JP2002254688A - 画像出力装置、インクリボン、および端末装置 - Google Patents

画像出力装置、インクリボン、および端末装置

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JP2002254688A
JP2002254688A JP2001058920A JP2001058920A JP2002254688A JP 2002254688 A JP2002254688 A JP 2002254688A JP 2001058920 A JP2001058920 A JP 2001058920A JP 2001058920 A JP2001058920 A JP 2001058920A JP 2002254688 A JP2002254688 A JP 2002254688A
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ink
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JP2001058920A
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English (en)
Inventor
Iwao Nozaki
岩夫 野崎
Choji Umemoto
長司 梅本
Yoshiya Marumoto
喜也 丸本
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクラッチ部が形成されたスクラッチシート
を安価に作成することが可能な画像出力装置、インクリ
ボン、および、端末装置を提供する。 【解決手段】 印刷処理部21が、昇華方式によって基
礎画像およびオーバーコートを作成するとともに、熱転
写方式によってスクラッチ部を作成する。この際に、ス
クラッチ部が形成される領域には、オーバーコートが形
成されないように、オーバーコートおよびスクラッチ部
の作成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクラッチ部が形
成されたスクラッチシートを出力する画像出力装置、お
よびこの画像出力装置において用いられるインクリボ
ン、ならびに、画像出力装置を備えた端末装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷が行われた紙状媒体上に、コ
インなどで擦ることによって容易に剥がすことが可能な
遮光性を有する塗料が塗布されたカード、いわゆるスク
ラッチカードが普及している。このようなスクラッチカ
ードは、例えば当たりくじつきカードやビンゴゲーム用
カード、また最近では携帯電話のプリペイドカードなど
に利用されている。
【0003】パーティーなどで使用されるビンゴゲーム
用のスクラッチカードは、既成の市販品を利用すること
によって、少ない枚数単位で必要とする場合にも安価に
入手することが可能である。これに対して、当たりくじ
つきカードなどを作成する場合には、作成者によって所
望とするデザインやパターンなどが異なる場合がほとん
どであるので、この場合には、スクラッチカードを生産
する会社などに製造を委託することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スクラッチ部分の塗料
としては、基となる紙状媒体の種類および印刷形態に拘
らずに容易に剥がすことが可能とするために、特殊な塗
料が用いられている。したがって、スクラッチカードを
作成する装置は、特殊な塗料の塗布が可能な、比較的高
価な出力装置によって構成される。よって、スクラッチ
カードを作成する場合には、上記のように、高価な出力
装置を有している専門のスクラッチカード製造会社に委
託することになる。
【0005】しかしながら、スクラッチカード製造会社
に委託生産する場合には、必要とするスクラッチカード
の量が少ない場合には、スクラッチカード1枚あたりの
単価が高価となってしまうので、実際には、大量の需要
がある場合にのみ、スクラッチカードの生産が行われて
いた。よって、例えば個人が少量のオリジナルデザイン
のスクラッチカードを作成する、ということは、経済的
な面を考慮すると実現が困難であり、手軽にスクラッチ
カードを作成することは難しいという問題がある。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、スクラッチ部が形成され
たスクラッチシートを安価に作成することが可能な画像
出力装置、インクリボン、および、端末装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の画像出力装置は、プリントヘッド
およびインクリボンを備え、プリントヘッドからインク
リボンに対して熱を加えることによって被印刷媒体に画
像の形成を行う画像出力装置において、上記インクリボ
ンが、昇華方式による画像の形成を行うためのインクを
含んだ昇華方式用インク領域と、オーバーコートを行う
ための材料を含んだオーバーコート用領域と、熱転写方
式によってスクラッチ部の形成を行うためのインクを含
んだ熱転写方式用インク領域とを備えており、上記イン
クリボンにおける上記昇華方式用インク領域を用いて、
昇華方式によって基礎画像の形成を行い、上記インクリ
ボンにおける上記オーバーコート用領域を用いて、上記
基礎画像上における上記スクラッチ部の形成が行われな
い領域にオーバーコートの形成を行い、上記インクリボ
ンにおける上記熱転写方式用インク領域を用いて、上記
オーバーコートが形成されていない領域にスクラッチ部
を形成することを特徴としている。
【0008】上記の構成では、インクリボンが、基礎画
像を形成するための昇華方式用インク領域と、オーバー
コート用領域と、スクラッチ部を形成するための熱転写
方式用インク領域とを備えている。昇華方式による基礎
画像の形成、オーバーコートの形成、および熱転写によ
るスクラッチ部の形成は、すべてプリントヘッドからイ
ンクリボンに熱を加えることによって行うことが可能で
ある。よって、基礎画像の形成、オーバーコートの形
成、およびスクラッチ部の形成を、1つのプリントヘッ
ドによって行うことが可能である。すなわち、例えば従
来用いられている昇華方式のプリンタにおいて、上記の
ような構成のインクリボンを用いることによって、その
他のハードウェアの追加を行うことなく、基礎画像の形
成およびオーバーコートの形成に加えて、スクラッチ部
の形成を行うことを可能とすることができる。したがっ
て、例えばスクラッチカードなどのような、スクラッチ
部付きの印刷済シートを、より安価に作成することが可
能となる。なお、スクラッチ部とは、コインなどによっ
て擦ることによって、形成されている画像部分を剥がす
ことが可能な部分を示している。
【0009】また、通常、昇華方式によって画像を印刷
する場合、画像の耐久性を向上させるために、表面にオ
ーバーコートを行っている。ここで、このオーバーコー
ト上に熱転写によるスクラッチ部の形成を行うと、熱転
写用のインクが、オーバーコートの表面ではじかれてし
まい、うまく画像が形成されないとともに、形成された
部分も、極めて容易に剥がれてしまうことになり、スク
ラッチ部として機能しないという問題がある。
【0010】これに対して、上記の構成によれば、スク
ラッチ部が形成されるように設定された領域には、オー
バーコートが行われないようにしている。すなわち、オ
ーバーコートを形成する際には、スクラッチ部以外の領
域にオーバーコートを施すように、プリントヘッドの温
度が制御されることになる。その後、オーバーコートが
形成されていない領域に、熱転写によってスクラッチ部
が形成される。これにより、スクラッチ部を安定した状
態で形成することが可能となり、通常の状態ではスクラ
ッチ部が剥がれず、コインなどで擦った場合にのみスク
ラッチ部が剥がれるようなスクラッチシートを出力する
ことができる。
【0011】請求項2記載の画像出力装置は、請求項1
記載の構成において、主走査方向に上記プリントヘッド
を移動させ、副走査方向に上記被印刷媒体を相対的に移
動させることによって、上記基礎画像、上記オーバーコ
ート、および上記スクラッチ部を被印刷媒体上に形成す
るとともに、上記インクリボンが、昇華方式用インク領
域と、オーバーコート用領域と、熱転写方式用インク領
域とが副走査方向に並んで配置されている構成となって
いることを特徴としている。
【0012】上記の構成では、基礎画像、オーバーコー
ト、およびスクラッチ部の形成が、主走査方向における
プリントヘッドの移動、および、副走査方向における被
印刷媒体の相対移動によって行われることになる。そし
て、インクリボンが、昇華方式用インク領域と、オーバ
ーコート用領域と、熱転写方式用インク領域とが副走査
方向に並んで配置されている構成となっている。よっ
て、被印刷媒体の副走査方向における相対移動にともな
って、インクリボンを副走査方向に相対移動させること
によって、基礎画像、オーバーコート、およびスクラッ
チ部の形成を順に行うことができる。したがって、これ
らの形成を比較的簡単な構成によって実現することがで
きる。
【0013】請求項3記載の画像出力装置は、請求項1
または2記載の構成において、上記昇華方式用インク領
域に含まれるインクが、染料系のインクを含んでいると
ともに、上記熱転写方式用インク領域に含まれるインク
が、顔料系のインクを含んでいることを特徴としてい
る。
【0014】上記の構成によれば、染料系のインクによ
