JP2018026448A - パーツフィーダ及び製造作業機 - Google Patents

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【課題】スライド機構を備えたパーツフィーダ及びそのパーツフィーダを搭載した製造作業機を提供すること。【解決手段】加振手段31によって振動する搬送路22上を移動させて部品供給位置9まで部品Pを送るものであって、ベース部材81に対して固定されたレール部材42と、レール部材42に対してスライド可能なスライダ23,43と、スライダ23,43に組み付けられた加振手段31や搬送路22を備えるフィーダ本体80とを有するパーツフィーダ8。【選択図】図3

Description

本発明は、スライド機構を備えたパーツフィーダ及びそのパーツフィーダを搭載した製造作業機に関する。
製造作業機は、回路基板に対して電子部品などを装着するための吸着ノズルを備えた装着ヘッドを有し、その吸着ノズルによって吸着保持された電子部品が部品供給位置から取り出されて回路基板へと装着される。その部品供給位置には製造作業機に対して着脱可能な部品供給手段によって所定の部品が送り込まれる。製造作業機では、製造対象となる回路基板に従って部品の大きさや形が異なるため、部品供給手段として部品に応じたテープフィーダやバルクフィーダなど様々なものが使用される。そうした部品供給手段の一つにパーツフィーダがあるが、例えば下記特許文献1にそのパーツフィーダが開示されている。
パーツフィーダは、加振装置が発する振動によって部品を製造作業機内の部品供給位置まで部品を送るものである。その加振装置は、基台上に防振ゴムを介して下部振動体が取り付けられ、その下部振動体に対してカウンターウェイトが固定されている。そして、下部振動体と上部振動体とは板ばねによって連結され、両者の間に電磁石および可動鉄心が対向配置されている。更に、上部振動体には部品を移動させるトラフが連結されており、そのトラフに振動が生じることにより部品送りが行われる。
特開2013−144599号公報
パーツフィーダは、前述したように振動によって製造作業機内の部品供給位置まで部品を送り込むものであり、そのための構造としてベース部材上に加振装置体やカウンターウェイトなどが組み付けられたフィーダ本体が設けられている。しかし、このテープフィーダは、他の部品供給手段であるテープフィーダなどに比べて構成部品が大きく重量もあるため、フィーダ全体が大きく重いものになってしまっている。従って、製造作業機に取り付けたパーツフィーダについて部品交換やメンテナンスを行うような場合には、その大きくて重いパーツフィーダを取り外し及び取り付けしなければならず、作業者にとって取り扱いやすいものではなかった。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、スライド機構を備えたパーツフィーダ及びそのパーツフィーダを搭載した製造作業機を提供することを目的とする。
本発明に係るパーツフィーダは、加振手段によって振動する搬送路上を移動させて部品供給位置まで部品を送るものであって、ベース部材に対して固定されたレール部材と、前記レール部材に対してスライド可能なスライダと、前記スライダに組み付けられた前記加振手段や前記搬送路を備えるフィーダ本体とを有する。
また、本発明に係る製造作業機は、加振手段によって振動する搬送路上を移動させて部品供給位置まで部品を送るパーツフィーダと、回路基板に対して部品などを装着するための吸着ノズルを備えた装着ヘッドとを有し、前記パーツフィーダにより部品供給位置へ送られた部品が、前記吸着ノズルによって取り出され、回路基板へと装着されるものであって、前記パーツフィーダは、作業機本体に対してベース部材を介して着脱可能であり、前記ベース部材に対して固定されたレール部材と、前記レール部材に対してスライド可能なスライダと、前記スライダに組み付けられた前記加振手段や前記搬送路を備えるフィーダ本体とを有する。
本発明のパーツフィーダは、ベース部材に固定されたレール部材に対してスライダがスライドし、そのスライダに加振手段や搬送路を備えるフィーダ本体が組み付けられるので、製造作業機などにパーツフィーダが取り付けられた状態のままフィーダ本体を移動させることができ、よってメンテナンスや部品交換の作業が容易に行える。
