JP2001122457A - 薄板の供給装置 - Google Patents

薄板の供給装置

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JP2001122457A
JP2001122457A JP30691699A JP30691699A JP2001122457A JP 2001122457 A JP2001122457 A JP 2001122457A JP 30691699 A JP30691699 A JP 30691699A JP 30691699 A JP30691699 A JP 30691699A JP 2001122457 A JP2001122457 A JP 2001122457A
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suction
thin plate
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suction cup
cup
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JP30691699A
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Hatsuo Sakurazawa
初雄 桜沢
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Fuji Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸引動作によって薄板群から薄板を確実に1枚
ずつ吸着し、オペレータの負担を低減することが可能な
薄板の供給装置を提供する。 【解決手段】ラベル群の一枚目のラベル片に対して吸着
部20が吸着動作を行うと、1枚目のラベル片は、小径
吸盤30eの直線溝24の溝面に密着しながら吸気孔2
0a側に吸引され、直線状に膨出した膨出部が画成され
る。この線状の膨出部が画成されることから、1枚目の
ラベル片とこれに積層されている2枚目のラベル片との
間に外部と連通した隙間が形成され、1枚目及び2枚目
のラベル片との積層部分に充分に空気が入り込むので、
1枚目及び2枚目の薄板が互いに離れやすくなる。これ
により、本発明の吸着部を使用することによってラベル
群からラベル片を確実に1枚ずつ吸着保持することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベルやプラスチ
ック容器の蓋などの薄板を重ねてなる薄板群から薄板を
1枚ずつ取り出し、所定の品物に配給していく薄板の供
給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンベヤ上を搬送されてくるカップ麺の
容器の蓋に、ラベル片などの薄板を連続的に供給してい
く装置として、例えば特開平4−20434号公報に記
載の装置が知られている。この装置は、図10に示すよ
うに、多数の略円形状のラベル片Lを積層状態としたラ
ベル群LBを保持するラック2と、このラック2の下側
に配設されて蓋V H を被せた容器Vを移送するコンベヤ
4と、ラック2に隣接し且つコンベヤ4の上側に配設さ
れたラベル片配給機構6とを備えている。
【0003】ラベル片配給機構6は、ラック2の取出口
Wから露出しているラベル片Lを吸引して引き出す吸引
機8と、この吸引機8に連結してこれを旋回させる旋回
機10とから構成されており、吸引機8は、シリンダ1
2と、そのシリンダロッド12aの先端に固定した吸着
部14とを備え、前記旋回機10をシリンダ12の本体
12bに連結している。
【0004】前記吸着部14はチューブ16を介して吸
引ブロック(図示せず)に接続しており、吸引ブロック
は、吸着部14が水平方向に旋回してその吸盤がラベル
片Lに当接したときに吸引を開始してラベル片Lを吸着
し、吸着部14が鉛直下方に旋回してラベル片Lが容器
Vの蓋VH に当接したときに吸着を解除してラベル片L
を蓋VH 上に供給するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した吸着部14
は、図11及び図12に示すように、吸気孔14aを設
けた円筒形状の円筒部14bと、この円筒部14bの端
部から連続して形成され、吸着面14dがラベル群LB
