JP2018022808A - 発光装置及び照明装置 - Google Patents

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考志 大村
Takashi Omura
考志 大村
康晴 上野
Yasuharu Ueno
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Abstract

【課題】高演色性を有し、発光効率のよい発光装置を提供すること。【解決手段】発光装置10であって、基板11と、基板11に配置された青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bと、青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bを封止する封止部材であって、青色LEDチップ12aが発する光によって励起され、かつ、赤色LEDチップ12bが発する光によって励起されない黄色蛍光体14bを含む封止部材13とを備え、封止部材13は、封止部材13の外面における、赤色LEDチップ12bに対向する位置に形成された凹部20を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、発光装置及びこれを備える照明装置に関する。
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の半導体発光素子は、高効率で省スペースな光源として照明用途またはディスプレイ用途等の各種の照明装置に広く利用されている。
LEDを複数備えるLEDモジュールでは、例えば青色LEDチップと黄色蛍光体とによって白色光を放出するよう構成される。また、演色性を向上させるために、上記構成に加えて赤色LEDチップが用いられる場合もある。
特許文献1には、基板上に青色発光ダイオード素子と赤色発光ダイオード素子と搭載し、これら発光素子をモールド樹脂で被覆した発光装置が開示されている。この発光装置では、モールド樹脂内に、青色発光を黄色発光に波長変換する蛍光体の粒子が混入されており、これにより、青、黄色、赤の発光が混合される。特許文献1では、この構成により、すべての可視光領域において、十分な発光強度が得られる旨が記載されている。
特開2004−356116号公報
上記従来の技術のように、青色LEDチップと赤色LEDチップとを黄色蛍光体を含む封止部材で封止した場合、赤色LEDチップから発せられる光(赤色光)について、封止部材の内部における散乱による損失が生じる。このことは、発光装置における、演色性または発光効率の向上の観点からは好ましくない。
そのため、例えば、基板上において、1以上の青色LEDチップのみを黄色蛍光体を含む封止部材で封止し、1以上の赤色LEDチップについては封止しない(または、蛍光体を含まない透明樹脂によって封止する)ことも考えられる。
しかしながら、基板上に並べて配置される複数の発光素子を備える発光装置では、例えば、高出力化または小型化などの要求にこたえるために、隣り合う発光素子間の距離が縮められる傾向にある。そのため、青色LEDチップと赤色LEDチップとを混載するLEDモジュールにおいても、青色LEDチップと赤色LEDチップとが近距離で基板上に配置される場合がある。この場合、例えば、基板上の複数の青色LEDチップのみを黄色蛍光体を含む封止部材で封止することは現実的には困難である。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、高演色性を有し、発光効率のよい発光装置及び発光装置を備える照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る発光装置は、基板と、前記基板に配置された第一発光素子及び第二発光素子と、前記第一発光素子及び前記第二発光素子を封止する封止部材であって、前記第一発光素子が発する光によって励起され、かつ、前記第二発光素子が発する光によって励起されない蛍光体を含む封止部材とを備え、前記封止部材は、前記封止部材の外面における、前記第二発光素子に対向する位置に形成された凹部を有する。
また、本発明の一態様に係る照明装置は、上記発光装置を備える。
本発明によれば、高演色性を有し、発光効率のよい発光装置及び照明装置を提供することができる。
図1は、実施の形態1に係る発光装置の外観斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る発光装置の平面図である。 図3は、実施の形態1に係る発光装置の構造を示す平面図である。 図4は、図3のIV−IV線における断面の概要図である。 図5は、実施の形態1に係る封止部材の構成要素を模式的に示す図である。 図6は、実施の形態1に係る発光装置が放出する光の分光分布を示す図である。 図7は、実施の形態1の変形例1に係る発光装置の断面の概要図である。 図8は、実施の形態1の変形例2に係る発光装置の断面の概要図である。 図9は、実施の形態1の変形例3に係る発光装置の断面の概要図である。 図10Aは、実施の形態1の変形例4に係る発光装置の断面の概要図である。 図10Bは、実施の形態1の変形例4に係る光拡散部の構成概要を示す図である。 図11Aは、実施の形態1の変形例5に係る発光装置の一部を示す斜視図である。 図11Bは、実施の形態1の変形例5に係る発光装置の断面の概要図である。 図12は、実施の形態2に係る照明装置の断面図である。 図13は、実施の形態2に係る照明装置及びその周辺部材の外観斜視図である。
