JP2018026929A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】分割ステータどうしの接合によってステータの真円度を低下させることなく、所望のモータ性能を発揮できる電動モータを提供する。【解決手段】電動モータは、回転軸芯Xを有するロータ3と、回転軸芯Xを中心とする環状のヨーク部41と、ヨーク部41から径方向に突出する複数のティース部42とを有するステータ4と、を備えている。ステータ4は、周方向に分割された複数の分割ヨーク部41a〜41iを含む分割ステータSで構成されており、隣接する分割ヨーク部どうしが当接する当接部51,53と、隣接する分割ヨーク部どうしが互いに離間した状態で溶接された溶接部52,54と、を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、ロータと分割ステータで構成されるステータとを備えた電動モータに関する。
従来より、ロータを取り囲む領域に設けられたステータが、周方向に分割した分割ステータで構成された電動モータが知られている(例えば、特許文献1〜2参照)。このように、ステータを分割ステータで構成すれば、ステータにコイルを整列巻きし易くなり、巻線の高密度化が図られ、電動モータがコンパクトなものとなる。
特許文献1の分割ステータは、分割ヨーク部と該分割ヨーク部から径内方向に突出するティース部とを備え、隣接する分割ヨーク部の端面どうしに凸部と凹部とを形成している。これら凸部と凹部とを嵌合させた状態で、隣接する分割ヨーク部の嵌合部分よりも外周側をレーザ溶接により接合している。また、特許文献1には、凹部と凸部との接合面形状を外側と内側とで異ならせることで、がた付きを減らして熱収縮に伴う変形量を小さくすることが記載されている。
特許文献2の分割ステータは、分割ヨーク部と該分割ヨーク部から径内方向に突出するティース部とを備え、隣接する分割ヨーク部の端面どうしに凸部と凹部とを形成している。これら凸部と凹部とを嵌合させると共に、径方向に伸縮可能なリング状の治具を用いて夫々の分割ステータを径内方向に押圧した状態で、分割ステータに通電し拡散接合させている。
特開2002−95192号公報 特開2015−65741号公報
しかしながら、従来の電動モータは、隣接する分割ヨーク部の端面どうしの凸部と凹部とを嵌合させた状態でレーザ溶接又は拡散接合させているので、熱応力による歪みが凸部と凹部とで不均一になり易い。その結果、ステータの内周面の真円度が低下し、ステータとロータとの間隔が周方向に不均一となってモータ性能の低下を招いてしまう。特に、特許文献1のように、分割ヨーク部の接合部分の外周側をレーザ溶接する場合、局部的に加熱されるのでステータの内周面の真円度が低下し易い。
また、特許文献2のように拡散接合する場合、ステータ全体を加熱するため、消費電力が大きくなり、分割ヨーク部どうしを接合するための温度条件や通電時間の調整が必要となり、煩雑である。さらに、電流が凸部に集中してしまい、熱応力による歪みが過大になるおそれがある。
そこで、分割ステータどうしの接合によってステータの真円度を低下させることなく、所望のモータ性能を発揮できる電動モータが望まれている。
電動モータの特徴構成は、回転軸芯を有するロータと、前記回転軸芯を中心とする環状のヨーク部と、当該ヨーク部から径方向に突出する複数のティース部とを有するステータと、を備え、前記ステータは、周方向に分割された複数の分割ヨーク部を含む分割ステータで構成されており、夫々の前記分割ステータは、前記ロータに近い側に、隣接する前記分割ヨーク部どうしが当接する当接部と、前記当接部よりも前記ロータに遠い側に、隣接する前記分割ヨーク部どうしが離間した状態で溶接された溶接部と、を有している点にある。