製造作業機の一実施形態についてその前部を示した外観斜視図である。 外装パネルを取り外した製造作業機内部のフレーム構造を示した斜視図である。 パーツフィーダの一実施形態を示した斜視図である。 パーツフィーダの一実施形態であって、特にフィーダ本体を引き出した状態の斜視図である。 フィーダ本体の一部を示した斜視図である。 フィーダ本体のハンドル機構部分を示した斜視図である。
次に、本発明に係るパーツフィーダ及び製造作業機の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の製造作業機の前部を示した外観斜視図である。この製造作業機1は、前記従来例と同様に、製造作業として部品の組立作業を行う組立作業機であり、例えば搬送される基板に対して、用意された複数の供給部品から所定の部品を選択して装着するものである。そのため、製造作業機1は、基板を搬送するための搬送装置や部品を供給するための部品供給装置、更に部品を直接取り扱う装着ヘッドや駆動装置などによって構成されている。
製造作業機1は、上部カバー2と側面カバー3とからなる外装パネルによって覆われている。上部カバー2には、モニタを備えた操作パネル6が設けられている。側面カバー3には左右両側に基板搬送開口部301(図2参照)が開設され、隣り合う作業機との間で基板の受渡しが行われるようになっている。また、前後方向にも部品供給開口部302が開設され、そこに複数の電子部品などを送り出すための部品供給装置を取り付けられるように構成されている。本実施形態では、部品供給装置としてパーツフィーダ8が取り付けられている。
次に、図2は、外装パネルを取り外した製造作業機1内部のフレーム構造を示した斜視図である。製造作業機1では、一点鎖線で示す基板70が機体中央に位置し、そこで部品の装着作業が行われる。その基板70を搬送する搬送装置は、詳しく図示しないが、基板70の端部を支える一対のコンベアベルトが搬送モータによって周回するよう構成されている。従って、搬送装置によって基板70が左右の幅方向に移動し、左右の基板搬送開口部301を通って搬入および搬出が行われ、機内においては図示するように作業位置に停止して位置決めされる。
製造作業機1には、部品供給開口部302のパーツフィーダ8(図1参照)から部品を搬送装置上の基板70へ装着するための装着ヘッド11が設けられている。その装着ヘッド11は、下方に突き出すようにした部品吸着ノズルが設けられ、エアの負圧と正圧とにより部品を吸着保持及び解放することが可能な構成を有している。そして、製造作業機1には、こうした装着ヘッド11をXY平面上で移動させるための駆動装置が設けられている。
装着ヘッド11の駆動装置は、機体10の上部に組み付けられ、装着ヘッド11を機体前後方向(Y軸方向)に直線的に移動させるY軸駆動装置と、左右の幅方向(X軸方向)に直線的に移動させるX軸駆動装置とが構成されている。機体10の上部にはY軸方向に延びる一対のY軸レール12が敷設され、そこにビーム部材15が架け渡されている。ビーム部材15は、両端部に固定された一対のY軸スライダ13によりY軸レール12に沿って移動可能に搭載されている。2本あるY軸レール12の一方にはリニアガイド16があり、ビーム部材15に搭載されたリニアスライダ17とともにリニアモータが構成されている。また、ビーム部材15には上下一対のX軸レール18にX軸スライダ19が摺動可能に取り付けられており、X軸スライダ19がサーボモータとボールネジ機構によりX軸レール18に沿って移動可能に構成されている。更に、Z軸方向の移動は、装着ヘッド11自体に部品吸着ノズルを上下させるZ軸駆動機構が設けられている。
続いて、図3は、本実施形態のパーツフィーダ8を示した斜視図である。このパーツフィーダ8は、フィーダ本体80がフィーダケース81内に収められ、そのフィーダケース81を介して製造作業機1の部品供給開口部302に着脱可能に取り付けられるようになっている。フィーダケース81は、上面と前面を除く左右両側の側面板811、背面板812および底面板813によって箱型に構成されたものであるが、図面ではフィーダ本体80の構造が分かり易いように左側の側面板811を取り外した状態が描かれている。なお、図3に示したパーツフィーダ8は、図面面手前側が前部である。
パーツフィーダ8は、加振装置31によって振動を発生させ、ホッパ21から投入された小型の部品の姿勢を整えながら部品供給部9まで送るようにしたものである。そして、製造作業機1では、こうしたパーツフィーダ8において部品送りが行われ、装着ヘッド11の部品吸着ノズルによって吸着保持された部品が、基板70へと運ばれて所定の位置に装着される。
