JP2018020312A - 機能液吐出装置及び機能液吐出位置補正方法 - Google Patents

機能液吐出装置及び機能液吐出位置補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機能液を吐出するノズルヘッドが複数設けられたキャリッジを備えた機能液吐出装置において機能液の吐出位の精度を向上させる。
【解決手段】機能液吐出装置1は、ワークWを走査させ、該ワークW上に機能液を吐出して描画する。該装置1は、ワークWに機能液を吐出するノズルヘッド24が複数設けられると共に、該ヘッド24をθ軸方向に回転させる回転機構を有するキャリッジ23と、ワークWを撮像する撮像部と、回転機構及び吐出タイミングをノズルヘッド24毎に制御する制御部150とを備える。制御部150は、装置1に対し位置合わせされて固定されたキャリッジ23のノズルヘッド24から、ワークW上に機能液を吐出させ、該機能液の撮像部での撮像結果に基づいて、当該ヘッド24の回転機構及び吐出タイミングを制御し、当該ヘッド24のθ軸方向の位置合わせ及び走査方向の機能液の吐出位置の調整を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークに機能液を吐出して描画する機能液吐出装置及び当該機能液吐出装置の機能液吐出位置補正方法に関する。
従来、機能液を使用してワークに描画を行う装置として、当該機能液を液滴にして吐出するインクジェット方式の機能液吐出装置が知られている。機能液吐出装置は、例えば有機EL装置、カラーフィルタ、液晶表示装置、プラズマディスプレイ(PDP装置)、電子放出装置(FED装置、SED装置)等の電気光学装置(フラットパネルディスプレイ:FPD)を製造する際など、広く用いられている。
機能液吐出装置においては、機能液の吐出位置の正確性が要求される。しかし、従来、機能液を吐出する吐出ヘッドの取り付け位置の調整機構はなく、吐出ヘッドの取り付け位置すなわち吐出ヘッドからの機能液の吐出位置は、該吐出ヘッドの機械加工精度によって決定されていた。そのため、吐出ヘッドからの機能液の吐出位置すなわち着弾位置の精度が十分でない場合があった。
機能液の液滴の着弾精度を上げるため、特許文献1では、複数の機能液吐出ヘッドを支持する単一のキャリッジを備えた機能液吐出装置において、機能液吐出ヘッドが、該機能液吐出ヘッドをキャリッジの面方向に移動可能な位置調整手段を介して、キャリッジに固定されている。
また、特許文献2では、複数のキャリッジそれぞれに複数の機能液吐出ヘッドを備える機能液吐出装置において、着弾誤差を簡単に補正するために、以下の構成を採用している。すなわち、アライメント用吐出パターンデータにより、機能液吐出ヘッドから機能液を吐出させて、ワーク上の検査領域に、副走査方向に連続する機能液の液滴のドットラインを描画し、各キャリッジに対応するドットラインをそれぞれ撮像し、設計基準からの着弾誤差を認識する。そして、着弾誤差の認識結果に基づいて各キャリッジの相対位置を補正する。
なお、機能液吐出装置において、特許文献2のように、各キャリッジに複数の機能液吐出ヘッドを設け、複数のキャリッジを搭載するように構成することにより、機能液吐出ヘッドのメンテナンスを容易としている。
特開2005−246130号公報 特開2006−44059号公報
上述のように、機能液の液滴の着弾精度を向上させる必要があるが、特許文献1に記載の方法では、キャリッジの位置合わせが行われないため、機能液吐出ヘッドの取り付け位置の調整幅が大きくなることがある。そのため、該取り付け位置の調整手段を大きくする必要がある。また、キャリッジ上に機能液吐出ヘッドが複数設けられているが、機能液吐出ヘッド間のスペースは限られている。したがって、特許文献1に記載の方法では上記調整手段をキャリッジ上に搭載できないため、実際は機能液の着弾位置を調整するのは困難である。
また、特許文献2に記載の方法では、各キャリッジ内で機能液吐出ヘッドの位置合わせが行われていないため、機能液の着弾位置の精度が十分でない場合がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ワークに機能液を吐出する機能液吐出ヘッド(ノズルヘッド)が複数設けられたキャリッジを備えた機能液吐出装置において、機能液の吐出位置/着弾位置の精度を向上させることを目的とする。
前記の目的を達成するため、ワークを走査させ、該ワーク上に機能液を吐出して描画する機能液吐出装置であって、複数の吐出ノズルを介して前記ワークに前記機能液を吐出するノズルヘッドが複数設けられた搭載面を有すると共に、少なくとも該搭載面の垂線周りの前記ノズルヘッドの傾きを調整する調整機構を前記ノズルヘッド毎に有するキャリッジと、少なくとも前記ワーク上の液滴を撮像する撮像部と、前記ノズルヘッド毎に、前記調整機構及び吐出タイミングを制御する制御部と、を備え、該制御部は、前記ワークに対し位置合わせされて固定されたキャリッジの前記ノズルヘッドから、前記ワーク上に前記機能液を吐出させ、該機能液の前記撮像部での撮像結果に基づいて、当該ノズルヘッドの調整機構及び吐出タイミングを制御し、当該ノズルヘッドの、前記垂線周りの傾き及び前記ワークの走査方向に係る前記機能液の吐出位置の調整を行うことを特徴としている。
本発明によれば、ノズルヘッド毎に吐出位置調整を行うため、液滴の吐出位置の精度が非常に高い。また、キャリッジの位置合わせ後に、ノズルヘッドの吐出位置調整を行うため、ノズルヘッドの調整幅が小さいので、該調整用の機構が小型であり、該調整用の機構をキャリッジ上に搭載することができる。したがって、精度の高い吐出位置調整を行う確実に行うことができる。
前記制御部が、前記ノズルヘッドの複数の吐出ノズルを介して吐出された前記ワーク上の機能液群の前記撮像部での撮像結果に基づいて、当該機能液群の傾きを算出し、該傾きに基づいて、当該ノズルヘッドの前記垂線周りの傾きを調整してもよい。
前記制御部は、前記ワーク上の所定のマークの前記撮像部での撮像結果に基づいて基準線を決定し、前記機能液群の傾きは、前記基準線に対する傾きであってもよい。
前記制御部は、前記基準線から前記機能液群までの距離に基づいて、前記ノズルヘッドの吐出タイミングを制御してもよい。
前記制御部は、前記キャリッジの位置合わせ並びに前記ノズルヘッドの前記垂線周りの傾き及び前記走査方向に係る前記機能液の吐出位置の調整を、前記ワーク毎に行ってもよい。