本構成では、例えばレーザ溶接される溶接部として、隣接する分割ヨーク部を互いに離間させて構成し、溶接部よりもロータに近い側に隣接する分割ヨーク部どうしが当接する当接部を形成している。このため、溶接熱による歪みを溶接部で受止め、当接部まで溶接熱が伝播することが抑制される。その結果、ロータに近い側に形成された当接部が熱応力によって歪み難く、ロータに対向するステータの真円度が確保されるので、所望のモータ性能を発揮することができる。
また、溶接部が加熱されることで生成される溶融物が、溶接部に設けられた隙間に現出することで、隣接する分割ヨーク部どうしが強固に固定される。その結果、強固に固定された溶接部と当接部とによって、分割ヨーク部が互いに相対移動することなく、例えば樹脂でインサート成形した際でも、ステータの真円度を持続させることができる。
このように、分割ステータどうしの接合によってステータの真円度を低下させることなく、所望のモータ性能を発揮できる電動モータを提供できた。
他の特徴構成は、前記ステータは、前記ロータの外周を取り囲む領域に配置されており、 前記溶接部は、前記ヨーク部の径方向外側に位置している点にある。
本構成のように溶接部をヨーク部の径方向外側に位置させれば、ステータに干渉しないように溶接治具を配置し易いので、加工効率を高めることができる。
他の特徴構成は、隣接する前記分割ヨーク部の一方の前記溶接部は、前記回転軸芯を中心とする前記ヨーク部の仮想環状面に対して前記径方向に突出する第一突出部で構成され、隣接する前記分割ヨーク部の他方の前記溶接部は、前記仮想環状面に対して前記径方向に突出し、前記第一突出部に対向する第二突出部で構成されている点にある。
本構成のように、溶接部をヨーク部の径方向に突出させて構成すれば、ヨーク部の周方向に流れる磁束の流れが溶接部によって阻害されない。つまり、隣接する分割ヨーク部に磁束が円滑に流れるので、モータ性能をより高めることができる。
他の特徴構成は、隣接する前記分割ヨーク部の一方の前記溶接部は、隣接する前記分割ヨーク部の他方に向かって湾曲状に突出する湾曲凸部で構成され、前記他方の前記溶接部は、前記湾曲凸部に対向して湾曲状に窪んだ湾曲凹部で構成されている点にある。
本構成のように溶接部を湾曲形状に構成すれば、溶接による溶融物の流路長を十分確保することができるので、当接部に溶融物が流れて熱応力による歪みが発生するといった不都合が解消される。よって、当接部が熱応力の影響を受け難く、ロータに対向するステータの真円度を確実に確保することができる。
他の特徴構成は、夫々の前記分割ヨーク部には、前記周方向に沿った中央に前記ロータの側へ窪んだ溝部が形成され、前記溝部は、前記ステータを前記ロータの側に押圧する押圧部材の突起が係合可能に構成されている点にある。
本構成では、押圧部材でステータをロータの側に押圧した状態で、分割ヨーク部を溶接することが可能となるので、溶接時に分割ヨーク部がロータから離間する方向に位置ずれしない。このとき、本構成のように分割ヨーク部の周方向中央に押圧部材の突起が係合する溝部を設ければ、分割ヨーク部がバランスよく支持されると共に、押圧部材に干渉することなく溶接治具を操作できるので加工効率が高まる。よって、簡便な構成で、ロータに対向するステータの真円度を確実に確保することができる。
ウォータポンプの断面図である。 ステータの断面図である。 図2のA部分の拡大図である。 ステータを溶接する説明図である。 別実施形態1に係る溶接部の拡大図である。 別実施形態2に係る溶接部の拡大図である。
以下に、本実施形態に係る電動モータについて、図面に基づいて説明する。本実施形態の一例として、冷却水を循環させる車両用のウォータポンプPに用いられる電動モータMとして説明する。ただし、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
図1に示すように、ウォータポンプPは、樹脂製のケーシング1と、ケーシング1に固定された支持シャフト2と、支持シャフト2に外嵌された状態で回転自在である筒状のロータ3と、ロータ3の外側(ロータ3の外周を取り囲む領域)に配置される筒状のステータ4と、支持シャフト2の一端に固定されるインペラ5とを備えている。このインペラ5をポンプハウジング6に収容することにより、例えば、インバータに冷却水を循環させたり、エンジンとラジエータとの間で冷却水を循環させたりするウォータポンプPが構成される。
