JPH10214320A - プリペイドカードおよびその製造方法 - Google Patents

プリペイドカードおよびその製造方法

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JPH10214320A
JPH10214320A JP2961297A JP2961297A JPH10214320A JP H10214320 A JPH10214320 A JP H10214320A JP 2961297 A JP2961297 A JP 2961297A JP 2961297 A JP2961297 A JP 2961297A JP H10214320 A JPH10214320 A JP H10214320A
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達見 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで安全性の高いプリペイドカードを
実現する。 【解決手段】 カード上の暗証領域11に暗証コードを
印刷し、その上にこの暗証コードを隠蔽する機能をも
ち、かつ、引っ掻くことにより剥離除去可能なスクラッ
チ層を形成する。管理領域12にはカードのシリアル番
号を印刷し、説明領域13には、このカードの利用方法
の説明を印刷する。スクラッチ層Mは、印刷層上に形成
されたフィルム層上にスクリーン印刷により形成され
る。スクラッチ層Mの存在により、流通過程で暗証コー
ドが不正に知得されることはない。カード購入者は、ス
クラッチ層Mを爪で剥がし、暗証コードを知得する。説
明領域13内の説明にしたがって、所定のサービス業者
に電話回線でアクセスし、暗証コードを入力すると、カ
ードの対価分のサービスの提供を受けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリペイドカードお
よびその製造方法に関し、特に、暗証コードをプリペイ
ドカード上に記載して販売する場合に、流通過程におけ
る暗証コードの秘密性を保持するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】通信網やコンピュータネットワークの普
及とともに、わが国においても第三次産業の占める割合
が急速に伸びてきており、様々な業者による様々なサー
ビスの提供が行われるようになってきている。このよう
なサービス業者は、物品の販売ではなく、特定のサービ
スの提供により対価を得ているため、物品を販売する一
般の業者とは異なる形態により、顧客からの料金回収を
行っていることが多い。たとえば、顧客の銀行口座か
ら、利用したサービスに相当する対価を自動的に引き落
とす方法や、信販会社に対してクレジット契約を予め締
結しておき、信販会社を介して利用料金を決済する方法
などは、ごく一般的な料金回収の形態であり、電気料
金、ガス料金、水道料金などの公共サービスや、種々の
情報提供サービスなどにおける料金決済の手法として広
く利用されている。一方、プリペイドカードの販売とい
う形式により、将来提供されるべきサービスに対して、
料金回収を先に行ってしまう方法もかなり普及している
方法であり、電話料金や運賃の回収に広く利用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した銀行口座から
の自動引き落としや、信販会社を介した決済という方法
は、非常に堅実な方法ではあるが、事前の手続きが面倒
で、また、サービスの利用開始までに時間がかかるとい
う問題がある。したがって、公共料金など利用が不可欠
なサービスについては、有効な料金回収方法であるとし
ても、顧客にとって恣意的なサービスについての料金回
収方法としては、必ずしも適切ではない。利用料金の支
払いのための手続きが面倒であったり、実際に利用が可
能になるまでに何日も待たされたりすれば、顧客はその
サービスの利用に躊躇せざるを得なくなる。
【0004】これに対して、プリペイドカードを用いた
料金回収方法は、非常に手軽な方法であり、サービスに
よっては非常に有効な方法である。すなわち、通常の物
品を購入するのと同じ形態で、サービスに対する対価の
支払いを行うことができ、かつ、プリペイドカードを購
入した時点からそのサービスを利用できるようになる。
このような利便性から、ここ数年、プリペイドカードの
利用が急速に拡大したが、その半面、プリペイドカード
の偽造や変造という問題が生じるに至っている。すなわ
ち、一般的なプリペイドカードは、磁気的に残存対価を
記録する方式を採っているため、この磁気的な記録の改
竄という方法による不正利用が蔓延する結果となってい
る。このように、従来の磁気記録を利用したプリペイド
カードは、安全性の面で問題が生じている。
【0005】不正利用防止の面では、ICカード、特に
CPU内蔵型のICカードが注目を集めつつあり、高度
な暗証照合システムを利用することにより、かなりの安
全性が確保できるようになってきている。しかしなが
ら、現在、一般に普及している磁気カードの代わりにI
Cカードを利用するには、コストの面で大きな障害があ
り、比較的少額のプリペイドカードとしては実用の目途
が立っていない。
【0006】そこで本発明は、低コストで安全性の高い
プリペイドカードを実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の第1の態様は、カード状の基体と、この
基体上に形成された印刷層と、この印刷層上に形成され
た透明なフィルム層と、によってプリペイドカードを構
成し、このカード主面の一部に暗証領域を定義し、印刷
層の暗証領域内の部分によって所定の暗証コードを表示
するようにし、フィルム層上の暗証領域部分に、暗証コ
ードを隠蔽する機能をもち、かつ、引っ掻くことにより
剥離除去可能なスクラッチ層を形成するようにしたもの
である。
【0008】(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1
の態様に係るプリペイドカードにおいて、カード主面の
暗証領域とは別な一部に管理領域を定義し、印刷層の管
理領域内の部分によって、個々のカードを識別するため
の管理番号を表示するようにしたものである。
【0009】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1
または第2の態様に係るプリペイドカードにおいて、暗
証コードもしくは管理番号をバーコードによって表示す
るようにしたものである。
【0010】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1
の態様に係るプリペイドカードを製造する方法におい
て、感光性ドラム上に光学的に電荷分布による潜像を形
成し、この潜像に基づくトナーパターンを印刷対象物上
に転写する機能をもった電子写真式印刷機を用意し、少
なくとも暗証コードの部分が各カードごとに異なるよう
に、個々のカードごとに固有の画像データを発生させ、
この画像データを電子写真式印刷機に与えることによ
り、基体上に印刷層を形成する印刷を行うようにしたも
のである。
【0011】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第1
の態様に係るプリペイドカードを製造する方法におい
て、熱により硬化接着する性質をもった材料が片面に塗
布されている透明なフィルムを用意し、このフィルムを
印刷層上にのせて熱を加えて硬化接着させることにより
フィルム層を形成するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】§1. 本発明に係るプリペイドカードの概要 以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプリペイドカード1
00のおもて面を示す平面図、図2は、このプリペイド
カード100の裏面を示す平面図である。このプリペイ
ドカードは、何らかのサービス提供業者がユーザ(購入
者)に対して、何らかのサービス利用権を与えるための
カードであり、ユーザはこのカードを購入することによ
って、カードの代金に相当するサービスを利用すること
ができるようになる。具体的には、たとえば、国際電話
の通話サービス、インターネットへの接続サービス、パ
ソコン通信を介してのデータ提供サービスなどのサービ
ス提供業者が、このようなプリペイドカードをユーザ相
手に販売することになる。
【0013】図1に示すように、このプリペイドカード
100のおもて面には、絵柄の画像が表示されており、
このおもて面は、このプリペイドカード100に単なる
デザイン上の付加価値を与える機能しかもたない。これ
に対して、図2に示すように、このプリペイドカード1
00の裏面には、暗証領域11、管理領域12、説明領
域13という特殊な領域が形成されており、それ以外の
部分が絵柄領域14となっている。暗証領域11には、
後述するように、サービス業者の提供する暗証コードが
表示されているが、図2に示す状態では、この暗証領域
11上にスクラッチ層Mが形成されており、暗証コード
は隠蔽された状態になっている。一方、管理領域12に
は、サービス業者がこのプリペイドカードを識別するた
めの管理番号(この例では、個々のプリペイドカードご
とにユニークなシリアル番号)が表示されており、説明
領域13には、このプリペイドカードを利用する上での
説明文が表示されている。管理領域12および説明領域
13の表示内容は秘密にする必要がないので、特に隠蔽
のための加工は施されていない。残りの絵柄領域14に
は、おもて面と同様に、デザイン上の付加価値を与える
ための絵柄が表示されている。
【0014】暗証領域11上に形成されているスクラッ
チ層Mは、引っ掻くことにより剥離除去可能であり、こ
のプリペイドカード100の購入者が、爪の先やコイン
などを用いて、このスクラッチ層Mを剥離除去すると、
図3に示すように、暗証領域11に暗証コードが表示さ
れた状態になる。このプリペイドカード100の本質的
な機能は、正当な購入者に対してのみ、この暗証コード
を提示することにある。別言すれば、このプリペイドカ
ード100には、残存対価を記録するための磁気記録層
などは一切形成されておらず、正当な購入者に対して暗
証コードを伝達した時点で、このカードの本質的な役割
は完了する。このように、プリペイドカードを対価の記
録手段として用いるのではなく、暗証コードを伝達する
ための媒体として用いている点が、本発明の特徴のひと
つである。
【0015】暗証領域11に表示されている暗証コード
は、このカードを購入したユーザがサービスを利用する
ときに、正当な権限を有するユーザであることを示すパ
スワードとしての機能を果たすことになる。要するに、
機能的な観点からは、このプリペイドカードの販売行為
は、実質的に、暗証コードの販売行為と等価になる。ユ
ーザは、形式的には、物理的に実体のあるプリペイドカ
ードを購入したことになるが、実質的には、物理的実体
のない暗証コードを購入したことになる。
【0016】いま、このプリペイドカード100が、イ
ンターネットへの接続サービスを行うサービス業者によ
って発行されたものであるとしよう。この場合、このカ
ード100を購入したユーザが、インターネットへの接
続サービスを受けるには、まず、このプリペイドカード
100の発行業者へ電話回線を用いてアクセスし、続い
て、暗証領域11に表示されている暗証コードを入力す
ればよい。発行業者のコンピュータに、個々の暗証コー
ドを登録しておけば、ユーザの入力した暗証コードが正
しいものであるか否かを認識することができる。暗証コ
ードが正しいものであった場合には、プリペイドカード
の価格に相当する時間だけ、インターネットへの接続サ
ービスが提供されることになる。なお、不正利用者が、
デタラメな暗証コードを入力した場合に、そのデタラメ
な暗証コードが偶然にも正しい暗証コードと一致してし
まう確率を限り無く零に近付けるために、暗証領域11
に表示する暗証コードはある程度の桁数をもったコード
を用いるようにし、数字だけでなく、数字とアルファベ
ットの組み合わせにしておくのが好ましい。
【0017】このような形態のプリペイドカードを用い
れば、口座振替のような手続きは一切不要であり、購入
者はカード購入後に直ちにサービスを利用できるように
なるというプリペイドカード固有の利点を生かしつつ、
偽造による被害発生を有効に抑えることが可能になる。
もちろん、複写機などを利用すればカード自体の偽造は
可能ではあるが、カード自体に残存価値が記録されてい
るわけではないので、自己の利用のために偽造する意味
は全くない。また、大量の偽造カードを不特定多数の者
に販売することによって不当な利益を得るような行為
は、偽造カードを正規の販売ルートにのせることが困難
であることから、実質的には起こり難い行為である。ま
た、カード自体には、磁気記録層すら設けられていない
ので、製造原価は非常に安価になる。
【0018】ただ、このような暗証コード自体を記録し
たプリペイドカードを販売するにあたっての問題は、流
通過程において、正規の購入者以外の者によって暗証コ
ードが知られてしまう危険性があるという問題である。
プリペイドカードの販売という形態をとる以上、発行元
のサービス業者から正規の購入者にまでカードが流通す
る過程で、様々な仲介業者の手を経ることになるのは避
けられない。この流通過程において、カードに記録され
た暗証コードが不正に知られてしまうと、この不正知得
者によってサービスの利用が可能になる。したがって、
正規の購入者がサービスの利用を開始した時点におい
て、既にサービス業者側のコンピュータに登録されてい
る当該購入者の残存対価が零になっているような事態も
生じ得る。
【0019】そこで、本発明では、暗証領域11上にス
クラッチ層Mを形成して暗証コードを隠蔽するように
し、流通過程において暗証コードが不正に知得されない
ようにしている。スクラッチ層Mは、一度剥離すると元
には戻らない性質を有するため、購入者は、スクラッチ
層Mにより隠蔽されているプリペイドカードであれば、
これを安心して購入することが可能になる。
【0020】なお、個々のプリペイドカードの管理領域
12には、それぞれユニークな管理番号が表示されてい
るが、この管理番号は、カードの発行元であるサービス
業者が、個々のカードを識別して管理するために用いる
ものである。サービス業者は、コンピュータ内に、この
管理番号と暗証コードとを対にしたファイルを保存して
おくようにすると、個々のカードごとの管理を適切に行
うことができる。
【0021】また、説明領域13には、このプリペイド
カードの利用方法が記述されている。たとえば、上述し
たように、インターネットへの接続サービスを受けるこ
とができるプリペイドカードの場合であれば、インター
ネットへの接続を行うための手順やアクセスすべき電話
番号などを説明領域13に表示しておけばよい。このプ
リペイドカード100を購入したユーザは、暗証領域1
1に表示された暗証コードを確認した後に、このプリペ
イドカード100を廃棄してしまってもかまわない。し
かしながら、通常は、暗証コードを記録したメモとして
このプリペイドカード100を保管しておき、サービス
を利用するたびに、このプリペイドカード100を取り
出して暗証コードを確認するという利用形態が一般的で
あり、説明領域13に利用方法の説明文を表示しておく
ことは、利用上の便宜を図る上で大きな意味がある。
【0022】§2. 本発明に係るプリペイドカードの
構造 続いて、本発明に係るプリペイドカードの好ましい構造
を図4の側断面図に基づいて説明する。この図4に示す
側断面図は、図2に示すプリペイドカード100を、切
断線4−4に沿って切断した断面を示しており、図の上
方がカードの裏面、図の下方がカードのおもて面に相当
する。ここで、カード状の基体111は、このプリペイ
ドカードのベースとなる素材層であり、ここに示す例で
は、厚み100μmの発泡ポリエステル樹脂(発泡度2
0%:東洋紡績株式会社製:商品名「クリスパー」を使
用)を用いている。この他、炭酸カルシウム入り発泡ポ
リプロピレン樹脂(たとえば、王子油化合成紙株式会社
製:商品名「ユポ」)や、白色ポリエステル樹脂(たと
えば、東レ株式会社製:商品名「ルミラー」)などを基
体111として用いることもできる。基体111の上面
および下面には、それぞれ印刷層112および113が
形成されている。印刷層112は、図3に示すようなカ
ード裏面の表示要素を印刷した層であり、印刷層112
の暗証領域11内の部分によって暗証コードが表示され
ることになり、印刷層112の管理領域12内の部分に
よって管理番号が表示されることになり、印刷層112
の説明領域13内の部分によって説明文が表示されるこ
とになり、印刷層112の絵柄領域14内の部分によっ
て絵柄が表示されることになる。一方、印刷層113
は、図1に示すようなカードのおもて面の絵柄を印刷し
た層である。なお、後述するように、この実施形態のプ
リペイドカードでは、電子写真式印刷機を用いた印刷が
行われており、各印刷層112,113は、この例では
ほぼ20μm程度の厚みをもったトナー粒子層(トナー
粒子の平均粒径:7μm)によって構成されている。
【0023】更に、印刷層112を保護するための保護
層として、フィルム層121が形成され、印刷層113
を保護するための保護層として、フィルム層131が形
成されている。ただ、この実施形態では、印刷層112
とフィルム層121との間に、両者を接着する機能を果
たす接着層122が介挿され、印刷層113とフィルム
層131との間に、両者を接着する機能を果たす接着層
132が介挿されている。フィルム層121,接着層1
22,フィルム層131,接着層132はいずれも透明
な素材からなり、このプリペイドカード100を外面か
ら観察したときに、印刷層112,113の印刷内容を
目視できるようになっている。この実施形態では、フィ
ルム層121およびフィルム層131として、厚み80
μmのPETフィルム(ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム)を用いており、接着層122,132として、
ヒートシール材(三井デュポンポリケミカル株式会社
製:商品名「サーリン」:材料名「アイオノマー」)を
用いている。
【0024】なお、PETフィルムのかわりに、ポリエ
ステルフィルム、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹
脂、アセテートプロピオネート樹脂なども使用できる
が、実用上は、スクラッチ層Mを形成するためのスクラ
ッチインキに含まれている溶剤に対して耐溶剤性のある
材料を用いた方が、スクラッチ層Mを剥離しやすくなる
ので好ましい。この点では、PETフィルムやポリカー
ボネート樹脂が適している。また、ヒートシール材とし
ては、エチレン酢酸ビニルアセテート(EVA)、ポリ
プロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などを用い
てもよい。
【0025】上述の構造体は、実際には、図5に示すよ
うな3枚のシート110,120,130をラミネート
加工させることによって得られる。第1のシート110
は、カード状の基体111の両面に印刷層112,11
3を形成してなるものであり、実際には、後述するよう
に、厚み100μmの発泡ポリエステル樹脂からなる基
体111の両面に、電子写真式印刷機を用いて印刷を行
うことにより得られる。また、第2のシート120およ
び第3のシート130は、いずれも熱により硬化接着す
る性質をもった材料が片面に塗布されている透明なフィ
ルムから構成されている。具体的には、厚み80μmの
PETフィルム121,131の片面に、上述したヒー
トシール材(熱により硬化接着する性質をもつ)を塗布
して接着層122,132を構成したものである。印刷
により、第1のシート110が得られたら、これを図5
に示すように、第2のシート120および第3のシート
130によって挟み込み、熱ローラで両面から圧着する
ラミネート加工を行うと、ラミネート構造体150が得
られることになる。
【0026】最後に、本発明の特徴となるスクラッチ層
Mを形成する。このスクラッチ層Mは、暗証領域11に
表示された暗証コードを隠蔽するためのものであるか
ら、図4に示すように、暗証領域11を覆うような位置
に形成すれば十分である。また、この例では、暗証コー
ドは印刷層112側にのみ表示されているので、フィル
ム層121の上面に形成すれば十分である。スクラッチ
層Mとしては、暗証コードを十分に隠蔽する機能をも
ち、かつ、引っ掻くことにより剥離除去可能な材料であ
れば、どのような材料を用いてもかまわない。この例で
は、帝国インキ製造株式会社製:商品名「セリコールR
UBインキ・シルバー」を材料として用い、スクリーン
印刷の技法を用いて、暗証領域11部分にスクラッチ層
Mを形成している。
【0027】このように、本発明では、印刷層112の
上に直接スクラッチ層Mを形成することを避け、図4に
示すように、印刷層112の上面に透明なフィルム層1
21を形成し、このフィルム層121の上面にスクラッ
チ層Mを形成するようにしている。これは、フィルム層
121を挟んでスクラッチ層Mを形成しておけば、スク
ラッチ層Mを引っ掻いて剥がす作業が容易になるととも
に、この剥がす作業を行う際に、誤って暗証コードが印
刷されている印刷層112まで剥がされてしまうミスを
防ぐことができるというメリットが得られるためであ
る。
【0028】§3. 本発明に係るプリペイドカードの
製造方法 続いて、本発明に係るプリペイドカードの製造に適した
具体的な方法を説明する。図5に示すように、このプリ
ペイドカードは、3枚のシート110,120,130
をラミネート加工したラミネート構造体150によって
構成されるが、はじめに、第1のシート110を得るた
めの具体的な方法を述べる。第1のシート110は、カ
ード状の基体111の両面に印刷を行い、印刷層11
2,113を形成することによって得られる。
【0029】このような両面印刷を行うための印刷機の
基本構成を図6に示す。この例では、基体111は、巻
物状の原反115として用意される。より具体的には、
基体111は発泡ポリエステル樹脂の長尺状のシートか
らなり、巻物状の原反115は、この長尺状のシートの
原反になる。巻物状の原反115から引き出された基体
111は、ローラ21を経て、複数の感光性ドラム3
1,32,33,34,41,42,43,44の間を
通り、ローラ22,23を経て、定着部51,52へと
送られ、更に、ローラ24を経て、カッター60へと導
かれる。ここで、感光性ドラム31,32,33,34
は、長尺状の基体111のおもて面に、それぞれY色、
M色,C色,K色の印刷を行うためのドラムであり、感
光性ドラム41,42,43,44は、長尺状の基体1
11の裏面に、それぞれY色、M色,C色,K色の印刷
を行うためのドラムである。これらのドラムの間を通る
ことにより、長尺状の基体111の両面に所定の印刷が
行われ、印刷層112,113が形成されることにな
る。定着部51,52は、熱を加えることにより、この
印刷層112,113を長尺状の基体111上に定着さ
せる機能を果たす。こうして、カッター60へと送られ
る時点では、既に長尺状の基体111上には、定着済み
の印刷層112,113が形成されており、第1のシー
ト110が形成されていることになる。
【0030】8組の感光性ドラムからなる印刷機は、い
わゆる電子写真式印刷機である。すなわち、ビットマッ
プデータに基づいて感光性ドラム上に電荷分布による潜
像を形成し、この潜像に基づくトナーパターンを媒体上
に転写する機能をもった印刷機であり、一般の複写機や
レーザプリンタのエンジンとして広く利用されている。
図7に、感光性ドラム30を用いた潜像の転写原理を示
す。図6に示す各感光性ドラムは、いずれも図7に示す
感光性ドラム30と同様の原理で、潜像を長尺状の基体
111へと転写する機能を果たす。
【0031】図7において、感光性ドラム30の右方に
は、発光ダイオードアレイ35が設けられている。発光
ダイオードアレイ35には、図の紙面に垂直な方向に多
数の発光ダイオード素子が一次元に配列されており、個
々の発光ダイオード素子が1画素分の潜像形成を行うこ
とになる。すなわち、感光性ドラム30上には、発光ダ
イオードアレイ35の位置において、個々の発光ダイオ
ード素子の発光強度に応じた一次元電荷分布が形成され
る。したがって、感光性ドラム30を図の矢印方向に回
転させれば、感光性ドラム30の周面上に二次元電荷分
布としての潜像が形成されることになる。一方、トナー
収容器36内に蓄えられたトナー粒子Tは、ローラ37
によって感光性ドラム30の周面へ接触させられる。こ
こで、感光性ドラム30の周面の帯電部分に接触したト
ナー粒子Tはそのまま付着するが、他のトナー粒子Tは
トナー収容器36内に回収される。
【0032】感光性ドラム30の周面と長尺状の基体1
11との接触位置の左方には、電圧印加部38が設けら
れており、ここで印加される電圧に基づいて感光性ドラ
ム30上の帯電状態が解消される。これにより、感光性
ドラム30の周面に付着していたトナー粒子Tが長尺状
の基体111側へと転写されることになる。かくして、
感光性ドラム30上の潜像が長尺状の基体111上にト
ナー粒子により再現されることになる。なお、感光性ド
ラム30の上部には、クリーナ39が設けられており、
残存しているトナー粒子Tが除去される。
【0033】この図7では、1組の感光性ドラム30を
例にとって転写原理を示したが、図6に示されている8
組の感光性ドラム31,32,33,34,41,4
2,43,44は、いずれも同じ転写原理に基づいて、
各色のトナー粒子を転写する機能を有する。図1〜図3
に示すプリペイドカードの場合、おもて面については同
一の絵柄を印刷すればよいが、裏面については、暗証領
域11に印刷すべき暗証コードおよび管理領域12に印
刷すべき管理番号が、各プリペイドカードごとに異なる
ことになる。電子写真式印刷機は、このように、1枚ご
とに異なる画像を印刷するのに適している。すなわち、
通常の印刷機のように、版を作成して印刷を行うわけで
はなく、版に相当する感光性ドラム上に印刷を行うたび
に新しい潜像を形成しながら印刷を行うので、1枚ごと
に異なる画像を印刷することが可能になる。そこで、暗
証コードおよび管理番号の部分が各カードごとに異なる
ように、個々のカードごとに固有の画像データを発生さ
せておき、この画像データを電子写真式印刷機に与える
ようにすれば、目的とする印刷結果を得ることができ
る。
【0034】こうして、第1のシート110が形成でき
たら、続いて、第2のシート120および第3のシート
130を用いたラミネート加工が行われる。図8は、こ
のようなラミネート加工を行うための装置の基本構成を
示す。この例では、第2のシート120は、巻物状の原
反125として用意され、第3のシート130は、巻物
状の原反135として用意される。より具体的には、第
2のシート120および第3のシート130は、長尺状
のPETフィルムの片面に、ヒートシール材を塗布して
なるシートであり、巻物状の原反125,135は、こ
の長尺状のシートの原反になる。巻物状の原反125,
135から引き出された第2のシート120および第3
のシート130は、ヒートローラ71,72によって、
両ローラ間に挿入された第1のシート110の両面に熱
圧着され、ラミネート加工され、ラミネート構造体15
0が形成されることになる。すなわち、塗布されたヒー
トシール材が熱により硬化し、接着層として機能するよ
うになる。こうして得られたラミネート構造体150
は、カッター80によって所定箇所で切断される。
【0035】最後に、このラミネート構造体150の所
定位置に、スクリーン印刷の手法によって、スクラッチ
層Mを形成する。一般に、スクラッチ層Mにふさわしい
材料は、ある程度の粘性率を有し、十分な隠蔽性を確保
するためには、ある程度の厚みをもった層を形成する必
要がある。このような要求を満たすためには、スクリー
ン印刷が最も適している。
【0036】なお、プリペイドカードのように比較的面
積の小さな媒体に対して印刷を行う場合には、複数枚の
カードを所定位置に配置した面付シートを構成し、この
面付シート単位で印刷を行うのが効率的である。たとえ
ば、プリペイドカードを5×6のマトリックス状に配置
し、30枚のプリペイドカードで1枚の面付シートを構
成するようにしておけば、図9に示すような面付シート
200が得られることになる。この面付シート200上
には、合計30枚のプリペイドカード100が形成され
ているので、最後に、金型を用いた打ち抜き装置を使っ
て、個々のプリペイドカード100を切断する工程を行
えばよい。
【0037】以上、本発明を図示する実施形態に基づい
て説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。た
とえば、上述の実施形態では、暗証領域11の部分にの
みスクラッチ層Mを形成したが、管理領域12の部分に
も同様にスクラッチ層Mを形成するようにしてもかまわ
ないし、説明領域13の部分にスクラッチ層Mを形成す
るようにしてもかまわない。また、暗証領域11に表示
する暗証コードや管理領域12に表示する管理番号は必
ずしも文字にする必要はなく、バーコード(二次元バー
コードでもよい。また、固定バーコードでも可変バーコ
ードでもよい。)を印字するようにしてもよい。更に、
上述の実施形態では、プリペイドカード100の両面に
印刷を行い、両面にフィルム層を形成しているが、いず
れか一方の面にのみ印刷を行い、この一方の印刷面上に
のみフィルム層を形成するようにしてもかまわない。
【0038】最後に、暗証領域11に暗証コードを印字
する際の好ましい条件について触れておく。既に述べた
ように、暗証領域11上に表示された暗証コードは、ス
クラッチ層Mによって隠蔽される。ここで、スクラッチ
層Mの隠蔽力が十分であれば、暗証コードが不正な方法
で読み取られることはないが、現在用いられている一般
的なスクラッチインキでスクラッチ層Mを形成した場
合、その隠蔽力は必ずしも完全とは言えない。たとえ
ば、自動車の前照灯のような強烈な光を当てた場合、ス
クラッチ層Mの上から暗証コードが読み取られる可能性
は否定できない。このような不正な読み取り行為に対処
するためには、暗証領域11内の文字部(暗証コードの
文字の輪郭線内部の領域)と背景部(文字の輪郭線外部
の領域)との間に、所定の画像条件を設定しておくのが
好ましい。
【0039】好ましい条件のひとつは、この暗証領域1
1内の印刷を網点方式で行い、かつ、文字部の濃度と背
景部の濃度とをほぼ等しくする、ということである。本
願発明者の実験によれば、網点印刷において濃度を同じ
にしておくと、透過光によって暗証コードが不正に読み
取られる可能性を低下させることができる。一般に、濃
度値と網点面積率との関係は、マレー・デービス(Murr
ay-Davis)の計算式などにより知られているので、この
式を参照しながら、文字部と背景部との濃度がほぼ等し
くなるように、各部の網点面積率を設定するようにすれ
ばよい(たとえば、Yule,"Principle of Color Reprodu
ction",一見敏男「色彩学入門」などの文献を参照)。
【0040】もっとも、正当なユーザがスクラッチ層M
を剥離したときに、暗証領域11に表示された暗証コー
ドを十分に読み取ることができるような視認性も必要で
ある。この点については、本願発明者が行った実験の結
果、文字部と背景部とにおける色相H,明度V,彩度C
の関係について、次のような条件を設定するのが好まし
いことが判明した。
【0041】まず、明度Vに関しては、不正な方法によ
る読み取りを防止する観点から、文字部と背景部とでほ
ぼ同じ値を設定するのが好ましい。具体的には、各部の
明度値Vは、2≦V≦9程度とし、かつ、文字部の明度
値と背景部の明度値との差ΔVを1以下に設定するのが
好ましい。また、彩度Cに関しては、正当なユーザによ
る視認性を確保する上から、文字部の彩度と背景部の彩
度との間に、できる限り大きな差を設定するのが好まし
い。実用上は、彩度差ΔCは、2≦ΔC≦6程度に設定
するのが好ましい。一方、色相Hに関しては、正当なユ
ーザによる視認性を確保する上から、文字部の色相と背
景部の色相とが補色の関係にあるのが好ましい。たとえ
ば、R−BG,YR−B,Y−PB,GY−P,G−R
Pなどの色対は、いずれも補色の関係にある。また、各
色相のレベルは10以内であればよい。
【0042】具体的な実例を述べておけば、たとえば、
マンセルの表色系(JIS:Z8721,1977年)
における赤色Rと、これに対して補色関係にある青緑B
Gとを、それぞれ文字部および背景部として用いるよう
にすれば、暗証コードが補色により表示されているので
十分な視認性を確保することができる。ここで、彩度を
上げれば、視認性を更に向上させることができる。通
常、色相H,明度V,彩度Cの三要素は、「H V/
C」なる形で表記されるが、この表記方法によると、た
とえば、文字部を「5R 2/10」、背景部を「5B
G 2/10」に設定すると、不正な読み取りを防止し
つつ、正当なユーザによる十分な視認性を確保できる。
なお、上述の例では、彩度Cの値が両者ともに10と同
一になっているが、彩度Cの値は両者で異ならせてもか
まわない。ただし、明度Vの値はほぼ同じに設定する必
要がある。
【0043】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、低コストで
安全性の高いプリペイドカードを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプリペイドカード1
00のおもて面を示す平面図である。
【図2】図1に示すプリペイドカード100の裏面を示
す平面図である。
【図3】図2に示すプリペイドカード100について、
スクラッチ層Mを剥離除去した状態を示す平面図であ
る。
【図4】図2に示すプリペイドカード100を、切断線
4−4に沿って切断した断面を示す側断面図である。
【図5】図4に示すプリペイドカード100を構成する
ラミネート構造体の層構成を示す側断面図である。
【図6】本発明に係るプリペイドカードを作成する工程
における両面印刷を行うための印刷機の基本構成を示す
図である。
【図7】図6に示す印刷機における感光性ドラムによる
潜像転写の原理を説明する原理図である。
【図8】本発明に係るプリペイドカードを作成する工程
におけるラミネート加工を行うための装置の基本構成を
示す図である。
【図9】面付けにより複数枚のプリペイドカードを作成
した例を示す平面図である。
【符号の説明】
11…暗証領域 12…管理領域 13…説明領域 14…絵柄領域 21〜24…ローラ 30…感光性ドラム 31〜34…感光性ドラム 35…発光ダイオードアレイ 36…トナー収容器 37…ローラ 38…電圧印加部 39…クリーナ 41〜44…感光性ドラム 51,52…定着部 60…カッター 71,72…ヒートローラ 80…カッター 100…プリペイドカード 110…第1のシート 111…カード状の基体/長尺状の基体 112…印刷層 113…印刷層 115…巻物状の原反 120…第2のシート 121…フィルム層 122…接着層 125…巻物状の原反 130…第3のシート 131…フィルム層 132…接着層 135…巻物状の原反 150…ラミネート構造体 200…面付シート T…トナー粒子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード状の基体と、この基体上に形成さ
    れた印刷層と、この印刷層上に形成された透明なフィル
    ム層と、を備えたカードであって、 カード主面の一部に暗証領域が定義され、前記印刷層の
    前記暗証領域内の部分によって所定の暗証コードが表示
    されており、 前記フィルム層上の前記暗証領域部分に、前記暗証コー
    ドを隠蔽する機能をもち、かつ、引っ掻くことにより剥
    離除去可能なスクラッチ層を形成したことを特徴とする
    プリペイドカード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカードにおいて、 カード主面の暗証領域とは別な一部に管理領域が定義さ
    れ、前記印刷層の前記管理領域内の部分によって、個々
    のカードを識別するための管理番号が表示されているこ
    とを特徴とするプリペイドカード。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカードにおい
    て、 暗証コードおよび/または管理番号をバーコードによっ
    て表示したことを特徴とするプリペイドカード。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のカードを製造する方法
    であって、 感光性ドラム上に光学的に電荷分布による潜像を形成
    し、この潜像に基づくトナーパターンを印刷対象物上に
    転写する機能をもった電子写真式印刷機を用意し、 少なくとも暗証コードの部分が各カードごとに異なるよ
    うに、個々のカードごとに固有の画像データを発生さ
    せ、この画像データを前記電子写真式印刷機に与えるこ
    とにより、基体上に印刷層を形成する印刷を行うことを
    特徴とするプリペイドカードの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のカードを製造する方法
    であって、 熱により硬化接着する性質をもった材料が片面に塗布さ
    れている透明なフィルムを用意し、このフィルムを印刷
    層上にのせて熱を加えて硬化接着させることによりフィ
    ルム層を形成することを特徴とするプリペイドカードの
    製造方法。
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