パーツフィーダ8では、部品投入口となるホッパ21から部品搬送部22へと送り込まれるが、図1に示すように、ホッパ21が部品供給開口部302の外に位置しているため、製造作業機1にパーツフィーダ8を装着したまま部品の追加供給ができるようになっている。部品搬送部22は、部品を直進させたり旋回させて進行方向を反転させながら移動させるリターントラフが構成されている。部品搬送部22では、複数の部品が所定の搬送経路上を移動する間に振動によって姿勢が整えられながら移動し、部品供給部9の手前で複数の部品Pが整列するようになっている。
ところで、パーツフィーダ8には、フィーダケース81の背面板812に持ち手801が取り付けられている。よって、作業者がパーツフィーダ8を製造作業機1に対して着脱する場合には、例えば一方の手で持ち手801を握り、他方の手でフィーダケース81を下から支え、抱きかかえるようにして取り扱う。これは、パーツフィーダ8が大きくて重いものだからである。そして、これまでは簡単な部品交換やメンテナンスを行うような場合であっても、その都度、重たいパーツフィーダ8を製造作業機1から取り外さなければならなかった。この点、本実施形態のパーツフィーダ8は、フィーダ本体80がフィーダケース81内を前後方向に移動可能なスライド機構が構成されている。
ここで、図5は、フィーダ本体80の一部を示した斜視図である。部品搬送部22は、スライドテーブル23上の加振機構に組み付けられている。スライドテーブル23には、幅方向に間隔を空けて配置された2個の防振ゴム24が前後に2組設けられ、それぞれに桁部材25が架け渡されている。そして、その前後に位置する2本の桁部材25の上には直方体形状ブロックの下部支持体26が固定されている。更に、下部支持体26の上には同じく直方体形状ブロックの上部振動体27がほぼ平行に配置され、両者の前後方向端部が板バネ28によって連結されている。
下部支持体26に対して上部振動体27側が揺れるように構成された振動台29には、上部振動体27に加振装置31とカウンターウェイト32が固定されている。そして、部品搬送部22は、支持プレート33を介して加振装置31上に取り付けられ、加振装置31から発生する振動を受けるようになっている。加振装置31は、例えば、内部に電磁石と可動鉄芯が内蔵され、両者の作用によって振動が発生する構造を備えたものである。よって、加振装置31の駆動により振動台29上で部品搬送部22に振動が伝わり、その振動によってホッパ21からの部品が部品供給部9へと姿勢を整えて搬送されることとなる。
パーツフィーダ8は、図3に示すように、フィーダ本体80がスライドテーブル23に搭載され、フィーダケース81内を前後方向に移動可能なスライド機構が構成されている。従って、フィーダケース81が製造作業機1の部品供給開口部302に取り付けられることにより、そのフィーダケース81をベースとして、図4に示すように、フィーダ本体80が部品供給開口部302から引出し可能になっている。図4は、図3と同じくパーツフィーダ8を示した図であって、特にフィーダ本体80を引き出した状態の斜視図である。
フィーダケース81の底面板813には前後左右に4つの柱部材41が立設され、その柱部材41によって両側にガイドレール42と一体になった支持プレート44が固定されている。2本のガイドレール42は、支持プレート44に対して幅方向に所定の間隔で平行な状態で固定されている。一方、スライドテーブル23には、幅方向の両端部に下向きに突設したサイドフレーム231の内側にスライドレール43が固定され、そのスライドレール43がガイドレール42に対して移動可能に組み付けられている。ガイドレール42とスライドレール43はC型レールであって、外側に開いたガイドレール42に対してスライドレール43が嵌め込まれている。よって、スライドテーブル23は、両サイドのガイドレール42によって幅方向の変位が拘束される一方、前後方向の移動のみが許容されている。こうしたスライド機構により、振動体であるフィーダ本体80は、前後方向に移動可能であり、幅方向や上下方向の揺れが抑えられている。
パーツフィーダ8は、図1に示すように製造作業機1に装着された場合、図3に示すフィーダ本体80の部品供給部9が、製造作業機1内で装着ヘッド11によって部品Pを吸着保持するための部品供給位置になる。従って、製造作業機1内において部品供給部9が正しい位置に合わせられるためには、パーツフィーダ8自体が製造作業機1に正しく装着され、更にフィーダ本体80がフィーダケース81内において正しい位置に配置されていなければならない。そこで、パーツフィーダ8には、フィーダ本体80を図3に示すフィーダケース81内の定位置に配置するための位置決め構造が設けられている。