のラベル片Lに平行に対向する円盤形状の大径吸盤14
cと、吸着面14dの中央部の吸気孔14a開口部の周
縁から突出している円環形状の小径吸盤14eとを備え
た軟質ゴム等の弾性体であり、円筒部14bの吸気孔1
4aに、吸気通路を有するシリンダロッド12aが嵌入
している。
【0006】しかし、上記構造の吸着部14は、以下の
理由によりラベル片Lの吸着ミスが生じやすい。すなわ
ち、吸引ブロックの吸引動作を開始すると、図13に示
すように、1枚目のラベル片L1 (ラベル群LBのうち
吸着部14に対向しているラベル片L1)は、円環形状
の小径吸盤14eの内側に対向する部分が局部的に吸引
されて膨出していく。この膨出した部分と2枚目のラベ
ル片L2 との間に外部と連通しない閉空間S1 が形成さ
れるが、その際、1枚目のラベル片L1 と2枚目のラベ
ル片L1 との積層部分F1 の空気が閉空間S1 側に流れ
ていき、その積層部分F1が真空状態となって1枚目及
び2枚目のラベル片L1 、L2 が互いに離れにくくなる
ので、吸着部14が1枚目及び2枚目のラベル片L1
1 を同時に吸着してしまうおそれがある。そのため、
この装置を扱うオペレータの負担が増大してしまう。
【0007】そこで、本発明は、このような従来の問題
点に着目してなされたものであり、吸引機による吸引動
作によって薄板群から薄板を確実に1枚ずつ吸着し、オ
ペレータの負担を低減することが可能な薄板の供給装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、多数の薄板を積層した薄
板群を保持するラックと、このラックの下側に配設され
て品物を搬送するコンベヤと、これらラック及びコンベ
ヤとの間に配設され、前記ラック内の薄板を前記品物に
配給する薄板配給機構とを有し、当該薄板配給機構は、
前記ラックの薄板取出口に位置する薄板に吸盤を当接し
て当該薄板を着脱自在に吸着する弾性体からなる吸着部
と、この吸着部を前記薄板取出口に対面する位置から前
記品物の上部に対面する位置まで旋回させる旋回機とを
備えている薄板の供給装置において、前記吸着部に、前
記吸盤が前記薄板取出口の1枚目の薄板を吸着したとき
に、該1枚目の薄板とこの1枚目の薄板の裏側に積層さ
れている2枚目の薄板との間に、外気と連通した隙間を
形成する隙間形成部を設けた。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の薄板の供給装置において、前記吸着部を、軸心位置
に吸気孔を設けた筒状の吸着本体と、この吸着本体の前
記薄板に対面する端部に形成した大径吸盤と、この大径
吸盤の吸着面の中央部に位置する前記吸気孔の開口部周
縁から前記薄板に向けて突出する小径吸盤とを備えた構
造とするとともに、前記隙間形成部として、前記小径吸
盤の吸着面に、前記吸気孔の開口部と交差して径方向に
連続し、且つ前記小径吸盤の吸着面を少なくとも2つの
面に分割する吸盤溝を形成した。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の薄板の供給装置において、前記吸盤溝を、前記大径
吸盤の吸着面より凹んだ溝面であり、しかも、曲面形状
の溝面として形成した。また、請求項4記載の発明は、
請求項1記載の薄板の供給装置において、前記吸着部
を、軸心位置に吸気孔を設けた筒状の吸着本体と、この
吸着本体の前記薄板に対面する端部に形成した大径吸盤
とを備えた構造とするとともに、前記隙間形成部とし
て、前記大径吸盤の吸着面の一部に、前記吸気孔の開口
部と交差する径方向に連続しながら突出するリブを形成
した。
【0011】さらに、請求項5記載の発明は、請求項1
記載の薄板の供給装置において、前記吸着部を、軸心位
置に吸気孔を設けた筒状の吸着本体と、この吸着本体の
前記薄板に対面する端部に形成した大径吸盤とを備えた
構造とするとともに、前記隙間形成部として、大径吸盤
の吸着面を、薄板取出口の薄板に対向したときに平行な
面とならないように傾斜面として形成した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。なお、図10に示した構成と同一構成部
分には、同一符号を付してその説明を省略する。図1か
ら図3は、薄板の供給装置に使用されている第1実施形
態の吸着部20を示すものである。
【0013】本実施形態の吸着部20は軟質ゴム等の弾