以下、実施の形態及びその変形例に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態及び変形例は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態及び変形例で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態及び変形例における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[発光装置の構成]
まず、実施の形態1に係る発光装置の構成について図1〜図3を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る発光装置10の外観斜視図である。図2は、実施の形態1に係る発光装置10の平面図である。なお、図1及び図2では、封止部材13を視認しやすいように、封止部材13の外面13aにドットが付されている。さらに、図2では、封止部材13に形成された複数の凹部20を識別しやすいように、凹部20を、封止部材13の外面13aとは異なるドットを付した矩形で表している。
図3は、実施の形態1に係る発光装置10の構造を示す平面図である。なお、図3では、青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bの配列及び配線パターンなどを示すために、図2に示される封止部材13及びダム部15の図示は省略されている。また、図3では、青色LEDチップ12aと赤色LEDチップ12bとを識別しやすいように、青色LEDチップ12aを無地の矩形で表し、赤色LEDチップ12bをハッチングを付した矩形で表している。
図1〜図3に示されるように、実施の形態1に係る発光装置10は、基板11と、基板11に配置された青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bを備える。具体的には、本実施の形態では、基板11の主面11aに、複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bが配置されている。また、本実施の形態では、発光装置10にはさらに、封止部材13とダム部15とが備えられている。なお、基板11の主面11aは、基板11の厚み方向の両面のうち、青色LEDチップ12a等の発光素子が配置されている面である、ということもできる。
発光装置10は、基板11に複数のLEDチップが直接実装された、いわゆるCOB(Chip On Board)構造のLEDモジュールである。
基板11は、配線16、電極16a及び電極16bがパターン形成された、いわゆるプリント基板である。基板11の種類としては、セラミック基板、樹脂基板、またはメタルベース基板などが例示される。
セラミック基板としては、酸化アルミニウム(アルミナ)からなるアルミナ基板または
窒化アルミニウムからなる窒化アルミニウム基板等が採用される。また、メタルベース基板としては、例えば、表面に絶縁膜が形成された、アルミニウム合金基板、鉄合金基板または銅合金基板等が採用される。樹脂基板としては、例えば、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板等が採用される。なお、実施の形態1では基板11は矩形であるが、円形などその他の形状であってもよい。
青色LEDチップ12aは、第一発光素子の一例である。例えばInGaN系の材料によって構成された、中心波長(発光スペクトルのピーク波長)が440nm以上460nm以下の窒化ガリウム系の半導体発光素子が、青色LEDチップ12aとして採用される。
赤色LEDチップ12bは、第二発光素子の一例である。例えばAlGaInP系の材料によって構成された、中心波長が約600nm〜660nmの半導体発光素子が、赤色LEDチップ12bとして採用される。
本実施の形態では、直列接続された12個のLEDチップからなる発光素子群が5つ基板11の主面11aに配置されている。具体的には、5つの発光素子群のそれぞれは、6個の青色LEDチップ12aと6個の赤色LEDチップ12bとを含み、青色LEDチップ12aと赤色LEDチップ12bとが交互に並べられている。また、これら5つの発光素子群は並列接続されており、電極16aと電極16bとの間に電力が供給されることにより発光する。
また、直列接続されたLEDチップ同士(隣り合う青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12b)は、ボンディングワイヤ17によってChip To Chipで接続される。ボンディングワイヤ17は、LEDチップに接続される給電用のワイヤである。ボンディングワイヤ17、並びに、上述の配線16、電極16a、及び電極16bの金属材料としては、例えば、Au(金)、銀(Ag)、または銅(Cu)等が採用される。
なお、青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bの個数、配置レイアウト、及び、電気的な接続の態様に特に限定はなく、発光装置10は、青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bのそれぞれを少なくとも1つ備えればよい。また、1以上の青色LEDチップ12a、及び、1以上の赤色LEDチップ12bそれぞれに、互いに異なる経路で電力が供給されてもよい。
