JP2018120959A - 発光装置及び照明装置 - Google Patents

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孝祐 竹原
Kosuke Takehara
孝祐 竹原
益巳 阿部
Masumi Abe
益巳 阿部
祐也 山本
Yuya Yamamoto
祐也 山本
考志 大村
Takashi Omura
考志 大村
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Abstract

【課題】狭い発光面で高出力が実現された発光装置などを提供する。
【解決手段】発光装置1は、基板10と、基板10上に配置された複数のLEDチップ20と、複数のLEDチップ20を覆う透光性の封止層30と、複数のLEDチップ20から発せられて封止層30を透過した光を通過させる開口43を有し、封止層30の周縁部31の上面33及び側面34を覆う環状の反射部40とを備え、複数のLEDチップ20の少なくとも1つであるLEDチップ21は、周縁部31内に位置している。
【選択図】図3

Description

本発明は、発光装置、及び、当該発光装置を備える照明装置に関する。
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などの半導体発光素子は、高効率で省スペースな光源として照明用途又はディスプレイ用途などの各種の発光装置に広く利用されている。例えば、特許文献1には、複数のLEDを一括して透光性の樹脂材料で封止した発光装置が開示されている。
特開2012−99572号公報
近年、照明装置の小型化が望まれており、そのためには、狭い発光面(LES:Light Emitting Surface)で、高出力(大光束)の発光装置が望まれている。
そこで、本発明は、狭い発光面で高出力が実現された発光装置、及び、当該発光装置を備える照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る発光装置は、基板と、前記基板上に配置された複数の発光素子と、前記複数の発光素子を覆う透光性の封止層と、前記複数の発光素子から発せられて前記封止層を透過した光を通過させる開口を有し、前記封止層の周縁部の上面及び側面を覆う環状の反射部とを備え、前記複数の発光素子の少なくとも1つは、前記周縁部内に位置している。
また、本発明の一態様に係る照明装置は、前記発光装置と、前記発光装置に、当該発光装置を点灯させるための電力を供給する点灯装置とを備える。
本発明によれば、狭い発光面で高出力が実現された発光装置などを提供することができる。
実施の形態1に係る発光装置の外観斜視図である。 実施の形態1に係る発光装置の平面図である。 図2のIII−III線における実施の形態1に係る発光装置の断面図である。 実施の形態1に係る発光装置において発光素子から出射される光を模式的に示す断面図である。 実施の形態1の変形例1に係る発光装置の断面図である。 実施の形態1の変形例2に係る発光装置の断面図である。 実施の形態2に係る発光装置の断面図である。 実施の形態2の変形例1に係る発光装置の断面図である。 実施の形態2の変形例2に係る発光装置の断面図である。 実施の形態3に係る発光装置の断面図である。 実施の形態3の変形例に係る発光装置の断面図である。 各実施の形態に係る発光装置における封止層と反射部との組み合わせの一例を示す平面図である。 各実施の形態に係る発光装置における封止層と反射部との組み合わせの別の一例を示す平面図である。 各実施の形態に係る発光装置における封止層と反射部との組み合わせの別の一例を示す平面図である。 実施の形態4に係る照明装置の断面図である。 実施の形態4に係る照明装置及びその周辺部材の外観斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る発光装置及び照明装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。また、以下の実施の形態において、略同じ又は略円形などの「略」を用いた表現を用いている。例えば、略同じは、完全に同じであることを意味するだけでなく、実質的に同じである、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。他の「略」を用いた表現についても同様である。
また、本明細書及び図面において、x軸、y軸及びz軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。各実施の形態では、z軸方向を鉛直方向とし、z軸に垂直な方向(xy平面に平行な方向)を水平方向としている。なお、z軸の正方向を鉛直下方(光出射方向)としている。また、本明細書において、「厚み方向」とは、発光装置の厚み方向を意味し、基板の主面に垂直な方向のことであり、「平面視」とは、基板の主面に対して垂直な方向から見たときのことをいう。
(実施の形態1)
[概要]
まず、実施の形態1に係る発光装置の概要について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る発光装置1の外観斜視図である。図2は、本実施の形態に係る発光装置1の平面図である。図3は、図2のIII−III線における本実施の形態に係る発光装置1の断面図である。なお、各図において、基板10上の配線パターン、及び、LEDチップの電気的な接続に用いられるボンディングワイヤなどの図示を省略している場合がある。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る発光装置1は、基板10と、複数のLEDチップ20と、封止層30と、反射部40とを備える。発光装置1は、基板10にLEDチップが直接実装された、いわゆるCOB(Chip On Board)構造のLEDモジュールである。基板10上に実装された複数のLEDチップ20は、封止層30によって一括して封止されている。