このウォータポンプPに用いられる電動モータMは、支持シャフト2の回転軸芯X周りに回転するロータ3と、ロータ3に対して回転磁界を発生させる円環状のステータ4とを備えた3相ブラシレスモータで構成されている。なお、この電動モータMは、ロータ3を回転させることにより発電機として機能させることも可能である。
ロータ3は、複数の磁性鋼板を積層して形成される円環状のロータコア31と、ロータコア31に埋設された複数の永久磁石31aとを備え、ロータコア31と永久磁石31aとが樹脂によりインサート成形され、一体化されている。永久磁石31aは、6極で構成され、6極3相9スロットの電動モータMとしている(図2参照)。なお、永久磁石31aは6極に限定されず、2極以上の偶数極で構成しても良い。
図2に示すように、ステータ4は、周方向に分割された複数(本実施形態では9個)の分割ステータSと、分割ステータSを覆う樹脂製のインシュレータ44と、インシュレータ44の外面に巻回されるコイルCと、を備えている。
ステータ4は、回転軸芯Xを中心とする円環状に形成されるヨーク部41と、ヨーク部41から径内方向に突出する複数のティース部42(本実施形態では9個)と、複数のティース部42の夫々の突出端において回転軸芯Xを中心として円弧状に配置されるフランジ部43とで構成される。なお、本実施形態では、1つのティース部42を1つの分割ステータSに対応させて配置している。
ステータ4は、分割ステータSに樹脂製のインシュレータ44を外嵌した状態で、ティース部42にコイルCが巻回されている。コイルCが巻かれた状態のステータ4は、樹脂でインサート成形されている。インシュレータ44は、分割ステータSとコイルCとの絶縁のために設けられ、少なくともティース部42の外面とヨーク部41およびフランジ部43の内面とを覆っている。また、コイルCの素線は、断面形状が円形となる銅線の表面にポリウレタン等の樹脂を被覆して構成されている。なお、分割ステータSとコイルCとの絶縁が適切に図られる場合は、コイルCをティース部42に直接巻き付けても良い。
分割ステータSは、磁性鋼板を積層して構成されており、複数の分割ステータSを円環状に組み合わせてステータ4が形成されている。また、複数のティース部42は、夫々の分割ステータSに形成された分割ヨーク部41a〜41iから回転軸芯Xを中心とする放射状(径方向内側)に延出し、周方向に沿って等間隔に9箇所形成されている。つまり、複数の分割ヨーク部41a〜41iは各別にティース部42を備えている。なお、1つの分割ヨーク部41a〜41iに2つ以上のティース部42を設けても良いし、2つ以上の分割ヨーク部41a〜41iに1つのティース部42を設けても良く特に限定されない。
図2のA部分を拡大した図3に示すように、分割ヨーク部41a,41bの径方向に平行な端面5a,5bには、隣接する分割ヨーク部41a,41bどうしが当接する当接部51,53と、隣接する分割ヨーク部41a,41bどうしが離間した状態で溶接される溶接部52,54とを有している。同様に、全ての分割ヨーク部41a〜41iの周方向の端面にも当接部51,53や溶接部52,54が形成される。以降、第一分割ヨーク部41aおよび第二分割ヨーク部41bの端面5a,5bを代表して説明する。
第一分割ヨーク部41aは、第一当接部51が端面5aの径方向内側(ロータ3に近い側)の領域で直線状に形成されており、第一溶接部52(第一突出部の一例)がヨーク部41の回転軸芯Xを中心とする仮想環状面Tに対して径方向外側(ロータ3に遠い側)の領域に突出している。この第一溶接部52は、円弧状の外面52aと直線状の内面52bとで構成されている。
