JP2001113861A - 視覚復号型暗号を利用した記録媒体 - Google Patents
視覚復号型暗号を利用した記録媒体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、数字または絵柄等の秘密情報となる
元画像データを複数に分解して暗号化することにより、
製造工程の煩雑さを解消でき、製造が容易で、しかも手
操作で複数の暗号画像データを重ね合わせて元画像デー
タを復号することが可能で、秘密情報を隠蔽可能となる
記録媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】視覚復号型暗号技術を用いて、元画像デー
タを複数に分解し、各々の暗号画像データを透明プラス
チック基材の片面の同一表面上に順次配列するか、もし
くは各々の暗号画像データのうち、任意の少なくとも一
つの暗号画像データを透明プラスチック基材の片面の表
面上に、残りの他の暗号画像データを該基材のもう一方
の面の裏面に順次配列し、該暗号画像データの相互の間
に折り曲げるための折り目を設けたことを特徴とする視
覚復号型暗号を利用した記録媒体である。
元画像データを複数に分解して暗号化することにより、
製造工程の煩雑さを解消でき、製造が容易で、しかも手
操作で複数の暗号画像データを重ね合わせて元画像デー
タを復号することが可能で、秘密情報を隠蔽可能となる
記録媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】視覚復号型暗号技術を用いて、元画像デー
タを複数に分解し、各々の暗号画像データを透明プラス
チック基材の片面の同一表面上に順次配列するか、もし
くは各々の暗号画像データのうち、任意の少なくとも一
つの暗号画像データを透明プラスチック基材の片面の表
面上に、残りの他の暗号画像データを該基材のもう一方
の面の裏面に順次配列し、該暗号画像データの相互の間
に折り曲げるための折り目を設けたことを特徴とする視
覚復号型暗号を利用した記録媒体である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、元画像データを複
数に分解した暗号画像データを、手操作で重ね合わせて
元画像データを復号することが可能な記録媒体に関す
る。該記録媒体は抽選券、くじ、カード、証券類等に適
用できるものである。
数に分解した暗号画像データを、手操作で重ね合わせて
元画像データを復号することが可能な記録媒体に関す
る。該記録媒体は抽選券、くじ、カード、証券類等に適
用できるものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、印刷等によって文字、数字または
絵柄等の隠蔽したい情報を有する抽選券、くじ、カード
類が普及している。例えば、印刷等によって形成した隠
蔽したい情報を部分的に有するスクラッチカードの場
合、一例として、スクラッチカードの断面図（図４参
照）に示すように秘密情報を隠蔽するために隠蔽層４２
等を形成している。また、三角くじや圧着はがき等の場
合、一例として、圧着はがきの平面図（図５参照）に示
すように秘密情報を隠蔽するために折り曲げ加工、糊付
け、圧着加工等何らかの物理的後加工を施しているのが
通常である。
絵柄等の隠蔽したい情報を有する抽選券、くじ、カード
類が普及している。例えば、印刷等によって形成した隠
蔽したい情報を部分的に有するスクラッチカードの場
合、一例として、スクラッチカードの断面図（図４参
照）に示すように秘密情報を隠蔽するために隠蔽層４２
等を形成している。また、三角くじや圧着はがき等の場
合、一例として、圧着はがきの平面図（図５参照）に示
すように秘密情報を隠蔽するために折り曲げ加工、糊付
け、圧着加工等何らかの物理的後加工を施しているのが
通常である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の抽
選券、くじ、カード類の場合は、秘密情報を隠蔽するた
めに印刷等により隠蔽層を印刷する工程が煩雑である上
に、さらに印刷後の後加工工程が必要となり、生産効率
に問題があった。
選券、くじ、カード類の場合は、秘密情報を隠蔽するた
めに印刷等により隠蔽層を印刷する工程が煩雑である上
に、さらに印刷後の後加工工程が必要となり、生産効率
に問題があった。
【０００４】本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた
もので、文字、数字または絵柄等の秘密情報となる元画
像データを複数に分解して暗号化することにより、製造
工程の煩雑さを解消でき、製造が容易で、しかも手操作
で複数の暗号画像データを重ね合わせて元画像データを