前記制御部は、前記キャリッジの位置合わせを所定時間毎または所定時刻に行い、前記ノズルヘッドの前記垂線周りにお傾き及び前記走査方向に係る前記機能液の吐出位置の調整を前記ワーク毎に行ってもよい。
前記キャリッジの移動及び/または回転を行う位置合わせ機構をさらに備え、前記制御部は、さらに前記位置合わせ機構を制御するものであり、前記キャリッジの複数の前記ノズルヘッドから、前記ワーク上に前記機能液を吐出させ、該機能液の前記撮像部での撮像結果に基づいて、前記位置合わせ機構を制御し、当該キャリッジの位置合わせを行ってもよい。
前記制御部は、前記ノズルヘッドの複数の吐出ノズルから吐出された前記ワーク上の機能液群の前記撮像部での撮像結果に基づいて、当該機能液群の傾きを算出し、該算出した傾きの平均値に基づいて、当該キャリッジの位置合わせを行ってもよい。
前記撮像部は、前記ノズルヘッドの前記吐出ノズルから吐出された、前記ワークのアクティブエリア外の前記機能液を撮像するものでもよい。
前記調整機構は、前記搭載面と平行な第1の方向に前記ノズルヘッドを移動させる力を付与する第1の位置決め機構と、前記搭載面と平行であり且つ前記第1の方向と直交する第2の方向に前記ノズルヘッドを移動させると共に、前記搭載面の垂線を回転軸として時計回り及び反時計回りに前記ノズルヘッドを回転させる力を付与する第2の位置決め機構と、少なくとも、前記第2の位置決め機構からの力による、前記ノズルヘッドの前記第2の方向への移動と、前記ノズルヘッドの時計回りまたは反時計回りの回転と、を抑制する第3の位置決め機構と、を有するものでもよい。
前記第3の位置決め機構は、前記第2の方向へノズルヘッドを移動させると共に、前記搭載面の垂線を回転軸として反時計回りまたは時計回りに前記ノズルヘッドを回転させる力を付与してもよい。
前記キャリッジは、前記ノズルヘッドが取り付けられ当該キャリッジに固定されるベースを有し、該ベースは、前記第2の方向正側の端面における所定の部分に、前記第2の方向に沿って凹む奥細り形状の第1の凹部を有し、前記第2の方向正側の端面における前記第1の凹部と対向する部分から前記第1の方向に関して離間した部分に、前記第2の方向に沿って凹む奥細り形状の第2の凹部を有し、前記第1の位置決め機構は、前記ベースの前記第1の方向正側の端面に前記第1の方向正側から当接する第1の当接ピンと、前記ベースの前記第1の方向負側の端面における前記第1の当接ピンと対向する部分に前記第1の方向負側から当接する第2の当接ピンとを有し、前記第2の位置決め機構は、前記ベースの前記第1の凹部に当接する第1の楔と、前記ベースの前記第2の凹部に当接する第2の楔とを有し、前記第3の位置決め機構は、前記ベースの前記第2の方向正側の端面における前記第2の凹部と対向する部分に前記第2の方向正側から当接する第3の当接ピンと、前記ベースの前記第2の方向負側の端面における前記1の凹部と対向する部分に前記第2の方向負側から当接する第4の当接ピンとを有してもよい。
前記第1の楔と当接する前記第1の凹部における前記ベースの中央側の面及び前記第2の楔と当接する前記第2の凹部における前記ベースの中央側の面は、前記第1の方向及び前記第2の方向いずれに対しても非平行であってもよい。
別な観点による本発明は、ワークを走査させ、該ワーク上に機能液を吐出して描画する機能液吐出装置の液滴吐出位置調整方法あって、前記ワークに前記機能液を吐出するノズルヘッドが搭載面に複数設けられたキャリッジを、前記ワークに対し位置合わせして固定するキャリッジ位置合わせ工程と、位置合わせされて固定された前記キャリッジ上の前記ノズルヘッドから、前記ワーク上に前記機能液を吐出させ、該機能液を撮像部で撮像する撮像工程と、前記撮像部での撮像結果に基づいて、前記キャリッジに前記ノズルヘッド毎に設けられた調整機構を制御し、前記搭載面の垂線周りの当該ノズルヘッドの傾きを調整すると共に、前記ノズルヘッドの吐出タイミングを制御し、当該ノズルヘッドの走査方向に係る前記機能液の吐出位置の調整を行う吐出位置調整工程と、を含むことを特徴としている。
本発明によれば、ワークに機能液を吐出するノズルヘッドが複数設けられたキャリッジを備えた機能液吐出装置において、機能液の吐出位置/着弾位置の精度を向上させることができる。
本実施形態に係る機能液吐出装置の一例の構成の概略を示す模式側面図である。図1の機能液吐出装置が備えるキャリッジの構成の概略を示す模式平面図である。 図1の機能液吐出装置の模式平面図である。 図1の機能液吐出装置が備えるキャリッジの構成の概略を示す模式平面図である。 図1の機能液吐出装置が備えるステージであって、ワークが載置された状態のものの模式平面図である。 図4のワークの部分Aの部分拡大図である。 ノズルヘッドの吐出位置調整方法を説明するための図である。 ノズルヘッドの吐出位置調整方法を説明するための図である。 ノズルヘッドのθ軸方向の位置合わせの具体例を示す図である。 θ軸方向の位置合わせ後のノズルヘッドから液滴を吐出した場合の様子を示す図である。 描画タイミングデータの補正後のノズルヘッドから液滴を吐出した場合の様子を示す図である ノズルヘッドの調整機構の他の例を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
先ず、本発明の実施の形態に係る機能液吐出装置の構成について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る機能液吐出装置の一例の構成の概略を示す模式側面図である。図2は、図1の機能液吐出装置の模式平面図である。図3は、図1の機能液吐出装置が備えるキャリッジの構成の概略を示す模式平面図である。図4は、図1の機能液吐出装置が備えるステージであって、ワークが載置された状態のものの模式平面図である。図5は、図4のワークの部分Aの部分拡大図である。
なお、以下においては、ワークの主走査方向をX軸方向、主走査方向に直交する副走査方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する鉛直方向をZ軸方向、Z軸方向回りの回動方向をθ方向とする。
機能液吐出装置1は、図1及び図2に示すように、主走査方向(X軸方向)に延在して、ワークWを主走査方向に移動させるX軸テーブル10と、X軸テーブル10を跨ぐように架け渡され、副走査方向(Y軸方向)に延在する一対のY軸テーブル11、11とを有している。X軸テーブル10の上面には、一対のX軸ガイドレール12、12がX軸向に延伸して設けられ、各X軸ガイドレール12には、X軸リニアモータ(図示せず)が設けられている。各Y軸テーブル11の上面には、Y軸ガイドレール13がY軸方向に延伸して設けられ、当該Y軸ガイドレール13には、Y軸リニアモータ(図示せず)が設けられている。