って基礎画像が形成されるとともに、顔料系のインクに
よってスクラッチ部が形成されることになる。染料系の
インクは、被印刷媒体に対してしみ込んだ上で、化学反
応を起こすものであるので、例えばコインなどで擦った
としても、形成された基礎画像が剥がれるようなことは
ない。一方、顔料系のインクは、被印刷媒体上で固着し
ているだけなので、例えばコインなどで擦ると剥がすこ
とができ、スクラッチ部として最適である。したがっ
て、基礎画像上にスクラッチ部を形成するだけで、スク
ラッチシートとして必要とされる性質を満たすことが可
能となる。
【0015】請求項4記載の画像出力装置は、基礎画像
が印刷された被印刷媒体に対して、顔料系のインクを含
んだ材料を噴射することによって、スクラッチ部の形成
を行うスクラッチ部形成用インクジェットヘッドを備え
ていることを特徴としている。
【0016】上記の構成によれば、スクラッチ部形成用
インクジェットヘッドが、顔料系のインクを含んだ材料
を噴射することによって、基礎画像が印刷された被印刷
媒体上にスクラッチ部の形成を行うことになる。顔料系
のインクは、被印刷媒体上で固着しているだけなので、
例えばコインなどで擦ると剥がすことができ、スクラッ
チ部として良好に機能することになる。また、インクジ
ェット方式によってスクラッチ部を形成することができ
るので、スクラッチ部を形成することの可能な装置とし
ては比較的安価に装置を構成することができる。よっ
て、例えばスクラッチカードなどのような、スクラッチ
部付きの印刷済シートを、より安価に作成することが可
能となる。
【0017】請求項5記載の画像出力装置は、請求項4
記載の構成において、上記スクラッチ部形成用インクジ
ェットヘッドが、インクを吹き出すための複数の穴を備
えているとともに、各穴の大きさが、直径100μmの
円よりも大きくなっていることを特徴としている。
【0018】上記の構成では、スクラッチ部形成用イン
クジェットヘッドに設けられた複数の穴のそれぞれの大
きさが、直径100μmの円よりも大きくなっている。
ここで、スクラッチ部を形成するための、顔料系のイン
クを含んだ材料は、比較的粘度が高い材料とする必要が
ある。このような材料を、通常の画像形成用のインクジ
ェットヘッドを用いて被印刷媒体に吹き付けようとする
と、インク吹き出し口の穴の大きさが小さい(40μm
以下程度)ために、この穴がすぐに詰まってしまい、メ
ンテナンスを頻繁に行う必要が生じてしまう。これに対
して、上記の構成によれば、比較的大きい穴からスクラ
ッチ部を形成するための材料を吹き出しているので、穴
の目詰まりはほとんど生じなくなる。よって、インクの
目詰まりに対するメンテナンスなどを行う必要のない画
像出力装置を提供することができる。
【0019】請求項6記載の画像出力装置は、請求項4
または5記載の構成において、被印刷媒体に対して、染
料系のインクを含んだ材料を噴射することによって基礎
画像の形成を行う画像形成用インクジェットヘッドをさ
らに備えていることを特徴としている。
【0020】上記の構成では、画像形成用インクジェッ
トヘッドが、染料系のインクを含んだ材料を噴射するこ
とによって、被印刷媒体上に基礎画像の形成を行うこと
になる。染料系のインクは、被印刷媒体に対してしみ込
んだ上で、化学反応を起こすものであるので、例えばコ
インなどで擦ったとしても、形成された基礎画像が剥が
れるようなことはない。したがって、画像形成用インク
ジェットヘッドによって基礎画像を形成した後に、スク
ラッチ部形成用インクジェットヘッドによってスクラッ
チ部を形成するだけで、スクラッチシートとして必要と
される性質を満たすことが可能となる。
【0021】また、基礎画像の形成とスクラッチ部の形
成とを、同じインクジェット方式によって行うことにな
るので、制御機構などで共通する部分が多くなり、装置
の構成の簡素化を図ることができる。よって、スクラッ
チシートを作成可能な画像出力装置をより安価に提供す
ることができる。
【0022】請求項7記載のインクリボンは、被印刷媒
体上に画像を形成する画像出力装置で用いられるインク
リボンにおいて、昇華方式による画像の形成を行うため
のインクを含んだ昇華方式用インク領域と、オーバーコ
ートを行うための材料を含んだオーバーコート用領域
と、熱転写方式によってスクラッチ部の形成を行うため
のインクを含んだ熱転写方式用インク領域とを備えてい
ることを特徴としている。
【0023】上記の構成では、インクリボンが、基礎画
像を形成するための昇華方式用インク領域と、オーバー
コート用領域と、スクラッチ部を形成するための熱転写
方式用インク領域とを備えている。昇華方式による基礎
画像の形成、オーバーコートの形成、および熱転写によ
るスクラッチ部の形成は、すべてプリントヘッドからイ
ンクリボンに熱を加えることによって行うことが可能で
ある。よって、基礎画像の形成、オーバーコートの形
成、およびスクラッチ部の形成を、1つのプリントヘッ
ドによって行うことが可能である。すなわち、例えば従
来用いられている昇華方式のプリンタにおいて、上記の
ような構成のインクリボンを用いることによって、その
他のハードウェアの追加を行うことなく、基礎画像の形
成およびオーバーコートの形成に加えて、スクラッチ部
の形成を行うことを可能とすることができる。したがっ
て、例えばスクラッチカードなどのような、スクラッチ
部付きの印刷済シートを、より安価に作成することが可
能となる。
【0024】請求項8記載の端末装置は、請求項1ない
し6のいずれか一項に記載の画像出力装置と、上記基礎
画像の設定処理を行う基礎画像設定部と、上記スクラッ
チ部の形成位置および形状に関する設定処理を行うスク
ラッチ領域設定部とを備え、上記画像出力装置が、上記
基礎画像設定部によって設定された基礎画像に基づいて
基礎画像を出力するとともに、上記スクラッチ領域設定
部によって設定されたスクラッチ部の形成位置および形
状に基づいて、上記スクラッチ部の形成を行うことを特
徴としている。
【0025】上記の構成によれば、画像出力装置は、基
礎画像設定部によって設定された基礎画像を被印刷媒体
に形成するとともに、スクラッチ領域設定部によって設
定されたスクラッチ部の形成位置および形状に基づいて
スクラッチ部の形成を行うことになる。よって、使用者
が基礎画像設定部およびスクラッチ領域設定部によって
所望の基礎画像およびスクラッチ部に関する設定を行う
ことによって、使用者の所望とするスクラッチシートを
作成することができる。
【0026】請求項9記載の端末装置は、請求項8記載
の構成において、上記基礎画像および上記スクラッチ部
の状態を表示する表示部と、使用者からの指示を入力す
るための操作部とをさらに備え、上記基礎画像設定部お
よび上記スクラッチ領域設定部における設定処理が、使
用者が、上記表示部に表示された情報に基づいて、上記
操作部を用いて入力することによって行われることを特
徴としている。
【0027】上記の構成によれば、使用者は、表示部に
表示される基礎画像およびスクラッチ部の状態を見なが
ら、操作部によって、基礎画像およびスクラッチ部に関
する設定処理を行うことができる。よって、使用者が所
望とする状態のスクラッチシートを的確に作成すること
が可能となる。
【0028】請求項10記載の端末装置は、請求項8ま
たは9記載の構成において、使用者に対して課金処理を
行う課金処理部を、さらに備えていることを特徴として
いる。
【0029】上記の構成によれば、課金処理部によっ
て、使用者に対して課金処理を行うことができるので、
例えば当該端末装置を無人端末として街頭に設置し、使
用者が該無人端末を操作することによって所望のスクラ
ッチシートを作成し、これの代金を支払う、というよう
な販売を行う端末装置として機能させることが可能とな
る。
【0030】請求項11記載の端末装置は、請求項10
記載の構成において、上記基礎画像設定部が、任意の有
料サービスを受けることを可能とする暗証情報の画像を
設定し、上記スクラッチ領域設定部が、上記暗証情報の
画像上にスクラッチ部を形成するように設定するととも
に、上記課金処理部が、上記有料サービスの料金を使用
者から徴収した後に、上記画像出力装置が、上記基礎画
像設定部によって設定された基礎画像および上記スクラ
ッチ領域設定部によって設定されたスクラッチ部が形成
されたプリペイドシートを作成することを特徴としてい
る。
【0031】上記の構成では、基礎画像設定部によっ
て、任意の有料サービスを受けることを可能とする暗証
情報の画像が設定されるとともに、スクラッチ領域設定
部によって、暗証情報の画像上にスクラッチ部が形成さ
れるように設定される。そして、課金処理部によって、
有料サービスの料金に関する課金処理が行われ、プリペ
イドカードが発行される。よって、このような構成の端
末装置によれば、例えば、携帯電話のプリペイドカード
などのように、暗証番号を入力することによって何らか
のサービスを受けることが可能となるプリペイドカード
の発行を行うことが可能となる。また、暗証情報が示さ
れている画像部分はスクラッチ部によって覆われるの
で、暗証情報が他人に漏洩するなどの不都合が生じるこ
とを抑制することができる。
【0032】請求項12記載の端末装置は、請求項11
記載の構成において、使用者が上記プリペイドシートの
発行を指示した時点で、上記暗証情報が有効となるよう
に設定することを特徴としている。
【0033】上記の構成によれば、暗証情報は、使用者
がプリペイドシートの発行を指示した時点で有効となる
ように設定されるので、従来と比較して、暗証情報が有