性体であり、軸心P1 に吸気孔20aを設けた円筒形状
の円筒部20bと、この円筒部20bの端部から連続し
て形成され、吸着面20dがラベル群LBのラベル片L
に平行に対向する円盤形状の大径吸盤20cと、吸着面
20dの中央部の吸気孔20a開口部の周縁から突出し
ている小径吸盤20eとを備えた構造である。
【0014】そして、小径吸盤20eの吸着面20e1
には、周方向に間欠的に連続する複数の周溝22が形成
されているとともに、吸気孔20aの開口部と交差して
径方向に直線状に連続する直線溝24が形成されてお
り、この直線溝24により小径吸盤20aが2分割され
ている。そして、この直線溝24は、大径吸盤20cの
吸着面20dより凹んだ溝面とされ、且つその溝面が曲
面形状となるように所定の曲率半径Rで形成されてい
る。
【0015】上記構成の吸着部20を使用した薄板の供
給装置によると、吸引ブロックの吸引動作を開始する
と、1枚目のラベル片L1 (ラベル群LBのうち吸着部
14に対向しているラベル片L1 )は、小径吸盤20e
の直線溝24の溝面に密着しながら吸気孔20a側に吸
引されて膨出していくので、図3に示すように直線状に
膨出した膨出部26となり、2枚目のラベル片L2 との
間に外部と連通した隙間S2 が形成される。しかも、直
線溝24は、大径吸盤20cの吸着面20dより凹み、
しかも曲面形状の溝面となっているので、膨出部26は
大きい形状で直線状に膨出する。これにより、1枚目の
ラベル片L1 と2枚目のラベル片L1 との積層部分F2
に充分に空気が入り込むので、1枚目及び2枚目のラベ
ル片L1 、L2 が互いに離れやすくなる。したがって、
吸着部20によって1枚目のラベル片L1 のみが確実に
吸着されるので、この装置を扱うオペレータの負担を大
幅に低減させることができる。
【0016】なお、本実施形態の小径吸盤20eの吸着
面20e1 に形成した直線溝24が、本発明の請求項
2、3に記載した隙間形成部に相当する。次に、図4か
ら図6は、本発明に係る第2実施形態の吸着部30を示
すものである。本実施形態の吸着部30も軟質ゴム等の
弾性体であり、軸心P2 に吸気孔30aを設けた円筒部
30bの端部に大径吸盤32が形成されている。大径吸
盤32には、ラベル群LBのラベル片Lに対向する吸着
面34が形成されているが、この吸着面34には、吸気
孔30aの開口部と交差して径方向に連続しながら前方
に突出している2本のリブ36が形成されている。ま
た、吸着面34の中央部の吸気孔30a開口部の周縁に
は、リブ36より僅かに高い円環状の小径吸盤38が形
成されている。
【0017】上記構成の吸着部30を使用した薄板の供
給装置によると、吸引ブロックの吸引動作を開始する
と、1枚目のラベル片L1 が吸着部30に吸着される
が、大径吸盤32のリブ36がラベル片L1 に強い力で
当接し、リブ36より低い位置の吸着面34がラベル片
1 に弱い力で当接するので、図6に示すように、1枚
目のラベル片L1 のリブ36に当接していない部分が曲
がった形状となる。これにより、1枚目のラベル片L1
と2枚目のラベル片L1 との間に隙間が形成され、積層
部分にもすぐに空気が入り込むので、1枚目及び2枚目
のラベル片L1 、L 2 が互いに離れやすくなる。したが
って、吸着部30が1枚目のラベル片L1 のみを確実に
吸着するので、この装置を扱うオペレータの負担を大幅
に低減させることができる。
【0018】なお、本実施形態の吸着面34に形成した
リブ36が、本発明の請求項4に記載した隙間形成部に
相当する。次に、図7から図9は、薄板の供給装置に使
用されている第3実施形態の吸着部40を示すものであ
る。本実施形態の吸着部40も、第1及び第2実施形態
と同様に軟質ゴム等の弾性体であり、軸心P3 に吸気孔
40aを設けた円筒形状の円筒部40bと、この円筒部
40bの端部から連続して形成された大径吸盤42と、
大径吸盤42の中央部の吸気孔40a開口部の周縁から
前方に突出している小径吸盤44とを備えた構造であ
る。ここで、大径吸盤42の吸着面46は、吸着すべき
ラベル群LBのラベル片Lに対して平行面とならずに対
向するように、軸心P3 に直交する仮想面に対して所定
の角度θ3 の方向に延在する傾斜面として形成されてい
る。
【0019】上記構成の吸着部40を使用した薄板の供
給装置によると、吸引ブロックの吸引動作を開始する