一対のY軸テーブル11、11には、キャリッジユニット20と撮像ユニット30が設けられている。X軸テーブル10上には、ワークステージ40が設けられている。X軸テーブル10の外側(Y軸負方向側)であって、一対のY軸テーブル11、11の間には、メンテナンスユニット50が設けられている。
キャリッジユニット20は、Y軸テーブル11において、複数、例えば10個設けられている。各キャリッジユニット20は、キャリッジプレート21と、キャリッジ回動機構22と、キャリッジ23と、ノズルヘッド24とを有している。
キャリッジプレート21は、金属製のプレートから成り、Y軸ガイドレール13に取り付けられ、当該Y軸ガイドレール13に設けられたY軸リニアモータによってY軸方向に移動自在になっている。なお、複数のキャリッジプレート21を一体としてY軸方向に移動させることも可能である。
キャリッジプレート21の下面の中央には、キャリッジ回動機構22が設けられ、当該キャリッジ回動機構22の下端部にキャリッジ23が着脱自在に取り付けられている。キャリッジ23は、キャリッジ回動機構22によってθ方向に回動自在になっている。
キャリッジ23の下面の搭載面23aには、図3に示すように、複数のノズルヘッド24が設けられている。ノズルヘッド24は、本実施形態の説明の容易化のため、6個のみ示されているが、実際は例えば12個設けられている。6個のノズルヘッド24は、Y方向から視て互いに重なることなく連続し、X方向から視て各ヘッド24の端部が当該ヘッド24に隣接するヘッド24の端部と重なるように、下方視階段状に設けられている。
また、ノズルヘッド24は、それぞれの下面すなわちノズル面に複数(本例では10個)の吐出ノズル24aが形成されており、当該吐出ノズル24aを介して機能液を吐出する。吐出ノズル24aは、Y軸方向に沿って連続的に設けられている。
さらに、各ノズルヘッド24のY軸方向負側の端部におけるX軸方向負側の側面に対して、押圧部25が設けられている。また、各ノズルヘッド24のY軸方向正側の端面に対しピン26が設けられている。押圧部25での押圧量を変化させることにより、ピン26を中心にノズルヘッド24をθ軸方向に回転させることができ、すなわち、キャリッジ23の搭載面23aの垂線周りの傾きを調整することができるようになっている。つまり、キャリッジ23の搭載面23aの垂線周りに係る各ノズルヘッド24の傾きを調整する本発明に係る「調整機構」はこれら押圧部25とピン26により構成される。
各ノズルヘッド24の押圧部25に対向する部分、すなわち、各ノズルヘッド24のY軸方向負側の端部におけるX軸方向正側の側面に対して、当該端部をX軸方向負側に付勢する、弾性部材を有する付勢部を設けてもよい。なお、押圧部25は例えばピエゾ素子で構成することができる。また、ピン26は、ノズルヘッド24を回動可能に支持する支持部材であってもよい。
そして、キャリッジ23の下面には該キャリッジの位置決めのためのキャリッジ基準マーク27が設けられている。
図1及び図2の説明に戻る。
撮像ユニット30は、撮像部としての吐出検査カメラ31を有している。吐出検査カメラ31は、キャリッジ23に対してX軸正方向側に配置されている。
吐出検査カメラ31は、ワークWを撮像し、具体的には、ワークW上に検査吐出された液滴の着弾ドットやワークW上の後述の基準マークを撮像する。吐出検査カメラ31は、例えばラインセンサである。吐出検査カメラ31は、一対のY軸テーブル11、11のうち、X軸正方向側のY軸テーブル11の側面に設けられたベース32に支持されている。そして、吐出検査カメラ31の直下に、ワークステージ40が案内された際、吐出検査カメラ31は、ワークステージ40上のワークWに着弾された液滴によるパターンを撮影することができる。
なお、ベース32に吐出検査カメラ31を移動させる移動機構を設けて、吐出検査カメラ31をY軸方向に移動自在としてもよい。
ワークステージ40は、例えば真空吸着ステージであり、ワークWを吸着して載置する。ワークステージ40は、当該ワークステージ40の下面側に設けられたステージ回動機構41によって、θ方向に回動自在に支持されている。なお、Y軸テーブル11のX軸負方向側であって、ワークステージ40の上方には、ワークステージ40上のワークWのアライメントマークを撮像するワークアライメントカメラ(図示せず)が設けられている。そして、ワークアライメントカメラで撮像された画像に基づいて、ステージ回動機構41により、ワークステージ40に載置されたワークWのθ方向の位置が補正される。
なお、ワークアライメントカメラを設けずに吐出検査カメラ31を用いてワークWのθ方向の位置を補正してもよい。
ワークステージ40とステージ回動機構41は、ステージ回動機構41の下面側に設けられたX軸スライダ42に支持されている。X軸スライダ42は、X軸ガイドレール12に取り付けられ、当該X軸ガイドレール12に設けられたX軸リニアモータによってX軸方向に移動自在になっている。そして、ワークステージ40(ワークW)も、X軸スライダ42によってX軸ガイドレール12に沿ってX軸方向に移動自在になっている。
ワークステージ40上に載置されるワークWは、例えばG8.5ガラス基板である。ワークWは、図4に示すように、描画用の機能液が吐出される6つのアクティブエリアW1が指定されており、各アクティブエリアW1の周囲は、少なくとも描画時には機能液が吐出されないダミー領域W2となっている。また、ワークWには、当該ワークWのθ方向の位置調整のためのアライメントマークW3が設けられている。
さらに、ワークWのX方向正側であってY方向負側のアクティブエリアW1の周囲のダミー領域W2には、図5に示すように、キャリッジ23のノズルヘッド24の吐出位置調整のための基準マークW4が2つ形成されている。具体的には、基準マークW4は、当該アクティブエリアW1におけるX軸方向正側の端部の周囲のダミー領域W2に2つ形成され、また、2つの基準マークW4はY軸方向に整列されると共に間に当該アクティブエリアW1を挟むように設けられている。基準マークW4の利用方法については後述する。
再び、図1及び図2の説明に戻る。