復号することが可能で、秘密情報を隠蔽可能となる記録
媒体を提供することを目的とする。
もので、文字、数字または絵柄等の秘密情報となる元画
像データを複数に分解して暗号化することにより、製造
工程の煩雑さを解消でき、製造が容易で、しかも手操作
で複数の暗号画像データを重ね合わせて元画像データを
復号することが可能で、秘密情報を隠蔽可能となる記録
媒体を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１記載の発明は、視覚復号型暗号技術を用
いて、元画像データを複数に分解し、各々の暗号画像デ
ータを透明プラスチック基材の片面の同一表面上に順次
配列するか、もしくは各々の暗号画像データのうち、任
意の少なくとも一つの暗号画像データを透明プラスチッ
ク基材の片面の表面上に、残りの他の暗号画像データを
該基材のもう一方の面の裏面に順次配列し、該暗号画像
データの相互の間に折り曲げるための折り目を設けたこ
とを特徴とする視覚復号型暗号を利用した記録媒体であ
る。
めに、請求項１記載の発明は、視覚復号型暗号技術を用
いて、元画像データを複数に分解し、各々の暗号画像デ
ータを透明プラスチック基材の片面の同一表面上に順次
配列するか、もしくは各々の暗号画像データのうち、任
意の少なくとも一つの暗号画像データを透明プラスチッ
ク基材の片面の表面上に、残りの他の暗号画像データを
該基材のもう一方の面の裏面に順次配列し、該暗号画像
データの相互の間に折り曲げるための折り目を設けたこ
とを特徴とする視覚復号型暗号を利用した記録媒体であ
る。
【０００６】請求項２記載の発明は、請求項１記載の視
覚復号型暗号を利用した記録媒体において、前記プラス
チック基材が、ポリエステル樹脂（ＰＥＴ）、塩化ビニ
ル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂から選ばれる何れかの透明性を有する材料
であることを特徴とする。
覚復号型暗号を利用した記録媒体において、前記プラス
チック基材が、ポリエステル樹脂（ＰＥＴ）、塩化ビニ
ル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂から選ばれる何れかの透明性を有する材料
であることを特徴とする。
【０００７】請求項３記載の発明は、請求項１又は２記
載の視覚復号型暗号を利用した記録媒体において、前記
暗号画像データを、印刷、静電転写、インクジェット、
製版技術から選ばれる何れかの手段により設けることを
特徴とする。
載の視覚復号型暗号を利用した記録媒体において、前記
暗号画像データを、印刷、静電転写、インクジェット、
製版技術から選ばれる何れかの手段により設けることを
特徴とする。
【０００８】請求４記載の発明は、請求項１乃至３記載
の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録媒体におい
て、前記折り目を、ミシン、きり欠き、筋付け加工から
選ばれる何れかの手段によって設けたことを特徴とす
る。
の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録媒体におい
て、前記折り目を、ミシン、きり欠き、筋付け加工から
選ばれる何れかの手段によって設けたことを特徴とす
る。
【０００９】請求５記載の発明は、請求項１乃至４記載
の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録媒体におい
て、前記暗号画像データを折り目に沿って折り曲げて、
暗号画像データ相互を所定の位置で重ね合わせて元画像
データを復号することを特徴とする。
の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録媒体におい
て、前記暗号画像データを折り目に沿って折り曲げて、
暗号画像データ相互を所定の位置で重ね合わせて元画像
データを復号することを特徴とする。
【００１０】請求６記載の発明は、請求項１乃至５記載
の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録媒体におい
て、前記暗号画像データを折り目に沿って折り曲げて、
暗号画像データ相互を所定の位置で重ね合わせて最下層
となる暗号画像データの背面に暗号画像データよりも反
射率の高い下地層を設けたことを特徴とする。
の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録媒体におい
て、前記暗号画像データを折り目に沿って折り曲げて、
暗号画像データ相互を所定の位置で重ね合わせて最下層
となる暗号画像データの背面に暗号画像データよりも反
射率の高い下地層を設けたことを特徴とする。