ダム部15は、基板11の主面11a上に設けられた、封止部材13を形成する材料をせき止める部材である。ダム部15の素材としては、例えば、絶縁性を有する熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂等が用いられる。より具体的には、ダム部15の素材として、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、またはポリフタルアミド(PPA)などが採用される。
ダム部15は、発光装置10の光取り出し効率を高めるために、光反射性を有することが望ましい。そこで、実施の形態1では、ダム部15には、白色の樹脂(いわゆる白樹脂)が用いられる。なお、ダム部15の光反射性を高めるために、ダム部15の中には、TiO、Al、ZrO、及びMgO等の粒子が含まれてもよい。
本実施の形態に係るダム部15は、平面視(発光装置10を基板11の主面11aの側から見た場合、以下同じ。)において、複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bを囲むように円環状に形成される。そして、ダム部15に囲まれた領域には、封止部材13が形成される。なお、ダム部15の平面視における形状に特に限定はなく、例えば、矩形の環状に形成されてもよい。
封止部材13は、本実施の形態では、青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bを封止する部材である。本実施の形態では、封止部材13はさらに、ボンディングワイヤ17及び配線16の一部を封止している。
また、本実施の形態では、封止部材13は、青色LEDチップ12aが発する光によって励起され、かつ、赤色LEDチップ12bが発する光によって励起されない蛍光体を含んでいる。また、封止部材13の外面13aには、図1及び図2に示すように、複数の凹部20が形成されている。封止部材13が上記構成を有することで、発光装置10の演色性及び発光効率の向上等が実現されている。以下、図4〜図6を用いて、封止部材13の構成について説明する。
[封止部材の構成]
図4は、図3のIV−IV線における断面の概要図である。なお、図4では、発光装置10の断面を模式的に示しており、青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bの個数は省略して図示されている。このことは、後述する各種の変形例(図7〜図10A)についても同じである。
図5は、実施の形態1に係る封止部材13の構成要素を模式的に示す図である。図6は、実施の形態1に係る発光装置10が放出する光の分光分布を示す図である。なお、図6に示すグラフにおける縦軸は、光の相対強度である。
図4に示すように、封止部材13は、封止部材13の外面13aにおける、赤色LEDチップ12bに対向する位置に形成された凹部20を有する。具体的には、本実施の形態において、封止部材13の外面13aは、基板11の主面11aと対向する、主面11aから遠い側の面であり、かつ、主面11aと略平行な平面を形成する面である。
つまり、凹部20は、平面を形成する外面13aに設けられた窪みであり、複数の赤色LEDチップ12bの直上(図4においてZ軸方向プラス側を上とした場合)の位置のそれぞれに配置されている。
本実施の形態において、封止部材13は、図5に示すように、波長変換材として黄色蛍光体14bを含んだ透光性樹脂材料14aによって形成されている。透光性樹脂材料14aとしては、例えば、メチル系のシリコーン樹脂、エポキシ樹脂またはユリア樹脂などが採用される。
黄色蛍光体14bは、青色LEDチップ12aが発する光によって励起され、かつ、赤色LEDチップ12bが発する光によって励起されない蛍光体の一例である。黄色蛍光体14bは、青色LEDチップ12aからの光によって黄色蛍光を発する。黄色蛍光体14bとしては、例えば、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系の蛍光体が採用される。
青色LEDチップ12aが発した青色光の一部は、封止部材13に含まれる黄色蛍光体14bによって黄色光に波長変換される。そして、黄色蛍光体14bに吸収されなかった青色光と、黄色蛍光体14bによって波長変換された黄色光とは、封止部材13中で拡散及び混合される。これにより、封止部材13からは、白色光が出射される。また、赤色LEDチップ12bが発した赤色光は、黄色蛍光体14bによる波長変換を受けることなく、封止部材13を通過して外部に放出される。
このように構成された発光装置10から放出される光の分光分布には、例えば図6に示すように、青色光のピーク波長(440nm〜460nmあたり)及び黄色蛍光のピーク波長(540nm〜570nmあたり)に加え、赤色光のピーク波長(600nm〜660nmあたり)が明確に現れる。すなわち、発光装置10では、青色LEDチップ12aと黄色蛍光体14bとの組み合わせに、さら赤色LEDチップ12bを加えることで、発光装置10から放出される光の演色性が向上されている。
[効果など]
本実施の形態では、上述のように青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bは封止部材13により一括して封止されている。そのため、赤色LEDチップ12bの周囲にも封止部材13が存在する。