第二分割ヨーク部41bは、第二当接部53が端面5bの径方向内側(ロータ3に近い側)の領域で直線状に形成されており、第一分割ヨーク部41aの第一当接部51と等しい勾配で全領域が当接している。また、第二溶接部54(第二突出部の一例)は、ヨーク部41の回転軸芯Xを中心とする仮想環状面Tに対して径方向外側(ロータ3から遠い側)の領域に突出しており、外面が円弧状の第一部分54aと直線状の第二部分54bとで構成されている。なお、第一分割ヨーク部41aの端面5aと反対側の端面は、第二分割ヨーク部41bの端面5bと同様の構成であり、第二分割ヨーク部41bの端面5bと反対側の端面は、第一分割ヨーク部41aの端面5aと同様の構成である。
第一溶接部52と第二溶接部54とは対向して配置されており、第一溶接部52の直線状の内面52bと第二溶接部54の直線状の第二部分54bとは、溶接される前は離間している(図3の上図参照)。一方、回転軸芯X方向に沿って溶接されることによって第一溶接部52および第二溶接部54が溶融し、第一溶接部52の直線状の内面52bと第二溶接部54の直線状の第二部分54bとの隙間に溶融物Yが現出する(図3の下図参照)。これによって、隣接する第一分割ヨーク部41aと第二分割ヨーク部41bとが強固に固定される。なお、第一分割ヨーク部41aの第一当接部51と第二分割ヨーク部41bの第二当接部53とは当接しているのみであり、溶接されていない。
図2,図4に示すように、夫々の分割ヨーク部41a〜41iには、周方向に沿った中央の領域に、径方向内側(ロータ3の側)へ窪んだ溝部55が形成されている。この溝部55は、ステータ4を径方向内側(ロータ3の側)に押圧する第一押圧治具7(押圧部材の一例)の突起71が係合可能に構成されている。また、ステータ4のフランジ部43を径方向外側に押圧する円柱状の第二押圧治具8が、ステータ4の内側に配置されている。この第二押圧治具8は、例えば9分割された扇状部材81の集合体であり、夫々の扇状部材81が径方向外側に移動できるように構成されている。なお、溝部55を省略して、第一押圧治具7の端面を分割ヨーク部41a〜41iの外面に沿った円弧状に形成しても良い。
続いて、分割ステータSを円環状に固定する方法を説明する。
まず、図4に示すように、コイルCがティース部42に巻き付けられた複数の分割ステータSは、分割ヨーク部41a,41bどうしの当接部51,53が当接するように、全ての分割ステータSが、第一押圧治具7と第二押圧治具8との間で円環状に配列される。このとき、図示しない把持治具を用いて、溶接部52,54をクランプしながら配列させても良い。
次いで、第一押圧治具7で分割ステータSを径方向内側に押圧すると共に、第二押圧治具8で分割ステータSを径方向外側に押圧する。これによって、分割ヨーク部41a,41bの夫々の当接部51,53の当接状態が良好に維持される。この状態では、第一溶接部52の直線状の内面52bと第二溶接部54の直線状の第二部分54bとは離間している(図3の上図参照)。次いで、溶接治具Zを用いて、第一溶接部52および第二溶接部54を回転軸芯X方向に沿ってレーザ溶接する。その結果、第一溶接部52の直線状の内面52bと第二溶接部54の直線状の第二部分54bとが溶融されて隙間がなくなり、分割ヨーク部41a,41bどうしが固定される(図3の下図参照)。なお、溶接部52,54の溶接は、レーザ溶接に限定されず、アーク溶接やスポット溶接などであっても良い。
同様に、全ての分割ヨーク部41a〜41iの隣接する分割ヨーク部どうしを溶接して、円環状に連結されたステータ4を形成する。その後、ステータ4をインサート成形する。
本実施形態では、レーザ溶接される溶接部52,54として、隣接する分割ヨーク部を互いに離間させて構成し、溶接部52,54よりもロータ3に近い側に、隣接する分割ヨーク部どうしが当接する当接部51,53を形成している。このため、溶接熱による歪みを溶接部52,54で受止め、当接部51,53まで溶接熱が伝播することが抑制される。その結果、ロータ3の側に形成された当接部51,53が熱応力によって歪み難く、ロータ3に対向するステータ4の内周面の真円度が確保されるので、所望のモータ性能を発揮することができる。