メンテナンスユニット50は、ノズルヘッド24のメンテナンスを行い、当該ノズルヘッド24の吐出不良を解消する。
以上の機能液吐出装置1には、制御部150が設けられている。制御部150は、例えばコンピュータであり、データ格納部(図示せず)を有している。データ格納部には、例えばワークWに吐出される液滴を制御し、当該ワークWに所定のパターンを描画するための描画データ(ビットマップデータ)などが格納されている。また、制御部150は、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、機能液吐出装置1における各種処理を制御するプログラムや、駆動系の動作を制御するプログラムなどが格納されている。
なお、前記データや前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御部150にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成された機能液吐出装置1を用いて行われるワークWへの描画処理について簡単に説明する。以下の説明では、X軸テーブル10上において、Y軸テーブル11よりX軸負方向側のエリアを搬入出エリアA1といい、一対のY軸テーブル11、11間のエリアを処理エリアA2といい、Y軸テーブル11よりX軸正方向側のエリアを待機エリアA3という。
先ず、搬入出エリアA1にワークステージ40を配置し、搬送機構(図示せず)により機能液吐出装置1に搬入されたワークWが当該ワークステージ40に載置される。続いて、ワークアライメントカメラによってワークステージ40上のワークWのアライメントマークW3が撮像される。そして、当該撮像された画像に基づいて、ステージ回動機構41により、ワークステージ40に載置されたワークWのθ方向の位置が補正され、ワークWのアライメントが行われる(ステップS1)。
その後、X軸スライダ42によって、ワークステージ40を搬入出エリアA1から処理エリアA2に移動させる。処理エリアA2では、まず、ワークWに対して、ノズルヘッド24の吐出位置の調整を行うためのパターン(位置調整パターン)が描画される。そして、この位置調整パターンに基づくノズルヘッド24の吐出位置調整を行った後、X軸スライダ42によってワークWを待機エリアA3側に移動させ、ワークWへの描画データに基づく描画を開始させる。そして、ワークWをX軸方向に往復動させると共に、キャリッジユニット20を適宜、Y軸方向に移動させて、描画データに基づく所定のパターンがワークWに描画される(ステップS2)。ノズルヘッド24の吐出位置調整方法については後述する。
その後、ワークステージ40を待機エリアA3から搬入出エリアA1に移動させる。ワークステージ40が搬入出エリアA1に移動すると、描画処理が終了したワークWが機能液吐出装置1から搬出される(ステップS3)。
続いて、次のワークWが機能液吐出装置1に搬入され、上述のステップS1〜S3が繰り返される。
以上のように描画を行う機能液吐出装置1では、キャリッジ23の位置合わせと、ノズルヘッド24の吐出位置調整との両方を行う。特に、機能液吐出装置1では、キャリッジ23の位置合わせ後、ノズルヘッド24の吐出位置調整を行う。これら位置合わせ及び吐出位置調整について以下説明する。
キャリッジ23の位置合わせは、以下のようにして行われる。すなわち、ワークステージ40には、キャリッジ23を撮像するキャリッジアライメントカメラ(図示せず)が設けられており、機能液吐出装置1は、キャリッジ23の下面のキャリッジ基準マーク27をキャリッジアライメントカメラで撮像する。そして、機能液吐出装置1は、撮像結果に基づいて、キャリッジ回動機構22を制御し、キャリッジ23を回転させ、キャリッジ23のθ方向の位置を補正して、ワークステージ40すなわちワークWに対するキャリッジ23の位置合わせを行い、その後キャリッジ23を固定する。この位置合わせは、例えば、機能液吐出装置1の立ち上げ時やキャリッジ23の交換時に行うことができ、また、24時間毎など所定間隔毎に行ってもよいし、始業時等に行うようにしてもよい。なお、この位置合わせはキャリッジ23毎に行われる。
図6及び図7は、ノズルヘッド24の吐出位置調整方法を説明するための図である。
ノズルヘッド24の吐出位置調整の際は、まず、機能液吐出装置1は、上述のように位置合わせされたキャリッジ23のノズルヘッド24から、図6に示すように、ワークWのダミー領域W2に機能液の液滴を吐出させ、位置合わせ用の液滴パターンを形成する。
具体的には、機能液吐出装置1は、位置合わせして固定したキャリッジ23の全ノズルヘッド24の全ての吐出ノズル24aから機能液を吐出し、ノズルヘッド24毎に、位置合わせパターンとなる液滴群/機能液群EをワークWのダミー領域W2に形成する。なお、位置合わせ用の描画データは、吐出ノズル24aが全て所望の位置にあれば該吐出ノズル24aから吐出される全ての液滴が直線状に並ぶようなデータであるが、キャリッジ23に対する吐出ノズル24aの角度は該ノズル24aごとに異なるため、図のように吐出ノズル24aから実際に吐出されるは直線状とならない。
次に、機能液吐出装置1は、ワークW上に形成された位置合わせ用の液滴パターンを吐出検査カメラ31で撮像する。この際、吐出検査カメラ31でワークW上の基準マークW4も撮像する。
次いで、機能液吐出装置1は、吐出検査カメラ31での撮像結果に基づいて、各ノズルヘッド24に対して設けられた押圧部25を制御し、キャリッジ23の搭載面23aの垂線周りに係る各ノズルヘッド24の傾きの調整、すなわち、各ノズルヘッド24のθ軸方向の位置合わせを行う。また、機能液吐出装置1は、上記撮像結果に基づいて、各ノズルヘッド24からの主走査方向すなわちX軸方向に係る機能液の吐出位置を調整する。
より具体的には、機能液吐出装置1(の制御部150)は、撮像結果に基づいて、ノズルヘッド24毎に、図7に示すように、当該ヘッド24から吐出された液滴群Eを代表する線分Lを作成する。この線分Lの作成には最小二乗法による直線近似を使用することができる。また、機能液吐出装置1は、撮像結果に基づいて、基準マークW4間の線分(以下、基準線分)Lを作成する。そして、機能液吐出装置1は、基準線分Lに対する各液滴群Eを代表する線分Lの角度を、液滴群E毎すなわちノズルヘッド24毎に算出する。また、機能液吐出装置1は、液滴群E毎に、該液滴群Eを代表する線分Lから基準線分Lまでの距離dを算出する。この距離dは例えば、該当する液滴群Eを構成する液滴のうちピン26(図3参照)側の液滴E1から、基準線分Lまでの距離であり、また、液滴群Eを代表する線分Lにおける上記液滴E1に最も近い部分から上記基準線分Lまでの距離であってもよい。