と、1枚目のラベル片L1 が吸着部30に吸着される
が、軸心P3 に対して直交していない傾斜面とした吸着
面46に1枚目のラベル片L1 が密着するので、図9に
示すように、1枚目のラベル片L1 の下側に前方に曲が
った部分M3 が形成される。これにより、1枚目のラベ
ル片L1 と2枚目のラベル片L1 との間に隙間が形成さ
れ、積層部分F3 にも空気がすぐに入り込むので、1枚
目及び2枚目のラベル片L1 、L2 が互いに離れやすく
なる。したがって、吸着部40が1枚目のラベル片L1
のみを確実に吸着するので、この装置を扱うオペレータ
の負担を大幅に低減させることができる。
【0020】なお、本実施形態の傾斜面とした吸着面4
6が、本発明の請求項5に記載した隙間形成部に相当す
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によると、吸着部に設けた隙間形成部が、薄板取出口
の1枚目の薄板とこの1枚目の薄板の裏側に積層されて
いる2枚目の薄板との間に外気と連通した隙間を形成す
るので、1枚目の薄板と2枚目の薄板との積層部分に充
分に空気が入り込む。これにより、1枚目及び2枚目の
薄板どうしが互いに離れやすくなるので、本発明の吸着
部によって薄板群から薄板を確実に1枚ずつ吸着保持す
ることができ、この装置を扱うオペレータの負担を大幅
に低減させることができる。
【0022】また、請求項2記載の発明によると、1枚
目の薄板は、小径吸盤の吸盤溝の溝面に密着しながら吸
気孔側に吸引され、線状に膨出した膨出部が画成され
る。この線状の膨出部が画成されることから、1枚目の
薄板と2枚目の薄板との間に外部と連通した隙間が形成
され、1枚目の薄板と2枚目の薄板との積層部分に充分
に空気が入り込むので、1枚目及び2枚目の薄板が互い
に離れやすくなる。このように、簡単な構造で薄板群か
ら薄板を確実に1枚ずつ吸着保持することができる。
【0023】また、請求項3記載の発明によると、請求
項2記載の吸盤溝は、大径吸盤の吸着面より凹み、しか
も曲面形状の溝面となっているので、膨出部が大きい形
状となる。これにより、1枚目の薄板と2枚目の薄板と
の積層部分に即座に空気が入り込み、1枚目及び2枚目
の薄板どうしが容易に離れやすくなるので、さらに高精
度に薄板を確実に1枚ずつ吸着保持することができる。
【0024】また、請求項4記載の発明によると、大径
吸盤の吸着面に形成したリブが1枚目の薄板に強い力で
当接し、このリブより低い位置の吸着面が1枚目の薄板
に弱い力で当接するので、1枚目の薄板のリブに当接し
ていない部分が曲がった形状となる。これにより、積層
部分にもすぐに空気が入り込むので、1枚目及び2枚目
の薄板が互いに離れやすくなる。したがって、簡単な構
造で薄板群から薄板を確実に1枚ずつ吸着保持すること
ができる。
【0025】さらに請求項5記載の発明によると、1枚
目の薄板が大径吸盤の吸着面に吸着するが、その吸着面
は傾斜面として形成されているので、1枚目の薄板の一
部に曲がった部分が形成される。これにより、1枚目の
薄板と2枚目の薄板の積層部分にもすぐに空気が入り込
むので、1枚目及び2枚目の薄板が互いに離れやすくな
る。したがって、簡単な構造で薄板群から薄板を確実に
1枚ずつ吸着保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の吸着部を示す正面
図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】第1実施形態の吸着部を使用したときの薄板の
吸着状態を示す図である。
【図4】本発明に係る第2実施形態の吸着部を示す正面
図である。
【図5】図4のV −V 線矢視図である。
【図6】第2実施形態の吸着部を使用したときの薄板の
吸着状態を示す図である。
【図7】本発明に係る第3実施形態の吸着部を示す正面
図である。
【図8】図7のVIII−VIII線矢視図である。
【図9】第3実施形態の吸着部を使用したときの薄板の
吸着状態を示す図である。
【図10】薄板の供給装置の全体構成を示す図である。
【図11】従来の吸着部を示す側面図である。
【図12】従来の吸着部を示す正面図である。
【図13】従来の吸着部を使用したときの薄板の吸着状
態を示す図である。
【符号の説明】