以下では、発光装置1の各構成部材の詳細について説明する。
[基板]
基板10は、複数のLEDチップ20を実装するための実装基板である。基板10には、複数のLEDチップ20に電力を供給するための金属配線(図示せず)が設けられている。基板10は、例えば、セラミックからなるセラミック基板である。なお、基板10は、樹脂を基材とする樹脂基板でもよく、ガラス基板でもよい。あるいは、基板10は、金属板に絶縁膜が被覆されたメタルベース基板でもよい。
セラミック基板としては、酸化アルミニウム(アルミナ)からなるアルミナ基板又は窒化アルミニウムからなる窒化アルミニウム基板などが用いられる。また、メタルベース基板としては、例えば、表面に絶縁膜が形成された、アルミニウム合金基板、鉄合金基板又は銅合金基板などが用いられる。樹脂基板としては、例えば、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板などが用いられる。
基板10としては、光反射率が高い(例えば、光反射率が90%以上)白色基板を用いてもよい。白色基板を用いることで、LEDチップ20が発する光を基板10の表面で反射させることができるので、光の取り出し効率を高めることができる。例えば、基板10としては、アルミナからなる白色のセラミック基板(白色アルミナ基板)を用いることができる。
また、基板10として、光の透過率が高い透光性基板が用いられてもよい。透光性基板としては、例えば、多結晶のアルミナ若しくは窒化アルミニウムからなる透光性セラミック基板、透明ガラス基板、サファイア基板又は透明樹脂基板などを用いることができる。
本実施の形態では、基板10の平面視形状は、矩形であるが、円形又は多角形などのその他の形状でもよい。
[LEDチップ(発光素子)]
LEDチップ20は、基板10上に配置された発光素子の一例である。LEDチップ20は、基板10に直接実装されている。LEDチップ20は、例えば、InGaN系の材料によって構成された、中心波長(発光スペクトルのピーク波長)が430nm以上480nm以下の範囲にある窒化ガリウム系の青色LEDチップである。
本実施の形態では、複数のLEDチップ20は、例えば、x軸方向に沿ってライン状に配置された素子列を複数構成するように配置されている。素子列の列数、及び、1つの素子列に含まれるLEDチップ20の個数は特に限定されないが、複数のLEDチップ20は、全体として略円形又は略矩形の実装領域内に配置されている。LEDチップ20の実装領域は、反射部40のダム材41によって囲まれた領域である。
具体的には、図3に示すように、複数のLEDチップ20は、封止層30に覆われている。複数のLEDチップ20の少なくとも1つは、封止層30の周縁部31内に位置している。本実施の形態では、複数のLEDチップ20は、封止層30の周縁部31に配置された複数のLEDチップ21と、中央部32に配置された複数のLEDチップ22とを含んでいる。なお、以降の説明において、LEDチップ21とLEDチップ22とを区別して説明が必要な場合を除いて、これらを総称して「LEDチップ20」として説明する。
複数のLEDチップ20は、所定個数ずつ直列接続された素子列を構成し、当該素子列が互いに並列接続されている。直列接続された複数のLEDチップ20は、隣り合うチップ同士で、給電用のボンディングワイヤ(図示せず)によってチップ・ツー・チップ(Chip to Chip)で接続される。ボンディングワイヤ及び配線は、例えば、金(Au)、銀(Ag)又は銅(Cu)などの金属材料から構成されている。なお、図1〜図3では図示していないが、基板10上には、外部装置から複数のLEDチップ20に電力を供給するための電極が配置されている。
[封止層]
封止層30は、複数のLEDチップ20を覆う透光性の封止層である。本実施の形態では、封止層30は、基板10に設けられた全てのLEDチップ20を一括して覆っている。封止層30の平面視形状は、複数のLEDチップ20の実装領域と略同じである。具体的には、封止層30は、ダム材41で囲まれた領域内に形成されている。本実施の形態では、封止層30は、略均一な膜厚で形成されている。
図2及び図3に示すように、封止層30は、周縁部31と、中央部32とを有する。
周縁部31は、平面視において封止層30の外周に沿った所定幅の環状の部分である。周縁部31は、反射部40によって覆われている。このため、周縁部31から光は出射されない。具体的には、周縁部31の上面33及び側面34が反射部40によって覆われている。
中央部32は、平面視において、封止層30の中央に位置する部分であり、周囲を周縁部31によって囲まれた部分である。中央部32は、反射部40に設けられた開口43に露出した部分である。中央部32は、複数のLEDチップ20が発した光を外部に出射させる部分である。すなわち、中央部32は、発光装置1の発光部に相当し、中央部32の平面視形状が、発光部の形状となる。
封止層30は、例えば、透光性の樹脂材料を用いて形成されている。透光性の樹脂材料としては、例えば、メチル系のシリコーン樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂又はユリア樹脂などが用いられてもよい。
封止層30は、複数のLEDチップ20が発する光の波長変換を行う波長変換材を含有している。具体的には、封止層30は、緑色蛍光体及び赤色蛍光体を波長変換材として含有している。なお、封止層30は、黄色蛍光体を含有していてもよい。