この場合、赤色LEDチップ12bが発する光(赤色光)は、封止部材13が含有する黄色蛍光体14bによって散乱する。このことは、例えば、発光装置10の発光効率を低下させる要因、または、演色性の向上を阻害する要因となり得る。
このような、赤色LEDチップ12bが封止部材13で封止されることによる弊害をなくすために、例えば、波長変換が必要な青色LEDチップ12aのみを封止部材13で封止し、赤色LEDチップ12bを封止部材13で封止しないこと(封止部材13の塗り分け)も考えられる。
しかしながら、例えば発光装置10の高出力化または小型化を考慮すると、青色LEDチップ12aと赤色LEDチップ12bとの距離は短いことが好ましく、このことは、封止部材13の塗り分けの困難性を招く。例えば、赤色LEDチップ12bの平面視における形状が、1.0mm×0.5mmの矩形である場合、青色LEDチップ12aと赤色LEDチップ12bとの間の距離(図4におけるX軸方向の距離、以下「チップ間距離」ともいう。)は、0.5mm程度である。このように、青色LEDチップ12aと赤色LEDチップ12bとが近接する場合、赤色LEDチップ12bと隣り合う青色LEDチップ12aのみに、黄色蛍光体14bを含んだ透光性樹脂材料14a(蛍光体含有樹脂)を塗布することは困難であり、現実的ではない。特に、本実施の形態のように、基板11に複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bが混在している場合、この困難性は顕著となる。
そこで、本実施の形態に係る発光装置10では、封止部材13で青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bを一括封止し、かつ、赤色LEDチップ12bの直上の位置に凹部20を設ける。これにより、赤色LEDチップ12bが発する光に対する封止部材13の影響を低減させている。
すなわち、本実施の形態に係る発光装置10は、基板11と、基板11に配置された青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bと、青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bを封止する封止部材13とを備える。封止部材13は、青色LEDチップ12aが発する光によって励起され、かつ、赤色LEDチップ12bが発する光によって励起されない黄色蛍光体14bを含む。封止部材13は、封止部材13の外面13aにおける、赤色LEDチップ12bに対向する位置に形成された凹部20を有する。
つまり、本実施の形態に係る発光装置10では、簡単に言うと、青色LEDチップ12aの上方には封止部材13が厚く形成されており、赤色LEDチップ12bの上方には封止部材13が薄く形成されている。
これにより、青色LEDチップ12aが発する光に対する適切な波長変換が行われ、かつ、赤色LEDチップ12bが発する光についての取り出し効率が向上される。つまり、本実施の形態に係る発光装置10によれば、高演色性を有し、発光効率のよい発光装置を実現することができる。
また、青色LEDチップ12aと赤色LEDチップ12bとを近接して配置することができる。このことは、発光装置10の高出力化または小型化に有利である。
また、封止部材13は、赤色LEDチップ12bに対し、波長変換(光色変換)機能は持たないが、赤色LEDチップ12bを、水分または塵等の異物から保護する保護部材として機能する。このことは、赤色LEDチップ12bを封止部材13で封止することのメリットの一つである。
なお、封止部材13における凹部20の形成は、例えば、レーザー光を用いて行われる。具体的には、ダム部15の内側に、ディスペンサを用いて黄色蛍光体14bを含んだ透光性樹脂材料14aを流入して硬化させる。これにより、複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bの上方に、ほぼ平らな外面13aが形成される。その後、レーザー光によって、外面13aにおける複数の赤色LEDチップ12bそれぞれに対応する領域を焼くことで、複数の赤色LEDチップ12bそれぞれに対応する位置に凹部20が形成される。このように、凹部20の形成にレーザー光を用いることで、例えば、精度よく複数の凹部20を封止部材13に形成することができる。
なお、封止部材13における複数の凹部20の形成の手法に特に限定はなく、例えば、金型を用いた成形品として、複数の凹部20を有する封止部材13が作製されてもよい。
また、本実施の形態では、凹部20は、平面視において、赤色LEDチップ12b以上の大きさに形成されている。例えば、赤色LEDチップ12bが、平面視において、横幅(X軸方向の幅)が1.0mm、縦幅(Y軸方向の幅)が0.5mmの矩形である場合を想定する。この場合、凹部20は、例えば、平面視において、横幅(X軸方向の幅)が1.0mm以上、縦幅(Y軸方向の幅)が0.5mm以上の矩形である。また、凹部20は、封止部材13を平面視(透視)した場合に、凹部20が赤色LEDチップ12bを含む位置に存在する。
この構成によれば、赤色LEDチップ12bが発する光の、封止部材13による損失の抑制がより確実化される。
また、本実施の形態では、基板11には、複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bが配置されており、封止部材13は、複数の赤色LEDチップ12bのそれぞれの上方に、凹部20を有する。