効となる期間を必要最小限にすることが可能となる。よ
って、正当な利用者でない者が、例えば適当な数字を入
力することによって、偶然有効な暗証番号を発見してし
まうような不正使用の可能性を低減することができる。
【0034】請求項13記載の端末装置は、請求項11
または12記載の構成において、利用者が、上記暗証情
報によって受けることのできる有料サービスの金額およ
び有効期間の少なくともどちらか一方を設定することが
可能となっていることを特徴としている。
【0035】上記の構成によれば、利用者は、有料サー
ビスの金額および有効期間の少なくともどちらか一方を
設定することが可能となるので、利用者のニーズにより
細やかに対応したプリペイドカードを発行することがで
きる。よって、利用者にとって、プリペイドカードの使
い勝手が向上するので、プリペイドカードの販売が促進
されることも期待できる。
【0036】請求項14記載の端末装置は、請求項11
ないし13のいずれか一項に記載の構成において、上記
有料サービスの管理を行う管理コンピュータとの間での
通信処理を行う通信処理部をさらに備え、利用者に対し
てプリペイドカードが発行される際に、上記通信処理部
によって、発行されたプリペイドカードに関する情報が
上記管理コンピュータに送信されることを特徴としてい
る。
【0037】上記の構成によれば、プリペイドカードが
発行される際に、該プリペイドカードに関する情報が、
有料サービスの管理を行う管理コンピュータに送信され
るので、プリペイドカードを有効とする処理を迅速に行
うことが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図8に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。
【0039】図2は、本発明の実施の形態に係る端末装
置の外観を示す斜視図である。同図に示すように、この
端末装置は、カッティング部1、操作部2、およびプリ
ンタ部3などを備えている。操作部2は、タッチセンサ
を備えた表示部などを備えており、利用者が各種操作の
指示、および処理内容の確認などを行うための部材であ
る。なお、この操作部2は、通常の表示手段と、指示入
力手段としてのボタンや各種ポインティングデバイスな
どとを備えた構成であってもかまわない。
【0040】プリンタ部3は、利用者からの指示によっ
て画像をプリントアウトし、スクラッチシートを作成す
る部材である。カッティング部1は、プリンタ部3にお
いてプリントアウトされたシートを、利用者によって指
示された形状および状態でカットし、カット済シートを
出力する部材である。なお、このカッティング部1は、
本実施形態においては、特にあってもなくても構わない
部材である。
【0041】図3は、上記端末装置の内部構成の概略を
示す説明図である。同図に示すように、端末装置は、カ
ッティング装置4、メディア受付け装置5、コントロー
ラ6、バックアップ電源7、第1ないし第3プリンタ8
A・8B・8C、およびコインメカ9を備えた構成とな
っている。
【0042】カッティング装置4は、上記したカッティ
ング部1を構成する装置であり、入力されるカットデー
タに応じて、印刷済シートをカットするものである。こ
のカッティング装置4はカッタ刃を備えており、ベクト
ルデータを基本とした制御コマンドによってカッタ刃を
移動させることによってカッティングを行う。
【0043】メディア受付け装置5は、各種記録媒体に
記録されているデータを読み取る装置である。この記録
媒体としては、特に限定するものではなく、一般的に用
いられている各種記録媒体に対応していることが好まし
い。なお、このメディア受付け装置5は、利用者が出力
する画像の元画像データを持参してくる場合などに使わ
れることが考えられる。また、端末装置における他の機
能、例えば音楽データの販売機能などを実施する際にも
用いられる。
【0044】コントローラ6は、端末装置全体の動作を
制御するブロックであり、例えばPCベースのコンピュ
ータによって構成される。このコントローラ6の詳細な
構成については後述する。
【0045】バックアップ電源7は、端末装置の電源が
OFFにされた際や、停電などにより電源が供給されな
くなった場合に、端末装置内に蓄えられているデータを
保持するための電源を確保するための装置である。この
バックアップ電源7は、例えばバッテリーなどによって
構成される。
【0046】第1ないし第3プリンタ8A・8B・8C
は、上記のプリンタ部を構成するものであり、本実施形
態では、昇華型プリンタを基にしたプリンタによって構
成される。なお、ここでは、3つのプリンタを設けた構
成が提示されているが、プリンタが1つであってもかま
わない。ただし、端末装置が複数のプリンタを備えてい
ると、スクラッチシートの印刷の並行処理を行うことが
可能となり、処理能力を高めることが可能となる。
【0047】コインメカ9は、端末装置において課金処
理を行う際の現金の収受を行う装置である。なお、課金
処理としては、現金による方法のみに限定されるもので
なく、例えばプリペイドカード、デビットカード、クレ
ジットカード、電子マネーなど、種々の決済方法を行う
ことが可能となっていてもよい。
【0048】次に、端末装置の構成の詳細について説明
する。図1は、本実施形態に係る端末装置の構成を示す
ブロック図である。同図に示すように、端末装置は、デ
ータ記憶部10、中央処理部11、音声出力装置12、
通信インターフェース部13、表示部14、操作部1
5、課金処理部16、カッティング処理部17、通信処
理部18、基礎画像設定部19、スクラッチ領域設定部
20、印刷処理部(画像出力装置)21、および、音声
ガイド制御処理部14を備えた構成となっている。な
お、図1は、上記の各構成が全て同様に接続された図と
なっているが、実際には、各種バスやインターフェース
などを介してハードウェア的に接続されている部分や、
制御・処理プログラム上での連係によってソフトウェア
的に接続されている部分などが混在している。
【0049】また、上記の構成要素において、データ記
憶部10、中央処理部11、音声出力装置12、音声ガ
イド制御処理部22、通信処理部18、通信インターフ
ェース部13、基礎画像設定部19、およびスクラッチ
領域設定部20は、図3に示すコントローラ6が備える
構成である。また、表示部14および操作部15は、図
2に示す操作部2が備える構成である。また、課金処理
部16は、図3に示すコインメカ9に相当するものであ
る。また、印刷処理部21は、図3に示す第1ないし第
3プリンタ8A・8B・8Cに相当するものである。ま
た、カッティング処理部17は、図3に示すカッティン
グ装置4に相当するものである。
【0050】データ記憶部10は、例えばハードディス
ク装置などの記憶手段によって構成されるものであり、
サンプルとしての基礎画像データやスクラッチ領域デー
タを記憶したり、端末装置における様々な管理データを
記憶するものである。なお、このハードディスク装置
内、あるいは別のハードディスク装置内には、端末装置
の動作に必要なOSや各種プログラム、データなどが記
憶されている。
【0051】中央処理部11は、CPU(Central Proce
ssing Unit) などの演算処理装置によって構成されるも
のであり、端末装置内で行われる各種演算処理を行うも
のである。なお、図示はしていないが、各種演算処理を
行う上で作業領域として必要とされるRAM(Random Ac
cess Memory)なども設けられている。
【0052】音声出力装置12は、アンプ部およびスピ
ーカーなどから構成されるものであり、様々な音声を出
力するためのブロックである。例えば、操作のガイドを
行う音声を出力したり、BGMを出力したりすることに
なる。
【0053】通信インターフェース部13は、外部のホ
ストコンピュータとのデータ通信を行う上でのインター
フェースとなるものであり、端末装置を構成するコンピ
ュータの特定のCOMポートが割り当てられる。
【0054】表示部14は、CRT(Cathode Ray Tube)
やLCD(Liquid Crystal Display)などの各種表示モニ
ターによって構成されるものである。また、操作部15
は、例えばジョイスティックなどのポインティングデバ
イスや各種ボタンなどの入力装置によって構成されるも
のである。また、上述したように、タッチセンサ付きの
表示手段を用いることによって、表示部14と操作部1
5とを兼ねた構成としてもよい。消費者は、この表示部
14における表示を見て、操作部15によって入力動作
を行うことによって、基礎画像の設定やスクラッチ領域
の設定などを行うことになる。
【0055】課金処理部16は、上記のように、図3に
示すコインメカ9に相当するものである。この課金処理
部16では、利用者のサービス利用によって発生する課
金に基づいて、硬貨や紙幣などによる現金決済や、各種
カードによる決済などが行われる。
【0056】カッティング処理部17は、上記のよう
に、図3に示すカッティング装置4に相当するものであ
り、印刷処理部21によって出力されたスクラッチシー
トをカットするものである。このカッティング処理部1
7は、例えばスクラッチ付きシートを所望の形状にカッ
トする場合に用いられる。カットが特に必要とされない
場合には、カッティング処理部17による処理は行われ
ない。
【0057】印刷処理部21は、上記のように、図3に
示す第1ないし第3プリンタ8A・8B・8Cに相当す