緑色蛍光体は、例えば、例えば、発光ピーク波長が515nm以上550nm以下の、Y(Al,Ga)12:Ce3+蛍光体、又は、LuAl12:Ce3+蛍光体である。赤色蛍光体は、例えば、発光ピーク波長が640nm以上670nm以下のCaAlSiN:Eu2+蛍光体(CASN蛍光体)、又は、(Sr,Ca)AlSiN:Eu2+蛍光体(SCASN蛍光体)である。黄色蛍光体は、例えば、発光ピーク波長が550nm以上570nm以下のYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の蛍光体である。
LEDチップ20が発する青色光と、各種蛍光体が発する赤色光及び緑色光又は黄色光との合成光(混合光)として、白色光が出射される。白色光の光色(色温度)は、封止層30が含有する蛍光体の含有量によって調整されている。例えば、白色光の色温度が、5000Kになるように蛍光体の含有量が調整されている。
[反射部]
反射部40は、封止層30の周縁部31の上面33及び側面34を覆う環状の反射部である。反射部40は、複数のLEDチップ20(主に、LEDチップ21)が発した光を反射する。本実施の形態では、図1〜図3に示すように、反射部40は、ダム材41と、遮蔽部42とを備える。
ダム材41は、基板10上に設けられた、封止層30を堰き止めるための部材である。本実施の形態では、ダム材41は、封止層30の周縁部31の側面34を覆っている。例えば、図2に示すように、ダム材41は、略円環状に形成されているが、これに限らない。ダム材41は、略多角形環状に形成されていてもよい。
ダム材41は、例えば、絶縁性を有する熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂などを用いて形成されている。具体的には、ダム材41としては、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂又はポリフタルアミド(PPA)樹脂などが用いられる。
ダム材41は、光反射性を有する。これにより、発光装置1の光取り出し効率を高めることができる。例えば、ダム材41は、白色の樹脂材料(いわゆる白樹脂)を用いて形成されている。ダム材41には、シリカ(SiO)、酸化チタン(TiO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ジルコニウム(ZrO)又は酸化マグネシウム(MgO)などの粒子(フィラー)が分散されていてもよい。これにより、ダム材41の光反射性をより高めることができる。
遮蔽部42は、封止層30の周縁部31上に設けられた光反射性を有する部材である。本実施の形態では、遮蔽部42は、封止層30の周縁部31の上面33を覆っている。遮蔽部42は、略円環状に形成されているが、これに限らない。遮蔽部42は、略多角形環状に形成されていてもよい。
遮蔽部42は、例えば、絶縁性及び光反射性を有する熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂などを用いて形成されている。具体的には、遮蔽部42は、ダム材41と同じ材料を用いて形成することができる。例えば、遮蔽部42は、白樹脂を用いて形成されている。遮蔽部42には、シリカなどのフィラーが分散されており、光反射性が高められている。
遮蔽部42の直下(具体的には、遮蔽部42と基板10との間)には、LEDチップ21が配置されている。例えば、LEDチップ21の光軸上に遮蔽部42が位置している。
反射部40は、複数のLEDチップ20から発せられて封止層30を透過した光を通過させる開口43を有する。すなわち、開口43は、光出射口に相当する。開口43は、平面視において、遮蔽部42で囲まれた領域であり、例えば円形の開口である。
[効果など]
ここで、本実施の形態に係る発光装置1の反射部40による効果について、図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態に係る発光装置1においてLEDチップ20から出射される光を模式的に示す断面図である。
図4に示すように、封止層30の周縁部31に配置されたLEDチップ21から出射された光は、反射部40によって反射されて開口43を通って出射される。例えば、図4に示す光L1aは、ダム材41、遮蔽部42及び基板10によって反射されて開口43から出射されている。光L1bは、遮蔽部42及び基板10によって反射されて開口43から出射されている。このように、LEDチップ21から出射された光は、反射部40及び基板10による反射を繰り返しながら、最終的に開口43から出射される。
なお、図4に示すように、封止層30の中央部32に位置するLEDチップ22から出射された光L2は、開口43を通って出射される。このように、実装領域に配置された全てのLEDチップ20からの光は、開口43から出射される。つまり、多くのLEDチップ20の光をまとめて開口43から出射することができる。
本実施の形態では、開口43の面積が、発光装置1の発光部の面積に相当する。図4に示すように、開口43は、LEDチップ20の実装領域(ダム材41で囲まれた領域)より小さい。
以上のことから、本実施の形態に係る発光装置1によれば、狭い発光面(LES)で高出力が実現される。
[まとめ]
狭い発光面で高出力を実現するためには、狭い領域に多くのLEDチップを実装し、LEDチップに大電流を流すことが考えられる。
しかしながら、発光面に合わせて実装領域を小さくした場合には、LEDチップの実装数が減少する。LEDチップの実装数が減少した場合、1チップ当たりの電流密度が増加する。このため、LEDチップからの発熱量が大きくなり、放熱を十分に行うことができず、個々のLEDチップの発光効率が低下する。このため、結果として、高出力を実現することができない。