そして、機能液吐出装置1は、上記線分Lの角度の算出結果に基づいて、押圧部25を制御し、当該線分Lが代表する液滴群Eに対応するノズルヘッド24を上記角度分回転させる。
図8は、ノズルヘッド24のθ軸方向の位置合わせの具体例を示す図である。
図8(A)及び(B)はそれぞれθ軸方向の位置合わせ前及び後のノズルヘッド24の様子を示し、図8(a)及び(b)はそれぞれ図8(A)及び(B)のノズルヘッドから吐出される液滴群Eの様子を示す。なお、図中仮想線で示されたL´は、線分Lを平行移動したものである。
図8(A)のθ軸方向の位置合わせ前のノズルヘッド24から図8(a)の液滴群Eが吐出されたとき、機能液吐出装置1は、押圧部25を制御し、上記液滴群Eを代表する線分Lの基準線分Lに対する角度α分ノズルヘッド24を回転させ、図8(B)のような状態になるようにする。これにより、位置合わせ後のノズルヘッド24から吐出した液滴群Eを、すなわち該液滴群Eを代表する線分Lを、図8(b)に示すように、基準線分Lと平行にし、すなわち、上記液滴群Eを代表する線分Lの基準線分Lに対する角度を0°とすることができる。
図9は、θ軸方向の位置合わせ後のノズルヘッド24から液滴を吐出した場合の様子を示す図である。なお、実際はθ軸方向の位置合わせ後にノズルヘッド24から吐出は行わない。
各ノズルヘッド24について上述のθ軸方向の位置合わせを行うことで、図9に示すように、液滴群Eを代表する線分Lを全て基準線分Lに対して平行にすること、すなわち、全てのノズルヘッド24について該ノズルヘッド24から吐出する液滴群Eを基準線分Lに対して平行にすることができる。
しかし、位置合わせ後のノズルヘッド24から吐出された液滴群Eを代表する線分Lから基準線分Lまでの距離dすなわち主走査方向の機能液の吐出位置はノズルヘッド24毎に異なる。したがって、機能液吐出装置1の制御部150は、液滴群Eを代表する線分Lから基準線分Lまでの距離dに基づいて、該距離dとなる線分Lが代表する液滴群Eのノズルヘッド24について、描画タイミングデータを補正する。距離dが所定値より大きければ、描画タイミングが遅くなるよう描画タイミングデータを補正し、距離dが所定値より小さければ、描画タイミングが早くなるよう描画タイミングデータを補正する。これにより、ノズルヘッド24の主走査方向の機能液の吐出位置についても調整することができる。
図10は、描画タイミングデータの補正後のノズルヘッド24から液滴を吐出した場合の様子を示す図である。なお、実際は描画タイミングデータの補正後にノズルヘッドから吐出は行わない。
各ノズルヘッド24について描画タイミングすなわち主走査方向の機能液の吐出位置の補正を行うことで、図10に示すように、ノズルヘッド24群から直線状に液滴を吐出することができる。
描画タイミングデータに代えて描画データ自体を補正するようにしてもよい。
なお、いずれの液滴群がいずれのノズルヘッド24に対応するかは、液滴群Eの形成領域で決定することができる。また、位置合わせパターンの形成の際、ノズルヘッド24毎に吐出する機能液の色を異ならせ、撮像された液滴群Eの色に基づいて、いずれの液滴群Eがいずれのノズルヘッド24に対応するかを判断するようにしてもよい。
以上のようなノズルヘッド24の吐出位置調整は、ワーク毎に行われる。
以上のように、機能液吐出装置1では、ノズルヘッド24毎に吐出位置調整を行うため、液滴の吐出位置の精度が非常に高い。また、キャリッジ23の位置合わせ後に、ノズルヘッド24の吐出位置調整を行うため、ノズルヘッド24の調整幅が小さいので、該調整用の機構が小型であり、問題なくキャリッジ23上に搭載することができる。
なお、副走査方向については、θ軸方向や主走査方向に比べて吐出位置の精度が求められないため、機能液吐出装置1では副走査方向の吐出位置の精度は機械的取り付け精度で確保している。
また、機能液吐出装置1において、ノズルヘッド24の吐出位置調整後にキャリッジ23の位置合わせを行うのではなく、キャリッジ23の位置合わせ後にノズルヘッド24の吐出位置調整を行うようにしたのは以下の理由のためである。すなわち、前者の場合、ノズルヘッド24の吐出位置調整により直線的に液滴を着弾させることができるようになる。しかし、キャリッジ23の回転機構の回転中心位置が精度良くキャリッジ23の中心と一致しないため、ノズルヘッド24の調整後に、回転によりキャリッジ23の位置合わせを行うと、位置合わせ後の液滴は直線とならない場合があるからである。
以上の例では、キャリッジ23の位置合わせは、キャリッジ23の下面のキャリッジ基準マーク27を基準に行うようにしていた。
しかし、キャリッジ23の位置合わせについても、ノズルヘッド24の位置合わせと同様に、液滴を吐出したものを撮像し、撮像結果に基づいて、キャリッジ回動機構22を制御し、キャリッジ23のθ軸方向の位置合わせをするようにしてもよい。
この液滴の撮像結果に基づくキャリッジの位置合わせを行う際、キャリッジ23の位置合わせ用の液滴とノズルヘッド24の位置合わせ用の液滴とは同じものを使用してもよい。この場合の位置合わせの順序は、ノズルヘッド24の位置合わせ前にまずキャリッジ23の位置合わせを行い、その後、ノズルヘッド24の位置合わせを行う。
具体的には、機能液吐出装置1は、撮像結果に基づいて、ノズルヘッド24毎に、当該ヘッド24から吐出された液滴群Eを代表する線分Lを作成する。また、機能液吐出装置1は、線分Lに対する各液滴群Eを代表する線分Lの角度を液滴群E毎に算出する。そして、機能液吐出装置1は、上記算出された線分Lの角度の平均値を算出し、該平均値に基づいて、キャリッジ回動機構22を制御し、キャリッジ23を回転させる。これにより、キャリッジ23のθ軸方向の位置合わせを行うことができる。
なお、撮像結果に基づいてキャリッジ23の位置合わせを行う場合は、キャリッジ基準マーク27を用いて位置合わせを行う場合と同様に、機能液吐出装置1の立ち上げ時等の所定のタイミングや所定間隔毎、所定時間に行ってもよいし、ワークW毎に行ってもよい。
キャリッジ23の位置合わせとノズルヘッド24の吐出位置の調整の両方をワークW毎に行う場合、同一ワークWの同一ダミー領域W2に位置合わせ用と調整用の両方の液滴を吐出するのが困難なときは、実際に描画するワークWではなく、描画用とは別のワークWに位置合わせ用の液滴を吐出してもよい。
