP6003335B2 (ja) 情報記録媒体の読取方法、情報記録媒体
JP6497044B2 (ja) 印刷物
JP2009149068A (ja) 偽造防止印刷物及びこれを用いた検証方法
JP2005100003A (ja) 情報記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20151102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170524

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6151134

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees