JP2018020895A - シート供給装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本発明は、表面が平滑で密着性の高いシートであっても、重なり合ったシートを引き離して1枚づつ供給することができるシート供給装置の提供を目的とする。
積み重ねられたシートのうちの最上部にあるシートを吸着面に吸着する吸着ヘッドを備え、
当該吸着ヘッドは、吸着面に円弧面状の凹溝を有し、さらに当該凹溝内に外部の空気を吸引するための吸引口が開口していることを特徴とする。
このように構成すれば、重なり合ったシートの間に部分的にも気体が侵入し、当該シート相互間の密着状態を低減することができ、これにより重なり合ったシートをいっそう容易に引き離すことが可能となる。
このように構成すれば、凹溝の内面にシートの一部分が吸い付けられてできた上記空隙を、上記シート端縁に開口させることができる。そして、当該シート端縁にできた開口から空隙の内部へと噴射ノズルの気体を送り込むことで、重なり合ったシート相互間の剥離面積を容易に広げることが可能となり、その結果、表面が平滑で密着性の高いシートであっても容易に引き離して、1枚づつ供給することが可能となる。
最上部にあるシートを吸着した状態において、凹溝の軸線が当該シートの後端縁と直交するように当該凹溝を配置し、
噴射ノズルは、吸着ヘッドに吸着されたシートの後端縁よりも後方から、当該シートの後端縁と凹溝の軸線を含む仮想の鉛直面との交点に向けて、気体を噴射させる構成とすることが好ましい。
図1はこの発明の実施形態に係るシート供給装置の全体構成を示す正面図、図2は吸着ヘッドとその駆動機構を主に示す正面図、図3は同じく左側面図である。
シート供給装置は、積み重ねられたシートSを1枚づつ分離して供給する装置であり、吸着ヘッド10とその支持・駆動機構20、シート押えバー30、シート送り装置40、噴射ノズル50、補助噴射ノズル60等の構成要素を備えている。
例えば、このシート供給装置は、紙、セロハン、プラスチックフィルム、アルミ箔等からなるシートSによって名産品や贈答品等を包み込む上包機の繰り出し部を構成する。このシート供給装置の下方には、多数のシートSを積み重ねた状態で配置するシートストッカ(図示せず)が配置してある。このシートストッカは、最上部のシートS1が搬出される毎に残りのシートSを持ち上げて、常に最上部のシートS1を一定位置へ配置するエレベータとしての機能を備えていることが好ましい。
本実施形態では、図3に示すように積み重ねられたシートSの幅方向に2つの吸着ヘッド10を備えており、これらの吸着ヘッド10が支持・駆動機構20に支持されている。
支持本体21はシート供給装置のフレームであって、この支持本体21にエアシリンダ22が固定してある。エアシリンダ22は、図3に示すピストン22aを軸方向に駆動する。同図に示すように、エアシリンダ22の内部には、圧縮ばね等の付勢部材22bが組み込んであり、この付勢部材22bによってピストン22aは、常時突き出す方向へ付勢されている。エアシリンダ22の内部には吸引室22cが形成してあり、この吸引室22c内の空気を真空ポンプなどの吸引装置(図示せず)によって吸引して吸引室22c内を負圧にする。吸引室22c内が負圧になると、その吸引圧力がピストン22aに作用し、付勢部材22bに付勢力に抗してピストン22aが引っ込む方向へ移動する。
シャフト25に装着した吸着ヘッド10は、ピストンヘッド23とともに往復直線移動し、さらに揺動ギヤ28の揺動とともに回動して吸着面11の向きを変える(図2、図4参照)。
本実施形態においては、シートストッカに四角形状のシートSが積み重ねられており、図4に示すように、吸着ヘッド10が、最上部のシートS1の後端縁Saを斜め上方へとめくり上げて重なり合っていた他のシートSから引き離す。その後、図5に示すように、シート送り装置40が最上部のシートS1を吸着し、前方(同図の右方向)へと移動して、当該シートS1を搬出していく。
吸着ヘッド10は、シートS1に接触して吸着する際にも変形しない硬質の金属材料や樹脂材料で製作してある。吸着ヘッド10には、平坦な吸着面11が形成してあり、さらにその吸着面11に円弧面状の凹溝12が形成してある。そして、この凹溝12内に外部の空気を吸引するための吸引口13を開口してある。ここで、凹溝12は、吸着面11を横切るように連続して形成し、その両端12a,12bは吸着ヘッド10の側面に開口している。