るものであり、利用者によって出力指示された基礎画像
およびスクラッチ部を、紙状シートなどに印刷するもの
である。なお、この印刷処理部21の構成および処理の
詳細については後述する。
【0058】以上説明した、データ記憶部10、中央処
理部11、音声出力装置12、通信インターフェース部
13、表示部14、操作部15、課金処理部16、カッ
ティング処理部17、および印刷処理部21は、端末装
置におけるハードウェア的な構成を示すブロックであ
る。そして、以下に示す通信処理部18、基礎画像設定
部19、スクラッチ領域設定部20、および音声ガイド
制御処理部22が、端末装置におけるソフトウェア的な
構成を示すブロックとなる。
【0059】音声ガイド制御処理部22は、利用者に対
して、音声出力装置12から出力される操作に関する様
々な音声ガイドを制御するブロックである。
【0060】通信処理部18は、外部のホストコンピュ
ータとの間で行われるデータ通信を制御、処理するブロ
ックである。例えば、印刷処理部21によって、携帯電
話のプリペイドカードを作成する場合に、コード番号、
金額、有効期間などの情報をホストコンピュータとの間
でやり取りする処理などが行われる。なお、この携帯電
話のプリペイドカード作成処理についての詳細は後述す
る。
【0061】基礎画像設定部19は、スクラッチシート
における基礎画像、すなわち、スクラッチ部が作成され
る基礎となる画像を設定するブロックである。この基礎
画像の設定方法としては、例えば、次の2つの方法が考
えられる。1つ目の方法は、端末装置内のデータ記憶部
10に記憶されている基礎画像のサンプルの中から利用
者が選択し、変更が必要とされる部分のみを操作部15
によって操作しながら設定する方法である。2つ目の方
法は、利用者が、例えば自分のパソコンなどで作成した
基礎画像としての画像データを何らかの記録媒体に記録
して持参し、これを図3に示すメディア受付け装置5で
読み取らせることによって、基礎画像として設定する方
法である。
【0062】スクラッチ領域設定部20は、スクラッチ
シートにおけるスクラッチ領域の位置および形状を設定
するブロックである。このスクラッチ領域の設定方法と
しては、表示部18に基礎画像を表示させるとともに、
表示画面上にスクラッチ領域を示す画像を表示させ、操
作部19による操作によって、スクラッチ領域の位置お
よび形状を変化させるような設定方法が考えられる。ま
た、基礎画像のサンプルがある場合には、各サンプルに
最適なスクラッチ領域の情報も付加させておいて、微調
整のみ操作部19による操作によって行うようにしても
よい。
【0063】次に、印刷処理部21の構成について説明
する。本実施形態では、印刷処理部21を構成するプリ
ンタとして、昇華型プリンタを用いる。昇華型プリンタ
は、染料系のインクを含んでいるインクリボンを熱する
ことによってインク成分を気化させ、これを専用紙と化
学反応させて画像を形成するタイプのプリンタである。
【0064】図4は、昇華型プリンタにおける画像形成
部の一例の概略構成を示す説明図である。プリントヘッ
ド(PH)31は、プリントヘッド(PH)ドライバ3
2による階調制御によって、その温度が多段階で変化さ
せられる。プリントヘッド31と専用紙Pとの間にはリ
ボンRが配置されている。そして、プリントヘッド31
の温度に応じて、インク成分の気化する量が制御されな
がら、気化したインク成分が専用紙Pに吹き付けられ
る。これにより、専用紙Pとインクとが化学反応し、画
像が専用紙P上に形成される。
【0065】そして、プリントヘッド31は、主走査方
向(図4においては紙面に垂直な方向)に往復移動する
ことによって主走査方向の画像形成が行われるととも
に、専用紙Pを副走査方向(図4においては左右方向)
に移動させることによって副走査方向の画像形成が行わ
れる。
【0066】リボンRは、イエロー・マゼンタ・シアン
の3色のインク成分からなる領域がそれぞれ形成されて
おり、各色の成分の出力を行う際に、対応する色のイン
ク成分からなる領域がプリントヘッド31の真上に位置
するように搬送される。この際に、一度インクの出力を
行ったリボンRの領域を使用しないように、専用紙Pの
副走査方向の搬送と同じ速度でリボンRが搬送される。
【0067】以上のような昇華方式によって画像を出力
する場合、画像の耐久性を向上させるために、画像が形
成されたシートの表面にオーバーコートが行われる。こ
のオーバーコート処理は、リボンRに、オーバーコート
の成分が含まれた領域を設けておき、画像の形成が終了
した後に、オーバーコート領域をプリントヘッドで加熱
することによって行われる。
【0068】すなわち、1つの画像を出力するためのリ
ボンRとしては、イエロー・マゼンタ・シアンの3色の
インク成分からなる3つの領域、および、オーバーコー
ト領域が、副走査方向に並んで配置されているととも
に、それぞれの領域のサイズが、1つの画像のサイズと
同じサイズあるいはそれより大きいサイズとなっている
ものが用いられる。
【0069】以上のような構成によって、昇華型プリン
タは構成されているが、本実施形態では、さらに熱転写
方式による画像出力によってスクラッチ部の形成を行う
ようになっている。熱転写方式は、インクを含むインク
リボンを熱して、インク成分を溶融させ、溶融したイン
クを紙状媒体に転写することによって画像が形成される
方式である。すなわち、インクリボンに熱転写用のイン
クからなる領域を設けることによって、昇華型プリンタ
は、熱転写プリンタとしても機能させることが可能とな
っている。ただし、熱転写方式による画像出力を行う場
合、昇華型のようにプリントヘッドの温度を制御するこ
とによって階調を表現することはできないので、プリン
トヘッドの温度は、インクが溶融する温度で一定となる
ように制御される。
【0070】図5は、本実施形態における印刷処理部2
1が用いるリボンRの概要を示す説明図である。同図に
示すように、リボンRは、イエローの昇華方式用インク
成分を含んだ領域RYと、マゼンタの昇華方式用インク
成分を含んだ領域RMと、シアンの昇華方式用インク成
分を含んだ領域RCと、オーバーコートの成分を含んだ
領域RVと、スクラッチ部の形成用としての熱転写用イ
ンクからなる領域RSとが、副走査方向に並んだ構成と
なっている。また、領域RY・RM・RC・RVのサイ
ズは、1つの画像のサイズあるいはそれより大きいサイ
ズとなっている。領域RSに関しては、スクラッチ部は
1つの画像の中の一部領域にのみ形成されるので、該領
域RSのサイズとしては、領域RY・RM・RC・RV
のサイズよりも副走査方向で短くなった大きさとなって
いる。なお、図5に示すリボンRは、1つの画像の出力
に用いられる分のみを示すものであり、実際には、図5
に示すリボンRが副走査方向に連なったリボンによっ
て、複数の画像の出力を行うことになる。
【0071】ここで、スクラッチ部について説明する。
本実施形態では、上記のように、スクラッチ部が熱転写
用インクによって形成されている。これは、熱転写によ
って形成された画像は、比較的剥がれやすいという特性
があり、コインなどで擦ることによって熱転写部分を剥
がすことができるという性質を利用したものである。一
方、昇華型方式で形成した画像は、専用紙Pの内部にイ
ンクが浸透した状態で形成されるので、コインなどで擦
ることによって画像が消去されてしまうことはない。
【0072】すなわち、本実施形態の印刷処理部21
は、通常の昇華型プリンタにおいて、昇華方式のリボン
に熱転写方式のリボンを加えたリボンを用いて、基礎画
像を昇華方式によって出力し、スクラッチ部を熱転写方
式によって出力する構成となっている。つまり、本実施
形態の構成によれば、通常の昇華型プリンタにハードウ
ェア的な変更を加えることなく、リボンを変更すること
のみによって、スクラッチシートを出力することが可能
となっている。よって、従来用いられていた高価なスク
ラッチシート出力用プリンタを用いる必要がなくなり、
スクラッチシートの作成をより安価に行うことが可能と
なる。
【0073】ここで、昇華方式で画像の出力を行う場
合、上記したように、画像の耐久性を向上させるために
オーバーコートが施される。このオーバーコートが施さ
れた表面に、熱転写によって画像を形成した場合、熱転
写用のインクが、オーバーコートの表面ではじかれてし
まい、うまく画像が形成されないとともに、形成された
部分も、極めて容易に剥がれてしまうことになり、スク
ラッチ部として機能しないという問題がある。
【0074】そこで、本実施形態の印刷処理部21は、
スクラッチ部が形成されるように設定された領域に、オ
ーバーコートを行わないような制御を行っている。すな
わち、上記したスクラッチ領域設定部20で設定された
スクラッチ部の位置および形状のデータに基づいて、ス
クラッチ部以外の領域にオーバーコートを施すように、
プリントヘッド31の温度が制御されることになる。そ
して、オーバーコートが形成されていない領域に、熱転
写によってスクラッチ部が形成される。これにより、ス
クラッチ部を安定した状態で形成することが可能とな
り、通常の状態ではスクラッチ部が剥がれず、コインな
どで擦った場合にのみスクラッチ部が剥がれるようなス
クラッチシートを出力することができる。
【0075】なお、スクラッチ部を形成する熱転写用イ
ンクとしては、顔料系のインクを糊状の材料内に混入さ
せたものなどが用いられる。この糊状の材料が加熱され
ることによって溶融し、専用紙P上に転写されることに
なる。また、スクラッチ部は、下部の画像が見えないこ
とが必要とされるので、熱転写用インクとしては、透明
度がほぼ0となるようなものを用いることになる。透明
度がほぼ0であれば、色は何色でもかまわない。なお、
下部の画像の色とスクラッチ部の色とをほぼ同じ色に設
定すれば、熱転写用インクが若干の透明度を有していて
も構わない場合もある。
【0076】次に、図5に示すようなリボンRを用いて
スクラッチシートを出力する際の手順について説明す
る。まず、プリントヘッド31と専用紙Pとの間に、リ
ボンRにおける領域RYが配置される。そして、リボン
Rおよび専用紙Pを副走査方向に搬送させながら、プリ
ントヘッドドライバ32によって、出力すべき基礎画像
の画像データのうちのイエロー成分のデータに基づい
て、プリントヘッド31の温度が制御され、イエロー成
分の画像が専用紙Pに出力される。
【0077】次に、専用紙Pを逆方向に搬送させて、画
像形成開始位置に戻した上で、プリントヘッド31と専
用紙Pとの間に、リボンRにおける領域RMが配置され
る。そして、リボンRおよび専用紙Pを副走査方向に搬
送させながら、プリントヘッドドライバ32によって、
出力すべき基礎画像の画像データのうちのマゼンタ成分
のデータに基づいて、プリントヘッド31の温度が制御
され、マゼンタ成分の画像が専用紙Pに出力される。
【0078】次に、再び専用紙Pを逆方向に搬送させ
て、画像形成開始位置に戻した上で、プリントヘッド3
1と専用紙Pとの間に、リボンRにおける領域RCが配
置される。そして、リボンRおよび専用紙Pを副走査方
向に搬送させながら、プリントヘッドドライバ32によ
って、出力すべき基礎画像の画像データのうちのシアン
成分のデータに基づいて、プリントヘッド31の温度が
制御され、シアン成分の画像が専用紙Pに出力される。
以上の処理により、専用紙P上にカラーの基礎画像が形
成される。
【0079】次に、再び専用紙Pを逆方向に搬送させ
て、画像形成開始位置に戻した上で、プリントヘッド3
1と専用紙Pとの間に、リボンRにおける領域RVが配
置される。そして、リボンRおよび専用紙Pを副走査方
向に搬送させながら、プリントヘッドドライバ32によ
って、オーバーコートの成分を専用紙Pに吹き付けるよ
うにプリントヘッド31の温度が制御され、専用紙Pに
オーバーコートがコーティングされる。この際に、上記
したように、スクラッチ部が形成されるべき領域には、
オーバーコートがコーティングされないような制御が行
われる。
【0080】次に、再び専用紙Pを逆方向に搬送させ
て、画像形成開始位置に戻した上で、プリントヘッド3
1と専用紙Pとの間に、リボンRにおける領域RSが配
置される。そして、専用紙Pを副走査方向に搬送させな
がら、プリントヘッドドライバ32によって、熱転写に
よる画像形成が行われるようにプリントヘッド31の温
度が制御され、専用紙P上のオーバーコートが施されて
いない領域に熱転写用インクによるスクラッチ部が形成
される。
【0081】以上のような処理によって、スクラッチシ
ートが完成される。このように作成されたスクラッチシ
ートの断面を図6に示す。同図において、PIで示す斜
線領域は、専用紙Pと化学反応して吸収された昇華方式
によるインクを示しており、OCはオーバーコート層、
SCはスクラッチ部を示している。このように、昇華方
式によるインクがしみ込んだ専用紙Pの表面に、オーバ
ーコート層OCが形成されているとともに、オーバーコ
ート層OCが形成されていない領域に、スクラッチ部S
Cが専用紙Pの表面に接して形成されている。
【0082】次に、本実施形態に係る端末装置におい
て、利用者がスクラッチシートを作成する際の処理につ
いて説明する。まず、1つ目の例として、例えば当たり
くじつきのスクラッチカードや、ビンゴゲームに用いる
スクラッチカードなどの、イベントカードとしてのスク
ラッチシートを作成する例について説明する。図7は、
このイベントカード作成処理の流れを示すフローチャー
トである。
【0083】まず、ステップ1(以降、S1のように称
する)において、端末装置の表示部14に表示されるメ
インメニューの中から、イベントカード発行処理が、利
用者によって操作部15による操作によって選択され
る。次に、S2において、カードの種類が選択される。
ここでのカードの種類の選択としては、例えば、当たり
くじつきのスクラッチカードや、ビンゴゲームに用いる
スクラッチカードなどから選択される。
【0084】次に、S3において、利用者によってユー
ザーデザイン利用が選択される。ここで、ユーザーデザ
イン利用の他には、端末装置側で用意されているデザイ
ンを変更なしでそのまま利用する選択肢が考えられる。
【0085】次に、S4において、イベントカードの出
力を必要とする枚数の入力が行われる。そして、これま
でに設定された条件、すなわち、イベントカードの発
行、カードの種類、ユーザーデザイン利用、枚数などの
条件が表示部14に表示され、利用者がこれらの内容の
確認を行う(S5)。
【0086】次に、S6において、デザインの設定が行
われる。ここでは、例えば端末装置側で用意されている
デザインの中から利用者が所望のデザインを選択すると
ともに、このデザインの変更点を操作部15によって指
示するような処理や、利用者が自分のパソコンなどで作
成したオリジナル画像を記録媒体を介して端末装置に読
み取らせる処理などが行われる。ここで、デザインとし
ては、基礎画像のデザインと、スクラッチ部の形状およ
び位置に関するデザインとがあり、それぞれ基礎画像設
定部19およびスクラッチ領域設定部20によって設定
が行われる。
【0087】次に、S7において、加工の種類が選択さ
れる。この加工の種類の選択としては、例えば出力され
るイベントカードにカット処理を行うか行わないかの選
択、カット処理を行う場合でのカット形状の選択などが
考えられる。カット処理を行う場合には、印刷処理部2
1によって出力された後に、カッティング処理部17に
よってカット処理が行われることになる。
【0088】次に、S8において、イベントカードの完
成状態を示すプレビュー画面が表示部14に表示され
る。利用者はこのプレビュー画面を確認し、変更が必要
な箇所は、その箇所に関する設定を再び行うことにな
る。
【0089】そして、プレビュー画面に問題がないこと
が確認されると、S9において、イベントカード作成に
関する各種設定条件の最終内容が表示され、これに基づ
く金額が表示される。その後、金額に対する課金処理が
課金処理部16において行われる(S10)。
【0090】次に、S11において、設定された条件に
基づいて、基礎画像の画像データ、およびスクラッチ部
の形状および位置を反映した画像データが作成される。
そして、ここで作成された画像データが、印刷処理部2
1に送られ、S12において、まず基礎画像の画像デー
タに基づいて、専用紙Pに対して昇華方式によって基礎
画像のプリントが行われる。そして、基礎画像のプリン
トが行われた後に、S13において、スクラッチ部の領
域以外の領域に対してオーバーコートのプリントが行わ
れる。その後、S14において、オーバーコートが行わ
れていない領域に対して、熱転写方式によってスクラッ
チ部のプリントが行われる。
【0091】スクラッチ部のプリントが完了すると、印
刷処理部21からプリント済シートが排出され、これら
の処理が設定された枚数分繰り返されることによって、
イベントカードが発券される(S15)。そして、S1
6において未発行のイベントカードがないかが確認され
る。これは、複数の種類のイベントカードの発行を利用
者が依頼している場合に、それぞれの種類のイベントカ
ードに対して、S11からS15の処理を行うことを意
味している。未発行のイベントカードがないと判断され
ると、全ての発券が完了し(S17)、イベントカード
の発行処理が終了する。
【0092】なお、S7において、イベントカードに対
してカッティング処理を行うことを選択した場合には、
発行されたイベントカードをカッティング処理部17に
セットし、カット処理を行うことになる。
【0093】以上では、イベントカードの発行に関する
処理について説明したが、次に、例えば携帯電話などで
用いられるプリペイドカードの発行に関する処理につい
て説明する。まず前提として、携帯電話で用いられるプ
リペイドカードの従来の利用形態について簡単に説明す
る。
【0094】利用者が、例えば携帯電話の販売店など
で、コード番号部分がスクラッチによって隠されたプリ
ペイドカードを購入し、スクラッチ部を削ることによっ
てコード番号を確認する。このコード番号は携帯電話会
社に予め登録されており、利用可能期間と利用可能金額
とが合わせて登録されている。そして、携帯電話を利用
する際に、このコード番号を始めに入力することによっ
て、携帯電話会社側で、登録されているコード番号が照
会され、有効期間および有効金額が確認されると、各種
通話が可能となる。
【0095】ここで、コード番号の登録は、プリペイド
カードが作成された時点で行われることになる。よっ
て、コード番号が登録される、すなわち、該当プリペイ
ドカードが有効になってから、そのプリペイドカードが
実際に利用者に購入されるまでには、ある程度のブラン
クが生じることになる。すなわち、有効期間の設定は、
ある程度長い期間にする必要がある。
【0096】コード番号は、例えば12桁の数字の羅列
によって表現されている。ここで、プリペイドカードを
購入していない利用者が、適当な数字を入力することに
よって、偶然有効なコード番号を発見してしまう可能性
も考えられなくはなく、有効期間が長くなると、このよ
うな不正使用の可能性を高めることになる。
【0097】このような不正使用の可能性もあるため、
プリペイドカードの金額を高額にすることには危険性が
伴うことになり、現状では比較的低い額のプリペイドカ
ードしか発行されていない。また、プリペイドカードは
予め作成しておく必要があるので、価格設定は携帯電話
会社側で設定した選択肢の中から選ぶことになり、利用
者が自由に価格を設定することは困難である。
【0098】これに対して、本実施形態に係る端末装置
では、利用者がプリペイドカードの購入を申し込んだ時
点でプリペイドカードの作成を行い、携帯電話会社側に
おけるコード情報、有効期間、有効金額の登録も、購入
の時点で行うようなシステムとしている。図8は、本実
施形態に係る端末装置によるプリペイドカード作成処理
の流れを示すフローチャートである。
【0099】まず、S21において、端末装置の表示部
14に表示されるメインメニューの中から、プリペイド
カード発行処理が、利用者によって操作部15による操
作によって選択される。次に、S22において、カード
の種類が選択される。ここでのカードの種類の選択とし
ては、プリペイドカードの用途、例えば携帯電話用など
が選択される。
【0100】次に、S23において、該当カードの選択
が行われる。ここでの選択は、例えばどの種類(会社)
の携帯電話のプリペイドカードを作成するかなどが行わ
れる。
【0101】次に、S24において、プリペイドカード
として必要とする金額の入力が行われる。ここでの金額
の入力は、利用者が所望とする任意の金額(所定の範囲
内で)を入力するようにしてもよいし、予め設定されて
いる金額の選択肢の中から選択するようにしてもよい。
そして、これまでに設定された条件、すなわち、イベン
トカードの発行、カードの種類および詳細な内容、プリ
ペイドの金額などの条件が表示部14に表示され、利用
者がこれらの内容の確認を行う(S25)。利用者によ
る確認が完了すると、S26において、設定された金額
に対する課金処理が課金処理部16において行われる。
【0102】課金処理が行われると、S27において、
プリペイドカードのコード番号の発行が行われる。この
コード番号は、例えば作成した端末装置のIDと、12
桁の番号とによって構成されるものとする。そして、S
28において、発行されたコード番号に関するコード情
報が、通信処理部18によって、任意の通信回線を介し
て携帯電話会社が管理する管理システムのホストコンピ
ュータに送信される。ここでの通信回線としては、専用
線でもよいし、暗号化を行った上でのインターネットで
もよい。
【0103】ホストコンピュータに送信されるコード情
報は、コード情報ID、発行端末ID、コード番号、カ
ードの種類、決済方法、日付情報、および有効期間から
構成される。コード情報IDは発行したコードを管理す
るために用いられるIDであり、発行端末IDは、コー
ドを発行した端末装置のIDである。よって、管理形態
によっては、コード情報IDおよび発行端末IDを不要
とし、これらの情報を、コード番号によって管理するよ
うにすることもできる。カードの種類は、どのような携
帯電話に関するカードであるかを示す情報である。決済
方法は、どのような決済が行われたかを示す情報であ
る。日付情報は、コードが発行された日付の情報であ
る。有効期間は、発行されたコードの有効期間を示す情
報である。
【0104】ホストコンピュータ側では、端末装置から
コード情報が受信されると、このコード情報の登録処理
が行われる(S29)。そして、正常に登録処理が完了
すると、登録処理が完了した旨を示す登録済み情報が該
当端末装置に向けて返信される(S30)。この登録済
み情報は、コード番号および登録処理番号によって構成
される。
【0105】端末装置側では、ホストコンピュータから
登録済み情報を受信すると、基礎画像設定部19によっ
てプリペイドカードのデザインおよびコード番号の画像
が合成され、基礎画像の画像データが作成される(S3
1)。また、この際に、スクラッチ領域設定部20によ
って、コード番号を印刷する部分に形成するスクラッチ
部の位置および形状の画像データも作成される。
【0106】次に、作成された画像データが、印刷処理
部21に送られ、S32において、まず基礎画像の画像
データに基づいて、専用紙Pに対して昇華方式によって
基礎画像のプリントが行われる。そして、基礎画像のプ
リントが行われた後に、S33において、スクラッチ部
の領域以外の領域に対してオーバーコートのプリントが
行われる。その後、S34において、オーバーコートが
行われていない領域に対して、熱転写方式によってスク
ラッチ部のプリントが行われる。スクラッチ部のプリン
トが完了すると、印刷処理部21からプリント済シート
が排出され、プリペイドカードが発券され(S35)、
プリペイドカードの発行処理が終了する。
【0107】以上のように、本実施形態に係る端末装置
によれば、利用者がプリペイドカードの購入を申し込ん
だ時点でプリペイドカードの作成が行われ、携帯電話会
社側におけるコード情報、有効期間、有効金額などの登
録も、購入の時点で行われるようになっている。よっ
て、従来と比較して、有効期間を必要最小限にすること
が可能となるので、上記したような不正使用の可能性も
低減することができる。また、利用者の依頼を受けてか
らプリペイドカードの発行および作成を行うので、規定
の金額から選ぶだけでなく、利用者の希望に応じて金額
を設定して発行することが可能となる。また、コード番
号が表示される領域をスクラッチによって隠すことがで
きるので、例えば端末装置を店員が操作するような場合
でも、セキュリティを確保することができる。
【0108】〔実施の形態2〕本発明の実施の他の形態
について図9に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様
の機能を有する構成には、同一の符号を付記し、その説
明を省略する。
【0109】本実施形態に係る端末装置は、実施の形態
1において説明した端末装置とほぼ同じ構成であるが、
印刷処理部21の構成のみが異なる構成となっている。
実施の形態1では、印刷処理部21は、昇華型プリンタ
によって、基礎画像を昇華方式によって出力し、スクラ
ッチ部を熱転写方式によって出力する構成となってい
た。本実施形態の印刷処理部21は、インクジェット方
式のプリンタによって構成されている。
【0110】印刷処理部21の装置構成としては、基礎
画像を形成するための通常の画像形成用インクジェット
ヘッド群と、スクラッチ部を形成するためのスクラッチ
形成用インクジェットヘッドとを備えた構成とする。そ
して、各ヘッドを主走査方向に往復移動させながら用紙
を副走査方向に搬送させることによって画像の形成が行
われるものとする。
【0111】画像形成用インクジェットヘッド群は、例
えばYMCK(イエロー・マゼンタ・シアン・ブラッ
ク)の各色に対応したインクジェットヘッドから構成さ
れる。画像形成用インクジェットヘッド群で用いられる
インクとしては、染料系のインクが用いられ、用紙に染
み込んで化学反応を起こすようになっている。また、画
像形成用インクジェットヘッド群におけるヘッドの穴
は、例えばその開口形状が正方形である場合に、1辺が
およそ40μmもしくはそれ以下の大きさとなってお
り、高解像度の画像の形成が可能となっている。この画
像形成用インクジェットヘッド群におけるヘッドの穴の
形成状態を図9(a)に示す。
【0112】スクラッチ形成用インクジェットヘッド
は、糊状の材料に顔料系のインクを混入させたインクを
用紙に吹き付けるものとなっている。このようなスクラ
ッチ用インクが用紙に吹き付けられると、用紙には染み
込まずに、表面で糊状の材料が固着することによってス
クラッチ部が形成されることになる。よって、この糊状
の材料を適宜選択することによって、コインなどで擦る
と剥がれるようなスクラッチ部を形成することができ
る。
【0113】ここで、上記のようなスクラッチ用インク
を、通常のインクジェットヘッドを用いて用紙に吹き付
けようとすると、すぐにヘッドの穴が詰まってしまい、
使い物にならなくなってしまう。よって、本実施形態に
おいては、スクラッチ形成用インクジェットヘッドの穴
の大きさが、1辺が100μm以上の略正方形になって
いるものを使用している。図9(b)は、このスクラッ
チ形成用インクジェットヘッドの穴の形成状態を示して
いる。なお、このインクジェットヘッドの穴の形状は特
に限定されるものではなく、略円形状などでもよい。
【0114】なお、インクジェットヘッドの穴の大きさ
を大きくすると、画像の形成の精度は落ちることにな
る。しかしながら、スクラッチ部の作成に関しては、比
較的精度が甘くてもよい場合がほとんどであるので、上
記のように穴の大きさを大きくしても問題は生じない。
【0115】以上のように、印刷処理部21に、画像形
成用インクジェットヘッド群と、スクラッチ形成用イン
クジェットヘッドとを設けるともに、画像形成用インク
ジェットヘッド群による画像の形成が行われた後に、ス
クラッチ形成用インクジェットヘッドによるスクラッチ
部の形成が行われるように、各ヘッドを配置する。この
ように配置すれば、基礎画像の形成と同時にスクラッチ
部の形成を行うことが可能となり、用紙を1回副走査方
向に搬送させるだけで、スクラッチ部が形成されたシー
トを作成することができる。
【0116】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係る画
像出力装置は、プリントヘッドおよびインクリボンを備
え、プリントヘッドからインクリボンに対して熱を加え
ることによって被印刷媒体に画像の形成を行う画像出力
装置において、上記インクリボンが、昇華方式による画
像の形成を行うためのインクを含んだ昇華方式用インク
領域と、オーバーコートを行うための材料を含んだオー
バーコート用領域と、熱転写方式によってスクラッチ部
の形成を行うためのインクを含んだ熱転写方式用インク
領域とを備えており、上記インクリボンにおける上記昇
華方式用インク領域を用いて、昇華方式によって基礎画
像の形成を行い、上記インクリボンにおける上記オーバ
ーコート用領域を用いて、上記基礎画像上における上記
スクラッチ部の形成が行われない領域にオーバーコート
の形成を行い、上記インクリボンにおける上記熱転写方
式用インク領域を用いて、上記オーバーコートが形成さ
れていない領域にスクラッチ部を形成する構成である。
【0117】これにより、基礎画像の形成、オーバーコ
ートの形成、およびスクラッチ部の形成を、1つのプリ
ントヘッドによって行うことが可能であるので、例えば
従来用いられている昇華方式のプリンタにおいて、その
他のハードウェアの追加を行うことなく、基礎画像の形
成およびオーバーコートの形成に加えて、スクラッチ部
の形成を行うことを可能とすることができる。したがっ
て、例えばスクラッチカードなどのような、スクラッチ
部付きの印刷済シートを、より安価に作成することが可
能となるという効果を奏する。
【0118】また、スクラッチ部を安定した状態で形成
することが可能となり、通常の状態ではスクラッチ部が
剥がれず、コインなどで擦った場合にのみスクラッチ部
が剥がれるようなスクラッチシートを出力することがで
きるという効果を奏する。
【0119】請求項2の発明に係る画像出力装置は、主
走査方向に上記プリントヘッドを移動させ、副走査方向
に上記被印刷媒体を相対的に移動させることによって、
上記基礎画像、上記オーバーコート、および上記スクラ
ッチ部を被印刷媒体上に形成するとともに、上記インク
リボンが、昇華方式用インク領域と、オーバーコート用
領域と、熱転写方式用インク領域とが副走査方向に並ん
で配置されている構成となっている構成である。
【0120】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、被印刷媒体の副走査方向における相対移動にと
もなって、インクリボンを副走査方向に相対移動させる
ことによって、基礎画像、オーバーコート、およびスク
ラッチ部の形成を順に行うことができるので、これらの
形成を比較的簡単な構成によって実現することができる
という効果を奏する。
【0121】請求項3の発明に係る画像出力装置は、上
記昇華方式用インク領域に含まれるインクが、染料系の
インクを含んでいるとともに、上記熱転写方式用インク
領域に含まれるインクが、顔料系のインクを含んでいる
構成である。
【0122】これにより、請求項1または2の構成によ
る効果に加えて、基礎画像上にスクラッチ部を形成する
だけで、スクラッチシートとして必要とされる性質を満
たすことが可能となるという効果を奏する。
【0123】請求項4の発明に係る画像出力装置は、基
礎画像が印刷された被印刷媒体に対して、顔料系のイン
クを含んだ材料を噴射することによって、スクラッチ部
の形成を行うスクラッチ部形成用インクジェットヘッド
を備えている構成である。
【0124】これにより、インクジェット方式によって
スクラッチ部を形成することができるので、スクラッチ
部を形成することの可能な装置としては比較的安価に装
置を構成することができる。よって、例えばスクラッチ
カードなどのような、スクラッチ部付きの印刷済シート
を、より安価に作成することが可能となるという効果を
奏する。
【0125】請求項5の発明に係る画像出力装置は、上
記スクラッチ部形成用インクジェットヘッドが、インク
を吹き出すための複数の穴を備えているとともに、各穴
の大きさが、直径100μmの円よりも大きくなってい
る構成である。
【0126】これにより、請求項4の構成による効果に
加えて、穴の目詰まりはほとんど生じなくなるので、イ
ンクの目詰まりに対するメンテナンスなどを行う必要の
ない画像出力装置を提供することができるという効果を
奏する。
【0127】請求項6の発明に係る画像出力装置は、被
印刷媒体に対して、染料系のインクを含んだ材料を噴射
することによって基礎画像の形成を行う画像形成用イン
クジェットヘッドをさらに備えている構成である。
【0128】これにより、請求項4または5の構成によ
る効果に加えて、画像形成用インクジェットヘッドによ
って基礎画像を形成した後に、スクラッチ部形成用イン
クジェットヘッドによってスクラッチ部を形成するだけ
で、スクラッチシートとして必要とされる性質を満たす
ことが可能となるという効果を奏する。
【0129】また、基礎画像の形成とスクラッチ部の形
成とを、同じインクジェット方式によって行うことにな
るので、制御機構などで共通する部分が多くなり、装置
の構成の簡素化を図ることができるという効果を奏す
る。
【0130】請求項7の発明に係るインクリボンは、被
印刷媒体上に画像を形成する画像出力装置で用いられる
インクリボンにおいて、昇華方式による画像の形成を行
うためのインクを含んだ昇華方式用インク領域と、オー
バーコートを行うための材料を含んだオーバーコート用
領域と、熱転写方式によってスクラッチ部の形成を行う
ためのインクを含んだ熱転写方式用インク領域とを備え
ている構成である。
【0131】これにより、昇華方式のプリンタに対し
て、ハードウェアの追加を行うことなく、基礎画像の形
成およびオーバーコートの形成に加えて、スクラッチ部
の形成を行うことを可能とすることができるので、スク
ラッチ部付きの印刷済シートを、より安価に作成するこ
とが可能となるという効果を奏する。
【0132】請求項8の発明に係る端末装置は、請求項
1ないし6のいずれか一項に記載の画像出力装置と、上
記基礎画像の設定処理を行う基礎画像設定部と、上記ス
クラッチ部の形成位置および形状に関する設定処理を行
うスクラッチ領域設定部とを備え、上記画像出力装置
が、上記基礎画像設定部によって設定された基礎画像に
基づいて基礎画像を出力するとともに、上記スクラッチ
領域設定部によって設定されたスクラッチ部の形成位置
および形状に基づいて、上記スクラッチ部の形成を行う
構成である。
【0133】これにより、使用者が基礎画像設定部およ
びスクラッチ領域設定部によって所望の基礎画像および
スクラッチ部に関する設定を行うことによって、使用者
の所望とするスクラッチシートを作成することができる
という効果を奏する。
【0134】請求項9の発明に係る端末装置は、上記基
礎画像および上記スクラッチ部の状態を表示する表示部
と、使用者からの指示を入力するための操作部とをさら
に備え、上記基礎画像設定部および上記スクラッチ領域
設定部における設定処理が、使用者が、上記表示部に表
示された情報に基づいて、上記操作部を用いて入力する
ことによって行われる構成である。
【0135】これにより、請求項8の構成による効果に
加えて、使用者が所望とする状態のスクラッチシートを
的確に作成することが可能となるという効果を奏する。
【0136】請求項10の発明に係る端末装置は、使用
者に対して課金処理を行う課金処理部を、さらに備えて
いる構成である。
【0137】これにより、請求項8または9の構成によ
る効果に加えて、例えば当該端末装置を無人端末として
街頭に設置し、使用者が該無人端末を操作することによ
って所望のスクラッチシートを作成し、これの代金を支
払う、というような販売を行う端末装置として機能させ
ることが可能となるという効果を奏する。
【0138】請求項11の発明に係る端末装置は、上記
基礎画像設定部が、任意の有料サービスを受けることを
可能とする暗証情報の画像を設定し、上記スクラッチ領
域設定部が、上記暗証情報の画像上にスクラッチ部を形
成するように設定するとともに、上記課金処理部が、上
記有料サービスの料金を使用者から徴収した後に、上記
画像出力装置が、上記基礎画像設定部によって設定され
た基礎画像および上記スクラッチ領域設定部によって設
定されたスクラッチ部が形成されたプリペイドシートを
作成する構成である。
【0139】これにより、請求項10の構成による効果
に加えて、暗証番号を入力することによって何らかのサ
ービスを受けることが可能となるプリペイドカードの発
行を行うことが可能となるという効果を奏する。また、
暗証情報が示されている画像部分はスクラッチ部によっ
て覆われるので、暗証情報が他人に漏洩するなどの不都
合が生じることを抑制することができるという効果を奏
する。
【0140】請求項12の発明に係る端末装置は、使用
者が上記プリペイドシートの発行を指示した時点で、上
記暗証情報が有効となるように設定する構成である。
【0141】これにより、請求項11の構成による効果
に加えて、従来と比較して、暗証情報が有効となる期間
を必要最小限にすることが可能となるので、正当な利用
者でない者が、例えば適当な数字を入力することによっ
て、偶然有効な暗証番号を発見してしまうような不正使
用の可能性を低減することができるという効果を奏す
る。
【0142】請求項13の発明に係る端末装置は、利用
者が、上記暗証情報によって受けることのできる有料サ
ービスの金額および有効期間の少なくともどちらか一方
を設定することが可能となっている構成である。
【0143】これにより、請求項11または12の構成
による効果に加えて、利用者のニーズにより細やかに対
応したプリペイドカードを発行することができ、利用者
にとって、プリペイドカードの使い勝手が向上するの
で、プリペイドカードの販売が促進されることも期待で
きるという効果を奏する。
【0144】請求項14の発明に係る端末装置は、上記
有料サービスの管理を行う管理コンピュータとの間での
通信処理を行う通信処理部をさらに備え、利用者に対し
てプリペイドカードが発行される際に、上記通信処理部
によって、発行されたプリペイドカードに関する情報が
上記管理コンピュータに送信される構成である。
【0145】これにより、請求項11ないし13のいず
れか一項の構成による効果に加えて、プリペイドカード
を有効とする処理を迅速に行うことが可能となるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る端末装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】上記端末装置の外観を示す斜視図である。
【図3】上記端末装置の内部構成の概略を示す説明図で
ある。
【図4】昇華型プリンタにおける画像形成部の一例の概
略構成を示す説明図である。
【図5】上記端末装置が備える印刷処理部が用いるリボ
ンRの概要を示す説明図である。
【図6】上記印刷処理部によって作成されたスクラッチ
シートの断面を示す説明図である。
【図7】上記端末装置によるイベントカード作成処理の
流れを示すフローチャートである。
【図8】上記端末装置によるプリペイドカード作成処理
の流れを示すフローチャートである。
【図9】同図(a)は、画像形成用インクジェットヘッ
ド群におけるヘッドの穴の形成状態を示す説明図であ
り、同図(b)は、スクラッチ形成用インクジェットヘ
ッドの穴の形成状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カッティング部 2 操作部 3 プリンタ部 4 カッティング装置 5 メディア受付け装置 6 コントローラ 7 バックアップ電源 8A・8B・8C 第1ないし第3プリンタ 9 コインメカ 10 データ記憶部 11 中央処理部 16 課金処理部 18 通信処理部 19 基礎画面設定部 20 スクラッチ領域設定部 21 印刷処理部(画像出力装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 31/00 B41J 3/20 117C 31/05 109J B41M 5/38 29/00 Z G07B 1/00 B41M 5/26 101B (72)発明者 梅本 長司 和歌山県和歌山市梅原579−1 ノーリツ 鋼機株式会社内 (72)発明者 丸本 喜也 和歌山県和歌山市吉礼536−3 Fターム(参考) 2C055 KK00 KK06 2C061 AP10 AQ04 AS02 GG01 GG16 GG24 GG26 2C065 AA02 AB10 AD07 CJ02 CJ08 DA35 DC07 DC26 DC29 2C068 AA02 AA06 AA08 AA22 BC13 BC16 BD17 BD23 2H111 AA27 BA38 BA39

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリントヘッドおよびインクリボンを備
    え、プリントヘッドからインクリボンに対して熱を加え
    ることによって被印刷媒体に画像の形成を行う画像出力
    装置において、 上記インクリボンが、昇華方式による画像の形成を行う
    ためのインクを含んだ昇華方式用インク領域と、オーバ
    ーコートを行うための材料を含んだオーバーコート用領
    域と、熱転写方式によってスクラッチ部の形成を行うた
    めのインクを含んだ熱転写方式用インク領域とを備えて
    おり、 上記インクリボンにおける上記昇華方式用インク領域を
    用いて、昇華方式によって基礎画像の形成を行い、上記
    インクリボンにおける上記オーバーコート用領域を用い
    て、上記基礎画像上における上記スクラッチ部の形成が
    行われない領域にオーバーコートの形成を行い、上記イ
    ンクリボンにおける上記熱転写方式用インク領域を用い
    て、上記オーバーコートが形成されていない領域にスク
    ラッチ部を形成することを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】主走査方向に上記プリントヘッドを移動さ
    せ、副走査方向に上記被印刷媒体を相対的に移動させる
    ことによって、上記基礎画像、上記オーバーコート、お
    よび上記スクラッチ部を被印刷媒体上に形成するととも
    に、上記インクリボンが、昇華方式用インク領域と、オ
    ーバーコート用領域と、熱転写方式用インク領域とが副
    走査方向に並んで配置されている構成となっていること
    を特徴とする請求項1記載の画像出力装置。
  3. 【請求項3】上記昇華方式用インク領域に含まれるイン
    クが、染料系のインクを含んでいるとともに、上記熱転
    写方式用インク領域に含まれるインクが、顔料系のイン
    クを含んでいることを特徴とする請求項1または2記載
    の画像出力装置。
  4. 【請求項4】基礎画像が印刷された被印刷媒体に対し
    て、顔料系のインクを含んだ材料を噴射することによっ
    てスクラッチ部の形成を行うスクラッチ部形成用インク
    ジェットヘッドを備えていることを特徴とする画像出力
    装置。
  5. 【請求項5】上記スクラッチ部形成用インクジェットヘ
    ッドが、インクを吹き出すための複数の穴を備えている
    とともに、各穴の大きさが、直径100μmの円よりも
    大きくなっていることを特徴とする請求項4記載の画像
    出力装置。
  6. 【請求項6】被印刷媒体に対して、染料系のインクを含
    んだ材料を噴射することによって基礎画像の形成を行う
    画像形成用インクジェットヘッドをさらに備えているこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の画像出力装置。
  7. 【請求項7】被印刷媒体上に画像を形成する画像出力装
    置で用いられるインクリボンにおいて、昇華方式による
    画像の形成を行うためのインクを含んだ昇華方式用イン
    ク領域と、オーバーコートを行うための材料を含んだオ
    ーバーコート用領域と、熱転写方式によってスクラッチ
    部の形成を行うためのインクを含んだ熱転写方式用イン
    ク領域とを備えていることを特徴とするインクリボン。
  8. 【請求項8】請求項1ないし6のいずれか一項に記載の
    画像出力装置と、 上記基礎画像の設定処理を行う基礎画像設定部と、 上記スクラッチ部の形成位置および形状に関する設定処
    理を行うスクラッチ領域設定部とを備え、 上記画像出力装置が、上記基礎画像設定部によって設定
    された基礎画像に基づいて基礎画像を出力するととも
    に、上記スクラッチ領域設定部によって設定されたスク
    ラッチ部の形成位置および形状に基づいて、上記スクラ
    ッチ部の形成を行うことを特徴とする端末装置。
  9. 【請求項9】上記基礎画像および上記スクラッチ部の状
    態を表示する表示部と、使用者からの指示を入力するた
    めの操作部とをさらに備え、上記基礎画像設定部および
    上記スクラッチ領域設定部における設定処理が、使用者
    が、上記表示部に表示された情報に基づいて、上記操作
    部を用いて入力することによって行われることを特徴と
    する請求項8記載の端末装置。
  10. 【請求項10】使用者に対して課金処理を行う課金処理
    部をさらに備えていることを特徴とする請求項8または
    9記載の端末装置。
  11. 【請求項11】上記基礎画像設定部が、任意の有料サー
    ビスを受けることを可能とする暗証情報の画像を設定
    し、上記スクラッチ領域設定部が、上記暗証情報の画像
    上にスクラッチ部を形成するように設定するとともに、
    上記課金処理部が、上記有料サービスの料金を使用者か
    ら徴収した後に、上記画像出力装置が、上記基礎画像設
    定部によって設定された基礎画像および上記スクラッチ
    領域設定部によって設定されたスクラッチ部が形成され
    たプリペイドシートを作成することを特徴とする請求項
    10記載の端末装置。
  12. 【請求項12】使用者が上記プリペイドシートの発行を
    指示した時点で、上記暗証情報が有効となるように設定
    することを特徴とする請求項11記載の端末装置。
  13. 【請求項13】利用者が、上記暗証情報によって受ける
    ことのできる有料サービスの金額および有効期間の少な
    くともどちらか一方を設定することが可能となっている
    ことを特徴とする請求項11または12記載の端末装
    置。
  14. 【請求項14】上記有料サービスの管理を行う管理コン
    ピュータとの間での通信処理を行う通信処理部をさらに
    備え、利用者に対してプリペイドカードが発行される際
    に、上記通信処理部によって、発行されたプリペイドカ
    ードに関する情報が上記管理コンピュータに送信される
    ことを特徴とする請求項11ないし13のいずれか一項
    に記載の端末装置。
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