また、実装領域におけるLEDチップの実装数を増やすことが考えられる。つまり、LEDチップを密に実装させることで、狭LESを実現することが考えられる。この場合においても、LEDチップの放熱を十分に行うことができず、個々のLEDチップの発光効率が低下する。このため、結果として、高出力を実現することができない。
これらに対して、本実施の形態に係る発光装置1は、基板10と、基板10上に配置された複数のLEDチップ20と、複数のLEDチップ20を覆う透光性の封止層30と、複数のLEDチップ20から発せられて封止層30を透過した光を通過させる開口43を有し、封止層30の周縁部31の上面33及び側面34を覆う環状の反射部40とを備え、複数のLEDチップ20の少なくとも1つであるLEDチップ21は、周縁部31内に位置している。
これにより、LEDチップ20の実装領域より発光部の面積(すなわち、開口43の面積)が小さくなるので、狭い発光面で高出力を実現することができる。実装領域と発光面とが同じであるという制約がなくなるため、LEDチップ20の実装数と放熱面積とを十分に確保しつつ、狭LESを実現することができる。
また、例えば、開口43の平面視形状は、円形又は多角形である。
これにより、開口43が発光部に相当するので、開口43の形状によって発光部の形状を異ならせることができる。したがって、同じ実装パターンで複数のLEDチップ20が実装された基板10を用いて、発光面が異なる複数種類の発光装置1を製造することができる。つまり、発光面が異なる複数種類の発光装置1において、基板を共通化できるので、大量生産が可能になり、低コスト化などを実現することができる。
(実施の形態1の変形例)
続いて、実施の形態1の変形例1〜5について説明する。以下の各変形例では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略又は簡略化する。
[変形例1]
まず、変形例1に係る発光装置について、図5を用いて説明する。図5は、本変形例に係る発光装置1aの断面図である。
図5に示すように、本変形例に係る発光装置1aは、実施の形態1に係る発光装置1と比較して、反射部40の代わりに反射部40aを備える点が相違する。反射部40aは、ダム材41と、遮蔽部42aとを備える。
遮蔽部42aは、図5に示すように、一部が基板10に接触するように設けられている。具体的には、遮蔽部42aは、周縁部31の上面33と、ダム材41の外側面とを覆っている。遮蔽部42aは、例えば、実施の形態1に係る遮蔽部42と同様に、白樹脂などの樹脂材料を用いて形成されている。
一般的に、樹脂材料同士は接着性が良くない。このため、遮蔽部42aの一部を基板10に接着させることで、遮蔽部42aの固着強度を高めることができる。
以上のように、本変形例によれば、遮蔽部42aの脱離などが抑制されるので、信頼性の高い発光装置1aを実現することができる。
[変形例2]
次に、変形例2に係る発光装置について、図6を用いて説明する。図6は、本変形例に係る発光装置1bの断面図である。
図6に示すように、本変形例に係る発光装置1bでは、実施の形態1に係る発光装置1と比較して、基板10が厚膜部10bを備える点が相違する。
厚膜部10bは、平面視において周縁部31内に設けられた、周縁部31以外の部分(具体的には、中央部32)より高さが高い部分である。厚膜部10bは、基板10の高さを嵩上げする部分である。厚膜部10bは、例えば、基板10の表面に設けられたオーバーコートガラス層又はレジスト層である。厚膜部10bは、周縁部31の形状に合わせて、略円環状に形成されている。
本変形例では、周縁部31内に位置するLEDチップ21は、厚膜部10b上に配置されている。このため、LEDチップ21と遮蔽部42との間の距離が短くなる。つまり、LEDチップ21から出射された光が封止層30(周縁部31)内を通過する距離が短くなる。
本変形例では、封止層30の周縁部31に位置するLEDチップ21は、中央部32に位置するLEDチップ22に比べて、出射光が封止層30内を通過する距離が長くなる。このため、LEDチップ21から出射された光は、周縁部31に含まれる波長変換材料によって波長変換を受けるので、長波長成分の割合が増加する。このため、開口43の周に沿った領域から出射される光は、開口43の中央部から出射される光とは異なる光色の光となる。したがって、出射光に色むらが発生する。
これに対して、本変形例に係る発光装置1bでは、例えば、基板10は、平面視において周縁部31内に設けられた、周縁部31以外の部分より高さが高い厚膜部10bを有し、複数のLEDチップ20のうち周縁部31内に位置するLEDチップ21は、厚膜部10b上に配置されている。
これにより、LEDチップ21から出射された光が封止層30(周縁部31)内を通過する距離を短くすることができる。したがって、LEDチップ21から出射された光が、周縁部31内に含まれる波長変換材によって波長変換されにくくなるので、色むらの発生を抑制することができる。
なお、本変形例において、厚膜部10bは、LEDチップ21毎に島状に形成されていてもよい。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明する。
実施の形態1では、LEDチップを封止する封止層が1層で構成されている例について示したが、本実施の形態では、封止層は複数層で構成されている。以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略する場合がある。
図7は、本実施の形態に係る発光装置101の断面図である。図7に示すように、発光装置101は、実施の形態1に係る発光装置1と比較して、封止層30の代わりに封止層130を備える点が相違する。