【００１１】請求７記載の発明は、請求項１乃至６記載
の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録媒体におい
て、前記暗号画像データの背面に設けた下地層の反射率
が、５０％以上であることを特徴とする。
の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録媒体におい
て、前記暗号画像データの背面に設けた下地層の反射率
が、５０％以上であることを特徴とする。
【００１２】請求８記載の発明は、請求項１乃至７記載
の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録媒体におい
て、抽選券、くじ、カード、証券類等に使用したことを
特徴とする。
の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録媒体におい
て、抽選券、くじ、カード、証券類等に使用したことを
特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の記録媒体の実施
の形態について、図面を参照して文字、数字または絵柄
等の秘密情報となる元画像データを視覚復号型暗号技術
を用いて、２つに分解した場合の例を下記に説明する。
しかし、これに限定されるものではなく、勿論、元画像
データを２つ以上の複数分解したものでも良い。
の形態について、図面を参照して文字、数字または絵柄
等の秘密情報となる元画像データを視覚復号型暗号技術
を用いて、２つに分解した場合の例を下記に説明する。
しかし、これに限定されるものではなく、勿論、元画像
データを２つ以上の複数分解したものでも良い。
【００１４】図１（ａ）は、本発明の第1の実施形態と
しての記録媒体の斜視図である。 透明プラスチックシ
ートもしくはカード基材１０の片面の同一平面上に、文
字、数字または絵柄等の秘密情報となる元画像データを
２つに分解してなる暗号画像データ１１と、もう一方の
暗号画像データ１２が形成されており、前記２つの暗号
画像データの相互の間にそれぞれの画像データを折り曲
げるための折り目１３が設けられている。本発明の記録
媒体における折り目１３は、ミシン、きり欠き、筋付け
等の加工手段によって設けることができる。
しての記録媒体の斜視図である。 透明プラスチックシ
ートもしくはカード基材１０の片面の同一平面上に、文
字、数字または絵柄等の秘密情報となる元画像データを
２つに分解してなる暗号画像データ１１と、もう一方の
暗号画像データ１２が形成されており、前記２つの暗号
画像データの相互の間にそれぞれの画像データを折り曲
げるための折り目１３が設けられている。本発明の記録
媒体における折り目１３は、ミシン、きり欠き、筋付け
等の加工手段によって設けることができる。
【００１５】また、図２は、本発明の第２の実施形態の
記録媒体の断面図である。文字、数字または絵柄等の秘
密情報となる元画像データを２つに分解してなる暗号画
像データ２１と、もう一方の暗号画像データ２２を透明
プラスチックシートもしくはカード基材２０の片面の表
面に暗号画像データ２２を、一方の暗号画像データ２１
を基材２０のもう一方の面の裏面に形成されており、前
記２つの暗号画像データの相互の間にそれぞれの画像デ
ータを折り曲げるための折り目２３が設けられている。
記録媒体の断面図である。文字、数字または絵柄等の秘
密情報となる元画像データを２つに分解してなる暗号画
像データ２１と、もう一方の暗号画像データ２２を透明
プラスチックシートもしくはカード基材２０の片面の表
面に暗号画像データ２２を、一方の暗号画像データ２１
を基材２０のもう一方の面の裏面に形成されており、前
記２つの暗号画像データの相互の間にそれぞれの画像デ
ータを折り曲げるための折り目２３が設けられている。
【００１６】本発明の記録媒体における透明プラスチッ
クシートもしくはカード基材は、ポリエステル樹脂（Ｐ
ＥＴ）、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透明性を有する材料
を使用することができる。
クシートもしくはカード基材は、ポリエステル樹脂（Ｐ
ＥＴ）、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透明性を有する材料
を使用することができる。
【００１７】本発明の記録媒体における暗号画像データ
を、透明プラスチックシートもしくはカード基材上に形
成する方法は、印刷、静電転写、インクジェット、また
コンピュータから直接フィルム出力するような場合は製
版技術等の手段により形成することができる。
を、透明プラスチックシートもしくはカード基材上に形