なお、ノズルヘッド24の吐出位置調整のみを撮像結果に基づいて行う場合や、撮像結果に基づくキャリアの位置合わせをワークW毎でなく所定のタイミング等で行う場合も、上記別のワークWに吐出位置調整用または位置合わせ用の液滴を吐出するようにしてもよい。
図11は、ノズルヘッドの調整機構の他の例を説明する図である。
本例の調整機構は、ベース60と、当接ピン70X1、70X2、72Y1、72Y2と、楔71θ1、71θ2とを有する。
ベース60は、ノズルヘッド24が取り付けられるものであり、平面視長方形状を有する。ベース60に対するノズルヘッド24の取り付けは、例えば、ノズルヘッド24のノズル群24agがベース60の短辺に沿って並ぶように、行われる。なお、ノズルヘッド24の両側にはベース60への取り付け用のリブ24bが設けられており、該リブ24bがネジ等によりベース60に固定されることにより、ノズルヘッド24がベース60に取り付けられる。
当接ピン70X1、70X2は、キャリッジ23の搭載面23aと平行な第1の方向(本例では、X軸方向)にノズルヘッド24を移動させる力を付与する「第1の移動機構」を構成するものである。
楔71θ1、71θ2は、キャリッジ23の搭載面23aと平行であり且つ上記第1の方向と直交する第2の方向(本例では、Y軸方向)にノズルヘッド24を移動させると共にキャリッジ23の搭載面23aの垂線を回転軸としてθ軸方向すなわち時計回り及び反時計回りに(本例では反時計回りに)ノズルヘッド24を回転させる力を付与する「第2の移動機構」を構成するものである。
当接ピン72Y1、72Y2は、楔71θ1、71θ2からの力による、ノズルヘッド24のY軸方向への移動と、ノズルヘッド24の時計回りの回転を抑制する「第3の位置決め機構」を構成するものである。また、当接ピン72Y1、72Y2は、Y軸方向へノズルヘッド24を移動させると共に、キャリッジ23の搭載面23aの垂線を回転軸として反時計回りにノズルヘッド24を回転させる力を付与する。
また、ベース60は、Y方向正側の端面における所定の部分(本例ではX軸方向負側の端部)に、Y軸方向に沿って凹む奥細り形状の第1の凹部61を有する。なお、奥細りとは、奥側になるほど細くなることをいう。さらに、ベース60は、Y軸方向負側の端面における第1の凹部61と対向する部分から第1の方向に関して離間した部分(本例でX軸方向正側の端部)に、Y軸方向に沿って凹む奥細り形状の第2の凹部62を有する。
また、当接ピン70X1は、ベース60のX方向正側の端面にX方向正側から当接する本発明に係る「第1の当接ピン」に相当する。また、当接ピン70X2は、ベース60のX方向負側の端面における当接ピン70X1と対向する部分にX方向負側から当接する本発明に係る「第2の当接ピン」に相当する。
さらに、当接ピン72Y1は、ベース60のY軸方向正側の端面における第2の凹部62と対向する部分にY軸方向正側から当接する本発明に係る「第3の当接ピン」に相当する。当接ピン72Y2は、ベース60のY軸方向負側の端面における第1の凹部61と対向する部分にY軸方向負側から当接する本発明に係る「第4の当接ピン」に相当する。
当接ピン70X1、70X2、72Y1、72Y2のベース60との当接面は、ベース60方向に凸の曲面により形成されている。
楔71θ1は、第1の凹部61に当接する本発明に係る「第1の楔」に相当する。楔71θ2は、ベース60の第2の凹部62に当接する本発明に係る「第2の楔」に相当する。
楔71θ1は、第1の凹部61に対応した形状を有するが、その先端が、少なくともノズルヘッド24の固定未完了時には第1の凹部61の奥端に当接しない形状を有する。同様に、楔71θ2は、第2の凹部62に対応した形状を有するが、その先端が、少なくともノズルヘッド24の固定未完了時には第2の凹部62の奥端に当接しない形状を有する。
また、楔71θ1及び楔71θ2は、例えば、剛性を有する楔本体71aに、可撓性を有する撓み部71bが固定されたものである。楔本体71aは平面視三角形状を有し、撓み部71bは、板状部材を略L字形状または略逆L字形状を成すように曲げることにより形成される。さらに、楔本体71aがベース60のX軸方向における中央側に位置し、撓み部71bがベース60のX軸方向における外側に位置するように、楔本体71aに対して撓み部71bが固定される。
当接ピン70X1、70X2、当接ピン72Y1、72Y2、楔71θ1、71θ2のベース60とは反対側の面は、例えばピエゾ素子などからなる押圧部により押されている。この押圧部からのX軸方向の力で当接ピン70X1、70X2は移動し、押圧部からのY軸方向の力で、当接ピン72Y1、72Y2、楔71θ1、71θ2は移動する。
上述のような楔71θ1、71θ2が当接する、ベース60の第1及び第2の凹部61、62は、二つの斜面63、64を有する。ベース60におけるX軸方向中央側の斜面63は、楔本体71aが当接するものであり、X軸方向及びY軸方向いずれに対しても非平行である。
また、ベース60におけるX軸方向外側の斜面64は、斜面63に向けて突出する凸部65が形成されており、楔71θ1、71θ2を第1または第2の凹部61、62に所定深さ以上挿入したときに、撓み部71bが撓むようになっている。
上述の調整機構を用いたノズルヘッド24の位置調整方法の一例を説明する。
(キャリッジ23の位置合わせ)
本例のノズルヘッド24の位置調整方法では、まず、ノズルヘッド24が仮固定されたキャリッジ23の位置合わせを行う。キャリッジ23の位置合わせは、例えば、前述と同様に、キャリッジ基準マーク27に基づいて行われる。
そして、位置合わせされたキャリッジのノズルヘッド24を不図示の撮像装置で撮像しながら、ノズルヘッド24それぞれの位置調整を行う。このノズルヘッド24を撮像する撮像装置は、例えば、前述のキャリッジアライメントカメラであってもよい。
(X軸方向粗位置決め)
まず、ノズルヘッド24を撮像しながら、当接ピン70X1、70X2を移動させて、ノズルヘッド24のX軸方向の粗位置決めを行い、ノズル群24agのうちY軸方向正側のノズル24a(以下、ノズルNZ1)及びY軸方向負側のノズル24a(以下、ノズルNZ2)のX軸方向に係る位置が、規定位置から±3μm以内となるようにする。具体的には、ノズルNZ1のX軸方向の位置とノズルNZ2のX軸方向の位置との差が3μm以内となるようにする。