封止層130は、第1封止層135と、第1封止層135と光学特性が異なる第2封止層136とを備える。本実施の形態では、第1封止層135と第2封止層136とは、基板10上に設けられている。すなわち、第1封止層135と第2封止層136とは、同階層に位置している。例えば、第1封止層135及び第2封止層136の膜厚は、互いに略等しい。
第1封止層135は、周縁部131に設けられている。具体的には、第1封止層135は、複数のLEDチップ20の実装領域の内側を実装領域の外周に沿って環状に覆っている。第1封止層135は、複数のLEDチップ20のうち、少なくとも1つのLEDチップ21を覆っている。
第1封止層135は、透光性の樹脂材料を用いて形成されている。透光性の樹脂材料としては、例えば、メチル系のシリコーン樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂又はユリア樹脂などが用いられてもよい。
第1封止層135には、波長変換材が含まれていない。すなわち、第1封止層135は、透明の封止層であり、LEDチップ21が発した光を波長変換せずに通過させる。なお、第1封止層135は、第2封止層136を形成する際のダム材として機能する。例えば、第1封止層135を構成する透明樹脂材料は、チクソ性が高く、形状安定性が高い材料である。このため、塗布により環状に形成した第1封止層135は、その形状を維持することができる。
第2封止層136は、平面視において、開口43に重なる位置に設けられている。具体的には、第1封止層135によって囲まれた中央部132に設けられている。
第2封止層136は、透光性の樹脂材料を用いて形成されている。透光性の樹脂材料としては、例えば、メチル系のシリコーン樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂又はユリア樹脂などが用いられてもよい。第2封止層136を構成する樹脂材料としては、例えば、第1封止層135とを構成する樹脂材料と同じ材料を用いることができる。あるいは、第2封止層136を構成する樹脂材料は、第1封止層135を構成する樹脂材料と異なっていてもよい。例えば、第2封止層136を構成する樹脂材料として、第1封止層135を構成する樹脂材料よりもチクソ性が低い材料を用いることができる。
第2封止層136は、複数のLEDチップ20が発する光の波長変換を行う波長変換材を含有している。具体的には、第2封止層136は、緑色蛍光体及び赤色蛍光体を波長変換材として含有している。なお、第2封止層136は、黄色蛍光体を含有していてもよい。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る発光装置101では、封止層130は、周縁部131に設けられた第1封止層135と、平面視において開口43に重なる位置に設けられた、第1封止層135と光学特性が異なる第2封止層136とを含んでいる。
これにより、周縁部131に位置するLEDチップ21は、波長変換材を含まない第1封止層135に覆われているので、LEDチップ21から発せられた光は、第1封止層135内を通過する際に波長変換がほとんど行われない。このため、LEDチップ21から発せられる光は、開口43から出射されるまでの距離が長くなるにも関わらず、光色が変換されにくい。したがって、発光装置101によれば、色むらの発生を抑制することができる。
また、例えば、第2封止層136は、複数のLEDチップ20が発する光の波長変換を行う波長変換材を含有している。
これにより、中央部132に設けられたLEDチップ22だけでなく、周縁部131に設けられたLEDチップ21からの光も、開口43から出射される際に第2封止層136を通過する。本実施の形態では、LEDチップ21からの光が第2封止層136を通過する距離と、LEDチップ22からの光が第2封止層136を通過する距離とは、ほとんど同じであるので、色むらの発生を抑制することができる。
また、例えば、第1封止層135と第2封止層136とは、基板10上に設けられている。
これにより、第1封止層135と第2封止層136とが同階層に位置しているので、封止層130の膜厚を小さくすることができる。これにより、発光装置101の薄型化を実現することができる。
(実施の形態2の変形例)
続いて、実施の形態2の変形例1及び2について説明する。以下の各変形例では、実施の形態2との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略又は簡略化する。
[変形例1]
まず、変形例1に係る発光装置について、図8を用いて説明する。図8は、本変形例に係る発光装置101aの断面図である。
図8に示すように、本変形例に係る発光装置101aは、実施の形態2に係る発光装置101と比較して、封止層130の代わりに封止層130aを備える点が相違する。封止層130aは、第1封止層135aと、第2封止層136aとを備える。
第1封止層135a及び第2封止層136aはそれぞれ、実施の形態2に係る第1封止層135及び第2封止層136と略同じであり、配置及び形状が相違している。例えば、第1封止層135aは波長変換材を含有せず、第2封止層136aは波長変換材(赤色蛍光体及び緑色蛍光体)を含有している。
本変形例では、第2封止層136aは、中央部132だけでなく、周縁部131において第1封止層135a上に設けられている。第1封止層135aは、第2封止層136aよりも膜厚が薄く形成されている。封止層130aの全体としての膜厚は、略均等である。
以上のように、本変形例に係る発光装置101aでは、第2封止層136aは、さらに、第1封止層135a上に設けられている。