成する方法は、印刷、静電転写、インクジェット、また
コンピュータから直接フィルム出力するような場合は製
版技術等の手段により形成することができる。
【００１８】本発明の記録媒体は、図１に示すように、
視覚復号型暗号技術を利用して、秘密情報となる元画像
データを２つに分解してなる暗号画像データ１１と、も
う一方の暗号画像データ１２が形成されており（図１
(ａ)参照）、暗号画像データ１１と、暗号画像データ１
２の暗号画像データを折り目１３に沿って折り曲げ（図
１(ｂ)参照）、手操作で、２つの暗号画像データ相互を
所定の位置で重ね合わせて元画像データ１４を容易に復
号する（図１(ｃ)参照）ことが可能である。分解した暗
号画像データ１１と、暗号画像データ１２の２つの暗号
画像データ相互を所定の位置で重ね合わせるための位置
を示した目印（見当）（図示せず）を暗号画像データ上
に設けることもできる。これによって、２つの暗号画像
データを手操作で容易に重ね合わせて元画像データ１４
を容易に復号することが可能である。勿論、隠蔽された
秘密情報は誰かに見られてはならないものである。本発
明では、暗号画像データを復号するためには、各々の暗
号画像データを折り目に沿って折り曲げてできる折り目
の折った痕跡が残ることから、誰かにその秘密情報を見
られた可能性があるかの確認ができ、不正利用を防止で
きる。
視覚復号型暗号技術を利用して、秘密情報となる元画像
データを２つに分解してなる暗号画像データ１１と、も
う一方の暗号画像データ１２が形成されており（図１
(ａ)参照）、暗号画像データ１１と、暗号画像データ１
２の暗号画像データを折り目１３に沿って折り曲げ（図
１(ｂ)参照）、手操作で、２つの暗号画像データ相互を
所定の位置で重ね合わせて元画像データ１４を容易に復
号する（図１(ｃ)参照）ことが可能である。分解した暗
号画像データ１１と、暗号画像データ１２の２つの暗号
画像データ相互を所定の位置で重ね合わせるための位置
を示した目印（見当）（図示せず）を暗号画像データ上
に設けることもできる。これによって、２つの暗号画像
データを手操作で容易に重ね合わせて元画像データ１４
を容易に復号することが可能である。勿論、隠蔽された
秘密情報は誰かに見られてはならないものである。本発
明では、暗号画像データを復号するためには、各々の暗
号画像データを折り目に沿って折り曲げてできる折り目
の折った痕跡が残ることから、誰かにその秘密情報を見
られた可能性があるかの確認ができ、不正利用を防止で
きる。
【００１９】図３（ａ）は、本発明の第３の実施形態と
しての記録媒体の断面図である。暗号画像データを折り
目に沿って折り曲げて、暗号画像データ相互を所定の位
置で重ね合わせて最下層となる暗号画像データの背面に
暗号画像データよりも反射率の高い下地層を設けたこと
を特徴とする。２つの暗号画像データのうち、暗号画像
データ３１を形成した透明プラスチック基材３０の暗号
画像データ３１と反対側の基材面に暗号画像データより
も反射率の高い下地層３６を設けた例を示したものであ
る。本発明の記録媒体における下地層は、透明プラスチ
ック基材３０と暗号画像データ３１との間に下地層（図
示せず）を設けることもできる。また、３つ以上の暗号
画像データに分解してなる記録媒体の場合は、暗号画像
データを折り目に沿って折り曲げて、暗号画像データ相
互を所定の位置で重ね合わせたときに最下層となる暗号
画像データの背面に暗号画像データよりも反射率の高い
下地層を設ける。本発明の記録媒体における下地層の反
射率は、一例として白色に着色する等の手段によって、
５０％以上とすることが望ましい。これによって、復号
された画像データの視認性が向上する。
しての記録媒体の断面図である。暗号画像データを折り
目に沿って折り曲げて、暗号画像データ相互を所定の位
置で重ね合わせて最下層となる暗号画像データの背面に
暗号画像データよりも反射率の高い下地層を設けたこと
を特徴とする。２つの暗号画像データのうち、暗号画像
データ３１を形成した透明プラスチック基材３０の暗号
画像データ３１と反対側の基材面に暗号画像データより
も反射率の高い下地層３６を設けた例を示したものであ
る。本発明の記録媒体における下地層は、透明プラスチ
ック基材３０と暗号画像データ３１との間に下地層（図
示せず）を設けることもできる。また、３つ以上の暗号
画像データに分解してなる記録媒体の場合は、暗号画像
データを折り目に沿って折り曲げて、暗号画像データ相
互を所定の位置で重ね合わせたときに最下層となる暗号
画像データの背面に暗号画像データよりも反射率の高い
下地層を設ける。本発明の記録媒体における下地層の反
射率は、一例として白色に着色する等の手段によって、
５０％以上とすることが望ましい。これによって、復号