スライドテーブル23には突き当てプレート45が固定され、フィーダケース81の背面板812の内側には受け部46が設けられている。二股形状の突き当てプレート45は、スライドテーブル23から後方に水平に延び、その直角に折れた先端部分に、2つの受け部46に対応する2つの凸形状部材451が固定されている。この凸形状部材451は、受け部46に形成された凹部に嵌まり込むものである。従って、フィーダ本体80が図4に示す引き出し位置から図3に示すに定位置へ移動する場合には、突き当てプレート45の凸形状部材451が受け部46の凹部に嵌まり込み、フィーダ本体80がフィーダケース81内の定位置へと案内されるようになっている。また、こうした嵌め込み構造は、スライドテーブル23が幅方向に2点で支えられ、フィーダ本体80の揺れを抑えるための構成にもなっている。
位置決め構造は、突き当てプレート45の凸形状部材が受け部46の凹部に正しく嵌まり込むことにより、フィーダ本体80の部品供給部9が製造作業機1内で正しい位置(部品供給位置)に合わせられる。しかし、フィーダ本体80は、ハンドル47によって作業者が前後方向に移動させるものであるため、正しい位置まで移動させないまま力を抜いてしまうことがある。このときフィーダ本体80の部品供給部9が製造作業機1内で正しい位置になければ、装着ヘッド11によって部品Pを吸着保持することができなくなってしまう。そこで、本実施形態にはアシスト機構が設けられている。
そのアシスト機構は、図5に示すように、支持プレート44を貫いてリンク棒51が配置されている。そのリンク棒51は、支持プレート44の下側を支点として揺動可能に取り付けられ、プレート上側には円筒カバーに覆われたスプリング部材52によって後方側(図面右側)へと常に時引っ張られている。また、リンク棒51の上端部にはローラ53が軸支されており、そのローラ53は、リンク棒51が起立した姿勢の時にスライドテーブル23の前端面に当たる高さに取り付けられている。
そして、このアシスト機構では、フィーダ本体80が図3の状態から図4に示すように引き出された場合には、押え付けられたローラ53がスライドテーブル23の下面に相対的に移動し、リンク棒51はスプリング部材52の付勢力に抗して前方側に傾倒することとなる。逆に、フィーダ本体80がフィーダケース81内へと移動した場合には、図3に示す定位置に近づいたところでリンク棒51が起立し、ローラ53がスライドテーブル23の前端面に当たることとなる。そして、スプリング部材52の付勢力がスライドテーブル23に作用し、フィーダ本体80が後方側に押し込まれるようになっている。
次に、フィーダ本体80のハンドル機構について説明する。図6は、フィーダ本体80のハンドル機構部分を示した斜視図である。フィーダ本体80には、スライドテーブル23の前部にブラケット55が前方へ突き出すように固定され、その先端部分に起立した丸棒のハンドル47が固定されている。図3に示すように、フィーダ本体80には、前部に操作装置60が設けられているため、その操作装置60を避けるようにブラケット55を介してハンドル47が配置されている。
ブラケット55には、ハンドル47の隣に下端部分を支点にしたロック解除レバー56が軸支され、そのロック解除レバー56は、矢印で示す方向に揺動してハンドル47とともに握ることができるようになっている。このロック解除レバー56は、スライドテーブル23の移動を拘束するロック機構を構成するものである。ロック解除レバー56にはワイヤ57が連結され、そのワイヤ57は、テンション部材58を介してスライドテーブル23上の滑車部材59へと張り渡されている。
ワイヤ57には、滑車部材59を介して、スライドテーブル23から下方に突き出したロックピン61が連結されている。ロックピン61は上下に移動可能であり、不図示のばね部材によって下方側に付勢されているため、図6に示すワイヤ57にテンションを張った状態が保たれている。テンション部材58は、ブラケット55に対して支持プレート581を上下方向に調整した取り付けが可能である。よって、ワイヤ57が引っ掛けられたガイド582の高さ調整によりワイヤ57のテンション調整が可能になっている。