これにより、第1封止層135aと反射部40との隙間を埋めるように配置されている。隙間が形成された場合には、封止層130a内で光の乱反射などが起きやすくなり、開口43から取り出される光量が減少する。本変形例に係る発光装置101aでは、第1封止層135aと反射部40との間に第2封止層136aが設けられているので、隙間が形成されにくく、光の乱反射を抑制することができる。したがって、光の取り出し効率を高めることができる。
[変形例2]
次に、変形例2に係る発光装置について、図9を用いて説明する。図9は、本変形例に係る発光装置101bの断面図である。
図9に示すように、本変形例に係る発光装置101bは、実施の形態2に係る発光装置101と比較して、封止層130の代わりに封止層130bを備える点が相違する。封止層130bは、第1封止層135bと、第2封止層136bとを備える。
第1封止層135a及び第2封止層136bはそれぞれ、実施の形態2に係る第1封止層135及び第2封止層136と略同じであり、配置及び形状が相違している。例えば、第1封止層135bは波長変換材を含有せず、第2封止層136bは波長変換材(赤色蛍光体及び緑色蛍光体)を含有している。
本変形例では、第1封止層135bは、周縁部131だけでなく、さらに、平面視において、開口43に重なる位置に設けられている。具体的には、第1封止層135bは、複数のLEDチップ20の全てを一括して覆うように実装領域の全体に設けられている。つまり、第1封止層135bは、実施の形態1に係る封止層30と同様に、ダム材41で囲まれた略円形の領域を充填するように形成されている。
第2封止層136bは、第1封止層135bに積層されている。具体的には、第2封止層136bは、反射部40の遮蔽部42によって形成される開口43内に位置している。例えば、遮蔽部42がダム材として機能し、開口43を充填するように塗布された樹脂材料によって、第2封止層136bは形成されている。
以上のように、本変形例に係る発光装置101bでは、第1封止層135bは、さらに、平面視において開口43に重なる位置に設けられ、第2封止層136bは、第1封止層135bに積層されている。
これにより、封止層を面内で塗り分ける必要がなくなるので、封止層130bを容易に形成することができる。例えば、第1封止層135b及び第2封止層136bをそれぞれ均一な膜厚で形成することができるので、面内での膜厚のばらつきが抑制され、色むらの発生を抑制することができる。
なお、第1封止層135bも波長変換材を含有していてもよい。具体的には、第1封止層135bと第2封止層136bとで、異なる波長変換材を含有していてもよい。例えば、第1封止層135bは赤色蛍光体を含有し、第2封止層136bは緑色蛍光体を含有していてもよい。
LEDチップ20から出射された光の一部は、第1封止層135bを通過する際に、赤色蛍光体によって波長変換されて、赤色光を出射する。赤色光は、第2封止層136bを通過する際に、緑色蛍光体の励起光としては機能しないので、波長変換をほとんどされずれに第2封止層136bから出射される。このため、赤色成分が減少するのを抑制することができ、色むらの発生を抑制することができる。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3について説明する。
実施の形態1では、ダム材41を用いてLEDチップ20の実装領域を囲み、実装領域に配置された複数のLEDチップ20を一括して封止層30が封止する例について示した、これに対して、本実施の形態では、封止層は、複数のLEDチップ20をライン状に封止する。
図10は、本実施の形態に係る発光装置201の断面図である。図10に示すように、発光装置201は、実施の形態1に係る発光装置1と比較して、封止層30及び反射部40の代わりに、封止層230及び反射部240を備える点が相違する。
封止層230は、複数のLEDチップ20をライン状に封止する。このため、封止層230は、チクソ性が高く、形状安定性が高い透明樹脂材料を用いて形成されている。封止層230には、実施の形態1に係る封止層30と同様に、赤色蛍光体及び緑色蛍光体などの波長変換材が含有されている。
本変形例では、形状安定性の高い樹脂材料を用いるため、ダム材41を必要としない。このため、本変形例に係る反射部240は、図10に示すように、実施の形態1に係るダム材41及び遮蔽部42が一体に形成された構造を有する。具体的には、反射部240は、ライン状の封止層230の周縁部231における上面233及び側面234を覆っている。反射部240の一部は、基板10と接触しているので、実施の形態1の変形例1と同様に、反射部240の固着強度が高められている。
以上のように、本変形例に係る発光装置201においても、実施の形態1などと同様に、色むらの発生を抑制することができる。また、封止層230をライン状に形成することで、ライン毎に膜厚又は材料を異ならせることができる。
以下では、実施の形態3の変形例として封止層230の膜厚(高さ)を異ならせる例について説明する。
[変形例]
図11は、本変形例に係る発光装置201aの断面図である。
図11に示すように、本変形例に係る発光装置201aは、実施の形態3に係る発光装置201と比較して、封止層230の代わりに、封止層230aを備える点が相違する。封止層230aは、周縁部231aにおける厚み(高さ)が周縁部231a以外の部分(具体的には、中央部232a)における厚みより小さい。例えば、周縁部231aにおける厚みは、中央部232aにおける厚みの半分以下であるが、これに限らない。周縁部231aにおける厚みは、特に限定されないが、LEDチップ21を覆うことができればよい。