ここで、複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bを用いて照明光を放出する場合、照明光における発光色または輝度の偏りを抑制するために、青色LEDチップ12aと赤色LEDチップ12bとを混在させることが好ましい。そのため、本実施の形態では、青色LEDチップ12aと赤色LEDチップ12bとが交互に並ぶようにこれらLEDチップを基板11に配置している。
このように、複数の青色LEDチップ12aの各々と、複数の赤色LEDチップ12bのいずれかとが近接する状態で基板11に配置した場合、例えば、複数の青色LEDチップ12aのみを封止部材13で封止することの困難性はさらに向上する。
しかしながら、本実施の形態では、混在して配置された複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bを封止部材13によって一括封止している。これにより、複数の青色LEDチップ12aそれぞれが発する光に対する適切な波長変換がなされる。さらに、複数の赤色LEDチップ12bそれぞれに対向する位置に凹部20が設けられていることで、封止部材13による、複数の赤色LEDチップ12bが発する光の取り出し効率の低下が抑制されている。
すなわち、本実施の形態に係る発光装置10では、複数の青色LEDチップ12aの中に散在する複数の赤色LEDチップ12bそれぞれの封止部材13による封止を許容することで、チップ間距離の短縮化(LEDチップの高密度実装)を可能としている。これにより、基板11の主面11a上における、単位面積あたりのLEDチップの配置数を増加させることができる。その結果、発光装置10の高出力化または小型化が可能となる。また、封止部材13の、複数の赤色LEDチップ12bそれぞれに対応する位置に凹部20が設けられていることで、複数の赤色LEDチップ12bそれぞれが発する光が、演色性の向上に効率よく利用される。
また、本実施の形態では、基板11に配置される第一発光素子は青色LEDチップ12aであり、基板11に配置される第二発光素子は赤色LEDチップ12bであり、かつ、封止部材13に含まれる蛍光体は、黄色蛍光体14bである。
つまり、波長変換材としての黄色蛍光体14bと、黄色蛍光体14bを励起する青色光を発する青色LEDチップ12aと、黄色蛍光体14bを励起しない赤色光を発する赤色LEDチップ12bとが組み合わせられている。これにより、発光装置10は、例えば図6に示すように、比較的に大きな赤色成分を有することで演色性が高められた光を放出することができる。その結果、発光装置10を、例えば、人の生活空間に適した照明光を放出する照明装置の光源として用いることができる。
なお、発光装置10が備える、発光素子及び蛍光体の種類は、上記の種類に限定されない。例えば、赤色蛍光体および緑色蛍光体を含有する封止部材13と青色LEDチップ12aとにより白色光を生成し、さらに、封止部材13に封止された赤色LEDチップ12bが発する光によって演色性が向上されてもよい。この場合であっても、封止部材13の外面13aの、赤色LEDチップ12bに対向する位置に凹部20が設けられていることで、赤色LEDチップ12bが発する光の効率的な利用がなされる。
ここで、発光装置10が備える封止部材13が有する、演色性または発光効率の向上のための構成は、上記説明された構成以外であってもよい。そこで、封止部材13に関する各種の変形例について、上記実施の形態との差分を中心に以下に説明する。
(実施の形態1の変形例1)
図7は、実施の形態1の変形例1に係る発光装置10aの断面の概要図である。本変形例に係る発光装置10aは、上記実施の形態1に係る発光装置10と共通する基本構成を有する。具体的には、発光装置10aは、基板11の主面11aに配置され、封止部材13によって一括封止された複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bを備える。また、封止部材13の外面13aの、赤色LEDチップ12bに対向する位置に凹部21が設けられている。
本変形例に係る発光装置10aでは、複数の(図7では2つの)赤色LEDチップ12bが隣り合って配置されている点で、上記実施の形態1に係る発光装置10(例えば図4参照)と異なる。また、発光装置10aでは、基板11上において隣り合って配置された少なくとも2つの赤色LEDチップ12bに対向する位置に、1つの凹部21が設けられている。この場合であっても、封止部材13が凹部21を有することで、当該少なくとも2つの赤色LEDチップ12bが発する光についての、封止部材13による損失が抑制される。
また、青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bが封止部材13によって一括封止される点については、上記実施の形態1と共通しており、そのため、青色LEDチップ12aと赤色LEDチップ12bとを近接して配置することが可能である。これにより、発光装置10aの高出力化または小型化が可能となる。
(実施の形態1の変形例2)
図8は、実施の形態1の変形例2に係る発光装置10bの断面の概要図である。本変形例に係る発光装置10bは、上記実施の形態1に係る発光装置10と共通する基本構成を有する。具体的には、発光装置10bは、基板11の主面11aに配置され、封止部材13によって一括封止された複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bを備える。また、封止部材13の外面13aの、赤色LEDチップ12bに対向する位置に凹部22が設けられている。
本変形例に係る発光装置10bでは、封止部材13の外面13aに形成された凹部22の形状が、上記実施の形態1に係る凹部20と異なる。具体的には、本変形例に係る凹部22は、赤色LEDチップ12bから遠ざかるに従って広がる開口を形成している。
より詳細には、凹部22は、封止部材13の外面13aに略平行な底面であって、赤色LEDチップ12bと対向する底面を形成する底面部22aと、底面部22aと外面13aとを接続する斜面であって、外側(赤色LEDチップ12bから遠ざかる方向)に傾く斜面を形成する内側面部22bとを有する。
このように、凹部22の内面の一部である内側面部22bが外側に傾いていることで、例えば、封止部材13の中から内側面部22bを介して放出される光が、凹部22の外側に出力されやすくなる。これにより、例えば、発光装置10bの発光効率が向上される。
(実施の形態1の変形例3)
図9は、実施の形態1の変形例3に係る発光装置10cの断面の概要図である。本変形例に係る発光装置10cは、上記実施の形態1に係る発光装置10と共通する基本構成を有する。具体的には、発光装置10cは、基板11の主面11aに配置され、封止部材13によって一括封止された複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bを備える。また、封止部材13の外面13aの、赤色LEDチップ12bに対向する位置に凹部23が設けられている。
また、本変形例に係る発光装置10cが有する凹部23は、赤色LEDチップ12bから遠ざかるに従って広がる開口を形成している。より詳細には、本変形例に係る凹部23の内面23aは曲面形状を有している。なお、凹部23の平面視における形状は、例えば、赤色LEDチップ12b以上の大きさに形成された円形または楕円形等である。
このように、凹部23の内面23aが曲面形状(例えば球面)を有していることで、封止部材13の内部から凹部23の内面23a(封止部材13と大気との界面)に様々な角度で入射する光が、凹部23の外側に出力される確率が増加する。
つまり、凹部23は、赤色LEDチップ12bに対向する位置に形成されていることで、赤色LEDチップ12bが発する光についての、封止部材13による損失を抑制することができる。さらに、凹部23の内面23aが、図9に示すように曲面で形成されていることで、例えば、青色LEDチップ12aが発する光に基づく白色光の、凹部23における取り出し効率が向上する。
(実施の形態1の変形例4)
図10Aは、実施の形態1の変形例4に係る発光装置10dの断面の概要図である。図10Bは、実施の形態1の変形例4に係る光拡散部30の構成概要を示す図である。なお、図10Bにおいて、光拡散材30bは、白色の円形で模式的に図示されている。
本変形例に係る発光装置10dは、上記実施の形態1に係る発光装置10と共通する基本構成を有する。具体的には、発光装置10dは、基板11の主面11aに配置され、封止部材13によって一括封止された複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bを備える。また、封止部材13の外面13aの、赤色LEDチップ12bに対向する位置に凹部24が設けられている。
本変形例に係る発光装置10dはさらに、凹部24に収容された、光拡散部30を備えている。具体的には、本変形例では、図10Bに示すように、光拡散部30は、光拡散材30bを含有する透光性樹脂材料30aによって形成されている。
光拡散材30bは、例えばシリカ、炭酸カルシウム、または酸化チタン等の粒子であり、例えばシリコーン樹脂である透光性樹脂材料30a内に分散して存在している。
このように、凹部24に、光拡散材30bが収容されていることで、例えば、凹部24の直下の赤色LEDチップ12bから発せられ、凹部24の内面を通過した赤色光は、光拡散材30bによって拡散されて放出される。これにより、例えば、青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bが混載されていることに起因する色ムラが低減される。
また、凹部24に光拡散材30bが収容されていることで、例えば、赤色光の集光が抑制される。例えば、発光装置10からの光の放出方向(Z軸方向プラス側)に、集光のためのフレネルレンズが配置された場合において、赤色光が線状に集光されることが抑制される。つまり、本変形例に係る発光装置10dによれば、複数の赤色LEDチップ12bが発する赤色光をぼかして放出することができる。そのため、発光装置10dが、例えばスポットライトの光源として採用された場合において、赤色光が集光される可能性を低減することができる。
また、複数の赤色LEDチップ12bそれぞれが発する赤色光をどの程度ぼかすか(赤色光の拡散の度合い)の調整が可能である。例えば、光拡散材30bの種類または濃度等を変更することで、赤色光の拡散の度合いを調整が可能である。つまり、例えば封止部材13が含有する蛍光体の種類または濃度を変更することなく、赤色光の拡散の度合いを調整することが可能である。
なお、光拡散材30bは、シリカ等の粒子である必要はなく、例えば、透光性樹脂材料30a内に形成された気泡が、光拡散材30bとして機能してもよい。
(実施の形態1の変形例5)