された画像データの視認性が向上する。
【００２０】本発明の記録媒体は、金銭的価値、秘匿性
を有する抽選券、くじ、カード、証券類等に使用するこ
とができる。
を有する抽選券、くじ、カード、証券類等に使用するこ
とができる。
【００２１】
【発明の効果】本発明により、文字、数字または絵柄等
の秘密情報となる元画像データを複数に分解して暗号化
することにより、製造工程の煩雑さを解消でき、製造が
容易で、しかも手操作で暗号画像データを重ね合わせて
元画像データを復号することができる、秘密情報を隠蔽
可能となる記録媒体を提供することが可能となった。従
って、記録媒体のコストダウンが可能となった。さら
に、本発明の記録媒体は、金銭的価値、秘匿性を有する
抽選券、くじ、カード、証券類等に使用することができ
る。
の秘密情報となる元画像データを複数に分解して暗号化
することにより、製造工程の煩雑さを解消でき、製造が
容易で、しかも手操作で暗号画像データを重ね合わせて
元画像データを復号することができる、秘密情報を隠蔽
可能となる記録媒体を提供することが可能となった。従
って、記録媒体のコストダウンが可能となった。さら
に、本発明の記録媒体は、金銭的価値、秘匿性を有する
抽選券、くじ、カード、証券類等に使用することができ
る。
【図１】本発明の第１の実施例としての視覚復号型暗号
を利用した記録媒体の斜視図及び２つの暗号画像データ
を折り目に沿って折り曲げて、暗号画像データ相互を所
定の位置で重ね合わせて元画像データを復号する操作を
示した説明図である。
を利用した記録媒体の斜視図及び２つの暗号画像データ
を折り目に沿って折り曲げて、暗号画像データ相互を所
定の位置で重ね合わせて元画像データを復号する操作を
示した説明図である。
【図２】本発明の第２の実施例としての視覚復号型暗号
を利用した記録媒体の断面図である。
を利用した記録媒体の断面図である。
【図３】本発明の第３の実施例としての視覚復号型暗号
を利用した記録媒体の断面図及び２つの暗号画像データ
を折り目に沿って折り曲げて、暗号画像データ相互を所
定の位置で重ね合わせて元画像データを復号する操作を
示した説明図である。
を利用した記録媒体の断面図及び２つの暗号画像データ
を折り目に沿って折り曲げて、暗号画像データ相互を所
定の位置で重ね合わせて元画像データを復号する操作を
示した説明図である。
【図４】従来のスクラッチカードの一例を示した断面図
である。
である。
【図５】従来の秘密情報を有する圧着はがきの秘密情報
を隠蔽する方法の一例を示した説明図である。
を隠蔽する方法の一例を示した説明図である。
１０、２０、３０……透明プラスチック基材 １１、２１、３１……第１の暗号画像データ １２、２２、３２……第２の暗号画像データ １３、２３、３３……折り目 １４……復号元画像データ ３６……下地層 ４０、５０……用紙 １５、４５、５５……秘密画像データ ４１……ニス層 ４２……隠蔽層 ４３……保護層 ５１……圧着はがき ５２……糊
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C005 HA02 HB10 HB11 HB12 JB22 KA03 KB02 LA24 LA27 LA28 LA31 2C061 AQ05 AS11 CL10 3E044 AA00 BA04 5J104 AA01 AA02 AA12 AA16 HA00 JA00 NA27 PA10
Claims (8)
- 【請求項１】視覚復号型暗号技術を用いて、元画像デー
タを複数に分解し、各々の暗号画像データを透明プラス
チック基材の片面の同一表面上に順次配列するか、もし
くは各々の暗号画像データのうち、任意の少なくとも一
つの暗号画像データを透明プラスチック基材の片面の表
面上に、残りの他の暗号画像データを該基材のもう一方
の面の裏面に順次配列し、該暗号画像データの相互の間
に折り曲げるための折り目を設けたことを特徴とする視
覚復号型暗号を利用した記録媒体。 - 【請求項２】前記プラスチック基材が、ポリエステル樹
脂（ＰＥＴ）、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、
アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂から選ばれる何れ
かの透明性を有する材料であることを特徴とする請求項
１記載の視覚復号型暗号を利用した記録媒体。 - 【請求項３】前記暗号画像データを、印刷、静電転写、
インクジェット、製版技術から選ばれる何れかの手段に
より設けることを特徴とする請求項１又は２記載の視覚
復号型暗号を利用した記録媒体。 - 【請求項４】前記折り目を、ミシン、きり欠き、筋付け