(Y軸方向粗位置決め)
次いで、楔71θ1、71θ2を移動させて、ノズルヘッド24のY軸方向の粗位置決めを行い、ノズルNZ1とノズルNZ2のY軸方向に係る位置が、規定位置から±3μm以内となるようにする。Y軸方向に係る規定位置の基準には、例えば、キャリッジ23の所定位置に形成されたマークや、既に位置合わせされたノズルヘッド24のノズル24aを用いることができる。また、この時に、ノズルNZ1の位置が、ノズルNZ2の位置よりX軸方向負側となるようにする。
(当接ピン72Y1、72Y2の移動)
そして、ノズルヘッド24を撮像しながら、当接ピン72Y1、72Y2を移動させて、ベース60に当接させる。この時にも、ノズルヘッド24のY軸方向の粗位置決めを行い、ノズルNZ1とノズルNZ2のY軸方向に係る位置が、規定位置から±3μm以内となるようにし、ズルNZ1の位置が、ノズルNZ2の位置よりX軸方向負側となるようにする。当接ピン72Y1、72Y2をベース60に当接させることにより、楔71θ1、71θ2が奥側に押し込まれたときに、ベース60がY軸方向に動いたり、ベース60が時計回りに回転したりしないようにする。
(X軸方向高精度位置決め)
次に、ノズルヘッド24を撮像しながら、当接ピン70X1、70X2を移動させて、ノズルヘッド24のX軸方向の高精度位置決めを行い、ノズルNZ1とノズルNZ2のX軸方向に係る位置が、規定位置から±1μm以内となるようにする。
(θ軸方向粗位置決め)
次いで、ノズルヘッド24を撮像しながら、楔71θ1、71θ2を移動させて、斜面63に加わる力により、ノズルヘッド24を反時計回りに回転させて、ノズルヘッド24のθ軸方向の粗位置決めを行い、ノズルNZ1とノズルNZ2のY軸方向に係る位置が規定位置から±1μm以内となるようにする。
(Y軸方向高精度位置決め)
次に、ノズルヘッド24を撮像しながら、当接ピン72Y1、72Y2を移動させて、ノズルヘッド24のY軸方向の高精度位置決めを行い、ノズルNZ1とノズルNZ2のY軸方向に係る位置が、規定位置から±0.5μm以内となるようにする。
(θ軸方向高精度位置決め)
そして、ノズルヘッド24を撮像しながら、楔71θ1、71θ2を移動させて、斜面63に加わる力により、ノズルヘッド24を反時計回りに回転させて、ノズルヘッド24のθ軸方向の高精度位置決めを行い、ノズルNZ1とノズルNZ2のY軸方向に係る位置が規定位置から±0.5μm以内となるようにする。
これにより、ノズルヘッド24自体の撮像結果に基づくノズルヘッド24の調整は完了するが、この状態でもノズルヘッド24から吐出された液滴群がY軸方向と平行にならず、さらなるθ軸方向の位置合わせが必要である場合がある。この場合は、ノズルヘッド24から、ワークWのダミー領域W2に機能液の液滴を吐出させ、さらなる位置合わせ用の液滴パターンを形成する。
次に、機能液吐出装置1は、ワークW上に形成された位置合わせ用の液滴パターンを吐出検査カメラ31で撮像する。そして、撮像結果に基づいて、ノズルヘッド24のθ軸方向のさらなる位置合わせを行う。例えば、ノズルヘッド24をさらに反時計回りに回転させる必要があれば、楔71θ1、71θ2を第1及び第2の凹部61、62の奥側に移動させる。また、ノズルヘッド24を時計回りにθ1°回転させる必要があれば、まず、当接ピン72Y1、72Y2とベース60との当接を解除して、楔71θ1、71θ2を奥側に移動させて、時計回りにθ2°(θ2>θ1)回転させる。そして、当接ピン72Y1、72Y2とベース60を再度当接させてから、楔71θ1、71θ2を奥側に移動させて、反時計回りにθ3(=θ2−θ1)°回転させる。
この液滴の撮像結果に基づく、ノズルヘッド24のθ軸方向のさらなる位置合わせは、例えば、楔71θ1、71θ2の押し込み量と、ベース60すなわちノズルヘッド24の回転角との関係を予め記憶しておき、この記憶した情報と上記撮像結果に基づいて、自動的に行うことができる。
図11の調整機構を用いることにより、より高精度にノズルヘッド24のθ軸方向の位置合わせを行うことができる。
なお、以上の説明では、図11の調整機構を用いて、ノズルヘッド24を調整する場合、まず、ノズルヘッド24自体の撮像結果に基づいて調整を行っていたが、ノズルヘッド24自体の撮像結果に基づく調整を行わずに、ノズルヘッド24からの液滴の撮像結果に基づく調整のみを行ってもよい。
ベース60、楔本体71a、撓み部71b、当接ピン70X1、70X2、当接ピン72Y1、72Y2は、例えばステンレス材料やニッケル材料を用いて形成される。ベース60における楔本体71a及び撓み部71b、当接ピン70X1、70X2、当接ピン72Y1、72Y2との当接面や、楔本体71a、撓み部71b、当接ピン70X1、70X2、当接ピン72Y1、72Y2におけるベース60との当接面は、テフロン(登録商標)コーティングや窒化コーティング等の表面処理を行われていることが好ましい。ベース60の摺動によりパーティクルが発生しないようにするためである。
以上のように構成された機能液吐出装置1は、特開2016−77966号公報に記載の、有機発光ダイオードの有機EL層を形成する基板処理システムに適用できる。具体的には、該基板処理システムの塗布装置に機能液吐出装置1を適用することができる。
本発明は基板上に機能液を塗布する技術に有用である。
1…機能液吐出装置
150…制御部
22…キャリッジ回動機構
23…キャリッジ
24…ノズルヘッド
24a…吐出ノズル
25…押圧部
26…ピン
27…キャリッジ基準マーク
31…吐出検査カメラ
60…ベース
61…第1の凹部
62…第2の凹部
70X1、70X2…当接ピン
72Y1、72Y2…当接ピン
71θ1、71θ1…楔

Claims (14)

  1. ワークを走査させ、該ワーク上に機能液を吐出して描画する機能液吐出装置であって、
    複数の吐出ノズルを介して前記ワークに前記機能液を吐出するノズルヘッドが複数設けられた搭載面を有すると共に、少なくとも該搭載面の垂線周りの前記ノズルヘッドの傾きを調整する調整機構を前記ノズルヘッド毎に有するキャリッジと、
    少なくとも前記ワーク上の液滴を撮像する撮像部と、
    前記ノズルヘッド毎に、前記調整機構及び吐出タイミングを制御する制御部と、を備え、
    該制御部は、
    前記ワークに対し位置合わせされて固定されたキャリッジの前記ノズルヘッドから、前記ワーク上に前記機能液を吐出させ、