以上のように、本変形例に係る発光装置では、封止層230aは、周縁部231aにおける厚みが周縁部231a以外の部分における厚みより小さい。
これにより、周縁部231aに位置するLEDチップ21からの光が、開口43から出射されるまでに封止層230aを通過する距離を短くすることができるので、色むらの発生を抑制することができる。
(各実施の形態の変形例)
ここで、上述した各実施の形態に適用できる変形例について説明する。ここでは、上述した実施の形態1〜3における封止層(実装領域)と、反射部との形状の組み合わせの例を説明する。なお、本変形例では、封止層及び反射部などの平面視形状が異なるだけで、各々を構成する材料、及び、その機能などは同じである。
図12に示す発光装置301では、封止層330の平面視形状、すなわち、複数のLEDチップ20(図示せず)の実装領域の平面視形状が略矩形(略正方形)である。具体的には、反射部340のダム材341が略正方形の環状に形成されている。反射部340の遮蔽部342は、略円形の開口343を有する。これにより、略円形の発光部を有する発光装置301が実現される。
図13に示す発光装置301aでは、封止層330aがライン状に形成されている。ライン状の封止層330aは、全体として略矩形の平面視形状を有する。すなわち、複数のLEDチップ20(図示せず)の実装領域は、略矩形(略正方形)である。反射部340aは、略矩形の開口343aを有する。これにより、略円形の発光部を有する発光装置301aが実現される。
図14に示す発光装置301bでは、封止層330bの平面視形状、すなわち、複数のLEDチップ20(図示せず)の実装領域の平面視形状が略矩形(略正方形)である。具体的には、反射部340bのダム材341bが略正方形の環状に形成されている。反射部340bの遮蔽部342bは、複数の略円形の開口343bを有する。すなわち、遮蔽部342bには、面内で分散された複数の開口343bが形成されている。これにより、面内で分散された複数の発光部を有する発光装置301bが実現される。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係る照明装置について、図15及び図16を用いて説明する。図15は、本実施の形態に係る照明装置400の断面図である。図16は、本実施の形態に係る照明装置400及びその周辺部材の外観斜視図である。
図15及び図16に示すように、本実施の形態に係る照明装置400は、例えば、住宅などの天井に埋込配設されることにより、下方(床面又は壁など)に向けて光を出射するダウンライトなどの埋込型照明装置である。
照明装置400は、発光装置1を備える。照明装置400は、さらに、基部410と枠体部420とが組み合わされることで構成される略有底筒状の器具本体と、当該器具本体に配置された、反射板430及び透光パネル440とを備える。
基部410は、発光装置1が取り付けられる取付台である。また、基部410は、発光装置1が発生する熱を放散するヒートシンク(放熱体)としても機能する。基部410は、金属材料を用いて略有底円筒状に形成されており、例えば、アルミダイカスト製である。
基部410の上部(天井側部分)には、上方に向かって突出する複数の放熱フィン411が一方向に沿って互いに一定の間隔を空けて設けられている。これにより、発光装置1が発生する熱を効率良く放散させることができる。
枠体部420は、内面に反射面を有する略円筒状(漏斗状)の補助反射部材421と、補助反射部材421が取り付けられる枠体本体部422とを備える。補助反射部材421は、金属材料を用いて成形されており、例えば、アルミニウム合金などを絞り加工又はプレス成形することによって形成されている。枠体部420は、枠体本体部422が基部410に、取付ネジ(図示せず)などによって取り付けられることにより固定されている。
反射板430は、内面反射機能を有する略円筒状(漏斗状)の反射部材である。反射板430は、例えばアルミニウムなどの金属材料を用いて形成されている。あるいは、反射板430は、硬質の白色樹脂材料を用いて形成されていてもよい。
透光パネル440は、光拡散性及び透光性を有する透光部材である。透光パネル440は、反射板430と枠体部420との間に配置された平板であり、反射板430に取り付けられている。透光パネル440は、例えば、アクリル(PMMA)及びポリカーボネート(PC)などの透明樹脂材料を用いて円板状に形成されている。
なお、照明装置400は、透光パネル440を備えなくてもよい。透光パネル440を備えない場合には、照明装置400から出射される光の光束を向上させることができる。
また、図16に示すように、照明装置400は、発光装置1に、発光装置1を点灯させるための電力を供給する点灯装置450と、商用電源などの外部電源からの交流電力を点灯装置450に中継する端子台460とを備える。点灯装置450は、具体的には、端子台460から中継される交流電力を直流電力に変換して、変換した直流電力を発光装置1に供給する。
点灯装置450及び端子台460は、器具本体とは別体に設けられた取付板470に固定される。取付板470は、金属材料からなる矩形板状の部材を折り曲げて形成されておいる。取付板470の長手方向の一端部の下面に点灯装置450が固定され、他端部の下面に端子台460が固定される。取付板470は、器具本体の基部410の上部に固定された天板480と互いに連結される。
以上のように、本実施の形態に係る照明装置400は、例えば、発光装置1と、発光装置1に、発光装置1を点灯させるための電力を供給する点灯装置450とを備える。
これにより、照明装置400が発光装置1を備えるので、色むらの発生を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、照明装置400は、発光装置1の代わりに、他の実施の形態及び変形例で示した発光装置101などを備えてもよい。この場合も、各変形例と同様に、色むらの発生を抑制することができる。