そして、図2乃至図4に示すように、吸着ヘッド10がシートS1を吸着している状態では、吸着ヘッド10の吸引口13がシートS1によって閉塞されているので、エアシリンダ22の内部の吸引室22cは、吸引装置(図示せず)によって吸引されると負圧の状態となる。吸引室22c内が負圧になると、その吸引圧力がピストン22aに作用し、付勢部材22bに付勢力に抗してピストン22aが引っ込む方向へ移動する。これにより、既述した支持・駆動機構20の機能をもって、図4に示すように、吸着ヘッド10が、最上部のシートS1の後端縁Saを斜め上方へとめくり上げて重なり合っていた他のシートSから引き離す。
ここで、吸着ヘッド10は、最上部にあるシートS1に対してその後端縁Saの近傍位置を吸着するように配置してある。さらに、最上部にあるシートS1を吸着した状態において、図6に示す凹溝12の軸線12cが、当該シートS1の後端縁Saと直交するような向きに設定してある。
このように設定することで、図7に示すように、凹溝12の内面にシートS1の一部分が吸い付けられてできた空隙Aが、シートS1の後端縁Saに開口する。
噴射ノズル50は、吸着ヘッド10に吸着されたシートS1の後端縁Saよりも後方から、当該シートS1の後端縁Saと凹溝12の軸線を含む仮想の鉛直面との交点に向けて、圧縮空気(気体)を噴射させる。当該交点には、空隙Aと連通する開口ができている。したがって、この開口から空隙Aの内部へと噴射ノズル50からの圧縮空気が送り込まれ、重なり合ったシートS1相互間の剥離面積を広げていく。これにより、重なり合ったシートS1をいっそう容易に引き離すことが可能となる。
例えば、上述した実施形態のシート供給装置は、吸着ヘッド10でシートS1の後端縁Saをめくり上げて重なり合ったシートS1の相互間を引き離し、その後にシート送り装置40が当該シートS1を搬出する構成としたが、吸着ヘッド10又はシート送り装置40のいずれか一方に、シートS1を剥離するための構造と、シートS1を搬出するための構造の双方を組み込むことで、他方の構成を削除することも可能である。
20:支持・駆動機構、21:支持本体、22:エアシリンダ、22a:ピストン、22b:付勢部材、22c:吸引室、23:ピストンヘッド、24:スライダ、25:シャフト、26:固定ラック、27:ピニオン、28:揺動ギヤ、29:吸気路、
30:シート押えバー、40:シート送り装置、50:噴射ノズル、60:補助噴射ノズル
Claims (6)
- 積み重ねられたシートを1枚づつ分離して供給するシート供給装置であって、
前記積み重ねられたシートのうちの最上部にあるシートを吸着面に吸着する吸着ヘッドを備え、
当該吸着ヘッドは、前記吸着面に円弧面状の凹溝を有し、さらに当該凹溝内に外部の空気を吸引するための吸引口が開口していることを特徴とするシート供給装置。 - 前記積み重ねられたシートの少なくとも最上部にあるシートに対して気体を噴射する噴射ノズルを備えたことを特徴とする請求項1のシート供給装置。
- 前記凹溝は、前記吸着面を横切るように連続して形成され、その両端は前記吸着ヘッドの側面に開口しており、
前記噴射ノズルは、前記吸着ヘッドにより吸着されたシートの端縁と、前記凹溝の一端から他端に延びる軸線を含む仮想の鉛直面と、の交点に向けて気体を噴射させる構成としてあることを特徴とする請求項2のシート供給装置。 - 前記吸着ヘッドは、前記最上部にあるシートを吸着した状態において、前記凹溝の一端を、前記噴射ノズルからの気体を受ける前記シート端縁の近傍位置へ配置し、当該シート端縁を重なり合った他のシートから剥離する構成としたことを特徴とする請求項3のシート供給装置。
- 四角形状の前記シートを1枚づつ分離して供給するシート供給装置であって、
前記吸着ヘッドは、前記積み重ねられたシートのうちの最上部にあるシートの後端縁を斜め上方へとめくり上げる構成であり、
前記最上部にあるシートを吸着した状態において、前記凹溝の軸線が当該シートの後端縁と直交するように当該凹溝を配置し、
前記噴射ノズルは、前記吸着ヘッドに吸着されたシートの後端縁よりも後方から、当該シートの後端縁と前記凹溝の軸線を含む仮想の鉛直面との交点に向けて、気体を噴射させる構成としてあることを特徴とする請求項3又は4のシート供給装置。 - 前記積み重ねられたシートの両側縁に向けて気体を噴射させる補助噴射ノズルを備えたことを特徴とする請求項5のシート供給装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7343883B1 (ja) | 2023-01-25 | 2023-09-13 | 株式会社デンケン | ワーク取出装置およびワーク取出方法 |
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