また、溶接部52,54が加熱されることで生成される溶融物Yが、第一溶接部52の直線状の内面52bと第二溶接部54の直線状の第二部分54bとの隙間に現出することで、隣接する分割ヨーク部どうしが強固に固定される。その結果、強固に固定された溶接部52,54と当接部51,53とによって、分割ヨーク部41a〜41iが互いに相対移動することなく、樹脂でインサート成形した際でも、ステータ4の内周面の真円度を持続させることができる。しかも、第二溶接部54には、外面が円弧状の第一部分54aを設けているので、溶接容積が大きく、溶融物Yを多く確保することが可能となり、隣接する分割ヨーク部どうしがより強固に固定される。
本実施形態のように溶接部52,54をヨーク部41の径方向外側に位置させれば、ステータ4に干渉しないように溶接治具Zを配置し易いので、加工効率を高めることができる。
本実施形態のように、溶接部52,54をヨーク部41の径方向外側に突出させて構成すれば、ヨーク部41の周方向に流れる磁束の流れが溶接部52,54によって阻害されない。つまり、隣接する分割ヨーク部の当接部51,53に磁束が円滑に流れるので、モータ性能をより高めることができる。
本実施形態では、第一押圧治具7および第二押圧治具8でステータ4を押圧保持した状態で、分割ヨーク部41a〜41iを溶接しているので、溶接時に分割ヨーク部41a〜41iがロータ3から離間する方向に位置ずれしない。このとき、本実施形態のように分割ヨーク部41a〜41iの周方向中央に第一押圧治具7の突起71が係合する溝部55を設ければ、分割ヨーク部41a〜41iがバランスよく支持されると共に、第一押圧治具7に干渉することなく溶接治具Zを操作できるので加工効率が高まる。よって、簡便な構成で、ロータ3に対向するステータ4の真円度を確実に確保することができる。
[別実施形態]
基本構成は、上述した実施形態と同様であるため、異なる構成についてのみ図面を用いて説明する。なお、図面の理解を容易にするため、上述した実施形態と同じ部材名称及び符号を用いて説明する。
図5に示すように、第一分割ヨーク部41aの第一溶接部52は、第二分割ヨーク部41bに向かって湾曲状に突出する湾曲凸部56で構成され、第二分割ヨーク部41bの第二溶接部54は、湾曲凸部56に対向して湾曲状に窪んだ湾曲凹部57で構成されても良い。また、本実施形態では、溶接部52,54を、仮想環状面Tに対して径方向外側の領域に突出させずに、湾曲凸部56と湾曲凹部57とを周方向に離間させている。
このように溶接部52,54を湾曲形状に構成すれば、溶接による溶融物Yの流路長を十分確保することができるので、当接部51,53に溶融物Yが流れて熱応力による歪みが発生するといった不都合が解消される。よって、当接部51,53が熱応力の影響を受け難く、ロータ3に対向するステータ4の真円度を確実に確保することができる。また、溶接部52,54が外部にはみ出さないので、ステータ4をコンパクトに構成できる。
図6に示すように、第一分割ヨーク部41aの第一溶接部52は、仮想環状面Tに対して径方向外側の領域に突出した状態でL字状に屈曲させた屈曲部58で構成され、第二分割ヨーク部41bの第二溶接部54は、仮想環状面Tに対して径方向外側の領域に矩形状又は台形状に突出した矩形部59で構成されていても良い。この場合でも、溶接による溶融物Yの流路長を十分確保することができるので、当接部51,53に溶融物Yが流れて熱応力による歪みが発生するといった不都合が解消される。
[その他の実施形態]
(1)上述した実施形態における当接部51,53や溶接部52,54は、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更しても良い。例えば、当接部51,53を直線状に形成せずに、曲線状に形成しても良い。また、溶接部52,54については、図3〜図6の構成を適宜組み合わせても良いし、溶接部52,54が互いに離間していればどのような形状であっても良い。例えば、図5の実施形態における溶接部52,54を、仮想環状面Tに対して径方向外側の領域に突出させても良いし、図5の実施形態における溶接部52,54を直線状に形成しても良い。