支持プレート44には、定位置用ロック孔441と引き出し用ロック孔442が形成され、フィーダ本体80が図3に示す定位置と図4に示す引き出し位置の各々でロックピン61が挿入されるようになっている。すなわち、ロック解除レバー56が図6に示すように後方に傾倒した状態では、ロックピン61が定位置用ロック孔441又は引き出し用ロック孔442に挿入してスライドテーブル23の移動が制限される。一方、ロック解除レバー56が握られてハンドル47に沿う起立した状態では、ワイヤ57が引っ張られてロックピン61が定位置用ロック孔441又は引き出し用ロック孔442から抜き取られ、スライドテーブル23の移動が可能になる。
スライドテーブル23の移動はロック解除レバー56の操作によって可能になるものであるが、不用意なレバー操作によってスライドテーブル23が移動しないように、ハンドル47にはストッパ62が取り付けられている。このストッパ62はリング形状の部材であり、その中心孔を丸棒のハンドル47が通っているため、ハンドル47に沿って上下に移動可能になっている。通常、ストッパ62は、図6の実線で示すように下に落ちた規制位置にあり、後方側に傾倒したロック解除レバー56がハンドル47側に揺動することを防止している。一方、ストッパ62がハンドル47に沿って図6の破線で示す位置まで持ち上げられた場合には、ロック解除レバー56がハンドル47側に揺動可能になる。
次に、パーツフィーダ8には、フィーダ本体80が図3に示す定位置にあることを検出するための定位置確認センサ63が設けられている。定位置確認センサ63は、フィーダケース81の底面板813に固定された支持ブラケット64に取り付けられている。一方、フィーダ本体80には、スライドテーブル23に確認用プレート65が後方側に突設され、フィーダ本体80が図3に示す定位置に配置された場合に、定位置確認センサ63が確認用プレート65を検出できるようになっている。更に、パーツフィーダ8には、ストッパ62が図6の実線で示す規制位置にあることを検出する不図示のロック確認センサも設けられている。
よって、本実施形態では、製造作業機1の部品供給開口部302にパーツフィーダ8が取り付けられた状態で、ハンドル47を引くことにより図1及び図3に示す状態から図4に示すように、フィーダ本体80をフィーダケース81の外に移動させることができる。そのため、パーツフィーダ8のメンテナンスや部品交換では、これまで重いパーツフィーダ8そのものを抱えて取り外ししていたが、本実施形態ではフィーダ本体80を引き出すだけでよく、力作業が必要なくなり、メンテナンスなどの作業が極めて容易且つ迅速に行えるようになる。
ところで、フィーダ本体80が移動可能であると、製造作業機1内で部品供給部9が正しい位置(部品供給位置)から外れてしまうおそれがあるが、本実施形態では突き当てプレート45の凸形状部材451が受け部46の凹部に嵌まり込むことにより、製造作業機1内におけるフィーダ本体80の部品供給部9を正しい位置に合わせることができる。また、パーツフィーダ8では、スプリング部材52の付勢力によってリンク棒51のローラ53がスライドテーブル23を押し込むアシスト機能が作用するため、突き当てプレート45の凸形状部材451が受け部46の凹部に確実に嵌まり込むことになる。よって、フィーダ本体80の部品供給部9は、製造作業機1内において正確に部品供給位置に合わせられる。
また、ロックピン61によって、図3に示すに定位置と図4に示す引き出し位置とにおけるフィーダ本体80の移動が制限されるため、各位置でフィーダ本体80が位置決めされてパーツフィーダ8の状態が安定する。そして、ハンドル47と一緒にロック解除レバー56を握って操作できるようにしたので、フィーダ本体80のロックやロック解除操作と移動操作とを片手でも行うことができる。更に、ロック解除レバー56に対してストッパ62を設けたことにより、不用意にロックを解除してフィーダ本体80を移動させてしまうことが避けられる。
パーツフィーダ8には、フィーダ本体80が図3に示す定位置にあることを検出するための定位置確認センサ63が設けられているので、その検知信号を製造作業機1の制御装置側が受信することで、パーツフィーダ8が駆動制御可能な状態であるか否かを判断することができる。また、ストッパ62の位置を検出するロック確認センサが設けられているので、その検知信号によりロック解除レバー56の姿勢つまりロックピン61が定位置用ロック孔441又は引き出し用ロック孔442に差し込まれているか否かを判断することができる。すなわち、ロック確認センサからの検知信号が受信できていない場合は、フィーダ本体80が移動可能な状態であるため、製造作業機1の駆動が制限される。