図11Aは、実施の形態1の変形例5に係る発光装置10eの一部を示す斜視図である。図11Bは、実施の形態1の変形例5に係る発光装置10eの断面の概要図である。なお、図11Bでは、発光装置10eを封止部材13の幅方向(Y軸方向)の中央で切断した場合の断面が模式的に図示されている。また、図11A及び図11Bでは、LEDチップ間を接続するワイヤ等の部材の図示は省略されている。
本変形例に係る発光装置10eは、上記実施の形態1に係る発光装置10と共通する基本構成を有する。具体的には、発光装置10eは、基板11の主面11aに配置され、封止部材13によって一括封止された複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bを備える。また、封止部材13の外面13aの、赤色LEDチップ12bに対向する位置に凹部25が設けられている。
本変形例に係る発光装置10eでは、封止部材13が、一列に並ぶ5つのLEDチップ(3つの青色LEDチップ12a及び2つの赤色LEDチップ12b)のみを封止している点で、上記実施の形態1に係る発光装置10と異なる。つまり、本変形例に係る封止部材13は、基板11の主面11a上に直線状に形成されている。
このような形状の封止部材13は、例えば、以下の工程により形成される。すなわち、一列に並ぶ5つのLEDチップの上方から、蛍光体含有樹脂(黄色蛍光体14bを含む透光性樹脂材料14a、図5参照)を、ディスペンサを用いて塗布し、硬化させる。その後、例えばレーザー光により、外面13aにおける複数の赤色LEDチップ12bそれぞれに対応する領域を焼くことで、複数の赤色LEDチップ12bそれぞれに対応する位置に凹部25が形成される。
なお、本変形例では、比較的に粘性が高い蛍光体含有樹脂が用いられており、実施の形態1に係る発光装置10が有するダム部15(図4参照)のような、封止部材13を形成する工程において蛍光体含有樹脂をせき止めるための部材は不要である。また、封止部材13が有する凹部25の形成のための手法は、レーザー光の照射には限定されず、金型を用いた成形品として、複数の凹部25を有する封止部材13が作製されてもよい。また、例えば、赤色LEDチップ12bへの蛍光体含有樹脂の塗布量を、青色LEDチップ12aへの蛍光体含有樹脂の塗布量よりも少なくすることで、複数の赤色LEDチップ12bに対向する位置のそれぞれに、凹部25が形成されてもよい。
このように、封止部材13は、一列に並ぶ1以上の青色LEDチップ12a及び1以上の赤色LEDチップ12bを封止するように長尺状に形成されてもよい。この場合であっても、発光装置10eは、青色LEDチップ12aが封止部材13に封止されていることで、青色LEDチップ12aが発する青色光に基づく白色光を放出することができる。また、赤色LEDチップ12bに対向する位置に凹部25が存在することで、赤色LEDチップ12bが発する光についての、封止部材13による損失が抑制される。すなわち、発光装置10eによれば、高演色性と発光効率のよさとの両立が可能である。
さらに、赤色LEDチップ12bの封止部材13による封止が許容されていることで、チップ間距離を比較的に短くすることができる。その結果、発光装置10eの高出力化または小型化が可能となる。
なお、本変形例では、封止部材13は平面視において直線状の形状であるが、封止部材13は、例えば、平面視において曲がった形状であってもよい。例えば、基板11の主面11aにおいて、複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12bが円環状に並んで配置された場合、封止部材13は平面視において円環形状であってもよい。この場合であっても、赤色LEDチップ12bに対向する位置に凹部25が存在することで、高演色性と発光効率のよさとの両立等の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る照明装置200について、図12及び図13を用いて説明する。図12は、実施の形態2に係る照明装置200の断面図である。図13は、実施の形態2に係る照明装置200及びその周辺部材の外観斜視図である。
図12及び図13に示されるように、実施の形態2に係る照明装置200は、例えば、住宅等の天井に埋込配設されることにより下方(廊下または壁等)に光を照射するダウンライト等の埋込型照明装置である。
照明装置200は、発光装置10を備える。照明装置200はさらに、基部210と枠体部220とが結合されることで構成される略有底筒状の器具本体201と器具本体201に配置された、反射板230及びカバー部材240とを備える。
基部210は、発光装置10が取り付けられる取付台である。また、基部210は、発光装置10で発生する熱を放熱するヒートシンクとしても機能する。基部210は、金属材料を用いて略円柱状に形成されており、実施の形態2ではアルミダイカスト製である。
基部210の上部(天井側部分)には、上方に向かって突出する複数の放熱フィン211が一方向に沿って互いに一定の間隔をあけて設けられている。これにより、発光装置10で発生する熱を効率よく放熱させることができる。
枠体部220は、内面に反射面を有する略円筒状のコーン部221と、コーン部221が取り付けられる枠体本体部222とを有する。コーン部221は、金属材料を用いて成形されており、例えば、アルミニウム合金等を絞り加工またはプレス成形することによって作製することができる。枠体本体部222は、硬質の樹脂材料または金属材料によって成形されている。枠体部220は、枠体本体部222が基部210に取り付けられることによって固定されている。