加工から選ばれる何れかの手段によって設けたことを特
徴とする請求項１乃至３記載の何れかの視覚復号型暗号
を利用した記録媒体。 - 【請求項５】前記暗号画像データを折り目に沿って折り
曲げて、暗号画像データ相互を所定の位置で重ね合わせ
て元画像データを復号することを特徴とする請求項１乃
至４記載の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録媒
体。 - 【請求項６】前記暗号画像データを折り目に沿って折り
曲げて、暗号画像データ相互を所定の位置で重ね合わせ
て最下層となる暗号画像データの背面に暗号画像データ
よりも反射率の高い下地層を設けたことを特徴とする請
求項１乃至５記載の何れかの視覚復号型暗号を利用した
記録媒体。 - 【請求項７】前記暗号画像データの背面に設けた下地層
の反射率が、５０％以上であることを特徴とする請求項
１乃至６記載の何れかの視覚復号型暗号を利用した記録
媒体。 - 【請求項８】請求項１乃至７記載の何れかの記録媒体に
おいて、抽選券、くじ、カード、証券類等に使用したこ
とを特徴とする視覚復号型暗号を利用した記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29846899A JP2001113861A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 視覚復号型暗号を利用した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29846899A JP2001113861A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 視覚復号型暗号を利用した記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001113861A true JP2001113861A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=17860105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29846899A Pending JP2001113861A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 視覚復号型暗号を利用した記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001113861A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007150938A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Nec Soft Ltd | 視覚復号型秘密分散方法および視覚復号型秘密分散システム |
| JP2007245465A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-27 | Seiko Epson Corp | 印刷媒体 |
| JP2011027942A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 暗号記録媒体 |
| JP2011137877A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 暗号記録媒体 |
| JP2012047841A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 暗号記録媒体 |
| JP4996770B1 (ja) * | 2011-12-27 | 2012-08-08 | 明比古 新谷 | 個人情報保護用の封筒セット及び配送伝票セット |
| FR2995433A1 (fr) * | 2012-09-11 | 2014-03-14 | Arjowiggins Security | Procede d'authentification d'un element de securite par superposition de n images partagees en couleur et element de securite mettant en oeuvre ce procede |
-
1999
- 1999-10-20 JP JP29846899A patent/JP2001113861A/ja active Pending
Cited By (9)
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