フィーダ本体80を引き出す時は、ロック解除レバー56を握るためにストッパ62が持ち上げられるが、それと同時にロック確認センサの検知信号が製造作業機1の制御装置側によって受信されることで、加振装置31の振動が停止される。これにより作業者の引き出し動作をいち早く検知することができ、安全に引出し作業を行うことができる。また、ロックピン61に対しても状態確認センサが設けられており、ロックピン61が外れることにより状態確認センサからの検知信号が発信され、同じく製造作業機1の制御装置側によって加振装置31の振動が停止される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態ではフィーダケース81をベース部材として構成したが、周りを囲むことのない底板だけの単なるベースプレートであってもよい。
また、製造作業機やパーツフィーダの構造は本実施形態のものには限定されず、フィーダ本体を移動させるレール部材やスライダの構成も実施形態以外の構成であってもよい。
1…製造作業機 8…パーツフィーダ 11…装着ヘッド 9…部品供給部 22…部品搬送部 23…スライドテーブル 29…振動台 31…加振装置 42…ガイドレール 43…スライドレール 45…突き当てプレート 46…受け部 47…ハンドル 51…リンク棒 52…スプリング部材 53…ローラ 56…ロック解除レバー 57…ワイヤ 61…ロックピン 62…ストッパ 63…定位置確認センサ 80…フィーダ本体 81…フィーダケース



Claims (8)

  1. 加振手段によって振動する搬送路上を移動させて部品供給位置まで部品を送るパーツフィーダにおいて、
    ベース部材に対して固定されたレール部材と、
    前記レール部材に対してスライド可能なスライダと、
    前記スライダに組み付けられた前記加振手段や前記搬送路を備えるフィーダ本体とを有することを特徴とするパーツフィーダ。
  2. 前記スライダおよび前記ベース部材には、一方に位置決凸部が形成され、他方には位置決凹部が形成され、当該位置決凸部と位置決凹部とが嵌り合うことにより、前記フィーダ本体が前記ベース部材に対する定位置に配置されるものであることを特徴とする請求項1に記載のパーツフィーダ。
  3. 前記位置決凸部と前記位置決凹部とが嵌り合う位置の手前の位置から前記スライダを嵌合方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項2に記載のパーツフィーダ。
  4. 前記ベース部材内の定位置と、前記ベース部材から引き出し方向に移動させた引き出し位置とにおいて、前記フィーダ本体を位置決めするロック機構を有するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパーツフィーダ。
  5. 前記ロック機構は、前記スライダ側に固定されたハンドルに対してロック解除レバーが形成され、前記ロック解除レバーの解除動作を規制するためのストッパが前記ハンドルに設けられ、前記ストッパは、前記ロック解除レバーの解除動作を規制する規制位置と前記ロック解除レバーの解除動作を許容する許容位置との間を変位するように取り付けられたものであることを特徴とする請求項4に記載のパーツフィーダ。
  6. 前記ロック機構は、前記ストッパが前記規制位置にあることを検出するロック確認センサを備えたものであることを特徴とする請求項5に記載のパーツフィーダ。
  7. 前記フィーダ本体が前記ベース部材に対する定位置にあることを検出する定位置確認センサを有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のパーツフィーダ。
  8. 加振手段によって振動する搬送路上を移動させて部品供給位置まで部品を送るパーツフィーダと、回路基板に対して部品などを装着するための吸着ノズルを備えた装着ヘッドとを有し、前記パーツフィーダにより部品供給位置へ送られた部品が、前記吸着ノズルによって取り出され、回路基板へと装着される製造作業機において、
    前記パーツフィーダは、作業機本体に対してベース部材を介して着脱可能であり、前記ベース部材に対して固定されたレール部材と、前記レール部材に対してスライド可能なスライダと、前記スライダに組み付けられた前記加振手段や前記搬送路を備えるフィーダ本体とを有するものであることを特徴とする製造作業機。

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