また、本実施の形態では、照明装置400としてダウンライトの一例を示したが、ダウンライトの構成は図示した例に限らない。また、本発明は、ダウンライトに限らず、スポットライト、シーリングライトなどの他の照明装置として実現されてもよい。
(その他)
以上、本発明に係る発光装置及び照明装置について、上記の実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、反射部40の遮蔽部42が樹脂材料(白樹脂)を用いて形成されている例について示したが、これに限らない。遮蔽部42は、例えば、金属薄膜又は金属板などでもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、複数のLEDチップ20は、基板10の法線方向に光軸を有するが、これに限らない。例えば、周縁部31に配置されるLEDチップ21の光軸を開口43に向けて斜めに配置してもよい。これにより、LEDチップ21から出射される光が封止層30を通過する距離を短くすることができ、色むらの発生を抑制することができる。
また、例えば、上記の実施の形態では、複数のLEDチップ20はそれぞれ、青色LEDチップである例について示したが、これに限らない。複数のLEDチップ20には、青色LEDチップと赤色LEDチップとが含まれていてもよい。
例えば、封止層30の周縁部31に位置するLEDチップ21が赤色LEDチップであり、中央部32に位置するLEDチップ22が青色LEDチップであってもよい。赤色LEDチップが発する赤色光は、青色LEDチップが発する青色光よりも蛍光体材料によって波長変換されにくいので、出射される光の色むらの発生を抑制することができる。
また、例えば、上記の実施の形態では、発光装置が備える発光素子の一例として、LEDチップを示したが、これに限らない。発光素子は、半導体レーザなどの半導体発光素子、又は、有機EL(Electroluminescence)若しくは無機ELなどの他の固体発光素子であってもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1a、1b、101、101a、101b、201、201a、301、301a、301b 発光装置
10 基板
10b 厚膜部
20、21、22 LEDチップ(発光素子)
30、130、130a、130b、230、230a、330、330a、330b 封止層
31、131、231、231a 周縁部
33、233 上面
34、234 側面
40、40a、240、340、340a、340b 反射部
43、343、343a、343b 開口
135、135a、135b 第1封止層
136、136a、136b 第2封止層
400 照明装置
450 点灯装置

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板上に配置された複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子を覆う透光性の封止層と、
    前記複数の発光素子から発せられて前記封止層を透過した光を通過させる開口を有し、前記封止層の周縁部の上面及び側面を覆う環状の反射部とを備え、
    前記複数の発光素子の少なくとも1つは、前記周縁部内に位置している
    発光装置。
  2. 前記開口の平面視形状は、円形又は多角形である
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記封止層は、
    前記周縁部に設けられた第1封止層と、
    平面視において前記開口に重なる位置に設けられた、前記第1封止層と光学特性が異なる第2封止層とを含んでいる
    請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記第2封止層は、前記複数の発光素子が発する光の波長変換を行う波長変換材を含有している
    請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記第1封止層は、さらに、平面視において前記開口に重なる位置に設けられ、
    前記第2封止層は、前記第1封止層に積層されている
    請求項3又は4に記載の発光装置。
  6. 前記第1封止層と前記第2封止層とは、前記基板上に設けられている
    請求項3又は4に記載の発光装置。
  7. 前記第2封止層は、さらに、前記第1封止層上に設けられている
    請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記封止層は、前記周縁部における厚みが前記周縁部以外の部分における厚みより小さい
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 前記基板は、平面視において前記周縁部内に設けられた、前記周縁部以外の部分より高さが高い厚膜部を有し、
    前記複数の発光素子のうち前記周縁部内に位置する発光素子は、前記厚膜部上に配置されている
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の発光装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の発光装置と、
    前記発光装置に、当該発光装置を点灯させるための電力を供給する点灯装置とを備える
    照明装置。
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