反射板230は、内面に反射機能を有する円環枠状(漏斗状の)反射部材である。反射板230は、例えばアルミニウム等の金属材料を用いて形成することができる。なお、反射板230は、金属材料ではなく、硬質の白色樹脂材料によって形成してもよい。
カバー部材240は、透光性を有する部材である。カバー部材240は、例えば、反射板230と枠体部220との間に配置された平板プレートであり、反射板230に取り付けられている。カバー部材240は、例えばアクリルやポリカーボネート等の透明樹脂材料によって円盤状に形成することができる。
なお、照明装置200は、カバー部材240として、例えば、集光のためのフレネルレンズ等のレンズを備えてもよい。
また、照明装置200は、カバー部材240を備えなくてもよい。この場合であっても、発光装置10が備える複数の青色LEDチップ12a及び複数の赤色LEDチップ12b(例えば図4参照)は、少なくとも封止部材13によって保護される。
また、図13に示されるように、照明装置200には、発光装置10に点灯電力を給電する点灯装置250と、商用電源からの交流電力を点灯装置250に中継する端子台260とが接続される。
点灯装置250及び端子台260は、器具本体201とは別体に設けられた取付板270に固定される。取付板270は、金属材料からなる矩形板状の部材を折り曲げて形成されており、その長手方向の一端部の下面に点灯装置250が固定されるとともに、他端部の下面に端子台260が固定される。取付板270は、器具本体201の基部210の上部に固定された天板280と互いに連結される。
照明装置200は、発光装置10を備えることで、例えば、演色性が高い照明光を効率よく放出することができる。
なお、照明装置200は、発光装置10に換えて、上記実施の形態1の変形例1〜5のいずれかに係る発光装置(10a〜10eのいずれか)を備えてもよい。
また、本実施の形態では、照明装置として、ダウンライトが例示されたが、本発明は、スポットライトなどの他の照明装置として実現されてもよい。
(他の実施の形態)
以上、実施の形態1及びその変形例に係る発光装置10及び10a〜10e、並びに、実施の形態2に係る照明装置200について説明したが、本発明は、実施の形態1等に限定されるものではない。
例えば、実施の形態1では、隣り合う青色LEDチップ12a及び赤色LEDチップ12bは、ボンディングワイヤ17によって、Chip To Chipで接続された。しかしながら、例えば青色LEDチップ12aは、ボンディングワイヤ17によって基板11上に設けられた配線(金属層)に接続され、当該配線を介して、赤色LEDチップ12bと電気的に接続されてもよい。
また、実施の形態1では、発光装置10に用いる第一発光素子及び第二発光素子としてLEDチップが例示された。しかしながら、半導体レーザー等の半導体発光素子、または、有機EL(Electro Luminescence)もしくは無機EL等のEL素子等の他の種類の固体発光素子が、第一発光素子及び第二発光素子として採用されてもよい。
なお、上記の実施の形態1に関する補足事項は、実施の形態1の変形例1〜5及び実施の形態2に係る発光装置等について適用されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10、10a、10b、10c、10d、10e 発光装置
11 基板
12a 青色LEDチップ(第一発光素子)
12b 赤色LEDチップ(第二発光素子)
13 封止部材
13a 外面
14b 黄色蛍光体(蛍光体)
20、21、22、23、24、25 凹部
23a 内面
30 光拡散部
200 照明装置

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板に配置された第一発光素子及び第二発光素子と、
    前記第一発光素子及び前記第二発光素子を封止する封止部材であって、前記第一発光素子が発する光によって励起され、かつ、前記第二発光素子が発する光によって励起されない蛍光体を含む封止部材とを備え、
    前記封止部材は、前記封止部材の外面における、前記第二発光素子に対向する位置に形成された凹部を有する
    発光装置。
  2. 前記凹部は、平面視において、前記第二発光素子以上の大きさに形成されている
    請求項1記載の発光装置。
  3. 前記基板には、複数の前記第一発光素子及び複数の前記第二発光素子が配置されており、
    前記封止部材は、複数の前記第二発光素子のそれぞれの上方に、前記凹部を有する
    請求項1または2記載の発光装置。
  4. 前記凹部は、前記第二発光素子から遠ざかるに従って広がる開口を形成する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記凹部の内面は曲面形状を有する
    請求項4記載の発光装置。
  6. さらに、前記凹部に収容された、光拡散部を備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記第一発光素子は、青色LEDチップであり、前記第二発光素子は、赤色LEDチップであり、かつ、前記蛍光体は黄色蛍光体である
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の発光装置を備える
    照明装置。
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