(2)上述した実施形態における電動モータMは、ロータ3をステータ4の内側に配置するインナーロータ形式としたが、ロータ3をステータ4の径方向外側に配置するアウターロータ形式としても良い。アウターロータ形式の場合、ステータ4は、回転軸芯Xを中心とする環状のヨーク部41と、ヨーク部41から径方向外側に突出する複数のティース部42とを有することとなる。このアウターロータ形式の電動モータMでは、隣接する分割ヨーク部どうしが当接する当接部51,53が径方向外側(ロータ3の側)に設けられ、隣接する分割ヨーク部どうしが離間した状態で溶接される溶接部52,54が径方向内側(ロータ3とは反対側)に設けられることとなる。この場合でも、上述した作用効果が期待できる。
(3)上述した実施形態における電動モータMが用いられる機器は、エンジンの冷却水を循環させるウォータポンプPに限定されず、エンジンオイルを循環させるポンプでも良いし、車両以外の用途に使用される機器であっても良い。また、電動モータMの駆動方式は、交番磁界を発生させる3相ブラシレスモータに限定されず、ブラシ付きモータを使用しても良い。
本発明は、車両用ウォータポンプなど様々な機器に用いられる電動モータに利用可能である。
3 ロータ
4 ステータ
41 ヨーク部
41a〜41i 分割ヨーク部
42 ティース部
51 第一当接部(当接部)
52 第一溶接部(溶接部、第一突出部)
53 第二当接部(当接部)
54 第二溶接部(溶接部、第二突出部)
55 溝部
56 湾曲凸部
57 湾曲凹部
7 第一押圧治具(押圧治具)
71 突起
M 電動モータ
S 分割ステータ
T 仮想環状面
X 回転軸芯

Claims (5)

  1. 回転軸芯を有するロータと、
    前記回転軸芯を中心とする環状のヨーク部と、当該ヨーク部から径方向に突出する複数のティース部とを有するステータと、を備え、
    前記ステータは、周方向に分割された複数の分割ヨーク部を含む分割ステータで構成されており、
    夫々の前記分割ステータは、前記ロータに近い側に、隣接する前記分割ヨーク部どうしが当接する当接部と、前記当接部よりも前記ロータに遠い側に、隣接する前記分割ヨーク部どうしが離間した状態で溶接された溶接部と、を有している電動モータ。
  2. 前記ステータは、前記ロータの外周を取り囲む領域に配置されており、
    前記溶接部は、前記ヨーク部の径方向外側に位置している請求項1に記載の電動モータ。
  3. 隣接する前記分割ヨーク部の一方の前記溶接部は、前記ヨーク部の前記回転軸芯を中心とする仮想環状面に対して前記径方向に突出する第一突出部で構成され、
    隣接する前記分割ヨーク部の他方の前記溶接部は、前記仮想環状面に対して前記径方向に突出し、前記第一突出部に対向する第二突出部で構成されている請求項1又は2に記載の電動モータ。
  4. 隣接する前記分割ヨーク部の一方の前記溶接部は、隣接する前記分割ヨーク部の他方に向かって湾曲状に突出する湾曲凸部で構成され、
    前記他方の前記溶接部は、前記湾曲凸部に対向して湾曲状に窪んだ湾曲凹部で構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の電動モータ。
  5. 夫々の前記分割ヨーク部には、前記周方向に沿った中央に前記ロータの側へ窪んだ溝部が形成され、
    前記溝部は、前記ステータを前記ロータの側に押圧する押圧部材の突起が係合可能に構成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の電動モータ。
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