2 ラック 4 コンベヤ 6 ラベル片配給機構(薄板配給機構) 10 旋回機 20、30、40 吸着部 20a、30a、40a 吸気孔 20b、30b、40b 円筒部(吸着本体) 20c、32、42 大径吸盤 20d、34、46 大径吸盤の吸着面 20e、38、44 小径吸盤 20e1 小径吸盤の吸着面 24 直線溝(吸盤溝) 36 リブ 46 大径吸盤の傾斜した吸着面 L1 1枚目のラベル片(1枚目の薄板) L2 2枚目のラベル片(1枚目の薄板) L3 3枚目のラベル片(3枚目の薄板) LB ラベル群(薄板群) P1 、P2 、P3 軸心 S2 隙間 M3 一枚目のラベル片の曲がった部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の薄板を積層した薄板群を保持する
    ラックと、このラックの下側に配設されて品物を搬送す
    るコンベヤと、これらラック及びコンベヤとの間に配設
    され、前記ラック内の薄板を前記品物に配給する薄板配
    給機構とを有し、当該薄板配給機構は、前記ラックの薄
    板取出口に位置する薄板に吸盤を当接して当該薄板を着
    脱自在に吸着する弾性体からなる吸着部と、この吸着部
    を前記薄板取出口に対面する位置から前記品物の上部に
    対面する位置まで旋回させる旋回機とを備えている薄板
    の供給装置において、 前記吸着部に、前記吸盤が前記薄板取出口の1枚目の薄
    板を吸着したときに、該1枚目の薄板とこの1枚目の薄
    板の裏側に積層されている2枚目の薄板との間に外気と
    連通した隙間を形成する隙間形成部を設けたことを特徴
    とする薄板の供給装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着部を、軸心位置に吸気孔を設け
    た筒状の吸着本体と、この吸着本体の前記薄板に対面す
    る端部に形成した大径吸盤と、この大径吸盤の吸着面の
    中央部に位置する前記吸気孔の開口部周縁から前記薄板
    に向けて突出する小径吸盤とを備えた構造とするととも
    に、前記隙間形成部として、前記小径吸盤の吸着面に、
    前記吸気孔の開口部と交差して径方向に連続し、且つ前
    記小径吸盤の吸着面を少なくとも2つの面に分割する吸
    盤溝を形成したことを特徴とする請求項1記載の薄板の
    供給装置。
  3. 【請求項3】 前記吸盤溝を、前記大径吸盤の吸着面よ
    り凹んだ溝面であり、しかも、曲面形状の溝面として形
    成したことを特徴とする請求項2記載の薄板の供給装
    置。
  4. 【請求項4】 前記吸着部を、軸心位置に吸気孔を設け
    た筒状の吸着本体と、この吸着本体の前記薄板に対面す
    る端部に形成した大径吸盤とを備えた構造とするととも
    に、前記隙間形成部として、前記大径吸盤の吸着面の一
    部に、前記吸気孔の開口部と交差する径方向に連続しな
    がら突出するリブを形成したことを特徴とする請求項1
    記載の薄板の供給装置。
  5. 【請求項5】 前記吸着部を、軸心位置に吸気孔を設け
    た筒状の吸着本体と、この吸着本体の前記薄板に対面す
    る端部に形成した大径吸盤とを備えた構造とするととも
    に、前記隙間形成部として、大径吸盤の吸着面を、薄板
    取出口の薄板に対向したときに平行な面とならないよう
    に傾斜面として形成したことを特徴とする請求項1記載
    の薄板の供給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103971A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Heidelberger Druckmas Ag パイルの版を1枚ずつに分離する装置および方法
WO2010008390A1 (en) * 2008-07-17 2010-01-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Suction cups for ink-based printers
JP2018020895A (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 株式会社東京自働機械製作所 シート供給装置

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