    該機能液の前記撮像部での撮像結果に基づいて、当該ノズルヘッドの調整機構及び吐出タイミングを制御し、当該ノズルヘッドの、前記垂線周りの傾き及び前記ワークの走査方向に係る前記機能液の吐出位置の調整を行うことを特徴とする、機能液吐出装置。
  2. 前記制御部は、前記ノズルヘッドの複数の吐出ノズルを介して吐出された前記ワーク上の機能液群の前記撮像部での撮像結果に基づいて、当該機能液群の傾きを算出し、該傾きに基づいて、当該ノズルヘッドの前記垂線周りの傾きを調整することを特徴とする、請求項1に記載の機能液吐出装置。
  3. 前記制御部は、前記ワーク上の所定のマークの前記撮像部での撮像結果に基づいて基準線を決定し、
    前記機能液群の傾きは、前記基準線に対する傾きであることを特徴とする、請求項2に記載の機能液吐出装置。
  4. 前記制御部は、前記基準線から前記機能液群までの距離に基づいて、前記ノズルヘッドの吐出タイミングを制御することを特徴とする、請求項3に記載の機能液吐出装置。
  5. 前記制御部は、前記キャリッジの位置合わせ並びに前記ノズルヘッドの前記垂線周りの傾き及び前記走査方向に係る前記機能液の吐出位置の調整を、前記ワーク毎に行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の機能液吐出装置。
  6. 前記制御部は、前記キャリッジの位置合わせを所定時間毎または所定時刻に行い、前記ノズルヘッドの前記垂線周りの傾き及び前記走査方向に係る前記機能液の吐出位置の調整を前記ワーク毎に行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の機能液吐出装置。
  7. 前記キャリッジの移動及び/または回転を行う位置合わせ機構をさらに備え、
    前記制御部は、
    さらに前記位置合わせ機構を制御するものであり、
    前記キャリッジの複数の前記ノズルヘッドから、前記ワーク上に前記機能液を吐出させ、該機能液の前記撮像部での撮像結果に基づいて、前記位置合わせ機構を制御し、当該キャリッジの位置合わせを行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の機能液吐出装置。
  8. 前記制御部は、前記ノズルヘッドの複数の吐出ノズルから吐出された前記ワーク上の機能液群の前記撮像部での撮像結果に基づいて、当該機能液群の傾きを算出し、該算出した傾きの平均値に基づいて、当該キャリッジの位置合わせを行うことを特徴とする、請求項7に記載の機能液吐出装置。
  9. 前記撮像部は、前記ノズルヘッドの前記吐出ノズルから吐出された、前記ワークのアクティブエリア外の前記機能液を撮像することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の機能液吐出装置。
  10. 前記調整機構は、
    前記搭載面と平行な第1の方向に前記ノズルヘッドを移動させる力を付与する第1の位置決め機構と、
    前記搭載面と平行であり且つ前記第1の方向と直交する第2の方向に前記ノズルヘッドを移動させると共に、前記搭載面の垂線を回転軸として時計回り及び反時計回りに前記ノズルヘッドを回転させる力を付与する第2の位置決め機構と、
    少なくとも、前記第2の位置決め機構からの力による、前記ノズルヘッドの前記第2の方向への移動と、前記ノズルヘッドの時計回りまたは反時計回りの回転と、を抑制する第3の位置決め機構と、を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の機能液吐出装置。
  11. 前記第3の位置決め機構は、前記第2の方向へノズルヘッドを移動させると共に、前記搭載面の垂線を回転軸として反時計回りまたは時計回りに前記ノズルヘッドを回転させる力を付与することを特徴とする請求項10項に記載の機能液吐出装置。
  12. 前記キャリッジは、前記ノズルヘッドが取り付けられ当該キャリッジに固定されるベースを有し、
    該ベースは、前記第2の方向正側の端面における所定の部分に、前記第2の方向に沿って凹む奥細り形状の第1の凹部を有し、前記第2の方向正側の端面における前記第1の凹部と対向する部分から前記第1の方向に関して離間した部分に、前記第2の方向に沿って凹む奥細り形状の第2の凹部を有し、
    前記第1の位置決め機構は、前記ベースの前記第1の方向正側の端面に前記第1の方向正側から当接する第1の当接ピンと、前記ベースの前記第1の方向負側の端面における前記第1の当接ピンと対向する部分に前記第1の方向負側から当接する第2の当接ピンとを有し、
    前記第2の位置決め機構は、前記ベースの前記第1の凹部に当接する第1の楔と、前記ベースの前記第2の凹部に当接する第2の楔とを有し、
    前記第3の位置決め機構は、前記ベースの前記第2の方向正側の端面における前記第2の凹部と対向する部分に前記第2の方向正側から当接する第3の当接ピンと、前記ベースの前記第2の方向負側の端面における前記1の凹部と対向する部分に前記第2の方向負側から当接する第4の当接ピンとを有することを特徴とする請求項10または11に記載の機能液吐出装置。
  13. 前記第1の楔と当接する前記第1の凹部における前記ベースの中央側の面及び前記第2の楔と当接する前記第2の凹部における前記ベースの中央側の面は、前記第1の方向及び前記第2の方向いずれに対しても非平行であることを特徴とする請求項12に記載の機能液吐出装置。
  14. ワークを走査させ、該ワーク上に機能液を吐出して描画する機能液吐出装置の液滴吐出位置調整方法あって、
    前記ワークに前記機能液を吐出するノズルヘッドが搭載面に複数設けられたキャリッジを、前記ワークに対し位置合わせして固定するキャリッジ位置合わせ工程と、
    位置合わせされて固定された前記キャリッジ上の前記ノズルヘッドから、前記ワーク上に前記機能液を吐出させ、該機能液を撮像部で撮像する撮像工程と、
    前記撮像部での撮像結果に基づいて、前記キャリッジに前記ノズルヘッド毎に設けられた調整機構を制御し、前記搭載面の垂線周りの当該ノズルヘッドの傾きを調整すると共に、前記ノズルヘッドの吐出タイミングを制御し、当該ノズルヘッドの走査方向に係る前記機能液の吐出位置の調整を行う吐出位置調整工程と、を含むことを特徴とする、液滴吐出位置調整方法。
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